JPH08187724A - スライシング装置のブレード撓み修正機構及び修正方法 - Google Patents

スライシング装置のブレード撓み修正機構及び修正方法

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JPH08187724A
JPH08187724A JP22695A JP22695A JPH08187724A JP H08187724 A JPH08187724 A JP H08187724A JP 22695 A JP22695 A JP 22695A JP 22695 A JP22695 A JP 22695A JP H08187724 A JPH08187724 A JP H08187724A
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blade
amount
cutting
deflection
work
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JP22695A
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Inventor
Keiji Kawaguchi
桂司 川口
Yukinori Imada
幸憲 今田
Kunio Matsuda
邦男 松田
Yoji Hotta
陽治 堀田
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Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Original Assignee
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/001Measuring or control devices, e.g. for automatic control of work feed pressure on band saw blade
    • B23D59/002Measuring or control devices, e.g. for automatic control of work feed pressure on band saw blade for the position of the saw blade

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 予めブレードの撓み量の変化を推測してより
正確にブレードの撓み量を調整する。 【構成】 軸方向荷重検出手段17は、ワークW又はブ
レード7の少なくともいずれか一方に作用する軸方向の
荷重を検出する。撓み量演算手段21は、軸方向荷重検
出手段17からの入力信号に基づいてブレード7の撓み
量を演算する。撓み量記憶手段22は、撓み量演算手段
21からの入力信号を記憶する。撓み補償手段23は、
前記撓み量演算手段21と撓み量記憶手段22からの入
力信号に基づいて、前回のワークWの切断開始前及び切
断終了後に検出されるブレード7のみかけ撓み量から今
回の切断途中のブレード7の撓み量の変化を推測し、該
みかけ撓み量から今回の切断途中のブレード7のみかけ
撓み量の変化を推測し、該みかけ撓み量とワークの切断
中に検出されるブレード7の撓み量とに基づいてブレー
ド7の実際撓みを演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレードの内周刃で半
導体インゴット等のワークから薄片を切り出す際、ブレ
ードに発生する撓みを検出・修正するスライシング装置
のブレード撓み修正機構及びその修正方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体インゴット等のワークから
薄片を切り出す場合、スライシング装置を利用して次の
ようにして行っていた。すなわち、円形状の内周刃を有
するブレードの内側にワークの一端部を臨ませ、前記ブ
レードを回転させながらワークをブレードの半径方向に
相対移動させることにより、ワークから薄片を切り出し
ていた。このようなスライシング装置では、ワークの切
断中にブレードが撓むと加工精度を悪化させることにな
るため、ブレードの撓み量を検出し、ブレードの回転数
や切断送り速度等を調整することにより、高精度に切断
できるようにしていた。この場合、ブレードの撓み量の
検出は、ブレードの近傍に設けた磁気センサ等により行
っていた(実開昭62─70904号公報、特開平1─
182015号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
ライシング装置では、センサによりブレードの撓み量を
検出する場合、ブレードに対してワークが移動する範囲
にセンサを配設するとワークと干渉するため、取付位置
