JPH0819085A - 信号処理方法及び信号処理システム - Google Patents

信号処理方法及び信号処理システム

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JPH0819085A
JPH0819085A JP6129696A JP12969694A JPH0819085A JP H0819085 A JPH0819085 A JP H0819085A JP 6129696 A JP6129696 A JP 6129696A JP 12969694 A JP12969694 A JP 12969694A JP H0819085 A JPH0819085 A JP H0819085A
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JP
Japan
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coefficient
convolution
output
normalization
audio signal
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Application number
JP6129696A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Udagawa
智之 宇田川
Yoshihisa Fujinami
喜久 藤浪
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FIRフィルタ特性を変更するための畳み込
み演算の係数を切り換えに拘らず、聴感上のレベルを常
時ほぼ一定に維持する信号処理方法を提供する。 【構成】 畳み込み演算に用いる畳み込み係数y[i]
(但し、i=0〜N−1,N:正数を、y[i]=x
[i]/(Σ x[i]2 1/2 (但し、x[i]:正
規化前のi番目の係数,y [i]:正規化後のi番目
の係数)とした係数列を用いて畳み込み演算を行う正規
化回路Aを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は畳み込み演算を利用した
信号処理方法及び信号処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図5はピーク値による正規化を説明する
ための図、図6は正規化前の畳み込み係数を説明するた
めの図である。
【0003】従来、複数の周波数帯域チャンネル毎にそ
れぞれ対応したスピーカユニットに適したディジタル信
号処理を行うことによって、スピーカシステムとしての
特性改善、音質の向上を図ったいわゆるマルチウェイ方
式スピーカシステムがある(例えば特開平3−1431
95号公報)。即ち、このマルチウェイ方式スピーカシ
ステムは、複数の帯域チャンネル毎にそれぞれ設けた直
線位相FIR(Finite Impulse Response)フィルタ、ス
ピーカユニット特性の逆特性を作り出す逆フィルタ及び
遅延量を補正する遅延補正回路により、1サンプリング
単位で遅延可能な遅延時間、位相差の正確な補正を行う
ことにより、出力音圧特性の平坦化を実施している。
【0004】一方、こうした逆フィルタを実現するため
に用いられるFIRフィルタ(コンボルバ、畳み込み
器)を用いたフィルタ特性形成に用いられる畳み込み係
数を求めるには、まず、幾つかの異なったシステムで測
定されたインパルスレスポンスデータを基に、例えば図
6に示す正規化前の畳み込み係数x[0]〜x[409
5]の2つのデータ特性a,bをそれぞれ算出すること
が行われる。次に、この算出により得られた特性a,b
に係る畳み込み係数を、図5に示す畳み込み係数x
[0]〜x[4095]の2つのデータ特性c,dのよ
うに、畳み込み係数のピーク値(レベル「1」)により
正規化を行っている。即ち、畳み込み係数は、 y[i]=x[i]/ max(x[i]) ……… (式1) となる。但し、i=0〜N−1,Nは正数、x[i]:
正規化前のi番目の係数、y[i]:正規化後のi番目
の係数であり、max(x[i]):x[0]〜x[N−
1]の中の最大値である。ここで、上記(式1)による
畳み込み係数x[i]の正規化を、ピーク値による正規
化と称することにする。
【0005】このように、従来スピーカなどのトランス
ジューサの出力特性を補正するフィルタの係数は、ピー
ク値による正規化が用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したピーク値によ
る畳み込み係数の正規化では、例えば図5に示すよう
に、データ特性c,dの形状により、スピーカから出力
される再生音の聴感上のレベルがかなり変わってしまう
虞れがあった。即ち、比較的大きなうねりがある特性c
の畳み込み係数列を用いて逆フィルタ用FIRフィルタ
のフィルタ特性形成を行った場合、スピーカから出力す
る再生音の聴感上のレベルは大きく感じられ、これに対
して、急俊なピークを有する特性dの畳み込み係数列を
用いてフィルタ特性形成を行った場合、スピーカから出
力する再生音の聴感上のレベルは小さく感じられる。こ
の結果、上記した特性cから特性dに切り換えるとスピ
ーカから出力する再生音の聴感上のレベルは下がるから
違和感を聴取者に与えてしまい、また、上記した特性d
