JPH08185731A - 電線端末保持具及びこれを用いたワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

電線端末保持具及びこれを用いたワイヤーハーネスの製造方法

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JPH08185731A
JPH08185731A JP6328547A JP32854794A JPH08185731A JP H08185731 A JPH08185731 A JP H08185731A JP 6328547 A JP6328547 A JP 6328547A JP 32854794 A JP32854794 A JP 32854794A JP H08185731 A JPH08185731 A JP H08185731A
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electric wire
electric
wire
electric wires
wires
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JP6328547A
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Keiji Maki
敬二 牧
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】この保持具Aは、ワイヤーハーネスの組立ライ
ン上において、分岐電線(W1)と、これと接続する電線(W
2)との端末(E) を揃えた状態で保持する。これら電線(W
1)(W2)を載置する電線載置部材(40)を設けた。この電線
(W1)(W2)を載置する際に、電線(W1)(W2)の端部を担持す
るビニールチューブ(50)を設けた。ビニールチューブ(5
0)は、電線載置部材(40)に着脱自在とした。 【効果】布線作業と同時に、分岐電線(W1)と、これと接
続する電線(W2)との端末(E) を揃えた状態で保持でき
る。電線束を形成した後、これを纏めて取り外せる。電
線束の端末(E) を一括して簡単容易に処理できる。分岐
電線が多数存在するワイヤーハーネスであっても、組立
ライン上で効率良く製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、布線板上においてワ
イヤーハーネスを組み立てる際に、所定の電線の端末を
揃えた状態で保持する電線端末保持具に関するものであ
る。また、この電線端末保持具を用いたワイヤーハーネ
スの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーハーネスは、一般に多種類の長
尺加工電線を布線板上で布線することにより構成され
る。従来の長尺加工電線には、図8に示すような分岐線
を有するスプライス電線が含まれていることが多い。こ
のスプライス電線は、ワイヤーハーネスの分岐回路を構
成するためのものである。
【0003】ところで、このようなスプライス電線は、
次のようにして形成される。図8を参照して、幹線とな
る電線1の所定部1aの被覆を剥ぎ取ると共に、分岐線
となる電線2の端部2aの被覆を剥ぎ取る。そして、こ
れら被覆が剥がされた部分1a,2aを互いに接触させ
て、接続用端子3によって圧着する。このスプライス電
線は、布線作業とは別に、その前に作成しておかなけれ
ばならず、その作成作業が面倒であった。しかも、スプ
ライス電線は、布線する際に絡まったりして布線作業が
しずらい。このため、ワイヤーハーネスの構成要素とな
る長尺加工電線の中からスプライス電線を無くしたいと
いう要請があった。
【0004】この要請を実現するものとして、特開昭5
8−192209号公報に開示されたワイヤーハーネス
の製造方法がある。このワイヤーハーネスの製造方法で
は、ワイヤーハーネスを、分岐線部分と、この分岐線部
分が接続されるストレート部分とに分け、各部分に含ま
れる電線の端部に端子金具を設ける。そして、これら分
岐線部分とストレート部分とを布線板上で布線し、接続
コネクタを用いて分岐線部分とストレート部分とを接続
する。これにより、仕様に適合した分岐線を有するワイ
ヤーハーネスを製造するようになっている。ところが、
この製造方法では、分岐線部分ごとに接続コネクタが必
要となり、ワイヤーハーネスの製造コストが上昇してい
た。加えて、完成したワイヤーハーネスの接続コネクタ
部分には、大きな塊部分が形成され、ドアの内部等のと
