JPH08189543A - 液封入式防振装置 - Google Patents
液封入式防振装置Info
- Publication number
- JPH08189543A JPH08189543A JP274295A JP274295A JPH08189543A JP H08189543 A JPH08189543 A JP H08189543A JP 274295 A JP274295 A JP 274295A JP 274295 A JP274295 A JP 274295A JP H08189543 A JPH08189543 A JP H08189543A
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- JP
- Japan
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- vibration
- liquid chamber
- stopper member
- locking portion
- orifice
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 引張り時及び圧縮時の双方において、その時
に及ぼされる力が過大な場合でも防振基体を保護し得、
しかも、構成が簡素で組立て作業も容易な液封入式防振
装置を提供すること。 【構成】 筒状の本体金具10の上部開口部に防振基体12
を、また下部開口部にダイヤフラム14を取着して内部に
液室24を形成し、本体金具10の内周に嵌着した仕切板26
により、液室24をオリフィス54を介して連通する防振基
体側の第1液室31とダイヤフラム側の第2液室32に仕切
り、防振基体12を軸方向に貫通した装置固定用支柱36を
設け、第1液室31には装置固定用支柱36に装着されたス
トッパ部材34を配し、防振基体12には第1液室側におけ
るストッパ部材34との対面箇所に引張り側係止部40を設
け、本体金具10には引張り側係止部40にまで延びる延長
部42を設け、仕切板26には第1液室側のストッパ部材34
との対面箇所に圧縮側係止部46を設けるとともに円周方
向に延びるオリフィス54を有するオリフィス形成部48を
設け、圧縮側係止部46及びオリフィス形成部48を円板状
をなす仕切本体44と一体的に設けた。
に及ぼされる力が過大な場合でも防振基体を保護し得、
しかも、構成が簡素で組立て作業も容易な液封入式防振
装置を提供すること。 【構成】 筒状の本体金具10の上部開口部に防振基体12
を、また下部開口部にダイヤフラム14を取着して内部に
液室24を形成し、本体金具10の内周に嵌着した仕切板26
により、液室24をオリフィス54を介して連通する防振基
体側の第1液室31とダイヤフラム側の第2液室32に仕切
り、防振基体12を軸方向に貫通した装置固定用支柱36を
設け、第1液室31には装置固定用支柱36に装着されたス
トッパ部材34を配し、防振基体12には第1液室側におけ
るストッパ部材34との対面箇所に引張り側係止部40を設
け、本体金具10には引張り側係止部40にまで延びる延長
部42を設け、仕切板26には第1液室側のストッパ部材34
との対面箇所に圧縮側係止部46を設けるとともに円周方
向に延びるオリフィス54を有するオリフィス形成部48を
設け、圧縮側係止部46及びオリフィス形成部48を円板状
をなす仕切本体44と一体的に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液封入式防振装置(以
下、単に「防振装置」ともいう)に関し、詳しくは、車
両のエンジンやサスペンション等の振動発生体を防振的
に支承するために用いる防振装置に関する。
下、単に「防振装置」ともいう)に関し、詳しくは、車
両のエンジンやサスペンション等の振動発生体を防振的
に支承するために用いる防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】防振装
置、例えば自動車のエンジン等の振動発生体を、その振
動を車体に伝達させないように支承する防振装置として
次のようなものが知られている。
置、例えば自動車のエンジン等の振動発生体を、その振
動を車体に伝達させないように支承する防振装置として
次のようなものが知られている。
