JPH08200394A - 油通過と冷却を両立させた摩擦板 - Google Patents
油通過と冷却を両立させた摩擦板Info
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- JPH08200394A JPH08200394A JP2331395A JP2331395A JPH08200394A JP H08200394 A JPH08200394 A JP H08200394A JP 2331395 A JP2331395 A JP 2331395A JP 2331395 A JP2331395 A JP 2331395A JP H08200394 A JPH08200394 A JP H08200394A
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- grooves
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 title abstract description 11
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 title abstract description 7
- 239000002783 friction material Substances 0.000 claims abstract description 61
- 230000013011 mating Effects 0.000 abstract description 30
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩擦板及びメイティングプレートの冷却と周
辺機器の潤滑を同時に満足させることができる溝形状を
具えた摩擦板を提供すること。 【構成】 摩擦板10は、コアプレート12と、その表
裏に固着された摩擦材14を有してなる。摩擦材14の
表面には、放射状溝16と連通溝20,22,24,2
6が形成されている。放射状溝16は、摩擦材14の内
縁から外縁に貫通するとともに、傾斜している。この放
射状溝16によって、摩擦材セグメント15が区画形成
される。連通溝20,22,24,26は、それぞれの
摩擦材セグメント15において、隣合う放射状溝16,
16を繋いでいる。1つの摩擦材セグメント15におけ
る連通溝20,22は、隣合う摩擦材セグメント15に
おける連通溝24,26と、放射状溝16の両側で径方
向に互いにずれている。
辺機器の潤滑を同時に満足させることができる溝形状を
具えた摩擦板を提供すること。 【構成】 摩擦板10は、コアプレート12と、その表
裏に固着された摩擦材14を有してなる。摩擦材14の
表面には、放射状溝16と連通溝20,22,24,2
6が形成されている。放射状溝16は、摩擦材14の内
縁から外縁に貫通するとともに、傾斜している。この放
射状溝16によって、摩擦材セグメント15が区画形成
される。連通溝20,22,24,26は、それぞれの
摩擦材セグメント15において、隣合う放射状溝16,
16を繋いでいる。1つの摩擦材セグメント15におけ
る連通溝20,22は、隣合う摩擦材セグメント15に
おける連通溝24,26と、放射状溝16の両側で径方
向に互いにずれている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートマティックトラ
ンスミッション等に使用される、メイティングプレート
と摩擦板とが交互に配設された摩擦係合装置に使用され
る摩擦板に関する。より詳細には、本発明は、メイティ
ングプレートが常時回転するタイプの摩擦係合装置に好
適な摩擦板に関する。
ンスミッション等に使用される、メイティングプレート
と摩擦板とが交互に配設された摩擦係合装置に使用され
る摩擦板に関する。より詳細には、本発明は、メイティ
ングプレートが常時回転するタイプの摩擦係合装置に好
適な摩擦板に関する。
【0002】
【従来の技術】オートマティックトランスミッションに
使用される摩擦係合装置は、交互に配設された摩擦板と
メイティングプレートを有してなる。ピストンを油圧作
動させると、摩擦板とメイティングプレートとが係合し
てトルクの伝達が行われる。摩擦係合装置は、油中で使
用されることが多く、そのため、オートマティックトラ
ンスミッションのハウジング内には、油が入れられてい
る。
使用される摩擦係合装置は、交互に配設された摩擦板と
