JPH08188622A - 臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方法 - Google Patents
臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方法Info
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- JPH08188622A JPH08188622A JP7003906A JP390695A JPH08188622A JP H08188622 A JPH08188622 A JP H08188622A JP 7003906 A JP7003906 A JP 7003906A JP 390695 A JP390695 A JP 390695A JP H08188622 A JPH08188622 A JP H08188622A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F12/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
- C08F12/02—Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
- C08F12/04—Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
- C08F12/14—Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring substituted by hetero atoms or groups containing heteroatoms
- C08F12/16—Halogens
- C08F12/21—Bromine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成型加工温度が低い樹脂に配合した場合にお
いて、その樹脂物性を低下させることなく、なおかつ熱
安定性が良好な臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方
法を提供する。 【構成】 臭素化スチレンを連鎖移動剤の共存下に溶液
重合することを特徴とするポリスチレン換算の重量平均
分子量が1,000〜10,000の臭素化ポリスチレ
ン低分子量体の製造方法。
いて、その樹脂物性を低下させることなく、なおかつ熱
安定性が良好な臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方
法を提供する。 【構成】 臭素化スチレンを連鎖移動剤の共存下に溶液
重合することを特徴とするポリスチレン換算の重量平均
分子量が1,000〜10,000の臭素化ポリスチレ
ン低分子量体の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂の難燃化に有用
なポリスチレン換算の重量平均分子量が1,000〜1
0,000の臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方法
に関する。
なポリスチレン換算の重量平均分子量が1,000〜1
0,000の臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】臭素化スチレンをラジカル開始剤等を用
いて重合させる方法は特公昭59−1308号公報、特
開平5−287004号公報等に記載されており、この
方法によって得られる臭素化ポリスチレンは10,00
0を越える重量平均分子量を有している。
いて重合させる方法は特公昭59−1308号公報、特
開平5−287004号公報等に記載されており、この
方法によって得られる臭素化ポリスチレンは10,00
0を越える重量平均分子量を有している。
【0003】またこの重量平均分子量10,000を越
える臭素化ポリスチレンの樹脂への配合例としては、特
開平4−175371号公報等のポリアミド樹脂への配
合、特開平3−252443号公報等のABS樹脂、H
IPS樹脂への配合等が開示されている。
える臭素化ポリスチレンの樹脂への配合例としては、特
開平4−175371号公報等のポリアミド樹脂への配
合、特開平3−252443号公報等のABS樹脂、H
IPS樹脂への配合等が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】重量平均分子量10,
000以下の臭素化ポリスチレンを臭素化スチレンの重
