JPH08199980A - シールド掘進機のカッタ交換装置 - Google Patents

シールド掘進機のカッタ交換装置

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JPH08199980A
JPH08199980A JP756795A JP756795A JPH08199980A JP H08199980 A JPH08199980 A JP H08199980A JP 756795 A JP756795 A JP 756795A JP 756795 A JP756795 A JP 756795A JP H08199980 A JPH08199980 A JP H08199980A
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Osamu Yoshino
修 吉野
Sunao Isobe
直 磯部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬質地盤と軟弱地盤との両方の地盤を1台の
シールド掘進機で掘進可能とし、掘進距離の長距離化を
図る。 【構成】 カッタディスク22に設けられるカッタスポ
ーク30には、硬質地盤用のディスクローラカッタ31
と軟質地盤用のティースカッタ32とが、背中合わせに
配備される。旋回用ジャッキ25によってトルクアーム
23aを揺動変位させると、センターシャフト23が角
変位し、歯数が多い主傘歯車26から従傘歯車27にト
ルクが伝達され、土質に適合したカッタを切羽側22a
に向けることができる。カッタスポーク30は、スポー
ク固定装置29によって固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘進機の前面
のカッタディスクに装着されるカッタビットの交換装
置、特に回転式カッタスポークを用いるカッタ交換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド掘進機は、泥や土砂などの軟質
地盤を掘削するためにティースカッタと呼ばれるカッタ
ビットをカッタディスク前面の切羽側に配備し、カッタ
ディスクを回転させて地盤の掘削を行っている。トンネ
ルの掘進とともにカッタは摩耗し、特に地盤中に砂や礫
などが含まれていれば、カッタビットの摩耗や破損はさ
らに進行する。カッタビットを交換せずに掘削すること
ができる距離は、1〜2kmが限界とされている。カッ
タビットの寿命延長策として、カッタスポークの背面に
予備カッタビットを取付け、初期装備カッタビットが損
耗したときに、カッタスポークを回転させてカッタビッ
トを交換する方式が知られている。典型的な先行技術と
しては、実開平4−112992に開示されている。さ
らにカッタスポークの3面を使分けてカッタビットの交
換を行う先行技術は、実開平6−20597に開示され
ている。
【0003】ティースカッタは軟質地盤をかき取るよう
にして掘削するけれども、硬質地盤に対しては充分な掘
削を行うことができないばかりではなく、損耗が激しく
なる。このため、シールド掘進機のカッタディスクに
は、掘進する地盤の土質が硬質の礫などを多く含むと
き、ディスクローラカッタを備える場合もある。ディス
クローラカッタは、カッタディスクの回転による歯先の
軌跡が一定ピッチの同心円となるようにカッタディスク
前面に配置され、地盤を押圧して破砕する。ディスクロ
ーラカッタに関連する先行技術は、たとえば特公平6−
1037号公報に開示されている。
【0004】図7は、実開昭63−165395に開示
されている先行技術の構成を示す。シールド本体1の前
面のカッタディスク2は、回転駆動されて前方の地盤を
掘削する。カッタディスク2は、センターシャフト3を
中心として回転可能である。センターシャフト3は、ロ
ータリジョイント4を介してトルクアーム3aに接続さ
れる。トルクアーム3aを旋回用ジャッキ5で旋回変位
させると、センターシャフト3は中心軸線まわりに角変
位する。センターシャフト3には主傘歯車6が先端付近
に装着され、従傘歯車7に回転駆動力を伝達する。従傘
歯車7の回転軸28は、カッタディスク2の前面に平行
であり、センターシャフト3の軸線とは垂直である。回
転軸8には、回転変位を阻止するスポーク固定装置9が
設けられる。回転軸8に連なるカッタスポーク10に
は、正面側および背面側にそれぞれカッタビット11,
12が配設される。これらのカッタビット11,12は
軟質地盤用のティースカッタである。
【0005】カッタディスク2の背面側にはチャンバ1
3が形成され、中央付近には主傘歯車6および従傘歯車
7を収納するコアリング14が設けられる。コアリング
14の背面側にはセンターシャフト3を軸支する支持部
材15が設けられる。ロータリジョイント4の部分に
は、チャンバ13を気密に封止するための隔壁16が設
けられる。隔壁16を通してチャンバ13内に作業者が
出入りするため、マンホール17が設けられる。また隔
壁16には、送水管18などが挿通する。
【0006】図8は、図7の切断面線VIII−VII
Iから見た断面図を示す。カッタスポーク10の一面に
はカッタビット11が装着され、その背面側にはカッタ
ビット12が装着される。カッタスポーク10を180
度角変位させることによって、カッタビット12が正面
側を向いて掘削に使用され、カッタビット11が背面側
を向くようにして、カッタビットの交換を行うことがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】シールド掘進機がトン
ネルを掘進する対象となる地盤は、泥や土砂などの軟質
地盤ばかりでなく、岩盤などの硬質地盤が混在したり、
軟質地盤中に団塊などが混在している場合がある。カッ
タディスクにティースカッタとディスクローラカッタと
を混在させておけば、広い範囲で土質が変化しても掘削
は可能である。しかしながら、硬質の団塊などのため
に、ティースカッタの損耗は激しくなり、一方軟質の泥
などの掘進時には、ディスクローラカッタが詰まりやす
くなり、自由な回転が困難となる。自由に回転困難な状
態のディスクローラカッタで硬質地盤を掘削すると、デ
ィスクローラカッタの外周が一様に摩耗せずに、特定の
外周部分のみが摩耗する。ディスクローラカッタは回転
しながら全周が一様に摩耗していくことによって或る程
度の寿命が期待されるけれども、摩耗が偏ると期待され
た寿命よりも著しく短い寿命となってしまう。さらに、
岩盤などの硬質地盤と、泥や土砂などの軟弱地盤との両
地盤が同程度に交じっている場合は、単にカッタディス
クに両地盤用のカッタビットを配備しただけではカッタ
ビットの損耗が激しく、またカッタディスクの前面の切
羽用の面積を掘削のために有効に利用することができ
ず、掘削の効率が低下する。このためティースカッタの
みを設けた軟弱地盤用のシールド掘進機およびディスク
ローラカッタのみを設けた硬質地盤用のシールド掘進機
を使い分ける必要も生じる。
【0008】本発明の目的は、1回の工事区間に岩盤な
どの硬質地盤と泥や土砂などの軟弱地盤との両土質が出
現しても1台の機械でトンネルを掘進することができ、
掘進距離の長距離化を図ることができるシールド掘進機
のカッタ交換装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、カッタディス
クに備えるカッタスポークを回転してカッタ交換を行う
シールド掘進機のカッタ交換装置において、カッタスポ
ークの一面には硬質地盤用カッタが配備され、カッタス
ポークの他の面には軟質地盤用カッタが配備され、掘進
すべき地盤の土質に応じ、硬質地盤用カッタまたは軟質
地盤用カッタのいずれかが切羽側を向くようにカッタス
ポークを回転することを特徴とするシールド掘進機のカ
ッタ交換装置である。また本発明の前記硬質地盤用カッ
タはディスクローラカッタであり、前記軟質地盤用カッ
タは、ティースカッタであって、カッタスポークの複数
の面に配備されることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に従えば、カッタスポークの一面には硬
質地盤用カッタ、他の面には軟質地盤用カッタがそれぞ
れ配備される。カッタスポークは、掘進すべき地盤の土
質に応じて、硬質地盤用カッタまたは軟質地盤用カッタ
のいずれかが切羽側を向くように回転される。土質に適
合したカッタが切羽側に向けられるので、地盤を効率的
に掘削することができる。土質に適合しないカッタは切
羽側を向かないので、損耗を抑えて長寿命化を図ること
ができる。
【0011】また本発明に従えば、硬質地盤を掘進する
際には、ディスクローラカッタを用いて岩盤などを破砕
し、軟質地盤を掘進する際にはティースカッタを用いて
泥や土砂などをかき取る。ティースカッタはディスクロ
ーラカッタに比較して小形であるので、カッタスポーク
の複数の面に配備することができ、複数回の交換が可能
となって一層の長寿命化を図ることができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の構成を示す。シ
ールド掘進機のシールド本体21の前面にはカッタディ
スク22が配置される。カッタディスク22は、シール
ド本体21の中心軸線を中心として回転可能である。カ
ッタディスク22の中心に接続されるセンターシャフト
23は、ロータリジョイント24を介してトルクアーム
23aに接続される。トルクアーム23aは、旋回用ジ
ャッキ25によってセンターシャフト23の軸心を中心
に揺動変位される。トルクアーム23aの揺動変位は、
センターシャフト23を角変位させ、その先端の主傘歯
車26を介して従傘歯車27に角変位トルクを伝達す
る。主傘歯車26の歯数は従傘歯車27の歯数の数の3
倍である。旋回用ジャッキ25によって、トルクアーム
23aを60度角変位させると、従傘歯車27は180
度角変位することになる。
【0013】従傘歯車27には、センターシャフト23
の軸線に垂直で、半径方向に延びる回転軸28が接続さ
れる。回転軸28の途中には、スポーク固定装置29が
設けられる。回転軸28は、半径方向外方でカッタスポ
ーク30に接続される。カッタスポーク30には、軸線
に平行にディスクローラカッタ31およびティースカッ
タ32がそれぞれ配備される。ディスクローラカッタ3
1が配備される側とティースカッタ32が配備される側
とは背中合わせであり、カッタスポーク30を180度
角変位させれば、切羽側22aに向けられるカッタの種
類を交換することができる。
【0014】カッタディスク22の後方のチャンバ33
側には、中心にコアリング34が設けられ、主傘歯車2
6および従傘歯車27が収納される。主傘歯車26から
後方に延びるセンターシャフト23は、支持部材35に
よって軸支される。ロータリジョイント24付近で、チ
ャンバ33は隔壁36によって気密に仕切られる。隔壁
36には、作業者が出入りするためにマンホール37が
設けられる。またチャンバ33内に水を送込む送水管3
8なども隔壁36を挿通する。なお、カッタスポーク3
0を固定するスポーク固定装置29の動作状態は、位置
センサ39によって検出される。
【0015】図2は、図1の切断面線II−IIから見
たカッタスポーク30の断面を示す。カッタスポーク3
0の一面には堅い岩盤などを押圧して破砕するディスク
ローラカッタ31が配備され、その背面側には軟弱な泥
や土砂などをかき取るティースカッタ32が配備され
る。カッタスポーク30を180度角変位させることに
よって、ディスクローラカッタ31またはティースカッ
タ32のうちのいずれかを切羽側22aに向けることが
でき、他方のカッタは切羽側22aから最も遠去かる背
面側に向けることができる。これによって、切羽側22
aには土質に適合したカッタを向けることができ、土質
に合わないカッタは切羽側22aから最も遠去けること
ができる。
【0016】図3は、旋回用ジャッキ25によってセン
ターシャフト23を角変位させるための構成を、図1の
右方から見た状態として示す。旋回用ジャッキ25のシ
リンダロッドの先端は、トルクアーム23aの先端に設
けられる長穴に係合する。旋回用ジャッキ25が伸縮す
ると、トルクアーム23aはθ0だけ揺動変位する。こ
のトルクアーム23aの揺動変位によって、センターシ
ャフト23はθ0だけ角変位する。この角変位は、図1
に示す主傘歯車26および従傘歯車27によって、カッ
タスポーク30の角変位に変換される。
【0017】図4は、図1の切断面線IV−IVから見
たスポーク固定装置29の断面構成を示す。回転軸28
には、平行な平坦部28aが形成され、この平坦部28
aがシールド本体21の軸線方向を向いている状態で固
定ストッパ40を差込めば回転軸28のまわり止めを行
うことができる。固定ストッパ40は、固定用ジャッキ
41,42によってシールド本体21の軸線方向に変位
可能である。固定ストッパ40と回転軸28との固定を
確実に行うために、バックアップ用ばね43,44が設
けられ、通常は固定ストッパ40を回転軸28が固定さ
れる。固定ストッパ40の移動は、ストローク検出棒4
5によって検出される。また、前述のように、図1に示
す位置センサ39によっても固定ストッパ40の位置が
検出される。
【0018】図5は、図4の切断面線V−Vから見た状
態を示す。本実施例では、回転軸28は180度の角変
位を行うようにしているので、回転軸28に平行な平坦
面28aを形成し、ディスクローラカッタ31またはテ
ィースカッタ32のいずれが切羽側22aを向いていて
も、固定ストッパ40の「コ」の字状の溝に嵌合させ
て、確実に固定することができる。
【0019】図6は、本発明の他の実施例として、カッ
タスポーク50に、1列のディスクローラカッタ31
と、複数列のティースカッタ32a,32bを設ける構
成を示す。ディスクローラカッタ31が向く方向51
と、ティースカッタ32aおよびティースカッタ32b
の向く方向52および53とは、相互に180度ずれる
ように角度θ1,θ2,θ3がそれぞれ設定されてい
る。シールド掘進機は、本来軟弱地盤を掘進しながら後
方にセグメントを組立てて坑道を完成させながら、掘進
することができる。カッタディスク22の切羽側22a
を全部ティースカッタ32a,32bにすれば、軟弱な
地盤を効率的に掘削することができ、しかも複数列ティ
ースカッタ32a,32bが設けられているので、より
長距離の稼働が可能である。
【0020】以上説明した実施例では、旋回用ジャッキ
25によってカッタスポーク30,50を回転させてい
るけれども、油圧式や電動式のアクチュエータで直接回
転トルクを発生させることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、掘進すべ
き地盤の土質に応じて、カッタディスクに備えるカッタ
スポークを回転し、硬質地盤用のカッタまたは軟質地盤
用カッタのいずれかが切羽側を向くように交換すること
ができる。地盤の土質に適合したカッタを用いることに
よって、掘削効率を向上させることができる。土質に適
合しないカッタは、切羽側を向かないので、損耗を避け
て長寿命化を図ることができる。
【0022】また本発明によれば、硬質地盤用にはディ
スクローラカッタを用い、軟質地盤用にはティースカッ
タを用いる。ティースカッタはディスクローラカッタに
比較して小形であるので、カッタスポークの複数の面に
配備して、複数回の交換を可能として、主として軟質地
盤を掘進する場合に長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す断面図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見たカッタスポ
ークの断面図である。
【図3】図1の右方から見た旋回用ジャッキ25に関連
する側面図である。
【図4】図1の切断面線IV−IVから見たスポーク固
定装置29の断面図である。
【図5】図4の切断面線V−Vから見たスポーク固定装
置29の断面図である。
【図6】本発明の他の実施例によるカッタスポークの断
面図である。
【図7】従来からのカッタ交換装置の要部断面図であ
る。
【図8】図7の切断面線VIII−VIIIから見たカ
ッタスポークの断面図である。
【符号の説明】
21 シールド本体 22 カッタディスク 22a 切羽側 23 センターシャフト 23a トルクアーム 24 ロータリジョイント 25 旋回用ジャッキ 26 主傘歯車 27 従傘歯車 28 回転軸 29 スポーク固定装置 30,50 カッタスポーク 31 ディスクローラカッタ 32,32a,32b ティースカッタ 39 位置センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタディスクに備えるカッタスポーク
    を回転してカッタ交換を行うシールド掘進機のカッタ交
    換装置において、 カッタスポークの一面には硬質地盤用カッタが配備さ
    れ、 カッタスポークの他の面には軟質地盤用カッタが配備さ
    れ、掘進すべき地盤の土質に応じ、硬質地盤用カッタま
    たは軟質地盤用カッタのいずれかが切羽側を向くように
    カッタスポークを回転することを特徴とするシールド掘
    進機のカッタ交換装置。
  2. 【請求項2】 前記硬質地盤用カッタはディスクローラ
    カッタであり、 前記軟質地盤用カッタは、ティースカッタであって、カ
    ッタスポークの複数の面に配備されることを特徴とする
    請求項1記載のシールド掘進機のカッタ交換装置。
JP756795A 1995-01-20 1995-01-20 カッタ交換可能なシールド掘進機 Expired - Fee Related JP3482023B2 (ja)

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CN104632236A (zh) * 2014-12-26 2015-05-20 中铁二局股份有限公司 Tbm-epb双模式盾构在复合地层中的施工方法
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