JPH0819285B2 - 熱可塑性エラストマ−組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマ−組成物

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JPH0819285B2
JPH0819285B2 JP12492787A JP12492787A JPH0819285B2 JP H0819285 B2 JPH0819285 B2 JP H0819285B2 JP 12492787 A JP12492787 A JP 12492787A JP 12492787 A JP12492787 A JP 12492787A JP H0819285 B2 JPH0819285 B2 JP H0819285B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱可塑性エラストマー組成物に関し、さらに
詳しくは、ポリシロキサンをグラフトして得られる変性
エチレン−α−オレフィン共重合体および/または変性
エチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合体成分
が架橋されている共重合体を含有する、耐熱性の優れた
熱可塑性エラストマー組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来のポリオレフィン系熱可塑性エラストマーとして
は、例えばポリプロピレンにエチレン−α−オレフィン
系ゴムを単純ブレンドしたもの、ポリプロピレンにエチ
レン−α−オレフィン系ゴムをブレンドし、該エチレン
−α−オレフィン系ゴム部分を架橋したものがある。後
者ではその架橋剤の種類により種々のものが製造されて
おり、有機過酸化物または樹脂架橋剤を使用するものが
大部分を占めている。しかし、いずれの熱可塑性エラス
トマーもエチレン−α−オレフィン系ゴムを使用してい
るため、耐熱性に限度があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、従来のポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー組成物より耐熱老化性に優れた熱可塑性エラ
ストマー組成物を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究し
た結果、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂15〜70重量部
に、ポリシロキサンをグラフトして得られる変性エチレ
ン−α−オレフィン共重合体および/または変性エチレ
ン−α−オレフィン−非共役ジエン共重合体(以下、
「Si−EP類」ということがある)30〜85重量部を混合
し、有機過酸化物、熱硬化性樹脂等で架橋させることに
より、耐熱老化性に優れた熱可塑性エラストマー組成物
が得られることを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂
15〜70重量部と、ポリシロキサン化合物をグラフトさせ
て得られる変性エチレン−α−オレフィン共重合体およ
び/または変性エチレン−α−オレフィン−非共役ジエ
ン共重合体30〜85重量部とを含有し、かつ前記共重合体
が架橋剤により架橋されていることを特徴とする。
本発明に用いられるポリオレフィン系熱可塑性樹脂
は、結晶性のポリオレフィンホモポリマーおよび/また
はエチレンを1〜25重量%含有する結晶性オレフィンエ
チレン共重合体であり、これらのうちMFR(メルトフロ
ーレイト)が0.5〜15g/10分(測定条件230℃、荷重2160
g)のものが好ましい。MFRが小さいと得られる熱可塑性
エラストマー組成物の成形加工性が悪くなる場合があ
り、またMFRが大きすぎると流動性が高すぎて架橋反応
時に剪断力がかかりにくく、分散状態不良の組成物が得
られる場合がある。
前記ポリオレフィン系熱可塑性樹脂としては、プロピ
レン、ブテン−1、3−メチルブテン−1、4−メチル
ペンテン−1の(イ)群のオレフィンの単独重合、およ
び/または(イ)群のオレフィンとエチレン、ペンテン
−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノ
ネン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1
の(ロ)群のオレフィンとの2種以上の共重合体、具体
的にはポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−3−メ
チルブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、エチ
レン−プロピレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共
重合体、プロピレン−3−メチルブテン−1共重合体、
プロピレン−4−メチルペンテン−1共重合体、ヘキセ
ン−1,4−メチルペンテン−1共重合体などが挙げられ
る。
本発明に用いられるSi−EP類は、(a)エチレン、
(b)α−オレフィンまたはα−オレフィンと非共役ジ
エン、(c)一般式I CH2=CHCH2)n-Si-R1mX3-m (I) (式中、nは1以上の整数、mは0〜2の整数、Xは塩
素原子または臭素原子、R1は水素原子または炭素数1〜
5のアルキル基を意味する)で表されるシラン化合物お
よび/または一般式II (式中、lは0〜2の整数、kは0〜6の整数、Xは塩
素原子または臭素原子、R2、R3およびR4は、互いに同一
もしくは異なり、水素原子または炭素数1〜5のアルキ
ル基を意味する)で表されるシラン化合物をチグラー・
ナッタ触媒を用いて共重合させ、さらにこれに(d)一
般式III (式中、pおよびqは5〜10,000の整数、rおよびsは
0または1、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、互いに
同一もしくは異なり、炭素数1〜6のアルキル基、フェ
ニル基またはビニル基、R11、R12、R13およびR14は、互
いに同一もしくは異なり、水素原子、炭素数1〜5のア
ルキル基を意味する)で表される化合物をグラフトさせ
て得られるグラフト共重合体である。
前記α−オレフィンとしては、例えばプロピレン、ブ
テン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−
1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、4−メチ
ルペンテン−1、4−メチルヘキセン−1、4,4−ジメ
チルペンテン−1,5−メチルヘプテン−1、6−メチル
ヘプテン−1等が挙げられ、プロピレンが特に好まし
い。
また非共役ジエンとしては、例えばエチリデンノルボ
ルネン、プロペニルノルボルネン、ジシクロペンタジエ
ン、1,4−ヘキサジエン、4,7,8,9−テトラヒドロインデ
ン等が挙げられる。
前記一般式Iで表されるシラン化合物としては、例え
ば(2−プロペニル)ジメチルクロルシラン、(3−ブ
テニル)ジメチルクロルシラン、(4−ペンテニル)ジ
メチルクロルシラン、(5−ヘキセニル)ジメチルクロ
ルシラン、(6−ヘプテニル)ジメチルクロルシラン、
(7−オクテニル)ジメチルクロルシラン、(2−プロ
ペニル)メチルジクロルシラン、(3−ブテニル)メチ
ルジクロルシラン、(4−ペンテニル)メチルジクロル
シラン、(5−ヘキセニル)メチルジクロルシラン、
(6−ヘプテニル)メチルジクロルシラン、(7−オク
テニル)メチルジクロルシラン、(2−プロペニル)ト
リクロルシラン、(3−ブテニル)トリクロルシラン、
(4−ペンテニル)トリクロルシラン、(5−ヘキセニ
ル)トリクロルシラン、(6−ヘプテニル)トリクロル
シラン、(7−オクテニル)トリクロルシラン等が挙げ
られる。
前記一般式IIで表されるシラン化合物としては、例え
ば5−トリクロルシリル−2−ノルボルネン、5−メチ
ルジクロルシリル−2−ノルボルネン、5−ジメチルク
ロルシリル−2−ノルボルネン等が挙げられる。
一般式Iおよび/またはIIで表される化合物として
は、これらの化合物のうち(5−ヘキセニル)ジメチル
クロルシラン、(7−オクテニル)ジメチルクロルシラ
ン、5−メチルジクロルシリル−2−ノルボルネン、5
−ジメチルクロルシリル−2−ノルボルネン等が特に好
ましい。
前記一般式IIIで表される化合物としては、市販の両
末端水酸基変性シリコーンオイル、両末端カルビノール
変性シリコーンオイルが使用でき、具体的には、例えば
ポリジフェニルシロキサン末端シラノール、ポリジメチ
ルシロキサン末端シラノール、ポリジメチルジフェニル
ポリシロキサン末端ジフェニルシラノール、ポリジメチ
ルメチルビニルシロキサン末端シラノール、ポリジメチ
ルシロキサン末端カルビノール等が用いられる。
本発明に用いるチグラー・ナッタ触媒とは、一般にT
i、Zr、V、Cr等の遷移金属を必要に応じてMgCl2、Si
O2、Al2O3などの担体に担持させた遷移金属成分と、A
l、Mg、Li等のアルキル化合物またはハロアルキル化合
物からなる有機金属成分を組み合わせた触媒である。す
なわち、遷移金属化合物としては、例えばチタン、ジル
コニウム、バナジウム、クロム等の金属のハロゲン化物
が用いられ、チタンまたはバナジウム化合物が特に好ま
