JPH08199905A - パワーウィンドの挟み込み検出装置 - Google Patents

パワーウィンドの挟み込み検出装置

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JPH08199905A
JPH08199905A JP7026159A JP2615995A JPH08199905A JP H08199905 A JPH08199905 A JP H08199905A JP 7026159 A JP7026159 A JP 7026159A JP 2615995 A JP2615995 A JP 2615995A JP H08199905 A JPH08199905 A JP H08199905A
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陽一 妹尾
Taketaka Fujiwara
雄高 藤原
Takeshi KOMIYAMA
武 小見山
Tadashi Isozumi
正 五十棲
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】窓ガラス開閉用のモータの始動時においても異
物の挟み込みを確実に検出できるパワーウィンドの挟み
込み検出装置を提供すること。 【構成】モータ11により窓ガラス51を開閉させるパ
ワーウィンドの異物の挟み込みを検出する装置であっ
て、前記モータ11の回転に同期したパルス信号Pa,
Pbを出力するパルス信号出力手段31a,31bと、
前記パルス信号出力手段31a,31bが最新のパルス
信号Pa,Pbを出力してからの経過時間Ta,Tbが
基準経過時間TE に達したか否かを判定する経過時間判
定手段15Aとを備え、前記経過時間判定手段15Aの
判定結果を基に異物の挟み込みの有無を検出する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のパワーウィン
ドにおいて窓ガラスが異物を挟み込んだことを検出する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車には、乗用車に代表される
ように、ドアウィンド等の窓ガラスの開閉をスイッチ操
作に応じたモータの駆動により自動的に行うパワーウィ
ンドが広く採用されており、近年では、前記パワーウィ
ンドに、ドアフレームと窓ガラスの間に物品や身体の一
部等の異物が挟まったか否かを検出する挟み込み検出装
置が付設されつつある。
【0003】このような挟み込み検出装置の従来例の1
つとして、特開昭63−165682号公報の窓ガラス
開閉装置を挙げることができる。前記窓ガラス開閉装置
では、窓ガラス開閉駆動用のモータのリップル電流を波
形整形して、モータの回転数に応じたモータパルス信号
を生成し、このモータパルス信号を基に異物の挟み込み
の有無を検出している。
【0004】具体的に詳説すると、前記窓ガラス開閉装
置の第1実施例では、窓ガラスの開閉中に、現在検出し
ているモータパルス信号の出力数と開閉(昇降)どちら
側のスイッチが操作されているかにより、モータパルス
信号のパルス数をアップダウンカウントして窓ガラスの
位置を求め、これと共に、窓ガラスの開閉中のモータパ
ルス信号の周期Tpと、今まで検出したモータパルス信
号の周期の平均Tmの比Tp/Tmを求めている。そし
て、全閉位置の近傍範囲外、即ち、窓ガラスが異物を挟
み込む可能性のある位置にある場合に、前記比Tp/T
mが所定値α以上(Tp/Tm≧α)になると、異物を
挟み込んでいるものと判断している。
【0005】一方、前記窓ガラス開閉装置の第2実施例
では、モータパルス信号の前記周期Tpから該モータパ
ルス信号の周波数fを求め、窓ガラスが前記全閉位置の
近傍範囲外の位置にある場合において、前記周波数fが
前記所定値αに相当する設定周波数fH 以下(fH
f)になると、異物を挟み込んでいるものと判断してい
る。
【0006】また、挟み込み検出装置の他の従来例とし
ては、特開平5−321530号公報のパワーウィンド
の安全装置を挙げることができる。前記パワーウィンド
の安全装置では、モータの回転に伴い90°位相が異な
るパルス信号を出力する2組のホール素子を用いてモー
タの回転方向を検出すると共に、該ホール素子からのパ
ルス信号の間隔時間から窓ガラスの開閉の絶対速度を割
り出して、該絶対速度が基準速度よりも遅い時に異物を
挟み込んでいるものと判断すると共に、前記パルス信号
の間隔時間の前後比から窓ガラスの開閉の相対速度を割
り出して、該相対速度が所定の率よりも大きく低下した
時に異物を挟み込んでいるものと判断している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記窓
ガラス開閉装置の第1及び第2実施例の検出方式は共
に、モータパルス信号の周期Tpや周波数fを基に異物
の挟み込みの有無を検出するので、モータの回転数が安
定しないモータ起動直後の時点では、この方式による検
出動作を行うことができないという不具合があった。ま
た、前記パワーウィンドの安全装置についても同様で、
該パワーウィンドの安全装置では、ホール素子からのパ
ルス信号の間隔時間から割り出した窓ガラスの開閉の絶
対速度や相対速度を基に異物の挟み込みの有無を検出す
るので、モータの回転数、ひいては、窓ガラスの絶対速
度や相対速度が安定しないモータ起動直後の時点では、
前記窓ガラス開閉装置と同様に、この方式による検出動
作を行うことができないという不具合があった。
【0008】また、前記窓ガラス開閉装置における、異
物を挟み込んだ場合のモータパルス信号の周期Tpや周
波数fは、挟み込んだ異物の固さによって異なるので、
異物の固さによっては前記比Tp/Tmが必ずしも前記
所定値α以上になるとは限らず、同じく、前記周波数f
が必ずしも前記設定周波数fH 以下になるとは限らず、
異物の挟み込みを正確、且つ、確実に検出することがで
きないという不具合があった。さらに、前記パワーウィ
ンドの安全装置も同様で、異物を挟み込んだ場合の窓ガ
ラスの開閉の絶対速度や相対速度は、挟み込んだ異物の
固さによって異なり、窓ガラスの開閉の絶対速度が必ず
しも基準速度よりも遅くなるとは限らず、同じく、窓ガ
ラスの開閉の相対速度が必ずしも所定の率よりも大きく
低下するとは限らず、やはり、異物の挟み込みを正確、
且つ、確実に検出することができないという不具合があ
った。
【0009】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、本発明の第1の目的は、窓ガラス開閉用のモータの
始動時においても異物の挟み込みを確実に検出できるパ
ワーウィンドの挟み込み検出装置を提供することにあ
り、本発明の第2の目的は、挟み込んだ異物をその固さ
等の内容に関係なく確実に検出できるパワーウィンドの
挟み込み検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため本発明は、図1に基本構成図で示すように、モー
タ11により窓ガラス51を開閉させるパワーウィンド
の異物の挟み込みを検出する装置であって、前記モータ
11の回転に同期したパルス信号PAを出力するパルス
信号出力手段31Aと、前記パルス信号出力手段31A
が最新のパルス信号PAを出力してからの経過時間が基
準経過時間TE に達したか否かを判定する経過時間判定
手段15Aとを備え、前記経過時間判定手段15Aの判
定結果を基に異物の挟み込みの有無を検出することを特
徴とする。
【0011】また、前記第2の目的を達成するため本発
明は、前記パルス信号出力手段31Aが前記パルス信号
PAを出力する度に、該パルス信号PAの周期を基に、
前記窓ガラス51の開閉加速度An を算出する算出手段
15Bと、過去回数分の前記開閉加速度An 〜A
n-(X-1) が全て、所定の基準開閉加速度ALOに達したか
否かを判定する加速度判定手段15Cをさらに備え、該
加速度判定手段15Cの判定結果を基に異物の挟み込み
の有無を検出するものとした。
【0012】さらに、本発明は、前記パルス信号出力手
段31Aが出力する前記パルス信号PAの周期が所定周
期WREF に達したか否かを判定する周期判定手段15D
をさらに備え、該周期判定手段15Dの判定結果を基に
異物の挟み込みの有無を検出するものとした。また、本
発明は、前記開閉加速度An が、前記基準開閉加速度A
LOを上回る第2基準開閉加速度AHIに達したか否かを判
定する第2加速度判定手段15Eをさらに備え、該第2
加速度判定手段15Eの判定結果を基に異物の挟み込み
