JPH081961A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

Info

Publication number
JPH081961A
JPH081961A JP15934794A JP15934794A JPH081961A JP H081961 A JPH081961 A JP H081961A JP 15934794 A JP15934794 A JP 15934794A JP 15934794 A JP15934794 A JP 15934794A JP H081961 A JPH081961 A JP H081961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
pump
cap
head
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15934794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3353857B2 (ja
Inventor
Isato Nishikaze
勇人 西風
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP15934794A priority Critical patent/JP3353857B2/ja
Publication of JPH081961A publication Critical patent/JPH081961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3353857B2 publication Critical patent/JP3353857B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップに向けてフラッシングするものにお
いて、プリンタの小型化および無駄なインク消費の低減
を図る。 【構成】 ヘッドのインク吐出面6nと密着可能なキャ
ップ71a,71bと連通している吸引ポンプ有し、キ
ャップに向けてフラッシングを行なう。ヘッドのインク
吐出面とキャップとが密着していない状態でも吸引ポン
プを駆動可能なポンプ駆動機構を備えている。キャリッ
ジ60の移動範囲には、キャップをキャリッジとともに
移動させるがヘッドのインク吐出面とは密着させない非
密着範囲と、インクの吐出面と密着させる密着範囲とを
有して構成され、この密着範囲にキャリッジが進入した
とき切り換え歯車がポンプ位置に切り換えられるととも
に、保持手段によってポンプ位置に保持され、キャリッ
ジが前記非密着範囲から脱出するとき、保持手段による
保持が解放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
に関する。より詳しくは、印字パターンによってある特
定のノズルからインクが吐出されないことによりその特
定のノズルが乾燥してしまうのを防止するために定期的
に全ノズルからインクを吐出するいわゆるフラッシング
動作をキャップに向けて行なう形式のインクジェットプ
リンタに関し、特に、プリンタの小型化を図るととも
に、無駄なインク消費の低減を図ったインクジェットプ
リンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にインクジェットプリンタは、紙送
り方向と直交する方向に往復動するキャリッジに取付け
られたヘッドによって用紙に印字が行なわれる印字領域
と、この印字領域に隣接した外側にあって、前記ヘッド
による印字が行なわれない非印字領域とを有している。
【0003】インクジェットプリンタにおいては、一定
時間以上印字動作がなされないとヘッドのノズル先端に
あるインクが乾燥してノズルの目詰りを生じるので、そ
の場合にはヘッドをキャップで覆ういわゆるキャッピン
グを行なう必要がある。
【0004】また、目詰りが生じてしまった場合には、
吸引ポンプを用いてノズルからインクを強制的に吸引
し、ヘッドの機能を回復させる、いわゆるポンピングを
行なう必要がある。
【0005】さらに、印字動作中においても、印字パタ
ーンによっては、ある特定のノズルから全くインクが吐
出されない状態が生ずることがあり、このような状態が
続くとその特定のノズル先端にあるインクが乾燥してノ
ズルの目詰りを生じるので、これを防止するために定期
的に全ノズルからインクを吐出するいわゆるフラッシン
グを行なう必要がある。
【0006】このようなキャッピング動作、ポンピング
動作、およびフラッシング動作は、キャリッジすなわち
ヘッドが非印字領域にあるときになされる。
【0007】従来のインクジェットプリンタには、上記
フラッシング動作を行なう形式として次の2つの形式が
あった。
【0008】第1の形式は、フェルト等のインク吸収材
を備えたフラッシング専用領域を非印字領域に設け、こ
のフラッシング専用領域において前記インク吸収材に向
けてフラッシング動作を行なう形式である。
【0009】第2の形式は、上述のような特別のフラッ
シング専用領域を設けず、前記キャッピング動作に用い
られるキャップに向けてフラッシング動作を行なう形式
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェットプリンタには、それぞれ次のような問題があっ
た。
【0011】第1の形式のものでは、非印字領域にフラ
ッシング専用領域を設ける必要があるから、その分プリ
ンタの幅が大きくなるという問題があった。特に、カラ
ー印字可能なプリンタでは、キャリッジにはその往復動
方向に沿ってモノクロ用のヘッドとカラー用のヘッドと
が取り付けられるか、あるいは、ヘッドのインク吐出面
に、キャリッジの往復動方向に沿ってモノクロ用のノズ
ルとカラー用のノズルとが形成されているから、これに
対応させてフラッシング専用領域も幅広にしなければな
らず、一層プリンタの幅が大きくなるという問題があっ
た。
【0012】第2の形式のものによれば、上述のような
特別のフラッシング専用領域を設ける必要がないから、
プリンタの小型化を図ることは可能である。
【0013】しかしながら、第2の形式のものでは、キ
ャップに向けてフラッシング動作が行なわれるから、キ
ャップ内には次第にインクが溜まってくる。
【0014】そこで従来は、キャップ内にインクが溜ま