から特性cに切り換えるとスピーカから出力する再生音
の聴感上のレベルは上がるから、たとえ僅かなレベル変
化であってもそれ故にかえって違和感を聴取者に与えて
しまうことがあった。従って、逆フィルタ用FIRフィ
ルタのこうしたフィルタ特性の切り換えに無関係に再生
音の聴感上のレベルを常時一定に維持できないため、こ
の切り換えによる違和感を聴取者に与えてしまうことを
防止できなかった。本発明はこうしたフィルタ特性の切
り換えに拘らず、常時、再生音の聴感上のレベルを一定
に維持し、この切り換えによる違和感を聴取者に与えて
しまうことを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するため、次の(1)〜(5)の構成になる信号処
理方法及び信号処理システムを提供するものである。
【0008】(1) ディジタル音声信号のフィルタ処
理に係る畳み込み演算を行うことにより所望の音場定位
の再生が可能な信号処理方法であって、前記畳み込み演
算に用いる畳み込み係数y[i](但し、i=0〜N−
1,N:正数)を、y[i]=x[i]/(Σ x
[i]2 1/2 (但し、x[i]:正規化前のi番目の
係数,y[i]:正規化後のi番目の係数)とした係数
列yを用いたことを特徴とする信号処理方法。
【0009】(2) 音源から再生されたディジタル音
声信号のフイルタ処理に係る畳み込み演算を行う畳み込
み演算手段と、前記畳み込み演算に用いる畳み込み係数
y[i](但し、i=0〜N−1,N:正数)を、y
[i]=x[i]/(Σ x[i]2 1/2 (但し、x
[i]:正規化前のi番目の係数,y[i]:正規化後
のi番目の係数)とし、この係数列yをメモリするメモ
リ手段と、このメモリ手段の読み出し制御を行う制御手
段と、前記畳み込み演算手段から出力する音声信号を出
力する出力手段とを備え、この出力手段の出力特性と相
補的な特性に係る前記係数y[i]を前記メモリ手段か
ら前記畳み込み演算手段に読み出すことにより、前記出
力手段の出力特性を常時略平坦とすることを特徴とする
信号処理システム。
【0010】(3) 音源から再生されたディジタル音
声信号のフィルタ処理に係る畳み込み演算を行う畳み込
み演算手段と、前記畳み込み演算に用いる畳み込み係数
y[i](但し、i=0〜N−1,N:正数)を、y
[i]=x[i]/(Σ x[i]2 1/2 (但し、x
[i]:正規化前のi番目の係数,y[i]:正規化後
のi番目の係数)とし、この係数列yをメモリするメモ
リ手段と、音場定位情報に基づいてこのメモリ手段の読
み出し制御を行う制御手段と、前記畳み込み演算手段か
ら出力する音声信号を出力する出力手段とを備え、この
出力手段の出力によって得られる音響特性とするための
係数列yを前記メモリ手段から前記畳み込み演算手段に
読み出すことにより、前記音場定位情報に応じた前記出
力手段の出力特性を得ることを特徴とする信号処理シス
テム。
【0011】(4) ディジタル音声信号のフィルタ処
理に係る畳み込み演算に用いる畳み込み係数y[i]
(但し、i=0〜N−1,N:正数)を、y[i]=x
[i]/(Σ x[i]2 1/2 (但し、x[i]:正
規化前のi番目の係数,y[i]:正規化後のi番目の
係数,(Σ x[i]2 1/2 :正規化係数)とした係
数列yを用いた信号処理システムであって、前記係数x
[i]を用いて畳み込み演算を行う畳み込み演算手段
と、前記係数x[i]と前記正規化係数(Σ x[i]
2 1/2 とをメモリするメモリ手段と、このメモリ手段
の読出制御を行う制御手段と、前記正規化係数(Σ x
[i]2 1/2 を用いた正規化演算を行う正規化演算手
段と、前記正規化演算手段あるいは前記畳み込み演算手
段から出力する音声信号を出力する出力手段とを備えた
ことを特徴とする信号処理システム。
【0012】(5) ディジタル音声信号のフィルタ処
理に係る畳み込み演算に用いる畳み込み係数y[i]
(但し、i=0〜N−1,N:正数)を、y[i]=x
[i]/(Σ x[i]2 1/2 (但し、x[i]:正
規化前のi番目の係数,y[i]:正規化後のi番目の
係数,(Σ x[i]2 1/2 :正規化係数)とした係
数列yを用いた信号処理システムであって、音源から再
生されたディジタル音声信号のフイルタ処理に係る畳み
込み演算を行う畳み込み演算手段と、前記係数列yと出
力手段のゲインを調整する係数とをメモリするメモリ手
段と、このメモリ手段の読出制御を行うと共に、前記音
源から再生されたディジタル音声信号を前記畳み込み演
算手段の入力側あるいは出力側に切換供給する切換制御
を行う制御手段と、前記ゲインを調整する係数に応じて
前記畳み込み演算手段から出力しかつゲインが調整され
た音声信号を出力する出力手段とを備え、前記音源から
再生されたディジタル音声信号が前記畳み込み演算手段
の入力側に供給された場合は、前記出力手段の出力特性
と相補的な特性に係る前記係数y[i]を前記メモリ手
段から前記畳み込み演算手段に読み出し、前記音源から
再生されたディジタル音声信号が前記畳み込み演算手段
の出力側に供給された場合には、前記音源から再生され
たディジタル音声信号を前記出力手段に直接供給するこ
とを特徴とする信号処理システム。
【0013】
【実施例】図1,図9は本発明システムを用いた逆フィ
ルタによるスピーカ補正システムの第1,第2実施例ブ
ロック図、図2,図7,図8は本発明システムを用いた
