JPH08189725A - 冷媒蒸発器 - Google Patents

冷媒蒸発器

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JPH08189725A
JPH08189725A JP7000400A JP40095A JPH08189725A JP H08189725 A JPH08189725 A JP H08189725A JP 7000400 A JP7000400 A JP 7000400A JP 40095 A JP40095 A JP 40095A JP H08189725 A JPH08189725 A JP H08189725A
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JP
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refrigerant
distribution pipe
inlet
evaporator
passages
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JP7000400A
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Inventor
Taiichi Aikawa
泰一 相川
Kichiji Kajikawa
吉治 梶川
Toshio Ohara
敏夫 大原
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/580,651 priority patent/US5651268A/en
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/026Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
    • F28F9/027Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits in the form of distribution pipes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/02Evaporators
    • F25B39/028Evaporators having distributing means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズル33の絞り孔37を絞りとして作用可
能な程度の大きさを確保しながらも絞り孔37による冷
媒通過音の発生を抑え、且つ絞り孔37から冷媒分配管
35の多数の冷媒通路49内への冷媒分配性能をより高
めることで、熱交換効率をより向上させることが可能な
エバポレータ5を提供する。 【構成】 ノズル33の絞り孔37の内径をできる限り
大きくした。そして、エバポレータ5の入口タンク44
内に差し込まれる冷媒分配管35の断面の中心に対し
て、ノズル33の絞り孔37の断面の中心を上方に偏心
して設けることにより、絞り孔37より流出した気液混
合状態の冷媒が冷媒分配室57内で気液分離しようとす
るのを緩和した。また、ノズル33の絞り孔37より流
出した冷媒が冷媒分配管35の管下部側よりも管上部側
へ流入し易くすることにより、絞り孔37から冷媒分配
管35の多数の冷媒通路49内への冷媒分配性能をより
高めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷媒圧縮機、冷媒凝
縮器等と共に空気調和装置の冷凍サイクルを構成する冷
媒蒸発器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷媒蒸発器より吹き出す空気の吹
出温度分布の均一化の要望がある。これを達成する1つ
の方法として、複数の冷媒蒸発流路へ均一に冷媒を分配
する方法があり、特開平4−155194号公報に開示
された冷媒蒸発器(以下従来の技術と呼ぶ)が知られて
いる。この従来の技術では、内部に形成された複数の冷
媒通路内に流入した冷媒を複数の冷媒蒸発流路の各々へ
均一に分配する冷媒分配管より上流側に、流路断面に対
して均一な気液混合状態を作るために丸穴形状の絞り部
を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
においては、絞り部が冷媒通過音の発生原因となるので
余り小さくできず、主として重力のために冷媒分配管の
管上部側の冷媒通路にはガス成分が、管下部側の冷媒通
路には液成分が流れるというように分離した流れとな
り、冷媒分配管の複数の冷媒通路内に冷媒を均等に分配
することが実際上は困難であった。また、複数の冷媒蒸
発流路のうちの入口側から奥側へ向かって遠くなる程、
液冷媒が流入し難くなったり、入口側に近くなる程、液
冷媒が流入し難くなったりするので、入口側の冷媒蒸発
流路の周囲を通過する空気の冷却性能と奥側の冷媒蒸発
流路の周囲を通過する空気の冷却性能とに差が生じる。
すなわち、入口側の冷媒蒸発流路の周囲を通過した空気
の吹出温度と奥側の冷媒蒸発流路の周囲を通過した空気
の吹出温度とに温度差が生じることにより、吹出温度分
布が悪化するという問題が生じている。
【0004】この発明の目的は、絞り部による冷媒通過
