JPH08188030A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
- Publication number
- JPH08188030A JPH08188030A JP3132495A JP3132495A JPH08188030A JP H08188030 A JPH08188030 A JP H08188030A JP 3132495 A JP3132495 A JP 3132495A JP 3132495 A JP3132495 A JP 3132495A JP H08188030 A JPH08188030 A JP H08188030A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amount
- solar radiation
- air
- vehicle
- occupant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 日射変化に対する空調制御特性を乗員ごとの
フィーリングに適合させる。 【構成】 車室内温度の設定値と熱環境情報とに基づい
て温度調節手段および風量調節手段の制御量を演算する
とともに、乗員に到達する日射量を検出し、車室内温度
および送風量の設定変更量を乗員に到達する日射量に対
応づけて記憶し、記憶されている設定変更量と日射量と
の相関関係に基づいて前記制御量の補正量を演算し、車
室内の空調を行なう。
フィーリングに適合させる。 【構成】 車室内温度の設定値と熱環境情報とに基づい
て温度調節手段および風量調節手段の制御量を演算する
とともに、乗員に到達する日射量を検出し、車室内温度
および送風量の設定変更量を乗員に到達する日射量に対
応づけて記憶し、記憶されている設定変更量と日射量と
の相関関係に基づいて前記制御量の補正量を演算し、車
室内の空調を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置に関し、
特に日射量変化に対する空調制御特性を乗員ごとのフィ
ーリングに適合させるようにしたものである。
特に日射量変化に対する空調制御特性を乗員ごとのフィ
ーリングに適合させるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】室温センサー、外気温センサーなどによ
り検出される熱環境に基づいて最適な空調風の吹出温度
を演算し、この吹出温度に基づいて予め定められた制御
特性で空調制御を行ない車室内へ空調風を吹き出すよう
にした車両用空調装置が知られている。
り検出される熱環境に基づいて最適な空調風の吹出温度
を演算し、この吹出温度に基づいて予め定められた制御
特性で空調制御を行ない車室内へ空調風を吹き出すよう
にした車両用空調装置が知られている。
【0003】ところで、熱環境の内の日射量は、輻射熱
として窓から侵入し皮膚表面に直接到達するために、車
室内の気温が適温であっても日射がある場合には暑く感
じる。そこで、上述した従来の車両用空調装置では、日
射量に応じて吹出風温や吹出風量の補正を行なってい
る。
として窓から侵入し皮膚表面に直接到達するために、車
室内の気温が適温であっても日射がある場合には暑く感
じる。そこで、上述した従来の車両用空調装置では、日
射量に応じて吹出風温や吹出風量の補正を行なってい
る。
【0004】ここで、図27のフローチャートにより従
来の車両用空調装置の空調制御を説明する。ステップ2
401で制御定数などの初期設定を行ない、続くステッ
プ2402で各センサーの熱環境情報と各スイッチの設
定情報を読み込む。ステップ2403において、各アク
チュエータの出力を決定するための基本パラメーターと
なる目標吹出温度Tofを次式により算出する。
来の車両用空調装置の空調制御を説明する。ステップ2
401で制御定数などの初期設定を行ない、続くステッ
プ2402で各センサーの熱環境情報と各スイッチの設
定情報を読み込む。ステップ2403において、各アク
チュエータの出力を決定するための基本パラメーターと
なる目標吹出温度Tofを次式により算出する。
【数1】 ここで、A〜Eは定数、Ticは車室内温度(以下、内
気温と呼ぶ)、Tambは車室外温度(以下、外気温と
呼ぶ)、Qsunは日射量、Tptcは車室内温度の設
定値(以下、設定室温と呼ぶ)である。ステップ240
3〜2407において、算出した目標吹出温度Tofを
得るためのエアーミックスドア開度、吹出口モード、吸
込口ドア開度、プロアファン風量を演算し、ステップ2
408で各アクチュエータへ制御信号を出力する。
気温と呼ぶ)、Tambは車室外温度(以下、外気温と
呼ぶ)、Qsunは日射量、Tptcは車室内温度の設
定値(以下、設定室温と呼ぶ)である。ステップ240
3〜2407において、算出した目標吹出温度Tofを
得るためのエアーミックスドア開度、吹出口モード、吸
込口ドア開度、プロアファン風量を演算し、ステップ2
408で各アクチュエータへ制御信号を出力する。
【0005】ここで、数式1には、内気温Tic、外気
温Tamb、設定室温Tptcの他に、日射量Qsun
に応じて目標吹出温Tofを補正する項が含まれてい
る。ところが、日射量に対する感覚には個人差があり、
日射量の増減に敏感に反応して設定室温Tptcや風量
を操作する乗員とそうでない乗員とでは、一義的に補正
量を定めると物足りなかったり過剰気味に感じたりする
ことがある。また、車両の進行方向の変化にともなって
日射方向が変化するので、日射が乗員に当たっている場
合と当たっていない場合とでは温冷感覚が大きく異な
る。すなわち、各乗員の温冷感覚を満足させるような空
調制御を行なうためには、全般的な日射量による補正だ
けでなく、日射方向を考慮に入れる必要がある。
温Tamb、設定室温Tptcの他に、日射量Qsun
に応じて目標吹出温Tofを補正する項が含まれてい
る。ところが、日射量に対する感覚には個人差があり、
日射量の増減に敏感に反応して設定室温Tptcや風量
を操作する乗員とそうでない乗員とでは、一義的に補正
量を定めると物足りなかったり過剰気味に感じたりする
ことがある。また、車両の進行方向の変化にともなって
日射方向が変化するので、日射が乗員に当たっている場
合と当たっていない場合とでは温冷感覚が大きく異な
る。すなわち、各乗員の温冷感覚を満足させるような空
調制御を行なうためには、全般的な日射量による補正だ
けでなく、日射方向を考慮に入れる必要がある。
【0006】そこで、日射量に対する感覚の個人差に対
応した空調制御を行なう車両用空調装置が提案されてい
る(例えば、特開平5−147421号公報参照)。こ
の車両用空調装置では、設定室温Trtcが設定された
時に基準温度Tptc(S)と設定温度Tptcとの差
ΔTptcを求め、この差ΔTptcと日射量Qsun
との相互関係を平均化して回帰式を求め、この回帰式か
ら求めた日射量による平均温度差ΔTptc(AVE)
を数式1に加えることによって、日射量に対する乗員の
感覚を反映した空調制御へと逐次変更し、日射量の増減
にともなう設定室温Tptcの変更操作回数を減少させ
ている。しかし、この空調装置でも日射方向の変化に対
する乗員の感覚の個人差を考慮していないので、乗員に
よっては物足りなかったり過剰ぎみに感じたりすること
がある。
応した空調制御を行なう車両用空調装置が提案されてい
る(例えば、特開平5−147421号公報参照)。こ
の車両用空調装置では、設定室温Trtcが設定された
時に基準温度Tptc(S)と設定温度Tptcとの差
ΔTptcを求め、この差ΔTptcと日射量Qsun
との相互関係を平均化して回帰式を求め、この回帰式か
ら求めた日射量による平均温度差ΔTptc(AVE)
を数式1に加えることによって、日射量に対する乗員の
感覚を反映した空調制御へと逐次変更し、日射量の増減
にともなう設定室温Tptcの変更操作回数を減少させ
ている。しかし、この空調装置でも日射方向の変化に対
する乗員の感覚の個人差を考慮していないので、乗員に
よっては物足りなかったり過剰ぎみに感じたりすること
がある。
【0007】一方、日射方向の変化に対応した空調制御
を行なう車両用空調装置も提案されている(例えば、特
開平2−283522号公報参照)。この車両用空調装
置では、車室内に左右に2個の日射センサーを設けて日
射の方向と強度を検出し、日射方向に応じて前席乗員に
対する左右(運転席と助手席)の風量配分を自動的に制
御している。さらに、風量配分が手動設定によって固定
されている場合でも、日射方向によって吹出温を補正し
ている。しかしながら、この車両用空調装置では、左右
の日射量の差に対する制御補正量が平均的な値に固定さ
れているだけで、日射量に対する感覚の個人差が考慮さ
れた制御となっておらず、乗員によっては風量配分の変
更により違和感が増大することがある。
を行なう車両用空調装置も提案されている(例えば、特
開平2−283522号公報参照)。この車両用空調装
置では、車室内に左右に2個の日射センサーを設けて日
射の方向と強度を検出し、日射方向に応じて前席乗員に
対する左右(運転席と助手席)の風量配分を自動的に制
御している。さらに、風量配分が手動設定によって固定
されている場合でも、日射方向によって吹出温を補正し
ている。しかしながら、この車両用空調装置では、左右
の日射量の差に対する制御補正量が平均的な値に固定さ
れているだけで、日射量に対する感覚の個人差が考慮さ
れた制御となっておらず、乗員によっては風量配分の変
更により違和感が増大することがある。
【0008】本発明の目的は、日射変化に対する空調制
御特性を乗員ごとのフィーリングに適合させることにあ
る。
御特性を乗員ごとのフィーリングに適合させることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、車室内空調制御に必要な熱環境
情報と室温設定手段により設定された車室内温度の設定
値とに基づいて空調ユニット内の温度調節手段および風
量調節手段の制御量を演算する制御量演算手段を備えた
車両用空調装置に適用される。そして、車室内への空調
風の送風量を設定する送風量設定手段と、乗員に到達す
る日射量を検出する乗員日射量検出手段と、前記室温設
定手段および前記送風量設定手段の設定変更量を、前記
乗員日射量検出手段により検出された日射量に対応づけ
て記憶する設定変更記憶手段と、前記設定変更記憶手段
に記憶されている設定変更量と日射量との相関関係に基
づいて前記制御量の補正量を演算する補正量演算手段と
を備える。請求項2の車両用空調装置の前記乗員日射量
検出手段は、車両の左右方向および上下方向から車室内
に入射する日射量を検出する車室日射量検出手段を有
し、この車室日射量検出手段により検出された日射量に
基づいて日射の方位角と仰角を演算し、それらの方位角
と仰角により乗員に到達する日射量を演算する。請求項
3の車両用空調装置は、前記設定変更記憶手段によっ
て、前記乗員日射量検出手段により検出された日射量の
時間変化率が所定値以下の時に、前記室温設定手段およ
び前記送風量設定手段の設定変更量を日射量に対応づけ
て記憶するようにしたものである。請求項4の車両用空
調装置は、前記補正量演算手段によつて、前記設定変更
記憶手段に記憶されている所定の環境条件範囲の設定変
更情報を用いてすべての環境条件範囲の設定変更情報を
補間により演算する際、少なくとも前記熱環境情報検出
手段により検出された車室外気温と前記乗員日射量検出
手段により検出された日射量をファジィルールの前件部
への入力条件としたファジィ推論により演算するように
したものである。請求項5の発明は、車室内空調制御に
必要な熱環境情報と車室内温度の設定値とに基づいて空
調ユニット内の温度調節手段および風量調節手段の制御
量を演算する制御量演算手段を備え、車室内の複数の空
間を独立に空調する車両用空調装置に適用される。そし
て、前記車室内の各空間ごとに空調風の温度と送風量と
を設定するための複数の設定手段と、前記複数の空間に
着座する各乗員へ到達する日射量を検出する乗員日射量
検出手段と、前記車室内の各空間ごとに、前記設定手段
による設定変更量を前記乗員日射量検出手段により検出
された日射量に対応づけて記憶する設定変更記憶手段
と、前記設定変更記憶手段に記憶されている前記車室内
の各空間ごとの設定変更量と日射量との相関関係に基づ
いて前記車室内の各空間ごとの前記制御量の補正量を演
算する補正量演算手段とを備える。請求項6の車両用空
調装置の前記乗員日射量検出手段は、車両の左右方向お
よび上下方向から車室内に入射する日射量を検出する車
室日射量検出手段を有し、この車室日射量検出手段によ
り検出された日射量に基づいて日射の方位角と仰角を演
算し、それらの方位角と仰角により前記車室内の各空間
に着座する乗員へ到達する日射量を演算する。請求項7
の車両用空調装置は、前記設定変更記憶手段によって、
前記乗員日射量検出手段により検出された日射量の時間
変化率が所定値以下の時に、前記設定手段の設定変更量
を日射量に対応づけて記憶する
に、請求項1の発明は、車室内空調制御に必要な熱環境
情報と室温設定手段により設定された車室内温度の設定
値とに基づいて空調ユニット内の温度調節手段および風
量調節手段の制御量を演算する制御量演算手段を備えた
車両用空調装置に適用される。そして、車室内への空調
風の送風量を設定する送風量設定手段と、乗員に到達す
る日射量を検出する乗員日射量検出手段と、前記室温設
定手段および前記送風量設定手段の設定変更量を、前記
乗員日射量検出手段により検出された日射量に対応づけ
て記憶する設定変更記憶手段と、前記設定変更記憶手段
に記憶されている設定変更量と日射量との相関関係に基
づいて前記制御量の補正量を演算する補正量演算手段と
を備える。請求項2の車両用空調装置の前記乗員日射量
検出手段は、車両の左右方向および上下方向から車室内
に入射する日射量を検出する車室日射量検出手段を有
し、この車室日射量検出手段により検出された日射量に
基づいて日射の方位角と仰角を演算し、それらの方位角
と仰角により乗員に到達する日射量を演算する。請求項
3の車両用空調装置は、前記設定変更記憶手段によっ
て、前記乗員日射量検出手段により検出された日射量の
時間変化率が所定値以下の時に、前記室温設定手段およ
び前記送風量設定手段の設定変更量を日射量に対応づけ
て記憶するようにしたものである。請求項4の車両用空
調装置は、前記補正量演算手段によつて、前記設定変更
記憶手段に記憶されている所定の環境条件範囲の設定変
更情報を用いてすべての環境条件範囲の設定変更情報を
補間により演算する際、少なくとも前記熱環境情報検出
手段により検出された車室外気温と前記乗員日射量検出
手段により検出された日射量をファジィルールの前件部
への入力条件としたファジィ推論により演算するように
したものである。請求項5の発明は、車室内空調制御に
必要な熱環境情報と車室内温度の設定値とに基づいて空
調ユニット内の温度調節手段および風量調節手段の制御
量を演算する制御量演算手段を備え、車室内の複数の空
間を独立に空調する車両用空調装置に適用される。そし
て、前記車室内の各空間ごとに空調風の温度と送風量と
を設定するための複数の設定手段と、前記複数の空間に
着座する各乗員へ到達する日射量を検出する乗員日射量
検出手段と、前記車室内の各空間ごとに、前記設定手段
による設定変更量を前記乗員日射量検出手段により検出
された日射量に対応づけて記憶する設定変更記憶手段
と、前記設定変更記憶手段に記憶されている前記車室内
の各空間ごとの設定変更量と日射量との相関関係に基づ
いて前記車室内の各空間ごとの前記制御量の補正量を演
算する補正量演算手段とを備える。請求項6の車両用空
調装置の前記乗員日射量検出手段は、車両の左右方向お
よび上下方向から車室内に入射する日射量を検出する車
室日射量検出手段を有し、この車室日射量検出手段によ
り検出された日射量に基づいて日射の方位角と仰角を演
算し、それらの方位角と仰角により前記車室内の各空間
に着座する乗員へ到達する日射量を演算する。請求項7
の車両用空調装置は、前記設定変更記憶手段によって、
前記乗員日射量検出手段により検出された日射量の時間
変化率が所定値以下の時に、前記設定手段の設定変更量
を日射量に対応づけて記憶する
【0010】
【作用】請求項1の車両用空調装置では、車室内温度の
設定値と熱環境情報とに基づいて温度調節手段および風
量調節手段の制御量を演算するとともに、乗員に到達す
る日射量を検出し、車室内温度および送風量の設定変更
