JPH08191789A - 内視鏡用押釦装置 - Google Patents

内視鏡用押釦装置

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JPH08191789A
JPH08191789A JP7004521A JP452195A JPH08191789A JP H08191789 A JPH08191789 A JP H08191789A JP 7004521 A JP7004521 A JP 7004521A JP 452195 A JP452195 A JP 452195A JP H08191789 A JPH08191789 A JP H08191789A
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switch
fixing
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endoscope
fixed
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Yasuto Kura
康人 倉
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Hisao Yabe
久雄 矢部
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Tsuguo Okazaki
次生 岡▲崎▼
Hideki Shimonaka
秀樹 下中
Takayuki Yokota
貴之 横田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立て作業性が良好で、かつ水密性を損な
うことのない内視鏡用押釦装置を提供する。 【構成】 内視鏡の操作部に設けられるスイッチ17
は、スイッチ本体31が内蔵されたスイッチ部材32
と、操作者の指が触れる操作部材33とからなり、操作
部材33は、略円柱形状のゴムカバー34の下部に台座
35が一体的に形成されている。台座35の下部には、
角柱状の2つの係合部39,40が下方へ突出して設け
られており、この係合部39,40がケーシング本体3
0に形成されたスイッチ取付孔の周縁部の係止孔に係合
し、スイッチ部材32のスイッチ台42及びスイッチ受
け45と係合部39,40とが固定ビス66によってネ
ジ固定される。このようにスイッチ部材32と操作部材
33とでケーシング本体30を両側から挟み込んだ状態
でスイッチ17が操作部に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の操作部に設け
られ、各種操作指示を行うための内視鏡用押釦装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、細長の挿入部を体腔内等へ挿
入して観察を行うと共に、必要に応じて各種治療処置を
行うことのできる内視鏡が広く使用されている。
【0003】内視鏡の操作部には、挿入部に設けられた
湾曲機構の湾曲操作を行うための湾曲操作ノブとか、内
視鏡に接続される光源装置やビデオプロセッサなどの周
辺装置の制御等の操作指示を行うための押釦装置が設け
られている。
【0004】このような押釦装置は、例えば実公平5−
43762号公報に示すように、操作する指が触れる指
掛け部と、電気信号を発生するスイッチを配設したスイ
ッチ部とから構成されており、指掛け部を押圧するとそ
の力は指掛け部に設けた押圧部を介してスイッチ部のス
イッチに伝達され、スイッチから電気信号が発せられる
ようになっている。指掛け部は、どのような方向から押
圧されても機能するように略円柱形状に形成され、押釦
装置の操作性を向上させている。
【0005】内視鏡に設けられる押釦装置は、一般に前
記公報に示されるように、指掛け部材に固定用部材を一
体となるように螺合し、この指掛け部材を操作部の外面
に当接させ、一方、操作部の内面にはスイッチ部材を当
接させて、操作部の内面側より外面側に向けてスイッチ
部材に設けられた取付孔を貫通し固定用部材に設けたネ
ジ部に螺合するネジ部材によって、指掛け部材とスイッ
チ部材との間に操作部を挟み込んで固定するような構造
が用いられる。
【0006】前記従来の構成では、指掛け部材は円形で
あり、操作部のケーシングに対して回転自在となってい
る。このため、固定用部材とスイッチ部材とをネジ固定
する際には、固定用部材のネジ部とスイッチ部材の取付
孔の位置を一致させるために、指掛け部材を回転させて
ネジ部と取付孔の位置決め作業を行う必要があった。こ
の位置決め作業は目視で行うものであり、精度が出し難
く、組立作業が難しいという問題点があった。また、ネ
ジ部を締め込んで固定するときに、指掛け部材が回転し
てしまい方向が定まらなくなるおそれがあり、所望の方
向に正しく取り付けることが容易でなく、組立性が良く
ない問題点があった。また、指掛け部材を円形ではない
楕円形の形状にした場合、指掛け部の押圧操作がしやす
い方向としにくい方向とができてしまい、指掛け部の操
作性が悪くなる。なお、円形の場合は、どの方向から押
圧しても操作性は同一である。
【0007】また、指掛け部材はゴム部材と台座が一体
に形成されており、ケーシングに設けた埋設孔に埋設し
て設けられている。埋設孔の底面には当接面が形成さ
れ、台座が当接するようになっている。ゴム部材は台座
の外周部全周に設けられ、このゴム部材には埋設孔より
も大きく形成された突起部が全周に設けてある。従っ
て、指掛け部材を埋設孔に嵌め込むと、指掛け部材の外
周部と埋設孔の内周面の間で前記突起部が潰されて水密
部を形成するようになっており、これにより指掛け部材
とケーシングとの水密状態を保っている。
【0008】このような従来の構成において、指掛け部
材の回転方向の位置決めを行うために、指掛け部材の周
囲のケーシングの一部を突出させて位置決め用突起部を
設け、指掛け部材の台座に前記突起部と係合する係合部
を設けるようにすると、ゴム部材の外周に設けた突起部
が埋設孔からはみ出してしまい、突起部が十分に潰され
ずに、水密部が小さくなって水密が十分にとれなくなる
おそれがある。
【0009】水密を確保するために係合部を形成した上
に水密部を形成するようにすると、係合部を形成した分
だけ埋設孔を深くする必要がある。この場合、台座の当
接面の強度を保つために埋設孔を深くした分だけケーシ
ングの肉厚を厚くする必要が生じ、操作部が大型化して
重くなり操作性が悪化する問題点が生じる。また、台座
も係合部を形成した厚さ分だけ大きく重くなり、指掛け
部材の高さが高くなるため、押釦装置の操作性が悪化す
ると共に、押釦装置が大型化してしまい、押釦装置の配
設スペースが多く必要となる。
【0010】また、指掛け部材とスイッチ部材の固定を
ネジ部材によって行う構成では、指掛け部材にはネジ部
材と螺合する固定用部材を設ける必要があり、その取付
作業も必要となる。よってこの構成では、部品点数が増
えると共に構造が複雑であり、押釦装置を小型に構成で
きず、組立作業が煩雑となると共に、組立工費や部品代
が多くかかり安価にできない問題点がある。
【0011】一方、固定用部材を設けずに台座にネジ固
定部を設けて、スイッチ部材とネジ固定する構成とした
場合は、十分な強度を有するようにネジ固定部を形成し
ようとすると、ネジ固定部の長さが長くなり、台座を厚
くする必要がある。しかし、台座を厚くすると台座の重
量が増し、操作部が重くなるため、操作部の操作性が悪
化する問題点がある。
【0012】ところで、操作者は内視鏡の操作部を把持
した状態で押釦装置を操作するようにしている。ここ
で、内視鏡を把持し易くし操作性を向上させるために内
視鏡操作部を小型化すると、押釦装置を設けるスペース
も小さくなり押釦装置を設けることが難しくなる。これ
を解決するために、指掛け部および押圧部の中心軸とス
イッチ部の中心軸とを偏心させて設ける構成が考えられ
る。
【0013】押釦装置を押し易くし操作性を向上させる
には、指掛け部の高さを高くしてどのような方向からも
押せるようにするのが良いが、このようにすると、指掛
け部に設けた押圧部が長くなる。押圧部が長くなると、
指掛け部を斜め方向から押圧した際に指掛け部で生じる
ずれが押圧部によって増幅され、スイッチを作動させる
作動板からずれてしまいスイッチが作動しないおそれが
ある。従って、スイッチの小型化のために指掛け部の中
心軸とスイッチの作動板の中心軸とを偏心させて設けた
構成では、スイッチが押し難い問題点がある。
【0014】また、従来の押釦装置の構成では、指掛け
部は下側の一部が操作部のケーシングに埋設されて固定
されているが、内部のスイッチ部は操作部内面より内側
に突出して設けられている。よってこの構成では、スイ
ッチ部により操作部内の収容スペースが消費されるた
め、操作部の小型化を行ったり、操作部内に新しい機構
を設けようとしたときに障害となる場合があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
押釦装置の構成では、操作する指が触れる指掛け部は、
あらゆる方向から押してもスイッチを作動できるよう
に、円柱形状に形成して操作部の外面に突設し操作性を
良くすると共に、内視鏡の洗浄に際してスイッチの水密
性を確保するために、指掛け部の下部の外周全周にゴム
部材の突起部を設けている。そして、指掛け部の下部に
設けられるスイッチ部を操作部の内部に収納している。
この押釦装置を操作部に固定する際には、指掛け部材の
底部とスイッチ部とをネジで結合して、このネジを締め
込むことで、操作部の外殻部材(ケーシング)を内外両
側から挟み込んでいた。
【0016】押釦装置は操作部において正しい方向に取
り付ける必要があるが、指掛け部材は円柱形状であるた
め、従来の構成ではネジを締め込んで固定するときに指
掛け部材が回転してしまい方向が定まらなくなるおそれ
があり、組立性が良くない問題点があった。これを解決
するために、操作部の外殻部材に指掛け部の位置決め部
を突設すると、この位置決め部と嵌合するための凹部を
指掛け部の下部に設けなければならず、ゴム部材の水密
性が損なわれてしまうおそれがある。
【0017】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、組み立て作業性が良好で、かつ水密性を損なう
ことのない内視鏡用押釦装置を提供することを目的とし
ている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、内視鏡の操作
部に設けられ、該内視鏡に係る操作指示を行う内視鏡用
押釦装置において、前記操作部の外殻部材の内部に設け
られ前記内視鏡に係る操作指示のスイッチング動作を行
うスイッチ部と、前記スイッチ部の上部を覆うもので押
圧することにより前記スイッチ部を操作する指掛け部と
を有し、前記指掛け部を、上部に設けた弾性を有する押
圧部材と下部に設けた前記外殻部材の外表面に当接する
当接部材とを一体的に形成して構成すると共に、前記外
殻部材に設けたスイッチ取付孔の一部に係止部を穿設
し、前記当接部材の少なくとも一部に前記係止部に係合
する突出部を設けたものである。
【0019】
【作用】前記構成において、内視鏡用押釦装置は、指掛
け部の底部を操作部の外殻部材の外表面に当接させ、指
掛け部の当接部材に設けた突出部を外殻部材の係止部に
係合させた状態で、指掛け部とスイッチ部とが外殻部材
に取付固定される。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に係る内視鏡を備えた電
子内視鏡装置の全体構成を示すブロック図である。
【0021】電子内視鏡装置は、体腔内に挿入し観察や
処置を行う内視鏡1と、この内視鏡1に照明光を供給す
る光源装置2と、内視鏡1から伝送された映像信号を処
理するビデオプロセッサ3とを備えて主要部が構成され
ている。本実施例は、挿入部先端部に撮像手段を備えた
電子式の内視鏡を用いた構成となっている。また、ビデ
オプロセッサ3で信号処理された映像信号による被写体
像を表示するモニタ4、映像信号を記録再生するVTR
5、映像信号により被写体の像を印字するビデオプリン
タ6、映像信号を記録する大容量の記憶装置であるビデ
オディスク7等が設けられ、ビデオプロセッサ3に接続
されている。
【0022】内視鏡1は、把持部を兼ねた操作部8と、
操作部8に連設され体腔内に挿入される細長の挿入部9
と、操作部8の側方へ延設され内部にライトガイドや信
号ケーブルを配したユニバーサルコード10とを有して
構成され、ユニバーサルコード10の端部にはコネクタ
11が設けられている。内視鏡1は、コネクタ11を介
して光源装置2と接続され、コネクタ11の側部より延
出した信号ケーブル12を介してビデオプロセッサ3と
電気的に接続されている。
【0023】内視鏡の挿入部9は、軟性の可撓管で挿入
部本体が構成されており、先端側に複数の湾曲管が連結
されてなる湾曲可能な湾曲部13が連設され、湾曲部1
3の先端に撮像光学系や照明光学系等を配設した先端部
14が設けられている。挿入部9基端側の操作部8との
接続部には、挿入部9が根元部分で折れて破損するのを
防止する折れ止め部15が設けられている。
【0024】操作部8には、湾曲操作部16が突出して
設けられており、この湾曲操作部16を術者が操作する
ことにより、内部に設けられた湾曲機構を介して湾曲部
13を遠隔的に湾曲させ、先端部14の向きを上下左右
方向に変更できるようになっている。
【0025】湾曲操作部16は、上下方向の湾曲操作を
行うための第1の操作手段24と、左右方向の湾曲操作
を行うための第2の操作手段25と、第1の操作手段2
4の固定/解除操作を行うための第1の固定操作手段2
6と、第2の操作手段25の固定/解除操作を行うため
の第2の固定操作手段27とを有して構成されている。
第1の固定操作手段26の操作レバー端部には操作ツマ
ミ28が、第2の固定操作手段27の上面部には操作ツ
マミ29がそれぞれ設けられている。
【0026】また、操作部8には各種操作指示を行うた
めの押釦装置として複数のスイッチが設けられている。
【0027】操作部8の外観構成を拡大して示した図を
図2ないし図5に示す。図2は操作部8を湾曲操作部1
6正面側の側方から見た全体構成を示し、図3はユニバ
ーサルコード10接続部側の側方から見た操作スイッチ
部近傍の構成を示し、図4は湾曲操作部16側面側の側
方から見た操作スイッチ部近傍の構成を示し、図5は操
作部8の端部方向から見た操作スイッチ部近傍の構成を
示したものである。
【0028】操作部8の湾曲操作部16近傍の側面部に
は第1のスイッチとしてのスイッチ17と第2のスイッ
チとしてのスイッチ18がそれぞれ対向した面に設けら
れており、さらに操作部8の頭部、即ち操作部8の挿入
部9と反対側の端部には台形状の操作スイッチ部19が
設けられ、この操作スイッチ部19の側面部には第3の
スイッチとしてのスイッチ20と第4のスイッチとして
のスイッチ21が隣り合った面にそれぞれ設けられてい
る。スイッチ21は、操作者から向かって(図4に示す
方向)操作スイッチ部19の左側面に、スイッチ20
は、操作スイッチ部19の手前の傾斜面にそれぞれ配置
されている。また、スイッチ18は、スイッチ20が配
設された傾斜面の延長面上に配置されている。
【0029】前記スイッチ17,18,20,21は、
ビデオプロセッサ3を介してVTR5、ビデオプリンタ
6、ビデオディスク7等前述の周辺機器の遠隔操作を行
ったり、ビデオプロセッサ3を遠隔操作し、画像のフリ
ーズ及びレリーズや測光モード等の制御とかモニタ4に
出力される画面サイズの変更などの動作指示を行えるよ
うになっており、その機能は内視鏡1やビデオプロセッ
サ3により自由に選択できるようになっている。このと
き、スイッチ17,18は図2に示すように操作部8を
把持したままで操作でき、スイッチ20,21に比べて
操作性が良いので、使用頻度の高い機能である写真撮影
(レリーズ)や画像の一時停止(フリーズ)などを選択
しスイッチ17,18に割り当てても良い。
【0030】ここで、スイッチ17は、どの方向から押
圧されても機能するように、押釦部分が上面から見て円
形状に形成されている。一方、スイッチ18,20,2
1は押釦部分が上面から見て長円形状に形成されてお
り、スイッチ18は挿入部中心軸方向に長く、スイッチ
20,21は挿入部中心軸と垂直な方向に長くなってい
る。スイッチ20,21を長円形状にすることにより、
操作スイッチ部19の小型化が可能となり、スイッチ2
0,21をより挿入部側へ寄せて配置することができ