メイティングプレートを有してなる。ピストンを油圧作
動させると、摩擦板とメイティングプレートとが係合し
てトルクの伝達が行われる。摩擦係合装置は、油中で使
用されることが多く、そのため、オートマティックトラ
ンスミッションのハウジング内には、油が入れられてい
る。
【0003】摩擦係合装置に使用される油は、摩擦板及
びメイティングプレートを冷却し、周辺機器を潤滑する
目的のものである。この油を循環させるために、摩擦板
には、通常、溝が形成されている。この溝の形状が、冷
却及び潤滑に大きく影響を及ぼす。
びメイティングプレートを冷却し、周辺機器を潤滑する
目的のものである。この油を循環させるために、摩擦板
には、通常、溝が形成されている。この溝の形状が、冷
却及び潤滑に大きく影響を及ぼす。
【0004】摩擦板及びメイティングプレートを冷却を
促進するには、摩擦板表面の摩擦材を細分化する溝が好
ましく、そのため格子状の溝が採用されることがある。
一方、周辺機器の潤滑を促進するには、摩擦板表面を多
くの油が流れるような形状の溝が好ましい。この場合、
放射状の溝が採用されることが多い。
促進するには、摩擦板表面の摩擦材を細分化する溝が好
ましく、そのため格子状の溝が採用されることがある。
一方、周辺機器の潤滑を促進するには、摩擦板表面を多
くの油が流れるような形状の溝が好ましい。この場合、
放射状の溝が採用されることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、冷却効果を
向上させるために摩擦材を細かく細分化すると、油の流
れが抑制されて、周辺機器の潤滑が不充分になる。反対
に、周辺機器の潤滑効果を向上させるために摩擦材表面
に放射状の溝を設けると、油の通過が速くなり、摩擦板
及びメイティングプレートの冷却効果が薄れる。このよ
うに、摩擦板において、油通過の促進と冷却の促進は、
一般的に、矛盾する関係にある。そこで、本発明の目的
は、摩擦板及びメイティングプレートの冷却と周辺機器
の潤滑を同時に満足させることができる溝形状を具えた
摩擦板を提供することである。
向上させるために摩擦材を細かく細分化すると、油の流
れが抑制されて、周辺機器の潤滑が不充分になる。反対
に、周辺機器の潤滑効果を向上させるために摩擦材表面
に放射状の溝を設けると、油の通過が速くなり、摩擦板
及びメイティングプレートの冷却効果が薄れる。このよ
うに、摩擦板において、油通過の促進と冷却の促進は、
一般的に、矛盾する関係にある。そこで、本発明の目的
は、摩擦板及びメイティングプレートの冷却と周辺機器
の潤滑を同時に満足させることができる溝形状を具えた
摩擦板を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、コア
プレートに摩擦材が固着され表面に溝が形成された摩擦
板において、前記溝が、前記摩擦材の内縁から外縁に向
って傾斜した複数の放射状溝と、隣合う前記放射状溝同
士を繋ぐ連通溝からなり、前記放射状溝で区画される1
つの摩擦材セグメントにおける連通溝が、隣合う摩擦材
セグメントにおける連通溝と、前記放射状溝の両側で互
いにずれていることを特徴とする摩擦板により前記課題
を解決した。
プレートに摩擦材が固着され表面に溝が形成された摩擦
板において、前記溝が、前記摩擦材の内縁から外縁に向
って傾斜した複数の放射状溝と、隣合う前記放射状溝同
士を繋ぐ連通溝からなり、前記放射状溝で区画される1
つの摩擦材セグメントにおける連通溝が、隣合う摩擦材
セグメントにおける連通溝と、前記放射状溝の両側で互
いにずれていることを特徴とする摩擦板により前記課題
を解決した。
【0007】本発明は、第2に、コアプレートに摩擦材
が固着され表面に溝が形成された摩擦板において、前記
溝が、前記摩擦材の内縁から外縁に向って傾斜した複数
の放射状溝と、前記摩擦板の外縁に略々内接する多角形
を形成するような複数の接線方向溝からなることを特徴
とする摩擦板により前記課題を解決した。
が固着され表面に溝が形成された摩擦板において、前記
溝が、前記摩擦材の内縁から外縁に向って傾斜した複数
の放射状溝と、前記摩擦板の外縁に略々内接する多角形
を形成するような複数の接線方向溝からなることを特徴
とする摩擦板により前記課題を解決した。
【0008】
【作用】本発明は、メイティングプレートが常時回転す
るタイプの摩擦係合装置に好適である。このような摩擦
係合装置を例にして、本発明の作用を説明する。
るタイプの摩擦係合装置に好適である。このような摩擦