合によって得ることは、その重合性がスチレン等に比べ
ると相当高いため、分子量10,000を越える臭素化
ポリスチレンの製造に比べ難しくなる。低分子量体とす
るには通常、モノマー濃度を下げる、開始剤濃度を高く
する、反応温度を上げるといった手法がとられるが、こ
れらの手法によっても臭素化スチレンの重合の場合、得
られる臭素化ポリスチレンを分子量10,000以下と
することは困難である。
000以下の臭素化ポリスチレンを臭素化スチレンの重
合によって得ることは、その重合性がスチレン等に比べ
ると相当高いため、分子量10,000を越える臭素化
ポリスチレンの製造に比べ難しくなる。低分子量体とす
るには通常、モノマー濃度を下げる、開始剤濃度を高く
する、反応温度を上げるといった手法がとられるが、こ
れらの手法によっても臭素化スチレンの重合の場合、得
られる臭素化ポリスチレンを分子量10,000以下と
することは困難である。
【0005】一方、ポリスチレンを臭素化することによ
って重量平均分子量10,000以下の臭素化ポリスチ
レンを得ることができるが、この方法では特開平4−1
75371号に記載されているように、残存臭素等によ
り耐熱性が著しく低下する、金型が腐食するといった問
題が指摘されている。
って重量平均分子量10,000以下の臭素化ポリスチ
レンを得ることができるが、この方法では特開平4−1
75371号に記載されているように、残存臭素等によ
り耐熱性が著しく低下する、金型が腐食するといった問
題が指摘されている。
【0006】また重量平均分子量10,000以上の臭
素化ポリスチレンを樹脂に配合した場合、例えば特開平
4−175371号公報に記載のポリアミド樹脂等のよ
うに成型加工温度が高い樹脂に配合した場合では、該臭
素化ポリスチレンが溶融分散している。しかしながら特
開平3−252443号公報に記載されているように比
較的成型加工温度が低いABS樹脂、HIPS樹脂等に
配合する場合は該臭素化ポリスチレンが十分に溶融分散
せず、配合樹脂の大幅な物性低下を引き起こす場合があ
る。
素化ポリスチレンを樹脂に配合した場合、例えば特開平
4−175371号公報に記載のポリアミド樹脂等のよ
うに成型加工温度が高い樹脂に配合した場合では、該臭
素化ポリスチレンが溶融分散している。しかしながら特
開平3−252443号公報に記載されているように比
較的成型加工温度が低いABS樹脂、HIPS樹脂等に
配合する場合は該臭素化ポリスチレンが十分に溶融分散
せず、配合樹脂の大幅な物性低下を引き起こす場合があ
る。
【0007】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、成型加工温度が低い樹脂に配合し
た場合において、その樹脂物性を低下させることなくな
おかつ熱安定性が良好な臭素化ポリスチレンの製造方法
を提供することである。
であり、その目的は、成型加工温度が低い樹脂に配合し
た場合において、その樹脂物性を低下させることなくな
おかつ熱安定性が良好な臭素化ポリスチレンの製造方法
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討を重ねた結果、連鎖移動剤の共存
下に臭素化スチレンを重合反応させることによって重量
平均分子量10,000以下の臭素化ポリスチレンが得
られることを見い出し、さらに得られたポリマーは配合
樹脂の物性低下を引き起こすことなく、かつ熱安定性が
良好であることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
解決するため鋭意検討を重ねた結果、連鎖移動剤の共存
下に臭素化スチレンを重合反応させることによって重量
平均分子量10,000以下の臭素化ポリスチレンが得
られることを見い出し、さらに得られたポリマーは配合
樹脂の物性低下を引き起こすことなく、かつ熱安定性が
良好であることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0009】すなわち本発明は、臭素化スチレンを連鎖
移動剤の共存下に溶液重合することを特徴とするポリス
チレン換算の重量平均分子量が1,000〜10,00
0の臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方法である。
移動剤の共存下に溶液重合することを特徴とするポリス
チレン換算の重量平均分子量が1,000〜10,00
0の臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方法である。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。