る。すなわち、図3に示すようにスイッチ21は左手人
差し指22で、スイッチ20は左手親指23でそれぞれ
押圧し易い位置に配設することができる。
【0031】また、操作者がスイッチ20を押し込み操
作する際には、操作する左手親指23がスイッチ18の
上方にも位置するため、スイッチ18に触れてしまうお
それがある。そこでスイッチ18は、図4に示すよう
に、スイッチ20を操作する際に操作指が接触し難く、
かつスイッチ20を操作し易いように操作部長手方向と
垂直な方向の幅を狭くし、一方スイッチ18の操作性を
損なわないよう操作部長手方向の長さを長くした長円形
状に形成している。また、スイッチ20の操作性向上の
ため、スイッチの高さはスイッチ20を高くスイッチ1
8をスイッチ20よりも低く設定し、スイッチ18が邪
魔にならないようにすると共に、スイッチ20を押圧す
る際にスイッチ18に触れて誤作動しないようにし、操
作時の不具合を無くしている。
【0032】スイッチ17,18,20,21の外表面
には、他のスイッチと区別するための識別記号が記され
ている。本実施例では、スイッチ17には“1”、スイ
ッチ18には“4”、スイッチ20には“3”、スイッ
チ21には“2”の各識別記号がそれぞれ記されてい
る。なおこれらの識別記号は数字に限らず、アルファベ
ットやローマ数字等のその他の物と区別できる記号なら
ば何でも良く、また印刷,彫り込み,突起等のどのよう
な方法で示されていても良い。
【0033】次に、第1のスイッチとしてのスイッチ1
7の詳細構成を図6ないし図12に示す。図6はスイッ
チ17を上方から見た上面図、図7は図6のA−A線断
面図、図8は図6のB−B線断面図である。
【0034】スイッチ17は、操作部8を形成する外殻
部材としてのケーシング本体30に配設固定され、スイ
ッチ本体31が内蔵されたスイッチ部としてのスイッチ
部材32と、実際に操作を行う際に指で触れて操作する
指掛け部としての操作部材33とから構成されている。
【0035】操作部材33は、押し込み操作を行う押圧
部材を構成するシリコンゴム等の弾性樹脂からなる略円
柱形状のゴムカバー34と、このゴムカバー34の基端
部に一体的に形成された当接部材としての台座35と、
後述するロッド部材36の上端部の周囲を囲むようゴム
カバー34の上端部内側に一体的に形成されている円筒
状の囲い部材37とを有して構成されている。ゴムカバ
ー34の外表面には、前述したように識別記号として
“1”が表示された識別番号38が設けられている。
【0036】台座35の下部には、突出部を構成する角
柱状の2つの係合部39,40が下方へ突出して設けら
れ、これらの係合部39,40には下端に開口した雌ネ
ジ部からなる固定ネジ部41がそれぞれ設けられてい
る。このとき、係合部39,40は、台座35の中心に
対して偏心した位置に設けられている。
【0037】スイッチ部材32は、平板状のスイッチ台
42の上面に配設したスイッチ本体31と、このスイッ
チ本体31の上側に位置しスイッチ本体上部に設けられ
た作動板43と当接して作動板43を押圧する棒状のロ
ッド部材36と、このロッド部材36の下端に形成され
た係止フランジ44を保持してロッド部材36の抜けを
防止すると共にスイッチ本体31を収容するスイッチ受
け45とを有して構成されている。
【0038】図9はスイッチ台42の平面図、図10は
スイッチ受け45を上方から見た上面図、図11はスイ
ッチ本体31を収納した状態でのスイッチ受け45を下
方から見た下面図、図12はケーシング本体30に設け
られるスイッチ取付孔の上面図をそれぞれ示したもので
ある。
【0039】スイッチ本体31の下面には位置決め突起
46が2ケ所設けられ、この位置決め突起46に対応し
てスイッチ台42には位置決め孔47が2ケ所設けられ
ており、位置決め突起46が位置決め孔47に係合する
ことでスイッチ本体31がスイッチ台42上で位置決め
されて接着によりスイッチ台42に一体的に取り付け固
定される。このスイッチ台42及びスイッチ本体31の
上側がスイッチ受け45により覆われる。
【0040】スイッチ受け45内部には、下面側から上
面側に向けて一段ずつ小径となったスイッチ本体収納部
48,作動板収納部49,ロッド収納部50が連通して
設けられており、これらの収納部にスイッチ本体31及
びロッド部材36の下端側が収納される。
【0041】スイッチ台42及びスイッチ受け45の両
端部には、それぞれ位置合わせ孔51,52が2ケ所設
けられており、これらの位置合わせ孔51,52の位置
を一致させることによってスイッチ台42とスイッチ受
け45は位置合わせされ、接着により固定される。スイ
ッチ受け45両端部の位置合わせ孔52の周囲は、角穴
状に切り欠かれた係止溝59が設けられ、台座35の係
合部39,40が係合するようになっている。
【0042】スイッチ受け45の下面側部には、スイッ
チ本体31下面両側部に突設された接点53,54がぶ
つからないように接点溝55,56が形成されている。
スイッチ本体31側面の対向する2面にそれぞれ2ケ所
ずつ設けられた接点53,54のうち、接点54は使用
しないため途中で切断されている。接点54側の接点溝
56は短絡のおそれがないため連通した一つの溝部とな
っているが、接点53側の接点溝55は接点ごとに個別
に形成され、接点同士の短絡やリード線の結線に伴う短
絡を防止している。
【0043】スイッチ受け45上側の作動板収納部49
には、作動板43,ロッド部材36の係止フランジ4
4,押さえ板57が収納されている。ロッド部材36の
上端側はロッド収納部50を突き抜けて上方に突出し、
囲い部材37内側まで延在している。
【0044】ロッド収納部50は作動板収納部49より
も小径に形成されているため、これらの間の段部には係
止面58が形成される。この係止面58に押さえ板57
が当接し、ロッド部材36の係止フランジ44が押さえ
板57及び係止面58で係止されており、ロッド部材3
6下端部が作動板収納部49より上方へ抜けないように
なっている。
【0045】ケーシング本体30には、図12に示すよ
うにスイッチ取付孔60が設けられている。スイッチ取
付孔60は、大径孔61と小径孔62による2段の孔か
らなり、小径孔62の周縁部には両端が対向して切り欠
かれた一対の係止孔63,64が形成され、係止部を構
成している。小径孔62及び係止孔63,64は大径孔
61の中心に対して偏心して設けられている。また、大
径孔61と小径孔62の段差により当接面65が形成さ
れている。
【0046】前記当接面65には、図8に示すように台
座35の下端面が当接するようになっており、これによ
りケーシング本体30に対する操作部材33の深さ方向
の位置出しができる。また、係止孔63,64に台座3
5の下端より突出した係合部39,40が嵌め込まれる
ことで、両者は回転不能に係合し、ケーシング本体30
に対する回転方向の位置出しができる。
【0047】このとき、係止孔63,64及び係合部3
9,40は、大径孔61及び台座35の中心に対してそ
れぞれ偏心しているため、係合部39が係止孔63に、
係合部40が係止孔64にそれぞれ嵌合するよう位置が
決定する。よって、操作部材33はケーシング本体30
に対して一定の方向にのみ嵌合し、逆方向には嵌合しな
いようになっているため、操作部材33に示される識別
番号38の向きを気にすることなく正しい向きに取り付
けることができ、組み立て性が良好である。
【0048】スイッチ取付孔60の係止孔63,64に
嵌合し挿入された台座35の係合部39,40は、さら
にスイッチ受け45の係止溝59と嵌合し、これにより
操作部材33とスイッチ部材32の位置決めがなされ
る。このとき、係合部39,40の固定ネジ部41とス
イッチ台42及びスイッチ受け45の位置合わせ孔5
1,52との位置が一致し、この状態でスイッチ台42
下端側より固定ビス66によって固定される。この構成
により、操作部材33とスイッチ部材32は組み付ける
だけで位置決め固定することができ、手間がかかる位置
決め作業を特別に行う必要がない。
【0049】従って、本構成によれば、スイッチ部材3
2と操作部材33との固定が一度に容易にできるため、
組み立て作業性が良く、また固定用の部材を少なくする
ことができ、コンパクトで簡単かつ安価に組み立てるこ
とができる。
【0050】このとき図8に示すように、ケーシング本
体30に対して、外側の当接面65には台座35の下端
面が当接し、ケーシング本体30の内面67にはスイッ
チ受け45の外側上端面68の角部が当接しており、ケ
ーシング本体30をスイッチ部材32と操作部材33と
で両側から挟み込む構造となっている。このようにケー
シング本体30を挟み込むことにより、スイッチ部材3
2と操作部材33とは強固に固定される。
【0051】なお、台座35の係合部39,40をスイ
ッチ受け45へ固定する手段は、固定ビス66による構
造に限らず、図13や図14に示すような手段を用いて
も良い。
【0052】図13は台座35とスイッチ受け45との
固定手段の第1の変形例を示したものである。この例
は、台座35の係合部39,40とスイッチ受け45の
係止溝59とを係合させ、これらの間を接着剤69によ
って接着固定した構成となっている。
【0053】この構成においても、前述の構成と同様
に、操作部材33とスイッチ部材32を組み付けるだけ
で一度に位置決めし固定することができるため、組立作
業性が良好であり、また固定用部材も少なく簡単な構造
であるため、小型でかつ安価に構成できる。また、固定
ビス等のネジ部材も必要としないので、より簡単な構造
にできる。
【0054】図14は台座35とスイッチ受け45との
固定手段の第2の変形例を示したものである。この例
は、スイッチ受け45の係止溝59の側面に係止凸部7
0を設け、一方台座35の係合部39,40の側面に係
止凸部70と係合する係合凹部71を設け、両者を係合
固定した構成となっている。前記係止凸部70及び係合
凹部71は、ケーシング本体30の当接面65と台座3
5の下端面とが当接し、ケーシング本体30の内面67
とスイッチ受け45の外側上端面68とが当接したとき
に、相対する位置に設けられている。
【0055】第2の変形例では、係合部39,40を設
けた台座35は、弾性を有する樹脂材料であるPEE
K,PSU,PP,PA,POM,PE,PBT,PP
S,PS,SAN,ABS,PMMA,PC,PPO,
PETなどで形成されている。
【0056】台座35の係合部39,40をスイッチ受
け45の係止溝59に嵌め込んでいくと、係合部39,
40の下端部が係止凸部70に当接し、係合部39,4
0が押し広げられるように弾性変形しつつ係止凸部70
を乗り越え、係合凹部71が係止凸部70と合ったとき
に係合部39,40の変形が元に戻り、係合凹部71と
係止凸部70とが係合する。これにより、操作部材33
とスイッチ部材32との固定ができる。なお、係合部3
9,40の下端部には傾斜面を設けているため、係止凸
部70に当接したときに引っかかり等がなくスムーズに
係合部39,40が変形するようになっている。
【0057】この構成においても、第1の変形例と同様
に、操作部材33とスイッチ部材32を組み付けるだけ
で一度に位置決めし固定することができるため、組立作
業性が良好であり、また固定用部材も少なく固定ビス等
のネジ部材も必要としないので、より簡単な構造にで
き、小型でかつ安価に構成できる。また、接着剤を充填
したり固定ビスを取り付ける作業を省略することができ
るため、さらに取付作業を簡略化できる。
【0058】なお、係合部39,40及び係止溝59に
おいて、係合用の凸部と凹部を逆に設けても同様の効果
が得られる。
【0059】操作部材33におけるゴムカバー34の内
側には、囲い部材37の内部にロッド部材36の上端部
と対向して押圧部73が突出形成されている。ゴムカバ
ー34に加えられたスイッチ操作力は、ゴムカバー34
の押圧部73からロッド部材36に伝えられ、さらにロ
ッド部材36の下端部から作動板43に伝えられること
により、作動板43が押されてスイッチ本体31はスイ
ッチオンの信号を出力する。この信号がリード線74を
介してビデオプロセッサ3等に送られる。
【0060】また、ゴムカバー34の側面方向から力が
加えられたときには、ロッド部材36が傾斜するが、ロ
ッド部材36の上端部が囲い部材37により保持される
ので、スイッチ操作力はロッド部材36の下端部まで伝
えられ、前記と同様に作動板43に伝えられて押圧され
る。
【0061】このようにロッド部材36が傾斜したとき
は、ロッド部材36の下端部は係止フランジ44の角部
と押さえ板57とが当接することにより支持される。こ
のとき、ロッド部材36よりも押さえ板57の材質を同
じかもしくは硬い材料で形成することにより、当接時に
押さえ板57が削れることがなくロッド部材36の作動
に影響を与えない。なお、押さえ板57を設ける代わり
にスイッチ受け45の係止面58とロッド部材36とを
上述の硬さの関係に形成することにより、押さえ板57
を省略することができる。
【0062】前述したように、スイッチ本体31はケー
シング本体30のスイッチ取付孔60の中心に対して偏
心して設けられており、これに対応させて本実施例で
は、図8に示すように、操作部材33におけるゴムカバ
ー34の中心軸75とスイッチ部材32におけるスイッ
チ本体31の中心軸76とを一致させずに、両者をずら
して設けてある。しかし、操作部材33内部のロッド部
材36,押圧部73,囲い部材37の中心軸はスイッチ
本体31の中心軸76と一致させるようにしている。操
作部材33の中心軸とスイッチ本体31の中心軸とを偏
心させることにより、スイッチを配設するスペースを小
さくでき、スイッチ及び操作部を小型化できる。
【0063】この構成により、ゴムカバー34を真っ直
ぐに押し込んだとき、押圧力はロッド部材36には縦の
力と横の力が合わさった斜めの力となって伝わるが、横
の力に対しては囲い部材37が、縦の力には押圧部73
がそれぞれ機能して押圧力を受けるため、スイッチの作
動に問題は生じない。また、操作部材33の押圧部73
及びロッド部材36の中心軸とスイッチ本体31の中心
軸とが一致しているため、ロッド部材36がスイッチ本
体31の作動板43からずれることなく、誤動作のおそ
れがない。
【0064】従って操作部材の中心軸とスイッチ本体の
中心軸とを偏心させて設けた構成においても、ゴムカバ
ー34に加えた力がロッド部材36を介してスイッチ本
体31の作動板43に確実に伝達されるため、操作性良
くスイッチ操作を行うことができる。
【0065】また、ゴムカバー34の下端部外周には全
周に渡って突起部77が形成されている。操作部材33
は、ケーシング本体30に設けられたスイッチ取付孔6
0の大径孔61にゴムカバー34下端部が嵌入されて図
7及び図8のように組み付けられ、前述のように台座3
5の下端面が当接面65に当接している。ケーシング本
体30と操作部材33との間は、前記突起部77の外径
よりも大径孔61の内径が小径となっているため、操作
部材33がケーシング本体30に組み付いた状態では、
ゴムカバー34の突起部77が押しつぶされて変形して
大径孔61の側面に圧接しており、これによりスイッチ
17の水密が保たれている。
【0066】ケーシング本体30は、操作者が把持し易
いように外表面が曲面で形成されているため、スイッチ
取付孔60の肉厚が薄い部分などでは前記突起部77が
大径孔61の側面と十分当接せずに変形しない部分が存
在し、水密が保てない場合がある。そこで、本実施例で
は図5及び図8に示すように、操作部材33の周囲のケ
ーシング本体30を全周に渡って盛り上げた盛り上げ部
78を形成することにより、突起部77全周が必ず変形
するようにしている。これにより、水密を確実に保ちつ
つケーシング本体の外表面を曲面に形成することが可能
であり、操作性を向上できる。
【0067】図15は、ロッド部材を設けずに構成した
操作部材の変形例を示したものである。
【0068】この変形例の操作部材80は、ゴムカバー
81の内側にカバーと一体に突出形成された押圧部82
を有して構成されており、押圧部82の外周部には押圧
部82の変形を防止するための補強筒83が設けられて
いる。
【0069】前述の実施例と同様に、ゴムカバー81の
中心軸84と押圧部82の中心軸85とが偏心した位置
に押圧部82を設けると共に、スイッチ本体31及び作
動板43と押圧部82とは同心に設けている。
【0070】この構成では、ゴムカバー81に加えられ
た力は、押圧部82を介してスイッチ本体31の作動板
43に伝達され、スイッチ操作がなされる。このとき、
