JPH08189016A - 発光式道路鋲 - Google Patents

発光式道路鋲

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JPH08189016A
JPH08189016A JP7031489A JP3148995A JPH08189016A JP H08189016 A JPH08189016 A JP H08189016A JP 7031489 A JP7031489 A JP 7031489A JP 3148995 A JP3148995 A JP 3148995A JP H08189016 A JPH08189016 A JP H08189016A
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Yoshihisa Takano
祥央 高野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源の光軸調整が不要で、遠くからだけでな
く近くからでも視認可能であり、シール性に優れた発光
式道路鋲を提供する。 【構成】 地中に埋設されるベース部材2と、路面3上
に表面を露出し前記ベース部材2を覆うカバー部材4
と、カバー部材4を通じて外部に光を出射する光源5
と、を備え、カバー部材4を透明樹脂により構成すると
共に、カバー部材4内周面に凹部414を設け、凹部4
14に前記光源5を装着したことを特徴とする。カバー
部材4の凹部414に装着された光源5が、制御回路基
板6と共に封止材10によって封止されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば時間帯バスレ
ーン、リバーシブルレーン(時間帯中央線移動道路)、
パーキングレーン等に使用される道路鋲に関し、特に発
光式の道路鋲に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の発光式道路鋲としては、
例えば図8に示すようなものがある(実公平4−423
41号公報参照)。
【0003】すなわち、この発光式道路鋲100は、地
中に埋設されるベース部材101と、ベース部材101
の上端に被着され路面上に露出するカバー部材102
と、ベース部材101とカバー部材102との間に配置
される光源103と、を備えている。
【0004】カバー部材103の路面からの突出高さ
は、車両に乗り上げられることを考慮して、可及的に低
くしている。そして、カバー部材102の突出高さが低
くなると、光源103の光の水平方向の視認性が悪くな
るので、従来からカバー部材102に設けた窓部104
にプリズム105を設けて出射光L1を路面とほぼ平行
となるように屈折させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、カバー部材102の窓部104
のプリズム105と光源103の光軸合わせを行う必要
があり、調節が面倒であった。
【0006】また、プリズム105を用いて光線の方向
を屈折させたために、遠く離れた位置からの視認性はよ
いが、近くにくると光線の方向から外れてしまい視認で
きなくなってしまうという問題があった。
【0007】さらに、光源103及び光源103の制御
基板106のショートを防止するために、窓部104と
プリズム105間及びカバー部材102とベース部材1
01間を完全に密封する必要があり、シール箇所が多く
なるという問題があった。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、光源の光軸調整が不要で、遠くからだけでなく近く
からでも視認可能であり、シール性に優れた発光式道路
鋲を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、地中に埋設されるベース部材
と、路面上に表面を露出して前記ベース部材を覆うカバ
ー部材と、該カバー部材に設けられたプリズム部と、該
プリズム部を通じて光をほぼ水平方向に出射する光源
と、を備えた発光式道路鋲において、前記カバー部材を
