JPH08198826A - 抗ウイルス活性を有する化合物 - Google Patents

抗ウイルス活性を有する化合物

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JPH08198826A
JPH08198826A JP784495A JP784495A JPH08198826A JP H08198826 A JPH08198826 A JP H08198826A JP 784495 A JP784495 A JP 784495A JP 784495 A JP784495 A JP 784495A JP H08198826 A JPH08198826 A JP H08198826A
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virus
carbon atoms
hydrogen atom
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JP784495A
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Shozo Shoji
省三 庄司
Shigeru Ikeda
滋 池田
Hiroshi Ashizawa
広 芦澤
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Torii Pharmaceutical Co Ltd
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Torii Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ミリストイル化の生物学的意義の
探求のための有用なN−ミリストイル転移酵素阻害剤を
提供すると共に、ウイルス、レトロウイルス、中でもヒ
ト免疫不全症候群(エイズ)の原因ウイルス(HIV−
I)に対する抗ウイルス活性を有する化合物を提供す
る。 【構成】 本発明は式(I) R1 −(CH2 )x−CH((CH2 )y−NH−
2 )−CHO (式中、R1 は水素原子、水酸基、炭素数1〜15のア
ルキルオキシ基、フェノキシ基またはベンジルオキシ基
を表わし、R2 は水素原子または炭素数1〜15のアシ
ル基を表わし、xは0〜3を示し、そしてyは0〜3を
示す)で示されるアミノアルキルアルデヒド誘導体もし
くはその亜硫酸付加物またはその医薬として使用可能な
塩化合物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N−ミリストイル転移
酵素阻害活性を有し、ウイルス、レトロウイルス、中で
もヒト免疫不全症候群(エイズ)の原因ウイルス(HI
V−I)に対し、優れた抗ウイルス活性を有する新規ア
ミノアルキルアルデヒド誘導体もしくはその亜硫酸付加
物または医薬として使用可能なその塩化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にある種のタンパク質のアミノ末端
はアセチル基、ピログルタミル基、およびホルミル基に
よりブロックされていることが知られている。タンパク
質のアミノ末端に炭素数14個の長鎖脂肪酸、ミリスチ
ン酸が酸アミド結合を介して共有結合している事が、c
AMP−依存性プロテインキナーゼの全一次構造決定の
途上、1982年に庄司ら(Proc.Natl.Ac
ad.Sci.,U.S.A.,79,6128(19
82))によって初めて発見された。以来、種々のタン
パク質のアミノ末端ミリストイル基の同定がなされてい
る。アミノ末端ミリストイル化タンパク質は、細胞由来
のタンパク質およびウイルス由来のタンパク質に大別す
る事ができる。前者としては、cAMP−依存性プロテ
インキナーゼをはじめ、ホスホプロテインホスファター
ゼであるカルシニュリン(calcineurin)
B、還元型ニコチンアミド−アデニン ジヌクレオチド
(NADH)−シトクロームb5 レダクターゼ、BC
3 1 筋細胞系の細胞内タンパク質、pp60
v-src (src−gene遺伝子産物,チロシンキナー
ゼ)のp36K基質タンパク質、マクロファージ内の細
胞内タンパク質、インシュリンレセプター、ビンキュリ
ンなどが知られている。
【0003】後者のアミノ末端がミリストイル化を受け