ゴムカバー81と押圧部82は一体に形成されているの
で、ゴムカバー81に加わった押圧力は押圧部82に確
実に伝わる。また、押圧部82とスイッチ本体31とは
同心に設けられているため、押圧部82の端部が作動板
43から外れることなく、押圧部82に加わった力は作
動板43へ確実に伝達される。よって本変形例の構成に
おいても、ゴムカバー81に加えた力が押圧部82を介
してスイッチ本体31の作動板43に確実に伝えられる
ため、操作性良くスイッチ操作を行うことができる。
【0071】次に、第2のスイッチとしてのスイッチ1
8の詳細構成を図16ないし図22に示す。図16はス
イッチ18を上方から見た上面図、図17は図16のA
−A線断面図、図18は図16のB−B線断面図であ
る。
【0072】スイッチ18は、スイッチ17と同様に操
作部8のケーシング本体30に配設固定され、スイッチ
本体91が内蔵されたスイッチ部材92と、実際に操作
を行う際に指で触れて操作する操作部材93とから構成
されている。
【0073】操作部材93は、押し込み操作を行うシリ
コンゴム等の弾性樹脂からなるゴムカバー94と、この
ゴムカバー94の基端部に一体的に形成された台座95
とを有して構成されている。スイッチ18は、前述した
ようにスイッチ20との操作性を考慮して、上方から見
て幅Wが狭く長さLが長くなった長円形状となってお
り、ゴムカバー94は略長円柱状に形成されている。ま
た、ゴムカバー94の外表面には、前述したように識別
記号として“4”が表示された識別番号96が設けられ
ている。
【0074】台座95の下部には、角柱状の2つの係合
部97,98が下方へ突出して設けられている。これら
の係合部97,98のうち、前記識別番号96の上側に
あたる係合部98を長く形成することにより、組み立て
るときの上下方向を明確にして組み立て性を向上させて
いる。
【0075】また、ゴムカバー94の下部には、図18
に示すように前記係合部97,98と同じ方向に突出し
た突出部99が形成されている。
【0076】スイッチ部材92は、スイッチ本体91
と、このスイッチ本体91を搭載するスイッチ受け台1
00とを有して構成されている。
【0077】図19はスイッチ部材92を下方から見た
下面図、図20は操作部材93を下方から見た下面図、
図21はケーシング本体30に設けられるスイッチ取付
孔の上面図をそれぞれ示したものである。また、図17
における切り欠き部Xは図19のC−C線断面を、図1
9における切り欠き部Yは図17のD−D線断面をそれ
ぞれ示したものであり、図22は図17のE−E線断面
図である。
【0078】スイッチ本体91の下面には位置決め突起
101が2ケ所設けられ、この位置決め突起101に対
応してスイッチ受け台100には位置決め孔102が2
ケ所設けられており、位置決め突起101が位置決め孔
102に係合することでスイッチ本体91がスイッチ受
け台100上で位置決めされて、スイッチ本体91とス
イッチ受け台100とが一体的に取り付け固定される。
【0079】スイッチ受け台100は、スイッチ本体9
1の下面側部に突設された接点103と接触し短絡によ
る誤動作を防止するため、接点103に対して逃げを設
けて形成されている。スイッチ受け台100の両端部に
は、台座95の係合部97,98と係合する係止切り欠
き104が設けられている。
【0080】ケーシング本体30には、図21に示すよ
うにスイッチ取付孔105が設けられている。スイッチ
取付孔105は、大径孔106と大径孔106より小径
のスイッチ本体孔107による2段の孔からなり、スイ
ッチ本体孔107の周縁部には両端が対向して切り欠か
れた一対の係止孔108が形成されている。また、大径
孔106とスイッチ本体孔107の段差により当接面1
09が形成されている。
【0081】前記当接面109には、図18に示すよう
に台座95の下端面110が当接するようになってお
り、これによりケーシング本体30に対する操作部材9
3の深さ方向の位置出しができる。また、台座95の下
端より突出した係合部97,98が係止孔108を通り
スイッチ受け台100の係止切り欠き104に嵌まり込
むことで、操作部材93とスイッチ部材92との位置決
めがなされる。
【0082】また、操作部材93とスイッチ部材92が
組み付いたとき、ゴムカバー94の突出部99が変形し
つつ下端面でスイッチ本体91の上端面を押さえ付けて
スイッチ本体91の位置を固定するようになっている。
このため、スイッチ本体91とスイッチ受け台100と
は接着等で固定する必要はなく、組み立ての手間が省
け、組み立て性が良好である。
【0083】台座95の係合部97,98の側部には、
図22に示すようにV字形状の切り欠き溝111が設け
られており、係合部97,98はスイッチ受け台100
の側面より止めネジ112によって固定される。これに
より、スイッチ部材92のスイッチ受け台100と操作
部材93の台座95とが固定される。
【0084】前記止めネジ112は、先端が円錐形状を
した当接面113を有しており、螺合していくと切り欠
き溝111に当接するようになっている。切り欠き溝1
11は止めネジ112の当接面113と同一形状となっ
ているため、当接面113が切り欠き溝111の片側斜
面全面に当接する。
【0085】よって、止めネジ112を螺合していくと
当接面113が切り欠き溝111の下側斜面に当接し、
さらにねじ込むと切り欠き溝111が下方に移動しよう
とするので、操作部材93はケーシング本体30側に引
き込まれる。
【0086】この構成により、スイッチ部材92と操作
部材93との固定が一度に容易にできるため、組み立て
作業性が良く、また固定用の部材を少なくすることがで
き、コンパクトで簡単かつ安価に組み立てることができ
る。また、固定する際に操作部材93をケーシング本体
30内部に引き込む構造であるため、スイッチ受け台1
00の外側上端面114とケーシング本体30の内面1
15との当接部、及びケーシング本体30外側の当接面
109と台座95の下端面110との当接部が圧接され
て当接がより強固になる。
【0087】このとき図17及び図18に示すように、
ケーシング本体30に対して、外側の当接面109には
台座95の下端面110が当接し、ケーシング本体30
の内面115にはスイッチ受け台100の外側上端面1
14が当接しており、ケーシング本体30をスイッチ部
材92と操作部材93とで両側から挟み込む構造となっ
ている。このようにケーシング本体30を挟み込むこと
により、スイッチ部材92と操作部材93とは強固に固
定される。
【0088】なお、台座95の係合部97,98とスイ
ッチ受け台100との固定手段は、図22の構成に限ら
ず、図23や図24に示すような手段を用いても良い。
【0089】図23は台座95とスイッチ受け台100
との固定手段の第1の変形例を示したものである。この
例は、係合部97,98の側部には切り欠き溝の代わり
に固定ネジ部116を設け、スイッチ受け台100の側
面部に固定ビス117が貫通する固定孔118を設け
て、固定ビス117により固定した構成となっている。
【0090】この構成では、スイッチ受け台100の側
面より固定ビス117を挿入してねじ込んでいくと、固
定ビス117が固定孔118を貫通して係合部97,9
8の固定ネジ部116に螺合する。これにより、台座9
5とスイッチ受け台100とが固定される。
【0091】この構成においても、前述の構成と同様
に、スイッチ部材92と操作部材93との固定が一度に
容易にできるため、組み立て作業性が良好であり、また
固定用の部材を少なくすることができ、コンパクトで簡
単かつ安価に組み立てることができる。
【0092】図24は台座95とスイッチ受け台100
との固定手段の第2の変形例を示したものである。この
例は、第1の変形例における固定ネジ部116の代わり
に係合部97,98にも固定孔119を設けてスイッチ
受け台100の固定孔118と連通するようにし、固定
ビス117の代わりに固定ピン120を設けた構成とな
っている。
【0093】この構成では、スイッチ受け台100の側
面より固定ピン120を挿入すると、固定ピン120が
固定孔118を貫通して嵌挿され、係合部97,98の
固定孔119に嵌入する。そして、スイッチ受け台10
0の固定孔118の開口部より接着剤121を充填し、
接着剤121により固定ピン120をスイッチ受け台1
00に固定することで、台座95とスイッチ受け台10
0とが固定される。
【0094】この構成においても、第1の変形例と同様
に、スイッチ部材92と操作部材93との固定が一度に
容易にできるため、組み立て作業性が良好であり、また
固定用の部材を少なくすることができ、コンパクトで簡
単かつ安価に組み立てることができる。
【0095】なお第2の変形例において、係合部97,
98の固定孔119は貫通孔でも良く、この場合は係合
部97,98の側面からも接着剤を充填することによっ
て固定ピン120をより強固に固定できる。
【0096】また、係合部97,98の固定孔119は
V字形状をした切り欠き溝を代わりに用いても良く、こ
の場合、固定ピン120の先端形状を円錐状に形成すれ
ば、固定時に係合部97,98をケーシング本体30の
内部方向に引き込むことができ、図22の構成と同様に
スイッチ受け台100の外側上端面114とケーシング
本体30の内面115との当接、及びケーシング本体3
0外側の当接面109と台座95の下端面110との当
接がより強固になる。
【0097】操作部材93におけるゴムカバー94の内
側には、スイッチ本体91上面部の作動板122と対向
して押圧部123が突出形成されており、この押圧部1
23の外周部には押圧部123の変形を防止するための
金属製の補強枠124が設けられている。
【0098】ゴムカバー94に加えられたスイッチ操作
力は、ゴムカバー94の押圧部123により、押圧部1
23の下端部から作動板122に伝えられることによ
り、作動板122が押されてスイッチ本体91はスイッ
チオンの信号を出力する。この信号がリード線125を
介してビデオプロセッサ3等に送られる。
【0099】また、ゴムカバー94の側周部には傾斜面
126が形成されているが、この傾斜面126にスイッ
チ操作力が加えられたときには、押圧部123は上端側
が斜めに移動しながら作動板122に力を伝えることが
でき、前記と同様に作動板122が押圧される。
【0100】従って、ゴムカバー94に加えた力が押圧
部123を介してスイッチ本体91の作動板122に確
実に伝達されるため、操作性良くスイッチ操作を行うこ
とができ、押圧部123が作動板122に触れることな
く横にスライドして作動板122から外れ、スイッチ本
体91が機能しなくなるおそれを防止できる。このと
き、押圧部123の外周の補強枠124によって、押圧
部材123の変形をなくし確実に作動板122へ力を伝
達するようにしている。
【0101】また、ゴムカバー94の下端部外周には全
周に渡って突起部127が形成されている。操作部材9
3は、ケーシング本体30に設けられたスイッチ取付孔
105の大径孔106にゴムカバー94下端部が嵌入さ
れて組み付けられている。ケーシング本体30と操作部
材93との間は、前記突起部127の外径よりも大径孔
106の内径が小径となっているため、操作部材93が
ケーシング本体30に組み付いた状態では、ゴムカバー
94の突起部127が押しつぶされて変形して大径孔1
06の側面に圧接しており、これによりスイッチ18の
水密が保たれている。
【0102】このとき、スイッチ受け台100に保持さ
れたスイッチ本体91は、上側の一部がケーシング本体
30に設けられたスイッチ取付孔105のスイッチ本体
孔107に埋設している。従ってこの構成によれば、押
釦装置の小型化ができ、ケーシング本体30内面に対し
スイッチ本体91の内側への張り出しが少ないため、ケ
ーシング本体30の内部スペースを有効に利用すること
ができる。
【0103】図25及び図26はケーシング本体にスイ
ッチ本体を埋設した構成の変形例を示したものである。
【0104】図25に示す第1の変形例では、スイッチ
本体孔107の内面側にスイッチ本体孔107より大径
のスイッチ受け台孔128が形成されており、このスイ
ッチ受け台孔128にスイッチ受け台100の一部が収
納されてケーシング本体30に埋設している。この構成
では、ケーシング本体30内面に対しスイッチ本体91
の内側への張り出しをさらに少なくすることができるた
め、ケーシング本体30の内部スペースを有効に利用で
き、さらに押釦装置を小型化できる。
【0105】図26に示す第2の変形例では、スイッチ
本体孔107の代わりに大径孔106の内面側にスイッ
チ本体孔107より大径のスイッチ受け台孔129が形
成されており、このスイッチ受け台孔129にスイッチ
受け台100が嵌合し、スイッチ受け台孔129にスイ
ッチ受け台100の一部及びスイッチ本体91が収納さ
れてケーシング本体30に埋設している。
【0106】この構成では、第1の変形例と同様に、ケ
ーシング本体30内面に対しスイッチ本体91の内側へ
の張り出しをさらに少なくすることができ、ケーシング
本体30の内部スペースを有効に利用できる。また、ス
イッチ本体孔とスイッチ受け台孔を別々に設ける必要が
ないので、ケーシング本体30の加工性が良好である。
【0107】次に、操作スイッチ部19の詳細構成を図
27ないし図31に示す。図27は操作スイッチ部19
の操作部長手方向断面図、図28は図27のA−A線断
面図、図29は図27のB−B線断面図、図30は図2
7のC−C線断面図、図31はスイッチ部外装カバー内
に設けられる補強リブ部の詳細断面図であり、(a)は
図29のD−D線断面図、(b)は図29のE−E線断
面図である。
【0108】操作スイッチ部19に配設されたスイッチ
21は、図27に示すように、台座130の上側周囲に
一体的に形成されたゴム等の弾性部材からなるゴムカバ
ー131と、ゴムカバー131の内面に一体的に突設さ
れた押圧部132と、押圧部132の変形防止部材とし
て押圧部132に外嵌された補強枠133とを有して構
成されている。押圧部132の先端部は球面状に形成さ
れている。台座130の下部には、スイッチ固定部材1
36に固定されたスイッチ本体135が配設されてい
る。
【0109】押圧部132の中心軸134とスイッチ本
体135の中心軸137とはある所定の角度を持った関
係となるように押圧部132及びスイッチ本体135が
配置されている。
【0110】ここで、スイッチ本体135の中心軸13
7と押圧部132の中心軸134との位置関係について
図32を参照して説明する。
【0111】図32において、左側はスイッチ本体の中
心軸137と押圧部の中心軸134とが平行かまたは一
致している場合を示し、右側はスイッチ本体の中心軸1
37と押圧部の中心軸134とが所定の角度を持つ場合
を示している。前者の場合のスイッチ本体135の下端
からゴムカバー131の上端までの高さh1 と、後者の
場合のスイッチ本体135の下端からゴムカバー131
の上端までの高さh2とを比べると、h1 >h2 とな
る。
【0112】従って、スイッチ本体の中心軸137と押
圧部の中心軸134とが平行でなくある角度を持つよう
に配置することにより、スイッチ21の配設スペースを
小さくでき、このことは操作スイッチ部19の小型化に
大きく貢献する。
【0113】このようにスイッチ本体135の中心軸1
37と押圧部132の中心軸134とが角度を持つよう
に配置すると、押圧部132の先端端面とスイッチ本体
135の作動板138の上端面とは平行ではなくなる。
この場合、押圧部132の先端端面が平面であると、ス
イッチ21を押し込んだとき、押圧部132が作動板1
38に対して均一な押圧力を与えないため、作動感を悪
化させたり、作動板138の耐久性に悪影響を与えるお
それがある。
【0114】そこで、本実施例では押圧部132の先端
端面を球面状にすることにより、作動感や耐久性を損な
うことなく、操作スイッチ部19の小型化ができる。
【0115】押圧部132の変形例を図33に示す。こ
の変形例は、先端端面を作動板138と平行な平面に形
成した押圧部132aが設けられている。このように押
圧部の先端端面を作動板と平行な平面とした場合におい
ても、前述の球面状に形成した場合と同様の効果が得ら
れる。
【0116】図28に示すスイッチ20は、スイッチ2
1と同様に構成されて操作スイッチ部19に配設されて
おり、内部にスイッチ本体140が設けられスイッチ固
定部材136に固定されている。
【0117】スイッチ20及び21は、スイッチ部外装
カバー139の内壁とスイッチ固定部材136の外壁と
