JPH08193646A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
トロイダル型無段変速機Info
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- JPH08193646A JPH08193646A JP516195A JP516195A JPH08193646A JP H08193646 A JPH08193646 A JP H08193646A JP 516195 A JP516195 A JP 516195A JP 516195 A JP516195 A JP 516195A JP H08193646 A JPH08193646 A JP H08193646A
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- Japan
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- input
- output
- shaft
- input side
- rotary shaft
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H15/00—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
- F16H15/02—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
- F16H15/04—Gearings providing a continuous range of gear ratios
- F16H15/06—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
- F16H15/32—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
- F16H15/36—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
- F16H15/38—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
- F16H2015/383—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces with two or more sets of toroid gearings arranged in parallel
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- Transmission Devices (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 伝達効率を向上させて、自動車の動力性能及
び燃費性能を向上させる。 【構成】 エンジンの動力は、トルクコンバータ36か
ら遊星歯車装置37、押圧装置8を介して左側の入力側
ディスク2に伝わる。更に右側の入力側ディスク2は、
入力側回転軸15を介して同方向に同速度で回転する。
各入力側ディスク2、2の回転は、パワーローラを介し
て出力側ディスク4、4に伝わり、スリーブ21に固定
した駆動側歯車40を回転させる。この駆動側歯車40
の回転は従動側歯車39を介して出力側回転軸17に伝
わる。動力伝達部に設けた歯車の数が少ない分、動力伝
達ロスが少なくて済む。
び燃費性能を向上させる。 【構成】 エンジンの動力は、トルクコンバータ36か
ら遊星歯車装置37、押圧装置8を介して左側の入力側
ディスク2に伝わる。更に右側の入力側ディスク2は、
入力側回転軸15を介して同方向に同速度で回転する。
各入力側ディスク2、2の回転は、パワーローラを介し
て出力側ディスク4、4に伝わり、スリーブ21に固定
した駆動側歯車40を回転させる。この駆動側歯車40
の回転は従動側歯車39を介して出力側回転軸17に伝
わる。動力伝達部に設けた歯車の数が少ない分、動力伝
達ロスが少なくて済む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るトロイダル型無段
変速機は自動車用変速機として利用する。
変速機は自動車用変速機として利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機として、図3〜4に略示
する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研究さ
れている。このトロイダル型無段変速機は、図示しない
ハウジングの内側に回転自在に支承された入力軸1と同
心に入力側ディスク2を支持し、同じくハウジングに対
し回転自在に支承された出力軸3の端部に、出力側ディ
スク4を固定している。トロイダル型無段変速機を納め
た上記ハウジングの内面、或はこのハウジング内に設け
られた支持ブラケットには、前記入力軸1並びに出力軸
3に対して捻れの位置にある枢軸を中心に揺動するトラ
ニオン5、5が設けられている。
する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研究さ
れている。このトロイダル型無段変速機は、図示しない
ハウジングの内側に回転自在に支承された入力軸1と同
心に入力側ディスク2を支持し、同じくハウジングに対
し回転自在に支承された出力軸3の端部に、出力側ディ
スク4を固定している。トロイダル型無段変速機を納め
た上記ハウジングの内面、或はこのハウジング内に設け
られた支持ブラケットには、前記入力軸1並びに出力軸
3に対して捻れの位置にある枢軸を中心に揺動するトラ
ニオン5、5が設けられている。
【0003】各トラニオン5、5は、十分な剛性を有す
る金属材により形成されたもので、両端部外側面に前記
枢軸を設けている。又、各トラニオン5、5の中心部に
設けた変位軸6、6の周囲には、それぞれパワーローラ
7、7を回転自在に支持している。そして、各パワーロ
ーラ7、7を、上記入力側、出力側両ディスク2、4の
間に挟持している。
る金属材により形成されたもので、両端部外側面に前記
枢軸を設けている。又、各トラニオン5、5の中心部に