透明体により構成すると共に、カバー部材内周面に凹部
を設け、該凹部に前記光源を装着したことを特徴とす
る。
【0010】カバー部材の凹部に装着された光源及び制
御回路基板が、封止材によって封止されていることを特
徴とする。
【0011】さらに、上記カバー部材の表面が路面とほ
ぼ同一面であることが好適である。
【0012】
【作用】本発明にあっては、光源をカバー部材の凹部に
装着したので、凹部によって光源の姿勢が定まり光軸合
わせが不要となる。
【0013】また、光源からの光線はプリズム部を通じ
てほぼ水平方向に出射されて遠くまで届き、遠くから視
認性が確保される。一方、カバー部材自体が透明体なの
で、光源からの光の一部がカバー部材内部で乱反射し、
カバー部材全体が光ったように見えるので、光軸からず
れた位置、たとえば近くでも道路鋲を確認できる。
【0014】また、光源及び制御回路基板をカバー部材
の内側に封止材によって封止することにより、防水性等
の信頼性に優れている。
【0015】さらに、光源や制御回路基板が故障したと
きには、封止材によって光源及び制御回路基板が一体化
されたカバー部材をユニットで交換するだけでよい。
【0016】そして、光源の出射面となるカバー部材の
表面と路面とをほぼ同一面とすることで、路面との段差
が無くなり、車両が乗り上げ無くなる。このため、車両
通過時の衝撃による破損が無くなる。
【0017】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0018】図1乃至図3には、本発明の第1実施例に
係る発光式道路鋲を示している。図中、1は発光式道路
鋲全体を示すもので、概略、地中に埋設されるベース部
材2と、このベース部材2を覆って路面3上に露出する
カバー部材4と、カバー部材4を通じて外部に光を出射
する発光ダイオード等の光源5と、光源5の駆動回路が
組み込まれた制御回路基板6と、制御回路基板6に電気
を供給するためのケーブル7と、から構成されている。
【0019】ベース部材2は、図1(d)に示すよう
に、アルミ合金等で成形された厚肉の円筒状部材で、路
面に掘られた穴8に埋設される。ベース部材2の高さは
穴8の深さと略同一寸法に設定され、上端が路面3とほ
ぼ同一位置となる。
【0020】ベース部材2の上端面には、ベース部材2
の外周よりも若干小径に形成された環状の嵌合凹部21
が設けられている。この嵌合凹部21は、その外径側が
ベース部材2の外周面と同心状に形成される縦壁22で
取り囲まれ、内径側が開放され、底壁23が水平面とな
っている。また、ベース部材2の内周側には、ケーブル
7と制御回路基板6とを接続するコネクタ9を収納する
収納部24が設けられている。
【0021】嵌合凹部21の底壁23には、カバー部材
4を固定する固定用ボルト11のボルト穴25が設けら
れている。このボルト穴25は、車の進行方向(矢印X
方向)に沿う第1の直径線Lx 方向に対して直交する第
2の直径線Ly 上に配置されている。
【0022】ベース部材2の側面には、図2に示すよう
に、前記第1の直径線Lx 方向にケーブル7を挿通する
ためのスリット26が設けられている。ケーブル7は縦
向きに配置されたフラットケーブルで、スリット26は
ベース部材2の下端からケーブル7の幅分だけ上方に延
びている。
【0023】さらに、ベース部材2側面には、スリット
26と90度離れた位置に、埋設時の抜け止めを図るた
めの凹溝27が設けられている。
【0024】ケーブル7は、図3(a)に示すように、
車の進行方向に所定間隔でもって配置された複数の道路
鋲1,1…をつなぐもので、両端にはコネクタ71が設
けられている。
【0025】カバー部材4はポリカーボネイト等の透明
樹脂により成形されるもので、ベース部材2上端の凹部
21に嵌合される。透明樹脂は無色透明でもよいし、有
色透明でもよい。また、全部が透明ではなく、一部に不
透明の部分があってもよい。カバー部材4は、凹部21
に嵌合する円形状の嵌合部41と、路面3上に露出する
矩形状の露出部42とを備えている。
【0026】路面3に露出する露出部42は、その短辺
を車の進行方向(X方向)と平行に、長辺を車の進行方