音場定位システムの第1,第2,第3実施例ブロック
図、図3はパワーによる畳み込み係数x[i]の正規化
を行うためのブロック図、図4はパワーによる正規化後
の畳み込み係数y[i]のデータを示す図である。
【0014】(実施例 1)本発明の信号処理方法は、
再生されたディジタル音声信号のフイルタ処理に係る畳
み込み演算を行うことにより所望の再生特性(例えば、
逆フィルタ特性を得ることによって音場の歪みを取り除
きスピーカの出力特性の平坦化を行い本来得られるべき
音場を得るための再生特性、あるいは立体音像の定位を
得るための再生特性など)を音声信号に付与可能な信号
処理方法であって、この畳み込み演算に用いる畳み込み
係数y[i](但し、i=0〜N−1,N:正数)を、 y[i]=x[i]/(Σ x[i]2 1/2 ……… (式2) (但し、x[i]:正規化前のi番目の係数,y
[i]:正規化後のi番目の係数)とした係数列yを用
いたものである。上記した(式2)の分母である正規化
係数((Σ x[i]2 1/2 )は畳み込み係数x
[i]のパワーを表している。この(式2)の計算によ
り、係数y[i]のパワーを「1」とするように、係数
x[i]の正規化を行うことができる。ここで、上記
(式2)による畳み込み係数x[i]の正規化をパワー
による正規化と称することにする。
【0015】こうして、正規化前の畳み込み係数x
[i]の特性a,b(図6に図示)を本発明方法による
パワーによる正規化を行って得た係数列yの特性e,f
(図4に図示)は、特性a,bを従来のピーク値による
正規化を行って得た係数列yの特性c,d(図5に図
示)に比較して、大きなうねりの特性cを小さなうねり
の特性eとし、かつこの特性eを他方の特性fに近付け
たものとなる(大略、特性e,fは一致した特性とな
る)。
【0016】因みに、実線で示す特性c(図5に図示)
は特性a(図6に図示)をピーク値による正規化を行っ
て得た特性であり、特性e(図4に図示)は特性aをパ
ワーによる正規化を行って得た特性である。また、破線
で示す特性d(図5に図示)は特性b(図6に図示)を
ピーク値による正規化を行って得た特性、特性f(図4
に図示)は特性bをパワーによる正規化を行って得た特
性である。
【0017】さて、上記したパワーによる正規化を行う
正規化回路は、一例として図3に示すように構成するこ
とができる。この正規化回路Aは計算部B及びディバイ
ダ部Cから構成される。ディバイダ部Cは畳み込み係数
x[i]の数と同数のディバイダから成る。例えば畳み
込み係数xがx[0]〜x[4095]の4096ある
場合、ディバイダ部Cは4096個(ディバイダC0〜
C4095)から成る。計算部Bは畳み込み係数x(係
数x[0]〜x[4095])が並列入力され、この並
列入力される並列入力信号を上記した正規化係数((Σ
x[i]2 1/2 )の計算を行って得た直列信号をデ
ィバイダ部C(ディバイダC0〜C4095)に夫々出
力する。ディバイダ部C(ディバイダC0〜C409
5)は入力する畳み込み係数x(係数x[0]〜x[4
095])を、計算部Bから供給される出力信号で除算
する。
【0018】こうして、ディバイダ部C(ディバイダC
0〜C4095)はパワーによる正規化を行って得た係
数列y(係数y[0]〜y[4095])を出力する。
この係数列yは上記したメモリ5,15にメモリされ
る。なお、上記したディバイダ部C(ディバイダC0〜
C4095)は除算器に限定されず、計算部Bから出力
する直列信号の逆数を入力する畳み込み係数x(係数x
[0]〜x[4095])に乗算する乗算器であつても
良い。
【0019】(実施例 2)上述した本発明方法を用い
た信号処理システムとしては、ディジタル音声信号処理
系によりスピーカの出力特性をその逆特性で補正して音
圧特性及び位相特性の平坦なスピーカ再生を実現する、
いわゆる逆フィルタによるスピーカ補正システムがあ
る。この逆フィルタによるスピーカ補正システム1は、
図1に示すように、2チャンネルステレオ方式のスピー
カシステムであり、左右チャンネル系2,3、制御部
(制御手段)4、メモリ(メモリ手段)5から構成され
る。左(L)チャンネル系2は音源2a、FIRフィル
タからなる畳み込み演算処理回路(コンボルバ,演算手
段)2b、アンプ2c及びスピーカ2d(出力手段)か
ら構成され、また、右(R)チャンネル系3は音源3
a、FIRフィルタからなる畳み込み演算処理回路(コ
ンボルバ,演算手段)3b、アンプ3c及びスピーカ3
d(出力手段)から構成される。メモリ5はROM等の
係数メモリであり、上記したパワーによる正規化により
得たデータ、例えば、y[0]〜y[4095]が予め
メモリされている。
【0020】次に、上記した構成の逆フィルタによるス
ピーカ補正システム1の動作について説明する。コンパ
クトディスクプレーヤ等の音源2a,3aから出力する
L,Rチャンネルのディジタル音声信号は畳み込み演算
処理回路2b,3bに供給される。畳み込み演算処理回
路2b,3bは周知のFIRフィルタで行われる畳み込
み演算処理(音源2a,3aからのディジタル音声信号
を、制御部4の読み出し制御によりメモリ5から読み出
されるパワーによる正規化により得た係数列y(y
[0]〜y[4095])を用いて、時間軸上で畳み込
み演算処理)を行う。ここで行われる畳み込み演算処理
はスピーカ2d,3dの出力特性をその逆特性で補正し
