JPH08190177A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH08190177A
JPH08190177A JP115495A JP115495A JPH08190177A JP H08190177 A JPH08190177 A JP H08190177A JP 115495 A JP115495 A JP 115495A JP 115495 A JP115495 A JP 115495A JP H08190177 A JPH08190177 A JP H08190177A
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JP
Japan
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group
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silver halide
halide photographic
processing
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JP115495A
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English (en)
Inventor
Keiichi Sugawa
圭一 須川
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理液補充量を低減してもフィルムの乾燥性
を劣化することなく、かつ保存中の銀画像の色調変化及
び非画像部のカブリの発生をなくしたハロゲン化銀写真
感光材料の処理方法の提供。 【構成】 ハロゲン化銀写真感光材料を露光後、下記の
(1)、(2)及び(3)の条件下で処理することを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法により達
成。 (1)現像液補充量が感光材料1m2当たり250ml以下で
あること (2)定着液補充量が感光材料1m2当たり350ml以下で
あること (3)90℃以上の伝熱体又は150℃以上の輻射物体で加
熱された伝熱性のベルトにより乾燥するゾーンを有する
自動現像機で処理すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料の処理方法に関し、詳しくは処理液補充量を少なくし
ても処理後の乾燥性、銀画像の色調性及び非画像部のカ
ブリ性を改良したハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハロゲン化銀写真感光材料(以
下、単に感光材料ともいう)は露光後、自動現像機で処
理されてるのが普通であり、その際、感光材料の面積に
比例して一定量の現像液及び定着液の補充液を補給する
ことにより、安定な写真性能を得られるよう処理されて
いるのが一般的である。
【0003】従来、印刷製版用感光材料においては、連
続処理或いは空気酸化による処理液の疲労を防止するた
めに、通常感光材料1m2当たり300ml以上の現像補充液
及び400ml以上の定着補充液を補充しながら処理して来
たのが普通であった。しかしながら近年、環境汚染防止
の必要から処理廃液量の低減が急務となっており、でき
るだけ少量の補充液で処理する必要が生じてきた。
【0004】一方、自動現像機には約40℃〜60℃の温風
を送って現像、定着、水洗後の感光材料を乾燥させるゾ
ーンが設けられている。
【0005】しかしながら、例えば定着液の補充量を少
なくするとランニングでの疲労、消費によって定着硬膜
が不十分となり、その結果、フィルムが完全に乾燥する
ことなく湿った状態で出て来るようになる。さらに処理
後の画像を高湿下で保存すると画像銀の色調が、純黒色
を失って茶色に変退色したり、さらには非画像部にカブ
リを発生するなどの重大な障害を招くことである。
【0006】このような現象は処理時間を短縮した迅速
処理の場合にさらに著しくなり、早急な改良が望まれて
いた。
【0007】従来、銀画像の色調改良剤としては古くか
ら多くの技術が知られており、例えば特定のメルカプト
化合物をハロゲン化銀乳剤層又はその隣接層に添加する
方法が知られている。しかしながら該方法では感光材料
の感度、現像性を著しく阻害する領域まで使用しないと
色調を改良できない欠点を有し、特に迅速現像では現像
性の劣化が大きいと言う致命的欠点を有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、現像液及び定着液の補充量を少なくしてもフィルム
の乾燥性を劣化することがなく、かつ処理後の画像の保
存中、特に高湿下で保存した場合の銀画像の色調が、純
黒色を失って茶色に変退色したり、さらには非画像部に
カブリを発生することがないハロゲン化銀写真感光材料
の処理方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は以下によ
って達成された。
【0010】(1)支持体上に少なくとも1層のハロゲ
ン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料を露光
後、下記の、及びの条件下で処理することを特徴
とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0011】 現像液補充量が感光材料1m2当たり25
0ml以下であること 定着液補充量が感光材料1m2当たり350ml以下であ
ること 90℃以上の伝熱体又は150℃以上の輻射物体で加熱
された伝熱性のベルトにより乾燥するゾーンを有する自
動現像機で処理すること。
【0012】(2)現像液が前記一般式〔1〕で表され
る化合物を含有することを特徴とする前記(1)記載の
ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0013】(3)現像液が前記一般式〔2〕で表され
る化合物を含有することを特徴とする前記(1)記載の
ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0014】(4)現像液が、実質的にジヒドロキシベ
ンゼン系化合物を含まないで前記一般式〔3〕で表され
る化合物を含有することを特徴とする(1)〜(3)の
