JPH08192259A - 押湯加圧制御装置 - Google Patents
押湯加圧制御装置Info
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- JPH08192259A JPH08192259A JP440295A JP440295A JPH08192259A JP H08192259 A JPH08192259 A JP H08192259A JP 440295 A JP440295 A JP 440295A JP 440295 A JP440295 A JP 440295A JP H08192259 A JPH08192259 A JP H08192259A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】押湯キャビティ3内の溶湯を適切な時期で製品
キャビティ2へ向けて加圧し、押湯による溶湯補給性を
一層高め得る押湯加圧制御装置を提供する。 【構成】センサ5は製品キャビティ2の下域の表皮金属
側の温度TA0 を検出し、センサ6は製品キャビティ2
の上域の表皮側の温度TB0 を検出し、センサ7は押湯
キャビティ3に注入された表皮の温度TC0 を検出す
る。温度TA0 に基づき製品キャビティ2の下域の内部
温度TAに換算する。温度TB0 に基づき鋳造型1の製
品キャビティ2の上域の内部温度TBに換算する。温度
TC0 に基づき押湯キャビティ3の内部温度TCに換算
する。押湯の温度と製品キャビティ2の金属の温度とが
加圧開始条件を満たすと、制御装置9により加圧開始信
号が出力され、駆動回路85を作動し、駆動源83を駆
動し、加圧体81をK1方向に前進させる。
キャビティ2へ向けて加圧し、押湯による溶湯補給性を
一層高め得る押湯加圧制御装置を提供する。 【構成】センサ5は製品キャビティ2の下域の表皮金属
側の温度TA0 を検出し、センサ6は製品キャビティ2
の上域の表皮側の温度TB0 を検出し、センサ7は押湯
キャビティ3に注入された表皮の温度TC0 を検出す
る。温度TA0 に基づき製品キャビティ2の下域の内部
温度TAに換算する。温度TB0 に基づき鋳造型1の製
品キャビティ2の上域の内部温度TBに換算する。温度
TC0 に基づき押湯キャビティ3の内部温度TCに換算
する。押湯の温度と製品キャビティ2の金属の温度とが
加圧開始条件を満たすと、制御装置9により加圧開始信
号が出力され、駆動回路85を作動し、駆動源83を駆
動し、加圧体81をK1方向に前進させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押湯効果を高め得、鋳
造不良の低減を図るのに有利な押湯加圧制御装置に関す
る。
造不良の低減を図るのに有利な押湯加圧制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋳造型には、押湯を形成する
押湯キャビティが設けられている。押湯は、凝固終了時
期が製品キャビティに比較して遅れる様にされており、
高温で良好な溶湯を製品キャビティに補給する効果をも
つ。そのため、押湯は、鋳造品の外引け、内部欠陥等の
鋳造欠陥の防止に有効である。
押湯キャビティが設けられている。押湯は、凝固終了時
期が製品キャビティに比較して遅れる様にされており、
高温で良好な溶湯を製品キャビティに補給する効果をも
つ。そのため、押湯は、鋳造品の外引け、内部欠陥等の
鋳造欠陥の防止に有効である。
【0003】更に特開昭61−78553号公報に開示
されている様に、押湯効果を更に確保すべく、押湯に発
熱コアを装備した鋳造型を用い、発熱コアにより溶湯の
指向性凝固を図る技術が知られている。更にAl系鋳造
品を鋳造する分野では、加圧ピンを用い、鋳造型のキャ
ビティ内に注入された溶湯を加圧ピンで加圧する技術が
知られている。この技術によれば、鋳造品におけるブロ
ー等の内部欠陥の防止、緻密化等に有利である。
されている様に、押湯効果を更に確保すべく、押湯に発
熱コアを装備した鋳造型を用い、発熱コアにより溶湯の
指向性凝固を図る技術が知られている。更にAl系鋳造
品を鋳造する分野では、加圧ピンを用い、鋳造型のキャ
ビティ内に注入された溶湯を加圧ピンで加圧する技術が
知られている。この技術によれば、鋳造品におけるブロ
ー等の内部欠陥の防止、緻密化等に有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した押
湯は溶湯補給効果を得るためには、かなりの液頭圧を必
要とし、そのため押湯容積は大きくなりがちである。更
に鋳造では、注湯温度の変動等の様に鋳造条件が多少変
動することがある。この様な変動にも対処して、押湯に
よる溶湯補給性を確保するため、押湯容積は必要以上に
大きくなりがちである。そのため製品歩留りの低下が誘
発され、コスト高の要因となる。
湯は溶湯補給効果を得るためには、かなりの液頭圧を必
要とし、そのため押湯容積は大きくなりがちである。更
に鋳造では、注湯温度の変動等の様に鋳造条件が多少変
動することがある。この様な変動にも対処して、押湯に
よる溶湯補給性を確保するため、押湯容積は必要以上に
大きくなりがちである。そのため製品歩留りの低下が誘
発され、コスト高の要因となる。
【0005】更には同一容積の押湯であっても、注湯温
度の変動等により押湯効果にも多少のばらつきがある。
上記した特開昭61−78553号公報に係る技術によ
っても、発熱コアを設けているものの、押湯効果は必ず
しも充分ではない。また溶湯を加圧ピンで加圧する技術
においても、加圧開始の時期の選択は容易ではなく、時
期がずれると、溶湯補給性の面では必ずしも充分ではな
い。
度の変動等により押湯効果にも多少のばらつきがある。
上記した特開昭61−78553号公報に係る技術によ
っても、発熱コアを設けているものの、押湯効果は必ず
しも充分ではない。また溶湯を加圧ピンで加圧する技術
においても、加圧開始の時期の選択は容易ではなく、時
期がずれると、溶湯補給性の面では必ずしも充分ではな
い。
【0006】本発明者は上記した実情に鑑みなされたも
のであり、その課題は、押湯キャビティ内の溶湯状金属
を適切なタイミングで加圧することにより、押湯による
溶湯補給性を一層高め、押湯効果の発揮に貢献できる押
湯加圧制御装置を提供することにある。
のであり、その課題は、押湯キャビティ内の溶湯状金属
を適切なタイミングで加圧することにより、押湯による
溶湯補給性を一層高め、押湯効果の発揮に貢献できる押
湯加圧制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る押湯加圧制
