JPH0819398A - トランスアミナーゼをアッセイするための乾式多層分析要素 - Google Patents

トランスアミナーゼをアッセイするための乾式多層分析要素

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JPH0819398A
JPH0819398A JP7000027A JP2795A JPH0819398A JP H0819398 A JPH0819398 A JP H0819398A JP 7000027 A JP7000027 A JP 7000027A JP 2795 A JP2795 A JP 2795A JP H0819398 A JPH0819398 A JP H0819398A
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pyruvate
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JP7000027A
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Oenick Marsha D Bale
デニス ベール オーニック マーシャ
Richard L Detwiler
リン デットワイラー リチャード
Jon N Eikenberry
ナサン エイケンベリー ジョン
John W H Sutherland
ウィリアム ヘンダーソン サザーランド ジョン
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/52Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
    • G01N33/525Multi-layer analytical elements
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 展開層、試薬層および支持体の順序でそれら
を有する、トランスアミナーゼをアッセイするための乾
式多層分析要素を提供する。 【構成】 前記要素は、 a)トランスアミナーゼ基質、b)トランスアミナーゼ
およびトランスアミナーゼ基質の存在下でピルビン酸を
生成する試薬、c)ピルビン酸オキシダーゼおよびピル
ビン酸オキシダーゼの補因子、d)過酸化水素の濃度に
比例して色を発生する試薬、を含んでなり、 e)展開層が、トランスアミナーゼ基質、ならびにポリ
マー・ビーズ、硫酸バリウム、二酸化チタンおよびそれ
らの混合物からなる群より選ばれる材料を含有し、f)
試薬層が、ピルビン酸オキシダーゼを含有し、そして
g)少なくとも1つの層が、展開層を試薬層から隔てて
いること、を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臨床化学の分野に関す
る。
【0002】
【従来の技術】グルタミン酸−ピルビン酸トランスアミ
ナーゼ(GPT,SGPT)としても知られているアラ
ニントランスアミナーゼ(ALT)およびグルタミン酸
−オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT,SGO
T)としても知られているアスパラギン酸トランスアミ
ナーゼ(AST)は、疾病の診断において重要な意義を
有する。異常レベルの両トランスアミナーゼが、肝疾
患、心筋および骨格筋の壊死ならびに別の疾患を患う患
者に認められる。両トランスアミナーゼをアッセイする
ための方法および多層乾式要素は既知である。米国特許
第 4,897,347号明細書は、以下の化学反応に基づいた方
法および要素を開示している。
【0003】
【化1】
【0004】米国特許第 4,897,347号明細書は、ピルビ
ン酸オキシダーゼが最上多孔質層もしくは最上層に隣接
する層に存在することを要求している。そこには、参考
例1および2が存在する。これらの実施例の要素は、最
上層とピルビン酸オキシダーゼを含有する層の間に二酸
化チタン層を含む層が必要である。これらの実施例は、
その要素により検出可能なトランスアミナーゼの濃度範
囲が最高濃度 200U/L未満と狭い点で、そのような要素
が不満足であることを示している。その第10図を参照さ
れたい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】課題は、酵素活性が保
持されるように、分散させた無機化合物もしくはポリマ
ー・ビーズから製造された展開層へ酵素を組込むことが
困難であり、そして先に形成した展開層に酵素を添加す
るための次塗布工程を必要とすることが多いことであ
る。さらに、一般的には、展開層は、それと下の試薬層