いずれか1つに記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理
方法。
【0015】(5)現像液が実質的にジヒドロキシベン
ゼン系化合物を含まない遷移金属塩からなる化合物を含
有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1つ
に記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0016】(6)定着液が、アルデヒド系化合物を含
有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1つ
に記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0017】(7)露光後のハロゲン化銀写真感光材料
の全処理時間(Dry to Dry)が20秒以上60秒以内及び/
又は自動現像機のラインスピードが1500mm/min以上で
あることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに
記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0018】以下、本発明について詳述する。
【0019】本発明に係る伝熱性のベルトの材質として
は、伝熱性のものであれば何でも良いが、例えば鉄、ス
テンレス、銅、アルミ等の金属類が挙げられる。ベルト
の形状としては細長い断片を必要な長さになるよう数十
個から数千個連結してキャタビラー状にしたものが挙げ
られる。細長い断片の例としては組み入れる自動現像機
の搬送ローラーと同じ幅で搬送方法の長さが0.5〜2.0cm
で厚さが0.1〜1.8cmのものが挙げられる。ただしこれに
限定されないことはいうまでもない。また各断片の連結
については実用に支障のないよう各節で折り曲がるよう
に作成する。本発明に係る伝熱性のベルトの好ましい使
用法は、自動現像機において一般に使用されている搬送
用の駆動力を利用して搬送系に組み込み、これを加熱し
てヒートベルトとし、これにより感光材料を搬送し、乾
燥するゾーンを作る方法である。ヒートベルトを搬送用
の駆動力を利用して搬送系に組み込む好ましい具体例と
しては一般の搬送用ローラーをベルトと噛み合うように
ローラー両端部にギアを作成し、またヒートベルトの両
端部もギアと合う孔を作成しておく。このローラー最低
2個にベルトを巻き付けてこのベルトにより感光材料を
搬送する区間を作り、このベルトと接触する最低1個の
ローラーを後に説明する伝熱体とすることや輻射物体に
より加熱してヒートベルトとする方法が挙げられるが、
これらに限定されるものではない。
【0020】これらの具体例を以下の図1、2により説
明する。
【0021】図1は駆動用のギアを有するローラーによ
るヒートベルトの搬送状態を示す斜視図である。同図に
おいて、ギア付きローラー6によりヒートベルト4が搬
送される。
【0022】図2は自動現像機の乾燥部に本発明のヒー
トベルトを用いた例を示す説明図である。同図において
感光材料1は現像、定着、水洗工程を経て乾燥工程に入
るが、まずスクイズローラー7により余分の水分を絞り
取り、続いてガイド板8に導かれて搬送ローラー5とヒ
ートベルト4により感光材料は搬送され、乾燥される。
ヒートベルト4はギア付きローラー6により搬送される
が、熱源としてはヒートベルト4下方に輻射物体2を設
置するか、又は駆動ローラー3をヒートローラーとし
て、ヒートベルト4に熱を供給する。勿論両者を併用し
ても差し支えない。
【0023】本発明に用いられる90℃以上の伝熱体とし
ては、ヒートローラーが例として挙げられる。ヒートロ
ーラーはアルミ製の中空とされたローラーの外周部がシ
リコンゴム、ポリウレタン、テフロンによって被覆され
ていることが好ましい。このヒートローラーの両端部
は、耐熱性樹脂(例えば商品名ルーロン)の軸受によっ
て乾燥部の搬送口近傍内側に配設され側壁に回転自在に
軸支されていることが好ましい。
【0024】また、ヒートローラーの一方の端部にはギ
アが固着されており、駆動手段及び駆動伝達手段によっ
て搬送方向に回転されることが好ましい。ヒートローラ
ーのローラー内には、ハロゲンヒーターが挿入されてお
り、このハロゲンヒーターは自動現像機に配設された温
度コントローラーに接続されていることが好ましい。ま
た、温度コントローラーには、ヒートローラーの外周面
に接触配置されたサーミスタが接続されており、温度コ
ントローラーはサーミスタからの検出温度が90℃〜150
℃、好ましくは90℃〜130℃となるように、ハロゲンヒ
ーターをオンオフ制御するようになっていることが好ま
しい。
【0025】150℃以上の放射温度を発する輻射物体と
しては以下の例が挙げられる。(好ましくは250℃以上
が良い)タングステン、炭素、タンタル、ニクロム、酸
化ジルコニウム・酸化イットリウム・酸化トリウムの混
合物、炭化ケイ素、二ケイ化モリブデン、クロム酸ラン
タンに直接電流を通して発熱放射させて放射温度を制御
するか、抵抗発熱体から熱エネルギーを放射体に伝達さ
せて制御する方法があるが、放射体例として銅、ステン
レス、ニッケル、各種セラミックスなどが挙げられる。
【0026】本発明では90℃以上の伝熱体と150℃以上
の反射温度の輻射物体を組み合わせて伝熱性のベルトを
加熱してもよい。又、従来のような60℃以下の温風を組
み合わせて乾燥させてもよい。 本発明に係る現像液の補充量は、感光材料1m2当たり25
0ml以下であって、好ましくは50ml〜200mlで処理され
る。定着液の補充量は感光材料1m2当たり350ml以下で
あって、好ましくは50ml〜300mlで処理される。
【0027】次に本発明に係る前記一般式〔1〕で表さ
れる化合物について詳述する。
【0028】式中、Zは、アルキル基、芳香族残基若し
くは複素環基であって、ヒドロキシ基、−SO3M1基、−C
OOM2基(ここでM1、M2は水素原子、アルカリ金属原
子、またはアンモニウム基を表す)、置換又は無置換の
アミノ基、置換若しくは無置換のアンモニウム基からな
る群から選ばれる少なくとも1つ、またはこの群より選
ばれる少なくとも1つを有する置換基によって置換され
ているものを表わす。Mは水素原子、アルカリ金属原
子、置換若しくは無置換のアミジノ基(これはハロゲン
化水素酸塩若しくはスルホン酸塩を形成してもよい)を