設けた変位軸6、6の周囲には、それぞれパワーローラ
7、7を回転自在に支持している。そして、各パワーロ
ーラ7、7を、上記入力側、出力側両ディスク2、4の
間に挟持している。
【0004】入力側、出力側両ディスク2、4の軸方向
片面で、互いに対向する面には、それぞれ断面が前記枢
軸の中心線上の点を中心とする円弧形のトロイダル曲面
とされた、入力側凹面2a、出力側凹面4aを形成して
いる。そして、回転円弧面状の凸面に形成された各パワ
ーローラ7、7の周面7a、7aを、上記入力側凹面2
a及び出力側凹面4aに当接させている。
片面で、互いに対向する面には、それぞれ断面が前記枢
軸の中心線上の点を中心とする円弧形のトロイダル曲面
とされた、入力側凹面2a、出力側凹面4aを形成して
いる。そして、回転円弧面状の凸面に形成された各パワ
ーローラ7、7の周面7a、7aを、上記入力側凹面2
a及び出力側凹面4aに当接させている。
【0005】前記入力軸1と入力側ディスク2との間に
は、ローディングカム式の押圧装置8を設け、この押圧
装置8により、前記入力側ディスク2を出力側ディスク
4に向け押圧している。この押圧装置8は、入力軸1と
共に回転するカム板9と、保持器10により保持された
複数個(例えば4個)のローラ11、11とから構成さ
れる。上記カム板9の片側面(図3〜4の右側面)に
は、円周方向に亙る凹凸面である第一のカム面12を形
成すると共に、上記入力側ディスク2の外側面(図3〜
4の左側面)にも、同様の形状を有する第二のカム面1
3を形成している。そして、上記複数個のローラ11、
11を、上記入力軸1の中心に対し放射方向の軸を中心
に、回転自在としている。尚、上記入力側ディスク2
は、入力軸1に対し軸方向(図3〜4の左右方向)に亙
る若干の摺動可能、且つ回転方向への回転自在に支持さ
れている。
は、ローディングカム式の押圧装置8を設け、この押圧
装置8により、前記入力側ディスク2を出力側ディスク
4に向け押圧している。この押圧装置8は、入力軸1と
共に回転するカム板9と、保持器10により保持された
複数個(例えば4個)のローラ11、11とから構成さ
れる。上記カム板9の片側面(図3〜4の右側面)に
は、円周方向に亙る凹凸面である第一のカム面12を形
成すると共に、上記入力側ディスク2の外側面(図3〜
4の左側面)にも、同様の形状を有する第二のカム面1
3を形成している。そして、上記複数個のローラ11、
11を、上記入力軸1の中心に対し放射方向の軸を中心
に、回転自在としている。尚、上記入力側ディスク2
は、入力軸1に対し軸方向(図3〜4の左右方向)に亙
る若干の摺動可能、且つ回転方向への回転自在に支持さ
れている。
【0006】入力軸1の回転に伴ってカム板9が回転
し、入力側ディスク2に対し回転位相差を生ずると、複
数個のローラ11、11が前記第一のカム面12及び上
記第二のカム面13に乗り上げて、カム板9と入力側デ
ィスク2とを互いに遠ざける。カム板9は、ハウジング
に対して軸受により支承された入力軸1に、軸方向への
移動不能に支持されている為、入力側ディスク2はパワ
ーローラ7、7に向けて押され、パワーローラ7、7は
出力側ディスク4に向けて押される。一方、出力側ディ
スク4は、変速機ケースに対して出力軸3と共に回転の
み自在に支承されて軸方向に移動しない。この為、パワ
ーローラ7、7は入力側ディスク2と出力側ディスク4
との間で押圧される。この押圧によりパワーローラ7、
7の周面7a、7aと入力側、出力側両凹面2a、4a
との間に押付力が生じ、入力側ディスク2の回転が滑ら
ずに上記パワーローラ7、7を介して出力側ディスク4
に伝達され、この出力側ディスク4に固定された出力軸
3が回転する。
し、入力側ディスク2に対し回転位相差を生ずると、複
数個のローラ11、11が前記第一のカム面12及び上
記第二のカム面13に乗り上げて、カム板9と入力側デ
ィスク2とを互いに遠ざける。カム板9は、ハウジング
に対して軸受により支承された入力軸1に、軸方向への
移動不能に支持されている為、入力側ディスク2はパワ
ーローラ7、7に向けて押され、パワーローラ7、7は
出力側ディスク4に向けて押される。一方、出力側ディ
スク4は、変速機ケースに対して出力軸3と共に回転の
み自在に支承されて軸方向に移動しない。この為、パワ
ーローラ7、7は入力側ディスク2と出力側ディスク4
との間で押圧される。この押圧によりパワーローラ7、
7の周面7a、7aと入力側、出力側両凹面2a、4a
との間に押付力が生じ、入力側ディスク2の回転が滑ら
ずに上記パワーローラ7、7を介して出力側ディスク4
に伝達され、この出力側ディスク4に固定された出力軸
3が回転する。
【0007】入力軸1と出力軸3との回転速度比(変速
比)を変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で
減速を行なう場合には、図3に示す様に前記枢軸を中心
として各トラニオン5、5を揺動させ、各パワーローラ
7、7の周面7a、7aが、入力側凹面2aの中心寄り
部分と出力側凹面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接
する様に、各変位軸6、6を傾斜させる。反対に、増速
を行なう場合には、図4に示す様に前記トラニオン5、
5を揺動させ、各パワーローラ7、7の周面7a、7a
が、入力側凹面2aの外周寄り部分と、出力側凹面4a
の中心寄り部分とに、それぞれ当接する様に、各変位軸
6、6を傾斜させる。各変位軸6、6の傾斜角度を、図
3と図4との中間にすれば、入力軸1と出力軸3との間
で、中間の変速比を得られる。
比)を変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で
減速を行なう場合には、図3に示す様に前記枢軸を中心
として各トラニオン5、5を揺動させ、各パワーローラ
7、7の周面7a、7aが、入力側凹面2aの中心寄り
部分と出力側凹面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接
する様に、各変位軸6、6を傾斜させる。反対に、増速
を行なう場合には、図4に示す様に前記トラニオン5、
5を揺動させ、各パワーローラ7、7の周面7a、7a
が、入力側凹面2aの外周寄り部分と、出力側凹面4a