の間に台座130の端部を挟み込むことにより固定され
ている。この構成により、台座130をビスで固定した
り、固定ナットで引き込むなどの作業を行うことなく、
スイッチを簡単に組み込むことができる。
【0118】スイッチ部外装カバー139の内壁の天井
部には、複数の補強リブ141が平行に設けられてお
り、この補強リブ141と係合するようにスイッチ固定
部材136にはリブ係合部142が設けられている。ま
た、図27及び図29に示すように、スイッチ部外装カ
バー139下部の内側壁全域にも所定の間隔毎に補強リ
ブ143が設けられている。
【0119】スイッチ部外装カバー139の内壁とスイ
ッチ固定部材136の外壁とは、補強リブ141とリブ
係合部142を含めて、全面が接着剤で固定されてい
る。
【0120】スイッチ部外装カバー139は樹脂成形部
品からなっており、成形加工上、厚肉にすることができ
ないため、外力による耐久性に乏しい問題点がある。そ
こで本実施例では、スイッチ部外装カバー139の内側
に充実部材としてスイッチ固定部材136を設け、スイ
ッチ部外装カバー139とスイッチ固定部材136を接
着剤で固定すると共に、補強リブ141,143を設け
ることによって、外力に対する耐久性を向上させてい
る。
【0121】操作部本体外装カバーとしてのケーシング
本体30の操作スイッチ部19側の端部には、環状壁1
44が延出して設けられており、この環状壁144とス
イッチ部外装カバー139下端部の内周面との間にはO
リング等からなる水密パッキン145が介装されてい
る。そして、スイッチ部外装カバー139の内周全域に
設けられた補強リブ143のリブ底面146が水密パッ
キン145の環状壁144からの外れ防止の機能を果た
している。
【0122】また、前記補強リブ143の中には、操作
部8と操作スイッチ部19とのねじれを防止するための
ねじれ防止用リブ147と、操作部8と操作スイッチ部
19の位置(挿入部軸と垂直方向の位置)を決めるため
の位置決め用リブ148とが設置されている。
【0123】ねじれ防止用リブ147は、図29及び図
30の(a)に示すように、環状壁144のリブ係合溝
149と係合することにより、スイッチ部外装カバー1
39の回転方向の動きが規制され、操作部8と操作スイ
ッチ部19のねじれを防止している。
【0124】位置決め用リブ148は、下方に位置決め
用突出部150が突出形成されており、図28及び図3
0の(b)に示すように、対応する2ケ所の環状壁14
4に寸法精度のきびしい位置決め用穴151を設け、こ
れに位置決め用突出部150が嵌入する構造となってい
る。
【0125】前記スイッチ本体135,140は、図3
0に示すように、スイッチ固定部材136のスイッチ固
定溝152に挿入され、接着剤によって固定されてい
る。図29に示すように、スイッチ本体135に接続さ
れるリード線153は、スイッチリード154の延出方
向と垂直に配置されてスイッチリード154と接続され
ている。一方、スイッチ本体140に接続されるリード
線155は、イッチリード156の延出方向とほぼ同方
向に配置されてスイッチリード156と接続されてい
る。
【0126】リード線153,155は、リード線固定
ボス157とリード線固定用突出部158との間に介挿
されてリード線挿入穴159に誘導され、中間部が接着
剤によってスイッチ固定部材底面160に固定される。
【0127】リード線153,155が操作スイッチ部
19内で複雑に屈曲していたり、リード線同士が交差し
ていると、配線作業が困難となる。そこで本実施例で
は、上記構造を用いることで、複雑なリード線の屈曲と
か、リード線同士の交差がない状態で容易に配線作業が
できる。また、操作スイッチ部19を操作部8に接続す
るときにリード線153,155が操作部本体側へ引っ
張り込まれる場合があるが、リード線153,155は
途中がスイッチ固定部材底面160に接着固定されてい
るため、リード線153,155とスイッチリード15
4,156の接続部に直接応力が加わることはなく、破
損等のおそれなく組立てることができる。
【0128】スイッチ部外装カバー139の内側天井部
には、スイッチ部固定ナット161がスイッチ部外装カ
バー139の成形時に同時に埋め込まれており、スイッ
チ固定部材136には、スイッチ部固定ナット161の
ネジ中心軸に合わせてスイッチ部固定ネジ162を挿通
するネジ挿入孔が設けられている。操作スイッチ部19
は、スイッチ固定部材136とケーシング本体30との
間に固定ネジ突当て板163を介在させ、操作部本体側
からスイッチ部固定ネジ162を挿入してスイッチ部固
定ナット161に螺合させることにより、操作部8に固
定している。
【0129】スイッチ固定部材136の中にスイッチ部
固定ナット161を配設する構成では操作スイッチ部1
9が大型化してしまうが、本実施例のようにスイッチ部
外装カバー139と一体的にスイッチ部固定ナット16
1を設けることにより、操作スイッチ部19を小型化で
きる。また、スイッチ部外装カバー139の天井部分に
金属部材を介在させることにより、操作スイッチ部19
の天井部の強度を向上させることができる。
【0130】以上説明したように、本実施例の構成によ
るスイッチは、操作部のケーシング本体に設けられたス
イッチ取り付け用の貫通孔の円周部に、中心を挟んで対
向する2箇所の係止孔を貫通孔と連通して設け、この係
止孔に操作部材の台座の底部に突設した係合部を係合さ
せ、この係合部とスイッチ部材とを固定することで、操
作部材とスイッチ部材とでケーシング本体を挟み込みス
イッチ全体を固定するようにしている。
【0131】この構成によれば、取付固定時にスイッチ
の回転方向位置は自然に決定されるため、操作部材等の
位置決め作業が不要であり、取り付け時の手間が省け容
易に固定することができ、組立作業性が良好である。ま
た、位置決め機構を設けることで操作部材が大型化した
りケーシングが大型化、厚肉化することを防ぐことがで
き、操作性や水密性を損なうおそれを防止できる。ま
た、本構成では、スイッチを構成する部品数が少なく、
組み立てが簡単であり、スイッチ及びスイッチを含む操
作部を小型化することができる。
【0132】次に、湾曲操作部16の構成を以下に説明
する。
【0133】内視鏡の操作部に設けられる湾曲操作装置
は、例えば実公昭63−9282号公報に示されるよう
に、固定軸に対し筒状の湾曲操作部材が嵌挿され、この
湾曲操作部材に取り付けた操作ノブを回転することで挿
入部先端の湾曲機構を操作するような構成が一般に用い
られている。このような湾曲操作装置には、操作ノブに
回転抵抗を付加させるブレーキ機構が設けられている。
このブレーキ機構は、摩擦部材を押圧する押圧部材のね
じ込み量により抵抗量が変化する構成となっている。ま
た、ブレーキ機構を操作する操作ノブは、回転操作量が
規制されており、この操作量は前記押圧部材に設けられ
た規制ピンが回転規制部材に設けた規制溝により可動範
囲を規制されることで決定される。
【0134】前記回転規制部材は、固定軸に固定された
調整板により固定されるが、このとき回転規制部材と調
整板とは波状の噛み合い部が噛み合うことで固定され、
噛み合い部の数だけ押圧部材の位置は調整可能となって
いる。さらに、回転規制部材には規制溝が複数設けてあ
り、規制溝をn個設けた場合、その配設ピッチは前記噛
み合い部の配設ピッチの1/nとしている。従ってこの
構成では、押圧部材の位置は、(噛み合い部の数)×n
箇所で調整可能である。
【0135】このような構成のブレーキ機構を組み立て
るには、まず押圧部材を摩擦力が適正となる位置になる
ようねじ込み調節した後、前記押圧部材に設けた規制ピ
ンが適正な位置になるよう規制溝の位置出しを行い、回
転規制部材を固定するといった方法が用いられる。
【0136】しかし、前記構成では、押圧部材の位置出
しを行うと、押圧部材と一体である規制ピンの位置は決
まってしまうため、この位置に合うように、噛み合い部
の調整と、複数ある規制溝の選択を行う必要があり、作
業が面倒である。特に、噛み合い部の数は多ければ多い
ほど押圧部材の位置の微妙な調整が可能であり、機能上
望ましいが、その分噛み合い部の調整が難しくなり、調
整作業に手間がかかってしまい、組立作業性が悪くなる
問題点がある。
【0137】そこで、以下の実施例において、組み立て
が簡単で作業性良く、押圧部材の位置の微妙な調整が可
能なブレーキ機構を有する湾曲操作装置の構成を示す。
【0138】図34は湾曲操作部16の全体の詳細構成
を示した断面図である。
【0139】操作部8を形成するケーシング本体30に
は、基板170が固定されて配設されており、この基板
170には固定軸171の基端部が固定されている。こ
の固定軸171の他端側は、ケーシング本体30に設け
られた通孔172から外部に突出している。
【0140】固定軸171には、第1の操作手段24と
第2の操作手段25が、それぞれの操作手段に設けられ
た第1のスリーブ173,第2のスリーブ174により
回動自在に順次外嵌されている。第1のスリーブ173
には第1のスプロケット175が、第2のスリーブ17
4には第2のスプロケット176が、それぞれ回転方向
に一体的に動くように取り付けられている。第1のスリ
ーブ173,第2のスリーブ174にはそれぞれ係合爪
177,178が設けられ、この係合爪177,178
が第1のスプロケット175,第2のスプロケット17
6に設けられた係合溝179,180にそれぞれ係合す
ることにより、第1および第2のスリーブ173,17
4と第1および第2のスプロケット175,176とが
固定される。前記第1および第2のスプロケット17
5,176には、両端に湾曲ワイヤが連結されたチェー
ン(共に図示しない)がそれぞれ噛合固定されている。
【0141】このとき前記第1および第2のスプロケッ
ト175,176は、第1および第2の操作手段24,
25が回転方向の中央位置となったときの第1および第
2の係合爪177,178と係合する位置に、第1およ
び第2の係合溝179,180がそれぞれ位置するよう
に保持されており、前記チェーンは湾曲ワイヤの連結部
が第1および第2のスプロケット175,176に対し
均等な位置になるよう取り付けられる。
【0142】前記チェーンに連結された4本の湾曲ワイ
ヤは、挿入部9内を挿通されて先端側が湾曲部13に連
結されており、湾曲部13は、第1のスプロケット17
5が回転すると上下に湾曲し、第2のスプロケット17
6が回転すると左右に湾曲するようになっている。
【0143】図35に第1の操作手段24を含む湾曲操
作部16の基端部を拡大して示す。
【0144】ケーシング本体30の通孔172には、ケ
ーシング本体を挟み込むように取り付けられた支持軸1
81と支持軸固定部材182とからなる支持部材183
が設けられている。この支持部材183は、基板170
を覆うカバー184に一端を固定され前記第1および第
2のスリーブ173,174が内嵌している軸受185
を内嵌・支持している。
【0145】前記支持軸181と支持軸固定部材182
とは、ネジ部186により締め付け固定されるが、ケー
シング本体30を完全に挟み込むものではなく、支持軸
181と支持軸固定部材182同士が当接面187で当
接し、ケーシング本体30に対し密接せずにガタを有し
て取り付けられている。従って、軸受185の位置と通
孔172の位置がずれていても支持部材183をずらす
ことによって組み付け可能であり、支持部材183によ
り寸法のばらつきを吸収することができる。
【0146】また、支持軸181の下端部上面には、ケ
ーシング本体30との間の水密を保つOリング188が
設けられ、軸受185の外周部には、支持軸181との
間の水密を保つOリング189が設けられている。
【0147】支持軸固定部材182の外周のケーシング
本体30には、ケーシング本体30を盛り上げたケーシ
ング被覆部190が形成されており、このケーシング被
覆部190で支持軸固定部材182を覆い、外観上ケー
シング本体30のみで構成しているようにし、支持部材
183を外部と絶縁している。
【0148】第1の操作手段24の構成を図35ないし
図37を参照して以下に説明する。図36は第1の操作
手段の内部構造の分解図、図37は第1の操作手段の上
面から見た構成を一部切り欠いて示した説明図である。
【0149】第1の操作手段24は、操作者が把持して
操作する第1の操作ノブ191を有して構成され、この
第1の操作ノブ191により操作手段の上部外表面が形
成されている。第1の操作手段24の内部上側には、第
1の操作ノブ191の下部に収容部材192が設けられ
ており、1ケ以上のスリーブ固定ビス193によって第
1のスリーブ173と固定され、円筒状の収容室194
を形成している。
【0150】収容室194には、上面に摩擦板195が
固定された摩擦部材196と、この摩擦部材196を上
方に付勢・支持するように屈曲した板バネ197とが、
収容部材192の内周および第1のスリーブ173の外
周に嵌合して設けられ、これらの下部が内周面に内周ス
プライン198を有する支持板199によって支持され
ている。前記摩擦板195,摩擦部材196,板バネ1
97,支持板199は、収容部材192の外周面に形成
されたネジ部200と螺合する環状の調整部材201に
よって収容室194に保持収容されている。
【0151】前記調整部材201と支持板199の間に
は、例えばPTFE等の摺動抵抗の少ない樹脂からなる
摺動部材202が挟まれた状態で、調整部材201が螺
着している。
【0152】前記摩擦板195は樹脂成形されたもの
で、摩擦板195と摩擦部材196との間は両面テープ
203等によって固定され、摩擦板195と摩擦部材1
96とが一体的に回転するようになっている。摩擦部材
196には軸方向(上下方向)に突出した2つの係合爪
204が設けられており、この係合爪204と支持板1
99の内周部に形成された係合孔205とが噛み合い係
合することにより、摩擦部材196と支持板199は一
体的に回転するようになっている。即ち、摩擦板195
と支持板199とが一体的に回動するように構成されて
いる。
【0153】したがって、調整部材201を収容部材1
92にねじ込むと支持板199が上昇し、板バネ197
が摩擦部材196を付勢する力が増大するので、摩擦部
材196上に設けられた摩擦板195と収容室194の
上壁面との圧接力が増大する。即ち、調整部材201を
回転操作することによって、摩擦板195による収容部
材192との摩擦力を任意に調節できる。
【0154】支持板199の下側には、取付板206
と、この取付板206の下側に位置するブレーキ軸20
7とからなるブレーキ機構208が、第1のスリーブ1
73に回動自在に嵌合し取り付けられている。取付板2
06とブレーキ軸207との当接面にはそれぞれに段差
部209が形成されており、この段差部209が略嵌合
することによって、ブレーキ軸207と取付板206と
が第1のスリーブ173への取り付け時に位置ずれを起
こすことを防止している。取付板206は、第1のスリ
ーブ173へ取り付けられた後は、第1のスリーブ17
3の上端部に延出して設けた円柱状の係止壁210によ
って、第1のスリーブ173の軸方向以外の動きが規制
される。
【0155】取付板206上面と第1のスリーブ173
の係止壁210下面との間には、PTFE等の滑り性の
よい樹脂からなる滑り板211が設けてあり、取付板2
06が上方に動いたときに第1のスリーブ173と摩擦
し、削れることを防止している。
【0156】また図37に示すように、取付板206の
外周面には、突起212が設けられていると共に、帯状
の係止バネ213と付勢バネ214とが一端を固定ビス
215により固着されて設けられている。図37におけ
る切り欠き部Aは、ブレーキ機構208の組付構成を示
したものである。ブレーキ軸207の上面で前記取付板
206の径方向の外方には係合凹部216を有する規制
部材217がブレーキ軸207の下側から貫通するネジ
218によりネジ止め固定され、規制部材217の係合
凹部216に取付板206の突起212が係合してい
る。従って、ブレーキ軸207は、前記突起212が係
合凹部216の一端から他端に当接するまでの間の範囲
で回動することができる。
【0157】ブレーキ軸207の上面には、係止バネ2
13及び付勢バネ214の自由端側に対応する位置に係
止バネ213及び付勢バネ214と当接するようそれぞ
れピン219が立設されている。このピン219は、図
35に示すようにブレーキ軸207に対して下方から上
方に貫通してブレーキ軸207にネジ止め固定されてい
る。
【0158】そして、前記収容部材192の上側外周に
