JPH081937A - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
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- JPH081937A JPH081937A JP6139001A JP13900194A JPH081937A JP H081937 A JPH081937 A JP H081937A JP 6139001 A JP6139001 A JP 6139001A JP 13900194 A JP13900194 A JP 13900194A JP H081937 A JPH081937 A JP H081937A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- pressure chamber
- conductive ink
- bubbles
- electrodes
- Prior art date
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧力室内のインクの淀みを軽減し、また電流
通過部に残留する電気分解気泡を取り除くことができる
インクジェットヘッドを提供することを目的とする。 【構成】 圧力室27に配設された電極24a,24b
に電圧を印加し、導電性インクに通電してバブルを発生
させることにより印字を行うインクジェットヘッドにお
いて、インク流路29a,29bを圧力室27内の電流
通過部28を中心として対向して形成した。 【効果】 インクの淀みを大幅に減少させ、また電流通
過部のインクを拡散させ、局所的な温度上昇と電気分解
気泡の残留を防ぎ、高速駆動時の沸騰を安定化させ、導
電性インク滴の吐出方向、吐出速度および大きさの安定
したインクジェットヘッドを実現できる。
通過部に残留する電気分解気泡を取り除くことができる
インクジェットヘッドを提供することを目的とする。 【構成】 圧力室27に配設された電極24a,24b
に電圧を印加し、導電性インクに通電してバブルを発生
させることにより印字を行うインクジェットヘッドにお
いて、インク流路29a,29bを圧力室27内の電流
通過部28を中心として対向して形成した。 【効果】 インクの淀みを大幅に減少させ、また電流通
過部のインクを拡散させ、局所的な温度上昇と電気分解
気泡の残留を防ぎ、高速駆動時の沸騰を安定化させ、導
電性インク滴の吐出方向、吐出速度および大きさの安定
したインクジェットヘッドを実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに用いられるインクジェットヘッドに関するものであ
る。
タに用いられるインクジェットヘッドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタに対する高速化、静音
化、カラー化の要求が益々高まっており、インクジェッ
トプリンタが非常に注目されている。インクジェットプ
リンタには大別して連続式とオンデマンド方式があり、
オンデマンド方式の中にもピエゾ素子で駆動するカイザ
ー方式や、熱によってバブルを発生させ、その体積変化
でインクを飛翔させるバブルジェット方式がある。
化、カラー化の要求が益々高まっており、インクジェッ
トプリンタが非常に注目されている。インクジェットプ
リンタには大別して連続式とオンデマンド方式があり、
オンデマンド方式の中にもピエゾ素子で駆動するカイザ
ー方式や、熱によってバブルを発生させ、その体積変化
でインクを飛翔させるバブルジェット方式がある。
【0003】このバブルジェット方式の中でバブルを発
生させる方式としてヒータ加熱方式と、導電性インクに
電流を流して発熱させる通電方式があり、本発明はこの
通電方式のインクジェットヘッドに関するものである。
通電方式のインクジェットヘッドは米国特許第3,17
9,042号にその概念が示されているが周波数応答
性、飛翔の安定性等で改良の余地がある。
生させる方式としてヒータ加熱方式と、導電性インクに
電流を流して発熱させる通電方式があり、本発明はこの
通電方式のインクジェットヘッドに関するものである。
通電方式のインクジェットヘッドは米国特許第3,17
9,042号にその概念が示されているが周波数応答
性、飛翔の安定性等で改良の余地がある。
