JPH08192348A - 研削研磨方法および装置 - Google Patents
研削研磨方法および装置Info
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- JPH08192348A JPH08192348A JP2112595A JP2112595A JPH08192348A JP H08192348 A JPH08192348 A JP H08192348A JP 2112595 A JP2112595 A JP 2112595A JP 2112595 A JP2112595 A JP 2112595A JP H08192348 A JPH08192348 A JP H08192348A
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Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 非軸対称の非球面形状の研削研磨を、装置の
構成,制御を複雑にすることなく高精度に行えるように
した研削研磨方法および装置を提供すること。 【構成】 最初の工程で、X軸,Y軸,Z軸方向の位置
制御手段2,3,4によって位置制御がなされる砥石1
1を回転させて、コラム15に固定されている被工作物
12を研削する。この位置制御手段によると、非軸対称
の非球面形状の研削加工も可能である。次の工程で、砥
石11を略同サイズのポリッシャに交換し、研磨剤とし
てダイヤモンドペーストを用いつつ、前記と同様の位置
制御によって研磨する。最後の工程で、ポリッシャを砥
石と同サイズの電極と交換し、液槽6に微細砥粒を分
散,帯電させたコロイド溶液を入れて被工作物と電極と
を浸し、周囲に微細砥粒を凝集させた電極を前記と同様
に位置制御して、微細砥粒で被工作物を研磨する。
構成,制御を複雑にすることなく高精度に行えるように
した研削研磨方法および装置を提供すること。 【構成】 最初の工程で、X軸,Y軸,Z軸方向の位置
制御手段2,3,4によって位置制御がなされる砥石1
1を回転させて、コラム15に固定されている被工作物
12を研削する。この位置制御手段によると、非軸対称
の非球面形状の研削加工も可能である。次の工程で、砥
石11を略同サイズのポリッシャに交換し、研磨剤とし
てダイヤモンドペーストを用いつつ、前記と同様の位置
制御によって研磨する。最後の工程で、ポリッシャを砥
石と同サイズの電極と交換し、液槽6に微細砥粒を分
散,帯電させたコロイド溶液を入れて被工作物と電極と
を浸し、周囲に微細砥粒を凝集させた電極を前記と同様
に位置制御して、微細砥粒で被工作物を研磨する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被工作物を研削加工し
た後、高精度に研磨する研削研磨方法および装置に関す
るものである。
た後、高精度に研磨する研削研磨方法および装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】レンズ等の光学部品それ自体を製造した
り、光学部品をプレスあるいは射出成形するための金型
を製造したりする場合、それらの表面を精密に研削,研
磨することが要求される。光学部品の殆どは、球面形状
あるいは軸対称の非球面形状のものであった。球面形状
は、研削,研磨の工具あるいは被工作物を、単純な回転
動作や揺動動作をさせることによって得ることが出来
る。今日では、単純な回転動作や揺動動作に関する技術
は発達しているので、球面形状の研削,研磨は、高精度
で、しかも量産体制で行われている。
り、光学部品をプレスあるいは射出成形するための金型
を製造したりする場合、それらの表面を精密に研削,研
磨することが要求される。光学部品の殆どは、球面形状
あるいは軸対称の非球面形状のものであった。球面形状
は、研削,研磨の工具あるいは被工作物を、単純な回転
動作や揺動動作をさせることによって得ることが出来
る。今日では、単純な回転動作や揺動動作に関する技術
は発達しているので、球面形状の研削,研磨は、高精度
で、しかも量産体制で行われている。
【0003】このような球面形状の研削,研磨に関する
技術は、例えば、次の文献に記載されている。 (文献1)中村宣夫、「光学素子研磨技術の今−レンズ
・プリズム加工−」、光技術コンタクト Vol.31, No.
6, p323〜328, 1993 これには、回転動作や揺動動作をしている被工作物に対
して、一定圧力のポリッシングヘッドを押し付けて研磨
する技術が開示されている。
技術は、例えば、次の文献に記載されている。 (文献1)中村宣夫、「光学素子研磨技術の今−レンズ
・プリズム加工−」、光技術コンタクト Vol.31, No.