表わす。
【0029】上記の群より選ばれる少なくとも1つを有
する置換基とは、炭素数20以下のもので好ましくは、置
換若しくは無置換のアルキルチオ基、置換若しくは無置
換のアルキルアミド基、置換若しくは無置換のアルキル
カルバモイル基、置換若しくは無置換のアルキルスルホ
ンアミド基、置換若しくは無置換のアルキルスルファモ
イル基である。
【0030】また、前記一般式〔1〕において、Zで表
わされるアルキル基は好ましくは、炭素数1〜30のもの
であって特に炭素数2〜20の直鎖、分岐又は環状のアル
キル基であって上記の置換基の他に置換基を有していて
もよい。Zで表わされる芳香族残基は好ましくは炭素数
6〜32の単環又は縮合環のものであって上記の置換基の
他に置換基を有していてもよい。Zで表わされる複素環
残基は好ましくは炭素数1〜32の単環又は縮合環であ
り、窒素、酸素、硫黄のうちから独立に選ばれるヘテロ
原子を1つの環中に1〜6個有する5又は6員環であ
り、上記の他に置換基を有していてもよい。
【0031】一般式〔1〕においてアンモニオ基は好ま
しくは炭素数20以下であって置換基としては置換又は無
置換の直鎖、分岐又は環状のアルキル基(例えば、メチ
ル基、エチル基、ベンジル基、エトキシプロピル基、シ
クロヘキシル基など)、置換又は無置換のフェニル基、
ナフチル基を表す。
【0032】一般式〔1〕で表わされる化合物のうち特
に好ましいものは、下記一般式〔1−a〕で表わされる
もの、一般式〔1−b〕で表わされるもの及び一般式
〔1−c〕で表わされるものである。
【0033】
【化3】
【0034】式中、Tは5〜6員の複素環基を形成する
に必要な原子群を表し、縮合して環を形成してもよい。
Jはヒドロキシ基、−COOM1、−SO3M2、置換又は無置換
のアミノ基、置換又は無置換のアンモニオ基又はこれら
の一つ以上によって置換された炭素数1〜19のアルキル
基、炭素数1〜19のアルキルチオ基、炭素数2〜18のア
ルキルアミド基、炭素数2〜18のアルキルカルバモイル
基、炭素数6〜31の芳香族基を表す。M1、M2は一般式
〔1〕のM1、M2と同義で、Mは一般式〔1〕のMと同
義である。 一般式〔1−b〕 A1−ALK−SM2 式中、A1はヒドロキシ基、−SO3M1、−COOM1(M1は一
般式〔1〕におけるM1と同義)−N(R3)2基(R3は炭素
数1〜5の置換又は無置換のアルキル基を表わし、互い
に連結して環を形成していてもよい)を表わし;ALK
は炭素数2〜12の置換又は無置換のアルキレン基を表わ
しM2は水素原子、
【0035】
【化4】
【0036】R4は、水素原子又は炭素数1〜5の置換
又は無置換のアルキル基、または炭素数10以下の置換又
は無置換のフェニル基を表わし、X-はハロゲン化物イ
オン又はスルホン酸イオンを表わす)又は−S−ALK−A1
基を表わす。
【0037】一般式〔1−c〕 A1−Ar−SM 式中、A1は一般式〔1−b〕におけるA1と同義を表わ
し、Arは置換されてもよいアリール基を表わし、Mは一
般式〔1〕と同義を表わす。
【0038】一般式〔1〕で表わされる化合物の具体例
を示すが、これらの化合物例に限定されるものではな
い。
【0039】
【化5】
【0040】
【化6】
【0041】
【化7】
【0042】
【化8】
【0043】
【化9】
【0044】次に一般式〔2〕について説明する。
【0045】
【化10】
【0046】式中、A1及びA2は互いに独立して樹脂族
基、脂環式基、芳香脂肪族基、芳香族基又は複素5員環
又は6員環であり、m1及びm2はそれぞれ1,2又は3
の整数であり、nは1又は2であり、B1及びB2は互に
独立してそれぞれ式、−COOM,−SO3M′,−CON(X)
(Y),−S−Z及び−SO2N(X)(Y)基を表す。
【0047】X及びYは、それぞれ水素原子又はヒドロ
キシル基、カルボン酸基もしくはスルホン酸基によって
置換されてもよい炭素数1〜8のアルキル基及びアリー
ル基であり、M′は1価の陽イオンであり、ZはX及び
Yと同じ意味であるが、ただし水素原子になることはな
い。
【0048】一般式〔2〕で表わされる化合物のうち好
ましいものは一般式〔2−a〕、〔2−b〕で表わすこ
とができる。
【0049】
【化11】
【0050】一般式〔2−a〕中、R1、R3は水素原
子、置換されてもよい炭素原子、1〜6個のアルキル
基、アルケニル基、アラルキル基、シクロアルキル基、
置換されてもよいフェニル基、窒素原子1〜3個又は酸
素原子1個又は硫黄原子1個を含有している5員又は6
員複素環又はカルボン酸基を表わし、R2は直接結合を
表わすか又は置換されてもよいアルキレン基、アルキリ
デン基、フェニレン基、アラルキレン基又は−CONHCH2
−を表わし、A3は−COOM又は−SO3M(Mは一般式
〔1〕のMと同義である)、m2は1又は2である。
【0051】一般式〔2−b〕中、R4、R5は水素原子
又はメチル基を表わす。Mは好ましくは水素イオン又は
アルカリ金属イオン(例えばNa+又はK+など)である。
【0052】一般式〔2−a〕で表わされる化合物のう
ち、一般式〔2−a−1〕のものがさらに好ましい。
【0053】
【化12】
【0054】一般式〔2−a−1〕中R6、R7は水素原
子、置換されてもよいアルキル基(例えば−CH3、−C2H
5、−CH2OH、−CH2COOHなどの各基)、シクロアルキル
基(例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基など)
置換されてもよいフェニル基(例えばフェニル基、トリ
ル基、p-クロロフェニル基、アミノフェニル基、p-スル
ホフェニル基、p-スルホンアミドフェニル基など)窒素
原子1〜3個、又は酸素原子1個又は硫黄原子1個を含
有している5員又は6員複素環(例えば、フリル基、チ
エニル基など)又はカルボン酸基を表わし、R6、R7
同じでも異ってもよい。lは1、2、3又は4の整数で
ある。
【0055】一般式〔2〕の化合物の具体例を以下に挙
げる。
【0056】
【化13】
【0057】
【化14】
【0058】
【化15】
【0059】
【化16】
【0060】本発明の一般式〔1〕または〔2〕で表わ
される化合物の使用量は現像液1l当たり0.05ミリモル
〜10ミリモルの範囲にするのが好ましい。
【0061】次に一般式〔3〕の化合物について説明す
る。
【0062】前記一般式〔3〕で示される化合物におい
てR1とR2が互いに結合して環を形成した下記一般式