り、キャップからインクが溢れ出す前に、キャッピング
し、吸引ポンプを作動させてインクを吸引していた(す
なわち上記ポンピング動作を行なっていた)。
【0015】しかしながら、このようなポンピングを行
なうことにより、フラッシングによって吐出されたイン
クとは別にヘッドからもインクが吸引されてしまい、そ
の分インクが無駄に消費されてしまうという問題があっ
た。
【0016】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決し、プリンタの小型化を図るとともに、無駄なインク
消費の低減を図ることのできるインクジェットプリンタ
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のインクジェットプリンタは、紙送り手
段により送られる用紙のその送り方向と直交する方向に
往復動するキャリッジに取り付けられ、インク吐出面に
形成されたノズルからインクを吐出するヘッドと、この
ヘッドのインク吐出面と密着可能なキャップと、このキ
ャップと連通している吸引ポンプとを有し、前記ヘッド
が前記キャップに向けてフラッシングを行なうインクジ
ェットプリンタにおいて、 前記ヘッドのインク吐出面
とキャップとが密着していない状態でも前記吸引ポンプ
を駆動可能なポンプ駆動機構を備えていることを特徴と
する。
【0018】請求項2記載のインクジェットプリンタ
は、請求項1記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記キャリッジにはその往復動方向に沿ってモノクロ用
のヘッドとカラー用のヘッドとが取り付けられ、また
は、前記ヘッドのインク吐出面に前記キャリッジの往復
動方向に沿ってモノクロ用のノズルとカラー用のノズル
とが形成されていることを特徴とする。
【0019】請求項3記載のインクジェットプリンタ
は、請求項1または2記載のインクジェットプリンタに
おいて、前記紙送り手段を駆動するモータと、前記ポン
プ駆動機構を駆動するモータとが1つのモータで共用さ
れ、前記ポンプ駆動機構が、前記モータからの動力を前
記吸引ポンプに伝達するポンプ位置と伝達しない非ポン
プ位置とを取り得る切り換え歯車と、この切り換え歯車
を前記ヘッドのインク吐出面とキャップとが密着してい
ない状態でもポンプ位置に保持可能な保持手段とを備え
ていることを特徴とする。
【0020】請求項4記載のインクジェットプリンタ
は、請求項3記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記切り換え歯車のポンプ位置と非ポンプ位置との切り
換えが前記キャリッジの移動動作によって行なわれるこ
とを特徴とする。
【0021】請求項5記載のインクジェットプリンタ
は、請求項3記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記キャップは前記キャリッジの移動とともに移動し得
るキャップで構成されているとともに、前記キャリッジ
の移動範囲には、前記キャップをキャリッジとともに移
動させるがヘッドのインク吐出面とは密着させない非密
着範囲と、インクの吐出面と密着させる密着範囲とを有
して構成され、この密着範囲にキャリッジが進入したと
き前記切り換え歯車がポンプ位置に切り換えられるとと
もに、前記保持手段によってポンプ位置に保持され、キ
ャリッジが前記非密着範囲から脱出するとき、前記保持
手段による保持が解放されることを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1記載のインクジェットプリンタによれ
ば、紙送り手段により送られる用紙のその送り方向と直
交する方向に往復動するキャリッジに取り付けられたヘ
ッドのインク吐出面に形成されたノズルからインクが吐
出されることによって前記用紙に印字が行なわれ、印字
動作中において、キャップに向けてフラッシングが行な
われる。
【0023】そして、キャップには吸引ポンプが連通さ
れており、ヘッドのインク吐出面とキャップとが密着し
ていない状態でも吸引ポンプを駆動可能なポンプ駆動機
構を備えた構成となっているので、このポンプ駆動機構
により、ヘッドのインク吐出面とキャップとが密着して
いない状態で吸引ポンプを駆動することによって、ヘッ
ドからインクを吸引することなく、フラッシング動作に
よってキャップ内に溜まったインクのみを吸引すること
ができる。
【0024】すなわち、この請求項1記載のインクジェ
ットプリンタによれば、フラッシング動作をキャップに
向けて行なうことによりプリンタの小型化を図ることが
できると同時に、ヘッドからインクを吸引することな
く、フラッシング動作によってキャップ内に溜まったイ
ンクのみを吸引することができるから、無駄なインクの
消費が低減される。
【0025】カラー印字可能なインクジェットプリンタ
は、請求項2記載のように、キャリッジにはその往復動
方向に沿ってモノクロ用のヘッドとカラー用のヘッドと
が取り付けられるか、あるいは、ヘッドのインク吐出面
に、キャリッジの往復動方向に沿ってモノクロ用のノズ
ルとカラー用のノズルとが形成されているから、請求項
1記載の構成をこのようなプリンタに適用することは、
特に有効である。
【0026】すなわち、請求項2記載のインクジェット
プリンタによれば、カラー印字可能なプリンタにおい
て、一層プリンタの幅を小さくすることができると同時
に、カラーインクの無駄な消費を低減することができ
る。
【0027】請求項3記載のインクジェットプリンタに
よれば、請求項1または2記載のインクジェットプリン
タにおいて、前記紙送り手段を駆動するモータと、前記
ポンプ駆動機構を駆動するモータとが1つのモータで共
用され、前記ポンプ駆動機構が、前記モータからの動力
を前記吸引ポンプに伝達するポンプ位置と伝達しない非
ポンプ位置とを取り得る切り換え歯車と、この切り換え
歯車を前記ヘッドのインク吐出面とキャップとが密着し
ていない状態でもポンプ位置に保持可能な保持手段とを
備えているので、紙送り手段を駆動するモータと、ポン
プ駆動機構を駆動するモータとを別々に設けたものに比
べて、プリンタの一層のコンパクト化およびコストの低
減が図られる。
【0028】請求項4記載のインクジェットプリンタに
よれば、請求項3記載のインクジェットプリンタにおい
て、前記切り換え歯車のポンプ位置と非ポンプ位置との