て音圧特性及び位相特性の平坦なスピーカ2d,3dの
再生を実現するよう逆フィルタによるスピーカ補正に適
合するものである。制御部4はユーザーのフィルタ特性
切り換え操作に応じた読み出し制御により、2つの特性
e,fのうちのいずれか一方に応じた係数列yをメモリ
5から切り換え出力させる。こうして逆フィルタ特性が
付与された信号はDA変換された後、アンプ2c,3c
にて増幅されスピーカ2d,3dから再生される。
【0021】従って、逆フィルタによるスピーカ補正シ
ステム1は、スピーカの出力特性をその逆特性で補正し
て音圧特性及び位相特性の平坦なスピーカ再生を実現す
ることができ、より理想的なHiFi音を選択できると
共に、メモリ5から読み出されるパワーによる正規化に
より得た複数種類のデータ(例えば2つの特性e,f)
を切り換えても、スピーカ2d,3dから再生される再
生音の聴感上のレベルは常時略一定のレベルとすること
ができ違和感を感じさせない。
【0022】(実施例 3)また、上述した本発明方法
を用いた信号処理システムとしては、ディジタル信号処
理系によりスピーカの設置場所とは異なる任意の位置に
音像が定位しているように聴取者に感じさせる音像定位
制御を実現するバイノーラル等のいわゆる音場定位シス
テムがある。この音場定位システム10は、図2に示す
ように、第1,2チャンネル系12,13、制御部4、
音源14、メモリ15から構成される。第1チャンネル
系12は畳み込み演算処理回路(コンボルバ)2b、ア
ンプ2c、スピーカ2dから構成され、また、第2チャ
ンネル系13はコンボルバ3b、アンプ3c、スピーカ
3dから構成される。メモリ15はROM等の係数メモ
リであり、上記したパワーによる正規化により得た係数
列y(例えば、y[0]〜y[4095])に係る2つ
の特性e,fのがメモリされている。前述したものと同
一構成部分には同一符号を付しその説明を省略した。
【0023】次に、上記した構成の音場定位システム1
0の動作について説明する。例えば、ゲーム機の音響再
生装置として用いる場合、ゲーム用シンセサイザから飛
行機の爆音等のディジタル音声信号が音源14から畳み
込み演算処理回路2b,3bに供給される。畳み込み演
算処理回路2b,3bは、ゲーム機のメインCPU(中
央演算装置。図示せず)から制御部4に供給される音像
定位命令(音像定位情報)に基づいて制御部4の切り換
え読み出し制御によりメモリ15から読み出されるパワ
ーによる正規化により得た音像定位に関する係数列yを
用いて時間軸上で畳み込み演算処理を行う。例えば、特
性eに係る係数列yがメモリ15から読み出され畳み込
み演算処理回路2bに出力されると共に、特性fに係る
係数列yがメモリ15から読み出され畳み込み演算処理
回路2cに出力される。こうして、所定の音像定位特性
が付与された信号はDA変換された後、アンプ2c,3
cにて増幅されスピーカ2d,3dから再生され、ゲー
ムに対応した音場定位を得ることができる。
【0024】従って、音場定位システム10は、スピー
カの設置場所とは異なる任意の位置に音像が定位してい
るように聴取者に感じさせる音像定位制御を実現するバ
イノーラル等のいわゆる音場定位を実現することができ
ると共に、メモリ15から読み出されるパワーによる正
規化により得た複数種類のデータを切り換えても、スピ
ーカ2d,3dから再生される再生音の聴感上のレベル
は常時一定のレベルとすることができ、これに係る音場
定位の移動は極めて自然に感じられる。こうして、所定
の音像定位特性が付与された信号はDA変換された後、
アンプ2c,3cにて増幅されスピーカ2d,3dから
再生され、ゲームに対応した音場定位を得ることができ
る。
【0025】なお、音場定位システムとしては上記のも
のに限るものではなく、フィルタ処理により畳み込み演
算を行うものに適用できる。例えば、ヘッドホンによる
頭外定位(即ち、2スピーカを用いたステレオ定位にお
ける前方定位)処理用フィルタにも適用できる。即ち、
上記した畳み込み演算処理回路2b,3bは、から制御
部4に供給されるヘッドホンによる頭外定位命令(音像
定位情報)に基づいて制御部4の切り換え読み出し制御
によりメモリ15から読み出されるパワーによる正規化
により得た頭外定位に関する係数列yを用いて時間軸上
で畳み込み演算処理を行う。例えば、特性eに係る係数
列yがメモリ15から読み出され畳み込み演算処理回路
2bに出力されると共に、特性fに係る係数列yがメモ
リ15から読み出され畳み込み演算処理回路2cに出力
される。この結果、音場定位システム10はヘッドホン
による頭外定位を実現することができ音のこもりの問題
を解決できる。
【0026】ところで上記した(実施例 3)の説明で
は、上記した係数x[i]を正規化係数((Σ x
[i]2 1/2 )で計算(除算)して得たパワーによる
正規化により得たデータ、係数列y(y[0]〜y[4
095])がメモリ5,15に予めメモリされている。
そして、制御部4の読出制御によりメモリ5,15から
読み出された係数列yは、コンボルバ2b,3bにて、
音源14から出力するディジタル音声信号と畳み込み演
算する構成が開示されている。
【0027】しかしながらこのように、係数x[i]を
正規化係数((Σ x[i]2 1/2 )で計算(除算)
して得た係数列yをメモリ5,15にメモリしなくて
も、この係数列yを生成する係数x[i]と正規化係数