しい。金属アルキル化合物としては、例えばアルミニウ
ム、マグネシウム、リチウム等の金属のアルキル化合物
またはハロアルキル化合物が用いられ、有機アルミニウ
ム化合物が特に好ましい。
前記グラフト共重合体(Si−EP類)の製造に際して
は、まずモノマーである(a)エチレン、(b)α−オ
レフィンまたはα−オレフィンと非共役ジエン、ならび
に(c)前記一般式Iおよび/またはIIで表される化合
物をn−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン等の
非極性溶媒に溶解し、チグラー・ナッタ型触媒を用いて
共重合させる。この際これらのモノマーの使用量は、目
的とする共重合体中における各モノマーに由来する成分
の含量に応じてその仕込み比を変えることができる。
重合条件としては、0〜100℃、好ましくは20〜90℃
の温度、0〜20気圧、好ましくは0〜10気圧の圧力が好
ましい。
重合に際しては、重合活性剤として例えばトリクロル
酢酸エチル、トリクロル酢酸ブチル、ジクロル酢酸等の
ハロゲン化酢酸エステル、1,1,2,3,3−ペンタクロルブ
テン酸ブチル、1,1,2,3−テトラクロルブテン酸エチル
等のハロゲン置換ブテン酸エステル、α,α,α−トリ
クロルトルエン、ヘキサクロルブタジエン等のハロゲン
含有有機化合物を添加することができる。
また重合時の共重合体の分子量調節剤として水素ガ
ス、アルキル亜鉛化合物等を用いることもできる。
このようにして得られる共重合体中の((a)エチレ
ン/(b)α−オレフィン)の重量比は、結晶性、温度
依存性、耐寒性、機械的強度等の点から80/20〜20/80が
好ましく、75/25〜25/75が特に好ましい。
また共重合体中の非共役ジエンの含量は、耐オゾン性
の点からヨウ素価として30以下が好ましく、25以下が特
に好ましい。
また共重合体中の(c)前記一般式Iおよび/または
IIで表されるシラン化合物に由来する成分の含量は、共
重合体の0.1〜5重量%が好ましい。かかるシラン化合
物の含量が少なすぎると耐熱性向上に対する効果が不十
分な場合があり、多すぎるとグラフト度が上昇し過ぎ、
その結果加工性が悪くなる場合がある。
次いて共重合反応において反応率が十分上昇した時点
で、系に(d)前記一般式IIIの化合物を添加し、攪拌
してグラフト反応を進行させた後、重合反応を停止させ
る。
一般式IIIの化合物の添加量は、共重合体中の(c)
の含量に対して相対的に決定され、(c)の含量に対し
て1/2倍モルないし等モルの割合で添加することが好ま
しい。この際(c)の含量はグラフト前の共重合体につ
いての赤外分光分析による に基づく吸収を用いて分析することにより定量できる。
なお、上記共重合体と一般式IIIで表される化合物の
グラフト反応におけるグラフト点は、共重合体中のSi原
子と一般式IIIで表される化合物の水酸基の水素原子で
あり、本発明におけるグラフト反応の一例を示すと下記
のようになる。
重合停止剤としては、例えば脱水メタノール、脱水エ
タノール、脱水イソプロピルアルコール等が用いられ
る。
本発明におけるポリオレフィン系熱可塑性樹脂とSi−
EP類との配合割合は、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂15
〜70重量部、Si−EP類30〜85重量部である。ポリオレフ
ィン系熱可塑性樹脂が15重量%未満では得られる熱可塑
性エラストマー組成物の流動性が極端に低下し、成形加
工性が悪くなり、またポリオレフィン系熱可塑性樹脂が
70重量%を超えると得られる熱可塑性エラストマー組成
物の耐衝撃性が低下し、硬度が高くなりすぎる。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物の製造には架橋
剤として有機過酸化物、熱硬化性樹脂等が用いられる。
有機過酸化物としては、例えば2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,3−
ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
2,2′−ビス(t−ブチルパーオキシ)−p−ジイソプ
ロピルベンゼン、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、t−ブチルベンゾエート、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン、2,4−ジクロルベンゾイルパーオキサイ
ドなどがあり、好ましくは2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,3−ビス(t−ブチ
ルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,2′−ビス
(t−ブチルパーオキシ)−p−イソプロピルベンゼン
などが用いられ、また熱硬化性樹脂としては、例えばア
ルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホ
ルムアルデヒド縮合物およびトリアジン−ホルムアルデ
ヒド縮合物などがあり、好ましくはアルキルフェノール
ホルムアルデヒド樹脂が用いられる。
前記架橋剤の量は、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂と
Si−EP類の混合物100重量部に対し、0.1〜10重量部の範
囲で使用するのが好ましく、さらに好ましくは0.2〜6
重量部である。架橋剤の量が少なすぎると架橋が不完全
で機械的強度が不足する場合があり、多すぎると過架橋
となる場合がある。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物の製造にあたっ
ては、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂、Si−EP類および
架橋剤の他に伸展油、補強剤、老化防止剤、架橋助剤等
を必要に応じて使用することができる。
伸展油としてはパラフィン系オイル、ナフテン系オイ
ル、シリコーンオイルなど、補強剤としてはカーボンブ
ラック、ホワイトカーボン、塩基性炭酸マグネシウム、
活性化炭酸カルシウムなど、老化防止剤としてはフェノ
ール系、イミダゾール系、アミン系などの老化防止剤、
架橋助剤としてはイオウ、p−ベンゾキノンジオキシ
ム、p,p′−ジベンゾイルキノンジオキシム、ジニトロ
ソベンゼン、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ
メタクリレート、トリアリルイソシアヌレート、トリメ
チルプロパントリメタクリレート、液状ポリブタジエ
ン、ポリブテン、ポリブタジエン樹脂、ビスマレイミド
トリアジン樹脂などが挙げられる。
また本発明の熱可塑性エラストマー組成物の製造にあ
たっては、ポリエチレン、エチレンプロピレンゴム、エ
チレンプロピレン非共役ジエンゴム、エチレンブテン−
1共重合体、エチレンブテン−1非共役ジエン共重合
体、プロピレンブテン−1共重合体、ポリヘキセン−
1、ポリ−4−メチルペンテン−1等のオレフィン系
(共)重合体を前記組成物の物性を損なわない範囲で添
加することもできる。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、ポリオレフ
ィン系熱可塑性樹脂、Si−EP類および他の配合剤を剪断
応力の存在下で架橋するのが好ましく、例えばバンバリ
ーミキサー、ニーダーブレンダー、連続混練機、押出機
等を用いて架橋剤の硬化温度以上の温度100〜300℃、好
ましくは150〜250℃で、0.5〜30分、好ましくは1〜20
分混練りすることにより得られる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
本実施例中、部または%とあるのは特に限定しない限
り重量部または重量%を意味する。なお、下記例中、共
重合体中の一般式IまたはIIの化合物の含量とは、一般
式IIIの化合物をグラフトする前にサンプリングした共
重合体中の含量を意味し、該共重合体をフィルム状に成
形したものについて赤外分光分析を行ない、予めエチレ
ン−α−オレフィン共重合体に一般式Iまたは一般式II
の化合物を混合して得たサンプルについて赤外分光分析
を行ない1260cm-1付近の に基づくピークを用いて作成した検量線より求めた。
実施例1 A.グラフト共重合体の合成 予め窒素ガス置換した容量3lのセパラブルフラスコに
精製したn−ヘキサン2lを仕込み、これに室温にてエチ
レン/プロピレン/水素=5/5/4の混合ガスを予め溶解
させた。次いで5−メチルジクロルシリル−2−ノルボ
ルネン1.25ミリモル、VOCl30.5ミリモル、AlEt1.5Cl1.5
5ミリモルを順次仕込み、重合反応を開始した。重合反
応中もエチレン/プロピレン/水素の混合ガスを気相フ
ィードし、攪拌しながら、20℃で重合を継続した。30分
経過後、反応溶液の少量をプロピレン含量および一般式
IまたはIIの化合物の含量分析用にサンプリングし、次
いでこれに脱気した両末端シラノール変性シリコーンオ
イル(XF40−518、東芝シリーコン社製)2mlを仕込み、
混合ガスの供給を中止し、窒素ガスでパージしながら1
時間攪拌した。次いで重合停止剤として脱水メタノール
5mlを添加して重合反応を停止させた。
