JPH08200915A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH08200915A
JPH08200915A JP1267195A JP1267195A JPH08200915A JP H08200915 A JPH08200915 A JP H08200915A JP 1267195 A JP1267195 A JP 1267195A JP 1267195 A JP1267195 A JP 1267195A JP H08200915 A JPH08200915 A JP H08200915A
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refrigerant
cooling
cooled
pipe
heat
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JP1267195A
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Koji Yoshida
興二 吉田
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Ikegami Mold Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液化冷媒の気化熱によって被冷却部材の熱を奪
い、効率的に冷却することができる冷却装置を提供する
ことにある。 【構成】冷媒タンク29と、加熱されたコア本体7に設
けられ前記冷媒タンク29から供給された液化冷媒を気
化させ、その気化熱によってコア本体7を冷却する冷却
ユニット10a,10bと、この冷却ユニット10a,
10bによって気化された気化冷媒を冷却し液化させて
前記冷媒タンク29に還流させる熱交換器31とから冷
却装置を構成したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、成形用金
型、ダイカスト用金型、鋳造用金型等の金型や各種産業
機器の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形品を成形する成形用金
型を例として説明すると、金型本体は固定金型と可動金
型とからなり、この金型本体にはキャビティが設けられ
ている。このキャビティには射出成形機のノズルから射
出された高温度の加熱溶融樹脂が固定金型に設けられた
スプルーおよびランナーを介して注入される。
【0003】したがって、スプルーおよびランナーの周
囲は溶融樹脂が固化しないように加熱する必要があり、
逆にキャビティの周囲は溶融樹脂の固化を促進させるた
めに冷却する必要がある。金型本体の冷却にはキャビテ
ィの周囲の金型本体に冷却水路を設け、この冷却水路に
冷却水を流通させ、冷却水によって熱を奪い、金型本体
の冷却とともにキャビティ内に注入された溶融樹脂を冷
却している。
【0004】また、前記冷却水路に流通する冷却水の冷
却手段とヒートパイプによる冷却手段とを併用し、局部
を他の部分より迅速に冷却する必要がある場合には、そ
の局部にヒートパイプの吸熱部を位置し、放熱部を冷却
水によって冷却するようにしたものも知られている。さ
らに、冷媒を用い、冷媒の気化熱によって熱を奪う方法
もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た冷却手段のうち、金型本体に冷却水路を設け、この冷
却水路に冷却水を流通させる方法は、最も一般的である
が、冷却効率が悪く、多量の冷却水を流通しないと十分
に冷却できない。したがって、キャビティ内に注入され
た溶融樹脂を固化させて成形品を取り出すまでの成形サ
イクルタイムが長く、生産性に劣る。また、金型本体に
対して多数の冷却水路を設けるための孔加工が困難で、
金型のコストアップの原因となっている。
【0006】また、ヒートパイプによる冷却手段は、コ
スト的に見て局部の冷却に限られ、金型本体を全体的に
冷却することはできず、大型成形品を成形する金型には
不向きである。さらに、冷媒を用いる方法は、冷却効率
がよいが、適量の冷媒を温度に比例して供給しないと過
冷却の虞もあり、温度コントロールが困難である。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、液化冷媒の気化熱を
利用して効率的に冷却することができる冷却装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、被冷却部材と、この被冷
却部材の外部に設けられた冷媒供給源と、同じく被冷却