【0011】本発明の方法で得られる臭素化ポリスチレ
ン低分子量体は、ポリスチレン換算の重量平均分子量が
1,000〜10,000の臭素化ポリスチレンであ
る。
ン低分子量体は、ポリスチレン換算の重量平均分子量が
1,000〜10,000の臭素化ポリスチレンであ
る。
【0012】本発明の方法で使用する臭素化スチレンの
芳香環への臭素置換数は1〜5で、特に限定するもので
はないが、本発明の処方は臭素の平均置換数が1.5〜
3.5のものに対して特に有効である。
芳香環への臭素置換数は1〜5で、特に限定するもので
はないが、本発明の処方は臭素の平均置換数が1.5〜
3.5のものに対して特に有効である。
【0013】本発明の方法で得られる臭素化ポリスチレ
ン低分子量体は、ABS樹脂、HIPS樹脂等の比較的
低温の成型加工温度で成型を行う樹脂と配合することを
目的とするため、軟化点を60〜250℃とすることが
好ましく、100〜220℃とすることがさらに好まし
い。芳香環への臭素置換数が1.5〜3.5である臭素
化スチレンを本発明の方法で重合して得られるポリスチ
レン換算の重量平均分子量が1,000〜10,000
の臭素化ポリスチレンは、通常この軟化点の領域に入
る。
ン低分子量体は、ABS樹脂、HIPS樹脂等の比較的
低温の成型加工温度で成型を行う樹脂と配合することを
目的とするため、軟化点を60〜250℃とすることが
好ましく、100〜220℃とすることがさらに好まし
い。芳香環への臭素置換数が1.5〜3.5である臭素
化スチレンを本発明の方法で重合して得られるポリスチ
レン換算の重量平均分子量が1,000〜10,000
の臭素化ポリスチレンは、通常この軟化点の領域に入
る。
【0014】本発明の方法に適用される連鎖移動剤は特
に限定するものではないが、例えば、メルカプタン系連
鎖移動剤、ハロゲン系連鎖移動剤、α−メチルスチレン
ダイマー等が挙げられ、これらのうち、炭素数3〜20
のアルキルメルカプタン又は下記一般式(I)で表され
るα−メチルスチレンダイマー
に限定するものではないが、例えば、メルカプタン系連
鎖移動剤、ハロゲン系連鎖移動剤、α−メチルスチレン
ダイマー等が挙げられ、これらのうち、炭素数3〜20
のアルキルメルカプタン又は下記一般式(I)で表され
るα−メチルスチレンダイマー
【0015】
【化2】
【0016】が生成物の耐熱性の面から好適なものとし
て挙げられる。四臭化炭素のようなハロゲン系連鎖移動
剤を用いた場合は生成する臭素化ポリスチレンの耐熱性
が低下することがある。
て挙げられる。四臭化炭素のようなハロゲン系連鎖移動
剤を用いた場合は生成する臭素化ポリスチレンの耐熱性
が低下することがある。
【0017】本発明の方法で使用される炭素数3〜20
のアルキルメルカプタンとしては例えばn−ブチルメル
カプタン、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメ
ルカプタン、t−ドデシルメルカプタン等が挙げられ
る。かかるアルキルメルカプタンは、分子量低下の効果
を十分にし、未反応連鎖移動剤の残留による臭気の発生
及び品質の低下を防ぐため、臭素化スチレン100重量
部に対して通常1〜50重量部の範囲で使用される。ま
た50重量部より多量に添加するのは経済的にも好まし
くない。
のアルキルメルカプタンとしては例えばn−ブチルメル
カプタン、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメ
ルカプタン、t−ドデシルメルカプタン等が挙げられ
る。かかるアルキルメルカプタンは、分子量低下の効果
を十分にし、未反応連鎖移動剤の残留による臭気の発生
及び品質の低下を防ぐため、臭素化スチレン100重量
部に対して通常1〜50重量部の範囲で使用される。ま
た50重量部より多量に添加するのは経済的にも好まし
くない。
【0018】本発明の方法で使用されるα−メチルスチ
レンダイマーは下記一般式(I)に示されるものであ
り、
レンダイマーは下記一般式(I)に示されるものであ
り、
【0019】
【化3】
【0020】分子量低下の効果を十分にし、重合反応速
度の低下及び未反応α−メチルスチレンダイマーの残留
による品質の低下を防ぐため、臭素化スチレン100重
量部に対し通常1〜50重量部の範囲で使用される。ま
た50重量部より多量に添加するのは経済的にも好まし
くない。
度の低下及び未反応α−メチルスチレンダイマーの残留
による品質の低下を防ぐため、臭素化スチレン100重
量部に対し通常1〜50重量部の範囲で使用される。ま
た50重量部より多量に添加するのは経済的にも好まし