【0004】以下に従来の通電式インクジェットプリン
タについて説明する。図8は従来のインクジェットヘッ
ドのノズルの縦断面図、図9、図10は図8のA−A断
面図である。図8において、1は基板、2は基板1上に
積層された断熱層で、導電性インクの自己発熱を基板1
に逃がさずに効率よくバブルを発生させるためのもので
ある。3はインクの吐出口となるノズル、4a,4bは
ノズル3に対応して断熱層2の上にパターン形成された
矩形の電極、5はノズル3を有するノズル板、6は各ノ
ズル間の干渉を防ぐ絶縁材からなる仕切り部材で、基板
1に積層された断熱層2とノズル板5と仕切り部材6か
ら圧力室7が構成されている。
タについて説明する。図8は従来のインクジェットヘッ
ドのノズルの縦断面図、図9、図10は図8のA−A断
面図である。図8において、1は基板、2は基板1上に
積層された断熱層で、導電性インクの自己発熱を基板1
に逃がさずに効率よくバブルを発生させるためのもので
ある。3はインクの吐出口となるノズル、4a,4bは
ノズル3に対応して断熱層2の上にパターン形成された
矩形の電極、5はノズル3を有するノズル板、6は各ノ
ズル間の干渉を防ぐ絶縁材からなる仕切り部材で、基板
1に積層された断熱層2とノズル板5と仕切り部材6か
ら圧力室7が構成されている。
【0005】図9において矢印Bは互いに対向する電極
4a,4b間の導電性インク内を通過する電気力線、9
は導電性インクの電流通過部、10は発生直後のバブル
を示している。8は圧力室7にインクを供給するインク
流路である。
4a,4b間の導電性インク内を通過する電気力線、9
は導電性インクの電流通過部、10は発生直後のバブル
を示している。8は圧力室7にインクを供給するインク
流路である。
【0006】図8において、20は導電性インク滴で、
電気力線Bに沿って流れる電流により圧力室7内の導電
性インクが自己発熱して蒸気バブルが発生することによ
る圧力室7内の圧力変化にともないノズル3から吐出さ
れる。40は導電性インク滴20が付着する記録紙で、
41は電極4a,4b間に交流電圧を印加する信号発生
装置である。
電気力線Bに沿って流れる電流により圧力室7内の導電
性インクが自己発熱して蒸気バブルが発生することによ
る圧力室7内の圧力変化にともないノズル3から吐出さ
れる。40は導電性インク滴20が付着する記録紙で、
41は電極4a,4b間に交流電圧を印加する信号発生
装置である。
【0007】以上のように構成されたインクジェットヘ
ッドについて、以下その動作を説明する。まず信号発生
装置41により電圧を電極4a,4bに加える。電圧は
電極4a,4bの損耗を防ぐために交流電圧とする。こ
の時電極4a,4bの表面には微小な電気分解気泡(図
示せず)が発生する。この電圧により所定の体積抵抗率
を有する導電性インク内に電気力線Bが発生し、この電
気力線Bに沿って電流が流れ、電流通過部9の導電性イ
ンクが自己発熱する。特に対向する電極4a,4bの中
心付近では電流密度が他の部分よりも高くなり、導電性
インクがI(電流)2 ×R(導電性インクの抵抗)で自
己発熱するため、周囲よりも高温になり、この付近で核
となる沸騰が起こり、バブル10が発生し、周囲の熱に
より成長していく。これにより圧力室7内の導電性イン
クの圧力が急激に高まり、ノズル3から導電性インク滴
20が飛び出し、飛翔して記録紙40に付着し、ドット
を形成する。
ッドについて、以下その動作を説明する。まず信号発生
装置41により電圧を電極4a,4bに加える。電圧は
電極4a,4bの損耗を防ぐために交流電圧とする。こ
の時電極4a,4bの表面には微小な電気分解気泡(図
示せず)が発生する。この電圧により所定の体積抵抗率
を有する導電性インク内に電気力線Bが発生し、この電
気力線Bに沿って電流が流れ、電流通過部9の導電性イ
ンクが自己発熱する。特に対向する電極4a,4bの中
心付近では電流密度が他の部分よりも高くなり、導電性
インクがI(電流)2 ×R(導電性インクの抵抗)で自
己発熱するため、周囲よりも高温になり、この付近で核
となる沸騰が起こり、バブル10が発生し、周囲の熱に
より成長していく。これにより圧力室7内の導電性イン
クの圧力が急激に高まり、ノズル3から導電性インク滴
20が飛び出し、飛翔して記録紙40に付着し、ドット
を形成する。
【0008】圧力室7内のバブル10は周囲に熱を奪わ