部材の外部に設けられた圧力コントロール機能を有する
減圧装置と、加熱された前記被冷却部材に設けられ前記
冷媒供給源から供給された液化冷媒を前記減圧装置によ
って気化させ、その気化熱によって被冷却部材を冷却す
る冷却部と、この冷却部によって気化された気化冷媒を
冷却し液化させて前記冷媒供給源に還流させる熱交換器
とを具備したことを特徴とする。
【0009】前記冷媒供給源は、減圧装置によって減圧
された冷媒タンクであることを特徴とする。前記被冷却
部材は、成形用金型であり、加熱溶融樹脂が充填される
キャビティの近傍に冷却部を備えていることを特徴す
る。
【0010】前記冷却部は、被冷却部材に設けられた冷
却穴にセットされ、液化冷媒を毛細管現象によって浸透
させるウイックであることを特徴とする。また、前記冷
却部は、被冷却部材に複数設けられ、直列または並列に
接続された冷媒流通路によって連通していることを特徴
とする。
【0011】すなわち、この発明の冷却装置は、冷媒供
給源としての冷媒タンクの圧力の調整により、冷媒によ
る固有の温度と蒸気圧の関係を利用することを特徴とす
るものであって、ここで水の気体と液体とが平衡する関
係を表にすると次の通りである。
【0012】 蒸気圧 温度(℃) 0.006 0 0.012 10 0.023 20 0.042 30 0.077 40 0.122 50 0.197 60 0.308 70 0.468 80 0.692 90 1.000 100 冷却回路内を0.122 ゲージ圧に保った時、冷却回路内部
の温度が50℃の時に水の蒸気部分と液体部分とが平衡と
なる。同一圧力条件で冷却回路内の温度が60℃になった
時は蒸気圧は0.197 ゲージ圧で平衡になり、圧力差0.07
5 あるため、冷却回路内部の液体は蒸気となる力が生れ
る。液層が蒸気となったときに気化熱として金型本体よ
り、水が熱を奪う。圧力差が下方に大きければ大きいほ
ど液体が蒸気となろうとする力が大きい。
【0013】また、気圧を一定にすることにより、設定
圧力と液層と蒸気層の平衡が保たれるために、設定圧力
の蒸気と液層とが平衡となり、それ以上の蒸気発生は行
われない。よって、蒸気も発生しないため、気化熱を奪
われない。そのために、設定温度以上に温度は下がるこ
とはない。
【0014】言い換えると、熱の移動は温度差が大きい
方から小さい方に流れる。しかし、このことは、圧力が
大気圧で一定の時に言われるが、温度が一定でも圧力が
変化すると、熱は圧力の高い方から低い方に流れる。圧
力を一定にすることで金型の保持温度を保ち、圧力の調
整により金型の温度も調整することができる。
【0015】また、冷媒が水でなくても、他の物質で常
温で液体の時はこの原理を利用でき、エチールアルコー
ルとベンゼンの例を挙げると、次の通りである。 (エチールアルコール) (ベンゼン) 蒸気圧 温度(℃) 蒸気圧 温度(℃) 0.017 0 0.035 0 0.058 20 0.098 20 0.176 40 0.238 40 0.461 60 0.813 60 1.068 80 0.992 80 2.226 100 1.768 100
【0016】
【作用】冷媒供給源から供給された液化冷媒が減圧装置
によって減圧され、加熱された被冷却部材に設けられた
冷却部に供給されると、被冷却部材の熱によって気化さ
れ、その気化熱によって被冷却部材を冷却する。冷却部
によって気化された気化冷媒は被冷却部材から流出して
熱交換器に導かれ、ここで気化冷媒が冷却され、再び液
化されるとともに、その液化冷媒は冷媒供給源に戻され
る。
【0017】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1および図2は第1の実施例を示し、図1
は成形用金型の冷却装置を示す。1は金型本体で、これ
は固定金型2と可動金型3とから構成されている。固定
金型2と可動金型3との間には加熱溶融樹脂が注入され
るキャビティ4が設けられている。
【0018】固定金型2には射出成形機のノズル(図示
しない)と当接するノズルタッチ面を有するスプルー5
が設けられ、このスプルー5はランナー6を介して前記
キャビティ4に連通している。可動金型3にはキャビテ
ィ4を構成する被冷却部材としてのコア本体7およびエ
ジェクタプレート8が設けられ、このエジェクタプレー
ト8にはコア本体7を貫通して前記キャビティ4まで延
長するエジェクタピン9が設けられている。
【0019】前記コア本体7には複数個、この実施例に
おいては冷却部としての2組の冷却ユニット10a,1
0bが設けられている。これら冷却ユニット10a,1
0bは同一構造であるため、その一方について説明する
と、図2に示すように、コア本体7には可動側型板11
側からキャビティ4に向かって有底円筒状の冷却穴12
が穿設されている。
【0020】この冷却穴12の内周面には円筒状で、し
かも連続気泡物質(ポーラス状)のウイック13が収納
され、このウイック13の内周面には内筒14が挿入さ
れている。この内筒14は、例えばステンレス製の網状
体で、拡径方向に弾性力を有しており、ウイック13を
その内側から外側に向かって押圧してウイック13を冷
却穴12の内周面に密着させている。
【0021】前記冷却穴12の開口部側、つまり前記可
動側型板11に隣接する部分は大径部15に形成され、
冷却穴12の内周面との間に段差16が形成されてい
る。大径部15には前記内筒14を支持する内側環体1
7が収納されている。この内側環体17は大径部15に
密に嵌合するフランジ部17aと内筒14の端部外周面
に嵌合する筒部17bおよび内筒14の内部に連通する
連通口17cとから構成されている。
【0022】また、内側環体17の筒部17bには外側
環体18が嵌合されている。この外側環体18は大径部
15に密に嵌合するとともに段差16に当接するフラン
ジ部18aと筒部17bに隙間19を介して嵌合する筒
部18bとから構成されている。したがって、内側環体
17と外側環体18とは互いに向き合うように嵌合して
おり、両者のフランジ部17a,18a間には環状通路
20が形成されている。そして、この環状通路20は筒
部18bに設けられた通孔21を介して前記隙間19に
連通している。
【0023】さらに、前記環状通路20はコア本体7お
よび可動側型板11を貫通する冷媒流入路22と連通
し、前記連通口17cは可動側型板11に設けられた冷
媒流出路23に連通している。
【0024】このように構成された冷却ユニット10a
と10bは環状通路20相互が連絡口24によって連通
しており、冷却ユニット10bの連通口17cも冷媒流
出路23に連通している。
【0025】また、前記冷媒流入路22には、図1に示
すように、固定金型3の側部を貫通する冷媒流入管25
が接続されている。この冷媒流入管25はジョイント2
6を介して金型本体1の外部の配管27の一端に接続さ
れている。配管27の途中には第1のバルブ28が設け
られ、この配管27の他端は冷媒供給源としての冷媒タ
ンク29の底部に接続されている。
【0026】冷媒タンク29は、密閉された容器からな
り、その内部には冷媒が収容されている。冷媒として
は、例えば炭化水素系のアルコール、ベンゼン、フロン
等の常温で液体のものが望ましく、冷媒タンク29の内
部では下層に液化冷媒が、上層に空気が分離状態に収容
されている。
【0027】冷媒タンク29の上部側壁、つまり上層の
空気層に対応する部分には第1のポート30aと第2の
ポート30bが設けられ、上部蓋体には第3のポート3
0cが設けられている。そして、第1のポート30aと
前記金型本体1の冷媒流出路23との間には熱交換器3
1が接続されている。
【0028】すなわち、熱交換器31は、冷却水を収容
する円筒状の容器本体32の内部に螺旋状のパイプ33
を収納して構成され、パイプ33の上端部は配管34を
介して前記冷媒流出路23と接続され、パイプ33の下
端部は配管35を介して冷媒タンク29の第1のポート
30aに接続されている。また、容器本体32の下部側
壁には冷却水入口36が、上部側壁には冷却水出口37
が設けられ、冷却水入口36から容器本体32に流入さ
れる冷却水によってパイプ33の内部を流通する気化冷
媒を冷却して液化するようになっている。
【0029】さらに、前記冷媒タンク29の第2のポー
ト30bは配管38を介してサブタンク39の底部に接
続されている。サブタンク39の上部は途中に第2のバ
ルブ40を有する配管41を介して減圧装置としての減
圧ポンプ42に接続されている。サブタンク39に圧力
計43が設けられており、この圧力計43はコントロー
ラ44を介して減圧ポンプ42を駆動するモータ45に
接続され、サブタンク39内の圧力を設定圧力の範囲に
なるようにモータ45をオン・オフ制御している。
【0030】また、冷媒タンク29の第3のポート30
cには第3のバルブ46を有する配管47を介して冷媒
補給器48が設けられている。また、この配管47の途
中にはリターン配管49が接続されており、このリター
ン配管49は金型本体1の冷却ユニット10bに接続さ
れ、余剰冷媒を冷却タンク29に戻すことができるよう
になっている。したがって、リターン配管49の途中に
はポンプ50が設けられている。
【0031】次に、前述のように構成された冷却装置の
作用について説明する。射出成形機のノズルから射出さ
れた高温度の加熱溶融樹脂がスプルー5から注入される
と、この加熱溶融樹脂はランナー6を介してキャビティ
4に充填され、この加熱溶融樹脂によって固定金型2お
よび可動金型3が高温度に加熱される。一方、このと
き、冷媒タンク29に収容された液化冷媒は配管27を
介して冷媒流入管25に流入し、さらに冷媒流入路22
を介して環状通路20に入り、通孔21から隙間19を
通って冷却穴12の内部のウイック13に入る。ウイッ
ク13はポーラス状であるため、液化冷媒は毛細管現象
によって浸透する。
【0032】液化冷媒がウイック13を浸透する際に、
コア本体7の熱を受け、液化冷媒が気化されるため、気
化熱によってコア本体7の熱を奪い、コア本体7を冷却
する。液化冷媒が気化されると、体積が膨張し、蒸気圧
力が上昇してウイック13の内側の内筒14に入り、気
化冷媒は連通口17cを介して冷媒流出路23に導かれ
る。
【0033】冷媒流出路23の気化冷媒は、配管34を
介して熱交換器31のパイプ33に導かれる。このと
き、容器本体32の内部には冷却水が満たされ、しか
も、冷却水入口36から常時供給されているため、パイ
プ33を流通する気化冷媒は冷却されて液化冷媒に戻
る。気化冷媒が液化冷媒に戻ると、体積が小さくなり、
減圧作用によって気化冷媒を吸引することができる。ま
た、熱交換器31によって熱交換され、液化された冷媒
は配管35を介して冷媒タンク29に収容され、再び金
型本体1の冷却ユニット10aに流入する。また、冷媒
ユニット10bにおける余剰冷媒はリターン配管49を
介して冷媒タンク29に戻される。
【0034】このように冷媒タンク29を設け、その圧
力を減圧装置としての減圧タンク39によって調整する
ことにより、冷媒による固有の温度と蒸気圧の関係を利
用することを特徴とするものであり、冷却回路内を0.12
2 ゲージ圧に保った時、冷却回路内部の温度が50℃の時
に水の蒸気部分と液体部分とが平衡となる。同一圧力条
件で冷却回路内の温度が60℃になった時は蒸気圧は0.19
7 ゲージ圧で平衡になり、圧力差0.075 あるため、冷却
回路内部の液体は蒸気となる力が生れる。液層が蒸気と
なったときに気化熱として金型本体1より、水が熱を奪
う。圧力差が下方に大きければ大きいほど液体が蒸気と
なろうとする力が大きい。
【0035】また、気圧を一定にすることにより、設定
圧力と液層と蒸気層の平衡が保たれるために、設定圧力
の蒸気と液層とが平衡となり、それ以上の蒸気発生は行
われない。よって、蒸気も発生しないため、気化熱を奪
われない。そのために、設定温度以上に温度は下がるこ
とはない。言い換えると、圧力を一定にすることで金型
本体1の保持温度を保ち、圧力の調整により金型本体1
の温度も調整することができる。
【0036】したがって、加熱溶融樹脂によって加熱さ
れた金型本体1を液化冷媒の気化作用によって冷却する
ことができ、従来の冷却水によって冷却する方法に比べ
て熱効率の向上を図ることができ、キャビティ4に充填
された加熱溶融樹脂を短時間で冷却固化させることがで
き、成形サイクルタイムを短縮することができる。
【0037】図3は第2の実施例を示し、第1の実施例
と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。コ
ア本体7には冷却穴51が設けられ、この冷却穴51の
内周面にはその全面を覆うように有底円筒状のウイック
52が設けられている。このウイック51の開口端面に
は可動側型板11が当接しており、この可動側型板11
によってウイック52を冷却穴51に押し付けることに
より固定している。
【0038】ウイック52の空洞部53には可動側型板
11に突設された複数本、この実施例においては2本の
気化冷媒排出管54が挿入されている。この気化冷媒排
出管54の上端はウイック52の空洞部53に開口して
おり、下端は連通口17cを介して冷媒流出路23に連
通している。また、コア本体7の側部には冷媒流入路2
2と連通する通孔55が設けられ、この通孔55によっ
て前記ウイック52の外層と連通している。
【0039】また、前記ウイック52は、ポーラス焼結
金属、粒子状セラミックス、砂等の顆粒状物を接着剤に
よって固めたもの、あるいは金属繊維、ガラス繊維、プ
ラスチック繊維を接着剤によって固めたものであり、毛
細管現象によって液化冷媒が浸透するものであればよ
い。
【0040】図4は第3の実施例を示し、61は気化冷
媒を熱交換器に供給する配管で、62は余剰液冷媒を冷
媒タンクに戻すリターン配管である。配管61とリター
ン配管62とは平行に配置されており、両配管61,6
2間には複数本の冷却パイプ63が並列に接続されてい