御装置は、鋳造品を形成する製品キャビティと、押湯を
形成すると共に製品キャビティに連通する押湯キャビテ
ィとを備えた鋳造型と、鋳造型の製品キャビティに注入
された金属の温度を直接的にまたは間接的に検出する鋳
造品温度検出手段と、鋳造型の押湯キャビティに注入さ
れた溶湯状金属の温度を直接的にまたは間接的に検出す
る押湯温度検出手段と、加圧開始条件が満たされると押
湯を加圧する押湯加圧手段と、押湯温度検出手段で検出
された押湯の温度と、鋳造品温度検出手段で検出された
製品キャビティの金属の温度との少なくとも一方が加圧
開始条件を満たすときに、押湯加圧手段を作動させて押
湯を加圧する加圧制御手段とを具備することを特徴とす
るものである。
御装置は、鋳造品を形成する製品キャビティと、押湯を
形成すると共に製品キャビティに連通する押湯キャビテ
ィとを備えた鋳造型と、鋳造型の製品キャビティに注入
された金属の温度を直接的にまたは間接的に検出する鋳
造品温度検出手段と、鋳造型の押湯キャビティに注入さ
れた溶湯状金属の温度を直接的にまたは間接的に検出す
る押湯温度検出手段と、加圧開始条件が満たされると押
湯を加圧する押湯加圧手段と、押湯温度検出手段で検出
された押湯の温度と、鋳造品温度検出手段で検出された
製品キャビティの金属の温度との少なくとも一方が加圧
開始条件を満たすときに、押湯加圧手段を作動させて押
湯を加圧する加圧制御手段とを具備することを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、鋳造型の製品キャビティに溶
湯状金属が注入される。この際、押湯キャビティにも溶
湯状金属が供給される。溶湯状金属としては特に限定さ
れるものではなく、Al系、Mg系、Cu系、Zn系、
鋳鉄、鋳鋼系、Pb系、Sn系、Ti系等の公知の金属
を採用できる。
湯状金属が注入される。この際、押湯キャビティにも溶
湯状金属が供給される。溶湯状金属としては特に限定さ
れるものではなく、Al系、Mg系、Cu系、Zn系、
鋳鉄、鋳鋼系、Pb系、Sn系、Ti系等の公知の金属
を採用できる。
【0009】鋳造品温度検出手段は、鋳造型の製品キャ
ビティに注入された金属の温度を直接的にまたは間接的
に検出する。代表的な鋳造品温度検出手段は、温度セン
サを採用できる。この場合には、製品キャビティ内の金
属の温度を直接的に検出する形態でもよい。また、製品
キャビティを区画する型部分の型温度、或いは表皮金属
部分を検出することにより、製品キャビティ内の金属の
温度を推定または演算し、以て製品キャビティ内の金属
の温度を間接的に検出する形態でも良い。なお鋳造品温
度検出手段の数は特に限定されるものではない。
ビティに注入された金属の温度を直接的にまたは間接的
に検出する。代表的な鋳造品温度検出手段は、温度セン
サを採用できる。この場合には、製品キャビティ内の金
属の温度を直接的に検出する形態でもよい。また、製品
キャビティを区画する型部分の型温度、或いは表皮金属
部分を検出することにより、製品キャビティ内の金属の
温度を推定または演算し、以て製品キャビティ内の金属
の温度を間接的に検出する形態でも良い。なお鋳造品温
度検出手段の数は特に限定されるものではない。
【0010】押湯温度検出手段は、鋳造型の押湯キャビ
ティに注入された溶湯状金属の温度を直接的にまたは間
接的に検出する。代表的な押湯温度検出手段は、温度セ
ンサを採用できる。この場合には、押湯キャビティ内の
金属の温度を直接的に検出する形態でも良い。また、押
湯キャビティを備えた型部分の型温度、或いは表皮金属
部分を検出することにより、製品キャビティ内の金属の
温度を推定または演算し、以て押湯キャビティの金属の
温度を間接的に検出する形態でも良い。
ティに注入された溶湯状金属の温度を直接的にまたは間
接的に検出する。代表的な押湯温度検出手段は、温度セ
ンサを採用できる。この場合には、押湯キャビティ内の
金属の温度を直接的に検出する形態でも良い。また、押
湯キャビティを備えた型部分の型温度、或いは表皮金属
部分を検出することにより、製品キャビティ内の金属の
温度を推定または演算し、以て押湯キャビティの金属の
温度を間接的に検出する形態でも良い。
【0011】本発明によれば、押湯温度検出手段で検出
された押湯の温度と、鋳造品温度検出手段で検出された
製品キャビティの金属の温度との少なくとも一方が、加
圧開始条件を満たすときに、加圧制御手段は押湯加圧手
段を駆動し、押湯を構成している溶湯状金属を加圧す
る。この様な加圧に伴い、押湯キャビティ内の溶湯状金
属は、製品キャビティに向けて移行し、製品キャビティ
に補給される。これにより良好なる溶湯補給効果が発現
される。
された押湯の温度と、鋳造品温度検出手段で検出された
製品キャビティの金属の温度との少なくとも一方が、加
圧開始条件を満たすときに、加圧制御手段は押湯加圧手
段を駆動し、押湯を構成している溶湯状金属を加圧す
る。この様な加圧に伴い、押湯キャビティ内の溶湯状金
属は、製品キャビティに向けて移行し、製品キャビティ
に補給される。これにより良好なる溶湯補給効果が発現
される。
【0012】押湯加圧手段として、加圧ピン、プランジ
ャ等で機械的に加圧する方式を採用できるが、場合によ
っては、砂、砂型、ショット粒等を押湯に投入して押湯
の液頭圧を増す方式、或いは、粉粒体や空気や不活性ガ
ス等を押湯の湯面に作用させて加圧する方式でも良い。
ャ等で機械的に加圧する方式を採用できるが、場合によ
っては、砂、砂型、ショット粒等を押湯に投入して押湯
の液頭圧を増す方式、或いは、粉粒体や空気や不活性ガ
ス等を押湯の湯面に作用させて加圧する方式でも良い。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は実施例の概念構成図である。鋳造型1は重
力鋳造用の金型であり、鋳造品を形成する製品キャビテ
ィ2と、押湯を形成する押湯キャビティ3とを備えてい
る。押湯キャビティ3は押湯型部分1xに形成されてい
る。なお、鋳造型1は金型に限らず砂型でも他の種類の
型でも良い。押湯キャビティ3は、製品キャビティ2へ
の溶湯補給のために製品キャビティ2の上方に配置され
ており、製品キャビティ2に連通する。
する。図1は実施例の概念構成図である。鋳造型1は重
力鋳造用の金型であり、鋳造品を形成する製品キャビテ
ィ2と、押湯を形成する押湯キャビティ3とを備えてい
る。押湯キャビティ3は押湯型部分1xに形成されてい
る。なお、鋳造型1は金型に限らず砂型でも他の種類の
型でも良い。押湯キャビティ3は、製品キャビティ2へ
の溶湯補給のために製品キャビティ2の上方に配置され
ており、製品キャビティ2に連通する。