向に対して直角に向けて路面3に設置される。短辺の長
さは凹部21の内径と同一で、長辺の長さがベース部材
2の直径よりも長く成形されている。また、この露出部
42の上面は路面よりも所定高さだけ突出している。
【0027】突出量は薄く(5[mm]程度)なってお
り、突出した頂面421は、露出部42の外形線よりも
小さい矩形状で、基本的に平坦面に成形され、前後左右
の側面が傾斜面となっている。このうち、前側面422
と後側面423が光が出射面となる。また、頂面421
には車の進行方向(X方向)に延びる縦リブ424が、
長手方向に複数設けられている。
【0028】一方、ベース部材2の凹部21に嵌合され
る嵌合部41の底面中央には、光源5の制御回路基板6
を収納するための収納凹所411が設けられている。こ
の収納凹所411も矩形状で、長辺が露出部42の長辺
と平行となるように形成される。長辺の長さはほぼベー
ス部材2の内径に等しく、短辺の長さがベース部材2の
内径よりも小さく成形されている。そして、収納凹所4
11の短辺と平行方向の断面形状は台形状、長辺と平行
方向の断面形状は矩形状となっている。そして長辺側の
断面台形状の両傾斜面412,413に、光源5を収納
する凹部414が設けられている。もちろん、片側の傾
斜面にのみ設けてもよい。
【0029】光源収納用の凹部414は、長辺に沿って
所定間隔を隔てて複数設けられ、それぞれの凹部414
に、光源5が上下に2つずつ並べて収納される。もちろ
ん、光源5を1つずつ収納してもよいし、3つ以上並べ
て収納するようにしてもよい。
【0030】光源5は発光ダイオードで、基板51上に
並べられ、個々の基板51に対して垂直に突出してい
る。光源5としての発光ダイオードの色は、単色のみな
らず、たとえば、縦に並んだ発光ダイオードの各々の色
を黄色(主として、λd=590[nm])と、赤橙色
(主として、λd=615〜620[nm])にし、光
を混ぜて一般道路で使用する橙色を作り出すことも可能
であり、さらに発光ダイオードの色の種々の組み合わせ
が可能である。
【0031】光源5の長さはほぼ凹部414の深さに等
しく、光源5の先端が凹部414の底面に当接してい
る。また、凹部414の幅は1つの光源5の幅と等し
く、長さは光源5の2つ分の長さにほぼ等しくなってお
り、光源5を凹部414に挿入すると、光源5が凹部4
14の内周壁に案内されて、光軸が所定の向きに位置決
めされるように構成されている。
【0032】光源5収納用の凹部414の底面は、露出
部41の前側面422及び後側面423と対向してお
り、傾斜角度は露出部42の前,後側面422,423
傾斜角度よりも水平線に対して大きく傾斜している。こ
の凹部414底面と前後側面422,423間の部分に
よってプリズム部43が構成されている。
【0033】このようにカバー部材4にプリズム機能を
持たせているために、構造が簡単になり、また、部品点
数も少なくて済み安価に製造できる。
【0034】また、カバー部材4の凹部414に光源5
を内装するため、光線が通過する部分のみを薄くするこ
とができ、樹脂内部での光量の減衰をプリズム単品装着
品と比べ大幅に改善できる。
【0035】一方、カバー部材4下面の、制御回路基板
6を収納する収納凹所411は、封止材としてのポッテ
ィング材(充填接着材)10が充填され、制御回路基板
6及び光源5が封止されている。
【0036】制御回路基板6からのリード線61が、ポ
ッティング材10から引き出され、コネクタ9を介して
電力供給用のケーブル7と接続される。ケーブル7に対
しては、各道路鋲1はリード線72を介して並列に接続
され、一つの道路鋲1の光源5が切れても他の道路鋲1
に影響を及ぼさないように構成されている。
【0037】本発明にあっては、組み付けにあたって、
光源5の制御回路基板6が、カバー部材4下面の収納凹
所411に収納され、同時に制御回路基板6に接続され
ている光源5が各凹部414内に挿入される。光源5の
光軸は凹部414に挿入するだけで所定の向きに設定さ
れ、光軸調整を行う必要がない。
【0038】その後、収納凹所411内にポッティング
材を充填して、光源5及び制御回路基板6を封止して一
