JPH08194248A - カメラのリール室及びカメラのリール室の製造方法 - Google Patents

カメラのリール室及びカメラのリール室の製造方法

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JPH08194248A
JPH08194248A JP714595A JP714595A JPH08194248A JP H08194248 A JPH08194248 A JP H08194248A JP 714595 A JP714595 A JP 714595A JP 714595 A JP714595 A JP 714595A JP H08194248 A JPH08194248 A JP H08194248A
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Haruki Nakayama
春樹 中山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラの横幅寸法が小さく、裏蓋の取付け精
度も良好なカメラのリール室及びカメラのリール室の製
造方法を提供することを目的とする。 【構成】 リール室52は一体的に形成され、リール室
52の内壁面52aにフィルム57の進行方向から見て
落込んだ段部51cを形成し、段部51cにパーティン
グラインを設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形法で製造さ
れ、フィルムの先端部がリール室の内壁面に摺接しなが
ら送りこまれ、開口の間口寸法が内部寸法より狭いカメ
ラのリール室及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】次に、図面を用いて従来例を説明する。
先ず、図5を用いて第1の従来例を説明する。図におい
て、1はボディ本体で、一方の端部には、リール室2が
形成されている。3はリール室2内に設けられ、回転駆
動されるリールである。4はボディ本体1にヒンジ機構
5を介して開閉可能に取付けられた裏蓋である。6は裏
蓋4に設けられ、フィルム7をボディ本体1に押圧する
圧板である。
【0003】8は可撓性を有し、基端部がボディ本体1
に取付けられ、先端部にリール3に当接するローラ9が
設けられたガイド板、10は基端部が裏蓋4に取付けら
れ、先端部にリール3に当接するローラ11が設けられ
たガイド板である。
【0004】次に、上記構成の作動を説明する。裏蓋4
を開け、パトローネからフィルムを引っ張り出して、先
端部をリール3上に置く。次に、裏蓋4を閉めると、ガ
イド板10のローラ11は、フィルム7をリール3上に
押圧する。更に、裏蓋4を閉めると、図示しない駆動装
置によって、リール3が回転し、リール3に形成された
突起3aがフィルム7のパーフォレーションに係合し、
フィルム7の先端部はリール室2の内壁面2aに摺接し
ながら図において、矢印方向に移動する。
【0005】そして、フィルム7の先端部はガイド板8
に案内されてリール3に向かう。そして、フィルム7が
数コマ分巻き取られ、オートローディングが完了する。
上述のリール室は、ボディー本体1によりリール室の開
口部まで略円弧状の一体的に形成することにより作られ
ている。この円弧状の壁は、リール室内を1つの金型を
用いて樹脂成形し、その金型を図の下方に向けて抜く手
法により形成される。
【0006】従って、リール室の内壁面2aには、成形
によるバリなどもなく、オートローディング時のフィル
ムの内壁面2aへの摺接もなめらかに行なわれる。一
方、金型を抜くために、リール室2の開口の開口寸法(W
1)は、内部寸法(W1′)と略同じもしくは広くなっている
ため、カメラの横幅寸法が大きくなる。
【0007】また、ヒンジ機構5からのリール室内への
光線漏れを防止するために、遮光手段が必要となり、更
に、横幅寸法が大きくなる。上述の如く、第1の従来例
は、フィルムのリール室内壁面への摺接は良好に行なわ
れるが、リール室の開口の間口が広いことにより、カメ
ラの横幅寸法が大きくなるため、カメラの究極的な課題
である小型化に対しては大きな欠点を有している。
【0008】ここで、カメラの小型化を目的として、リ
ール室の開口の間口寸法をより小さくし、かつ、リール
室を構成する円弧状の内壁面を一体的に形成する方法を
述べる。
【0009】一般に樹脂成形法において、内部寸法より
開口の間口寸法が小さいリール室を成形する際、金型を
抜くうえで、障害となるリール室の開口の間口近辺部分
(所謂アンダーカット部)がある場合には、スライド金型
を用いる手法が考えられる。すなわち、第1の金型と、
この第1の金型に抜き方向と略直交する方向に移動可能