〔3−a〕で示される化合物が好ましい。
【0063】
【化17】
【0064】式中、R3は水素原子、アルキル基、アリ
ール基、アミノ基又はアルコキシ基(これらの基は置換
基を有していてもよい)スルホ基、カルボキシ基、アミ
ド基、スルホンアミド基を表す。Y1は0又はSを表
し、Y2は0、S又はNR4を表す。R4は水素原子を表
す。
【0065】前記一般式〔3〕又は一般式〔3−a〕に
おけるアルキル基としては低級アルキル基が好ましく、
例えば炭素数1〜5のアルキル基であり、アミド基とし
ては無置換又は低級アルキル基置換のアミノ基が好まし
く、アルコキシ基としては低級アルコキシ基が好まし
く、アリール基としてはフェニル基、ナフチル基が好ま
しく、これらの基に置換し得る基としてはヒドロキシ
基、ハロゲン原子、アルコキシ基、スルホ基、カルボキ
シ基、アミド基、スルホンアミド基などが好ましい置換
基として挙げられる。
【0066】本発明に係る前記一般式〔3〕又は〔3−
a〕で表される具体的化合物例を以下に示す。
【0067】
【化18】
【0068】
【化19】
【0069】これらの化合物は、代表的にはアスコルビ
ン酸或いはエリソルビン酸又はそれらの誘導体であって
市販品として入手でき、又、公知の方法により容易に合
成することもできる。
【0070】本発明に係る前記一般式〔3〕で示される
化合物と超加成性を示す補助現像剤としては3-ピラゾリ
ドン誘導体及びp-アミノフェノール誘導体が挙げられ
る。これらの化合物は従来より補助現像剤として良く知
られたものであり以下にその具体的化合物例を示す。
【0071】1-フェニル-3-ピラゾリドン 1-p-アミノフェニル-4,4′-ジメチル-3-ピラゾリドン 1-p-トリル-4,4′-ジメチル-3-ピラゾリドン 1-p-トリル-4-メチル-4′-ヒドロキシメチル-3-ピラゾ
リドン N-メチル-p-アミノフェノール N-(β-ヒドロキシエチル)-p-アミノフェノール N-(4-ヒドロキシフェニル)-グリシン 2-メチル-p-アミノフェノール p-ベンジルアミノフェノール 1-フェニル-4,4′-ジメチル-3-ピラゾリドン 1-フェニル-4-メチル-4′-ヒドロキシメチル-3-ピラゾ
リドン 1-フェニル-5-メチル-3-ピラゾリドン (遷移金属錯塩からなる現像主薬)本発明において用い
ることのできる遷移金属錯塩からなる現像主薬として
は、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu等の遷移金属の錯
塩であり、好ましくはTi、V、Cr、Feの錯塩である。こ
れらは現像液として用いるために還元力を有する形であ
ればよく、例えばTi3+、V2+、Cr2+、Fe2+等の錯塩の形
をとるものが知られている。具体的な配位子としては、
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリ
アミン五酢酸(DTPA)等のアミノポリカルボン酸及
びその塩、ヘキサメタポリリン酸塩、テトラポリリン酸
等のリン酸類及びその塩などが挙げられる。このなかで
もEDTA、DTPA等の配位子をもつ遷移金属錯塩が
特に好ましく用いられる。好ましい配位子の具体例を下
記に挙げるが、これらに限定されるものではない。
【0072】 (1)エチレンジアミン四酢酸(EDTA) (2)ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA) (3)トリエチレンテトラミン六酢酸(TTHA) (4)ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HE
DTA) (5)ニトリロ三酢酸(NTA) (6)1,2-ジアミノシクロヘキサン四酢酸 (7)1,3-ジアミノ-2-プロパノール四酢酸 (8)ヘキサメタポリリン酸 (9)テトラポリリン酸 その他の好ましい化合物例は、特公昭54-41899号に記載
された化合物である。本発明に用いられる錯体は、遷移
金属塩と配位子化合物とを添加して現像液中で形成させ
ることもできる。本発明に係る化合物の現像液における
好ましい含有量は現像液1リットル当たり1〜100gで
ある。
【0073】本発明においては実質的にジヒドロキシベ
ンゼン系化合物、例えばハイドロキノン類(例えばハイ
ドロキノン、クロルハイドロキノン、ブロムハイドロキ
ノン、メチルハイドロキノン、ハイドロキノンモノスル
フォネートなど)を含有しないことが特徴である。実質
的に含有しないとは現像液1リットル当たり0.01モル未
満の量である。
【0074】本発明においては、本発明に用いられる遷
移金属錯塩からなる現像主薬と3-ピラゾリドン類やアミ
ノフェノール類の現像主薬を組み合わせて使用すること
ができる。組み合わせて使用する場合、3-ピラゾリドン
類やアミノフェノール類の現像主薬は、通常現像液1リ
ットル当たり0.01〜1.0モルの量で用いられるのが好ま
しい。
【0075】本発明において、保恒剤として用いる亜硫
酸塩、メタ重亜硫酸塩としては、亜硫酸ナトリウム、亜
硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、メタ重亜硫酸ナト
リウムなどがある。亜硫酸塩は0.25モル/l以上が好ま
しい。特に好ましくは、0.4モル/l以上である。
【0076】現像液には、その他必要によりアルカリ剤
(水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、銀スラッ
ジ防止剤(例えば特公昭62-4702号、特開平03-51844
号、同04-26838号、同04-362942号、同01-319031号に記
載の化合物など)、pH緩衝剤(例えば、炭酸塩、リン
酸塩、ホウ酸塩、ホウ酸、酢酸、クエン酸、アルカノー
ルアミンなど)、溶解助剤(例えばポリエチレングリコ
ール類、それらのエステル、アルカノールアミンな
ど)、増感剤(例えばポリオキシエチレン類を含む非イ
オン界面活性剤、四級アンモニウム化合物など)、界面
活性剤、消泡剤、カブリ防止剤(例えば、臭化カリウ
ム、臭化ナトリウムの如きハロゲン、ニトロベンズイン
ダゾール、ニトロベンズイミダゾール、ベンゾトリアゾ
ール、ベンゾチアゾール、テトラゾール類、チアゾール
類など)、キレート化剤(例えばエチレンジアミン四酢
酸またはそのアルカリ金属塩、ニトリロ三酢酸塩、ポリ
リン酸塩など)、現像促進剤(例えば米国特許第2,304,
