JPH08191632A - 植物栽培用容器 - Google Patents
植物栽培用容器Info
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- JPH08191632A JPH08191632A JP1991495A JP1991495A JPH08191632A JP H08191632 A JPH08191632 A JP H08191632A JP 1991495 A JP1991495 A JP 1991495A JP 1991495 A JP1991495 A JP 1991495A JP H08191632 A JPH08191632 A JP H08191632A
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- JP
- Japan
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- zeolite
- composite material
- resin
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 多孔質岩石、好ましくはゼオライト、を主成
分とする岩石粉末と熱可塑性樹脂、とより成る複合材か
ら形成された植物栽培用容器。 【効果】 水分や空気の流通性に優れており、且つ肥料
や農薬の徐放性に優れている。また成分が容易であり、
意匠性にも優れまた軽量である。
分とする岩石粉末と熱可塑性樹脂、とより成る複合材か
ら形成された植物栽培用容器。 【効果】 水分や空気の流通性に優れており、且つ肥料
や農薬の徐放性に優れている。また成分が容易であり、
意匠性にも優れまた軽量である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水分の吸収性及び放出
性並びに肥料、農薬等の徐放性を有する複合材からなる
植物栽培用容器に関する。
性並びに肥料、農薬等の徐放性を有する複合材からなる
植物栽培用容器に関する。
【0002】
【発明の目的】従来、植物栽培用容器としては、主に素
焼き鉢、あるいは融薬を素焼き鉢にかけたいわゆる化粧
鉢、あるいはポリプロピレン樹脂やポリスチレン樹脂で
作られたいわゆるプラ鉢、あるいはポリ塩化ビニル樹脂
やポリエチレン樹脂で作られた、植物苗栽培用のいわゆ
るビニルポツト等が市販されている。素焼き鉢は、植物
の成長に好ましい水分や空気の流通性に優れるといわれ
ているが、破損し易く且つ重く意匠性も悪くまた運搬に
も不便である。融薬を使用した化粧鉢は、意匠性に優れ
且つ破損しにくいが、植物の成長に必要な水分や空気の
流通性はわずかである。さらに、いわゆるプラ鉢は破損
し難く軽量で、運搬に便利でありまた意匠性に優れるこ
とから多く用いられているが、水分や空気の透過性がほ
とんどないことから、栽培された植物が根腐れを起こす
等の問題点が指摘されている。更にビニルポツトは廉価
であることから、育苗、種苗用に用いられるが、空気流
通性はない。
焼き鉢、あるいは融薬を素焼き鉢にかけたいわゆる化粧
鉢、あるいはポリプロピレン樹脂やポリスチレン樹脂で
作られたいわゆるプラ鉢、あるいはポリ塩化ビニル樹脂
やポリエチレン樹脂で作られた、植物苗栽培用のいわゆ
るビニルポツト等が市販されている。素焼き鉢は、植物
の成長に好ましい水分や空気の流通性に優れるといわれ
ているが、破損し易く且つ重く意匠性も悪くまた運搬に
も不便である。融薬を使用した化粧鉢は、意匠性に優れ
且つ破損しにくいが、植物の成長に必要な水分や空気の
流通性はわずかである。さらに、いわゆるプラ鉢は破損
し難く軽量で、運搬に便利でありまた意匠性に優れるこ
とから多く用いられているが、水分や空気の透過性がほ
とんどないことから、栽培された植物が根腐れを起こす
等の問題点が指摘されている。更にビニルポツトは廉価