の中心寄り部分とに、それぞれ当接する様に、各変位軸
6、6を傾斜させる。各変位軸6、6の傾斜角度を、図
3と図4との中間にすれば、入力軸1と出力軸3との間
で、中間の変速比を得られる。
【0008】トロイダル型無段変速機の基本的な構造及
び作用は、上述の通りであるが、この様なトロイダル型
無段変速機を、出力の大きなエンジンを持った自動車用
変速機として利用する場合には、伝達可能な動力を確保
すべく、上記入力側ディスク2及び出力側ディスク4を
2個ずつ設け、これら2個ずつの入力側ディスク2及び
出力側ディスク4を、動力の伝達方向に対し互いに並列
に配置する事が、例えば特開平4−69439号公報等
に記載されている様に、従来から知られている。図5
は、この公報に記載された構造を示している。
び作用は、上述の通りであるが、この様なトロイダル型
無段変速機を、出力の大きなエンジンを持った自動車用
変速機として利用する場合には、伝達可能な動力を確保
すべく、上記入力側ディスク2及び出力側ディスク4を
2個ずつ設け、これら2個ずつの入力側ディスク2及び
出力側ディスク4を、動力の伝達方向に対し互いに並列
に配置する事が、例えば特開平4−69439号公報等
に記載されている様に、従来から知られている。図5
は、この公報に記載された構造を示している。
【0009】この従来構造に於いては、ハウジング14
の内側に入力側回転軸15を、回転のみ自在に支持して
いる。この入力側回転軸15は、クラッチの出力側回転
軸等に結合される前半部15aと、この前半部15aに
対し若干の回転を自在とされた後半部15bとから成
る。このうち、請求項に記載した入力側回転軸に相当す
る後半部15bの軸方向(図5の左右方向)両端部近傍
に1対の入力側ディスク2、2を、それぞれの入力側凹
面2a、2a同士を互いに対向させた状態で、ボールス
プライン16、16を介して支持している。又、上記各
入力側ディスク2、2の背面(前記入力側凹面2a、2
aと軸方向反対側の面)中央部には、それぞれ凹部2
0、20を形成している。
の内側に入力側回転軸15を、回転のみ自在に支持して
いる。この入力側回転軸15は、クラッチの出力側回転
軸等に結合される前半部15aと、この前半部15aに
対し若干の回転を自在とされた後半部15bとから成
る。このうち、請求項に記載した入力側回転軸に相当す
る後半部15bの軸方向(図5の左右方向)両端部近傍
に1対の入力側ディスク2、2を、それぞれの入力側凹
面2a、2a同士を互いに対向させた状態で、ボールス
プライン16、16を介して支持している。又、上記各
入力側ディスク2、2の背面(前記入力側凹面2a、2
aと軸方向反対側の面)中央部には、それぞれ凹部2
0、20を形成している。
【0010】そして、これら各凹部20、20のうち、
後端側(図5の右側)の凹部20の奥面とローディング
ナット28との間には、座板29と皿ばね30、30と
を、互いに直列に設けている。又、前端側(図5の左
側)の凹部20の奥面と、後述するカム板9の片面(図
5の右側面)内周寄り部分との間には、スラストニード
ル軸受31と皿ばね30、30とを、互いに直列に設け
ている。このスラストニードル軸受31は、カム板9と
前端側の入力側ディスク2との相対回転を補償する。
又、上記各皿ばね30、30によって上記各入力側ディ
スク2、2に、次述する出力側ディスク4、4に向かう
予圧を付与している。
後端側(図5の右側)の凹部20の奥面とローディング
ナット28との間には、座板29と皿ばね30、30と
を、互いに直列に設けている。又、前端側(図5の左
側)の凹部20の奥面と、後述するカム板9の片面(図
5の右側面)内周寄り部分との間には、スラストニード
ル軸受31と皿ばね30、30とを、互いに直列に設け
ている。このスラストニードル軸受31は、カム板9と
前端側の入力側ディスク2との相対回転を補償する。
又、上記各皿ばね30、30によって上記各入力側ディ
スク2、2に、次述する出力側ディスク4、4に向かう
予圧を付与している。
【0011】前記後半部15bの中間部周囲には1対の
出力側ディスク4、4を、それぞれの出力側凹面4a、
4aと前記各入力側凹面2a、2aとを対向させた状態
で、この入力側回転軸15に対する回転を自在に支持し
ている。又、複数のトラニオン5、5に変位軸6(図3
〜4)を介して回転自在に支持された複数のパワーロー
ラ7、7が、前記各入力側、出力側両凹面2a、4a同
士の間に挟持されている。各パワーローラ7、7は、各
入力側ディスク2、2と出力側ディスク4、4との間の
変速比を一致させるべく、同期して傾斜する。
出力側ディスク4、4を、それぞれの出力側凹面4a、
4aと前記各入力側凹面2a、2aとを対向させた状態
で、この入力側回転軸15に対する回転を自在に支持し
ている。又、複数のトラニオン5、5に変位軸6(図3
〜4)を介して回転自在に支持された複数のパワーロー
ラ7、7が、前記各入力側、出力側両凹面2a、4a同
士の間に挟持されている。各パワーローラ7、7は、各
入力側ディスク2、2と出力側ディスク4、4との間の
変速比を一致させるべく、同期して傾斜する。
【0012】又、上記ハウジング14の内側で上記前半
部15aと反対側部分には出力側回転軸17を、上記入
力側回転軸15の後半部15bと同心に、且つこの後半
部15bとは独立して回転自在に支持している。そし
て、この出力側回転軸17と前記1対の出力側ディスク
4、4との間に、次述する様な回転伝達手段を設け、両
出力側ディスク4、4の回転を前記出力側回転軸17に
伝達自在としている。
部15aと反対側部分には出力側回転軸17を、上記入
力側回転軸15の後半部15bと同心に、且つこの後半
部15bとは独立して回転自在に支持している。そし
て、この出力側回転軸17と前記1対の出力側ディスク
4、4との間に、次述する様な回転伝達手段を設け、両
出力側ディスク4、4の回転を前記出力側回転軸17に
伝達自在としている。
【0013】上記ハウジング14の内側で、上記1対の
出力側ディスク4、4の間部分には、隔壁18を設けて
いる。そして、この隔壁18に設けた通孔19の内側部
分に円管状のスリーブ21を、1対の転がり軸受27、
27により支持している。前記1対の出力側ディスク
4、4は、このスリーブ21の両端部にスプライン係合