切り換えが前記キャリッジの移動動作によって行なわれ
るので、別途電磁ソレノイド等の切り換え手段が不要で
あり、さらなるプリンタのコンパクト化およびコストの
低減が図られる。
【0029】請求項5記載のインクジェットプリンタに
よれば、請求項3記載のインクジェットプリンタにおい
て、前記キャップは前記キャリッジの移動とともに移動
し得るキャップで構成されているとともに、前記キャリ
ッジの移動範囲には、前記キャップをキャリッジととも
に移動させるがヘッドのインク吐出面とは密着させない
非密着範囲と、インクの吐出面と密着させる密着範囲と
を有して構成され、この密着範囲にキャリッジが進入し
たとき前記切り換え歯車がポンプ位置に切り換えられる
とともに、前記保持手段によってポンプ位置に保持さ
れ、キャリッジが前記非密着範囲から脱出するとき、前
記保持手段による保持が解放される構成となっているの
で、キャリッジを前記密着範囲に進入させることにより
キャッピングを行ない、また、ポンピングを行なうこと
ができる。
【0030】さらに、キャリッジを密着範囲から非密着
範囲に移動させただけでは、切り換え歯車がポンプ位置
に保持された状態のままであるから、この状態で吸引ポ
ンプを作動させることにより、ヘッドからインクを吸引
することなく、フラッシング動作によってキャップ内に
溜まったインクのみを吸引することができる。
【0031】すなわち、請求項5記載のインクジェット
プリンタによれば、切り換え歯車のポンプ位置と非ポン
プ位置との切り換え、およびインク吐出面とキャップと
の密着状態と非密着状態の切り換えが前記キャリッジの
移動動作のみによって同時に行なわれるので、別途電磁
ソレノイド等の切り換え手段が不要であり、さらなるプ
リンタのコンパクト化およびコストの低減が図られる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0033】図1は本発明に係るインクジェットプリン
タの一実施例の内部構造を示す側面図、図2は部分省略
拡大平面図、図3は図2における歯車列を展開して示し
た図である。
【0034】先ず、図1を参照してこのプリンタの概要
について説明する。
【0035】1は印字すべき用紙が積層保持される給紙
トレイ、2は給紙トレイ1から1枚ずつ用紙を給送する
給紙ローラである。
【0036】給紙ローラ2により給送された用紙は、紙
送り手段を構成する紙送りローラ3に巻き回されて反転
し、ピンチローラ4によってその送り角が規定されて紙
送りローラ3から送り出される。送り出された用紙は、
その裏面が、規定部材5の上面と当接しつつ案内される
ことにより、インクジェットヘッド6との間隔が規定さ
れ、その表面にヘッド6からインクが吐出されて印字さ
れる。印字された用紙は、排紙ローラ対7a,7bを経
て排紙トレイ8上に排出される。
【0037】インクジェットヘッド6は、モノクロ用の
ヘッド6aと、複数色のインクを吐出することによりカ
ラー印字を行なうことのできるカラー用のヘッド6bと
からなり(図4参照)、これらヘッドはそれぞれキャリ
ッジ60に対し、その往復動方向に沿って取り付けられ
ている。
【0038】キャリッジ60は、ガイド軸61およびガ
イドレール62に案内され、図示しないキャリッジモー
タの駆動によって図1の紙面と直交する方向に往復動す
る。前記ヘッド6a,6bは、キャリッジ60に対し、
その往復動方向に沿って取り付けられている。キャリッ
ジ60上には、図示しないモノクロ用のインクタンク
と、カラー用のインクタンクとが同時に搭載される。
【0039】次に各部の構成について説明する。
【0040】図2、図3において、Aはキャリッジに取
付けられたヘッド6a,6bによって用紙に印字が行な
われる印字領域、Bはこの印字領域Aに隣接した外側に
あって、前記ヘッド6a,6bによる印字が行なわれな
い非印字領域である。
【0041】10はモータであり、フレーム30の側板
31に固定されている。モータ10の動力は、その出力
軸に固定されたピニオン11、減速歯車12,13を介
して紙送りローラ3に伝達される。紙送りローラ3は、
その軸3aがフレームの側板31,32に回転可能に支
持されており、軸3aの一端に前記減速歯車13が固定
されている。減速歯車12は側板31に回転可能に取り
付けられている。
【0042】紙送りローラ3の軸3aの他端には、主伝
達歯車14が固定されている。モータ10からの動力
は、この主伝達歯車14から、一方では吸引ポンプ(以
下単にポンプともいう)40を駆動するためのポンプ駆
動機構40Gに伝達され、他方では、ノブ50に連動さ
れ得る歯車列51に伝達される。
【0043】ポンプ駆動機構40Gは、フレーム30
と、切り換え歯車20と、ポンプ用伝達歯車44と、伝
達歯車45と、保持手段37a(図6参照)とで構成さ
れている。
【0044】図2において、70はキャッピング装置で
ある。
【0045】このキャッピング装置70は、図4にも示
すように、キャリッジ60が非印字領域Bに進入してき
てキャッピング位置(図4(c)に示す位置)に停止し
たとき、ヘッド6a,6bのインク吐出面6n,6nを
覆って完全に密着する2つのキャップ71a,71bを
有している。
【0046】キャップ71a,71bは、スライダ72
の上面に取り付けられている。
【0047】スライダ72は、そのほぼ中央部がアーム
73,73(図4において手前側のもののみ図示)によ
ってベース74に連結されていると共に、その右端がガ
イドレール34によって案内されるようになっている。
【0048】アーム73は、その下部に設けられた長穴
73によってベース74のピン74aに対して回動可能
かつ上下動可能に支持されている。また、スライダ72
とベース74との間には、スライダ72を上方かつ左方
に向けて付勢する圧縮バネ76が設けられている。
【0049】ベース74はフレームの側板33に固定さ
れており、ガイドレール34も側板33に固定されてい
る。ガイドレール34の左端にはフック部34aが形成
されており、このフック部34aに、スライダ72の右
端に形成されているフック部72aが係合することによ
って、スライダ72の左方への移動が規制されている。
スライダ72の右端上部にはピン72bが設けられてお
り、このピン72bが、キャリッジ60の右端に設けら
れている作動片63と当接可能となっている。
【0050】したがって、このキャッピング装置70は
次のように作動する。