音の発生を抑え、且つ絞り部から冷媒分配管の複数の冷
媒通路への冷媒分配性能をより高めることで、熱交換効
率をより向上させることが可能な冷媒蒸発器を提供する
ことにある。また、熱媒体が空気の場合でも、入口側の
冷媒蒸発流路の周囲を通過した空気の吹出温度と奥側の
冷媒蒸発流路の周囲を通過した空気の吹出温度とに温度
差が生じないようにして吹出温度分布の悪化を抑えるこ
とが可能な冷媒蒸発器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、冷媒が流入する入口側から奥側に向かって延長され
た入口タンクと、この入口タンクの入口側から奥側に亘
って並列して接続され、前記入口タンクより流入した冷
媒を空気や水等の熱媒体と熱交換させて蒸発させる複数
の冷媒蒸発流路と、前記入口タンクの入口側から奥側に
亘って挿入され、内部に流入した冷媒を前記複数の冷媒
蒸発流路の各々に分配する複数の冷媒通路を有する冷媒
分配管と、この冷媒分配管より上流側に設けられ、中心
が前記冷媒分配管の中心より径方向に向かって偏心した
丸穴形状、楕円形状または横長穴形状の絞り部とを備え
た技術手段を採用した。なお、冷媒分配管の中心に対す
る絞り部の中心の偏心方向は、上方だけでなく、斜め上
方でも良い。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の冷媒蒸発器に加えて、前記絞り部の内径をd、前記冷
媒分配管の中心に対して前記絞り部の中心が偏心してい
る偏心量をeとしたとき、3mm≦d≦7mm、0.3mm≦
e≦1.5mmを満足することを特徴とする。また、請求
項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の
冷媒蒸発器に加えて、前記入口タンクの入口側から奥側
へ向かって前記冷媒分配管の管上部から管下部へ向かっ
て順に形成され、前記複数の冷媒通路より前記複数の冷
媒蒸発流路の各々へ冷媒を流出させる複数の出口穴を、
前記冷媒分配管に設けたことを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の発明は、冷媒が流入する
入口側から奥側に向かって延長された入口タンクと、こ
の入口タンクの入口側から奥側に亘って並列して接続さ
れ、前記入口タンクより流入した冷媒を熱媒体と熱交換
させて蒸発させる複数の冷媒蒸発流路と、前記入口タン
クの入口側から奥側に亘って挿入され、内部に流入した
冷媒を前記複数の冷媒蒸発流路の各々に分配する複数の
冷媒通路を有する冷媒分配管と、この冷媒分配管より上
流側に設けられた略横長穴形状の絞り部とを備えた技術
手段を採用した。また、請求項5に記載の発明は、請求
項4に記載の冷媒蒸発器に加えて、前記入口タンクの入
口側から奥側へ向かって前記冷媒分配管の管上部から管
下部へ向かって順に形成され、前記複数の冷媒通路より
前記複数の冷媒蒸発流路の各々へ冷媒を流出させる複数
の出口穴を、前記冷媒分配管に設けたことを特徴とす
る。
【0008】請求項6に記載の発明は、冷媒が流入する
入口側から奥側に向かって延長された入口タンクと、こ
の入口タンクの入口側から奥側に亘って並列して接続さ
れ、前記入口タンクより流入した冷媒を熱媒体と熱交換
させて蒸発させる複数の冷媒蒸発流路と、前記入口タン
クの入口側から奥側に亘って挿入され、内部に流入した
冷媒を前記複数の冷媒蒸発流路の各々に分配する複数の
冷媒通路を有する冷媒分配管と、この冷媒分配管より上
流側に設けられた絞り部とを備えた冷媒蒸発器であっ
て、前記冷媒蒸発器は、前記絞り部と前記複数の冷媒通
路との間に分配室を備え、この分配室は、前記冷媒分配
管の管下部から管上部へ向かって傾斜して設けられた技
術手段を採用した。また、請求項7に記載の発明は、請
求項6に記載の冷媒蒸発器に加えて、前記入口タンクの
入口側から奥側へ向かって前記冷媒分配管の管上部から
管下部へ向かって順に形成され、前記複数の冷媒通路よ
り前記複数の冷媒蒸発流路の各々へ冷媒を流出させる複
数の出口穴を、前記冷媒分配管に設けたことを特徴とす
る。
【0009】請求項8に記載の発明は、冷媒が流入する
入口側から奥側に向かって延長された入口タンクと、こ
の入口タンクの入口側から奥側に亘って並列して接続さ
れ、前記入口タンクより流入した冷媒を熱媒体と熱交換
させて蒸発させる複数の冷媒蒸発流路と、前記入口タン
クの入口側から奥側に亘って挿入され、内部に流入した
冷媒を前記複数の冷媒蒸発流路の各々に分配する複数の
冷媒通路を有する冷媒分配管と、この冷媒分配管より上
流側に設けられた絞り部とを備えた冷媒蒸発器であっ
て、前記入口タンクの入口側から奥側へ向かって前記冷
媒分配管の管上部から管下部へ向かって順に形成され、
前記複数の冷媒通路より前記複数の冷媒蒸発流路の各々
へ冷媒を流出させる複数の出口穴を、前記冷媒分配管に
設けた技術手段を採用した。
【0010】
【作用および発明の効果】請求項1に記載の発明によれ
ば、絞り部より流出した冷媒は、入口タンクの内部に挿
入された冷媒分配管の複数の冷媒通路内に流入する。こ
のとき、絞り部の内径は冷媒通過音の発生原因となるの
であまり小さくできないため、重力により冷媒分配管の
管上部側に気相成分、冷媒分配管の管下部側に液相成分
というように気液二相状態の冷媒が気液分離しようとす
る。しかし、絞り部の中心が冷媒分配管の中心より径方
向に向かって偏心しているので、冷媒分配管の複数の冷