は、外観上の上面と側面が一体に形成された、凹部のな
い連続する滑らかな面で構成された第1の操作ノブ19
1が嵌着される。このとき、図35及び図37に示すよ
うに、第1の操作ノブ191の内周面に形成されたノブ
係合凸部220と収容部材192の外周面に形成された
ノブ係合溝221とが係合し回転方向に係止しており、
また、前記スリーブ固定ビス193が収容部材192か
らはみ出した部分と第1の操作ノブ191の内周面に形
成されたノブ係合凹部223とが係合し回転方向に係止
していることにより、第1の操作ノブ191を回転させ
たとき、収容部材192および第1のスリーブ173は
第1の操作ノブ191と一体的に回転するようになって
いる。
【0159】また図37に示すように、第1の操作ノブ
191の内周部には、軸方向に円弧状に突出し、ノリギ
リ状に形成されたスプライン凸部224が設けられてい
る。一方、摩擦板195の摩擦力を調整する調整部材2
01の外周部には、外周スプライン225が設けられて
おり、第1の操作ノブ191と収容部材192とが嵌着
した際、外周スプライン225がスプライン凸部224
と係合するようになっている。
【0160】従って、第1の操作ノブ191,収容部材
192,調整部材201が一体的に構成されるため、調
整部材201のネジ部200が緩むことがなく、摩擦板
195と収容室194の上壁面との圧接力、即ち摩擦力
は一定に保持される。また、調整部材201のねじ込み
量は、外周スプライン225とスプライン凸部224の
スプラインのピッチ幅と同じ1/12回転ごとに変化す
るようになっており、調整部材201により1/12回
転ごとに摩擦力の調整ができる。
【0161】前記第1の操作ノブ191の下側には第1
の下カバー227が係合し取り付け固定されている。第
1の操作ノブ191の裏面には肉抜凹部226が形成さ
れており、第1の下カバー227は、第1のスリーブ1
73に嵌着されたブレーキ機構208が脱落しないよう
保持しつつ、前記肉抜凹部226を被覆するように取り
付けられている。ブレーキ軸207と第1の下カバー2
27との間はOリング228が設けられて水密に保たれ
ている。
【0162】そして、前記ブレーキ軸207の下面に
は、第1の固定操作手段26の操作レバー229が固定
ビス230によって一体的に取り付けられており、この
操作レバー229の回動操作によって、ブレーキ軸20
7を回動できるようになっている。固定ビス230の頭
部には接着剤249が充填されて固定されている。
【0163】操作レバー229の先端部には樹脂製の操
作ツマミ28が接着固定され、操作レバー229の中間
部には熱収縮チューブ231が被覆され、また操作レバ
ー229の基端部の円形部には下側に樹脂製のレバー被
覆部材232が固定ビス233によってネジ固定されて
おり、熱収縮チューブ231,レバー被覆部材232,
操作ツマミ28はそれぞれ重なり合って操作レバー22
9に取り付けられ、電気的に絶縁構造となっている。な
お、操作レバー229は、ケーシング本体30の外観形
状に沿った形状に折り曲げられて形成されており、ケー
シング本体30と一体でコンパクトな印象を与えてい
る。
【0164】前記第1の下カバー227の外周端部には
シール溝234が形成されており、このシール溝234
には第1の下カバー227と外観形状が同じ略5角形の
星形形状で断面がOリングと同一であるシール部材23
5が配設され、シール部材235により第1の下カバー
227と第1の操作ノブ191との間を水密に保ってい
る。
【0165】また、図35及び図37に示すように、シ
ール溝234の上方には軸方向に向かって突出した複数
の抑え板係止突起236が全周にわたって設けられてお
り、この抑え板係止突起236に係合するよう抑え板2
37が取り付けられている。なお図37において、切り
欠き部Bは第1の下カバー227内部の構成を、切り欠
き部Cは第1の操作ノブ191の内面の構成をそれぞれ
示したものである。抑え板237は、前記抑え板係止突
起236と相対する位置に設けられた抑え板係止孔23
8を有し、かつシール溝234を覆うような形状に形成
されており、第1の下カバー227に係止することによ
って、シール部材235がシール溝234から脱落する
のを防止している。
【0166】このとき、抑え板係止孔238は抑え板係
止突起236よりも小さく形成され、その周囲には切り
込み239によって切り込み爪240が形成されてお
り、抑え板係止孔238が抑え板係止突起236に係合
し装着されるとき、切り込み爪240が変形して抑え板
係止突起236に食い込むような構成であり、この機構
により抑え板237は第1の下カバー227に固定され
る。
【0167】上述したように、第1の操作手段24は、
肉抜凹部226を上にした状態での第1の操作ノブ19
1の上に、収容部材192,摩擦板195,摩擦部材1
96,板バネ197,支持板199,摺動部材202,
調整部材201,ブレーキ機構208が順次積み上げら
れて組み立てられる構成となっている。
【0168】また、第1の操作ノブ191の肉抜凹部2
26には、略三角形形状をした凹部を有する接着凹部2
41がノブの突出部毎に軸方向に向かって5ケ所突出し
て設けられており、一方、第1の下カバー227の内面
には同様に略三角形形状をした接着凸部242が軸方向
に向かって突出して設けられている。前記接着凸部24
2が接着剤を充填した接着凹部241に嵌挿されること
で、第1の下カバー227と第1の操作ノブ191とが
固定されている。このとき、第1の下カバー227と第
1の操作ノブ191は、接着凸部242の端面が接着凹
部241の底面に当接することで軸方向の位置が決定し
ている。
【0169】なお、接着凹部241と接着凸部242と
が接着固定される際に、その内部にできる接着空気層2
43が接着により密閉されると、接着剤の乾燥のため熱
を加えたときに空気が膨張し、乾燥前の接着剤を押しの
けて外部に出ようとするため、接着剤が均等に塗布され
ず接着力が低下するおそれがある。そこで本実施例で
は、接着凹部241に空気抜き溝244を形成してお
り、接着空気層243が密閉されない構造としている。
【0170】以上説明したように、第1の操作手段24
は、第1の操作ノブ191,収容部材192,第1のス
リーブ173,ブレーキ機構208,第1の下カバー2
27が一体となって構成されており、第1の操作手段2
4の下部に第1の固定操作手段26の操作レバー229
が一体に取り付けられている。
【0171】この第1の操作手段24は、第1のスリー
ブ173が支持軸181に嵌挿され、第1のスプロケッ
ト175に第1のスリーブ173が係合することにより
操作部8に固定される。
【0172】このとき、ブレーキ機構208のブレーキ
軸207は軸受185に回動自在に外嵌している。一
方、図37に示すように、取付板206の内周部には角
孔形状をした係合孔245が設けられ、軸受185の外
周部には角柱形状をした係合軸246が設けられてお
り、取付板206は、内周部の係合孔245が軸受18
5の係合軸246に係合することにより、軸受185に
対して回転不能に取り付けられる。
【0173】また、前記軸受185とブレーキ軸207
との間には2個のOリング247,248が設けられて
いる。このうち、下側のOリング247は、軸受185
とブレーキ軸207の間の水密を保つためのOリングで
あるが、上側のOリング248は、軸受185とブレー
キ軸207の摺動回転に抵抗を付加し、回転し難くする
ためのOリングである。
【0174】このように構成された第1の操作手段24
の第1の操作ノブ191を把持して回転操作することに
よって、各部が一体的に回動して第1のスプロケット1
75が回転駆動され、湾曲部13を上下方向に湾曲させ
ることができる。
【0175】そして、第1の固定操作手段26の操作レ
バー229を回動させることによって、第1の操作手段
24の回動機構を所望の位置で固定/解除することがで
きる。
【0176】操作レバー229を回動させると、ブレー
キ軸207が回動し、これに伴ってピン219が周方向
に移動して図37に示す係止バネ213及び付勢バネ2
14の自由端側を軸中心方向に弾性変形させる。またこ
のとき、係止バネ213の端部は支持板199の内周ス
プライン198に係合する。この係合によって、取付板
206と支持板199が係合され、支持板199の回転
が阻止される。
【0177】従って、この状態で第1の操作ノブ191
を回転させる場合には、摩擦板195と収容部材192
内周面との摩擦力が回転の抵抗となる。この摩擦力は前
述したように組み立て時などに調整部材201を回転さ
せることによって任意に調整できる。
【0178】なお、操作レバー229の回転量は、湾曲
部13の湾曲角度には無関係であり、絶えず一定の回転
量である。よって、異なる湾曲角度を有する種々の内視
鏡に本実施例の湾曲操作部16を適用して設けて湾曲操
作を行う際に、操作感覚が同一であるので操作性が良好
である。
【0179】また、第1の操作手段24を回転させて湾
曲操作を行ったとき、第1の操作ノブ191の回転は第
1の下カバー227,Oリング228を介してブレーキ
軸207を回転させようとするが、本実施例では前述し
た抵抗用のOリング248が抵抗となってブレーキ軸2
07の回転を防止し、いわゆる共回り現象が防止できる
ようになっている。よって、第1の操作手段24の回転
抵抗が自然に付加されたり解除されたりといったブレー
キ機構の誤動作が防止でき、第1の操作手段24の操作
性を損なうことがない。
【0180】なお、抵抗用Oリング248は、前述の通
りブレーキ軸207の回転に摩擦抵抗を与えるものであ
るので、複数設けたり、Oリングの潰ししろ・素線径・
内径などを大きくすることによって、回転抵抗を増加さ
せることもでき、この場合共回り防止の効果も増す。
【0181】次に、第1の操作手段24の上側に設けら
れる第2の操作手段25の構成を図38ないし図42を
参照して以下に説明する。図38は第2の操作手段25
を含む湾曲操作部16の上部を拡大して示した断面図、
図39は第2の操作手段の上面から見た構成を一部切り
欠いて示した説明図、図40は固定軸に嵌挿されるパッ
キンの構成を示す説明図、図41は抜け止め部材の構成
を示す斜視図、図42は第2の固定操作手段の内部構成
を示す上面図である。
【0182】第2の操作手段25は、操作者が把持して
操作する第2の操作ノブ251を有して構成され、この
第2の操作ノブ251により操作手段の上部外表面が形
成されている。第2の操作手段25の内部下側には、収
容部材252が設けられており、この収容部材252上
には、上方に向かって屈曲した環状の板バネ253と、
上面に摩擦板254が両面テープ等により一体に固定さ
れた支持板255とが順に上下動自在に収容されてい
る。この支持板255には、収容部材252を第2のス
リーブ174に取り付けたときに、第2のスリーブ17
4に設けられたフランジ部256が当接するようになっ
ており、フランジ部256によって板バネ253及び支
持板255の抜出が防止されている。
【0183】摩擦板254の上面側には、圧接部材25
7が設けられ、第2のスリーブ174に対して回動自在
かつ軸方向に上下動自在に嵌挿されている。
【0184】収容部材252の下面側には第2の下カバ
ー258が設けられ、例えば収容部材252の下面部を
円の四方を切り欠いた略方形とし、第2の下カバー25
8上面部に前記収容部材252下面と嵌合する角溝25
9を設けることによって、収容部材252と第2の下カ
バー258とが回転不能に取り付けられている。
【0185】第2の下カバー258は、下面側より固定
部材260によって支持され、この固定部材260の上
端部が収容部材252とネジ部261により螺合するこ
とによって、収容部材252と固定部材260との間に
挟まれ保持・固定される。固定部材260の外周部に
は、2個のOリング262,263が設けられており、
固定部材260と第2の下カバー258,第1の操作ノ
ブ191との間をそれぞれ水密に保っている。
【0186】また、固定部材260の外周部は、第2の
下カバー258の下端部を円周状に盛り上げて突出形成
した被覆部264によって覆われており、外部と絶縁さ
れると共に、外観上第2の下カバー258と一体に見え
るように構成している。
【0187】そして、前記圧接部材257の上面側に
は、中心部に開口部を有し、外観上の上面と側面が一体
に形成された、凹部のない連続する滑らかな面で構成さ
れた第2の操作ノブ251が設けられ、第2の下カバー
258に係合固定される。
【0188】図39において、切り欠き部Aは第2の操
作ノブ251の内面の構成を、切り欠き部Bは第2の下
カバー258内部の構成をそれぞれ示したものである。
第2の下カバー258の内面には、下カバー外周端部と
の間に凹状の接着溜まり265を形成する略三角形形状
をした接着凸部266がノブの突出部毎に軸方向に向か
って6ケ所突出して設けられており、一方、第2の操作
ノブ251の内面には同様に略三角形形状をした凹部を
有する接着凹部267が軸方向に向かって突出して設け
られている。前記接着凹部267が接着溜まり265に
接着剤を充填した接着凸部266に嵌挿されることで、
第2の下カバー258と第2の操作ノブ251とが固定
されている。このとき、第2の下カバー258と第2の
操作ノブ251は、接着凸部266の端面が接着凹部2
67の底面に当接することで上下方向の位置が決定して
いる。
【0189】前記第2の操作ノブ251と第2の下カバ
ー258は、お互いの外周端部に設けられている爪部2
68が噛み合うことにより、回転時のずれが防止され、
一体的に回転するようになっている。
【0190】また、第2の下カバー258の外周端部に
はシール溝269が形成されており、このシール溝26
9には第2の下カバー258と外観形状が同じ略6角形
の星形形状で断面がOリングと同一であるシール部材2
70が配設され、シール部材270により第2の下カバ
ー258と第2の操作ノブ251との間を水密に保って
いる。このとき、第2の操作ノブ251の内側上面に
は、放射線方向にリブ271が形成されており、前記シ
ール部材270が移動するのを規制している。
【0191】さらに、第2の下カバー258には、収容
部材252の外周部全周にわたり、円柱状のリブ272
が軸方向に突出形成されている。このリブ272は、接
着凹部267および接着凸部266からはみ出した接着
剤が圧接部材257等の部品に付着しないように内部を
保護している。
【0192】以上説明したように、第2の操作手段25
は、第2の操作ノブ251,収容部材252,圧接部材
257,第2のスリーブ174,第2の下カバー258
が一体となって構成されている。
【0193】この第2の操作手段25は、第2のスリー
ブ174が固定軸171に嵌挿され、第2のスプロケッ
ト176に第2のスリーブ174が係合することによ
り、前記第1の操作手段24を取り付けた後に操作部8
に取り付け固定される。
【0194】なお、第2のスリーブ174の内周面には
パッキン溝273が形成され、このパッキン溝273に
パッキン274が嵌挿されており、パッキン274によ
って第2のスリーブ174と固定軸171との間に回転
抵抗を付加させている。従って、第1の操作手段24を
回転させたときに、Oリング263を介して回転駆動力
が伝わって第2の操作手段25が回転しようとする共回
り現象が発生するが、本実施例ではパッキン274が抵
抗となって第2のスリーブ174と固定軸171の間に
摩擦抵抗を発生するため、共回り現象を軽減することが
できる。
【0195】パッキン274は、図40に示すように、
固定軸171と全周で接しないように、内周面275が
角孔形状を有して構成されている。このため、パッキン
274と固定軸171のと間には通気孔276が形成さ
れ、上側に設けられる第2の固定操作手段27の内部の
水密確認が行えるようになっている。
【0196】なお、パッキン274の内周面275の形
状は、角孔形状に限らず、三角形とか円形の一部を切り
欠いた形状等、通気孔276が形成される形状ならばど
のような形状でも構わない。
【0197】前記第2の操作手段25の第2の操作ノブ
251の上側には、固定軸171の上端部に第2の固定
操作手段27が取り付けられる。
【0198】固定軸171には、第2のスリーブ174
の上端面に対応した位置から上側に抜け止め軸277が
形成されており、この抜け止め軸277の形状は略角柱
形状で、固定軸171外径よりも小径となっている。ま
た、固定軸171の抜け止め軸277より上方には、抜
け止め軸277よりも小径の右ネジ部278が形成さ