ているウイルス構成タンパク質としては、ラウシャー・
モロニー マウス白血病ウイルスのPr65gag コアタ
ンパク質、FeSVのgag−oncタンパク質、モロ
ニー マウス白血病ウイルスのチロシンプロテインキナ
ーゼ、ラウス肉腫ウイルス(RSV)のpp6
v-sr c 、 成人T細胞白血病(ATL)ウイルス(H
TLV−I)のp19gag タンパク質、ヒト免疫不全症
候群(エイズ)の原因ウイルス(HIV−I)のp17
gag タンパク質、ポリオーマウイルスおよびSV40の
外被タンパク質VP2、メイソン−ファイザー(Mas
on−Pfizer)サルウイルスのコアタンパク質、
B型肝炎ウイルス(HBV)のプレS1コアタンパク
質、ポリオウイルスのコアタンパク質VP4が知られて
いる。また、ヒト癌遺伝子(src−gene)産物p
p60c-src 、グアノシントリホスフェート(GTP)
結合タンパク質のα−サブユニットにもミリストイル基
が見いだされ、さらに免疫グロブリンにもミリストイル
基の結合が示唆されている。以上のように、種々の細胞
内タンパク質、ウイルス構成タンパク質、もしくは発癌
遺伝子産物にミリストイル化が見いだされている。
【0004】タンパク質アミノ末端ミリストイル化を触
媒する酵素は、酵母(D.A.Towlerら,J.B
iol.Chem.,263,1784(1988))
および動物組織(C.J.Gloverら,Bioch
em.J.,250,485(1988))から見い出
され、部分精製されているが、その酵素化学的諸性質は
まだ明確でない。しかし、本酵素は、ミリストイル補酵
素A(CoA)をミリストイル供与体、N末端グリシル
ペプチドを受容体とし、その間のミリストイル基の授受
を触媒することが知られている。N−ミリストイル転移
酵素の受容体となり得る比較的短い合成N末端グリシル
ペプチドとして、例えば、Gly−Asn−Ala−A
la−Ala−Ala−Arg−ArgおよびGly−
Asn−Ala−Ala−Ser−Tyr−Arg−A
rgが米国特許第4,740,588号および第4,7
78,878号に記載されている。
【0005】一方、ミリストイル化の生物学的意義が種
々論じられている。例えば、RSVのpp60v-src
場合、ミリストイル化を阻害すると細胞の形質変化を引
き起こす能力を失う(D.Pellmanら,Natu
re,314,374(1985))ことが報告されて
いる。また、ポリオウイルスのコアタンパク質VP4に
おいては、ウイルスがカプシド構造を保持するため、も
しくは自己のRNAを宿主細胞に送り込む過程でミリス
トイル化が重要な役割を果たしていることが報告されて
いる(M.Chowら,Nature,327,482
(1987))。S.P.Adamsらは、4〜13番
目の炭素が酸素もしくは硫黄で置換された炭素数13ま
たは14のオキシまたはチオ脂肪酸(米国特許第40
2,094号)、もしくは、ω位にアジド、テトラゾイ
ルもしくはトリアゾリル基を有する炭素数9〜13のア
ジド置換オキシもしくはチオ脂肪酸(米国特許第59
6,183号)が、ミリストイル化を触媒する酵素を阻
害し、これら脂肪酸類縁体がウイルスに感染した哺乳動
物宿主中のウイルスを阻害することを報告している。
【0006】また、池田らは、脂肪酸骨格中にピリジル
基、ピリミジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、
酸素原子もしくは硫黄原子を含む脂肪酸類縁体(特願平
6ー23541)が、ミリストイル化を触媒する酵素に
対して阻害活性を有しており、これら脂肪酸類縁体をH
IV−I持続産生株(CEM/LAV−I)に作用させ
ると、ウイルス産生を阻害することを報告した。現在ま
でに報告されているN−ミリストイル転移酵素阻害剤
は、いずれもミリスチン酸類似の炭素鎖を持った化合物
である。上記のように、ミリストイル化の生物学的意義
とN−ミリストイル転移酵素阻害によるウイルス、レト
ロウイルス、中でもヒト免疫不全症候群(エイズ)の原
因ウイルス(HIV−I)に対する抗ウイルス活性の重
要性が明らかになるに従い、より活性の強いもしくは作
用機構の違う新規のN−ミリストイル転移酵素阻害化合
物の開発が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れたN−
ミリストイル転移酵素阻害活性を有する、新規なアミノ