媒通路の入口における気液分離は緩和され、冷媒分配管
の複数の冷媒通路の各々に均一に冷媒が流入する。
【0011】したがって、絞り部から冷媒分配管の複数
の冷媒通路への冷媒分配性能をより高めることができる
ので、入口タンクの入口側から奥側に至る全ての冷媒蒸
発流路に均一に冷媒が流入するようになる。このため、
入口タンクの入口側に接続される冷媒蒸発流路の周囲を
通過する熱媒体との熱交換性能と入口タンクの奥側に接
続される冷媒蒸発流路の周囲を通過する熱媒体との熱交
換性能との差が小さくなるので、冷媒蒸発器全体の熱交
換効率を向上させることができる。また、絞り部をある
程度の大きさに確保しながらも、絞り部による冷媒通過
音の発生を抑えることができる。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、絞り部が
略横長穴形状となっているので、丸穴形状の絞り部に対
して同一断面積においても絞り量を小さくすることがで
き、重力方向には均一な冷媒の気液混合状態が維持さ
れ、冷媒分配管の複数の冷媒通路の各々に均一に冷媒が
流入する。
【0013】請求項6に記載の発明によれば、絞り部の
出口と冷媒分配管の複数の冷媒通路の入口との間に形成
される分配室の空間形状が、冷媒の流れ方向に傾斜する
ように冷媒分配管の管下部から管上部へ向かって傾斜し
ているので、絞り部より流出した冷媒は、冷媒分配管の
管下部側の冷媒通路よりも冷媒分配管の管上部側の冷媒
通路内に流入し易くなる。
【0014】請求項8に記載の発明によれば、冷媒分配
管の複数の出口穴を、入口タンクの入口側から奥側へ向
かって冷媒分配管の管上部から管下部へ向かって順に形
成することにより、冷媒分配管の管下部側の冷媒通路の
通路長さが冷媒分配管の管上部側の冷媒通路よりも長く
なる。これにより、冷媒分配管の管下部側の冷媒通路の
圧力損失が冷媒分配管の管上部側の冷媒通路よりも大き
くなるので、比較的に高乾き度の冷媒が多く管上部側の
冷媒通路に流入し、比較的に低乾き度の冷媒が少ない量
ではあるが管下部側の冷媒通路に流入する。すなわち、
高乾き度の冷媒が多流量流入し、低乾き度の冷媒が少流
量流入するので、全体として液冷媒流量が均一になる。
請求項1ないし請求項8に記載の発明によれば、製造容
易な直管状の冷媒分配管で冷媒の分配の向上を図ること
ができる。
【0015】
【実施例】次に、この発明の冷媒蒸発器を、車両用空気
調和装置の冷媒蒸発器に適用した実施例に基づいて説明
する。
【0016】〔第1実施例の構成〕図1ないし図8はこ
の発明の第1実施例を示したもので、図1はエバポレー
タの主要部を示した図で、図2は車両用空気調和装置の
ダクト構造を示した図で、図3は車両用空気調和装置の
冷凍サイクルを示した図である。
【0017】車両用空気調和装置1は、車室内前方側に
装備したダクト2を有しており、このダクト2内には、
その風上から風下にかけて、内外気切替ダンパ3、ブロ
ワ4、エバポレータ5、エアミックスダンパ6、ヒータ
コア7、デフダンパ8、フェイスダンパ9およびフット
ダンパ10が配設されている。内外気切替ダンパ3は、
サーボモータ等の駆動手段により駆動され、ダクト2の
外気吸込口11から室外空気(外気)を導入する外気導
入モード、内気吸込口12から室内空気(内気)を導入
する内気循環モード等の吸込口切替モードを切り替える
内外気切替手段である。
【0018】ブロワ4は、駆動手段としてのブロワモー
タ13により回転駆動されて、ダクト2内においてエバ
ポレータ5、ヒータコア7を経て車室内へ向かう空気流
を発生する遠心式送風機等の送風手段である。
【0019】エバポレータ5は、本発明の冷媒蒸発器で
あって、所謂冷凍サイクル14の積層型冷媒蒸発器であ
る。このエバポレータ5は、その冷凍サイクル14の作
動に応じ、ブロワ4により送られてきた空気を冷却す
る。なお、冷凍サイクル14は、図3に示したように、
エバポレータ5の他に、コンプレッサ15、コンデンサ
16、レシーバ17、温度自動膨張弁(以下膨張弁と略
す)18等を備えている。
【0020】冷凍サイクル14の起動は、コンプレッサ
15の電磁クラッチ(図示せず)への通電(オン)によ
りエンジン(図示せず)の回転力がコンプレッサ15へ
伝達されることによって開始される。ここで、コンプレ
ッサ15の駆動手段としては、エンジンの他に電動モー
タを用いても良い。
【0021】コンプレッサ15は、吸入した冷媒を圧縮
して高温、高圧のガス冷媒を吐出する冷媒圧縮機であ
る。コンデンサ16は、駆動手段としてのファンモータ
19により回転駆動される冷却ファン20により吹き付
けられる室外空気と高温、高圧のガス冷媒とを熱交換さ
せて冷媒を凝縮液化させる冷媒凝縮器である。レシーバ
17は、ガス冷媒と液冷媒とを気液分離して液冷媒のみ
膨張弁18へ供給する気液分離器、受液器である。
【0022】膨張弁18は、エバポレータ5の冷却能力
を十分に発揮させるためにエバポレータ5の出口側で冷
媒の蒸発気化が完了するように、例えばエバポレータ5
の出口側での過熱量が一定となるように減圧量および冷
媒循環量を自動的に調節するエキスパンションバルブで
ある。
【0023】エアミックスダンパ6は、ヒータコア7の
風上側に回動自在に取り付けられている。このエアミッ
クスダンパ6は、サーボモータ等の駆動手段により駆動
されて、その開度に応じて、ヒータコア7を通過する空