025号、特公昭47-45541号各公報に記載の化合物な
ど)、硬膜剤(例えばグルタールアルデヒド又は、その
重亜硫酸塩付加物など)、あるいは消泡剤などを添加す
ることができる。現像液のpHは11.0未満であり、9.5〜
10.5に調整されることが好ましい。
【0077】本発明は現像処理の特殊な形式として、現
像主薬を感光材料中、たとえば乳剤層中に含み、感光材
料をアルカリ水溶液中で処理して現像を行なわせるアク
チベータ処理液を用いてもよい。このような現像処理
は、チオシアン酸塩による銀塩安定化処理と組合せて、
感光材料の迅速処理の方法の一つとして利用されること
が多く、そのような処理液で迅速処理した場合にも本発
明の効果を得ることができる。
【0078】現像液は、固定成分の混合物でも、グリコ
ールやアミンを含む有機性水溶液でも、粘度の高い半練
り状態の粘稠液体でもよい。また使用時に希釈して用い
ても良いし、あるいはそのまま用いてもよい。
【0079】本発明の現像処理に際しては、現像温度を
20〜30℃の通常の温度範囲に設定することもできるし、
30〜40℃の高温処理の範囲に設定することもできる。
【0080】定着液としては一般に用いられる組成のも
のを用いることができる。定着液は一般に定着剤とその
他から成る水溶液であり、pHは通常3.8〜5.8である。
定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウ
ム、チオ硫酸アンモニウムなどのチオ硫酸塩、チオシア
ン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸
アンモニウムなどのチオシアン酸塩のほか、可溶性安定
銀錯塩を生成し得る有機硫黄化合物で定着剤として知ら
れているものを用いることができる。
【0081】定着液には硬膜剤として作用する水溶性ア
ルミニウム塩、たとえば塩化アルミニウム、硫酸アルミ
ニウム、カリ明ばんなどを加えることができる。
【0082】また、本発明においては、定着液中にアル
デヒド系化合物の少なくとも1種を含有することを特徴
としている。アルデヒド系化合物とは構造式中にアルデ
ヒド基を有する化合物なら任意のものを用いることがで
きるが、好ましくは下記一般式〔H〕で表される化合物
が挙げられる。
【0083】一般式〔H〕 R41CHO 式中、R41は水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基
又は−(R42)nCHOを表す。R42は2価の連結基でnは0
又は1を表す。R42で表される好ましい2価の連結基と
しては−0−、−S−、脂肪族基、芳香族基又は複素環基
が挙げられる。一般式〔H〕で表される化合物の具体例
を下記に示す。
【0084】ホルムアルデヒド アセトアルデヒド グリオキサール グルタルアルデヒド ヘキサナール ベンズアルデヒド これらのうちで最も好ましいものとしてはグルタルアル
デヒドが挙げられる。又、上記のアルデヒド系化合物は
亜硫酸や重亜硫酸の付加物の形で添加してもよい。定着
液に使用されるこれらアルデヒド系化合物の添加量は本
発明の定着液1リットル当たり1×10-2モル〜2.0モル
の範囲が好ましい。
【0085】定着液中のアンモニウムイオンとしては任
意のものを用いてよいが、定着主薬のチオ硫酸アンモニ
ウムとすることが好ましい。アンモニウムイオン濃度は
定着液1リットル当たり好ましくは0〜0.05モルの範囲
である。定着主薬としてチオ硫酸アンモニウムの代わり
にチオ硫酸ナトリウムを使用してもよく、チオ硫酸アン
モニウムとチオ硫酸ナトリウムを併用して使用してもよ
い。定着液は、酢酸イオンの種類は任意で、定着液中で
酢酸イオンを解離する任意の化合物に対して本発明は適
用できるが、酢酸や酢酸のリチウム、カリウム、ナトリ
ウム、アンモニウム塩などが好ましく用いられ、特にナ
トリウム塩、アンモニウム塩が好ましい。酢酸イオン濃
度は定着液1リットル当たり0.22モル以下、好ましくは
0.13モル以下で、これにより酢酸ガス発生量を高度に減
少させることができる。最も好ましいのは酢酸イオンを
実質的に含まないものである。
【0086】本発明の定着液にはクエン酸、酒石酸、り
んご酸、こはく酸などの塩及びこれらの光学異性体など
が含まれる。クエン酸、酒石酸、りんご酸、こはく酸な
どの塩としてはこれらのリチウム塩、カリウム塩、ナト
リウム塩、アンモニウム塩など、酒石酸の水素リチウ
ム、水素カリウム、水素ナトリウム、水素アンモニウ
ム、酒石酸のアンモニウムカリウム、酒石酸のナトリウ
ムカリウムなどを用いてもよい。これらの中でより好ま
しいものとしてはクエン酸、イソクエン酸、りんご酸、
こはく酸及びこれらの塩である。最も好ましくはりんご
酸とその塩である。
【0087】定着液に用いるこれら化合物の添加量は定
着液1リットル当たり0.06〜1.5モルで、0.10〜1.0モル
が好ましく、より好ましくは0.20〜0.60モルである。
【0088】本発明に係る定着液には前記の化合物の他
に種々の酸、塩、キレート剤、界面活性剤、湿潤剤、定
着促進剤などの添加剤を含有させることができる。酸と
しては例えば硫酸、塩酸、硝酸、ほう酸の如き無機酸類
や蟻酸、プロピオン酸、シュウ酸などの有機酸類などが
挙げられる。塩としては例えばリチウム、カリウム、ナ
トリウム、アンモニウムなどの塩が挙げられる。界面活
性剤としては例えば硫酸化物、スルフォン化物などのア
ニオン界面活性剤、ポリエチレングリコール系、エステ
ル系などのノニオン界面活性剤、或いは両性界面活性な
どを用いることができる。湿潤剤としては例えばアルカ
ノールアミン、アルキレングリコールなど、定着促進剤
としては例えばチオ尿素誘導体、分子内に三重結合を有
するアルコール類、チオエーテル類などを用いてもよ
い。これらの添加剤の添加量は定着液1リットル当たり
0.5〜20gである。 本発明の定着液のpHは3.0〜8.0が好ましく、より好ま
しくは4.5〜7.0の範囲である。本発明に係るハロゲン化
銀写真感光材料の全処理時間は、Dry to Dryで20秒〜60
秒の範囲で処理される。
【0089】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、自
動現像機を用いて処理されることが好ましい。その際に
感光材料の面積に比例した一定量の現像液を補充しなが
ら処理される。その現像補充量は、廃液量を少なくする