な第2の金型(スライド金型)とを用いて、アンダーカッ
ト部があってもリール室を一体的に形成することができ
る。
【0010】しかし、上記方法によりリール室を形成す
ると、リール室の内壁面に2つの金型の合わせ面の端部
すなわちパーティングラインに沿ってバリが形成され
る。この様子をリール室の部分拡大図である図7に示
す。
【0011】このバリの形状は、図7に示すように、内
壁面22aに対する突出方向が鋭角(図において、∠α)
であるバリ22bと、内壁面22aに対する突出方向が
鈍角(図において、∠β)であるバリ22cとに大別され
る。
【0012】突出方向が鈍角のバリ22cの場合、内壁
面22aに摺接するフィルム27はバリ22cを容易に
乗り越えることができる。しかし、突出方向が鋭角のバ
リ22bの場合、フィルム27の先端部がバリ22bに
ひっかかり、オートローディングミスが発生する要因と
なる。
【0013】よって、このようなバリ22cを別工程で
除去したり、フィルムの先端部のひっかかりを防止する
防止部材が別途必要となり、第2の金型(スライド金型)
を用いた(即ち、複数の金型を用いた)リール室の一体的
な樹脂成形は現実的ではなかった。
【0014】一方、第1の従来例の手法(リール室用に
1つの金型を用いる)を用いて、リール室内にバリを発
生させず、かつ、開口の間口寸法を小さくしてカメラを
小型にした構成のリール室も考えられている。これを第
2の従来例として図6に示す。
【0015】このような、構成のリール室2の開口の間
口寸法(W)は、内部寸法(W′)と同じである。よって、カ
メラの横幅寸法を小さくするため、リール室の開口の間
口寸法を内部寸法より小さくした図6に示すような構成
のリール室もある。
【0016】図において、21はボディ本体で、一方の
端部には、リール室22が形成されている。23はリー
ル室22内に設けられ、回転駆動されるリールである。
32は、ボディ本体21と共にリール室22を形成する
サブボディ本体である。
【0017】24はサブボディ本体32に設けられたヒ
ンジ機構25を介して開閉可能に取付けられた裏蓋であ
る。26は裏蓋24に設けられ、フィルム27をボディ
本体21に押圧する圧板である。
【0018】28は可撓性を有し、基端部がボディ本体
21に取付けられ、先端部にリール23に当接するロー
ラ29が設けられたガイド板、30は基端部が裏蓋24
に取付けられ、先端部にリール23に当接するローラ3
1が設けられたガイド板である。
【0019】33はボディカバーである。このボディカ
バー33の一方の端部には、図示しないフラッシュのコ
ンデンサが設けられるコンデンサ室34が形成されてい
る。サブボディ本体32のヒンジ機構には、電池カバー
35が開閉可能に設けられている。そして、電池カバー
35内には電池室36が形成されている。
【0020】尚、オートローディング動作は、第1の従
来例と同じであるので説明は省略する。第2の従来例と
前述の第1の従来例との相違点は、サブボディ本体32
を設けた点にあり、フィルムの内壁面への摺接をなめら
かに行ない、開口の間口寸法(W2)を内部寸法(W2′)より
小さくするために、アンダーカット部分をボディ本体2
1と別体のサブボディ32で実現してカメラの横幅寸法
を小さくしている点である。
【0021】尚、ボディ本体21とサブボディ本体32
との合わせ目にフィルムがひっかからないように、フィ
ルムの進行方向から見てボディ21を落込ませる寸法に
してある。
【0022】従って、第1の従来例に比べ、第2の従来
例は小型化が可能となるが、裏蓋24はサブボディ本体
32を介して取付けられているので、ボディ本体21に
対する取付け精度が悪化する。
【0023】また、サブボディ本体32が必要なので、
部品点数が増え、組付け工数も増える。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたもので、その目的は、その目的は、リ
ール室を樹脂成形により一体的に構成して、部品の増加
もなく、かつ、成形のバリによりフィルムのリール室内
壁面へのなめらかな摺接を疎外させることもなく、開口
部の間口寸法を内部寸法より小さくしてカメラの横幅寸
法も小さくし、更に、裏蓋の取付け精度も良好なカメラ
のリール室及びカメラのリール室の製造方法を提供する
ことにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、樹脂成形法で製造され、フィルムの先端部が
リール室の内壁面に摺接しながら送りこまれ、開口の間
口寸法が内部寸法より狭いカメラのリール室において、
前記リール室は一体的に形成され、前記リール室の内壁
面に前記フィルムの進行方向から見て落込んだ段部が形