((Σ x[i]2 1/2 )の逆数とをメモリ5,15
に夫々別にメモリしておき、この係数x[i]をコンボ
ルバ2b,3bに供給すると同時に、正規化係数((Σ
x[i]2 1/2 )の逆数をコンボルバ2b,3bに
よるフィルタ処理前(図8に示す構成)、あるいは、フ
ィルタ処理後(図7に示す構成)に、コンボルバ2b,
3bの入出力信号に乗算するように用いても、こうした
逆フィルタによるスピーカ補正システム20,30は、
スピーカの出力特性をその逆特性で補正して音圧特性及
び位相特性の平坦なスピーカ再生を実現することがで
き、スピーカ2d,3dから再生される再生音の聴感上
のレベルは常時略一定のレベルとすることができること
は言うまでもない。
【0028】(実施例 4)こうした係数列yを生成す
る係数x[i]と正規化係数((Σ x
[i]2 1/2 )の逆数とを別にメモリしておく音場定
位システム20は、図7に示すように、第1,2チャン
ネル系12a,13a、制御部4、音源14、メモリ1
5aから構成される。第1チャンネル系12aは畳み込
み演算処理回路(コンボルバ)2b、アンプ2c、スピ
ーカ2d、正規化演算回路2eから構成され、また、第
2チャンネル系13aはコンボルバ3b、アンプ3c、
スピーカ3d、正規化演算回路3eから構成される。メ
モリ15aはROM等の係数メモリであり、上記した係
数x[i]、正規化係数((Σ x[i]2 1/2 )の
逆数を夫々メモリしている。前述したものと同一構成部
分には同一符号を付しその説明を省略した。
【0029】次に、上記した構成の音場定位システム2
0(図7に図示)の動作について説明する。例えば、ゲ
ーム機の音響再生装置として用いる場合、ゲーム用シン
セサイザから飛行音等のディジタル音声信号が音源14
から畳み込み演算処理回路2b,3bに供給される。畳
み込み演算処理回路2b,3bは、音源14から出力す
るディジタル音声信号と、ゲーム機のメインCPU(中
央演算装置。図示せず)から制御部4に供給される音像
定位命令(音像定位情報)に基づいて制御部4の切り換
え読み出し制御によりメモリ15aから読み出される係
数x[i]を用いて時間軸上で畳み込み演算処理を行
う。こうして、畳み込み演算処理回路2b,3bから出
力する信号は正規化演算回路2e,3eに供給され、こ
こで制御部4の切り換え読み出し制御によりメモリ15
aから係数x[i]と同時に読み出され正規化係数
((Σx[i]2 1/2 )で除算されることによって、
正規化演算回路2e,3eからパワーによる正規化によ
り得た係数列yに応じた信号を出力することができる。
こうして、所定の音像定位特性が付与された信号はDA
変換された後、アンプ2c,3cにて増幅されスピーカ
2d,3dから再生され、ゲームに対応した音場定位を
得ることができる。
【0030】従って、音場定位システム20は、スピー
カの設置場所とは異なる任意の位置に音像が定位してい
るように聴取者に感じさせる音像定位制御を実現するバ
イノーラル等のいわゆる音場定位を実現することができ
ると共に、メモリ15aから読み出される畳み込み係数
x[i]及び正規化係数((Σx[i]2 1/2 )をパ
ワーによる正規化により得た複数種類のデータに応じて
切り換えても、スピーカ2d,3dから再生される再生
音に係る音場定位は極めて安定しており、聴感上のレベ
ルは常時一定のレベルとすることができる。
【0031】(実施例 5)また、同様にこうした係数
列yを生成する係数x[i]と正規化係数((Σx
[i]2 1/2 )とを別にメモリしておく音場定位シス
テム30は、図8に示すように、第1,2チャンネル系
12b,13b、制御部4、音源14、メモリ15bか
ら構成される。第1チャンネル系12bは畳み込み演算
処理回路(コンボルバ)2b、アンプ2c、スピーカ2
d、正規化演算回路2fから構成され、また、第2チャ
ンネル系13bはコンボルバ3b、アンプ3c、スピー
カ3dから構成される。メモリ15bはROM等の係数
メモリであり、上記した係数x[i]、正規化係数
((Σ x[i]2 1/2 )の逆数を夫々メモリしてい
る。前述したものと同一構成部分には同一符号を付しそ
の説明を省略した。
【0032】次に、上記した構成の音場定位システム3
0(図8に図示)の動作について説明する。例えば、ゲ
ーム機の音響再生装置として用いる場合、ゲーム用シン
セサイザから飛行音等のディジタル音声信号が音源14
から正規化演算回路2fに供給される。正規化演算回路
2fは、音源14から出力するディジタル音声信号を、
ゲーム機のメインCPU(中央演算装置。図示せず)か
ら制御部4に供給される音像定位リ15bから読み出さ
れる正規化係数((Σx[i]2 1/2 )で除算して得
た信号を畳み込み演算処理回路2b,3bに出力する。
畳み込み演算処理回路2b,3bは、正規化演算回路2
fから出力する信号と、制御部4の切り換え読み出し制
御によりメモリ15bから正規化係数((Σx
[i]2 1/2 )と同時に読み出されここに印加されて
いる係数x[i]とを時間軸上で畳み込み演算処理を行
うことによって、畳み込み演算処理回路2b,3bから
出力する信号からパワーによる正規化により得た係数列
yに応じた信号を出力することができる。こうして、所
定の音像定位特性が付与された信号はDA変換された
後、アンプ2c,3cにて増幅されスピーカ2d,3d
から再生され、ゲームに対応した音場定位を得ることが