気量とヒータコア7を迂回する空気量とを調節する。ヒ
ータコア7は、車両に搭載されたエンジンの冷却水回路
からの冷却水の温度に応じて、エバポレータ5を通って
きた空気を加熱してデフダンパ8、フェイスダンパ9お
よびフットダンパ10に向け流動させる。
【0024】デフダンパ8、フェイスダンパ9およびフ
ットダンパ10は、ダクト2の風下側に回動自在に取り
付けられており、それぞれサーボモータ等の駆動手段に
より駆動される。これらのデフダンパ8、フェイスダン
パ9およびフットダンパ10は、ダクト2の最も下流部
に形成されたデフロスタ吹出口21、フェイス吹出口2
2およびフット吹出口23を開閉する吹出口切替手段で
ある。
【0025】次にエバポレータ5の詳細を図1、図4お
よび図5に基づいて説明する。このエバポレータ5は、
入口パイプ31、出口パイプ、ノズル33、蒸発器本体
34および冷媒分配管35等から構成され、ダクト2の
ユニットケースと共にクーリングユニットを構成するも
のである。
【0026】入口パイプ31は、内部に冷媒通路36を
有し、膨張弁18よりエバポレータ5内へ冷媒を流入さ
せるもので、円筒状に形成されている。また、出口パイ
プは、エバポレータ5より冷媒をコンプレッサ15へ流
出させるもので、円筒状に形成されている。
【0027】ノズル33は、本発明の絞り部であって、
内部に丸穴形状の絞り孔(内径が4mm)37を有し、入
口パイプ31から冷媒分配管35へ向かう冷媒通路の通
路断面積を絞ることにより、絞り孔37内を通過する冷
媒を減圧する減圧手段である。なお、この実施例では、
図1に示したように、絞り孔37の内径d、冷媒分配管
35の断面の中心に対して絞り孔37の断面の中心が偏
心している偏心量eの関係を数1の式および数2の式の
ように決定している。
【数1】3mm≦d≦7mm
【数2】0.3mm≦e≦1.5mm
【0028】蒸発器本体34は、例えば150mm〜35
0mmの幅で、2枚のエンドプレート38間に、同一形状
の薄い板状の成形プレート39を表裏交互に幅方向(水
平方向)に複数積層して構成されている。2枚のエンド
プレート38と複数枚の成形プレート39は、ろう付け
等の溶接手段を用いて接合されている。隣接する一対の
成形プレート39は冷媒流路管(チューブ)40を構成
し、一対の成形プレート39の接合側面(対向面)に
は、冷媒と空気とを熱交換させて冷媒を蒸発気化させ、
空気を冷却する略U字状の冷媒蒸発流路41が浅い皿状
に形成されている。なお、冷媒流路管40を水平方向に
複数積層することによって、水平方向に複数の冷媒蒸発
流路41が形成される。また、隣接する冷媒流路管40
間には、冷媒と空気との熱交換効率を向上させるための
コルゲートフィン40aがろう付け等の溶接手段を用い
て接合されている。
【0029】そして、一対の成形プレート39の上端側
には、複数の冷媒蒸発流路41の入口端部に連通する碗
状の入口タンク部42、および複数の冷媒蒸発流路41
の出口端部に連通する碗状の出口タンク部(図示せず)
が一体成形されている。複数の入口タンク部42は仕切
り壁により仕切られている。入口タンク部42の仕切り
壁には、隣接する一対の成形プレート39に連通させる
と共に冷媒分配管35を差し込むための円形状の連通孔
(貫通穴)43が形成されている。なお、入口タンク部
42の仕切り壁の内周は冷媒分配管35の外周面に接合
していても良い。複数の出口タンク部も仕切り壁により
仕切られている。出口タンク部の仕切り壁には、隣接す
る一対の成形プレート39および出口パイプの冷媒通路
に連通させるための円形状の連通孔(貫通穴)が形成さ
れている。
【0030】なお、入口タンク部42を成形プレート3
9の積層方向(水平方向)に複数個重ね合わせることに
よって、複数の冷媒蒸発流路41の上端部の風上側(ま
たは風下側)に、冷媒分配管35より冷媒が流入する1
つの入口タンク44が形成される。同様にして、出口タ
ンク部を成形プレート39の積層方向に複数個重ね合わ
せることによって、複数の冷媒蒸発流路41の上端部の
風下側(または風上側)に、冷媒蒸発流路41より冷媒
が流入する1つの出口タンク45が形成される。また、
入口タンク44の入口側のエンドプレート38には、円
形状の貫通穴46が形成されている。
【0031】冷媒分配管35は、ノズル33にろう付け
等の溶接手段を用いて突き合わされている。そして、冷
媒分配管35は、多穴管であって、入口タンク44の入
口側から奥側(出口側)に亘って連通孔43および貫通
穴46を貫通するように差し込まれ内部に冷媒蒸発流路
41および入口タンク部42と同じ数の冷媒通路49を
有している。多数の冷媒通路49は、絞り孔37より流
入した冷媒を複数の冷媒蒸発流路41および複数の入口
タンク部42の各々に均一に分配させる冷媒分配手段で
ある。
【0032】各冷媒通路49は仕切り壁50により仕切
られており、それらの冷媒通路49の内側には円形断面
を有する軸部51が設けられている。また、複数の冷媒
通路49の外側には、断面形状が円環形状の外周壁52
が形成されている。そして、外周壁52には、各冷媒通
路49と各冷媒蒸発流路41を連通させる丸穴形状の出
口穴53が所定の間隔で穿孔されている。
【0033】なお、冷媒分配管35の入口側には、ノズ
ル33の出口端に形成された円錐形状(すり鉢形状)の
凹部54に嵌め合わされる円錐形状の凸部55が形成さ
れている。この凸部55の円錐面には、多数の冷媒通路