アルキルアルデヒド誘導体を提供することを目的とす
る。さらに、本発明は、優れた抗ウイルス活性を有する
化合物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、種々のアミノアルキルアルデヒド誘導体、特にアミ
ノプロパナール誘導体およびその亜硫酸付加物について
研究した結果、式(I) R1 −(CH2 )x−CH((CH2 )y−NH−R2 )−CHO (I) (式中、R1 は水素原子、水酸基、炭素数1〜15のア
ルキルオキシ基、フェノキシ基またはベンジルオキシ基
を表わし、R2 は水素原子または炭素数1〜15のアシ
ル基を表わし、xは0〜3を、そしてyは0〜3を示
す)で表されるアミノアルキルアルデヒド誘導体が、優
れたN−ミリストイル転移酵素阻害活性を示すことを見
いだした。
【0009】さらに、本発明化合物は、CEM/LAV
−I細胞を使用するアッセイにおいてHIV−I持続感
染細胞の増殖を抑制することが確認された。このこと
は、本発明化合物がN−ミリストイル転移酵素の働きを
阻害しているため、ミリストイル化の生物学的意義とし
て論じられている細胞の形質変化、コアタンパク質にお
けるウイルスのカプシド構造の保持、もしくはウイルス
のRNAを宿主細胞に送り込む過程で変化を与えること
を意味している。すなわち、本発明化合物は、N−ミリ
ストイル転移酵素阻害剤および、ウイルス、レトロウイ
ルス、中でもヒト免疫不全症候群(エイズ)の原因ウイ
ルス(HIV−I)に対する抗ウイルス剤として有用で
ある。
【0010】式(I)中の好ましいR1 としては水素原
子、水酸基、炭素数1〜4のアルキルオキシ基またはベ
ンジルオキシ基、R2 としては水素原子または炭素数1
〜15のアシル基、xは1、そしてyは0があげられ
る。より詳細には、以下のアミノアルキルアルデヒド誘
導体があげられる。 2−アミノプロパナール亜硫酸付加物 (1) 2−アミノ−3−ヒドロキシプロパナール亜硫酸付加物 (2) 2−アミノ−3−第3ブトキシプロパナール亜硫酸付加物 (3) 2−アミノ−3−ベンジルオキシプロパナール亜硫酸付加物 (4) 2−(1−オクタノイルアミノ)−3−ヒドロキシプロパナール (5) 2−(1−ドデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシプロパナール (6) 2−ミリストイルアミノ−3−ヒドロキシプロパナール (7) 2−ミリストイルアミノ−3−ヒドロキシプロパナール亜硫酸付加物 (8) なお、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0011】本発明化合物は、種々の合成経路により製
造することができる。例えば、P.Garnerらの方
法(J.Org.Chem.,52,2361(198
7))に従い、アミノ基を適当な保護基で保護したアミ
ノアルキルカルボン酸メチルエステル誘導体を水素化ジ
イソブチルアルミニウム(DIBAL)で還元すること
により得られるアミノアルキルアルデヒド誘導体に、水
存在下亜硫酸ガスもしくは亜硫酸を作用させることで、
アミノ基遊離のアミノアルキルアルデヒド誘導体を亜硫
酸付加物として得ることができる。また、N−アシルア
ミノアルキルカルボン酸メチルエステル誘導体を同様に
適当な還元剤で還元することでN−アシルアミノアルキ
ルアルデヒド誘導体を得ることができる。上記の反応は
例であり、その他同等の既知の方法を用いることもでき
る。本発明のアミノアルキルアルデヒド誘導体もしくは
その亜硫酸付加物には不斉炭素が1または2個存在する
が、それに基づくいずれの立体異性体も本発明に含まれ
る。
【0012】次に実施例をあげて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。 例1 2−アミノプロパナール亜硫酸付加物(1)の製造 S.Nahmらの方法(Tetrahedron Le
tt.,22,3815(1981))に従い、N−第
三ブトキシカルボニル−L−アラニン(2.0g)を塩
化メチレン10ml中、BOP試薬(4.68g)、
N,O- ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(1.13
g)およびトリエチルアミン(1.8ml)と反応を行
い、N−第三ブトキシカルボニル−L−アラニンメトキ
シメチルアミド(1.89g)が得られた。得られた化