が制限されていた。このため、ブレードの撓み量を正確
に検出できず、従って好ましい精度で切断できないとい
う問題があった。
【0004】この問題を解決するため、切断される薄片
越しにブレードの撓みを検出するようにしたものが既に
提案されている(特開平4─138210号公報参
照)。
【0005】ところが、この装置によれば、センサとワ
ークの干渉を回避することができるものの、導体に近い
抵抗値を有するワークへの採用には適していない。なぜ
なら、ワークが常に同一厚さで切断されるのであれば、
前記センサによる検出結果から介在する薄片に関する成
分のみを除外し、ブレードの撓みに関する成分のみを分
離して検出することも可能であるが、一般に切断される
薄片の厚みにはばらつきがあるため、高精度な検出は期
待できないからである。
【0006】このため、本発明者らは先に特願平5─2
48953号でブレードの軸方向に作用する荷重の変化
からブレードの撓み量を推測し、より正確な検出を行な
うことができるようにしたスライシング装置を提案して
いる。
【0007】しかしながら、このスライシング装置で
は、ブレードの撓み量の検出がセンサでの歪みを電気信
号に変換することにより行われており、センサ取付部の
熱変位等によりセンサに作用する荷重が変化し、センサ
の検出結果に誤差を生じるため、一般に電気信号にはこ
の誤差に対応するノイズが付加される。このため、例え
ば、図6(a)に示すように、検出される撓み量にノイ
ズ成分(図6(a)中、Aで示す。)が加算され、実際
撓み量(図6(b)中、Bで示す)よりも大きなみかけ
撓み量(図6(a)中、Cで示す。)として検出され
る。そして、このノイズの大きさは、気温の変化やスラ
イシング装置の稼働状況により変化する。この結果、ブ
レードの撓み修正を適切に行なうことができないという
問題がある。
【0008】そこで、本願では、予めノイズによる影響
を考慮してより正確にブレードの撓み量を検出し、修正
することのできるスライシング装置のブレード撓み量修
正機構及びその修正方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ブレードの内周刃の内側
にワークの一端部を臨ませ、ブレードを回転させながら
ワークをブレードの半径方向に相対移動させることによ
り、ワークから薄片を切り出すようにしたスライシング
装置において、ワーク又はブレードの少なくともいずれ
か一方に作用する軸方向の荷重を検出する軸方向荷重検
出手段と、該軸方向荷重検出手段からの入力信号に基づ
いてブレードの撓み量を演算する撓み量演算手段と、該
撓み量演算手段からの入力信号を記憶する撓み量記憶手
段と、前記撓み量演算手段と撓み量記憶手段からの入力
信号に基づいて、前回のワークの切断開始前及び切断終
了後に検出されるブレードのみかけ撓み量から今回の切
断途中のブレードのみかけ撓み量の変化を推測し、該み
かけ撓み量とワークの切断中に検出されるブレードの撓
み量とに基づいてブレードの実際撓み量を演算する撓み
補償手段と、該撓み補償手段で求めたブレードの実際撓
み量に基づいてブレードの撓み量を修正する撓み修正手
段と、を設けたものである。
【0010】請求項2記載の発明では、前記撓み補償手
段は、ブレードによる前回のワークの切断開始前及び切
断終了後に前記軸方向荷重検出手段で検出され、前記撓
み量演算手段で演算されたブレードのみかけ撓み量が切
断途中で直線的に変化するものと仮定して、今回のワー
クの切断途中に演算されるブレードの撓み量から排除す
ることによりブレードの実際撓み量を演算するものであ
る。
【0011】請求項3記載の発明では、ワーク又はブレ
ードの少なくともいずれか一方に作用する軸方向の荷重
を電気信号に変換し、該電気信号に基づいてブレードの
撓み量を演算すると共に、ブレードによるワークの切断
開始前と切断終了後とで生じる電気信号の変化から切断
途中のみかけ撓み量を予測し、次回の切断時に、該撓み
量の影響を排除してブレードの実際撓み量を演算し、該
実際撓み量に基づいてブレードの撓みを調整するもので
ある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0013】図1は本発明が適用されたスライシング装
置で、基台1上には主軸台2が立設されている。主軸台
2の主軸受3には主軸4が回転自在に支持され、この主
軸4は主軸駆動モータ5の駆動により回転するようにな
っている。主軸4の先端部にはテンションディスク6が
固着され、その周縁部にはブレード7が装着されてい
る。ブレード7は中央部に開口を有する円形の薄板から
なり、その内周縁にはダイヤモンド粒子等からなる内周
刃8が固定されている。
【0014】また、前記基台1上には前記主軸4の軸方
向と直交するように2列のガイドレール9が設けられ、
両ガイドレール9上にはスライドテーブル10が摺動自
在に載置されている。スライドテーブル10の中央部は