れ、さらにその上方には、右ネジ部278よりもさらに
小径の左ネジ部279が形成されている。
【0199】前記抜け止め軸277には、図41に示す
ような抜け止め部材280が嵌合し取り付けられる。ま
た、図39における切り欠き部Cは抜け止め部材280
の組付構成を示したものである。抜け止め部材280
は、抜け止め軸277の下端部に形成される段部の抜け
止め軸端面281に当接する抜け止め面282を端部に
有しており、この抜け止め面282に第2のスリーブ1
74の上端面が当接することにより、第2のスリーブ1
74の上方への動きが規制されて第1及び第2の操作手
段24,25が固定軸171から抜けるのを防止してい
る。
【0200】前記抜け止め部材280は、内面に角孔形
状をした係合孔283が形成されており、この係合孔2
83が抜け止め軸277に嵌挿されることにより、抜け
止め部材280と固定軸171とが回動不能に係合され
る。また、抜け止め部材280の外面部の一端には、略
角柱形状をした係合部284が形成されている。一方、
前記圧接部材257の上部内面には、係合部284に嵌
挿できる角孔形状の係合孔285が形成されており、抜
け止め部材280を抜け止め軸277に係合させたと
き、係合部284と係合孔285とが嵌合し、抜け止め
部材280と圧接部材257とが回動不能に係合され
る。即ち、抜け止め部材280を介して、固定軸171
と圧接部材257は回動不能に取り付けられる。
【0201】また、抜け止め部材280の外面部の他端
には、調整ネジ部286が形成されている。この調整ネ
ジ部286の外側には、押圧部材287が回動自在に螺
着され、押圧部材287の下端と圧接部材257の上端
とが当接するようになっている。この状態からさらに押
圧部材287をねじ込むことにより、圧接部材257が
下方に押されて圧接部材257の摩擦面288と摩擦板
254との摩擦力が増大する。
【0202】ここで、前記摩擦板254は第2の操作手
段25と一体となって固定され、圧接部材257は固定
軸171と一体となって取り付けられているので、前記
摩擦力は第2の操作手段25の回転抵抗、即ちブレーキ
力となる。このブレーキ力は押圧部材287のねじ込み
量によって調整することができる。
【0203】このとき、押圧部材287と圧接部材25
7との当接面289には、摩擦板254と摩擦面288
の摩擦力と同様の強い摩擦力が発生し、押圧部材287
を回動する際に大きな抵抗となる。そこで、本実施例で
はこのような摩擦抵抗を少なくし押圧部材287の操作
をスムーズにするために、当接面289の面精度を上げ
て形成する。当接面289は鏡面が望ましいが、例えば
機械加工の場合、JIS B 0601で定義されてい
る表面粗さである中心線最大高さが6.3μm以下の面
としても良い。
【0204】押圧部材287の周囲には、カバー部材2
90が接着固定されている。押圧部材287の外周部と
カバー部材290の内周部とは図42に示すような歯車
状の噛み合い部291により回転不能に係合し、かつ接
着面積が大きくなっており、より強固に固定されること
により、第3の下カバー292を形成している。
【0205】カバー部材290の下端部は、押圧部材2
87と圧接部材257との当接面289より下側まで延
設されて突出部292が形成されており、この突出部2
92の内周は圧接部材257の上端部に回動自在に外嵌
している。突出部292の外周にはOリング293が配
設されており、第2の操作ノブ251との間を水密に保
っている。
【0206】前記抜け止め部材280の上側内周には、
調整枠294が嵌合しており、この調整枠294は右ネ
ジ部278に螺合し取り付けられる。調整枠294をね
じ込んでいくと、調整枠294の下端面と抜け止め部材
280の内周部に形成された当接面295とが当接す
る。この状態からさらに調整枠294をねじ込むと、抜
け止め部材280下端の抜け止め面282と固定軸17
1の抜け止め軸端面281とが当接する。従って、抜け
止め部材280は、調整枠294を締め込むことによっ
て、固定軸171との間に挟み込まれて保持・固定され
るため、前述した第1および第2の操作手段24,25
の抜け止めはより確実に行われる。
【0207】右ネジ部278の上方の左ネジ部279に
は、固定ネジ296が螺合し固定されており、この固定
ネジ296を締め付けることにより、調整枠294の緩
みを防止している。これにより、前記抜け止め部材28
0の固定もさらに確実となる。また、調整枠294を右
ネジに、固定ネジ296を左ネジにしたことにより、調
整枠294と固定ネジ296が一緒に回転することがな
いので、前記緩み防止効果を向上できる。さらに、固定
ネジ296には上方から止めネジ297が螺合してお
り、この止めネジ297が調整枠294の上端部と当接
することによって固定ネジ296は上方に付勢されるの
で、固定ネジ296の左ネジ部279からの緩みは防止
される。
【0208】図42に示すように、調整枠294の上端
部は、円盤状の部材が扇状に切り欠かれて回転規制溝2
98,299が形成されている。押圧部材287の上端
部には、上方に開口した固定用ネジ孔300が全周に設
けられており、固定用ネジ孔300の一部が回転規制溝
298,299より露呈している。回転規制溝298,
299のいずれか一方の固定用ネジ孔300の一つに
は、回動規制ピン301が螺合し固定されている。
【0209】そして、押圧部材287の上面には、前記
第3の下カバー292が回転規制溝298もしくは29
9の範囲内を回動するときに、その終端部分で回動規制
ピン301と弾性的に係合するクリックバネ302が配
設されている。
【0210】前述したように、第2の操作手段25の回
転抵抗は、押圧部材287を固定軸171にねじ込んで
圧接部材257を押圧し、圧接部材257と摩擦板25
4とが圧接したときに発生する摩擦力であり、押圧部材
287のねじ込み量により調節される。従って本実施例
では、押圧部材287を抜け止め部材280の調整ネジ
部286にねじ込み、所望する第2の操作手段25の回
転抵抗(ブレーキ力)が得られたときに、調整枠294
に形成された回転規制溝298,299のいずれか一方
の端部に当たる固定用ネジ孔300に回動規制ピン30
1をねじ込み固定する。
【0211】このとき、回動規制ピン301は回転規制
溝298,299両端部の規制面303,304に突き
当たるため、押圧部材287の回転量は回動規制ピン3
01が規制面303から304に突き当たる範囲とな
る。これにより、押圧部材287のねじ込み量によって
可変である第2の操作手段25の回転抵抗も一定範囲に
規制される。
【0212】本実施例では、固定用ネジ孔300は18
ケ所(配設ピッチ20°)設けてあり、押圧部材287
のねじ込み量は調整ネジ部286の1/18リードごと
に調整ができるようになっている。また、回転規制溝2
98と299の位置は、固定用ネジ孔300の配設ピッ
チの1/2ピッチ(10°)分だけずらして設けてあ
り、回転規制溝298と299のそれぞれにおいて1/
18リードごとの調整ができる。従って、回転規制溝2
98もしくは299のいずれか一方を使用して回動規制
ピン301を固定すれば良いので、第2の操作手段25
の回転抵抗の調整は調整ネジ部286の1/36リード
ごとにできることになる。
【0213】前記構成において、調整枠294を組み付
けたとき、その上方より回転規制溝298,299を見
ると、回転規制溝298,299を通して、調整枠29
4の下に位置する押圧部材287に設けた固定用ネジ孔
300が確認できる。この回転規制溝298,299内
の固定用ネジ孔300に回動規制ピン301を螺合し固
定する。
【0214】このとき、回転規制溝298と299とは
固定用ネジ孔300の配設ピッチの1/2だけずらして
設けてあるため、回転規制溝に対する固定用ネジ孔30
0の位置は回転規制溝298と299とでは一致してい
ない。そこで、固定用ネジ孔300が規制面303,3
04に対して適切な位置にある回転規制溝298もしく
は299内の固定用ネジ孔300に回動規制ピン301
を取り付ける。
【0215】本構成によれば、回動規制ピン301の取
付位置が一目でわかり、回転規制溝と回動規制ピンの位
置出しを行う必要がなく、組立てが簡単である。
【0216】ここで、回転抵抗の調整幅、即ち押圧部材
287の押し込み量Xは、調整ネジ部286のリードを
LL、固定用ネジ孔300の数をN(円周上に均等に配
設ピッチPで均等に配設されている)、回転規制溝29
8の数をNN(配設ピッチPPを固定用ネジ孔300の
配設ピッチPの1/NNずつずらして設けている)の記
号でそれぞれ表したとき、次式で表される。
【0217】X=LL/(N×NN) 上式より、固定用ネジ孔300が多ければ多いほど(N
が大)、また回転規制溝298の数を増やして配設ピッ
チを細かくするほど(NNが大)、調整ネジ部286の
リードが少なければ少ないほど(LLが小)、回転抵抗
の調整幅が小さくなり、ブレーキ力はさらに細かい調整
が可能となる。
【0218】例えば、前述した構成例の数値を代入する
と、調整ネジ部286のリードがLL=2、固定用ネジ
孔300の数がN=18、配設ピッチがP=20°、回
転規制溝298の数がNN=2、配設ピッチがPP=1
0°の場合は、X=0.06となる。
【0219】このとき、固定用ネジ孔300を24個
(N=24,P=15°)にすると、X=0.042と
なり、また、回転規制溝298を3ケ所(NN=3,P
P=7.5°にすると、X=0.037となり、両者を
組み合わせると、X=0.028となり、さらに調整幅
が細かくなる。
【0220】また、回動規制ピン301は、調整ネジ部
286が左ネジの場合、上方から見て回転規制溝29
8,299の左端部に固定すると回転抵抗は最大値とな
り、右ネジの場合は逆に最小値となる。
【0221】カバー部材290の上面には、押圧部材2
87の固定用ネジ孔300と対向する位置に逃げ孔30
5が固定用ネジ孔300と同数設けてあり、回動規制ピ
ン301を取り付けた際にカバー部材290側に食い込
んでもよいように回動規制ピン301の端部を逃げる空
間が形成されている。これにより回動規制ピン301を
十分螺合させることができ、回動規制ピン301の固定
強度が増す。
【0222】前記第3の下カバー292の上側には、調
整枠294等の内部機構の周囲を被覆するためのノブカ
バー306が設けられ、側周部が固定ビス307によっ
て側方よりカバー部材290にネジ固定されている。こ
れにより、ノブカバー306と第3の下カバー292と
は一体に回動するようになっている。第3の下カバー2
92の側周部にはOリング308が設けられており、第
3の下カバー292とノブカバー306はOリング30
8により水密を保ちながら取り付け固定されている。
【0223】前記ノブカバー306の上面内壁には、カ
バー部材290と同様に、押圧部材287の固定用ネジ
孔300と対向する位置に逃げ孔309が固定用ネジ孔
300と同数設けてあり、回動規制ピン301の上端部
を保持している。これにより、回動規制ピン301は上
下左右から保持されるので、緩むおそれがなく、かつク
リックバネ302と接触したときの強度も増す。
【0224】前記クリックバネ302は、ノブカバー3
06の上面内壁の逃げ孔309側部を盛り上げて形成し
たバネ押さえ部310により上部が規制され、クリック
バネ302の脱落が防止されている。
【0225】なお、ノブカバー306をコンパクトにす
るため、回動規制ピン301の上端部は細く形成しても
良い。回動規制ピン301は、押圧部材287に対しね
じ込み固定する構成に限らず、押圧部材287に嵌合す
る構成のピンとしても良い。この場合、組立てがより簡
単になる。
【0226】そして、ノブカバー306の周囲には、ノ
ブカバー306の上面および側面を被覆するように、第
3の操作ノブ311が接着固定されている。これらの第
3の操作ノブ311,ノブカバー306,調整枠294
等の内部機構,第3の下カバー292が一体となって第
2の固定操作手段27が構成されている。
【0227】前記ノブカバー306と第3の操作ノブ3
11とは、図42に示すように側周部に設けた歯車状の
噛み合い部312が噛み合うことで、互いに回動不能に
取り付けられている。これにより、第3の操作ノブ31
1を回転操作したときに接着剤が剥離して第3の操作ノ
ブ311とノブカバー306との固定が外れてしまい第
2の固定操作手段27の操作が不能になるおそれを防止
していると共に、噛み合い部312にも接着剤を塗布す
ることで、接着面積を増やし接着力を増している。
【0228】この第3の操作ノブ311には、第2の固
定操作手段27を回動操作し易いように、上部に直線上
の突起である操作ツマミ29が設けられている。そし
て、前記噛み合い部312の噛み合い位置を変更するこ
とで、第3の操作ノブ311の回転方向の組み付け位置
を任意に設定することができ、操作者の好みに応じた位
置に操作ツマミ29を設けることができる。また、第3
の操作ノブ311によってノブカバー306側面の固定
ビス307が被覆されているため、第2の固定操作手段
27の外表面の凹凸がなくなり洗浄が容易である。
【0229】前述のように構成された第2の操作手段2
5の第2の操作ノブ251を把持して回転操作すること
によって、各部が一体的に回動して第2のスプロケット
176が回転駆動され、湾曲部13を左右方向に湾曲さ
せることができる。
【0230】そして、第2の固定操作手段27の第3の
操作ノブ311を回動させることによって、第2の操作
手段25の回動機構を所望の位置で固定/解除すること
ができる。
【0231】なお、湾曲操作部16の各操作ノブ及び操
作レバーは、上端から第3の操作ノブ311,第2の操
作ノブ251,第1の操作ノブ191,操作レバー22
9の順で外周寸法が大きくなっており、またケーシング
本体30に近づくに従い、それぞれ外周方向に大きくな
るように構成されている。このように構成することによ
り、湾曲操作部16を洗浄するとき、洗浄方向が一方向
であるためにスムーズに洗浄ができ、また洗浄液の流れ
が一様であるので水切りがし易く、洗浄性が良好であ
る。
【0232】前記第1の操作手段24の内部構成の変形
例として、第1の操作ノブの回転抵抗力を発生する機構
の変形例の構成を図43に示す。この変形例では、第1
の操作ノブ191aの内面には、下方に突出した係止部
313が設けられている。第1の操作ノブ191aの内
部に設けられる収容部材192a及び摩擦板195aに
は、前記係止部313に相対する位置に係止孔314,
315がそれぞれ設けられている。この係止孔314,
315に係止部313が嵌挿することで、係止部313
によって収容部材192a及び摩擦板195aが係止さ
れ、第1の操作ノブ191aと収容部材192a及び摩
擦板195aとが一体に固定される。
【0233】この構成では、第1の操作手段24のブレ
ーキ力を発生する摩擦面316は、摩擦板195aと摩
擦部材196とが接触する面に形成される。従って、摩
擦板195aと摩擦部材196とを固定するための両面
テープなどは不要となり、その分組立作業の手間を軽減
できる。
【0234】また、図44に第1の操作ノブのブレーキ
機構の変形例の構成を示す。この変形例では、ブレーキ
機構208の取付板206とブレーキ軸207との間に
はOリング317が設けられている。取付板206は、
内周部の係合孔245が軸受185の係合軸246に係
合することにより、軸受185に対して回転不能に固定
される。
【0235】この構成では、第1の操作ノブ191を回
転させた際に、第1の操作ノブ191の回転力が第1の
下カバー227,Oリング228を介してブレーキ軸2
07に伝わってブレーキ軸207が回転しようとしたと
き、Oリング317が抵抗となりブレーキ軸207の回
転が防止される。この場合も前述のOリング248を設
けた構成と同様の効果が得られるが、Oリング248よ
りも径を大きくできるので、抵抗をより大きくできる。
【0236】次に、第2の固定操作手段における抜け止
め部材周辺の構成の変形例を図45に示す。この変形例
では、前述した抜け止め部材280と調整枠294が一
体に結合した形状の抜け止め318が設けられている。
抜け止め318は、内周部に形成された角孔形状の係合
孔283aにより抜け止め軸277に回転不能に取り付
けられる。このとき、押圧部材287は、あらかじめ調
整ネジ部286aにより抜け止め318に螺合してお
り、一体となって抜け止め軸277に取り付けられる。
また、抜け止め318は、左ネジ部279に螺合した固
定ネジ296をねじ込んでいくことで、下方へ押し込ま
