JPH08199197A - 洗剤ペレットの製造方法及びそれを用いる高嵩密度洗剤の製造方法 - Google Patents

洗剤ペレットの製造方法及びそれを用いる高嵩密度洗剤の製造方法

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JPH08199197A
JPH08199197A JP3140795A JP3140795A JPH08199197A JP H08199197 A JPH08199197 A JP H08199197A JP 3140795 A JP3140795 A JP 3140795A JP 3140795 A JP3140795 A JP 3140795A JP H08199197 A JPH08199197 A JP H08199197A
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nonionic surfactant
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Takeshi Ishikawa
剛 石川
Hiroki Yamahoshi
浩樹 山星
Junya Wakatsuki
淳也 若月
Takaharu Yoshida
隆治 吉田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】陰イオン界面活性剤とノニオン界面活性剤とを
含有する洗剤ペーストを用いて洗剤ペレットを製造する
方法において、該洗剤ペーストをペースト乾燥した後、
押出し成形して陰イオン界面活性剤とノニオン界面活性
剤の合計の配合量が22〜55重量%であり、かつノニ
オン界面活性剤の配合量が4〜14重量%である洗剤ペ
レットを得ることを特徴とする洗剤ペレットの製造方
法、及び該洗剤ペレットを解砕・造粒してなる高嵩密度
洗剤の製造方法。 【効果】本発明によると、洗剤ペースト調製時にノニオ
ン界面活性剤を多量にかつ簡便に配合でき、しかも得ら
れた洗剤はノニオン界面活性剤の染み出し等の問題がな
く、粉末物性に優れた高嵩密度洗剤である。また、ノニ
オン界面活性剤を吸収させるための吸油担体等を用いる
必要がないので、組成の自由度が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗剤ペレットの製造方法
に関する。さらに本発明は当該洗剤ペレットを用いる高
嵩密度洗剤の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、省資源的観点からの合理性、及び持ち運び易さ等の
消費者にとっての便利性から、高嵩密度(0.5g/m
L以上)の粉末洗剤の需要が増大している(例えば、特
開昭61−69897号公報、特開昭61−76597
号公報等)。また、ノニオン界面活性剤が配合された洗
剤は化学繊維につく油汚れに対する洗浄力に優れてお
り、臨界ミセル濃度(CMC)が低いため、少量で高い
洗浄力を有するという特徴を有することから、ノニオン
界面活性剤を多く含有する高嵩密度の粉末洗剤が望まれ
ている。
【0003】ところで、ノニオン界面活性剤は常温で液
体であるものが多く、そのため粉末洗剤に高濃度で配合
するには工夫が必要である。例えば、洗剤スラリー配合
工程にノニオン界面活性剤を配合すると、水と共にゲル
化してスラリーが高粘度化する。そのため従来の噴霧乾
燥法では、洗剤スラリーの混合、移送及び噴霧等におけ
るハンドリングが困難となり、安定した生産が難しい。
一方、造粒工程で配合する場合(例えば、特開平4−2
27700号公報等)は、製品粉末物性を維持するため
に、ノニオン界面活性剤をバインダーとして造粒する必
要がある。このとき、造粒条件の検討を行う必要がある
ため、簡便に配合できるというものではない。また、乾
燥後又は造粒後の後工程で配合すると、液状のノニオン
界面活性剤が製品中から染み出したり、ケーキングして
粉末物性が悪化する。これを防ぐには多孔質吸油担体等
を配合する必要があり、その結果洗剤組成が限定されて
しまう。このように、従来の方法に多少工夫を加えた程
度では、ノニオン界面活性剤の配合量には限界があっ