体化される。
【0039】したがって、メンテナンス時には、図3
(b)に示すように、光源5及び制御回路基板6がポッ
ティング材10によって一体化されたカバー部材4を、
一体的に交換するだけでよく、作業としてはコネクタ9
を着脱するだけで済む。
【0040】そして、使用時においては、露出部42の
突出高さが低いが、光源5から出射された光は、凹部4
14底面からプリズム部43に入り込み、さらに前後の
側面422,423から出射される。光が前後側面42
2,423から出射する際に、ほぼ路面3と平行方向に
屈折して十分な光量の光線が遠くまで届き、運転席等の
人間の目から視認することができる。光源5からの光は
縦方向に集光されるので輝度が増加する。特に、光源5
を複数段にすることにより、光束が倍になり、一段の場
合よりもかなり視認性がよくなる。屈折を利用すると色
収差の問題があるが、発光ダイオードは基本的に単一波
長のみを有するので問題は生じない。
【0041】人間の被視感度の関係で、夜間と昼間では
色の見え方が違っている。夜間は黄色の発光ダイオード
(主として、λd=590[nm])のみで十分視認で
きるが、昼間では、黄色単色では色飛び現象を起こし視
認性がよくない。そこで、上述したように、赤橙色の発
光ダイオード(主として、λd=615〜620[n
m])を混ぜて橙色を作り出すことが好ましい。
【0042】一方、カバー部材4は透明体なので、光源
5から発した光の一部がカバー部材4内部で乱反射し、
カバー部材4全体が光ったように見え、光源5の光軸
(光線の経路)からずれた位置での視認性も良好とな
る。すなわち、道路を走行中の運転車には、遠くからは
プリズム部43を通して水平方向に出射される光によっ
て道路鋲1を確認でき、道路鋲1に近づいてプリズム部
43を通る光線の光路から外れても、カバー部材4全体
が光っているので、道路鋲1を明確に視認することがで
きる。
【0043】また、光源5と制御回路基板6がカバー部
材4の内側に内装され、ポッティング材10で封止され
ているので、防水性等の信頼性に優れている。また、光
源5や制御回路基板6の故障時には、カバーアッセンブ
リのみを交換すればよく、メンテナンスがしやすい。さ
らに、ポッティング材10によってカバー部材4が補強
され、車両乗り上げ時の衝撃に対する強度を高める効果
もある。
【0044】なお、ベース部材2についてもカバー部材
と同一の樹脂で成形して、ベース部材2とカバー部材4
を一体成形してもよい。
【0045】以下の実施例の説明では、第1実施例と異
なる点のみを説明するものとし、第1実施例と同一の構
成部分については、同一の符号を付しその説明を省略す
る。
【0046】図4は、本発明の第2実施例を示してい
る。
【0047】この第2実施例は、ベース部材2の一部を
路面3上に露出させ、車両の乗り上げ時に衝撃をベース
部材2によって吸収するようにしたものである。
【0048】すなわち、この実施例では、カバー部材4
の露出部42の形状が嵌合部41と同じ円形状となって
いる。そして、ベース部材2の上端には、路面3上に張
り出すフランジ部28が設けられ、フランジ部28とカ
バー部材4の露出部42とによって、路面3に露出する
部分が、全体として矩形状となるように成形されてい
る。フランジ部28の内周形状はカバー部材4の露出部
42と周縁を取り囲むように円弧形状に成形され、その
上面の高さがカバー部材4上面の高さと同一高さに設定
されて、カバー部材4の露出部42とフランジ部28が
連続面となっている。
【0049】このようにすれば、カバー部材4に加わる
衝撃を大幅に低減でき、破損しにくい構造となる。
【0050】図5には、本発明の第3実施例を示してい
る。
【0051】この第3実施例は、カバー部材4の内周面
に設ける光源5収納用の凹部414を貫通させ、この光
源5と対向し光軸を屈折させるプリズム部43を別体構
成としたものである。
【0052】この第3実施例においても、凹部414に
よって光源5の光軸が所定方向に位置決めされ、光軸調
節が不要とすることが可能である。
【0053】また、カバー部材4が基本的に透明なの
で、光源5からの光の一部がカバー部材4内部で乱反射
