JPH08185349A - データセキュリティ装置 - Google Patents

データセキュリティ装置

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JPH08185349A
JPH08185349A JP6328882A JP32888294A JPH08185349A JP H08185349 A JPH08185349 A JP H08185349A JP 6328882 A JP6328882 A JP 6328882A JP 32888294 A JP32888294 A JP 32888294A JP H08185349 A JPH08185349 A JP H08185349A
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JP
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JP6328882A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Onodera
弘悦 小野寺
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】アプリケーションを修正することなく、レコー
ドの各項目毎に個別に設定可能なデータファイルに対す
るセキュリティレベルの変更を容易に行えるようにす
る。 【構成】磁気ディスク装置101には、ファイル、及び
レコードの各項目毎のセキュリティ情報が設定されたテ
ーブルが格納されている。ファイル制御装置102は、
データ制御装置103によって指定されたレコードをテ
ーブルを参照し、ファイルの各項目のデータをユーザの
セキュリティレベルに応じて読み出し、ユーザがリード
のアクセス権限を有していない項目についてはそのデー
タを特定のコードに置き換えて、データ制御装置103
に出力する。データ制御装置は、レコードを表示制御装
置105、または印刷出力制御装置107に出力し、こ
れらの装置は、レコードの内容を表示装置104または
プリンタ106を介して出力させる際、特定コードが設
定されている項目については、実際のデータとは無関係
な記号により出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
が有する情報資源をユーザのセキュリティレベルに応じ
て提供するデータセキュリティ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ(情報)を効率的に利用す
るために、コンピュータを用いてデータを管理するデー
タベースシステムが広く普及している。例えば、クライ
アント/サーバシステムにおいては、データを一元的に
管理するデータベースサーバを設け、多数のユーザ(ク
ライアント)がデータの更新・検索など、各種のデータ
ベース処理を該データベースサーバに依頼し、その結果
を該データベースサーバから応答として受け取る。デー
タベースにおいてはセキュリティ制御が不可欠であり、
ファイル、レコード、またはレコードの項目などの各リ
ソース毎に、アクセス権限を細かく設定できるようにな
っている。
【0003】データベースには各種形態があるが、例え
ばリレーショナルデータベースシステムでは、行と列か
らなる2次元の表によりデータを表現する。行は通常の
ファイルのレコードに、列は項目に対応する。そして、
データの検索や更新は表に対する操作となる。
【0004】リレーショナルデータベースの各表の行や
列に対しては、アクセス権限の設定が可能である。この
アクセス権限は、一般に、表の所有者が設定する。この
アクセス権限の設定は、例えば各ユーザ毎に個別にセキ
ュリティレベルを設定することにより行われる。
【0005】このユーザに対するセキュリテキレベル
は、従事している業務内容や職務上の地位等に応じて、
各ユーザ、または各グループ(ユーザの集合体)毎に設
定される。データセキュリティ装置は、ユーザのセキュ
リティレベルを、例えばそのユーザ名(ユーザID)か
ら認識し、該セキュリティレベルに応じて各ユーザ毎に
表の行または列に対する操作を制限することにより、セ
キュリティ制御を実行する。
【0006】このユーザ名は、データベースに限らず、
コンピュータシステムを利用する各ユーザに対してユニ
ークに与えられるものであり、通常、システム管理者に
コンピュータシステムの利用申請を提出し、それが許可
されたユーザにパスワードとともに与えられる。ユーザ
名が与えられたユーザの情報(ユーザの名前、所属、業
務内容等)は、コンピュータシステム内の所定の記憶装
置上のセキュリティ登録簿に登録される。ユーザがコン
ピュータシステムを利用するときにユーザ名を入力する
と、コンピュータシステムは該セキュリティ登録簿を参