下方に延設され、そこには第1ボールねじ11が螺合さ
れている。第1ボールねじ11は切断送りモータ12の
駆動により回転し、スライドテーブル10をガイドレー
ル9に沿って往復移動させるようになっている。
【0015】前記スライドテーブル10の上面にはガイ
ドレール10aに沿って保持部材13が主軸4の軸方向
に向かって摺動可能に載置されている。保持部材13は
半導体インゴット等のワークWの一端部を保持し、下方
に延設した部分が第2ボールねじ14に螺合している。
第2ボールねじ14は割出モータ15によって回転し、
保持部材13を往復移動させるようになっている。
【0016】このように、ワークWは、切断送りモータ
12を駆動して第1ボールねじ11を回転させ、スライ
ドテーブル10を図2中右側に移動させることにより切
断送りを与えられる。また、ワークWは、割出モータ1
5を駆動して第2ボールねじ14を回転させ、保持部材
13を図1中左方向に移動させることにより、その先端
部がブレード7の内周刃8の内側に割り出され、切断位
置が調整される。
【0017】また、前記スライドテーブル10の上面に
はドレス砥石16が設けられている。このドレス砥石1
6はブレード7の内側に臨ませることが可能で、ブレー
ド7の内周刃8をドレス成形できるようになっている。
【0018】前記保持部材13には、図3に示すよう
に、軸方向荷重検出センサ17が設けられている。この
軸方向荷重検出センサ17には、作用する力を歪み量に
置換し、さらにその歪み量を電気信号に変換する、いわ
ゆる歪みセンサが採用されている。そして、軸方向荷重
検出センサ17に圧縮荷重が作用した場合には正の信号
が出力され、引っ張り荷重が作用した場合には負の信号
が出力されるようになっている。これにより、ブレード
7によるワークWの切断時にワークWの軸方向に作用す
る荷重が検出されることになる。検出された荷重は制御
部18に入力され、下記するようにブレード7の撓み量
に換算されるようになっている。
【0019】制御部18は、図3に示すように、第1制
御部19と第2制御部(撓み量調整手段)20とからな
る。第1制御部19は、撓み量演算装置21、撓み量記
憶装置22及び撓み補償装置23を有する。
【0020】撓み量演算装置21は、前記軸方向荷重検
出センサ17から入力される電気信号に基づいてブレー
ド7の撓み量を演算する。したがって、この撓み量演算
装置21には下記する数式が記憶されている。
【0021】ここで、演算方法について図5(a),
(b)を参照して説明する。まず、図示する荷重のワー
クWの軸方向成分の釣り合いを考える。ブレード7がZ
軸方向に撓んでおらず、ワークWがZ1軸上にあってY
軸方向には傾斜していない場合、釣り合い式は次のよう
になる。
【0022】
【数1】
【0023】また、ブレード7がZ軸方向に撓み、ワー
クWにこの方向の荷重Fzが作用した場合、ワークWに
作用する重力Fyを考慮すれば、釣り合い式は次のよう
になる。
【0024】
【数2】
【0025】したがって、ワークWに作用するZ軸方向
の荷重は次式となる。
【0026】
【数3】
【0027】(数3)によれば、ワークWの軸方向がブ
レード7の軸方向に対して傾斜している場合や、ワーク
Wにブレード7による切断力や重力が作用する場合を考
慮して補正済みのブレードの軸方向荷重Fzを正確に演
算することができる。
【0028】また、ワークの軸方向と直交する方向の釣
り合い式は次のようになる。
【0029】
【数4】
【0030】これらの式を変形し、sin2θ1≒0とおい
て(数3)に代入すると、(数3)と同等の次式を得る
ことができる。
【0031】
【数5】
【0032】このような式に基づけば、キスラー動力計
だけで各荷重を検出し、ブレード7の撓み量を正確に演
算でき、その後の切断制御を的確に行なうことができ
る。
【0033】なお、ワークWの軸方向寸法及び重量が比
較的小さい場合、すなわち、Y軸方向荷重Fyが十分小
さい場合や、ワークWの取り付け後に軸方向荷重検出セ
ンサ17での検出値を0にリセットする場合には、−F
yk sinθ2の項は省略することができる。
【0034】また、切断力Fxを切断動力、具体的に
は、切断開始時の切断送りモータ5の電力増加分から検
出し、(数1)に直接代入すれば、軸方向荷重検出セン
サ17で荷重Fxkを検出しなくても切断力に関するブレ
ード7の撓み量の補正が可能である。
【0035】撓み量記憶装置22は、軸方向荷重検出セ
ンサ17から入力される電気信号に基づいて撓み量演算
装置21で演算した結果を記憶する。
【0036】撓み補償装置23は、撓み量演算装置21
及び撓み量記憶装置22からそれぞれ入力信号を受け、
第2制御部20に制御信号を出力する。すなわち、撓み
量記憶装置22で前回の切断時に記憶したワークWの切
断開始前及び切断終了後のブレード7の撓み量と、撓み
量演算装置21で検出される現時点でのブレード7の撓