係合装置を例にして、本発明の作用を説明する。
【0009】まず、第1の発明による摩擦板について、
その作用を説明する。メイティングプレートが回転して
いるので、摩擦板の油には、メイティングプレートか
ら、粘性(摩擦力)に基づく力が与えられる。この力
は、遠心力と接線方向の力の合力であるが、摩擦板は回
転していないので、接線方向の力の方が大きい。前記合
力は、油を放射状溝及び連通溝に沿って流そうする。ま
た、連通溝の出口の油は、放射状溝に沿って流れ、次い
で、隣合う摩擦材セグメントの連通溝に沿って流れる。
すなわち、メイティングプレートが回転していることに
より、まず、摩擦材内縁の油が放射状溝に沿って流れ
る。放射状溝に沿う油は連通溝との分岐点で、主として
連通溝に沿って流れようとする。上述のとおり、油には
接線方向の力が強く作用するからである。連通溝を沿っ
て流れる油が放射状溝との交点に達すると、今度は、放
射状溝に沿って外縁方向に流れる。油は、さらに、連通
溝との分岐点に達すると、主としてその連通溝に沿って
接線方向に流れる。このように、油が放射状溝と連通溝
に沿って流れることにより、油は摩擦板の外縁に導き出
される。このようにして、油は摩擦材表面を斜めに横断
して流れることになる。
その作用を説明する。メイティングプレートが回転して
いるので、摩擦板の油には、メイティングプレートか
ら、粘性(摩擦力)に基づく力が与えられる。この力
は、遠心力と接線方向の力の合力であるが、摩擦板は回
転していないので、接線方向の力の方が大きい。前記合
力は、油を放射状溝及び連通溝に沿って流そうする。ま
た、連通溝の出口の油は、放射状溝に沿って流れ、次い
で、隣合う摩擦材セグメントの連通溝に沿って流れる。
すなわち、メイティングプレートが回転していることに
より、まず、摩擦材内縁の油が放射状溝に沿って流れ
る。放射状溝に沿う油は連通溝との分岐点で、主として
連通溝に沿って流れようとする。上述のとおり、油には
接線方向の力が強く作用するからである。連通溝を沿っ
て流れる油が放射状溝との交点に達すると、今度は、放
射状溝に沿って外縁方向に流れる。油は、さらに、連通
溝との分岐点に達すると、主としてその連通溝に沿って
接線方向に流れる。このように、油が放射状溝と連通溝
に沿って流れることにより、油は摩擦板の外縁に導き出
される。このようにして、油は摩擦材表面を斜めに横断
して流れることになる。
【0010】次に、第2の発明による摩擦板について、
その作用を説明する。メイティングプレートが回転して
いるので、摩擦板の油には、メイティングプレートか
ら、粘性(摩擦力)に基づく力が与えられる。この力
は、遠心力と接線方向の力の合力であるが、摩擦板は回
転していないので、接線方向の力の方が大きい。前記合
力によって、油は、まず、傾斜する放射状溝に沿って外
縁方向に流れ、接線方向溝に沿ってメイティングプレー
トの回転方向にも流れる。すなわち、メイティングプレ
ートが回転していることにより、まず、摩擦材内縁の油
が放射状溝に沿って摩擦材表面に流入する。放射状溝に
沿って流れる油は、接線方向溝との交点において、大部
分が接線方向溝に沿って流れ、一部分が放射状溝に沿っ
て外縁方向流れ出す。このように、油は摩擦材表面に細
かく形成された溝に沿って流れるにも拘らず、メイティ
ングプレートの回転によって摩擦材の外縁に導き出され
る。
その作用を説明する。メイティングプレートが回転して
いるので、摩擦板の油には、メイティングプレートか
ら、粘性(摩擦力)に基づく力が与えられる。この力
は、遠心力と接線方向の力の合力であるが、摩擦板は回
転していないので、接線方向の力の方が大きい。前記合
力によって、油は、まず、傾斜する放射状溝に沿って外
縁方向に流れ、接線方向溝に沿ってメイティングプレー
トの回転方向にも流れる。すなわち、メイティングプレ
ートが回転していることにより、まず、摩擦材内縁の油
が放射状溝に沿って摩擦材表面に流入する。放射状溝に
沿って流れる油は、接線方向溝との交点において、大部
分が接線方向溝に沿って流れ、一部分が放射状溝に沿っ
て外縁方向流れ出す。このように、油は摩擦材表面に細
かく形成された溝に沿って流れるにも拘らず、メイティ
ングプレートの回転によって摩擦材の外縁に導き出され
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明による摩擦板の第1実施例を示し、
図3は本発明による摩擦板の第2実施例を示している。
する。図1は本発明による摩擦板の第1実施例を示し、