照することにより、ユーザ名を該登録情報と照合し、ユ
ーザの利用資格の検査を行う。
【0007】なお、データベース以外にも、データベー
スを構築していない単独のファイルや該ファイル内のレ
コードに対しても、同様なセキュリティ管理が行われ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状の
データベースやファイルのデータセキュリティ管理にお
いては、レコードの各項目に対するアクセス権限を各ユ
ーザ毎に個別に設定できるようにはなっていない。この
ため、レコードの各項目に対するセキュリティ制御を実
現するためには、データベースやファイルにアクセスす
るプログラム(アプリケーション)を各セキュリティレ
ベル毎に個別に作成する必要があった。
【0009】また、このために、ある項目のセキュリテ
ィレベルを変更するたびに、この変更に合わせてアプリ
ケーションを修正する必要があった。このように、従来
のデータセキュリティ制御装置においては、各セキュリ
ティレベル毎にアプリケーションを作成する必要がある
ため、開発期間が長くなり、このため開発コストが高く
なるという問題点があった。また、ある項目のセキュリ
ティレベルを変更する毎に、該項目にアクセスするアプ
リケーションを変更する必要が発生するため保守が大変
であり、そのためのコストも高くなるという問題もあっ
た。
【0010】さらに、このようにアプリケーションを変
更すると、この変更に合わせて元のファイルから複数の
ファイルを新規に作成する必要が生じる場合もあり、こ
の場合の作業が多大な負担になるという問題もあった。
【0011】コンピュータシステムにおいては、ユーザ
の新規追加やユーザの削除は頻繁に起こりえるため、一
般に、セキュリティレベルの変更はある頻度で発生しう
る。このため、セキュリティレベルの変更に伴う作業の
負荷を軽減できるセキュリティ制御方法の実現が強く望
まれていた。
【0012】本発明の課題は、アプリケーションを修正
することなく、レコードの各項目のセキュリティレベル
の変更を容易に行え、さらにはセキュリティレベルが各
項目毎に異なるレコードをアクセスするアプリケーショ
ンを1本化できるデータセキュリティ装置を提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のデータセキュリ
ティ装置は、以下の手段を備える。セキュリティ情報記
憶手段は、データファイルのレコードの各項目毎にアク
セス可能なユーザ名が設定されたセキュリティ情報が記
憶される。
【0014】データ読出手段は、あるユーザからのデー
タファイルに対するある項目に対するリード要求に応じ
てデータファイルから指定された項目のデータを読み出
した際、該セキュリティ情報記憶手段に記憶されている
上記項目のセキュリティ情報を参照して、該項目につい
て上記ユーザにリードが許可されているか否かを判断
し、該ユーザに対してリードが禁止されている項目につ
いては、該項目のデータを予め定められた特定のコード
に置き換えて出力する。
【0015】また、第2の発明のデータセキュリティ装
置は、上記の各手段に加え、上記データ読出手段から出
力される各項目のデータ情報を入力し、該項目のデータ
を出力する際、そのデータ情報に特定のコードが設定さ
れている項目については、そのデータとして予め定めら
れた特定の表記データを出力し、それ以外の項目につい
てはそのデータ情報に設定されているデータをそのまま
出力するデータ出力制御手段を、さらに備える。
【0016】
【作用】ユーザがデータファイルに対するアクセスを要
求すると、データ読出手段はそのユーザのユーザ名等か
ら該ユーザのセキュリティレベルを判断するとともに、
セキュリティ情報記憶手段に記憶されているセキュリテ
ィ情報を参照して、該ユーザに対して該アクセス要求で
指定された項目に対するリードが許可されているか否か
を判断するセキュリティチェックを行う。そして、この
セキュリティチェックを行うことにより、リードが許可
されている項目のデータについてのみそれを該ユーザに
提供し、リードが許可されていない項目についてはその
データを予め定められた特定のコードに置き換えて出力
する。
【0017】データ出力制御手段は、このデータ読出手
段から各項目のデータ情報を入力すると、そのデータ情
報に特定のコードが設定されているか調べ、該特定コー
ドが設定されている項目については、そのデータとして
予め定められた特定の表記データを出力し、それ以外の
項目については該項目情報に設定されているデータをそ
のまま出力する。
【0018】このように、ユーザに対するデータファイ
ルの各項目のデータの提供は、セキュリティ情報記憶手
段に記憶されている該ユーザに対して設定されたセキュ
リティ情報に従って行われる。従って、該セキュリティ
