JPH08198152A - 自動車の後部構造 - Google Patents

自動車の後部構造

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JPH08198152A
JPH08198152A JP7031529A JP3152995A JPH08198152A JP H08198152 A JPH08198152 A JP H08198152A JP 7031529 A JP7031529 A JP 7031529A JP 3152995 A JP3152995 A JP 3152995A JP H08198152 A JPH08198152 A JP H08198152A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両左右のリヤ側コーナ部に開口部を設け、両
開口部を連通させることで、車両が横風を受けた時、後
方視界を何等悪化させることなく、左右のリヤ側コーナ
部の圧力差を上記連通により緩和して、ヨーイングモー
メントの増大を確実に防止する。 【構成】車両1の左右のリヤ側コーナ部に開口部2,3
をそれぞれ形成し、これら左右の各開口部2,3を連通
通路4で互に接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両走行時に該車両
が横風を受けた時に発生するヨーイングモーメントを減
少するような自動車の後部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図12に示すように直進中の車
両91が横風を受けると、この車両91は正面からの空
気流と側面からの空気流とを合成した気流(すなわち斜
め前方空の気流)を受けて走行することになり、図12
の状態下においては車両の右側後部に正圧が、左側後部
の負圧がそれぞれ発生して、車両の両側面に圧力差が生
じ、車体に作用する空気力に横方向成分(サイドフォー
スS)が生ずる。
【0003】図12に示すように空気力の車体に対する
着力中心点(空力中心点)Oは、一般的に車体重心Gの
前方の位置するので、空気力の横方向成分Sと、空力中
心点Oおよび車体重心G間の距離との積で表されるヨー
イングモーメントMが車体に働き、車両が風下側へ回頭
するような挙動を示すことが知られている。
【0004】このような問題点を解決するために従来、
例えば特開平4−8681号公報に記載の自動車の後部
構造がある。すなわち、図13に示すように、車体の左
右各側部にその上縁が斜め外向きとなるように立設され
たフィン92,92を有し、これら各フィン92,92
がルーフ93の後端からリヤデッキ94の後端にかけて
の車体側面と車体上面との境界部分に沿って車体前後方
向に連続的に延在され、かつ上述の車体側面におけるフ
ィン92,92との接続部近傍の断面輪郭が、外向きに
凹形を成している構造である。
【0005】この従来構造によれば、上述のフィン9
2,92を設けることで、図13に矢印で示すようにリ
ヤフェンダ95からリヤデッキ94に向けての気流がフ
ィン92で遮られて動圧を受け、リヤフェンダ95の風
上側の面が正圧傾向となると同時に、フィン92のエッ
ジを乗り越えた気流は、フィン92から剥離して風下に
て渦をれ生ずる。これにより、フィン92の風下側が負
圧傾向となり、動圧と相まって車体のリヤ部を風下側へ
押圧し、この結果、横風によるヨーイングモーメントを
打消すものである。
【0006】しかし、この従来構造にあっては、正圧の
受け面(フィン92参照)のみが設けられたものにすぎ
ず、また上述のフィン92,92が上方へ突設されてい
る関係上、後方視界が悪化する問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、車両左右のリヤ側コーナ部に開口部を設
け、両開口部を連通させることで、車両が横風を受けた
時、後方視界を何等悪化させることなく、左右のリヤ側
コーナ部の圧力差を上記連通により緩和して、ヨーイン
グモーメントの増大を確実に防止することができる自動
車の後部構造の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の開口部の形成
部位を空気の流れが乱れない部分に特定することで、左
右のリヤ側コーナ部の圧力差をより一層良好に緩和する
ことができる自動車の後部構造の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の開口部近傍の
風圧を検出する検出手段の出力に応じてヨーイングモー
メントを減少する方向に開口部内の起風手段を制御する
ことで、上述の左右のリヤ側コーナ部の圧力差をより一