れ、急速に収縮し消滅する。バブル10の収縮につれ周
囲の電気分解気泡はバブル10に向かって引きよせら
れ、インクに溶けるまでに時間がかかる電気分解気泡群
となり中心付近に散在する。このドット形成にともない
消費された導電性インクは、インクタンク(図示せず)
からインク流路8を通り供給され、任意の連続的なドッ
ト形成を行うことができる。
れ、急速に収縮し消滅する。バブル10の収縮につれ周
囲の電気分解気泡はバブル10に向かって引きよせら
れ、インクに溶けるまでに時間がかかる電気分解気泡群
となり中心付近に散在する。このドット形成にともない
消費された導電性インクは、インクタンク(図示せず)
からインク流路8を通り供給され、任意の連続的なドッ
ト形成を行うことができる。
【0009】図10は従来の通電式インクジェットのバ
ブルが消滅した瞬間を表しており、イは流路から流れ込
むインクの流れを示している。この流路配置ではロの部
分はドット形成過程で入れ替わることが無く淀み部分と
なる。この部分の入れ替わらないインクは一旦沸騰し高
温になったことで変質し体積抵抗率等が変化しており、
異常沸騰の原因となっている。また高い周波数で連続に
吐出する場合には、この部分のインクの持つ熱が周囲に
拡散されず、インクの一部のみがかなり高温になるため
に、圧力室7内の温度が吐出ごとに一定とならず、バブ
ルの安定した成長の妨げとなる。
ブルが消滅した瞬間を表しており、イは流路から流れ込
むインクの流れを示している。この流路配置ではロの部
分はドット形成過程で入れ替わることが無く淀み部分と
なる。この部分の入れ替わらないインクは一旦沸騰し高
温になったことで変質し体積抵抗率等が変化しており、
異常沸騰の原因となっている。また高い周波数で連続に
吐出する場合には、この部分のインクの持つ熱が周囲に
拡散されず、インクの一部のみがかなり高温になるため
に、圧力室7内の温度が吐出ごとに一定とならず、バブ
ルの安定した成長の妨げとなる。
【0010】図11は他の従来のインクジェットヘッド
のノズルの断面図であって、イはバブル消滅時のインク
の流れを示している。この配置ではロの部分に淀みが発
生する。しかしながらこの部分は通電時に最も電流密度
が高くなる部分で、核沸騰の開始点およびバブル成長の
中心となる部分であるため、沸騰は大変ばらついたもの
となる。また連続吐出時には大変高温な部分が電極間に
存在するため、異常に早く核沸騰が始まるが、周囲雰囲
気が十分に熱を持たないためバブルは十分成長しないま
ま収縮する。またハは微小な電気分解気泡が急速なバブ
ルの収縮で電極の中心付近に集まった気泡群で、この気
泡群は小さな気泡に分散されれば速やかにインクに溶け
込むが、そのままではインクに対してきわめて溶解しに
くい。
のノズルの断面図であって、イはバブル消滅時のインク
の流れを示している。この配置ではロの部分に淀みが発
生する。しかしながらこの部分は通電時に最も電流密度
が高くなる部分で、核沸騰の開始点およびバブル成長の
中心となる部分であるため、沸騰は大変ばらついたもの
となる。また連続吐出時には大変高温な部分が電極間に
存在するため、異常に早く核沸騰が始まるが、周囲雰囲
気が十分に熱を持たないためバブルは十分成長しないま
ま収縮する。またハは微小な電気分解気泡が急速なバブ
ルの収縮で電極の中心付近に集まった気泡群で、この気
泡群は小さな気泡に分散されれば速やかにインクに溶け
込むが、そのままではインクに対してきわめて溶解しに
くい。
【0011】図11の構成では流入するインクがこの気
泡群ハを拡散できないため、気泡群ハは溶解せずに電極
間に残っている。この気泡群ハが核となる場合、周囲が
高温になる前に沸騰が始まり、前述の通りバブルは十分
成長できない。また気泡群ハの発生頻度や大きさ等もま
ちまちで、安定した沸騰の妨げとなる。
泡群ハを拡散できないため、気泡群ハは溶解せずに電極
間に残っている。この気泡群ハが核となる場合、周囲が
高温になる前に沸騰が始まり、前述の通りバブルは十分
成長できない。また気泡群ハの発生頻度や大きさ等もま
ちまちで、安定した沸騰の妨げとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、図10に示すように圧力室7内のインク
流路8に対向する部分にインクが淀む部分が発生する。
この部分のインクは一旦沸騰し高温になったことで変質
しているため、異常沸騰の原因となる。また高い周波数
