JPH08200098A - ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ

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Publication number
JPH08200098A
JPH08200098A JP1408095A JP1408095A JPH08200098A JP H08200098 A JPH08200098 A JP H08200098A JP 1408095 A JP1408095 A JP 1408095A JP 1408095 A JP1408095 A JP 1408095A JP H08200098 A JPH08200098 A JP H08200098A
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JP
Japan
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tension lever
fuel injection
lever
rotation
injection amount
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Application number
JP1408095A
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English (en)
Inventor
Akira Sato
亮 佐藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装置の複雑化を招くことなく、高回転数領域で
の燃料噴射量の連続的、かつ、滑らかな低減を図れる燃
料噴射ポンプを提供する。 【構成】ポンプハウジング2内に固定されたリブ47に
設けられたアジャストボルト48のサブストッパ48a
と、テンションレバー30上部先端との間にはサブスプ
リング49が配設される。全負荷時、高回転領域の場
合、テンションレバー30がコントロールスプリング3
3により引っ張られ、回動しようとする。一方、サブス
プリング49はテンションレバー30の回動により、そ
れまで押し縮められており、テンションレバー30に対
して弾性力を有しうる。フライウエイト44の開き度合
いは最大となるため、ガバナスリーブ43には垂力が最
大限に働く。従って、コントロールスプリング33によ
るテンションレバー30の引っ張り応力に対抗して、垂
力及び弾性力の和の応力が打ち勝ち、スピルリング24
が噴射量低減方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載したディー
ゼルエンジンの燃料噴射ポンプに係り、詳しくは、ディ
ーゼルエンジンの各気筒に燃料を供給するための分配型
燃料噴射ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両に搭載されているディーゼル
エンジンの分配型燃料噴射ポンプの主要部を図7に示
す。このポンプでは、図示しないドライブシャフトの回
転によりカムプレートが駆動、すなわち、回転往復運動
することにより燃料を吸入した後分配圧送が行われる。
この圧送は、プランジャ61が図の右方へ往動しはじめ
たときに始まり、さらにプランジャ61が往動して、ス
ピルポート62がスピルリング63の右端面より燃料室
64内へと開放されたときに終了する。
【0003】燃料噴射ポンプの上部には、遠心力式のガ
バナ65が内蔵されている。このガバナ65において、
フライウエイトホルダ66はギヤ67にて前記ドライブ
シャフトと連動するようになっている。このホルダ66
内にはフライウエイト68が配置されている。そして、
ドライブシャフトの回転に伴うフライウエイトホルダ6
6の回転によってフライウエイト68に遠心力が働き、
その際の作動にてガバナスリーブ69が図中右方へ移動
される。
【0004】また、テンションレバー71及びコントロ
ールレバー72はガイドレバー73に設けられた軸74
を支点に回動する。コントロールレバー72の下端には
前記スピルリング63が接続され、コントロールレバー
72の回動位置にてスピルリング63の位置が決定され
る。テンションレバー71とコントロールレバー72と
の間にはスタートスプリング75が配置され、このスタ
ートスプリング75にて始動時にコントロールレバー7
2を反時計方向に回動させてガバナスリーブ69に押し
つける。また、テンションレバー71上部には、コント
ロールスプリング76を介してアクセルペダルの操作に
て回動されるアジャスティングレバー77が接続されて
いる。
【0005】そして、燃料の噴射量は、スピルリング6