【0003】すなわち、振動に対する減衰機能は容積可
変の液室内に封入した液体によって担持させ、振動絶縁
機能は液体封入のための室壁の一部を形成するゴム弾性
体からなる防振基体によって担持させた防振装置が知ら
れている。
変の液室内に封入した液体によって担持させ、振動絶縁
機能は液体封入のための室壁の一部を形成するゴム弾性
体からなる防振基体によって担持させた防振装置が知ら
れている。
【0004】上記タイプの防振装置は、低周波振動に対
する減衰効果が大きく、かつ高周波振動に対しても高い
振動絶縁性を有している。
する減衰効果が大きく、かつ高周波振動に対しても高い
振動絶縁性を有している。
【0005】図5は、かかる防振装置(100) の一例の主
要部の断面図を示している(実開平2−31933号公
報参照)。
要部の断面図を示している(実開平2−31933号公
報参照)。
【0006】図において、符号(101) は筒状の本体金具
である。この本体金具(101) の上部開口部にゴム弾性体
からなる防振基体(102) 、また下部開口部にゴム膜から
なるダイヤフラム(103) を、それぞれシール状態に取着
して、本体金具(101) 内部に液体を封入する液室(104)
を形成する。
である。この本体金具(101) の上部開口部にゴム弾性体
からなる防振基体(102) 、また下部開口部にゴム膜から
なるダイヤフラム(103) を、それぞれシール状態に取着
して、本体金具(101) 内部に液体を封入する液室(104)
を形成する。
【0007】さらに、この液室(104) を仕切板(105) に
よって防振基体側の第1液室(106)と、ダイヤフラム側
の第2液室(107) とに仕切るとともに、オリフィス(10
8) によって両液室(106)(107)を連通させる。
よって防振基体側の第1液室(106)と、ダイヤフラム側
の第2液室(107) とに仕切るとともに、オリフィス(10
8) によって両液室(106)(107)を連通させる。
【0008】これにより、オリフィス(108) により両液
室(106)(107)間で行なわれる液体流動効果や、防振基体
(102) 自身による防振効果により、振動減衰機能と振動
絶縁機能が発揮するように構成されている。
室(106)(107)間で行なわれる液体流動効果や、防振基体
(102) 自身による防振効果により、振動減衰機能と振動
絶縁機能が発揮するように構成されている。
【0009】なお、符号(109) はストッパ用の傘部材で
ある。この傘部材(109) は、防振基体(102) を軸方向に
貫通する装置固定用支柱(110) に装着して第1液室(10
6) の内部に配している。
ある。この傘部材(109) は、防振基体(102) を軸方向に
貫通する装置固定用支柱(110) に装着して第1液室(10
6) の内部に配している。
【0010】外部からの振動により上記防振装置(100)
が引張られ伸長した場合、傘部材(109) は防振基体(10
2) に対して図における矢印方向に相対移動し、そして
傘部材(109) と防振基体(102) が当接し係合する。これ
により、もはや防振基体(102)が過度に引っ張られるお
それはなく、過大な引張りが発生した場合でも防振基体
(102) は保護される。
が引張られ伸長した場合、傘部材(109) は防振基体(10
2) に対して図における矢印方向に相対移動し、そして
傘部材(109) と防振基体(102) が当接し係合する。これ
により、もはや防振基体(102)が過度に引っ張られるお
それはなく、過大な引張りが発生した場合でも防振基体
(102) は保護される。
【0011】上記構成の防振装置(100) にあっては、傘
部材(109) が設けられているので、前述したように引張
り時における大変位(過度の引張り)に対して防振基体
(102) は保護され得る。しかしながら、圧縮時の保護に
対しては、外周部の一部に配した上金具(200) に接着加
硫したストッパゴム(201) と本体金具の上部に接着加硫
したストッパゴム(202) によってのみ大変位を抑制する
ことになるため、圧縮方向における大変位が生じた場合
には、やはり防振基体(102) に対して、いわゆる片利き
による過大な慣性モーメントがかかり、該防振基体(10
2) 及び取付金具(203) が破損するなどの障害を受ける
可能性があった。
