JPH08194542A - オーバーシュートレスオートチューニング方法 - Google Patents

オーバーシュートレスオートチューニング方法

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JPH08194542A
JPH08194542A JP7004787A JP478795A JPH08194542A JP H08194542 A JPH08194542 A JP H08194542A JP 7004787 A JP7004787 A JP 7004787A JP 478795 A JP478795 A JP 478795A JP H08194542 A JPH08194542 A JP H08194542A
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正夫 尾島
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    • H05K13/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02—Feeding of components

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバーシュートを発生させることなく、位
置決めサーボ系のオートチューニングを実行する。 【構成】 オートチューニングを行う場合には、系の制
御構造をスライディングモード制御とし、可変ゲインの
切換え回数mを求め(ステップ106)、このゲイン切
換え回数mをチューニングのための特徴量として、慣性
モーメントの設定値Jnとトルク定数の設定値KTnとの
比Jn/KTnを調整する(ステップ107)。オートチ
ューニングの実行時以外には、通常の制御、典型的には
比例積分制御を実行する(ステップ109)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボ系のオートチュ
ーニング方法に関し、特に、オーバーシュートの発生を
抑えた位置決めサーボ系のオートチューニング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】サーボ系に対するオートチューニング方
法として、ステップ波形などを系に入力した際の応答波
形のオーバーシュート量等を特徴量とし、抽出された特
徴量に基づき各種の手法を用いてゲインの調整や慣性モ
ーメントの同定などを行う方法が従来からあり(例え
ば、文献:電気学会全国大会講演論文集Vol.1991, No.
6,9.10.1, pp.5-18)、この方法は実現が容易であるの
で、一般的に用いられている。図7はステップ応答波形
の一例を示しており、指令値e0に対する応答波形から
値e1,a,b,Tを求めることにより、オーバーシュート
量E、振幅減衰比D、整定時間比Rなどの特徴量が求め
られ、これらの特徴量に基づいてチューニングが行われ
る。
【0003】また、特開平5−324081号公報に
は、スライディングモード制御を利用してオーバーシュ
ートの発生を抑えた位置決め方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のオートチューニング方法では、ステップ応答か
ら特徴量を抽出するため、ゲインが十分にチューニング
されていないオートチューニング初期ではオーバーシュ
ート量が大きく、位置決めサーボ系の実プロセスに適用
した場合には、周辺装置への衝突等、大きな損害を引き
起こすことがあるという問題点がある。また、特開平5
−324081号公報に開示された技術は、2種類のス
ライディングカーブを使用するため制御が複雑になり、
また、スライディングモードでの制御を常時行うため、
計算量が膨大になるという問題点がある。本発明の目的
は、オーバーシュートの発生を抑えたオートチューニン
グ方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のオーバーシュー
トレスオートチューニング方法は、サーボ系のオートチ
ューニングを応答波形から抽出された特徴量に基づいて
行うオートチューニング方法において、オートチューニ
ングの実行中、前記サーボ系をスライディングモード制
御構造とし、前記特徴量として可変ゲインの切換え回数
を採用する。本発明において、オートチューニングの実
行時以外は、サーボ系が比例積分制御によって制御され
るようにすることができる。
【0006】
【作用】オートチューニング動作中の制御構造として、
負荷系の応答に対してロバスト性が大きいスライディン
グモード制御を採用しているので、オートチューニング
初期でも、オーバーシュートを発生させることがない。
このため、実プロセスにおいて位置決めサーボ系のオー
トチューニングを実施する場合に、周辺装置の衝突等の
問題を引き起こすことがない。スライディングモード制
御ではゲインの切換えが発生するが、後述する実施例か
ら明らかになるように、本発明では、このゲインの切換
え回数をオートチューニングのための特徴量として用
い、系の諸特性、例えばサーボモータや負荷系の特性の
推定を行っている。また本発明においては、サーボ系の
オートチューニングは、オフラインであるいはオンライ
ン動作中に行うことができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例のオートチューニ
ング方法が適用される制御系を示す制御ブロック図、図
2はこのオートチューニング方法の処理手順を示すフロ
ーチャートである。まず、制御系について説明する。こ
の制御系は、制御対象8の位置xをサーボモータトルク
発生機構6が発生するトルクにより位置決めするサーボ
