JPH08200069A - 流路可変式ポンプおよび車両用冷却水温度制御システム - Google Patents
流路可変式ポンプおよび車両用冷却水温度制御システムInfo
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
電動ポンプ5の提供にあり、第2の目的は、その電動ポ
ンプ5を用いて車両搭載性に優れる低コストな車両用冷
却水温度制御システムを提供することにある。 【構成】 エンジン停止後およびエンジン始動時に、エ
ンジンと保温容器との間で冷却水と空気との入れ換えを
行うために、エンジンと保温容器とを連絡する冷却水通
路と空気抜き通路が設けられて、冷却水通路には電動ポ
ンプ5が介在されている。電動ポンプ5は、冷却水通路
に接続される外側ケーシング50に対して回転可能に保
持された可変ケーシング51を有し、この可変ケーシン
グ51に設けられたポンプ室51aにインペラ52が回
転自在に収容されている。可変ケーシング51は、その
回転位置によって外側ケーシング50の第1ポート50
aと第2ポート50bに対する吸込口51bと吐出口5
1cとの連通位置が逆転するように設けられている。
Description
する流路可変式ポンプ、およびこの流路可変式ポンプを
用いた車両用冷却水温度制御システムに関する。
の冷却水を利用して水冷式エンジンの即効暖機を行う暖
機システムが公知であるが、従来の暖機システムでは、
保温タンクに貯留された高温の冷却水だけを使用して即
効暖機を行うことができない。即ち、保温タンクに貯留
されていた高温の冷却水を冷却水回路の冷却水と混合し
て使用するため、十分な暖機効果が得られない。そこ
で、本出願人は、図7に示すように、エンジン100と
保温容器110とを冷却水通路120と空気抜き通路1
30とで環状に連絡し、エンジン100と保温容器11
0との間で冷却水と空気との入れ換えを行うことによっ
て効率良く即効暖機を行うことのできる暖機システムを
提案した(特願平6−235313号参照)。
に、エンジン100を冷却して加熱された高温の冷却水
を空の保温容器110へ導入して貯留し、冷却水と入れ
換えに保温容器110からエンジン100へ空気を導入
する。エンジン100始動時には、冷却水が抜かれたエ
ンジン100内に保温容器110に貯留された高温の冷
却水を導入し、冷却水と入れ換えにエンジン100から
保温容器110へ空気を導入する。これにより、保温容
器110に貯留されていた高温の冷却水をそのままエン
ジン100内へ流入させることができるため、冷却水の
熱エネルギ損失が小さく、瞬時にエンジン100の暖機
を行うことができる。
ンジン100停止後にエンジン100から保温容器11
0へ冷却水を回収する時、およびエンジン100始動時
に保温容器110からエンジン100へ冷却水を戻す時
に、それぞれポンプ140を使用している。ポンプ14
0は、冷却水通路120に介在されるが、吐出方向が一
定(冷却水の流れ方向が一定)であることから、冷却水
を回収する経路と冷却水を戻す経路とを構成する必要が
ある。このため、システムが複雑になるとともに、冷却
水経路の切り換えに多くの切換バルブ150、160を
必要とすることから、コストが高くなると言う問題が生
じる。
ので、第1の目的は、流体の流れ方向を可変する流路可
変式ポンプを提供することにあり、第2の目的は、その
流路可変式ポンプを用いてシステムの簡素化、およびコ
ストの低減を図ることのできる車両用冷却水温度制御シ
ステムの提供にある。
的を達成するために、以下の構成を採用した。請求項1
では、流体の出入口を成す第1ポートと第2ポートを有
し、前記第1ポートと前記第2ポートが回転方向に所定
の位置関係で設けられた外側ケーシングと、この外側ケ
ーシング内で回転可能に保持されて、内部にポンプ室を
形成するとともに、このポンプ室に開口する吸込口およ
び吐出口を有し、回転方向の第1位置で前記吸込口が前
記第1ポートと連通して前記吐出口が前記第2ポートと
連通し、回転方向の第2位置で前記吸込口が前記第2ポ
ートと連通して前記吐出口が前記第1ポートと連通する
可変ケーシングと、前記ポンプ室に回転可能に収容され
て、一方向に回転することで前記吸込口から前記吐出口
へ向かう流体の流れを発生するインペラと、このインペ
ラを一方向に回転駆動するモータと、前記可変ケーシン
グを前記第1位置と前記第2位置との間で回転駆動する
アクチュエータとを備えたことを特徴とする。
変式ポンプにおいて、前記アクチュエータは、サーボモ
ータであることを特徴とする。
以下の構成を採用した。請求項3では、水冷式エンジン
と、内部に所定量の冷却水を貯留して保温することので
きる保温容器と、前記エンジンと前記保温容器との間を
連絡して、前記エンジンから前記保温容器へ、または前
記保温容器から前記エンジンへ冷却水を流す冷却水通路
と、前記エンジンと前記保温容器との間を連絡して、前
記冷却水通路に冷却水を流す際に、その冷却水の流れと
は逆向きに空気が流れる空気抜き通路と、前記冷却水通
路に介在されて、前記第1ポートが前記エンジンに接続
され、前記第2ポートが前記保温容器に接続された前記
流路可変式ポンプと、前記エンジンの運転状態に応じて
前記流路可変式ポンプの作動を制御する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
冷却水温度制御システムにおいて、前記制御手段は、前
記エンジンの停止後に、前記可変ケーシングが前記第1
位置となるように前記アクチュエータを制御し、前記エ
ンジンの始動時に、前記可変ケーシングが前記第2位置
となるように前記アクチュエータを制御することを特徴
とする。
1位置に駆動されると、吸込口が外側ケーシングの第1
ポートと連通し、吐出口が第2ポートと連通する。この
状態でインペラが回転駆動されることにより、吸込口に
連通する第1ポートから吐出口に連通する第2ポートへ
向かう流体の流れが発生する。
グが第2位置に駆動されると、吸込口が外側ケーシング
の第2ポートと連通し、吐出口が第1ポートと連通す
る。この状態でインペラが回転駆動されることにより、
吸込口に連通する第2ポートから吐出口に連通する第1
ポートへ向かう流体の流れが発生する。この様に、可変
ケーシングが第1位置にある時と第2位置にある時とで
流体の流れ方向を逆転することができる。
るアクチュエータとしてサーボモータを使用することに
より、可変ケーシングの回転角度を任意に設定できるた
め、第1ポートから第2ポートへ、あるいは第2ポート
から第1ポートへ向かって流れる流体の流量調整が可能
となる。
は2に記載した流路可変式ポンプによってエンジンと保
温容器との間で冷却水と空気との入れ換えが行われる。
即ち、冷却水通路に介在された流路可変式ポンプを作動
させることにより、冷却水通路に冷却水の流れが発生
し、この冷却水の流れとは逆向きに空気抜き通路に空気
の流れが発生する。
シングが第1位置にある状態でインペラを回転駆動する
と、第1ポートに接続されたエンジンから第2ポートに
接続された保温容器へ向かって冷却水が回収される。こ
の時、保温容器内の空気が空気抜き通路を通ってエンジ
ンへ導入される。エンジンから保温容器へ冷却水が回収
された後、流路可変式ポンプの可変ケーシングを第2位
置に駆動してインペラを回転駆動すると、第2ポートに
接続された保温容器から第1ポートに接続されたエンジ
ンへ向かって冷却水が戻される。この時、エンジン内の
空気が空気抜き通路を通って保温容器へ導入される。
冷却水と空気との入れ換えを行うことができるため、エ
ンジン始動時には、冷却水が回収されて空気通路となっ
ているエンジン内の冷却水路に、保温容器に貯留されて
いた高温の冷却水をそのまま供給することができる。こ
のため、エンジンの壁温上昇が早く、瞬時にエンジンの
暖機を行うことができる。
両用冷却水温度制御システムの実施例を図面に基づいて
説明する。 (第1実施例)図1は車両用冷却水温度制御システムの
全体模式図である。車両用冷却水温度制御システムS
は、水冷式エンジン1(以下、エンジン1と言う)、内
部に冷却水を保温することのできる保温容器2、エンジ
ン1の冷却水回路(後述する)を通じてエンジン1と保
温容器2とを連絡する冷却水通路3と空気抜き通路4、
冷却水通路3に設けられた電動ポンプ5(本発明の流路
可変式ポンプ)、および本システムSを制御する制御装
置6(本発明の制御手段)等より構成されている。
リンダヘッド(共に図示しない)の内部に冷却水の通路
であるウォータジャケット(図示しない)が設けられ
て、このウォータジャケットを流れる冷却水によって冷
却される。保温容器2は、内部に所定量(例えば3リッ
トル程度)の冷却水を貯留して長時間保温することがで
きるもので、例えば、外気温0℃の時に、水温85℃の
冷却水を12時間経過後に水温78℃程度まで保温でき
る。
とを環状に接続するラジエータ回路8と、このラジエー
タ回路8に接続されてエンジン1とヒータコア9とを環
状に接続するヒータ回路10とから成り、エンジン1に
より駆動される機械式のメインポンプ11によって冷却
水が循環する。
熱された冷却水をクーリングファン(図示しない)の送
風を受けて大気に放出する放熱器である。ヒータコア9
は、車室内に送風空気を導くダクト(図示しない)内に
配されて、エンジン1より導かれた高温の冷却水を熱源
としてヒータコア9を通過する空気(車室内へ送風され
る空気)を加熱する暖房用の熱交換器である。
介してラジエータ回路8のラジエータ7より下流に接続
されて、他端が保温容器2内に開口する。この冷却水通
路3は、エンジン停止後にエンジン1から保温容器2へ
冷却水を回収する冷却水回収経路であるとともに、エン
ジン始動時に保温容器2からエンジン1へ冷却水を戻す
冷却水リターン経路でもある。
端面に接続されて保温容器2内に開口し、他端がラジエ
ータ回路8のラジエータ7より上流に接続されている。
この空気抜き通路4は、エンジン1から保温容器2へ冷
却水を回収する際、および保温容器2からエンジン1へ
冷却水を戻す際に、冷却水の流れとは逆向きに空気が流
れる。つまり、冷却水通路3を通ってエンジン1から保
温容器2へ冷却水を回収する際には、保温容器2内の空
気が空気抜き通路4を通ってエンジン1へ送り込まれ、
冷却水通路3を通って保温容器2からエンジン1へ冷却
水を戻す際には、エンジン1内の空気が空気抜き通路4
を通って保温容器2へ送り込まれる。なお、空気抜き通
路4には、空気抜き通路4を開閉する電磁弁13が設け
られている。
て冷却水通路3に冷却水の流れを発生させるもので、制
御装置6の通電制御を受けて冷却水の流れ方向を可変す
る。以下に、電動ポンプ5の構造を図2および図3に基
づいて説明する。この電動ポンプ5は、冷却水の出入口
を成す第1ポート50aと第2ポート50bを有する外
側ケーシング50、この外側ケーシング50に回転自在
に保持されて、内部にポンプ室51aを形成する可変ケ
ーシング51、ポンプ室51aに回転可能に収容された
インペラ52、このインペラ52を回転駆動するモータ
53、可変ケーシング51を駆動するサーボモータ54
(本発明のアクチュエータ)等より構成されている。
と第2ポート50bが回転方向に所定の位置関係(図2
および図3では作動説明のため180度で示す)で設け
られて、第1ポート50aがエンジン1に、第2ポート
50bが保温容器2にそれぞれ接続される。また、外側
ケーシング50には、エンジン1から保温容器2へ冷却
水を回収する時に、可変ケーシング51を通して第1ポ
ート50aと第2ポート50bとを連絡する連絡水路5
0c、50dが設けられるとともに、保温容器2からエ
ンジン1へ冷却水を戻す時に、可変ケーシング51を通
して第2ポート50bと第1ポート50aとを連絡する
連絡水路50eが設けられている。
介して外側ケーシング50の第1ポート50aと第2ポ
ート50bとを連通する吸込口51bと吐出口51cお
よび連通路51dが形成されて、回転位置によって冷却
水の流れ方向を可変する。吸込口51bは、ポンプ室5
1aの下方に突出する円筒部51eの側面に開口し、吐
出口51cは、ポンプ室51aの側面に開口する。ま
た、連通路51dは、エンジン1から保温容器2へ冷却
水を回収する時に外側ケーシング50の第1ポート50
aと連絡水路50cとを連通する。
する時と冷却水を戻す時とで、外側ケーシング50に対
する回転方向の位置がサーボモータ54によって変更さ
れる。即ち、冷却水を回収する時は、図2に示すよう
に、吸込口51bが外側ケーシング50の連絡水路50
cと連通して、吐出口51cが連絡水路50dと連通す
る位置(以下、第1位置と言う)に回転駆動される。な
お、この第1位置では、可変ケーシング51の連通路5
1dによって外側ケーシング50の第1ポート50aと
連絡水路50cとが連通される。また、冷却水を戻す時
は、図3に示すように、吸込口51bが連絡水路50e
と連通して、吐出口51cが第1ポート50aと連通す
る位置(以下、第2位置と言う)に回転駆動される。
に回転することにより、可変ケーシング51の吸込口5
1bから吐出口51cへ向かう冷却水の流れを発生す
る。このインペラ52の回転により、可変ケーシング5
1が第1位置にある時は、図2の破線矢印で示すよう
に、第1ポート50aから第2ポート50bへ向かう冷
却水の流れが発生し、可変ケーシング51が第2位置に
ある時は、図3の実線矢印で示すように、第2ポート5
0bから第1ポート50aへ向かう冷却水の流れが発生
する。
5を介してインペラ52を一方向に回転駆動するもの
で、回転軸53aを有する回転子53b、回転子53b
の外周に配された固定子53c(永久磁石)、外殻を成
すフレーム53d、このフレーム53dの開口部を覆う
ハウジング53e等より構成されている。回転子53b
は、回転軸53aの一端側(図2および図3の上端側)
が軸受53fを介してフレーム53dに回転自在に支持
されて、他端側が軸受53gを介してハウジング53e
に回転自在に支持されている。また、回転軸53aには
コンミテータ53hが装着されて、このコンミテータ5
3hの外周面に摺接するブラシ53iを通じて回転子5
3bに電流が供給される。
上部に金属製または樹脂製等の薄いプレート56を挟ん
でボルト57で固定されている。なお、プレート56
は、可変ケーシング51が収容された外側ケーシング5
0の空間を気密に塞ぐもので、プレート56と外側ケー
シング50およびハウジング53eとの間がそれぞれパ
ッキン58、59によってシールされている。
の底部にボルト60で固定され、可変ケーシング51の
円筒部51eより下方へ突出する軸部51fに連結され
て、可変ケーシング51を第1位置と第2位置との間で
回転駆動する。なお、軸部51fの外周には、外側ケー
シング50との間を気密にシールするパッキン61が装
着されている。
電動ポンプ5、三方切換弁12、および電磁弁13の作
動を制御する(図4参照)。運転モードとは、車両走行
中におけるエンジン1の負荷状態が低い時の低負荷モー
ド、エンジン1の負荷状態が高い時の中・高負荷モー
ド、エンジン停止後にエンジン1から保温容器2へ冷却
水を回収する冷却水回収モード、およびエンジン始動時
に保温容器2からエンジン1へ冷却水を戻す冷却水リタ
ーンモードである。
モード時のエンジン1の負荷状態は、例えば、インテー
クマニホールド(図示しない)の圧力変化を電圧変化に
置き換えて検出するプレッシャセンサ14(図4参照)
の検出信号に基づいて判定することができる。冷却水回
収モードは、エンジン停止後(例えば、イグニッション
スイッチIG(図4参照)のOFF信号を検知した時)
に行われる。冷却水リターンモードは、エンジン始動時
(例えば、イグニッションスイッチIGのON信号を検
出した時に)に行われる。
に回収された冷却水の水位が予め設定された上限水位に
達した時点で終了する。同様に、冷却水リターンモード
は、保温容器2より流出する冷却水の水位が予め設定さ
れた下限水位まで低下した時点で終了する。冷却水の水
位は、水位センサ15(図4参照)で検知することがで
きる。
の電動ポンプ5、三方切換弁12、および電磁弁13の
作動状態を下記の表1に示す。
しながら説明する。 イ)車両用走行中の低負荷モード この低負荷モードでは、三方切換弁12がOFFしてラ
ジエータ回路8を閉じることにより、冷却水はヒータ回
路10だけを循環する(つまり、従来の冷却水回路に設
けられたサーモスタットが閉じた状態に相当する)。
温度上昇が大きくなることから、エンジン1より流出し
た冷却水をラジエータ7へ流して放熱する必要がある。
そこで、エンジン1を通る冷却水がラジエータ回路8と
ヒータ回路10とを循環するように三方切換弁12の通
路を切り換える(表1参照)。
を開くとともに、三方切換弁12の通路を冷却水通路3
側へ切り換える(表1参照)。この状態で、電動ポンプ
5のサーボモータ54を制御して可変ケーシング51を
第1位置に回転駆動し、モータ53へ通電する。この結
果、冷却水通路3を通ってエンジン1内の冷却水が保温
容器2内へ回収されると同時に、空気抜き通路4を通っ
て保温容器2内の空気がエンジン1内(特にシリンダヘ
ッド内のウォータジャケット)へ送り込まれる。これに
より、保温容器2内には高温の冷却水が貯留されて、エ
ンジン1内のウォータジャケットは冷却水が抜かれて空
気通路(空気槽)となっている。
タ54を制御して可変ケーシング51を第2位置へ回転
駆動し、モータ53へ通電する。この結果、冷却水通路
3を通って保温容器2に貯留されていた高温の冷却水が
エンジン1へ戻されると同時に、空気抜き通路4を通っ
てエンジン1内の空気が保温容器2内へ送り込まれる。
これにより、エンジン1内が高温の冷却水で満たされ
て、保温容器2内は略空の状態となる。
ムSでは、電動ポンプ5の可変ケーシング51を第1位
置と第2位置との間で切り換えることにより、冷却水の
流れ方向を逆転することができる。従って、電動ポンプ
5以外に冷却水回収経路と冷却水リターン経路とを別々
に構成する必要がないため、三方切換弁12と保温容器
2との間で電動ポンプ5を接続する一系統だけの単純な
配管構成とすることができるとともに、全体の配管長さ
も短くできる。また、電動ポンプ5自体が冷却水経路の
切り換えを行う切換バルブとしても機能することから、
三方切換弁12以外に切換バルブを使用する必要がな
い。これらの結果、コンパクトで車両搭載性に優れた低
コストなシステムSを構成することができる。
ーボモータ54によって可変ケーシング51の回転角度
を任意に設定できるため、外側ケーシング50に対する
可変ケーシング51の吸込口51bおよび吐出口51c
の開口面積を適宜変更することにより、通水量の調整が
可能である。
いてエンジン1内の冷却水と保温容器2内の空気とを入
れ換えてエンジン1内のウォータジャケットを空気通路
(空気槽)とすることができる。このため、エンジン始
動時に保温容器2に貯留されていた高温の冷却水をエン
ジン1内へ戻した時に、エンジン1の壁温(特に燃焼室
の壁温)上昇が早く、且つ壁温が高くなる。従って、エ
ンジン始動とともに瞬時に即効暖機を行うことができる
ため、燃焼状態が改善されて、排気ガス(THC)の低
減および低燃費化を図ることができる。
系に新たな冷却水を追加する必要はなく、冷却水系全体
の冷却水量が増加することがないことから、冷却水量の
増加に伴う車両重量の増加を招くことがない。さらに、
保温容器2に貯留されていた高温の冷却水をヒータコア
9へ流すことにより、即効暖房を行うこともできる。
本システムSの全体模式図である。本実施例では、エン
ジン1駆動による機械式ポンプの代わりに、電動式のメ
インポンプ16を使用する。このメインポンプ16の使
用に伴って、第1実施例とはシステムSの回路構成が異
なる。具体的には、図5に示すように、電動ポンプ5が
メインポンプ16と並列に接続されて、ラジエータ回路
8のラジエータ7より下流でヒータ回路10との接続位
置より上流に電磁弁17が配されている。
電磁弁13、電磁弁17、メインポンプ16、および電
動ポンプ5の作動状態を下記の表2に示す。
後に、エンジン1から保温容器2へ冷却水の回収を行う
と同時に、保温容器2内の空気をエンジン1へ送り込
み、エンジン始動時に、保温容器2に貯留されていた高
温の冷却水をエンジン1へ戻すと同時に、エンジン1内
の空気を保温容器2へ送り込むことによってエンジン1
の即効暖機を行うことができる。また、電動ポンプ5を
使用してシステムSを構成することにより、第1実施例
と同様にコンパクトで搭載性に優れたシステムSを低コ
ストで提供することができる。
外側ケーシング50を第1ポート50aと第2ポート5
0bが回転方向に所定の位置関係となるように設けた
が、図2および図3に示す構造以外でも良い。例えば、
図6に示すように、第1ポート50aと第2ポート50
bを180度対向する位置関係に設けても良い。この場
合、可変ケーシング51には連通路51dが不要とな
る。
ていた冷却水の熱エネルギを、エンジンオイルの温度制
御、自動変速機に用いられる作動油の温度制御、スロッ
トルボディでの凍結防止、または吸気温制御等に利用す
ることもできる。上記の実施例では、冷却水回収モード
および冷却水リターンモードの際に、保温容器2内の水
位を水位センサ15で検知する例を説明したが、予め冷
却水の回収おびリターンに要する時間を計測しておき、
その所要時間に基づいて各モード毎の作動時間をタイマ
で設定して行っても良い。
ある(第1実施例)。
第1位置)。
第2位置)。
ある(第2実施例)。
ある(先願技術)。
Claims (4)
- 【請求項1】流体の出入口を成す第1ポートと第2ポー
トを有し、前記第1ポートと前記第2ポートが回転方向
に所定の位置関係で設けられた外側ケーシングと、 この外側ケーシング内で回転可能に保持されて、内部に
ポンプ室を形成するとともに、このポンプ室に開口する
吸込口および吐出口を有し、回転方向の第1位置で前記
吸込口が前記第1ポートと連通して前記吐出口が前記第
2ポートと連通し、回転方向の第2位置で前記吸込口が
前記第2ポートと連通して前記吐出口が前記第1ポート
と連通する可変ケーシングと、 前記ポンプ室に回転可能に収容されて、一方向に回転す
ることで前記吸込口から前記吐出口へ向かう流体の流れ
を発生するインペラと、 このインペラを一方向に回転駆動するモータと、 前記可変ケーシングを前記第1位置と前記第2位置との
間で回転駆動するアクチュエータとを備えた流路可変式
ポンプ。 - 【請求項2】請求項1に記載した流路可変式ポンプにお
いて、 前記アクチュエータは、サーボモータであることを特徴
とする流路可変式ポンプ。 - 【請求項3】水冷式エンジンと、 内部に所定量の冷却水を貯留して保温することのできる
保温容器と、 前記エンジンと前記保温容器との間を連絡して、前記エ
ンジンから前記保温容器へ、または前記保温容器から前
記エンジンへ冷却水を流す冷却水通路と、 前記エンジンと前記保温容器との間を連絡して、前記冷
却水通路に冷却水を流す際に、その冷却水の流れとは逆
向きに空気が流れる空気抜き通路と、 前記冷却水通路に介在されて、前記第1ポートが前記エ
ンジンに接続され、前記第2ポートが前記保温容器に接
続された前記流路可変式ポンプと、 前記エンジンの運転状態に応じて前記流路可変式ポンプ
の作動を制御する制御手段とを備えた車両用冷却水温度
制御システム。 - 【請求項4】請求項3に記載した車両用冷却水温度制御
システムにおいて、 前記制御手段は、前記エンジンの停止後に、前記可変ケ
ーシングが前記第1位置となるように前記アクチュエー
タを制御し、前記エンジンの始動時に、前記可変ケーシ
ングが前記第2位置となるように前記アクチュエータを
制御することを特徴とする車両用冷却水温度制御システ
ム。
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|---|---|---|---|
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