層積極的に緩和し、しかもヨーイングモーメントを打消
す方向のモーメントを付勢することができる自動車の後
部構造の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項4記載の発明は、車両左
右のリヤ側コーナ部にアール状の突起を設けることで、
簡単な構造でありながら、風下側コーナ部に負圧を発生
することができ、横風により生ずる車両フロント側コー
ナ部の負圧に上記風下側コーナ部の負圧を対抗させて、
ヨーイングモーメントを減少させることができ、かつ後
方視界を悪化させることもない自動車の後部構造の提供
を目的とする。
【0011】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、上記突起の形成部位
を空気の流れが乱れない部分に特定することで、ヨーイ
ングモーメント減少効果を助長することができる自動車
の後部構造の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、車両左右のリヤ側コーナ部に開口部をそれぞ
れ形成し、これら左右の各開口部を連通通路で互に接続
した自動車の後部構造であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記左右の各開口部
はリヤホイールアーチの上端ラインより上側のリヤフェ
ンダにおいて車両側面部に形成された自動車の後部構造
であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記左右の各開口部
に設けられて外気を吸引、排出する起風手段と、上記各
開口部近傍に設けられて該部に作用する圧力の状態を検
出する検出手段と、上記各検出手段の出力に対応してヨ
ーイングモーメントを減少する方向に上記起風手段の回
転状態を制御する制御手段とを備えた自動車の後部構造
であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、車両左
右のリヤ側コーナ部に車両走行時に車両が横風を受けた
時、風下側における上記コーナ部の空気流れを車両側面
から車両後面にかけて車両に沿わせるアール状の突起を
設けた自動車の後部構造であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の構成と併せて、上記アール状の突起
はリヤホイールアーチの上端ラインより上側のリヤフォ
ンダにおいて車両側面部に形成された自動車の後部構造
であることを特徴とする。
【0017】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述のリヤ側コーナ部の左右にそれぞれ形成
した開口部を連通通路で接続しているので、車両が横風
を受けた時に発生するリヤ側コーナ部の正圧および負圧
を上記開口部の連通構造により緩和させることができ、
この結果、ヨーイングモーメントの増大を確実に防止す
ることができる効果がある。また上述のリヤ側コーナ部
は車体重心からの離間距離が長いので、ヨーイングモー
メント増大防止に有効である。しかも、後方視界を何等
悪化させることなく該効果を達成することができる。
【0018】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の開口部
の形成部位をリヤホイールアーチの上端ラインよりも上
側のボディ形状が滑らかで、空気の流れが乱れない部位
に特定したので、左右のリヤ側コーナ部の圧力差をより
一層良好に緩和することができる効果がある。
【0019】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の開口部
近傍に設けられた検出手段が該開口部に作用する圧力
(風圧)の状態を検出すると、この検出手段の出力に対
応して上述の制御手段がヨーイングモーメントを減少す
る方向に上記起風手段の回転状態(回転方向および回転
数)を制御する。この結果、上述の左右のリヤ側コーナ
部の圧力差をより一層積極的に緩和することができ、し
かも、ヨーイングモーメントを打消す方向のモーメント
を付勢することができる効果がある。
【0020】この発明の請求項4記載の発明によれば、
車両左右のリヤ側コーナ部に上述のアール状の突起を設
けたので、簡単な構成でありながら、車両走行時に車両
が横風を受けた時、風下側における上記コーナ部の空気
流れを車両側面から車両後面にかけて車両に沿わせて、
この風下側コーナ部に負圧を発生することができる。こ
の風下側コーナ部に発生する負圧は横風により生ずる車
両フロント側コーナ部の負圧と対応して、ヨーイングモ
ーメントを打消す方向に作用するので、ヨーイングモー
メントの減少図ることができる効果がある。また上述の