量を乗員に到達する日射量に対応づけて記憶する。そし
て、記憶されている設定変更量と日射量との相関関係に
基づいて前記制御量の補正量を演算する。請求項2の車
両用空調装置では、車両の左右方向および上下方向から
車室内に入射する日射量を検出し、これらの日射量に基
づいて日射の方位角と仰角を演算し、それらの方位角と
仰角とにより乗員に到達する日射量を演算する。請求項
3の車両用空調装置では、乗員に到達する日射量の時間
変化率が所定値以下の時に、その日射量に対応づけて車
室内温度および送風量の設定変更量を記憶する。請求項
4の車両用空調装置では、設定変更記憶手段に記憶され
ている所定の環境条件範囲の設定変更情報を用いてすべ
ての環境条件範囲の設定変更情報を補間により演算する
際、少なくとも車室外気温と日射量をファジィルールの
前件部への入力条件としたファジィ推論により演算す
る。請求項5の車両用空調装置では、車室内空調制御に
必要な熱環境情報と車室内温度の設定値とに基づいて空
調ユニット内の温度調節手段および風量調節手段の制御
量を演算する。そして、車室内の各空間ごとに、空調風
の温度と送風量の設定変更量を乗員へ到達する日射量に
対応づけて記億し、記憶されている車室内の各空間ごと
の設定変更量と日射量との相関関係に基づいて車室内の
各空間ごとの制御量の補正量を演算する。請求項6の車
両用空調装置では、車両の左右方向および上下方向から
車室内に入射する日射量を検出し、検出された日射量に
基づいて日射の方位角と仰角を演算し、それらの方位角
と仰角により車室内の各空間に着座する乗員へ到達する
日射量を演算する。請求項7の車両用空調装置では、車
室内の各空間ごとに、着座する乗員への日射量の時間変
化率が所定値以下の時に空調風の温度と送風量の設定変
更量を日射量に対応づけて記憶する。
設定値と熱環境情報とに基づいて温度調節手段および風
量調節手段の制御量を演算するとともに、乗員に到達す
る日射量を検出し、車室内温度および送風量の設定変更
量を乗員に到達する日射量に対応づけて記憶する。そし
て、記憶されている設定変更量と日射量との相関関係に
基づいて前記制御量の補正量を演算する。請求項2の車
両用空調装置では、車両の左右方向および上下方向から
車室内に入射する日射量を検出し、これらの日射量に基
づいて日射の方位角と仰角を演算し、それらの方位角と
仰角とにより乗員に到達する日射量を演算する。請求項
3の車両用空調装置では、乗員に到達する日射量の時間
変化率が所定値以下の時に、その日射量に対応づけて車
室内温度および送風量の設定変更量を記憶する。請求項
4の車両用空調装置では、設定変更記憶手段に記憶され
ている所定の環境条件範囲の設定変更情報を用いてすべ
ての環境条件範囲の設定変更情報を補間により演算する
際、少なくとも車室外気温と日射量をファジィルールの
前件部への入力条件としたファジィ推論により演算す
る。請求項5の車両用空調装置では、車室内空調制御に
必要な熱環境情報と車室内温度の設定値とに基づいて空
調ユニット内の温度調節手段および風量調節手段の制御
量を演算する。そして、車室内の各空間ごとに、空調風
の温度と送風量の設定変更量を乗員へ到達する日射量に
対応づけて記億し、記憶されている車室内の各空間ごと
の設定変更量と日射量との相関関係に基づいて車室内の
各空間ごとの制御量の補正量を演算する。請求項6の車
両用空調装置では、車両の左右方向および上下方向から
車室内に入射する日射量を検出し、検出された日射量に
基づいて日射の方位角と仰角を演算し、それらの方位角
と仰角により車室内の各空間に着座する乗員へ到達する
日射量を演算する。請求項7の車両用空調装置では、車
室内の各空間ごとに、着座する乗員への日射量の時間変
化率が所定値以下の時に空調風の温度と送風量の設定変
更量を日射量に対応づけて記憶する。
【0011】
−第1の実施例− 図1は本発明の車両用空調装置の第1の実施例の構成を
示す。この車両用空調装置は、空調装置本体と制御装置
と熱環境情報検出器と操作機器とを備えている。空調装
置本体1は、ブロアユニット2、クーリングユニット
3、ヒーターユニット4を順次連結して構成される。ブ
ロアユニット2には、外気導入口5と、内気導入口6
と、2つの導入口5,6を開閉するインテークドア7
と、そのインテークドア7を駆動するアクチュエータ8
と、空調風を発生させるブロアファン9と、そのブロア
ファンを駆動するモータ10とが設置される。また、ク
ーリングユニット3にはエバポレーター11が設置され
る。エバポレーター11は配管12を介して不図示の冷
凍サイクルと接続され、冷凍サイクルの不図示の膨張弁
から低温冷媒がエバポレーター11に供給され、空調風
を冷却した後、冷凍サイクルの不図示のコンプレッサー
に戻る。さらに、ヒーターユニット4には、エアーミッ
クスドア13と、そのエアーミックスドア13を駆動す
るアクチュエータ14と、ヒーターコア15とが設置さ
れる。ヒーターコア15には配管27を介して不図示の
エンジンの冷却水が供給され、ヒーターコア15を通過
する空調風を加熱する。
示す。この車両用空調装置は、空調装置本体と制御装置
と熱環境情報検出器と操作機器とを備えている。空調装
置本体1は、ブロアユニット2、クーリングユニット
3、ヒーターユニット4を順次連結して構成される。ブ
ロアユニット2には、外気導入口5と、内気導入口6
と、2つの導入口5,6を開閉するインテークドア7
と、そのインテークドア7を駆動するアクチュエータ8
と、空調風を発生させるブロアファン9と、そのブロア
ファンを駆動するモータ10とが設置される。また、ク
ーリングユニット3にはエバポレーター11が設置され
る。エバポレーター11は配管12を介して不図示の冷
凍サイクルと接続され、冷凍サイクルの不図示の膨張弁
から低温冷媒がエバポレーター11に供給され、空調風
を冷却した後、冷凍サイクルの不図示のコンプレッサー
に戻る。さらに、ヒーターユニット4には、エアーミッ
クスドア13と、そのエアーミックスドア13を駆動す
るアクチュエータ14と、ヒーターコア15とが設置さ
れる。ヒーターコア15には配管27を介して不図示の
エンジンの冷却水が供給され、ヒーターコア15を通過
する空調風を加熱する。
【0012】ヒーターコア15の下流には、デフロスタ
ーダクト16とベントダクト17とフットダクト18と
が接続され、各ダクト16,17,18への分岐部には
それぞれ開閉ドア19,20,21が設置される。これ
らの開閉ドア19,20,21はそれぞれアクチュエー
タ22,23,24により駆動される。なお、ベントダ
クト17の端部にはベントグリル25が設けられ、ルー
バーフィン26の角度を調節することにより車室内への
吹き出し方向の調節が可能である。
ーダクト16とベントダクト17とフットダクト18と
が接続され、各ダクト16,17,18への分岐部には
それぞれ開閉ドア19,20,21が設置される。これ
らの開閉ドア19,20,21はそれぞれアクチュエー
タ22,23,24により駆動される。なお、ベントダ
クト17の端部にはベントグリル25が設けられ、ルー
バーフィン26の角度を調節することにより車室内への
吹き出し方向の調節が可能である。
【0013】コントローラー30は、マイクロコンピュ
ーターおよびその周辺部品から構成され、インテークモ
ード制御、風量制御、吹き出し口制御、吹出温制御など
を行なう。このコントローラー30には、風量設定の自
動制御を行なうオートエアコンスイッチ31と、乗員に
よる設定操作を学習し制御特性を補正して自動制御を行
なう学習モードスイッチ32と、コンプレッサーON/
OFFスイッチ33と、車両の熱環境を計測する室温セ
ンサー34と、外気温センサー35と、日射量センサー
36と、室温設定器37と、風量設定器38と、空調風
の導入口を切り換える内外気導入切換スイッチ39と、
空調風の吹出口を切り換える吹出口モードスイッチ40
と、フロントデフロスタスイッチ41と、リアデフロス
タスイッチ42とが接続される。
ーターおよびその周辺部品から構成され、インテークモ
ード制御、風量制御、吹き出し口制御、吹出温制御など
を行なう。このコントローラー30には、風量設定の自
動制御を行なうオートエアコンスイッチ31と、乗員に
よる設定操作を学習し制御特性を補正して自動制御を行
なう学習モードスイッチ32と、コンプレッサーON/
OFFスイッチ33と、車両の熱環境を計測する室温セ
ンサー34と、外気温センサー35と、日射量センサー
36と、室温設定器37と、風量設定器38と、空調風
の導入口を切り換える内外気導入切換スイッチ39と、
空調風の吹出口を切り換える吹出口モードスイッチ40
と、フロントデフロスタスイッチ41と、リアデフロス
タスイッチ42とが接続される。
【0014】室温センサー34は内気温(車室内温度)
Ticを検出し、外気温センサー35は外気温(車室外
温度)Tambを検出する。日射センサー36は日射量
Qsunを検出する。図11は日射センサー36を示
し、(a)は車両のフロントウインドウシールド部を前
方から見た図であり、(b)は車両のフロントウインド
ウシールド部の横断面図である。日射センサー36は車
両のフロントウインドウシールドの内側のインストルメ
ントパネル上に設置され、3つの受光部44a,44
b,44cを有している。受光部44aは日射センサー
36の上方に設けられ、車両の真上からの日射を受光す
る。受光部44bと44cはそれぞれ車両の進行方向に
対して±θoの方向に向けられ、角度φoだけ傾斜させ
て設けらる。これらの受光部44aと44bは図12に
示すような出力特性を有しており、車両の進行方向に対
して±θoの時にそれぞれ最大の感度を示す。コントロ
ーラー30は、日射センサー36の3つの受光部44
a,44b,44cにより検出された日射量に基づいて
車両の進行方向に対する日射の方位角θと仰角φとを演
算する。
Ticを検出し、外気温センサー35は外気温(車室外
温度)Tambを検出する。日射センサー36は日射量
Qsunを検出する。図11は日射センサー36を示
し、(a)は車両のフロントウインドウシールド部を前
方から見た図であり、(b)は車両のフロントウインド
ウシールド部の横断面図である。日射センサー36は車
両のフロントウインドウシールドの内側のインストルメ
ントパネル上に設置され、3つの受光部44a,44
b,44cを有している。受光部44aは日射センサー
36の上方に設けられ、車両の真上からの日射を受光す
る。受光部44bと44cはそれぞれ車両の進行方向に
対して±θoの方向に向けられ、角度φoだけ傾斜させ
て設けらる。これらの受光部44aと44bは図12に
示すような出力特性を有しており、車両の進行方向に対
して±θoの時にそれぞれ最大の感度を示す。コントロ
ーラー30は、日射センサー36の3つの受光部44
a,44b,44cにより検出された日射量に基づいて
車両の進行方向に対する日射の方位角θと仰角φとを演
算する。
【0015】コントローラー30にはまた、インテーク
ドアアクチュエータ8と、ブロアファンモータ10と、
エアミックスドアアクチュエータ14と、デフロスター
ドアアクチュエータ22と、ベントドアアクチュエータ
23と、フットドアアクチュエータ24とが接続され
る。コントローラー30は、各種センサーにより検出さ
れた熱環境情報と各種スイッチにより設定された設定情
報とに基づいて、各種アクチュエータ8,14,22〜
24、ブロアファンモーター10、不図示のコンプレッ
サーなどを駆動制御し、車室内の空調を行なう。なお、
目標室温、吹き出し口、風量などの空調装置の作動状態
は表示器43に表示される。
ドアアクチュエータ8と、ブロアファンモータ10と、
エアミックスドアアクチュエータ14と、デフロスター
ドアアクチュエータ22と、ベントドアアクチュエータ
23と、フットドアアクチュエータ24とが接続され
る。コントローラー30は、各種センサーにより検出さ
れた熱環境情報と各種スイッチにより設定された設定情
報とに基づいて、各種アクチュエータ8,14,22〜
24、ブロアファンモーター10、不図示のコンプレッ
サーなどを駆動制御し、車室内の空調を行なう。なお、
目標室温、吹き出し口、風量などの空調装置の作動状態
は表示器43に表示される。
【0016】次に、図2〜13により第1の実施例の動
作を説明する。図2は空調制御のメインプログラムを示
すフローチャートである。空調装置の起動スイッチであ
るオートエアコンスイッチが投入されると、コントロー
ラー30はこのメインプログラムの実行を開始する。ス
テップ201において図3に示すサブルーチンを実行
し、制御装置本体内に内蔵されたメモリから各種演算に
用いる予め定められた定数A〜Uの値と乗員の設定変更
情報とを読み込む。ステップ202で図4に示すサブル
ーチンを実行し、各種センサーから種々の熱環境情報を
読み込むとともに、各種設定器から設定室温を含む種々
の設定情報を読み込む。ステップ203では図5に示す
サブルーチンを実行し、エバポレーター通過後の冷風の
ヒーターコア通過量を制御するエアーミックスドアの開
度Xを求める。ここでは、現在の熱負荷状態のもとで設
定室温にするために必要な目標吹出温Tofを求め、こ
の吹出温Tofにするためのエアーミックスドア開度X
を算出する。ステップ204、205ではそれぞれ図6
と図7に示すサブルーチンを実行し、目標吹出温Tof
に対して最適な吹出口モード処理と吸込口処理を行な
う。続くステップ206で図8に示すサブルーチンを実
行し、目標吹出温Tofに応じた風量を吹き出すように
予め定められているブロアファン印加電圧特性に基づい
てブロアファン電圧Vfanを決定する。さらにステッ
プ207では図9に示すサブルーチンを実行し、ステッ
プ204〜206で算出した各種制御量となるように各
アクチュエータへ制御信号を出力する。その後、ステッ
プ202へ戻り、オートエアコンスイッチがオフされる
まで上述した処理を繰り返す。
作を説明する。図2は空調制御のメインプログラムを示
すフローチャートである。空調装置の起動スイッチであ
るオートエアコンスイッチが投入されると、コントロー
ラー30はこのメインプログラムの実行を開始する。ス
テップ201において図3に示すサブルーチンを実行
し、制御装置本体内に内蔵されたメモリから各種演算に
用いる予め定められた定数A〜Uの値と乗員の設定変更
情報とを読み込む。ステップ202で図4に示すサブル
ーチンを実行し、各種センサーから種々の熱環境情報を
読み込むとともに、各種設定器から設定室温を含む種々
の設定情報を読み込む。ステップ203では図5に示す
サブルーチンを実行し、エバポレーター通過後の冷風の
ヒーターコア通過量を制御するエアーミックスドアの開
度Xを求める。ここでは、現在の熱負荷状態のもとで設
定室温にするために必要な目標吹出温Tofを求め、こ
の吹出温Tofにするためのエアーミックスドア開度X
を算出する。ステップ204、205ではそれぞれ図6
と図7に示すサブルーチンを実行し、目標吹出温Tof
に対して最適な吹出口モード処理と吸込口処理を行な
う。続くステップ206で図8に示すサブルーチンを実
行し、目標吹出温Tofに応じた風量を吹き出すように
予め定められているブロアファン印加電圧特性に基づい
てブロアファン電圧Vfanを決定する。さらにステッ
プ207では図9に示すサブルーチンを実行し、ステッ
プ204〜206で算出した各種制御量となるように各
アクチュエータへ制御信号を出力する。その後、ステッ
プ202へ戻り、オートエアコンスイッチがオフされる
まで上述した処理を繰り返す。
【0017】図3は初期設定処理を示すフローチャート
であり、図2に示すメインプログラムのステップ201
で実行される。ステップ301において、図2のステッ
プ203のエアーミックスドア開度処理の目標吹出温T
ofの演算で用いる定数A〜Eと、エアーミックスドア
開度Xの演算に用いる定数F,G,Hと、図2のステッ
プ204の吹出口モード処理で用いる定数I〜Lと、図
2のステップ205の吸込口処理で用いる定数M〜Q
と、図2のステップ206の風量処理で用いる定数R〜
Uとをセットする。次にステップ302で、図5に示す
エアーミックスドア開度処理で使用する平均設定温日射
相関関数α(Tamb)と瞬間設定温日射相関関数β
(Tamb,Qm)、図8に示す風量処理で使用する平
均フアン日射相関関数γ(Tamb)、瞬間フアン日射
相関関数δ(Tamb,Qm)をそれぞれ設定情報記憶
メモリから読み込む。これらは設定情報記憶メモリ内の
設定履歴から演算した相関関数であり、季節(外気温T
amb)や天候(日射量Qm)に応じて乗員が設定しや