合物(1.0g)をJ.A.Fehrentzらの方法
(Synthesis,676(1983))に従い、
テトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷下水素化リ
チウムアルミニウム(0.2g)を加え1時間撹拌し
た。反応混合物に硫酸水素カリウム水溶液(1.1g/
20ml)を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和食
塩水で洗浄した後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、有機溶媒を減圧留去することで2−第三ブ
トキシカルボニルアミノ−3−プロパナール(0.41
g)が得られた。
【0013】得られたアルデヒド誘導体(0.17g)
を室温下蒸留水5mlに懸濁し、30分間亜硫酸ガスを
吹き込み、その後密栓下2日間撹拌した。反応混合物を
減圧下留去し、メタノールを加えて析出させた白色の個
体をろ取すると2−アミノ−3−プロパナール亜硫酸付
加物(0.1g)が得られた。 IR(KBr):3126、1367、1347、12
80、1186、1093、1061、1040cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6、δ):1.24(d
d,3H,J=3.63、2.97Hz,CH3 )、
3.30−3.54(m,1H,CH(α))、3.9
7(dd,1H,J=2.97Hz,CH(β)))、
4.57(br,1H,OH)、7.95(br,3
H,NH2 ) FABMS(m/z):156(M+1)+
【0014】例2 2−アミノ−3−ヒドロキシプロパナール亜硫酸付加物
(2)の製造 P.Garnerらの方法(J.Org.Chem.,
52,2361(1987))に従い反応を行い、L−
セリンメチルエステル塩酸塩(12.26g)から4−
ホルミル−2,2−ジメチル−3−オキサゾリジンカル
ボン酸 第三ブチル(5.6g)が得られた。得られた
アルデヒド誘導体(3g)と亜硫酸ガスを例1と同様に
反応させ、2−アミノ−3−ヒドロキシプロパナール亜
硫酸付加物(1.5g)が得られた。得られた化合物
は、FABMS測定により2分子間で塩を形成している
ことが確認された。 IR(KBr):3448、1701、1367、11
65、1037cm-11H−NMR(DMSO−d6+
2 O/TMS):δ=3.34(m,1H,CH
(α))、3.65and3.85(each as
m,2H,CH2 )、4.21(d,1H,J=6.3
Hz、CH(β)) FABMS(m/z):172(M+1)+ 、343
(2M+1)+
【0015】例3 2−アミノ−3−第三ブトキシプロパナール亜硫酸付加
物(3)の製造 例1と同様に反応を行い、N−第三ブトキシカルボニル
−O−第三ブチル−L−セリン(1.4g)から得られ
た2−第三ブトキシカルボニルアミノ−3−第三ブトキ
シプロパナール(1.0g)と亜硫酸ガスを反応させる
ことにより、2−アミノ−3−第三ブトキシプロパナー
ル亜硫酸付加物(0.55g)が得られた。 IR(KBr):3379、1613、1514、13
65、1190、1040cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6+D2 O/TMS):δ
=1.12(s,9H,tBu )、3.40−3.61
(m,3H,CH(α)、CH2 )、4.16(d,1
H,J=1.0Hz,CH(β)) FABMS(m/z):228(M+1)+
【0016】例4 2−アミノ−3−ベンジルオキシプロパナール亜硫酸付
加物(4)の製造 例1と同様に反応を行い、N−第三ブトキシカルボニル
−O−ベンジル−L−セリン(1.4g)から得られた
2−第三ブトキシカルボニルアミノ−3−ベンジルオキ
シプロパナール(1.1g)と亜硫酸ガスを反応させる
ことにより、2−アミノ−3−ベンジルオキシプロパナ
ール亜硫酸付加物(0.58g)が得られた。 IR(KBr):3171、1586、1507、14
54、1253、1181、1103、1083、10
26cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6/TMS):δ=3.5
1−3.77(m,3H,CH(α)、CH2 )、4.