であることから、育苗、種苗用に用いられるが、空気流
通性はない。
【0003】本発明は、これらの問題を解決し、水分や
空気の流通を素焼き鉢同等かまたはそれ以上とし、また
プラ鉢の軽量化と意匠性を併せもたした植物栽培用容器
を提供することを目的とする。
空気の流通を素焼き鉢同等かまたはそれ以上とし、また
プラ鉢の軽量化と意匠性を併せもたした植物栽培用容器
を提供することを目的とする。
【0004】さらに本発明は、肥料、農薬等を吸着しこ
れを時間経過と共に徐々に放出することができる植物栽
培用容器を提供することを目的とする。
れを時間経過と共に徐々に放出することができる植物栽
培用容器を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の構成、作用】本発明者らは、鋭意複合材の研究
を重ねてきた結果、多孔質岩石の粉末あるいは細粒を混
合した樹脂複合材を作り、この複合材を使用して植物栽
培用容器を完成した。すなわち本発明は、多孔質岩石を
主たる成分とする岩石粉末と熱可塑性樹脂とより成る複
合材から成形され植物栽培用容器を提供する。
を重ねてきた結果、多孔質岩石の粉末あるいは細粒を混
合した樹脂複合材を作り、この複合材を使用して植物栽
培用容器を完成した。すなわち本発明は、多孔質岩石を
主たる成分とする岩石粉末と熱可塑性樹脂とより成る複
合材から成形され植物栽培用容器を提供する。
【0006】本発明に用いられる多孔質岩石としては、
東北地方や関東地方の北部が主として産出するゼオライ
トが好ましい。熱可塑性樹脂の中においても好ましくは
ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン
樹脂等が用いられるが、これ以外の樹脂であつても良
く、更に室温で粉末状である塩化ビニル樹脂や共重合樹
脂であるABS樹脂等であつても良い。
東北地方や関東地方の北部が主として産出するゼオライ
トが好ましい。熱可塑性樹脂の中においても好ましくは
ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン
樹脂等が用いられるが、これ以外の樹脂であつても良
く、更に室温で粉末状である塩化ビニル樹脂や共重合樹
脂であるABS樹脂等であつても良い。
【0007】多孔質岩石の粉末と樹脂との混練物から所
望の形状の植物栽培用容器を成形する。成形法として
は、射出成形、圧縮成形、ロール成形後に真空成形や圧
空成形等が好ましく用いられるが、もちろんこれ以外の
方法であつてもよい。
望の形状の植物栽培用容器を成形する。成形法として
は、射出成形、圧縮成形、ロール成形後に真空成形や圧
空成形等が好ましく用いられるが、もちろんこれ以外の
方法であつてもよい。
【0008】本発明の植物栽培用容器の材料たる複合材
は、好ましくは32〜77重量%、特に好ましくは35
〜64重量%の多孔質岩石を含有し残りが樹脂である。
多孔質岩石の含量が77重量%を越えると、成形に必要
な複合材料の流通性が得られなかつたり、また十分な強
度を有する成形物が得られ難い。また多孔質岩石が31
重量%未満の場合は水分の吸放出特性や徐放性が低下す
る。これは樹脂の中に多孔質岩石が埋め込まれた状態と
なり、多孔質岩石がもつ水分の吸放出特性が失われてし
まう為と考えられる。多孔質岩石、好ましくはゼオライ
トの含有量が適切に調合された複合材によつて構成され
た植物栽培用容器は、水分吸収性、放出性ならびに徐放
性に優れるばかりではなく、空気の導通にも優れかつ軽
量であり運搬性にも優れ破損しにくい。
は、好ましくは32〜77重量%、特に好ましくは35
〜64重量%の多孔質岩石を含有し残りが樹脂である。
多孔質岩石の含量が77重量%を越えると、成形に必要
な複合材料の流通性が得られなかつたり、また十分な強
度を有する成形物が得られ難い。また多孔質岩石が31
重量%未満の場合は水分の吸放出特性や徐放性が低下す
る。これは樹脂の中に多孔質岩石が埋め込まれた状態と