で連続に吐出する場合には、この部分のインクの持つ熱
が周囲に拡散されず、局所的に高温となるために、バブ
ル成長のばらつきおよび導電性インク滴20の速度およ
び吐出方向のばらつきの原因となるという問題点を有し
ていた。
来の構成では、図10に示すように圧力室7内のインク
流路8に対向する部分にインクが淀む部分が発生する。
この部分のインクは一旦沸騰し高温になったことで変質
しているため、異常沸騰の原因となる。また高い周波数
で連続に吐出する場合には、この部分のインクの持つ熱
が周囲に拡散されず、局所的に高温となるために、バブ
ル成長のばらつきおよび導電性インク滴20の速度およ
び吐出方向のばらつきの原因となるという問題点を有し
ていた。
【0013】また図11では矢印イで示すようにインク
に回転動作が生じるため、インクの流入方向が対向する
電極4a,4bの中心に向かっていないインクジェット
ヘッドでは、通電時に核沸騰の開始点およびバブル成長
の中心となる電極4a,4b間の中心部分にインクの淀
みが発生し、連続吐出時にはこの部分のみ高温となり、
周囲雰囲気が十分に熱を持たないためバブルは十分成長
しないまま収縮する。さらに微小な電気分解気泡が中心
付近に集まった気泡群ハを拡散させることができないた
めに、この気泡群ハが沸騰の核となり、周囲が高温にな
る前に沸騰が始まり、バブルは十分成長できない。また
気泡群ハの発生頻度や大きさもまちまちで、安定した沸
騰の妨げとなる。このため導電性インク滴20の飛翔は
不安定になり、周波数応答性も低かった。
に回転動作が生じるため、インクの流入方向が対向する
電極4a,4bの中心に向かっていないインクジェット
ヘッドでは、通電時に核沸騰の開始点およびバブル成長
の中心となる電極4a,4b間の中心部分にインクの淀
みが発生し、連続吐出時にはこの部分のみ高温となり、
周囲雰囲気が十分に熱を持たないためバブルは十分成長
しないまま収縮する。さらに微小な電気分解気泡が中心
付近に集まった気泡群ハを拡散させることができないた
めに、この気泡群ハが沸騰の核となり、周囲が高温にな
る前に沸騰が始まり、バブルは十分成長できない。また
気泡群ハの発生頻度や大きさもまちまちで、安定した沸
騰の妨げとなる。このため導電性インク滴20の飛翔は
不安定になり、周波数応答性も低かった。
【0014】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、インク滴の吐出方向や大きさ、速度が安定し、周波
数応答性の高いインクジェットヘッドを提供することを
目的とする。
で、インク滴の吐出方向や大きさ、速度が安定し、周波
数応答性の高いインクジェットヘッドを提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインクジェットヘッドは、導電性インクが満
たされる圧力室と、圧力室にインクを供給するインク流
路と、圧力室に設けられたノズルと、圧力室内に設けら
れた互いに対向する電極を備え、この電極に電圧を印加
して電極間のインクを蒸発させて気泡を発生させること
によりインクをノズルより吐出させるインクジェットヘ
ッドにおいて、複数のインク流路を電極による電流通過
部を中心として対向させて形成したものである。
に本発明のインクジェットヘッドは、導電性インクが満
たされる圧力室と、圧力室にインクを供給するインク流
路と、圧力室に設けられたノズルと、圧力室内に設けら
れた互いに対向する電極を備え、この電極に電圧を印加
して電極間のインクを蒸発させて気泡を発生させること
によりインクをノズルより吐出させるインクジェットヘ
ッドにおいて、複数のインク流路を電極による電流通過
部を中心として対向させて形成したものである。
【0016】
【作用】この構成によって、圧力室内のインクの淀みを
減少させ、なおかつ電極間の残留インクや電気分解気泡
を取り除くことができるので、熱や電気分解気泡による
異常沸騰を起こさず、導電性インク滴の吐出方向、速度
および大きさが安定し、周波数応答性の高いものとな
る。
減少させ、なおかつ電極間の残留インクや電気分解気泡
を取り除くことができるので、熱や電気分解気泡による
異常沸騰を起こさず、導電性インク滴の吐出方向、速度
および大きさが安定し、周波数応答性の高いものとな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