部材(109) が設けられているので、前述したように引張
り時における大変位(過度の引張り)に対して防振基体
(102) は保護され得る。しかしながら、圧縮時の保護に
対しては、外周部の一部に配した上金具(200) に接着加
硫したストッパゴム(201) と本体金具の上部に接着加硫
したストッパゴム(202) によってのみ大変位を抑制する
ことになるため、圧縮方向における大変位が生じた場合
には、やはり防振基体(102) に対して、いわゆる片利き
による過大な慣性モーメントがかかり、該防振基体(10
2) 及び取付金具(203) が破損するなどの障害を受ける
可能性があった。
【0012】そこで、図6に示すような防振装置(100
´) が提案された(実開平2−103542号公報参
照)。
´) が提案された(実開平2−103542号公報参
照)。
【0013】すなわち、第1液室(106) に配した傘部材
(109) の周りに、円環状のストッパ部材(111) が、傘部
材(109) の相対的な上下移動に追従するように配されて
いる。前記のストッパ部材(111) は、本体金具(101) の
内部においてそれぞれ内方に膨出した第1規制部(112)
と第2規制部(113) により上下移動が規制される。
(109) の周りに、円環状のストッパ部材(111) が、傘部
材(109) の相対的な上下移動に追従するように配されて
いる。前記のストッパ部材(111) は、本体金具(101) の
内部においてそれぞれ内方に膨出した第1規制部(112)
と第2規制部(113) により上下移動が規制される。
【0014】これにより、上記防振装置(100´) が大き
く引っ張られた場合、ストッパ部材(111) が第1規制部
(112) と当接して係合し、防振基体(102) が過度に伸長
するのを防ぐことできる。また逆に、上記防振装置(100
´) が過大に圧縮した場合、ストッパ部材(111) が第2
規制部(113) と当接して係合することにより、防振基体
(102) が過度に圧縮されるのを防ぐことができる。この
ように上記構成の防振装置(100´) にあっては、いずれ
の場合でも防振基体(102) は保護され得る。
く引っ張られた場合、ストッパ部材(111) が第1規制部
(112) と当接して係合し、防振基体(102) が過度に伸長
するのを防ぐことできる。また逆に、上記防振装置(100
´) が過大に圧縮した場合、ストッパ部材(111) が第2
規制部(113) と当接して係合することにより、防振基体
(102) が過度に圧縮されるのを防ぐことができる。この
ように上記構成の防振装置(100´) にあっては、いずれ
の場合でも防振基体(102) は保護され得る。
【0015】しかしながら、傘部材(109) の周りに前記
したストッパ部材(111) を、該傘部材(109) の相対的な
上下移動に追従するように配する関係上、構成が複雑で
組み立て作業も面倒となるなどの問題があった。
したストッパ部材(111) を、該傘部材(109) の相対的な
上下移動に追従するように配する関係上、構成が複雑で
組み立て作業も面倒となるなどの問題があった。
【0016】[発明の目的]本発明は上記の実情に鑑み
てなされたものであり、その目的は、引張り時及び圧縮
時の双方において、その時に及ぼされる力が過大な場合
でも防振基体を保護し得、しかも、構成が簡素で組立て
作業も容易な液封入式防振装置を提供するところにあ
る。
てなされたものであり、その目的は、引張り時及び圧縮
時の双方において、その時に及ぼされる力が過大な場合
でも防振基体を保護し得、しかも、構成が簡素で組立て
作業も容易な液封入式防振装置を提供するところにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の防振装置は、筒
状の本体金具における一方の開口部にゴム等の弾性体か
らなる防振基体を、また他方の開口部にゴム膜等の可撓
膜からなるダイヤフラムをそれぞれ取着して前記本体金
具の内部に液室を形成し、これとともに前記本体金具の
内周に嵌着した仕切板により、前記液室を、互いにオリ
フィスを介して連通する防振基体側の第1液室とダイヤ
フラム側の第2液室に仕切り、外部からの振動により伸
縮してこれを減衰するように構成した液封入式防振装置
であって、装置固定用支柱を前記防振基体に軸方向に貫