してカバー部材4全体が光り、光軸からずれた位置での
視認性を確保することができる。
【0054】上記各実施例においては、カバー部材4は
路面3上に露出する露出部42を備えていることから、
路面3から突出することになるので、車両の乗り上げ時
の衝撃を受け、破損したりする場合がある。この点ポッ
ティング材10によってカバー部材4を補強したり、露
出部42の周縁にフランジ部28を設けてカバー部材4
に加わる衝撃を低減して破損しにくくしてはいるもの
の、完全ではない。また二輪車乗り上げ時に安定性にも
問題がある。
【0055】そこで、図6に示す本発明の第4実施例が
ある。本実施例を以下に示す。
【0056】尚、上記各実施例と同一の構成部分につい
ては、同一の符号を付し、また同様な構成部分について
は符号の最後にAを付して説明する。
【0057】図中、1Aは発光式道路鋲全体を示すもの
で、概略、地中に埋設されるベース部材2Aと、このベ
ース部材2Aの外周部端面のみ露出して、表面44が平
面で路面3とほぼ同一面となるようにベース部材2Aを
覆うカバー部材4Aと、カバー部材4Aを通じて外部に
光を出射する発光ダイオード等の光源5と、光源5の駆
動回路が組み込まれた制御回路基板6と、制御回路基板
6に電気を供給するためのケーブル7と、から構成され
ている。
【0058】ベース部材2Aは、例えばアルミ合金等で
形成された開口部を有する略直方体部材で、路面に掘ら
れた穴8に埋設される。ベース部材2Aの高さは穴8の
深さと略同一寸法に設定され、上端面が路面3とほぼ同
一位置となる。
【0059】ベース部材2Aの上端部には、ベース部材
2Aの外周よりも長辺部,短辺部いずれも若干小径に形
成された矩形状の嵌合凹部21Aが設けられている。こ
の嵌合凹部21Aは、その外周側が所定厚さの縦壁22
Aで取り囲まれ、内周側が開放され、底壁23Aが水平
面となっている。また開放された内周側には、ケーブル
7と制御回路基板6とを接続するコネクタ9が収納され
ている。
【0060】嵌合凹部21Aの底壁23Aには、カバー
部材4Aを固定する固定用ボルト11のボルト穴25が
設けられている。
【0061】またベース部材2Aの側面には、ケーブル
7を挿通するためのスリット26が設けられている。ケ
ーブル7は縦向きに配置されたフラットケーブルで、ス
リット26はベース部材2Aの下端からケーブル7の幅
分だけ上方に延びている。
【0062】カバー部材4Aは例えばポリカーボネイト
等の透明樹脂により成形されるもので、ベース部材2A
の上端部の嵌合凹部21Aに嵌合される。透明樹脂は無
色透明でもよいし、有色透明でもよい、また、全部が透
明ではなく、一部に不透明の部分があってもよい。カバ
ー部材4Aは、ベース部材2A上端部の矩形状の嵌合凹
部21Aに嵌合され、その下端部を覆う略直方体状部材
であり、その表面44は、平面で路面3とベース部材2
の縦壁22Aの上面を介してほぼ同一面となるようにな
っている。
【0063】一方、底面中央には、光源5の制御回路基
板6を収納するための収納凹部411Aが設けられてい
る。この収納凹所411Aの形状は、カバー部材4の短
辺と平行方向の断面形状は三角形状、長辺と平行方向の
断面形状は矩形状となっている。そして、短辺側の断面
三角形状の両傾斜面412,413に、光源5を収納す
る凹部414が設けられている。もちろん、片側の傾斜
面にのみ設けてもよい。
【0064】光源5収納用の凹部414は、長辺に沿っ
て両傾斜面412,413に所定間隔を隔てて複数(本
実施例では3個ずつ)設けられ、それぞれの凹部414
に、光源5を1つずつ収納してもよいし、3つ以上並べ
て収納するようにしてもよい。
【0065】光源5は発光ダイオードで、基板51上に
並べられ、個々の基板51に対してほぼ垂直に突出して
いる。光源5の長さはほぼ凹部414の深さに等しく、
光源5の先端が凹部414の底面に当接している。ま
た、凹部414の幅は1つの光源5の幅と等しく、長さ
は光源5の2つ分の長さにほぼ等しくなっており、光源
5を凹部414に挿入すると、光源5が凹部414の内
周壁に案内されて、光源5の角度は外部に向かって水平
線に対して上方に所定角度をもって設置されるように、
つまり光軸が所定の向きに位置決めされるように構成さ
れている。
【0066】光源5収納用の凹部414の底面は、カバ
ー部材4の表面44と対向しており、傾斜角度は水平線
に対して上方に大きく所定角度傾斜している(収納凹所
411Aの対応する傾斜面412,413とほぼ平
行)。この凹部414底面とカバー部材4Aの表面44
間の部分によってプリズム部43Aが構成されている。
【0067】一方、カバー部材4下面の、制御回路基板
6を収納する収納凹所411Aは、封止材としてのポッ
ティング材(充填接着材)10が充填され、制御回路基
板6及び光源5が封止されている。
【0068】制御回路基板6からのリード線61が、ポ
ッティング材10から引き出され、コネクタ9を介して
電力供給用のケーブル7と接続される。
【0069】このように構成された発光式道路鋲1Aに
おける使用時においては、カバー部材4Aの表面44が
平面で路面3とほぼ同一面であるが、光源5から出射さ
れた光は、凹部414底面からプリズム部43Aに入り
込み、カバー部材4Aの表面44から出射される。光が
表面44から出射する際に、ほぼ路面3と平行方向に屈
折して十分な光量の光線が遠くまで届き、運転席等の人
間の目から視認することができる。このとき、環境等に
応じてカバー部材4Aの材質,色等を適宜変更し、屈折
率を変化させることが可能である。
【0070】一方、カバー部材4Aは透明体なので、光
源5から発した光の一部がカバー部材4A内部で乱反射
し、カバー部材4A全体が光ったように見え、光源5の
光軸(光線の経路)からずれた位置での視認性も良好と
なる。即ち、道路を走行中の運転席には、遠くからはプ
リズム部43Aを通してほぼ水平方向に出射される光に
よって発光式道路鋲1Aを確認でき、発光式道路鋲1A
に近づいてプリズム部43Aを通る光線の光路から外れ
ても、カバー部材4A全体が光っているので、発光式道
路鋲1Aを明確に視認することができる。
【0071】そして、本実施例においては、カバー部材
4Aに突出部(露出部42)を無くし、路面3との段差
の無いように表面44を平面で路面3とほぼ同一面とな
るようにしたので、車両が乗り上げることが無い。その
ため、車両通過時の衝撃による破損が無い。また車両側
の快適性も失なわれない。さらに二輪車通過時の走行安
定性が失われない。
【0072】さらに、光線出射面に影響しないようにカ
バー部材4Aの表面44に路面3(アスファルト路面
等)と同様な凹凸を設けることにより、二輪車のスリッ
プを防ぐことも可能である。
【0073】本実施例において、その他の作用、効果は
上記第1実施例と同一なので、その説明は省略する。
【0074】また、本実施例の発光式道路鋲1Aの設置
時に本体よりも深い穴8を開け、埋設する場合は、図7
に示すようなカバー部材4Aの表面44と路面3とをか
け渡し、それぞれの面で固定される、路面3に対するス
トッパ12を設けることで、カバー部材4Aの表面44
と路面3とをほぼ同一面とすることができる。
【0075】ストッパ12は図7に示すような棒状で
も、または板状でも良く、形状は特に限定されず、要す
るにカバー部材4の表面44と路面3とをかけ渡し得る
長さを有していれば良い。
【0076】また、ストッパ12は別部材でも良いし、
カバー部材4Aと一体成形としてもよい。
【0077】さらに、このストッパ12は、路面3との
段差を有することになるが、発光式道路鋲1Aを穴8内
にて固定するための接着材13が固まると、除去するこ
とが可能とすることで、段差が無くなる。または、スト
ッパ12を耐衝撃性の無い材質とし、一度車両等が乗る
ことで破損させて、段差を無くすこともできる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、光源をカバー部材の凹部に装着したので、凹部によ
って光源の姿勢が定まり、従来のように光源の光軸調節
が不要となる。
【0079】また、光源からの光線はプリズム部を通じ
て遠くからの視認性が確保されると共に、光源からの光
の一部がカバー部材内部で乱反射したカバー部材全体が
光ったように見えるので、光軸からずれた位置、たとえ
ば近くでも道路鋲を確認でき、安全性が飛躍的に高ま
る。
【0080】また、光源及び制御回路基板をカバー部材
の内側に封止材によって封止することにより、防水性等
の信頼性に優れている。
【0081】さらに、光源や制御回路基板が故障したと
きには、封止材によって光源及び制御回路基板が一体化
されたカバー部材をユニットで交換するだけでよく、メ
ンテナンス性が飛躍的に向上する。
【0082】そして、光源の出射面となるカバー部材の
表面と路面とをほぼ同一面とすることで、路面との段差
が無くなり、車両が乗り上げ無くなる。このため、次に
示す効果を奏する。まず、車両通過時の衝撃による破損
が無くなる。また、車両側の快適性も失なわれない。さ
らに、二輪車通過時の走行安定性が失われない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例に係る発光式道路鋲
を示すもので、同図(a)は平面図、同図(b)は同図
(a)のB−B線断面図、同図(c)は同図(a)のC
−C線拡大断面図、同図(d)はベース部材の平面図で
ある。
【図2】図2は図1の道路鋲の分解断面図である。
【図3】図3(a)は図1の発光式道路鋲の道路面の敷
設状態を示す図、同図(b)はカバー部材を取り外した
状態を示す図である。
【図4】図4は本発明の第2実施例に係る発光式道路鋲
を示すもので、同図(a)は平面図、同図(b)は同図
(a)のB−B線断面図である。
【図5】図5は本発明の第3実施例に係る発光式道路鋲
を示すもので、同図(a)は平面図、同図(b)は同図
(a)のB−B線断面図である。
【図6】図6は本発明の第4実施例に係る発光式道路鋲
を示すもので、同図(a)は平面図、同図(b)は同図
(a)のB−B線断面図、同図(c)は同図(a)のC
−C線断面図である。
【図7】図7は本発明の第4実施例に係る発光式道路鋲
においてストッパを設けたものを示すもので、同図
(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のB−B線要
部断面図である。
【図8】図8は従来の発光式道路鋲の半縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1,1A 発光式道路鋲 2,2A ベース部材 21,21A 嵌合凹部 22,22A 縦壁 23,23A 底壁 24 収納部 25 ボルト穴 26 スリット 27 凹溝 3 路面 4,4A カバー部材 41 嵌合部 411,411A 収納凹所 412,413 傾斜面 414 凹部 42 露出部 421 頂面 422,423 前,後側面 424 縦リブ 43,43A プリズム部 44 表面 5 光源 51 基板 6 制御回路基板 7 ケーブル 71 コネクタ 72 リード線 8 穴 9 コネクタ 10 ポッティング材 11 ボルト 12 ストッパ 13 接着材 X 車の進行方向 Lx 直径線(車の進行方向と平行方向) Ly 直径線(車の進行方向と直交する方向)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設されるベース部材と、路面上
    に表面を露出してベース部材を覆うカバー部材と、該カ
    バー部材に設けられたプリズム部と、該プリズム部を通
    じて光をほぼ水平方向に出射する光源と、を備えた発光
    式道路鋲において、 前記カバー部材を透明体により構成すると共に、カバー
    部材内面に凹部を設け、該凹部に前記光源を装着したこ
    とを特徴とする発光式道路鋲。
  2. 【請求項2】 カバー部材の凹部に装着された光源及び
    制御回路基板が、封止材によって封止されていることを
    特徴とする請求項1に記載の発光式道路鋲。
  3. 【請求項3】 カバー部材の表面が路面とほぼ同一面で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の発光式
    道路鋲。
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