との間に付着させるための下塗り層を必要とする。ま
た、ピルビン酸オキシダーゼは高価である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、展開層、試薬
層および支持体の順序でそれらを有する、トランスアミ
ナーゼをアッセイするための乾式多層分析要素であっ
て、前記要素が、 a)トランスアミナーゼ基質、 b)トランスアミナーゼおよびトランスアミナーゼ基質
の存在下でピルビン酸(pyruvate)を生成する試薬、 c)ピルビン酸オキシダーゼおよびピルビン酸オキシダ
ーゼの補因子、 d)過酸化水素の濃度に比例して色を発生する試薬、を
含んでなり、 e)展開層が、トランスアミナーゼ基質、ならびにポリ
マー・ビーズ、硫酸バリウム、二酸化チタンおよびそれ
らの混合物からなる群より選ばれる材料を含有し、 f)試薬層が、ピルビン酸オキシダーゼを含有し、そし
て g)少なくとも1つの層が、展開層を試薬層から隔てて
いること、を特徴とする、乾式多層分析要素を提供す
る。
【0007】本発明の有用な態様は、展開層、試薬層お
よび支持体の順序でそれらを有する、アスパラギン酸ア
ミノトランスフェラーゼをアッセイするための乾式多層
要素であって、前記要素が、 a)アスパラギン酸(aspartate)、 b)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼおよびア
スパラギン酸の存在下でピルビン酸を生成する試薬、 c)ピルビン酸オキシダーゼおよびピルビン酸オキシダ
ーゼの補因子、 d)過酸化水素の濃度に比例して色を発生する試薬、を
含んでなり、 e)展開層が、トランスアミナーゼ基質、ならびにポリ
マー・ビーズ、硫酸バリウム、二酸化チタンおよびそれ
らの混合物からなる群より選ばれる材料を含有し、 f)試薬層が、ピルビン酸オキシダーゼを含有し、そし
て g)少なくとも1つの層が、展開層を試薬層から隔てて
いること、を特徴とする、乾式多層要素である。
【0008】別の有用な態様は、展開層、試薬層および
支持体の順序でそれらを有する、アラニンアミノトラン
スフェラーゼをアッセイするための乾式多層要素であっ
て、前記要素が、 a)アラニン、 b)アラニンアミノトランスフェラーゼおよびアラニン
の存在下でピルビン酸を生成する試薬、 c)ピルビン酸オキシダーゼおよびピルビン酸オキシダ
ーゼの補因子、 d)過酸化水素の濃度に比例して色を発生する試薬、を
含んでなり、 e)展開層が、トランスアミナーゼ基質、ならびにポリ
マー・ビーズ、硫酸バリウム、二酸化チタンおよびそれ
らの混合物からなる群より選ばれる材料を含有し、 f)試薬層が、ピルビン酸オキシダーゼを含有し、そし
て g)少なくとも1つの層が、展開層を試薬層から隔てて
いること、を特徴とする、乾式多層要素である。
【0009】この要素の有用性は、最上層とピルビン酸
オキシダーゼ含有層との間に層を配置すると要素の有用
性が損なわれるという、前記米国特許第 4,897,347号明
細書の教示を考慮すると、驚くべきことである。この要
素は、前記米国特許の実施例で使用された量よりもはる
かに低い量のピルビン酸オキシダーゼを用いて比色的に
トランスアミナーゼ類のアッセイが可能である。前記コ
ーティングの問題は回避されたのである。
【0010】
【具体的な態様】機能および製造方法を含めて、展開層
に関しては乾式分析技術分野で周知である。それらは、
数多くの特許、例えば、米国特許第 4,357,363号明細書
および数多くの別のものに記載されている。硫酸バリウ
ムもしくは二酸化チタンまたはそれらの混合物は、有用
な展開層である。米国特許第 4,258,001号明細書に開示
されたポリマー・ビーズ展開層も使用できる。それら
は、下塗り層により種々の下層に付着せしめられる。ピ
ルビン酸オキシダーゼ含有層も、過酸化水素の存在下で
色を発生する試薬を含有できる。後者の試薬は、展開層
に維持してもよい。各々の場合で、展開層と酵素層との
間に下塗り層が存在する。ピルビン酸オキシダーゼ含有
層が色発生性試薬も含有するときには、介在する下塗り
層および/またはゼラチン層により、物理的欠点の回避
および精度の改良が成される。
【0011】過酸化水素の濃度に比例して色を発生する
試薬は、酵素反応において検出可能な色素を生成する単
一化合物、もしくは色素を生成する試薬の組み合わせで
ありうる。比色指示組成物としては、カプラー、および
色素を提供するように反応する酸化可能な化合物が挙げ
られる。あるいは、試薬としては、ロイコ色素およびペ
ルオキシダーゼ、例えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ
もしくは別の適当な過酸化化合物(peroxidative compo
und)、例えば、過酸化水素の存在により検出可能な色素
を発生するものが挙げられる。有用なロイコ色素は当該
技術分野で既知であり、それらとしては、例えば、米国
特許第 4,089,747号および同第 612,509号明細書に記載
のものが挙げられる。
【0012】下塗り層の機能および製造方法は、この当
該技術分野で周知である。従来技術文献は、下塗り材料
の選択に関して多種多様な材料を提供する。本発明の実
施例では、分子量に基づいた、種々のグレードのポリビ
ニルピロリドンを用いた。別の下塗り材料としては、ゼ
ラチン、別の天然コロイド、および親水性合成ポリマ
ー、例えば、ポリアクリルアミド、ポリ(N−イソプロ
ピルアクリルアミド)およびポリメタクリルアミド、な
らびに別のN−置換アクリルアミドポリマー、そして置
換もしくは非置換のアクリルアミドもしくは環状アミン
モノマー、例えば、ビニルピロリドンおよびビニルイミ
ダゾールと、1つ以上の別の親水性モノマー類、例え
ば、ヒドロキシアルキルアクリレート類およびメタクリ
レート類、例えば、ヒドロキシエチルメタクリレート、
およびアクリル酸およびメタクリル酸と、そして任意に
多官能価架橋モノマー、例えば、N,N′−メチレンビ
スアクリルアミド、エチレンジアクリレート、ジビニル
ベンゼンとのコポリマー類が挙げられる。
【0013】層は、当該技術分野で周知の塗布技法を用
いて塗布できる。例えば、米国特許第 2,761,417号明細
書に記載されるスライド式押出機ホッパーは、複数の層
の同時塗布に都合のよいことが多い。本発明で測定され
るトランスアミナーゼ類は、国際生化学連合(Internat
ional Union of Biochemistry )で是認されたElsevia
Co. (1973)出版の酵素命名法(Enzyme Nomenclature),
1972年版の分類No. 2.6.1 に特に記載されるもの、例え
ば、〔従来の技術〕で先に言及したものである。ピルビ
ン酸が生成される間接反応は、別の酵素反応が関与する
ものであってもよく、あるいは非酵素的化学反応であっ
てもよい。いずれの場合でも、酵素もしくは化学反応を
トランスアミナーゼ反応と組み合わせて用いて、ピルビ
ン酸からの最終生成物として過酸化水素が生成される方
法のいずれを使用してもよい。それらの中には、ALT
およびAST活性の測度が診断上最も重要である。
【0014】トランスアミナーゼの基質である物質は、
そこにアミノ基を有することを要するのみであり、基質
−酵素結合間の関係は当業者らに周知であり、詳細な説
明は提供しない。トランスアミナーゼは、アミノ酸のア
ミノ基のα−ケト酸への転移を促進する酵素である。ト
ランスアミナーゼの基質としては、アミノ酸およびα−
ケト酸が挙げられる。本発明を具体的に示すために、ア
ラニンおよびアスパラギン酸が使用される。本発明の多
層分析フィルムに使用されるピルビン酸は、反応を促進
するために、通常ピルビン酸オキシダーゼ活性化物質に
より活性化される。ピルビン酸オキシダーゼ活性化物質
の具体例としては、補酵素類、無機リン酸塩類および二
価金属イオン類などが挙げられる。ピルビン酸オキシダ
ーゼ活性化物質は、一般的には、ピルビン酸オキシダー
ゼ1単位あたり10-9〜10-5モルの量で使用される。
【0015】典型的な補酵素としては、フラビンアデニ
ンジヌクレオチド、コカルボキシラーゼ(チアミンピロ
リン酸)などが挙げられ、典型的な無機リン酸塩として
は、第1級および第2級リン酸ナトリウム、第1級およ
び第2級リン酸カリウムなどが挙げられ、そして典型的
な二価金属イオンとしては、Mg2+、Mn2+、Ca2+
Co2+などが挙げられる。一般的には、本発明の要素に
用いられる種々の試薬の濃度範囲は、患者の試料中に認
められるトランスアミナーゼの範囲に従って設定され
る。そのような範囲は、当業者のいずれかの者により設
定されうる。一般的には、範囲は以下の表に従って設定
できる。
【0016】
【表1】
【0017】本アッセイの基礎であり、〔従来の技術〕
で記載した一連の反応を実施するために必要な試薬のす
べてが、市販されている。本発明の要素を用いて、動物
もしくはヒト、しかし好ましくはヒトの生物学的流体中
のトランスアミナーゼ類を定性的かつ定量的にアッセイ
することができる。そのような流体としては、限定する
ものではないが、全血、血漿、血清、リンパ液、胆汁、
尿、脊髄液、唾液、汗など、ならびに便分泌物が挙げら
れる。また、ヒトもしくは動物の組織、例えば、骨格
筋、心臓、腎臓、肺、脳、骨髄、皮膚などの流体調製物
をアッセイすることも可能である。本発明の要素は、い