かく狭い場所に配線しなければならない自動車用ワイヤ
ーハーネスとしては、配線作業がしずらい等の問題があ
った。
【0005】そこで、このような問題を解決するため、
特開昭61−104505号公報に開示されたワイヤー
ハーネスの製造方法がある。このワイヤーハーネスの製
造方法では、ワイヤーハーネスの幹電線束を形成する部
分から、分岐線と、この分岐線が接続される電線とを引
き出し、これらの接続部分同士を予め集中させる。そし
て、この集中させた接続部分を一括して溶接により接続
するようになっている。このように、接続部分を一括処
理することにより、すべての分岐線を簡単に形成するこ
とができる。しかも、接続コネクタが不要になると共
に、接続部分をコンパクトに形成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このワ
イヤーハーネスの製造方法では、すべての電線を布線し
た後に形成された電線束の中から、分岐線と、これが接
続される電線とを引き出す旨が示唆されている(同公報
第2ページ右上第12行〜第15行参照)。従って、こ
の製造方法では、上記接続部分を集中させるための電線
引出作業を布線作業と別に行わなければならない。しか
も、この電線引出作業は、布線作業に比べて一般に容易
ではなく、電線の引出しに時間がかかってしまう。この
ため、この製造方法によって組立ライン上でワイヤーハ
ーネスを組み立てた場合、上記電線引出作業に必要な、
いわゆるタクトを、他の作業に比べて長くせざるを得な
い。その結果、生産効率が悪くなり、ライン生産には不
向きであるという新たな問題に遭遇する。
【0007】そこで、後に引き出していた電線を、予め
布線作業時に区別して布線すれば、このような問題を回
避することができると思われる。しかし、この区別した
電線を布線作業時に保持しておくためのものが必要にな
る。このような観点から、この発明の第1の目的は、組
立ライン上での布線作業において、分岐線の端末と、こ
れが接続される電線の端末とを揃えて保持することがで
き、且つ端末を揃えた状態で電線をまとめて取り外すこ
とができる電線端末保持具を提供することである。
【0008】また、この発明の第2の目的は、分岐線が
接続される接続部分を一括処理することができるよう
に、この電線端末保持具を用いて製造するワイヤーハー
ネスの製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】 本発明の第1の目的を達成するため、請求項1に係
る電線端末保持具は、電線を布線するための布線板上に
取り付けられるベースと、ベースに連結され、布線され
た電線の端部を長手方向に沿って載置する電線載置部材
と、電線載置部材に載置された電線の端末が当接される
当接面と、電線載置部材に装着可能であって、装着した
状態で載置された電線の端部を載置状態に保持すること
ができ、且つ電線を保持したまま電線載置部材から取り
外し可能な電線担持部材とを備えていることを特徴とす
るものである。
【0010】この構成によれば、電線端末保持具は、ベ
ースを介して電線の布線作業をするための布線板上に取
付けることができる。布線作業中において、これら布線
される電線のうち、組立完成後のワイヤーハーネスの分
岐線を構成する電線およびこれが接続されるべき電線の
それぞれの端部を、電線載置部材により長手方向に沿っ
て載置することができる。このとき、載置される電線の
端末を当接面に当接させた状態で載置する。また、電線
の端部を載置したときに、電線担持部材によって当該端
部を載置状態に保持することができる。一方、この電線
担持部材は、電線を載置状態に保持したまま電線載置部
材から取り外すことができる。また、この電線担持部材
としては、接続コネクタのような大型のものを必要とし
ない。
【0011】 本発明の第1の目的を達成するため、
請求項2に係る電線端末保持具は、請求項1記載の電線
端末保持具において、上記電線載置部材には、載置され
た電線が、その長手方向に対して直交する方向へ移動す
るのを規制する規制部材が設けられていることを特徴と
するものである。この構成によれば、請求項1に係る発
明と同様の作用を奏する。加えて、規制部材により、電
線を電線載置部材に載置した際に、電線が電線載置部材
から脱落するのを防止することができる。
【0012】 本発明の第1の目的を達成するため、
請求項3に係る電線端末保持具は、請求項1または2記
載の電線端末保持具において、上記電線載置部材は、載
置される電線の長手方向に沿って突設され、上記電線担