すい設定温と風量の特性を表わす関数である。これらの
関数の演算結果は後述する各処理における補正量に相当
し、この空調装置を使用するたびに図4に示すデータ入
力処理におけるステップ415の学習処理で更新され
る。以上の初期化処理が終了したら図2のメインプログ
ラムへリターンする。
であり、図2に示すメインプログラムのステップ201
で実行される。ステップ301において、図2のステッ
プ203のエアーミックスドア開度処理の目標吹出温T
ofの演算で用いる定数A〜Eと、エアーミックスドア
開度Xの演算に用いる定数F,G,Hと、図2のステッ
プ204の吹出口モード処理で用いる定数I〜Lと、図
2のステップ205の吸込口処理で用いる定数M〜Q
と、図2のステップ206の風量処理で用いる定数R〜
Uとをセットする。次にステップ302で、図5に示す
エアーミックスドア開度処理で使用する平均設定温日射
相関関数α(Tamb)と瞬間設定温日射相関関数β
(Tamb,Qm)、図8に示す風量処理で使用する平
均フアン日射相関関数γ(Tamb)、瞬間フアン日射
相関関数δ(Tamb,Qm)をそれぞれ設定情報記憶
メモリから読み込む。これらは設定情報記憶メモリ内の
設定履歴から演算した相関関数であり、季節(外気温T
amb)や天候(日射量Qm)に応じて乗員が設定しや
すい設定温と風量の特性を表わす関数である。これらの
関数の演算結果は後述する各処理における補正量に相当
し、この空調装置を使用するたびに図4に示すデータ入
力処理におけるステップ415の学習処理で更新され
る。以上の初期化処理が終了したら図2のメインプログ
ラムへリターンする。
【0018】図4はデータ入力処理を示すフローチャー
トであり、図2に示すメインプログラムのステップ20
2で実行される。この処理では、各センサーから熱環境
情報を入力するとともに各設定スイッチから設定情報を
入力し、それぞれ相当する変数にセットし、センサー値
の処理と学習処理で使用する設定情報記憶メモリへの記
憶処理および学習処理を行なう。ステップ401におい
て、室温センサー34により検出された内気温をTic
にセットし、外気温センサー35により検出された外気
温をTambにセットする。また、日射センサー36の
受光部44aにより検出された日射量をQsun1にセ
ットし、運転席側の受光部44bにより検出された日射
量をQsun2にセットし、助手席側の受光部44cに
より検出された日射量をQsun3にセットする。さら
に、室温設定器37により設定された設定室温をTpt
cにセットし、風量設定器38により設定された手動設
定のブロアファン電圧設定値をVfanにセットする。
さらにまた、吹出口モードを選択する吹出口モードスイ
ッチ40と、空調風の導入口を切り換える内外気導入切
換スイッチ39と、空調装置のメインスイッチであるオ
ートエアコンスイッチ31と、設定情報記憶メモリの記
憶情報によって自動制御する学習モードを選択するため
の学習モードスイッチ32の設定情報をそれぞれ入力す
る。
トであり、図2に示すメインプログラムのステップ20
2で実行される。この処理では、各センサーから熱環境
情報を入力するとともに各設定スイッチから設定情報を
入力し、それぞれ相当する変数にセットし、センサー値
の処理と学習処理で使用する設定情報記憶メモリへの記
憶処理および学習処理を行なう。ステップ401におい
て、室温センサー34により検出された内気温をTic
にセットし、外気温センサー35により検出された外気
温をTambにセットする。また、日射センサー36の
受光部44aにより検出された日射量をQsun1にセ
ットし、運転席側の受光部44bにより検出された日射
量をQsun2にセットし、助手席側の受光部44cに
より検出された日射量をQsun3にセットする。さら
に、室温設定器37により設定された設定室温をTpt
cにセットし、風量設定器38により設定された手動設
定のブロアファン電圧設定値をVfanにセットする。
さらにまた、吹出口モードを選択する吹出口モードスイ
ッチ40と、空調風の導入口を切り換える内外気導入切
換スイッチ39と、空調装置のメインスイッチであるオ
ートエアコンスイッチ31と、設定情報記憶メモリの記
憶情報によって自動制御する学習モードを選択するため
の学習モードスイッチ32の設定情報をそれぞれ入力す
る。
【0019】ステップ402では、オートエアコンスイ
ッチ31または学習モードスイッチ32がオフされる
か、あるいは不図示のイグニッションキースイッチがオ
フされて、空調装置の使用が終了したか否かを判別す
る。空調装置の使用が終了したらステップ415へ進
み、図14、図15に示す学習処理ルーチンを実行した
後、処理を終了する。この学習処理については後述す
る。一方、空調装置の使用が終了していなければステッ
プ403へ進み、図10に示す日射量、日射角度演算処
理ルーチンを実行し、日射量Qsun1,Qsun2,
Qsun3に基づいて日射の方位角θと仰角φを求め、
後処理で使用する各種日射量を算出する。
ッチ31または学習モードスイッチ32がオフされる
か、あるいは不図示のイグニッションキースイッチがオ
フされて、空調装置の使用が終了したか否かを判別す
る。空調装置の使用が終了したらステップ415へ進
み、図14、図15に示す学習処理ルーチンを実行した
後、処理を終了する。この学習処理については後述す
る。一方、空調装置の使用が終了していなければステッ
プ403へ進み、図10に示す日射量、日射角度演算処
理ルーチンを実行し、日射量Qsun1,Qsun2,
Qsun3に基づいて日射の方位角θと仰角φを求め、
後処理で使用する各種日射量を算出する。
【0020】図10のステップ1001で、図12に示
す特性に基づいて方位角θを求める。すなわち、運転席
側の受光部44bの日射量Qsun2と助手席側の受光
部44cの日射量QSun3の内の、大きい方をQsu
n,1とし小さい方をQsun,sとすると、
す特性に基づいて方位角θを求める。すなわち、運転席
側の受光部44bの日射量Qsun2と助手席側の受光
部44cの日射量QSun3の内の、大きい方をQsu
n,1とし小さい方をQsun,sとすると、
【数2】 となる。数式2において、f(X)は図12に示す日射
量の相対感度の比と方位角θとの関係から作成される図
13に示すような関数である。方位角θを算出したらス
テップ1002へ進み、図12の特性を逆算してQsu
n2,Qsun3から求まる方位角0°(車両の進行方
向)における日射量Qsun23を算出する。この日射
量Qsun23は、受光面を進行方向に垂直に仰角φ=
0°で取り付けた場合の日射量認識値となる。次に、日
射量Qsun1とQsun23に基づいて次式により仰
角φを求める。
量の相対感度の比と方位角θとの関係から作成される図
13に示すような関数である。方位角θを算出したらス
テップ1002へ進み、図12の特性を逆算してQsu
n2,Qsun3から求まる方位角0°(車両の進行方
向)における日射量Qsun23を算出する。この日射
量Qsun23は、受光面を進行方向に垂直に仰角φ=
0°で取り付けた場合の日射量認識値となる。次に、日
射量Qsun1とQsun23に基づいて次式により仰
角φを求める。
【数3】
【0021】ステップ1004では、日射量Qsun
1,Qsun2,Qsun3を方位角θと仰角φにより
補正して、中央日射量Qsun,mと運転席日射量Qs
un,dと助手席日射量Qsun,aを次式により求め
る。
1,Qsun2,Qsun3を方位角θと仰角φにより
補正して、中央日射量Qsun,mと運転席日射量Qs
un,dと助手席日射量Qsun,aを次式により求め
る。
【数4】
【数5】
【数6】 となる。ここで、運転席日射量Qsun,dと助手席日
射量Qsun,aはそれぞれ、運転席と助手席に直接差
し込んでいる日射量を判別するために、水平面上の車両
の進行方向に垂直な方向の日射量成分を抽出したもので
ある。したがって、太陽の高度が低く、真横からの日射
であるほど(斜めであるほど)全日射量に対する割合が
大きくなる。最後にステップ1005では、日射量Qs
un,mを10分間程度の比較的長い時間にわたって平
均した値を現在の熱環境における平均日射量Qmとして
算出し、日射量、日射角度演算処理を終了して図4のス
テップ404へ戻る。
射量Qsun,aはそれぞれ、運転席と助手席に直接差
し込んでいる日射量を判別するために、水平面上の車両
の進行方向に垂直な方向の日射量成分を抽出したもので
ある。したがって、太陽の高度が低く、真横からの日射
であるほど(斜めであるほど)全日射量に対する割合が
大きくなる。最後にステップ1005では、日射量Qs
un,mを10分間程度の比較的長い時間にわたって平
均した値を現在の熱環境における平均日射量Qmとして
算出し、日射量、日射角度演算処理を終了して図4のス
テップ404へ戻る。
【0022】ステップ404において学習モードか否か
を判別し、学習モードであればステップ405へ進み、
そうでなければ処理を終了して図2のステップ203へ
戻る。学習モードの時は、ステップ405で内気温Ti
cと設定室温Tptcとの差が所定温度以下で安定して
いるか否かを判別し、室温が安定していれば処理を終了
して図2のステップ203へ戻り、室温が安定していな
ければステップ406へ進む。ステップ406で、運転
席日射量Qsun,dと平均日射量Qmとの差の絶対値
が所定値ΔQ0よりも大きいか否かを判別し、大きけれ
ばステップ407へ進み、そうでなければステップ40
7をスキップする。ステップ407では、瞬間日射フラ
グをON(1)にする。この瞬間日射フラグは、車両全
体に平均的に当たっている日射量に対して運転席側の日
射量に大きな差が生じたかどうかを判別するためのフラ
グで、使用開始時の初期値はOFF(0)である。
を判別し、学習モードであればステップ405へ進み、
そうでなければ処理を終了して図2のステップ203へ
戻る。学習モードの時は、ステップ405で内気温Ti
cと設定室温Tptcとの差が所定温度以下で安定して
いるか否かを判別し、室温が安定していれば処理を終了
して図2のステップ203へ戻り、室温が安定していな
ければステップ406へ進む。ステップ406で、運転
席日射量Qsun,dと平均日射量Qmとの差の絶対値
が所定値ΔQ0よりも大きいか否かを判別し、大きけれ
ばステップ407へ進み、そうでなければステップ40
7をスキップする。ステップ407では、瞬間日射フラ
グをON(1)にする。この瞬間日射フラグは、車両全
体に平均的に当たっている日射量に対して運転席側の日
射量に大きな差が生じたかどうかを判別するためのフラ
グで、使用開始時の初期値はOFF(0)である。
【0023】ステップ408では、運転席日射量Qsu
n,dと平均日射量Qmとの差の絶対値が所定値ΔQ1
より小さいかどうかを判別し、小さければステップ40
9へ進み、そうでなければステップ409をスキップす
る。ステップ409で、上述した瞬間日射フラグをOF
Fする。ステップ410で、設定室温Tptcまたは設
定ファン風量(Vfan)に変更があったかどうかを判
別し、変更があればステップ411へ進み、なければス
テップ413へ進む。設定室温Tptcまたは設定風量
(Vfan)に変更があった時は、ステップ411で変
更されてから充分時間が経過し、設定が一定値に収束し
たかどうかを判別し、収束していればステップ412へ
進み、そうでなければステップ413へ進む。設定室温
Tptcまたは設定風量(Vfan)の変更後、充分時
間が経過して設定が一定値に収束している場合は、ステ
ップ412で、ステップ415の学習処理で用いる設定
の変更情報として、設定変更時の時刻(空調装置使用時
からの経過時間)と、変更した設定室温Tptcまたは
設定風量と、運転席日射量Qsun,dと、平均日射量
Qmとを瞬間設定変更情報記憶バッファの現在の外気温
と平均日射量が所属する記憶クラスに記憶してステップ
413へ進む。ステップ413では、室温安定時からの
経過時間が所定時間t0の倍数かどうかを判別し、倍数
の場合はステップ414へ進み、そうでなければ図2の
ステップ203へ戻る。t0の値として平均日射量算出
のための時間と同じ10分程度の比較的長い時間を用い
る。ステップ414では、t0間の平均設定室温と平均
風量を求め、ステップ415の学習処理で用いる設定情
報として平均設定温度、平均風量、平均日射量を記憶し
て図2のステップ203へ戻る。
n,dと平均日射量Qmとの差の絶対値が所定値ΔQ1
より小さいかどうかを判別し、小さければステップ40
9へ進み、そうでなければステップ409をスキップす
る。ステップ409で、上述した瞬間日射フラグをOF
Fする。ステップ410で、設定室温Tptcまたは設
定ファン風量(Vfan)に変更があったかどうかを判
別し、変更があればステップ411へ進み、なければス
テップ413へ進む。設定室温Tptcまたは設定風量
(Vfan)に変更があった時は、ステップ411で変
更されてから充分時間が経過し、設定が一定値に収束し
たかどうかを判別し、収束していればステップ412へ
進み、そうでなければステップ413へ進む。設定室温
Tptcまたは設定風量(Vfan)の変更後、充分時
間が経過して設定が一定値に収束している場合は、ステ
ップ412で、ステップ415の学習処理で用いる設定
の変更情報として、設定変更時の時刻(空調装置使用時
からの経過時間)と、変更した設定室温Tptcまたは
設定風量と、運転席日射量Qsun,dと、平均日射量
Qmとを瞬間設定変更情報記憶バッファの現在の外気温
と平均日射量が所属する記憶クラスに記憶してステップ
413へ進む。ステップ413では、室温安定時からの
経過時間が所定時間t0の倍数かどうかを判別し、倍数
の場合はステップ414へ進み、そうでなければ図2の
ステップ203へ戻る。t0の値として平均日射量算出
のための時間と同じ10分程度の比較的長い時間を用い
る。ステップ414では、t0間の平均設定室温と平均
風量を求め、ステップ415の学習処理で用いる設定情
報として平均設定温度、平均風量、平均日射量を記憶し
て図2のステップ203へ戻る。
【0024】図5はエアミックスドア開度処理を示すフ
ローチャートであり、図2に示すメインプログラムのス
テップ203で実行される。ステップ501において、
学習モードスイッチ32により学習モードが設定されて
いるか否かを判別し、学習モードが設定されていればス
テップ502へ進み、そうでなければステップ507へ
進む。学習モードが設定されている時は、ステップ50
2で瞬間日射フラグがON(1)かどうかを判別する。
ONの場合はステップ504へ進み、OFFの場合はス
テップ503へ進む。瞬間日射フラグがOFFの時は、
ステップ503で日射に大きな変化がない場合の通常の
設定温度を次式により求める。
ローチャートであり、図2に示すメインプログラムのス
テップ203で実行される。ステップ501において、
学習モードスイッチ32により学習モードが設定されて
いるか否かを判別し、学習モードが設定されていればス
テップ502へ進み、そうでなければステップ507へ
進む。学習モードが設定されている時は、ステップ50
2で瞬間日射フラグがON(1)かどうかを判別する。
ONの場合はステップ504へ進み、OFFの場合はス
テップ503へ進む。瞬間日射フラグがOFFの時は、
ステップ503で日射に大きな変化がない場合の通常の
設定温度を次式により求める。
【数7】 ここで、Tptcは現在設定されている設定室温、α
(Tamb)は図4の初期化処理で読み込んだ平均相関
関数で各外気温ごとの平均日射量Qmに対する設定温度
の増分である。α(Tamb)は、各乗員の操作特性か
ら設定されるので、平均日射量Qmに対する乗員の感度
を含んだパラメータである。したがって、Tptc,n
ewは平均的な日射量に対する乗員の好みの設定温度と
なる。
(Tamb)は図4の初期化処理で読み込んだ平均相関
関数で各外気温ごとの平均日射量Qmに対する設定温度
の増分である。α(Tamb)は、各乗員の操作特性か
ら設定されるので、平均日射量Qmに対する乗員の感度
を含んだパラメータである。したがって、Tptc,n
ewは平均的な日射量に対する乗員の好みの設定温度と
なる。
【0025】ステップ504では、日射に大きな変化が
あった場合の設定温度を次式により求める。
あった場合の設定温度を次式により求める。
【数8】 ここで、β(Tamb,Qm)は前述のα(Tamb)
と同様、図3の初期化処理で読み込まれた瞬間相関関数
で、瞬間的に運転者に当たつている日射量と平均日射量