【0014】鋳造品温度検出手段として下域温度センサ
5、上域温度センサ6が鋳造型1に装備されている。下
域温度センサ5は、鋳造型1の製品キャビティ2の下域
のうち表皮金属の温度TA0 を検出するものであり、溶
湯に直接触れるセラミックス製のケースを有する。上域
温度センサ6は、鋳造型1の製品キャビティ2の上域の
うちの表皮金属の温度TB0 を検出するものであり、同
様なセラミックス製のケースを有する。ここで上域は下
域よりも上方という意味であり、具体的位置は限定され
るものではない。
5、上域温度センサ6が鋳造型1に装備されている。下
域温度センサ5は、鋳造型1の製品キャビティ2の下域
のうち表皮金属の温度TA0 を検出するものであり、溶
湯に直接触れるセラミックス製のケースを有する。上域
温度センサ6は、鋳造型1の製品キャビティ2の上域の
うちの表皮金属の温度TB0 を検出するものであり、同
様なセラミックス製のケースを有する。ここで上域は下
域よりも上方という意味であり、具体的位置は限定され
るものではない。
【0015】なお、本実施例では鋳造品に内部欠陥が生
じ易い領域は、図1に示す内部欠陥予想部の付近つま
り、製品キャビティ2の上域付近である。押湯温度検出
手段としての押湯温度センサ7が鋳造型1の押湯型部分
1xに装備されている。押湯温度センサ7は、鋳造型1
の押湯キャビティ3に注入された金属のうちの表皮側の
温度TC0 を検出するものであり、同様なセラミックス
製のケースを有する。
じ易い領域は、図1に示す内部欠陥予想部の付近つま
り、製品キャビティ2の上域付近である。押湯温度検出
手段としての押湯温度センサ7が鋳造型1の押湯型部分
1xに装備されている。押湯温度センサ7は、鋳造型1
の押湯キャビティ3に注入された金属のうちの表皮側の
温度TC0 を検出するものであり、同様なセラミックス
製のケースを有する。
【0016】押湯加圧手段8は、押湯キャビティ3に対
面する加圧面80を備えた矢印K1、K2方向に移動可
能な加圧体81と、加圧体81を保持する保持機構82
と、保持機構82を矢印K1、K2方向に前進後退させ
得る駆動源83と、駆動源83の駆動を制御する駆動回
路85とを備えている。なお駆動源83は油圧力、空圧
力、モ−タ駆動等の公知の駆動形態を採用できる。加圧
体81は耐熱鋼やセラミックス等の耐熱材料で形成でき
る。
面する加圧面80を備えた矢印K1、K2方向に移動可
能な加圧体81と、加圧体81を保持する保持機構82
と、保持機構82を矢印K1、K2方向に前進後退させ
得る駆動源83と、駆動源83の駆動を制御する駆動回
路85とを備えている。なお駆動源83は油圧力、空圧
力、モ−タ駆動等の公知の駆動形態を採用できる。加圧
体81は耐熱鋼やセラミックス等の耐熱材料で形成でき
る。
【0017】加圧制御手段として機能する制御装置9
は、温度計測部90と制御部92と設定器93とメモリ
94を備えている。設定器93は、しきい値として機能
する後述する設定温度T0、T1または設定温度T1、
T0に関するデータを設定するものであり、例えばキー
ボードやポテンショメータ等を採用できる。従って設定
器93は、しきい値として機能する設定温度T0、T1
を鋳造品の種類に応じて変更するしきい値変更手段とし
て機能できる。
は、温度計測部90と制御部92と設定器93とメモリ
94を備えている。設定器93は、しきい値として機能
する後述する設定温度T0、T1または設定温度T1、
T0に関するデータを設定するものであり、例えばキー
ボードやポテンショメータ等を採用できる。従って設定
器93は、しきい値として機能する設定温度T0、T1
を鋳造品の種類に応じて変更するしきい値変更手段とし
て機能できる。
【0018】制御部92は、図示はしないが入力処理回
路と、CPUを備えた制御部本体と、出力処理回路とを
備えている。各温度センサ5、6、7の信号は信号線9
0a〜90cを介して温度計測部90に入力され、更に
制御部92に入力される。制御部92の制御信号は、信
号線92nを介して駆動回路85に出力される。制御部
92は次の補正処理を行う。即ち、下域温度センサ5に
より検知された製品キャビティ2の下域に注入された表
皮金属の検出温度TA0 に基づいて、演算処理を実行
し、製品キャビティ2の下域の内部温度TAに換算す
る。また、上域温度センサ6により検知された製品キャ
ビティ2の上域に注入された表皮金属の検出温度TB0
に基づいて、演算処理を実行し、鋳造型1の製品キャビ
ティ2の上域の内部温度TBに換算する。
路と、CPUを備えた制御部本体と、出力処理回路とを
備えている。各温度センサ5、6、7の信号は信号線9
0a〜90cを介して温度計測部90に入力され、更に
制御部92に入力される。制御部92の制御信号は、信
号線92nを介して駆動回路85に出力される。制御部
92は次の補正処理を行う。即ち、下域温度センサ5に
より検知された製品キャビティ2の下域に注入された表
皮金属の検出温度TA0 に基づいて、演算処理を実行
し、製品キャビティ2の下域の内部温度TAに換算す
る。また、上域温度センサ6により検知された製品キャ
ビティ2の上域に注入された表皮金属の検出温度TB0
に基づいて、演算処理を実行し、鋳造型1の製品キャビ
ティ2の上域の内部温度TBに換算する。
【0019】更に、押湯温度センサ7により検知された
押湯キャビティ3の表皮金属の検出温度TC0 に基づい
て、演算処理を実行し、押湯キャビティ3の内部温度T
Cに換算する。これは次のことを考慮したからである。
即ち、第1に、製品キャビティ2では鋳造型1に触れる
表皮側が内部よりも先に凝固する。故に、内部の方が溶
湯の補給が充分ではなく、従って欠陥が生じるのは表皮
側よりも内部であること。第2に、押湯型部分1xに触
れる押湯の表皮金属側よりも押湯内部の方が、温度が高
くて押湯による溶湯補給機能が高いこと。
押湯キャビティ3の表皮金属の検出温度TC0 に基づい
て、演算処理を実行し、押湯キャビティ3の内部温度T
Cに換算する。これは次のことを考慮したからである。
即ち、第1に、製品キャビティ2では鋳造型1に触れる
表皮側が内部よりも先に凝固する。故に、内部の方が溶
湯の補給が充分ではなく、従って欠陥が生じるのは表皮
側よりも内部であること。第2に、押湯型部分1xに触
れる押湯の表皮金属側よりも押湯内部の方が、温度が高
くて押湯による溶湯補給機能が高いこと。
【0020】さて本実施例では、鋳造型1の製品キャビ
ティ2に重力鋳造によりAl系の溶湯が注入され、満た
される。この際、押湯キャビティ3にも溶湯が満たされ
る。下域温度センサ5は、鋳造型1の製品キャビティ2