このようにして得られるグラフト共重合体の溶液に、
大過剰のメタノールを添加し、ポリマーを析出させたの
ち、100℃に加熱したロールで乾燥した。ポリマー収量
は58.3g、5−メチルジクロルシリル−2−ノルボルネ
ン含量0.45%であった。
B.物性評価 得られたグラフト共重合体(Si−EP類)を用い、第1
表に示す配合処方により内容積1のニーダーブレンダ
ーによって170℃の設定温度で20分間混練りし、熱可塑
性エラストマー組成物を得た。次いで射出成形し、得ら
れた熱可塑性エラストマー組成物についてJIS K6301に
準じて物性試験を行なった。その結果を第2表に示した
が、優れた耐熱性を示した。
比較例1 実施例1において、Si−EP類の代わりにエチレンプロ
ピレンゴム(JSR02P日本合成ゴム社製)を用いた以外は
実施例1と同じ方法で組成物を得、物性評価を行なっ
た。結果を第2表に示したが、耐熱性が劣った。
実施例2 A.グラフト共重合体の合成 実施例1Aにおいて、5−エチリデン−2−ノルボルネ
ン5mlを重合反応中連続的に仕込んだ以外は実施例1Aと
同じ方法で重合し、グラフト共重合体を得た。ポリマー
収量は47g、5−メチルジクロルシリル−2−ノルボル
ネン含量は0.47%であり、ヨウ素価は14であった。
B.物性評価 得られたグラフト共重合体(Si−EP類)を用いて第3
表に示す配合処方を用いた以外は実施例1Bと同じ方法で
物性評価を行なった。結果を第2表に示したが、優れた
耐熱性を示した。
実施例3 実施例1Bにおいて、ポリプロピレン70部、Si−EP類30
部に変更した以外は、実施例1Bと同じ方法で物性評価を
行なった。結果を第2表に示した。
比較例2および3 実施例1Bにおいて、ポリプロピレンとSi−EP類の配合
割合を80:20(比較例2)および10:90(比較例3)にし
た以外は実施例1Bと同じ方法で物性評価を行なった。結
果を第2表に示したが、比較例2では用いたポリプロピ
レン量が多く、硬度が高くなりすぎ、また比較例3では
逆にSi−EP類の量が多く、流動性が極端に低くなり、成
形加工性に劣った。
〔発明の効果〕
本発明によれば、特定の変性エチレン−αオレフィン
−(非共役ジエン)共重合体を含有することにより、従
来のポリオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物より
耐熱性の優れた熱可塑性エラストマー組成物を得ること
ができる。これらは例えば自動車のブーツ類、内外装部
品、または家電用内外装部品として有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系熱可塑性樹脂15〜70重量
    部と、(a)エチレン、(b)α−オレフィンまたはα
    −オレフィンと非共役ジエン、(c)一般式I CH2=CHCH2)n-Si-R1mX3-m (I) (式中、nは1以上の整数、mは0〜2の整数、Xは塩
    素原子または臭素原子、R1は水素原子または炭素数1〜
    5のアルキル基を意味する)で表されるシラン化合物お
    よび/または一般式II (式中、lは0〜2の整数、kは0〜6の整数、Xは塩
    素原子または臭素原子、R2、R3およびR4は、互いに同一
    もしくは異なり、水素原子または炭素数1〜5のアルキ
    ル基を意味する)で表されるシラン化合物をチグラー・
    ナッタ触媒を用いて共重合させ、さらにこれに(d)一
    般式III (式中、pおよびqは5〜10,000の整数、rおよびsは
    0または1、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、互いに
    同一もしくは異なり、炭素数1〜6のアルキル基、フェ
    ニル基またはビニル基、R11、R12、R13およびR14は、互
    いに同一もしくは異なり、水素原子、炭素数1〜5のア
    ルキル基を意味する)で表されるポリシロキサン化合物
    をグラフトさせて得られる変性エチレン−α−オレフィ
    ン共重合体および/または変性エチレン−α−オレフィ
    ン−非共役ジエン共重合体30〜85重量%とを含有し、か
    つ前記共重合体が架橋剤により架橋されていることを特
    徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】架橋剤が有機過酸化物または熱硬化性樹脂
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱
    可塑性エラストマー組成物。
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