成し、該段部にパーティングラインを設けたものであ
る。
【0026】第2の発明は、樹脂成形法で製造され、フ
ィルムの先端部がリール室の内壁面に摺接しながら送り
こまれ、開口の間口寸法が内部寸法より狭いカメラのリ
ール室の製造方法において、開口に向かって漸次幅が広
くなるような斜面を有する第1の金型と、前記第1の金
型の斜面側に隣接して配置され、前記第1の金型の抜き
方向と略直交する方向に移動可能に設けられた第2の金
型とを用いて前記リール室を一体的に形成すると共に、
前記リール室の内壁面に、前記フィルムの進行方向に略
直交する方向に沿って、前記フィルムの進行方向から見
て落込んだ段部を前記第1の金型及び前記第2の金型と
で形成し、前記2つの金型のパーティングラインを前記
段部にあるようにしたものである。
【0027】ここで、前記段部の深さは、フィルムの先
端部のひっかかりを防止する点より、前記第1の金型と
前記第2の金型とのパーティングラインに発生するバリ
の高さより深くなるように設定することが望ましい。
【0028】更に、フィルムのバリへの潜りこみを防止
する点から、前記段部は、前記バリの突出方向と前記リ
ール室の内壁面とのなす角が鋭角となる位置に設けるこ
とが望ましい。
【0029】
【作用】本発明のカメラのリール室及びカメラのリール
室の製造方法において、リール室を一体的に形成し、か
つ、開口部の寸法を内部寸法より小さくしているので、
カメラの横幅寸法を小さくすることができ、また、裏蓋
の取付け精度も良好となる。
【0030】また、リール室の内壁面に、フィルムの進
行方向に略直交する方向に沿って、フィルムの進行方向
から見て落込んだ段部を設け、2つの金型のパーティン
グラインが段部にあるようにしたことにより、パーティ
ングラインに沿って発生するバリは前記リール室の内壁
面より下にあるか、又は、内壁面より突出しても突出高
さは低くなり、フィルムのリール室の内壁面への摺接は
スムーズになされる。
【0031】また、前記段部の深さを、前記第1の金型
と前記第2の金型とのパーティングラインに発生するバ
リの高さより深くなるように設定することにより、バリ
がリール室の内壁面に突出せず、フィルムのリール室の
内壁面への摺接はスムーズになされる。
【0032】更に、前記バリの突出方向と前記リール室
の内壁面とのなす角が鋭角となる位置に前記段部を設け
ることにより、フィルムがバリにひっかかることが防止
され、フィルムのリール室の内壁面への摺接はスムーズ
になされる。
【0033】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例のカメラのリール室の断面
図である。
【0034】図において、51はボディ本体で、一方の
端部には、リール室52が形成されている。53はリー
ル室52内に設けられ、回転駆動されるリールである。
54はボディ本体51にヒンジ機構55を介して開閉可
能に取付けられた裏蓋である。56は裏蓋54に設けら
れ、フィルム57をボディ本体51に押圧する圧板であ
る。
【0035】58は可撓性を有し、基端部がボディ本体
51に取付けられ、先端部にリール53に当接するロー
ラ59が設けられたガイド板、60は基端部が裏蓋54
に取付けられ、先端部にリール53に当接するローラ6
1が設けられたガイド板である。
【0036】尚、本実施例において、ボディ本体51は
樹脂成形法で製造され、リール室52の開口部には、間
口寸法(図において、Wで示す)が内部寸法(図において、
W′で示す)に比べて狭くなるアンダーカット部51aが
形成されている。
【0037】ボディ本体51のリール室52の内壁面5
2aには、フィルム57の進行方向から見て落込んだ第
1の段部51c及び第2の段部51dが形成されてい
る。次に、図2及び図3を用いてボディ本体51の成形
方法を説明する。図2に示すように、第1の段部51c
はフィルム57の進行方向から見て落込んだ2つの段部
51e,51fから構成されている。
【0038】ボディ本体51のリール室52は、3つの
金型を用いて製造される。70は金型本体、71は金型
本体70に対して、金型本体70の抜き方向(図2にお
いて、矢印III方向)に沿って移動可能(図2において、
矢印I方向)に設けられた第1のスライド金型である。第
1のスライド金型71は、リール室52の開口に向かっ
て漸次幅が広くなるような斜面71aが形成されてい
る。
【0039】72は第1のスライド金型71の斜面71
a側に隣接して配置され、第1のスライド金型71のス
ライド方向と直交する方向(図2において、矢印II方向)
に移動可能に設けられた第2のスライド金型72であ
る。
【0040】ここで、金型70と第1のスライド金型7
