JPH08192255A - 連続鋳造鋳型の振動方法 - Google Patents
連続鋳造鋳型の振動方法Info
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- JPH08192255A JPH08192255A JP2092395A JP2092395A JPH08192255A JP H08192255 A JPH08192255 A JP H08192255A JP 2092395 A JP2092395 A JP 2092395A JP 2092395 A JP2092395 A JP 2092395A JP H08192255 A JPH08192255 A JP H08192255A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続鋳造におけるオッシレーションマークを
浅くして鋳片表面品質を向上させる。 【構成】 鋳型に対し鋳片の引抜き方向と同一方向に、
従来の低サイクルかつ大振幅の振動よりもやや高サイク
ル小振幅の振動周波数200〜500サイクル/mi
n、振幅1〜5mmの振動と、さらに高サイクル小振幅
の振動周波数1000〜10000サイクル/min、
振幅0.1〜1mmの微小振動とを複合して付与する。 【効果】 熱間圧延後の鋼板あるいは鋼帯に発生する表
面疵が大幅に低減し、手入れ工数を著しく削減できる。
浅くして鋳片表面品質を向上させる。 【構成】 鋳型に対し鋳片の引抜き方向と同一方向に、
従来の低サイクルかつ大振幅の振動よりもやや高サイク
ル小振幅の振動周波数200〜500サイクル/mi
n、振幅1〜5mmの振動と、さらに高サイクル小振幅
の振動周波数1000〜10000サイクル/min、
振幅0.1〜1mmの微小振動とを複合して付与する。 【効果】 熱間圧延後の鋼板あるいは鋼帯に発生する表
面疵が大幅に低減し、手入れ工数を著しく削減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、溶融金属、特に溶鋼
の連続鋳造におけるオッシレーションに起因する鋳片の
表面品質の悪化を抑制できる連続鋳造鋳型の振動方法に
関する。
の連続鋳造におけるオッシレーションに起因する鋳片の
表面品質の悪化を抑制できる連続鋳造鋳型の振動方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】溶融金属、特に溶鋼の連続鋳造において
は、鋳型と鋳片との間の摩擦を軽減し、焼付きを防止し
てブレークアウトを発生させることなく、安定鋳造状態
を得るため、潤滑剤(モールドパウダ)を供給し、かつ
鋳型に上下振動(オッシレーション)を付与するのが一
般的である。上記連続鋳造においては、鋳型内メニスカ
ス部における凝固シェルがオッシレーションの動きに呼
応して曲げられ、オッシレーションマークと呼ばれる窪
みが形成される。このオッシレーションマークは、鋳片
の外観を損なうばかりでなく、窪みが深くなればその窪
みがノッチの作用を果たして鋳片表面の割れを招く。ま
た、スラグの巻込みによるノロ咬み欠陥を惹起する等の
問題が生じる。したがって、オッシレーションマークの
発生は、可及的に回避または軽減するのが好ましい。
は、鋳型と鋳片との間の摩擦を軽減し、焼付きを防止し
てブレークアウトを発生させることなく、安定鋳造状態
を得るため、潤滑剤(モールドパウダ)を供給し、かつ
鋳型に上下振動(オッシレーション)を付与するのが一
般的である。上記連続鋳造においては、鋳型内メニスカ
ス部における凝固シェルがオッシレーションの動きに呼
応して曲げられ、オッシレーションマークと呼ばれる窪
みが形成される。このオッシレーションマークは、鋳片
の外観を損なうばかりでなく、窪みが深くなればその窪
みがノッチの作用を果たして鋳片表面の割れを招く。ま
た、スラグの巻込みによるノロ咬み欠陥を惹起する等の
問題が生じる。したがって、オッシレーションマークの
発生は、可及的に回避または軽減するのが好ましい。
【0003】一般にオッシレーションマークは、引抜き
方向の断面を観察すると、爪(またはフック)と呼ばれ
る鈎爪状をした不連続組織が存在するものと、しないも