できる。
【0033】従って、音場定位システム30は、スピー
カの設置場所とは異なる任意の位置に音像が定位してい
るように聴取者に感じさせる音像定位制御を実現するバ
イノーラル等のいわゆる音場定位を実現することができ
ると共に、メモリ15bから読み出される畳み込み係数
x[i]及び正規化係数((Σx[i]2 1/2 )をパ
ワーによる正規化により得た複数種類のデータに応じて
切り換えても、スピーカ2d,3dから再生される再生
音に係る音場定位は極めて安定しており、聴感上のレベ
ルは常時一定のレベルとすることができる。
【0034】ところで上記した(実施例 2)の説明で
は、畳み込み演算に用いる畳み込み係数x[i]を正規
化係数((Σ x[i]2 1/2 )で計算(除算)して
得たパワーによる正規化を行って得た係数列yをメモリ
5に予めメモリし、そしてコンボルバ2b,3bにて、
音源2a,3aから出力するディジタル音声信号と、制
御部4の読出制御によりメモリ5から読み出される係数
列yとを畳み込み演算する構成が開示されている。
【0035】さて、上記した(実施例 2)の説明で
は、2つの音源2a,3aから出力するディジタル音声
信号をコンボルバ2b,3bに直接供給する構成が開示
されている。しかしながら、音源2a,3aから出力す
るディジタル音声信号を直接聴取したい場合に、音源2
a,3aから出力するディジタル音声信号をコンボルバ
2b,3bをスルーして(コンボルバ2b,3bを通過
せずに)、アンプ2c,3cに選択供給することも可能
である。これにより、音源2a,3aから出力するディ
ジタル音声信号を畳み込み演算して得た音声信号と畳み
込み演算してない元の音声信号を比較することができ
る。
【0036】(実施例 6)上記したように、音源2
a,3aから出力するディジタル音声信号を畳み込み演
算して得た音声信号と畳み込み演算してない元の音声信
号を比較することができる逆フィルタによるスピーカ補
正システム41は、図9に示すように、2チャンネルス
テレオ方式のスピーカシステムであり、左右チャンネル
系42,43、制御部4、メモリ5から構成される。左
チャンネル系42は音源2a、畳み込み演算処理回路
(コンボルバ)2b、アンプ2c、スピーカ2d、スイ
ッチ2gから構成され、また、右チャンネル系43は音
源3a、畳み込み演算処理回路(コンボルバ)3b、ア
ンプ3c、スピーカ3d、スイッチ2hから構成され
る。制御部4はメモリ5の読み出し制御を行うと共に、
音源2a,3aから再生されたディジタル音声信号を畳
み込み演算処理回路2b,3bの入力側あるいは出力側
に切換供給するようにスイッチ2g,2hを切換制御す
る切換制御信号をスイッチ2g,2hに夫々出力する。
メモリ5はROM等の係数メモリであり、上記したパワ
ーによる正規化により得たデータである係数列y(例え
ば、y[0]〜y[4095])が予めメモリされてい
ると共に、スイッチ2g,2hの切換状態に拘らずスピ
ーカ2d,3dに供給する音声信号のレベルを常時一定
に調整するようにアンプ2c,3cのゲインを調整する
係数が予めメモリされている。
【0037】次に、上記した構成の逆フィルタによるス
ピーカ補正システム41の動作,について説明す
る。 [スイッチ2g,2hがコンボルバ2b,3bの入力
側に切り換えられている場合](図9に図示の切換状
態) コンパクトディスクプレーヤ等の音源2a,3aから出
力するL,Rチャンネルのディジタル音声信号はスイッ
チ2gの接点gc−接点gb,スイッチ2hの接点hc
−接点hbを介してアンプ2c,3cに供給される。ア
ンプ2c,3cに供給されるディジタル音声信号はDA
変換された後、増幅されスピーカ2d,3dから再生さ
れる。アンプ2c,3cのゲインはスルーでない場合よ
りも低く設定される。即ち、スルーでない場合、畳み込
み演算処理回路2b,3bにおけるフィルタ係数により
通常入力に対してオーバーフローによるクリップ防止の
ため、フィルタ特性付与と同時に出力のレベル減衰を行
っているから、これを補って入力と同一の出力レベルと
するためにアンプ2c,3cのゲイン調整が行われる。 [スイッチ2g,2hがコンボルバ2b,3bの出力
側に切り換えられている場合] 音源2a,3aから出力するディジタル音声信号はスイ
ッチ2gの接点gc−接点ga,スイッチ2hの接点h
c−接点haを介して畳み込み演算処理回路2b,3b
に供給される。畳み込み演算処理回路2b,3bは周知
のFIRフィルタで行われる畳み込み演算処理(音源2
a,3aからのディジタル音声信号を、制御部4の読み
出し制御によりメモリ5から読み出されるパワーによる
正規化により得た係数列y(y[0]〜y[409
5])を用いて、時間軸上で畳み込み演算処理)を行
う。ここで行われる畳み込み演算処理はスピーカ2d,
3dの出力特性をその逆特性で補正して音圧特性及び位
相特性の平坦なスピーカ2d,3dの再生を実現するよ
う逆フィルタによるスピーカ補正に適合するものであ
る。制御部4はユーザーのフィルタ特性切り換え操作に
応じた読み出し制御により、2つの特性e,fのうちの
いずれか一方をメモリ5から切り換え出力させる。逆フ
ィルタ特性が付与された信号はDA変換された後、アン
プ2c,3cにて増幅されスピーカ2d,3dから再生
される。
【0038】従って、逆フィルタによるスピーカ補正シ
ステム41は、スピーカの出力特性をその逆特性で補正