との差に対する設定温度変更量の増分であり、学習処理
で乗員の操作特性から決定される。したがって、局所的
に当たつている日射に対する乗員の好みが反映されてい
る。つまり、ステップ502〜504の処理では、車両
全体に平均的に日射が当たっている場合と、運転席に偏
って日射が当たっている場合とで環境状態を区別し、前
者の環境下では車両全体への平均日射量に対する乗員設
定を学習した補正量を用い、後者の環境下では乗員に直
接当たっているに日射量に対する乗員設定増分を前記補
正量へ加える。これにより、乗員の日射方向を考慮に入
れ、乗員に直接当たっている日射量に応じた好みを空調
制御へ確実に反映させることができる。
と同様、図3の初期化処理で読み込まれた瞬間相関関数
で、瞬間的に運転者に当たつている日射量と平均日射量
との差に対する設定温度変更量の増分であり、学習処理
で乗員の操作特性から決定される。したがって、局所的
に当たつている日射に対する乗員の好みが反映されてい
る。つまり、ステップ502〜504の処理では、車両
全体に平均的に日射が当たっている場合と、運転席に偏
って日射が当たっている場合とで環境状態を区別し、前
者の環境下では車両全体への平均日射量に対する乗員設
定を学習した補正量を用い、後者の環境下では乗員に直
接当たっているに日射量に対する乗員設定増分を前記補
正量へ加える。これにより、乗員の日射方向を考慮に入
れ、乗員に直接当たっている日射量に応じた好みを空調
制御へ確実に反映させることができる。
【0026】ステップ505において、上記ステップ5
03と504で求めた設定温Tptc,newの一次遅
れ処理を行なう。この一次遅れ処理とは、瞬間日射フラ
グのON、OFFなどによって設定温Tptc,new
の値がステップ的に変化した場合に、制御が急変するの
を防ぐための処理である。1サイクル前の設定温Tpt
c,oldと今回計算されたTptc,newを用い
て、次式で設定温Tptc,を決定する。
03と504で求めた設定温Tptc,newの一次遅
れ処理を行なう。この一次遅れ処理とは、瞬間日射フラ
グのON、OFFなどによって設定温Tptc,new
の値がステップ的に変化した場合に、制御が急変するの
を防ぐための処理である。1サイクル前の設定温Tpt
c,oldと今回計算されたTptc,newを用い
て、次式で設定温Tptc,を決定する。
【数9】 ここで、wは0<W<1を満たす所定値である。
【0027】ステップ506では、今回求めたTpt
c,newを次のサイクルで使用するためにTptc,
oldとしてセットする。一方、ステップ507では、
学習モードが設定されていないので補正を行なわずTp
tcの値をそのままTptc,としてセットする。ステ
ップ508で、ステップ505または507で決定され
た目標室温Tptc’と各センサー値を用いて、次式に
より目標吹出温Tofを算出する。
c,newを次のサイクルで使用するためにTptc,
oldとしてセットする。一方、ステップ507では、
学習モードが設定されていないので補正を行なわずTp
tcの値をそのままTptc,としてセットする。ステ
ップ508で、ステップ505または507で決定され
た目標室温Tptc’と各センサー値を用いて、次式に
より目標吹出温Tofを算出する。
【数10】 ここで、Tptc’が各乗員の日射量に対する設定温の
好みを加味した値となっているので、目標吹出温Tof
も乗員の日射に対する好みを反映した補正がなされるこ
とになる。ステップ509では、目標吹出温Tofを吹
き出すために必要なエアーミックスドア開度Xを次式に
より算出する。
好みを加味した値となっているので、目標吹出温Tof
も乗員の日射に対する好みを反映した補正がなされるこ
とになる。ステップ509では、目標吹出温Tofを吹
き出すために必要なエアーミックスドア開度Xを次式に
より算出する。
【数11】 ここで、定数F,G,Hは図3の初期設定処理でセット
される。
される。
【0028】図6は吹出口モード処理を示すフローチャ
ートであり、図2に示すメインプログラムのステップ2
04で実行される。ステップ601において、予め定め
られた吹出口モードマップに基づいて目標吹出温度To
fに応じた吹出口を選択する。ここで、各吹出口モード
の吹き出し状態を説明する。 (1) ベントモード インストルメントパネルに配置されたベンチレータグリ
ルだけから空調風を吹き出す。 (2) バイレベルモード ベンチレータグリルと足元吹出口の両方から空調風を吹
き出す。 (3) フットモード 足元吹出口およびインストルメント上面のデフロスタ吹
出口から空調風を吹き出す。ステップ602では、吹出
口モードが手動スイッチ40により固定されているかど
うかを判別し、乗員の手動操作で吹出口が固定されてい
る場合にはステップ603〜606でそれぞれに相当す
る吹出口モードを選択し、手動スイッチ40により固定
されていなければステップ601で選択した吹出口のま
まとする。
ートであり、図2に示すメインプログラムのステップ2
04で実行される。ステップ601において、予め定め
られた吹出口モードマップに基づいて目標吹出温度To
fに応じた吹出口を選択する。ここで、各吹出口モード
の吹き出し状態を説明する。 (1) ベントモード インストルメントパネルに配置されたベンチレータグリ
ルだけから空調風を吹き出す。 (2) バイレベルモード ベンチレータグリルと足元吹出口の両方から空調風を吹
き出す。 (3) フットモード 足元吹出口およびインストルメント上面のデフロスタ吹
出口から空調風を吹き出す。ステップ602では、吹出
口モードが手動スイッチ40により固定されているかど
うかを判別し、乗員の手動操作で吹出口が固定されてい
る場合にはステップ603〜606でそれぞれに相当す
る吹出口モードを選択し、手動スイッチ40により固定
されていなければステップ601で選択した吹出口のま
まとする。
【0029】図7は吸込口処理を示すフローチャートで
あり、図2に示すメインプログラムのステップ205で
実行される。ステップ701において、予め定められた
吸込口マップに基づいて目標吹出温Tofに応じた吸込
口を選択する。ここで、各吸込口モードの吸込状態を説
明する。 (1) RECモード ; 100%内気循環による。 (2) 20%FREモード ; 20%外気導入、8
0%内気循環による。 (3) FREモード ; 100%外気導入による。 ステップ702で、吸込口モードが手動スイッチ39に
より固定されているかどうかを判別し、固定されている
場合にはステップ703または704で操作されている
手動スイッチ39に応じた吸込口を選択し、乗員の手動
操作で吸込口が固定されていなければステップ701で
選択した吸込口のままとする。
あり、図2に示すメインプログラムのステップ205で
実行される。ステップ701において、予め定められた
吸込口マップに基づいて目標吹出温Tofに応じた吸込
口を選択する。ここで、各吸込口モードの吸込状態を説
明する。 (1) RECモード ; 100%内気循環による。 (2) 20%FREモード ; 20%外気導入、8
0%内気循環による。 (3) FREモード ; 100%外気導入による。 ステップ702で、吸込口モードが手動スイッチ39に
より固定されているかどうかを判別し、固定されている
場合にはステップ703または704で操作されている
手動スイッチ39に応じた吸込口を選択し、乗員の手動
操作で吸込口が固定されていなければステップ701で
選択した吸込口のままとする。
【0030】図8は風量処理を示すフローチャートであ
り、図2に示すメインプログラムのステップ206で実
行される。ステップ801において、予め定められたブ
ロアファン篭圧マップに基づいて、目標吹出温Tofに
応じたブロアファン印加電圧Vfanを選択する。次に
ステップ802で、ブロアファン電圧が風量設定器38
により固定されているかどうかを判別し、乗員の手動操
作で固定されている場合には、ステップ803でブロア
ファンモータ10への出力値Vfan’に選択された電
圧Vfan,mを設定する。一方、ブロアファン電圧が
風量設定器38により固定されていない場合には、ステ
ップ804へ進む。ステップ804では、学習モードが
設定されているか否かを判別し、学習モードが設定され
ていればステップ805へ進み、そうでなければステッ
プ810へ進む。学習モードが設定されている時は、ス
テップ805で、運転席乗員に対する日射量が大きく変
化して瞬間日射補正フラグがON(1)か否かを判別
し、ONであればステップ807へ進み、OFF(0)
であればステップ806へ進む。
り、図2に示すメインプログラムのステップ206で実
行される。ステップ801において、予め定められたブ
ロアファン篭圧マップに基づいて、目標吹出温Tofに
応じたブロアファン印加電圧Vfanを選択する。次に
ステップ802で、ブロアファン電圧が風量設定器38
により固定されているかどうかを判別し、乗員の手動操
作で固定されている場合には、ステップ803でブロア
ファンモータ10への出力値Vfan’に選択された電
圧Vfan,mを設定する。一方、ブロアファン電圧が
風量設定器38により固定されていない場合には、ステ
ップ804へ進む。ステップ804では、学習モードが
設定されているか否かを判別し、学習モードが設定され
ていればステップ805へ進み、そうでなければステッ
プ810へ進む。学習モードが設定されている時は、ス
テップ805で、運転席乗員に対する日射量が大きく変
化して瞬間日射補正フラグがON(1)か否かを判別
し、ONであればステップ807へ進み、OFF(0)
であればステップ806へ進む。
【0031】瞬間日射補正フラグがOFFの時は、ステ
ップ806で、乗員への日射量と車両全体の日射量に大
差がないので、車両全体に対する日射量の好みγ(Ta
mb)だけを用いた次式により風量補正量Vfan,n
ewを算出する。
ップ806で、乗員への日射量と車両全体の日射量に大
差がないので、車両全体に対する日射量の好みγ(Ta
mb)だけを用いた次式により風量補正量Vfan,n
ewを算出する。
【数12】 一方、瞬間日射補正フラグがONの時は、ステップ80
7で、乗員に対する局所的な日射量の増分を考慮にいれ
た次式によりVfan,newを算出する。
7で、乗員に対する局所的な日射量の増分を考慮にいれ
た次式によりVfan,newを算出する。
【数13】 ステップ808では、算出した補正量Vfan,new
に一次遅れ処理を施したものをVfanに加えてVfa
n’を算出する。すなわち、
に一次遅れ処理を施したものをVfanに加えてVfa
n’を算出する。すなわち、
【数14】 ステップ809では、次の処理で使用するためにVfa
n,oldをVfan,newで更新して図2のステッ
プ207へ戻る。また、ステップ810では、学習モー
ドが設定されていないので、上記ステップ801で求め
たfan電圧をそのままVfan’にセットして図2の
ステップ207へ戻る。
n,oldをVfan,newで更新して図2のステッ
プ207へ戻る。また、ステップ810では、学習モー
ドが設定されていないので、上記ステップ801で求め
たfan電圧をそのままVfan’にセットして図2の
ステップ207へ戻る。
【0032】図9は出力処理を示すフローチャートであ
り、図2に示すメインプログラムのステップ207で実
行される。ステップ901において、ステップ203で
設定されたエアーミックスドア開度Xと、ステップ20
4で設定された吹出口モードと、ステップ205で設定
された吸込口モードとなるように、エアーミックスドア
アクチュエータ14と、吹出口ドアアクチュエータ2
2,23,24と、インテークドアアクチュエータ8へ
駆動信号を出力する。続くステップ902で、ステップ
206で設定したブロアファン電圧Vfan’となるよ
うにブロアファンモータ10へ駆動信号を出力する。
り、図2に示すメインプログラムのステップ207で実
行される。ステップ901において、ステップ203で
設定されたエアーミックスドア開度Xと、ステップ20
4で設定された吹出口モードと、ステップ205で設定
された吸込口モードとなるように、エアーミックスドア
アクチュエータ14と、吹出口ドアアクチュエータ2
2,23,24と、インテークドアアクチュエータ8へ
駆動信号を出力する。続くステップ902で、ステップ
206で設定したブロアファン電圧Vfan’となるよ
うにブロアファンモータ10へ駆動信号を出力する。
【0033】次に、図14、図15により、図4のステ
ップ415で実行される学習処理を説明する。ステップ
1401において、平均設定情報記憶メモリの記憶デー
タを用いて、平均日射量Qmから平均設定室温Tptc
mを求めるための下記回帰式を、最小二乗法によって算
出する。ただし、用いるデータは同一の外気温区間に記
憶されたものに限る。
ップ415で実行される学習処理を説明する。ステップ
1401において、平均設定情報記憶メモリの記憶デー
タを用いて、平均日射量Qmから平均設定室温Tptc
mを求めるための下記回帰式を、最小二乗法によって算
出する。ただし、用いるデータは同一の外気温区間に記
憶されたものに限る。
【数15】 ステップ1402では、上記ステップで算出したαの値
が負か否かを判別し、負であればステップ1404へ進
み、そうでなければステップ1403へ進む。αが負で
ない時は、ステップ1403でαに0をセットする。つ
まり、ここでは記憶されている乗員の設定特性が日射の
増減方向に対して矛盾しないかどうかを判定しており、
日射が増加しているのに設定温度を上げるような特性が
記憶されている場合にはこれをキャンセルする。
が負か否かを判別し、負であればステップ1404へ進
み、そうでなければステップ1403へ進む。αが負で
ない時は、ステップ1403でαに0をセットする。つ
まり、ここでは記憶されている乗員の設定特性が日射の
増減方向に対して矛盾しないかどうかを判定しており、
日射が増加しているのに設定温度を上げるような特性が
記憶されている場合にはこれをキャンセルする。
【0034】ステップ1404では、算出したαを手動
設定記憶メモリの該当する外気温クラスへ記憶する。続
くステップ1405で、今回の使用で新たに記憶された
データの中に未処理の外気温クラスのデータが存在する
か否かを判別し、未処理のデータがあればステップ14
01へ戻って上記処理を繰り返す。ステップ1406
で、更新された手動設定情報記憶メモリのαデータを補
間して、外気温Tambによる関数α(Tamb)を演
算記憶する。補間方法としては一次線形補間でもよい
し、スプライン曲線などの非線形の補間方法を用いても
よい。ステップ1407〜1412では、β(Tam
b,Qm)に対してα(Tamb)に対して行なった処
理と同様の処理を行なうが、β(Tamb,Qm)は外
気温Tambだけでなく、平均日射Qmのレベルについ
ても記憶メモリのクラスわけをし、同一クラス内のデー
タで処理を行なう。手動設定情報記憶メモリの外気温と
平均日射量の記憶クラスわけを図16(a),(b)に
示す。
設定記憶メモリの該当する外気温クラスへ記憶する。続
くステップ1405で、今回の使用で新たに記憶された
データの中に未処理の外気温クラスのデータが存在する
か否かを判別し、未処理のデータがあればステップ14
01へ戻って上記処理を繰り返す。ステップ1406
で、更新された手動設定情報記憶メモリのαデータを補
間して、外気温Tambによる関数α(Tamb)を演
算記憶する。補間方法としては一次線形補間でもよい
し、スプライン曲線などの非線形の補間方法を用いても
よい。ステップ1407〜1412では、β(Tam
b,Qm)に対してα(Tamb)に対して行なった処
理と同様の処理を行なうが、β(Tamb,Qm)は外
気温Tambだけでなく、平均日射Qmのレベルについ
ても記憶メモリのクラスわけをし、同一クラス内のデー
タで処理を行なう。手動設定情報記憶メモリの外気温と
平均日射量の記憶クラスわけを図16(a),(b)に
示す。
【0035】まずステップ1407において、瞬間設定
情報記憶メモリの記憶データを用いて、設定室温変更量
ΔTptcを瞬間日射変化量(Qsun,d−Qm)か
ら算出するための下記回帰式を、最小二乗法によって決
定する。
情報記憶メモリの記憶データを用いて、設定室温変更量
ΔTptcを瞬間日射変化量(Qsun,d−Qm)か
ら算出するための下記回帰式を、最小二乗法によって決
定する。
【数16】 αの場合と同様にβについても矛盾した特性となった場