通させて該支柱の一部を前記した第1液室の内部に配
し、ストッパ部材を前記第1液室に配するとともに前記
装置固定用支柱に固定し、前記ストッパ部材は、固定箇
所からダイヤフラムに向かって延びる支持部と、これと
連続するとともに軸方向に対して直交する方向に拡がる
水平部とを有し、前記防振基体における前記水平部との
対向箇所に、該水平部に向かって膨出した引張り側係止
部を設け、前記防振基体の内部を通って前記引張り側係
止部まで延びる延長部を前記本体金具に延設し、前記仕
切板における前記水平部との対向箇所に圧縮側係止部を
一体的に設けるとともに、前記仕切板における他の箇所
に前記オリフィスとなる円周方向に延びる溝を有するオ
リフィス形成部を一体的に設け、伸長時において前記ス
トッパ部材が前記防振基体側に移動し、該ストッパ部材
のさらなる移動が前記引張り側係止部に当接することに
よって阻止され、また、圧縮時において前記ストッパ部
材が前記仕切板側に移動し、該ストッパ部材のさらなる
移動が前記圧縮側係止部に当接することによって阻止さ
れるように構成したものである。
状の本体金具における一方の開口部にゴム等の弾性体か
らなる防振基体を、また他方の開口部にゴム膜等の可撓
膜からなるダイヤフラムをそれぞれ取着して前記本体金
具の内部に液室を形成し、これとともに前記本体金具の
内周に嵌着した仕切板により、前記液室を、互いにオリ
フィスを介して連通する防振基体側の第1液室とダイヤ
フラム側の第2液室に仕切り、外部からの振動により伸
縮してこれを減衰するように構成した液封入式防振装置
であって、装置固定用支柱を前記防振基体に軸方向に貫
通させて該支柱の一部を前記した第1液室の内部に配
し、ストッパ部材を前記第1液室に配するとともに前記
装置固定用支柱に固定し、前記ストッパ部材は、固定箇
所からダイヤフラムに向かって延びる支持部と、これと
連続するとともに軸方向に対して直交する方向に拡がる
水平部とを有し、前記防振基体における前記水平部との
対向箇所に、該水平部に向かって膨出した引張り側係止
部を設け、前記防振基体の内部を通って前記引張り側係
止部まで延びる延長部を前記本体金具に延設し、前記仕
切板における前記水平部との対向箇所に圧縮側係止部を
一体的に設けるとともに、前記仕切板における他の箇所
に前記オリフィスとなる円周方向に延びる溝を有するオ
リフィス形成部を一体的に設け、伸長時において前記ス
トッパ部材が前記防振基体側に移動し、該ストッパ部材
のさらなる移動が前記引張り側係止部に当接することに
よって阻止され、また、圧縮時において前記ストッパ部
材が前記仕切板側に移動し、該ストッパ部材のさらなる
移動が前記圧縮側係止部に当接することによって阻止さ
れるように構成したものである。
【0018】
【作用】本発明の防振装置おいて、第1液室内に配され
たストッパ部材は、伸長時において防振基体側に移動
し、前記防振基体における引張り側係止部に当接する。
ストッパ部材が引張り側係止部に当接すれば、該ストッ
パ部材のさらなる移動が阻止され、防振基体の過度の伸
長を防ぐことができる。
たストッパ部材は、伸長時において防振基体側に移動
し、前記防振基体における引張り側係止部に当接する。
ストッパ部材が引張り側係止部に当接すれば、該ストッ
パ部材のさらなる移動が阻止され、防振基体の過度の伸
長を防ぐことができる。
【0019】また圧縮時においては、ストッパ部材は前
記仕切板側に移動し、前記仕切板における圧縮側係止部
に当接する。これにより、ストッパ部材のさらなる移動
が阻止され、防振基体の過度の圧縮を防ぐことができ
る。
記仕切板側に移動し、前記仕切板における圧縮側係止部
に当接する。これにより、ストッパ部材のさらなる移動
が阻止され、防振基体の過度の圧縮を防ぐことができ
る。
【0020】本発明の防振装置にあっては、圧縮時にお
いて、圧縮側係止部にストッパ部材が直接当接するよう
に構成し、しかも前記圧縮側係止部を仕切板と一体的に
構成しているので、従来に比べて部品点数を少なくする
ことができるばかりでなく、構成が簡素化されて組み立
て作業が容易となる。また、装置の軽量化および製作コ
ストダウンも図れる。
いて、圧縮側係止部にストッパ部材が直接当接するよう
に構成し、しかも前記圧縮側係止部を仕切板と一体的に
構成しているので、従来に比べて部品点数を少なくする