1とのパーティングラインは、図3に示すように第2の
段部51dの角部、第1のスライド金型71と第2のス
ライド金型72とのパーティングラインは、第1の段部
51cの段部51eと段部51fとの角部とした。
【0041】そして、第1の段部51cにおいて、段部
51eの深さ(t)は、第1のスライド金型71と第2の
スライド金型72とのパーティングラインに発生するバ
リの高さより深くなるように設定されている。
【0042】また、第2のスライド金型72によって形
成される段部51cの位置に対し、第1のスライド金型
71の位置精度の誤差により段部51fが段部51cよ
り図の下方、即ち、リール室内方向に向けて突出する段
差(以下、逆段差)ができないように、予め段部51fを
設け、その深さ(t′)を第2のスライド金型72と第1
のスライド金型71との位置精度の誤差以上に設定して
いる。
【0043】同様の理由で、第2の段差51dの深さ
(t″)は、第1のスライド金型71と金型本体70との
位置精度の誤差以上に設定されている。ちなみに、本願
出願人は、上記各寸法を下記のように設定し、良好な結
果を得た。
【0044】t = 0.4mm t′= 0.1mm t″= 0.1mm バリの高さはおよそ0.1mm程度である。
【0045】このような金型70〜72を用いて、リー
ル室52を形成する際には、先ず、第1のスライド金型
71を図2において、矢印I方向にスライドさせる。第
1のスライド金型71を矢印I方向に移動させると、第
2のスライド金型72が金型本体70方向(矢印II)に移
動可能となり、矢印II方向にスライドさせ、アンダーカ
ット部51aより第2のスライド金型72より離反させ
る。
【0046】最後に、金型本体70を矢印III方向に抜
くことにより、アンダーカット部51aを有するボディ
本体51が製造される。次に、上記構成の作動を図1を
用いて説明する。裏蓋54を開け、パトローネからフィ
ルム57を引っ張り出して、先端部をリール53上に置
く。
【0047】次に、裏蓋54を閉めると、ガイド板60
のローラ61は、フィルム57をリール53上に押圧す
る。更に、裏蓋54を閉めると、図示しない駆動装置に
よって、リール53が回転し、リール53に形成された
突起53aがフィルム57のパーフォレーションに係合
し、フィルム57の先端部はリール室52の内壁面52
aに摺接しながら図において、矢印方向に移動する。
【0048】そして、フィルム57の先端部はガイド板
58に案内されてリール53に向かう。そして、フィル
ム57が数コマ分巻き取られ、オートローディングが完
了する。
【0049】上記構成によれば、下記のような効果を得
ることができる。 (1) 金型本体70及び第1,第2のスライド金型71,7
2を用いて、アンダーカット部51aをボディ本体51
と一体的に形成した。よって、開口がストレートなリー
ル室に比べ、カメラの横幅寸法を小さくすることが可能
となる。
【0050】また、別部材でアンダーカット部を形成す
るのに比べ、裏蓋54の取付け精度も良好となる。 (2) 一般に複数の金型を用いて樹脂成形する場合には、
金型の位置精度の誤差により、被成形物としてのリール
室52の内壁面に突出し、フィルム57のリール室52
の内壁面52aの摺接を疎外する逆段差が形成される場
合がある。
【0051】しかし、本実施例では、第1のスライド金
型71に対応する第1の段部51cの段部51fの深さ
(t′)、及び、金型本体70に対応する第2の段部51
dの深さ(t″)を、各金型の位置精度の誤差以上に設定
したことにより、逆段差の発生がなくなるので、フィル
ム57のスムーズな摺接を得ることができる。
【0052】(3) 本実施例の金型70〜72の2つのパ
ーティングラインに沿って形成されるバリのうち、固定
金型70と第1のスライド金型71とのパーティングラ
インに沿って形成されるバリの方向は、内壁面に対して
鈍角となり、フィルム57の摺接を規制しない。
【0053】しかし、第1の段部51cに形成されるバ
リは、第1のスライド金型71の斜面71aに沿って突
出する。このバリとリール室52の内壁面52aとのな
す角は鋭角となるが、段部51eの深さ(t)を、バリの
高さより深くなるように設定したことにより、バリが内
壁面52aに突出せず、フィルム57がバリにひっかか
ることが防止され、フィルム57のリール室52の内壁
面52aへの摺接はスムーズになされる。
【0054】次に、図4を用いて本発明の他の実施例を
説明する。本実施例では、第1のスライド金型71と第
2のスライド金型72とで、内壁面52aに一箇所の段
部51hを形成するようにした。そして、この段部の深
さ(T)を第1のスライド金型71と第2のスライド金型
72とのパーティングラインに発生するバリの高さより