ために1m2当たり250ml以下であり、好ましくは1m2
り50ml以上200ml以下である。また、定着液補充量は1m2
当たり350ml以下であり、好ましくは50ml以上300ml以下
である。
【0090】本発明は現像時間短縮の要望から自動現像
機を用いて処理するときにフィルム先端が自動現像機に
挿入されてから乾燥ゾーンから出てくるまでの全処理時
間(Dry to Dry)が20〜60秒であることが好ましい。こ
こでいう全処理時間とはハロゲン化銀写真感光材料を処
理するのに必要な全工程時間を含み、具体的には処理に
必要な例えば現像、定着、漂白、水洗、安定化処理、乾
燥等の工程の時間をすべて含んだ時間、つまりDry to D
ryの時間である。全処理時間が20秒未満では減感、軟調
化等で満足な写真性能が得られない。さらに好ましくは
全処理時間(Dry to Dry)が20〜48秒である。
【0091】また、自動現像機のラインスピードは1500
mm/min以上である。
【0092】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、支
持体上に少なくとも1層の導電性層を設けることが好ま
しい。導電性層を形成させる方法としては、水溶性導電
性ポリマー、疎水性ポリマー、硬化剤を用いて形成する
方法と金属酸化物を用いて形成する方法がある。これら
については例えば特開平3-265842号の5〜15頁に記載の
方法を用いることができる。
【0093】本発明のハロゲン化銀写真感光材料のハロ
ゲン化銀乳剤としては塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭
化銀及び塩沃臭化銀等を用いることができるが好ましく
は50モル%以上の塩化銀を含む塩臭化銀乳剤である。ハ
ロゲン化銀粒子の平均粒径は0.32μm以下が好ましく、
特に好ましくは0.10〜0.32μmである。
【0094】単分散度としては(粒径の標準偏差)/
(粒径の平均値)×100で表される変動係数が15%以下
である単分散粒子が好ましい。本発明に係るハロゲン化
銀写真感光材料の塗布銀量は1m2当たり3.5g以下がよ
く、特に好ましくは1.5〜3.3gである。又、ハロゲン化
銀写真感光材料の総ゼラチン量は1m2当たり6.0g以下
でよく、好ましくは1.5〜5.5gである。
【0095】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、物理熟成又は化学熟成前後の工程で、各
種の写真用添加剤を用いることができる。このような工
程で使用される化合物としては例えばリサーチ・ディス
クロージャー(RD)No.17643(1978年12月)、同No.18716(1
979年11月)及び同No.308119(1989年12月)に記載されて
いる各種の化合物を用いることができる。これら3つの
(RD)に記載されている化合物種類と記載箇所を下記に掲
載した。
【0096】 添加剤 RD-17643 RD-18716 RD-308119 頁 分類 頁 頁 分類 化学増感剤 23 III 648 右上 996 III 増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IVA 減感色素 23 IV 998 IVB 染料 25〜26 VIII 649〜650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜27 XI 650右 1005〜6 XI 可塑剤 27 XII 650右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1003〜4 IX 支持体 28 XVII 1009 XVII 本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる支持体
としては、上記のRDに記載されているものが挙げられ、
適当な支持体としてはポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、ポリオレフィン紙などで支持体表面は塗布層の接
着性をよくするために下引き層を設けたり、コロナ放電
や紫外線照射などが施されてもよい。
【0097】
【実施例】以下、本発明を実施例にて具体的に述べる。
【0098】実施例1 (ハロゲン化銀乳剤Aの調製)同時混合法を用いて塩化
銀90モル%、沃化銀0.2モル%、残りは臭化銀からなる
塩沃臭化銀乳剤を調製した。同時混合時にK3RhBr6を銀
1モル当たり8.1×10-8モル添加した。得られた乳剤は
平均粒径0.20μmの立方体、単分散粒子(変動係数9
%)の乳剤であった。ついで乳剤を特開平2-280139号に
記載の変性ゼラチン(ゼラチン中のアミノ基をフェニル
カルバミルで置換したもので例えば特開平2-280139号の
例示G−8)で脱塩した。脱塩後のEAgは50℃で190mvで
あった。
【0099】得られた乳剤をpH5.4、EAg120mvに調整し
てから温度60℃にして塩化金酸を銀1モル当たり2.2×1
0-5モル添加し2分間撹拌後、S8を銀1モル当たり1.5
×10- 6モル添加し、化学熟成を行った。熟成終了時に銀
1モル当たり以下を添加した。
【0100】4-ヒドロキシ-6-メチル−1,3,3a,7-テトラ
ザインデンを7.5×10-3モル、1-フェニル-5-メルカプト
テトラゾールを3.5×10-4モル及びゼラチンを28.4g添
加して乳剤液とした。
【0101】(ハロゲン化銀写真感光材料の調製)特開
平6-118532号(22)〜(23)頁に記載された実施例1の帯電
防止加工された下引済みのポリエチレンテレフタレート
支持体上に、下記の処方1のハロゲン化銀乳剤を銀量が
3.0g/m2、ゼラチン量が1.6g/m2になるよう塗布し
た。
【0102】さらにその上層に保護層として下記処方2
の塗布液をゼラチン量が0.8g/m2になるよう塗布し
た。又反対側の下塗り層上には下記処方3のバッキング
層をゼラチン量が1.9g/m2になるよう塗布し、さらに
その上層に下記の処方4の保護層をゼラチンが0.8g/m
2になるよう塗布し、試料を作成した。
【0103】処方1(ハロゲン化銀乳剤層組成)
【0104】
【化20】