3をプランジャ61の軸方向に移動させ、プランジャ6
1の有効ストローク量を変更させることにより制御され
る。このスピルリング63の移動は、フライウエイト6
8に発生した垂力によるコントロールレバー72の回動
と、アクセルペダルの操作量(アジャスティングレバー
77の作動量)に従ったテンションレバー71の回動に
基づくコントロールレバー72の回動とにより制御され
る。
【0006】このため、従来では、アクセル全開時にお
けるエンジン回転数NEと燃料噴射量との関係は、図8
に実線で示すようなものとなっていた。すなわち、エン
ジン回転数NEがほぼ最高速近傍になった時点で、はじ
めてフライウエイト68による垂力が発生し、この推力
が作用しはじめる。そして、それ以上にエンジン回転数
NEが増大した場合に、燃料噴射量が急激に減少するよ
うになっていた。
【0007】ところで、近年、エンジンの高回転領域
(エンジン回転数NEが大きい領域)において、燃料噴
射量を徐々に減少させたいという要求が高まっている。
これは、高回転領域における騒音の低減や、高負荷時に
おける各種装置保護の要請に基づくものである。このよ
うに、アクセル全開時における噴射量特性を上記の要求
特性に一致させるための方策としては、スピルポート6
2を適宜に加工して該スピルポート62の面積や形状を
変更することが考えられる。しかしながら、かかる方策
をとったとしても、要求される噴射量特性を得るのは非
常に困難であり、しかも、この場合には装置を複雑なも
のとする必要があり、多大の工数及びコストを要するこ
ととなってしまうのが現状であった。
【0008】これに対し、特開昭63−78145号公
報に開示された技術においては、所定の制御系を設ける
とともに、シフト位置等の検出結果に基づき、運転状態
が所定条件を満たす場合にはエンジン出力を低下させる
旨が開示されている。この技術を応用することにより、
アクセル全開時の燃料噴射量の制御を行うことも可能で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来公
報に開示された技術では、噴射量を低減させることはで
きるものの、その低減は、図8に2点鎖線で示すよう
に、全回転数域における全体的な噴射量の低減でしかな
かった。また、この技術をさらに応用することにより、
高回転数領域における噴射量を低減させることも理論的
には可能である。しかし、この場合には、同図破線で示
すように、エンジン回転数NEが所定回転数を超えたと
ころで噴射量が段差的に(急激に)低減されてしまい、
高回転数領域での連続的、かつ、滑らかな噴射量の減少
を望むことは困難であった。さらには、上記技術では、
所定の制御系を必須の要件とするため、装置自体が著し
く複雑なものとなってしまっていた。
【0010】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、装置の複雑化を招くことな
く、高回転数領域での燃料噴射量の連続的、かつ、滑ら
かな低減を図ることのできるディーゼルエンジンの燃料
噴射ポンプを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、少なくともディーゼルエンジンへ
噴射される燃料を貯留する内圧室を形成するためのハウ
ジングと、前記ハウジング内に配設され、操作部材に対
し連結部材を介して連結されるとともに、前記操作部材
に連動して回動するテンションレバーと、前記ハウジン
グ内に回動可能に支持され、一端には噴射量調整部材が
接続されてなるとともに、前記テンションレバーに対し
て付勢手段を介して連結されてなるコントロールレバー
と、前記ディーゼルエンジンの回転の増大に伴い、前記
操作部材の作動に伴う前記テンションレバーの回動とは
逆方向に前記コントロールレバーを回動せしめるための
ガバナとを備え、前記操作部材の作動による前記テンシ
ョンレバーの回動に伴う前記コントロールレバーの回動
と、前記ガバナの作動による前記コントロールレバーの
回動とによって、前記噴射量調整部材を移動させること
により前記ディーゼルエンジンへの燃料噴射量を調整可
能な燃料噴射ポンプにおいて、前記ハウジングに固定さ
れた固定部材と、前記固定部材と前記テンションレバー
とを連結するとともに、少なくとも前記ガバナの作動方
向に前記テンションレバーを回動せしめるような弾性力
を有しうる弾性体とを設けたことをその要旨としてい
る。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、ハウジング内に配設され
たテンションレバーは、操作部材の作動に伴い、連結部
材を介して連動して回動する。また、ハウジング内に回
動可能に支持され、テンションレバーに対して付勢手段
を介して連結されたコントロールレバーが回動すること