ずれか所望の幅の延長テープ、シート、スライドもしく
はチップを包含する種々の形に形成することができる。
【0018】要素は、手動もしくは自動アッセイ技法で
使用できる。一般的には、要素を用いる場合には、分析
物の測定は、供給ロール、チップパケットもしくは別の
供給源から要素を取り出し、それを液体の試料(例え
ば、 200μLまで、好ましくは10〜12μL)と物理的に
接触させて、試料および試薬が液体と混合して要素内で
相互作用し、色生成に必要な連続した反応を生じるよう
に試験することにより行われる。そのような接触は、い
ずれかの適当な方法、例えば、要素を試料中に浸漬する
ことにより、また好ましくは適当な展開手段を用いて試
料の液滴を手もしくは機械により要素にスポットするこ
とにより達成できる。試料を塗布した後、5分間までの
期間、要素をインキュベーションして発色を促進させ
る。インキュベーションとは、単に、色の測定が行われ
る前に、5分間以下の期間、試薬類が互いに接触状態で
維持されることを、本発明者らは意味する。
【0019】一般的には、層は互いに流体接触状態であ
り、これは、流体、試薬類および反応生成物(例えば、
カラー色素)が、重なり合った領域の隣接区画間で通過
または移動できることを意味する。換言すれば、要素を
水性流体と接触させると、本発明の分析組成物のすべて
の試薬は、前記のように混合されて、組成物として要素
の中を容易に移動できる。各層が別個であっても、また
は2つ以上の区画が要素の単一層中の別個の領域であっ
てもよい。前記文献に加えて、適当な要素成分が、例え
ば、米国特許第 4,042,335号、同第 4,132,528号および
同第 4,144,306号明細書にも記載されている。
【0020】一般的には、試料は直接展開層に塗布され
るので、展開層が等方性多孔質であることが望ましい。
等方性多孔質とは、粒子、繊維もしくはポリマー鎖の間
の相互に連結した空間もしくは穴により生ずる多孔性
が、層の各方向で同一であることを意味する。これらの
層は、透明な支持体、例えば、ポリエチレンテレフタレ
ートの上に塗布できる。別の支持体が当該技術分野で周
知である。支持体の裏を、望ましくない輻射線を濾過し
て取り除く色素組成物を塗布してもよい。本発明の要素
は、種々の製造上もしくは操作上の利点を要素に通常付
与する、1つ以上の別の添加剤を含むことができる。そ
のような添加剤としては、界面活性剤類、緩衝剤類、溶
剤類、硬化剤類および当該技術分野で既知の別の材料が
挙げられる。
【0021】
【実施例】以下の実施例は、本発明の有用性を具体的に
説明するものである。実施例1 第1図は、アラニントランスアミナーゼ(ALT)をア
ッセイするための本発明の3つの要素の配置および組成
を示す。
【0022】
【表2】
【0023】*は、量がU/m2であることを意味する。そ
れ以外のものは、g/m2である。上記および次の第2〜5
図の要素における記号ならびに商品名は、以下の意味を
有する。 TX405:トリトン(Triton) X405:Rohm and H
aas 市販のオクチルフェノキシポリエトキシエタノール
非イオン界面活性剤。 エスタン(Estane):B. F. Goodrich市販のポリエステ
ル/ポリウレタン。 PVPK30:GAF 市販の分子量約40,000のポリビニル
ピロリドン。PVPK15およびPVPK90は、それ
ぞれ、分子量約10,000および360,000 を有することを除
いて、同様のポリマーである。 TX200:トリトン(Triton) X200:Rohm and H
aas 市販のアルキルアリールポリエーテルスルホン酸の
ナトリウム塩のアニオン界面活性剤。 トリシン(Tricine):N−〔トリス(ヒドロキシメチ
ル)メチル〕グリシン緩衝剤。 ロイコ色素(Leuco Dye):4,5−ビス(4−ジメチル
アミノフェニル)−2−(3,5−ジメトキシ−4−ヒ
ドロキシフェニル)イミダゾール。 アルカノール(Alkanol)XC:E. I. duPont de Nemour
s 市販のアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム・ア
ニオン界面活性剤。 ビス−トリス(Bis-Tris):ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)イミノトリス(ヒドロキシメチル)メタン。 ブリッジ(Brij)98:ICI Americas市販のアニオンポ
リオキシエチレンオレイルエーテル界面活性剤。
【0024】低波長光遮断フィルターを提供するよう
に、ユビヌール(Uvinul,BASF市販)イーストン(East
one)オレンジ(Orange)2R色素、イーストン(Easton