の下域の表皮金属側の温度TA0 を検出する。上域温度
センサ6は、鋳造型1の製品キャビティ2の上域の表皮
金属側の温度TB0 を検出する。押湯温度センサ7は、
鋳造型1の押湯キャビティ3に注入された表皮金属の温
度TC0 を検出する。
ティ2に重力鋳造によりAl系の溶湯が注入され、満た
される。この際、押湯キャビティ3にも溶湯が満たされ
る。下域温度センサ5は、鋳造型1の製品キャビティ2
の下域の表皮金属側の温度TA0 を検出する。上域温度
センサ6は、鋳造型1の製品キャビティ2の上域の表皮
金属側の温度TB0 を検出する。押湯温度センサ7は、
鋳造型1の押湯キャビティ3に注入された表皮金属の温
度TC0 を検出する。
【0021】そして前記した様に、制御部92は次の演
算処理を実行する。即ち、検出温度TA0 に基づいて、
演算処理を実行し、製品キャビティ2の下域の内部温度
TAに換算する。また検出温度TB0 に基づいて、演算
処理を実行し、鋳造型1の製品キャビティ2の上域の内
部温度TBに換算する。検出温度TC0 に基づいて、演
算処理を実行し、押湯キャビティ3の内部温度TCに換
算する。
算処理を実行する。即ち、検出温度TA0 に基づいて、
演算処理を実行し、製品キャビティ2の下域の内部温度
TAに換算する。また検出温度TB0 に基づいて、演算
処理を実行し、鋳造型1の製品キャビティ2の上域の内
部温度TBに換算する。検出温度TC0 に基づいて、演
算処理を実行し、押湯キャビティ3の内部温度TCに換
算する。
【0022】本実施例に係る制御装置9によれば、押湯
の温度と製品キャビティ2の金属の温度との双方が加圧
開始条件を満たすときに、加圧開始信号を出力する。こ
れにより押湯加圧手段8の駆動回路85を作動させ、駆
動源83を駆動し、以て加圧体81を矢印K1方向に前
進させる。これにより加圧体81の先端の加圧面80に
より押湯キャビティ3内の押湯を加圧する。この様な加
圧に伴い、押湯キャビティ3内の溶湯状金属は製品キャ
ビティ2に移行し、補給される。よって良好なる溶湯補
給効果が発現される。
の温度と製品キャビティ2の金属の温度との双方が加圧
開始条件を満たすときに、加圧開始信号を出力する。こ
れにより押湯加圧手段8の駆動回路85を作動させ、駆
動源83を駆動し、以て加圧体81を矢印K1方向に前
進させる。これにより加圧体81の先端の加圧面80に
より押湯キャビティ3内の押湯を加圧する。この様な加
圧に伴い、押湯キャビティ3内の溶湯状金属は製品キャ
ビティ2に移行し、補給される。よって良好なる溶湯補
給効果が発現される。
【0023】一方、押湯の温度と製品キャビティ2の金
属の温度とが加圧終了条件を満たすときに、制御装置9
は加圧終了信号を出力し、押湯加圧手段8の駆動回路8
5を作動させて駆動源83を駆動し、これにより加圧体
81を矢印K2方向に後退させ、加圧を終える。この様
にして鋳造工程が終了したら、鋳造型1から鋳造品を離
型する。
属の温度とが加圧終了条件を満たすときに、制御装置9
は加圧終了信号を出力し、押湯加圧手段8の駆動回路8
5を作動させて駆動源83を駆動し、これにより加圧体
81を矢印K2方向に後退させ、加圧を終える。この様
にして鋳造工程が終了したら、鋳造型1から鋳造品を離
型する。
【0024】この様に本実施例によれば、押湯による溶
湯補給効果が発現され易いので、鋳造型1の製品キャビ
ティ2では外引け、内引け、ブロー欠陥等の鋳造欠陥の
発生が軽減、回避され、不良率の一層の低減に有利であ
る。即ち本実施例によれば、押湯効果が有効に達成され
る。この様に押湯効果が有効に達成されるので押湯の容
積を過剰にせずとも良く、従って製品歩留りが向上し、
コストの低廉化に有利となる。
湯補給効果が発現され易いので、鋳造型1の製品キャビ
ティ2では外引け、内引け、ブロー欠陥等の鋳造欠陥の
発生が軽減、回避され、不良率の一層の低減に有利であ
る。即ち本実施例によれば、押湯効果が有効に達成され
る。この様に押湯効果が有効に達成されるので押湯の容
積を過剰にせずとも良く、従って製品歩留りが向上し、
コストの低廉化に有利となる。
【0025】ところで、加圧体81の加圧開始のタイミ
ングは重要である。溶湯の凝固が進行していないとき、
例えば液相が多過ぎるときに加圧しても、鋳造欠陥部分
に相当する金属が凝固するときには、溶湯補給性が不充
分となり、効果的な加圧効果は期待できない。同様に、
溶湯の凝固が進行し過ぎのとき、例えば製品キャビティ
2の溶湯が完全凝固したときに加圧しても、同様に効果
的な加圧効果は期待できない。効果的な加圧効果が得ら
れなければ、鋳造品における引け巣、ブロー等の鋳造欠
陥を効率よく軽減、回避できない。固相と液相とが適量
で共存しているときに、加圧体81を加圧するのが有効
と推察される。
ングは重要である。溶湯の凝固が進行していないとき、
例えば液相が多過ぎるときに加圧しても、鋳造欠陥部分
に相当する金属が凝固するときには、溶湯補給性が不充
分となり、効果的な加圧効果は期待できない。同様に、
溶湯の凝固が進行し過ぎのとき、例えば製品キャビティ
2の溶湯が完全凝固したときに加圧しても、同様に効果
的な加圧効果は期待できない。効果的な加圧効果が得ら
れなければ、鋳造品における引け巣、ブロー等の鋳造欠
陥を効率よく軽減、回避できない。固相と液相とが適量
で共存しているときに、加圧体81を加圧するのが有効
と推察される。
【0026】そこで本実施例では、良好な加圧効果が得
られる温度として、設定温度T0と、良好な加圧効果が
得られない温度として設定温度T1(T1>T0)を設
定する。この設定温度T1、T0は、制御装置9に装備
されるRAM、ROM等のメモリ94に記憶する形態で
も、あるいは、ポテンショメータに電圧信号として設定
する形態でも良い。
られる温度として、設定温度T0と、良好な加圧効果が
得られない温度として設定温度T1(T1>T0)を設
定する。この設定温度T1、T0は、制御装置9に装備
されるRAM、ROM等のメモリ94に記憶する形態で
も、あるいは、ポテンショメータに電圧信号として設定
する形態でも良い。
【0027】図6に示すAl−Siの二元系合金を例に
とると、設定温度T1は、液相線M1付近の領域の温
度、或いは、液相線M1よりも高温側に越える領域の温
度を選択できる。設定温度T0(温度T1>温度T0)
は、液相線M1と共晶温度M2との間の領域の温度を選
択できる。本実施例では、加圧開始条件としての次の
〜の事項が満足されたとき、加圧開始と判定すること
にする。
とると、設定温度T1は、液相線M1付近の領域の温
度、或いは、液相線M1よりも高温側に越える領域の温
度を選択できる。設定温度T0(温度T1>温度T0)