深くなるように設定した。
【0055】本実施例によっても、バリがリール室52
の内壁面52aに突出せず、フィルム57のリール室5
2の内壁面52aへの摺接はスムーズになされる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカメラのリ
ール室及びカメラのリール室の製造方法によれば、リー
ル室を一体的に形成し、かつ、開口寸法を内部寸法より
小さくしているので、カメラの横幅寸法を小さくするこ
とができ、また、裏蓋の取付け精度も良好となる。
【0057】また、本発明のカメラのリール室の製造方
法によれば、リール室の内壁面に、フィルムの進行方向
に略直交する方向に沿って、フィルムの進行方向から見
て落込んだ段部を設け、2つの金型のパーティングライ
ンが段部にあるようにしたことにより、パーティングラ
インに沿って発生するバリは前記リール室の内壁面より
下にあるか、又は、内壁面より突出しても突出高さは低
くなり、フィルムのリール室の内壁面への摺接はスムー
ズになされる。
【0058】また、前記段部の深さを、前記第1の金型
と前記第2の金型とのパーティングラインに発生するバ
リの高さより深くなるように設定することにより、バリ
がリール室の内壁面に突出せず、フィルムのリール室の
内壁面への摺接はスムーズになされる。
【0059】更に、前記バリの突出方向と前記リール室
の内壁面とのなす角が鋭角となる位置に前記段部を設け
ることにより、フィルムがバリにひっかかることが防止
され、フィルムのリール室の内壁面への摺接はスムーズ
になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカメラのリール室の断面図
である。
【図2】図1におけるボディ本体の製造方法の説明図で
ある。
【図3】図2の拡大図である。
【図4】他の実施例のボディ本体の製造方法の説明図で
ある。
【図5】第1の従来例のカメラのリール室の断面図であ
る。
【図6】第2の従来例のカメラのリール室の断面図であ
る。
【図7】一体成形時に発生するバリの説明図である。
【符号の説明】
51 ボディ本体 51a アンダーカット部 51c,51d 段部 53 リール 54 裏蓋 57 フィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形法で製造され、フィルムの先端
    部がリール室の内壁面に摺接しながら送りこまれ、開口
    の間口寸法が内部寸法より狭いカメラのリール室におい
    て、 前記リール室は一体的に形成され、 前記リール室の内壁面に前記フィルムの進行方向から見
    て落込んだ段部を形成し、該段部にパーティングライン
    を設けたことことを特徴とするカメラのリール室。
  2. 【請求項2】 樹脂成形法で製造され、フィルムの先端
    部がリール室の内壁面に摺接しながら送りこまれ、開口
    の間口寸法が内部寸法より狭いカメラのリール室の製造
    方法において、 開口に向かって漸次幅が広くなる第1の金型と、前記第
    1の金型に隣接して配置され、前記第1の金型の抜き方
    向と略直交する方向に移動可能に設けられた第2の金型
    とを用いて前記リール室を一体的に形成すると共に、 前記リール室の内壁面に、前記フィルムの進行方向に略
    直交する方向に沿って、前記フィルムの進行方向から見
    て落込んだ段部を前記第1の金型及び前記第2の金型と
    で形成し、 前記2つの金型のパーティングラインを前記段部にある
    ようにしたことを特徴とするカメラのリール室の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記段部の深さは、前記第1の金型と前
    記第2の金型とのパーティングラインに発生するバリの
    高さより深くなるように設定したことを特徴とする請求
    項2記載のカメラのリール室の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記段部は、前記バリの突出方向と前記
    リール室の内壁面とのなす角が鋭角となる位置に設けら
    れたことを特徴とする請求項2又は3記載のカメラのリ
    ール室の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014010162A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Brother Ind Ltd ベルト装置及び画像形成装置

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