合に、βの値をキャンセルする処理を行なう。すなわ
ち、ステップ1408で、算出したβの値が負か否かを
判別し、負であればステップ1410へ進み、そうでな
ければステップ1409へ進む。βの値が負でない時
は、ステップ1409でβに0をセットする。ステップ
1410では、βの値を手動設定情報記憶メモリの該当
する外気温と平均日射クラスに記憶する。続くステップ
1411で、今回の使用で新たに記憶されたデータの中
に未処理の外気温と平均日射クラスのデータが存在する
か否かを判別し、未処理データがあればステップ140
7へ戻って未処理データに対して上記処理を繰り返し、
未処理データがなければステップ1412へ進む。ステ
ップ1412では、更新された手動設定情報記憶メモリ
のβデータを補間して、外気温Tamb、日射量Qmに
よる関数β(Tamb,Qm)を演算記憶する。この補
間方法は、線形補間でもスプライン曲線などの非線形の
補間方法でもよい。
合に、βの値をキャンセルする処理を行なう。すなわ
ち、ステップ1408で、算出したβの値が負か否かを
判別し、負であればステップ1410へ進み、そうでな
ければステップ1409へ進む。βの値が負でない時
は、ステップ1409でβに0をセットする。ステップ
1410では、βの値を手動設定情報記憶メモリの該当
する外気温と平均日射クラスに記憶する。続くステップ
1411で、今回の使用で新たに記憶されたデータの中
に未処理の外気温と平均日射クラスのデータが存在する
か否かを判別し、未処理データがあればステップ140
7へ戻って未処理データに対して上記処理を繰り返し、
未処理データがなければステップ1412へ進む。ステ
ップ1412では、更新された手動設定情報記憶メモリ
のβデータを補間して、外気温Tamb、日射量Qmに
よる関数β(Tamb,Qm)を演算記憶する。この補
間方法は、線形補間でもスプライン曲線などの非線形の
補間方法でもよい。
【0036】ステップ1413〜1418では、γ(T
amb)に対してα(Tamb)に対して行なった処理
と同様の処理を行なう。まずステップ1413におい
て、平均設定情報記憶メモリの同一の外気温クラスにつ
いて、平均日射量Qmからファン風量Vfanの補正量
を算出するための下記回帰式を、最小二乗法によって決
定する。
amb)に対してα(Tamb)に対して行なった処理
と同様の処理を行なう。まずステップ1413におい
て、平均設定情報記憶メモリの同一の外気温クラスにつ
いて、平均日射量Qmからファン風量Vfanの補正量
を算出するための下記回帰式を、最小二乗法によって決
定する。
【数17】 αの場合と同様にγについても矛盾した特性となった場
合に、γの値をキャンセルする処理を行なう。すなわ
ち、ステップ1414で、算出したγの値が正か否かを
判別し、正であればステップ1416へ進み、そうでな
ければステップ1415へ進む。γの値が正でない時
は、ステップ1415でγに0をセットする。ステップ
1416では、γの値を平均日射相関値記憶メモリの該
当する外気温クラスに記憶する。続くステップ1417
で、更新されたすべての外気温クラスについて上記処理
を行なったか否かを判別し、未処理データがあればステ
ップ1413へ戻って未処理データに対して上記処理を
繰り返す。未処理データがなければステップ1418へ
進み、平均日射相関関数γ(Tamb)を更新する。
合に、γの値をキャンセルする処理を行なう。すなわ
ち、ステップ1414で、算出したγの値が正か否かを
判別し、正であればステップ1416へ進み、そうでな
ければステップ1415へ進む。γの値が正でない時
は、ステップ1415でγに0をセットする。ステップ
1416では、γの値を平均日射相関値記憶メモリの該
当する外気温クラスに記憶する。続くステップ1417
で、更新されたすべての外気温クラスについて上記処理
を行なったか否かを判別し、未処理データがあればステ
ップ1413へ戻って未処理データに対して上記処理を
繰り返す。未処理データがなければステップ1418へ
進み、平均日射相関関数γ(Tamb)を更新する。
【0037】ステップ1419〜1424では、δ(T
amb,Qm)に対してα(Tamb)に対して行なっ
た処理と同様の処理を行なう。まずステップ1419に
おいて、瞬間設定情報記憶メモリのデータを用いて、運
転席側の局所的な日射量Qsun,dと平均日射量Qm
との差からファン風量Vfanの補正量を算出するため
の下記回帰式を、最小二乗法によって決定する。
amb,Qm)に対してα(Tamb)に対して行なっ
た処理と同様の処理を行なう。まずステップ1419に
おいて、瞬間設定情報記憶メモリのデータを用いて、運
転席側の局所的な日射量Qsun,dと平均日射量Qm
との差からファン風量Vfanの補正量を算出するため
の下記回帰式を、最小二乗法によって決定する。
【数18】 αの場合と同様にδについても矛盾した特性となった場
合に、δの値をキャンセルする処理を行なう。すなわ
ち、ステップ1420で、算出したδの値が正か否かを
判別し、正であればステップ1422へ進み、そうでな
ければステップ1421へ進む。δの値が正でない時
は、ステップ1421でδに0をセットする。ステップ
1422では、δの値を瞬間日射相関値記憶メモリの該
当する外気温と平均日射クラスに記憶する。続くステッ
プ1423で、更新されたすべての外気温と平均日射ク
ラスについて上記処理を行なったか否かを判別し、未処
理データがあればステップ1419へ戻って未処理デー
タに対して上記処理を繰り返す。未処理データがなけれ
ばステップ1424へ進み、瞬間日射相関関数δ(Ta
mb,Qm)を更新する。
合に、δの値をキャンセルする処理を行なう。すなわ
ち、ステップ1420で、算出したδの値が正か否かを
判別し、正であればステップ1422へ進み、そうでな
ければステップ1421へ進む。δの値が正でない時
は、ステップ1421でδに0をセットする。ステップ
1422では、δの値を瞬間日射相関値記憶メモリの該
当する外気温と平均日射クラスに記憶する。続くステッ
プ1423で、更新されたすべての外気温と平均日射ク
ラスについて上記処理を行なったか否かを判別し、未処
理データがあればステップ1419へ戻って未処理デー
タに対して上記処理を繰り返す。未処理データがなけれ
ばステップ1424へ進み、瞬間日射相関関数δ(Ta
mb,Qm)を更新する。
【0038】以上の処理によれば、学習モードを選択し
た場合には、まず日射の入射角度が算出され、次に乗員
が直接受ける日射量が算出される。そして、吹出風温と
吹出風量が乗員の直接受ける日射量に基づいて補正され
る。この補正の程度は、乗員が過去に行なった操作に基
づいて調整されるので、使用回数が多くなるにしたがっ
て乗員の空調フィーリングに適合した快適な空調が実現
されることになる。
た場合には、まず日射の入射角度が算出され、次に乗員
が直接受ける日射量が算出される。そして、吹出風温と
吹出風量が乗員の直接受ける日射量に基づいて補正され
る。この補正の程度は、乗員が過去に行なった操作に基
づいて調整されるので、使用回数が多くなるにしたがっ
て乗員の空調フィーリングに適合した快適な空調が実現
されることになる。
【0039】−第2の実施例− 上述した第1の実施例のデータ入力処理の一部を変更し
た第2の実施例を説明する。なお、この第2の実施例の
構成とデータ入力処理以外の動作は上述した第1の実施
例の構成および動作と同様であり、第1実施例との相違
点を中心に説明する。図17、図18は、第2の実施例
のデータ入力処理を示すフローチャートであり、図2に
示すメインプログラムのステップ202で実行される。
この第2の実施例のデータ入力処理と図4に示す第1の
実施例のデータ入力処理との相違点は、第2の実施例の
データ入力処理では第1実施例のデータ入力処理のステ
ップ410と411との間にステップ1611を挿入し
た点にある。ステップ1610(ステップ410)で設
定室温Tptcまたは設定ファン風量(Vfan)に変
更があったと判別された時はステップ1611へ進み、
日射方位角θの時間変化率が所定値よりも大きいか否か
を判別する。日射方位角θの時間変化率が所定値よりも
大きい場合にはステップ1612,1613(ステップ
411,412)へ進まず、記憶メモリに設定室温Tp
tcまたは設定ファン風量(Vfan)の変更情報を記
憶しない。例えば市街地などで建物と建物の間を走行し
たり、ワインディングロードを走行すると、日射の方向
が頻繁に変化して定まらないことがある。このような場
合に、乗員の室温または風量の変更操作を補正量の学習
に使用すると、変更操作と日射の角度との対応づけが困
難であるから、学習結果の信頼性がなくなる。そこで、
日射方向が頻繁に変化するような環境では、変更操作を
補正量の学習に使用せず、日射方位の時間変化率が所定
値以下でほぼ一定方向から日射がある時の変更操作だけ
を補正量の学習に使用する。これにより、日射に対する
乗員の好みを正確に学習することができる。なお、ここ
では記憶メモリに記憶する際の条件として日射方位の時
間変化率を用いたが、第1実施例と同様に、操作時には
すべての操作情報を日射方位時間変化率とともにいった
ん記憶し、学習処理で時間変化率の大きいデータを無視
するようにしても同様な効果が得られる。
た第2の実施例を説明する。なお、この第2の実施例の
構成とデータ入力処理以外の動作は上述した第1の実施
例の構成および動作と同様であり、第1実施例との相違
点を中心に説明する。図17、図18は、第2の実施例
のデータ入力処理を示すフローチャートであり、図2に
示すメインプログラムのステップ202で実行される。
この第2の実施例のデータ入力処理と図4に示す第1の
実施例のデータ入力処理との相違点は、第2の実施例の
データ入力処理では第1実施例のデータ入力処理のステ
ップ410と411との間にステップ1611を挿入し
た点にある。ステップ1610(ステップ410)で設
定室温Tptcまたは設定ファン風量(Vfan)に変
更があったと判別された時はステップ1611へ進み、
日射方位角θの時間変化率が所定値よりも大きいか否か
を判別する。日射方位角θの時間変化率が所定値よりも
大きい場合にはステップ1612,1613(ステップ
411,412)へ進まず、記憶メモリに設定室温Tp
tcまたは設定ファン風量(Vfan)の変更情報を記
憶しない。例えば市街地などで建物と建物の間を走行し
たり、ワインディングロードを走行すると、日射の方向
が頻繁に変化して定まらないことがある。このような場
合に、乗員の室温または風量の変更操作を補正量の学習
に使用すると、変更操作と日射の角度との対応づけが困
難であるから、学習結果の信頼性がなくなる。そこで、
日射方向が頻繁に変化するような環境では、変更操作を
補正量の学習に使用せず、日射方位の時間変化率が所定
値以下でほぼ一定方向から日射がある時の変更操作だけ
を補正量の学習に使用する。これにより、日射に対する
乗員の好みを正確に学習することができる。なお、ここ
では記憶メモリに記憶する際の条件として日射方位の時
間変化率を用いたが、第1実施例と同様に、操作時には
すべての操作情報を日射方位時間変化率とともにいった
ん記憶し、学習処理で時間変化率の大きいデータを無視
するようにしても同様な効果が得られる。
【0040】−第3の実施例− 上述した第1の実施例では、平均設定温日射相関関数α
(Tamb)、瞬間設定温日射相関関数β(Tamb,
Qm)、平均ファン日射相関関数γ(Tamb)および
瞬間ファン日射相関関数δ(Tamb,Qm)に基づい
て設定室温Tptcと設定ファン風量(Vfan)の補
正量を演算したが、ファジィ理論により設定室温Tpt
cと設定ファン風量(Vfan)の補正量を演算するよ
うにした第3の実施例を説明する。なお、この第3の実
施例の構成とエアーミックスドア開度処理および風量処
理以外の動作は上述した第1の実施例の構成および動作
と同様であり、相違点を中心に説明する。
(Tamb)、瞬間設定温日射相関関数β(Tamb,
Qm)、平均ファン日射相関関数γ(Tamb)および
瞬間ファン日射相関関数δ(Tamb,Qm)に基づい
て設定室温Tptcと設定ファン風量(Vfan)の補
正量を演算したが、ファジィ理論により設定室温Tpt
cと設定ファン風量(Vfan)の補正量を演算するよ
うにした第3の実施例を説明する。なお、この第3の実
施例の構成とエアーミックスドア開度処理および風量処
理以外の動作は上述した第1の実施例の構成および動作
と同様であり、相違点を中心に説明する。
【0041】図19は第3の実施例のエアーミックスド
ア開度処理を示すフローチャートであり、図2に示すメ
インプログラムのステップ203で実行される。この第
3の実施例のエアーミックスドア開度処理は、図5に示
す第1の実施例のエアーミックスドア開度処理の一部を
変更したものである。ステップ1701において、学習
モードスイッチ32により学習モードが設定されている
か否かを判別し、学習モードが設定されていればステッ
プ1702へ進み、そうでなければステップ1711へ
進む。学習モードが設定されている時は、ステップ17
02で現在の外気温Tambが属する外気温クラスの適
合度Wiを図21に示すメンバーシップ関数により算出
する。続くステップ1703では、手動設定情報記憶メ
モリに記憶された各外気温区分iの相関関数αiを用い
て次式により加重加算平均し、現環境で用いる平均日射
係数α0を算出する。
ア開度処理を示すフローチャートであり、図2に示すメ
インプログラムのステップ203で実行される。この第
3の実施例のエアーミックスドア開度処理は、図5に示
す第1の実施例のエアーミックスドア開度処理の一部を
変更したものである。ステップ1701において、学習
モードスイッチ32により学習モードが設定されている
か否かを判別し、学習モードが設定されていればステッ
プ1702へ進み、そうでなければステップ1711へ
進む。学習モードが設定されている時は、ステップ17
02で現在の外気温Tambが属する外気温クラスの適
合度Wiを図21に示すメンバーシップ関数により算出
する。続くステップ1703では、手動設定情報記憶メ
モリに記憶された各外気温区分iの相関関数αiを用い
て次式により加重加算平均し、現環境で用いる平均日射
係数α0を算出する。
【数19】
【0042】ステップ1704で、瞬間日射フラグがO
N(1)かどうかを判別する。ONの場合はステップ1
706へ進み、OFFの場合はステップ1705へ進
む。瞬間日射フラグがOFFの時は、ステップ1705
で、平均日射係数α0を用いて日射に大きな変化がない
場合の設定温Tptcを次式により求める。
N(1)かどうかを判別する。ONの場合はステップ1
706へ進み、OFFの場合はステップ1705へ進
む。瞬間日射フラグがOFFの時は、ステップ1705
で、平均日射係数α0を用いて日射に大きな変化がない
場合の設定温Tptcを次式により求める。
【数20】 一方、瞬間日射フラグがONの時は、ステップ1706
で、現在の外気温Tambと平均日射量Qmの手動設定
情報記憶メモリの各記憶区間i,j(i=1,2,・
・,Namb、j=1,2,・・,Nqsun)に対す
る適合度Wijを図21、図22のメンバーシップ関数
から算出する。ステップ1707では、適合度Wijと
手動設定情報記憶メモリに記憶されている瞬間相関値β
ijの値を用いて次式により瞬間日射係数β0を求め
る。
で、現在の外気温Tambと平均日射量Qmの手動設定
情報記憶メモリの各記憶区間i,j(i=1,2,・
・,Namb、j=1,2,・・,Nqsun)に対す
る適合度Wijを図21、図22のメンバーシップ関数
から算出する。ステップ1707では、適合度Wijと
手動設定情報記憶メモリに記憶されている瞬間相関値β
ijの値を用いて次式により瞬間日射係数β0を求め
る。
【数21】 ステップ1708では、平均日射係数α0と瞬間日射係
数β0とを用いて、日射に大きな変化があった場合の設
定温Tptc,newを次式により求める。
数β0とを用いて、日射に大きな変化があった場合の設
定温Tptc,newを次式により求める。
【数22】
【0043】ステップ1709において設定温Tpt
c,newの一次遅れ処理を行なう。1サイクル前の設
定温Tptc,oldと今回計算されたTptc,ne
wを用いて、数式9により設定温Tptc’を決定す
る。ステップ1710では、今回求めたTptc,ne
wを次のサイクルで使用するためにTptc,oldと
してセットする。一方、ステップ1711では、学習モ
ードが設定されていないので補正を行なわずTptcの