図3は本発明による摩擦板の第2実施例を示している。
【0012】図1の摩擦板10は、コアプレート12
と、その表裏に固着された摩擦材14を有してなる。摩
擦板10は、メイティングプレートとともに交互に複数
配設されている。摩擦材14の表面には、放射状溝16
と連通溝20,22,24,26が形成されている。な
お、放射状溝16及び連通溝20,22,24,26
は、プレス成形により形成されるが、コアプレート12
上にセグメント化された摩擦材を貼着することにより形
成される場合もある。
と、その表裏に固着された摩擦材14を有してなる。摩
擦板10は、メイティングプレートとともに交互に複数
配設されている。摩擦材14の表面には、放射状溝16
と連通溝20,22,24,26が形成されている。な
お、放射状溝16及び連通溝20,22,24,26
は、プレス成形により形成されるが、コアプレート12
上にセグメント化された摩擦材を貼着することにより形
成される場合もある。
【0013】放射状溝16は、摩擦材14の内縁から外
縁に貫通している。この放射状溝16によって、摩擦材
14が分割されて複数の摩擦材セグメント15が区画形
成される。放射状溝16は摩擦材10の表裏とも同じ方
向に傾斜している。そのため、摩擦板10を、例えば、
ハブのスプラインに嵌合したとき、放射状溝16は、時
計回り・反時計回りのいずれかの方向に傾斜することに
なる。なお、本実施例の摩擦板10における放射状溝1
6の断面形状は円弧状であるが、このような断面形状に
限定されるものではない。
縁に貫通している。この放射状溝16によって、摩擦材
14が分割されて複数の摩擦材セグメント15が区画形
成される。放射状溝16は摩擦材10の表裏とも同じ方
向に傾斜している。そのため、摩擦板10を、例えば、
ハブのスプラインに嵌合したとき、放射状溝16は、時
計回り・反時計回りのいずれかの方向に傾斜することに
なる。なお、本実施例の摩擦板10における放射状溝1
6の断面形状は円弧状であるが、このような断面形状に
限定されるものではない。
【0014】連通溝20,22,24,26は、それぞ
れの摩擦材セグメント15に形成されている。連通溝2
0,22,24,26は、本実施例の場合、隣合う放射
状溝16,16を繋ぐ接線方向溝であるが、摩擦板10
と同心の円周方向溝であってもよい。連通溝20,2
2,24,26は、それぞれの摩擦材セグメント15に
おいて2つずつ形成されている。しかし、連通溝の数
は、それぞれの摩擦材セグメント15において1又は3
以上であってもよく、隣合う摩擦材セグメント15と異
なる数であってもよい。連通溝で重要なことは、1つの
摩擦材セグメント15における連通溝20,22が、隣
合う摩擦材セグメント15における連通溝24,26
と、放射状溝16の両側で径方向に互いにずれているこ
とである。
れの摩擦材セグメント15に形成されている。連通溝2
0,22,24,26は、本実施例の場合、隣合う放射
状溝16,16を繋ぐ接線方向溝であるが、摩擦板10
と同心の円周方向溝であってもよい。連通溝20,2
2,24,26は、それぞれの摩擦材セグメント15に
おいて2つずつ形成されている。しかし、連通溝の数
は、それぞれの摩擦材セグメント15において1又は3
以上であってもよく、隣合う摩擦材セグメント15と異
なる数であってもよい。連通溝で重要なことは、1つの
摩擦材セグメント15における連通溝20,22が、隣
合う摩擦材セグメント15における連通溝24,26
と、放射状溝16の両側で径方向に互いにずれているこ
とである。
【0015】次に、摩擦板10の機能を説明する。本実
施例の摩擦板10は、摩擦板10の相手側となるメイテ
ィングプレートが常時回転するタイプの摩擦係合装置に
好適である。この摩擦板10は、放射状溝16がメイテ
ィングプレートの回転方向(時計回り)と同じ方向に傾
斜するように取付けられる。図1の矢印はメイティング
プレートの回転方向を示している。
施例の摩擦板10は、摩擦板10の相手側となるメイテ
ィングプレートが常時回転するタイプの摩擦係合装置に
好適である。この摩擦板10は、放射状溝16がメイテ
ィングプレートの回転方向(時計回り)と同じ方向に傾
斜するように取付けられる。図1の矢印はメイティング
プレートの回転方向を示している。
【0016】メイティングプレートが回転すると、摩擦
板10とメイティングプレートの間に介在する油には、
メイティングプレートから、粘性(摩擦力)に基づく力