なり、多孔質岩石がもつ水分の吸放出特性が失われてし
まう為と考えられる。多孔質岩石、好ましくはゼオライ
トの含有量が適切に調合された複合材によつて構成され
た植物栽培用容器は、水分吸収性、放出性ならびに徐放
性に優れるばかりではなく、空気の導通にも優れかつ軽
量であり運搬性にも優れ破損しにくい。
【0009】複合材には、一般的に樹脂に添加される熱
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等は当然含まれて良
いし、また、補強の為、各種の有機・無機の強化繊維や
ウイスカーなどが含まれてもかまわない。
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等は当然含まれて良
いし、また、補強の為、各種の有機・無機の強化繊維や
ウイスカーなどが含まれてもかまわない。
【0010】
【実施例】以下の実施例により、本発明を更に詳しく説
明する。
明する。
【0011】実施例1 モルデナイト系ゼオライト(新東北化学工業(株)製ゼ
オライト No.1424宮城県仙台市愛子産)を約4k
g程度をステンレス製バツトに入れ、乾燥機にて160
℃48時間乾燥を行い、80℃まで自然冷却後、速やか
にポリプロピレン製広口ビンに保管した。これから7
7.0gをポリプロピレン製ビーカーに採取し、ポリプ
ロピレン樹脂(昭和電工(株)製 PP;MK−85
2)を23.0g加え軽く撹拌後、210℃に調節した
ミキシングロール(西村工機(株)製NS−200型)
上に投入し、ステンレス製へらにて撹拌しながら7分間
十分に混合した。これを取り出し内のり15cm×15
cm×深さ0.2cm穴のあいたステンレス板にはさみ
込み、あらかじめ210℃に調整した圧縮機((株)山
口機械製210型)で120kg/cm2で圧縮後、取
り出し冷却後固化したゼオライト/ポリプロピレン樹脂
複合材料を取り出した。この時のゼオライト含有量は7
7重量%である。外観状態を、○は充分な強度を保持、
△は充分な強度を保持するが流通性が少なく成形しずら
い、×は成形不可、の凡例で示し結果を表1に記載し
た。さらにゼオライトが樹脂によつて完全に覆われてし
まうと吸放湿性が失われてしまう恐れがあるので、樹脂
状態を観察した結果、A:樹脂の光沢はない、B:樹脂
の光沢があつてゼオライト粒子間に隙間がある、C:完
全に樹脂の中にゼオライト粒子が埋め込まれている状
態、の状態を観察し、同じく表1に記載した。この複合
材をPP−A−77と呼ぶ。
オライト No.1424宮城県仙台市愛子産)を約4k
g程度をステンレス製バツトに入れ、乾燥機にて160
℃48時間乾燥を行い、80℃まで自然冷却後、速やか
にポリプロピレン製広口ビンに保管した。これから7
7.0gをポリプロピレン製ビーカーに採取し、ポリプ
ロピレン樹脂(昭和電工(株)製 PP;MK−85
2)を23.0g加え軽く撹拌後、210℃に調節した
ミキシングロール(西村工機(株)製NS−200型)
上に投入し、ステンレス製へらにて撹拌しながら7分間
十分に混合した。これを取り出し内のり15cm×15
cm×深さ0.2cm穴のあいたステンレス板にはさみ
込み、あらかじめ210℃に調整した圧縮機((株)山
口機械製210型)で120kg/cm2で圧縮後、取
り出し冷却後固化したゼオライト/ポリプロピレン樹脂
複合材料を取り出した。この時のゼオライト含有量は7
7重量%である。外観状態を、○は充分な強度を保持、
△は充分な強度を保持するが流通性が少なく成形しずら
い、×は成形不可、の凡例で示し結果を表1に記載し
た。さらにゼオライトが樹脂によつて完全に覆われてし
まうと吸放湿性が失われてしまう恐れがあるので、樹脂
状態を観察した結果、A:樹脂の光沢はない、B:樹脂
の光沢があつてゼオライト粒子間に隙間がある、C:完
全に樹脂の中にゼオライト粒子が埋め込まれている状
態、の状態を観察し、同じく表1に記載した。この複合