【0105】 S−1(ソジウム-イソ-アミル-n-デシルスルホサクシネート) 0.64mg/m2 2-メルカプト-6-ヒドロキシプリン 1.7g/m2 EDTA 50mg/m2 処方2(乳剤保護層組成) S−1 12mg/m2 マット剤:平均粒径3.5μmの単分散シリカ 22mg/m2 1,3-ビニルスルホニル-2-プロパノール 40mg/m2
【0106】
【化21】
【0107】 処方3(バッキング層組成) サポニン 133mg/m2 S−1 6mg/m2 コロイドシリカ 100mg/m
【0108】
【化22】
【0109】 処方4(バッキング保護層組成) マット剤:平均粒径5.0μmの単分散ポリメチルメタクリレート 50mg/
m2 ソジウム-ジ-(2-エチルヘキシル)-スルホサクシネート 10mg/m2 得られた試料を以下のように評価した。
【0110】(自動現像機での乾燥性の評価)GR−26SR
(コニカ〔株〕製)の乾燥ゾーンを後記の乾燥工程条件
に示すように改造したものを使い、下記組成の現像液及
び定着液を用いて下記条件で処理した。なお補充液は現
像液及び定着液の組成と同一のものを使用し、現像液15
0ml/m2、定着液150ml/m2の割合で補充しながら、得ら
れた試料を300m2処理した。その後、大全サイズの試料
を10枚連続処理したときの10枚目に自動現像機から出て
くる試料の乾燥性を下記により評価した。
【0111】 ○:試料が乾いている △:試料がやや湿っている ×:試料が湿っている(使用不可) (銀画像の変色性の評価)上記のように補充しながら試
料を300m2処理した後、大全サイズの試料1枚を露光
し、下記組成の現像液及び定着液を用い、自動現像機で
下記条件で処理した。
【0112】その処理済み試料を2等分し、片方を経時
代用サーモ条件として40℃、RH80%の条件下に3日間放
置した後、もう一方の試料と比較して画像部の変色性を
下記により評価した。
【0113】 ○:変色せず(黒色のまま) ×:茶色に変色(使用不可) (処理済み試料の画像濃度最高濃度変化)上記のように
補充しながら試料を300m2処理した後、ウエッジを介し
て露光した試料を処理した。その処理済み試料を2等分
し、片方を経時代用サーモ条件として40℃、RH80%の条
件下に3日間放置した後、濃度測定し最高濃度が出てい
る画像部分の濃度をもう一方の試料と比較した。その濃
度低下の値を表1に示す。
【0114】(処理済み試料の未露光部のカブリ濃度変
化)上記のように補充しながら試料を300m2処理した
後、ウエッジを介して露光した試料を処理した。その処
理済み試料を2等分し、片方を経時代用サーモ条件とし
て40℃、RH80%の条件下に3日間放置した後、濃度測定
し未露光部のカブリ濃度をもう一方の試料と比較した。
その濃度上昇の値を表1に示す。
【0115】 現像液組成(1リットル処方) 例示A−17(一般式〔3〕の化合物) 0.2モル 亜硫酸ナトリウム 0.14モル ジメゾンS(1-フェニル-4-ヒドロキシメチル-4-メチル-3-ピラゾリドン) 2.3g 炭酸カリウム 0.8モル 5-メチルベンゾチアゾール 0.25g 臭化カリウム 7.5g 一般式〔1〕、〔2〕の例示化合物 表1記載量 KOHでpHを10.3に調整。
【0116】 定着液組成(1リットル処方) チオ硫酸ナトリウム 1.0モル 亜硫酸ナトリウム 0.3モル メタ重亜硫酸ナトリウム 0.15モル エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.1モル リンゴ酸二ナトリウム 0.4モル グルタルアルデヒド 0.1モル 使用液として水を加えて1リットルとし、水酸化ナトリウム及び硫酸でpHを6 .0に合わせた。
【0117】(処理条件) (工程) (温度) (時間) 現像 38℃ 12秒 定着 35℃ 10秒 水洗 常温 10秒 乾燥 下記乾燥工程条件 12秒 合計 44秒 各工程時間は次工程までのいわゆるワタリ搬送時間も含
む (乾燥工程条件)乾燥工程は、下記のようにした。
【0118】(1)改造なし(ヒートベルト使用せず) (2)ヒートベルトを使用し、72℃とした。(ベルトの
駆動ローラー3をヒートローラーとし80℃とした。) (3)ヒートベルトを使用し、100℃とした。(ベルト
の駆動ローラー3をヒートローラーとし115℃とし
た。) (4)ヒートベルトを使用し、127℃とした。(ベルト
の駆動ローラー3をヒートローラーとし148℃とし
た。) 得られた結果を表1に示す。
【0119】
【表1】
【0120】表中の比較化合物Aは1-フェニル-5-メル
カプトテトラゾールである。
【0121】表1から明らかなように本発明によればフ
ィルムの乾燥性が優れ、かつ得られる銀画像の保存中に
おける変色がなく、最高濃度及びカブリの変化が少ない
ハロゲン化銀写真感光材料を得られることが分かる。
【0122】実施例2 ハロゲン化銀写真感光材料をニューRSTシステム明室
用フィルムRC(コニカ〔株〕製)に代え、定着液を下
記組成の定着処方2〜4に変え、かつ自動現像機をSRX-
1001(コニカ〔株〕製)を改造してライン速度を変化す
ることによりDry to Dryを30秒で処理した。なお補充液
は現像液及び定着液と同一のものを使用し、現像液及び
定着液の補充量はそれぞれ100ml/m2とし、乾燥は第1
乾燥ゾーンのヒートベルトへの放射温度を420℃とし、
第2乾燥ゾーンの風温を40℃にして乾燥した。なお、こ
の時のヒートベルトの感光材料に接する側の温度は120
〜140℃であった。その他の条件は実施例1と同様にし
て同様の評価を行った。
【0123】 定着液処方(数字は1リットル当たりのグラム数を表す) 処方 2 3 4 (比較) (本発明) (本発明) チオ硫酸アンモニウム 262 262 262 亜硫酸ナトリウム 24 24 24 ホウ酸 10 10 10 酢酸 14 14 14 酢酸ナトリウム3水塩 32 32 32 酒石酸 3 3 3 硫酸アルミニウム(モル) 0.1 0.1 0.1 グルタルアルデヒド − 5 15 使用液として水を加えて1リットルとし、水酸化ナトリ
ウム及び硫酸でpHを4.9に合わせた。得られた結果を表
2に示した。
【0124】
【表2】
【0125】表2の結果から、本発明に係るグルタルア
ルデヒドを含有する定着液によれば銀画像の保存中にお
ける変色がなく、かつ最高濃度及びカブリの変化が少な
いことがわかる。
【0126】実施例3 現像液、定着液の組成を下記のようにした以外は実施例
1の表1No.4と同様に評価した。結果を表3に示す。