6, p323〜328, 1993 これには、回転動作や揺動動作をしている被工作物に対
して、一定圧力のポリッシングヘッドを押し付けて研磨
する技術が開示されている。
【0004】しかし、このような単純動作の研磨技術で
は、軸対称の非球面形状のものを均一に研磨することは
困難であった。即ち、一部の表面は十分研磨できても、
十分には研磨されない部分が残ってしまった。軸対称の
非球面形状を均一に研磨する技術は、例えば、次の文献
に記載されている。
は、軸対称の非球面形状のものを均一に研磨することは
困難であった。即ち、一部の表面は十分研磨できても、
十分には研磨されない部分が残ってしまった。軸対称の
非球面形状を均一に研磨する技術は、例えば、次の文献
に記載されている。
【0005】(文献2)特開平5−138519号公報 これには、傾斜角θが制御できるθ軸に被工作物を取り
付け、それを1軸テーブルに搭載する。そして、位置と
傾斜角が制御され、回転させられている被工作物に、一
定圧力のポリッシングヘッドを押し付けることにより、
研磨する技術が開示されている。
付け、それを1軸テーブルに搭載する。そして、位置と
傾斜角が制御され、回転させられている被工作物に、一
定圧力のポリッシングヘッドを押し付けることにより、
研磨する技術が開示されている。
【0006】ところで、光学部品が組み込まれるOA機
器(例えば、レーザープリンタ)の急激な普及に伴い、
販売面での競争が激化し、競争力確保のため、部品点
数を少なくしてコスト低減や小型化を図ることや、品
質を向上させることが要請されている。そこで、幾つか
の球面形状あるいは軸対称の非球面形状レンズの組み合
わせで構成されていた光学系を、非軸対称の非球面形状
レンズを用いることにより、レンズ数の少ない光学系と
したり、レンズや金型の研磨をより一層高精度にするこ
とにより、品質を向上させることが考えられている。そ
のため、非軸対称の非球面形状を研削,研磨する技術が
要請されるが、それに応える技術としては、例えば、次
のようなものがある。
器(例えば、レーザープリンタ)の急激な普及に伴い、
販売面での競争が激化し、競争力確保のため、部品点
数を少なくしてコスト低減や小型化を図ることや、品
質を向上させることが要請されている。そこで、幾つか
の球面形状あるいは軸対称の非球面形状レンズの組み合
わせで構成されていた光学系を、非軸対称の非球面形状
レンズを用いることにより、レンズ数の少ない光学系と
したり、レンズや金型の研磨をより一層高精度にするこ
とにより、品質を向上させることが考えられている。そ
のため、非軸対称の非球面形状を研削,研磨する技術が
要請されるが、それに応える技術としては、例えば、次
のようなものがある。
【0007】(文献3)特開平4−244372号公報 これには、被工作物を研磨する研磨ヘッドを、ボールジ
ョイントを介して支持すると共に、該ボールジョイント
の回転中心を研磨の中心点と一致するよう構成し、研磨
ヘッドの傾斜と研磨力をフィードバック制御することに
より、被工作物の全面を均一に研磨する技術が開示され
ている。
ョイントを介して支持すると共に、該ボールジョイント
の回転中心を研磨の中心点と一致するよう構成し、研磨
ヘッドの傾斜と研磨力をフィードバック制御することに
より、被工作物の全面を均一に研磨する技術が開示され
ている。
【0008】また、表面の研磨を超高精度に行う技術と
して、微細砥粒を分散させて得たコロイド溶液の微細砥
粒を電気泳動させ、それを被工作物に機械的に接触させ
ることにより研磨するという技術が、次の文献に開示さ
れている。 (文献4)「電気泳動現象利用による光学ガラスの超精
密研磨(FFF)(第3報)−球面研磨への適用−」、1994
年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集p521
して、微細砥粒を分散させて得たコロイド溶液の微細砥
粒を電気泳動させ、それを被工作物に機械的に接触させ
ることにより研磨するという技術が、次の文献に開示さ
れている。 (文献4)「電気泳動現象利用による光学ガラスの超精
密研磨(FFF)(第3報)−球面研磨への適用−」、1994
年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集p521
【0009】
(問題点)しかしながら、非軸対称の非球面形状の研磨
が出来る前記した従来の技術(第3の文献)では、研磨
装置の構成,制御が複雑であり、コストが高くなるとい
う問題点があった。
が出来る前記した従来の技術(第3の文献)では、研磨
装置の構成,制御が複雑であり、コストが高くなるとい
う問題点があった。
【0010】(問題点の説明)文献3の技術では、均一
な研磨力を印加するために、研磨力を検出する多くのセ
ンサを設け、そこからの検出出力を基にしてフィードバ
ック制御をするので、研磨装置の機械的作動系統および
制御系統が極めて複雑であると共に、精度の高い部品を
必要とする。そのため、研磨装置のコストが極めて高価
なものとなってしまう。また、コロイド溶液を利用して
超精密な研磨をしようとしても、これは、それまでの工
程で使用して来た装置とは独立した別の装置で行わなけ
ればならず、量産に適したものではなかった。本発明
は、以上のような問題点を解決することを課題とするも
のである。
な研磨力を印加するために、研磨力を検出する多くのセ
ンサを設け、そこからの検出出力を基にしてフィードバ
ック制御をするので、研磨装置の機械的作動系統および
制御系統が極めて複雑であると共に、精度の高い部品を
必要とする。そのため、研磨装置のコストが極めて高価
なものとなってしまう。また、コロイド溶液を利用して
超精密な研磨をしようとしても、これは、それまでの工
程で使用して来た装置とは独立した別の装置で行わなけ
ればならず、量産に適したものではなかった。本発明