材をPP−A−77と呼ぶ。
【0012】実施例2 ゼオライトの重量%を76重量%から32重量%まで、
2重量%ごとに変化させ、実施例1と全く同様にして複
合材を作製した。結果を表1に併せて記載する。
2重量%ごとに変化させ、実施例1と全く同様にして複
合材を作製した。結果を表1に併せて記載する。
【0013】比較例1 実施例1と全く同様にして、78及び80重量%のゼオ
ライトを含有する複合材を作製し、結果を表1に併せて
記載した。ゼオライト含有量78重量%以上においては
ゼオライトの粉末が樹脂とよく混練が出来ず、得られた
複合材料は脆く、かつゼオライトの粉末も表面から剥離
した。
ライトを含有する複合材を作製し、結果を表1に併せて
記載した。ゼオライト含有量78重量%以上においては
ゼオライトの粉末が樹脂とよく混練が出来ず、得られた
複合材料は脆く、かつゼオライトの粉末も表面から剥離
した。
【0014】比較例2 実施例1と全く同様にして、31及び30重量%のゼオ
ライトを含有する複合材を作製した。結果を表1に併せ
て記載する。ゼオライト含有量が低く、樹脂分が多くな
ると、ゼオライトが樹脂に覆われ、好ましくない。
ライトを含有する複合材を作製した。結果を表1に併せ
て記載する。ゼオライト含有量が低く、樹脂分が多くな
ると、ゼオライトが樹脂に覆われ、好ましくない。
【0015】
【表1】
【0016】実施例3 前述の実施例1〜2及び比較例1〜2の中でモルデナイ
ト系ゼオライトをクリノプチロライト系ゼオライト(ジ
ークライト工業(株)製ゼオライトZ−12、山形県板
谷産)に変えた以外は全く同様にして複合材を作製し
た。結果を表−1に併せて記載する。この複合材料をP
P−1−77と呼ぶ。
ト系ゼオライトをクリノプチロライト系ゼオライト(ジ
ークライト工業(株)製ゼオライトZ−12、山形県板
谷産)に変えた以外は全く同様にして複合材を作製し
た。結果を表−1に併せて記載する。この複合材料をP
P−1−77と呼ぶ。
【0017】表1の結果は、ゼオライト含量は32〜7
7重量%の範囲が好ましいこと、及び、ゼオライトの産
出地によつて複合材の特性が影響されないことを示して
いる。
7重量%の範囲が好ましいこと、及び、ゼオライトの産
出地によつて複合材の特性が影響されないことを示して
いる。
【0018】実施例4 実施例1で作つたモルデナイト系ゼオライト77重量%
含有品と実施例3で作つたクリノプチロライト系ゼオラ
イト77重量%含有品を60℃48時間乾燥し、重量を
求めた後、温度23℃湿度90%RHに設定してある恒
温恒湿機(ベツセル(株)製CHF−S型)内に投入
し、一定時間ごとに電子天秤(日本シイベルヘグナー
(株)製METTLER BD 1201)にて重量測定
することにより温度23℃湿度90%RH内での水分吸
着性を測定した。乾燥したゼオライト/ポリプロピレン
複合材を基準にして増加量を百分率で求めた。また、時
間を分単位で計算し、これを対数として図1に結果を記
載する。図1は、本発明による複合材は充分な吸湿性を
もつ植物栽培用容器材料となることを示している。
含有品と実施例3で作つたクリノプチロライト系ゼオラ
イト77重量%含有品を60℃48時間乾燥し、重量を
求めた後、温度23℃湿度90%RHに設定してある恒
温恒湿機(ベツセル(株)製CHF−S型)内に投入
し、一定時間ごとに電子天秤(日本シイベルヘグナー
(株)製METTLER BD 1201)にて重量測定
することにより温度23℃湿度90%RH内での水分吸
着性を測定した。乾燥したゼオライト/ポリプロピレン
複合材を基準にして増加量を百分率で求めた。また、時
間を分単位で計算し、これを対数として図1に結果を記
載する。図1は、本発明による複合材は充分な吸湿性を
もつ植物栽培用容器材料となることを示している。
【0019】比較例3 市販されている、いわゆる素焼き鉢(4号鉢)をハンマ
ーで割おおむね5cm×7cm程度の大きさにした。こ