49の入口穴56が形成されている。そして、冷媒分配
管35の凸部55とノズル33の出口端との間には、絞
り孔37より流出した冷媒を各冷媒通路49内に均一に
分配するための傘形状の冷媒分配室57が形成される。
また、冷媒分配管35の奥側の開口部分には、円板状の
キャップ58がろう付け等の溶接手段を用いて嵌め込ま
れている。
【0034】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
車両用空気調和装置1の作用を図1ないし図4に基づい
て簡単に説明する。エンジンが始動され、コンプレッサ
15の電磁クラッチが通電されると、エンジンの回転力
が電磁クラッチを介してコンプレッサ15に伝達され
る。これにより、コンプレッサ15は吸入口より冷媒を
吸入して圧縮を開始する。
【0035】そして、コンプレッサ15で圧縮され、吐
出口より吐出された高温、高圧のガス冷媒は、コンデン
サ16内に流入する。コンデンサ16内に流入したガス
冷媒は、コンデンサ16を通過する際に冷却ファン20
により吹き付けられる室外空気に熱を奪われて冷却さ
れ、凝縮液化される。その後に、コンデンサ16より流
出した液冷媒は、レシーバ17内に流入して、気液分離
されて、液冷媒のみ膨張弁18に供給される。
【0036】膨張弁18に到達した液冷媒は、膨張弁1
8を通過する際に減圧されてガス冷媒と液冷媒との気液
混合状態(気液二相状態)の冷媒となり、その後に入口
パイプ31を通ってノズル33の絞り孔37内に流入
し、絞り孔37を通過する際にさらに減圧される。この
ように、さらに低温化され、ガス成分が多い乾き度の大
きい(ガスリッチ)の冷媒は、絞り孔37より流出して
冷媒分配室57内に流入する。
【0037】冷媒分配室57内に流入した気液二相状態
の冷媒は、エバポレータ5の入口タンク44内に差し込
まれた冷媒分配管35に形成された多数の冷媒通路49
内に流入する。このとき、絞り孔37の断面積は冷媒通
過音の発生原因となるのであまり小さくできないため、
絞り孔37の流路断面内、さらには絞り孔37の出口か
ら冷媒分配管35の入口との間の冷媒分配室57内で重
力により冷媒分配室57の上部では冷媒の乾き度が大き
い(ガスリッチ)流れ、冷媒分配室57の下部では冷媒
の乾き度が小さい(液リッチ)流れとなって気液分離
し、冷媒分配管35の多数の冷媒通路49内に流入しよ
うとする。
【0038】ところが、この実施例では、絞り孔37の
内径をd、冷媒分配管35の断面の中心に対して絞り孔
37の断面の中心が偏心している偏心量をeとしたと
き、3mm≦d≦7mm、0.3mm≦e≦1.5mmの関係を
持つように、絞り孔37の断面の中心が冷媒分配管35
の断面の中心より上方に向かって偏心している。
【0039】さらに、冷媒分配管35の入口側の円錐形
状の凸部55とノズル33の出口端に形成された円錐形
状の凹部54との間に傘形状の冷媒分配室57が形成さ
れており、凸部55の尖端より絞り孔37の断面の中心
が上方に偏心している。このため、絞り孔37より流出
した冷媒は、冷媒分配管35の管下方よりも冷媒分配管
35の管上方へ流れ易くなる。そして、冷媒分配室57
内での冷媒の気液分離は緩和されることによって、冷媒
分配管35の管上部側の冷媒通路49および管下部側の
冷媒通路49の各々に均一に冷媒が流入するようにな
る。
【0040】そして、冷媒分配管35の多数の冷媒通路
49の各々に均一に流入した冷媒は、冷媒分配管35の
各出口穴53から各冷媒蒸発流路41に流入する。各冷
媒蒸発流路41に流入した冷媒は、各冷媒蒸発流路41
を通過する際に各冷媒蒸発流路41の周囲を通過する空
気と熱交換して加熱され、蒸発気化してガス冷媒とな
る。ガス冷媒は、各冷媒蒸発流路41から出口タンク4
5、出口パイプを通ってコンプレッサ15に吸入され
る。
【0041】一方、ブロワ4の作動によりダクト2内を
通過する暖かい空気は、エバポレータ5の複数の冷媒蒸
発流路41の周囲を通過する際に冷媒熱を奪われて冷却
された後に例えばフェイス吹出口22より車室内に吹き
出され車室内の冷房が行われる。
【0042】〔第1実施例の効果〕以上のように、車両
用空気調和装置1は、入口タンク44の入口側の冷媒蒸
発流路41の周囲を通過する空気の冷却性能と奥側の冷
媒蒸発流路41の周囲を通過する空気の冷却性能との差
が小さくなるので、エバポレータ5全体の冷却効率を向
上させることができる。そして、入口タンク44の入口
側の冷媒蒸発流路41の周囲を通過した空気の吹出温度
と奥側の冷媒蒸発流路41の周囲を通過した空気の吹出
温度とに温度差が生じなくなることにより、吹出温度分
布の悪化を抑えることができる。また、ノズル33の絞
り孔37の内径をできうる限り大きくすることによっ
て、絞り孔37を絞りとして作用可能な程度の大きさを
確保しながらも絞り孔37による冷媒通過音の発生を抑
えることができる。
【0043】〔第1実施例の実験結果〕次に、図1のエ
バポレータ5において、冷媒分配管35の断面の中心に
対して絞り孔37の断面の中心が偏心している偏心量e
を種々変化させて、冷媒の分配性能および冷却性能がど
のように変化するかについて調査した複数の実験につい
て説明する。
【0044】第1の実験は、絞り孔37の内径dをφ4
mm、偏心量eを0mmとし、冷凍サイクル14(エバポレ
ータ5)内を流れる冷媒の循環量を50kg/hから1
50kg/hまで変化させ、エバポレータ5より吹き出