ことができるばかりでなく、構成が簡素化されて組み立
て作業が容易となる。また、装置の軽量化および製作コ
ストダウンも図れる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0022】図1は、本発明の液封入防振装置(A)の
縦断面図である。図に示すように、筒状の本体金具(1
0)における上部開口部にゴム弾性体からなる肉厚の防
振基体(12)がシール状態に取着されている。また、下
部開口部には、ゴム膜からなるダイヤフラム(14)が取
着されているとともに下部金具(16)が取着され、これ
により、両者間(14)(16)において、後述する第2液
室(32)のための拡張空間(18)が形成されている。な
お、符号(20)は、下部金具(16)に設けられた取付用
ボルトである。ダイヤフラム(14)および下部金具(1
6)は、本体金具(10)における下部開口部の開口縁部
を構成するかしめ部(22)にて各々かしめ固定されてい
る。前記した防振基体(12)およびダイヤフラム(14)
により、本体金具(10)の内部に液室(24)が形成され
る。
縦断面図である。図に示すように、筒状の本体金具(1
0)における上部開口部にゴム弾性体からなる肉厚の防
振基体(12)がシール状態に取着されている。また、下
部開口部には、ゴム膜からなるダイヤフラム(14)が取
着されているとともに下部金具(16)が取着され、これ
により、両者間(14)(16)において、後述する第2液
室(32)のための拡張空間(18)が形成されている。な
お、符号(20)は、下部金具(16)に設けられた取付用
ボルトである。ダイヤフラム(14)および下部金具(1
6)は、本体金具(10)における下部開口部の開口縁部
を構成するかしめ部(22)にて各々かしめ固定されてい
る。前記した防振基体(12)およびダイヤフラム(14)
により、本体金具(10)の内部に液室(24)が形成され
る。
【0023】前記した液室(24)は、本体金具(10)の
内周に嵌着された仕切板(26)によって防振基体(12)
側の第1液室(31)と、ダイヤフラム(14)側の第2液
室(32)に2分される。両液室(31)(32)は、仕切板
(26)におけるオリフィス(溝)により互いに液体流通
可能であるが、この点については後で詳述する。
内周に嵌着された仕切板(26)によって防振基体(12)
側の第1液室(31)と、ダイヤフラム(14)側の第2液
室(32)に2分される。両液室(31)(32)は、仕切板
(26)におけるオリフィス(溝)により互いに液体流通
可能であるが、この点については後で詳述する。
【0024】第1液室(31)の内部には、ストッパ部材
(34)が、前記防振基体(12)を軸方向に貫通する装置
固定用支柱(36)に装着されて配されている。このスト
ッパ部材(34)は傘状をなし、装着部分から仕切板(2
6)側に向けて傾斜した傾斜部(34a)と、該傾斜部(3
4a)から外方に向けて水平方向に広がった水平部(34
b)とよりなる。
(34)が、前記防振基体(12)を軸方向に貫通する装置
固定用支柱(36)に装着されて配されている。このスト
ッパ部材(34)は傘状をなし、装着部分から仕切板(2
6)側に向けて傾斜した傾斜部(34a)と、該傾斜部(3
4a)から外方に向けて水平方向に広がった水平部(34
b)とよりなる。
【0025】前記防振基体(12)には、ストッパ部材
(34)における水平部(34b)との対面箇所から該スト
ッパ部材(34)に向かって膨出した引張り側係止部(4
0)が設けられており、本体金具(10)における防振基
体(12)側の開口縁部(10a)には、該開口縁部(10
a)から防振基体(12)の内部を通って前記引張り側係
止部(40)にまで延びる延長部(42)が延設されてい
る。
(34)における水平部(34b)との対面箇所から該スト
ッパ部材(34)に向かって膨出した引張り側係止部(4
0)が設けられており、本体金具(10)における防振基
体(12)側の開口縁部(10a)には、該開口縁部(10
a)から防振基体(12)の内部を通って前記引張り側係
止部(40)にまで延びる延長部(42)が延設されてい
る。
【0026】仕切板(26)は、金属製の仕切本体(44)
を基体として、圧縮側係止部(46)およびオリフィス形
成部(48)がそれぞれ一体的に構成されたものである。