くない。
【0021】アルキルメルカプタン又はハロゲン系連鎖
移動剤を用いた場合は本発明の重量平均分子量の範囲で
ある1,000〜10,000の全てにわたって製造可
能である。これに対しα−メチルスチレンダイマーは連
鎖移動能が低いため、重量平均分子量を2,000〜1
0,000とする場合に使用される。
移動剤を用いた場合は本発明の重量平均分子量の範囲で
ある1,000〜10,000の全てにわたって製造可
能である。これに対しα−メチルスチレンダイマーは連
鎖移動能が低いため、重量平均分子量を2,000〜1
0,000とする場合に使用される。
【0022】本反応に用いる有機溶媒は、原料の臭素化
スチレン及び生成する臭素化ポリスチレンを溶解させる
ものであればあらゆるものが適用可能であるが、好まし
くは後処理工程を考慮して高沸点でないものが良く、例
えば芳香族系溶媒、中でもベンゼン、トルエン、エチル
ベンゼン、キシレン等が好適なものとして挙げられる。
かかる有機溶媒は単独で使用しても良いし又は二種以上
混合して使用しても良い。かかる有機溶剤の使用量は、
臭素化スチレン100重量部に対し50〜1000重量
部の範囲で使用することが好ましい。
スチレン及び生成する臭素化ポリスチレンを溶解させる
ものであればあらゆるものが適用可能であるが、好まし
くは後処理工程を考慮して高沸点でないものが良く、例
えば芳香族系溶媒、中でもベンゼン、トルエン、エチル
ベンゼン、キシレン等が好適なものとして挙げられる。
かかる有機溶媒は単独で使用しても良いし又は二種以上
混合して使用しても良い。かかる有機溶剤の使用量は、
臭素化スチレン100重量部に対し50〜1000重量
部の範囲で使用することが好ましい。
【0023】本発明の方法で用いられるラジカル開始剤
としては、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオ
キサイド等の過酸化物系開始剤、アゾビスイソブチロニ
トリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)等のアゾ系開始剤が好適である。使用す
るラジカル開始剤の量は、反応速度、重合率及び生成物
の品質の向上のため、臭素化スチレンモノマーに対して
0.1〜3.0wt%が適当である。また3.0wt%
を越えて使用するのは経済的にも好ましくない。
としては、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオ
キサイド等の過酸化物系開始剤、アゾビスイソブチロニ
トリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)等のアゾ系開始剤が好適である。使用す
るラジカル開始剤の量は、反応速度、重合率及び生成物
の品質の向上のため、臭素化スチレンモノマーに対して
0.1〜3.0wt%が適当である。また3.0wt%
を越えて使用するのは経済的にも好ましくない。
【0024】反応温度及び圧力に関して特に限定するも
のではないが、50〜150℃の温度範囲で、常圧での
反応の他、減圧、加圧下でも反応可能である。50℃未
満では反応速度の著しい低下により生産性の低下を招く
場合があり、一方150℃を越えると芳香環からの臭素
の脱離等の副反応及び解重合反応が起こる場合がある。
のではないが、50〜150℃の温度範囲で、常圧での
反応の他、減圧、加圧下でも反応可能である。50℃未
満では反応速度の著しい低下により生産性の低下を招く
場合があり、一方150℃を越えると芳香環からの臭素
の脱離等の副反応及び解重合反応が起こる場合がある。
【0025】また反応時間に関しても特に限定するもの
ではないが重合率と生産性の両面から1〜30時間が適
当である。
ではないが重合率と生産性の両面から1〜30時間が適
当である。
【0026】重合後はポリマーに対して貧溶媒であるよ
うな溶媒中に投入して沈殿させる方法、又は重合に用い
た溶媒及び未反応モノマー等を留去する方法等により生
成物を取り上げることができる。
うな溶媒中に投入して沈殿させる方法、又は重合に用い
た溶媒及び未反応モノマー等を留去する方法等により生
成物を取り上げることができる。
【0027】貧溶媒中に沈殿させてポリマーを回収する
場合、当然のことながら残存モノマー及び連鎖移動剤、
場合によってはオリゴマーを溶解させ、ポリマーを析出
させる必要がある。しかしながら、分子量数千以下の臭
素化ポリスチレンとこれら残存不純物の溶解性は類似し
ているので収率と製品純度のバランスにより好適な貧溶
媒が選択される。また、沈殿操作時のポリマー溶液濃度
によっても収率及び製品純度は大きく変化するので注意