す空気の吹出温度分布を調査したもので、その実験結果
を図6(a)、(b)、(c)に示す。また、絞り孔3
7の内径dをφ4mm、偏心量eを0.4mmとし、冷凍サ
イクル14(エバポレータ5)内を流れる冷媒の循環量
を50kg/hから150kg/hまで変化させ、エバ
ポレータ5より吹き出す空気の吹出温度分布を調査した
もので、その実験結果を図7(a)、(b)、(c)に
示す。
【0045】図6および図7からも確認できるように、
冷媒分配管35の断面の中心に対して絞り孔37の断面
の中心を偏心させた図7のエバポレータ5の方が、図6
のエバポレータ5よりも、冷媒分配管35の入口側から
奥側に亘って、エバポレータ5より吹き出す空気の吹出
温度のばらつきが少ないことが分かる。
【0046】第2の実験は、絞り孔37の内径dをφ4
mmに固定した状態で、冷媒分配管35の断面の中心に対
して絞り孔37の断面の中心が偏心している偏心量e
を、0mmから1.6mmまで変化させ、エバポレータ5の
冷却性能を調査したもので、その実験結果を図8のグラ
フに示す。
【0047】図8のグラフからも確認できるように、偏
心量eが0mmに近づくと急激に冷却性能が低下し、偏心
量eが1.6mmに近づくと大きく冷却性能が低下する傾
向にあることが分かる。そして、偏心量eが0.1mmか
ら1.5mmまでは冷却性能が良く、さらに偏心量eが
0.2mmから1.2mmまでは冷却性能が良好となり、と
くに偏心量eが0.3mmから0.8mmまでは冷却性能が
優れた値となる。また、絞り孔37の内径dは、φ3mm
より小さいと冷媒通過音が大きくなるので採用できず、
φ7mmより大きいと絞りとして不適切な径となるので採
用できない。したがって、冷却効果および冷媒通過音の
低減効果に最も優れる値は、絞り孔37の内径dがφ4
mm、偏心量eが0.4mmである。
【0048】〔第2実施例〕図9はこの発明の第2実施
例を示したもので、エバポレータの主要部を示した図で
ある。この実施例のエバポレータ5は、ノズル33の絞
り孔61の形状を横長穴形状にしている。そして、絞り
孔61の断面の中心は、冷媒分配管35の凸部55の尖
端(中心)と同一平面上に位置している。
【0049】この実施例では、ノズル33の絞り孔61
の断面形状が横長穴形状となっているので、丸穴形状の
絞り孔37に対して同一断面積においても絞り量を小さ
くすることができ、冷媒分配室57内において重力方向
には均一な気液の混合状態が維持されると共に、冷媒分
配室57から冷媒分配管35の多数の冷媒通路49の各
々へ均一に冷媒が流入する。
【0050】〔第3実施例〕図10はこの発明の第3実
施例を示したもので、ノズルと冷媒分配管を示した図で
ある。この実施例の冷媒分配管35の入口側には、ノズ
ル33の出口端に形成された凹部62に嵌め合わされる
被嵌合部63が形成されている。凹部62の底面と被嵌
合部63の先端面は、冷媒分配管35の管下部から管上
部へ向かって冷媒の流れ方向に傾斜している。このた
め、冷媒分配管35の被嵌合部63とノズル33の出口
端との間には、ノズル33の絞り孔64より流出した冷
媒を冷媒分配管35の各冷媒通路49内に均一に分配す
るための冷媒分配室65が形成される。
【0051】この実施例では、冷媒分配室65が、冷媒
の流れ方向に傾斜するように冷媒分配管35の管下部か
ら管上部へ向かって傾斜しているため、ノズル33の絞
り孔37より流出した冷媒は、冷媒分配管35の管下部
側の冷媒通路49よりも冷媒分配管の管上部側の冷媒通
路49内に流入し易くなる。そして、冷媒分配室57内
での冷媒の気液分離は緩和されることによって、冷媒分
配管35の管上部側の冷媒通路49および管下部側の冷
媒通路49の各々に均一に冷媒が流入するようになる。
したがって、入口タンク44の入口側の冷媒蒸発流路4
1の周囲を通過する空気の冷却性能と奥側の冷媒蒸発流
路41の周囲を通過する空気の冷却性能との差が小さく
なるので、エバポレータ5全体の冷却効率を向上させる
ことができる。
【0052】〔第4実施例〕図11および図12はこの
発明の第4実施例を示したもので、図11はエバポレー
タの全体構造を示した図で、図12は冷媒分配管を示し
た図である。この実施例では、冷媒分配管35の複数の
出口穴53を、入口タンク44の入口側から奥側へ向か
う程、冷媒分配管35の管上部から管下部へ向けて順に
下方となるように穿孔している。
【0053】これにより、入口タンク44の入口側に接
続された冷媒蒸発流路41内には、冷媒分配管35の管
上部側の冷媒通路49より冷媒が流入することになる。
また、入口タンク44の奥側に接続された冷媒蒸発流路
41内には、冷媒分配管35の管下部側の冷媒通路49
より冷媒が流入することになる。なお、32は出口パイ
プである。
【0054】この実施例のように、冷媒分配管35の複
数の出口穴53の穿孔位置を入口タンク44の入口側か
ら奥側へ向かって順に下方となるように配列すると、冷
媒分配室57での冷媒の気液分離の影響が相殺される。
すなわち、冷媒分配室57の上部では冷媒の乾き度の大
きい(ガスリッチ)の流れ、冷媒分配室57の下部では
冷媒乾き度の小さい(液リッチ)の流れとなって冷媒分
配管35の多数の冷媒通路49内に流入するようになっ
ている。
【0055】ところが、冷媒蒸発流路41内での交換熱
量は液冷媒の流量に依存するので、冷媒分配室57の下