れを実施例1のゼオライト複合材に変えて、水分を吸収
する量を測定したところ、ほとんど水分を吸収しなかつ
た。結果を図1に併せて記載する。
ーで割おおむね5cm×7cm程度の大きさにした。こ
れを実施例1のゼオライト複合材に変えて、水分を吸収
する量を測定したところ、ほとんど水分を吸収しなかつ
た。結果を図1に併せて記載する。
【0020】市販されている、いわゆるプラ鉢(ポリプ
ロピレン製4号鉢)を、おおむね5cm×7cmの大き
さにのこぎりで切り取り、比較例3と全く同様にして水
分の吸収を測定した。結果を図1に併せて記載する。図
1から分るように、ポリプロピレン樹脂製プラ鉢の場合
には全く吸湿することはなかつた。
ロピレン製4号鉢)を、おおむね5cm×7cmの大き
さにのこぎりで切り取り、比較例3と全く同様にして水
分の吸収を測定した。結果を図1に併せて記載する。図
1から分るように、ポリプロピレン樹脂製プラ鉢の場合
には全く吸湿することはなかつた。
【0021】実施例5 実施例1及び3で作つた77重量%のゼオライト/ポリ
プロピレン樹脂複合材(クリノプチロライト及びモルデ
ナイト系ゼオライト使用)を、重量測定後、300ml
の純水を入れたガラス製ビーカー内に浸漬した。この時
の水温は19℃だつた。試験片を取り出し、ろ紙で水分
を拭い、そのまま30分間、23℃内の室温に放置し
た。重量測定後、温度23℃、湿度50%RHに調整さ
れた恒温恒湿機(ベツセル(株)製CHF−S型)内に
放置し、各時間ごとに重量測定した。さらに、乾燥した
試験片を基準に水分が放出されていく量を放湿量として
重量%で求めた。結果を図2に記載する。図2から分か
るように、ゼオライト複合材料は水分を28〜35%を
吸収し、さらに、吸収した水分を少しずつ放出していく
機能をもつている。なお、図2は、図1と同様に時間を
分とし、常用対数の数値とした。
プロピレン樹脂複合材(クリノプチロライト及びモルデ
ナイト系ゼオライト使用)を、重量測定後、300ml
の純水を入れたガラス製ビーカー内に浸漬した。この時
の水温は19℃だつた。試験片を取り出し、ろ紙で水分
を拭い、そのまま30分間、23℃内の室温に放置し
た。重量測定後、温度23℃、湿度50%RHに調整さ
れた恒温恒湿機(ベツセル(株)製CHF−S型)内に
放置し、各時間ごとに重量測定した。さらに、乾燥した
試験片を基準に水分が放出されていく量を放湿量として
重量%で求めた。結果を図2に記載する。図2から分か
るように、ゼオライト複合材料は水分を28〜35%を
吸収し、さらに、吸収した水分を少しずつ放出していく
機能をもつている。なお、図2は、図1と同様に時間を
分とし、常用対数の数値とした。
【0022】比較例5〜6 比較例3及び4で使用した素焼き鉢片及びプラ鉢試験片
を実施例5と全く同様にして、水分の吸水量と放出量を
求めた結果、素焼き鉢の水分放出量は、ゼオライト複合
材の4分の1〜6分の1程度、プラ鉢に関してはほとん
ど吸水性も放出性もなかつた。結果を図2に併せて記載
する。
を実施例5と全く同様にして、水分の吸水量と放出量を
求めた結果、素焼き鉢の水分放出量は、ゼオライト複合
材の4分の1〜6分の1程度、プラ鉢に関してはほとん
ど吸水性も放出性もなかつた。結果を図2に併せて記載
する。
【0023】実施例6 室温23℃において1リツトルガラスビーカーに500
mlの純水を採取し、100gの食塩(新日本化学工業
(株)製 日本たばこ産業(株)販売 食塩塩化ナトリ
ウム99%以上)を投入し、ガラス棒で10分間撹拌後
24時間放置し、更にそこに残つていた食塩を撹拌溶解
させた。1時間後、更にビーカーの底にまだ溶けていな
い食塩を確認した後、新たな1リツトルガラス製ビーカ
ーに400mlの上澄み液を移し換え、これを飽和食塩
水とした。実施例1及び2で作つた各ゼオライト/ポリ
プロピレン樹脂複合材の中からゼオライト含有量77重
量%、70重量%、60重量%、50重量%、40重量