のとがある。爪のあるマークは、爪に沿ってP等の正偏
析が見られることが多く、一方、爪のないマークでは、
マーク底部にP等の溶質成分が正偏析した表面偏析層の
存在するものが見られる。これらの爪および表面偏析
は、マークが深いほど深く、顕著になる傾向があり、熱
間圧延時の表面疵発生につながる。特にステンレス鋼の
場合は、熱間圧延時のスケールオフ量が少ないため、こ
れら表面欠陥の影響が大きい。したがって、熱延鋼板お
よび熱延鋼帯の表面疵を改善するためには、オッシレー
ションマークを浅くして鋳片表面品質を向上させること
が必要である。
方向の断面を観察すると、爪(またはフック)と呼ばれ
る鈎爪状をした不連続組織が存在するものと、しないも
のとがある。爪のあるマークは、爪に沿ってP等の正偏
析が見られることが多く、一方、爪のないマークでは、
マーク底部にP等の溶質成分が正偏析した表面偏析層の
存在するものが見られる。これらの爪および表面偏析
は、マークが深いほど深く、顕著になる傾向があり、熱
間圧延時の表面疵発生につながる。特にステンレス鋼の
場合は、熱間圧延時のスケールオフ量が少ないため、こ
れら表面欠陥の影響が大きい。したがって、熱延鋼板お
よび熱延鋼帯の表面疵を改善するためには、オッシレー
ションマークを浅くして鋳片表面品質を向上させること
が必要である。
【0004】オッシレーションマークを浅くするために
は、一般に鋳型の下降速度が鋳片引抜き速度より大きく
なる下記(1)式で示されるネガティブストリップ期の
時間(tN)を小さくすればよいと言われており、高サ
イクル小振幅振動が有効であることが知られている。し
かし、振動条件が高サイクル小振幅になりネガティブス
トリップ期の時間(tN)および下記(2)式で示され
るポジティブストリップ期の時間(tP)が短くなるほ
ど、溶融パウダーの鋳型と鋳片との間への流入が減少
し、安定鋳造が困難となる。このため、オッシレーショ
ンマークを軽減する鋳型振動の高サイクル・小振幅化に
は限界があり、現状での振動数は200サイクル/mi
n未満であり、振幅は5〜20mm程度である。 tN=1/πf・(cos-1){Vc/(π・f・Sw)}………(1)式 tP=1/f−tN……………………………(2)式 ただし、tN:ネガティブストリップ時間(sec) tP:ポジティブストリップ時間(sec) f:振動数(サイクル/sec) Sw:ストローク(振幅の2倍)(mm) Vc:鋳造速度(mm/sec)
は、一般に鋳型の下降速度が鋳片引抜き速度より大きく
なる下記(1)式で示されるネガティブストリップ期の
時間(tN)を小さくすればよいと言われており、高サ
イクル小振幅振動が有効であることが知られている。し
かし、振動条件が高サイクル小振幅になりネガティブス
トリップ期の時間(tN)および下記(2)式で示され
るポジティブストリップ期の時間(tP)が短くなるほ
ど、溶融パウダーの鋳型と鋳片との間への流入が減少
し、安定鋳造が困難となる。このため、オッシレーショ
ンマークを軽減する鋳型振動の高サイクル・小振幅化に
は限界があり、現状での振動数は200サイクル/mi
n未満であり、振幅は5〜20mm程度である。 tN=1/πf・(cos-1){Vc/(π・f・Sw)}………(1)式 tP=1/f−tN……………………………(2)式 ただし、tN:ネガティブストリップ時間(sec) tP:ポジティブストリップ時間(sec) f:振動数(サイクル/sec) Sw:ストローク(振幅の2倍)(mm) Vc:鋳造速度(mm/sec)
【0005】一方、焼付きを防止すると同時にオッシレ
ーションマークの軽減ないしは回避する方法としては、
鋳型に対し鋳片の引抜き方向と同一方向に、振動周波数
70〜150サイクル/min、振動ストローク5〜2
0mmの低サイクルかつ大振幅の振動と、その振動より
も最大速度が大きく、振動周波数2000〜20000
サイクル/min、振動ストローク0.1〜0.5mm
の高サイクルかつ小振幅の振動とを複合して加える方法
(特開昭58−199645号公報)が提案されてい
る。
ーションマークの軽減ないしは回避する方法としては、
鋳型に対し鋳片の引抜き方向と同一方向に、振動周波数