は、以上のような問題点を解決することを課題とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の研削研磨方法は、位置が固定された被工作
物を、X軸,Y軸およびZ軸の方向の位置を制御するこ
とによって位置制御がなされる砥石を回転させて研削す
る第1の工程と、第1の工程を終えた前記被工作物を、
研磨剤としてダイヤモンドペーストを使用し、前記砥石
と略同サイズとされ且つ前記位置制御と同様に位置制御
されるポリッシャを回転させて研磨する第2の工程と、
第2の工程を終えた前記被工作物を、前記砥石と同サイ
ズとされ且つ前記位置制御と同様に位置制御される電極
と共に、微細砥粒を分散,帯電させたコロイド溶液中に
浸し、該電極を回転させ、該電極周辺に形成される該微
細砥粒の凝集層を前記被工作物に接触させて研磨する第
3の工程とからなる方法とした。
め、本発明の研削研磨方法は、位置が固定された被工作
物を、X軸,Y軸およびZ軸の方向の位置を制御するこ
とによって位置制御がなされる砥石を回転させて研削す
る第1の工程と、第1の工程を終えた前記被工作物を、
研磨剤としてダイヤモンドペーストを使用し、前記砥石
と略同サイズとされ且つ前記位置制御と同様に位置制御
されるポリッシャを回転させて研磨する第2の工程と、
第2の工程を終えた前記被工作物を、前記砥石と同サイ
ズとされ且つ前記位置制御と同様に位置制御される電極
と共に、微細砥粒を分散,帯電させたコロイド溶液中に
浸し、該電極を回転させ、該電極周辺に形成される該微
細砥粒の凝集層を前記被工作物に接触させて研磨する第
3の工程とからなる方法とした。
【0012】また、本発明の研削研磨装置は、被工作物
の位置を固定する固定手段と、回転される研削研磨手段
が交換可能に取り付けられるモータ部と、該モータ部を
保持し、前記研削研磨手段の位置をX軸,Y軸およびZ
軸の方向の位置を制御することによって制御する位置制
御手段と、少なくとも前記被工作物および前記研削研磨
手段を共に収容する空間に液を満たすことが出来る液槽
とを具えることとした。
の位置を固定する固定手段と、回転される研削研磨手段
が交換可能に取り付けられるモータ部と、該モータ部を
保持し、前記研削研磨手段の位置をX軸,Y軸およびZ
軸の方向の位置を制御することによって制御する位置制
御手段と、少なくとも前記被工作物および前記研削研磨
手段を共に収容する空間に液を満たすことが出来る液槽
とを具えることとした。
【0013】更に、本発明の研磨装置は、微細砥粒を分
散,帯電させたコロイド溶液を入れた液槽と、該液槽中
に被工作物を固定する固定手段と、回転され且つ前記微
細砥粒を吸引する極性に印加され、吸引した該微細砥粒
を前記被工作物に接触させて研磨するように位置制御さ
れる電極と、該電極とは逆極性に印加され該電極の近傍
のコロイド溶液中に配置された補助電極とを具えること
としてもよい。なお、該研磨装置には、電極の周側面と
対向して、対向面が研磨に使用しようとする微細砥粒の
層の厚さと等しい間隔だけ離れるよう成形配置された整
形電極を更に具えることとしてもよい。
散,帯電させたコロイド溶液を入れた液槽と、該液槽中
に被工作物を固定する固定手段と、回転され且つ前記微
細砥粒を吸引する極性に印加され、吸引した該微細砥粒
を前記被工作物に接触させて研磨するように位置制御さ
れる電極と、該電極とは逆極性に印加され該電極の近傍
のコロイド溶液中に配置された補助電極とを具えること
としてもよい。なお、該研磨装置には、電極の周側面と
対向して、対向面が研磨に使用しようとする微細砥粒の
層の厚さと等しい間隔だけ離れるよう成形配置された整
形電極を更に具えることとしてもよい。
【0014】
【作 用】最初に、回転する砥石で被工作物を研削す
るが、その砥石の位置制御は、X軸,Y軸,Z軸方向の
位置制御手段によって行うので、非軸対称の非球面形状
の研削加工も可能である。次に、ポリッシャを使っての
ダイヤモンドペーストでの研磨、ついで電極を使っての
コロイド溶液微細砥粒での研磨を行うので、表面は極め
て高精度の表面粗さに研磨される。しかし、ポリッシャ
や電極は、単に砥石と交換すればよく、それらの位置制
御も砥石と同様でよいから、装置や制御が複雑となるこ
とはなく、コストも高くなることはない。
るが、その砥石の位置制御は、X軸,Y軸,Z軸方向の
位置制御手段によって行うので、非軸対称の非球面形状
の研削加工も可能である。次に、ポリッシャを使っての
ダイヤモンドペーストでの研磨、ついで電極を使っての
コロイド溶液微細砥粒での研磨を行うので、表面は極め
て高精度の表面粗さに研磨される。しかし、ポリッシャ
や電極は、単に砥石と交換すればよく、それらの位置制
御も砥石と同様でよいから、装置や制御が複雑となるこ
とはなく、コストも高くなることはない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の研削研磨方法の概要を説
明する図である。詳しくは図2以下で説明するが、本発
明の研削研磨方法では、次の3つの工程を経ることによ
って、研削,研磨を行う。 (1)第1工程…回転砥石使用XYZ軸制御研削工程。 これは、被工作物に対する砥石の位置を、X,Y,Zの
3軸を制御することによって所望の位置に制御し、砥石
を回転させながら被工作物を所望の形状に研削する工程
である。
に説明する。図1は、本発明の研削研磨方法の概要を説
明する図である。詳しくは図2以下で説明するが、本発
明の研削研磨方法では、次の3つの工程を経ることによ
って、研削,研磨を行う。 (1)第1工程…回転砥石使用XYZ軸制御研削工程。 これは、被工作物に対する砥石の位置を、X,Y,Zの
3軸を制御することによって所望の位置に制御し、砥石
を回転させながら被工作物を所望の形状に研削する工程
である。
【0016】(2)第2工程…砥石サイズ大ポリッシャ
使用XYZ軸制御ダイヤモンドペースト研磨工程。 これは、研削を行った後、砥石を僅かにサイズが大のポ
リッシャに換え、研削時と同様のX,Y,Zの3軸制御