している。即ち、上記スリーブ21の両端部外周面に形
成した雄スプライン溝と、上記各出力側ディスク4、4
の内周面に形成した雌スプライン溝とを互いに噛合させ
ている。又、このスリーブ21の中間部で前記隔壁18
の内側部分には、第一の歯車22を固設している。更
に、上記各出力側ディスク4、4の一部で上記スリーブ
21から突出した部分の内周面と前記入力側回転軸15
の外周面との間には、それぞれころ軸受32、32を設
けている。これら各ころ軸受32、32は、これら各出
力側ディスク4、4と入力側回転軸15との相対回転並
びに軸方向に亙る相対変位を許容する。
出力側ディスク4、4の間部分には、隔壁18を設けて
いる。そして、この隔壁18に設けた通孔19の内側部
分に円管状のスリーブ21を、1対の転がり軸受27、
27により支持している。前記1対の出力側ディスク
4、4は、このスリーブ21の両端部にスプライン係合
している。即ち、上記スリーブ21の両端部外周面に形
成した雄スプライン溝と、上記各出力側ディスク4、4
の内周面に形成した雌スプライン溝とを互いに噛合させ
ている。又、このスリーブ21の中間部で前記隔壁18
の内側部分には、第一の歯車22を固設している。更
に、上記各出力側ディスク4、4の一部で上記スリーブ
21から突出した部分の内周面と前記入力側回転軸15
の外周面との間には、それぞれころ軸受32、32を設
けている。これら各ころ軸受32、32は、これら各出
力側ディスク4、4と入力側回転軸15との相対回転並
びに軸方向に亙る相対変位を許容する。
【0014】一方、前記ハウジング14の内側には、前
記入力側回転軸15及び出力側回転軸17と平行に伝達
軸23を、回転自在に支持している。そして、この伝達
軸23の一端(図5の左端)に固定した第二の歯車24
と前記第一の歯車22とを直接噛合させ、この伝達軸2
3の他端(図5の右端)に固定した第三の歯車25と、
上記出力側回転軸17の端部に固定した第四の歯車26
とを、図示しないアイドル歯車を介して噛合させてい
る。この様な回転伝達手段により、上記出力側回転軸1
7が、上記1対の出力側ディスク4、4の回転に伴っ
て、これら出力側ディスク4、4と逆方向に回転する。
記入力側回転軸15及び出力側回転軸17と平行に伝達
軸23を、回転自在に支持している。そして、この伝達
軸23の一端(図5の左端)に固定した第二の歯車24
と前記第一の歯車22とを直接噛合させ、この伝達軸2
3の他端(図5の右端)に固定した第三の歯車25と、
上記出力側回転軸17の端部に固定した第四の歯車26
とを、図示しないアイドル歯車を介して噛合させてい
る。この様な回転伝達手段により、上記出力側回転軸1
7が、上記1対の出力側ディスク4、4の回転に伴っ
て、これら出力側ディスク4、4と逆方向に回転する。
【0015】更に、前記前半部15aと一方(図5の左
方)の入力側ディスク2との間には、ローディングカム
式の押圧装置8を設けている。そして、この押圧装置8
により、請求項に記載した入力側回転軸以外の部材であ
る前半部15aの回転に伴って上記一方の入力側ディス
ク2を、回転させつつこの一方の入力側ディスク2が対
向する出力側ディスク4に向け軸方向に押圧自在として
いる。この為に、上記前半部15aの後端部外周面に形
成した係合部33aと上記押圧装置8を構成するカム板
9の背面に形成した係合部33bとを凹凸係合させてい
る。又、このカム板9と、前記後半部15bの前端部外
周面に形成した鍔部35との間には、スラスト玉軸受3
4を設けている。このスラスト玉軸受34は、上記押圧
装置8の作動時に、上記カム板9に作用するスラスト荷
重を支承しつつ、このカム板9と上記後半部15bとの
回転方向に亙る相対変位を許容する。
方)の入力側ディスク2との間には、ローディングカム
式の押圧装置8を設けている。そして、この押圧装置8
により、請求項に記載した入力側回転軸以外の部材であ
る前半部15aの回転に伴って上記一方の入力側ディス
ク2を、回転させつつこの一方の入力側ディスク2が対
向する出力側ディスク4に向け軸方向に押圧自在として
いる。この為に、上記前半部15aの後端部外周面に形
成した係合部33aと上記押圧装置8を構成するカム板
9の背面に形成した係合部33bとを凹凸係合させてい
る。又、このカム板9と、前記後半部15bの前端部外
周面に形成した鍔部35との間には、スラスト玉軸受3
4を設けている。このスラスト玉軸受34は、上記押圧
装置8の作動時に、上記カム板9に作用するスラスト荷
重を支承しつつ、このカム板9と上記後半部15bとの
回転方向に亙る相対変位を許容する。
【0016】上述の様に構成される、図5に示したトロ
イダル型無段変速機の運転時には、入力側回転軸15の
回転に伴って1対の入力側ディスク2、2が同時に回転
し、この回転が1対の出力側ディスク4、4に同時に、
且つ、同一の変速比で伝達され、上述した回転伝達手段
により上記出力側回転軸17に伝達されて取り出され
る。この際、回転力の伝達が、互いに並列な2系統に分
けて行なわれるので、大きな動力(トルク)を伝達自在
となる。又、運転時には上記押圧装置8の働きにより、
上記1対の入力側ディスク2、2同士の間隔が狭められ
る傾向となる。この結果、これら各入力側ディスク2、
2の入力側凹面2a、2a及び上記各出力側ディスク
4、4の出力側凹面4a、4aと、前記各パワーローラ
7、7の周面7a、7aとが強く当接し、動力の伝達が
効率的に行なわれる。
イダル型無段変速機の運転時には、入力側回転軸15の
回転に伴って1対の入力側ディスク2、2が同時に回転
し、この回転が1対の出力側ディスク4、4に同時に、
且つ、同一の変速比で伝達され、上述した回転伝達手段
により上記出力側回転軸17に伝達されて取り出され
る。この際、回転力の伝達が、互いに並列な2系統に分
けて行なわれるので、大きな動力(トルク)を伝達自在
となる。又、運転時には上記押圧装置8の働きにより、
上記1対の入力側ディスク2、2同士の間隔が狭められ
る傾向となる。この結果、これら各入力側ディスク2、
2の入力側凹面2a、2a及び上記各出力側ディスク
4、4の出力側凹面4a、4aと、前記各パワーローラ
7、7の周面7a、7aとが強く当接し、動力の伝達が
効率的に行なわれる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成され作