【0051】図4(a)に示すように、キャリッジ60
が印字領域A(図2参照)にあって往復動しつつヘッド
6aまたは6bからインクを吐出して用紙Pに印字を行
なっているときは、キャッピング装置70は何等作動し
ない。
【0052】一定時間印字がなされると、印字パターン
によっては、ある特定のノズルから全くインクが吐出さ
れない状態が生ずることがあり、このような状態が続く
とその特定のノズル先端にあるインクが乾燥してノズル
の目詰りを生じるので、これを防止するために全ノズル
からインクを吐出するフラッシング動作が行なわれる。
【0053】フラッシング動作は、図4(b)に示すよ
うに、ヘッド6a,6bがキャップ71a,71bに対
向する位置までキャリッジ60が非印字領域B(図2参
照)に進入し、この位置で全ノズルからインクを吐出す
ることにより行なわれる。
【0054】このときも、キャッピング装置70は何等
作動しない。
【0055】図4(b)に示す位置よりもさらにキャリ
ッジ60が非印字領域B(図2参照)の奥まで進入し、
その作動片63がスライダ72のピン72bと当接した
時点からキャッピング動作が開始される。
【0056】キャリッジ60がさらに図において右方に
移動すると、その作動片63がスライダ72のピン72
bと当接していることから、スライダ72が右方に移動
するとともに、アーム73の回動動作を伴って上動す
る。これによって、キャップ71a,71bがキャリッ
ジ60の進入動作にともなってキャリッジと同方向に移
動しながらヘッド6a,6bの方向に向かって上昇し、
図4(c)に示すように、ヘッドのインク吐出面6n,
6nと密着することとなる。
【0057】以上の説明から分かるように、図4(b)
のキャリッジ60の位置は、キャップ71a,71bを
キャリッジとともに移動させるがヘッドのインク吐出面
6n,6nとは密着させない非密着範囲の開始位置を示
しており、図4(c)のキャリッジ60の位置は、キャ
ップ71a,71bをインクの吐出面6n,6nと密着
させる密着範囲の終端位置を示している。キャリッジ6
0が図4(b)に示す位置から図4(c)に示す位置に
移動する途中で、キャップ71a,71bはインクの吐
出面6n,6nとの密着を開始し、この開始位置が上記
非密着範囲と密着範囲との境界位置となっている。
【0058】図2に示すように、ポンプ40はチューブ
ポンプで構成され、チューブ43a,43bによって前
記キャップ71a,71bと連通している。
【0059】チューブ43a,43bは、その一端がそ
れぞれ前記キャップに接続され、中間部がポンプケース
42内に固定され、他端が図示しない廃インクタンクへ
向けられている。そして、上記中間部がポンプケース4
2内に設けられた図示しない回転ローラによって押圧さ
れることにより、キャップからインクが吸引されるよう
になっている。
【0060】図2、図3において、44はポンプ用伝達
歯車であり、切り換え歯車20と系脱可能である。
【0061】切り換え歯車20には、図2に示すよう
に、切り換え歯車20の回転を許すようにして切り換え
歯車20を保持するほぼ筒状のホルダ21が設けられて
いる。
【0062】ホルダ21は、図5に示すように、筒状部
21aと、この筒状部と一体に形成された爪21bとを
有している。
【0063】ホルダ21の筒状部にはフック21cが設
けられており、図2に示すように、このフック21cと
フレームの側板32との間に引っ張りバネ22が設けら
れている。
【0064】したがって、切り換え歯車20は、この引
っ張りバネ22によって図2において左方に付勢されて
おり、通常はポンプ用伝達歯車44とは噛み合わないよ
うになっている。
【0065】図6、図7に示すように、キャリッジ60
の底部には、切り換えレバー64(以下単にレバーとも
いう)と、解放部65とが設けられている。
【0066】レバー64は、軸66によって回動可能に
取り付けられており、図8にも示すように、その先端部
64a近くにフック部64fが設けられている。先端部
64aおよび後端部64bは、それぞれキャリッジ底部
に設けられた支持部67,68(図7参照)によって支
持されており、これによってレバー64がキャリッジか
ら脱落しないようになっている。また、レバー64とキ
ャリッジの底面との間にはバネ69が設けられている。
バネ69は、自由状態で図9に示すような屈曲形状を呈
する板バネであり、その屈曲部69aが図8(b)に示
すレバーの保持溝64cに嵌め込まれると共に、その中
間部69b,69bが図8(a)(b)に示すレバーの
係止片64d,64dと係合し、その先端部69c,6
9cが前記支持部67(図7参照)に支持されているこ
とによって、レバー64とキャリッジ底面との間に保持
されている。先端部69c,69cは、図6に示すよう
にキャリッジ底部に設けられた凸部67aを挟み込んで
おり、これによって、レバー64は外力が作用しない限
り中立位置に保持されるようになっている。
【0067】図6において、30は図1にも示したフレ
ームであり、このフレーム30の非印字領域Bに位置す
る部分には、屈曲成形された、平面視「へ」の字形の第
1の仕切り壁35と、平面視直線状の第2の仕切り壁3
6とが形成されている。
【0068】これら第1、第2の仕切り壁35,36に
よって、キャリッジ60が非印字領域Bに進入したと
き、前記レバー64のフック部64fを非印字領域に進
入させる第1の経路R1と、キャリッジ60が非印字領
域Bから印字領域Aに脱出するとき前記フック部64f
を非印字領域から印字領域に脱出させる第2の経路R2
とが形成されている。なお、図において、第1、第2の
仕切り壁35,36には斜線が施してあり、第1の経路
R1は一点鎖線で、第2の経路R2は二点鎖線で示して
ある。また、第2の仕切り壁36に沿う部分において
は、第1、第2の経路R1,R2は共通の経路となる
が、図示の便宜上別々に示してある。
【0069】80は第3の経路R3(三点鎖線)を形成
するための板バネ部材である。この板バネ部材80は、
図10に示すように、取付部81と、この取付部81と
一体に形成された板バネ部82とからなり、取付部81
がフレーム30に対して固定されている。板バネ部82
は、図10(a)から明らかなように、取付部81に対
して自由状態で反時計方向に多少屈曲しており、その先
端82aはさらに反時計方向に屈曲している。このた
め、板バネ部82は、フレーム30に取り付けられた状