によりポリッシャの位置を制御し、ポリッシャを回転さ
せながら、研磨剤としてダイヤモンドペーストを使って
被工作物を研磨する工程である。 (3)第3工程…砥石サイズ大回転電極使用XYZ軸制
御コロイド溶液研磨工程。 これは、ポリッシャを砥石サイズ大の電極に換え、その
電極と被工作物とを微細砥粒のコロイド溶液に浸し、研
削時と同様のX,Y,Zの3軸制御により電極の位置を
制御し、電極を回転させながら被工作物を研磨する工程
である。以下、各工程を詳細に説明する。
使用XYZ軸制御ダイヤモンドペースト研磨工程。 これは、研削を行った後、砥石を僅かにサイズが大のポ
リッシャに換え、研削時と同様のX,Y,Zの3軸制御
によりポリッシャの位置を制御し、ポリッシャを回転さ
せながら、研磨剤としてダイヤモンドペーストを使って
被工作物を研磨する工程である。 (3)第3工程…砥石サイズ大回転電極使用XYZ軸制
御コロイド溶液研磨工程。 これは、ポリッシャを砥石サイズ大の電極に換え、その
電極と被工作物とを微細砥粒のコロイド溶液に浸し、研
削時と同様のX,Y,Zの3軸制御により電極の位置を
制御し、電極を回転させながら被工作物を研磨する工程
である。以下、各工程を詳細に説明する。
【0017】〔第1工程…回転砥石使用XYZ軸制御研
削工程〕図2は、本発明で使用する研削研磨装置であ
る。図2において、1は研削研磨装置、2はY軸テーブ
ル、3はX軸テーブル、4はZ軸テーブル、5は基台、
6は液槽、7はアーム、8はモータ部、9はチャッキン
グ、10は軸、11は砥石、12は被工作物、13は位
置決めバー、14は電磁チャック、15はコラムであ
る。
削工程〕図2は、本発明で使用する研削研磨装置であ
る。図2において、1は研削研磨装置、2はY軸テーブ
ル、3はX軸テーブル、4はZ軸テーブル、5は基台、
6は液槽、7はアーム、8はモータ部、9はチャッキン
グ、10は軸、11は砥石、12は被工作物、13は位
置決めバー、14は電磁チャック、15はコラムであ
る。
【0018】Z軸テーブル4は、基台5の上を矢印方向
(紙面上の左右方向)に移動されるテーブルである。X
軸テーブル3は、Z軸テーブル4の上をZ軸と直交する
方向(紙面に垂直な方向)に移動されるテーブルであ
る。Y軸テーブル2は、X軸テーブル3の上に取り付け
られ、アーム7をX軸と直交する方向(紙面上の上下方
向)に移動させるテーブルである。これらのテーブルの
位置は、図示しないコントローラからの制御信号により
制御される
(紙面上の左右方向)に移動されるテーブルである。X
軸テーブル3は、Z軸テーブル4の上をZ軸と直交する
方向(紙面に垂直な方向)に移動されるテーブルであ
る。Y軸テーブル2は、X軸テーブル3の上に取り付け
られ、アーム7をX軸と直交する方向(紙面上の上下方
向)に移動させるテーブルである。これらのテーブルの
位置は、図示しないコントローラからの制御信号により
制御される
【0019】アーム7には、モータ部8が固定されてい
る。モータ部8内の軸受には、振動の少ない回転が得ら
れるような軸受(例えば、静圧空気軸受)が用いられ
る。モータ部8には、チャッキング9によって軸10お
よび砥石11が取り付けられる。非軸対称の形状の研削
を行う場合、砥石11の側面は球面とされる。砥石11
は、軸10と一体にされていてもよいし、別体にされて
いてもよい。砥石11には、モータ部8からの回転力が
伝達され、回転される。なお、図1は研削工程の場合を
示しているので、砥石11が取り付けられているが、研
磨工程の場合には、ポリッシャとか電極に交換される。
る。モータ部8内の軸受には、振動の少ない回転が得ら
れるような軸受(例えば、静圧空気軸受)が用いられ
る。モータ部8には、チャッキング9によって軸10お
よび砥石11が取り付けられる。非軸対称の形状の研削
を行う場合、砥石11の側面は球面とされる。砥石11
は、軸10と一体にされていてもよいし、別体にされて
いてもよい。砥石11には、モータ部8からの回転力が
伝達され、回転される。なお、図1は研削工程の場合を
示しているので、砥石11が取り付けられているが、研
磨工程の場合には、ポリッシャとか電極に交換される。
【0020】一方、基台5上に固定されているコラム1
5には、電磁チャック14および位置決めバー13によ
って、被工作物12が固定される。位置決めバー13
は、その上面がX軸テーブル3の移動する方向と一致す
るよう位置決めされたバーである。固定された被工作物
12に、砥石11を回転させながら接近させて、研削を
行う。砥石11の位置は、X軸,Y軸およびZ軸の各テ
ーブルにより任意に制御されるから、被工作物12を非
軸対称の非球面形状に研削することも可能である。具体
的には、例えば次のようにして行う。
5には、電磁チャック14および位置決めバー13によ
って、被工作物12が固定される。位置決めバー13
は、その上面がX軸テーブル3の移動する方向と一致す
るよう位置決めされたバーである。固定された被工作物
12に、砥石11を回転させながら接近させて、研削を
行う。砥石11の位置は、X軸,Y軸およびZ軸の各テ
ーブルにより任意に制御されるから、被工作物12を非
軸対称の非球面形状に研削することも可能である。具体
的には、例えば次のようにして行う。
【0021】図3は、砥石周辺の拡大図である。符号は
図2のものに対応し、O11は砥石11の中心(砥石11
の側面を成す球面の中心でもある)、rは砥石11の球
面の半径、12−1は被工作物12上の加工点である。
砥石11の位置は、砥石の中心O11が加工点12−1の
法線方向に砥石の半径rだけ離れた位置となるよう制御
される。砥石11を上方(Y方向の上)から次第に下降
させながら被工作物12を研削するが、Y方向の或る位
置に(Y=Y1 )止めた状態で、X軸,Z軸方向に動か
して所望の形状に研削する。
図2のものに対応し、O11は砥石11の中心(砥石11
の側面を成す球面の中心でもある)、rは砥石11の球
面の半径、12−1は被工作物12上の加工点である。