により、その一端に接続された噴射量調整部材が移動す
る。つまり、コントロールレバーの回動によって噴射量
調整部材が移動され、この移動によってディーゼルエン
ジンへの燃料噴射量が調整されうる。
【0013】また、ディーゼルエンジンの回転の増大に
伴い、ガバナが作動し、操作部材の作動に伴うテンショ
ンレバーの回動とは逆方向にコントロールレバーが回動
されうる。従って、コントロールレバーの回動は、基本
的には操作部材の作動によるテンションレバーの回動
と、ガバナの作動とによって調整されることとなる。
【0014】さて、本発明においては、ハウジングに固
定された固定部材と、テンションレバーとを連結するよ
うにして弾性体が設けられ、両者間には少なくともガバ
ナの作動方向に弾性力が働きうる。すなわち、ディーゼ
ルエンジンの高回転領域においては、ガバナの作動がよ
り促進されるとともに、弾性体の弾性力が強いものとな
る。このため、操作部材の作動に伴うテンションレバー
の回動に対抗して、ガバナの垂力と弾性力との和の応力
がコントロールレバーに働くことになり、これによって
噴射量調整部材が噴射量減少方向に移動されうることと
なる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を、多気筒の車両用ディーゼル
エンジンに燃料噴射を行う分配型燃料噴射ポンプに具体
化した一実施例を図1〜図5に従って説明する。
【0016】図2に示すように、分配型燃料噴射ポンプ
1のハウジングとしてのポンプハウジング2下部には、
図の左右方向へ延びるドライブシャフト3が配設されて
いる。このドライブシャフト3はディーゼルエンジンに
よって回転駆動される。ドライブシャフト3上には、燃
料タンク(図示しない)内の燃料をポンプハウジング2
内の内圧室たる燃料室14へ供給するためのベーン型フ
ィードポンプ(図では90度展開されている)4のロー
タ4aが一体回転可能に取付けられている。
【0017】ポンプハウジング2下部において、ドライ
ブシャフト3と同一軸線上にはシリンダ5が取付けら
れ、このシリンダ5内に燃料加圧用のプランジャ6が摺
動可能に嵌挿されている。プランジャ6の先端面(図の
右端面)とシリンダ5の内底面との間の空間は高圧室7
となっている。また、ドライブシャフト3とプランジャ
6とはカップリング8によって連結されている。この連
結により、プランジャ6はドライブシャフト3と一体的
に回転可能となっており、かつ、ドライブシャフト3に
対して軸線方向(図の左右方向)への相対的な移動が可
能となっている。
【0018】ポンプハウジング2下部には、ドライブシ
ャフト3を中心とするローラリング10が回動自在に取
付けられている。ローラリング10のプランジャ6側の
面には複数のローラ11が等角度毎に支持されている。
一方、プランジャ6の基端部(図の左端部)にはカムプ
レート12が一体回転可能に取付けられている。カムプ
レート12のドライブシャフト3側の面には、ディーゼ
ルエンジンの気筒数と同数のフェイスカム12aが形成
されている。プランジャ6及びカムプレート12は、ス
プリング13によって常にローラ11に押し付けられて
いる。そして、前記ドライブシャフト3の回転力がカッ
プリング8を介してカムプレート12に伝達されること
により、同カムプレート12及びプランジャ6が回転し
ながら図中左右方向へ往復動する。この往復動により、
前記高圧室7内が加圧及び減圧される。
【0019】前記燃料室14内の燃料を高圧室7へ導入
するために、ポンプハウジング2及びシリンダ5には、
高圧室7と燃料室14とを連通させる吸入通路15が形
成されている。この吸入通路15に対応して、プランジ
ャ6の先端外周には、ディーゼルエンジンの気筒数と同
数の吸入溝16が形成されている。
【0020】そして、プランジャ6が図中左方向へ移動
(復動)して高圧室7が減圧される吸入行程において、
吸入溝16の一つが吸入通路15と合致すると、燃料室
14から高圧室7内へ燃料が吸入される。
【0021】ディーゼルエンジンの気筒毎に設けられた
燃料噴射弁17へ前記高圧室7内の加圧燃料を分配して
圧送するために、プランジャ6内には燃料通路18が形
成されている。燃料通路18はプランジャ6の先端面に
おいて開口し、基端側へ向けて真っ直ぐに延びている。
また、プランジャ6には、前記燃料通路18を中心とし
て半径方向外方へ延び、そのプランジャ6の外周面に開
口する分配ポート19が貫設されている。分配ポート1
9は、ディーゼルエンジンの気筒数と同数設けられてい
る。さらに、これらの分配ポート19に対応して、シリ
ンダ5及びポンプハウジング2には分配通路20が形成
されている。各分配通路20の途中にはデリバリバルブ
21が配設されるとともに、燃料管22を介して燃料噴