情報を変更するだけで各ユーザに対してデータを提供可
能な項目を変更することができる。また、これにより、
アプリケーションの修正は不要となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の
データセキュリティ装置が組み込まれたコンピュータシ
ステムのブロック図である。
【0020】同図において、磁気ディスク装置101
は、後述するようにキー付レコードの集合体である社員
マスタファイル201やセキュリティ情報テーブル20
2等を格納する。ファイル制御装置102は、この磁気
ディスク装置101上のファイルに対するアクセス制御
や、読み出したレコードのセキュリティチェック等を行
う。データ制御装置103は、このファイル制御装置1
02を起動し、該ファイル制御装置102を介してユー
ザにより指定されたレコードを読み出す。
【0021】表示装置104は、ユーザ・インターフェ
ース画面やユーザにより指定された情報を表示するCR
T(Cathode Ray Tube)ディスプレイまたは液晶表示装
置等からなる。表示制御装置105は、データ制御装置
103によって起動され、該装置103から受け取るデ
ータを基にユーザにより要求された情報を所定の形式で
表示装置104に表示させる。プリンタ106は、シリ
アルプリンタやページプリンタ等から成り、用紙にデー
タベースの内容などを印刷出力する。印刷出力制御装置
107は、上記表示制御装置105と同様に、データ制
御装置103によって起動され、このプリンタ106を
介してユーザにより指定された情報を印刷出力させる。
なお、データ制御装置103は、特には図示しないがキ
ーボードやマウスなどが接続されている。
【0022】以上の構成において、その概略動作を説明
する。磁気ディスク装置101は、それぞれ特有のデー
タ形式のレコードを有する複数のファイルを格納すると
ともに、各ファイル毎にそのセキュリティ情報が格納さ
れているテーブル(セキュリティ情報テーブル)を格納
している。ファイルはキー付レコードの集合体であり、
各レコードのアクセスは、そのレコードを一意に決定す
るキー項目(プライマリキー)の値を指定(入力)する
ことにより行われる。
【0023】データ制御装置103は、ログインコマン
ドに続けてキーボードから入力されたユーザ名によりユ
ーザを認識し、ユーザ名に続けて入力されるパスワード
がこのユーザ名に対応しているのを確認した後、該ユー
ザに対してシステムに対するアクセスを許可する。そし
て、該アクセスを許可すると、データ制御装置103
は、表示制御装置105を介して表示装置104上にユ
ーザが所定の業務を対話形式で行うためのユーザ・イン
ターフェース画面(図示せず)を表示させる。
【0024】ユーザはキーボードまたはマウスを操作す
ることにより、所望の業務(アプリケーション)を起動
させる。例えば、あるデータ加工処理用のアプリケーシ
ョンを起動させたい場合には、この起動によって表示装
置104に表示される案内画面に従い、ユーザは所望す
るファイル名を上記ユーザ・インターフェース画面上で
入力後、該ファイル名を有するファイルの所望のレコー
ドをアクセスするために、そのレコードのプライマリキ
ーの値を入力する。これらの入力情報は、データ制御装
置103に入力され、データ制御装置103は、ファイ
ル制御装置102を起動して、該入力情報を該ファイル
制御装置102に通知する。
【0025】ファイル制御装置102は、ファイル名、
プライマリキー値の他に、データ制御装置103からユ
ーザのセキュリティレベルを知るために必要となるユー
ザ名を入力する。詳細は後述するが、ファイル制御装置
102は、ファイル名を入力すると、このファイル名に
該当するファイルをオープンし、入力したプライマリキ
ーの値を用いて該ファイルをレコード単位に検索して、
該当するレコードを読み出すと共に、磁気ディスク装置
101に格納されている、このファイルに対応するセキ
ュリティ情報テーブルも読み出す。このとき、ファイル
制御装置102は、上記セキュリティ情報テーブルを参
照して、上記読み出したレコードの各項目に対する上記
ユーザのアクセス権限をチェックするセキュリティチェ
ックを行い、アクセスが禁止されている項目があればそ
のデータを、予め定められている特別のコードに置き換
える。
【0026】このようにして磁気ディスク装置101か
ら読み出され、セキュリティチェックによって一部の項
目が上記特別のコードに置き換えられる操作が必要に応
じて施されたレコードは、ファイル制御装置102から
データ制御装置103に出力される。本実施例では、こ
の特別なコードとして、“・”(HEX、すなわちその
16進値は“02”である。以降、これを「・データ」
と記載する)を用いる。
【0027】データ制御装置103は、ファイル制御装
置102からレコードを入力すると、そのレコードのデ