して音圧特性及び位相特性の平坦なスピーカ再生を実現
することができると共に、メモリ5から読み出されるパ
ワーによる正規化により得た複数種類のデータを切り換
えても、スピーカ2d,3dから再生される再生音の聴
感上のレベルは常時略一定のレベルとすることができ、
また、スイッチ2g,2hを適宜切り換えることによっ
て、音源から出力する音声信号をダイレクトに出力した
音声出力と畳み込み演算して得た音声出力とを比較聴取
することができる。
【0039】
【発明の効果】上述したように、本発明の信号処理方法
は、いわゆるパワーによる正規化による手法を用いて正
規化した係数列yを得ることができるから、例えば、正
規化前の畳み込み係数の特性波形が大きく相違するもの
(図6図示の特性a,b)であっても、正規化した係数
列yは大略一致した値を得ることができるので(図4図
示の特性e,f)、比較的大きなうねりがある特性c
(図5に図示)の畳み込み係数を用いてFIRフィルタ
の特性形成を行った場合、スピーカから出力する再生音
の聴感上のレベルは大きく感じられるマイナスや、これ
に対して、急俊なピークを有する特性d(同図に図示)
の畳み込み係数を用いてFIRフィルタのフィルタ特性
形成を行った場合、スピーカから出力する再生音の聴感
上のレベルは小さく感じられ、この結果、上記した特性
cから特性dに切り換えるとスピーカから出力する再生
音の聴感上のレベルは下がるから違和感を聴取者に与え
てしまい、また、上記した特性dから特性cに切り換え
るとスピーカから出力する再生音の聴感上のレベルは上
がるから、ほんの僅かなレベル変化が生じても違和感を
聴取者に与えてしまい、FIRフィルタのフィルタ特性
の切り換えによる違和感を聴取者に与えてしまう不都合
を解消し、フィルタ特性の切り換えに拘らず、常時、再
生音の聴感上のレベルを一定に維持することができる効
果がある。また、本発明の信号処理システムは、ディジ
タル信号処理系によりスピーカの出力特性をその逆特性
で補正して音圧特性及び位相特性の平坦なスピーカ再生
を実現する、いわゆる逆フィルタによるスピーカ補正シ
ステムを実現できると共に、パワーによる正規化により
得た複数種類のデータを切り換えることにより、スピー
カから再生される再生音の聴感上のレベルは常時一定の
レベルとすることができる。さらに、本発明の信号処理
システムは、ディジタル信号処理系により、スピーカの
設置場所とは異なる任意の位置に音像が定位しているよ
うに聴取者に感じさせる音像定位制御を実現するバイノ
ーラル等のいわゆる音場定位を実現することができると
共に、パワーによる正規化により得た複数種類のデータ
を切り換えても、スピーカから再生される再生音に係る
音場定位は極めて安定しており、聴感上のレベルは常時
一定のレベルとすることができる。さらにまた、本発明
の信号処理システムは、係数x[i]を正規化係数
((Σx[i]2 1/2 )で計算(除算)して得た係数
列yに係るデータをメモリ手段に予めメモリしなくて
も、この係数x[i]と正規化係数((Σ x
[i]21/2 )の逆数とをメモリ手段に別々にメモリ
しておき、この係数x[i]を畳み込み演算手段による
フィルタ処理前、あるいはフィルタ処理後において畳み
込み演算手段の入出力信号に乗算するように構成したか
ら、メモリ手段にメモリすべき係数列yをメモリに先立
って計算しておく必要がなく、また係数x[i]あるい
は正規化係数((Σ x[i]2 1/2 )を必要に応じ
て個別に変更した後メモリ手段にメモリできるから係数
列yを従来よりも細かく調整することができ、さらに回
路設計上の汎用性を高めることができる。さらには、本
発明の信号処理システムは、音源から出力するディジタ
ル音声信号を畳み込み演算手段に直接供給しなくても、
必要に応じて、畳み込み演算手段を通過せずに、音源か
ら出力するディジタル音声信号を出力手段に選択供給す
るように構成したから、音源から出力する音声信号をダ
イレクトに出力した音声出力と畳み込み演算して得た音
声出力とを比較聴取することができ、その場合、レベル
差がなく良好に比較試聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムを用いた逆フィルタによるスピ
ーカ補正システムの第1実施例ブロック図である。
【図2】本発明システムを用いた音場定位システムの第
1実施例ブロック図である。
【図3】パワーによる畳み込み係数x[i]の正規化を
行うためのブロック図である。
【図4】パワーによる正規化後の畳み込み係数y[i]
のデータを示す図である。
【図5】ピーク値による正規化後の畳み込み係数y
[i]のデータを示す図である。
【図6】正規化前の畳み込み係数を説明するための図で
ある。
【図7】本発明システムを用いた音場定位システムの第
2実施例ブロック図である。
【図8】本発明システムを用いた音場定位システムの第
3実施例ブロック図である。
【図9】本発明システムを用いた逆フィルタによるスピ
ーカ補正システムの第2実施例ブロック図である。
【符号の説明】
1,10 映像信号処理回路 2b,3b 畳み込み演算処理回路,コンボルバ(演算