値をそのままTptc’としてセットする。ステップ1
712で、ステップ1709または1711で決定され
た目標室温Tptc’と各センサー値を用いて、数式1
0により目標吹出温Tofを算出する。ここで、Tpt
c’が各乗員の日射量に対する設定温の好みを加味した
値となっているので、目標吹出温Tofも乗員の日射に
対する好みを反映した補正がなされることになる。ステ
ップ1713では、目標吹出温Tofを吹き出すために
必要なエアーミックスドア開度Xを数式11により算出
する。
c,newの一次遅れ処理を行なう。1サイクル前の設
定温Tptc,oldと今回計算されたTptc,ne
wを用いて、数式9により設定温Tptc’を決定す
る。ステップ1710では、今回求めたTptc,ne
wを次のサイクルで使用するためにTptc,oldと
してセットする。一方、ステップ1711では、学習モ
ードが設定されていないので補正を行なわずTptcの
値をそのままTptc’としてセットする。ステップ1
712で、ステップ1709または1711で決定され
た目標室温Tptc’と各センサー値を用いて、数式1
0により目標吹出温Tofを算出する。ここで、Tpt
c’が各乗員の日射量に対する設定温の好みを加味した
値となっているので、目標吹出温Tofも乗員の日射に
対する好みを反映した補正がなされることになる。ステ
ップ1713では、目標吹出温Tofを吹き出すために
必要なエアーミックスドア開度Xを数式11により算出
する。
【0044】図20、図21は第3の実施例の風量処理
を示すフローチャートであり、図2に示すメインプログ
ラムのステップ206で実行される。この第3の実施例
の風量処理は、図8に示す第1の実施例の風量処理の一
部を変更したものである。ステップ1801において、
予め定められたブロアファン電圧マップに基づいて、目
標吹出温Tofに応じたブロアファン印加電圧Vfan
を選択する。次にステップ1802で、ブロアファン電
圧が風量設定器38により固定されているかどうかを判
別し、固定されている場合には、ステップ1803でブ
ロアファンモータ10への出力値Vfan’に選択され
た電圧Vfan,mを設定する。一方、ブロアファン電
圧が風量設定器38により固定されていない場合にはス
テップ1804へ進む。
を示すフローチャートであり、図2に示すメインプログ
ラムのステップ206で実行される。この第3の実施例
の風量処理は、図8に示す第1の実施例の風量処理の一
部を変更したものである。ステップ1801において、
予め定められたブロアファン電圧マップに基づいて、目
標吹出温Tofに応じたブロアファン印加電圧Vfan
を選択する。次にステップ1802で、ブロアファン電
圧が風量設定器38により固定されているかどうかを判
別し、固定されている場合には、ステップ1803でブ
ロアファンモータ10への出力値Vfan’に選択され
た電圧Vfan,mを設定する。一方、ブロアファン電
圧が風量設定器38により固定されていない場合にはス
テップ1804へ進む。
【0045】ステップ1804では、学習モードが設定
されているか否かを判別し、学習モードが設定されてい
ればステップ1805へ進み、そうでなければステップ
1814へ進む。学習モードが設定されている時は、ス
テップ1805で、現在の外気温Tambが属する外気
温クラスの適合度Wiを図21に示すメンバーシップ関
数により算出する。続くステップ1806では、手動設
定情報記憶メモリに記憶された各外気温区分iの相関関
数αiを用いて次式により加重加算平均し、現環境で用
いる平均日射係数γ0を算出する。
されているか否かを判別し、学習モードが設定されてい
ればステップ1805へ進み、そうでなければステップ
1814へ進む。学習モードが設定されている時は、ス
テップ1805で、現在の外気温Tambが属する外気
温クラスの適合度Wiを図21に示すメンバーシップ関
数により算出する。続くステップ1806では、手動設
定情報記憶メモリに記憶された各外気温区分iの相関関
数αiを用いて次式により加重加算平均し、現環境で用
いる平均日射係数γ0を算出する。
【数23】 ステップ1807では、運転席乗員に対する日射量が大
きく変化して瞬間日射補正フラグがON(1)となって
いるか否かを判別し、ONであればステップ1809へ
進み、OFF(0)であればステップ1808へ進む。
きく変化して瞬間日射補正フラグがON(1)となって
いるか否かを判別し、ONであればステップ1809へ
進み、OFF(0)であればステップ1808へ進む。
【0046】瞬間日射補正フラグがOFFの時は、ステ
ップ1808で、乗員への日射量と車両全体の日射量に
大差がないので、車両全体に対する日射量の好みγ0だ
けを用いた次式により風量補正量Vfan,newを算
出する。
ップ1808で、乗員への日射量と車両全体の日射量に
大差がないので、車両全体に対する日射量の好みγ0だ
けを用いた次式により風量補正量Vfan,newを算
出する。
【数24】 一方、瞬間日射補正フラグがONの時は、ステップ18
09で、現在の外気温Tambと平均日射量Qmの手動
設定情報記憶メモリの各記憶区間i,j(i=1,2,
・・,Namb、j=1,2,・・,Nqsun)に対
する適合度Wijを図21、図22のメンバーシップ関
数から算出する。ステップ1810では、適合度Wij
と手動設定情報記憶メモリに記憶されている瞬間相関値
βijの値を用いて次式により瞬間日射係数β0を求め
る。
09で、現在の外気温Tambと平均日射量Qmの手動
設定情報記憶メモリの各記憶区間i,j(i=1,2,
・・,Namb、j=1,2,・・,Nqsun)に対
する適合度Wijを図21、図22のメンバーシップ関
数から算出する。ステップ1810では、適合度Wij
と手動設定情報記憶メモリに記憶されている瞬間相関値
βijの値を用いて次式により瞬間日射係数β0を求め
る。
【数25】 ステップ1811で、乗員に対する局所的な日射量の増
分を考慮にいれた次式によりVfan,newを算出す
る。
分を考慮にいれた次式によりVfan,newを算出す
る。
【数26】
【0047】ステップ1812では、数式14によっ
て、算出した補正量Vfan,newに一次遅れ処理を
施したものをVfanに加えてVfan’を算出する。
ステップ1813では、次の処理で使用するためにVf
an,oldをVfan,newで更新して図2のステ
ップ207へ戻る。また、ステップ1814では、学習
モードが設定されていないので、上記ステップ1801
で求めたファン電圧をそのままVfan’にセットして
図2のステップ207へ戻る。
て、算出した補正量Vfan,newに一次遅れ処理を
施したものをVfanに加えてVfan’を算出する。
ステップ1813では、次の処理で使用するためにVf
an,oldをVfan,newで更新して図2のステ
ップ207へ戻る。また、ステップ1814では、学習
モードが設定されていないので、上記ステップ1801
で求めたファン電圧をそのままVfan’にセットして
図2のステップ207へ戻る。
【0048】この第3の実施例では、設定室温Tptc
と設定ファン風量(Vfan)の補正量の演算にファジ
ィ理論のメンバーシップ関数を導入したので、図21、
図22に示すように外気温と日射量の各記憶区間に偏り
をもたせ、人間の感覚に近い分割をした場合でも自然な
補間が可能となる。
と設定ファン風量(Vfan)の補正量の演算にファジ
ィ理論のメンバーシップ関数を導入したので、図21、
図22に示すように外気温と日射量の各記憶区間に偏り
をもたせ、人間の感覚に近い分割をした場合でも自然な
補間が可能となる。
【0049】−第4の実施例− 運転席と助手席とでそれぞれ別個に空調制御を行なうよ
うにした第4の実施例を説明する。図23は第4の実施
例の構成を示す。なお、図1に示す第1の実施例と同様
な機器に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説
明する。この第4の実施例の空調装置本体1のエバポレ
ーター11の下流は、運転席側と助手席側とに分割され
ている。運転席側には、エアーミックスドア13aとヒ
ーターコア15aが設置され、運転席専用のベントダク
ト17−aとフットダクト18−aを介して運転席へ空
調風が供給される。エアーミックスドア13aはアクチ
ュエータ14−aにより開閉される。ベントダクト17
−aとフットダクト18−aへの分岐部にはそれぞれド
アが設けられ、アクチュエータ23−a,24−aによ
り開閉される。また、ベントダクト17−aの端部には
運転席専用のベントグリル25aが設けられ、ルーバー
フィン26の角度を調節することにより車室内への吹き
出し方向の調節が可能である。一方、助手席側には、エ
アーミックスドア13bとヒーターコア15bが設置さ
れ、助手席専用のベントダクト17−bとフットダクト
18−bを介して助手席へ空調風が供給される。エアー
ミックスドア13bはアクチュエータ14−bにより開
閉される。ベントダクト17−bとフットダクト18−
bへの分岐部にはそれぞれドアが設けられ、アクチュエ
ータ23−b,24−bにより開閉される。また、ベン
トダクト17−bの端部には助手席専用のベントグリル
25bが設けられ、ルーバーフィン26の角度を調節す
ることにより車室内への吹き出し方向の調節が可能であ
る。なお、ブロアユニット2とクーリングユニット3は
運転席側と助手席側で共通であり、運転席側と助手席側
で独立に空調制御可能な範囲はヒーターユニット4から
下流の機器の状態によって決定される。また、デフロス
タダクト16は運転席側のヒーターコア15aの下流に
接続され、第1の実施例と同様な構成となっている。さ
らに、ヒーターコア15aと15bは一体のものであ
り、空調ダクトの隔壁により還転席側と助手席側に分離
されている。
うにした第4の実施例を説明する。図23は第4の実施
例の構成を示す。なお、図1に示す第1の実施例と同様
な機器に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説
明する。この第4の実施例の空調装置本体1のエバポレ
ーター11の下流は、運転席側と助手席側とに分割され
ている。運転席側には、エアーミックスドア13aとヒ
ーターコア15aが設置され、運転席専用のベントダク
ト17−aとフットダクト18−aを介して運転席へ空
調風が供給される。エアーミックスドア13aはアクチ
ュエータ14−aにより開閉される。ベントダクト17
−aとフットダクト18−aへの分岐部にはそれぞれド
アが設けられ、アクチュエータ23−a,24−aによ
り開閉される。また、ベントダクト17−aの端部には
運転席専用のベントグリル25aが設けられ、ルーバー
フィン26の角度を調節することにより車室内への吹き
出し方向の調節が可能である。一方、助手席側には、エ
アーミックスドア13bとヒーターコア15bが設置さ
れ、助手席専用のベントダクト17−bとフットダクト
18−bを介して助手席へ空調風が供給される。エアー
ミックスドア13bはアクチュエータ14−bにより開
閉される。ベントダクト17−bとフットダクト18−
bへの分岐部にはそれぞれドアが設けられ、アクチュエ
ータ23−b,24−bにより開閉される。また、ベン
トダクト17−bの端部には助手席専用のベントグリル
25bが設けられ、ルーバーフィン26の角度を調節す
ることにより車室内への吹き出し方向の調節が可能であ
る。なお、ブロアユニット2とクーリングユニット3は
運転席側と助手席側で共通であり、運転席側と助手席側
で独立に空調制御可能な範囲はヒーターユニット4から
下流の機器の状態によって決定される。また、デフロス
タダクト16は運転席側のヒーターコア15aの下流に
接続され、第1の実施例と同様な構成となっている。さ
らに、ヒーターコア15aと15bは一体のものであ
り、空調ダクトの隔壁により還転席側と助手席側に分離
されている。
【0050】次に、第4の実施例のコントローラー30
の空調制御を説明する。なお、図2〜図16に示す第1
の実施例の空調制御と相違する点を中心に説明する。第
1の実施例と異なる点は、入力処理における各設定を運
転席用と助手席用に別々に読み込む点と、運転席用と助
手席用に別個に設けられたエアーミックスドア、ベント
ドアおよびフットドアの各アクチュエータを別個に駆動
制御する点である。吹出口モードの処理に関しては、運
転席側と助手席側でそれぞれ独立に手動設定した吹出口
モードか、あるいは、図6に示すような予め定められた
吹出口モードマップに基づいて運転席と助手席の目標吹
出温に応じて選択する。
の空調制御を説明する。なお、図2〜図16に示す第1
の実施例の空調制御と相違する点を中心に説明する。第
1の実施例と異なる点は、入力処理における各設定を運
転席用と助手席用に別々に読み込む点と、運転席用と助
手席用に別個に設けられたエアーミックスドア、ベント
ドアおよびフットドアの各アクチュエータを別個に駆動
制御する点である。吹出口モードの処理に関しては、運
転席側と助手席側でそれぞれ独立に手動設定した吹出口
モードか、あるいは、図6に示すような予め定められた
吹出口モードマップに基づいて運転席と助手席の目標吹
出温に応じて選択する。
【0051】第4の実施例のエアーミックスドア開度処
理は、図24に示す手順で行なう。ステップ2201に
おいて、学習モードスイッチ32により学習モードが設
定されているか否かを判別し、学習モードが設定されて
いればステップ2202へ進み、そうでなければステッ
プ2207へ進む。学習モードが設定されている時は、
ステップ2202で瞬間日射フラグがON(1)かどう
かを判別する。ONの場合はステップ2204へ進み、
OFFの場合はステップ2203へ進む。瞬間日射フラ
グがOFFの時は、ステップ2203で日射に大きな変
化がない場合の通常の設定温度を数式6により求める。
一方、ステップ2204では、日射に大きな変化があっ
た場合の設定温度を数式7により求める。次に、ステッ
プ2205において、上記ステップ2203と2204
で求めた設定温Tptc,newの一次遅れ処理を行な
う。1サイクル前の設定温Tptc,oldと今回計算
されたTptc,newを用いて、次式により運転席側
の設定温Tptc,drを補正したTptc,dr’を
決定する。
理は、図24に示す手順で行なう。ステップ2201に
おいて、学習モードスイッチ32により学習モードが設
定されているか否かを判別し、学習モードが設定されて
いればステップ2202へ進み、そうでなければステッ
プ2207へ進む。学習モードが設定されている時は、
ステップ2202で瞬間日射フラグがON(1)かどう
かを判別する。ONの場合はステップ2204へ進み、
OFFの場合はステップ2203へ進む。瞬間日射フラ
グがOFFの時は、ステップ2203で日射に大きな変
化がない場合の通常の設定温度を数式6により求める。
一方、ステップ2204では、日射に大きな変化があっ
た場合の設定温度を数式7により求める。次に、ステッ
プ2205において、上記ステップ2203と2204
で求めた設定温Tptc,newの一次遅れ処理を行な
う。1サイクル前の設定温Tptc,oldと今回計算
されたTptc,newを用いて、次式により運転席側
の設定温Tptc,drを補正したTptc,dr’を
決定する。
【数27】 ここで、wは0<W<1を満たす所定値である。
【0052】ステップ2206では、今回求めたTpt
c,newを次のサイクルで使用するためにTptc,
oldとしてセットする。一方、ステップ2207で
は、学習モードが設定されていないので補正を行なわず
Tptc,drの値をそのままTptc,dr’として
セットする。ステップ2208で、ステップ2205ま
たは2207で決定された目標室温Tptc,dr’と
各センサー値を用いて、次式により運転席側の目標吹出
温Tof,drと助手席側の目標吹出温Tof,asを
算出する。
c,newを次のサイクルで使用するためにTptc,
oldとしてセットする。一方、ステップ2207で
は、学習モードが設定されていないので補正を行なわず
Tptc,drの値をそのままTptc,dr’として
セットする。ステップ2208で、ステップ2205ま
たは2207で決定された目標室温Tptc,dr’と
各センサー値を用いて、次式により運転席側の目標吹出
温Tof,drと助手席側の目標吹出温Tof,asを
算出する。
【数28】
【数29】 ステップ2209では、運転席側目標吹出温Tof,d