が与えられる。この力は、遠心力と接線方向の力の合力
であるが、摩擦板10は回転していないので、接線方向
の力の方が大きい。摩擦材14の内縁付近の油は、放射
状溝16の内縁開口から放射状溝16に沿って摩擦材1
2の表面に流入する。また、放射状溝16内の油は傾斜
に沿って、外縁に向って流れようとし、連通溝20,2
2,24,26内の油は接線方向に流れようとする。
板10とメイティングプレートの間に介在する油には、
メイティングプレートから、粘性(摩擦力)に基づく力
が与えられる。この力は、遠心力と接線方向の力の合力
であるが、摩擦板10は回転していないので、接線方向
の力の方が大きい。摩擦材14の内縁付近の油は、放射
状溝16の内縁開口から放射状溝16に沿って摩擦材1
2の表面に流入する。また、放射状溝16内の油は傾斜
に沿って、外縁に向って流れようとし、連通溝20,2
2,24,26内の油は接線方向に流れようとする。
【0017】図2は、1つの放射状溝16の内縁開口か
ら摩擦材の表面に流れ込んだ油が、どのようなルートで
摩擦板10の外縁に達するかを示している。同図から明
らかなように、放射状溝16aに沿う油は連通溝20へ
の分岐点で、主として連通溝20に沿って流れようとす
る。油の一部はそのまま放射状溝16aを外縁方向に流
れる。連通溝20に沿って流れる油は、放射状溝16b
に達すると、その放射状溝16bに沿って流れ、連通溝
24への分岐点で、主として連通溝24に沿って流れよ
うとする。油の一部はそのまま放射状溝16bを外縁方
向に流れる。同様に、放射状溝16aと連通溝22の
間、放射状溝16bと連通溝26の間、放射状溝16c
と連通溝22’の間、及び、放射状溝16dと連通溝2
6’の間でも油は同じように流れる。
ら摩擦材の表面に流れ込んだ油が、どのようなルートで
摩擦板10の外縁に達するかを示している。同図から明
らかなように、放射状溝16aに沿う油は連通溝20へ
の分岐点で、主として連通溝20に沿って流れようとす
る。油の一部はそのまま放射状溝16aを外縁方向に流
れる。連通溝20に沿って流れる油は、放射状溝16b
に達すると、その放射状溝16bに沿って流れ、連通溝
24への分岐点で、主として連通溝24に沿って流れよ
うとする。油の一部はそのまま放射状溝16bを外縁方
向に流れる。同様に、放射状溝16aと連通溝22の
間、放射状溝16bと連通溝26の間、放射状溝16c
と連通溝22’の間、及び、放射状溝16dと連通溝2
6’の間でも油は同じように流れる。
【0018】以上のように、連通溝20,22,24,
26に沿う油の流れがメイティングプレートの回転によ
って促され、メイティングプレートの回転が油を摩擦板
10の外縁に導き出す。このように、油は摩擦材12を
斜めに横断するので、摩擦材表面の冷却を行いつつ、速
やかに摩擦板10の外縁に導き出される。
26に沿う油の流れがメイティングプレートの回転によ
って促され、メイティングプレートの回転が油を摩擦板
10の外縁に導き出す。このように、油は摩擦材12を
斜めに横断するので、摩擦材表面の冷却を行いつつ、速
やかに摩擦板10の外縁に導き出される。
【0019】次に、図3の摩擦板30は、コアプレート
32と、その表裏に固着された摩擦材34を有してな
る。摩擦板30は、メイティングプレートとともに交互
に複数配設されている。摩擦材34の表面には、放射状
溝36と接線方向溝38が形成されている。
32と、その表裏に固着された摩擦材34を有してな
る。摩擦板30は、メイティングプレートとともに交互
に複数配設されている。摩擦材34の表面には、放射状
溝36と接線方向溝38が形成されている。
【0020】放射状溝36は、摩擦材14の内縁から外
縁に貫通している。その断面形状は円弧状であるが、こ
のような断面形状に限定されるものではない。
縁に貫通している。その断面形状は円弧状であるが、こ
のような断面形状に限定されるものではない。
【0021】接線方向溝38は、その両端が摩擦材34
の外縁近傍で、放射状溝36端部に開口する溝である。
なお、本実施例の接線方向溝38は、放射状溝36端部
に開口しているが、このような構成でなく、接線方向溝
38単独で摩擦板の外縁に開口を有していてもよい。ま
た、接線方向溝38は、互いに交わることなく、摩擦材
34の外縁で隣合う接線方向溝38の端部同士が放射状
溝36端部に開口している。なお、図3の摩擦板30で
は、9本の接線方向溝38で摩擦板30の外縁に内接す
る正9角形を形成している。このように、接線方向溝3
8は、摩擦板30の外縁に略々内接する正多角形を形成