%のもの5種をそれぞれ選び、この飽和食塩水に浸漬し
24時間放置後引き上げ、表面をろ紙で拭つた後30分
間室内に放置した。清浄なビーカーに純水(共栄製薬
(株)製 蒸留水日本薬局方精製水)を300ml採取
し、飽和食塩水浸漬後の複合材料の一片を浸漬し、ガラ
ス棒で純水を5分間撹拌後純水より試験片を取り出し
た。この純水を清浄な20ml試験管に3〜5ml採取
し、5%硝酸銀銀水溶液を数滴加え、塩素イオンと銀イ
オンによつて塩化銀が生成する際に白濁することをもつ
て、複合材が吸収した塩化ナトリウムを純水の中で放出
していくことを検証した。新たな純水の中に、更に純水
から引き上げた複合材を浸漬し、同じ操作を行つて塩化
ナトリウム中の塩素イオンが硝酸銀によつて検出されな
くなるまで繰り返し続けた。結果を表2に記す。なお硝
酸銀は、関東化学工業(株)製 試薬特級を用いた。表
2の凡例としては、◎は強く白濁、○は牛乳以下米の研
ぎ汁程度、△は米の研ぎ汁以下、×は何も白濁しないと
いう基準である。
mlの純水を採取し、100gの食塩(新日本化学工業
(株)製 日本たばこ産業(株)販売 食塩塩化ナトリ
ウム99%以上)を投入し、ガラス棒で10分間撹拌後
24時間放置し、更にそこに残つていた食塩を撹拌溶解
させた。1時間後、更にビーカーの底にまだ溶けていな
い食塩を確認した後、新たな1リツトルガラス製ビーカ
ーに400mlの上澄み液を移し換え、これを飽和食塩
水とした。実施例1及び2で作つた各ゼオライト/ポリ
プロピレン樹脂複合材の中からゼオライト含有量77重
量%、70重量%、60重量%、50重量%、40重量
%のもの5種をそれぞれ選び、この飽和食塩水に浸漬し
24時間放置後引き上げ、表面をろ紙で拭つた後30分
間室内に放置した。清浄なビーカーに純水(共栄製薬
(株)製 蒸留水日本薬局方精製水)を300ml採取
し、飽和食塩水浸漬後の複合材料の一片を浸漬し、ガラ
ス棒で純水を5分間撹拌後純水より試験片を取り出し
た。この純水を清浄な20ml試験管に3〜5ml採取
し、5%硝酸銀銀水溶液を数滴加え、塩素イオンと銀イ
オンによつて塩化銀が生成する際に白濁することをもつ
て、複合材が吸収した塩化ナトリウムを純水の中で放出
していくことを検証した。新たな純水の中に、更に純水
から引き上げた複合材を浸漬し、同じ操作を行つて塩化
ナトリウム中の塩素イオンが硝酸銀によつて検出されな
くなるまで繰り返し続けた。結果を表2に記す。なお硝
酸銀は、関東化学工業(株)製 試薬特級を用いた。表
2の凡例としては、◎は強く白濁、○は牛乳以下米の研
ぎ汁程度、△は米の研ぎ汁以下、×は何も白濁しないと
いう基準である。
【0024】表2からわかる様に、22回まで純水を交
換しても塩化ナトリウムが放出していることがわかる。
従つて、優れた徐放性を有することが判明した。
換しても塩化ナトリウムが放出していることがわかる。
従つて、優れた徐放性を有することが判明した。
【0025】比較例7〜8 市販の素焼き鉢(5号素焼き鉢:福島市鳥谷野「PRE
AU」より購入品)をおおよそ5〜7cm角に切り出し
て試料に変えた以外は、実施計6と全く同様に行つた。
(比較例7) また、同店にて入手したプラ鉢といわれるポリプロピレ
ン製植木鉢(5号鉢)を同様に切り出し、実施例2と全
く同様に行つた。(比較例8) 結果を表2にあわせて記載する。素焼き鉢はわずかな徐
放性が見られるが充分ではなく、プラ鉢には全く徐放性
は見られなかつた。
AU」より購入品)をおおよそ5〜7cm角に切り出し
て試料に変えた以外は、実施計6と全く同様に行つた。
(比較例7) また、同店にて入手したプラ鉢といわれるポリプロピレ
ン製植木鉢(5号鉢)を同様に切り出し、実施例2と全
く同様に行つた。(比較例8) 結果を表2にあわせて記載する。素焼き鉢はわずかな徐
放性が見られるが充分ではなく、プラ鉢には全く徐放性
は見られなかつた。
【0026】比較例9 比較例2で作つたゼオライト31重量%、30重量%の