の有無を検出するものとした。さらに、本発明は、前記
パルス信号出力手段31Aを複数組備え、各パルス信号
出力手段31Aがそれぞれ出力するパルス信号PAにつ
いての判定結果を基に異物の挟み込みの有無を検出する
ものとした。
【0013】
【作用】本発明によれば、経過時間判定手段15Aが判
定する、パルス信号出力手段31Aが最新のパルス信号
PAを出力してからの経過時間が基準経過時間TE に達
したか否かは、パルス信号PAの周期や周波数等のよう
に、モータ11の回転が安定しているか否かに影響され
にくいので、モータ11の回転が不安定な始動時であっ
ても、異物の挟み込みの有無を確実に検出することが可
能となる。
【0014】また、本発明によれば、算出手段15Bが
算出した過去回数分の前記開閉加速度An 〜An-(X-1)
が全て、所定の基準開閉加速度ALOに達したか否かを加
速度判定手段15Cで判定し、その結果を基に異物の挟
み込みの有無を検出すれば、急激に窓ガラス51の開閉
速度が低下しないような比較的柔らかい異物を挟み込ん
でも、前記基準開閉加速度ALOをそれに見合った低い値
に設定することで確実に検出することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明によるパワーウィンドの挟み込
み検出装置の実施例を図面に基づいて説明する。図2は
本発明の一実施例に係る挟み込み検出装置を備えたパワ
ーウィンドの概略構成を一部ブロックで示す説明図で、
図2中1はパワーウィンド機構、3は挟み込み検出装置
をそれぞれ示す。前記パワーウィンド機構1は、ドア5
の窓ガラス51を開閉するもので、窓ガラス51開閉駆
動用のモータ11と、前記窓ガラス51を開閉させる際
に操作される開閉スイッチ13と、該開閉スイッチ13
の操作に応じてモータ11が窓ガラス51の開閉方向に
回転するように制御するマイクロコンピュータ(以下、
マイコンと略記する)15等で構成されている。前記挟
み込み検出装置3はモータ11の回転数に応じたモータ
パルス信号を出力するパルス発生器31と前記マイコン
15等で構成されている。
【0016】前記開閉スイッチ13は、例えば前記ドア
5の内側のひじ掛け部(図示せず)上面に配設されてお
り、前後に傾倒可能な従来公知のシーソー式の操作ボタ
ン(図示せず)を有する自己復帰型メカニカルスイッチ
からなる。前記開閉スイッチ13は、前記操作ボタンを
前方に倒すように操作することで、窓ガラス51を全閉
位置側に上昇させるための上昇要求信号13aを出力
し、前記操作ボタンを後方に倒すように操作すること
で、窓ガラス51を全開位置側に下降させるための下降
要求信号13bを出力するように構成されている。
【0017】前記パルス発生器31は、前記モータ11
の外側に配設されており、該パルス発生器31は、図3
に示すように、第1及び第2の2つのセンサ31a,3
1b(パルス信号出力手段に相当)を有している。前記
第1及び第2センサ31a,31bはそれぞれ、所定方
向への磁界がかかると起電力を生じるホールIC31
c,31dと、各ホールIC31c,31dの起電力を
デジタル変換するA/Dコンバータ31e,31fとを
有しており、前記ホールIC31c,31dは、前記モ
ータ11の出力軸11aの径方向において該出力軸11
aからの距離が等しく、且つ、該出力軸11aの周方向
に90°位置をずらした箇所にそれぞれ配設されてい
る。
【0018】前記パルス発生器31は、前記出力軸11
aに固着されたマグネット17の作る磁界がモータ11
の回転により変化するのに伴い、各ホールIC31c,
31dに起電力がそれぞれ生じ、この起電力により、図
4に示すように、第1及び第2センサ31a,31bが
デューティー比50%の第1及び第2パルス信号Pa,
Pbを、モータ11が1周回転する毎にそれぞれ1回ず
つ出力するように構成されている。
【0019】尚、図4中の上段は第1センサ31aから
の第1パルス信号Pa、下段は第2センサ31bからの
第2パルス信号Pbを示し、図4中矢印イは、前記窓ガ
ラス51が全閉位置側に上昇する方向にモータ11が回
転した時の、前記第1及び第2パルス信号Pa,Pbの
出力方向、矢印ロは、窓ガラス51が全開位置側に下降
する方向にモータ11が回転した時の、前記第1及び第
2パルス信号Pa,Pbの出力方向をそれぞれ示してい
る。この図4からも明らかなように、窓ガラス51の上
昇時には、第1センサ31aからの第1パルス信号Pa
の位相が第2センサ31bからの第2パルス信号Pbの
位相よりも90°先行し、窓ガラス51の下降時には、
第2センサ31bからの第2パルス信号Pbの位相が第
1センサ31aからの第1パルス信号Paの位相よりも
90°先行する。
【0020】次に、前記マイコン15のハードウェア構
成について、図5のブロック図を参照して説明する。前
記マイコン15は、CPU(Central Processing Unit
、中央処理装置)15aと、RAM(Random Access M
emory)15bと、ROM(Read-Only Memory)15c
とで構成されている。
【0021】前記CPU15aには、出力インタフェー
ス15d及びドライバ15eを介して前記モータ11が
接続されており、また、入力ポート15fを介して前記
開閉スイッチ13と第1及び第2センサ31a,31b
がそれぞれ接続されている。前記RAM15bは、図6
にメモリエリアマップで示すように、各種データ記憶用
のデータエリア及び各種処理作業に用いるワークエリア
を有し、このうちワークエリアには、演算、第1乃至第
4位置カウンタ、片側センサ故障診断用カウンタ(以
下、片側カウンタと略記する)、第1及び第2検出タイ
ミングバッファ、第1及び第2周期バッファ、第1及び
第2速度バッファ、第1及び第2減速度バッファ、第1
乃至第4経過時間計測タイマの各エリアが設けられてい
る。前記ROM15cには、CPU15aに各種処理動
作を行わせるための制御プログラムが格納されている。
【0022】次に、前記ROM15cに格納された制御
プログラムに従いCPU15aが行う処理について、図
7乃至図12のフローチャートを参照して説明する。マ
イコン15が起動してプログラムがスタートすると、図
7に示すように、CPU15aは、開閉スイッチ13か
ら上昇要求信号13a及び下降要求信号13bの両信号
のうちどちらかの出力があるか否かを確認し(ステップ
S1)、両信号とも出力がない場合は(ステップS1で
N)、ドライバ15eへのモータ11上昇及び下降駆動
信号Ma,Mbの出力を停止する(ステップS3)。そ
して、RAM15bの第1位置カウンタエリアのカウン
ト値Caをゼロリセットし(ステップS5)、RAM1
5bの第1経過時間計測タイマエリアにおける、上昇要
求信号13aの出力開始からの経過時間である第1経過
時間Tuの計測を停止してゼロリセットした後(ステッ
プS7)、ステップS17に進む。
【0023】また、上昇要求信号13a及び下降要求信
号13bの両信号のうちどちらかの出力がある場合は
(ステップS1でY)、出力されている信号が上昇要求
信号13aであるか否かを確認し(ステップS9)、上
昇要求信号13aである場合は(ステップS9でY)、
前記第1経過時間計測タイマエリアにおいて第1経過時
間Tuの計測を開始する(ステップS11)。そして、
窓ガラス51を閉じる上昇方向にモータ11を回転させ
る上昇駆動信号Maをドライバ15eに出力した後(ス
テップS13)、ステップS17に進む。一方、上昇要
求信号13aでない場合は(ステップS9でN)、窓ガ
ラス51を開く下降方向にモータ11を回転させる下降
駆動信号Mbをドライバ15eに出力して(ステップS
15)、ステップS17に進む。
【0024】ステップS17では、第1センサ31aか
らの第1パルス信号Paの立ち上がり又は立ち下がりの
エッジを検出したか否かを確認し、検出した場合には
(ステップS17でY)、後述する第1センサパルス検
出割込処理を行った後(ステップS19)、ステップS
21に進み、検出しなかった場合は(ステップS17で
N)、ステップS19をスキップしてステップS21に
進む。
【0025】前記ステップS19の第1センサパルス検
出割込処理処理では、図11に示すように、まず、ステ
ップS19aで、第1パルス信号Paの立ち上がり又は
立ち下がりのエッジを検出した時点Tan を、RAM1
5bの第1検出タイミングバッファエリアに格納し、続
くステップS19bで、RAM15bの第2経過時間計
測タイマエリアにおける、前記時点Tan から次の第1