するように配置される。
の外縁近傍で、放射状溝36端部に開口する溝である。
なお、本実施例の接線方向溝38は、放射状溝36端部
に開口しているが、このような構成でなく、接線方向溝
38単独で摩擦板の外縁に開口を有していてもよい。ま
た、接線方向溝38は、互いに交わることなく、摩擦材
34の外縁で隣合う接線方向溝38の端部同士が放射状
溝36端部に開口している。なお、図3の摩擦板30で
は、9本の接線方向溝38で摩擦板30の外縁に内接す
る正9角形を形成している。このように、接線方向溝3
8は、摩擦板30の外縁に略々内接する正多角形を形成
するように配置される。
【0022】メイティングプレートが回転すると、摩擦
材34の内縁から放射状溝36に沿って、油が摩擦材表
面に流れ込む。接線方向溝38に達した油は、そこから
放射状溝36と接線方向溝38の両方に沿って摩擦材3
4の外縁に向って流れる。なお、接線方向溝38の断面
形状は、放射状溝36と同じように断面が円弧状である
が、これに限定されるものではない。
材34の内縁から放射状溝36に沿って、油が摩擦材表
面に流れ込む。接線方向溝38に達した油は、そこから
放射状溝36と接線方向溝38の両方に沿って摩擦材3
4の外縁に向って流れる。なお、接線方向溝38の断面
形状は、放射状溝36と同じように断面が円弧状である
が、これに限定されるものではない。
【0023】図4は、単なる傾斜溝を有する摩擦板(従
来品)を100とした場合に、格子状の溝を有する摩擦
板(従来品)、及び本発明による摩擦板における油の流
量比をグラフにしたものである。この流量測定結果か
ら、第1の発明による摩擦板10は、単なる傾斜溝を有
する摩擦板ほど油通過量はないが、他の従来品に比べて
油通過量が多くなっている。また、第2の発明による摩
擦板30は、単なる傾斜溝を有する摩擦板と同程度の油
通過量を有する。しかし、本発明の摩擦板10,30
は、摩擦材表面に連通溝又は接線方向溝を有するので、
油通過量が従来品と同程度であることに加えて、摩擦材
の冷却にも効果がある。
来品)を100とした場合に、格子状の溝を有する摩擦
板(従来品)、及び本発明による摩擦板における油の流
量比をグラフにしたものである。この流量測定結果か
ら、第1の発明による摩擦板10は、単なる傾斜溝を有
する摩擦板ほど油通過量はないが、他の従来品に比べて
油通過量が多くなっている。また、第2の発明による摩
擦板30は、単なる傾斜溝を有する摩擦板と同程度の油
通過量を有する。しかし、本発明の摩擦板10,30
は、摩擦材表面に連通溝又は接線方向溝を有するので、
油通過量が従来品と同程度であることに加えて、摩擦材
の冷却にも効果がある。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明では、摩擦板に対してメ
イティングプレートが回転するときに油に生じる力を利
用することにより、放射状溝及び連通溝に沿って油を流
すようにしたので、摩擦材の内縁から外縁に向って油を
大量に流すことができるとともに、摩擦材表面を効果的
に冷却することができる。
イティングプレートが回転するときに油に生じる力を利
用することにより、放射状溝及び連通溝に沿って油を流
すようにしたので、摩擦材の内縁から外縁に向って油を
大量に流すことができるとともに、摩擦材表面を効果的
に冷却することができる。
【0025】そして、請求項2の発明では、摩擦板に対
してメイティングプレートが回転するときに油に生じる
力を利用することにより、放射状溝及び接線方向溝に沿
って油を流すようにしたので、摩擦材の内縁から外縁に
向って油を大量に流すことができるとともに、摩擦材表
面を効果的に冷却することができる。
してメイティングプレートが回転するときに油に生じる
力を利用することにより、放射状溝及び接線方向溝に沿
って油を流すようにしたので、摩擦材の内縁から外縁に
向って油を大量に流すことができるとともに、摩擦材表
面を効果的に冷却することができる。
【図1】 本発明による摩擦板の第1実施例を示す平面
図。
図。
【図2】 図1の摩擦板における油の流れを示す拡大平
面図。
面図。
【図3】 本発明による摩擦板の第2実施例を示す平面
図。
図。
【図4】 本発明の摩擦板と従来品における油通過量を
比較したグラフ。
比較したグラフ。
10,30 摩擦板 12,32 コアプレート 14,34 摩擦材 16,36 放射状溝 20,22,24,26 連通溝 38 接線方向溝
Claims (2)