を要する。例えばメタノールを貧溶媒として用いる場
合、ポリマー濃度を15〜30wt%とすることが望ま
しい。
場合、当然のことながら残存モノマー及び連鎖移動剤、
場合によってはオリゴマーを溶解させ、ポリマーを析出
させる必要がある。しかしながら、分子量数千以下の臭
素化ポリスチレンとこれら残存不純物の溶解性は類似し
ているので収率と製品純度のバランスにより好適な貧溶
媒が選択される。また、沈殿操作時のポリマー溶液濃度
によっても収率及び製品純度は大きく変化するので注意
を要する。例えばメタノールを貧溶媒として用いる場
合、ポリマー濃度を15〜30wt%とすることが望ま
しい。
【0028】なおポリマーに対して貧溶媒となる溶媒と
しては、メタノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエ
ーテル等のエーテル系溶媒、アセトン等のケトン系溶
媒、又はヘキサン等の脂肪族系炭化水素溶媒等が挙げら
れる。
しては、メタノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエ
ーテル等のエーテル系溶媒、アセトン等のケトン系溶
媒、又はヘキサン等の脂肪族系炭化水素溶媒等が挙げら
れる。
【0029】重合反応後、溶媒、未反応モノマー等を留
去する方法を採る場合は、その処理温度をポリマーの溶
融軟化点以上200℃以下に設定して減圧下で行う必要
がある。軟化点以下では未反応モノマーを十分に除くこ
とができず生成物の純度が低下してしまう。また、20
0℃を越えるような条件下で行うと着色を引き起こす場
合がある。減圧度については特に規定はないが200m
mHgにすることが好ましい。芳香環への平均臭素置換
数が2.5を越えるような場合は軟化点は200℃を越
えてしまうことがあり、そのような場合には上記貧溶媒
への沈殿でポリマーを回収することが好ましい。
去する方法を採る場合は、その処理温度をポリマーの溶
融軟化点以上200℃以下に設定して減圧下で行う必要
がある。軟化点以下では未反応モノマーを十分に除くこ
とができず生成物の純度が低下してしまう。また、20
0℃を越えるような条件下で行うと着色を引き起こす場
合がある。減圧度については特に規定はないが200m
mHgにすることが好ましい。芳香環への平均臭素置換
数が2.5を越えるような場合は軟化点は200℃を越
えてしまうことがあり、そのような場合には上記貧溶媒
への沈殿でポリマーを回収することが好ましい。
【0030】次に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
なお本反応は通常攪拌機、温度計、還流冷却器、窒素導
入管を備えた反応器中で行う。
るが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
なお本反応は通常攪拌機、温度計、還流冷却器、窒素導
入管を備えた反応器中で行う。
【0031】
実施例1 攪拌装置、温度計、還流冷却管、窒素導入管を備えた1
リットルの4つ口フラスコに、平均臭素置換数2.02
の臭素化スチレン(モノ臭素化物5.5mol%、ジ臭
素化物86.8mol%、トリ臭素化物7.7mol
%)を200g、トルエン300ml、n−ブチルメル
カプタン2.5g、アゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)を1.0g仕込み、反応器内に窒素を連続的に導
入した窒素雰囲気下で80℃に昇温し8時間重合反応を
行った。この時の重合率は92.3%であった。室温ま
で降温した後反応液にトルエン480mlを追加希釈
し、メタノール3リットル中に攪拌しながら滴下した。
生成した沈殿物をグラスフィルター上でろ過回収し、1
00℃で4時間常圧乾燥及び同じく100℃で4時間真
空乾燥して溶媒を除去しポリマーを得た。得られたポリ
マーの収率、ポリスチレン換算の重量平均分子量、残存
モノマー量、軟化点、耐熱着色性、加熱重量減、Br及
びS含量を表1に示す。
リットルの4つ口フラスコに、平均臭素置換数2.02
の臭素化スチレン(モノ臭素化物5.5mol%、ジ臭
素化物86.8mol%、トリ臭素化物7.7mol
%)を200g、トルエン300ml、n−ブチルメル
カプタン2.5g、アゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)を1.0g仕込み、反応器内に窒素を連続的に導
入した窒素雰囲気下で80℃に昇温し8時間重合反応を
行った。この時の重合率は92.3%であった。室温ま
で降温した後反応液にトルエン480mlを追加希釈