インクジェットヘッドの縦断面図、図2は図1のA−A
断面図である。また図3は同インクジェットヘッドの分
解斜視図、図4は同インクジェットヘッドのインクカー
トリッジへの組み込み図、図5は同インクジェットヘッ
ドを組み込むインクカートリッジの一部切欠斜視図、図
6は同インクジェットヘッドを組み込んだインクカート
リッジを取り付けたインクジェットプリンタの分解斜視
図である。
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
インクジェットヘッドの縦断面図、図2は図1のA−A
断面図である。また図3は同インクジェットヘッドの分
解斜視図、図4は同インクジェットヘッドのインクカー
トリッジへの組み込み図、図5は同インクジェットヘッ
ドを組み込むインクカートリッジの一部切欠斜視図、図
6は同インクジェットヘッドを組み込んだインクカート
リッジを取り付けたインクジェットプリンタの分解斜視
図である。
【0018】図1において、21は基板、22は基板2
1上に積層された断熱層、23はインクの吐出口となる
ノズル、25はノズル23を有するノズル板、26は各
ノズル間の干渉を防ぐ絶縁材からなる仕切り部材で、基
板21に積層された断熱層22とノズル板25と仕切り
部材26から圧力室27が構成されている。図2におい
て24a,24bはノズル23に対応して基板21の上
にパターン形成された矩形の互いに対向する電極であ
る。本実施例では電極24aと電極24bの間隔は10
μm以下である。矢印Bは電極24a,24b間の導電
性インク内を通過する電気力線で、28は導電性インク
の電流通過部である。29a,29bは電流通過部28
を中心として対向して配置された複数のインク流路であ
る。40は導電性インク滴20が付着する記録紙で、4
1は電極24a,24b間に電圧を印加する信号発生装
置である。
1上に積層された断熱層、23はインクの吐出口となる
ノズル、25はノズル23を有するノズル板、26は各
ノズル間の干渉を防ぐ絶縁材からなる仕切り部材で、基
板21に積層された断熱層22とノズル板25と仕切り
部材26から圧力室27が構成されている。図2におい
て24a,24bはノズル23に対応して基板21の上
にパターン形成された矩形の互いに対向する電極であ
る。本実施例では電極24aと電極24bの間隔は10
μm以下である。矢印Bは電極24a,24b間の導電
性インク内を通過する電気力線で、28は導電性インク
の電流通過部である。29a,29bは電流通過部28
を中心として対向して配置された複数のインク流路であ
る。40は導電性インク滴20が付着する記録紙で、4
1は電極24a,24b間に電圧を印加する信号発生装
置である。
【0019】図3において、30a,30bは圧力室2
7に導電性インクを供給するための共通インク室で、基
板21に積層された断熱層22、仕切り部材26、ノズ
ル板25より形成されている。31a,31bは図4に
示すインクカートリッジ32より共通インク室30a,
30bへ導電性インクを供給するために、基板21に設
けられたインク供給孔である。図4において、100は
基板21,仕切り部材26,ノズル板25から成る本実
施例のインクジェットヘッドであって、インクカートリ
ッジ32の固定溝101に取り付けられる。
7に導電性インクを供給するための共通インク室で、基
板21に積層された断熱層22、仕切り部材26、ノズ
ル板25より形成されている。31a,31bは図4に
示すインクカートリッジ32より共通インク室30a,
30bへ導電性インクを供給するために、基板21に設
けられたインク供給孔である。図4において、100は
基板21,仕切り部材26,ノズル板25から成る本実
施例のインクジェットヘッドであって、インクカートリ
ッジ32の固定溝101に取り付けられる。
【0020】図5において、33はインクカートリッジ
32内に設けられたインクタンク、34はインクタンク
33内の導電性インクに含まれるゴミ、塵などを除去す
るインクフィルター、35は導電性インクを共通インク
室30a,30bに導くインク導入溝である。
32内に設けられたインクタンク、34はインクタンク
33内の導電性インクに含まれるゴミ、塵などを除去す
るインクフィルター、35は導電性インクを共通インク
室30a,30bに導くインク導入溝である。