26(s,1H,CH(β))、4.62(s,2H,
PhCH2 )、7.37−7.47(m,5H,A
r)、7.80(br,3H,NH2 ) FABMS(m/z):262(M+1)+
【0017】例5 2−(1−オクタノイルアミノ)−3−ヒドロキシプロ
パナール(5)の製造 例1と同様に反応を行い、N−第三ブトキシカルボニル
−O−ベンジル−L−セリン(3.8g)からN−第三
ブトキシカルボニル−O−ベンジル−L−セリンメトキ
シメチルアミド(3.5g)が得られた。得られた化合
物をトリフルオロ酢酸で処理した後、クロロホルム中で
トリエチルアミン存在下、塩化オクタン酸と反応させる
ことによりN−1−オクタノイル−O−ベンジル−L−
セリンメトキシメチルアミドが定量的に得られた。得ら
れた化合物をメタノール中で10%パラジウム−カーボ
ン存在下接触還元を行うことにより、N−1−オクタノ
イル−L−セリンメトキシメチルアミドが定量的に得ら
れた。得られた化合物をエーテル10mlに溶解し水素
化リチウムアルミニウム(0.066g)を氷冷下加え
1時間撹拌した。反応混合物に硫酸水素カリウム水溶液
(0.33g/10ml)を加えて酸性とし、エーテル
層に析出した白色個体をろ取することにより目的の2−
(1−オクタノイルアミノ)−3−ヒドロキシプロパナ
ール(0.11g)が得られた。
【0018】IR(KBr):2956、、2854、
1643、1547、1469、1421、1385、
1332、1247、1146、1097、1078c
-1 1 H−NMR(DMSO−d6/TMS):δ=0.8
7(t,3H,Me)、1.26(s,8H,C
2 )、1.50(br,2H, CH2 )2.20−
2.22(m,2H,CH2 )、3.60−3.70
(m,1H,CH2 )、3.77−3.85(m,1
H,CH2 )、4.17(dd,1H,J=4.16、
6.93Hz,CH(α))、4.93(t,1H,O
H)、9.48(s,1H,CHO) FABMS(m/z):217(M+1)+
【0019】例6 2−(1−ドデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシプロ
パナール(6)の製造 例5と同様に反応を行い、N−1−ドデカノイル−L−
セリンメトキシメチルアミド(0.8g)から2−(1
−ドデカノイルアミノ)−3−ヒドロキシプロパナール
(0.083g)が得られた。 IR(KBr):2922、2851、1640、16
17、1547、1471、1249、1147、11
24、1085cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6/TMS):δ=0.8
6(t,3H,Me)、1.25(s,16H,C
2 )、1.48(br,2H,CH2 )、2.05−
2.33(m,2H,CH2 )、3.57−3.81
(m,2H,CH2 )、4.16(dd,1H,J=
6.6Hz,CH(α))、4.97(br,1H,N
H)、9.47(s,1H,CHO) FABMS(m/z):272(M+1)+
【0020】例7 2−ミリストイルアミノ−3−ヒドロキシプロパナール
(7)の製造 例5と同様に反応を行い、N−ミリストイル−L−セリ
ンメトキシメチルアミド(0.6g)から2−ミリスト
イルアミノ−3−ヒドロキシプロパナール(0.13
g)が得られた。 IR(KBr):3536、3308、2956、29
20、2851、1640、1618、1546、14
71、1147、1125cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6/TMS):δ=0.8
6(t,3H,Me)、1.24(s,20H,C
2 )、1.50(br,2H,CH2 )、2.18
(t,2H,CH2 )、3.61−3.69(m,1
H,CH2 )、3.75−3.83(m,1H,C
2 )、4.16(dd,1H,J=6.27、4.9
5Hz,CH(α))、4.96(t,H,OH)、
8.15(d,1H,J=6.59Hz,NH)、9.