【0127】 (現像液組成 1リットル処方) F G H I J アンモニア水(25%) − 40ml 40ml 40ml 40ml EDTA2Na塩 3g − − − − DTPA − 0.25モル 0.25モル 0.25モル 0.25モル 亜硫酸ナトリウム 50g 20g 20g 20g 20g ほう酸 8g 8g 8g 8g 8g 臭化カリウム 5g 15g 15g 15g 15g 炭酸カリウム 40g 40g 40g 40g 40g 銀スラッジ防止剤 − 1-25 1-2 2-1 2-11 60mg 60mg 60mg 60mg ジエチレングリコール 40g 40g 40g 40g 40g 5-メチルベンゾ トリアゾール 0.2g 0.2g 0.2g 0.2g 0.2g ハイドロキノン 20g − − − − FeSO4・7H2O − 0.2モル 0.2モル 0.2モル 0.2モル 1-フェニル-3- ピラゾリドン 0.9g 0.2g 0.2g 0.2g 0.2g 水酸化カリウム水溶液 にてpH10.3 10.3 10.3 10.3 10.3 比較 本発明 本発明 本発明 本発明 (定着液組成 1リットル当たり) チオ硫酸ナトリウム 100g 亜硫酸ナトリウム 22g ほう酸 10g 酢酸ナトリウム・3水和物 34g 酒石酸 3.0g 硫酸アルミニウム(27%水溶液) 10ml グルタルアルデヒド 3.0g 酢酸にて使用液のを5.0に調整した。
【0128】
【表3】
【0129】表3の結果から本発明の現像液による処理
試料は、銀画像の変色性、最高濃度変化、カブリ濃度変
化のいずれについても良好な結果が得られることがわか
る。
【0130】
【発明の効果】本発明により、現像液及び定着液の補充
量を少なくしてもフィルムの乾燥性を劣化することな
く、かつ処理後の銀画像の色調が、純黒色を失って茶色
に変退色したり、さらには非画像部にカブリを発生する
ことがないハロゲン化銀写真感光材料の処理方法を得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートベルト搬送状態を示す斜視図。
【図2】自動現像機乾燥部の説明図。
【符号の説明】
1 感光材料 2 熱源である輻射物体 3 駆動ローラー(ヒートローラー) 4 ヒートベルト 5 搬送ローラー 6 ギア付きローラー 7 スクイズローラー 8 ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 11/16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料を露光後、
    下記の(1)、(2)及び(3)の条件下で処理するこ
    とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 (1)現像液補充量が感光材料1m2当たり250ml以下で
    あること (2)定着液補充量が感光材料1m2当たり350ml以下で
    あること (3)90℃以上の伝熱体又は150℃以上の輻射物体で加
    熱された伝熱性のベルトにより乾燥するゾーンを有する
    自動現像機で処理すること。
  2. 【請求項2】 現像液が下記一般式〔1〕で表される化
    合物を含有することを特徴とする請求項1記載のハロゲ
    ン化銀写真感光材料の処理方法。 一般式〔1〕 Z−SM 〔式中、Zはアルキル基、芳香族残基又は複素環基で、
    これらの基はヒドロキシ基、−SO3M1基、−COOM2基(こ
    こでM1、M2は水素原子、アルカリ金属原子又はアンモ
    ニウム基を表す)、置換又は無置換のアミノ基、置換又
    は無置換のアンモニウム基からなる群から選ばれる少な
    くとも1つを有する置換基によって置換されているもの
    を表す。Mは水素原子、アルカリ金属原子又はアンモニ
    ウム基、置換又は無置換のアミジノ基を表す。〕
  3. 【請求項3】 現像液が下記一般式〔2〕で表される化
    合物を含有することを特徴とする請求項1記載のハロゲ
    ン化銀写真感光材料の処理方法。 【化1】 〔式中、A1およびA2は互いに独立して脂肪族基、脂環
    基、芳香族基、芳香脂肪族基又は5〜6員の複素環基を
    表す。B1及びB2は互いに独立してそれぞれ−COOM3
    −SO3M4、−CON(X)(Y)、−S−Z、−SO2N(X)(Y)基を表
    す。m1及びm2はそれぞれ1、2又は3を表し、nは1
    又は2を表す。M3、M4は1価の陽イオンで、X及びY
    はそれぞれ水素原子、ヒドロキシ基、カルボン酸基もし
    くはスルホン酸基によって置換されてもよい炭素数1〜
    8のアルキル基、又はアリール基を表し、ZはX及びY
    と同義で、但し水素原子になることはない。
  4. 【請求項4】 現像液が、実質的にジヒドロキシベンゼ
    ン系化合物を含まないで下記一般式〔3〕で表される化
    合物を含有することを特徴とする請求項1〜3いずれか
    1項記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 【化2】 〔式中、R1およびR2は置換又は無置換のアルキル基、
    置換又は無置換のアミノ基、置換又は無置換のアルコキ
    シ基、置換又は無置換のアルキルチオ基を表し、R1
    2は互いに結合して環を形成してもよい。Xは−CO−
    又は−CS−を表し、mは0又は1を表す。〕
  5. 【請求項5】 現像液が実質的にジヒドロキシベンゼン
    系化合物を含まない遷移金属塩からなる化合物を含有す
    ることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  6. 【請求項6】 定着液が、アルデヒド系化合物を含有す
    ることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  7. 【請求項7】 露光後のハロゲン化銀写真感光材料の全
    処理時間(Dry to Dry)が20秒以上60秒以内及び/又は
    自動現像機のラインスピードが1500mm/min以上である
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のハロ
    ゲン化銀写真感光材料の処理方法。
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