を基体として、圧縮側係止部(46)およびオリフィス形
成部(48)がそれぞれ一体的に構成されたものである。
【0027】詳述すると、まず、仕切本体(44)は円板
状をなし、周縁部(44a)が本体金具(10)におけるか
しめ部(22)にて、ダイヤフラム(14)と同様にかしめ
固定され、該本体金具(10)の内周に嵌着されている。
また、仕切本体(44)の中央部分は第1液室(31)側に
膨出して膨出部(50)を形成しており、この膨出部(5
0)を形成する側壁部(50a)には、流通孔(52)が1
つ設けられている。
状をなし、周縁部(44a)が本体金具(10)におけるか
しめ部(22)にて、ダイヤフラム(14)と同様にかしめ
固定され、該本体金具(10)の内周に嵌着されている。
また、仕切本体(44)の中央部分は第1液室(31)側に
膨出して膨出部(50)を形成しており、この膨出部(5
0)を形成する側壁部(50a)には、流通孔(52)が1
つ設けられている。
【0028】圧縮側係止部(46)は、ストッパ部材(3
4)における水平部(34b)との対面箇所に設けられて
いる。
4)における水平部(34b)との対面箇所に設けられて
いる。
【0029】またオリフィス形成部(48)は、仕切本体
(44)における前記側壁部(50a)の外方に設けられて
いる。このオリフィス形成部(48)は、溝である円周方
向に延びるオリフィス(54)を備えている(図2参
照)。前記のオリフィス(54)は、一方の出入口(54
a)が第1液室(31)内で開口し(以下、この出入口
(54a)を「第1出入口(54a)」という)、図3に示
すように、これより下方にやや傾斜しながら進んで、他
方の出入口(54b)(第2出入口(54b))が仕切本体
(44)における前記流通孔(52)と対応する位置にて開
口している。しかるに、このオリフィス(54)なる溝に
よって第1液室(31)と第2液室(32)とは仕切本体
(44)に設けた流通孔(52)を介して互いに液体流通可
能となる。
(44)における前記側壁部(50a)の外方に設けられて
いる。このオリフィス形成部(48)は、溝である円周方
向に延びるオリフィス(54)を備えている(図2参
照)。前記のオリフィス(54)は、一方の出入口(54
a)が第1液室(31)内で開口し(以下、この出入口
(54a)を「第1出入口(54a)」という)、図3に示
すように、これより下方にやや傾斜しながら進んで、他
方の出入口(54b)(第2出入口(54b))が仕切本体
(44)における前記流通孔(52)と対応する位置にて開
口している。しかるに、このオリフィス(54)なる溝に
よって第1液室(31)と第2液室(32)とは仕切本体
(44)に設けた流通孔(52)を介して互いに液体流通可
能となる。
【0030】前記した圧縮側係止部(46)およびオリフ
ィス形成部(48)は、どちらもゴム弾性体よりなり、前
述したように仕切本体(44)と一体的に構成されてい
る。この一体構成の方法としては特に限定はなく、加硫
接着法、接着剤による接着法などの方法を適宜使用すれ
ばよい。
ィス形成部(48)は、どちらもゴム弾性体よりなり、前
述したように仕切本体(44)と一体的に構成されてい
る。この一体構成の方法としては特に限定はなく、加硫
接着法、接着剤による接着法などの方法を適宜使用すれ
ばよい。
【0031】上記構成の防振装置(A)において、第1
液室(31)内に配されたストッパ部材(34)は、伸長時
において防振基体(12)側に移動し、ストッパ部材(3
4)の水平部(34b)が防振基体(12)における引張り
側係止部(40)に当接する。ストッパ部材(34)が引張
り側係止部(40)に当接すれば、該ストッパ部材(34)
のさらなる移動が阻止され、防振基体(12)の過度の伸
長を防ぐことができる。また圧縮時においては、ストッ
パ部材(34)は前記仕切板(26)側に移動し、該ストッ
パ部材(34)の水平部(34b)が仕切板(26)における
圧縮側係止部(46)に当接する。これにより、ストッパ
部材(34)のさらなる移動が阻止され、防振基体(12)
の過度の圧縮を防ぐことができる。
液室(31)内に配されたストッパ部材(34)は、伸長時
において防振基体(12)側に移動し、ストッパ部材(3
4)の水平部(34b)が防振基体(12)における引張り
側係止部(40)に当接する。ストッパ部材(34)が引張