射弁17が接続されている。
【0022】そして、前記吸入行程に続く噴射行程(圧
送行程)においては、プランジャ6の回転により吸入溝
16が閉じられる。プランジャ6がさらに回転すると、
カムプレート12のフェイスカム12aがローラ11に
乗り上げ、プランジャ6が図中右方向へ移動(往動)し
て高圧室7内が加圧される。加圧された燃料は、分配ポ
ート19が分配通路20に合致したとき、その分配ポー
ト19、分配通路20、デリバリバルブ21、燃料管2
2を通じて燃料噴射弁17へ圧送され、ここから各気筒
へ噴射される。
【0023】前記噴射を終了させるために、プランジャ
6の基端部側には、前記燃料通路18を中心として半径
方向外方へ延びるスピルポート23が設けられている。
スピルポート23はプランジャ6の外周面に開口してい
る。また、プランジャ6上には、噴射量調整部材として
のスピルリング24が軸線方向への相対摺動可能かつ相
対回動可能に外嵌されている。燃料の圧送は、前記噴射
行程後にプランジャ6がさらに往動し、スピルリング2
4によって塞がれていたスピルポート23が、そのスピ
ルリング24のプランジャ先端側端面(右端面24a)
から抜け出て燃料室14内に開放されたときに終了す
る。このときには、加圧燃料がスピルポート23から溢
流して圧力が急激に低下する。圧力低下により燃料の圧
送が終わり、燃料噴射弁17からの燃料噴射も停止す
る。
【0024】前記燃料の噴射量は、加圧開始から加圧終
了までに移動するプランジャ6の距離(有効ストローク
量)によって決定される。つまり、この有効ストローク
量を変化させることで燃料噴射量の調整が行われる。こ
の調整に際しては、プランジャ6の往復動のストローク
が一定であることから、スピルリング24の軸線方向の
位置を変化させるようにしている。本実施例では、スピ
ルリング24を図の右方へ変位させると、有効ストロー
ク量が増大して加圧の終了が遅くなり、燃料噴射量が増
加する。これとは逆に、スピルリング24を図の左方へ
変位させると、有効ストローク量が短くなって加圧の終
了が早くなり、燃料噴射量が減少する。
【0025】さらに、図1に示すように、ディーゼルエ
ンジンの運転状況(エンジン回転数や負荷)に応じて前
記スピルリング24の位置を調整するために、ポンプハ
ウジング2には遠心力式のガバナ機構が内蔵されてい
る。
【0026】次に、このガバナ機構について詳しく説明
する。ポンプハウジング2内には軸25によりガイドレ
バー26が回動可能に支持され、その下端にスプリング
27による時計回り方向への回動付勢力が加わってい
る。この回動付勢力は、ポンプハウジング2上部に回動
可能に取付けられたフルロードアジャスタ28によって
受け止められている。ガイドレバー26において前記軸
25の直下には支軸29が固定され、この支軸29にテ
ンションレバー30及びコントロールレバー31が回動
可能に連結されている。コントロールレバー31の下端
はスピルリング24に連結されており、この連結箇所が
軸線方向へ移動することによりスピルリング24の位置
が変化する。
【0027】前記フルロードアジャスタ28は全負荷時
の燃料噴射量を調整するためのものであり、これをねじ
込むと、ガイドレバー26が反時計回り方向へ回動し、
支軸29及びスピルリング24が燃料増量方向(図2の
右方向)へ移動する。
【0028】一方、ポンプハウジング2には操作部材と
してのアジャスティングレバー32が回動可能に取付け
られている。アジャスティングレバー32はアクセルペ
ダルに連結されており、その踏み込み量に応じて、図1
の2点鎖線で示すアイドル位置と、同図の実線で示す全
負荷位置との間で回動する。アジャスティングレバー3
2と前記テンションレバー30上端とは連結部材を構成
するコントロールスプリング33、ピン34及びダンパ
スプリング35によって連結されている。
【0029】そして、アクセルペダルが踏み込まれてア
ジャスティングレバー32が矢印A方向へ回動される
と、コントロールスプリング33が引っ張られ、テンシ
ョンレバー30が反時計回り方向へ回動する。この回動
により、支軸29及びスピルリング24が燃料増量方向
へ移動する。テンションレバー30の回動はポンプハウ
ジング2に固定されたストッパ36によって規制され
る。
【0030】なお、前記コントロールレバー31とテン
ションレバー30との間にはコイル状の付勢手段として
のアイドルスプリング37及び板状のスタートスプリン
グ38が介在されている。
【0031】一方、図1,2に示すように、前記ドライ
ブシャフト3の上方にはガバナシャフト39が回転可能
に支持され、その外周には伝達ギヤ40及びガバナケー
ス41が取付けられている。伝達ギヤ40は前記ドライ
ブシャフト3上のタイミングギヤ42に噛み合ってお
り、そのタイミングギヤ42の回転にともない増速され
て回転する。ガバナシャフト39上にはガバナスリーブ
43が軸線方向への摺動可能に外嵌され、その先端が前
記コントロールレバー31に当接している。ガバナケー
ス41内には複数のフライウエイト44が設けられ、こ
れらは伝達ギヤ40の回転数に応じた遠心力をガバナス
リーブ43に伝達する。そして、回転数が高くなるとフ
ライウエイト44が開いてガバナスリーブ43を右方へ
移動させ、コントロールレバー31を時計回り方向へ回
動させて、スピルリング24を噴射量減量方向(図の左
方向)へ移動させるようになっている。これらガバナシ
ャフト39、ガバナケース41、ガバナスリーブ43及
びフライウエイト44等によりガバナが構成されてい
る。
【0032】なお、前記吸入通路15の途中にはフュー
エルカットソレノイド45が設けられている。フューエ
ルカットソレノイド45はイグニションスイッチのオン
・オフに応じて吸入通路15を開放あるいは遮断する。
吸入通路15が遮断されると、燃料の圧送が停止され、
燃料噴射弁17から燃料が噴射されなくなる。
【0033】また、ポンプハウジング2の下部には、燃
料室14内の燃料圧により作動する燃料噴射時期制御用
の油圧式タイマ(図では90度展開されている)46が
内蔵されている。タイマ46は、ドライブシャフト3の
回転方向に対するローラリング10の位置を調整するこ
とにより、フェイスカム12aがローラ11に係合する
時期、すなわちカムプレート12及びプランジャ6の往
復動タイミングを制御するものである。
【0034】さて、図1に示すように、本実施例では、
上記構成に加え、前記ポンプハウジング2内の上部から
下方に垂下するようにして固定部材としてのリブ47が
一体形成されている。このリブ47にはアジャストボル
ト48が設けられているとともに、該アジャストボルト
48にはフランジ状のサブストッパ48aが形成されて
いる。そして、このサブストッパ48aとテンションレ
バー30上部先端との間には、弾性体としてのサブスプ
リング49が配設されている。このサブスプリング49
は所定のばね定数を有しており、テンションレバー30
の図の反時計方向への回動により圧縮を受ける。この
際、サブスプリング49は、前記圧縮に対抗するべく、
図の右方への弾性力を発揮しうるようになっている。ま
た、上記アジャストボルト48を調整することにより、
スプリングセット荷重(バネ定数)を変更することがで
き、この変更により後述する噴射量特性を適宜調整する
ことができるようになっている。
【0035】次に、前記のように構成された本実施例の
作用及び効果について説明する。図1は始動時における
分配型燃料噴射ポンプ1の内部状態を概略的に示してい
る。このときには、例えばアクセルペダルが最大量踏み
込まれ、アジャスティングレバー32が全負荷位置まで
回動されている。この状態では、テンションレバー30
がコントロールスプリング33によりストッパ36に当
たるまで引っ張られる。そして、支軸29を中心として
テンションレバー30が反時計回り方向へ回動する。
【0036】一方、ガバナにおいては、エンジン回転数
NEが低いため、フライウエイト44は閉じた状態とな
っている。このため、ガバナスリーブ43にはエンジン
回転による垂力はほとんど働かない。従って、かかる状
況下においては、コントロールレバー31は、基本的に
テンションレバー30による応力のみを受けることとな
り、図の反時計方向に回動する。そして、この回動に伴
い、スピルリング24が最大噴射位置近傍に存在するこ
ととなり、燃料噴射量の増量、すなわち、始動時増量が
図られる。
【0037】また、図3は、全負荷時、かつ、エンジン
回転数NEが中回転領域にある場合における分配型燃料
噴射ポンプ1の内部状態を概略的に示している。このと
きにも、アクセルペダルが最大量踏み込まれ、アジャス
ティングレバー32が全負荷位置まで回動されている。
この状態では、テンションレバー30がコントロールス
プリング33によりストッパ36に当たるまで引っ張ら
れる。コントロールスプリング33の張力は大きく、ダ
ンパスプリング35は完全に縮められ、無作動状態にな
っている。そして、支軸29を中心としてテンションレ
バー30が反時計回り方向へ回動する。
【0038】一方、サブスプリング49は、上記テンシ
ョンレバー30の反時計回り方向への回動により、押し
縮められた恰好となっており、図の右方への弾性力を有
した状態となっている。しかし、エンジン回転数NEが
中回転領域にあるため、フライウエイト44の開き度合
いは中程度となっている。このため、ガバナスリーブ4
3にはエンジン回転による垂力は幾分働くものの、これ
ら垂力及び弾性力の和によっては、コントロールスプリ
ング33によるテンションレバー30の引っ張り応力に
は打ち勝てない。そのため、コントロールレバー31を
図の時計方向へ回動させるだけの応力は働かない。従っ
て、かかる状況下においては、コントロールレバー31
は、基本的にテンションレバー30の回動により、図の
反時計方向に回動する。そして、この回動に伴い、スピ
ルリング24が最大噴射位置近傍に存在することとな
り、燃料噴射量の増量が図られる。
【0039】さらに、図4は、全負荷時、かつ、エンジ
ン回転数NEが高回転領域にある場合における分配型燃
料噴射ポンプ1の内部状態を概略的に示している。この
ときにも、アクセルペダルが最大量踏み込まれ、アジャ
スティングレバー32が全負荷位置まで回動されてい
る。この状態では、テンションレバー30がコントロー
ルスプリング33により引っ張られる。そして、支軸2
9を中心としてテンションレバー30が反時計回り方向
へ回動しようとする。
【0040】一方、サブスプリング49は、上記テンシ
ョンレバー30の反時計回り方向への回動により、それ
まで押し縮められた恰好となっており、上記同様、テン
ションレバー30に対して図の右方への弾性力を有した
状態となっている。さらに、エンジン回転数NEが高回
転領域にあるため、フライウエイト44の開き度合いは
最大となる。このため、ガバナスリーブ43にはエンジ
ン回転による垂力は最大限に働く。従って、コントロー
ルレバー31には、コントロールスプリング33による
テンションレバー30の引っ張り応力(反時計方向)に
対抗して、垂力及び弾性力の和の応力(時計方向)が働
き、この時計方向への応力が打ち勝つ。従って、コント
ロールレバー31は、図4に示すように、図の時計方向
へ回動されることとなる。その結果、かかる状況下にお
いては、スピルリング24が図の左方へ移動し、噴射量
が低減される位置まで移動することとなり、燃料噴射量
の低減が図られる。
【0041】このように、本実施例によれば、ハウジン
グに固定されたサブストッパ48aと、テンションレバ
ー30とを連結するようにしてサブスプリング49を設
けるようにした。このため、高負荷状態においては、コ
ントロールスプリング33による引っ張り応力に対抗す
るサブスプリング49の弾性力が働くこととなる。従っ
て、エンジン回転数NEが高回転領域に突入するに従っ
て、ガバナの作動がより促進されてガバナスリーブ43
からの垂力も増大することと相まって、コントロールレ
バー31には、反時計方向への引っ張り応力に対抗し
て、時計方向への垂力及び弾性力の和の応力が働き、こ
の応力が打ち勝つ。このため、図5に示すように、エン
ジン回転数NEが高回転領域にいくに従って、ほぼ最高
回転数になる以前の段階(高回転数領域)から燃料噴射
量は連続的に漸減されることとなる。そのため、本実施
例では、スピルポート23の形状等を変更する等の装置
の複雑化を招くことなく、高回転数領域での燃料噴射量
の連続的、かつ、滑らかな低減を図ることができる。そ
の結果、ドライバビリティの低下を招くことなく、全負
荷領域におけるエンジン回転数NE−燃料噴射量特性
を、要求される理想的なものに近づけることができる。
【0042】また、本実施例では、リブ47に設けられ
たアジャストボルト48を調整することにより、スプリ
ングセット荷重(バネ定数)を変更することができる。
このため、エンジン回転数NEに対する燃料噴射量の特
性を容易に適宜調整することができる。
【0043】尚、本発明は上記実施例に限定されず、例
えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施例では、テンションレバー30の図の左
側にサブストッパ48a及びサブスプリング49を設
け、テンションレバー30の図の反時計方向への回動に
より圧縮を受け、当該圧縮に対抗するべく、図の右方へ
の弾性力を発揮する構成とした。これに対し、図6に示
すように、テンションレバー30の図の右側にリブ5
0、サブストッパ50a、アジャストボルト51及びサ
ブスプリング52を設け、テンションレバー30の図の
反時計方向への回動により伸長を受け、当該伸長に対抗
するべく、図の右方への弾性圧縮力を発揮する構成とし
てもよい。
【0044】(2)前記実施例では、別途サブストッパ
48aを設けることにより、サブスプリング49を配設
するようにしたが、サブストッパ48a、アジャストボ
ルト48等を省略するようにしてもよい。また、ストッ
パ36とレンションレバー30との間にサブスプリング
49を設けるようにしてもよい。
【0045】(3)前記実施例では、弾性体としてコイ
ル状のスプリングを採用したが、所定の弾性力を発揮す
るものであれば、板ばね、つる巻きばね等の各種ばねの
外、スポンジ、ゴム、エアクッション等その他の弾性体
を採用してもよい。
【0046】特許請求の範囲の請求項に記載されないも