70〜150サイクル/min、振動ストローク5〜2
0mmの低サイクルかつ大振幅の振動と、その振動より
も最大速度が大きく、振動周波数2000〜20000
サイクル/min、振動ストローク0.1〜0.5mm
の高サイクルかつ小振幅の振動とを複合して加える方法
(特開昭58−199645号公報)が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭58−19
9645号公報に開示の方法は、振動周波数70〜15
0サイクル/min、振動ストローク5〜20mmの低
サイクルかつ大振幅の振動と、その振動よりも最大速度
が大きく振動周波数2000〜20000サイクル/m
in、振動ストローク0.1〜0.5mmの高サイクル
かつ小振幅の振動とを複合して加え、高サイクルかつ小
振幅の振動付与によるオッシレーションマークの軽減に
伴って発生する焼付きを、振動周波数70〜150サイ
クル/min、振動ストローク5〜20mmの低サイク
ルかつ大振幅の振動によって防止するもので、焼付き防
止には効果的であるが、オッシレーションマークの軽減
ないし回避の効果が低サイクルかつ大振幅の振動によっ
て十分に発揮されないという問題点がある。
9645号公報に開示の方法は、振動周波数70〜15
0サイクル/min、振動ストローク5〜20mmの低
サイクルかつ大振幅の振動と、その振動よりも最大速度
が大きく振動周波数2000〜20000サイクル/m
in、振動ストローク0.1〜0.5mmの高サイクル
かつ小振幅の振動とを複合して加え、高サイクルかつ小
振幅の振動付与によるオッシレーションマークの軽減に
伴って発生する焼付きを、振動周波数70〜150サイ
クル/min、振動ストローク5〜20mmの低サイク
ルかつ大振幅の振動によって防止するもので、焼付き防
止には効果的であるが、オッシレーションマークの軽減
ないし回避の効果が低サイクルかつ大振幅の振動によっ
て十分に発揮されないという問題点がある。
【0007】この発明の目的は、上記従来技術の欠点を
解消し、オッシレーションマークを浅くして鋳片表面品
質を向上させるため、現状のオッシレーション条件を高
サイクル小振幅となし、これに伴う鋳型と鋳片との間へ
の溶融パウダの流入減少を高サイクルかつ小振幅の振動
付与によって確保し、焼付きを防止して安定鋳造が可能
な連続鋳造鋳型の振動方法を提供することにある。
解消し、オッシレーションマークを浅くして鋳片表面品
質を向上させるため、現状のオッシレーション条件を高
サイクル小振幅となし、これに伴う鋳型と鋳片との間へ
の溶融パウダの流入減少を高サイクルかつ小振幅の振動
付与によって確保し、焼付きを防止して安定鋳造が可能
な連続鋳造鋳型の振動方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく試験研究を重ねた結果下記の知見を得た。
オッシレーションマークの浅い平滑な鋳片表面を得るた
めには、オッシレーションの高サイクル小振幅振動が有
効であることを鋳造実験で確認しているが、オッシレー
ションの高サイクル小振幅振動が進むほど、鋳型と鋳片
間への溶融パウダの流入が減少し、焼付き、ブレークア
ウト等のトラブルが発生し、鋳造が不安定となる。しか
し、この鋳造不安定な高サイクル小振幅振動に、さらに
高サイクル小振幅振動を付加すると、鋳型振動は図1に
示すような複合波形となり、溶融パウダの流入が増加
し、鋳造の安定性が格段に向上することを確認し、この
発明に到達した。
を達成すべく試験研究を重ねた結果下記の知見を得た。
オッシレーションマークの浅い平滑な鋳片表面を得るた
めには、オッシレーションの高サイクル小振幅振動が有
効であることを鋳造実験で確認しているが、オッシレー
ションの高サイクル小振幅振動が進むほど、鋳型と鋳片
間への溶融パウダの流入が減少し、焼付き、ブレークア
ウト等のトラブルが発生し、鋳造が不安定となる。しか
し、この鋳造不安定な高サイクル小振幅振動に、さらに
高サイクル小振幅振動を付加すると、鋳型振動は図1に
示すような複合波形となり、溶融パウダの流入が増加
し、鋳造の安定性が格段に向上することを確認し、この
発明に到達した。