は、液相線M1と共晶温度M2との間の領域の温度を選
択できる。本実施例では、加圧開始条件としての次の
〜の事項が満足されたとき、加圧開始と判定すること
にする。
【0028】T1>TC>T0 TB>T0 TA<T0 また本実施例では、加圧終了条件としての次の〜の
事項が満足されたとき、加圧終了と判定することにす
る。
事項が満足されたとき、加圧終了と判定することにす
る。
【0029】TA<T0 TB<T0 TA<T0 本実施例に係る制御装置9が実行するメインルーチンの
フローチャートを図2に示す。図2に示す様にステップ
S1で内部タイマをスタートする。ステップS3で鋳造
装置が作動中か判定する。作動中であれば、ステップS
5に進み、所定のフラグ等を初期設定する。作動中でな
ければ、ステップS3からステップS17に進む。
フローチャートを図2に示す。図2に示す様にステップ
S1で内部タイマをスタートする。ステップS3で鋳造
装置が作動中か判定する。作動中であれば、ステップS
5に進み、所定のフラグ等を初期設定する。作動中でな
ければ、ステップS3からステップS17に進む。
【0030】ステップS7で温度センサ5、6、7の温
度信号を入力するサブルーチンを実行する。ここではサ
ンプリング数の平均値を採用すると共に、異常にかけ離
れたデータは異常データとしてオミットする。ステップ
S9では上記した検出温度から内部温度を演算するサブ
ルーチンを実行する。即ち、下域温度センサ5による温
度信号TA0 から製品キャビティ2の下域の内部温度T
Aを演算するととともに、上域温度センサ6による温度
信号TB0 から製品キャビティ2の上域の内部温度TB
を演算する。更に、押湯温度センサ7による温度信号T
C0 から押湯キャビティ3の押湯の内部温度TCを演算
する。
度信号を入力するサブルーチンを実行する。ここではサ
ンプリング数の平均値を採用すると共に、異常にかけ離
れたデータは異常データとしてオミットする。ステップ
S9では上記した検出温度から内部温度を演算するサブ
ルーチンを実行する。即ち、下域温度センサ5による温
度信号TA0 から製品キャビティ2の下域の内部温度T
Aを演算するととともに、上域温度センサ6による温度
信号TB0 から製品キャビティ2の上域の内部温度TB
を演算する。更に、押湯温度センサ7による温度信号T
C0 から押湯キャビティ3の押湯の内部温度TCを演算
する。
【0031】ステップS11では、加圧開始条件を満足
するか否かを判定する加圧開始判定処理サブルーチンを
実行する。ステップS13では、加圧終了条件を満足す
るか否かを判定する加圧終了判定処理サブルーチンを実
行する。ステップS15では、加圧駆動処理サブルーチ
ンを実行する。ステップS17では鋳造品の形状に適応
すべく、形状対応処理サブルーチンを実行する。ステッ
プS19では異状処理サブルーチンを実行し、異状が認
められたときに対処する。ステップS21でその他の処
理を実行し、ステップS23で内部タイマが終了するま
で待機する。これにより1ルーチンに要する時間が一定
となり、誤作動回避に有利である。内部タイマが終了す
れば、ステップS1に戻り、再度の鋳造に備える。
するか否かを判定する加圧開始判定処理サブルーチンを
実行する。ステップS13では、加圧終了条件を満足す
るか否かを判定する加圧終了判定処理サブルーチンを実
行する。ステップS15では、加圧駆動処理サブルーチ
ンを実行する。ステップS17では鋳造品の形状に適応
すべく、形状対応処理サブルーチンを実行する。ステッ
プS19では異状処理サブルーチンを実行し、異状が認
められたときに対処する。ステップS21でその他の処
理を実行し、ステップS23で内部タイマが終了するま
で待機する。これにより1ルーチンに要する時間が一定
となり、誤作動回避に有利である。内部タイマが終了す
れば、ステップS1に戻り、再度の鋳造に備える。
【0032】図3は制御装置9が実行する加圧開始判定
処理サブルーチンを示す。このルーチンは加圧開始判定
手段として機能する。図3に示す様にステップS112
では、T1>TC>T0の条件を満たすか判定する。Y
ESであれば、押湯キャビティ3の溶湯は適切な溶融状
態であり、製品キャビティ2へ溶湯補給が可能と判定さ
れる。従ってステップS112は、押湯から製品キャビ
ティ2への溶湯補給性の可否を判定する溶湯補給性判定
手段として機能する。
処理サブルーチンを示す。このルーチンは加圧開始判定
手段として機能する。図3に示す様にステップS112
では、T1>TC>T0の条件を満たすか判定する。Y
ESであれば、押湯キャビティ3の溶湯は適切な溶融状
態であり、製品キャビティ2へ溶湯補給が可能と判定さ
れる。従ってステップS112は、押湯から製品キャビ
ティ2への溶湯補給性の可否を判定する溶湯補給性判定
手段として機能する。
【0033】ステップS114では、TB>T0か判定
する。TB>T0であれば、温度TBが適切であり、溶
湯補給により内部欠陥の軽減、回避に有利と判定され
る。一方、TB<T0であれば、製品キャビティ2の上
域の温度が冷え過ぎで、凝固し過ぎである。故に、押湯
を加圧したとしても、押湯の溶湯は引け巣等欠陥に充分
に補給されず、引け巣等の欠陥の是正には不利となる。
従ってステップS114は、鋳造品への溶湯供給の適否
を判定する適否判定手段として機能する。
する。TB>T0であれば、温度TBが適切であり、溶
湯補給により内部欠陥の軽減、回避に有利と判定され
る。一方、TB<T0であれば、製品キャビティ2の上
域の温度が冷え過ぎで、凝固し過ぎである。故に、押湯
を加圧したとしても、押湯の溶湯は引け巣等欠陥に充分
に補給されず、引け巣等の欠陥の是正には不利となる。
従ってステップS114は、鋳造品への溶湯供給の適否
を判定する適否判定手段として機能する。
【0034】ステップS114でYESであれば、前記
のごとく製品キャビティ2の上域の凝固は適切である。
そしてステップS116に進み、TA<T0か判定す
る。YESであれば、加圧を開始する。即ち、ステップ
S118で加圧開始フラグを1にセットし、加圧タイマ
(Δt)をスタートする。加圧タイマは、押湯をΔt時
間は最低限加圧するためのタイマである。更にステップ
S120でΔt時間経過したか否か判定し、経過してお
ればステップS122に進み、加圧開始フラグ0に、加
圧済みフラグを1にセットし、従って押湯はΔt時間は
最低限加圧されたことになる。なおステップS122で
は加圧タイマもクリヤし、メインルーチンにリターンす
る。
のごとく製品キャビティ2の上域の凝固は適切である。
そしてステップS116に進み、TA<T0か判定す