用する従来のトロイダル型無段変速機の場合、出力側デ
ィスク4、4よりも伝達方向後側部分での伝達ロスが大
きく、伝達効率を向上させる為には改良が望まれてい
る。即ち、図5に示した従来構造の場合には、1対の出
力側ディスク4、4の回転を出力側回転軸17に取り出
すのに、第一の歯車22、第二の歯車24、伝達軸2
3、第三の歯車25、図示しないアイドル歯車、第四の
歯車26を介して行なっている。
用する従来のトロイダル型無段変速機の場合、出力側デ
ィスク4、4よりも伝達方向後側部分での伝達ロスが大
きく、伝達効率を向上させる為には改良が望まれてい
る。即ち、図5に示した従来構造の場合には、1対の出
力側ディスク4、4の回転を出力側回転軸17に取り出
すのに、第一の歯車22、第二の歯車24、伝達軸2
3、第三の歯車25、図示しないアイドル歯車、第四の
歯車26を介して行なっている。
【0018】周知の様に、歯車同士の噛合部では摩擦等
に基づいて伝達ロスが発生する事が避けられない。図5
に示した従来構造の場合には、上記出力側ディスク4、
4と出力側回転軸17との間に5個の歯車を設けてお
り、噛合部が3個所存在する為、伝達ロスが大きくな
る。又、上記伝達軸23を支承している転がり軸受部分
でも摩擦等に基づく伝達ロスが発生して、トロイダル型
無段変速機の効率を低下させてしまう。本発明のトロイ
ダル型無段変速機は、この様な事情に鑑みて、伝達ロス
を低減させて効率を向上させるべく発明したものであ
る。
に基づいて伝達ロスが発生する事が避けられない。図5
に示した従来構造の場合には、上記出力側ディスク4、
4と出力側回転軸17との間に5個の歯車を設けてお
り、噛合部が3個所存在する為、伝達ロスが大きくな
る。又、上記伝達軸23を支承している転がり軸受部分
でも摩擦等に基づく伝達ロスが発生して、トロイダル型
無段変速機の効率を低下させてしまう。本発明のトロイ
ダル型無段変速機は、この様な事情に鑑みて、伝達ロス
を低減させて効率を向上させるべく発明したものであ
る。
【0019】
【課題を解決する為の手段】本発明のトロイダル型無段
変速機は、ハウジングと、このハウジング内に支持され
た入力側回転軸と、この入力側回転軸の入力方向前側に
互いに直列に、且つそれぞれ上記入力側回転軸と同心に
配置された発進装置及び回転方向切換装置と、それぞれ
の軸方向片面を断面が円弧形の入力側凹面とし、この入
力側凹面同士を互いに対向させた状態で上記入力側回転
軸の軸方向両端部に、この入力側回転軸と共に回転自在
な状態で支持された、1対の入力側ディスクと、上記入
力側回転軸の中間部周囲に、この入力側回転軸に対する
回転並びに軸方向に亙る変位を自在として支持された円
筒状のスリーブと、それぞれの軸方向片面を断面が円弧
形の出力側凹面とし、各出力側凹面と上記各入力側凹面
とを対向させた状態で上記スリーブの軸方向両端部に、
このスリーブと共に回転自在に支持された1対の出力側
ディスクと、上記入力側回転軸に対し捩れの位置にある
枢軸を中心として揺動する複数のトラニオンと、周面を
回転円弧面状の凸面とし、各トラニオンに支持された変
位軸に回転自在に支持されて、上記各入力側、出力側両
凹面同士の間に挟持された複数のパワーローラと、上記
入力側回転軸以外の部材の回転に伴って前記1対の入力
側ディスクのうちの一方の入力側ディスクを、この一方
の入力側ディスクが対向する出力側ディスクに向け軸方
向に押圧するローディングカム式の押圧装置と、その後
端部を上記ハウジング外に突出させた出力側回転軸とを
備える。そして、この出力側回転軸の前端部に固定した
従動側歯車と上記スリーブの中間部外周面に固定した駆
動側歯車とを直接噛合させている。
変速機は、ハウジングと、このハウジング内に支持され
た入力側回転軸と、この入力側回転軸の入力方向前側に
互いに直列に、且つそれぞれ上記入力側回転軸と同心に
配置された発進装置及び回転方向切換装置と、それぞれ
の軸方向片面を断面が円弧形の入力側凹面とし、この入
力側凹面同士を互いに対向させた状態で上記入力側回転
軸の軸方向両端部に、この入力側回転軸と共に回転自在
な状態で支持された、1対の入力側ディスクと、上記入
力側回転軸の中間部周囲に、この入力側回転軸に対する
回転並びに軸方向に亙る変位を自在として支持された円
筒状のスリーブと、それぞれの軸方向片面を断面が円弧
形の出力側凹面とし、各出力側凹面と上記各入力側凹面
とを対向させた状態で上記スリーブの軸方向両端部に、
このスリーブと共に回転自在に支持された1対の出力側
ディスクと、上記入力側回転軸に対し捩れの位置にある
枢軸を中心として揺動する複数のトラニオンと、周面を
回転円弧面状の凸面とし、各トラニオンに支持された変
位軸に回転自在に支持されて、上記各入力側、出力側両
凹面同士の間に挟持された複数のパワーローラと、上記
入力側回転軸以外の部材の回転に伴って前記1対の入力
側ディスクのうちの一方の入力側ディスクを、この一方
の入力側ディスクが対向する出力側ディスクに向け軸方
向に押圧するローディングカム式の押圧装置と、その後
端部を上記ハウジング外に突出させた出力側回転軸とを
備える。そして、この出力側回転軸の前端部に固定した
従動側歯車と上記スリーブの中間部外周面に固定した駆
動側歯車とを直接噛合させている。
【0020】
【作用】上述の様に構成される本発明のトロイダル型無
段変速機が、入力側回転軸と共に回転する1対の入力側
ディスクと、それぞれがスリーブの両端部に支持された
1対の出力側ディスクとの間で動力の伝達を行なう際の
作用、並びにこれら入力側ディスクと出力側ディスクと
の間で回転速度比を変える際の作用は、前述した従来の
トロイダル型無段変速機の場合と同様である。
段変速機が、入力側回転軸と共に回転する1対の入力側
ディスクと、それぞれがスリーブの両端部に支持された
1対の出力側ディスクとの間で動力の伝達を行なう際の
作用、並びにこれら入力側ディスクと出力側ディスクと
の間で回転速度比を変える際の作用は、前述した従来の
トロイダル型無段変速機の場合と同様である。
【0021】特に、本発明のトロイダル型無段変速機の
場合には、出力側ディスクと出力側回転軸との間に2個
の歯車のみが存在し、噛合部が1個所しか存在しない
為、出力側ディスクと出力側回転軸との間での動力の伝