ータを表示制御装置105に出力する。表示制御装置1
05は、データ制御装置103から上記レコードデータ
を入力すると、データが「・データ」に設定されている
項目については、そのデータを予め定められた特別な表
記に置き換えて、予め指定された形式で表示装置104
またはプリンタ106に出力させる。
【0028】図2は、磁気ディスク装置101に格納さ
れた社員マスタファイル(社員MT)201の構成、こ
のファイル201に対応して設けられたセキュリティ情
報テーブル202の内容、及びこのファイル201に対
し異なるセキュリティレベルを有する社員がアクセスし
た場合の出力内容を示す図である。同図を参照して、上
述した動作を具体的に説明する。
【0029】図2において、同図(a)に示す社員MT
ファイル201は社員No、社員名、住所、人事考課、
及び資格等の各項目からなるレコードの集合体である。
この社員MTファイル201でのファイルでのプライマ
リキーは社員Noである。
【0030】一方、同図(b)に示すセキュリティ情報
テーブル202は、社員MTファイル201のレコード
の各項目毎に設定されたセキュリティ情報を格納してい
る。該セキュリティ情報は、レコードの各項目のデータ
をアクセス可能なユーザ名を指定する情報であり、“p
ublic”は全てのユーザが、“jinji”はユー
ザ名が“jinji”である特定のユーザのみがアクセ
ス可能な項目であることを示す。ここでの特定のユーザ
とは、例えば人事部の部長や課長といった社員MTファ
イル201をアクセスする部署で責任ある地位にいる管
理職の人達である。
【0031】図2の例では、上記したように、社員MT
ファイル201の各項目に対するセキュリティ情報は
“public”、“jinji”の2種類であること
から、社員MTファイル201に対するアクセスは2種
類に分けられる。以後の説明では、ユーザ名が“jin
ji”のユーザによるアクセスをjinjiアクセス、
このユーザ名以外のユーザによるアクセスをjinji
−opアクセスと記述する。
【0032】表示装置104に表示される社員情報出力
案内画面に従ってユーザが、ファイル名として社員MT
ファイル201のファイル名を入力すると、このファイ
ル201がオープンされる。そして、次にプライマリキ
ーの値を入力すると、該社員MTファイル201に対し
てそのキー値を有するレコードが検索される。この検索
により該当するレコードが見つかると、セキュリティ情
報テーブル202を参照しながら既に入力されたユーザ
名に応じて、jinjiアクセス、或いはjinji−
opアクセスが行われる。jinji−opアクセスが
行われた場合、“人事考課”の項目のデータは「・デー
タ」に置き換えられ、さらにこの「・データ」が例えば
“*”に置き換えられて、上記レコードの内容が図2
(d)に示す形式で、表示装置104、またはプリンタ
106により表示または印刷出力される。
【0033】図2(d)は、jinji−opアクセ
ス、同図(e)はjinjiアクセスによりユーザが得
られる社員情報の内容を各々示している。図2(d)、
及び同図(e)は、共にプライマリキー(社員No)の
値が“1001”である社員についての情報をアクセス
したものである。
【0034】この実施例では、社員MTファイル201
において“人事考課”の項目は、ユーザ名が“jinj
i”である特定のユーザのみがアクセスできる項目とな
っている。このため、jinjiアクセスでは人事考課
の欄に当該データの値である“10”がそのまま出力さ
れているのに対し、jinji−opアクセスではその
欄が“*”の文字列に置き換えられて当該データが判読
不可能な形で出力される。
【0035】このように、ユーザが社員MTファイル2
01をアクセスすると、このファイル201のレコード
の各項目毎にセキュリティ情報が調べられ、各項目のデ
ータがユーザのセキュリティレベルに応じて提供され
る。このため、セキュリティレベルが異なる各項目毎に
アプリケーションを作成する作業が不要となる。また、
ある項目についてデータを提供可能なユーザを変更する
場合には、セキュリティ情報テーブル202においてそ
の項目に対応するセキュリティ情報を変更する作業を行
うのみで良いので、容易、且つ迅速に行うことが可能と
なる。
【0036】図2(f)は、同図(c)に示すように、
セキュリティ情報テーブル202において社員MTファ
イル201のレコードの項目の一つである“資格”に対
応するセキュリティ情報を“public”から“ji
nji”へ変更した場合における実行結果を示してい
る。この場合には、図2(f)に示す如く、資格の欄に
は“企画職1級”の代わりにその文字数と同数の“*”
が出力されている。即ち“資格”項目に対するセキュリ
ティ情報の変更によってjinji−opアクセスで