【0009】すなわちこの発明は、溶融金属を鋳型内に
連続的に注入して鋳片を得る連続鋳造方法において、鋳
型に対し鋳片の引抜き方向と同一方向に、従来の低サイ
クルかつ大振幅の振動よりもやや高サイクル小振幅の振
動周波数200〜500サイクル/min、振幅1〜5
mmの振動と、さらに高サイクル小振幅の振動周波数1
000〜10000サイクル/min、振幅0.1〜1
mmの微小振動とを複合して付与することを特徴とする
連続鋳造鋳型の振動方法である。
連続的に注入して鋳片を得る連続鋳造方法において、鋳
型に対し鋳片の引抜き方向と同一方向に、従来の低サイ
クルかつ大振幅の振動よりもやや高サイクル小振幅の振
動周波数200〜500サイクル/min、振幅1〜5
mmの振動と、さらに高サイクル小振幅の振動周波数1
000〜10000サイクル/min、振幅0.1〜1
mmの微小振動とを複合して付与することを特徴とする
連続鋳造鋳型の振動方法である。
【0010】
【作用】この発明においては、鋳型に対し鋳片の引抜き
方向と同一方向に、従来の低サイクルかつ大振幅の振動
よりもやや高サイクルかつ小振幅の振動周波数200〜
500サイクル/min、振幅1〜5mmの振動と、さ
らに高サイクルかつ小振幅の振動周波数1000〜10
000サイクル/min、振幅0.1〜1mmの微小振
動とを複合して付与することによって、高サイクルかつ
小振幅の振動周波数200〜500サイクル/min、
振幅1〜5mmの振動によるオッシレーションマークの
平滑化効果と、高サイクルかつ小振幅の振動周波数10
00〜10000サイクル/min、振幅0.1〜1m
mの微小振動による鋳型と鋳片間への溶融パウダの流入
の増加効果の相乗効果により、鋳造の安定性が格段に向
上し、焼付きを防止できると共に、オッシレーションマ
ークを軽減することができる。
方向と同一方向に、従来の低サイクルかつ大振幅の振動
よりもやや高サイクルかつ小振幅の振動周波数200〜
500サイクル/min、振幅1〜5mmの振動と、さ
らに高サイクルかつ小振幅の振動周波数1000〜10
000サイクル/min、振幅0.1〜1mmの微小振
動とを複合して付与することによって、高サイクルかつ
小振幅の振動周波数200〜500サイクル/min、
振幅1〜5mmの振動によるオッシレーションマークの
平滑化効果と、高サイクルかつ小振幅の振動周波数10
00〜10000サイクル/min、振幅0.1〜1m
mの微小振動による鋳型と鋳片間への溶融パウダの流入
の増加効果の相乗効果により、鋳造の安定性が格段に向
上し、焼付きを防止できると共に、オッシレーションマ
ークを軽減することができる。
【0011】この発明における振動周波数200〜50
0サイクル/min、振幅1〜5mmのやや高サイクル
かつ小振幅の振動は、現状のオッシレーション装置で実
現可能な範囲である。このやや高サイクルかつ小振幅の
振動の振動周波数200〜500サイクル/min、振
幅1〜5mmとしたのは、振動周波数200サイクル/
min未満、振幅5mmを超えると、オッシレーション
マークの軽減効果が十分に得られず、また、振動周波数
500サイクル/minを超え、振幅1mm未満では、
オッシレーションマークの軽減効果が十分に得られる
が、鋳型と鋳片間への溶融パウダの流入が減少し、高サ
イクルかつ小振幅の振動周波数1000〜10000サ
イクル/min、振幅0.1〜1mmの微小振動を付加
しても、焼付き、ブレークアウト等のトラブルが発生
し、鋳造が不安定となるからである。
0サイクル/min、振幅1〜5mmのやや高サイクル
かつ小振幅の振動は、現状のオッシレーション装置で実
現可能な範囲である。このやや高サイクルかつ小振幅の
振動の振動周波数200〜500サイクル/min、振
幅1〜5mmとしたのは、振動周波数200サイクル/
min未満、振幅5mmを超えると、オッシレーション
マークの軽減効果が十分に得られず、また、振動周波数
500サイクル/minを超え、振幅1mm未満では、
オッシレーションマークの軽減効果が十分に得られる
が、鋳型と鋳片間への溶融パウダの流入が減少し、高サ
イクルかつ小振幅の振動周波数1000〜10000サ