部に位置する冷媒通路49から導かれる冷媒蒸発流路4
1の交換熱量は冷媒分配室57の上部に位置する冷媒通
路49から導かれる冷媒蒸発流路41よりも大きくな
り、交換熱量の不均等を生じる。しかし、冷媒分配管3
5の複数の出口穴53の穿孔位置を上述のようにするこ
とによって、冷媒分配室57の下部から冷媒が導かれる
冷媒分配管35の管下部側の冷媒通路49の通路長さ
が、冷媒分配室57の上部から冷媒が導かれる冷媒分配
管35の管上部側の冷媒通路49よりも長くなる。これ
により、冷媒分配管35の管下部側の冷媒通路49の圧
力損失が、冷媒分配管35の管上部側の冷媒通路49よ
りも大きくなる。
【0056】したがって、冷媒分配管35の管上部側の
冷媒通路49よりも冷媒分配管35の管下部側の冷媒通
路49の方が冷媒の流量が減少するので、比較的に高乾
き度の冷媒が多く管上部側の冷媒通路49に流入し、比
較的に低乾き度の冷媒が少ない量ではあるが管下部側の
冷媒通路49に流入する。すなわち、高乾き度の冷媒が
多流量流入し、低乾き度の冷媒が少流量流入するので、
全体として液冷媒流量が均一になる。このため、冷媒分
配管35の管下部側の冷媒通路49より導かれる入口タ
ンク44の入口側に接続された冷媒蒸発流路41の交換
熱量を、冷媒分配管35の管上部側の冷媒通路49より
冷媒が導かれる入口タンク44の奥側に接続された冷媒
蒸発流路41に対して均一化することができるので、エ
バポレータ5全体の熱交換効率を向上させることができ
る。
【0057】〔第5実施例〕図13はこの発明の第5実
施例を示したもので、エバポレータを示した図である。
この実施例では、エバポレータ5内に冷媒を流入させる
流入路67とエバポレータ5から冷媒を流出させる流出
路68をエバポレータ5の幅方向の中央部(センター)
に配置している。すなわち、このエバポレータ5は、セ
ンターよりサイド方向に向かって入口タンク44内に冷
媒が流入する。
【0058】〔第6実施例〕図14はこの発明の第6実
施例を示したもので、エバポレータの入口タンク内に差
し込まれる冷媒分配管の変形例を示した図である。この
実施例では、冷媒分配管35の多数の冷媒通路49の断
面形状を、円形状、略台形状または楕円形状にしてい
る。なお、冷媒分配管35の多数の冷媒通路49の断面
形状はこの他でも良い。また、図14(a)に示した冷
媒分配管35は、材料費を軽減するため、中央部に貫通
穴69が形成されている。
【0059】〔変形例〕この実施例では、本発明の車両
用空気調和装置1の冷凍サイクル14を構成するエバポ
レータ5に適用したが、本発明を建築構造物用空気調和
装置の冷凍サイクルを構成する冷媒蒸発器に適用しても
良い。すなわち、コンプレッサ15はエンジンにより駆
動しても、直流モータや交流モータ等の電動モータによ
り駆動しても良い。また、エバポレータ(冷媒蒸発器)
5として丸形チューブ・プレートフィンタイプや、異形
チューブ・コルゲートフィンタイプ等のその他の形状の
ものを用いても良い。
【0060】この実施例では、入口タンク44および出
口タンク45をエバポレータ5の冷媒蒸発流路41の上
端部に設けたが、入口タンク44および出口タンク45
をエバポレータ5の冷媒蒸発流路41の下端部に設けて
も良い。また、この実施例では、絞り部としてノズル3
3等の固定絞りを用いたが、絞り部としてキャピラリチ
ューブ、オリフィス等の固定絞りや、膨張弁等の可変絞
りを用いても良い。
【0061】この実施例では、冷凍サイクルとしてレシ
ーバサイクル式の冷凍サイクル14を利用したが、冷凍
サイクルとしてアキュームレータサイクル式の冷凍サイ
クルを利用しても良い。なお、膨張弁18の代わりにキ
ャピラリチューブやオリフィス等の固定絞りを用いても
良い。
【0062】なお、第1実施例のノズル(絞り部)33
と第3実施例の冷媒分配管35または第4実施例の冷媒
分配管35を組み合わせてエバポレータ(冷媒蒸発器)
5を構成しても良い。また、第2実施例のノズル(絞り
部)33と第3実施例の冷媒分配管35または第4実施
例の冷媒分配管35を組み合わせてエバポレータ(冷媒
蒸発器)5を構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に用いたエバポレータの
主要部を示した断面図である。
【図2】この発明の第1実施例に用いた車両用空気調和
装置のダクト構造を示した概略図である。
【図3】この発明の第1実施例に用いた車両用空気調和
装置の冷凍サイクルを示した構成図である。
【図4】この発明の第1実施例に用いたエバポレータ内
の冷媒流れを示した説明図である。
【図5】この発明の第1実施例に用いた冷媒分配管を示
した断面図である。
【図6】この発明の第1実施例に用いたエバポレータの
吹出温度分布を調査した説明図である。
【図7】この発明の第1実施例に用いたエバポレータの
吹出温度分布を調査した説明図である。
【図8】この発明の第1実施例の偏心量とエバポレータ
の冷却性能との関係を示したグラフである。
【図9】この発明の第2実施例に用いたエバポレータの
主要部を示した断面図である。
【図10】この発明の第3実施例に用いたノズルと冷媒
分配管の主要部を示した断面図である。
【図11】この発明の第4実施例に用いたエバポレータ
の全体構造を示した断面図である。
【図12】この発明の第4実施例に用いた冷媒分配管を
示した側面図である。
【図13】この発明の第5実施例に用いたエバポレータ