達ロスが少なくなる。又、発進装置及び回転方向切換装
置がそれぞれ上記入力側回転軸と同心に配置されている
ので、これら発進装置及び回転方向切換装置を設ける事
による動力の伝達ロスも少なくて済む。この結果、トロ
イダル型無段変速機の伝達効率を十分に高くできる。
場合には、出力側ディスクと出力側回転軸との間に2個
の歯車のみが存在し、噛合部が1個所しか存在しない
為、出力側ディスクと出力側回転軸との間での動力の伝
達ロスが少なくなる。又、発進装置及び回転方向切換装
置がそれぞれ上記入力側回転軸と同心に配置されている
ので、これら発進装置及び回転方向切換装置を設ける事
による動力の伝達ロスも少なくて済む。この結果、トロ
イダル型無段変速機の伝達効率を十分に高くできる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の第一実施例を示している。
尚、本発明の特徴は、トロイダル型無段変速機全体とし
ての伝達効率を向上させるべく、構成各部材の配置を工
夫した点にある。構成各部材の形状等の細部に就いて
は、例えば図3〜5に示した様な、従来から知られたト
ロイダル型無段変速機の場合と同様である。従って、同
様部分に関しては重複する説明を省略若しくは簡略に
し、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。又、簡
略化の為、図1にはトラニオン5及びパワーローラ7
(図3〜5参照)を省略している。
尚、本発明の特徴は、トロイダル型無段変速機全体とし
ての伝達効率を向上させるべく、構成各部材の配置を工
夫した点にある。構成各部材の形状等の細部に就いて
は、例えば図3〜5に示した様な、従来から知られたト
ロイダル型無段変速機の場合と同様である。従って、同
様部分に関しては重複する説明を省略若しくは簡略に
し、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。又、簡
略化の為、図1にはトラニオン5及びパワーローラ7
(図3〜5参照)を省略している。
【0023】図1に示した第一実施例は、本発明のトロ
イダル型無段変速機を、FR車(前置エンジン後輪駆動
車)用の変速機として構成したものである。ハウジング
14はアルミニウム合金等の金属材料を鋳造する事によ
り造られ、自動車の床下等に支持される。このハウジン
グ14内には入力側回転軸15を、図示しない転がり軸
受を介して、回転及び軸方向(図1の左右方向)に亙る
若干の変位自在に支持している。
イダル型無段変速機を、FR車(前置エンジン後輪駆動
車)用の変速機として構成したものである。ハウジング
14はアルミニウム合金等の金属材料を鋳造する事によ
り造られ、自動車の床下等に支持される。このハウジン
グ14内には入力側回転軸15を、図示しない転がり軸
受を介して、回転及び軸方向(図1の左右方向)に亙る
若干の変位自在に支持している。
【0024】この入力側回転軸15の入力方向前側(図
1の左側)には、発進装置であるトルクコンバータ36
と、回転方向切換装置である遊星歯車装置37とを、互
いに直列に、且つそれぞれ上記入力側回転軸15と同心
に配置している。このうちのトルクコンバータ36は、
自動車の発進時に上記入力側回転軸15に伝達するトル
クを大きくし、発進が円滑に行なわれる様にする為のも
ので、従来から自動変速機に組み込まれている、周知構
造のものを使用する。尚、このトルクコンバータ36
は、上記ハウジング14の前側に結合された前ケース3
8内に設置されている。尚、発進装置としては、トルク
コンバータ36の他、湿式クラッチ、電磁クラッチ等
も、使用可能である。
1の左側)には、発進装置であるトルクコンバータ36
と、回転方向切換装置である遊星歯車装置37とを、互
いに直列に、且つそれぞれ上記入力側回転軸15と同心
に配置している。このうちのトルクコンバータ36は、
自動車の発進時に上記入力側回転軸15に伝達するトル
クを大きくし、発進が円滑に行なわれる様にする為のも
ので、従来から自動変速機に組み込まれている、周知構
造のものを使用する。尚、このトルクコンバータ36
は、上記ハウジング14の前側に結合された前ケース3
8内に設置されている。尚、発進装置としては、トルク
コンバータ36の他、湿式クラッチ、電磁クラッチ等
も、使用可能である。
【0025】又、上記遊星歯車装置37は、上記トルク
コンバータ36から上記入力側回転軸15に伝達する回
転力の方向を切り換える回転方向切換装置としての機能
と、自動車の停止時に上記トルクコンバータ36から送
り出される回転駆動力が上記入力側回転軸15に伝達さ
れない様にするクラッチ装置としての機能を有する。こ
の様な遊星歯車装置37の詳しい構造及び作用に就いて
も、従来から周知であるので、詳しい説明は省略する。
コンバータ36から上記入力側回転軸15に伝達する回
転力の方向を切り換える回転方向切換装置としての機能
と、自動車の停止時に上記トルクコンバータ36から送
り出される回転駆動力が上記入力側回転軸15に伝達さ
れない様にするクラッチ装置としての機能を有する。こ
の様な遊星歯車装置37の詳しい構造及び作用に就いて
も、従来から周知であるので、詳しい説明は省略する。
【0026】上記遊星歯車装置37と上記入力側回転軸
15の入力方向前端部(図1の左端部)との間には押圧
装置8を設け、この入力側回転軸15の両端部には1対
の入力側ディスク2、2を、それぞれ軸方向に亙る若干
の変位のみ自在に支持している。トロイダル型無段変速
機の運転時には、請求項に記載した入力側回転軸以外の
部材に対応する、上記遊星歯車装置37の出力部により
駆動される上記押圧装置8が、前端側の入力側ディスク
2を軸方向後方(図1の右方)に押圧しつつ回転させ
る。この前端側の入力側ディスク2の回転が、上記入力
側回転軸15により、軸方向後端部(図1の右端部)の
入力側ディスク2に伝達されて、両入力側ディスク2、
2を同方向に同速で回転させる。又、上記入力側回転軸
15の中間部周囲には円筒状のスリーブ21を、図示し
ないニードル軸受により、この入力側回転軸15に対す
る回転並びに軸方向に亙る変位自在に支持している。そ
して、このスリーブ21の軸方向両端部に1対の出力側
ディスク4、4を、このスリーブ21と共に回転自在に
支持している。