イクル/min、振幅0.1〜1mmの微小振動を付加
しても、焼付き、ブレークアウト等のトラブルが発生
し、鋳造が不安定となるからである。
【0012】この発明における振動周波数1000〜1
0000サイクル/min、振幅0.1〜1mmの高サ
イクルかつ小振幅の微小振動は、既存オッシレーション
装置の振動フレームとコイルバネを介在させて連結した
鋳型に、高周波加振器を取付けることによって発生させ
ることができる。高サイクルかつ小振幅の微小振動の振
動周波数1000〜10000サイクル/min、振幅
0.1〜1mmとしたのは、振動周波数1000サイク
ル/min未満、振幅1mmを超えると、振動周波数2
00〜500サイクル/min、振幅1〜5mmのやや
高サイクルかつ小振幅の振動による鋳型と鋳片間への溶
融パウダの流入の減少を抑制できず、焼付き、ブレーク
アウト等のトラブルが発生し、鋳造が不安定となるから
であり、また、振動周波数10000サイクル/min
を超え、振幅0.1mm未満では、溶融パウダの流入の
減少を抑制できず、焼付き、ブレークアウト等のトラブ
ルが発生し、鋳造が不安定となるからである。
0000サイクル/min、振幅0.1〜1mmの高サ
イクルかつ小振幅の微小振動は、既存オッシレーション
装置の振動フレームとコイルバネを介在させて連結した
鋳型に、高周波加振器を取付けることによって発生させ
ることができる。高サイクルかつ小振幅の微小振動の振
動周波数1000〜10000サイクル/min、振幅
0.1〜1mmとしたのは、振動周波数1000サイク
ル/min未満、振幅1mmを超えると、振動周波数2
00〜500サイクル/min、振幅1〜5mmのやや
高サイクルかつ小振幅の振動による鋳型と鋳片間への溶
融パウダの流入の減少を抑制できず、焼付き、ブレーク
アウト等のトラブルが発生し、鋳造が不安定となるから
であり、また、振動周波数10000サイクル/min
を超え、振幅0.1mm未満では、溶融パウダの流入の
減少を抑制できず、焼付き、ブレークアウト等のトラブ
ルが発生し、鋳造が不安定となるからである。
【0013】
実施例1 以下にこの発明の鋳型振動方法の詳細を、実施の一例を
示す図1ないし図2に基づいて説明する。図1はこの発
明方法を実施する装置の鋳型周りの概略図を示すもので
あり、図2はこの発明による鋳型の振動波形の一例を示
すもので、(a)図は変位、(b)図は速度である。図
2において、1は鋳型、2は鋳型1に取付けた高周波加
振器、3は振動フレーム4と鋳型1との間に介在せしめ
たコイルバネで、振動フレーム4は図示しない従来公知
の振動装置、例えば、クランク・カム機構あるいは油圧
シリンダによって矢印方向に、従来の通常の鋳型振動よ
りやや高サイクルかつ小振幅の振動周波数200〜50
0サイクル/min、振幅1〜5mmの振動を、振動フ
レーム4、コイルバネ3を介して鋳型1に付与でき、ま
た、振動周波数1000〜10000サイクル/mi
n、振幅0.1〜1mmの高サイクルかつ小振幅の微小
振動は、鋳型1と振動フレーム4間に介在させたコイル
バネ3と高周波加振器2によって発生させるよう構成さ
れている。上記振動フレーム4の振動を効率良く鋳型1
に伝達するには、コイルバネ3は固いもの、すなわち、
ばね定数の大きいものを選択する必要がある。また、鋳
型1の共振による大揺れを防止するためには、振動フレ
ーム4の振動数、および高周波加振器2による微小振動
の振動数とは異なる固有振動数を有するコイルバネ3を
選択しなければならない。
示す図1ないし図2に基づいて説明する。図1はこの発
明方法を実施する装置の鋳型周りの概略図を示すもので
あり、図2はこの発明による鋳型の振動波形の一例を示
すもので、(a)図は変位、(b)図は速度である。図
2において、1は鋳型、2は鋳型1に取付けた高周波加
振器、3は振動フレーム4と鋳型1との間に介在せしめ
たコイルバネで、振動フレーム4は図示しない従来公知
の振動装置、例えば、クランク・カム機構あるいは油圧
シリンダによって矢印方向に、従来の通常の鋳型振動よ
りやや高サイクルかつ小振幅の振動周波数200〜50
0サイクル/min、振幅1〜5mmの振動を、振動フ
レーム4、コイルバネ3を介して鋳型1に付与でき、ま