態では、図6に示すように第2の仕切り壁36に密に当
接し、また、その先端82aは、前述した第2の経路R
2を横切って第1の仕切り壁35に軽く接触している。
【0070】この板バネ部82により、キャリッジ60
が非印字領域Bに進入した後、非印字領域Bから印字領
域Aにむけて完全に脱出する前に再び非印字領域B側に
向かって進入したとき、前記フック部64fが進入する
こととなる第3の経路R3が形成されている。
【0071】上記第1、第2、第3の経路R1,R2,
R3とレバー64の作用について詳しく説明すると次の
通りである。
【0072】図6において、先ずキャリッジ60が右方
に移動し、非印字領域Bに進入すると、レバーのフック
部64fは第1の経路R1に進入し、第1の仕切り壁3
5を乗り越えて第2の仕切り壁36の一側面側に達す
る。フック部64fが第1の仕切り壁35を乗り越える
際、レバー64は矢印a方向に回動し、乗り越えた後は
バネ69の作用で原位置に復帰する。
【0073】次に、キャリッジが左方に移動すると、フ
ック部64fが第1の仕切り壁35に案内されて第2の
経路R2に進入し、フック部64fが板バネ部82を撓
ませてその先端82aを通過する。フック部64fが板
バネ部82の先端82aを通過した時点で板バネ部82
の先端82aは原位置(第1の仕切り壁35に軽く接触
している位置)に復帰する。この時点で、さらにキャリ
ッジが左方に移動し続ければ、キャリッジは印字領域A
に戻って図6に示した状態となるし、キャリッジが逆に
右方に移動すれば、フック部64fが第3の経路R3に
進入することとなる。レバー64は、フック部64fが
第1の仕切り壁35を乗り越える際、矢印b方向に回動
する。フック部64fが印字領域Aに入れば、レバー6
4は原位置に復帰するが、フック部64fが第3の経路
R3に進入した場合には、矢印b方向に回動した状態の
ままであり、バネ69の作用でフック部64fは、板バ
ネ部82に軽く押し付けられるようにして第3の経路R
3を移動することとなる。
【0074】上述したように、第2の仕切り壁36を屈
曲成形した結果として、フレーム30には、長穴37が
形成されている。
【0075】そして、この長穴37を通じて、前述した
ホルダ21の爪21bが図11にも示すように上方に突
出し、上記第3の経路R3に臨んでいる。
【0076】したがって、上述したようにしてフック部
64fが第3の経路に進入すると、このフック部64f
と爪21bとが係合し、キャリッジの右方への移動にと
もなってホルダすなわち切り換え歯車20も引っ張りバ
ネ22に抗して図3に仮想線で示すようにポンプ位置に
移動し、ポンプ用伝達歯車44と噛み合うこととなる。
【0077】切り換え歯車20とポンプ用伝達歯車44
とが噛み合うと、主伝達歯車14からの動力が切り換え
歯車20、ポンプ用伝達歯車44、および伝達歯車45
を介してポンプ40に伝達され、ポンプが作動してキャ
ップ71aまたは71bを通じヘッド6aまたは6bか
らインクを吸引することができるようになる。なお、ポ
ンプ用伝達歯車44とフレームの側板33との間には圧
縮バネ46が設けられており、切り換え歯車20が右方
に移動したときに、両歯車20,44が円滑に噛み合う
ようになっている。
【0078】また、長穴37には段部37aがあり、こ
の段部37aが爪21bの保持手段を構成している。引
っ張りバネ22は、図6に示すように斜めに設けられて
いるので、ホルダ21の爪21bが右方に移動して段部
37aに達すると、この段部に入り込んでこれと係合
し、この係合がキャリッジ60に設けられた解放部65
によって解かれるまで、切り換え歯車20はポンプ位置
に保持されるようになっている。
【0079】次に、以上のようなインクジェットプリン
タの全体の作動について説明する。
【0080】<印字動作>前述したように、用紙が給紙
ローラ2により給送され、紙送りローラ3で送られつ
つ、キャリッジ60が印字領域A内において往復動し、
ヘッド6からインクが吐出されて印字される。
【0081】この場合、キャリッジ60は非印字領域B
に進入せず、したがって、キャッピング動作やポンピン
グ動作は行なわれない。
【0082】<フラッシング動作>フラッシング動作
は、上記印字動作の途中で定期的に行なわれる。
【0083】フラッシング動作は、図4(b)に示すよ
うに、ヘッド6a,6bがキャップ71a,71bに対
向する位置までキャリッジ60が非印字領域B(図2参
照)に進入し、この位置で全ノズルからインクを吐出す
ることにより行なわれる。その後、キャリッジ60は、
印字領域Aに戻って、上記印字動作を続行する。
【0084】なお、キャリッジ底部のレバー64のフッ
ク部64fは、キャリッジ60が非印字領域Bに進入す
るとき、第1の経路R1に進入し、キャリッジ60が印
字領域Aに戻るとき、第2の経路R2を経て印字領域に
戻る。
【0085】<フラッシングインク吸引動作>このフラ
ッシングインク吸引動作は、上記フラッシング動作が所
定回数行なわれた後に(キャップからインクが溢れ出す
前に)行なわれる。
【0086】この場合、先ずキャリッジ60が印字領域
から非印字領域Bに進入する。すると、レバーのフック
部64fも第1の経路R1に進入する。
【0087】次いで、フック部64fが板バネ部82の
先端82aを通過する位置までキャリッジ60が左方に
移動する。
【0088】その後、キャリッジ60が右方に移動し、
フック部64fが第3の経路R3に進入する。
【0089】これにより、フック部64fと爪21bと
が係合し、キャリッジの右方への移動にともなって切り
換え歯車20も図3に仮想線で示すようにポンプ位置に
移動し、ポンプ用伝達歯車44と噛み合ってポンプ40
の駆動が可能な状態となる。この状態は、ホルダ21の
爪21bが段部37aと係合することにより、保持され
る。このときの状態を図12に示す。なお、このとき同
時に、図4(c)に示したように、キャップ71a,7
1bがヘッド6a,6bを覆い、インク吐出面6n,6
nと密着することとなるが、この段階ではポンプ40は
作動させない。
【0090】その後、キャリッジ60が非密着領域まで
左方に移動する。これによって、図4(b)に示すよう
に、キャップ71a,71bとヘッド6a,6bのイン
ク吐出面6n,6nとの密着状態が解除される。すなわ
ち、このときの移動量は、キャップ71a,71bとヘ
ッド6a,6bのインク吐出面6n,6nとの密着状態