15の入力方向前端部(図1の左端部)との間には押圧
装置8を設け、この入力側回転軸15の両端部には1対
の入力側ディスク2、2を、それぞれ軸方向に亙る若干
の変位のみ自在に支持している。トロイダル型無段変速
機の運転時には、請求項に記載した入力側回転軸以外の
部材に対応する、上記遊星歯車装置37の出力部により
駆動される上記押圧装置8が、前端側の入力側ディスク
2を軸方向後方(図1の右方)に押圧しつつ回転させ
る。この前端側の入力側ディスク2の回転が、上記入力
側回転軸15により、軸方向後端部(図1の右端部)の
入力側ディスク2に伝達されて、両入力側ディスク2、
2を同方向に同速で回転させる。又、上記入力側回転軸
15の中間部周囲には円筒状のスリーブ21を、図示し
ないニードル軸受により、この入力側回転軸15に対す
る回転並びに軸方向に亙る変位自在に支持している。そ
して、このスリーブ21の軸方向両端部に1対の出力側
ディスク4、4を、このスリーブ21と共に回転自在に
支持している。
【0027】それぞれが1対ずつ設けられて上述の様に
配置された、入力側ディスク2、2の入力側凹面2a、
2aと出力側ディスク4、4の出力側凹面4a、4aと
の間には、それぞれ図示しないトラニオンとパワーロー
ラとを設けている。従って、上記1対の入力側ディスク
2、2の回転時には上記1対の出力側ディスク4、4を
支持したスリーブ21が回転する。
配置された、入力側ディスク2、2の入力側凹面2a、
2aと出力側ディスク4、4の出力側凹面4a、4aと
の間には、それぞれ図示しないトラニオンとパワーロー
ラとを設けている。従って、上記1対の入力側ディスク
2、2の回転時には上記1対の出力側ディスク4、4を
支持したスリーブ21が回転する。
【0028】前記ハウジング14の後半部(図1の右半
部)には出力側回転軸17の前半部(図の左半部)を、
図示しない転がり軸受により、回転のみ自在に支持して
いる。そして、この出力側回転軸17の後半部を、前記
ハウジング14外でこのハウジング14の後方(図1の
右方)に突出させている。そして、この出力側回転軸1
7の前端部に固定した従動側歯車39と上記スリーブ2
1の中間部外周面に固定した駆動側歯車40とを、アイ
ドル歯車、チェン等の他の伝達部材を介する事なく、直
接噛合させている。
部)には出力側回転軸17の前半部(図の左半部)を、
図示しない転がり軸受により、回転のみ自在に支持して
いる。そして、この出力側回転軸17の後半部を、前記
ハウジング14外でこのハウジング14の後方(図1の
右方)に突出させている。そして、この出力側回転軸1
7の前端部に固定した従動側歯車39と上記スリーブ2
1の中間部外周面に固定した駆動側歯車40とを、アイ
ドル歯車、チェン等の他の伝達部材を介する事なく、直
接噛合させている。
【0029】上述の様に構成される本発明のトロイダル
型無段変速機が、入力側回転軸15と共に回転する1対
の入力側ディスク2、2と、スリーブ21の両端部に支
持された出力側ディスク4、4との間で動力の伝達を行
なう際の作用、並びにこれら入力側ディスク2、2と出
力側ディスク4、4との間で回転速度比を変える際の作
用は、前述の図5に示した従来のトロイダル型無段変速
機の場合と同様である。
型無段変速機が、入力側回転軸15と共に回転する1対
の入力側ディスク2、2と、スリーブ21の両端部に支
持された出力側ディスク4、4との間で動力の伝達を行
なう際の作用、並びにこれら入力側ディスク2、2と出
力側ディスク4、4との間で回転速度比を変える際の作
用は、前述の図5に示した従来のトロイダル型無段変速
機の場合と同様である。
【0030】特に、本発明のトロイダル型無段変速機の
場合には、出力側ディスク4、4を支持したスリーブ2
1と出力側回転軸17との間に、2個の歯車39、40
のみが存在し、噛合部が1個所しか存在しない。この
為、出力側ディスク4、4と出力側回転軸17との間で
の動力の伝達ロスが少なくなる。本発明者の行なった実
験によると、図1に示した構造は、図5に示した構造に
比べて、変速機全体で、伝達効率が3%向上した。又、
歯車の数を減少させる事で、トロイダル型無段変速機の
小型軽量化及びコストの低減も図れる。
場合には、出力側ディスク4、4を支持したスリーブ2
1と出力側回転軸17との間に、2個の歯車39、40
のみが存在し、噛合部が1個所しか存在しない。この
為、出力側ディスク4、4と出力側回転軸17との間で
の動力の伝達ロスが少なくなる。本発明者の行なった実
験によると、図1に示した構造は、図5に示した構造に
比べて、変速機全体で、伝達効率が3%向上した。又、
歯車の数を減少させる事で、トロイダル型無段変速機の
小型軽量化及びコストの低減も図れる。
【0031】又、発進装置であるトルクコンバータ36
及び回転方向切換装置である遊星歯車装置37が、それ
ぞれ上記入力側回転軸15と同心に配置されているの
で、これらトルクコンバータ36及び遊星歯車装置37
を設ける事による動力の伝達ロスも少なくて済む。即
ち、トルクコンバータ36の出力部と遊星歯車装置37
の入力部とを直接結合でき、遊星歯車装置37の出力部
と押圧装置8の入力部とを直接結合できる。従って、こ
れら各装置36、37、8同士の連結部での動力の伝達
ロスを殆どなくす事ができる。この結果、トロイダル型
無段変速機の伝達効率を十分に高くできる。
及び回転方向切換装置である遊星歯車装置37が、それ
ぞれ上記入力側回転軸15と同心に配置されているの
で、これらトルクコンバータ36及び遊星歯車装置37
を設ける事による動力の伝達ロスも少なくて済む。即
ち、トルクコンバータ36の出力部と遊星歯車装置37
の入力部とを直接結合でき、遊星歯車装置37の出力部
と押圧装置8の入力部とを直接結合できる。従って、こ
れら各装置36、37、8同士の連結部での動力の伝達
ロスを殆どなくす事ができる。この結果、トロイダル型
無段変速機の伝達効率を十分に高くできる。
【0032】次に、図2は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例は、本発明のトロイダル型無段変速機
を、FF車(前置エンジン前輪駆動車)のうちで、エン
ジンのクランクシャフトを車両の前後方向に亙って配置
する、所謂縦置きエンジン車用の変速機として構成した