e)イエロー(Yellow)6GN色素およびイーストン(Ea
stone)レッド(Red)R色素を塗布した透明なポリエステ
ル支持体上に、これらの記載した層を塗布した。イース
トン(Eastone)色素は、Eastman Fine Chemicalsもしく
はEastman Kodak Company より市販されている。ALT
の分析は、ALTを含有する血清もしくは血漿の試料11
mLを要素の表面に添加することにより行った。要素は、
37℃で5分間インキュベーションした。反射率濃度測定
は、5分間のインキュベーション中、6秒毎に行った。
時間経過に伴う反射率濃度の変化速度は、反射率濃度対
時間曲線の直線部分に渡って計算した。3つのレベルの
ALTを用いて測定した較正曲線と比較することによ
り、速度を濃度に変換した。
【0025】下記第I表は、種々の濃度のALTを含有
するヒト血清ベース流体の分析について第1図に示した
要素を用いた結果を示すものである。3つの要素すべて
が、少なくとも 992U/L までのALT濃度が測定可能で
ありかつ明確な速度を提供することを示した。下塗り層
とピルビン酸オキシダーゼ含有層との間の硬化ゲル層の
存在(コーティングAおよびB)は、所定のALT濃度
について得られる速度を実質的に変えなかった。また、
第I表は、他のものがそうではなかったが、一方、下塗
り層とピルビン酸オキシダーゼ含有層との間の硬化ゲル
中間層を所有しない要素(コーティングC)について、
展開層の物理的欠点が認められたことも示している。
【0026】
【表3】
【0027】実施例2:第2図は、低波長遮断フィルタ
ーを提供するために、実施例1のように色素を塗布した
透明なポリエステル支持体上に塗布された、ALTの分
析用の別の多層薄層要素の配置および組成を示す。
【0028】
【表4】
【0029】ALTの分析は、実施例1に記載したよう
に行った。第II表は、ALT濃度範囲 9〜992 U/L につ
いての時間経過に伴う反射率濃度の変化速度を示すもの
である。また、ALT濃度について、測定可能でありか
つ明確な速度が得られ、そしてこの範囲すべてに渡って
この要素がALTの分析に使用できることも示してい
る。
【0030】
【表5】
【0031】実施例3:第3図は、低波長遮断フィルタ
ーを提供するために、実施例1のように色素を塗布した
透明なポリエステル支持体上に塗布された、ALTの分
析用の多層薄層要素の配置および組成を示す。
【0032】
【表6】
【0033】測定した流体は、ALTを含有するKodak
で製造された対照流体であった。ALT濃度を、3種の
較正用流体を用いて生成した較正曲線と、時間経過に伴
う反射率濃度の変化速度との比較により計算した。25回
の反復実験に基づく測度の標準偏差を計算した。2つの
流体についての変動係数(標準偏差/中間濃度)を第II
I 表に示す。
【0034】
【表7】
【0035】下塗り層とピルビン酸オキシダーゼ層との
間の硬化ゲル層を含むコーティングFは、対照コーティ
ングEと比べて、両対照流体について実質的に低い変動
係数を与えた。さらに、コーティングFは、コーティン
グEで認められるような展開層における物理的欠点は持
たなかった。対照コーティングEよりも多量の下塗りポ
リマーを含むコーティングGおよびHは、1つもしくは
両方の対照流体について、より低い変動係数を示した。
また、コーティングGおよびHは、展開層における物理
的欠点を示さなかった。これらのコーティングは、下塗
り層の乾式付着量の増加がコーティングの欠点を排除
し、そして少なくとも高レベルの対照流体の精度を改良
することを示している。硬化ゲル層を用いると、コーテ
ィングの欠点が排除され、そして精度が改良される。硬
化ゲル層の追加もしくは下塗り層ポリマーの付着量の増
加は、いずれもこれらの結果を得るために試薬層中のピ
ルビン酸オキシダーゼの増加を必要としなかった。
【0036】実施例4:第4図は、低波長遮断フィルタ
ーを提供するために、実施例1のように色素を塗布した
透明なポリエステル上に塗布された、アスパラギン酸ア
ミノトランスフェラーゼ(AST)の測定用の多層薄層
要素の配置および組成を示す。
【0037】
【表8】
【0038】ASTの分析は、実施例1に記載したよう
に行った。第IV表は、 3.5〜893.8U/L の濃度でAST
を含有するヒト血清ベース流体について、時間の関数と
して反射率の変化速度を示すものである。結果は、測定
した濃度範囲に渡って速度が測定可能でありかつ明確で
あることを示している。
【0039】
【表9】
【0040】実施例5:第5図は、低波長遮断フィルタ
ーを提供するために、実施例1のように色素を塗布した