rと助手席側目標吹出温Tof,asを吹き出すために
必要な運転席側エアーミックスドア開度X,drと助手
席側エアーミックスドア開度X,asを次式により算出
する。
rと助手席側目標吹出温Tof,asを吹き出すために
必要な運転席側エアーミックスドア開度X,drと助手
席側エアーミックスドア開度X,asを次式により算出
する。
【数30】
【数31】 ここで、定数F,G,Hは図4の初期設定処理でセット
される。
される。
【0053】また、第4の実施例の風量処理は図25、
図26に示す手順で行なう。ステップ2301におい
て、予め定められたブロアファン電圧マップに基づい
て、運転席側目標吹出温Tof,drと助手席側目標吹
出温Tof,asに応じた運転席側ブロアファン印加電
圧Vfan,drと助手席側ブロアファン印加電圧Vf
an,asを選択する。次にステップ2302で、ブロ
アファン電圧が風量設定器38により固定されているか
どうかを判別し、固定されている場合には、ステップ2
303でブロアファンモータ10への運転席側の出力値
Vfan,dr’に選択された運転席側の電圧Vfa
n,dr,mを設定する。一方、ブロアファン電圧が風
量設定器38により固定されていない場合には、ステッ
プ2304へ進む。ステップ2304では、学習モード
が設定されているか否かを判別し、学習モードが設定さ
れていればステップ2305へ進み、そうでなければス
テップ2310へ進む。学習モードが設定されている時
は、ステップ2305で、運転席乗員に対する日射量が
大きく変化して瞬間日射補正フラグがON(1)となっ
ているか否かを判別し、ONであればステップ2307
へ進み、OFF(0)であればステップ2306へ進
む。
図26に示す手順で行なう。ステップ2301におい
て、予め定められたブロアファン電圧マップに基づい
て、運転席側目標吹出温Tof,drと助手席側目標吹
出温Tof,asに応じた運転席側ブロアファン印加電
圧Vfan,drと助手席側ブロアファン印加電圧Vf
an,asを選択する。次にステップ2302で、ブロ
アファン電圧が風量設定器38により固定されているか
どうかを判別し、固定されている場合には、ステップ2
303でブロアファンモータ10への運転席側の出力値
Vfan,dr’に選択された運転席側の電圧Vfa
n,dr,mを設定する。一方、ブロアファン電圧が風
量設定器38により固定されていない場合には、ステッ
プ2304へ進む。ステップ2304では、学習モード
が設定されているか否かを判別し、学習モードが設定さ
れていればステップ2305へ進み、そうでなければス
テップ2310へ進む。学習モードが設定されている時
は、ステップ2305で、運転席乗員に対する日射量が
大きく変化して瞬間日射補正フラグがON(1)となっ
ているか否かを判別し、ONであればステップ2307
へ進み、OFF(0)であればステップ2306へ進
む。
【0054】瞬間日射補正フラグがOFFの時は、ステ
ップ2306で、運転席乗員への日射量と車両全体の日
射量に大差がないので、車両全体に対する日射量の好み
γ(Tamb)だけを用いた数式12により風量補正量
Vfan,newを算出する。一方、瞬間日射補正フラ
グがONの時は、ステップ2307で、運転席乗員に対
する局所的な日射量の増分を考慮にいれた数式13によ
りVfan,newを算出する。ステップ2308で
は、算出した補正量Vfan,newに一次遅れ処理を
施したものをVfan,drに加えてVfan,dr’
を算出する。すなわち、
ップ2306で、運転席乗員への日射量と車両全体の日
射量に大差がないので、車両全体に対する日射量の好み
γ(Tamb)だけを用いた数式12により風量補正量
Vfan,newを算出する。一方、瞬間日射補正フラ
グがONの時は、ステップ2307で、運転席乗員に対
する局所的な日射量の増分を考慮にいれた数式13によ
りVfan,newを算出する。ステップ2308で
は、算出した補正量Vfan,newに一次遅れ処理を
施したものをVfan,drに加えてVfan,dr’
を算出する。すなわち、
【数32】 ステップ2309では、次の処理で使用するためにVf
an,oldをVfan,newで更新してステップ2
310Aへ進む。ステップ2310では、学習モードが
設定されていないので、上記ステップ2301で求めた
fan電圧をそのままVfan,dr’にセットしてス
テップ2310Aへ進む。
an,oldをVfan,newで更新してステップ2
310Aへ進む。ステップ2310では、学習モードが
設定されていないので、上記ステップ2301で求めた
fan電圧をそのままVfan,dr’にセットしてス
テップ2310Aへ進む。
【0055】ステップ2310Aでは、助手席側風量設
定器によりブロアファン電圧が固定されているか否かを
判別し、固定されていればステップ2311へ進み、そ
うでなければステップ2312へ進む。助手席側風量設
定器によりブロアファン電圧が固定されている時は、ス
テップ2311で、設定されているファン電圧Vfa
n,as,mを助手席側ファン電圧Vfan,as’に
セットする。一方、助手席側風量設定器によりブロアフ
ァン電圧が固定されていない時は、ステップ2312
で、上記ステップ2301で選択した助手席側ブロアフ
ァン電圧Vfan,asをVfan,as’にセットす
る。ステップ2313において、運転席側ブロアファン
電圧Vfan,dr’と助手席側ブロアフアン電圧Vf
an,as’とに基づいて、次式によりブロアファン1
0への出力量Vfan’を求める。
定器によりブロアファン電圧が固定されているか否かを
判別し、固定されていればステップ2311へ進み、そ
うでなければステップ2312へ進む。助手席側風量設
定器によりブロアファン電圧が固定されている時は、ス
テップ2311で、設定されているファン電圧Vfa
n,as,mを助手席側ファン電圧Vfan,as’に
セットする。一方、助手席側風量設定器によりブロアフ
ァン電圧が固定されていない時は、ステップ2312
で、上記ステップ2301で選択した助手席側ブロアフ
ァン電圧Vfan,asをVfan,as’にセットす
る。ステップ2313において、運転席側ブロアファン
電圧Vfan,dr’と助手席側ブロアフアン電圧Vf
an,as’とに基づいて、次式によりブロアファン1
0への出力量Vfan’を求める。
【数33】 ここで、Kd,Kaは運転席と助手席のダクトの通気抵
抗の比などから定まる重みであり、Kd+Ka=1であ
る。例えば、運転席側ダクトと助手席側ダクトの通気抵
抗が全く等しければKd=Ka:0.5とする。ステッ
プ2314で、必要ファン電圧Vfan’と各席の実際
のファン電圧との差から、運転席側と助手席側のベント
ドアとフットドア開度を補正し、それぞれの席の吹出口
から所望の風量が吹き出されるように調整する。
抗の比などから定まる重みであり、Kd+Ka=1であ
る。例えば、運転席側ダクトと助手席側ダクトの通気抵
抗が全く等しければKd=Ka:0.5とする。ステッ
プ2314で、必要ファン電圧Vfan’と各席の実際
のファン電圧との差から、運転席側と助手席側のベント
ドアとフットドア開度を補正し、それぞれの席の吹出口
から所望の風量が吹き出されるように調整する。
【0056】この第4の実施例によれば、運転席と助手
席で別個に空調制御が可能となり、学習モード時には運
転席側のみが学習した補正量によって補正された制御特
性で制御されるため、運転席側に日射が偏った時に運転
席乗員のフィーリングに適合した制御となっても助手席
側の空調制御は影響を受けない。したがって、それぞれ
の席の乗員の空調快適性を損うことなく、最適な空調状
態を実現可能である。
席で別個に空調制御が可能となり、学習モード時には運
転席側のみが学習した補正量によって補正された制御特
性で制御されるため、運転席側に日射が偏った時に運転
席乗員のフィーリングに適合した制御となっても助手席
側の空調制御は影響を受けない。したがって、それぞれ
の席の乗員の空調快適性を損うことなく、最適な空調状
態を実現可能である。
【0057】ところで、この第4の実施例では運転席側
の乗員の操作特性のみ学習し、その学習結果を運転席側
の空調制御に適用する例を説明したが、全く同一の方法
で助手席側の乗員の操作特性を学習してその学習結果を
助手席側の空調制御に適用することができる。この場合
には、助手席側乗員の偏日射に対する好みの制御を実現
できる。ただし、助手席には不特定多数の乗員が乗車す
る可能性があるため、乗員の認識手段を構成に加える必
要がある。この乗員認識手段としては、空調制御上のス
イッチ、メモリカードなどの外部媒体や、画像認識、音
声認識などが考えられる。これらの認識手段は運転席乗
員の認識に使用しもよい。さらに、この第4の実施例で
は運転席と助手席を別々に空調制御する例を説明した
が、前席と後席を別々に空調制御する場合やすべての座
席を別々に空調制御する場合にも上述した方法を応用す
ることができ、偏日射に対する各席乗員の好みを学習
し、空調制御へ適用することが可能である。
の乗員の操作特性のみ学習し、その学習結果を運転席側
の空調制御に適用する例を説明したが、全く同一の方法
で助手席側の乗員の操作特性を学習してその学習結果を
助手席側の空調制御に適用することができる。この場合
には、助手席側乗員の偏日射に対する好みの制御を実現
できる。ただし、助手席には不特定多数の乗員が乗車す
る可能性があるため、乗員の認識手段を構成に加える必
要がある。この乗員認識手段としては、空調制御上のス
イッチ、メモリカードなどの外部媒体や、画像認識、音
声認識などが考えられる。これらの認識手段は運転席乗
員の認識に使用しもよい。さらに、この第4の実施例で
は運転席と助手席を別々に空調制御する例を説明した
が、前席と後席を別々に空調制御する場合やすべての座
席を別々に空調制御する場合にも上述した方法を応用す
ることができ、偏日射に対する各席乗員の好みを学習
し、空調制御へ適用することが可能である。
【0058】以上の実施例の構成において、室温設定器
37が室温設定手段を、室温センサー34、外気温セン
サー35、日射量センサー36が熱環境情報検出手段
を、クーリングユニット3およびヒーターユニット4が
温度調節手段を、ブロアユニット2が風量調節手段を、
コントローラー30が制御量演算手段、補正量演算手段
および設定変更記憶手段を、風量設定器38が風量設定
手段を、日射量センサー36およびコントローラー30
が乗員日射量検出手段を、日射量センサー36が車室日
射量検出手段を、室温設定器37および風量設定器38
が設定手段をそれぞれ構成する。
37が室温設定手段を、室温センサー34、外気温セン
サー35、日射量センサー36が熱環境情報検出手段
を、クーリングユニット3およびヒーターユニット4が
温度調節手段を、ブロアユニット2が風量調節手段を、
コントローラー30が制御量演算手段、補正量演算手段
および設定変更記憶手段を、風量設定器38が風量設定
手段を、日射量センサー36およびコントローラー30
が乗員日射量検出手段を、日射量センサー36が車室日
射量検出手段を、室温設定器37および風量設定器38
が設定手段をそれぞれ構成する。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、車室内温度の設定値と熱環境情報とに基づいて温
度調節手段および風量調節手段の制御量を演算するとと
もに、乗員に到達する日射量を検出し、車室内温度およ
び送風量の設定変更量を乗員に到達する日射量に対応づ
けて記憶し、記憶されている設定変更量と日射量との相
関関係に基づいて前記制御量の補正量を演算するように
したので、日射量変化に対する空調制御特性の乗員ごと
の好みを正確に把握して乗員ごとのフィーリングに適合
させることができ、乗員ごとの日射量に対する設定の好
みを反映した快適な空調を実現できる。請求項2の発明
によれば、車両の左右方向および上下方向から車室内に
入射する日射量を検出し、これらの日射量に基づいて日
射の方位角と仰角を演算し、それらの方位角と仰角とに
より乗員に到達する日射量を演算するようにしたので、
乗員に到達する日射量を正確に検出できる。請求項3の
発明によれば、乗員に到達する日射量の時間変化率が所
定値以下の時に、その日射量に対応づけて車室内温度お
よび送風量の設定変更量を記憶するようにしたので、例
えば市街地などで建物と建物の間やワインディングロー
ドを走行する際に日射の方向が頻繁に変化して定まらな
いような環境下でも、乗員の設定変更量と日射量との対
応づけが困難なデータを削除でき、設定変更量と日射量
との正確な相関関係が把握でき、日射に対する乗員の好
みを正確に学習することができる。請求項4の発明によ
れば、設定変更記憶手段に記憶されている所定の環境条
件範囲の設定変更情報を用いてすべての環境条件範囲の
設定変更情報を補間により演算する際、少なくとも車室
外気温と日射量をファジィルールの前件部への入力条件
としたファジィ推論により演算するようにしたので、乗
員ごとの日射量変化に対する設定変更特性を記憶する
際、同一の環境条件として設定変更特性を記憶する環境
範囲に偏りを持たせ、人間の感覚に近い区分をした場合
でも違和感のないスムーズな補間が可能となる。請求項
5の発明によれば、車室内空調制御に必要な熱環境情報
と車室内温度の設定値とに基づいて空調ユニット内の温
度調節手段および風量調節手段の制御量を演算する。そ
して、車室内の各空間ごとに、空調風の温度と送風量の
設定変更量を乗員へ到達する日射量に対応づけて記憶
し、記憶されている車室内の各空間ごとの設定変更量と
日射量との相関関係に基づいて車室内の各空間ごとの制
御量の補正量を演算するようにしたので、日射量変化に
対する空調制御特性を乗員ごとのフィーリングに適合さ
せることができ、ある乗員に特有の空調制御がなされた
場合でも他の乗員に影響がなく、すべての乗員に対して
快適な空調が実現できる。請求項6の発明によれば、車
両の左右方向および上下方向から車室内に入射する日射
量を検出し、検出された日射量に基づいて日射の方位角
と仰角を演算し、それらの方位角と仰角により車室内の
各空間に着座する乗員へ到達する日射量を演算するよう
にしたので、車室内の各空間に着座している乗員に到達
する日射量を正確に検出できる。請求項7の発明によれ
ば、車室内の各空間ごとに、着座する乗員への日射量の
時間変化率が所定値以下の時に空調風の温度と送風量の
設定変更量を日射量に対応づけて記憶するようにしたの
で、例えば市街地などで建物と建物の間やワインディン
グロードを走行する際に日射の方向が頻緊に変化して定
まらないような環境下でも、乗員の設定変更量と日射量
との対応づけが困難なデータを削除でき、車室内の各空
間に着座する乗員の設定変更量と日射量との正確な相関
関係が把握でき、日射に対する各乗員の好みを正確に学
習することができる。
れば、車室内温度の設定値と熱環境情報とに基づいて温
度調節手段および風量調節手段の制御量を演算するとと
もに、乗員に到達する日射量を検出し、車室内温度およ
び送風量の設定変更量を乗員に到達する日射量に対応づ
けて記憶し、記憶されている設定変更量と日射量との相
関関係に基づいて前記制御量の補正量を演算するように
したので、日射量変化に対する空調制御特性の乗員ごと
の好みを正確に把握して乗員ごとのフィーリングに適合
させることができ、乗員ごとの日射量に対する設定の好
みを反映した快適な空調を実現できる。請求項2の発明
によれば、車両の左右方向および上下方向から車室内に
入射する日射量を検出し、これらの日射量に基づいて日
射の方位角と仰角を演算し、それらの方位角と仰角とに
より乗員に到達する日射量を演算するようにしたので、
乗員に到達する日射量を正確に検出できる。請求項3の
発明によれば、乗員に到達する日射量の時間変化率が所
定値以下の時に、その日射量に対応づけて車室内温度お
よび送風量の設定変更量を記憶するようにしたので、例
えば市街地などで建物と建物の間やワインディングロー
ドを走行する際に日射の方向が頻繁に変化して定まらな
いような環境下でも、乗員の設定変更量と日射量との対
応づけが困難なデータを削除でき、設定変更量と日射量
との正確な相関関係が把握でき、日射に対する乗員の好
みを正確に学習することができる。請求項4の発明によ
れば、設定変更記憶手段に記憶されている所定の環境条
件範囲の設定変更情報を用いてすべての環境条件範囲の
設定変更情報を補間により演算する際、少なくとも車室
外気温と日射量をファジィルールの前件部への入力条件
としたファジィ推論により演算するようにしたので、乗