る。YESであれば、加圧を開始する。即ち、ステップ
S118で加圧開始フラグを1にセットし、加圧タイマ
(Δt)をスタートする。加圧タイマは、押湯をΔt時
間は最低限加圧するためのタイマである。更にステップ
S120でΔt時間経過したか否か判定し、経過してお
ればステップS122に進み、加圧開始フラグ0に、加
圧済みフラグを1にセットし、従って押湯はΔt時間は
最低限加圧されたことになる。なおステップS122で
は加圧タイマもクリヤし、メインルーチンにリターンす
る。
【0035】ステップS112、ステップS114、ス
テップS116でNOであれば、加圧開始の時期は不適
切と判定される。従ってステップS128において加圧
開始フラグを0にセットし、メインルーチンにリターン
する。ここで、加圧開始フラグは加圧体81による加圧
操作を開始の有無を判別するフラグであり、この加圧開
始フラグが1のときに、加圧駆動処理サブルーチン(ス
テップS15)において、制御装置9は駆動回路85に
加圧開始信号を指令する。この加圧開始フラグが0のと
きには、加圧操作は開始されず、即ち、加圧駆動処理サ
ブルーチン(ステップS15)において、制御装置9は
駆動回路85に加圧開始信号を指令しない。この加圧開
始フラグは、前記した初期設定により0にセットされ
る。
テップS116でNOであれば、加圧開始の時期は不適
切と判定される。従ってステップS128において加圧
開始フラグを0にセットし、メインルーチンにリターン
する。ここで、加圧開始フラグは加圧体81による加圧
操作を開始の有無を判別するフラグであり、この加圧開
始フラグが1のときに、加圧駆動処理サブルーチン(ス
テップS15)において、制御装置9は駆動回路85に
加圧開始信号を指令する。この加圧開始フラグが0のと
きには、加圧操作は開始されず、即ち、加圧駆動処理サ
ブルーチン(ステップS15)において、制御装置9は
駆動回路85に加圧開始信号を指令しない。この加圧開
始フラグは、前記した初期設定により0にセットされ
る。
【0036】加圧済みフラグは加圧済みか否かを判定す
るためのフラグであり、加圧済みフラグが1のときには
押湯はΔt時間加圧されたことを意味し、初期設定によ
り0にセットされる。図4は制御装置9が実行する加圧
終了判定処理サブルーチンを示す。このルーチンは加圧
終了判定手段として機能する。図4に示す様にステップ
S132では加圧済みフラグが1か0か判定する。加圧
済みフラグが0であれば、加圧体81による加圧操作が
実行されていないので、加圧終了時期の判定を行う必要
がなく、従ってそのままメインルーチンにリターンす
る。ステップS132での判定の結果、加圧済みフラグ
が1であれば、加圧体81によるΔt時間ぶんの加圧操
作が実行されているので、加圧終了時期を判定する必要
がある。
るためのフラグであり、加圧済みフラグが1のときには
押湯はΔt時間加圧されたことを意味し、初期設定によ
り0にセットされる。図4は制御装置9が実行する加圧
終了判定処理サブルーチンを示す。このルーチンは加圧
終了判定手段として機能する。図4に示す様にステップ
S132では加圧済みフラグが1か0か判定する。加圧
済みフラグが0であれば、加圧体81による加圧操作が
実行されていないので、加圧終了時期の判定を行う必要
がなく、従ってそのままメインルーチンにリターンす
る。ステップS132での判定の結果、加圧済みフラグ
が1であれば、加圧体81によるΔt時間ぶんの加圧操
作が実行されているので、加圧終了時期を判定する必要
がある。
【0037】そのためステップS134に進み、TC<
T0か判定する。YESであれば、ステップS136に
進み、TB<T0か判定する。YESであれば、ステッ
プS138に進み、TA<T0か判定する。YESであ
れば、加圧終了フラグを1にセットし、メインルーチン
にリターンする。ここで、加圧終了フラグは加圧体81
による加圧操作の終了の有無を判別するフラグであり、
この加圧終了フラグが1のときに、加圧駆動処理(ステ
ップS15)において加圧操作は終了され、加圧終了フ
ラグが0のときには加圧操作は終了されず、加圧は継続
される。
T0か判定する。YESであれば、ステップS136に
進み、TB<T0か判定する。YESであれば、ステッ
プS138に進み、TA<T0か判定する。YESであ
れば、加圧終了フラグを1にセットし、メインルーチン
にリターンする。ここで、加圧終了フラグは加圧体81
による加圧操作の終了の有無を判別するフラグであり、
この加圧終了フラグが1のときに、加圧駆動処理(ステ
ップS15)において加圧操作は終了され、加圧終了フ
ラグが0のときには加圧操作は終了されず、加圧は継続
される。
【0038】更にステップS134、ステップS13
6、ステップS138で判定の結果、NOであれば、ス
テップS142で加圧終了フラグを0にセットしてメイ
ンルーチンにリターンする。図5は制御装置9が実行す
る形状対応処理サブルーチンを示す。これは鋳造品の形
状に対応して加圧形態を変更する形状対応手段として機
能する。図5に示す様にステップS172では要求があ
るか否か判定する。この要求は、設定器93により行
う。ステップS172でNOであれば、そのままメイン
ルーチンにリターンする。YESであれば、ステップS
174に進み、基準値Tα、値β、値γ、基準値Tκ、
値λ、値μを選択する。これの値は制御装置9のメモリ
94の所定のエリヤに記憶されており、鋳造品の形状や
種類に応じて適宜選択される。
6、ステップS138で判定の結果、NOであれば、ス
テップS142で加圧終了フラグを0にセットしてメイ
ンルーチンにリターンする。図5は制御装置9が実行す
る形状対応処理サブルーチンを示す。これは鋳造品の形
状に対応して加圧形態を変更する形状対応手段として機
能する。図5に示す様にステップS172では要求があ
るか否か判定する。この要求は、設定器93により行
う。ステップS172でNOであれば、そのままメイン
ルーチンにリターンする。YESであれば、ステップS
174に進み、基準値Tα、値β、値γ、基準値Tκ、
値λ、値μを選択する。これの値は制御装置9のメモリ
94の所定のエリヤに記憶されており、鋳造品の形状や
種類に応じて適宜選択される。
【0039】そしてステップS176に進み、設定温度
T1←(Tα+β+γ)に変更する。更に設定温度T0
←(Tκ+λ+μ)に変更し、メインルーチンにリター
ンする。この様に本実施例では鋳造品の製品形状に対応
して、しきい値として機能する設定温度T0、T1を適
宜変更できるものである。従って鋳造品の製品形状に応
じて適切な加圧開始判定処理、加圧終了判定処理を行い