が解除され、かつ、キャリッジの解放部65がホルダ2
1の爪21bと段部37aとの係合状態を解放しないだ
けの距離である。このときの移動量Lを図13に示す。
同図において、ポジションC,D,Eは、それぞれ解放
部65(すなわちキャリッジ)の位置を示しており、ポ
ジションCはキャッピング位置(後述するポンピング位
置と同じ)を,ポジションDはホルダリセット位置を、
ポジションEはフラッシングインク吸引位置をそれぞれ
示している。また、ポジションCは図12に示した位置
と同一位置である。
【0091】このポジションEの状態で、モータ10を
作動させてポンプ40を駆動し、キャップ71a,71
bから、これに溜まっているフラッシングインクを吸引
する。なお、吸引後、モータ10を僅かに回転させるこ
とにより、レリース動作を行なう。すなわち、上記吸引
動作時に、モータ10を正転させていた場合には僅かに
逆転させ、逆転させていた場合には僅かに正転させる。
このレリース動作は、ポンプのチューブが回転ローラに
よって押圧された状態のままとなってチューブの内面同
士が張り付いてしまうのを防止するためのものである。
このレリース動作によってポンプ動作が終了する。
【0092】ポンプ動作が終了した段階で、キャリッジ
60は、印字領域Aに戻って、上記印字動作を続行す
る。キャリッジ60が印字領域Aに戻る過程で、図13
(ポジションD)に示すように、解放部65がホルダ2
1の爪21bを押圧して、爪21bと段部37aとの係
合状態を解放する。これによって切り換え歯車20は原
位置に戻り、ポンプ40への動力伝達が断たれる。
【0093】<キャッピング動作>一定時間以上印字動
作がなされない場合には、キャッピング動作が行なわれ
る。
【0094】この場合、キャリッジ60が、図4(b)
に示すように非印字領域B(図2参照)に進入し、その
作動片63がスライダ72のピン72bと当接した時点
からキャッピング動作が開始され、図4(c)に示すよ
うに、キャリッジ60が右端に達した段階でキャップ7
1a,71bがヘッド6a,6bを覆い、インク吐出面
6n,6nと完全に密着してキャッピング動作が完了す
る。
【0095】なお、切り換えレバー64のフック部64
fは第1の経路R1に進入するが、キャッピング動作に
は何等関与しない。また、キャッピング動作から印字動
作に移るときは、キャリッジ60が印字領域に戻ること
となるが、このときもレバー64のフック部64fは第
2の経路R2を通過するだけである。
【0096】<ポンピング動作>ノズルの目詰りが生じ
た場合には、ポンピング動作が行なわれる。
【0097】この場合、先ずキャリッジ60が印字領域
Aから非印字領域Bに進入する。すると、レバーのフッ
ク部64fも第1の経路R1に進入する。
【0098】次いで、フック部64fが板バネ部82の
先端82aを通過する位置までキャリッジ60が左方に
移動する。
【0099】その後、キャリッジ60が右方に移動し、
フック部64fが第3の経路R3に進入する。
【0100】これにより、フック部64fと爪21bと
が係合し、キャリッジの右方への移動にともなって切り
換え歯車20も図3に仮想線で示すようにポンプ位置に
移動し、ポンプ用伝達歯車44と噛み合ってポンプ40
の駆動が可能な状態となる。この状態は、ホルダ21の
爪21bが段部37aと係合することにより、保持され
る。このときの状態を図12に示す。
【0101】また、同時に、図4(c)に示したよう
に、キャリッジ60が右端に達した段階でキャップ71
a,71bがヘッド6a,6bを覆い、インク吐出面6
n,6nと完全に密着してキャッピングが完了する。
【0102】そこで、モータ10を作動させ、ヘッドか
らインクを吸引する。なお、吸引後、上述したと同様モ
ータ10を僅かに回転させることにより、レリース動作
を行なって、ポンピング動作が終了する。
【0103】以上のようなインクジェットプリンタによ
れば、次のような効果が得られる。
【0104】(i)ヘッドのインク吐出面6n,6nと
キャップ71a,71bとが密着していない状態でも吸
引ポンプ40を駆動可能なポンプ駆動機構40Gを備え
た構成となっているので、このポンプ駆動機構40Gに
より、ヘッドのインク吐出面6n,6nとキャップ71
a,71bとが密着していない状態で吸引ポンプ40を
駆動することによって、ヘッド6a,6bからインクを
吸引することなく、フラッシング動作によってキャップ
内に溜まったインクのみを吸引することができる。
【0105】すなわち、フラッシング動作をキャップ7
1a,71bに向けて行なうことによりプリンタの小型
化を図ることができると同時に、ヘッド6a,6bから
インクを吸引することなく、フラッシング動作によって
キャップ内71a,71bに溜まったインクのみを吸引
することができるから、無駄なインクの消費が低減され
る。
【0106】(ii)本実施例のインクジェットプリン
タは、カラー印字可能なインクジェットプリンタであ
り、キャリッジ60にはその往復動方向に沿ってモノク
ロ用のヘッド6aとカラー用のヘッド6bとが取り付け
られているから、仮にフラッシング動作をキャップ内7
1a,71bに向けてではなく、別途設けたフラッシン
グ専用領域に向けて行なうように構成したとすると、そ
のフラッシング専用領域はかなり大きなものとなり、そ
の分プリンタの幅も大きくならざるを得ない。
【0107】これに対し、本実施例は、フラッシング動
作をキャップ71a,71bに向けて行なう構成とした
から、著しくプリンタの小型化を図ることができ、同時
に、カラーインクの無駄な消費を低減することができ
る。
【0108】なお、このような事情は、ヘッドのインク
吐出面に、キャリッジの往復動方向に沿ってモノクロ用
のノズルとカラー用のノズルとが形成されている場合も
同様である。
【0109】(iii)紙送りローラ3を駆動するモー
タと、ポンプ駆動機構40Gを駆動するモータとが1つ
のモータ10で共用され、ポンプ駆動機構40Gが、モ
ータ10からの動力を吸引ポンプ40に伝達するポンプ
位置と伝達しない非ポンプ位置とを取り得る切り換え歯
車20と、この切り換え歯車20をヘッドのインク吐出
面6n,6nとキャップ71a,71bとが密着してい
ない状態でもポンプ位置に保持可能な保持手段37aと
を備えているので、紙送りローラ3を駆動するモータ
と、ポンプ駆動機構40Gを駆動するモータとを別々に