は、各社員が持っている資格を知ることは不可能とな
る。
【0037】次に、上述した社員情報出力を実現する本
実施例の動作を図3〜図5を参照しながら詳細に説明す
る。図3は、データ制御装置103が実行するデータ制
御処理を説明するフローチャートである。同図を参照し
て、最初にデータ制御装置103が実行するこの処理内
容について説明する。
【0038】ログインコマンド入力時に入力されたユー
ザ名は、例えばシェルにより所定の環境変数に設定さ
れ、そのプロセスであるデータ制御装置103は、該環
境変数からログインを行ったユーザのユーザ名を獲得す
る(S301)。また、これ以外にメッセージによりユ
ーザ名を獲得するようにしてもよい。ユーザ名を獲得す
ると、ファイル制御装置102を起動させるとともに、
この獲得したユーザ名を例えば、上記環境変数またはメ
ッセージによりファイル制御装置102に通知する(S
302)。
【0039】該ファイル制御装置102の起動後、ユー
ザからのキー入力待ちとなり、キー入力が行われると、
入力操作されたキーの種類を解析する(S303)。該
キー入力解析により、処理の終了を指示する終了キーが
操作されたか否か判断し(S304)、終了キーではな
いと判断すると、上記キー入力により入力されたアクセ
ス対象のファイル名を取得する(S305)。
【0040】次にこの取得したファイル名のファイルが
オープン済みであるか否か判断する(S306)。まだ
オープンされていないと判断すると、このファイルをオ
ープンさせた後ステップS308の処理を実行し、一方
既にオープンされていると判断すると、次にステップS
308の処理を実行する。
【0041】ステップS308では、ユーザが入力した
プライマリキーの値をメッセージ等によりファイル制御
装置102に通知して、該装置102に上記ファイルか
ら該キーの値を有するレコードを検索させる。ここでプ
ライマリキーは、上記ファイルが例えば図2に示す社員
MTファイル201であれば“社員No”であり、この
ときプライマリキーの値として“1001”が入力され
ると、図2(d)に示す社員Noが“1001”のレコ
ードが読み出される。ファイル制御装置102は、指定
されたレコードの検索結果をデータ制御装置103に返
す。すなわち、該指定レコードがあった場合にはそのレ
コードの内容と正常終了を示すリターンコードを、該指
定レコードが無かった場合には異常終了を示すリターン
コードのみを返す。
【0042】データ制御装置103は、上記リターンコ
ードを参照して上記レコードの検索により該当するレコ
ードが読み出されたか否か、すなわち該当レコードの有
無を判断し(S309)、該当するレコードが無かった
と判断すると(S309、No)、前記ステップS30
3の処理に戻る。一方、該当するレコードが有ったと判
断すると(S309、Yes)、このレコードをファイ
ル制御装置102から受け取って表示制御装置105に
出力し、表示制御装置105に該レコードの内容を所定
の形式で表示装置104に表示させて(S310)、ス
テップS303の処理に戻る。
【0043】一方、上記ステップS304において、終
了キーが操作されたと判断すると、次にオープンされて
いるファイルがあるか否か判断し(S311)、オープ
ンされているファイルがあると判断すると、このオープ
ンされているファイルをクローズさせ(S312)、フ
ァイル制御装置102のプロセスを消滅させて(S31
3)、一連の処理を終了する。
【0044】また、上記ステップS311でオープンさ
れているファイルが無いと判断すると、直ちに上記ステ
ップS313の処理を実行する。次に、上述した図3の
ステップS308でファイル制御装置102が実行する
レコードリード処理の詳細を図4のフローチャートを参
照しながら説明する。
【0045】ファイル制御装置102は、先ず、ユーザ
入力によりファイル名が指定されたファイルが既にオー
プンされているか否か判断する(S401)。上記指定
ファイルが既にオープンされていると判断すると、ステ
ップS403の処理に進み、一方、上記指定ファイルが
まだオープンされていないと判断すると、該ファイルを
オープンしてから(S402)、ステップS403の処
理に進む。ステップS403では、ユーザにより指定さ
れたキー値を有するレコードを検索(シーク)する。
【0046】このレコード検索により指定されたレコー
ドを読み出すと、上記指定ファイルのレコードに対応す
るセキュリティ情報テーブルを参照し、データ制御装置
103から通知されたユーザ名を基に、上記指定ファイ
ルのレコードの最初の項目にに対するセキュリティチェ
ックを行う(S404)。このセキュリティチェックに
より、該項目に対して上記ユーザ名のユーザがリードア
クセスの権限を有しているか否か、即ち、該項目のデー
タをユーザに提供しても良いか否かが判断される。