持部材を着脱可能に取り付ける電線担持部材取付部を有
することを特徴とするものである。この構成によれば、
請求項1または2に係る発明と同様の作用を奏する。加
えて、本請求項に係る発明では、電線担持部材は、電線
担持部材取付部に取り付けることができる。そして、電
線担持部材は、載置される電線の長手方向に沿って取り
外すことができる。従って、電線載置部材から電線を担
持した電線担持部材を取り外すときに、一旦揃えた各電
線の端末のずれを確実に防止することができる。
【0013】 本発明の第1の目的を達成するため、
請求項4に係る電線端末保持具は、請求項1ないし3の
いずれかに記載の電線端末保持具において、上記電線担
持部材は、可撓性を有するチューブを含んでいることを
特徴とするものである。この構成によれば、請求項1な
いし3のいずれかに係る発明と同様の作用を奏する。特
に、本請求項に係る発明では、可撓性を有するチューブ
によって電線を保持するので、チューブを電線載置部材
から取り外した後、このチューブを電線の径方向に沿わ
せて変形させることができる。従って、電線の端末部分
に、このチューブによる大きな塊が形成されることがな
い。しかも、安価である。加えて、このチューブによ
り、これら電線の端末を一括処理する際の、位置決めを
することが可能である。
【0014】 本発明の第2の目的を達成するため、
請求項5に係る電線端末保持具は、所定長さにそれぞれ
採寸された複数の電線を、布線板上で予め定められた形
態となるように布線する布線工程と、布線工程に含ま
れ、布線される電線のうち、所定の電線の端部を請求項
1ないし4のいずれかに記載の電線端末保持具によって
保持する端末保持工程と、布線された電線の束を結束す
る結束工程と、上記端末保持工程により保持された電線
を上記電線端末保持具から取り外す取外作業工程と、取
外作業工程によって取り外された、上記電線端末保持具
により保持されていた電線の端末に対して予め定める処
置を行う端末処理工程とを有することを特徴とするもの
である。
【0015】この構成によれば、ワイヤーハーネスの構
成要素となる電線を採寸し、必要な電線の端末に端子を
設ける。次に、組立ライン上において、布線板を備えた
組立図板を用いて、ワイヤーハーネスを以下の工程を含
む作業を行うことにより製造することができる。つま
り、布線工程により、布線板上で予め定められた形態と
なるように電線を布線する。この布線作業中における端
末保持工程により、布線される電線のうち、ワイヤーハ
ーネスの分岐線を構成する電線およびこれが接続される
べき電線の端部を、請求項1ないし4のいずれかに記載
の電線端末保持具によって保持する。そして、結束工程
により、布線された電線の束を結束する。次いで、取外
作業工程により、電線端末保持具によって保持された所
定の電線を当該電線端末保持具から取り外す。この状態
で、分岐線を構成する電線およびこれが接続されるべき
電線の端末は、揃えられている。そして、端末処理工程
により、これら電線の端末の処置を一括して行う。
【0016】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図7は、この発明の一実施例に係る電線端末
保持具Aが装備された組立図板Bを用いてワイヤーハー
ネスWHを製造している状態を示した斜視図である。図
7を参照して、この組立図板Bは、ワイヤーハーネスの
組立ライン上を所定の移動装置(図示せず)によって移
動されるようになっている。そして、この組立ライン上
において、複数の電線を布線する布線工程,分岐線を構
成する電線W1およびこれが接続される電線W2のそれ
ぞれの端部を保持する端末保持工程,布線された電線を
束ねる結束工程および結束された電線束を組立図板から
取り出す取外作業工程が行われる。次いで、上記電線W
1,W2の端部の一括処理をする端末処理工程を行うこ
とにより、ワイヤーハーネスWHの組み立てが完了する
ようになっている。なお、参照符号Cは、電線端に取付
けられるコネクタを示している。また、参照符号Tは、
電線を布線する際および結束工程において、適宜巻き付
けられる電線結束用テープを示している。
【0017】組立図板Bは、布線板10と、複数の組立
用支持具20と、電線端末保持具(以下、「保持具」と
いう。)Aとを有している。布線板10は、たとえばベ
ニヤ板により構成することができる。この布線板10
は、ワイヤーハーネスの構成要素となる複数の電線を布
線するための基板である。この布線板10の上面には、
予め設計されたワイヤーハーネスの形態図面を描いてお
くことができる。