員ごとの日射量変化に対する設定変更特性を記憶する
際、同一の環境条件として設定変更特性を記憶する環境
範囲に偏りを持たせ、人間の感覚に近い区分をした場合
でも違和感のないスムーズな補間が可能となる。請求項
5の発明によれば、車室内空調制御に必要な熱環境情報
と車室内温度の設定値とに基づいて空調ユニット内の温
度調節手段および風量調節手段の制御量を演算する。そ
して、車室内の各空間ごとに、空調風の温度と送風量の
設定変更量を乗員へ到達する日射量に対応づけて記憶
し、記憶されている車室内の各空間ごとの設定変更量と
日射量との相関関係に基づいて車室内の各空間ごとの制
御量の補正量を演算するようにしたので、日射量変化に
対する空調制御特性を乗員ごとのフィーリングに適合さ
せることができ、ある乗員に特有の空調制御がなされた
場合でも他の乗員に影響がなく、すべての乗員に対して
快適な空調が実現できる。請求項6の発明によれば、車
両の左右方向および上下方向から車室内に入射する日射
量を検出し、検出された日射量に基づいて日射の方位角
と仰角を演算し、それらの方位角と仰角により車室内の
各空間に着座する乗員へ到達する日射量を演算するよう
にしたので、車室内の各空間に着座している乗員に到達
する日射量を正確に検出できる。請求項7の発明によれ
ば、車室内の各空間ごとに、着座する乗員への日射量の
時間変化率が所定値以下の時に空調風の温度と送風量の
設定変更量を日射量に対応づけて記憶するようにしたの
で、例えば市街地などで建物と建物の間やワインディン
グロードを走行する際に日射の方向が頻緊に変化して定
まらないような環境下でも、乗員の設定変更量と日射量
との対応づけが困難なデータを削除でき、車室内の各空
間に着座する乗員の設定変更量と日射量との正確な相関
関係が把握でき、日射に対する各乗員の好みを正確に学
習することができる。
【図1】第1の実施例の構成を示す図。
【図2】第1の実施例の空調制御のメインプログラムを
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図3】第1実施例の初期化処理ルーチンを示すフロー
チャート。
チャート。
【図4】第1の実施例のデータ入力処理ルーチンを示す
フローチャート。
フローチャート。
【図5】第1の実施例のエアーミックスドア開度処理ル
ーチンを示すフローチャート。
ーチンを示すフローチャート。
【図6】第1の実施例の吹出口処理ルーチンを示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図7】第1の実施例の吸込口処理ルーチンを示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図8】第1の実施例の風量処理ルーチンを示すフロー
チャート。
チャート。
【図9】第1の実施例の出力処理ルーチンを示すフロー
チャート。
チャート。
【図10】第1の実施例の日射量、日射角度演算処理ル
ーチンを示すフローチャート。
ーチンを示すフローチャート。
【図11】日射量センサーを示す図。
【図12】日射量センサーの感度特性を示す図。
【図13】日射量センサーの相対感度比と方位角との関
係を示す図。
係を示す図。
【図14】第1の実施例の学習処理ルーチンを示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図15】図14に続く、第1の実施例の学習処理ルー
チンを示すフローチャート。
チンを示すフローチャート。
【図16】手動設定情報記憶メモリの外気温の記憶クラ
スわけと、手動設定情報記憶メモリの平均日射量の記憶
クラスわけを示す図。
スわけと、手動設定情報記憶メモリの平均日射量の記憶
クラスわけを示す図。
【図17】第2の実施例のデータ入力処理ルーチンを示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図18】図17に続く、第2の実施例のデータ入力処
理ルーチンを示すフローチャート。
理ルーチンを示すフローチャート。
【図19】第3実施例のエアーミックスドア開度処理ル
ーチンを示すフローチャート。
ーチンを示すフローチャート。
【図20】第3の実施例の風量処理ルーチンを示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図21】第3の実施例で用いる外気温のメンバーシッ
プ関数を示す図。
プ関数を示す図。
【図22】第3の実施例で用いる日射量のメンバーシッ
プ関数を示す図。
プ関数を示す図。
【図23】第4の実施例の構成を示す図。
【図24】第4の実施例のエアーミックスドア開度処理
ルーチンを示すフローチャート。
ルーチンを示すフローチャート。
【図25】第4の実施例の風量処理ルーチンを示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図26】図25に続く、第4の実施例の風量処理ルー
チンを示すフローチャート。
チンを示すフローチャート。
【図27】従来の空調制御を示すフローチャート。
1 空調装置本体 2 ブロアユニット 3 クーリングユニット 4 ヒーターユニット 5 外気導入口 6 内気導入口 7 インテークドア 8 アクチュエータ 9 ブロアファン 10 モータ 11 エバポレーター 12 配管 13 エアミックスドア 13a 運転席側エアーミックスドア 13b 助手席側エアーミックスドア 14,14−a,14−b アクチュエータ 15 ヒーターコア 15a 運転席側ヒーターコア 15b 助手席側ヒーターコア 16 デフロスタダクト 17 ベントダクト 17−a 運転席側ベントダクト 17−b 助手席側ベントダクト 18 フットダクト 18−a 運転席フットダクト 18−b 助手席フットダクト 19,20,21 開閉ドア 22,23,24,23−a,23−b,24−a,2
4−b アクチュエータ 25 ベントグリル 25a 運転席側ベントグリル 25b 助手席側ベントグリル 26 ルーバーフィン 30 コントローラー 31 オートエアコンスイッチ 32 学習モードスイッチ 33 コンプレッサーON/OFFスイッチ 34 室温センサー 35 外気温センサー 36 日射量センサー 37 室温設定器 38 風量設定器 39 内外気導入切換スイッチ 40 吹出口モードスイッチ 41 フロントデフロスタスイッチ 42 リアデフロスタスイッチ 43 表示器 44a,44b,44c 受光部
4−b アクチュエータ 25 ベントグリル 25a 運転席側ベントグリル 25b 助手席側ベントグリル 26 ルーバーフィン 30 コントローラー 31 オートエアコンスイッチ 32 学習モードスイッチ 33 コンプレッサーON/OFFスイッチ 34 室温センサー 35 外気温センサー 36 日射量センサー 37 室温設定器 38 風量設定器 39 内外気導入切換スイッチ 40 吹出口モードスイッチ 41 フロントデフロスタスイッチ 42 リアデフロスタスイッチ 43 表示器 44a,44b,44c 受光部
Claims (7)
- 【請求項1】 車室内空調制御に必要な熱環境情報と室
温設定手段により設定された車室内温度の設定値とに基
づいて空調ユニット内の温度調節手段および風量調節手
段の制御量を演算する制御量演算手段を備えた車両用空
調装置において、 車室内への空調風の送風量を設定する送風量設定手段
と、 乗員に到達する日射量を検出する乗員日射量検出手段
と、 前記室温設定手段および前記送風量設定手段の設定変更
量を、前記乗員日射量検出手段により検出された日射量
に対応づけて記憶する設定変更記憶手段と、 前記設定変更記憶手段に記憶されている設定変更量と日
射量との相関関係に基づいて前記制御量の補正量を演算
する補正量演算手段とを備えることを特徴とする車両用
空調装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用空調装置におい
て、 前記乗員日射量検出手段は、車両の左右方向および上下
方向から車室内に入射する日射量を検出する車室日射量
検出手段を有し、この車室日射量検出手段により検出さ
れた日射量に基づいて日射の方位角と仰角を演算し、そ
れらの方位角と仰角により乗員に到達する日射量を演算
することを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用空調装
置において、 前記設定変更記憶手段は、前記乗員日射量検出手段によ
り検出された日射量の時間変化率が所定値以下の時に、
前記室温設定手段および前記送風量設定手段の設定変更
量を日射量に対応づけて記憶することを特徴とする車両
用空調装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の車
両用空調装置において、 前記補正量演算手段は、前記設定変更記憶手段に記憶さ
れている所定の環境条件範囲の設定変更情報を用いてす
べての環境条件範囲の設定変更情報を補間により演算す
る際、少なくとも前記熱環境情報検出手段により検出さ
れた車室外気温と前記乗員日射量検出手段により検出さ
れた日射量をファジィルールの前件部への入力条件とし
たファジィ推論により演算することを特徴とする車両用
空調装置。 - 【請求項5】 車室内空調制御に必要な熱環境情報と車
室内温度の設定値とに基づいて空調ユニット内の温度調
節手段および風量調節手段の制御量を演算する制御量演
算手段を備え、車室内の複数の空間を独立に空調する車
両用空調装置において、 前記車室内の各空間ごとに空調風の温度と送風量とを設
定するための複数の設定手段と、 前記複数の空間に着座する各乗員へ到達する日射量を検
出する乗員日射員検出手段と、 前記車室内の各空間ごとに、前記設定手段による設定変
更量を前記乗員日射量検出手段により検出された日射量
に対応づけて記憶する設定変更記憶手段と、 前記設定変更記憶手段に記憶されている前記車室内の各
空間ごとの設定変更量と日射量との相関関係に基づいて
前記車室内の各空間ごとの前記制御量の補正量を演算す
る補正量演算手段とを備えることを特徴とする車両用空
調装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の車両用空調装置におい
て、 前記乗員日射量検出手段は、車両の左右方向および上下
方向から車室内に入射する日射量を検出する車室日射量
検出手段を有し、この車室日射量検出手段により検出さ
れた日射量に基づいて日射の方位角と仰角を演算し、そ
れらの方位角と仰角により前記車室内の各空間に着座す
る乗員へ到達する日射量を演算することを特徴とする車
両用空調装置。 - 【請求項7】 請求項5または6に記載の車両用空調装
置において、 前記設定変更記憶手段は、前記乗員日射量検出手段によ
り検出された日射量の時間変化率が所定値以下の時に、
前記設定手段の設定変更量を日射量に対応づけて記憶す
ることを特徴とする車両用空調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3132495A JPH08188030A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3132495A JPH08188030A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 車両用空調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08188030A true JPH08188030A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=12328092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3132495A Pending JPH08188030A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08188030A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002349937A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-04 | Asahi Kasei Corp | 建物の換気量及び温度予測システム |
| CN116653534A (zh) * | 2023-06-01 | 2023-08-29 | 浙江极氪智能科技有限公司 | 空调壳体组件、空调系统及车辆 |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP3132495A patent/JPH08188030A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002349937A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-04 | Asahi Kasei Corp | 建物の換気量及び温度予測システム |
| CN116653534A (zh) * | 2023-06-01 | 2023-08-29 | 浙江极氪智能科技有限公司 | 空调壳体组件、空调系统及车辆 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3185854B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3861797B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH08113026A (ja) | 空調装置 | |
| JP2004009875A (ja) | 車両用空調装置のモード切換制御装置 | |
| JP2021059234A (ja) | コンバーチブル車両の温調デバイス制御装置 | |
| JP3111733B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP2768177B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP4066508B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH06143975A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP3493895B2 (ja) | 自動車用空調制御装置 | |
| JP2921290B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP2891000B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP2505888B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP3500644B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP3399284B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP2003080919A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP4613942B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3518053B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH0367718A (ja) | 車両用空調制御装置 | |
| JP3772432B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3417249B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JPH06127254A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP3070383B2 (ja) | 車両用空調制御装置 | |
| JPH08310221A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH0569740A (ja) | 自動車用空調装置 |