設けたものに比べて、プリンタの一層のコンパクト化お
よびコストの低減が図られる。
【0110】(iv)切り換え歯車20のポンプ位置と
非ポンプ位置との切り換えがキャリッジ60の移動動作
によって行なわれるので、別途電磁ソレノイド等の切り
換え手段が不要であり、さらなるプリンタのコンパクト
化およびコストの低減が図られる。
【0111】(v)キャップ71a,71bはキャリッ
ジ60の移動とともに移動し得るキャップで構成されて
いるとともに、キャリッジ60の移動範囲には、キャッ
プ71a,71bをキャリッジ60とともに移動させる
がヘッドのインク吐出面6n,6nとは密着させない非
密着範囲と、インクの吐出面6n,6nと密着させる密
着範囲とを有して構成され、この密着範囲にキャリッジ
60が進入したとき切り換え歯車20がポンプ位置に切
り換えられるとともに、保持手段37aによってポンプ
位置に保持され、キャリッジ60が非密着範囲から脱出
するとき、保持手段37aによる保持が解放される構成
となっているので、キャリッジ60を密着範囲に進入さ
せることによりキャッピングを行ない、また、ポンピン
グを行なうことができる。
【0112】さらに、キャリッジ60を密着範囲から非
密着範囲に移動させただけでは、切り換え歯車20がポ
ンプ位置に保持された状態のままであるから、この状態
で吸引ポンプ40を作動させることにより、ヘッド6
a,6bからインクを吸引することなく、フラッシング
動作によってキャップ71a,71b内に溜まったイン
クのみを吸引することができる。
【0113】すなわち、切り換え歯車20のポンプ位置
と非ポンプ位置との切り換え、およびインク吐出面6
n,6nとキャップ71a,71bとの密着状態と非密
着状態の切り換えがキャリッジ60の移動動作のみによ
って同時に行なわれるので、別途電磁ソレノイド等の切
り換え手段が不要であり、さらなるプリンタのコンパク
ト化およびコストの低減が図られる。
【0114】(vi)ポンプ40の作動終了前にヘッド
6とキャップ71との密着状態が解除されるので(図4
(b))、ポンプ40の作動終了時に陽圧が生じたとし
ても、この陽圧は、ヘッド6にはかからないこととな
る。したがって、ヘッド6の機能を低下させることな
く、ポンプ40の作動終了を短時間で行なうことができ
る。
【0115】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば、フラッシング動作をキ
ャップに向けて行なう形式のインクジェットプリンタに
おいて、プリンタの小型化を図るとともに、無駄なイン
ク消費の低減を図ることができる。
【0117】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの一実施
例の内部構造を示す側面図。
【図2】同じく部分省略拡大平面図。
【図3】図2における歯車列を展開して示した図。
【図4】(a)(b)(c)はそれぞれキャッピング装
置の構造および作動説明図。
【図5】ホルダの詳細図で、(a)は平面図、(b)は
正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)
は図(b)におけるeーe断面図。
【図6】要部の透視平面図。
【図7】キャリッジの底面図。
【図8】切り換えレバーの詳細図で、(a)は平面図、
(b)は部分切断正面図、(c)は底面図。
【図9】バネの平面図。
【図10】(a)は板バネ部材の平面図、(b)は同じ
く正面図。
【図11】主としてキャリッジおよびフレームを示す部
分省略側面図。
【図12】作動説明図。
【図13】作動説明図。
【符号の説明】
A 印字領域 B 非印字領域 3 紙送りローラ 6a モノクロ用のヘッド 6b カラー用のヘッド 6n インク吐出面 10 モータ 20 切り換え歯車 37a 保持部 40 ポンプ 40G ポンプ駆動機構 60 キャリッジ 64 切り換えレバー 71 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/165 23/02 A B41J 3/04 102 N

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙送り手段により送られる用紙のその送
    り方向と直交する方向に往復動するキャリッジに取り付
    けられ、インク吐出面に形成されたノズルからインクを
    吐出するヘッドと、このヘッドのインク吐出面と密着可
    能なキャップと、このキャップと連通している吸引ポン
    プとを有し、前記ヘッドが前記キャップに向けてフラッ
    シングを行なうインクジェットプリンタにおいて、 前記ヘッドのインク吐出面とキャップとが密着していな
    い状態でも前記吸引ポンプを駆動可能なポンプ駆動機構
    を備えていることを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 前記キャリッジにはその往復動方向に沿
    ってモノクロ用のヘッドとカラー用のヘッドとが取り付
    けられ、または、前記ヘッドのインク吐出面に前記キャ
    リッジの往復動方向に沿ってモノクロ用のノズルとカラ
    ー用のノズルとが形成されていることを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記紙送り手段を駆動するモータと、前
    記ポンプ駆動機構を駆動するモータとが1つのモータで
    共用され、前記ポンプ駆動機構が、前記モータからの動
    力を前記吸引ポンプに伝達するポンプ位置と伝達しない
    非ポンプ位置とを取り得る切り換え歯車と、この切り換
    え歯車を前記ヘッドのインク吐出面とキャップとが密着
    していない状態でもポンプ位置に保持可能な保持手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の
    インクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記切り換え歯車のポンプ位置と非ポン
    プ位置との切り換えが前記キャリッジの移動動作によっ
    て行なわれることを特徴とする請求項3記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記キャップは前記キャリッジの移動と