手段) 2c,3c アンプ 2d,3d スピーカ 2e,2f,3e 演算回路(正規化演算手段) 2g,2h スイッチ 4 制御部(制御手段) 5,15,15a,15b メモリ(メモリ手段) A 正規化回路 B 計算部 C ディバイダ部 x[i] 畳み込み係数 y[i] 正規化後の畳み込み係数 y 正規化後の畳み込み係数列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 17/02 Z 8842−5J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル音声信号のフィルタ処理に係る
    畳み込み演算を行うことにより所望の音場定位の再生が
    可能な信号処理方法であって、 前記畳み込み演算に用いる畳み込み係数y[i](但
    し、i=0〜N−1,N:正数)を、y[i]=x
    [i]/(Σ x[i]2 1/2 (但し、x[i]:正
    規化前のi番目の係数,y[i]:正規化後のi番目の
    係数)とした係数列yを用いたことを特徴とする信号処
    理方法。
  2. 【請求項2】音源から再生されたディジタル音声信号の
    フイルタ処理に係る畳み込み演算を行う畳み込み演算手
    段と、 前記畳み込み演算に用いる畳み込み係数y[i](但
    し、i=0〜N−1,N:正数)を、y[i]=x
    [i]/(Σ x[i]2 1/2 (但し、x[i]:正
    規化前のi番目の係数,y[i]:正規化後のi番目の
    係数)とし、この係数列yをメモリするメモリ手段と、 このメモリ手段の読み出し制御を行う制御手段と、 前記畳み込み演算手段から出力する音声信号を出力する
    出力手段とを備え、 この出力手段の出力特性と相補的な特性に係る前記係数
    y[i]を前記メモリ手段から前記畳み込み演算手段に
    読み出すことにより、前記出力手段の出力特性を常時略
    平坦とすることを特徴とする信号処理システム。
  3. 【請求項3】音源から再生されたディジタル音声信号の
    フィルタ処理に係る畳み込み演算を行う畳み込み演算手
    段と、 前記畳み込み演算に用いる畳み込み係数y[i](但
    し、i=0〜N−1,N:正数)を、y[i]=x
    [i]/(Σ x[i]2 1/2 (但し、x[i]:正
    規化前のi番目の係数,y[i]:正規化後のi番目の
    係数)とし、この係数列yをメモリするメモリ手段と、 音場定位情報に基づいてこのメモリ手段の読み出し制御
    を行う制御手段と、 前記畳み込み演算手段から出力する音声信号を出力する
    出力手段とを備え、 この出力手段の出力によって得られる音響特性とするた
    めの係数列yを前記メモリ手段から前記畳み込み演算手
    段に読み出すことにより、前記音場定位情報に応じた前
    記出力手段の出力特性を得ることを特徴とする信号処理
    システム。
  4. 【請求項4】ディジタル音声信号のフィルタ処理に係る
    畳み込み演算に用いる畳み込み係数y[i](但し、i
    =0〜N−1,N:正数)を、y[i]=x[i]/
    (Σ x[i]2 1/2 (但し、x[i]:正規化前の
    i番目の係数,y[i]:正規化後のi番目の係数,
    (Σ x[i]2 1/2 :正規化係数)とした係数列y
    を用いた信号処理システムであって、 前記係数x[i]を用いて畳み込み演算を行う畳み込み
    演算手段と、 前記係数x[i]と前記正規化係数(Σ x[i]2
    1/2 とをメモリするメモリ手段と、 このメモリ手段の読出制御を行う制御手段と、 前記正規化係数(Σ x[i]2 1/2 を用いた正規化
    演算を行う正規化演算手段と、 前記正規化演算手段あるいは前記畳み込み演算手段から
    出力する音声信号を出力する出力手段とを備えたことを
    特徴とする信号処理システム。
  5. 【請求項5】ディジタル音声信号のフィルタ処理に係る
    畳み込み演算に用いる畳み込み係数y[i](但し、i
    =0〜N−1,N:正数)を、y[i]=x[i]/
    (Σ x[i]2 1/2 (但し、x[i]:正規化前の
    i番目の係数,y[i]:正規化後のi番目の係数,
    (Σ x[i]2 1/2 :正規化係数)とした係数列y
    を用いた信号処理システムであって、 音源から再生されたディジタル音声信号のフイルタ処理
    に係る畳み込み演算を行う畳み込み演算手段と、 前記係数列yと出力手段のゲインを調整する係数とをメ
    モリするメモリ手段と、 このメモリ手段の読出制御を行うと共に、前記音源から
    再生されたディジタル音声信号を前記畳み込み演算手段
    の入力側あるいは出力側に切換供給する切換制御を行う
    制御手段と、 前記ゲインを調整する係数に応じて前記畳み込み演算手
    段から出力しかつゲインが調整された音声信号を出力す
    る出力手段とを備え、 前記音源から再生されたディジタル音声信号が前記畳み
    込み演算手段の入力側に供給された場合は、前記出力手
    段の出力特性と相補的な特性に係る前記係数y[i]を
    前記メモリ手段から前記畳み込み演算手段に読み出し、
    前記音源から再生されたディジタル音声信号が前記畳み
    込み演算手段の出力側に供給された場合には、前記音源
    から再生されたディジタル音声信号を前記出力手段に直
    接供給することを特徴とする信号処理システム。 【0001】
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