得、故に鋳造品が変わった場合であっても、加圧効果が
良好となり、押湯効果の確保に有利である。
T1←(Tα+β+γ)に変更する。更に設定温度T0
←(Tκ+λ+μ)に変更し、メインルーチンにリター
ンする。この様に本実施例では鋳造品の製品形状に対応
して、しきい値として機能する設定温度T0、T1を適
宜変更できるものである。従って鋳造品の製品形状に応
じて適切な加圧開始判定処理、加圧終了判定処理を行い
得、故に鋳造品が変わった場合であっても、加圧効果が
良好となり、押湯効果の確保に有利である。
【0040】(他の例)上記した実施例では、加圧開始
時期として上記した〜の事項が満足されたときとし
ているが、これに限らず、及びのうちのいずれか
二個が満足されたときに加圧開始時期としても良い。更
に場合によっては及びのうちのいずれか一個が満
足されたときに加圧開始時期としても良い。更には他の
条件で加圧開始時期と判定しても良い。その形態に応じ
てフローチャートは変更できる。
時期として上記した〜の事項が満足されたときとし
ているが、これに限らず、及びのうちのいずれか
二個が満足されたときに加圧開始時期としても良い。更
に場合によっては及びのうちのいずれか一個が満
足されたときに加圧開始時期としても良い。更には他の
条件で加圧開始時期と判定しても良い。その形態に応じ
てフローチャートは変更できる。
【0041】また加圧終了時期として上記した〜の
事項が満足されたときとしているが、及びのうち
のいずれか二個が満足されたときに加圧終了時期として
も良い。更に場合によっては及びのうちのいずれ
か一個が満足されたときに加圧開始時期としても良い。
更には他の条件で加圧終了時期と判定しても良い。その
形態に応じてフローチャートは変更できる。
事項が満足されたときとしているが、及びのうち
のいずれか二個が満足されたときに加圧終了時期として
も良い。更に場合によっては及びのうちのいずれ
か一個が満足されたときに加圧開始時期としても良い。
更には他の条件で加圧終了時期と判定しても良い。その
形態に応じてフローチャートは変更できる。
【0042】温度センサの数は上記した例に限定される
ものではなく、必要に応じて適宜選択できるものであ
る。温度検出手段として温度センサを採用したが、押湯
の溶湯状金属の粘性や色で温度を間接的に検出すること
にしても良い。その他、本発明は上記しかつ図面に示し
た実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱し
ない範囲内で必要に応じて適宜選択できるものである。
例えば重力鋳造のみに限定されるものではなく、低圧鋳
造、場合によってはダイカスト、高圧鋳造への適用も期
待できる。但し、加圧による効果を確保するためには溶
湯状金属が凝固時間を比較的要するものが適切と推察さ
れる。
ものではなく、必要に応じて適宜選択できるものであ
る。温度検出手段として温度センサを採用したが、押湯
の溶湯状金属の粘性や色で温度を間接的に検出すること
にしても良い。その他、本発明は上記しかつ図面に示し
た実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱し
ない範囲内で必要に応じて適宜選択できるものである。
例えば重力鋳造のみに限定されるものではなく、低圧鋳
造、場合によってはダイカスト、高圧鋳造への適用も期
待できる。但し、加圧による効果を確保するためには溶
湯状金属が凝固時間を比較的要するものが適切と推察さ
れる。
【0043】(付記)上記した実施例から次の技術的思
想も把握できる。 ○鋳造品を形成する製品キャビティと、押湯を形成する
と共に製品キャビティに連通する押湯キャビティとを備
えた鋳造型と、鋳造型の製品キャビティに注入された金
属の温度を直接的にまたは間接的に検出する鋳造品温度
検出手段と、鋳造型の押湯キャビティに注入された溶湯
状金属の温度を直接的にまたは間接的に検出する押湯温
度検出手段と、押湯を加圧する押湯加圧手段とを用い、
鋳造型のキャビティ及び押湯キャビティに溶湯状金属を
注入し、押湯温度検出手段で検出された押湯の温度と、
鋳造品温度検出手段で検出された製品キャビティの金属
の温度との少なくとも一方が、加圧開始条件を満たすと
きに、押湯加圧手段を作動させて押湯を加圧し、押湯の
溶湯状金属を製品キャビティに補給することを実施する
ことを特徴とする鋳造方法。
想も把握できる。 ○鋳造品を形成する製品キャビティと、押湯を形成する
と共に製品キャビティに連通する押湯キャビティとを備
えた鋳造型と、鋳造型の製品キャビティに注入された金
属の温度を直接的にまたは間接的に検出する鋳造品温度
検出手段と、鋳造型の押湯キャビティに注入された溶湯
状金属の温度を直接的にまたは間接的に検出する押湯温
度検出手段と、押湯を加圧する押湯加圧手段とを用い、
鋳造型のキャビティ及び押湯キャビティに溶湯状金属を
注入し、押湯温度検出手段で検出された押湯の温度と、
鋳造品温度検出手段で検出された製品キャビティの金属
の温度との少なくとも一方が、加圧開始条件を満たすと
きに、押湯加圧手段を作動させて押湯を加圧し、押湯の
溶湯状金属を製品キャビティに補給することを実施する
ことを特徴とする鋳造方法。
【0044】○加圧制御手段は、押湯の加圧を開始する
加圧開始時期を判定する加圧開始判定手段と、押湯の加
圧を終了する加圧終了時期を判定する加圧終了判定手段
と具備する装置及び方法。 ○押湯による溶湯補給の可否を判定する溶湯補給性判定
手段と、溶湯補給性判別手段で溶湯補給が可能と判定さ
れているときに、押湯の溶湯を加圧して製品キャビティ
に補給する溶湯加圧手段とを具備する装置及び方法。
加圧開始時期を判定する加圧開始判定手段と、押湯の加
圧を終了する加圧終了時期を判定する加圧終了判定手段
と具備する装置及び方法。 ○押湯による溶湯補給の可否を判定する溶湯補給性判定
手段と、溶湯補給性判別手段で溶湯補給が可能と判定さ
れているときに、押湯の溶湯を加圧して製品キャビティ
に補給する溶湯加圧手段とを具備する装置及び方法。
【0045】○鋳造品を形成する製品キャビティへの溶
湯供給の適否を判定する適否判定手段を具備する装置及
び方法。 ○しきい値(設定温度T0、T1)を鋳造品の種類に応
じて変更するしきい値変更手段を具備する装置及び方
法。
湯供給の適否を判定する適否判定手段を具備する装置及
び方法。 ○しきい値(設定温度T0、T1)を鋳造品の種類に応
じて変更するしきい値変更手段を具備する装置及び方
法。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、押湯温度検出手段で検
出された押湯の温度と、鋳造品温度検出手段で検出され