【0047】そして、上記項目に対してリードアクセス
権限があると判断した場合、その項目のデータを読み出
し、該データを所定の記憶エリアにセットする(S40
5)。そして、該データのセットが終了すると、上記レ
コードに次の項目があるか否か判断し(S407)、次
の項目があると判断すると、ステップS404に戻って
再び前記ステップS404〜S405の処理を実行す
る。
【0048】一方、上記ステップS404において、上
記ユーザが該項目についてリードのアクセス権限がない
と判断すると、その項目のデータをリードする換わりに
「・データ」を上記所定の記憶エリアにセットして(S
406)、前記ステップS407の処理に進む。
【0049】そして、上記ステップS407において、
上記レコードに次の項目がない、即ち該レコードの全て
の項目について、上記ステップS404〜S406の処
理が終了したと判断すると、上記記憶エリアにセットし
たレコードの全項目のデータ及び正常終了を示すリター
ンコードをデータ制御装置103に出力した後、処理を
終了する。
【0050】尚、特に図示してはいないが、上記ステッ
プS403で指定コードが見つからなかった場合には、
前記リターンコードに異常終了を示す値をセットして、
直ちにデータ制御装置103に処理を戻す。
【0051】このように、ファイル制御装置102は、
ユーザにより指定されたファイルについて、それに対応
するセキュリティ情報テーブル(図2参照)を参照し、
該ファイルのレコードの各項目毎にセキュリティチェッ
クを行い、そのデータをユーザに提供しても良いか否か
を判断する。そして、各ユーザのセキュリティレベルに
応じて、該ユーザに対してのリードのアクセス権限が許
可されている項目のデータのみ、データ制御装置103
に出力し、該リードのアクセス権限が許可されていない
項目のデータについては「・データ」を出力する。これ
により、前記図3のフローチャートのステップS310
の処理において、ユーザにリードのアクセス権限が許可
されていないデータは、“*”の文字列により表示され
る。このため、セキュリティの変更は、セキュリティの
変更を望むファイルに対応するセキュリティ情報テーブ
ルのみを修正すれば良く、ファイル制御装置102の処
理手順を修正する必要はない。
【0052】次に、表示制御装置105が図3のフロー
チャートのステップS310で実行する、レコードの一
項目の表示制御処理を、図5のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0053】表示制御装置105は、データ制御装置1
03がファイル制御装置102から一レコードを受け取
る毎に、そのレコードの一項目毎に起動され、図5のフ
ローチャートに示す処理を実行する。
【0054】表示制御装置105は、データ制御装置1
03からユーザが指定したファイルのファイル名、及び
このファイルから読み出されたレコードの各項目のデー
タを入力すると、不図示の記憶装置の所定の記憶エリア
に記憶されている、このファイルの表示形式が定義され
ているテーブルを参照して、上記各項目のデータの表示
開始位置を算出する(S501)。
【0055】次にこの項目のデータが「・データ」であ
るか否か判断し(S502)、「・データ」でないと判
断すると(S502、NO)、上記表示開始位置から上
記項目のデータを表示装置104に表示させて(S50
3)、一連の処理を終了する。この場合、上記項目デー
タが上記テーブルによって定義されている指定文字数に
満たないときには残りの領域に空白データを表示させ
る。
【0056】一方、この項目のデータが「・データ」と
判断すると(S502、YES)、上記項目の表示開始
位置から上記指定文字数分“*”を表示させて(S50
4)、一連の処理を終了する。
【0057】上記ステップS504の処理により、例え
ば図2(d)または(f)に示すように、「人事考課」
または「資格」の項目についてアクセス権限が与えられ
ていないユーザが社員MTファイル201をアクセスす
ると、該項目欄には“*”が2文字または4文字表示さ
れる。
【0058】このように、ユーザが自分に対してセキュ
リティががかかっている項目についてアクセスしようと
した場合には、該項目のデータはデータ制御装置103
によって判断されるファイル制御装置102と表示制御
装置105との連携動作により意味のないデータに置き
換えられて、表示装置104に表示される。これによ
り、リードのアクセス権限のない項目については、ユー
ザは知ることができない。なお、特にフローチャートに
は示さないが、データ制御装置103は、出力制御装置
107を介してプリンタ106を制御することにより、
上記表示制御装置105と同様な出力を印刷出力させ
る。
【0059】ところで、本実施例では、磁気ディスク装
置101から読み出されたレコードの各項目の内、セキ