【0018】組立用支持具20は、布線板10上に立設
されている。この組立用支持具20は、布線板10に固
定される支柱部21と、この支柱部21の上端に設けら
れた電線受け部22とを有している。この電線受け部2
2は、略U字状に形成されている。そして、各電線は、
この電線受け部22によって受け止められ、予め設計さ
れた形態に沿って配線されるようになっている。
【0019】保持具Aは、複数の電線のうち、分岐線を
構成する電線W1およびこれが接続される電線W2の端
部をまとめて保持しておくためのものである。そして、
本実施例における特徴とするところは、この組立ライン
上で、保持具Aによって、電線W1,W2を端末を揃え
た状態でまとめて保持すると共に、このように保持した
電線をまとめて取り外すことによって、これら電線W
1,W2の端末を一括して簡単に処理することができる
点にある。
【0020】図1は、この保持具Aの斜視図である。同
図を参照して、保持具Aについて詳しく説明する。この
保持具Aは、支柱30と、電線載置部材40と、電線載
置部材40に着脱自在に取付けられるビニールチューブ
50とを有している。支柱30は、棒状をしており、布
線板10上に固定されるようになっている。具体的に
は、この支柱30の下部には、固定用フランジ31が形
成されており、このフランジ31より下方に、雄ねじ3
2が形成されている。この支柱30の下部は、布線板1
0に設けられた取付穴に挿通され、布線板10の下面側
からワッシャD1を介してナットN1をかけることによ
り、布線板10に固定されるようになっている。なお、
固定用フランジ31には、爪部31aが形成されてい
る。この爪部31aは、支柱30を布線板10に締結す
ることにより、布線板10にくい込むようになってい
る。これにより、保持具Aの回りを防止することができ
るようになっている。
【0021】電線載置部材40は、支柱30の上端に設
けられている。この電線載置部材40は、支柱30と別
体に構成して両者を固着するようにしても良いし、両者
を一体に形成しても良い。電線載置部材40は、直方体
形状をしたブロック部材41と、位置決め板42と、係
止棒43とを有している。ブロック部材41は、その上
面41aに電線W1,W2の端部を長手方向に沿って載
置することができるようになっている。
【0022】位置決め板42は、載置された電線W1,
W2の端末が当接することにより、これら端末を位置決
めした状態で揃えるためのものである。詳しく説明する
と、この位置決め板42は、平板を略直角に曲げて形成
されており、ブロック部材41の上面41aに取付けら
れる取付部42aと、この取付部42aから上方に立ち
上がるように延設された延設部42bとを有している。
この位置決め板42は、延設部42bの前面が、載置さ
れる電線W1,W2の長手方向に略直交するように取付
けられている。そして、この前面は、電線W1,W2の
端末が当接する当接面42cを構成している。従って、
電線W1,W2を載置する際に、電線W1,W2の端末
を当接面42cに当接させることにより、これら端末を
揃えることができる。なお、本実施例では、この位置決
め板42をブロック部材41と別体としたが、ブロック
部材41に一体に設けることもできる。
【0023】係止棒43は、ブロック部材41の長手方
向端面41bに突設されており、載置される電線W1,
W2の長手方向に沿って延びている。この係止棒43
は、ビニールチューブ50を挿脱することにより、この
ビニールチューブ50を係止棒43に着脱可能に保持す
ることができるようになっている。また、本実施例で
は、この係止棒43は、先端43a側にかけて漸次縮径
されており、いわゆる先細り状になっている。これによ
り、ビニールチューブ50の抜脱が容易にできるように
なっている。なお、この係止棒43の外周面部に、軸線
に沿って溝を形成することもできる。このようにすれ
ば、ビニールチューブ50の抜脱が一層容易になる。
【0024】また、本実施例では、ブロック部材41の
両側面41cに、一対の規制板44が取付けられてい
る。この規制板44は、たとえば、小ねじ44aにより
締結することができる。この規制板44は、載置された
電線W1,W2が、その長手方向に対して直交する方向
へ移動するのを規制するためのものである。これによ
り、電線W1,W2が、布線作業中にブロック部材41
から脱落するのを防止することができるようになってい
る。
【0025】ビニールチューブ50は、所定長さを有す
る円筒状をしており、電線W1,W2がブロック部材4
1に載置される際に、電線W1,W2の端部の所定位置
を担持し、載置状態に保持するためのものである。この
電線W1,W2をビニールチューブ50に担持させるた
めに、本実施例では、後述する粘着テープを使用する。
ただし、ビニールチューブ50の外周部に粘着性を持た
せ、電線W1,W2がビニールチューブ50に貼り付け
られた状態で担持させることもできる。このビニールチ
ューブ50は、軸方向に沿って係止棒43に挿入するこ
とができる。これにより、ビニールチューブ50を、係
止棒43に装着することができるようになっている。ま
た、このビニールチューブ50を、挿入方向と反対側に
引っ張ることにより、係止棒43から容易に取り外せる
ようになっている。
【0026】次に、図2ないし図7を参照して、組立ラ
イン上において、この組立図板Bを用いたワイヤーハー
ネスの製造の手順について説明する。先ず、前工程とし
て、所定の装置により、ワイヤーハーネスの構成要素と
なる電線を採寸し、必要な電線の端末に端子を設ける。
また、図2に示すように、ビニールチューブ50を、保
持具Aの係止棒43にセットする。続いて、以下の工程
により、ワイヤーハーネスを製造する。
【0027】 図7を参照して、布線工程により、複
数の電線を、布線板10上で予め設計された形態となる
ように布線していく。この作業は、布線板10に立設さ
れた組立用支持具20に従って配線することにより行
う。 次に、端末保持工程により、布線される電線のう
ち、ワイヤーハーネスの分岐線を構成する電線W1およ
びこれが接続されるべき電線W2の端部を、保持具Aに
よって保持する。この工程は、布線作業中において行わ
れる。
【0028】詳しく説明すると、図3を参照して、布線
作業中において、これら布線される電線のうち、上記電
線W1またはW2の端部を、電線載置部材40によって
長手方向に沿って載置する。このとき、載置される電線
W1またはW2の端末Eをブロック部材41に設けられ
た位置決め板42の当接面42cに当接させる。また、
電線W1またはW2の端部を載置する際に、この端部の
所定部分をビニールチューブ50にあてがう。そして、
この所定部分を粘着テープTPを用いてビニールチュー
ブ50に貼付ける。これにより、電線W1またはW2の
端部をビニールチューブ50によって担持させ、電線W
1またはW2を載置状態に保持する。
【0029】この作業を、他の電線W1,W2について
も同様に行う。つまり、図4を参照して、他の電線W1
またはW2の端末を位置決め板42の当接面42cに当
接させた状態で、電線W1またはW2の端部の所定部分
をビニールチューブ50にあてがう。そして、さらにこ
の所定部分に粘着テープTPを1周巻き付けることによ
り、電線W1またはW2の端部をビニールチューブ50
に貼り付ける。
【0030】これにより、図5に示すように、電線W
1,W2は、ビニールチューブ50の周りに担持され
る。図6は、この状態におけるビニールチューブ50
と、電線W1,W2と、粘着テープTPとの位置関係を
示す断面図である。図6に示すように、これら電線W
1,W2と粘着テープTPとは、積層された状態となっ
ている。その結果、電線W1,W2の端末Eを揃えた状
態で、電線W1,W2の端部を保持することができる。
【0031】 布線作業が終了した後、結束工程によ
り、形成された電線束の所要部分にテープTによるテー
ピング等を施す。なお、このテーピングは、布線作業の
途中においても適宜行うことができる。 次に、取外作業工程により、保持具Aによって保持
された電線W1,W2を、当該保持具Aから取り外すと
共に、結束された電線束を布線板10から取り外す。こ
の状態で、電線W1,W2の端末Eは揃えられている。
【0032】 そして、端末処理工程により、これら
電線の端末の処置を一括して行う。すなわち、揃えられ
た電線W1,W2の端末Eを、一括して抵抗溶接,超音
波溶接,ハンダ付け,端子圧着等の処理を行うことがで
きる。このように、本実施例によれば、組立ライン上に
おいて、電線の布線作業を行いながら、所定の電線W
1,W2の端末Eを揃えるという作業を行うことができ
る。これにより、分岐線が多数含まれるワイヤーハーネ
スを製造する場合であっても、ワイヤーハーネスの構成
要素としてスプライス電線を含まず、作業に支障を来す
ことなく円滑に布線作業を行うことができる。しかも、
布線作業後における電線W1,W2の端末Eの処理(上
記溶接等)を一括して容易に行うことができる。その結
果、組立ライン上において、効率良くワイヤーハーネス
を製造することができる。
【0033】また、電線W1,W2を担持するために、
従来のような大きな接続コネクタ等を使用する必要がな
い。従って、分岐線の接続部分に、大きな塊が形成され
て、組立完成後のワイヤーハーネスの配線作業がしにく
くなるという不都合も回避することができる。加えて、
このような接続コネクタ等を使用しないので、ワイヤー
ハーネスのトータルコストを上昇させることがない。
【0034】特に、本実施例によれば、上記作用効果に
加えて、次のような作用効果を奏する。先ず、規制板4
4により、電線W1,W2を電線載置部材40に載置す
る際に、電線W1,W2がブロック部材41から脱落す
るのを防止することができる。これにより、一層確実に
電線W1,W2の端末Eを揃えて保持することができる
という利点がある。
【0035】また、係止棒43によって、ビニールチュ
ーブ50は、載置された電線W1,W2の長手方向に沿
って着脱する。従って、ビニールチューブ50を取り外
すときに、一旦揃えた各電線W1,W2の端末Eのずれ
を確実に防止することができ、なお一層確実に電線W
1,W2の端末Eを揃えて保持することができる。さら
に、担持部材としてビニールチューブ50を採用してい
るから、このビニールチューブ50を取り外した後、こ
れを電線W1,W2の径方向に沿わせて変形させること
ができる。従って、電線W1,W2の端部に、このビニ
ールチューブ50による塊を形成することがなく、当該
端部を極めてコンパクトに形成することができる。これ
により、組立完成後のワイヤーハーネスを、他の電装品
等に組み付ける際の配線に支障を来すことがない。しか
も、このビニールチューブ50は、安価であるという利
点がある。加えて、このビニールチューブ50により、
これら電線W1,W2の端末Eを一括処理する際の、位
置決めをすることが可能であるという利点もある。すな
わち、端末処理装置(図示せず)側に、本発明における
係止棒43と同様の案内部材を設けておくことにより、
この案内部材に、上記ビニールチューブ50によって一
括保持された電線W1,W2の端末を挿通することで端
末処理作業時の位置決め保持が可能となる。
【0036】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、種々の設計変更を施すことができる。
【0037】
【発明の効果】 請求項1に係る発明によれば、組立ライン上におい
て、電線の布線作業を行いながら、所定の電線、すなわ
ち分岐線を構成する電線およびこれが接続される電線の
端末を、当接面に当てた状態で電線載置部材によって載
置し、しかも電線担持部材によって当該載置状態に保持
することができる。従って、布線作業中において、端末
を揃えた状態で所定の電線をまとめて保持することがで
きる。しかも、電線担持部材を取り外すことにより、端
末を揃えたまま電線を取り出すことができる。また、電
線担持部材としては、接続コネクタのような大型のもの
を必要としないので、組立完成後のワイヤーハーネスに
おいて、分岐線の接続部分をコンパクトに形成すること
ができる。
【0038】 請求項2に係る発明によれば、請求項
1に係る発明と同様の効果を奏する。加えて、規制部材
により、電線載置部材に載置された電線が脱落するのを
防止することができる。これにより、一層確実に電線の
端末を揃えて保持することができるという利点がある。 請求項3に係る発明によれば、請求項1または2に
係る発明と同様の効果を奏する。加えて、端末が揃えら
れた状態で保持された電線は、この電線の長手方向に沿
って取り外されるので、一旦揃えた各電線の端末のずれ
を確実に防止することができ、なお一層確実に電線の端
末を揃えて保持することができるという利点がある。
【0039】 請求項4に係る発明によれば、請求項
1ないし3のいずれかに係る発明と同様の効果を奏す
る。加えて、載置される各電線は、可撓性を有するチュ
ーブによって担持された状態で保持されるので、電線を
取り外した後、このチューブを電線の径方向に沿わせて
変形させることができる。従って、電線の端部を極めて
コンパクトに形成することが可能となる。しかも、安価
であるという利点がある。さらに、このチューブによ
り、これら電線の端末を処理する際の、位置決めをする
ことが可能であるという利点もある。
【0040】 請求項5に係る発明によれば、上記請
求項1ないし4のいずれかに係る電線端末保持具を用い
ることにより、組立ライン上で布線作業をしながら、分
岐線およびこれが接続される電線のそれぞれの端末を揃
えることができ、しかも、このように端末を揃えたまま
で電線をまとめて取り外すことができる。従って、電線
の端末をまとめて一括して処理(たとえば、溶接等)す
ることができる。加えて、布線作業中に所定の電線の端
末を揃えることができるから、ワイヤーハーネスの構成
要素としてのスプライス線を排除することができ、布線
作業を円滑に行うことができる。その結果、分岐線が多
数含まれるワイヤーハーネスを製造する場合であって
も、組立ライン上において効率良く製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る保持具の斜視図である。
【図2】保持具にビニールチューブを挿着した状態を示
す斜視図である。
【図3】保持具の電線載置部材に電線を保持している作
業を示す斜視図である。
【図4】保持具の電線載置部材に複数の電線を保持する
作業を示す斜視図である。
【図5】電線がビニールチューブによって担持された状
態を示す斜視図である。
【図6】電線がビニールチューブによって担持された状
態での、ビニールチューブ,電線および粘着テープとの
位置関係を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係る組立図板を用いてワイ
ヤーハーネスを組み立てている状態を示した斜視図であ
る。
【図8】従来の分岐線の接続の仕方を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
A 保持具 B 組立図板 W1 電線 W2 電線 10 布線板 30 支柱 40 電線載置部材 41 ブロック部材 42 位置決め板 42a 当接面 43 係止棒 44 規制板 50 ビニールチューブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線を布線するための布線板上に取り付け
    られるベースと、 ベースに連結され、布線された電線の端部を長手方向に
    沿って載置する電線載置部材と、 電線載置部材に載置された電線の端末が当接される当接
    面と、 電線載置部材に装着可能であって、装着した状態で載置
    された電線の端部を載置状態に保持することができ、且
    つ電線を保持したまま電線載置部材から取り外し可能な
    電線担持部材とを備えていることを特徴とする電線端末
    保持具。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電線端末保持具において、 上記電線載置部材には、 載置された電線が、その長手方向に対して直交する方向
    へ移動するのを規制する規制部材が設けられていること
    を特徴とする電線端末保持具。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の電線端末保持具に
    おいて、 上記電線載置部材は、 載置される電線の長手方向に沿って突設され、上記電線
    担持部材を着脱可能に取り付ける電線担持部材取付部を
    有することを特徴とする電線端末保持具。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の電線
    端末保持具において、 上記電線担持部材は、可撓性を有するチューブを含んで
    いることを特徴とする電線端末保持具。
  5. 【請求項5】所定長さにそれぞれ採寸された複数の電線
    を、布線板上で予め定められた形態となるように布線す
    る布線工程と、 布線工程に含まれ、布線される電線のうち、所定の電線
    の端部を請求項1ないし4のいずれかに記載の電線端末
    保持具によって保持する端末保持工程と、 布線された電線の束を結束する結束工程と、 上記端末保持工程により保持された電線を上記電線端末
    保持具から取り外す取外作業工程と、 取外作業工程によって取り外された、上記電線端末保持
    具により保持されていた電線の端末に対して予め定める
    処置を行う端末処理工程とを有することを特徴とするワ
    イヤーハーネスの製造方法。
JP6328547A 1994-12-28 1994-12-28 電線端末保持具及びこれを用いたワイヤーハーネスの製造方法 Pending JPH08185731A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102161450A (zh) * 2011-02-24 2011-08-24 中山火炬开发区优凯自动化设备厂 一种全自动排线机

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