系である。図示11がサーボモータと慣性負荷を表して
おり、出力電流irefに応じトルク定数KTでもってトル
クを発生するサーボモータトルク発生機構6と、このト
ルクで駆動されるサーボモータと負荷の慣性モーメント
Jのイナーシャ要素7とによって構成されているものと
する。制御対象8は、サーボモータと慣性負荷の角加速
度uを位置xに変換する機能を有するものであり、その
伝達関数が1/S2(2回積分要素)で表わされてい
る。この制御系は、通常の動作時にはPI(比例積分)
制御によって制御を行い、オートチューニング時にはス
ライディングモード制御構造に移行するように構成され
ている。すなわち、位置ループゲインがKPであり位置
偏差に対応して速度指令値を発生する速度指令発生部1
と、速度ループゲインがKV、積分ゲインがKiであって
速度偏差に応じて比例制御操作量UPIDを発生するPI
制御部2と、操作量Urefに応じた出力電流irefを出力
する補正部5と、上述したサーボモータ+慣性負荷11
及び制御対象8と、位置xが入力して制御対象の速度
【0008】
【外1】 を出力する微分要素9とによって、PI制御のための制
御ループが構成されている。さらに、オートチューニン
グを行うために、切換えゲイン(可変ゲイン)がKSで
あってスライディングモードを発生させるための操作量
USを発生するスライディングモードコントローラ3
と、スライディングモードでのゲイン切換えの判定を行
いスライディングモードコントローラ3でのゲイン切換
えを行うゲイン切換え判定機構10と、ゲインの切換え
回数mを計数する回数計算部4が設けられている。位置
指令xrefと制御対象8の実際の位置xとの偏差(位置
偏差)xref−xは、速度指令発生部1に入力するとと
もに、スライディングモードコントローラ3とゲイン切
換え判定機構10にも入力している。速度指令発生部1
は、KP(xr ef−x)で表わされる速度指令値を発生す
る。そして、速度指令値と実際の速度との偏差(速度偏
差)
【0009】
【外2】 がPI制御部2とともにゲイン切換え判定機構10に入
力する。PI制御部2は、
【0010】
【数1】 で表わされるように、比例制御操作量UPIDを出力す
る。補正部5は、入力する操作量Urefに対し、トルク
定数設定値KTn(トルク定数のモデル値)と慣性モーメ
ント設定値(慣性モーメントのモデル値)Jnとの比Jn
/KTnに応じた補正を行い、サーボモータに対する出力
電流irefを出力するように構成されている。この比Jn
/KTnは、サーボモータや負荷系(制御対象8)の特性
を表すパラメータである。ここで操作量Urefは、比例
制御操作量UPIDとスライディングモードを発生させる
ための操作量USとの差UPID−USである。また、比Jn
/KTnが回数計算部4の出力によって変化するようにな
っている。次に、制御系における制御動作について、図
2を用いて説明する。まず、オートチューニング動作で
あるかどうかの判定が行われる(ステップ101)。オ
ートチューニング動作でない場合には、周知の手順に従
って通常の制御(PI制御)を実行し(ステップ10
9)、出力電流irefを出力してサーボモータを駆動し
(ステップ108)、ステップ101に戻る。オートチ
ューニング動作の場合には、速度指令値xrefや位置
x、速度
【0011】
【外3】 を入力し(ステップ102)、速度指令値KP(xref−
x)を算出した後にゲイン切換え判定機構10において
ゲイン切換えの判断を行い(ステップ103)、PI制
御部2において比例制御操作量UPIDを算出し(ステッ
プ104)、スライディングモードコントローラ3にお
いてスライディングモード発生のための操作量USを算
出する。そして、回数計算部4においてゲインの切換え
回数mを計算し(ステップ106)、切換え回数mに応
じて補正部5の比Jn/KTnを調整する(ステップ10
7)。そして、設定値要素5が調整後の比Jn/KTnに
基づいて出力電流irefを出力し(ステップ108)、
ステップ101に戻る。次に、制御構造をスライディン
グモード制御として行われるオートチューニング動作に
ついて、さらに詳しく説明する。
【0012】ゲイン切換え判定機構10は、速度偏差
【0013】
【外4】 と位置偏差xref−xとの積の符号により、状態を判断
し、スライディングモードコントローラ3の切換えゲイ
ンKSを切換え、スライディングモードを実施する。具
体的には、
【0014】
【数2】 とする。ここで、文献[1]:電気学会論文誌D分冊第107
巻第11号1403〜1410頁(1987年)や文献[2]:平成5年電気
学会全国大会講演論文集No.871(1993年)にあるように、
【0015】
【数3】 とすると、(2)式では、
【0016】
【数4】 となり、(3)式では、
【0017】
【数5】 となる。モデルが正しく、図1において
【0018】
【数6】 となっていれば、すなわちトルク定数と慣性モーメント
について、モデル値相互の比と実際値相互の比が等しく
なっている場合には、
【0019】
【数7】 となり、ゲインの切換えを発生せずに位置決めが完了す
る。上述したように、回数計算部4は、ゲイン切換え回
数mを入力とし、補正部5の比Jn/KTnをチューニン
グする。本実施例では、状態2から状態3への切換え回
数をm1、状態2から状態1への切換え回数をm2とし
て、ゲイン切換え回数mを m = m1 − m2 …(5) で定義した。また、δを正の数として、
【0020】
【数8】 で表わされるように、比Jn/KTnのチューニングを行
った。(6)式のチューニングにより、Jn/KTnが実際値
(実際のJ/KT)より小さいときには、比Jn/KTnが
δ・mだけ増加し、実際値より大きいときは、δ・mだけ
減少する。そして、最終的に、
【0021】