47(s,1H,CHO) FABMS(m/z):300(M+1)+
【0021】例8 2−ミリストイルアミノ−3−ヒドロキシプロパナール
亜硫酸付加物(8)の製造 例5と同様にして得られたN−ミリストイル−L−セリ
ンメトキシメチルアミド(0.6g)をエーテル8ml
に溶解し、水素化リチウムアルミニウム(0.08g)
を氷冷下加え、1時間撹拌した。反応混合物に硫酸水素
カリウム水溶液(0.4g/10ml)を加えて酸性と
しエーテル層に析出した白色個体をろ去した後、エーテ
ル溶液に亜硫酸ガスを20分間吹き込んだ。反応溶液に
石油エーテルを加え析出した白色個体をろ取することに
より目的の2−ミリストイルアミノ−3−ヒドロキシプ
ロパナール亜硫酸付加物(0.16g)が得られた。 IR(KBr):2957、2920、2851、16
18、1546、1471、1214、1147、11
23、1109、1083、1037cm-1 1 H−NMR(DMSO−d6/TMS):δ=0.8
6(t,3H,Me)、1.24(s,20H,C
2 )、1.46(br,2H,CH2 )、2.03−
2.09(m,2H,CH2 )、3.33−3.82
(m,6H,CH(2),CH2 ,OH(2)) FABMS(m/z):380(M−1)-
【0022】次に、本発明化合物のN−ミリストイル転
移酵素(NMT)阻害活性試験およびHIV−I持続産
生細胞(CEM/LAV−I)に対する抗HIV活性の
測定試験を示す。 試験例1 本発明化合物のN−ミリストイル転移酵素(NMT)阻
害活性測定 R.O.Heuckerothらの方法(Proc.N
atl.Acad.Sci.USA,85,8795
(1988))に従い、ミリスチン酸とLiCoAをア
シル−CoA合成酵素の存在下30℃1時間30分反応
させて調製したミリストイルCoAエステル、基質とし
てグリシル−L−アスパラギニル−L−アラニル−L−
アラニル−L−アラニル−L−アラニル−L−アルギニ
ル−L−アルギニン、および酵素としてHTLV−I持
続感染細胞MT−2を遠心分画法に従い細胞分画し調製
した100,000×gPpt画分を用いて、本発明化
合物20μM存在下および非存在下でNMTの酵素活性
を測定した。反応液を逆相C18HPLCカラムに注入
し、6〜40%のアセトニトリル/0.1%トリフルオ
ロ酢酸水溶液の直線グラジエントの条件で溶出し、酵素
反応生成物のN−ミリストイルグリシル−L−アスパラ
ギニル−L−アラニル−L−アラニル−L−アラニル−
L−アラニル−L−アルギニル−L−アルギニンを定量
した。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】 表1から明らかなように、本発明化合物はN−ミリスト
イル転移酵素(NMT)活性を阻害していることがわか
る。
【0024】試験例2 HIV−I持続産生細胞(CEM/LAV−I)に対す
る抗HIV活性の測定 庄司らの方法(Biochem.Biophys.Re
s.Commun.,194,610(1993))に
従い、対数増殖期にあるHIV−I持続産生株(CEM
/LAV−1、2×105 cells/10ml)を本
発明化合物の最終濃度が0、60、80、100、20
0μMになるように加え培養し、72時間後にトリパン
ブルー染色法で生細胞の数を測定した。結果を表2に示
す。なお、上記化合物濃度では正常細胞(CEM)に対
する細胞毒性は見られなかった。
【0025】
【表2】 表2から明らかなように、本発明化合物はHIV−I持
続産生細胞(CEM/LAV−I)の増殖をを阻害して
いることがわかる。
【0026】
【発明の効果】本発明により、タンパク質アミノ末端ミ
リストイル化を触媒する酵素に対して阻害活性を有し、
ウイルス感染細胞の増殖を阻害し、抗ウイルス活性を示
す新規アミノアルキルアルデヒド誘導体を提供すること
ができた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 301/00 7419−4H 311/04 7419−4H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) R1 −(CH2 )x−CH((CH2 )y−NH−R2 )−CHO (I) (式中、R1 は水素原子、水酸基、炭素数1〜15のア
    ルキルオキシ基、 フェノキシ基またはベンジルオキシ基を表わし、 R2 は水素原子または炭素数1〜15のアシル基を表わ
    し、xは0〜3を示し、そしてyは0〜3を示す)で表
    される化合物もしくはその亜硫酸付加物またはその医薬
    として使用可能な塩化合物。
  2. 【請求項2】 式(II) R1 −CH2 CH(NH−R2 )−CHO (II) (式中、R1 は水素原子、水酸基、炭素数1〜4のアル
    キルオキシ基またはベンジルオキシ基を表わし、 R2 は水素原子または炭素数1〜15のアシル基を表わ
    す)で表される化合物もしくはその亜硫酸付加物または
    その医薬として使用可能な塩化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の化合物を有効
    成分として含有するN−ミリストイル転移酵素阻害剤。
JP784495A 1995-01-23 1995-01-23 抗ウイルス活性を有する化合物 Pending JPH08198826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000037464A3 (en) * 1998-12-18 2000-11-02 Hoffmann La Roche 4-(aminoalkoxy)benzofurans as n-myristoyltransferase inhibitors

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