リヤ側コーナ部は車体重心からの離間距離が長いので、
ヨーイングモーメント減少に有効であるうえ、後方視界
を何等悪化させることな斯る効果を達成することができ
る。
【0021】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、上述のアール
状の突起の形成部位をリヤホイールアーチの上端ライン
よりも上側のボディ形状が滑らかで、空気の流れが乱れ
ない部位に特定したので、ヨーイングモーメント減少効
果を助長することができる効果がある。
【0022】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。 (第1実施例)図面は自動車の後部構造を示し、図1、
図2、図3において車両1のリヤ側コーナ部の左右には
それぞれ開口部2,3を形成し、これら左右の各開口部
2,3を連通通路4で互に接続している。
【0023】ここで、上述の左右の各開口部2,3はリ
ヤホイールアーチ5の上端ラインよりも上側のリヤフェ
ンダ6,6において車両側面部に形成されている。この
実施例においては図2に示すように上述の連通通路4
は、リヤフェンダ6からホイールエプロンインナアッパ
7およびホイールエプロンインナアンダ8にかけて一旦
斜め下方へスラント形成し、これら傾斜下端部4a,4
b相互を水平方向に連通接続している。
【0024】また上述の連通通路4の下面はリヤフロア
9で構成し、上面はトランクルームマット等の部材10
で構成される。なお、図1乃至図3において11はトラ
ンクリッド、12はスペアタイヤパン、13はリヤサイ
ドフレーム、14はリヤバンパ、15はリヤコンビネー
ションランプ、Gは車体重心、Oは空力中心点である。
【0025】このように構成した自動車の後部構造にお
いて、図3の矢印a方向に走行する車両1が図示方向の
横風を受けた時には、該車両1のリヤ側コーナ部の左側
には空気流の流速が速いので、負圧が発生し、リヤ側コ
ーナ部の右側には空気流の流速が遅いので、正圧が発生
するが、これら各リヤ側コーナ部の左右には開口部2,
3を形成し、これらの開口部2,3を連通通路4で相互
接続しているので、発生した負圧と正圧とに起因して左
右の圧力差をなくす方向(この場合は図3に点線矢印b
右側の開口部3から左側の開口部2に向く方向)に上記
連通通路4内に空気が流れて、左右の圧力差を緩和す
る。
【0026】この結果、簡単な構成でありながら、ヨー
イングモーメントの増大を確実に防止することができる
効果がある。また上述のリヤ側コーナ部には図3に示す
ように車体重心Gからの離間距離が長いので、ヨーイン
グモーメント増大防止に有効であるうえ、上記構成のよ
り後方視界を何等悪化させることなく斯る効果を達成す
ることができる。
【0027】加えて、上述の開口部2,3の形成部位を
リヤホイールアーチ5の上端ラインよりも上側のボディ
形状が滑らかで、空気の流れが乱れない部位に特定した
ので、左右のリヤ側コーナ部の圧力差をより一層良好に
緩和することができる効果がある。なお、上述の左右の
開口部2,3には必要に応じてルーバを設けてもよい。
【0028】(第2実施例)図4、図5、図6は自動車
の後部構造の他の実施例を示し、先の実施例の構成に加
えて上述の左右の開口部2,3内に外気を吸引および排
出する起風手段としての左右のファン16,17を設け
ると共に、上述の各開口部2,3の近傍にはこれら左右
の各開口部2,3に作用する圧力(風圧)の状態を検出
する検出手段としての左右のエアスキャナ18,19
(図6参照)をそれぞれ設けている。
【0029】CPU20は上述の各エアスキャナ18,
19からの検出出力または車両1のヨー方向の変化を測
定するヨーレートセンサ21からの出力に基づいて、R
OM22に格納されたプログラムに従って、可逆回転可
能で、かつ回転数可変型の左右のファンモータ23,2
4を介して左右のファン16,17を駆動制御し、また
RAM25は必要なデータを記憶する。
【0030】上述のCPU20は、上述のエアスキャナ
18,19もしくはヨーレートセンサ21の出力に対応
してヨーイングモーメントを減少する方向に上述のファ
ン16,17の回転状態(回転方向、回転数)を制御す
るための制御手段である。なお、図5において26,2
7はファンケーシングである。
【0031】このように構成した自動車の後部構造にお
いて、図4の矢印a方向に走行する車両1が図示方向の
横風を受けた時には、リヤ側コーナ部に生ずる圧力差に
起因して、本来同図のヨーイングモーメントM1が発生
するが、CPU20は左右のエアキャスナ18,19も
しくはヨーレートセンサ21からの出力を受けて、ファ
ンモータ23,24を介してファン16,17を制御し
て、図4に示す方向の負圧、正圧が作用するように上述
の連通通路4内に同図矢印c方向の気流を発生する。こ
の気流により上述のヨーイングモーメントM1に対して
反対方向のヨーイングモーメントM2が生ずるので、上
記左右のリヤ側コーナ部の圧力差をより一層積極的に緩
和することができ、しかも該反対方向のヨーイングモー
メントM2により横風によるヨーイングモーメントM1
を打消すことができる効果がある。
【0032】なお、この第2実施例においても、その他
の点については先の第1実施例と略同様の作用、効果を
奏するので、図4乃至図6において前図と同一の部分に
は同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。また
上述の左右の開口部2,3に必要に応じてルーバを設け
てよいことは、先の第1実施例と同様である。
【0033】(第3実施例)図7、図8、図9は自動車
の後部構造のさらに他の実施例を示し、この第3実施例
においては、車両左右のリヤ側コーナ部に車両走行時に
車両1が横風を受けた時、風下側における上記コーナ部
の空気流れを車両側面から車両後面にかけて車両1に沿
わせるアール状の突起28,28を設けたものである。
【0034】ここで、上述のアール状の突起28,28
は、リヤホイールアーチ5(前図参照)の上端ラインよ
り上側で、かつベルトラインよりも下側のリヤフェンダ
6において車両側面部に形成されている。また上述のア
ール状の突起28,28は車両1の全幅W以内で、かつ
車両1の全長以内の領域において形成されると共に、該
突起28の高さをh、半径をrとする時、図8に示す如
く半径をr1〜r2の範囲内で、かつ高さをh1〜h2
の範囲内に選定して、ヨーイングモーメント低減量ΔC
ymが最大となる望ましい範囲α(図8のハッチング部
分)に設定している。さらに上述の突起28は平面から
見て半円形状で、かつ車体上下方向に延びるものであ
る。
【0035】このようにして構成した自動車の後部構造
において、図9の矢印a方向に走行する車両1が、図示
方向の横風を受けた時、上述のアール状の突起28(図
9においては図示省略)により、風下側におけるコーナ
部(この場合はリヤ側右側のコーナ部)の空気流れdを
車両1の側面から車両1の後面にかけて車両1に沿わせ
て、この風下側コーナ部に負圧Pn4を発生することがで
きる。
【0036】この風下側コーナ部に発生する負圧Pn4は
横風により生ずる車両フロント側コーナ部の負圧Pn3と
対応して、横風によるヨーイングモーメントM3を打消
す方向のヨーイングモーメントM4を生じさせるので、
横風によるヨーイングモーメントM3の減少を図ること
ができる効果がある。また上述のリヤ側コーナ部は車体
重心Gからの離間距離が長いので、ヨーイングモーメン
ト減少に有効であるうえ、上記構成により後方視界を何
等悪化させることなく斯る効果を達成することができ
る。
【0037】加えて、上述のアール状の突起28の形成
部位をリヤホイールアーチ5の上端ラインよりも上側の
ボディ形状が滑らかで、空気の流れが乱れない部位に特
定したので、ヨーイングモーメント減少効果を助長する
ことができる効果がある。
【0038】(第4実施例)図10、図11は自動車の
後部構造のさらに他の実施例を示し、この実施例は車両
1が横風を受けた時、風下側におけるリヤ側コーナ部の
空気流れを車両側面から車両後面にかけて車両1に沿わ
せる目的で、リヤ側コーナ部のボディそれ自体を次の形
成方法により形成したものである。なお、図10におい
ては車両側面と車両平面との対応を明記するため、これ
ら側面、平面を併記している。
【0039】上述のリヤ側コーナ部のボディ形成方法に
ついて説明すると、まず、側面視においてリヤフェンダ
6の上端とホイールアーチ5の上端との中間点を通る仮
想水平ラインCを求める。次に側面視においてホイール
アーチ5の後端を通る仮想垂直ラインDを求め、この仮
想垂直ラインDと上述の仮想水平ラインCとの交点を第
1ポイントEに想定する。
【0040】次に平面視において上述の第1ポイントE
を通り車両全幅ラインに対する傾斜角度θ1が15度と
なる仮想平面ラインFを求める。次に平面視において車
体の全幅に対する中心ラインHのリヤ端部を第2ポイン
トJに想定し、この第2ポイントJを通り車体に対して
角度θ2を有する仮想傾斜ラインKを求め、この仮想傾
斜ラインKと上述の仮想平面ラインFとの交点を第3ポ
イントラインNに想定する。
【0041】次に上述の第1ポイント0から車体リヤ端
までの距離をLとし、上述の第3ポイントNから車体リ
ヤ端までの距離をXとする。次に平面視において上述の
仮想平面ラインFと仮想傾斜ラインKに接するアール
(半径R参照)を求め、この半径を図11に示すように
R1〜R2の範囲内で、かつ上述の各距離の比率を図1
1に示すように(X1/L1)〜(X2/L2)の範囲
内に選定して、ヨーイングモーメント低減量ΔCymが
最大となる望ましい範囲β(図11のハッチング部分)
に設定して、リヤ側コーナ部の左右のボディ形状を構成
する。
【0042】このようにして上述のリヤ側コーナ部の左
右のボディ形状を構成すると、車両1が横風を受けた
時、風下側におけるコーナ部の空気流れe(側面流)を
車両1の側面から車両1の後面にかけて車両1に沿わせ
て、この風下側コーナ部には、横風により生ずる車両フ
ロント側コーナ部の負圧を打消す方向の負圧が発生する
ので、アール状の突起(図7参照)を設けることなく上
述の第3実施例と同様の作用、効果を得ることができ
る。
【0043】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の起風手段は、次っ指令のファン1
6,17に対応し、以下同様に、検出手段は、エアスキ
ャナ18,19に対応し、制御手段は、CPU20に対
応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定
されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車の後部構造を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】ヨーイングモーメントの減少を示す説明図。
【図4】本発明の自動車の後部構造の他の実施例を示す
斜視図。
【図5】図4のB−B線矢視断面図。
【図6】制御回路ブロック図。
【図7】本発明の自動車の後部構造のさらに他の実施例
を示す平面図。
【図8】アール状の突起の寸法とヨーイングモーメント
低減量との関係を示す特性図。
【図9】ヨーイングモーメントの減少を示す説明図。
【図10】リヤ側コーナ部のボディ形成方法を示す説明
図。
【図11】リヤ側コーナ部のボディ寸法とヨーイングモ
ーメント低減量との関係を示す特性図。
【図12】ヨーイングモーメントの発生を説明するため
の平面図。
【図13】従来の自動車の後部構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1…車両 2,3…開口部 4…連通通路 5…リヤホイールアーチ 6…リヤフェンダ 16…ファン(起風手段) 18,19…エアスキャナ(検出手段) 20…CPU(制御手段) 28…突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神本 一朗 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 清水 美幸 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両左右のリヤ側コーナ部に開口部をそれ
    ぞれ形成し、これら左右の各開口部を連通通路で互に接
    続した自動車の後部構造。
  2. 【請求項2】上記左右の各開口部はリヤホイールアーチ
    の上端ラインより上側のリヤフェンダにおいて車両側面
    部に形成された請求項1記載の自動車の後部構造。
  3. 【請求項3】上記左右の各開口部に設けられて外気を吸
    引、排出する起風手段と、上記各開口部近傍に設けられ
    て該部に作用する圧力の状態を検出する検出手段と、上
    記各検出手段の出力に対応してヨーイングモーメントを
    減少する方向に上記起風手段の回転状態を制御する制御
    手段とを備えた請求項1記載の自動車の後部構造。
  4. 【請求項4】車両左右のリヤ側コーナ部に車両走行時に
    車両が横風を受けた時、風下側における上記コーナ部の
    空気流れを車両側面から車両後面にかけて車両に沿わせ
    るアール状の突起を設けた自動車の後部構造。
  5. 【請求項5】上記アール状の突起はリヤホイールアーチ
    の上端ラインより上側のリヤフォンダにおいて車両側面
    部に形成された請求項4記載の自動車の後部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106945735A (zh) * 2017-04-08 2017-07-14 璧靛嘲 一种汽车风压自平衡调节系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106945735A (zh) * 2017-04-08 2017-07-14 璧靛嘲 一种汽车风压自平衡调节系统

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