ュリティがかかっている項目についてはそのデータを他
の特別のコード(「・データ」)に置き換えている。こ
れは、セキュリティがかかっている各項目毎にそのデー
タ長が変化するためである。これにより、表示制御装置
105及び印刷出力制御装置106では、該特別のコー
ドが設定された項目を機械的に該項目の出力文字数分の
「*」の文字列に置き換えて出力すれば良いので、処理
が簡易化され、アプリケーションの作成が容易となる。
【0060】なお、本実施例では、ファイル制御装置1
02が磁気ディスク装置101からレコード単位でデー
タを読み出す際に、各項目毎にセキュリティチェックを
行っているが、ファイル制御装置102は単にレコード
のデータを読み出してデータ制御装置103にこれを出
力し、データ制御装置103が該セキュリティチェック
を行うようにしても良い。また、表示制御装置105、
及び出力制御装置106がこのセキュリティチェックを
行ってデータを出力するようにしても良い。また、レコ
ード単位のアクセスではなく、項目単位でのアクセスを
ユーザに許可するようにしてもよい。このように、本発
明は柔軟に変形を行えるものである。
【0061】また、本発明は、集中型データベースシス
テム、または分散型データベースシステムのいずれにも
適用可能であり、ファイルサーバにも応用できるもので
ある。また、適用可能なデータベースもネットワーク型
データベース、リレーショナルデータベース、及び階層
型データベースといった各種の形態にも適用可能なもの
であり、本発明はユーザに応じてセキュリティ制御を行
うものであれば幅広く適用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
データファイルのレコードの各項目毎にそれに対するア
クセス権限を有するユーザを特定するセキュリティ情報
を設定し、ユーザがアクセスした項目について、そのセ
キュリティ情報を調べ、リードのアクセス権限がないユ
ーザに対してはその項目のデータをユーザに知らせない
ようにするため、該データファイルをアクセスするアプ
リケーションを修正することなく、セキュリティレベル
の変更を容易、且つ迅速に行うことができ、さらには該
アプリケーションを一本化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例によるデータセキュリティ装置のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図2】ファイルの構成、このファイルに対応したセキ
ュリティ情報テーブルの内容、及びファイルに対するア
クセスの実行結果を示す説明図である。
【図3】本実施例によるデータ制御処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】本実施例によるファイル制御処理を示すフロー
チャートである。
【図5】本実施例による表示制御処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
100 データセキュリティ装置 101 磁気ディスク装置 102 ファイル制御装置 103 データ制御装置 104 表示装置 105 表示制御装置 106 プリンタ 107 出力制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データファイルの各項目毎にアクセス可
    能なユーザ名が設定されたセキュリティ情報が記憶され
    ているセキュリティ情報記憶手段と、 あるユーザからの前記データファイルに対するある項目
    に対するリード要求に応じて前記データファイルから指
    定された項目のデータを読み出した際、該セキュリティ
    情報記憶手段に記憶されている上記項目に対するセキュ
    リティ情報を参照して、該項目について上記ユーザにリ
    ードが許可されているか否かを判断し、該ユーザに対し
    てリードが禁止されている項目については、該項目のデ
    ータを予め定められた特定のコードに置き換えて出力す
    るデータ読出手段と、 を具備したことを特徴とするデータセキュリティ装置。
  2. 【請求項2】 前記データ読出手段から出力される各項
    目のデータ情報を入力し、該各項目のデータを出力する
    際、そのデータ情報に前記特定のコードが設定されてい
    る項目については、そのデータとして予め定められた特
    定の表記データを出力し、それ以外の項目についてはそ
    のデータ情報に設定されているデータをそのまま出力す
    るデータ出力制御手段を、 さらに具備することを特徴とする請求項1記載のデータ
    セキュリティ装置。
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