    ともに移動し得るキャップで構成されているとともに、
    前記キャリッジの移動範囲には、前記キャップをキャリ
    ッジとともに移動させるがヘッドのインク吐出面とは密
    着させない非密着範囲と、インクの吐出面と密着させる
    密着範囲とを有して構成され、この密着範囲にキャリッ
    ジが進入したとき前記切り換え歯車がポンプ位置に切り
    換えられるとともに、前記保持手段によってポンプ位置
    に保持され、キャリッジが前記非密着範囲から脱出する
    とき、前記保持手段による保持が解放されることを特徴
    とする請求項4記載のインクジェットプリンタ。
JP15934794A 1994-06-17 1994-06-17 インクジェットプリンタ Expired - Fee Related JP3353857B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15934794A JP3353857B2 (ja) 1994-06-17 1994-06-17 インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15934794A JP3353857B2 (ja) 1994-06-17 1994-06-17 インクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH081961A true JPH081961A (ja) 1996-01-09
JP3353857B2 JP3353857B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=15691864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15934794A Expired - Fee Related JP3353857B2 (ja) 1994-06-17 1994-06-17 インクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3353857B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7407258B2 (en) 2004-09-13 2008-08-05 Canon Finetech Inc. Ink jet recording method, recording apparatus, and recorded object
CN107443909A (zh) * 2016-04-14 2017-12-08 精工电子打印科技有限公司 液体喷射头的清洁装置以及液体喷射装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7407258B2 (en) 2004-09-13 2008-08-05 Canon Finetech Inc. Ink jet recording method, recording apparatus, and recorded object
CN107443909A (zh) * 2016-04-14 2017-12-08 精工电子打印科技有限公司 液体喷射头的清洁装置以及液体喷射装置
CN107443909B (zh) * 2016-04-14 2020-06-16 精工电子打印科技有限公司 液体喷射头的清洁装置以及液体喷射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3353857B2 (ja) 2002-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8152270B2 (en) Inkjet recording apparatus
JP2004001474A (ja) 印刷システムおよびその作動方法ならびに動力伝達装置
US9399343B2 (en) Control method for an inkjet printer, and an inkjet printer
JP2002166564A (ja) プリンタ用サービスステーション機構
US5963229A (en) Ink jet recording apparatus having ink absorbing member for absorbing ink from an ink wiping member
JPH079680A (ja) インクジェットプリンタ装置
US5730538A (en) Ink jet printer
JPH081961A (ja) インクジェットプリンタ
JPH0564895A (ja) インクジエツト印刷装置のヘツドクリーニング装置
JP4240705B2 (ja) 印刷方法並びにインクジェットプリンタおよびこれに用いるテープカートリッジ
JP2000085156A (ja) インクジェット記録装置
US6755504B2 (en) Independent wiping of printhead
JP3997807B2 (ja) インクジェットプリンタ用クリーニング装置
JP3067534B2 (ja) インク噴射装置
JP3183049B2 (ja) インクジェット装置
JPH11138832A (ja) インクジェット記録装置の回復系
JP3114591B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2003266862A (ja) スイッチ機構及び記録装置
JPH11138831A (ja) インクジェット記録装置の回復系
JP2837557B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4655412B2 (ja) ドットインパクトプリンタ及びその制御方法
JP3092639B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH03234638A (ja) インクジェット記録装置
JPH07237294A (ja) インクジェットプリンタ
JP2007007920A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130927

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees