JPH08199472A - 繊維用精練洗浄剤組成物 - Google Patents

繊維用精練洗浄剤組成物

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JPH08199472A
JPH08199472A JP1872495A JP1872495A JPH08199472A JP H08199472 A JPH08199472 A JP H08199472A JP 1872495 A JP1872495 A JP 1872495A JP 1872495 A JP1872495 A JP 1872495A JP H08199472 A JPH08199472 A JP H08199472A
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scouring
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composition
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JP1872495A
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Satoru Hashimoto
悟 橋本
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NIPPON SAAFUAKUTANTO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】m=1〜5のPOE(m)ラウリルエーテルを
92重量%含有する第1部分組成物60重量部と、ドデ
シルベンゼンスルホン酸Na40重量部から成る繊維用
精練洗浄剤組成物。 【効果】この組成物は、綿、ウール及びポリエステルに
付着したベキシラオイル及びジメチルシリコーンを低温
でも効果的に除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維用精練洗浄剤組成
物に関し、より詳細には、染色の準備工程において、繊
維に付着した機械油等の油性汚れをフロン、ハロゲン含
有有機溶媒を使用することなく、水系でしかも低温で効
果的に除去できる精練洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に繊維製品を染色加工する場合、予
め洗浄処理(以下、精練という。)を行い、付着した機
械油、紡績用オイリング剤等の油性汚れ、及び土砂等の
無機汚れを脱落させる必要がある。
【0003】繊維に付着した前記油性汚れを脱落させる
に当り、次のような従来技術があった。
【0004】まず、テトラクロロエチレン、トリクロロ
エチレン、等の塩素系溶剤、ケロシン、石油エーテル等
の低沸点石油系(炭化水素)溶剤等で、溶剤精練を行う
方法がある。
【0005】また、各種界面活性剤を含む、水系洗浄液
で精練洗浄する方法がある。例えば各種界面活性剤0.
3〜3.0g/lを含む水系洗浄液を用い、室温〜95
℃の温度で5〜30分精練を行う。使用する界面活性剤
としては、脂肪酸石ケン、アルキルサルフェート、アル
キルスルホネート、アルキルエーテルカルボン酸、アル
キルベンゼンスルホネート、ポリオキシエチレン(以下
POEと略述する。)アルキルエーテルサルフェート、
アルキルホスフェート、N−メチルアシルタウリン、脂
肪酸モノグリセライド硫酸エステル等のアニオン界面活
性剤、POEアルキルエーテル、POEアルキルフェニ
ルエーテル、等の非イオン界面活性剤である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】染色加工する前の繊維
から油性汚れを除去しなければならない理由は、機械
油、紡績油等の油性汚れの除去が不完全であると、次の
染色工程において、不均染等の問題が生ずるからであ
る。即ち、油性汚れの付着した部分が、染料の種類によ
っては染色しずらかったり、逆により濃色に染色された
りして、いわゆる染色ムラが発生する。
【0007】一般に、イオン性の染料を用いてセルロー
ス繊維、ウール等の天然繊維を染色する場合、油性汚れ
の付着した部分は染色されず、又水難溶性の分散染料を
用いてポリエステル等の合成繊維を染色する場合、油性
汚れの付着した部分はより濃く染色される。
【0008】また、ポリエステル、ナイロン等の合成繊
維は、精練洗浄後、染色工程前に、熱処理(100〜1
50℃×1〜10分)を行う場合があるが(プレセット
工程)、その場合、油性汚れの洗浄が不十分であると、
繊維に残留している油がプレセット工程における熱によ
り発煙し、作業環境を著しく悪化させる。
【0009】繊維に油性汚れが付着している理由は次の
とおりである。
【0010】繊維に付着している機械油は、主に紡績、
紡糸工程で、糸と紡績機、紡糸機との摩擦を低減させ、
糸切れ等のトラブルを防止する為のものであり、糸に直
接給油もしくは、糸と機械の接点(リール、ガイド等)
に給油して用いられる。具体的には、流動パラフィン等
の炭化水素油、ジオクチルセバケート、ジオクチルアジ
ペート、ジオクチルフタレート等の合成エステル油、ジ
メチルポリシロキサン(500cSt未満)等のシリコ
ーン油等が用いられ、特に炭化水素油に二硫化モリブデ
ン等の固体潤滑剤を配合したもの、及びシリコーン油
は、優れた潤滑剤として使用されている。
【0011】特に、繊維の中でもストレッチバック性を
要求される水着、レオタード、パンティーストッキング
等の分野においては、ポリウレタン弾性繊維の周りをナ
イロンでカバーした、ナイロンカバードコアスパン糸が
広く用いられており、それらコアスパン糸の製造には、
平滑性を糸に与付し製造中の糸切れを防止する為、シリ
コーン油が使用されている。
【0012】かかるシリコーン油は精練洗浄時での洗浄
が特に困難であり、染色工程での不均染の原因となって
いる。
【0013】また、紡糸又は紡績した糸を編機又はショ
ッ機にかけて編物又は織物とする場合は、糸と機械の摩
擦を低減し、糸切れを防止し、作業効率を上げる為、上
記に示す機械油及び牛脂アルコール、高融点パラフィン
ワックス、天然ロウ(木ロウ、カルナバロウ等)等の固
形平滑剤が使用されている。
【0014】特にニット編機においては、針と糸の摩擦
を低減し、高速機械運転を実現させる為に、多量の炭化
水素オイルが使用されており、これらの除去は困難なの
で、後の染色工程に大きな障害となる。なお、代表的な
平滑炭化水素オイルとしては、ベキシラA(シェル石
油)がある。
【0015】前記塩素系溶剤又は低沸点石油系(炭化水
素)溶剤等で溶剤精練を行うという従来の方法は、高い
洗浄力を有し、特にウールに対しては、水による繊維の
収縮の恐れも無いので、特に羊毛工業で広く使用されて
いる。しかし、毒性(人体及び環境)、引火性の問題か
ら完全密閉式の特殊な精練設置が必要であり、又塩素系
溶剤に関しては、今後引き続き使用する事は出来ない。
【0016】また、前記各種界面活性剤を含む水系洗浄
液で精練洗浄する方法において、前記アニオン界面活性
剤を使用する場合は、一般にオイル汚れの除去が十分で
なく、しかも起泡性が大きいので、作業性に劣り、又排
水中の泡の為、環境を害する。一方、非イオン界面活性
剤を使用する場合に付いてはオイル汚れの除去性につい
ては、アニオン界面活性剤に比べて良好であり、広く実
用されている。例えば、POE(7〜12)C1214
キソアルコール、POE(7〜12)ノニルフェニルエ
ーテル、POE(7〜12)テウリルエーテル等であ
る。しかし、これらは、最近の染色工業の要求である、
低温精練(室温〜40℃)及び、シリコーンオイル、難
洗浄性炭化水素オイル(ベキシラA)等の洗浄には、効
果が少ない。又他の一般のオイル汚れの洗浄に付いて
も、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン等の塩
素系溶剤、ケロシン、石油エーテルの低沸点石油(炭化
水素)溶剤等を用いた溶剤精練ほど効果的ではない。
【0017】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
し、染色の準備工程において繊維に付着した機械油等の
油性汚れ、特にシリコーンオイル等の洗浄除去しにくい
汚れを有機溶剤を使用する事無く、低温で効果的に除去
する事ができる精練洗浄剤組成物を提供することを目的
としたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、次の繊
維用精練洗浄剤組成物により、上記目的を達成すること
ができる。
【0019】R1O(AO)mH(化学式(I)) (ここで、R1は炭素原子数2〜20のアルキル、アル
ケニル、アルキルフェニル及びアルケニルフェニルのう
ちの1種を示し、Aはエチレン又はプロピレンを示し、
m≧0である。)で示される化合物から選択した3種以
上の化合物から成る第1部分組成物3〜70重量部と、
HLBが10以上の親水性界面活性剤の1種以上から成
る第2部分組成物30〜97重量部から成り、前記第1
部分組成物中の最も含有率の高い化合物の前記化学式
(I)におけるmは、1〜5の範囲内に存在し、前記化
学式(I)において、m=0の化合物の合計重量は前記
第1部分組成物の重量の10%以下であり、かつ、m=
1〜5の化合物の合計重量、m=2〜6の化合物の合計
重量及びm=3〜7の化合物の合計重量のうちの少なく
とも一が、前記第1部分組成物の重量の50%以上であ
る繊維用精練洗浄剤組成物(請求項1)。
【0020】前記化学式(I)中のmは、好ましくは、
10以下にする(請求項2)。
【0021】前記HLBが10以上の親水性界面活性剤
は、好ましくは、R2O(AO)nH(化学式(II))
(ここで、R2は前記R1と同様のものを示し、Aはエチ
レン又はプロピレンを示し、7≦n≦30である。)で
示される化合物から選択した1種以上の非イオン界面活
性剤にする(請求項3)。
【0022】前記HLBが10以上の親水性界面活性剤
は、好ましくは、前記第1部分組成物以外のものにする
(請求項4)。例えばR1を互いに異なるようにする。
【0023】好ましくは、
【0024】化学式(III)
【化5】
【0025】化学式(IV)
【化6】
【0026】化学式(V)
【化7】
【0027】及び化学式(VI)
【化8】
【0028】で示されるアミン系界面活性剤のうちの1
種以上を含有し、
【0029】前記第1部分組成物と前記第2部分組成物
の合計重量Sに対する前記アミン系界面活性剤の重量N
の重量比S/Nは、99/1〜50/50にする(請求
項5)。
【0030】
【作用】前記化学式(I)においてmが1以上のもの
は、ポリオキシアルキレンアルキル非イオン界面活性剤
である。かかる非イオン界面活性剤は、一般に、分子量
が異なる種々のアルコキシル化種から成る混合物であ
り、混合物を構成する化合物の分子量分布も広い。ま
た、未反応の製造原料がかなり含まれている場合が多
い。そのため、ある汚れ成分に対して洗浄力を示す範囲
のアルコキシル化種の含有比が単に小さいというだけで
なく、あまり洗浄性に寄与しない他の成分(洗浄性を示
す成分よりも一層親油性又は親水性の成分及び未反応原
料成分)により洗浄性に関し悪影響を受け、好ましい洗
浄性が発揮されない。
【0031】本発明における第1部分組成物は、最も含
有率の高い化合物の前記化学式(I)におけるmは、1
〜5の範囲内に存在し、前記化学式(I)におけるm=
0の化合物の合計重量は第1部分組成物の全重量の10
%以下であり、かつ、前記化学式(I)におけるm=1
〜5の化合物の合計重量、m=2〜6の化合物の合計重
量及びm=3〜7の化合物の合計重量のうちの少なくと
も一が、第1部分組成物の全重量の50%以上であり、
かつ、かかる第1部分組成物を前記特定の重量比でHL
Bが10以上の親水性界面活性剤の1種以上から成る第
2部分組成物と組合せているので、繊維に付着した機械
油、紡績用オイリング剤、特にシリコーンオイル等の油
性汚れを低温で効果的に除去することができる。
【0032】前記化学式(I)において、mの値が大き
い化合物(例えば8以上の化合物)を主体として成る組
成物は、当該組成物を構成する化合物についてのエチレ
ンオキサイド又はプロピレンオキサイドの付加モル数の
幅が本発明のものと同様に狭いものであっても、油性汚
れを除去することはできない。かかる混合物をHLBが
10以上の親水性界面活性剤と組合せても、同様に、油
性汚れを除去することはできない。
【0033】また、本発明で特定する第1部分組成物を
単独で使用しても、HLBが低く、水に溶解しにくく油
性汚れに対し洗浄力を示さない。
【0034】さらに、ポリオキシアルキレンアルキル非
イオン界面活性剤を構成する化合物のエチレンオキサイ
ド又はプロピレンオキサイドの付加モル数の幅が本発明
における第1部分組成物のものより広い場合は、HLB
の値にかかわらず、油性汚れに対する洗浄力はかなり劣
り、本発明の第2部分組成物と組合せても油性汚れに対
する洗浄力は同様にかなり劣る。
【0035】
【好適な実施態様】第1部分組成物は、前記化学式
(I)で示される化合物から選択した3種以上の化合物
から成る。
【0036】化学式(I)におけるR1は、炭素原子数
2〜20のアルキル、アルケニル、アルキルフェニル又
はアルケニルフェニルの各基を示し、直鎖のものでも分
岐を有するものでもよい。炭素原子数は、好ましくはC
6〜C18(より好ましくはC8〜C18)にする。
【0037】化学式(I)において、mは一般に整数で
あり、m=1〜5の化合物の合計重量、m=2〜6の化
合物の合計重量及びm=3〜7の化合物の合計重量のう
ちの少なくとも一は、第1部分組成物の全重量の好まし
くは70重量%以上、より好ましくは80重量%以上に
する。
【0038】第1部分組成物中のm=0の化合物の含有
率は、10重量%以下にし、好ましくは5重量%以下に
する。
【0039】化学式(I)においてm=1〜5の範囲に
含まれる化合物が2種以上の場合のR1やAは、当該範
囲内の他の化合物のR1やAと異なっていても良いが、
好ましくは同一のものにする。このことは、m=2〜6
の範囲に含まれる化合物及びm=3〜7の範囲に含まれ
る化合物についても同様である。
【0040】本発明におけるポリオキシアルキレン付加
分布の狭い非イオン界面活性剤は、公知の方法に従って
製造する事ができる。例えばアルキルアルコールにアル
キレンオキサイドを反応させる際に、反応触媒として、
アルミニウムやガリウム等の金属イオンを添加した酸化
マグネシウム触媒(特開平1−164437号公報)又
は、改質CaO触媒(特公平6−53695号公報)を
用いて製造できる。また、アルミニウム、マグネシウ
ム、ケイ素等の金属イオンをアルカリで共沈させ、混合
結晶を得て、更に500℃前後で焼結することで得られ
る金属触媒等を用いる事でも製造する事ができる。これ
らの触媒は吸着剤として、各種化学物質の分離精製に広
く使用されている。
【0041】使用するアルキルアルコールとしては、エ
タノール、プロパノール、ブタノール等の低級アルコー
ル、オクタノール、デカノール、ラウリルアルコール、
オレイルアルコール、ステアリルアルコール等の中〜高
級アルコール、オキソアルコール、チーグラーアルコー
ル等の合成アルコール、ノニルフェノール、オクチルフ
ェノール、ブチルフェノール等のアルキルフェノール類
が挙げられる。
【0042】本発明で特定する上述のmの分布範囲の狭
い非イオン界面活性剤(第1部分組成物)は、HLBが
10以上の親水性界面活性剤と組み合わす事で相乗効果
で強力な洗浄力を示す。
【0043】HLBが10以上の親水性界面活性剤とし
ては、ラウリン酸Na、オレイン酸Na、ステアリン酸
Na等の脂肪酸石鹸、ラウリルサルフェートNa、ポリ
オキシエチレンラウリルサルフェートNa等のアルキル
サルフェート類、ドデシルベンゼンスルホン酸Na、α
−オレフィンスルホン酸Na等のアルキルスルホネート
類、ポリオキシエチレンラウリルエ−テルカルボン酸N
a等のエーテルカルボン酸類、モノラウリルホスフェー
トNa、ジラウリルホスフェートNa塩等のアルキルホ
スフェート類、N−メチルアシルタウリン等のアミノ酸
系アニオン界面活性剤類、等のアニオン界面活性剤が挙
げられる。
【0044】HLBが10以上の親水性界面活性剤に該
当する非イオン界面活性剤としては、POEラウリルエ
ーテル、POEトリデシルエーテル、POEヘキサデシ
ルエーテル等のPOEアルキルエーテルのPOE付加モ
ル数7〜30のもの、又POEノニルフェニルエーテ
ル、POEオクチルフェニルエーテル等のPOEアルキ
ルフェニルエーテルのPOE付加モル数7〜30のもの
等が挙げられる。
【0045】HLBが10以上の親水性界面活性剤は、
前記特定の化学式(II)で示される非イオン界面活性
剤が特に有効である。これらは、HLBが10以上であ
れば、ポリオキシアルキレンの分布に特に制限はない。
ポリオキシアルキレンの付加モル数nは7〜30好まし
くは7〜20より好ましくは7〜15である。R2の炭
素原子数としては、2〜20(以下、C2〜C20のよう
に示す。)、より好ましくはC8〜C20、さらに好まし
くはC8〜C18である。
【0046】第1部分組成物/第2部分組成物の混合比
は3/97〜70/30(重量比)、好ましくは10/
90〜60/40、より好ましくは、30/70〜60
/40である。
【0047】第1部分組成物と第2部分組成物に対し、
前記特定のアミン系界面活性剤の任意の1種以上を前記
特定の重量比で含有させると、相乗効果でより一層良好
な洗浄力を発揮する。
【0048】前記化学式(III)で示されるアミン系
界面活性剤の例としては、POEカプリルアミン、PO
Eラウリルアミン、POEミリスチルアミン、POEオ
レイルアミン、POEステアリルアミン等が挙げられ
る。
【0049】前記化学式(IV)で示されるアミン系界
面活性剤の例としては、POEカプリルアマイド、PO
Eラウリルアマイド、POEミリスチルアマイド、PO
Eオレイルアマイド、POEステアリルアマイド等が挙
げられる。
【0050】前記化学式(V)で示されるアミン系界面
活性剤としては、POEデシルアミンオキサイド、PO
Eラウリルアミンオキサイド、POEオレイルアミンオ
キサイド等が挙げられる。
【0051】前記化学式(VI)で示されるアミン系界
面活性剤としては、POEN−ラウリルプロピレンジア
ミン、POEN−ステアリルプロピレンジアミン等が挙
げられる。
【0052】前記化学式(III)〜(V)で示される
アミン系界面活性剤のポリオキシアルキレンの付加モル
数a+bは、0〜40であり、好ましくは1〜20、よ
り好ましくは、2〜10、更に好ましくは2〜5であ
る。R3〜R6の炭素原子数は、C2〜C20、好ましくは
8〜C20、より好ましくはC8〜C18である。
【0053】第1部分組成物と第2部分組成物(合計の
重量S)に対する前記アミン系界面活性剤(重量N)の
混合比は、重量比S/Nが99/1〜50/50であ
り、好ましくは95/5〜70/30、より好ましくは
90/10〜70/30である。
【0054】本発明の精練洗浄剤組成物は、水系洗浄浴
中に他の有機溶剤を使用する事なく0.1〜10.0g
/l、好ましくは0.5〜3.0g/l添加し、室温〜
95℃の温度で、精練洗浄を行う事ができる(精練時間
は3〜60分、好ましくは5〜15分、浴比は1:5〜
1:40にする)。特に低温(室温〜40℃)での洗浄
に効果的である。
【0055】使用する設備としては、染色工場で一般に
使用されている設備、ウィンス、液流ウィンス、チーズ
染色機等のバッチ式設備、オープンソーパー、連続精練
機等の連続式設備のいずれにも使用でき、しかも低起泡
性であるので、泡によるトラブルの発生が無い。
【0056】対象になる繊維としては、セルロース繊
維、羊毛等のタンパク繊維、ポリエステル、ナイロン、
スパンデックス等の合成繊維のいずれにも使用でき、形
態についても、糸、編物、織物、原綿、いずれの形態に
も使用できる。
【0057】
【実施例】
(実施例1) 第1部分組成物の合成及び本発明品の組
成 ステンレス製オートクレーブ中に所定の原料アルコール
及び下記金属触媒(原料アルコールに対し0.1重量
%)を仕込み、N2ガス置換後、5.0kgG/cm2
120〜125℃で、連続的にエチレンオキサイド又は
プロピレンオキサイドを3時間にわたり導入した。導入
後、約80℃まで冷却し、圧を常圧に戻し、20%リン
酸水溶液で中和、セライトを用い加圧熱瀘過後、種々の
第1部分組成物(A)を得た。触媒は、[Mg6Al
2(OH)16]CO3・4H2O(試薬市販品)を、シリ
カゲルデシケータ中、24時間減圧乾燥して使用した。
【0058】
【表1】
【0059】表1における第1部分組成物、例えばPO
E(m)ラウリルエーテルNRとは、上記方法によって
ラウリルアルコール1モルに対しmモルのエチレンオキ
サイドを反応器に仕込んで反応させて得られたものであ
り、表2に示すように、組成物を構成する化合物は付加
されたエチレンオキサイドのモル数の幅が狭い。即ち、
m=0のもの(未反応原料)が10重量%未満であり、
m=1〜5の化合物の合計重量、m=2〜6の化合物の
合計重量及びm=3〜7の化合物の合計重量のうちの少
なくとも一が、第1部分組成物全体の重量の50重量%
以上である。
【0060】これに対して、通常のPOE(m)ラウリ
ルエーテルは、表2に示すように、アルコール等の未反
応原料を5〜35重量%含有し、付加されたエチレンオ
キサイドのモル数の幅が広い。
【0061】
【表2】
【0062】なお、表1におけるエチレンオキサイド又
はプロピレンオキサイドが付加された化合物であって、
NRのないものは、未反応原料(アルコール等)を5〜
20重量%含有し、付加すべき原料(アルコール等)1
モルに対して反応器に仕込んだエチレンオキサイド又は
プロピレンオキサイドのモル数mに対してm±2の範囲
内に含まれる付加モル数の化合物が最大でも全重量の3
5〜45重量%のものである。
【0063】(実施例2) 綿100%ニットに対する
精練洗浄性評価 <評価方法>綿100%ニットを3.0gに裁断し、下
記オイルをほぼ正方形の生地の中央部分に0.1g滴下
する。100℃×3時間で熱風乾燥機にて乾燥し、汚染
布サンプルとする。下記精練洗浄浴で、温度25℃、5
0℃、80℃の各々の温度で15分間洗浄し、浴比1:
30、浴の温度25℃で、水洗を2回行う。下記染色浴
で95℃×2分間染色し、オイルの脱落度合いを肉眼判
定する。
【0064】<オイル>オイルとしてはベキシラオイル
A(シェル石油製)及びジメチルシリコーン(200c
St)を用いた。
【0065】<精練洗浄条件>本発明品又は比較例の精
練洗浄剤組成物 1.0g/l、浴比1:20とした。
【0066】また、振とう式染色試験機を使用した。
【0067】<染色条件>振とう式染色試験機を使用し
て、シリアススプラブル−G(BAYER社製染料)、0.
1%owt、浴比1:20という条件で染色した。
【0068】評価結果を表3に示す。
【0069】
【表3】
【0070】(実施例3) ウール100%ニットに対
する精練洗浄性評価 <評価方法>実施例2の綿100%ニットをウール10
0%ニットに変えて、同様の洗浄評価実験を行なった。
【0071】但し洗浄後の染色条件は下記とした。
【0072】 <染色条件> スプラノールブルー RLW(BAYER社製染料) 0.5%owf 浴比 1:20
【0073】評価結果を表4に示す。
【0074】
【表4】
【0075】(実施例4) ポリエステル100%に対
する精練洗浄性評価 <評価方法>実施例2の綿100%ニットをポリエステ
ル100%トロピカルに変えて、同様の洗浄評価実験を
行う。
【0076】但し、洗浄後の染色条件は下記とする。
【0077】<染色条件>下記2種の染料を下記の比率
で同時に使用した。 レゾリン ブルー FBL(BAYER社) 0.2%owf Levegal PEW (NAYER社) 0.5%owf
【0078】結果を表5に示す。
【0079】
【表5】
【0080】
【発明の効果】本発明の繊維用精練洗浄剤組成物は、前
記特定の化学式(I)で示される化合物から選択した3
種以上の化合物から成る第1部分組成物3〜70重量部
と、HLBが10以上の親水性界面活性剤の1種以上か
ら成る第2部分組成物30〜97重量部から成り、前記
第1部分組成物中の最も含有率の高い化合物の前記化学
式(I)におけるmは、1〜5の範囲内に存在し、前記
化学式(I)において、m=0の化合物の合計重量は前
記第1部分組成物の重量の10%以下であり、かつ、m
=1〜5の化合物の合計重量、m=2〜6の化合物の合
計重量及びm=3〜7の化合物の合計重量のうちの少な
くとも一が、前記第1部分組成物の重量の50%以上な
ので、繊維に付着した機械油、紡績用オイリング剤、特
にシリコーンオイル等の油性汚れを、低温でも効果的に
除去することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】R1O(AO)mH(化学式(I)) (ここで、R1は炭素原子数2〜20のアルキル、アル
    ケニル、アルキルフェニル及びアルケニルフェニルのう
    ちの1種を示し、Aはエチレン又はプロピレンを示し、
    m≧0である。)で示される化合物から選択した3種以
    上の化合物から成る第1部分組成物3〜70重量部と、
    HLBが10以上の親水性界面活性剤の1種以上から成
    る第2部分組成物30〜97重量部から成り、 前記第1部分組成物中の最も含有率の高い化合物の前記
    化学式(I)におけるmは、1〜5の範囲内に存在し、 前記化学式(I)において、m=0の化合物の合計重量
    は前記第1部分組成物の重量の10%以下であり、か
    つ、 m=1〜5の化合物の合計重量、m=2〜6の化合物の
    合計重量及びm=3〜7の化合物の合計重量のうちの少
    なくとも一が、前記第1部分組成物の重量の50%以上
    であることを特徴とする繊維用精練洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】前記化学式(I)中のmは10以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の繊維用精練洗浄剤組
    成物。
  3. 【請求項3】前記HLBが10以上の親水性界面活性剤
    は、R2O(AO)nH(化学式(II))(ここでR2
    は前記R1と同様のものを示し、Aはエチレン又はプロ
    ピレンを示し、7≦n≦30である。)で示される化合
    物から選択した1種以上の非イオン界面活性剤であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の繊維用精練洗浄
    剤組成物。
  4. 【請求項4】前記HLBが10以上の親水性界面活性剤
    は、前記第1部分組成物以外のものであることを特徴と
    する請求項1〜3の一に記載の繊維用精練洗浄剤組成
    物。
  5. 【請求項5】化学式(III) 【化1】 化学式(IV) 【化2】 化学式(V) 【化3】 化学式(VI) 【化4】 で示されるアミン系界面活性剤のうちの1種以上を含有
    し、 前記第1部分組成物と前記第2部分組成物の合計重量S
    に対する前記アミン系界面活性剤の重量Nの重量比S/
    Nは、99/1〜50/50であることを特徴とする請
    求項1〜4の一に記載の繊維用精練洗浄剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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