2つの複合材について、実施例6と全く同様に徐放性実
験を行つた。結果を表2に併せて記載する。表2から分
るように樹脂分が多くなりゼオライトが少なくなると、
理由は定かでないが徐放性はほとんどなくなる。
2つの複合材について、実施例6と全く同様に徐放性実
験を行つた。結果を表2に併せて記載する。表2から分
るように樹脂分が多くなりゼオライトが少なくなると、
理由は定かでないが徐放性はほとんどなくなる。
【0027】
【表2】
【0028】実施例7 実施例6で使用したと同じゼオライト含有量を有する5
種の複合材について新しい試験片を作製した。
種の複合材について新しい試験片を作製した。
【0029】一方、清浄な1リツトルビーカーに450
gの純水を採取し、更に硫酸アンモニウム(関東化学
(株)製 試薬1級)を50gを加え、ガラス棒で撹拌
溶解し、10%硫安肥料溶液とした。更に、硫安検出用
指示薬として塩化バリウム(関東化学(株)製 試薬特
級)5%水溶液を20mlを作製した。実施例6の中で
飽和食塩水に変えて、硫安水溶液を用い、硝酸銀水溶液
の変わりに塩化バリウム水溶液を用いた以外は全く同様
にして硫安の徐放性実験を行つた。なお、硫安検出は (NH4)2SO4 →2NH+ 4+SO2- 4 …(1)式 BaCl2 →Ba2++2Cl- …(2)式 Ba2++SO4 2-→BaSO4↓ …(3)式 の反応式で(3)式を利用し、硫酸バリウムの生成が水
中で水に溶けず、白濁沈殿することを利用したものであ
る。結果を表3に各試験片ごとに併せて記載した。
gの純水を採取し、更に硫酸アンモニウム(関東化学
(株)製 試薬1級)を50gを加え、ガラス棒で撹拌
溶解し、10%硫安肥料溶液とした。更に、硫安検出用
指示薬として塩化バリウム(関東化学(株)製 試薬特
級)5%水溶液を20mlを作製した。実施例6の中で
飽和食塩水に変えて、硫安水溶液を用い、硝酸銀水溶液
の変わりに塩化バリウム水溶液を用いた以外は全く同様
にして硫安の徐放性実験を行つた。なお、硫安検出は (NH4)2SO4 →2NH+ 4+SO2- 4 …(1)式 BaCl2 →Ba2++2Cl- …(2)式 Ba2++SO4 2-→BaSO4↓ …(3)式 の反応式で(3)式を利用し、硫酸バリウムの生成が水
中で水に溶けず、白濁沈殿することを利用したものであ
る。結果を表3に各試験片ごとに併せて記載した。
【0030】表3から分る様に、複合材は極めて優れた
肥料の徐放性を示す。
肥料の徐放性を示す。
【0031】比較例10〜11 比較例7〜8で用いた素焼き鉢及びプラ鉢から同様に試
験片を切り出し、実施例7と全く同様に試験を行つた。
結果を表3に併せて記載する。
験片を切り出し、実施例7と全く同様に試験を行つた。
結果を表3に併せて記載する。
【0032】この表3からわかる様に、素焼き鉢は肥料
の徐放性はなく、プラ鉢にいたつては全く徐放性は見ら
れなかつた。
の徐放性はなく、プラ鉢にいたつては全く徐放性は見ら
れなかつた。
【0033】比較例12 比較例2と全く同様に試験片を作製し、実施例7と同じ
操作を行つた。結果を表3に併せて記載する。ここで
は、樹脂分が多く好ましい徐放性を得ることができなか
つた。
操作を行つた。結果を表3に併せて記載する。ここで
は、樹脂分が多く好ましい徐放性を得ることができなか
つた。
【0034】
【表3】
【0035】実施例8 ポリプロピレン樹脂をポリスチレン樹脂(昭和電工
(株)製GPポリスチレン2V−62F)に変えた以外
は、全く実施例1と同様に行つた。ポリプロピレン樹脂
とポリスチレン樹脂では比重がわずかに異なり、ポリプ
ロピレン樹脂は0.98g/cm3、ポリスチレン樹脂は
1.05g/cm3のそれぞれの比重差があり、ここで
は、この比重差を用いてゼオライトと樹脂量をそれぞれ
所定量計量し、ゼオライト含有量77重量%、ポリスチ
レン樹脂23重量%で行つた。