れて抜け止め軸端面281と抜け止め面282とが当接
し固定軸171に固定される。また、抜け止め318の
外面部には略角柱形状をした係合部284aが形成され
ており、圧接部材257が係合孔285により回転不能
に取り付けられる。
【0237】この構成では、抜け止め部材280と調整
枠294が抜け止め318のみに置き換えられ、部品数
が1つ減るので、組立作業が軽減される。
【0238】また本変形例では、第1および第2の操作
手段24,25の回転時の共回り現象を防止するため
に、パッキン274の代わりに第2のスリーブ174と
圧接部材257との間にOリング319を設けている。
圧接部材257は固定軸171に固定されているので、
パッキン274により固定軸171と第2のスリーブ1
74との間で抵抗を付加する代わりにOリング319に
より第2のスリーブ174と圧接部材257との間で抵
抗を付加しても同様の効果が得られる。この場合、Oリ
ング319の径の方がパッキン274の径よりも大きく
接触面が大きくなるため、Oリング319の方が抵抗が
大きくなり、共回り防止効果は高くなる。
【0239】また、圧接部材257の外周部には、カバ
ー部材290と第2の操作ノブ251との間にそれぞれ
Oリング320,321が設けられている。この構成で
は、第2の操作手段25と第2の固定操作手段27の水
密保持をカバー部材290と第2の操作ノブ251との
間に設けたOリング293のみで行うのに代えて、カバ
ー部材290,Oリング320,圧接部材257間と、
第2の操作ノブ251,Oリング321,圧接部材25
7間とで別々に、即ち圧接部材257を介して第2の固
定操作手段27と第2の操作手段25とで別々に水密保
持を行うようにしている。よって、カバー部材290と
第2の操作ノブ251の間のOリング293を介して第
2の操作手段25と第2の固定操作手段27とが共回り
を起こすおそれをなくすことができる。
【0240】ところで、従来の内視鏡の挿入部の外表面
の色は、黒系の色で形成されていた。黒系の色は、体腔
内等の明るい場所での視認性は良いが、X線検査室等の
暗所では逆に視認性が悪いという問題点がある。そこ
で、内視鏡の挿入部9を黒系以外の色で形成することに
よって、暗所でも視認性を良くすることができる。
【0241】また、内視鏡の挿入部の外表面付着する汚
れは、体腔内の血や便であり、色としては赤や茶色系の
汚れが多く、これらの汚れが目立ち易い色としては白色
や青系の色がある。このうち、白色は変色を起こし易い
ので、例えば青色,紫色,水色,空色,群青色,瑠璃
色,藍色等の青系の色を用いて挿入部9の外表面の色を
形成する。このように内視鏡の挿入部9を青系の色で形
成することにより、暗所でも視認性良く、かつ、汚れの
確認をより行い易く、また洗浄の効果を確認し易くする
ことができる。よって、内視鏡の汚れの確認や洗浄後の
汚れ落ちの確認等の手間を軽減できる。
【0242】もちろん、青系の色で形成するのは挿入部
9に限らず、操作部8やユニバーサルコード10,コネ
クタ11等、内視鏡1全体を青系の色で形成しても良
い。
【0243】図46は内視鏡1を使用している様子を示
したものである。内視鏡使用時には、一般的に、操作者
(検査者)341は立った状態で内視鏡1を操作してお
り、患者(被検査者)342はベッドの上に横たわって
いる状態である。
【0244】従って、操作者の手の高さと患者の高さが
異なるため、挿入部9は全長にわたって患者の体腔内に
挿入されるわけではなく、実際に患者の体腔内に挿入さ
れる先端側の有効挿入部351と、患者の体腔内には挿
入されない基端側の非挿入部352とを有している。こ
の非挿入部352の基端部が折れ止め部15と連結さ
れ、有効挿入部351,非挿入部352が折れ止め部1
5を介して操作部8と連通している。
【0245】従来の内視鏡では、挿入部には体腔内に挿
入している長さを示すための長さ指標が設けられていた
が、実際に挿入可能な長さについての範囲は示されてい
なかった。なお、実開平2−55912号公報には、長
さ指標ではなく挿入の目安となる指標を挿入部に設けた
構成例が開示されている。しかし、この指標は使用可能
な挿入部の始まり位置を示すものであり、有効挿入部と
非挿入部とを区別できるものではない。
【0246】ところで、挿入部は操作部と異なり、体腔
内と直接に接するため、検査終了後の洗浄および消毒は
念入りに行われている。ここで、前記非挿入部352お
よび折れ止め部15は、操作部と同様に患者の体腔内に
は触れない部分であるため、洗浄・消毒は十分に行われ
ていればよく、体腔内に触れる有効挿入部351と同様
のより念入りな洗浄・消毒は必要ない。
【0247】しかしながら、従来の内視鏡では有効挿入
部と非挿入部とを区別することができないため、挿入部
と操作部の境界の折れ止め部の端部まで挿入部と同様に
全体的により念入りな洗浄・消毒が行われ、多くの手間
がかかっていた。また、折れ止め部15は、図47に示
すように挿入部9との接続部の端部は角部343となっ
ており、この角部343の隅の洗浄・消毒には挿入部以
上に手間がかかっていた。
【0248】そこで、本実施例の内視鏡1は、洗浄時の
手間を少なくし、洗浄時の作業性を向上させるために、
図48に示すように挿入部9の有効挿入部351と非挿
入部352の境界には指標353が設けられている。
【0249】このように指標353を設けることによ
り、有効挿入部351と非挿入部352との判別が容易
にでき、操作者は洗浄・消毒をより念入りに行う部位
(有効挿入部351)と洗浄・消毒が十分に行われてい
ればよい部位(非挿入部352)とを認識できる。従っ
て、指標353で区別されたそれぞれの部位によって、
洗浄・消毒時の必要な手間の量がわかり、不必要な手間
を省いて洗浄・消毒作業にメリハリをつけることがで
き、洗浄時の手間を軽減できる。これにより、洗浄時の
作業性を向上させることができる。
【0250】有効挿入部と非挿入部とを区別する手段を
設けて洗浄時の作業性を向上させた内視鏡の変形例の構
成を以下に示す。
【0251】図49は有効挿入部と非挿入部とを区別す
る手段を設けた内視鏡の第1の変形例を示したものであ
る。
【0252】第1の変形例は、挿入部9に有効挿入部3
51と非挿入部352との境界を示す指標353と共
に、一般的な内視鏡に設けられる挿入長を示す長さ指標
354を設け、指標353と長さ指標354の色を変化
させたものである。例えば、長さ指標354は汚れが目
立ち易い白色や青色系の色とし、指標353は視認性の
良い赤色などとする。
【0253】この例では、有効挿入部351と非挿入部
352との判別が容易にできると同時に、指標353と
長さ指標354との区別が容易にできるため、誤認識の
おそれが無く、操作者は挿入長を容易に確認することが
できる。
【0254】図50は有効挿入部と非挿入部とを区別す
る手段を設けた内視鏡の第2の変形例を示したものであ
る。
【0255】第2の変形例は、挿入部9の有効挿入部3
51と非挿入部352の外観色を変化させたものであ
る。有効挿入部351はより念入りに洗浄を行う部位で
あるため、例えば洗浄時に汚れが目立つように白色や青
色系としても良い。
【0256】この例においても同様に、有効挿入部35
1と非挿入部352との判別が容易にできるため、洗浄
時に不必要に手間をかけることなく部位によって洗浄・
消毒作業にメリハリをつけることができ、洗浄時の手間
を軽減できる。また、有効挿入部351を白色や青色系
とすることで、汚れが目立ち易くなるため、洗浄の際特
に洗浄すべき部位を認識できる。なお、色を変化させる
のに限らず、模様を変えるようにしても良い。
【0257】図51は有効挿入部と非挿入部とを区別す
る手段を設けた内視鏡の第3の変形例を示したものであ
る。
【0258】第3の変形例は、挿入部9の有効挿入部3
51と非挿入部352の外観処理を変化させたものであ
る。有効挿入部351は滑りを良くしたコート処理を行
って滑らかな面に形成し、非挿入部352はコート処理
を行わずに粗い面に形成する。
【0259】この例においても同様に、有効挿入部35
1と非挿入部352との判別が容易にできるため、洗浄
時に不必要に手間をかけることなく部位によって洗浄・
消毒作業にメリハリをつけることができ、洗浄時の手間
を軽減できる。また、コート処理を行って滑り性を良く
することで、有効挿入部351は体腔内への挿入時の挿
入性が良好になる。
【0260】図52は有効挿入部と非挿入部とを区別す
る手段を設けた内視鏡の第4の変形例を示したものであ
る。
【0261】第4の変形例は、挿入部9の有効挿入部3
51と非挿入部352の外径を変化させたものである。
体腔内に挿入する有効挿入部351は細径に形成し、挿
入しない非挿入部352は太径に形成する。
【0262】この例においても同様に、有効挿入部35
1と非挿入部352との判別が容易にできるため、洗浄
時に不必要に手間をかけることなく部位によって洗浄・
消毒作業にメリハリをつけることができ、洗浄時の手間
を軽減できる。また、有効挿入部351を細径としたた
め、患者への挿入性を損なうおそれがない。
【0263】ここで、図53に折れ止め部15と挿入部
9の接続部を拡大して示す。この構成例では、折れ止め
部15は、挿入部9に向けて小径になるように傾斜面3
55を有した円錐形状に形成されている。そして、傾斜
面355の傾斜を延長して挿入部9と交わる部分に指標
353が設けられており、この指標353よりも基端側
(折れ止め部15側)が非挿入部352となっている。
【0264】このように構成した場合は、洗浄する際
に、操作部8から挿入部9側にスポンジ等の洗浄具をず
らしたとき、洗浄具は折れ止め部15の傾斜面355に
沿って挿入部9に至る。このとき、洗浄具は指標353
付近で挿入部9に接する。
【0265】従って本構成によれば、折れ止め部15の
傾斜面の流れに沿って洗浄具を動かすだけで、そのまま
洗浄具を有効挿入部351に到達させることができるた
め、洗浄作業が簡単であり、操作者が指標353を特に
意識しなくとも有効挿入部351の見極めが容易にでき
る。
【0266】[付記]以上詳述したように本発明の実施
態様によれば、以下のような構成を得ることができる。
すなわち、 (1) 内視鏡の操作部に設けられ、該内視鏡に係る操
作指示を行う内視鏡用押釦装置において、前記操作部の
外殻部材の内部に設けられ前記内視鏡に係る操作指示の
スイッチング動作を行うスイッチ部と、前記スイッチ部
の上部を覆うもので押圧することにより前記スイッチ部
を操作する指掛け部とを有し、前記指掛け部を、上部に
設けた弾性を有する押圧部材と下部に設けた前記外殻部
材の外表面に当接する当接部材とを一体的に形成して構
成すると共に、前記外殻部材に設けたスイッチ取付孔の
一部に係止部を穿設し、前記当接部材の少なくとも一部
に前記係止部に係合する突出部を設けたことを特徴とす
る内視鏡用押釦装置。
【0267】(2) 操作部の外殻部材の外表面に当接
して設けた指掛け部を有すると共に、スイッチング動作
を行うスイッチ部を前記外殻部材の内部に有し、前記ス
イッチ部を前記指掛け部により操作可能に設けた内視鏡
用押釦装置において、前記指掛け部は、弾性を有する押
圧部材と前記外殻部材の外表面に当接する当接面を有す
る当接部材とを一体的に設けて構成されると共に、前記
当接部材は、前記当接面に対して前記外殻部材の内部方
向に向けて突出した突出部を有しており、前記外殻部材
の外表面には前記突出部が係合する係止部を穿設し、前
記指掛け部の突出部を前記外殻部材の外表面側から前記
係止部に係合して設けたことを特徴とする内視鏡用押釦
装置。
【0268】この構成では、指掛け部の操作部外表面と
の当接部より突出させた突出部を設け、操作部の外殻部
材に設けた係止部に係合させて、指掛け部の位置決めを
行う。従って、指掛け部の外殻部材への固定時の位置決
め作業が簡単にでき、組立作業性が良い。また、指掛け
部の大型化や操作部の外殻部材の大型化・厚肉化がな
く、操作性・水密性を損なうことがない。
【0269】(3) 前記突出部の中心軸を前記指掛け
部の中心軸に対して偏心して設けたことを特徴とする付
記1または2に記載の内視鏡用押釦装置。
【0270】この構成では、付記2の効果に加えて、突
出部を偏心したことによってスイッチ配設方向の位置決
め機構が増えるため、位置決めがより簡単にできる。
【0271】(4) 操作部の外殻部材の外表面に当接
して設けた指掛け部を有すると共に、スイッチング動作
を行うスイッチ部を前記操作部の内部に有し、前記スイ
ッチ部を前記指掛け部により操作可能に設けた内視鏡用
押釦装置において、前記指掛け部は、弾性を有する押圧
部材と前記外殻部材の外表面に当接する当接面を有する
当接部材とを一体的に設けて構成されると共に、前記当
接部材は、前記当接面に対して前記外殻部材の内部方向
に向けて突出した突出部を有しており、前記スイッチ部
は、スイッチング動作を行うスイッチ本体と前記スイッ
チ本体を保持し前記指掛け部に固定されるスイッチ保持
部材とを有して構成され、前記スイッチ保持部材は、前
記外殻部材の外表面側より前記突出部が係合する第2の
係止部を有しており、前記指掛け部の突出部を前記外殻
部材の外表面側から前記スイッチ保持部材の第2の係止
部に係合して設けたことを特徴とする内視鏡用押釦装
置。
【0272】この構成では、指掛け部に操作部外表面と
の当接部より外殻部材を貫通して突出させた突出部を設
け、操作部内面に配設したスイッチ部に設けた第2の係
止部に係合させて、指掛け部とスイッチ部の位置決めを
行う。従って、指掛け部とスイッチ部の固定時の位置決
め作業が簡単にでき、組立作業性が良い。また、指掛け
部の大型化や操作部の外殻部材の大型化・厚肉化がな
く、操作性・水密性を損なうことがない。
【0273】(5) 前記スイッチ部は、スイッチング
動作を行うスイッチ本体と前記スイッチ本体を保持し前
記指掛け部に固定されるスイッチ保持部材とを有して構
成され、前記スイッチ保持部材は、前記外殻部材の外表
面側より前記突出部が係合する第2の係止部を有してお
り、前記指掛け部の突出部を前記外殻部材の外表面側か
ら前記スイッチ保持部材の第2の係止部に係合して設け
たことを特徴とする付記1または2に記載の内視鏡用押
釦装置。
【0274】この構成では、指掛け部の操作部外表面と
の当接部より突出させた突出部を設け、操作部の外殻部
材に設けた係止部に係合させて、指掛け部の位置決めを
行い、かつ、この突出部を操作部内面に配設したスイッ
チ部に設けた第2の係止部に係合させて、指掛け部とス
イッチ部の位置決めを行う。よって、付記2の効果と付
記3の効果を合わせた効果を有する。
【0275】(6) 前記スイッチ保持部材は、前記外
殻部材の内面に当接する第2の当接面を有する付記5に
記載の内視鏡用押釦装置。
【0276】この構成では、指掛け部を操作部外面に当
接し、スイッチ部を操作部内面に当接し、指掛け部とス
イッチ部の間に操作部を挟み込んで、指掛け部とスイッ
チ部を固定する。従って、付記2及び付記3の効果に加
えて、指掛け部とスイッチ部の組付け時の部品数を削減
でき、小型かつ安価で、組立作業性が良い押釦装置を構
成できる。
【0277】(7) 前記スイッチ保持部材に前記突出
部を固定する固定手段を設けた付記6に記載の内視鏡用
押釦装置。
【0278】この構成では、指掛け部に操作部外表面と
の当接部より突出させた突出部を設け、操作部の外殻部
材に設けた係止部に係合させて、指掛け部の位置決めを
行い、かつ、この突出部を操作部内面に配設したスイッ
チ部に設けた第2の係止部に係合させて、指掛け部とス
イッチ部の位置決めを行うと共に、固定手段により前記
突出部を固定する。従って、付記6の効果に加えて、押
釦装置を操作部の外殻部材により強固に取付固定でき
る。
【0279】(8) 前記固定手段はネジ部材からな
り、前記スイッチ保持部材には、前記外殻部材の内面側
より前記外殻部材の外表面側に向けて貫通孔を設けると
共に、前記突出部には、前記貫通孔に対向してネジ固定
部を設け、前記ネジ部材を、前記スイッチ保持部材に当
接すると共に前記貫通孔に貫通し、前記ネジ固定部に螺
合したことを特徴とする付記7に記載の内視鏡用押釦装
置。
【0280】この構成では、ネジ固定部の長さを長くす
ることができるので、指掛け部とスイッチ部の固定強度
を十分に得ることができる。
【0281】(9) 前記固定手段はネジ部材からな
り、前記スイッチ保持部材には、前記第2の係止部に向
けて前記スイッチ保持部材の側面から貫通するように第
2のネジ固定部を設けると共に、前記突出部の側面に
は、前記第2のネジ固定部に対向する第3の係止部を設