し、メタノール3リットル中に攪拌しながら滴下した。
生成した沈殿物をグラスフィルター上でろ過回収し、1
00℃で4時間常圧乾燥及び同じく100℃で4時間真
空乾燥して溶媒を除去しポリマーを得た。得られたポリ
マーの収率、ポリスチレン換算の重量平均分子量、残存
モノマー量、軟化点、耐熱着色性、加熱重量減、Br及
びS含量を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】実施例2 n−ブチルメルカプタンを10.0g用いた以外は実施
例1と同様にして重合反応を行った。重合率は92.0
%であった。重合反応後トルエン200mlを追加し、
メタノール2リットル中に滴下し沈殿物を生成させた。
ろ過後80℃で6時間常圧乾燥、同じく80℃で4時間
真空乾燥してポリマーを得た。得られたポリマーの収
率、分子量、残存モノマー量、諸物性、Br及びS含量
を表1に合わせて示す。
例1と同様にして重合反応を行った。重合率は92.0
%であった。重合反応後トルエン200mlを追加し、
メタノール2リットル中に滴下し沈殿物を生成させた。
ろ過後80℃で6時間常圧乾燥、同じく80℃で4時間
真空乾燥してポリマーを得た。得られたポリマーの収
率、分子量、残存モノマー量、諸物性、Br及びS含量
を表1に合わせて示す。
【0034】実施例3 実施例1の臭素化スチレンを200g、トルエン300
ml、α−メチルスチレンダイマー20.0g、1,
1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)(V−40、和光純薬(株)製)2.0gを仕込
み、窒素雰囲気下で110℃、8時間反応を行った。こ
のときの重合率は94.1%であった。反応後、実施例
1と同様の方法で後処理を行いポリマーを得た。収率、
生成物の性状を表1に合わせて示す。
ml、α−メチルスチレンダイマー20.0g、1,
1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)(V−40、和光純薬(株)製)2.0gを仕込
み、窒素雰囲気下で110℃、8時間反応を行った。こ
のときの重合率は94.1%であった。反応後、実施例
1と同様の方法で後処理を行いポリマーを得た。収率、
生成物の性状を表1に合わせて示す。
【0035】実施例4 n−ブチルメルカプタンの代わりにn−ドデシルメルカ
プタンを5.0gを使用する以外は実施例1と同様にし
てポリマーを得た。重合率は93.2%であった。収
率、生成物の性状を表1に合わせて示す。
プタンを5.0gを使用する以外は実施例1と同様にし
てポリマーを得た。重合率は93.2%であった。収
率、生成物の性状を表1に合わせて示す。
【0036】実施例5 n−ブチルメルカプタンの代わりに四臭化炭素10.0
gを使用する以外は実施例1と同様に重合反応を行いポ
リマーを得た。重合率は90.6%であった。収率、生
成物の性状を表1に合わせて示す。
gを使用する以外は実施例1と同様に重合反応を行いポ
リマーを得た。重合率は90.6%であった。収率、生
成物の性状を表1に合わせて示す。
【0037】実施例6 平均臭素置換数2.97の臭素化スチレン(ジ臭素化物
6.3mol%、トリ臭素化物90.8mol%、テト
ラ臭素化物2.9mol%)200g、トルエン400
ml、AIBN1.0g、n−ブチルメルカプタンを
2.5gを使用する以外は実施例1と同様にしてポリマ
ーを得た。重合率は93.7%であった。収率、生成物
の性状を表1に合わせて示す。
6.3mol%、トリ臭素化物90.8mol%、テト
ラ臭素化物2.9mol%)200g、トルエン400
ml、AIBN1.0g、n−ブチルメルカプタンを
2.5gを使用する以外は実施例1と同様にしてポリマ
ーを得た。重合率は93.7%であった。収率、生成物
の性状を表1に合わせて示す。
【0038】比較例1 実施例1中の反応装置を用い、平均臭素置換数2.02
の臭素化スチレン(モノ臭素化物5.5mol%、ジ臭
素化物86.8mol%、トリ臭素化物7.7mol
%)を300g、トルエン350ml、AIBNを3.
0g仕込み、窒素雰囲気下で70℃に昇温し6時間重合
反応を行った。重合率は92.0%であった。降温後反
応液にトルエン250mlを添加し、攪拌状態のメタノ
ール4リットル中に滴下して沈殿物を得た。この生成物
をろ過により回収し、100℃で4時間常圧乾燥、その
後100℃で4時間真空乾燥してポリマーを得た。収
率、生成物の性状を表1に合わせて示す。
の臭素化スチレン(モノ臭素化物5.5mol%、ジ臭
素化物86.8mol%、トリ臭素化物7.7mol
%)を300g、トルエン350ml、AIBNを3.