た、振動周波数1000〜10000サイクル/mi
n、振幅0.1〜1mmの高サイクルかつ小振幅の微小
振動は、鋳型1と振動フレーム4間に介在させたコイル
バネ3と高周波加振器2によって発生させるよう構成さ
れている。上記振動フレーム4の振動を効率良く鋳型1
に伝達するには、コイルバネ3は固いもの、すなわち、
ばね定数の大きいものを選択する必要がある。また、鋳
型1の共振による大揺れを防止するためには、振動フレ
ーム4の振動数、および高周波加振器2による微小振動
の振動数とは異なる固有振動数を有するコイルバネ3を
選択しなければならない。
【0014】上記のとおり構成したことによって、鋳型
1には、振動フレーム4によって従来の通常の鋳型振動
よりやや高サイクルかつ小振幅の振動周波数200〜5
00サイクル/min、振幅1〜5mmの振動に、コイ
ルバネ3と高周波加振器2によって振動周波数1000
〜10000サイクル/min、振幅0.1〜1mmの
高サイクルかつ小振幅の微小振動が付加して与えられ
る。この結果、鋳型1には、図2(a)に示すような複
合振動波形と図2(b)に示すような複合振動速度が付
与され、従来の通常の鋳型振動よりやや高サイクルかつ
小振幅の振動周波数200〜500サイクル/min、
振幅1〜5mmの振動によるオッシレーションマークの
軽減効果と、高サイクルかつ小振幅の振動周波数100
0〜10000サイクル/min、振幅0.1〜1mm
の微小振動による鋳型と鋳片間への溶融パウダの均一流
入の促進効果との相乗効果によって、オッシレーション
マークを軽減できると共に、鋳型と鋳片間への溶融パウ
ダの流入減少が回避され、鋳造の不安定が格段に向上す
るのである。
1には、振動フレーム4によって従来の通常の鋳型振動
よりやや高サイクルかつ小振幅の振動周波数200〜5
00サイクル/min、振幅1〜5mmの振動に、コイ
ルバネ3と高周波加振器2によって振動周波数1000
〜10000サイクル/min、振幅0.1〜1mmの
高サイクルかつ小振幅の微小振動が付加して与えられ
る。この結果、鋳型1には、図2(a)に示すような複
合振動波形と図2(b)に示すような複合振動速度が付
与され、従来の通常の鋳型振動よりやや高サイクルかつ
小振幅の振動周波数200〜500サイクル/min、
振幅1〜5mmの振動によるオッシレーションマークの
軽減効果と、高サイクルかつ小振幅の振動周波数100
0〜10000サイクル/min、振幅0.1〜1mm
の微小振動による鋳型と鋳片間への溶融パウダの均一流
入の促進効果との相乗効果によって、オッシレーション
マークを軽減できると共に、鋳型と鋳片間への溶融パウ
ダの流入減少が回避され、鋳造の不安定が格段に向上す
るのである。
【0015】実施例2 厚さ200mm、幅1200mmの炭素鋼スラブを、引
抜き速度1.5m/minで連続鋳造するに当たり、振
動フレームに従来の鋳型振動よりやや高サイクルかつ小
振幅の振動周波数300サイクル/min、振幅±2m
mの振動を与えると同時に、高周波加振器によって高サ
イクルかつ小振幅の振動周波数1800サイクル/mi
n、振幅±0.5mmの振動を与えた本発明法の場合
と、振動フレームに従来の鋳型振動よりやや高サイクル
かつ小振幅の振動周波数300サイクル/min、振幅
±2mmの振動を与えた従来法の場合のそれぞれについ
て、得られた鋳片のオッシレーションマーク深さと、鋳
型と鋳片間への溶融パウダの流入状況を調査した。その
結果、本発明法の場合は、従来法に比較し、鋳型と鋳片
間への溶融パウダの流入が増加し、鋳造の安定が格段に
向上し、しかも、オッシレーションマークの浅い平滑な
表面の鋳片を得ることができた。
抜き速度1.5m/minで連続鋳造するに当たり、振
動フレームに従来の鋳型振動よりやや高サイクルかつ小
振幅の振動周波数300サイクル/min、振幅±2m
mの振動を与えると同時に、高周波加振器によって高サ
イクルかつ小振幅の振動周波数1800サイクル/mi
n、振幅±0.5mmの振動を与えた本発明法の場合
と、振動フレームに従来の鋳型振動よりやや高サイクル
かつ小振幅の振動周波数300サイクル/min、振幅
±2mmの振動を与えた従来法の場合のそれぞれについ