【0021】図6において、36はインクカートリッジ
32をプリンタに入れるカートリッジ挿入口、37は挿
入されたインクカートリッジ32を固定するキャリッ
ジ、38はシリアルに往復するキャリッジ37を導くガ
イドシャフト、39は記録紙40を送るプラテンローラ
ーである。
32をプリンタに入れるカートリッジ挿入口、37は挿
入されたインクカートリッジ32を固定するキャリッ
ジ、38はシリアルに往復するキャリッジ37を導くガ
イドシャフト、39は記録紙40を送るプラテンローラ
ーである。
【0022】次に、以上のように構成されたインクジェ
ットヘッドについて、その動作を説明する。まず、図1
に示す信号発生装置41により電圧を電極24a,24
bに加える。電圧は電極24a,24bの損耗を防ぐた
め交流電圧としている。この電圧印加により電極24a
と電極24bとの間に電位差が生じると、所定の体積抵
抗率を有する導電性インク中で電気力線Bが発生し、こ
の電気力線Bに沿って電流が流れる。電気力線Bは電極
24a,24b間の電流通過部28で密となり電流が集
中するため、電極24a,24b間の電流通過部28に
電流密度が最も高くなる点が発生する。
ットヘッドについて、その動作を説明する。まず、図1
に示す信号発生装置41により電圧を電極24a,24
bに加える。電圧は電極24a,24bの損耗を防ぐた
め交流電圧としている。この電圧印加により電極24a
と電極24bとの間に電位差が生じると、所定の体積抵
抗率を有する導電性インク中で電気力線Bが発生し、こ
の電気力線Bに沿って電流が流れる。電気力線Bは電極
24a,24b間の電流通過部28で密となり電流が集
中するため、電極24a,24b間の電流通過部28に
電流密度が最も高くなる点が発生する。
【0023】導電性インクはI(電流)2 ×R(導電性
インクの抵抗)で自己発熱するため、この電流密度の高
い点で導電性インクは周囲より高温になり、ついには導
電性インク中の微小な気泡が発泡核となってバブル(図
示せず)が発生し、周辺の過熱した導電性インクからの
蒸発によって急速に膨張してゆく。これにより圧力室2
7内の導電性インクの圧力が急激に高まり、ノズル23
から導電性インク滴20が飛び出し、飛翔して記録紙4
0に付着し、ドットを形成する。膨張したバブルは電流
通過部28の電流を妨げるため、導電性インクの自己発
熱は妨げられ、一方導電性インクはバブルへの蒸発潜熱
や圧力室壁面への熱損失のため、導電性インクは急速に
その温度を低下させる。そのためバブルは急激に収縮し
消滅する。
インクの抵抗)で自己発熱するため、この電流密度の高
い点で導電性インクは周囲より高温になり、ついには導
電性インク中の微小な気泡が発泡核となってバブル(図
示せず)が発生し、周辺の過熱した導電性インクからの
蒸発によって急速に膨張してゆく。これにより圧力室2
7内の導電性インクの圧力が急激に高まり、ノズル23
から導電性インク滴20が飛び出し、飛翔して記録紙4
0に付着し、ドットを形成する。膨張したバブルは電流
通過部28の電流を妨げるため、導電性インクの自己発
熱は妨げられ、一方導電性インクはバブルへの蒸発潜熱
や圧力室壁面への熱損失のため、導電性インクは急速に
その温度を低下させる。そのためバブルは急激に収縮し
消滅する。
【0024】バブルの消滅により、電極24a,24b
の間に再び電流が流れ始めるが、再びバブルが発生する
以前に、信号発生装置41は電極24a,24b間への
電圧印加を中止し、不必要な導電性インク滴の吐出を防
止する。導電性インク滴20の吐出にともない消費され
た分の導電性インクは、インクタンク33からインク流
路29a,29bを通り圧力室27に供給され、初期の
状態に戻る。
の間に再び電流が流れ始めるが、再びバブルが発生する
以前に、信号発生装置41は電極24a,24b間への
電圧印加を中止し、不必要な導電性インク滴の吐出を防
止する。導電性インク滴20の吐出にともない消費され
た分の導電性インクは、インクタンク33からインク流
路29a,29bを通り圧力室27に供給され、初期の
状態に戻る。
【0025】以上の動作の繰り返しにより、コンピュー
タ等から送られてくる印字信号に応じて、カートリッジ
挿入口36より挿入されキャリッジ37へ装着されたイ
ンクカートリッジ32がガイドシャフト38に沿って往
復運動をし、キャリッジ37の位置に合わせて信号発生