【数9】 となるまでチューニングが行われる。次に、本実施例の
チューニング方法について、シミュレーションを行った
結果を説明する。ここでは、初期状態において、
【0022】
【数10】 となっている位置決め系に対して本実施例のチューニン
グ方法を適用した。図3は、初期状態において通常の制
御(PI制御)を行った場合におけるステップ応答波形
を時間と変位との関係によって示したものである。この
図に示されるように、通常の制御によってオートチュー
ニングを行った場合には、オートチューニング初期にか
なりのオーバーシュートが発生することになる。図4
は、本実施例にしたがって制御構造をスライディングモ
ード制御とした場合の、初期状態(オートチューニング
開始前)におけるステップ応答波形を示したものであ
る。図4(a)は位置応答波形であり、図4(b)は位相面軌
跡波形である。図4(a)に示されるように、スライディ
ングモード制御とすることによって、初期状態において
もオーバーシュートが発生していない。なお、図4(b)
において、のこぎり波状の軌跡となっている部分がある
が、これはそこでゲインの切換えがあったことを示して
いる。本実施例では、ステップ波形が入力する都度、ゲ
イン切換え回数mに応じて比Jn/KTnが変化し、これ
によってチューニングが進行する。
【0023】上述のようにしてオートチューニングが進
行すると、ステップ波形を入力した際のゲインの切換え
回数mが次第に減少する。図5は、チューニング終了直
前のゲイン切換え回数mが2のときのステップ応答波形
を示したものである。図5(a)と(b)は、図4の場合と同
様に、それぞれ、位置応答波形と位相面軌跡波形を示し
ている。ゲインの切換え回数mが2なので、図5(b)に
示す位相面軌跡波形には、のこぎり波状の部分はほとん
ど見られない。そして、図6は、オートチューニングが
終了した後、通常の制御に戻した時のステップ応答波形
を時間と変位との関係によって示したものである。な
お、図4及び図5における単位p.u.は、系において定
められた位置の単位である。以上のシミュレーション結
果から明らかなように、本発明のオートチューニング方
法によれば、チューニング初期から終了まで、一貫して
オーバーシュートを発生させることなく位置決め系のチ
ューニングを行うことが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のオーバーシ
ュートレスオートチューニング方法は、オートチューニ
ング中にオーバーシュートを発生させることがないの
で、周辺装置への衝突等の事故を発生させることなく迅
速なチューニングを行うことが可能になり、実プロセス
への適用が容易であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のオーバーシュートレスオー
トチューニング方法が適用される制御系を示す制御ブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施例のオーバーシュートレスオー
トチューニング方法の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図3】初期状態での通常制御系のステップ応答波形を
示すグラフである。
【図4】スライディングモード適用時の初期状態でのス
テップ応答波形を示す図であって、(a)は位置応答波形
を示すグラフ、(b)は位相面軌跡波形を示すグラフであ
る。
【図5】スライディングモード適用時のオートチューニ
ング終了直前のステップ応答波形を示す図であって、
(a)は位置応答波形を示すグラフ、(b)は位相面軌跡波形
を示すグラフである。
【図6】オートチューニング終了後のステップ応答波形
を示すグラフである。
【図7】ステップ応答波形の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 速度指令発生部 2 PI制御部 3 スライディングモードコントローラ 4 回数計算部 5 補正部 6 サーボモータトルク発生機構 7 イナーシャ要素 8 制御対象 9 微分要素 10 ゲイン切換え判定機構 11 サーボモータ+慣性負荷 101〜109 ステップ iref 出力電流 J 慣性モーメント Jn 慣性モーメント設定値 Ki 積分ゲイン KP 位置ループゲイン KS 切換えゲイン KT トルク定数 KTn トルク定数設定値 KV 速度ループゲイン m 切換え回数 x 位置 xref 位置指令値

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ系のオートチューニングを応答波
    形から抽出された特徴量に基づいて行うオートチューニ
    ング方法において、 オートチューニングの実行中、前記サーボ系をスライデ
    ィングモード制御構造とし、前記特徴量として可変ゲイ
    ンの切換え回数を採用することを特徴とするオーバーシ
    ュートレスオートチューニング方法。
  2. 【請求項2】 オートチューニングの実行時以外は、前
    記サーボ系が比例積分制御によって制御される請求項1
    に記載のオーバーシュートレスオートチューニング方
    法。
  3. 【請求項3】 前記サーボ系が位置決めサーボ系である
    請求項1または2に記載のオーバーシュートレスオート
    チューニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160016707A (ko) * 2014-08-04 2016-02-15 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 모터 시스템
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