0g仕込み、窒素雰囲気下で70℃に昇温し6時間重合
反応を行った。重合率は92.0%であった。降温後反
応液にトルエン250mlを添加し、攪拌状態のメタノ
ール4リットル中に滴下して沈殿物を得た。この生成物
をろ過により回収し、100℃で4時間常圧乾燥、その
後100℃で4時間真空乾燥してポリマーを得た。収
率、生成物の性状を表1に合わせて示す。
【0039】比較例2 比較例1で用いた臭素化スチレンを200g、トルエン
500ml、AIBNを6.0g仕込み、窒素雰囲気下
で80℃に昇温し8時間重合反応を行った。重合率は9
3.1%であった。反応後比較例1と同様に処理してポ
リマーを得た。収率、生成物の性状を表1に合わせて示
す。
500ml、AIBNを6.0g仕込み、窒素雰囲気下
で80℃に昇温し8時間重合反応を行った。重合率は9
3.1%であった。反応後比較例1と同様に処理してポ
リマーを得た。収率、生成物の性状を表1に合わせて示
す。
【0040】比較例3 実施例5の平均臭素置換数2.97の臭素化スチレンを
用いた以外は比較例1と同様の条件で重合反応を行っ
た。重合率は91.7%であった。収率、生成物の性状
を表1に合わせて示す。
用いた以外は比較例1と同様の条件で重合反応を行っ
た。重合率は91.7%であった。収率、生成物の性状
を表1に合わせて示す。
【0041】比較例4 ポリスチレンの臭素化物 市販されているポリスチレンの臭素化物の分子量、軟化
点、加熱重量減少、耐熱着色性、臭素含量を表1に合わ
せて示す。
点、加熱重量減少、耐熱着色性、臭素含量を表1に合わ
せて示す。
【0042】参考例 難燃性能試験 市販の耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)100重量部
に対し、実施例1、実施例2、実施例6、比較例1及び
比較例2で調製した所定量の臭素化ポリスチレン及び難
燃剤に対して1/4重量部の三酸化アンチモンを200
℃で混練し、試験片を作成した。酸素指数の測定はJI
S K−7201に従って行った。またアンダーライタ
ーズ・ラボラトリーズのサブジェクト94(UL−94
V)の方法に準じ、1/32、1/16、1/8インチ
の厚さに対しそれぞれ5本の試験片を用いて難燃性につ
いて試験した。結果を表2に示す。
に対し、実施例1、実施例2、実施例6、比較例1及び
比較例2で調製した所定量の臭素化ポリスチレン及び難
燃剤に対して1/4重量部の三酸化アンチモンを200
℃で混練し、試験片を作成した。酸素指数の測定はJI
S K−7201に従って行った。またアンダーライタ
ーズ・ラボラトリーズのサブジェクト94(UL−94
V)の方法に準じ、1/32、1/16、1/8インチ
の厚さに対しそれぞれ5本の試験片を用いて難燃性につ
いて試験した。結果を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】
【発明の効果】本発明により臭素化スチレンを原料とし
た重量平均分子量1,000〜10,000の臭素化ポ
リスチレンを得ることが可能になった。ポリスチレンを
臭素化した場合に見られる遊離臭素を含んでいないため
白色を呈し耐熱着色性に優れ、さらに難燃剤として樹脂
へ配合した場合の電気特性等も良好となる。また、重量
平均分子量が10,000以上の臭素化ポリスチレン高
分子量体に比べ軟化点が低く、配合樹脂との相溶性及び
加工時の流動性が改善される。
た重量平均分子量1,000〜10,000の臭素化ポ
リスチレンを得ることが可能になった。ポリスチレンを
臭素化した場合に見られる遊離臭素を含んでいないため
白色を呈し耐熱着色性に優れ、さらに難燃剤として樹脂
へ配合した場合の電気特性等も良好となる。また、重量
平均分子量が10,000以上の臭素化ポリスチレン高
分子量体に比べ軟化点が低く、配合樹脂との相溶性及び
加工時の流動性が改善される。
Claims (3)
- 【請求項1】 臭素化スチレンを連鎖移動剤の共存下に
溶液重合することを特徴とするポリスチレン換算の重量
平均分子量が1,000〜10,000の臭素化ポリス
チレン低分子量体の製造方法。 - 【請求項2】 使用する連鎖移動剤が炭素数3〜20の
アルキルメルカプタンであることを特徴とする請求項1
に記載の製造方法。 - 【請求項3】 使用する連鎖移動剤が下記一般式(I)
で表されるα−メチルスチレンダイマー 【化1】 であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7003906A JPH08188622A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7003906A JPH08188622A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08188622A true JPH08188622A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11570238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7003906A Pending JPH08188622A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 臭素化ポリスチレン低分子量体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08188622A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998016561A1 (fr) * | 1996-10-11 | 1998-04-23 | Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha | Polymere obtenue par un procede de polymerisation en emulsion |
| WO2006039602A3 (en) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Chemtura Corp | Improved polymers of bromostyrenes having controlled molecular weight |
| US7202296B2 (en) | 2003-12-19 | 2007-04-10 | Albemarle Corporation | Flame retardant compositions and their use |
| US7632893B2 (en) | 2005-06-30 | 2009-12-15 | Albemarle Corporation | Brominated styrenic polymers and their preparation |
| US7666943B2 (en) | 2004-01-21 | 2010-02-23 | Albemarle Corporation | Flame retarded fibers and filaments and process of production therefor |
| US7666944B2 (en) | 2004-01-21 | 2010-02-23 | Albemarle Corporation | Flame retarded fibers and filaments and process of production therefor |
| WO2010065467A1 (en) | 2008-12-02 | 2010-06-10 | Albemarle Corporation | Branched and star-branched styrene polymers, telomers, and adducts, their synthesis, their bromination, and their uses |
| JP2010529264A (ja) * | 2007-06-07 | 2010-08-26 | アルベマール・コーポレーシヨン | 低分子量臭素化ポリマー、および熱可塑性配合物におけるそれらの使用 |
| JP2011522922A (ja) * | 2008-06-06 | 2011-08-04 | アルベマール・コーポレーシヨン | 低分子量臭素化ポリマー、それらの製作プロセス、および熱可塑性配合物におけるそれらの使用 |
| US8933159B2 (en) | 2008-12-02 | 2015-01-13 | Albemarle Corporation | Brominated flame retardants and precursors therefor |
| US8993684B2 (en) | 2008-06-06 | 2015-03-31 | Albemarle Corporation | Low molecular weight brominated polymers, processes for their manufacture and their use in thermoplastic formulations |
| CN106117409A (zh) * | 2016-06-20 | 2016-11-16 | 山东大学 | 一种聚溴化苯乙烯的制备方法 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP7003906A patent/JPH08188622A/ja active Pending
Cited By (23)
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|---|---|---|---|---|
| US6197907B1 (en) | 1996-10-11 | 2001-03-06 | Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha | Polymer obtained by emulsion polymerization method |
| JP3390991B2 (ja) * | 1996-10-11 | 2003-03-31 | 日本カーバイド工業株式会社 | 乳化重合法により得られる重合体 |
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| US7820764B2 (en) | 2004-09-30 | 2010-10-26 | Chemtura Corporation | Process for controlling the molecular weight of polymers of bromostyrene |
| US7612156B2 (en) | 2004-09-30 | 2009-11-03 | Chemtura Corporation | Polymers of bromostyrenes having controlled molecular weight |
| WO2006039602A3 (en) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Chemtura Corp | Improved polymers of bromostyrenes having controlled molecular weight |
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| US8168723B2 (en) | 2005-06-30 | 2012-05-01 | Albemarle Corporation | Brominated styrenic polymers and their preparation |
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| JP2014101520A (ja) * | 2007-06-07 | 2014-06-05 | Albemarle Corp | 低分子量臭素化アニオン性連鎖移動芳香族ビニルポリマーを含む難燃性組成物 |
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