装置41が任意の電極24a,24b間に駆動電圧を印
加し、導電性インク滴20が連続的に生成され、プラテ
ンローラー39によって送られる記録紙40に付着し、
記録紙40へのドットによる印字が可能となる。
タ等から送られてくる印字信号に応じて、カートリッジ
挿入口36より挿入されキャリッジ37へ装着されたイ
ンクカートリッジ32がガイドシャフト38に沿って往
復運動をし、キャリッジ37の位置に合わせて信号発生
装置41が任意の電極24a,24b間に駆動電圧を印
加し、導電性インク滴20が連続的に生成され、プラテ
ンローラー39によって送られる記録紙40に付着し、
記録紙40へのドットによる印字が可能となる。
【0026】導電性インクは、印字動作にともない、イ
ンクタンク33よりインクフィルター34を介してイン
ク導入溝35とインク供給孔31a,31bを通り共通
インク室30a,30bに入り、共通インク室30a,
30bからインク流路29a,29bを通って圧力室2
7へ供給される。
ンクタンク33よりインクフィルター34を介してイン
ク導入溝35とインク供給孔31a,31bを通り共通
インク室30a,30bに入り、共通インク室30a,
30bからインク流路29a,29bを通って圧力室2
7へ供給される。
【0027】図7は図1のA−A断面図で本実施例の通
電式インクジェットのバブル消滅の瞬間を表しており、
イはそれぞれのインク流路29a,29bから流れ込む
インクの流れを示している。ロはドット形成過程で入れ
替わることがない部分となる。インク流路29a,29
bは電極24a,24bの中心に向かって対向して配置
されているために、圧力室27内のインクの入れ替わら
ない部分は沸騰に影響の少ない周囲部分に限定され、な
おかつそれが占める面積も従来に比べ大変減少してい
る。また電極24a,24b間はインク流路29a,2
9bから直接インクが流れ込むので、完全なインクの入
れ替わりが起こり、高速で連続的に通電を行っても電極
間のインクの温度上昇は抑制され、また電気分解気泡群
も周囲に分散されインクに容易に溶解する微小な電気分
解気泡となる。よって高速で連続的に通電を行っても異
常沸騰は起こらず、導電性インク滴20の吐出方向、速
度および大きさの安定した周波数応答性の高いインクジ
ェットヘッドが実現できる。
電式インクジェットのバブル消滅の瞬間を表しており、
イはそれぞれのインク流路29a,29bから流れ込む
インクの流れを示している。ロはドット形成過程で入れ
替わることがない部分となる。インク流路29a,29
bは電極24a,24bの中心に向かって対向して配置
されているために、圧力室27内のインクの入れ替わら
ない部分は沸騰に影響の少ない周囲部分に限定され、な
おかつそれが占める面積も従来に比べ大変減少してい
る。また電極24a,24b間はインク流路29a,2
9bから直接インクが流れ込むので、完全なインクの入
れ替わりが起こり、高速で連続的に通電を行っても電極
間のインクの温度上昇は抑制され、また電気分解気泡群
も周囲に分散されインクに容易に溶解する微小な電気分
解気泡となる。よって高速で連続的に通電を行っても異
常沸騰は起こらず、導電性インク滴20の吐出方向、速
度および大きさの安定した周波数応答性の高いインクジ
ェットヘッドが実現できる。
【0028】以上のように本実施例によれば、インク流
路29a,29bを、電極24a,24bの電流通過部
28を中心にして対向させることによって、圧力室27
内のインクの淀み点を沸騰に寄与しない部分に限定させ
ると共に、それが占める体積を大幅に減少させることで
異常沸騰を防いでいる。また電流通過部28のインクを
拡散させ、電流通過部28の局所的な温度上昇と電気分
解気泡の残留を防ぎ、高速駆動時の沸騰を安定化させ、
導電性インク滴20の吐出方向、吐出速度および大きさ
を安定させることができる。
路29a,29bを、電極24a,24bの電流通過部
28を中心にして対向させることによって、圧力室27
内のインクの淀み点を沸騰に寄与しない部分に限定させ
ると共に、それが占める体積を大幅に減少させることで
異常沸騰を防いでいる。また電流通過部28のインクを
拡散させ、電流通過部28の局所的な温度上昇と電気分
解気泡の残留を防ぎ、高速駆動時の沸騰を安定化させ、
導電性インク滴20の吐出方向、吐出速度および大きさ