砥石11の位置は、砥石の中心O11が加工点12−1の
法線方向に砥石の半径rだけ離れた位置となるよう制御
される。砥石11を上方(Y方向の上)から次第に下降
させながら被工作物12を研削するが、Y方向の或る位
置に(Y=Y1 )止めた状態で、X軸,Z軸方向に動か
して所望の形状に研削する。
【0022】つまり、Y=Y1 におけるXZ平面内で砥
石11を動かし、該平面で要求される断面形状になるよ
う被工作物12を研削する。図4は、そのようなXZ平
面での砥石の動きを説明する図である。砥石11を回転
させながら、被工作物12のこの平面での断面形状が、
要求されている形状となるようXZ平面内を矢印の如く
移動してゆく。
石11を動かし、該平面で要求される断面形状になるよ
う被工作物12を研削する。図4は、そのようなXZ平
面での砥石の動きを説明する図である。砥石11を回転
させながら、被工作物12のこの平面での断面形状が、
要求されている形状となるようXZ平面内を矢印の如く
移動してゆく。
【0023】図5は、Y方向への砥石の動きを説明する
図である。Y=Y1 での研削を終えると、微小距離ΔY
だけ下方に移動してY=Y2 とし、そこでのXZ平面の
研削を行う。このように、砥石11を、点線で示す如く
徐々に下降させ、被工作物12全体の研削を終えた位置
で終了する。
図である。Y=Y1 での研削を終えると、微小距離ΔY
だけ下方に移動してY=Y2 とし、そこでのXZ平面の
研削を行う。このように、砥石11を、点線で示す如く
徐々に下降させ、被工作物12全体の研削を終えた位置
で終了する。
【0024】なお、このような研削技術は公知である。
被工作物12の材料としては、例えば、ステンレス鋼
(マルテンサイト系、焼入れ硬度HRc 50〜53)を用い
ることが出来る。砥石11としては、レジンボンド砥石
を用いることが出来る。研削表面の粗さを細かくするた
めには、砥粒の大きさの異なった砥石を用い、研削工程
を複数回繰り返すことが望ましい。例えば、まず砥粒の
大きい#200の砥石で研削し、ついで#1000,#
6000の砥石でという具合に、合計3回研削すると、
被工作物の表面粗さは次のようになる。 砥石の回転方向と直交する方向の表面粗さ…0.5 μmR
max 〜1.5 μmRmax 砥石の回転方向の表面粗さ…上記の1/5〜1/10
被工作物12の材料としては、例えば、ステンレス鋼
(マルテンサイト系、焼入れ硬度HRc 50〜53)を用い
ることが出来る。砥石11としては、レジンボンド砥石
を用いることが出来る。研削表面の粗さを細かくするた
めには、砥粒の大きさの異なった砥石を用い、研削工程
を複数回繰り返すことが望ましい。例えば、まず砥粒の
大きい#200の砥石で研削し、ついで#1000,#
6000の砥石でという具合に、合計3回研削すると、
被工作物の表面粗さは次のようになる。 砥石の回転方向と直交する方向の表面粗さ…0.5 μmR
max 〜1.5 μmRmax 砥石の回転方向の表面粗さ…上記の1/5〜1/10
【0025】〔第2工程…砥石サイズ大ポリッシャ使用
XYZ軸制御ダイヤモンドペースト研磨工程〕図6は、
第1の研磨工程を説明する図である。符号は図3のもの
に対応し、16はポリッシャ、17はダイヤモンドペー
スト、18,19は容器、20は潤滑剤である。ポリッ
シャ16は、砥石11と略同サイズの大きさおよび形状
とされる。側面の球面の半径は、砥石の半径rよりも微
小長さΔrだけ大きいr+Δrとされる。O16はポリッ
シャ16の中心である。
XYZ軸制御ダイヤモンドペースト研磨工程〕図6は、
第1の研磨工程を説明する図である。符号は図3のもの
に対応し、16はポリッシャ、17はダイヤモンドペー
スト、18,19は容器、20は潤滑剤である。ポリッ
シャ16は、砥石11と略同サイズの大きさおよび形状
とされる。側面の球面の半径は、砥石の半径rよりも微
小長さΔrだけ大きいr+Δrとされる。O16はポリッ
シャ16の中心である。
【0026】この工程では、砥石11を取り外し、その
代わりにそれと略同サイズのポリッシャ16を取り付
け、ポリッシャ16を回転させながら研磨する。従っ
て、ポリッシャ16は、砥粒を保持するものであって、
被工作物12に傷を与えないような材質のものを使用す
るが、そのような材質としては、例えば発泡ポリウレタ
ンがある。
代わりにそれと略同サイズのポリッシャ16を取り付
け、ポリッシャ16を回転させながら研磨する。従っ
て、ポリッシャ16は、砥粒を保持するものであって、
被工作物12に傷を与えないような材質のものを使用す
るが、そのような材質としては、例えば発泡ポリウレタ
ンがある。
【0027】ポリッシャ16の位置は、砥石11の場合
と同じ位置、即ち、ポリッシャ16の中心O16が加工点
12−1の法線方向にrだけ離れた位置となるよう制御
される。ポリッシャ16の位置制御は、研削工程におけ
る砥石11と同様、X,Y,Zの3軸を制御することに
よって行われる。ポリッシャ16で研磨する際の研磨剤
としては、ダイヤモンドペースト17を用いる。また、
研磨を円滑にするため、潤滑剤20を適宜供給する。
と同じ位置、即ち、ポリッシャ16の中心O16が加工点
12−1の法線方向にrだけ離れた位置となるよう制御
される。ポリッシャ16の位置制御は、研削工程におけ
る砥石11と同様、X,Y,Zの3軸を制御することに
よって行われる。ポリッシャ16で研磨する際の研磨剤
としては、ダイヤモンドペースト17を用いる。また、
研磨を円滑にするため、潤滑剤20を適宜供給する。
【0028】図7は、ポリッシャ16と被工作物12と
の接触状態を示す図である。Fは接触範囲、D1 は接触
Y方向幅である。ポリッシャ16の球面の半径は、砥石
11の球面の半径rよりΔrだけ大きくしてあるから、
砥石11の場合よりも広い範囲に渡って接触する。その
接触範囲がFであり、接触範囲FのY方向の幅がD1で
ある。Δrが大とされていれば接触Y方向幅D1 も大と