た製品キャビティの金属の温度との少なくとも一方が、
加圧開始条件を満たすときに、加圧制御手段は押湯加圧
手段を駆動させ、押湯を加圧する。加圧に伴い、押湯キ
ャビティ内の溶湯状金属は製品キャビティにタイミング
良く補給され、良好なる溶湯補給効果が発現される。そ
のため本発明によれば、鋳造型の製品キャビティでは外
引け、内引け、ブロー欠陥等の鋳造欠陥の発生が軽減、
回避され、不良率の一層の低減に有利である。
出された押湯の温度と、鋳造品温度検出手段で検出され
た製品キャビティの金属の温度との少なくとも一方が、
加圧開始条件を満たすときに、加圧制御手段は押湯加圧
手段を駆動させ、押湯を加圧する。加圧に伴い、押湯キ
ャビティ内の溶湯状金属は製品キャビティにタイミング
良く補給され、良好なる溶湯補給効果が発現される。そ
のため本発明によれば、鋳造型の製品キャビティでは外
引け、内引け、ブロー欠陥等の鋳造欠陥の発生が軽減、
回避され、不良率の一層の低減に有利である。
【0047】即ち本発明によれば、押湯効果が有効に達
成される。この様に押湯効果が有効に達成されるので押
湯の容積を過剰にせずとも良く、従って製品歩留りが向
上し、コストの低廉化に有利となる。
成される。この様に押湯効果が有効に達成されるので押
湯の容積を過剰にせずとも良く、従って製品歩留りが向
上し、コストの低廉化に有利となる。
【図1】実施例に係る構成図である。
【図2】制御装置が実行するメインルーチンのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図3】加圧開始判定処理のサブルーチンのフローチャ
ートである。
ートである。
【図4】加圧終了判定処理のサブルーチンのフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】形状対応処理のサブルーチンのフローチャート
である。
である。
【図6】Al−Si系の状態図である。
図中、1は鋳造型、2は製品キャビティ、3は押湯キャ
ビティ、5及び6は温度センサ(鋳造品温度検出手
段)、7は押湯温度センサ(押湯温度検出手段)、8は
押湯加圧手段、81は加圧体、9は制御装置(加圧制御
手段)を示す。
ビティ、5及び6は温度センサ(鋳造品温度検出手
段)、7は押湯温度センサ(押湯温度検出手段)、8は
押湯加圧手段、81は加圧体、9は制御装置(加圧制御
手段)を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】鋳造品を形成する製品キャビティと、押湯
を形成すると共に製品キャビティに連通する押湯キャビ
ティとを備えた鋳造型と、 該鋳造型の製品キャビティに注入された金属の温度を直
接的にまたは間接的に検出する鋳造品温度検出手段と、 該鋳造型の押湯キャビティに注入された溶湯状金属の温
度を直接的にまたは間接的に検出する押湯温度検出手段
と、 加圧開始条件が満たされると押湯を加圧する押湯加圧手
段と、 該押湯温度検出手段で検出された押湯の温度と、該鋳造
品温度検出手段で検出された製品キャビティの金属の温
度との少なくとも一方が、加圧開始条件を満たすとき
に、該押湯加圧手段を作動させて押湯を加圧する加圧制
御手段とを具備することを特徴とする押湯加圧制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP440295A JPH08192259A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 押湯加圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP440295A JPH08192259A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 押湯加圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08192259A true JPH08192259A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11583351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP440295A Pending JPH08192259A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 押湯加圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08192259A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030087110A (ko) * | 2002-05-06 | 2003-11-13 | 현대자동차주식회사 | 압탕부 가압장치 및 이를 이용한 중력주조방법 |
| KR100482521B1 (ko) * | 2002-06-20 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 중력주조물 압탕부 차폐 장치와 그 제어방법 |
| CN115213381A (zh) * | 2022-09-19 | 2022-10-21 | 北京坤飞装备科技有限公司 | 一种特厚钢板连接方法 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP440295A patent/JPH08192259A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030087110A (ko) * | 2002-05-06 | 2003-11-13 | 현대자동차주식회사 | 압탕부 가압장치 및 이를 이용한 중력주조방법 |
| KR100482521B1 (ko) * | 2002-06-20 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 중력주조물 압탕부 차폐 장치와 그 제어방법 |
| CN115213381A (zh) * | 2022-09-19 | 2022-10-21 | 北京坤飞装备科技有限公司 | 一种特厚钢板连接方法 |
| CN115213381B (zh) * | 2022-09-19 | 2022-12-09 | 北京坤飞装备科技有限公司 | 一种特厚钢板连接方法 |
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