ポリエステル上に塗布された、TiO2 展開層を利用す
る、ALTの測定用の多層薄層要素の配置および組成を
示す。
【0041】
【表10】
【0042】ALTの分析は、最大速度をdDr /dt
対時間の曲線からグラフを利用して計算したことを除い
て、実施例1に記載したように行った。第V表は、34〜
864 U/L の濃度でALTを含有する較正用流体につい
て、時間の関数として反射率の変化速度を示すものであ
る。結果は、この濃度範囲のすべてに渡ってこの要素が
ALTを測定できることを示している。
【0043】
【表11】
【0044】
【発明の効果】本発明は、トランスアミナーゼをアッセ
イするための乾式多層分析要素を提供する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/52 B // C12Q 1/00 C 6807−4B (72)発明者 リチャード リン デットワイラー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,ウッドランド レーン 422 (72)発明者 ジョン ナサン エイケンベリー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14617, ロチェスター,パインクレスト ドライブ 168 (72)発明者 ジョン ウィリアム ヘンダーソン サザ ーランド アメリカ合衆国,ニューヨーク 14620, ロチェスター,カルバー ロード 57

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展開層、試薬層および支持体の順序でそ
    れらを有する、トランスアミナーゼをアッセイするため
    の乾式多層分析要素であって、前記要素が、 a)トランスアミナーゼ基質、 b)トランスアミナーゼおよびトランスアミナーゼ基質
    の存在下でピルビン酸を生成する試薬、 c)ピルビン酸オキシダーゼおよびピルビン酸オキシダ
    ーゼの補因子、 d)過酸化水素の濃度に比例して色を発生する試薬、を
    含んでなり、 e)展開層が、トランスアミナーゼ基質、ならびにポリ
    マー・ビーズ、硫酸バリウム、二酸化チタンおよびそれ
    らの混合物からなる群より選ばれる材料を含有し、 f)試薬層が、ピルビン酸オキシダーゼを含有し、そし
    て g)少なくとも1つの層が、展開層を試薬層から隔てて
    いること、を特徴とする、乾式多層分析要素。
  2. 【請求項2】 展開層、試薬層および支持体の順序でそ
    れらを有する、アスパラギン酸アミノトランスフェラー
    ゼをアッセイするための乾式多層要素であって、前記要
    素が、 a)アスパラギン酸、 b)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼおよびア
    スパラギン酸の存在下でピルビン酸を生成する試薬、 c)ピルビン酸オキシダーゼおよびピルビン酸オキシダ
    ーゼの補因子、 d)過酸化水素の濃度に比例して色を発生する試薬、を
    含んでなり、 e)展開層が、トランスアミナーゼ基質、ならびにポリ
    マー・ビーズ、硫酸バリウム、二酸化チタンおよびそれ
    らの混合物からなる群より選ばれる材料を含有し、 f)試薬層が、ピルビン酸オキシダーゼを含有し、そし
    て g)少なくとも1つの層が、展開層を試薬層から隔てて
    いること、を特徴とする、乾式多層要素。
  3. 【請求項3】 展開層、試薬層および支持体の順序でそ
    れらを有する、アラニンアミノトランスフェラーゼをア
    ッセイするための乾式多層要素であって、前記要素が、 a)アラニン、 b)アラニンアミノトランスフェラーゼおよびアラニン
    の存在下でピルビン酸を生成する試薬、 c)ピルビン酸オキシダーゼおよびピルビン酸オキシダ
    ーゼの補因子、 d)過酸化水素の濃度に比例して色を発生する試薬、を
    含んでなり、 e)展開層が、トランスアミナーゼ基質、ならびにポリ
    マー・ビーズ、硫酸バリウム、二酸化チタンおよびそれ
    らの混合物からなる群より選ばれる材料を含有し、 f)試薬層が、ピルビン酸オキシダーゼを含有し、そし
    て g)少なくとも1つの層が、展開層を試薬層から隔てて
    いること、を特徴とする、乾式多層要素。
JP7000027A 1993-12-29 1995-01-04 トランスアミナーゼをアッセイするための乾式多層分析要素 Pending JPH0819398A (ja)

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