内の冷媒流れを示した説明図である。
【図14】この発明の第6実施例に用いた冷媒分配管の
変形例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 車両用空気調和装置 5 エバポレータ(冷媒蒸発器) 33 ノズル(絞り部) 35 冷媒分配管 37 絞り孔 41 冷媒蒸発流路 44 入口タンク 49 冷媒通路 57 冷媒分配室

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)冷媒が流入する入口側から奥側に向
    かって延長された入口タンクと、 (b)この入口タンクの入口側から奥側に亘って並列し
    て接続され、前記入口タンクより流入した冷媒を熱媒体
    と熱交換させて蒸発させる複数の冷媒蒸発流路と、 (c)前記入口タンクの入口側から奥側に亘って挿入さ
    れ、内部に流入した冷媒を前記複数の冷媒蒸発流路の各
    々に分配する複数の冷媒通路を有する冷媒分配管と、 (d)この冷媒分配管より上流側に設けられ、中心が前
    記冷媒分配管の中心より径方向に向かって偏心した絞り
    部とを備えた冷媒蒸発器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の冷媒蒸発器において、 前記絞り部の内径をd、前記冷媒分配管の中心に対して
    前記絞り部の中心が偏心している偏心量をeとしたと
    き、 3mm≦d≦7mm、 0.3mm≦e≦1.5mm を満足することを特徴とする冷媒蒸発器。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の冷媒蒸発
    器において、 前記入口タンクの入口側から奥側へ向かって前記冷媒分
    配管の管上部から管下部へ向かって順に形成され、前記
    複数の冷媒通路より前記複数の冷媒蒸発流路の各々へ冷
    媒を流出させる複数の出口穴を、前記冷媒分配管に設け
    たことを特徴とする冷媒蒸発器。
  4. 【請求項4】(a)冷媒が流入する入口側から奥側に向
    かって延長された入口タンクと、 (b)この入口タンクの入口側から奥側に亘って並列し
    て接続され、前記入口タンクより流入した冷媒を熱媒体
    と熱交換させて蒸発させる複数の冷媒蒸発流路と、 (c)前記入口タンクの入口側から奥側に亘って挿入さ
    れ、内部に流入した冷媒を前記複数の冷媒蒸発流路の各
    々に分配する複数の冷媒通路を有する冷媒分配管と、 (d)この冷媒分配管より上流側に設けられた略横長穴
    形状の絞り部とを備えた冷媒蒸発器。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の冷媒蒸発器において、 前記入口タンクの入口側から奥側へ向かって前記冷媒分
    配管の管上部から管下部へ向かって順に形成され、前記
    複数の冷媒通路より前記複数の冷媒蒸発流路の各々へ冷
    媒を流出させる複数の出口穴を、前記冷媒分配管に設け
    たことを特徴とする冷媒蒸発器。
  6. 【請求項6】(a)冷媒が流入する入口側から奥側に向
    かって延長された入口タンクと、 (b)この入口タンクの入口側から奥側に亘って並列し
    て接続され、前記入口タンクより流入した冷媒を熱媒体
    と熱交換させて蒸発させる複数の冷媒蒸発流路と、 (c)前記入口タンクの入口側から奥側に亘って挿入さ
    れ、内部に流入した冷媒を前記複数の冷媒蒸発流路の各
    々に分配する複数の冷媒通路を有する冷媒分配管と、 (d)この冷媒分配管より上流側に設けられた絞り部と
    を備えた冷媒蒸発器であって、 前記冷媒蒸発器は、前記絞り部と前記複数の冷媒通路と
    の間に分配室を備え、 この分配室は、前記冷媒分配管の管下部から管上部へ向
    かって傾斜して設けられたことを特徴とする冷媒蒸発
    器。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の冷媒蒸発器において、 前記入口タンクの入口側から奥側へ向かって前記冷媒分
    配管の管上部から管下部へ向かって順に形成され、前記
    複数の冷媒通路より前記複数の冷媒蒸発流路の各々へ冷
    媒を流出させる複数の出口穴を、前記冷媒分配管に設け
    たことを特徴とする冷媒蒸発器。
  8. 【請求項8】(a)冷媒が流入する入口側から奥側に向
    かって延長された入口タンクと、 (b)この入口タンクの入口側から奥側に亘って並列し
    て接続され、前記入口タンクより流入した冷媒を熱媒体
    と熱交換させて蒸発させる複数の冷媒蒸発流路と、 (c)前記入口タンクの入口側から奥側に亘って挿入さ
    れ、内部に流入した冷媒を前記複数の冷媒蒸発流路の各
    々に分配する複数の冷媒通路を有する冷媒分配管と、 (d)この冷媒分配管より上流側に設けられた絞り部と
    を備えた冷媒蒸発器であって、 前記入口タンクの入口側から奥側へ向かって前記冷媒分
    配管の管上部から管下部へ向かって順に形成され、前記
    複数の冷媒通路より前記複数の冷媒蒸発流路の各々へ冷
    媒を流出させる複数の出口穴を、前記冷媒分配管に設け
    たことを特徴とする冷媒蒸発器。
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