- 【請求項1】 コアプレートに摩擦材が固着され表面に
溝が形成された摩擦板において、前記溝が、前記摩擦材
の内縁から外縁に向って傾斜した複数の放射状溝と、隣
合う前記放射状溝同士を繋ぐ連通溝からなり、 前記放射状溝で区画される1つの摩擦材セグメントにお
ける連通溝が、隣合う摩擦材セグメントにおける連通溝
と、前記放射状溝の両側で互いにずれていることを特徴
とする、摩擦板。 - 【請求項2】 コアプレートに摩擦材が固着され表面に
溝が形成された摩擦板において、前記溝が、前記摩擦材
の内縁から外縁に向って傾斜した複数の放射状溝と、前
記摩擦板の外縁に略々内接する多角形を形成するような
複数の接線方向溝からなることを特徴とする、摩擦板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2331395A JPH08200394A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 油通過と冷却を両立させた摩擦板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2331395A JPH08200394A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 油通過と冷却を両立させた摩擦板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08200394A true JPH08200394A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12107110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2331395A Pending JPH08200394A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 油通過と冷却を両立させた摩擦板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08200394A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106351992A (zh) * | 2016-11-23 | 2017-01-25 | 无锡林泰克斯汽车部件有限公司 | 对偶片及其制造方法 |
| CN106415041A (zh) * | 2014-05-22 | 2017-02-15 | 加特可株式会社 | 离合器的冷却构造 |
| CN107076301A (zh) * | 2014-10-17 | 2017-08-18 | 洋马株式会社 | 转向操作机构 |
| CN108474421A (zh) * | 2016-02-02 | 2018-08-31 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 摩擦部件 |
| JP2022052348A (ja) * | 2020-09-23 | 2022-04-04 | 株式会社ジェイテクト | 湿式摩擦ディスク |
| CN116075650A (zh) * | 2020-08-11 | 2023-05-05 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 用于摩擦工作装置的摩擦部件 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP2331395A patent/JPH08200394A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US12523263B2 (en) | 2020-08-11 | 2026-01-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Friction part for a frictionally working device |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041122 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050412 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |