JPH081887A - 積層ポリエステルフイルム - Google Patents
積層ポリエステルフイルムInfo
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- JPH081887A JPH081887A JP14326894A JP14326894A JPH081887A JP H081887 A JPH081887 A JP H081887A JP 14326894 A JP14326894 A JP 14326894A JP 14326894 A JP14326894 A JP 14326894A JP H081887 A JPH081887 A JP H081887A
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- laminated
- polyester film
- wax
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- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面にワ
ックス系組成物と融点105℃以上の高級脂肪酸金属塩
を主たる構成成分とする積層膜を設けた積層ポリエステ
ルフイルム。 【効果】本発明の積層ポリエステルフイルムを感熱転写
材の基材フイルムとして積層面とは反対面にインク層を
設けることにより、極めて広範囲の感熱プリンタにおい
てスティックが発生せず良好な走行性を示し、かつイン
キング時のはじきやインキ層とのブロッキングがなく、
ヘッド汚染、摩耗の少ないものとすることができる。
ックス系組成物と融点105℃以上の高級脂肪酸金属塩
を主たる構成成分とする積層膜を設けた積層ポリエステ
ルフイルム。 【効果】本発明の積層ポリエステルフイルムを感熱転写
材の基材フイルムとして積層面とは反対面にインク層を
設けることにより、極めて広範囲の感熱プリンタにおい
てスティックが発生せず良好な走行性を示し、かつイン
キング時のはじきやインキ層とのブロッキングがなく、
ヘッド汚染、摩耗の少ないものとすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層ポリエステルフイル
ムに関し、更に詳しくは感熱転写材用に好適な基材フイ
ルムに関するものである。
ムに関し、更に詳しくは感熱転写材用に好適な基材フイ
ルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスオ−トメ−ションの発展
に伴い、各種の記録方式が開発されているが、その中で
印字の際に騒音が少なく、かつ操作が簡単な感熱記録方
式が注目されている。感熱記録方式ではサ−マルプリン
タ−などの熱記録装置を用い、記録紙と感熱転写材の感
熱インキ層とを接触させインク層と反対側にある加熱ヘ
ッドからパルス信号によりフイルムを選択加熱する。こ
れによりフイルムを通じて加熱されたインキが溶融また
は昇華して記録紙に転写される。この感熱転写材として
は一般に熱効率を上げるため薄葉のプラスチックフイル
ムが用いられている。
に伴い、各種の記録方式が開発されているが、その中で
印字の際に騒音が少なく、かつ操作が簡単な感熱記録方
式が注目されている。感熱記録方式ではサ−マルプリン
タ−などの熱記録装置を用い、記録紙と感熱転写材の感
熱インキ層とを接触させインク層と反対側にある加熱ヘ
ッドからパルス信号によりフイルムを選択加熱する。こ
れによりフイルムを通じて加熱されたインキが溶融また
は昇華して記録紙に転写される。この感熱転写材として
は一般に熱効率を上げるため薄葉のプラスチックフイル
ムが用いられている。
【0003】しかしながら一般にプラスチックフイルム
を感熱転写材の基材フイルムとした場合には、フイルム
がサ−マルヘッドより与えられる熱量により一部サ−マ
ルヘッドに融着するという現象が現われる。この現象は
スティック現象と呼ばれ、この現象が起きると感熱転写
材がスム−スに走行しないばかりか、サ−マルヘッドを
著しく汚染し印字の鮮明さを損なうという問題が生じ
る。
を感熱転写材の基材フイルムとした場合には、フイルム
がサ−マルヘッドより与えられる熱量により一部サ−マ
ルヘッドに融着するという現象が現われる。この現象は
スティック現象と呼ばれ、この現象が起きると感熱転写
材がスム−スに走行しないばかりか、サ−マルヘッドを
著しく汚染し印字の鮮明さを損なうという問題が生じ
る。
【0004】このスティッキングを防止するために基材
フイルムのインキ層とは反対面に耐熱保護層を設けるこ
とが提案されている。また感熱転写方式では基材フイル
ムの片面に主として低融点ワックスと顔料または染料か
ら形成される溶融インキ層が設けられるが、保存条件に
よってはインキ層と耐熱保護層がブロッキングし、イン
キ層が剥離するという問題が生じる場合がある。近年、
高速印字を目的としてインキ層は低融点化の方向であり
この現象は益々顕著になりつつある。
フイルムのインキ層とは反対面に耐熱保護層を設けるこ
とが提案されている。また感熱転写方式では基材フイル
ムの片面に主として低融点ワックスと顔料または染料か
ら形成される溶融インキ層が設けられるが、保存条件に
よってはインキ層と耐熱保護層がブロッキングし、イン
キ層が剥離するという問題が生じる場合がある。近年、
高速印字を目的としてインキ層は低融点化の方向であり
この現象は益々顕著になりつつある。
【0005】従来、前記スティツキングを回避するため
にプラスチックフイルムのサ−マルヘッドと接触する面
に各種の耐熱保護層が提案されている。例えばシリコン
やメラミン、フェノ−ル、エポキシ、ポリイミドなどの
耐熱保護層を設けたもの(特開昭55−7467号公
報)、滑性の高い無機顔料と耐熱性の高い樹脂よりなる
スティック防止層を設けたものがある(特開昭56−1
55794号公報)。また水溶性あるいは水分散性のシ
リコ−ンと樹脂よりなる層を設けたもの(特開昭60−
192628号公報)、水分散性フッ素系樹脂と水性高
分子よりなる層を設けたもの(特開昭60−19263
0号公報)、ワックスそして/または常温で液状ないし
ペ−スト状物質を塗布あるいは転写させたもの(特開昭
59−148697、特開昭60−56583号公報)
がある。
にプラスチックフイルムのサ−マルヘッドと接触する面
に各種の耐熱保護層が提案されている。例えばシリコン
やメラミン、フェノ−ル、エポキシ、ポリイミドなどの
耐熱保護層を設けたもの(特開昭55−7467号公
報)、滑性の高い無機顔料と耐熱性の高い樹脂よりなる
スティック防止層を設けたものがある(特開昭56−1
55794号公報)。また水溶性あるいは水分散性のシ
リコ−ンと樹脂よりなる層を設けたもの(特開昭60−
192628号公報)、水分散性フッ素系樹脂と水性高
分子よりなる層を設けたもの(特開昭60−19263
0号公報)、ワックスそして/または常温で液状ないし
ペ−スト状物質を塗布あるいは転写させたもの(特開昭
59−148697、特開昭60−56583号公報)
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリコ
ンやメラミンなどの前記耐熱保護層を設けたものはヘッ
ドとの滑りが不足するため低パルス幅のプリンタ−やプ
ラテン駆動型のプリンタ−では熱転写リボンの走行性が
悪く、印字斑や極端な場合には走行がストップする欠点
がある。また無機系顔料を添加したものはサ−マルヘッ
ドとの摩擦によりヘッド寿命を低下させたり表面が粗面
化されているため熱伝導性が悪く鮮明な印字が得られな
いという問題がある。シリコ−ン樹脂やフッソ素樹脂を
積層したものはロ−ルに巻いたあとインキを塗布する面
へのこれらの樹脂の転写が起こりやすくそれによるイン
キ塗布時のはじきやインキの密着性不良による剥離など
の問題が生じていた。ワックスなどをプラスチックフイ
ルムに塗布し乾燥した形で得られた積層フイルムはサ−
マルヘッドとの潤滑作用には優れるものの耐熱保護層の
融点が低く、かつインキ層と近似の組成物であるためブ
ロッキングが生じやすいという欠点を有していた。特に
近年、感熱転写用プリンタは、印字速度がより高速化さ
れる方向にあり、これに対応できる感熱転写材の開発が
望まれている。本発明の目的は上記欠点のないもの、す
なわちスティックが発生せず、低融点インキ層とのブロ
ッキングのない耐熱保護層を設けたワ−ドプロセッサ
−、ファクシミリ、バ−コ−ドプリンタ−のような低パ
ルス幅領域からビデオプリンタ−のような高パルス幅領
域までの広範囲の領域で好適に使用し得る感熱転写材用
基材フイルムとして好適な積層ポリエステルフイルムを
提供することにある。
ンやメラミンなどの前記耐熱保護層を設けたものはヘッ
ドとの滑りが不足するため低パルス幅のプリンタ−やプ
ラテン駆動型のプリンタ−では熱転写リボンの走行性が
悪く、印字斑や極端な場合には走行がストップする欠点
がある。また無機系顔料を添加したものはサ−マルヘッ
ドとの摩擦によりヘッド寿命を低下させたり表面が粗面
化されているため熱伝導性が悪く鮮明な印字が得られな
いという問題がある。シリコ−ン樹脂やフッソ素樹脂を
積層したものはロ−ルに巻いたあとインキを塗布する面
へのこれらの樹脂の転写が起こりやすくそれによるイン
キ塗布時のはじきやインキの密着性不良による剥離など
の問題が生じていた。ワックスなどをプラスチックフイ
ルムに塗布し乾燥した形で得られた積層フイルムはサ−
マルヘッドとの潤滑作用には優れるものの耐熱保護層の
融点が低く、かつインキ層と近似の組成物であるためブ
ロッキングが生じやすいという欠点を有していた。特に
近年、感熱転写用プリンタは、印字速度がより高速化さ
れる方向にあり、これに対応できる感熱転写材の開発が
望まれている。本発明の目的は上記欠点のないもの、す
なわちスティックが発生せず、低融点インキ層とのブロ
ッキングのない耐熱保護層を設けたワ−ドプロセッサ
−、ファクシミリ、バ−コ−ドプリンタ−のような低パ
ルス幅領域からビデオプリンタ−のような高パルス幅領
域までの広範囲の領域で好適に使用し得る感熱転写材用
基材フイルムとして好適な積層ポリエステルフイルムを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はポリエステルフ
イルムの少なくとも一方の面にワックス系組成物と融点
が105℃以上の高級脂肪酸金属塩を主成分とする積層
膜を有することを特徴とする積層ポリエステルフイルム
をその骨子とするものである。
イルムの少なくとも一方の面にワックス系組成物と融点
が105℃以上の高級脂肪酸金属塩を主成分とする積層
膜を有することを特徴とする積層ポリエステルフイルム
をその骨子とするものである。
【0008】本発明でいうポリエステルフイルムとはエ
ステル結合を主鎖の主要な結合鎖とする高分子フイルム
の総称であるが、特に感熱転写材用基材フイルムとして
好ましいのはポリエチレンテレフタレ−ト、ポリエチレ
ン−2、6−ナフタレ−ト、ポリエチレンα、β−ビス
(2−クロルフェノキシ)エタン4、4, −ジカルボキ
シレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−トなどのフイルム
であり、これらの中でも品質、経済性などを総合的に勘
案するとポリエチレンテレフタレ−トフイルム、(以下
ポリエチレンテレフタレ−トをPETと略称する。)、
ポリエチレン−2,6−ナフタレ−トフイルム(以下ポ
リエチレン−2,6−ナフタレ−トをPENと略称す
る。)が特に好ましい。特に本発明の目的とする感熱転
写材用の基材フイルムとしてPENフイルムを用いた場
合には高速印字のために高いエネルギ−を与えた場合で
も基材フイルムのしわが発生し難いため印字精度が良く
好ましい。勿論、PEN/PET,PEN/PET/P
ENのような2層、3層構成の基材フイルムも好ましい
構成の一例である。ここでポリエチレンテレフタレ−ト
とは80モル%以上、好ましくは90モル%以上、更に
好ましくは95モル%以上がエチレンテレフタレ−トを
繰り返し単位とするものであるが、酸成分およびグリコ
−ル成分の一部を下記のような第3成分と置き換えても
良い。
ステル結合を主鎖の主要な結合鎖とする高分子フイルム
の総称であるが、特に感熱転写材用基材フイルムとして
好ましいのはポリエチレンテレフタレ−ト、ポリエチレ
ン−2、6−ナフタレ−ト、ポリエチレンα、β−ビス
(2−クロルフェノキシ)エタン4、4, −ジカルボキ
シレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−トなどのフイルム
であり、これらの中でも品質、経済性などを総合的に勘
案するとポリエチレンテレフタレ−トフイルム、(以下
ポリエチレンテレフタレ−トをPETと略称する。)、
ポリエチレン−2,6−ナフタレ−トフイルム(以下ポ
リエチレン−2,6−ナフタレ−トをPENと略称す
る。)が特に好ましい。特に本発明の目的とする感熱転
写材用の基材フイルムとしてPENフイルムを用いた場
合には高速印字のために高いエネルギ−を与えた場合で
も基材フイルムのしわが発生し難いため印字精度が良く
好ましい。勿論、PEN/PET,PEN/PET/P
ENのような2層、3層構成の基材フイルムも好ましい
構成の一例である。ここでポリエチレンテレフタレ−ト
とは80モル%以上、好ましくは90モル%以上、更に
好ましくは95モル%以上がエチレンテレフタレ−トを
繰り返し単位とするものであるが、酸成分およびグリコ
−ル成分の一部を下記のような第3成分と置き換えても
良い。
【0009】−酸成分− イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,
5−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカ
ルボン酸、4,4, −ジフェニルジカルボン酸、4,
4, −ジフェニルスルホンジカルボン酸、4,4, −ジ
フェニルエ−テルジカルボン酸、p−β−ヒドロキシエ
トキシ安息香酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸、ε−オキシカプロン酸、トリメリット酸、トリメ
シン酸、ピロメリット酸、α、β−ビスフェノキシエタ
ン−4,4, −ジカルボン酸、α、β−ビス(2−クロ
ルフェノキシ)エタン−4,4, −ジカルボン酸、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸など。
5−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカ
ルボン酸、4,4, −ジフェニルジカルボン酸、4,
4, −ジフェニルスルホンジカルボン酸、4,4, −ジ
フェニルエ−テルジカルボン酸、p−β−ヒドロキシエ
トキシ安息香酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸、ε−オキシカプロン酸、トリメリット酸、トリメ
シン酸、ピロメリット酸、α、β−ビスフェノキシエタ
ン−4,4, −ジカルボン酸、α、β−ビス(2−クロ
ルフェノキシ)エタン−4,4, −ジカルボン酸、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸など。
【0010】−グリコ−ル成分− プロピレングリコ−ル、ブチレングリコ−ル、ヘキサメ
チレングリコ−ル、デカメチレングリコ−ル、ネオペン
チレングリコ−ル、1,1−シクロヘキサンジメタノ−
ル、1,4−ソクロヘキサンジメタノ−ル、2,2−ビ
ス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、
ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホ
ン、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、
ペンタエリスリト−ル、トリメチロ−ルプロパン、ポリ
エチレングリコ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ルな
ど。
チレングリコ−ル、デカメチレングリコ−ル、ネオペン
チレングリコ−ル、1,1−シクロヘキサンジメタノ−
ル、1,4−ソクロヘキサンジメタノ−ル、2,2−ビ
ス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、
ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホ
ン、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、
ペンタエリスリト−ル、トリメチロ−ルプロパン、ポリ
エチレングリコ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ルな
ど。
【0011】また、基材ポリエステルフイルムの中に公
知の添加剤、例えば耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安
定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機
又は無機の微粒子、充填剤、帯電防止剤、核剤などを配
合しても良い。特に無機および/または有機の微粒子を
添加し、二軸配向後のポリエステルフイルムにおける平
均表面粗さが0.03〜0.4μm、好ましくは0.0
5〜0.2μmとした場合には本発明の走行性を更に向
上することができる。
知の添加剤、例えば耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安
定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機
又は無機の微粒子、充填剤、帯電防止剤、核剤などを配
合しても良い。特に無機および/または有機の微粒子を
添加し、二軸配向後のポリエステルフイルムにおける平
均表面粗さが0.03〜0.4μm、好ましくは0.0
5〜0.2μmとした場合には本発明の走行性を更に向
上することができる。
【0012】上記のポリエステルの極限粘度(25℃の
オルソクロロフェノ−ル中で測定)は0.40〜1.2
0dl/g、好ましくは0.50〜0.80dl/g、
更に好ましくは0.5〜0.75dl/gの範囲にある
ものが本発明内容に好適なものである。
オルソクロロフェノ−ル中で測定)は0.40〜1.2
0dl/g、好ましくは0.50〜0.80dl/g、
更に好ましくは0.5〜0.75dl/gの範囲にある
ものが本発明内容に好適なものである。
【0013】ポリエステルフイルムは機械的強度、寸法
安定性の点から二軸配向されたものが好ましい。二軸配
向ポリエステルフイルムとは無延伸状態のPETシ−ト
を長手方向および幅方向の、いわゆる2軸方向に各々
2.5〜5.0倍程度延伸され更に熱固定し結晶配向を
完了させて作られるものであり、広角X線回折で2軸配
向パタ−ンを示すものをいう。
安定性の点から二軸配向されたものが好ましい。二軸配
向ポリエステルフイルムとは無延伸状態のPETシ−ト
を長手方向および幅方向の、いわゆる2軸方向に各々
2.5〜5.0倍程度延伸され更に熱固定し結晶配向を
完了させて作られるものであり、広角X線回折で2軸配
向パタ−ンを示すものをいう。
【0014】ポリエステルフイルムの厚みは特に限定し
ないが本発明の積層ポリエステルフイルムを感熱転写材
用基材フイルムとして用いる場合には0.5μm以上3
0μm以下、好ましくは1μm以上10μm以下である
のが熱伝達性、機械的強度の点から好ましい。
ないが本発明の積層ポリエステルフイルムを感熱転写材
用基材フイルムとして用いる場合には0.5μm以上3
0μm以下、好ましくは1μm以上10μm以下である
のが熱伝達性、機械的強度の点から好ましい。
【0015】本発明においては上記ポリエステルフイル
ムの少なくとも片面にワックス系組成物と融点が105
℃以上の高級脂肪酸金属塩を主成分とする積層膜を有す
る。ここでいう主成分とは積層膜組成物中に占める重量
比率が50%以上、好ましくは60%以上であることを
いう。ワックス系化合物とは市販の各種のワックス、例
えば石油系ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワック
ス、動物系ワックス、低分子量ポリオレフイン類などを
使用することができ、特に制限されるものではないが、
本発明においては石油系ワックス、植物系ワックスの使
用が耐スティック性の点で好ましい。石油系ワックスと
してはパラフインワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス、酸化ワックスなどが挙げられるがこれらの中でも
酸化ワックスの使用が易滑性を付与するための突起形成
性の点で特に好ましい。また植物性ワックスとしてはキ
ャンデリラワックス、カルナウバワックス、木ロウ、オ
リキュ−リ−ワックス、さとうきびロウ、ロジン変性ワ
ックスなどがあげられるが本発明においては特に下記化
合物から成る組成物が好ましい。すなわち{ロジン又は
不均化ロジン、又は水添ロジン・α、β置換エチレン
(α置換基::カルボキシル、β置換基:水素またはメ
チルまたはカルボキシル)付加物}・アルキル又はアル
ケニル(各炭素数1〜8)ポリ(繰り返し単位:1〜
6)アルコ−ルのエステル付加物を用いるのが易滑性や
離型性の点で好ましく、更に上記酸化ワックスとの混合
系で用いるとより好ましい。
ムの少なくとも片面にワックス系組成物と融点が105
℃以上の高級脂肪酸金属塩を主成分とする積層膜を有す
る。ここでいう主成分とは積層膜組成物中に占める重量
比率が50%以上、好ましくは60%以上であることを
いう。ワックス系化合物とは市販の各種のワックス、例
えば石油系ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワック
ス、動物系ワックス、低分子量ポリオレフイン類などを
使用することができ、特に制限されるものではないが、
本発明においては石油系ワックス、植物系ワックスの使
用が耐スティック性の点で好ましい。石油系ワックスと
してはパラフインワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス、酸化ワックスなどが挙げられるがこれらの中でも
酸化ワックスの使用が易滑性を付与するための突起形成
性の点で特に好ましい。また植物性ワックスとしてはキ
ャンデリラワックス、カルナウバワックス、木ロウ、オ
リキュ−リ−ワックス、さとうきびロウ、ロジン変性ワ
ックスなどがあげられるが本発明においては特に下記化
合物から成る組成物が好ましい。すなわち{ロジン又は
不均化ロジン、又は水添ロジン・α、β置換エチレン
(α置換基::カルボキシル、β置換基:水素またはメ
チルまたはカルボキシル)付加物}・アルキル又はアル
ケニル(各炭素数1〜8)ポリ(繰り返し単位:1〜
6)アルコ−ルのエステル付加物を用いるのが易滑性や
離型性の点で好ましく、更に上記酸化ワックスとの混合
系で用いるとより好ましい。
【0016】また本発明の積層膜中には融点が105℃
以上、好ましくは120℃以上、更に好ましくは135
℃以上の高級脂肪酸金属塩を含有させることが必要であ
る。この融点が105℃以上の高級脂肪酸金属塩を積層
膜中でワックス系組成物と共存させることにより、感熱
転写材の背面処理層として用いた場合、スティッキング
防止効果を損なうことなく、低融点インキ層とのブロッ
キングを防止することができる効果を有するのである。
融点105℃以上の高級脂肪酸金属塩としては炭素数1
0以上の高級脂肪酸の金属塩が好適に使用できる。炭素
数10以上の高級脂肪酸としてはラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘ
ニン酸などを挙げることができ、その金属塩の金属とし
てはリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、亜
鉛、バリウム、カドミウム、鉛、マグネシウム、アルミ
ニウムおよびこれらの2種以上の複合塩などを挙げるこ
とができる。これらの内、特に好適に使用できる高級脂
肪酸金属塩としてはステアリン酸、ラウリン酸の亜鉛、
カルシウム、バリウム塩が挙げられる。
以上、好ましくは120℃以上、更に好ましくは135
℃以上の高級脂肪酸金属塩を含有させることが必要であ
る。この融点が105℃以上の高級脂肪酸金属塩を積層
膜中でワックス系組成物と共存させることにより、感熱
転写材の背面処理層として用いた場合、スティッキング
防止効果を損なうことなく、低融点インキ層とのブロッ
キングを防止することができる効果を有するのである。
融点105℃以上の高級脂肪酸金属塩としては炭素数1
0以上の高級脂肪酸の金属塩が好適に使用できる。炭素
数10以上の高級脂肪酸としてはラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘ
ニン酸などを挙げることができ、その金属塩の金属とし
てはリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、亜
鉛、バリウム、カドミウム、鉛、マグネシウム、アルミ
ニウムおよびこれらの2種以上の複合塩などを挙げるこ
とができる。これらの内、特に好適に使用できる高級脂
肪酸金属塩としてはステアリン酸、ラウリン酸の亜鉛、
カルシウム、バリウム塩が挙げられる。
【0017】積層膜中における高級脂肪酸金属塩の含有
量は特に限定しないが好ましくは15〜90重量%、更
に好ましくは25〜85重量%、特に好ましくは40〜
80重量%である。
量は特に限定しないが好ましくは15〜90重量%、更
に好ましくは25〜85重量%、特に好ましくは40〜
80重量%である。
【0018】すなわち積層膜中にワックス系組成物と高
級脂肪酸金属塩を共存させることが広範囲の負荷に耐
え、良好な印字走行性を付与すると共に、インキ層との
ブロッキングのない感熱転写材の耐熱保護層を得ること
を見い出したものである。
級脂肪酸金属塩を共存させることが広範囲の負荷に耐
え、良好な印字走行性を付与すると共に、インキ層との
ブロッキングのない感熱転写材の耐熱保護層を得ること
を見い出したものである。
【0019】また本発明では、上記積層膜組成物中に更
に常温で流動性もしくはペ−スト状を示すオイル状物質
を加えた混合物とした時には、高パルス幅領域での印字
走行性を更に優れたものとすることができる。オイル状
物質としては植物油、油脂、鉱物油、合成潤滑油などを
挙げることができる。植物油としてはアマニ油、カヤ
油、サフラ−油、大豆油、シナギリ油、ゴマ油、トウモ
ロコシ油、ナタネ油、ヌカ油、綿実油、オリ−ブ油、サ
ザンカ油、つばき油、ヒマシ油、落花生油、バ−ム油、
椰子油などがあげられる。油脂としては牛脂、豚油、羊
油、カカオ油などであり、鉱物油としてはマシン油、絶
縁油、タ−ビン油、モ−タ−油、ギヤ油、切削油、流動
パラフィンなどが挙げられる。合成潤滑油としては化学
大辞典(共立出版社)に記載の要件を満たすものを任意
に使用することが出来、例えばオレフイン重合油、ジエ
ステル油、ポリアルキレングリコ−ル油などを挙げるこ
とができる。これらの中でも高パルス幅領域での走行性
の良好な鉱物油、合成潤滑油が好適である。またこれら
の混合系であっても良い。上記オイル状物質は前記積層
膜組成物中に1〜30重量%、より好ましくは2〜20
重量%含有するのが好ましい。
に常温で流動性もしくはペ−スト状を示すオイル状物質
を加えた混合物とした時には、高パルス幅領域での印字
走行性を更に優れたものとすることができる。オイル状
物質としては植物油、油脂、鉱物油、合成潤滑油などを
挙げることができる。植物油としてはアマニ油、カヤ
油、サフラ−油、大豆油、シナギリ油、ゴマ油、トウモ
ロコシ油、ナタネ油、ヌカ油、綿実油、オリ−ブ油、サ
ザンカ油、つばき油、ヒマシ油、落花生油、バ−ム油、
椰子油などがあげられる。油脂としては牛脂、豚油、羊
油、カカオ油などであり、鉱物油としてはマシン油、絶
縁油、タ−ビン油、モ−タ−油、ギヤ油、切削油、流動
パラフィンなどが挙げられる。合成潤滑油としては化学
大辞典(共立出版社)に記載の要件を満たすものを任意
に使用することが出来、例えばオレフイン重合油、ジエ
ステル油、ポリアルキレングリコ−ル油などを挙げるこ
とができる。これらの中でも高パルス幅領域での走行性
の良好な鉱物油、合成潤滑油が好適である。またこれら
の混合系であっても良い。上記オイル状物質は前記積層
膜組成物中に1〜30重量%、より好ましくは2〜20
重量%含有するのが好ましい。
【0020】上記組成物中には本発明の効果を阻害しな
い範囲内で各種添加剤を併用することができる。例えば
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機、無機の粒
子、顔料などが挙げられる。また塗料中には水への分散
性を向上したり、塗布性を向上させる目的で各種添加
剤、例えば分散助剤、界面活性剤、防腐剤、消泡剤など
を添加しても良い。
い範囲内で各種添加剤を併用することができる。例えば
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機、無機の粒
子、顔料などが挙げられる。また塗料中には水への分散
性を向上したり、塗布性を向上させる目的で各種添加
剤、例えば分散助剤、界面活性剤、防腐剤、消泡剤など
を添加しても良い。
【0021】更に本発明において易滑性を向上させ、ス
ティッキング防止効果を向上させるためには積層膜表面
に長尺方向/短尺方向の比が3以上の細長い突起を20
個/100μm2 以上有する表面とするのが有効であ
る。このような突起は上記積層膜組成物の混合水系塗剤
を結晶配向が完了する前のポリエステルフイルムに塗布
後、1方向に延伸することによって得ることができる。
突起形成の点で好ましい組成物は石油系ワックスであ
り、特に酸化ワックスのを使用するのが有効である。従
って本発明の積層膜は上記組成物による表面の突起形成
の点からフイルム製造工程中で塗布する方法(インライ
ンコ−ト法)を用いるのが好ましい。そのためには積層
膜形成塗剤は防爆性や環境汚染防止の点で水に溶解、乳
化、懸濁させた状態で用いるのが好ましい。例えばワッ
クス系組成物の水分散体は従来公知の方法(例えば特開
昭59−90625号公報など)によって得ることがで
きる。積層膜の厚みは特に限定しないがスティッキング
防止、サ−マルヘッドの汚染防止の点から0.005μ
m以上0.3μm以下、好ましくは0.01μm以上
0.15μm以下であるのが望ましい。塗布の方法は各
種の塗布装置、例えばロ−ルコ−タ−、グラビアコ−タ
−、リバ−スコ−タ−、キスコ−タ−、バ−コ−タ−な
どを用いて塗布することができる。
ティッキング防止効果を向上させるためには積層膜表面
に長尺方向/短尺方向の比が3以上の細長い突起を20
個/100μm2 以上有する表面とするのが有効であ
る。このような突起は上記積層膜組成物の混合水系塗剤
を結晶配向が完了する前のポリエステルフイルムに塗布
後、1方向に延伸することによって得ることができる。
突起形成の点で好ましい組成物は石油系ワックスであ
り、特に酸化ワックスのを使用するのが有効である。従
って本発明の積層膜は上記組成物による表面の突起形成
の点からフイルム製造工程中で塗布する方法(インライ
ンコ−ト法)を用いるのが好ましい。そのためには積層
膜形成塗剤は防爆性や環境汚染防止の点で水に溶解、乳
化、懸濁させた状態で用いるのが好ましい。例えばワッ
クス系組成物の水分散体は従来公知の方法(例えば特開
昭59−90625号公報など)によって得ることがで
きる。積層膜の厚みは特に限定しないがスティッキング
防止、サ−マルヘッドの汚染防止の点から0.005μ
m以上0.3μm以下、好ましくは0.01μm以上
0.15μm以下であるのが望ましい。塗布の方法は各
種の塗布装置、例えばロ−ルコ−タ−、グラビアコ−タ
−、リバ−スコ−タ−、キスコ−タ−、バ−コ−タ−な
どを用いて塗布することができる。
【0022】次に本発明の積層ポリエステルフイルムの
製造方法の具体例として感熱転写材用積層ポリエステル
フイルムをその代表例として説明する。重合工程で析出
した、いわゆる析出粒子と無機粒子(例えば平均粒子径
1μmのシリカ)を含有するPETを常法に従って乾燥
後、溶融押出し、押出されたシ−ト状溶融体を冷却固化
せしめて未延伸PETフイルムを作る。このフイルムを
80〜120℃に加熱して、長手方向に2.0〜5.0
倍延伸して一軸配向フイルムとする。このフイルムの片
面に空気雰囲気中でコロナ放電処理を施し、この処理面
に所定の濃度に希釈したワックス系組成物と高級脂肪酸
金属塩を含有した水分散塗液を塗布する。次いでこの塗
布されたフイルムを90〜140℃に加熱しつつ幅方向
に3〜5倍延伸し、引き続いて140〜240℃の熱処
理ゾ−ン中へ導き1〜10秒間熱処理を行う。この熱処
理中に必要に応じて幅方向に3〜12%の弛緩処理を施
しても良い。かくして得られたフイルムを適宜の幅にス
リットし、感熱転写材用二軸配向積層ポリエステルフイ
ルムとする。このフイルムを感熱転写材として使用する
場合には非塗布面側に熱溶融型あるいは熱昇華型のイン
クを塗布し、適宜希望の幅にスリットすることによって
得ることができる。
製造方法の具体例として感熱転写材用積層ポリエステル
フイルムをその代表例として説明する。重合工程で析出
した、いわゆる析出粒子と無機粒子(例えば平均粒子径
1μmのシリカ)を含有するPETを常法に従って乾燥
後、溶融押出し、押出されたシ−ト状溶融体を冷却固化
せしめて未延伸PETフイルムを作る。このフイルムを
80〜120℃に加熱して、長手方向に2.0〜5.0
倍延伸して一軸配向フイルムとする。このフイルムの片
面に空気雰囲気中でコロナ放電処理を施し、この処理面
に所定の濃度に希釈したワックス系組成物と高級脂肪酸
金属塩を含有した水分散塗液を塗布する。次いでこの塗
布されたフイルムを90〜140℃に加熱しつつ幅方向
に3〜5倍延伸し、引き続いて140〜240℃の熱処
理ゾ−ン中へ導き1〜10秒間熱処理を行う。この熱処
理中に必要に応じて幅方向に3〜12%の弛緩処理を施
しても良い。かくして得られたフイルムを適宜の幅にス
リットし、感熱転写材用二軸配向積層ポリエステルフイ
ルムとする。このフイルムを感熱転写材として使用する
場合には非塗布面側に熱溶融型あるいは熱昇華型のイン
クを塗布し、適宜希望の幅にスリットすることによって
得ることができる。
【0023】かくして得られた感熱転写材用二軸延伸積
層ポリエステルフイルムは用途に応じたインク層を設け
ることにより、各種感熱転写用材料、例えばワ−ドプロ
セッサ−、ファクシミリ、パソコン用プリンタ−、ビデ
オ用プリンタ−、バ−コ−ド用プリンタ−、タイプライ
タ−、プレ−ンペ−パ−コピアなどの文字あるいは画像
のプリントアウトに使用されるものであり、特に高負荷
エネルギ−の付与されるプリンタ−に好適である。
層ポリエステルフイルムは用途に応じたインク層を設け
ることにより、各種感熱転写用材料、例えばワ−ドプロ
セッサ−、ファクシミリ、パソコン用プリンタ−、ビデ
オ用プリンタ−、バ−コ−ド用プリンタ−、タイプライ
タ−、プレ−ンペ−パ−コピアなどの文字あるいは画像
のプリントアウトに使用されるものであり、特に高負荷
エネルギ−の付与されるプリンタ−に好適である。
【0024】
【特性の測定方法および効果の評価方法】本発明におけ
る特性の測定方法および効果の評価方法は次のとおりで
ある。
る特性の測定方法および効果の評価方法は次のとおりで
ある。
【0025】(1)積層厚み 塗布層を設けた二軸配向ポリエステルフイルムの断面を
切り出し10万倍の電子顕微鏡観察写真より実測した。
厚みは1視野内の最大厚みと最低厚みの平均とし、測定
点30個の平均値を積層厚みとした。
切り出し10万倍の電子顕微鏡観察写真より実測した。
厚みは1視野内の最大厚みと最低厚みの平均とし、測定
点30個の平均値を積層厚みとした。
【0026】(2)積層面の突起形成性 積層面表面を電子顕微鏡で1万倍以上の倍率で撮影し、
その写真より突起形状を定め、細長い突起の長さ(長尺
方向)、幅(短尺方向)を求める。細長い突起個数は単
位面積あたりの個数を写真より求め、(個/mm2 )に
換算した。
その写真より突起形状を定め、細長い突起の長さ(長尺
方向)、幅(短尺方向)を求める。細長い突起個数は単
位面積あたりの個数を写真より求め、(個/mm2 )に
換算した。
【0027】(3)ホットスティック性−1 積層面とは反対面の積層二軸配向ポリエステルフイルム
に下記の熱溶融インキをホットメルト法により3〜4μ
m厚に塗布し、感熱転写材を作成した。
に下記の熱溶融インキをホットメルト法により3〜4μ
m厚に塗布し、感熱転写材を作成した。
【0028】[熱溶融インク組成] カルナバワックス 100重量部 マイクロクリスタリンワックス 30重量部 酢酸ビニル・エチレン共重合体 15重量部 カ−ボンブラック 20重量部 評価はオ−トニクス社製熱転写プリンタ−BC−8MK
IIを用い、ヘッド抵抗500Ωのサ−マルヘッドで印加
電圧を変えてパルス幅0.5msecで印字走行させた
時にスティックが起こらない印加電圧レベルで評価し、
印加電圧10V以上を耐ステイック性良好とした。また
10V未満でもスティックの起こるものは[×]とし
た。なお、被転写紙には普通紙を用いた。
IIを用い、ヘッド抵抗500Ωのサ−マルヘッドで印加
電圧を変えてパルス幅0.5msecで印字走行させた
時にスティックが起こらない印加電圧レベルで評価し、
印加電圧10V以上を耐ステイック性良好とした。また
10V未満でもスティックの起こるものは[×]とし
た。なお、被転写紙には普通紙を用いた。
【0029】(4)ホットスティック性−2 積層面とは反対面に下記組成の昇華性インキを塗布、乾
燥せしめた後、適宜の幅にスリットして感熱転写材を作
った。
燥せしめた後、適宜の幅にスリットして感熱転写材を作
った。
【0030】 この感熱転写材を昇華型プリンタ−(シャ−プカラ−ビ
デオプリンタ−GZ−P11W)にかけて通常の使用条
件で走行させ、下記の基準で判定し(○)以上を良好と
した。
デオプリンタ−GZ−P11W)にかけて通常の使用条
件で走行させ、下記の基準で判定し(○)以上を良好と
した。
【0031】◎:全くステイックせず、極めて走行性が
良い ○:走行性に問題なく、正常な印字ができるが、べた印
字部で若干のスティック音が発生する △:判読可能なレベルであるが正常な印字ができない ×:スティックが著しく判読不可能なレベル (5)ホットスティック性−3 上記(2)で作成した感熱転写材を用い、高速感熱転写
プリンタ−(アンリツ(株)製KM705A)を用い1
20mm/秒の速度で印字した時のスティックの発生状
態を観察し、スティックが発生せず正常な印字ができる
ものを(○)、走行はするがスティック音が発生した
り、印字にユガミやずれが生じたものを(△)、スティ
ックによって走行不良となったものを(×)として評価
し、(○)以上を良好とした。
良い ○:走行性に問題なく、正常な印字ができるが、べた印
字部で若干のスティック音が発生する △:判読可能なレベルであるが正常な印字ができない ×:スティックが著しく判読不可能なレベル (5)ホットスティック性−3 上記(2)で作成した感熱転写材を用い、高速感熱転写
プリンタ−(アンリツ(株)製KM705A)を用い1
20mm/秒の速度で印字した時のスティックの発生状
態を観察し、スティックが発生せず正常な印字ができる
ものを(○)、走行はするがスティック音が発生した
り、印字にユガミやずれが生じたものを(△)、スティ
ックによって走行不良となったものを(×)として評価
し、(○)以上を良好とした。
【0032】(6)ヘッド汚染性、摩耗性 上記(2)の条件で3000mの印字走行を行なった
後、サ−マルヘッドを取り外し、100倍の光学顕微鏡
でヘッドの汚染状態および摩耗状態を観察した。ヘッド
部の汚染面積が30%未満を[○]、30%以上を
[×]とし、かつ30%未満でもエチルアルコ−ルで拭
き取り除去できないものは[×]とした。またサ−マル