(株)製GPポリスチレン2V−62F)に変えた以外
は、全く実施例1と同様に行つた。ポリプロピレン樹脂
とポリスチレン樹脂では比重がわずかに異なり、ポリプ
ロピレン樹脂は0.98g/cm3、ポリスチレン樹脂は
1.05g/cm3のそれぞれの比重差があり、ここで
は、この比重差を用いてゼオライトと樹脂量をそれぞれ
所定量計量し、ゼオライト含有量77重量%、ポリスチ
レン樹脂23重量%で行つた。
【0036】この複合材料は十分な通気性を持ち、かつ
強度もあり、圧縮成形によつて成形することも十分可能
であつた。
強度もあり、圧縮成形によつて成形することも十分可能
であつた。
【0037】
【発明の効果】本発明の植物栽培用容器は、水分や空気
の流通性に優れており、根腐れの発生が防止され、植物
の成長に対して良好な環境を提供することができる。ま
た徐放性にすぐれており、施用した肥料や農薬を吸着し
た後これを少量づつ徐々に放出することができ、肥料や
農薬の効果を長期間維持することができる。更にまた、
成形が容易であり、意匠性も優れており、また比較的軽
量であつて、取り扱いや運搬にも便利である。
の流通性に優れており、根腐れの発生が防止され、植物
の成長に対して良好な環境を提供することができる。ま
た徐放性にすぐれており、施用した肥料や農薬を吸着し
た後これを少量づつ徐々に放出することができ、肥料や
農薬の効果を長期間維持することができる。更にまた、
成形が容易であり、意匠性も優れており、また比較的軽
量であつて、取り扱いや運搬にも便利である。
【図1】本発明の実施例4及び比較例3〜4の試料の水
分吸着性を示す図である。
分吸着性を示す図である。
【図2】本発明の実施例5及び比較例5〜6の試料の水
分吸着性を示す図である。
分吸着性を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 多孔質岩石を主たる成分とする岩石粉末
と熱可塑性樹脂とより成る複合材から成形された植物栽
培用容器。 - 【請求項2】 多孔質岩石がゼオライトである請求項1
に記載の植物栽培用容器。 - 【請求項3】 複合材中の岩石粉末含量が32〜77重
量%である請求項1に記載の植物栽培用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991495A JPH08191632A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 植物栽培用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991495A JPH08191632A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 植物栽培用容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08191632A true JPH08191632A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12012490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991495A Pending JPH08191632A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 植物栽培用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08191632A (ja) |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP1991495A patent/JPH08191632A/ja active Pending
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