を安定させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、インク流路を電
極の電流通過部を中心にして対向させて形成したことに
より、インクの淀みを大幅に減少させ、また電流通過部
のインクを拡散させ、局所的な温度上昇と電気分解気泡
の残留を防ぎ、高速駆動時の沸騰を安定化させ、導電性
インク滴の吐出方向、吐出速度および大きさの安定した
インクジェットヘッドを実現できる。
極の電流通過部を中心にして対向させて形成したことに
より、インクの淀みを大幅に減少させ、また電流通過部
のインクを拡散させ、局所的な温度上昇と電気分解気泡
の残留を防ぎ、高速駆動時の沸騰を安定化させ、導電性
インク滴の吐出方向、吐出速度および大きさの安定した
インクジェットヘッドを実現できる。
【図1】本発明の一実施例におけるインクジェットヘッ
ドの縦断面図
ドの縦断面図
【図2】本発明の一実施例におけるインクジェットヘッ
ドの図1のA−A断面図
ドの図1のA−A断面図
【図3】本発明の一実施例におけるインクジェットヘッ
ドの分解斜視図
ドの分解斜視図
【図4】本発明の一実施例におけるインクジェットヘッ
ドのインクカートリッジへの組み込み図
ドのインクカートリッジへの組み込み図
【図5】本発明の一実施例におけるインクジェットヘッ
ドを組み込むインクカートリッジの一部切欠斜視図
ドを組み込むインクカートリッジの一部切欠斜視図
【図6】本発明の一実施例におけるインクジェットヘッ
ドを組み込んだインクカートリッジを取り付けたインク
ジェットプリンタの分解斜視図
ドを組み込んだインクカートリッジを取り付けたインク
ジェットプリンタの分解斜視図
【図7】本発明の一実施例におけるインクジェットヘッ
ドの図1のA−A断面図
ドの図1のA−A断面図
【図8】従来のインクジェットヘッドのノズルの縦断面
図
図
【図9】従来のインクジェットヘッドのノズルの図8の
A−A断面図
A−A断面図
【図10】従来のインクジェットヘッドのノズルの図8
のA−A断面図
のA−A断面図
【図11】他の従来のインクジェットヘッドのノズルの
断面図
断面図
23 ノズル 24a,24b 電極 27 圧力室 28 電流通過部 29a,29b インク流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】導電性インクが満たされる圧力室と、この
圧力室にインクを供給する複数のインク流路と、この圧
力室に設けられたノズルと、この圧力室に設けられた互
いに対向する電極とを備え、この電極に電圧を印加して
この電極間のインクを蒸発させて気泡を発生させること
によりインクを前記ノズルより吐出させるインクジェッ
トヘッドであって、前記複数のインク流路を前記電極に
よる電流通過部を中心として対向させて形成したことを
特徴とするインクジェットヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6139001A JPH081937A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | インクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6139001A JPH081937A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | インクジェットヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081937A true JPH081937A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15235164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6139001A Pending JPH081937A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081937A (ja) |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP6139001A patent/JPH081937A/ja active Pending
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