ヘッドのキズの発生状態を観察し全くキズのないものを
[○],キズが認められたものを[×]とした。
後、サ−マルヘッドを取り外し、100倍の光学顕微鏡
でヘッドの汚染状態および摩耗状態を観察した。ヘッド
部の汚染面積が30%未満を[○]、30%以上を
[×]とし、かつ30%未満でもエチルアルコ−ルで拭
き取り除去できないものは[×]とした。またサ−マル
ヘッドのキズの発生状態を観察し全くキズのないものを
[○],キズが認められたものを[×]とした。
【0033】(7)インキング性、インキ密着性 積層膜を設けた二軸配向ポリエステルフイルムの積層膜
面と接するように他のポリエステルフイルムを重ね合わ
せ、70℃で5kg/100cm2 の荷重をかけ24時
間放置する。次に2枚のフイルムをはがし上記の他のポ
リエステルフイルムが積層膜面と接触していた面に上記
(2)のインキを塗布しハジキの程度を観察した。イン
キの塗布はホットメルト法で行い、塗布厚は3〜4μm
とした。はじきのないものを[○]、若干でもはじきの
発生したものを[×]とした。またインク層を20g/
cm2 の粘着性を有するテ−プで剥離した時の剥離面積
が20%未満の場合を[○],20%以上の場合を
[×]とした。 (8)インキブロッキング性 上記(2)で作成した感熱転写材のインキ層面とと積層
膜(耐熱保護層)面を接触させて重ねあわせ、5Kg/
100cm2 の荷重を掛けて50℃、85%RHの状況
下に24時間保管した。取り出し後、荷重を解除し、T
字剥離した時の積層膜側へのインキ層の転写面積が10
%以下を良好とした。
面と接するように他のポリエステルフイルムを重ね合わ
せ、70℃で5kg/100cm2 の荷重をかけ24時
間放置する。次に2枚のフイルムをはがし上記の他のポ
リエステルフイルムが積層膜面と接触していた面に上記
(2)のインキを塗布しハジキの程度を観察した。イン
キの塗布はホットメルト法で行い、塗布厚は3〜4μm
とした。はじきのないものを[○]、若干でもはじきの
発生したものを[×]とした。またインク層を20g/
cm2 の粘着性を有するテ−プで剥離した時の剥離面積
が20%未満の場合を[○],20%以上の場合を
[×]とした。 (8)インキブロッキング性 上記(2)で作成した感熱転写材のインキ層面とと積層
膜(耐熱保護層)面を接触させて重ねあわせ、5Kg/
100cm2 の荷重を掛けて50℃、85%RHの状況
下に24時間保管した。取り出し後、荷重を解除し、T
字剥離した時の積層膜側へのインキ層の転写面積が10
%以下を良好とした。
【0034】(9)印字後の感熱転写材のしわの発生状
態 上記(5)の評価において印字後の感熱転写材のしわの
発生状態を目視で観察し以下の基準で判定した。
態 上記(5)の評価において印字後の感熱転写材のしわの
発生状態を目視で観察し以下の基準で判定した。
【0035】◎:しわの発生がないレベル ○:微細なしわがあるが印字画像には影響のないレベル △:大きいしわが入り、印字に影響がでるレベル ×:しわが著しく使用に耐えないレベル
【0036】
【実施例】次に本発明を実施例に基ずいて説明するが必
ずしもこれに限定されるものではない。
ずしもこれに限定されるものではない。
【0037】実施例1 粒径0.5〜1.5μmの析出粒子(重合工程中に析出
した粒子)を0.15重量%、および平均粒子径1.5
μmの炭酸カルシウム粒子を0.2重量%含有するPE
Tペレット(極限粘度0.63dl/g)を充分に真空
加熱乾燥した後、押出機に供給して280℃で溶融し1
0μmカットの金属焼結フイルタ−で濾過した後、T字
型口金よりフイルム状に押出し、これを表面温度30℃
の冷却ドラムに巻き付けて冷却固化せしめた。この間の
フイルムと冷却ドラム表面との密着性を向上させるため
フイルム側にワイヤ電極を配置して6KVの直流電圧を
印加した。かくして得られた未延伸PETフイルムを9
5℃に加熱して長手方向に3.5倍延伸し、一軸延伸フ
イルムとした。このフイルムの片面に空気中でコロナ放
電処理を施し、その処理面にグラビアコ−ト方式で下記
組成の水分散塗料を二軸延伸後の塗布厚みが0.05μ
mになるように塗布した。
した粒子)を0.15重量%、および平均粒子径1.5
μmの炭酸カルシウム粒子を0.2重量%含有するPE
Tペレット(極限粘度0.63dl/g)を充分に真空
加熱乾燥した後、押出機に供給して280℃で溶融し1
0μmカットの金属焼結フイルタ−で濾過した後、T字
型口金よりフイルム状に押出し、これを表面温度30℃
の冷却ドラムに巻き付けて冷却固化せしめた。この間の
フイルムと冷却ドラム表面との密着性を向上させるため
フイルム側にワイヤ電極を配置して6KVの直流電圧を
印加した。かくして得られた未延伸PETフイルムを9
5℃に加熱して長手方向に3.5倍延伸し、一軸延伸フ
イルムとした。このフイルムの片面に空気中でコロナ放
電処理を施し、その処理面にグラビアコ−ト方式で下記
組成の水分散塗料を二軸延伸後の塗布厚みが0.05μ
mになるように塗布した。
【0038】 「塗料組成」 (a)酸化ワックス水分散体 40重量%(固形分比) (b)ステアリン酸亜鉛(融点128℃)水分散体 60重量%(固形分比) 上記比率に混合した塗液を全固形分重量比率が1.0%
となるように水で希釈して作成した。
となるように水で希釈して作成した。
【0039】塗布された一軸延伸フイルムをクリップで
把持してテンタ−内に導き、110℃の余熱工程で水を
乾燥させた後、120℃に加熱しつつ幅方向に4.5倍
延伸し、続いて225℃で5秒間熱処理を施し、積層厚
み0.05μm、フイルム厚み5μmの積層ポリエステ
ルフイルムを得た。この積層ポリエステルフイルムを前
記評価方法に準じて感熱転写材を作成し評価を行った。
結果を表1、表2に示す。
把持してテンタ−内に導き、110℃の余熱工程で水を
乾燥させた後、120℃に加熱しつつ幅方向に4.5倍
延伸し、続いて225℃で5秒間熱処理を施し、積層厚
み0.05μm、フイルム厚み5μmの積層ポリエステ
ルフイルムを得た。この積層ポリエステルフイルムを前
記評価方法に準じて感熱転写材を作成し評価を行った。
結果を表1、表2に示す。
【0040】実施例2〜5、比較例1〜2 実施例1の塗料組成(a)と(b)の混合比率を表1の
ように変更した以外は実施例1と同様にして積層ポリエ
ステルフイルムおよび感熱転写材を作成した。結果を表
1、表2に示す。
ように変更した以外は実施例1と同様にして積層ポリエ
ステルフイルムおよび感熱転写材を作成した。結果を表
1、表2に示す。
【0041】比較例3 実施例1の塗料組成(b)をステアリン酸(融点56
℃)とした以外は実施例1と同様にして積層ポリエステ
ルフイルムを作成した。この積層ポリエステルフイルム
を用いた感熱転写材を作成し評価を行った。結果を表
1、表2に示す。
℃)とした以外は実施例1と同様にして積層ポリエステ
ルフイルムを作成した。この積層ポリエステルフイルム
を用いた感熱転写材を作成し評価を行った。結果を表
1、表2に示す。
【0042】実施例6〜7、比較例4 実施例1の塗料組成の(b)成分を表1のように変更し
た以外は実施例1と同様にして積層ポリエステルフイル
ムおよび感熱転写材を作成し評価した。結果を表1、表
2に示す。
た以外は実施例1と同様にして積層ポリエステルフイル
ムおよび感熱転写材を作成し評価した。結果を表1、表
2に示す。
【0043】実施例8 実施例1の塗料組成の固形分100重量部に対し20重
量部のポリエチレングリコ−ル油を添加して3重量%の
水系塗剤とした以外は実施例1と同様にして積層ポリエ
ステルフイルムを作成した。結果を表1、表2に示す。
量部のポリエチレングリコ−ル油を添加して3重量%の
水系塗剤とした以外は実施例1と同様にして積層ポリエ
ステルフイルムを作成した。結果を表1、表2に示す。
【0044】実施例9 実施例1のPETペレットをPEN(極限粘度0.61
dl/g)ペレットとした以外は実施例1と同様にして
積層ポリエステルフイルムを作成した。結果を表1、表
2に示す。
dl/g)ペレットとした以外は実施例1と同様にして
積層ポリエステルフイルムを作成した。結果を表1、表
2に示す。
【0045】
【表1】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明はポリエステルフイルムの少なく
とも片面にワックス系組成物と融点105℃以上の高級
脂肪酸金属塩を主たる構成成分とする積層膜を設けるこ
とにより、感熱転写材として使用した時に耐ホットステ
ィック性に優れ、かつインキング時のはじきやインキ層
とのブロッキングがなく、ヘッド汚染、ヘッド摩耗の少
ないものとすることができる。
とも片面にワックス系組成物と融点105℃以上の高級
脂肪酸金属塩を主たる構成成分とする積層膜を設けるこ
とにより、感熱転写材として使用した時に耐ホットステ
ィック性に優れ、かつインキング時のはじきやインキ層
とのブロッキングがなく、ヘッド汚染、ヘッド摩耗の少
ないものとすることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリエステルフイルムの少なくとも一方
の面にワックス系組成物と融点が105℃以上の高級脂
肪酸金属塩を主成分とする積層膜を有することを特徴と
する積層ポリエステルフイルム。 - 【請求項2】 積層膜中に、常温で流動性もしくはペ−
スト状を有するオイル状物質を含有することを特徴とす
る請求項1記載の積層ポリエステルフイルム。 - 【請求項3】 積層膜中の高級脂肪酸金属塩の含有量が
15〜90重量%であることを特徴とする請求項1また
は2記載の積層ポリエステルフイルム。 - 【請求項4】 積層膜が長尺方向/短尺方向の比が3以
上の細長い突起を20個/100μm2 以上有する表面
を形成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載の積層ポリエステルフイルム。 - 【請求項5】 ポリエステルフイルムがポリエチレンテ
レフタレ−トまたはポリエチレンナフタレ−トを主たる
構成成分とするフイルムであることを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の積層ポリエステルフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14326894A JP3257253B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 感熱転写材用積層ポリエステルフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14326894A JP3257253B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 感熱転写材用積層ポリエステルフイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081887A true JPH081887A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3257253B2 JP3257253B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=15334803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14326894A Expired - Fee Related JP3257253B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 感熱転写材用積層ポリエステルフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3257253B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100924279B1 (ko) * | 2001-10-30 | 2009-10-30 | 도레이 카부시키가이샤 | 감열성 영상전사재료용 적층필름 |
| JP2010089491A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-04-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP14326894A patent/JP3257253B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100924279B1 (ko) * | 2001-10-30 | 2009-10-30 | 도레이 카부시키가이샤 | 감열성 영상전사재료용 적층필름 |
| JP2010089491A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-04-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
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| JP3257253B2 (ja) | 2002-02-18 |
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