た。
【0004】したがって、本発明の目的はノニオン界面
活性剤が高濃度に配合された洗剤ペレット及び高嵩密度
洗剤の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑みて鋭意研究を行った結果、1)ノニオン界面活
性剤が高配合で、その他所定量の界面活性剤を配合した
洗剤ペースト、特に水分が20〜35重量%の洗剤ペー
ストは、製造時の通常の温度範囲では混合、移送等のハ
ンドリングが困難になるほど高粘度ではないこと、2)
得られた洗剤ペーストを薄膜式乾燥機又は攪拌式乾燥機
を用いていわゆるペースト乾燥を行うと、意外にも乾燥
後に成形された洗剤ペレットが程よい硬度を有するもの
であり、そのため後の工程でのハンドリングが良好であ
ること、3)洗剤ペレットを解砕・造粒して得られる洗
剤粒子の粉末物性が良好で、さらに洗剤粒子の低温溶解
性が従来の組成のものに比して良好であること、を見出
し、本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明の要旨は、(1) 陰イオン
界面活性剤とノニオン界面活性剤とを含有する洗剤ペー
ストを用いて洗剤ペレットを製造する方法において、該
洗剤ペーストをペースト乾燥した後、押出し成形して陰
イオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の合計の配合量
が22〜55重量%であり、かつノニオン界面活性剤の
配合量が4〜14重量%である洗剤ペレットを得ること
を特徴とする洗剤ペレットの製造方法、(2) 得られ
る洗剤ペレット中の陰イオン界面活性剤とノニオン界面
活性剤の重量比(陰イオン界面活性剤/ノニオン界面活
性剤)が4/5〜10/1である前記(1)記載の製造
方法、(3) 洗剤ペースト中の水分が20〜35重量
%である前記(1)記載の製造方法、(4) ペースト
乾燥を薄膜式乾燥機又は攪拌式乾燥機を用いて行う前記
(1)記載の製造方法、(5) 前記(1)〜(4)い
ずれか記載の製造方法で得られた洗剤ペレットを解砕・
造粒して、嵩密度が0.5g/mL以上の洗剤粒子とす
ることを特徴とする高嵩密度洗剤の製造方法、(6)
造粒に際し、攪拌転動造粒機を使用する前記(5)記載
の製造方法、並びに(7) 洗剤粒子の平均粒径が20
0〜700μmである前記(5)記載の製造方法、に関
する。
【0007】本発明においては、原料を捏和し、ペース
ト状の原料(以下、「洗剤ペースト」と略記する。)を
まず調製する。
【0008】原料としては、陰イオン界面活性剤、ノニ
オン界面活性剤、その他の成分が挙げられる。陰イオン
界面活性剤としては、特に限定されるものではなく、通
常の洗浄剤組成物に使用される公知のものが用いられ
る。例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
硫酸塩、アルキルエトキシスルホン酸塩、パラフィンス
ルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ
脂肪酸エステル塩、高級脂肪酸塩等が挙げられる。これ
らのうちで、洗浄性能、コスト、生産性、特にノニオン
界面活性剤との組合せによる洗剤ペレット硬度等の観点
からアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、
高級脂肪酸塩が好ましい。
【0009】ノニオン界面活性剤としては、特に限定さ
れるものではなく、通常の洗浄剤組成物に使用される公
知のものが用いられる。例えば、炭素数12〜18の直
鎖又は分岐鎖の1級又は2級のアルコールにエチレンオ
キサイドを平均付加モル数6〜12で付加させて得られ
るポリオキシエチレンアルキルエーテルを使用するのが
好ましい。これらのうちで、洗浄性能の観点から炭素数
12〜14のものが特に好ましい。
【0010】その他の成分としては、石鹸、各種のビル
ダー、増量剤、バインダー、キレート剤等の通常の洗浄
剤組成物に使用される公知のものが用いられる。
【0011】本発明においては、洗剤ペレット中の陰イ
オン界面活性剤とノニオン界面活性剤の合計の配合量は
22〜55重量%が好ましく、25〜50重量%である
ことがより好ましい。生産性及び洗浄性能の観点から合
計の配合量は22重量%以上が好ましく、生産性及びコ
ストの観点から55重量%以下が好ましい。又、ノニオ
ン界面活性剤の配合量は4〜14重量%が好ましく、
5.5〜12.5重量%がより好ましい。油汚れに対す
る洗浄性能の観点からノニオン界面活性剤の配合量は4
重量%以上が好ましく、生産性の観点から14重量%以
下が好ましい。また、得られる洗剤ペレット中の陰イオ
ン界面活性剤とノニオン界面活性剤の重量比(陰イオン
界面活性剤/ノニオン界面活性剤)は4/5〜10/1
が好ましく、1/1〜8/1がより好ましい。
【0012】上記のような配合の洗剤ペレットを得るた
めに各原料を捏和して洗剤ペーストを調製する。各原料
を捏和する混練機としては特に限定されるものではな
く、通常用いられる公知の装置でよい。例えば、リボン
ミキサー(佐竹化学機械工業(株)製)、コンティニュ
アスニーダー(不二パウダル(株)製)、フロージェッ
トミキサー((株)粉研製)等が挙げられる。混練機の
運転条件も特に限定されるものではない。
【0013】このようにして得られる洗剤ペースト中の
水分は20〜35重量%が好ましい。ここで、20重量
%未満では使用し得る原料が限定され、かつ洗剤ペース
トの粘度が高すぎハンドリングの面で問題が生じるの
で、20重量%以上が好ましく、原料を充分に乾燥させ
る観点及び乾燥コストの観点から35重量%以下が好ま
しい。また、水分は各原料を混練機に仕込む際に同時に
添加してもよく、捏和中に添加してもよい。
【0014】本発明では、上記の洗剤ペーストをペース
ト乾燥した後、押出し成形することにより洗剤ペレット
を得る。本発明において「洗剤ペレット」とは、洗剤ペ
ーストの乾燥物を適当な形状に成形したものをいう。以
下、洗剤ペレットの製造方法について説明する。本明細
書における「ペースト乾燥法」とは、従来の噴霧乾燥、
気流乾燥、通気乾燥、流動乾燥といった主に熱風を利用
した乾燥方式とは全く異なる伝熱及び攪拌を主体とする
乾燥方式をいう。この方式は、特に小規模でかつ、エネ
ルギーコストを節約することができるものである。乾燥
機としては、洗剤ペーストをペースト乾燥できるもので
あれば特に限定されるものではないが、薄膜式乾燥機、
攪拌式乾燥機、回転乾燥装置、伝導加熱型乾燥装置等及
びそれらを組み合わせた装置が挙げられ、好ましくは、
薄膜式乾燥機、攪拌式乾燥機である。乾燥機の具体例と
して、薄膜式乾燥機としてはエクセバ(神鋼パンテック
(株)製)、堅型コントロドライヤー((株)日立製作
所製)、ハイエバオレーター((株)桜製作所製)、ド
ラムドライヤー(カツラギ工業(株)製)等が挙げられ
る。また、攪拌式乾燥機としてはパドルドライヤー(奈
良機械(株)製)、コンティニュアスニーダー(不二パ
ウダル(株)製)、サーマルプロセッサー(ホソカワミ
クロン(株)製)等が挙げられる。なお、薄膜式と攪拌
式の特徴を兼ね備えた乾燥機を用いても良い。
【0015】乾燥機の条件は用いる機械等により異なる
ため一概にはいえないが、例えば堅型コントロドライヤ
ー((株)日立製作所製)を用いる場合、円筒状ケーシ
ング内の真空度は、100〜500Torrの範囲が好
ましく、200〜500Torrの範囲がより好まし
い。乾燥運転の安定性、過乾燥抑制の観点から100T
orr以上が好ましく、乾燥効率及び、弱熱物質の熱安
定性の観点から500Torr以下が好ましい。内壁面
の温度は100〜200℃の範囲が好ましく、120〜
180℃の範囲がより好ましい。乾燥効率及び乾燥運転
の安定性の観点から100℃以上が好ましく、過乾燥抑
制及び弱熱物質の熱安定性の観点から200℃以下が好
ましい。平均滞留時間としては、10秒〜30分が好ま
しく、30秒〜20分がより好ましく、さらには30秒
〜10分が特に好ましい。充分な乾燥をするために10
秒以上が好ましく、弱熱物質の熱安定性の観点から30
分以下が好ましい。
【0016】また、回転羽根の周速度は5〜20m/s
が好ましく、8〜18m/sであることがより好まし
い。周速度の低下による内壁面への付着性の低下を抑え
る観点から5m/s以上が好ましく、周速度の増大によ
る内壁面の温度上昇を抑える観点から20m/s以下が
好ましい。尚、フルード数は3〜10であり、5〜10
であることがより好ましい。ここで、フルード数は以下
の式で定義される。 Fr=V/(R×g)0.5 (但し、Frはフルード数を、Vは回転羽根の周速度
〔m/s〕を、Rは回転羽根の回転半径〔m〕を、gは
重力加速度〔m/s2 〕をそれぞれ表す。)
【0017】このようにして得られる、洗剤ペーストを
乾燥したものは塊状であり、そのままではハンドリング
が困難である。そこで、適当な形状に成形し、洗剤ペレ
ットとする。ここで使用する成形機としては特に限定さ
れるものではなく、通常用いられる公知の押出し成形機
等が使用できる。具体的には、2軸押出し成形機
((株)佐藤鉄工所製)、SIMPLEX (MAZZONI製)、プロ
ッダーダブル(不二パウダル(株)製)、KRCニーダ
ー((株)栗本鉄工所製)、2軸押出機(神戸製鋼
(株)製)等が挙げられる。ここで、得られる洗剤ペレ
ットの長さが長すぎる場合はその後のハンドリング性が
悪く、また所定の太さ以上のものはその後の冷却工程で
の冷却効率が悪く、洗剤ペレットの冷却に時間がかか
る。ここで使用される冷却機としては特に限定されるも
のではなく、通常用いられる公知の冷却機等が使用でき
る。具体的には、フロードライヤー(不二パウダル
(株)製)、ロートスルー((株)大川原製作所製)、
ロートルーバー(日立造船(株)製)等が挙げられる。
【0018】上記のようにして製造された洗剤ペレット
は、そのまま洗剤として使用しても良く、これを適度な
粒度に解砕・造粒して高嵩密度洗剤としたものを使用し
てもよい。
【0019】以下、上記の洗剤ペレットを解砕・造粒す
る本発明の高嵩密度洗剤の製造方法について説明する。
まず、洗剤ペレットを解砕するが、このとき用いる粉砕
機は通常用いられる公知のものでよい。具体的にはパラ
プレックス((株)パウレック製)、ロータリーカッタ
ーミル(奈良機械(株)製)、フィッツミル(ホソカワ
ミクロン(株)製)、パルペライザー(不二パウダル
(株)製)等が挙げられる。
【0020】次に、これを造粒して嵩密度0.5g/m
L以上の洗剤粒子からなる高嵩密度洗剤を得る。このと
き、解砕と造粒を同時に行っても良い。用いる造粒機と
しては特に限定されるものではなく、通常用いられる公
知の攪拌転動造粒機等が好ましく用いられる。攪拌転動
造粒機の具体例としては、高速攪拌型混合造粒機
((株)奈良機械製作所製)、ハイスピードミキサー
(深江工業(株)製)、レディゲミキサー((株)マツ
ボー製)、バーテカルグラニュレーダー((株)パウレ
ック製)等が挙げられる。造粒条件は用いる造粒機によ
り異なるため一概にはいえないが、例えば上記のハイス
ピードミキサーを用いる場合、羽根先端周速度が3〜2
0m/sで平均滞留時間30〜600秒でよい。また、
造粒時にゼオライト等の改質剤を添加してもよい。
【0021】得られる洗剤粒子の嵩密度は0.5g/m
L以上であり、より好ましくは0.6〜1g/mLが好
ましい。また、洗剤粒子の平均粒径は200〜700μ
mの範囲のものが好ましく、300〜600μmがより
好ましい。
【0022】上記のようにして得られる洗剤粒子に、さ
らに、通常用いられる公知の成分、例えば増量剤、ビル
ダー、界面活性剤、酵素、蛍光塗料、香料等を添加して
最終製品としてもよい。
【0023】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例等により何
ら限定されるものではない。
【0024】実施例1〜7及び比較例1〜4 実施例1〜7及び比較例1〜4では、表1、2の組成か
らなる洗剤ペレットを製造するために、各種原料を含む
水分30重量%の洗剤ペーストを予め調製したのち、ペ
ースト乾燥を連続的に行った。尚、水分20重量%未満
では、洗剤ペースト粘度が高すぎ、ハンドリングが困難
であり、水分35重量%より多いと、乾燥負荷が高いた
め乾燥が不十分で生産効率も悪かった。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】(1)洗剤ペーストの調製 各原料を混練機(佐竹化学機械工業(株)製:BRW3
000型)で捏和して洗剤ペーストを調製した。本実施
例で用いた各種原料の種類と入手先等は表3にまとめ
た。
【0028】
【表3】
【0029】(2)洗剤ペーストのペースト乾燥 上記洗剤ペーストを2000kg/hrで高粘度ペース
ト用ポンプ(兵神装備(株)製:4NES60型)によ
って乾燥装置((株)日立製作所製:堅型コントロドラ
イヤー)の上部受給口から受給し、所定の条件で連続乾
燥を行った。なお、上記乾燥装置のケーシングの胴部内
径は1.0m、胴部における伝熱部の胴長さは5.0
m、伝熱面積は16.0m2 であった。このときの平均
乾燥時間は約5分であった。
【0030】また、上記乾燥機の運転条件は次のとおり
であった。 円筒状ケーシング内の真空度:400Torr 内壁面の温度 :150℃ 回転羽根の周速度 : 12m/s フルード数 : 5.4 なお、攪拌タイプの乾燥機を使用しても同様なものが得
られた。
【0031】(3)洗剤ペースト乾燥物の成形 洗剤ペーストのペースト乾燥によって得られた乾燥物
は、そのままではハンドリングが困難であるため、成形
して冷却した。即ち、乾燥物はそのまま2軸押出機(神
戸製鋼(株)製:KTX型)にかけ、その成形機の前面
に取り付けたダイスに配置された複数個の穴(直径10
mm)から100℃で押出して1〜300mmの長さに
カッターで切断し、洗剤ペレットを得た。
【0032】(4)洗剤ペレットの硬度の評価 洗剤ペレットに成形後、洗剤ペレットの硬度を測定し
た。各洗剤ペレットの40℃の乾燥物硬度を表2に示
す。なお、乾燥物硬度は、不動工業(株)製レオメータ
ーにカッター刃を取り付け、昇台速度を2cm/min
に合わせて上昇させ、切断時の切断強度(g)を測定
し、その切断強度(g)で表した。
【0033】実施例1〜7に示す組成の洗剤ペレットは
ほどよい硬さであり、乾燥後の成形、冷却、解砕の各工
程でのハンドリングに支障はなかった。一方、比較例1
〜4の組成の洗剤ペレットは実施例1〜7の乾燥物と比
較して柔らかく、冷却・解砕・造粒の工程でのハンドリ
ングが困難であり、特に比較例2、4の組成ではあまり
にも柔らかすぎるため、解砕工程等を行うことができな
かった。
【0034】(5)洗剤ペレットの冷却・解砕・造粒 成形された洗剤ペレットを回転冷却機(日立造船(株)
製:FMCロートルーバー500型)中で30℃に冷却
した。冷却されたペレットを改質剤(ゼオライト)5重
量部とともに粉砕機(ホソカワミクロン(株)製:フィ
ッツミル DKS型)で解砕後、ハイスピードミキサー
(深江工業(株)製:FMD−1200J型)で100
r.p.m.で平均滞留時間300秒で造粒した。この
造粒品に表2の後添加物を投入し、高嵩密度洗剤を得
た。
【0035】(6)最終製品の評価 本発明により得られた高嵩密度洗剤の性能評価を表4に
示す。本発明により得られた高嵩密度洗剤は、ノニオン
界面活性剤が従来品に比較して多く配合されたものであ
るが、基本性能(洗浄性能、粉末物性、低温溶解性)や
染み出し性には特に問題はなかった。また比較例に比し
て低温溶解性がより改善された。一方、ノニオン界面活
性剤の配合量が4重量%に満たないもの(比較例1)、
陰イオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の合計の配合
量が55重量%を超えたもの(比較例3)は洗剤粒子の
低温溶解性評価が好ましくなく、ノニオン界面活性剤の
配合量が多いもの(比較例2)、陰イオン界面活性剤と
ノニオン界面活性剤の合計の配合量が22重量%に満た
ないもの(比較例4)はいずれも乾燥後の硬度が低く、
冷却・解砕・造粒等の処理ができないものであった。な
お、各評価項目は次のように測定した。
【0036】
【表4】
【0037】イ)嵩密度:JIS K 3362 で規
定された方法で測定した。 ロ)破壊荷重:次の方法により測定した。不動工業
(株)製レオメーターに、直径30mmのアダプタを取
り付け、金属製の枠内に50mLの洗剤をセットし、1
kgの荷重をかけた。次に枠を取り外し、昇台速度を2
cm/minに合わせて上昇させ、固化した洗剤を破壊
する荷重を測定した。その値が小さいほど耐ケーキング
性が良いと判定した。 ハ)流動性:JIS K 3362 に規定された嵩密
度測定用のホッパーから、100mLの洗剤が流出する
のに要する時間を測定し、その時間で表した。なお、時
間が短いほど流動性が良いと判定した。 ニ)平均粒径:得られた高嵩密度洗剤を「Ro−Ta
p」(形式 DB,No. 901001 HEIKO
SEISAKUSHO.LTD)により、製品の平均
粒径を測定した。 ホ)低温溶解性:次の方法により測定した。(株)日立
製全自動洗濯機2.8kg青空PF−2650を用い、
洗濯槽底部一端に洗剤40gをまとめて置き、5℃の水
道水を直接水があたらないようにして21L注水した。
その後攪拌を開始し、3分間攪拌した後、攪拌を止め、
排水し、残留する洗剤を目視判定した。判定基準は以下
の通りである。 A:洗剤残留なし B:洗剤残留5mm角位 2〜3粒 C:洗剤残留1cm角位 2〜3粒、又は洗剤残留5m
m角位 多数 D:洗剤残留1cm角位 2〜3粒以上 ヘ)洗浄性能:得られた高嵩密度洗剤の0.0833%
溶液1リットルを用いて、JIS K-3371に規定された装置
及び方法で洗浄性能を評価した。評価基準は以下の通
り。 A:標準洗剤に比べ有意な差をもって優れている。 B:標準洗剤と同等レベル。 C:標準洗剤に比べ有意な差をもって劣っている。 ※B以上を合格とした。 ト)染み出し性:洗剤用紙カートン(洗剤と接触する面
にジュートライナーを設けたもの、奥行90mm×幅1
50mm×高さ160mm)に洗剤1.5kgを詰め、
フタを開けて30℃、湿度80%RHの室に静置し、1
ヶ月後のカートンへの染み出しについて評価した。評価
基準は以下の通り。 A:染み出しなし。 B:洗剤接触面の20%未満に染み出し有り。 C:洗剤接触面の20〜50%未満に染み出し有り。 D:洗剤接触面の50%以上に染み出し有り。 ※B以上を合格とした。
【0038】
【発明の効果】本発明の製造方法によると、洗剤ペース
ト調製時にノニオン界面活性剤を多量にかつ簡便に配合
でき、しかも得られた洗剤はノニオン界面活性剤の染み
出し等の問題がなく、粉末物性に優れた高嵩密度洗剤で
ある。また、ノニオン界面活性剤を吸収させるための吸
油担体等を用いる必要がないので、組成の自由度が高
い。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰イオン界面活性剤とノニオン界面活性
    剤とを含有する洗剤ペーストを用いて洗剤ペレットを製
    造する方法において、該洗剤ペーストをペースト乾燥し
    た後、押出し成形して陰イオン界面活性剤とノニオン界
    面活性剤の合計の配合量が22〜55重量%であり、か
    つノニオン界面活性剤の配合量が4〜14重量%である
    洗剤ペレットを得ることを特徴とする洗剤ペレットの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 得られる洗剤ペレット中の陰イオン界面
    活性剤とノニオン界面活性剤の重量比(陰イオン界面活
    性剤/ノニオン界面活性剤)が4/5〜10/1である
    請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 洗剤ペースト中の水分が20〜35重量
    %である請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 ペースト乾燥を薄膜式乾燥機又は攪拌式
    乾燥機を用いて行う請求項1記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の製造方法で
    得られた洗剤ペレットを解砕・造粒して、嵩密度が0.
    5g/mL以上の洗剤粒子とすることを特徴とする高嵩
    密度洗剤の製造方法。
  6. 【請求項6】 造粒に際し、攪拌転動造粒機を使用する
    請求項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 洗剤粒子の平均粒径が200〜700μ
    mである請求項5記載の製造方法。
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