る。
【0041】また、配管61の側部には冷媒供給配管6
4が配置されており、この冷媒供給配管64はパイプ6
5を介して各冷却パイプ63に接続されている。各冷却
パイプ63の上下端部には上部栓66と下部栓67が設
けられている。そして、上部栓66には冷却パイプ63
内で気化された気化冷媒を配管61に供給する接続パイ
プ68が設けられ、下部栓67には冷却パイプ63内で
気化されなかった余剰液冷媒をリターン配管62に供給
する接続パイプ69が設けられている。
【0042】したがって、液化冷媒は冷媒供給配管64
からパイプ65を介して各冷却パイプ63の内壁と上部
栓66との間から流入し、冷却パイプ63の内面が濡れ
る程度の液化冷媒が流入する。この液化冷媒は冷却パイ
プ63の周囲の熱によって気化し、気化冷媒は接続パイ
プ68を介して配管61に導かれ、熱交換器へ供給され
る。また、冷却パイプ63内で気化されなかった余剰液
冷媒は接続パイプ68を介してリターン配管62に供給
され、冷媒タンクに戻されることになる。
【0043】なお、冷却パイプ63の内周面を液化冷媒
によって均一に濡らすことができない場合には第1およ
び第2の実施例に示すように冷却パイプ63の内周面に
ウイックを設けてもよい。
【0044】また、前記各実施例においては、成形用金
型のコア部分に冷却部を設け、コアを冷却するようにし
たが、この発明は、ダイカスト用金型、鋳造用金型ある
いは冷却を必要とするあらゆる産業機器に適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、圧力の調整により被冷却部材の温度を調整すること
ができ、被冷却部材を効率的に冷却することができる。
したがって、この冷却装置を成形用金型の冷却に採用す
ることにより、従来の冷却水によって冷却する方法に比
べて熱効率の向上を図ることができ、キャビティに充填
された加熱溶融樹脂を短時間で冷却固化させることがで
き、成形サイクルタイムを短縮することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す冷却装置の全体
構成図。
【図2】同実施例の冷却ユニットの縦断正面図。
【図3】この発明の第2の実施例の冷却ユニットの縦断
正面図。
【図4】この発明の第3の実施例の冷却ユニットの縦断
正面図。
【符号の説明】
1…金型本体、7…コア本体、10a,10b…冷却ユ
ニット、12…冷却穴、14…ウイック、29…冷媒タ
ンク、31…熱交換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 9/00 D F28D 15/02 101 K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被冷却部材と、この被冷却部材の外部に
    設けられた冷媒供給源と、同じく被冷却部材の外部に設
    けられた圧力コントロール機能を有する減圧装置と、加
    熱された前記被冷却部材に設けられ前記冷媒供給源から
    供給された液化冷媒を前記減圧装置によって気化させ、
    その気化熱によって被冷却部材を冷却する冷却部と、こ
    の冷却部によって気化された気化冷媒を冷却し液化させ
    て前記冷媒供給源に還流させる熱交換器とを具備したこ
    とを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷媒供給源は、減圧装置によって減
    圧された冷媒タンクであることを特徴とする請求項1記
    載の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記被冷却部材は、成形用金型であり、
    加熱溶融樹脂が充填されるキャビティの近傍に冷却部を
    備えていることを特徴する請求項1記載の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却部は、被冷却部材に設けられた
    冷却穴にセットされ、液化冷媒を毛細管現象によって浸
    透させるウイックであることを特徴とする請求項1記載
    の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記冷却部は、被冷却部材に複数設けら
    れ、直列または並列に接続された冷媒流通路によって連
    通していることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
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