け、前記ネジ部材を、前記第2のネジ固定部に螺合し、
前記スイッチ保持部材に貫通して前記第3の係止部に楔
着したことを特徴とする付記7に記載の内視鏡用押釦装
置。
【0282】この構成では、ネジ固定部の長さを長くす
ることができるので、指掛け部とスイッチ部の固定強度
を十分に得ることができる。また、ネジ固定部の長さを
長くした場合でも操作部内部への突出を少なくでき、押
釦装置の小型化ができる。
【0283】(10) 前記ネジ部材は、先端部が円錐
形状に形成されると共に、前記突出部の第3の係止部
は、前記ネジ部材の先端部の円錐形状と略同一の凹部で
形成される付記9に記載の内視鏡用押釦装置。
【0284】この構成では、付記9の効果に加えて、ネ
ジ部材を締め付けることにより、突出部と一体の指掛け
部が操作部内部方向に引き込まれて、指掛け部が操作部
の外殻部材に当接するため、指掛け部の取り付け作業が
簡単になると共に、指掛け部の外殻部材への固定強度が
増す。
【0285】(11) 前記第2のネジ固定部を前記ネ
ジ部材が貫通する第2の貫通孔に形成すると共に、前記
第3の係止部を前記ネジ部材が螺合する第3のネジ固定
部に形成したことを特徴とする付記9に記載の内視鏡用
押釦装置。
【0286】この構成では、付記8の効果に加えて、ス
イッチ保持部材がネジ固定されるので、ネジ固定部のガ
タツキが少なく、指掛け部の固定がより強固になる。
【0287】(12) 前記ネジ部材を棒状のピン部材
で形成すると共に、前記第3の係止部を前記ピン部材が
嵌入または接着されるピン固定孔で形成したことを特徴
とする付記10に記載の内視鏡用押釦装置。
【0288】この構成では、付記8の効果に加えて、固
定部材がピン部材で構成されるためネジ部材に比べて安
価にでき、また、ネジ固定部の加工が必要なく突出部を
設けた当接部材及びスイッチ保持部材も安価に構成でき
る。
【0289】(13) 前記固定手段は、前記第2の係
止部と前記突出部とを接着してなる付記7に記載の内視
鏡用押釦装置。
【0290】この構成では、付記8の効果に加えて、ネ
ジ等の固定部材を設ける必要が無く、より安価に構成で
きる。
【0291】(14) 前記固定手段は、前記第2の係
止部と前記突出部とをスナップフィット構造で係合して
なる付記7に記載の内視鏡用押釦装置。
【0292】この構成では、付記7の効果に加えて、ネ
ジ等の固定部材を設ける必要が無く、また接着作業も必
要ないため、作業性が良好で、より安価に構成できる。
【0293】(15) 前記指掛け部の水平方向の断面
形状が円形である付記1または2に記載の内視鏡用押釦
装置。
【0294】(16) 固定軸と、前記固定軸に回転自
在に設けた回転部材と、前記回転部材に1ケ所以上設け
た取付部と、前記取付部に固定される1つの位置決め部
材と、前記固定軸に固定されると共に前記位置決め部材
に対向して配設された規制部材と、前記規制部材に少な
くとも1ケ所以上設けられ、前記位置決め部材の回転範
囲を規制する回転規制部とを有してなり、前記回転部材
を任意の回転範囲に規制する回転範囲規制機構を備えた
ことを特徴とする内視鏡用湾曲操作装置。
【0295】この構成では、固定軸に回転自在に設けた
回転部材の上方に、固定軸に対して回転不能に規制部材
を固定し、位置決め部材を、規制部材の回転規制部を貫
通させて回転部材に複数設けられた取付部に選択的に取
り付け、前記回転規制部により位置決め部材の回転量を
規制して、前記回転部材の回転位置出しを行う。この構
成によれば、組立作業性が良好で、かつ、回転部材の回
転位置の微妙な調整が簡単にできる。
【0296】(17) 前記回転部材は前記固定軸と回
転自在に螺合している付記16に記載の内視鏡用湾曲操
作装置。
【0297】この構成では、付記16の効果に加えて、
回転部材の固定軸に対する上下方向の位置調整ができ
る。
【0298】(18) 前記固定軸に回転自在に設けた
操作ノブを有し、前記操作ノブは、前記操作ノブと一体
に回転する第1の摩擦部材と、前記固定軸に固定されか
つ前記第1の摩擦部材の上面に摺接する第2の摩擦部材
とを有すると共に、前記第2の摩擦部材を前記回転部材
の下面に当接して設けたことを特徴とする付記17に記
載の内視鏡用湾曲操作装置。
【0299】この構成では、回転部材の回転量を規制す
ることで、回転部材の上下方向の位置調整ができ、第1
の摩擦部材と第2の摩擦部材の摩擦力を調整できる。
【0300】(19) 操作部の外殻部材の外表面に当
接して設けた弾性を有する指掛け部材を有すると共に、
前記指掛け部材の内側に設けた伝達部材を介してスイッ
チング動作を行うスイッチ部材を前記外殻部材の内部に
有し、前記スイッチ部材を前記指掛け部材により操作可
能に設けた内視鏡用押釦装置において、前記スイッチ部
材は、スイッチング動作を行うスイッチ本体と前記スイ
ッチ本体を保持し前記指掛け部材に固定されるスイッチ
保持部材とを有して構成され、前記伝達部材の中心軸と
前記スイッチ本体の中心軸とを同心に設けると共に、前
記指掛け部材の中心軸と前記伝達部材及び前記スイッチ
本体の中心軸とを偏心させたことを特徴とする内視鏡用
押釦装置。
【0301】この構成では、指掛け部材の中心軸とスイ
ッチ本体の中心軸とを偏心して設けることにより、押釦
装置の小型化ができ、またこの場合においても、伝達部
材の中心軸とスイッチ本体の中心軸とを同心に設けるこ
とにより、誤作動を防止できる。
【0302】(20) 前記伝達部材を前記スイッチ部
材と一体に設けた付記19に記載の内視鏡用押釦装置。
【0303】(21) 前記伝達部材を前記指掛け部材
と一体に設けた付記19に記載の内視鏡用押釦装置。
【0304】(22) 前記伝達部材は、前記指掛け部
材と一体に設けた第1の伝達部材と、前記スイッチ部材
と一体に設けた第2の伝達部材とからなる付記19に記
載の内視鏡用押釦装置。
【0305】(23) 細長の挿入部と操作者が把持す
る操作部とを有して構成される内視鏡において、前記挿
入部は、体腔内に挿入される有効挿入部と、体腔内に挿
入されない非挿入部とからなることを特徴とする内視
鏡。
【0306】この構成では、挿入部において、実際に体
腔内に挿入する有効挿入部と、実際には体腔内に挿入し
ない有効挿入部と操作部とのつなぎである非挿入部とを
区別して設けている。従って、洗浄が十分行われればよ
い部分(非挿入部)と、より念入りに洗浄する必要があ
る部分(有効挿入部)とを区別して洗浄できるので、洗
浄時の手間を軽減でき、洗浄作業性が良好である。
【0307】(24) 前記有効挿入部と前記非挿入部
とを区別する境界指標を設けたことを特徴とする付記2
3に記載の内視鏡。
【0308】この構成では、付記23の効果に加えて、
有効挿入部と非挿入部との境界を容易に判別できる。
【0309】(25) 前記有効挿入部の外観と前記非
挿入部の外観とを異なる色で形成したことを特徴とする
付記23に記載の内視鏡。
【0310】この構成では、付記23の効果に加えて、
有効挿入部と非挿入部とを一目で判別できる。
【0311】(26) 前記有効挿入部の外観処理と前
記非挿入部の外観処理とを異なるものとしたことを特徴
とする付記23に記載の内視鏡。
【0312】この構成では、付記23の効果に加えて、
有効挿入部と非挿入部とが洗浄時に触れただけで判別で
きる。
【0313】(27) 前記有効挿入部の外径と前記非
挿入部の外径とを異なるものとしたことを特徴とする付
記23に記載の内視鏡。
【0314】この構成では、付記23の効果に加えて、
有効挿入部と非挿入部とを一目で判別でき、また洗浄時
に触れることでも容易に判別できる。
【0315】(28) 前記非挿入部の外径を前記有効
挿入部の外径よりも大きくした付記27に記載の内視
鏡。
【0316】この構成では、付記27の効果に加えて、
有効挿入部の挿入性を損うおそれがない。
【0317】(29) 前記挿入部と操作部との連設部
に、前記挿入部から前記操作部に向け外径が大きくなる
円錐形状の傾斜面を有する折れ止め部材を設け、前記有
効挿入部と前記非挿入部との境界を、前記折れ止め部材
の前記傾斜面の延長線と前記挿入部の外周面との交点よ
りも挿入部先端側に配置したことを特徴とする付記23
に記載の内視鏡。
【0318】この構成では、付記23の効果に加えて、
洗浄作業を行っているときに、有効挿入部の位置を判別
しなくても、折れ止め部材の傾斜面に沿って洗浄すれば
よいので、より洗浄作業性が良好である。
【0319】(30) 操作部の外殻部材の外表面に設
けた弾性を有する指掛け部材を有すると共に、スイッチ
ング動作を行うスイッチ部材を前記外殻部材の内部に有
し、前記スイッチ部材を前記指掛け部材により操作可能
に設けた内視鏡用押釦装置において、前記外殻部材に貫
通孔を設けると共に、前記スイッチ部材の少なくとも一
部を前記貫通孔内に配設したことを特徴とする内視鏡用
押釦装置。
【0320】この構成では、スイッチ部材の少なくとも
一部を操作部の外殻部材の内部に埋設して設けること
で、操作部内へのスイッチ部材の張り出し量が減少し、
操作部内部の収容スペースを大きくできる。
【0321】(31) 前記スイッチ部材は、スイッチ
ング動作を行うスイッチ本体と、前記スイッチ本体を保
持し前記指掛け部材に固定されるスイッチ保持部材とを
有して構成され、前記スイッチ部材の内、前記スイッチ
本体の少なくとも一部を前記貫通孔内に配設したことを
特徴とする付記30に記載の内視鏡用押釦装置。
【0322】(32) 前記指掛け部材を前記外殻部材
の外表面に当接して設けると共に、前記スイッチ保持部
材を前記外殻部材の内面に当接して設けたことを特徴と
する付記31に記載の内視鏡用押釦装置。
【0323】(33) 前記外殻部材に、前記スイッチ
保持部材の少なくとも一部を配設収納する第2の貫通孔
を設けたことを特徴とする付記32に記載の内視鏡用押
釦装置。
【0324】この構成では、付記30の効果に加えて、
スイッチ部材の操作部内への張り出し量をより少なくで
きる。
【0325】(34) 前記貫通孔と前記第2の貫通孔
は同一である付記33に記載の内視鏡用押釦装置。
【0326】この構成では、付記33の効果に加えて、
貫通孔と第2の貫通孔とをそれぞれ形成しないので貫通
孔を加工する手間を少なくでき、安価に構成できる。
【0327】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、組
み立て作業性が良好で、かつ水密性を損なうことのない
内視鏡用押釦装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る内視鏡を備えた電子内
視鏡装置の全体構成を示すブロック図
【図2】内視鏡の操作部を湾曲操作部正面側の側方から
見た全体構成を示す側面図
【図3】内視鏡の操作部をユニバーサルコード接続部側
の側方から見た操作スイッチ部近傍の構成を示す側面図
【図4】内視鏡の操作部を湾曲操作部側面側の側方から
見た操作スイッチ部近傍の構成を示す側面図
【図5】内視鏡の操作部の端部方向から見た操作スイッ
チ部近傍の構成を示す上面図
【図6】図6ないし図12は第1のスイッチの詳細構成
を示す図であり、図6は第1のスイッチを上方から見た
上面図
【図7】図6のA−A線断面図
【図8】図6のB−B線断面図
【図9】第1のスイッチに設けられるスイッチ台の平面
図
【図10】第1のスイッチに設けられるスイッチ受けを
上方から見た上面図
【図11】第1のスイッチのスイッチ本体を収納した状
態でのスイッチ受けを下方から見た下面図
【図12】ケーシング本体に設けられる第1のスイッチ
に係るスイッチ取付孔の上面図
【図13】第1のスイッチに係る台座とスイッチ受けと
の固定手段の第1の変形例を示す断面図
【図14】第1のスイッチに係る台座とスイッチ受けと
の固定手段の第2の変形例を示す断面図
【図15】ロッド部材を設けずに構成した操作部材の変
形例を示す断面図
【図16】図16ないし図22は第2のスイッチの詳細
構成を示す図であり、図16は第2のスイッチを上方か
ら見た上面図
【図17】図16のA−A線断面図
【図18】図16のB−B線断面図
【図19】第2のスイッチのスイッチ部を下方から見た
下面図
【図20】第2のスイッチの操作部材を下方から見た下
面図
【図21】ケーシング本体に設けられる第2のスイッチ
に係るスイッチ取付孔の上面図
【図22】図17のE−E線断面図
【図23】第2のスイッチに係る台座とスイッチ受け台
との固定手段の第1の変形例を示す断面図
【図24】第2のスイッチに係る台座とスイッチ受け台
との固定手段の第2の変形例を示す断面図
【図25】ケーシング本体にスイッチ本体を埋設した構
成の第1の変形例を示す断面図
【図26】ケーシング本体にスイッチ本体を埋設した構
成の第2の変形例を示す断面図
【図27】図27ないし図31は操作スイッチ部の詳細
構成を示す図であり、図27は操作スイッチ部の操作部
長手方向断面図
【図28】図27のA−A線断面図
【図29】図27のB−B線断面図
【図30】図27のC−C線断面図
【図31】スイッチ部外装カバー内に設けられる補強リ
ブ部の詳細断面図
【図32】スイッチ本体の中心軸と押圧部の中心軸との
位置関係によるスイッチの高さを示す作用説明図
【図33】スイッチの押圧部の変形例を示す断面図
【図34】湾曲操作部全体の詳細構成を示す縦断面図
【図35】第1の操作手段を含む湾曲操作部の基端部を
拡大して示した断面図
【図36】第1の操作手段の内部構造の分解図
【図37】第1の操作手段の上面から見た構成を一部切
り欠いて示した説明図
【図38】第2の操作手段を含む湾曲操作部の上部を拡
大して示した断面図
【図39】第2の操作手段の上面から見た構成を一部切
り欠いて示した説明図
【図40】固定軸に嵌挿されるパッキンの構成を示す説
明図
【図41】抜け止め部材の構成を示す斜視図
【図42】第2の固定操作手段の内部構成を示す上面図
【図43】第1の操作ノブの回転抵抗力を発生する機構
の変形例を示す断面図
【図44】第1の操作ノブのブレーキ機構の変形例を示
す断面図
【図45】第2の固定操作手段における抜け止め部材周
辺の構成の変形例を示す断面図
【図46】内視鏡使用状態での検査室の様子を示す説明
図
【図47】挿入部基端部の折れ止め部における挿入部と
の接続部を示す説明図
【図48】挿入部の有効挿入部と非挿入部とを判別する
指標を設けた内視鏡挿入部の構成例を示す説明図
【図49】有効挿入部と非挿入部とを区別する手段を設
けた内視鏡の第1の変形例を示す説明図
【図50】有効挿入部と非挿入部とを区別する手段を設
けた内視鏡の第2の変形例を示す説明図
【図51】有効挿入部と非挿入部とを区別する手段を設
けた内視鏡の第3の変形例を示す説明図
【図52】有効挿入部と非挿入部とを区別する手段を設
けた内視鏡の第4の変形例を示す説明図
【図53】折れ止め部と挿入部との接続部の構成例を拡
大して示した説明図
【符号の説明】
1…内視鏡 8…操作部 9…挿入部 13…湾曲部 16…湾曲操作部 17,18,20,21…スイッチ 19…操作スイッチ部 30…ケーシング本体 31…スイッチ本体 32…スイッチ部材 33…操作部材 34…ゴムカバー 35…台座 36…ロッド部材 39,40…係合部 42…スイッチ台 43…作動板 45…スイッチ受け 60…スイッチ取付孔 63,64…係止孔 66…固定ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岡▲崎▼ 次生 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 下中 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 横田 貴之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の操作部に設けられ、該内視鏡に
    係る操作指示を行う内視鏡用押釦装置において、 前記操作部の外殻部材の内部に設けられ前記内視鏡に係
    る操作指示のスイッチング動作を行うスイッチ部と、前
    記スイッチ部の上部を覆うもので押圧することにより前
    記スイッチ部を操作する指掛け部とを有し、 前記指掛け部を、上部に設けた弾性を有する押圧部材と
    下部に設けた前記外殻部材の外表面に当接する当接部材
    とを一体的に形成して構成すると共に、前記外殻部材に
    設けたスイッチ取付孔の一部に係止部を穿設し、前記当
    接部材の少なくとも一部に前記係止部に係合する突出部
    を設けたことを特徴とする内視鏡用押釦装置。
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