り側係止部(40)に当接すれば、該ストッパ部材(34)
のさらなる移動が阻止され、防振基体(12)の過度の伸
長を防ぐことができる。また圧縮時においては、ストッ
パ部材(34)は前記仕切板(26)側に移動し、該ストッ
パ部材(34)の水平部(34b)が仕切板(26)における
圧縮側係止部(46)に当接する。これにより、ストッパ
部材(34)のさらなる移動が阻止され、防振基体(12)
の過度の圧縮を防ぐことができる。
【0032】本発明の防振装置(A)にあっては、圧縮
時において、圧縮側係止部(46)にストッパ部材(34)
が直接当接するように構成し、しかも前記の圧縮側係止
部(46)を仕切本体(44)と一体的に構成しているの
で、従来に比べて部品点数を少なくすることができるば
かりでなく、構成が簡素化されて組み立て作業が容易と
なる。また、装置の軽量化および製作コストダウンも図
れる。
時において、圧縮側係止部(46)にストッパ部材(34)
が直接当接するように構成し、しかも前記の圧縮側係止
部(46)を仕切本体(44)と一体的に構成しているの
で、従来に比べて部品点数を少なくすることができるば
かりでなく、構成が簡素化されて組み立て作業が容易と
なる。また、装置の軽量化および製作コストダウンも図
れる。
【0033】なお、上記実施例において、オリフィス形
成部(48)を、仕切本体(44)における側壁部(50a)
の外方側に設けたが、これに限らず、図4に示すように
仕切本体(44)における側壁部(50a)の内方側(内径
側)に設けることもできる。この場合、オリフィス(5
4)を形成する内方側の壁を、オリフィス形成部(48)
を構成するゴム弾性体の一部により構成することもでき
るが、図4に示すような、周縁部を上記かしめ部(22)
にてかしめ固定した円環状の筒体(60)により構成する
こともできる。
成部(48)を、仕切本体(44)における側壁部(50a)
の外方側に設けたが、これに限らず、図4に示すように
仕切本体(44)における側壁部(50a)の内方側(内径
側)に設けることもできる。この場合、オリフィス(5
4)を形成する内方側の壁を、オリフィス形成部(48)
を構成するゴム弾性体の一部により構成することもでき
るが、図4に示すような、周縁部を上記かしめ部(22)
にてかしめ固定した円環状の筒体(60)により構成する
こともできる。
【0034】また、防振基体(12)における、ストッパ
部材(34)の水平部(34b)との対向箇所に引張り側係
止部(40)を設けたが、これに限らず、ストッパ部材
(34)の水平部(34b)における、防振基体(12)との
対向箇所に引張り側係止部(40)を一体的に設けること
もできる。さらには、仕切本体(44)における、前記水
平部(34b)との対向箇所に圧縮側係止部(46)を設け
たが、これに限らず、前記水平部(34b)における、仕
切本体(44)との対向箇所に圧縮側係止部(46)を一体
的に設けることもできる。
部材(34)の水平部(34b)との対向箇所に引張り側係
止部(40)を設けたが、これに限らず、ストッパ部材
(34)の水平部(34b)における、防振基体(12)との
対向箇所に引張り側係止部(40)を一体的に設けること
もできる。さらには、仕切本体(44)における、前記水
平部(34b)との対向箇所に圧縮側係止部(46)を設け
たが、これに限らず、前記水平部(34b)における、仕
切本体(44)との対向箇所に圧縮側係止部(46)を一体
的に設けることもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明により、引張り時及び圧縮時の双
方において、その時に及ぼされる力が過大な場合でも防
振基体を保護し得、しかも、構成が簡素で組立て作業も
容易な液封入式防振装置を提供することができた。
方において、その時に及ぼされる力が過大な場合でも防
振基体を保護し得、しかも、構成が簡素で組立て作業も
容易な液封入式防振装置を提供することができた。
【図1】本発明の一実施例を示した防振装置の縦断面図
である。
である。
【図2】前図におけるII−II線断面図である。
【図3】オリフィスの形状を示した略示説明図である。
【図4】他の実施例を示した防振装置の部分縦断面図で
ある。
ある。
【図5】従来の防振装置を示した縦断面図である。