なり、小とされていれば小となる。接触Y方向幅D1 の
大きさは、ポリッシャ16をY方向へ移動してゆく単位
であるΔYより大となるようにしておく。そうすると、
ポリッシャ16をY方向にΔYだけ移動して研磨した場
合、接触範囲Fが移動前の接触範囲Fとオーバーラップ
するので、研磨されない部分が残ることなく研磨され
る。
の接触状態を示す図である。Fは接触範囲、D1 は接触
Y方向幅である。ポリッシャ16の球面の半径は、砥石
11の球面の半径rよりΔrだけ大きくしてあるから、
砥石11の場合よりも広い範囲に渡って接触する。その
接触範囲がFであり、接触範囲FのY方向の幅がD1で
ある。Δrが大とされていれば接触Y方向幅D1 も大と
なり、小とされていれば小となる。接触Y方向幅D1 の
大きさは、ポリッシャ16をY方向へ移動してゆく単位
であるΔYより大となるようにしておく。そうすると、
ポリッシャ16をY方向にΔYだけ移動して研磨した場
合、接触範囲Fが移動前の接触範囲Fとオーバーラップ
するので、研磨されない部分が残ることなく研磨され
る。
【0029】この研磨工程は、研削工程で仕上げられた
表面粗さの程度にもよるが、必要に応じて、ダイヤモン
ドペースト17の粒径を変えて何回か繰り返し行う。例
えば、最初、粒径10μmのダイヤモンドペーストを用
いて、被工作物12全体を一通り研磨する。次に、粒径
5μmのものを用いて1回、最後に粒径2μmのものを
用いて1回、合計3回研磨する。
表面粗さの程度にもよるが、必要に応じて、ダイヤモン
ドペースト17の粒径を変えて何回か繰り返し行う。例
えば、最初、粒径10μmのダイヤモンドペーストを用
いて、被工作物12全体を一通り研磨する。次に、粒径
5μmのものを用いて1回、最後に粒径2μmのものを
用いて1回、合計3回研磨する。
【0030】〔第3工程…砥石サイズ大回転電極使用X
YZ軸制御コロイド溶液研磨工程〕図8は、第2の研磨
工程で利用する微細砥粒の凝集層の生成を説明する図で
ある。符号は図3のものに対応し、21は電極、22は
非導電性板、23は微細砥粒、24は凝集層、25は研
磨液、26は補助電極、O21は電極21の中心、rは電
極21の半径である。
YZ軸制御コロイド溶液研磨工程〕図8は、第2の研磨
工程で利用する微細砥粒の凝集層の生成を説明する図で
ある。符号は図3のものに対応し、21は電極、22は
非導電性板、23は微細砥粒、24は凝集層、25は研
磨液、26は補助電極、O21は電極21の中心、rは電
極21の半径である。
【0031】軸10には、ポリッシャ16を外して電極
21が取り付けられる。電極21は、銅等の導電材で出
来ており、砥石11と同じ形状とされている。研磨液2
5は、この第3工程になって図2の液槽6に入れられた
液で、微細砥粒23が分散された弱アルカリ性のコロイ
ド溶液である。
21が取り付けられる。電極21は、銅等の導電材で出
来ており、砥石11と同じ形状とされている。研磨液2
5は、この第3工程になって図2の液槽6に入れられた
液で、微細砥粒23が分散された弱アルカリ性のコロイ
ド溶液である。
【0032】微細砥粒23としては、例えば、シリカ
(SiO2 )の粒子を用いることが出来る。微細砥粒2
3の粒径を例えば60〜80nmとし、重量%で40%
となるような量を分散させると、液はコロイド溶液とな
る。なお、粒径を小にして粒子の体積に比して表面積が
大となるようにすると、浸されている液のペーハー(P
H)によっては、粒子が帯電するという現象があるが、
上記のような粒径のシリカ粒子を弱アルカリ性の液に浸
した場合、微細砥粒23は負に帯電する。
(SiO2 )の粒子を用いることが出来る。微細砥粒2
3の粒径を例えば60〜80nmとし、重量%で40%
となるような量を分散させると、液はコロイド溶液とな
る。なお、粒径を小にして粒子の体積に比して表面積が
大となるようにすると、浸されている液のペーハー(P
H)によっては、粒子が帯電するという現象があるが、
上記のような粒径のシリカ粒子を弱アルカリ性の液に浸
した場合、微細砥粒23は負に帯電する。
【0033】研磨液25の中には、電極21の近傍に補
助電極26を浸し、微細砥粒23が帯電する極性(−)
と同じ極性の直流電源端子に接続する。一方、電極21
には、軸10を介してそれとは逆の極性(+)の直流電
源端子に接続する。ここに使用する直流電源の電圧は、
5〜15V程度である。このような電圧を印加すると、
微細砥粒23は補助電極26からは反発力を受け、電極
21からは吸引力を受ける。そのため、微細砥粒23は
矢印のように電極21に引き寄せられて、その表面に凝
集層24を形成する。電極21の上下の非導電性板22
は、この部分には微細砥粒23が吸引されないようにす
るために設けられたものである。
助電極26を浸し、微細砥粒23が帯電する極性(−)
と同じ極性の直流電源端子に接続する。一方、電極21
には、軸10を介してそれとは逆の極性(+)の直流電
源端子に接続する。ここに使用する直流電源の電圧は、
5〜15V程度である。このような電圧を印加すると、
微細砥粒23は補助電極26からは反発力を受け、電極
21からは吸引力を受ける。そのため、微細砥粒23は
矢印のように電極21に引き寄せられて、その表面に凝
集層24を形成する。電極21の上下の非導電性板22
は、この部分には微細砥粒23が吸引されないようにす
るために設けられたものである。
【0034】図11は、第2の研磨工程を説明する図で
ある。符号は図8のものに対応し、Fは接触範囲、D2
は接触Y方向幅、D3 は電極21と被工作物12との表
面間間隙である。この研磨工程では、側面周囲に微細砥
粒23の凝集層24を形成した電極21を回転させ、砥
石の時と同様のX,Y,Zの3軸制御で被工作物12に
接近させる。接近させる距離、言い換えれば表面間間隙
D3 は、凝集層24の厚さよりも少し小さいものとし、
回転速度は、100rpm程度のゆっくりした速度とす
る。
ある。符号は図8のものに対応し、Fは接触範囲、D2
は接触Y方向幅、D3 は電極21と被工作物12との表
面間間隙である。この研磨工程では、側面周囲に微細砥
粒23の凝集層24を形成した電極21を回転させ、砥
石の時と同様のX,Y,Zの3軸制御で被工作物12に
接近させる。接近させる距離、言い換えれば表面間間隙
D3 は、凝集層24の厚さよりも少し小さいものとし、
回転速度は、100rpm程度のゆっくりした速度とす
る。
【0035】すると、凝集層24は被工作物12の或る
範囲にわたって接触し、凝集層24の微細砥粒23が、
被工作物12の表面を摩擦する。その範囲が、図示する
接触範囲Fである。接触範囲FのY方向の幅、つまり接
触Y方向幅D2 も、図7の接触Y方向幅D1 の場合と同
様、電極21をY方向に移動させる最小単位ΔYよりも
大となるようにする。具体的には、電極21を位置制御
する場合に、表面間間隙D3 が凝集層24の厚さより小
さくなるよう位置制御する。
範囲にわたって接触し、凝集層24の微細砥粒23が、
被工作物12の表面を摩擦する。その範囲が、図示する
接触範囲Fである。接触範囲FのY方向の幅、つまり接
触Y方向幅D2 も、図7の接触Y方向幅D1 の場合と同
様、電極21をY方向に移動させる最小単位ΔYよりも
大となるようにする。具体的には、電極21を位置制御
する場合に、表面間間隙D3 が凝集層24の厚さより小
さくなるよう位置制御する。
【0036】この工程における研磨は、微細砥粒23の
摩擦による研磨であるので、極めて高精度となり、例え
ば0.035 μmRmax 程度まで実現できる。なお、電極2
1をあまり速く回転させると、微細砥粒23が遠心力に
より振り飛ばされて凝集層24が薄くなるので、好まし
くない。所望の高精度の表面粗さまで研磨するまでには
多大な時間を要しそうな場合とか、極めて高い精度を要
求されるような場合には、凝集層24を整形して密度を
高くすればよい。
摩擦による研磨であるので、極めて高精度となり、例え
ば0.035 μmRmax 程度まで実現できる。なお、電極2
1をあまり速く回転させると、微細砥粒23が遠心力に
より振り飛ばされて凝集層24が薄くなるので、好まし
くない。所望の高精度の表面粗さまで研磨するまでには
多大な時間を要しそうな場合とか、極めて高い精度を要
求されるような場合には、凝集層24を整形して密度を
高くすればよい。
【0037】図9は、凝集層24の整形を説明する図で
あり、図10は、図9のX−X線における断面図であ
る。符号は図8のものに対応し、27は整形電極であ
る。整形電極27は凝集層24を整形するための電極で
あり、電極21の側に向いている面が、研磨用に形成し
ようとしている凝集層24の厚み分の距離だけ、電極2
1の側面から離れた位置に配置される。電極21の側面
はO21を中心とする球面の一部とされているから、電極
21に対向する側の面も、電極21の中心O21を中心と
する球面の一部となるような面にしておく。整形電極2
7は、電極21と相対的位置が変化しないように位置制
御される。そして、整形電極27は、負に帯電された微
細砥粒23を反発するよう、直流電源の(−)端子に接
続される。
あり、図10は、図9のX−X線における断面図であ
る。符号は図8のものに対応し、27は整形電極であ
る。整形電極27は凝集層24を整形するための電極で
あり、電極21の側に向いている面が、研磨用に形成し
ようとしている凝集層24の厚み分の距離だけ、電極2
1の側面から離れた位置に配置される。電極21の側面
はO21を中心とする球面の一部とされているから、電極
21に対向する側の面も、電極21の中心O21を中心と
する球面の一部となるような面にしておく。整形電極2
7は、電極21と相対的位置が変化しないように位置制
御される。そして、整形電極27は、負に帯電された微
細砥粒23を反発するよう、直流電源の(−)端子に接
続される。
【0038】電極21を回転させると、図10に示すよ
うに、電極21より離れて広がっていた微細砥粒23
も、整形電極27の傍を通過する際に電極21の側に押
しやられる。その結果、凝集層24の厚みは整形電極2
7と電極21との間隔の厚みとされる。
うに、電極21より離れて広がっていた微細砥粒23
も、整形電極27の傍を通過する際に電極21の側に押
しやられる。その結果、凝集層24の厚みは整形電極2
7と電極21との間隔の厚みとされる。
【0039】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の研削研磨方法
および装置によれば、次のような効果を奏する。 請求項1の効果 被工作物の研削は回転する砥石で行うが、その砥石の位
置制御は、X軸,Y軸,Z軸方向の位置制御手段によっ
て行うので、非軸対称の非球面形状の研削加工も可能で
ある。次に、ポリッシャを使ってのダイヤモンドペース
トでの研磨、および電極を使ってのコロイド溶液微細砥
粒での研磨を行うので、表面は極めて高精度の表面粗さ
に研磨される。しかし、ポリッシャや電極は、単に砥石
と交換すればよく、それらの位置制御も砥石と同様でよ
いから、装置や制御が複雑となることはなく、コストが
安い。
および装置によれば、次のような効果を奏する。 請求項1の効果 被工作物の研削は回転する砥石で行うが、その砥石の位
置制御は、X軸,Y軸,Z軸方向の位置制御手段によっ
て行うので、非軸対称の非球面形状の研削加工も可能で
ある。次に、ポリッシャを使ってのダイヤモンドペース
トでの研磨、および電極を使ってのコロイド溶液微細砥
粒での研磨を行うので、表面は極めて高精度の表面粗さ
に研磨される。しかし、ポリッシャや電極は、単に砥石
と交換すればよく、それらの位置制御も砥石と同様でよ
いから、装置や制御が複雑となることはなく、コストが
安い。
【0040】請求項2の効果 この研削研磨装置によれば、工程の進行に応じて、研削
研磨手段を交換したり、液槽に微細砥粒を含んだコロイ
ド溶液を満たすことにより、3種類の研削研磨工程の作
業を、1つの装置で行わせることが出来る。 請求項3の効果 この研磨装置は、コロイド溶液中の微細砥粒を表面に接
触させて研磨するので、粗い研磨を済ませた被工作物の
表面を、極めて高精度の表面粗さに研磨することが出来
る。
研磨手段を交換したり、液槽に微細砥粒を含んだコロイ
ド溶液を満たすことにより、3種類の研削研磨工程の作
業を、1つの装置で行わせることが出来る。 請求項3の効果 この研磨装置は、コロイド溶液中の微細砥粒を表面に接
触させて研磨するので、粗い研磨を済ませた被工作物の
表面を、極めて高精度の表面粗さに研磨することが出来
る。
【0041】請求項4の効果 請求項3の研磨装置で、電極の周囲に形成させる微細砥
粒の凝集層を、所定の厚みの高密度のものにするので、
研磨時間を短く出来ると共に、仕上げの精度を向上させ
ることが出来る。
粒の凝集層を、所定の厚みの高密度のものにするので、
研磨時間を短く出来ると共に、仕上げの精度を向上させ
ることが出来る。
【図1】 本発明の研削研磨方法の概要を説明する図
【図2】 研削研磨装置
【図3】 砥石周辺の拡大図
【図4】 XZ平面での砥石の動きを説明する図
【図5】 Y方向への砥石の動きを説明する図
【図6】 第1の研磨工程を説明する図
【図7】 ポリッシャと被工作物との接触状態を示す図
【図8】 第2の研磨工程で利用する微細砥粒の凝集層
の生成を説明する図
の生成を説明する図
【図9】 凝集層の整形を説明する図
【図10】 図9のX−X線における断面図
【図11】 第2の研磨工程を説明する図
1…研削研磨装置、2…Y軸テーブル、3…X軸テーブ
ル、4…Z軸テーブル、5…基台、6…液槽、7…アー
ム、8…モータ部、9…チャッキング、10…軸、11
…砥石、12…被工作物、13…位置決めバー、14…
電磁チャック、15…コラム、16…ポリッシャ、17
…ダイヤモンドペースト、18,19…容器、20…潤
滑剤、21…電極、22…非導電性板、23…微細砥
粒、24…凝集層、25…研磨液、26…補助電極、2
7…整形電極
ル、4…Z軸テーブル、5…基台、6…液槽、7…アー
ム、8…モータ部、9…チャッキング、10…軸、11
…砥石、12…被工作物、13…位置決めバー、14…
電磁チャック、15…コラム、16…ポリッシャ、17
…ダイヤモンドペースト、18,19…容器、20…潤
滑剤、21…電極、22…非導電性板、23…微細砥
粒、24…凝集層、25…研磨液、26…補助電極、2
7…整形電極
Claims (4)
- 【請求項1】 位置が固定された被工作物を、X軸,Y
軸およびZ軸の方向の位置を制御することによって位置
制御がなされる砥石を回転させて研削する第1の工程
と、第1の工程を終えた前記被工作物を、研磨剤として
ダイヤモンドペーストを使用し、前記砥石と略同サイズ
とされ且つ前記位置制御と同様に位置制御されるポリッ
シャを回転させて研磨する第2の工程と、第2の工程を
終えた前記被工作物を、前記砥石と同サイズとされ且つ
前記位置制御と同様に位置制御される電極と共に、微細
砥粒を分散,帯電させたコロイド溶液中に浸し、該電極
を回転させ、該電極周辺に形成される該微細砥粒の凝集
層を前記被工作物に接触させて研磨する第3の工程とか
らなることを特徴とする研削研磨方法。 - 【請求項2】 被工作物の位置を固定する固定手段と、
回転される研削研磨手段が交換可能に取り付けられるモ
ータ部と、該モータ部を保持し、前記研削研磨手段の位
置をX軸,Y軸およびZ軸の方向の位置を制御すること
によって制御する位置制御手段と、少なくとも前記被工
作物および前記研削研磨手段を共に収容する空間に液を
満たすことが出来る液槽とを具えたことを特徴とする研
削研磨装置。 - 【請求項3】 微細砥粒を分散,帯電させたコロイド溶
液を入れた液槽と、該液槽中に被工作物を固定する固定
手段と、回転され且つ前記微細砥粒を吸引する極性に印
加され、吸引した該微細砥粒を前記被工作物に接触させ
て研磨するように位置制御される電極と、該電極とは逆
極性に印加され該電極の近傍のコロイド溶液中に配置さ
れた補助電極と、を具えたことを特徴とする研磨装置。 - 【請求項4】 電極の周側面と対向して、対向面が研磨
に使用しようとする微細砥粒の層の厚さと等しい間隔だ
け離れるよう成形配置された整形電極を更に具えたこと
を特徴とする請求項3記載の研磨装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2112595A JPH08192348A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 研削研磨方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2112595A JPH08192348A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 研削研磨方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08192348A true JPH08192348A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12046175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2112595A Pending JPH08192348A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 研削研磨方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08192348A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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