パルス信号Paの立ち上がり又は立ち下がりのエッジを
検出する時点Tan+1 までの経過時間である第2経過時
間Taの計測を停止してゼロリセットする。さらに、前
記第2経過時間計測タイマエリアにおいて第2経過時間
Taの計測を開始し(ステップS19c)、続いて、前
記時点Tan での第1及び第2パルス信号Pa,Pbの
出力レベルが等しいか否かを確認する(ステップS19
d)。
【0026】第1及び第2パルス信号Pa,Pbの出力
レベルが等しい場合は(ステップS19dでY)、RA
M15bの第1位置カウンタエリアのカウント値Caを
「1」インクリメントした後(ステップS19e)、ス
テップS19gに進み、出力レベルが等しくない場合は
(ステップS19dでN)、前記カウント値Caを
「1」デクリメントした後(ステップS19f)、ステ
ップS19gに進む。ステップS19gでは、RAM1
5bの演算エリアにおいて、前記第1位置カウンタエリ
アのカウント値Caから、後述するRAM15bの第2
位置カウンタエリアのカウント値Cbを差し引いた差値
Cを求め、次に、この差値Cの絶対値が基準差値NDIFF
以上であるか否かを確認する(ステップS19h)。
【0027】尚、前記第1及び第2位置カウンタエリア
の各カウント値Ca,Cbは、窓ガラス51が閉じる方
向に上昇すれば減少し、反対に、窓ガラス51が開く方
向に下降すれば増加する。そして、前記各カウント値C
a,Cbは、窓ガラス51が全閉位置にあるときに
「0」となり、全開位置にあるときに「N」となる。ま
た、前記第1及び第2パルス信号Pa,Pbは、モータ
11が1周回転する毎に位相を90°ずらして1回ずつ
出力されるので、前記第1及び第2センサ31a,31
bが共に正常に動作している限り、前記差値Cの絶対値
は「0」又は「1」となる。従って、前記基準差値N
DIFFは「2」に設定してもよいが、本実施例では、ノイ
ズにより発生した偽の第1や第2パルス信号Pa,Pb
の立ち上がりをカウントした場合等を想定し、多少のマ
ージンを含めて、基準差値NDIFFを「3」に設定してい
る。
【0028】そして、前記差値Cが基準差値NDIFF以上
でない場合は(ステップS19hでN)、ステップS1
9nに進み、基準差値NDIFF以上である場合は(ステッ
プS19hでY)、前記カウント値Caがカウント値C
bよりも大きいか否かを確認する(ステップS19
j)。カウント値Caがカウント値Cbよりも大きい場
合は(ステップS19jでY)、カウント値Caをカウ
ント値Cbと同じ値に補正した後(ステップS19
k)、ステップS19nに進み、カウント値Caがカウ
ント値Cbよりも大きくない場合は(ステップS19j
でN)、カウント値Cbをカウント値Caと同じ値に補
正した後(ステップS19m)、ステップS19nに進
む。
【0029】ステップS19nでは、上昇駆動信号Ma
又は下降駆動信号Mbを出力しているか否かを確認し、
出力していない場合は(ステップS19nでN)、図7
のフローチャートのステップS21に進み、出力してい
れば(ステップS19nでY)、第1及び第2センサ3
1a,31bのうちの一方が故障しているか否かを確認
するための、RAM15bの片側カウンタエリアのカウ
ント値Ccを「1」インクリメントし(ステップS19
p)、カウント値Ccの絶対値が異常判別基準値N
ABNORM以上であるか否かを確認する(ステップS19
r)。
【0030】尚、前記片側カウンタエリアのカウント値
Ccは、第1パルス信号Paの出力毎に「1」ずつイン
クリメントされ、且つ、後述するように、第2パルス信
号Pbの出力毎に「1」ずつデクリメントされる。そし
て、前記第1及び第2パルス信号Pa,Pbの立ち上が
り及び立ち下がりのエッジは、図4に示すように、前記
第1及び第2センサ31a,31bが共に正常に動作し
ている限り交互に発生し、従って、前記カウント値Cc
の絶対値は「0」又は「1」となる。しかも、前記カウ
ント値Ccは、上昇駆動信号Ma及び下降駆動信号Mb
の出力が停止されるとゼロリセットされる。このため、
前記異常判別基準値NABNORMは「2」に設定してもよい
が、本実施例では、上昇駆動信号Ma及び下降駆動信号
Mbの1回の出力で、前記第1及び第2センサ31a,
31bからの第1及び第2パルス信号Pa,Pbが、ど
ちらか一方だけ連続して出力されていない場合に限っ
て、前記挟み込み検出処理動作が行われるように、前記
異常判別基準値NABNORMを「10」に設定している。
【0031】そして、前記カウント値Ccの絶対値が異
常判別基準値NABNORM以上でない場合は(ステップS1
9rでN)、ステップS21に進み、異常判別基準値N
ABNORM以上である場合は(ステップS19rでY)、第
1及び第2センサ31a,31bのうちどちらか一方が
故障しているものとして、位置カウンタ復旧処理に進む
(ステップS19t)。
【0032】この位置カウンタ復旧処理では、フローチ
ャートの図示を省略するが、簡単に説明すると、前記開
閉スイッチ13の所定パターンの操作により、窓ガラス
51を全開或は全閉位置に到達させ、後述するステップ
S25乃至ステップS29、或は、図8のフローチャー
トにおけるステップS37乃至ステップS45と同様の
処理により、全開或は全閉位置に達したことを検出した
場合に、検出した位置が全開位置か全閉位置かに応じ
て、前記第1及び第2位置カウンタエリアのカウント値
Ca,Cbを「N」か「0」に設定する。前記位置カウ
ンタ復旧処理が済んだならば、ステップS21に進む。
【0033】図7に示すように、ステップS21では、
第2センサ31bからの第2パルス信号Pbの立ち上が
り又は立ち下がりのエッジを検出したか否かを確認し、
検出した場合には(ステップS21でY)、後述する第
2センサパルス検出割込処理処理を行った後(ステップ
S23)、ステップS25に進み、検出しなかった場合
は(ステップS21でN)、ステップS23をスキップ
してステップS25に進む。
【0034】前記ステップS23の第2センサパルス検
出割込処理処理では、図12に示すように、まず、ステ
ップS23aで、第2パルス信号Pbの立ち上がり又は
立ち下がりのエッジを検出した時点Tbn を、RAM1
5bの第2検出タイミングバッファエリアに格納し、続
くステップS23bで、RAM15bの第3経過時間計
測タイマエリアにおける、前記時点Tbn から次の第2
パルス信号Pbの立ち上がり又は立ち下がりのエッジを
検出する時点Tbn+1 までの経過時間である第3経過時
間Tbの計測を停止してゼロリセットする。さらに、前
記第3経過時間計測タイマエリアにおいて第3経過時間
Tbの計測を開始し(ステップS23c)、続いて、前
記時点Tbn での第1及び第2パルス信号Pa,Pbの
出力レベルが異なっているか否かを確認する(ステップ
S23d)。第1及び第2パルス信号Pa,Pbの出力
レベルが異なっている場合は(ステップS23dで
Y)、前記第2位置カウンタエリアのカウント値Cbを
「1」インクリメントした後(ステップS23e)、ス
テップS23gに進み、出力レベルが異なっていない、
即ち、等しい場合は(ステップS23dでN)、第2位
置カウンタエリアのカウント値Cbを「1」デクリメン
トした後(ステップS23f)、ステップS23gに進
む。
【0035】ステップS23gでは、前記ステップS1
9gと同様に、演算エリアにおいて、前記第1位置カウ
ンタエリアのカウント値Caから第2位置カウンタのカ
ウント値Cbを差し引いた差値Cを求め、次に、この差
値Cの絶対値が基準差値NDIFF以上であるか否かを確認
する(ステップS23h)。そして、基準差値NDIFF
上でない場合は(ステップS23hでN)、ステップS
23nに進み、基準差値NDIFF以上である場合は(ステ
ップS23hでY)、前記ステップS19jと同様に、
前記カウント値Caがカウント値Cbよりも大きいか否
かを確認する(ステップS23j)。カウント値Caが
カウント値Cbよりも大きい場合は(ステップS23j
でY)、カウント値Caをカウント値Cbと同じ値に補
正した後(ステップS23k)、ステップS23nに進
み、カウント値Caがカウント値Cbよりも大きくない
場合は(ステップS23jでN)、カウント値Cbをカ
ウント値Caと同じ値に補正した後(ステップS23
m)、ステップS23nに進む。
【0036】ステップS23nでは、前記ステップS1
9nと同様に、上昇駆動信号Ma又は下降駆動信号Mb
を出力しているか否かを確認し、出力していない場合は
(ステップS23nでN)、図7のフローチャートのス
テップS25に進み、出力していれば(ステップS23
nでY)、前記片側カウンタエリアのカウント値Ccを
「1」デクリメントし(ステップS23p)、カウント
値Ccの絶対値が異常判別基準値NABNORM以上であるか
否かを確認する(ステップS23r)。カウント値Cc
の絶対値が異常判別基準値NABNORM以上でない場合は
(ステップS23rでN)、ステップS25に進み、異
常判別基準値NABNORM以上である場合は(ステップS2
3rでN)、第1及び第2センサ31a,31bのうち
どちらか一方が故障しているものとして、前記位置カウ
ンタ復旧処理に進み(ステップS23t)、その後、ス
テップS25に進む。
【0037】図7に示すように、ステップS25では、
前記下降駆動信号Mbを出力しているか否かを確認し、
出力していない場合は(ステップS25でN)、ステッ
プS37に進み、出力している場合は(ステップS25
でY)、前記第2経過時間計測タイマエリアの第2経過
時間Taが、全開全閉確認時間TLOCK(本実施例では
0.5sec=秒)以上であるか否かを確認する(ステ
ップS27)。前記第2経過時間Taが全開全閉確認時
間TLOCK以上でない場合は(ステップS27でN)、ス
テップS1にリターンし、全開全閉確認時間TLOCK以上
である場合は(ステップS27でY)、前記第3経過時
間計測タイマエリアの第3経過時間Tbが、全開全閉確
認時間TLOCK以上であるか否かを確認する(ステップS
29)。
【0038】前記第3経過時間Tbが全開全閉確認時間
LOCK以上でない場合は(ステップS29でN)、ステ
ップS1にリターンし、全開全閉確認時間TLOCK以上で
ある場合は(ステップS29でY)、下降駆動信号Mb
の出力を停止し(ステップS31)、片側カウンタエリ
アのカウント値Ccをゼロリセットした後(ステップS
33)、前記開閉スイッチ13から下降要求信号13b
が出力されているか否かを確認する(ステップS3
5)。下降要求信号13bが出力されている場合は(ス
テップS35でY)、出力されなくなるまでステップS
35をリピートし、出力されていない場合は(ステップ
S35でN)、ステップS1にリターンする。
【0039】ステップS37では、図8に示すように、
前記上昇駆動信号Maを出力しているか否かを確認し、
出力していない場合は(ステップS37でN)、ステッ
プS1にリターンし、出力している場合は(ステップS
37でY)、ステップS39に進む。ステップS39で
は、前記第1位置カウンタエリアのカウント値Caが、
境界値NDET 以上であるか否かを確認する。前記境界値
DET は、図13に示すように、ドア5のウェザースト
リップ53と窓ガラス51との隙間がなくなる境界位置
DL、即ち、全閉位置における窓ガラス51の上端51
aから13mm下方の、ウェザーストリップ53の外側
下端面53aと同一高さ箇所に前記上端51aが位置し
ている時の、前記第1及び第2位置カウンタエリアの正
しいカウント値Ca,Cbに相当する値で、本実施例で
は、前記境界値NDET を「20」に設定している。
【0040】従って、異物を挟み込む可能性がない前記
境界位置DLよりも上方の全閉領域Scに窓ガラス51
の上端51aが位置している場合は、前記カウント値C
a,Cbが境界値NDET よりも小さくなり、異物を挟み
込む可能性がある前記境界位置DL及びその下方の挟み
込み検出領域So(所定の検出領域に相当)に窓ガラス
51の上端51aが位置している場合は、前記カウント
値Ca,Cbが境界値NDET 以上となる。そして、図8
に示すように、前記カウント値Caが境界値NDET 以上
でない場合は(ステップS39でN)、ステップS43
に進み、カウント値Caが境界値NDET 以上である場合
は(ステップS39でY)、ステップS41に進む。
【0041】ステップS41では、前記第2位置カウン
タエリアのカウント値Cbが前記境界値NDET 以上の値
であるか否かを確認し、境界値NDET 以上である場合は
(ステップS41でY)、ステップS55に進み、境界
値NDET 以上でない場合は(ステップS41でN)、ス
テップS43に進む。ステップS43では、前記第2経
過時間計測タイマエリアの第2経過時間Taが、全開全
閉確認時間TLOCK以上であるか否かを確認する。前記第
2経過時間Taが全開全閉確認時間TLOCK以上でない場
合は(ステップS43でN)、ステップS1にリターン
し、全開全閉確認時間TLOCK以上である場合は(ステッ
プS43でY)、前記第3経過時間計測タイマエリアの
第3経過時間Tbが、全開全閉確認時間TLOCK以上であ
るか否かを確認する(ステップS45)。
【0042】前記第3経過時間Tbが全開全閉確認時間
LOCK以上でない場合は(ステップS45でN)、ステ
ップS1にリターンし、全開全閉確認時間TLOCK以上で
ある場合は(ステップS45でY)、上昇駆動信号Ma
の出力を停止し(ステップS47)、片側カウンタエリ
アのカウント値Ccをゼロリセットした後(ステップS
49)、前記開閉スイッチ13から上昇要求信号13a
が出力されているか否かを確認する(ステップS5
1)。上昇要求信号13aが出力されている場合は(ス
テップS51でY)、出力されなくなるまでステップS
51をリピートし、出力されていない場合は(ステップ
S51でN)、前記第1経過時間計測タイマエリアの第
1経過時間Tuの計測を停止してゼロリセットした後
(ステップS53)、ステップS1にリターンする。
【0043】また、ステップS41で前記第2位置カウ
ンタエリアのカウント値Cbが前記境界値NDET 以上の
値である場合(Y)に進むステップS55では、前記第
2経過時間計測タイマエリアの第2経過時間Taが、挟
み込み確認時間TE (基準経過時間に相当、本実施例で
は0.1sec=秒)以上であるか否かを確認する。前
記第2経過時間Taが挟み込み確認時間TE 以上でない
場合は(ステップS55でN)、ステップS59に進
み、挟み込み確認時間TE 以上である場合は(ステップ
S55でY)、前記第3経過時間計測タイマエリアの第
3経過時間Tbが、挟み込み確認時間TE 以上であるか
否かを確認する(ステップS57)。前記第3経過時間
Tbが挟み込み確認時間TE 以上でない場合は(ステッ
プS57でN)、ステップS59に進み、挟み込み確認
時間TE 以上である場合は(ステップS57でY)、ス
テップS97に進む。
【0044】ステップS55又はステップS57で、前
記第2又は第3経過時間計測タイマエリアの第2又は第
3経過時間Ta,Tbが、挟み込み確認時間TE 以上連
続していない場合(N)に進むステップS59では、前
記第1経過時間計測タイマエリアの第1経過時間Tu
が、200ms(ミリ秒)以上であるか否か、即ち、ス
テップS5における上昇要求信号13aの出力開始から
200ms以上経過したか否かを確認する。そして、前
記第1経過時間Tuが200ms以上でなければ(ステ
ップS59でN)、ステップS1にリターンし、200
ms以上であれば(ステップS59でY)、ステップS
61に進む。
【0045】ステップS61では、図9に示すように、
前記第1検出タイミングバッファエリアに格納されてい
る第1パルス信号Paの、最近とその2回前の立ち上が
り又は立ち下がりのエッジ検出時点Tan ,Tan-2
時間差、即ち、第1パルス信号Paの周期Wan を、演
算エリアにおいて求め、次に、求めた前記周期Wan
RAM15bの第1周期バッファエリアに格納した後
(ステップS63)、この周期Wan が基準周期WREF
(所定周期に相当、本実施例では30ms=ミリ秒)以
上であるか否かを確認する(ステップS65)。
【0046】前記周期Wan が基準周期WREF 以上でな
ければ(ステップS65でN)、ステップS73に進
み、基準周期WREF 以上であれば(ステップS65で
Y)、前記第2検出タイミングバッファに格納されてい
る第2パルス信号Pbの、最近とその2回前の立ち上が
り又は立ち下がりのエッジ検出時点Tbn ,Tbn-2
時間差、即ち、第2パルス信号Pbの周期Wbn を、演
算エリアにおいて求める(ステップS67)。そして、
求めた前記周期Wbn をRAM15bの第2周期バッフ
ァエリアに格納し(ステップS69)、次に、この周期
Wbn が前記基準周期WREF 以上であるか否かを確認す
る(ステップS71)。前記周期Wbn が基準周期W
REF 以上でなければ(ステップS71でN)、ステップ
S73に進み、基準周期WREF 以上であれば(ステップ
S71でY)、ステップS97に進む。
【0047】ステップS65又はステップS71で、第
1又は第2パルス信号Pa,Pbの周期Wan ,Wbn
が基準周期WREF 以上でない場合(N)に進むステップ
S73では、第1パルス信号Paの1パルス当りの窓ガ
ラス51の昇降量、即ち、パルス分解能Sa(本実施例
では0.65mm)の2倍を、該第1パルス信号Paの
周期Wan で除した窓ガラス51の昇降速度Van を、
演算エリアにおいて求め、次に、求めた前記昇降速度V
n をRAM15bの第1速度バッファエリアに格納す
る(ステップS75)。そして、演算エリアにおいて、
前記第1速度バッファエリアの前回の昇降速度Van-1
を前記昇降速度Van から差し引いた差速(Van −V
n-1 )を、前記第1周期バッファエリアの周期Wan
で除して、窓ガラス51の減速度Aan(加速度に相
当)を求め(ステップS77)、この減速度Aan をR
AM15bの第1減速度バッファエリアに格納した後
(ステップS79)、減速度Aan が通常ではあり得な
い急激な減速度の閾値AHI(第2基準開閉加速度に相
当、本実施例では3500mm/sec2 =ミリ秒2
以上であるか否かを確認する(ステップS81)。
【0048】前記減速度Aan が閾値AHI以上でなけれ
ば(ステップS81でN)、ステップS93に進み、閾
値AHI以上であれば(ステップS81でY)、第2パル
ス信号Pbの1パルス当りの窓ガラス51の昇降量、即
ち、パルス分解能Sb(=Sa、本実施例では0.65
mm)の2倍を、該第2パルス信号Pbの周期Wbn
除した窓ガラス51の昇降速度Vbn を、演算エリアに
おいて求め(ステップS83)、求めた前記昇降速度V
n をRAM15bの第2速度バッファエリアに格納す
る(ステップS85)。そして、演算エリアにおいて、
前記第2速度バッファエリアの前回の昇降速度Vbn-1
を前記昇降速度Vbn から差し引いた差速(Vbn −V
n-1 )を、前記第2周期バッファエリアの周期Wbn
で除して、窓ガラス51の減速度Abn(加速度に相
当)を求め(ステップS87)、この減速度Abn をR
AM15bの第2減速度バッファエリアに格納した後
(ステップS89)、減速度Abn が前記閾値AHI以上
であるか否かを確認する(ステップS91)。
【0049】前記減速度Abn が閾値AHI以上であれば
(ステップS91でY)、ステップS97に進み、閾値
HI以上でなければ(ステップS91でN)、ステップ
S93に進む。ステップS93では、図10に示すよう
に、前記第1速度バッファエリアの過去所定回数X分の
減速度Aan 〜Aan-(X-1) が連続して、緩やかな減速
度の閾値ALO(基準加速度に相当、本実施例では90m
m/sec2 =ミリ秒2 )以上になったか否かを確認
し、所定回数X連続して閾値ALO以上となっていない場
合は(ステップS93でN)、ステップS1にリターン
し、所定回数X連続して閾値ALO以上となっている場合
は(ステップS93でY)、ステップS95に進む。
尚、本実施例では、前記所定回数Xを6回としている。
【0050】ステップS95では、前記第2速度バッフ
ァエリアの過去所定回数X分の減速度Abn 〜Ab
n-(X-1) が連続して、前記減速度の閾値ALO以上になっ
たか否かを確認し、所定回数X連続して閾値ALO以上と
なっていない場合は(ステップS95でN)、ステップ
S1にリターンし、所定回数X連続して閾値ALO以上と
なっている場合は(ステップS95でY)、ステップS
97に進む。ステップS97では、下降駆動信号Mbを
ドライバ15eに出力し、続いて、RAM15bの第4
経過時間計測タイマエリアにおける、前記ステップS9
7での下降駆動信号Mbの出力開始からの経過時間であ
る第4経過時間Tsの計測を開始する(ステップS9
9)。次に、RAM15bの第3位置カウンタエリアの
カウント値Cdとして、第1位置カウンタエリアのカウ
ント値Caを設定し(ステップS101)、さらに、R
AM15bの第4位置カウンタエリアのカウント値Cd
として、第2位置カウンタエリアのカウント値Cbを設
定する(ステップS103)。
【0051】次に、第1位置カウンタエリアのカウント
値Caから第3位置カウンタエリアのカウント値Cdを
差し引いて、ステップS97で下降駆動信号Mbを出力
した後における前記カウント値Caの増加値Cfを演算
エリアで求める(ステップS105)。そして、前記増
加値Cfが所定の挟み込み解除駆動値Nr(本実施例で
は230)に達したか否かを確認し(ステップS10
7)、達している場合は(ステップS107でY)、ス
テップS109に進み、達していない場合は(ステップ
S107でN)、ステップS113に進む。
【0052】ステップS109では、第2位置カウンタ
エリアのカウント値Cbから第4位置カウンタエリアの
カウント値Ceを差し引いて、ステップS97で下降駆
動信号Mbを出力した後における前記カウント値Cbの
増加値Cgを演算エリアで求める。そして、前記増加値
Cgが前記挟み込み解除駆動値Nrに達したか否かを確
認し(ステップS111)、達している場合は(ステッ
プS111でY)、ステップS115に進み、達してい
ない場合は(ステップS111でN)、ステップS11
3に進む。
【0053】ステップS113では、前記第4経過時間
Tsが前記全開全閉確認時間TLOCK以上連続しているか
否かを確認し、連続していない場合は(ステップS11
3でN)、ステップS105にリターンし、連続してい
る場合は(ステップS113でY)、ステップS115
に進む。ステップS115では、下降駆動信号Mbの出
力を停止し、次に、前記第4経過時間計測タイマエリア
の第4経過時間Tsの計測を停止してゼロリセットする
と共に(ステップS117)、片側カウンタエリアのカ
ウント値Ccをゼロリセットし(ステップS119)、
さらに、前記開閉スイッチ13から上昇要求信号13a
が出力されているか否かを確認する(ステップS12
1)。上昇要求信号13aが出力されている場合は(ス
テップS121でY)、出力されなくなるまでステップ
S121をリピートし、出力されていない場合は(ステ
ップS121でN)、前記第1経過時間計測タイマエリ
アの第1経過時間Tuの計測を停止してゼロリセットし
た後(ステップS123)、ステップS1にリターンす
る。
【0054】以上の説明からも明らかなように、本実施
例では、第2及び第3経過時間Ta,Tbが請求項1に
記載の経過時間に相当し、パルス信号Pa,Pbが請求
項1中のパルス信号PAに相当し、第1及び第2センサ
31a,31bがパルス信号出力手段31Aに相当して
いる。また、本実施例では、請求項1中の経過時間判定
手段15Aが、図8のフローチャートにおけるステップ
S55及びステップS57で構成され、請求項2中の算
出手段15Bが、図9のフローチャートにおけるステッ
プS61、ステップS63、ステップS73、ステップ
S79、ステップS83、並びにステップS87で構成
され、加速度判定手段15Cが、図10のフローチャー
トにおけるステップS93及びステップS95で構成さ
れている。さらに、本実施例では、請求項4中の周期判
定手段15Dが、図9中のステップS65及びステップ
S71で構成され、請求項4中の第2加速度判定手段1
5Eが、図9中のステップS81及びステップ91で構
成されている。
【0055】次に、上述した構成による本実施例のパワ
ーウィンドの動作(作用)について説明する。まず、開
閉スイッチ13を後方に傾倒操作すると、開閉スイッチ
13から下降要求信号13bが出力され、これに伴って
ドライバ15eに入力される下降駆動信号Mbにより、
窓ガラス51を全開位置側に下降させる方向にモータ1
1が回転する。すると、モータ11が1周回転する毎
に、第2センサ31bが第2パルス信号Pbを1回ずつ
出力し、該第2パルス信号Pbから90°の位相分だけ
遅れて、第1センサ31aが第1パルス信号Paを1回
ずつ出力する。
【0056】そして、窓ガラス51が全開位置に達して
モータ11の回転が止まると、前記第1及び第2センサ
31a,31bが第1及び第2パルス信号Pa,Pbを
それぞれ出力しなくなり、この状態が続いて前記第2及
び第3経過時間Ta,Tbが全開全閉確認時間TLOCK
両方とも達すると、開閉スイッチ13の後方への傾倒操
作を続けていても、ドライバ15eへの下降駆動信号M
bの入力が停止される。ここで、開閉スイッチ13の後
方への傾倒操作を一旦解除し、その後、開閉スイッチ1
3を改めて後方に傾倒操作すると、ドライバ15eに下
降駆動信号Mbが再入力されるが、窓ガラス51が全開
位置で動かずモータ11も回転しないので、第1及び第
2センサ31a,31bから第1及び第2パルス信号P
a,Pbがそれぞれ出力されず、従って、前記全開全閉
確認時間TLOCKの経過後にドライバ15eへの下降駆動
信号Mbの入力が再び停止される。
【0057】また、窓ガラス51を全開位置側に下降さ
せる方向にモータ11が回転すると、第1センサ31a
が出力する第1パルス信号Paの立ち上がり及び立ち下
がりの時点で、第1及び第2パルス信号Pa,Pbの信
号レベルが一致する。このため、窓ガラス51が全開位
置側に下降するのに応じて、ガラス窓の開閉位置をカウ
ントする第1位置カウンタエリアのカウント値Caが、
第1パルス信号Paの出力毎に「1」ずつインクリメン
トされ、同様に、第2位置カウンタエリアのカウント値
Cbが、第2パルス信号Pbの出力毎に「1」ずつイン
クリメントされる。そして、第1及び第2パルス信号に
出力異常やノイズによる偽パルスの発生がそれぞれない
限り、窓ガラス51が全開位置に達した時点で、前記第
1及び第2位置カウンタエリアのカウント値Ca,Cb
は両方とも「N」となる。
【0058】一方、開閉スイッチ13を前方に傾倒操作
すると、開閉スイッチ13から上昇要求信号13aが出
力され、これに伴ってドライバ15eに入力される上昇
駆動信号Maにより、窓ガラス51を全閉位置側に上昇
させる方向にモータ11が回転する。すると、モータ1
1が1周回転する毎に、第1センサ31aが第1パルス
信号Paを1回ずつ出力し、該第1パルス信号Paから
90°の位相分だけ遅れて、第2センサ31bが第2パ
ルス信号Pbを1回ずつ出力する。
【0059】そして、窓ガラス51が全閉位置に達して
モータ11の回転が止まると、前記第1及び第2センサ
31a,31bが第1及び第2パルス信号Pa,Pbを
それぞれ出力しなくなり、この状態が続いて前記第2及
び第3経過時間Ta,Tbが全開全閉確認時間TLOCK
両方とも達すると、開閉スイッチ13の前方への傾倒操
作を続けていても、ドライバ15eへの上昇駆動信号M
aの入力が停止される。ここで、開閉スイッチ13の後
方への傾倒操作を一旦解除し、その後、開閉スイッチ1
3を改めて後方に傾倒操作すると、ドライバ15eに下
降駆動信号Mbが再入力されるが、窓ガラス51が全開
位置で動かずモータ11も回転しないので、第1及び第
2センサ31a,31bから第1及び第2パルス信号P
a,Pbがそれぞれ出力されず、従って、前記全開全閉
確認時間TLOCKの経過後にドライバ15eへの下降駆動
信号Mbの入力が再び停止される。
【0060】また、窓ガラス51を全閉位置側に上昇さ
せる方向にモータ11が回転すると、前記第1パルス信
号Paの立ち上がり及び立ち下がりの時点で、第1及び
第2パルス信号Pa,Pbの信号レベルが一致しない。
このため、窓ガラス51が全閉位置側に上昇するのに応
じて、前記第1位置カウンタエリアのカウント値Ca
が、第1パルス信号Paの出力毎に「1」ずつデクリメ
ントされ、同様に、第2位置カウンタエリアのカウント
値Cbが、第2パルス信号Pbの出力毎に「1」ずつデ
クリメントされる。そして、第1及び第2パルス信号に
出力異常やノイズによる偽パルスの発生がそれぞれない
限り、窓ガラス51が全閉位置に達した時点で、前記第
1及び第2位置カウンタエリアのカウント値Ca,Cb
は両方とも「0」となる。
【0061】尚、先に述べたような出力異常やノイズに
よる偽パルスの発生が第1及び第2パルス信号にあり、
これにより、第1及び第2位置カウンタエリアのカウン
ト値Ca,Cbに正常時にはないずれが生じた場合に
は、そのずれが「3」になった時点で、カウント値C
a,Cbのうち値の大きいカウント値が値の小さいカウ
ント値に補正される。
【0062】さらに、前記開閉スイッチ13の傾倒操作
によりモータ11が回転し、これに伴い、第1及び第2
センサ31a,31bが第1及び第2パルス信号Pa,
Pbをそれぞれ出力すると、その回転方向に関係なく、
これら第1及び第2センサ31a,31bのうちどちら
か一方が故障しているのを検出するための片側カウンタ
のカウント値Ccが、第1パルス信号Paの出力時には
「1」ずつインクリメントされ、且つ、第2パルス信号
Pbの出力時には「1」ずつデクリメントされる。
【0063】そして、開閉スイッチ13の1回の傾倒操
作中に、第1及び第2センサ31a,31bのうちどち
らか一方の故障により、第1及び第2パルス信号Pa,
Pbのうちどちらか一方だけが出力され、他方が全く出
力されない場合、この現象がパルス10個分連続する
と、前記位置カウンタ復旧処理が行われ、これにより、
窓ガラス51が全開或は全閉位置に達すると、第1及び
第2位置カウンタエリアのカウント値Ca,Cbが、全
開位置の場合は「N」に、全閉位置の場合は「0」にそ
れぞれ補正される。
【0064】次に、前記窓ガラス51の上端51aが前
記境界位置DL及びその下方の挟み込み検出領域Soに
位置している状態で、開閉スイッチ13の前方への傾倒
操作に伴うドライバ15eへの上昇駆動信号Maの入力
により、窓ガラス51を全閉位置側に上昇させる方向に
回転しているモータ11が、ドア5の窓枠と窓ガラス5
1の間に挟まった異物により止まると、前記第1及び第
2センサ31a,31bが第1及び第2パルス信号P
a,Pbをそれぞれ出力しなくなる。この場合には、前
記第1及び第2カウンタエリアのカウンタ値Ca,Cb
が両方とも境界値NDET 以上になっているので、第1及
び第2パルス信号Pa,Pbの出力なし状態が続いて、
その経過時間である前記第2及び第3経過時間Ta,T
bが挟み込み確認時間TE に両方とも達すると、次に示
す挟み込み解除動作が行われる。
【0065】挟み込み解除動作では、開閉スイッチ13
の前方への傾倒操作を続けていても、ドライバ15eへ
の上昇駆動信号Maの入力が停止され、次に、ドライバ
15eに下降駆動信号Mbが入力されて、窓ガラス51
を全開位置側に下降させる方向にモータ11が回転す
る。そして、ドライバ15eへの下降駆動信号Mbの入
力開始からの、前記第1及び第2カウンタエリアのカウ
ンタ値Ca,Cbの増加量が両方とも挟み込み解除規定
値Nrに達した後に、該下降駆動信号Mbのドライバ1
5eへの入力が停止されて、モータ11の回転が停止す
る。これにより、異物の挟み込み状態を解消するのに十
分な量(本実施例では、第1及び第2パルス信号Pa,
Pbのパルス分解能Sa,Sb×挟み込み解除規定値N
r=0.65mm×230=略々15cm)だけ窓ガラ
ス51が下降する。
【0066】尚、前記ドライバ15eへの下降駆動信号
Mbの入力開始からの、前記第1及び第2カウンタエリ
アのカウンタ値Ca,Cbの増加量が両方とも挟み込み
解除規定値Nrに達するまでの間に、窓ガラス51が全
開位置に達してモータ11の回転が止まった場合には、
通常の窓ガラス51を開ける場合の動作と同様の動作に
より、ドライバ15eへの上昇駆動信号Maの入力が停
止される。
【0067】このように、ドア5の窓枠と窓ガラス51
の間に挟まった異物によりモータ11の回転が停止する
と、その停止時間の長さに応じて前記挟み込み解除動作
が行われる。しかし、ドア5の窓枠と窓ガラス51の間
に異物が挟まったからといって、必ずしもモータ11の
回転が止まるとは限らず、挟まった異物の固さ等によっ
ては、モータ11が止まらず回転し続ける場合もある。
そこで、前記窓ガラス51の上端51aが前記境界位置
DL及びその下方の挟み込み検出領域Soに位置し、前
記第1及び第2カウンタエリアのカウンタ値Ca,Cb
が両方とも境界値NDET 以上になっている状態では、上
述した異物の挟み込みによるモータ11の回転停止時以
外にも、前記第1及び第2パルス信号Pa,Pbの周期
Wan ,Wbn や、モータ11の減速度Aan ,Abn
の値によっては、前記挟み込み解除動作を行う。
【0068】まず、モータ11の回転がかなり遅くな
り、前記周期Wan ,Wbn が両方とも基準周期WREF
以上となった場合には、前記挟み込み動作を行う。次
に、前記周期Wan ,Wbn のうち少なくとも一方が基
準周期WREF に満たなくても、前記減速度Aan ,Ab
n が、ドア5の窓枠に対するガラス窓51の軋みや、ガ
ラス窓51への手や体の接触によりモータ11が減速し
た場合の減速度等とは掛け離れた、通常ではあり得ない
急激な減速度の閾値AHI以上となった場合には、前記挟
み込み動作を行う。さらに、前記周期Wan ,Wbn
うち少なくとも一方が基準周期WREF に満たず、且つ、
前記減速度Aan ,Abn のうち少なくとも一方が閾値
HIに満たなくても、過去所定回数X分の減速度Aan
〜Aan-(X-1) ,Abn 〜Abn-(X-1) が両方とも連続
して、緩やかな減速度の閾値ALO以上になった場合に
は、前記挟み込み動作を行う。
【0069】尚、前記周期Wan ,Wbn や減速度Aa
n ,Abn の値による挟み込み解除動作の実行判定は、
モータ11の回転速度、ひいては、前記周期Wan ,W
nや減速度Aan ,Abn の値を安定させるために、
開閉スイッチ13の前方への傾倒操作による上昇要求信
号13aの出力開始から200msが経過するのを待っ
てから行う。また、前記窓ガラス51の上端51aが前
記境界位置DLよりも上方の全閉領域Scに位置し、ウ
ェザーストリップ53の外側下端面53aと窓ガラス5
1の上端51aの間に隙間が生じない状態では、前記第
1及び第2カウンタエリアのカウンタ値Ca,Cbが両
方とも、境界値NDET よりも小さくなるので、上述した
異物の挟み込みの検出動作は行わない。さらに、窓ガラ
ス51の下降時は、ドア5の窓枠と窓ガラス51の間に
異物があっても挟まる心配がないので、この場合にも上
述の異物の挟み込み検出動作は行わない。
【0070】このように本実施例の挟み込み検出装置3
によれば、モータ11が回転するのに同期して、パルス
発生器31の第1及び第2の2つのセンサ31a,31
bからパルス信号Pa,Pbを1周当り1回ずつ出力さ
せ、これら各パルス信号Pa,Pbの立ち上がり及び立
ち下がりのエッジを最後に検出してからの第2及び第3
経過時間Ta,Tbが挟み込み確認時間TE に達したか
否かに応じて、ドア5の窓枠と窓ガラス51の間に異物
が挟まったか否かを検出する構成とした。このため、モ
ータ11の周期Wan ,Wbn や窓ガラス51の昇降速
度Van,Vbn を司るモータ11の回転速度が安定し
ない起動時であっても、回転速度の安定、不安定に影響
されにくい、前回のパルス信号Pa,Pbの立ち上がり
及び立ち下がりのエッジを検出してからの第2及び第3
経過時間によって、異物の挟み込みの有無を確実に検出
することができる。
【0071】また、本実施例によれば、前記第1及び第
2速度バッファエリアの過去所定回数X分の減速度Aa
n 〜Aan-(X-1) ,Abn 〜Abn-(X-1) が連続して、
緩やかな減速度の閾値ALO以上になったか否かに応じて
異物が挟まったか否かを検出する構成とした。このた
め、窓ガラス51の昇降速度Van ,Vbn が急激には
低下しないような比較的柔らかい異物を窓ガラス51が
挟み込み、窓ガラス51の減速度Aan,Abn が、通
常ではあり得ない急激な減速度の閾値AHIに達しない場
合であっても、それよりも低い減速度の閾値ALOにX回
分連続して減速度Aan 〜Aan-(X-1) ,Abn 〜Ab
n-(X-1) が達するか否かで、その異物の挟み込みを確実
に検出することができる。
【0072】尚、開閉スイッチ13の1回の操作中に、
パルス信号Pa,Pbのうちどちらか一方が連続して出
力されず、片側カウンタエリアのカウント値Ccの絶対
値が異常判別基準値NABNORM以上となった場合に、位置
カウンタ復旧処理に入り、窓ガラス51を全開或は全閉
位置に開閉させたところで、到達した位置が全開位置で
あるか全閉位置であるかに応じて、第1及び第2位置カ
ウンタエリアのカウント値Ca,Cbを「N」か「0」
に設定し直す構成は省略してもよい。しかし、このよう
に構成すれば、パルス信号Pa,Pbの出力漏れやカウ
ント漏れにより第1及び第2位置カウンタエリアのカウ
ント値Ca,Cbに差が生じたとしても、その差が大き
くなる前に、そのカウント値Ca,Cbを正しい値に設
定し直して、両カウント値Ca,Cbの信頼性が大きく
損なわれるのを防ぎ、両カウント値Ca,Cbから判定
した開閉位置が実際の位置から大きくずれることを防止
することができ、有利である。
【0073】また、ドア5のウェザーストリップ53と
窓ガラス51との隙間がなくなる境界位置DL、即ち、
ウェザーストリップ53の外側下端面53aと同一高さ
箇所、及びそれよりも全開位置側の挟み込み検出領域S
o内に窓ガラス51の上端51aが位置しているか否か
を、第1及び第2位置カウンタエリアのカウント値C
a,Cbが両方とも、前記境界位置DLに前記上端51
aが位置している時の正しいカウント値Ca,Cbに相
当する境界値NDET 以上となっているか否かで判別する
構成は省略してもよい。しかし、このように構成すれ
ば、ドア5の窓枠と窓ガラス51の間に異物を挟み込む
可能性がない全閉領域Scにおいて、窓ガラス51によ
る異物の挟み込みがあるか否かを無駄に検出せずに済ま
せることができ、有利である。
【0074】さらに、窓ガラス51による異物の挟み込
みがあるか否かを、最近のパルス信号Pa,Pbのエッ
ジ検出時からの経過時間Ta,Tb、パルス信号Pa,
Pbの周期Wan ,Wbn が基準周期WREF に達したか
否かを基に検出する構成と、窓ガラス51の減速度Aa
n ,Abn が、通常ではあり得ない急激な減速度の閾値
HIに達したか否かを基に検出する構成のうち、少なく
とも一方は省略してもよい。しかし、このように構成す
れば、固さの違い等、挟み込んだ異物の内容の相違を問
わず、種々の異物の挟み込みをより確実に検出でき、有
利である。
【0075】また、本実施例では、第1及び第2位置カ
ウンタエリアのカウント値Ca,Cbの差値Cが基準差
値NDIFF以上となった場合や、開閉スイッチ13の1回
の操作で、前記第1及び第2センサ31a,31bから
の第1及び第2パルス信号Pa,Pbが、どちらか一方
だけ連続して出力されていない場合に、両カウント値C
a,Cbの補正を行うように構成したが、その補正内容
は任意で、或は、この補正そのものを行わないように構
成してもよい。しかし、本実施例のように、上述の状況
において両カウント値Ca,Cbを補正するように構成
すれば、第1及び第2パルス信号Pa,Pbの出力漏れ
や検出漏れ等があっても、前記両カウント値Ca,Cb
の信頼性を高く維持することができるという利点があ
る。
【0076】しかも、カウント値Ca,Cbの差値Cが
基準差値NDIFF以上となった場合、両カウント値Ca,
Cbのうち値が大きい方を値が小さい方と一致するよう
に補正する構成とすれば、境界位置DL及びこれよりも
全開位置側の挟み込み検出領域So内で異物の挟み込み
の有無を検出する場合に、補正後のカウント値Ca,C
bと境界値NDET とが一致する位置が全閉位置側にずれ
ることがなくなる。従って、カウント値Ca,Cbの補
正後に、窓ガラス51が全閉位置に達して停止した時に
異物を挟み込んだものと誤って判定され、窓ガラス51
が強制的に開かれて閉められなくなるという事態の発生
を防ぐことができ、有利である。
【0077】さらに、第1及び第2センサ31a,31
bが出力するパルス信号Pa,Pbの位相のずれは、9
0°以外であっても、或は、同位相であってもよいが、
本実施例のように、第1及び第2センサ31a,31b
が互いに位相を90°ずらしてパルス信号Pa,Pbを
それぞれ出力するように構成すれば、次のような利点が
ある。即ち、パルス信号Paの立ち上がり及び立ち下が
りの時点における両パルス信号Pa,Pbの信号レベル
の一致、不一致により、モータ11が窓ガラス51を全
開位置側に下降する方向と、窓ガラス51を全閉位置側
に上昇する方向のうちどちらの方向に回転しているかを
検出できる。
【0078】このため、例えば、開閉スイッチ13の操
作をやめた後のモータ11の惰性や、モータ11と窓ガ
ラス51の間の動力伝達系を構成するギア列(図示せ
ず)のバックラッシュ等により、開閉スイッチ13を操
作してないにも拘らずモータ11が回転した場合であっ
ても、その際のモータ11の回転方向を開閉スイッチ1
3の操作状態によらず確実に検出できる。しかし、この
ように互いに位相がずれた複数のパルス信号P1 〜Pn
によりモータ11の回転方向を検出するか否かは任意
で、開閉スイッチ13の操作やその他の手段によりモー
タ11の回転方向を検出してもよいことは勿論のことで
あり、その場合には、回転方向検出手段15Cに相当す
る構成は省略してもよい。
【0079】また、本実施例では、モータ11の回転に
同期してパルス信号Pa,Pbを出力する第1及び第2
の2つのセンサ31a,31bによりパルス信号出力手
段31Aを構成したが、パルス信号出力手段31Aの数
は単数であっても、或は、3つ以上であってもよく、位
置カウンタ手段15Aの数も、パルス信号出力手段31
Aの数に対応して任意に変更可能である。さらに、本発
明では、第2及び第3経過時間Ta,Tbが両方とも挟
み込み確認時間TE に達しなかった場合、パルス信号P
a,Pbの周期Wan ,Wbn が基準周期WREF に達し
たか否か、減速度Aan ,Abn が閾値AHIに達したか
否か、及び、過去X回分の減速度Aan 〜A
n-(X-1) ,Abn 〜Abn-(X-1) が全て閾値ALOに達
したか否かを、モータ11の回転が安定するまでの時間
として、開閉スイッチ13の操作から200msが経過
してから行うようにしたが、この時間の長さは任意に変
更可能である。
【0080】また、本実施例では、パルス信号Pa,P
bの立ち上がり及び立ち下がりのエッジを検出する構成
としたが、立ち上がり及び立ち下がりのいずれか一方の
みを検出する構成とする等、パルス信号Pa,Pbを検
出する構成は、本実施例で示した構成に限らず任意であ
る。そして、本発明は、本実施例で示したような、車両
の側部のドア5の窓ガラス51に限らず、後部のドアの
窓ガラス等、モータにより開閉されるパワーウィンドに
おける窓ガラスの開閉位置を検出する場合にも広く適用
可能であることは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、モ
ータにより窓ガラスを開閉させるパワーウィンドの異物
の挟み込みを検出する装置であって、前記モータの回転
に同期したパルス信号を出力するパルス信号出力手段
と、前記パルス信号出力手段が最新のパルス信号を出力
してからの経過時間が基準経過時間に達したか否かを判
定する経過時間判定手段とを備え、前記経過時間判定手
段の判定結果を基に異物の挟み込みの有無を検出する構
成とした。このため、パルス信号の周期や周波数等のよ
うに、モータの回転が安定しているか否かに影響されに
くい、パルス信号出力手段が最新のパルス信号を出力し
てからの経過時間が、基準経過時間に達したか否かを経
過時間判定手段が判定することで、モータの回転が不安
定な始動時であっても、異物の挟み込みの有無を確実に
検出することができる等の効果を奏する。
【0082】また、本発明によれば、前記パルス信号出
力手段が前記パルス信号を出力する度に、該パルス信号
の周期を基に、前記窓ガラスの開閉加速度を算出する算
出手段と、過去所定回数分の前記開閉加速度が全て、所
定の基準開閉加速度に達したか否かを判定する加速度判
定手段をさらに備え、該加速度判定手段の判定結果を基
に異物の挟み込みの有無を検出する構成とした。このた
め、急激に窓ガラスの開閉速度が低下しないような比較
的柔らかい異物を挟み込んでも、前記基準開閉加速度を
それに見合った低い値に設定することで確実に検出する
ことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワーウィンドの挟み込み検出装置の
基本構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る挟み込み検出装置を備
えたパワーウィンドの概略構成を一部ブロックで示す説
明図である。
【図3】図2のパルス信号発生器の構成を示す説明図で
ある。
【図4】図3のパルス信号発生器の第1及び第2センサ
が出力するパルス信号の説明図である。
【図5】図2に示すマイクロコンピュータのハードウェ
ア構成を示すブロック図である。
【図6】図2に示すマイクロピュータのRAMのメモリ
エリアマップである。
【図7】図2に示すマイクロピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図2に示すマイクロピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図2に示すマイクロピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図2に示すマイクロピュータのROMに格納
された制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】図7に示す第1センサパルス検出割込処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】図7に示す第1センサパルス検出割込処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】図2に示す窓ガラスの全閉領域と挟み込み検
出領域との境界位置を示す説明図である。
【符号の説明】
3 挟み込み検出装置 11 モータ 15 マイクロコンピュータ 15a CPU 15b RAM 15c ROM 15A 経過時間判定手段 15B 算出手段 15C 加速度判定手段 15D 周期判定手段 15E 第2加速度判定手段 31A パルス信号出力手段 51 窓ガラス An 〜An-(X-1) 窓ガラス昇降減速度(開閉加速度) AHI 閾値(第2基準開閉加速度) ALO 閾値(基準開閉加速度) Ta 第2経過時間 Tb 第3経過時間 TE 挟み込み確認時間(基準経過時間) PA パルス信号 Wan ,Wbn パルス信号周期 WREF 基準周期(所定周期)
フロントページの続き (72)発明者 小見山 武 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 五十棲 正 静岡県榛原郡榛原町布引原206の1 矢崎 部品株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより窓ガラスを開閉させるパワ
    ーウィンドの異物の挟み込みを検出する装置であって、 前記モータの回転に同期したパルス信号を出力するパル
    ス信号出力手段と、 前記パルス信号出力手段が最新のパルス信号を出力して
    からの経過時間が基準経過時間に達したか否かを判定す
    る経過時間判定手段とを備え、 前記経過時間判定手段の判定結果を基に異物の挟み込み
    の有無を検出する、 ことを特徴とするパワーウィンドの挟み込み検出装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス信号出力手段が前記パルス信
    号を出力する度に、該パルス信号の周期を基に、前記窓
    ガラスの開閉加速度を算出する算出手段と、過去所定回
    数分の前記開閉加速度が全て、所定の基準開閉加速度に
    達したか否かを判定する加速度判定手段をさらに備え、
    該加速度判定手段の判定結果を基に異物の挟み込みの有
    無を検出する請求項1記載のパワーウィンドの挟み込み
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス信号出力手段が出力する前記
    パルス信号の周期が所定周期に達したか否かを判定する
    周期判定手段をさらに備え、該周期判定手段の判定結果
    を基に異物の挟み込みの有無を検出する請求項2記載の
    パワーウィンドの挟み込み検出装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉加速度が、前記基準開閉加速度
    を上回る第2基準開閉加速度に達したか否かを判定する
    第2加速度判定手段をさらに備え、該第2加速度判定手
    段の判定結果を基に異物の挟み込みの有無を検出する請
    求項2又は3記載のパワーウィンドの挟み込み検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記パルス信号出力手段を複数組備え、
    各パルス信号出力手段がそれぞれ出力するパルス信号に
    ついての判定結果を基に異物の挟み込みの有無を検出す
    る請求項1、2、3又は4記載のパワーウィンドの挟み
    込み検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154532A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Aisin Seiki Co Ltd 挟み込み検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05321530A (ja) * 1992-05-23 1993-12-07 Koito Mfg Co Ltd パワーウインドの安全装置
JPH0596372U (ja) * 1992-06-02 1993-12-27 株式会社小糸製作所 パワーウインドの安全装置

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