ものである。この為に本実施例の場合には、出力側回転
軸17の片半部(動力の伝達方向前半部で、図2の右半
部)をハウジング14内に回転のみ自在に支持し、他半
部(動力の伝達方向後半部で、図2の左半部)を、上記
ハウジング14から前方(図1の左方)に突出させてい
る。その他の構成及び作用は、前述した第一実施例と同
様である。
いる。本実施例は、本発明のトロイダル型無段変速機
を、FF車(前置エンジン前輪駆動車)のうちで、エン
ジンのクランクシャフトを車両の前後方向に亙って配置
する、所謂縦置きエンジン車用の変速機として構成した
ものである。この為に本実施例の場合には、出力側回転
軸17の片半部(動力の伝達方向前半部で、図2の右半
部)をハウジング14内に回転のみ自在に支持し、他半
部(動力の伝達方向後半部で、図2の左半部)を、上記
ハウジング14から前方(図1の左方)に突出させてい
る。その他の構成及び作用は、前述した第一実施例と同
様である。
【0033】
【発明の効果】本発明のトロイダル型無段変速機は以上
に述べた通り構成され作用する為、内部での動力の伝達
ロスを少なく抑えて、効率の良いトロイダル型無段変速
機を提供できる。この結果、トロイダル型無段変速機を
組み込んだ自動車の動力性能及び燃費性能を向上させる
事ができる。
に述べた通り構成され作用する為、内部での動力の伝達
ロスを少なく抑えて、効率の良いトロイダル型無段変速
機を提供できる。この結果、トロイダル型無段変速機を
組み込んだ自動車の動力性能及び燃費性能を向上させる
事ができる。
【図1】本発明の第一実施例を示す要部略断面図。
【図2】本発明の第二実施例を示す要部略断面図。
【図3】トロイダル型無段変速機の基本構造を、最大減
速時の状態で示す側面図。
速時の状態で示す側面図。
【図4】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図5】従来から知られているトロイダル型無段変速機
の具体的構造の1例を示す断面図。
の具体的構造の1例を示す断面図。
1 入力軸 2 入力側ディスク 2a 入力側凹面 3 出力軸 4 出力側ディスク 4a 出力側凹面 5 トラニオン 6 変位軸 7 パワーローラ 7a 周面 8 押圧装置 9 カム板 10 保持器 11 ローラ 12 第一のカム面 13 第二のカム面 14 ハウジング 15 入力側回転軸 15a 前半部 15b 後半部 16 ボールスプライン 17 出力側回転軸 18 隔壁 19 通孔 20 凹部 21 スリーブ 22 第一の歯車 23 伝達軸 24 第二の歯車 25 第三の歯車 26 第四の歯車 27 転がり軸受 28 ローディングナット 29 座板 30 皿ばね 31 スラストニードル軸受 32 ころ軸受 33a、33b 係合部 34 スラスト玉軸受 35 鍔部 36 トルクコンバータ 37 遊星歯車装置 38 前ケース 39 従動側歯車 40 駆動側歯車
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングと、このハウジング内に支持
された入力側回転軸と、この入力側回転軸の入力方向前
側に互いに直列に、且つそれぞれ上記入力側回転軸と同
心に配置された発進装置及び回転方向切換装置と、それ
ぞれの軸方向片面を断面が円弧形の入力側凹面とし、こ
の入力側凹面同士を互いに対向させた状態で上記入力側
回転軸の軸方向両端部に、この入力側回転軸と共に回転
自在な状態で支持された、1対の入力側ディスクと、上
記入力側回転軸の中間部周囲に、この入力側回転軸に対
する回転並びに軸方向に亙る変位を自在として支持され
た円筒状のスリーブと、それぞれの軸方向片面を断面が
円弧形の出力側凹面とし、各出力側凹面と上記各入力側
凹面とを対向させた状態で上記スリーブの軸方向両端部
に、このスリーブと共に回転自在に支持された1対の出
力側ディスクと、上記入力側回転軸に対し捩れの位置に
ある枢軸を中心として揺動する複数のトラニオンと、周
面を回転円弧面状の凸面とし、各トラニオンに支持され
た変位軸に回転自在に支持されて、上記各入力側、出力
側両凹面同士の間に挟持された複数のパワーローラと、
上記入力側回転軸以外の部材の回転に伴って前記1対の
入力側ディスクのうちの一方の入力側ディスクを、この
一方の入力側ディスクが対向する出力側ディスクに向け
軸方向に押圧するローディングカム式の押圧装置と、そ
の後端部を上記ハウジング外に突出させた出力側回転軸
とを備え、この出力側回転軸の前端部に固定した従動側
歯車と上記スリーブの中間部外周面に固定した駆動側歯
車とを直接噛合させたトロイダル型無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP516195A JPH08193646A (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | トロイダル型無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP516195A JPH08193646A (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | トロイダル型無段変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08193646A true JPH08193646A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11603532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP516195A Pending JPH08193646A (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | トロイダル型無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08193646A (ja) |
-
1995
- 1995-01-17 JP JP516195A patent/JPH08193646A/ja active Pending
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