のであって、上記実施例から把握できる技術的思想につ
いて以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃料噴射
ポンプにおいて、前記固定部材及びテンションレバーの
少なくとも一方には、前記弾性体の弾性力を調整可能な
弾性力調整手段(実施例ではアジャストボルト48)を
設けたことを特徴とする。このような構成とすることに
より、回転数に対する燃料噴射量の特性を容易に適宜調
整することができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプにおいて、ハウジ
ングに固定された固定部材と、テンションレバーとを連
結し、、少なくともガバナの作動方向にテンションレバ
ーを回動せしめるような弾性力を有しうる弾性体を設け
るようにした。従って、装置の複雑化を招くことなく、
高回転数領域での燃料噴射量の連続的、かつ、滑らかな
低減を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料噴射ポンプの内部構成を概略的に示す部分
断面図である。
【図2】一実施例における分配型燃料噴射ポンプの断面
図である。
【図3】中回転領域におけるポンプの内部構成の概略部
分断面図である。
【図4】高回転領域におけるポンプの内部構成の概略部
分断面図である。
【図5】全負荷時におけるエンジン回転数−燃料噴射量
の特性を示すグラフである。
【図6】別例における燃料噴射ポンプ内部構成の概略部
分断面図である。
【図7】従来技術における分配型燃料噴射ポンプの部分
断面図である。
【図8】従来技術における全負荷時でのエンジン回転数
−燃料噴射量の特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1…分配型燃料噴射ポンプ、2…ポンプハウジング、1
4…内圧室としての燃焼室、24…噴射量調整部材とし
てのスピルリング、30…テンションレバー、31…コ
ントロールレバー、32…操作部材としてのアジャステ
ィングレバー、33…連結部材としてのコントロールス
プリング、37…付勢手段を構成するアイドルスプリン
グ、38…付勢手段を構成するコントロールスプリン
グ、39…ガバナを構成するガバナシャフト、41…ガ
バナを構成するガバナケース、43…ガバナを構成する
ガバナスリーブ、44…ガバナを構成するフライウエイ
ト、47,50…固定部材としてのリブ、49,52…
弾性体としてのサブスプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともディーゼルエンジンへ噴射さ
    れる燃料を貯留する内圧室を形成するためのハウジング
    と、 前記ハウジング内に配設され、操作部材に対し連結部材
    を介して連結されるとともに、前記操作部材に連動して
    回動するテンションレバーと、 前記ハウジング内に回動可能に支持され、一端には噴射
    量調整部材が接続されてなるとともに、前記テンション
    レバーに対して付勢手段を介して連結されてなるコント
    ロールレバーと、 前記ディーゼルエンジンの回転の増大に伴い、前記操作
    部材の作動に伴う前記テンションレバーの回動とは逆方
    向に前記コントロールレバーを回動せしめるためのガバ
    ナとを備え、前記操作部材の作動による前記テンション
    レバーの回動に伴う前記コントロールレバーの回動と、
    前記ガバナの作動による前記コントロールレバーの回動
    とによって、前記噴射量調整部材を移動させることによ
    り前記ディーゼルエンジンへの燃料噴射量を調整可能な
    燃料噴射ポンプにおいて、 前記ハウジングに固定された固定部材と、 前記固定部材と前記テンションレバーとを連結するとと
    もに、少なくとも前記ガバナの作動方向に前記テンショ
    ンレバーを回動せしめるような弾性力を有しうる弾性体
    とを設けたことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料
    噴射ポンプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112576379A (zh) * 2020-12-28 2021-03-30 常州市合达油泵有限公司 一种柴油发动机油泵调速器

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CN112576379A (zh) * 2020-12-28 2021-03-30 常州市合达油泵有限公司 一种柴油发动机油泵调速器

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