み量とに基づいてブレード7に撓みが発生しないように
第2制御部20に制御信号を出力する。
【0037】詳しくは、撓み量記憶装置22からの入力
信号により、ワークWの切断開始前及び切断終了後に検
出されるブレード7のみかけ撓み量S1,S2から次式に
従って次回の切断時に於けるブレード7のみかけ撓み量
δ1の変化を推測する。
【0038】
【数6】
【0039】そして、ワークWの切断途中に軸方向に作
用する荷重は、[発明が解決しようとする課題]の欄で
説明した通り、軸方向荷重検出センサ17での歪みを電
気信号に変換して検出する際、この電気信号にノイズが
付加されて変動するため、本実施例では前式により算出
した結果に基づいて次式に従ってノイズ成分を除去する
ことにより、切断中のブレード7の実際撓み量δを正確
に演算している。
【0040】
【数7】
【0041】一方、第2制御部20では、撓み補償装置
23で演算したブレード7の実際撓み量δに基づく制御
信号が、回転数演算装置24及びドレスタイミング判定
装置25にそれぞれ入力され、主軸駆動モータ制御装置
26、切断送りモータ制御装置27及びドレス制御装置
28を介して主軸駆動モータ5及び切断送りモータ12
を駆動制御するようになっている。また、切断送りモー
タ12から発せられるパルス信号が切断状況検出装置2
9に入力されることにより、切断送り速度と、ブレード
7及びワークWの相対位置とが検出されるようになって
いる。
【0042】回転数演算装置24は主軸駆動モータ制御
装置26を介して主軸駆動モータ5を駆動制御する。具
体的には、ブレード7の撓み量を0とするように目標回
転数Naを演算する。目標回転数Naの演算は、予め設
定記憶された回転数とブレード7の撓み量との相関関係
に基づいて行なう。
【0043】主軸駆動モータ制御装置26は、撓み補償
装置23からの制御信号に従って前記目標回転数Naあ
るいは予め記憶された基本回転数N0に従って主軸駆動
モータ5を駆動制御する。
【0044】切断状況検出装置29は、前記切断送りモ
ータ12から出力されるパルス信号を受け、ワークWの
切断送り位置が切断開始位置から下記するスライスベー
ス30を含まないワークWのみの切断終了位置までの範
囲L内であるか否かを判断する。範囲L内であると判断
した場合には、撓み量演算装置21あるいは撓み補償装
置23を介して回転数演算装置24及びドレスタイミン
グ判定装置25にそれぞれ出力し、主軸駆動モータ5、
切断送りモータ12等を駆動制御する。また、範囲L外
であると判断した場合には、切断送りモータ12のみを
駆動制御する。
【0045】また、ドレスタイミング判定装置25は、
撓み補償装置23からの入力信号に基づいてドレスを行
なう時期であるか否かを判断し、主軸駆動モータ5、切
断送りモータ12等のドレス成形に関係する部材を駆動
制御するようになっている。
【0046】なお、前記ワークWの側縁部、すなわち、
ブレード7の内周刃8によって最終的に切断される部分
には、カーボン等からなるスライスベース30が固着さ
れている。スライスベース30は、ワークWの切断終了
時にブレード7に作用する切断抵抗が急激に開放されて
ワークWが最終切断部分で損傷されるのを防止する。
【0047】次に、前記構成からなるスライシング装置
の切断制御について図4のフローチャートに従って説明
する。
【0048】まず、ステップS1でブレード7の回転数
が基準回転数N0となるように主軸駆動モータ5を駆動
する。そして、ステップS2で割出送りモータ15を駆
動して第2ボールねじ14を回転させることにより、ワ
ークWを図1中左側に前進させる。これにより、ワーク
Wの一端部がブレード7の表面7a側からブレード7の
内側に挿通され、ブレード7の裏面7b側へ微小量突出
して割り出される。続いて、ステップS3で切断送りモ
ータ12を駆動して第1ボールねじ11を回転させ、ワ
ークWを図2中右側に移動させる。
【0049】次に、ステップS4で切断送り位置を検出
し、ステップS5で軸方向荷重検出センサ17で検出さ
れた切断開始前のブレード7の撓み量S1を検出すると
共に、ステップS6で前記ステップS5で検出されたブ
レード7の撓み量S1を記憶した後、ステップS7で切
断が開始されたか否かを判断する。切断が開始されてい
なければ前記ステップS3からS6を繰り返し、開始さ
れていればステップS8に移行してブレード7の撓み量
Sを検出する。1回目の切断時にはステップS10の検
出値補正は行わず、ステップS11に移行する。
【0050】ステップS11では、前記軸方向荷重検出
センサ17で検出されたブレード7の撓み量と、ステッ
プS6で記憶された切断開始前のブレードの撓み量S1
との差である切断による撓み量δ2が所定値Xよりも大
きいか否かの判断を行なう。切断による撓み量δ2が所
定値Xよりも大きい場合、ステップS12でブレード7
の回転数を前記目標回転数Naとなるように駆動制御す
る.
【0051】一方、ステップS11で切断による撓み量
δ2が所定値X以下であると判断されれば、ステップS
13でブレード7の回転数を基準値N0のままとする。
【0052】続いて、ステップS14でブレード7の内
周刃8にドレスが必要であるか否かを判断する。具体的
には、ブレード7の切断による撓み量δ2の絶対値が、
対応する各臨界値Rを上回る場合にのみドレスが必要で
あると判断し、ステップS15でドレス成形を行なう。
また、ドレスが不要であると判断すれば、ステップS1
6に移行する。
【0053】ステップS16では、ワークWの切断が終
了したか否かの判断を行なう。切断が終了していなけれ
ば、ステップS8からステップS15を繰り返す。これ
により、ワークWの切断中に検出されるブレード7の切
断による撓み量が0となるようにブレード7の回転数を
制御することができる。また、ワークWの切断が終了し
ていれば、ステップS17で切断作業が終了しているか
否かを判断する。切断作業が終了していると判断すれ
ば、切断制御を終了し、切断作業が終了していないと判
断すれば、ステップS18に移行する。
【0054】ステップS18では、ワークの切断終了後
のブレード7の撓み量S2を検出し、ステップS19で
は、前記ステップS18で検出したブレード7の撓み量
2を記憶する。
【0055】その後、ステップS20でワークWを割出
移動させ、ステップS3に戻って前記同様ワークWの2
回目の切断を行なう。2回目の切断時もステップS3か
らステップS8までは1回目の切断時と同様な切断制御
を行なうが、2回目以降の切断時はステップS10で検
出値の補正を行なう。すなわち、前回の切断時にステッ
プS6で記憶された切断前のブレード7の撓み量S
1と、ステップS19で記憶された切断終了後のブレー
ド7の撓み量S2とから前記(数6)及び(数7)によ
り実際撓み量δを演算する。そして、ステップS11で
はステップS10で求めた実際撓み量δとXとを比較し
て回転数制御の要否を判定する。
【0056】このように、前記実施例によれば、ワーク
Wの切断開始前及び切断終了後のブレード7の撓み量を
検出することにより、両検出値の間に生じるノイズの影
響による変動を推測し、次回の切断時からこのノイズの
影響を除去するようにブレード7の回転数を制御するよ
うにしたので、ブレード7の撓み量を軸方向荷重の変化
に基づいて検出するようにしても検出誤差を抑制するこ
とができ、ワークWを適切に切断することができる。
【0057】なお、前記実施例では、ブレード7の内周
刃8に対してワークWを移動させることにより、ワーク
Wの切断を行なわせたが、主軸台2を移動させる構成と
しても構わない。この場合、主軸台2を移動させるには
前記スライドテーブル10と同様な構造を採用すること
ができる。
【0058】また、前記実施例では、ブレード7の撓み
によりワークWの軸方向に作用する荷重を軸方向荷重検
出センサ17で検出するようにしたが、ブレード7自身
の軸方向に作用する荷重を検出するようにしてもよい。
【0059】また、前記実施例では、ブレード7の撓み
をブレード7の回転数を調整することにより除去するよ
うにしたが、さらにワークW又はブレード7をワークW
の軸方向に移動させることにより行ってもよい。
【0060】また、前記実施例では、2回目以降の切断
時のみ検出値の補正を行なう場合について説明したが、
1回目の切断時だけはステップS6で切断開始前のブレ
ード7の撓み量S1を記憶した後に、切断送りを停止
し、所定時間後のブレード7の撓み量を検出し、この撓
み量をS2として記憶し、再び切断送りを開始してステ
ップS10で2回目以降と同様な検出値の補正を行なう
ことも可能である。
【0061】さらに、前記実施例では、ワークWを平担
に切断する場合の例について説明したが、予め設定した
湾曲計上に切断する場合にも同様の補正を行なうことに
よりノイズの影響を除去することができる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ワークを切断する場合に発生するブレードの
撓みを、軸方向に作用する荷重に基づいて検出するだけ
でなく、次回の切断時に発生する撓みを予測して予めそ
のような撓みが発生しないように切断条件を変更するよ
うにしたので、ワークを高精度に切断することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るスライシング装置の正面図で
ある。
【図2】 図1のII─II線断面図である。
【図3】 図1に示すスライシング装置の切断制御を行
なう制御部のブロック図である。
【図4】 図3に示す制御部に於ける制御方法を示すフ
ローチャートである。
【図5】 ワークに作用する荷重を示し、(a)は平面
図、(b)は正面図である。
【図6】 切断時間とブレードの撓み量との関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
7 ブレード 17 軸方向荷重検出センサ(軸方向荷重検出手段) 21 撓み量演算装置(撓み量演算手段) 22 撓み量記憶装置(撓み量記憶手段) 23 撓み補償装置(撓み補償手段) W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 陽治 広島県広島市南区宇品東5丁目3番38号 トーヨーエイテック株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードの内周刃の内側にワークの一端
    部を臨ませ、ブレードを回転させながらワークをブレー
    ドの半径方向に相対移動させることにより、ワークから
    薄片を切り出すようにしたスライシング装置において、 ワーク又はブレードの少なくともいずれか一方に作用す
    る軸方向の荷重を検出する軸方向荷重検出手段と、 該軸方向荷重検出手段からの入力信号に基づいてブレー
    ドの撓み量を演算する撓み量演算手段と、 該撓み量演算手段からの入力信号を記憶する撓み量記憶
    手段と、 前記撓み量演算手段と撓み量記憶手段からの入力信号に
    基づいて、前回のワークの切断開始前及び切断終了後に
    検出されるブレードのみかけ撓み量から今回の切断途中
    のブレードのみかけ撓み量の変化を推測し、該みかけ撓
    み量とワークの切断中に検出されるブレードの撓み量と
    に基づいてブレードの実際撓み量を演算する撓み補償手
    段と、 該撓み補償手段で求めたブレードの実際撓み量に基づい
    てブレードの撓み量を修正する撓み修正手段と、を設け
    たことを特徴とするスライシング装置のブレード撓み修
    正機構。
  2. 【請求項2】 前記撓み補償手段は、ブレードによる前
    回のワークの切断開始前及び切断終了後に前記軸方向荷
    重検出手段で検出され、前記撓み量演算手段で演算され
    たブレードのみかけ撓み量が切断途中で直線的に変化す
    るものと仮定して、今回のワークの切断途中に演算され
    るブレードの撓み量から排除することによりブレードの
    実際撓み量を演算するものであることを特徴とする請求
    項1記載のスライシング装置のブレード撓み修正機構。
  3. 【請求項3】 ワーク又はブレードの少なくともいずれ
    か一方に作用する軸方向の荷重を電気信号に変換し、該
    電気信号に基づいてブレードの撓み量を演算すると共
    に、ブレードによるワークの切断開始前と切断終了後と
    で生じる電気信号の変化から切断途中のみかけ撓み量を
    予測し、次回の切断時に、該撓み量の影響を排除してブ
    レードの実際撓み量を演算し、該実際撓み量に基づいて
    ブレードの撓みを調整することを特徴とするスライシン
    グ装置のブレード撓み修正方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6185129B1 (en) 1998-12-29 2001-02-06 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Power reset circuit of a flash memory device
JP2001138219A (ja) * 1999-11-19 2001-05-22 Disco Abrasive Syst Ltd 研磨装置
CN101596609B (zh) 2008-06-04 2012-11-28 株式会社迪思科 切削装置

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JP2001138219A (ja) * 1999-11-19 2001-05-22 Disco Abrasive Syst Ltd 研磨装置
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