て、得られた鋳片のオッシレーションマーク深さと、鋳
型と鋳片間への溶融パウダの流入状況を調査した。その
結果、本発明法の場合は、従来法に比較し、鋳型と鋳片
間への溶融パウダの流入が増加し、鋳造の安定が格段に
向上し、しかも、オッシレーションマークの浅い平滑な
表面の鋳片を得ることができた。
【0016】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明方法によれ
ば、鋳型と鋳片間への溶融パウダの流入が促進され、オ
ッシレーションマークの浅い平滑な表面の鋳片を鋳造す
ることができ、熱間圧延後の鋼板あるいは鋼帯に発生す
る表面疵が大幅に低減し、手入れ工数を著しく削減でき
る。
ば、鋳型と鋳片間への溶融パウダの流入が促進され、オ
ッシレーションマークの浅い平滑な表面の鋳片を鋳造す
ることができ、熱間圧延後の鋼板あるいは鋼帯に発生す
る表面疵が大幅に低減し、手入れ工数を著しく削減でき
る。
【図1】この発明方法を実施する装置の一例を示す概略
説明図である。
説明図である。
【図2】この発明による鋳型の振動波形と振動速度の一
例を示すもので、(a)図は振動波形、(b)図は振動
速度である。
例を示すもので、(a)図は振動波形、(b)図は振動
速度である。
1 鋳型 2 高周波加振器 3 コイルバネ 4 振動フレーム
Claims (1)
- 【請求項1】 溶融金属を鋳型内に連続的に注入して鋳
片を得る連続鋳造方法において、鋳型に対し鋳片の引抜
き方向と同一方向に、従来の低サイクルかつ大振幅の振
動よりもやや高サイクル小振幅の振動周波数200〜5
00サイクル/min、振幅1〜5mmの振動と、さら
に高サイクル小振幅の振動周波数1000〜10000
サイクル/min、振幅0.1〜1mmの微小振動とを
複合して付与することを特徴とする連続鋳造鋳型の振動
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2092395A JPH08192255A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 連続鋳造鋳型の振動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2092395A JPH08192255A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 連続鋳造鋳型の振動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08192255A true JPH08192255A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12040751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2092395A Pending JPH08192255A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 連続鋳造鋳型の振動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08192255A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017221963A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造機及び連続鋳造方法 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP2092395A patent/JPH08192255A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017221963A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造機及び連続鋳造方法 |
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