【図6】他の従来例を示した縦断面図である。
A……液封入式防振装置 10……本体金具 12……防振基体 14……ダイヤフラム 24……液室 26……仕切板 31……第1液室 32……第2液室 34……ストッパ部材 36……装置固定用支柱 40……引張り側係止部 42……延長部 44……仕切本体 46……圧縮側係止部 48……オリフィス形成部 54……オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高島 幸夫 愛知県西加茂郡三好町大字打越字生賀山3 番地 東洋ゴム工業株式会社自動車部品技 術センター内 (72)発明者 高岡 政嗣 愛知県西加茂郡三好町大字打越字生賀山3 番地 東洋ゴム工業株式会社自動車部品技 術センター内
Claims (1)
- 【請求項1】筒状の本体金具における一方の開口部にゴ
ム等の弾性体からなる防振基体を、また他方の開口部に
ゴム膜等の可撓膜からなるダイヤフラムをそれぞれ取着
して前記本体金具の内部に液室を形成し、これとともに
前記本体金具の内周に嵌着した仕切板により、前記液室
を、互いにオリフィスを介して連通する防振基体側の第
1液室とダイヤフラム側の第2液室に仕切り、外部から
の振動により伸縮してこれを減衰するように構成した液
封入式防振装置であって、 装置固定用支柱を前記防振基体に軸方向に貫通させて該
支柱の一部を前記した第1液室の内部に配し、 ストッパ部材を前記第1液室に配するとともに前記装置
固定用支柱に固定し、 前記ストッパ部材は、固定箇所からダイヤフラムに向か
って延びる支持部と、これと連続するとともに軸方向に
対して直交する方向に拡がる水平部とを有し、 前記防振基体における前記水平部との対向箇所に、該水
平部に向かって膨出した引張り側係止部を設け、 前記防振基体の内部を通って前記引張り側係止部まで延
びる延長部を前記本体金具に延設し、 前記仕切板における前記水平部との対向箇所に圧縮側係
止部を一体的に設けるとともに、前記仕切板における他
の箇所に前記オリフィスとなる円周方向に延びる溝を有
するオリフィス形成部を一体的に設け、 伸長時において前記ストッパ部材が前記防振基体側に移
動し、該ストッパ部材のさらなる移動が前記引張り側係
止部に当接することによって阻止され、また、圧縮時に
おいて前記ストッパ部材が前記仕切板側に移動し、該ス
トッパ部材のさらなる移動が前記圧縮側係止部に当接す
ることによって阻止されるように構成したことを特徴と
する液封入式防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP274295A JPH08189543A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 液封入式防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP274295A JPH08189543A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 液封入式防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08189543A true JPH08189543A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11537809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP274295A Pending JPH08189543A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 液封入式防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08189543A (ja) |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP274295A patent/JPH08189543A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040518 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041005 |