JPH0820129B2 - 冷却装置における電動圧縮機の保護装置 - Google Patents

冷却装置における電動圧縮機の保護装置

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JPH0820129B2
JPH0820129B2 JP2304924A JP30492490A JPH0820129B2 JP H0820129 B2 JPH0820129 B2 JP H0820129B2 JP 2304924 A JP2304924 A JP 2304924A JP 30492490 A JP30492490 A JP 30492490A JP H0820129 B2 JPH0820129 B2 JP H0820129B2
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、冷却回路内の電動圧縮機を断続運転して冷
蔵庫、冷凍庫などの庫内温度を所定の範囲内に保持する
冷却装置に係り、特に冷却回路の動作の異常を検出して
電動圧縮機の運転を一時停止させるとともにその後に同
圧縮機の運転を再開させる一時停止手段を備えた冷却装
置における電動圧縮機の保護装置に関する。
【従来技術】
従来、この種の装置は、例えば実開昭59−7376号公報
に示されているように、電動圧縮機への電力供給路にバ
イメタルで構成した過負荷リレー装置を設け、冷却回路
を構成する凝縮器内のフイルタの目詰まり、電動圧縮機
の潤滑不良など、冷却回路の動作の異常によって電動圧
縮機の負荷が異常に大きくなると前記電力供給路をオフ
するとともに、その後自動的に自己復帰して同電力供給
路をオンするようにして、電動圧縮機を保護するように
していた。
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の装置にあっては、冷却回路の動作の異常が
一時的な理由によるものであれば、同異常がなくなった
状態で、電動圧縮機の運転が自動的に再開されるので、
この電動圧縮機の運転再開は好ましいものである。しか
し、前記異常が一時的な理由によるものでなければ、電
動圧縮機の運転・停止が長時間に渡って繰り返されるこ
とになり、電動圧縮機の耐久性が悪化するという問題が
ある。また、このような電動圧縮機の運転・停止の繰り
返しでは冷却効率がきわめて悪く、無駄に電力を消費す
るという問題もある。 本発明は上記問題に対処するためになされたもので、
その目的は、冷却回路の動作の異常が一時的な理由によ
るものでない場合には電動圧縮機の運転再開を禁止する
ことにより、同圧縮機の耐久性の向上を図るとともに電
力の無駄な消費を避けるようにした冷却装置における電
動圧縮機の保護装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、上記請求項1に係る発明
の構成上の特徴は、電動圧縮機(11)、凝縮器(13)、
絞り(14)及び蒸発器(15)からなり電動圧縮機から圧
送される冷媒を凝縮器、絞り及び蒸発器をこの順に介し
て循環させ蒸発器により庫内を冷却する冷却回路と、庫
内温度を検出する温度センサ(31)と、前記温度センサ
により検出された庫内温度が冷却開始温度以上になった
とき前記電動圧縮機の運転を開始させ、かつ前記温度セ
ンサにより検出された庫内温度が冷却停止温度以下にな
ったとき前記電動圧縮機の運転を停止させて、前記電動
圧縮機の断続運転により庫内温度を冷却停止温度と冷却
開始温度との間に保持する冷却制御手段(43,44,46,4
7)とを備えた冷却装置において、前記冷却制御手段に
よる電動圧縮機の断続運転制御中に前記冷却回路の動作
の異常を検出して電動圧縮機の運転を一時停止させ、そ
の後に同冷却制御手段による電動圧縮機の断続運転を再
開させる一時停止手段(33,45,61,63,71)と、前記冷却
制御手段による電動圧縮機の断続運転制御中、前記一時
停止手段による電動圧縮機の運転停止毎にカウント値を
増加させて同停止回数を積算するカウンタ手段(45,4
6)と、前記冷却制御手段による電動圧縮機の断続運転
制御中、前記温度センサにより検出された庫内温度が冷
却停止温度以下になったとき前記カウンタ手段のカウン
ト値を初期値に戻す初期化手段(48)と、前記冷却制御
手段による電動圧縮機の断続運転制御中、前記カウンタ
手段によるカウント値が所定値より大きくなったとき前
記一時停止手段による電動圧縮機の運転再開を禁止する
再開禁止手段(45,68,69)とにより、電動圧縮機の保護
装置を構成したことにある。 また、上記請求項2に係る発明の構成上の特徴は、前
述した電動圧縮機(11)、凝縮器(13)、絞り(14)及
び蒸発器(15)からなる冷却回路、温度センサ(31)及
び冷却制御手段(43,44,46,47)に、前記蒸発器の除霜
終了温度を検出する除霜終了温度検出手段(32)と、前
記電動圧縮機の運転を開始させるとともに同電動圧縮機
から圧送される冷媒を前記蒸発器に直接導くように前記
冷却回路を制御して同蒸発器の除霜を開始させ、かつ前
記除霜終了温度検出手段による除霜終了温度の検出に応
答して前記電動圧縮機の除霜のための運転を停止させる
除霜制御手段(12,12a,24,51,52,54)とを付加した冷却
装置において、前記除霜制御手段による電動圧縮機の運
転制御中に前記冷却回路の動作の異常を検出して電動圧
縮機の運転を一時停止させ、その後に同除霜制御手段に
よる電動圧縮機の運転を再開させる一時停止手段(33,5
3,61,63,71)と、前記除霜制御手段による電動圧縮機の
運転制御中、前記一時停止手段による電動圧縮機の運転
停止毎にカウント値を増加させて同停止回数を積算する
カウンタ手段(53,66)と、前記除霜制御手段による電
動圧縮機の運転制御中、前記除霜終了温度検出手段によ
る除霜終了温度の検出に応答して前記カウンタ手段によ
るカウント値を初期値に戻す初期化手段(56)と、前記
除霜制御手段による電動圧縮機の運転制御中、前記カウ
ンタ手段によるカウント値が所定値より大きくなったと
き前記一時停止手段による電動圧縮機の運転再開を禁止
する再開禁止手段(53,68,69)とにより、冷却装置にお
ける電動圧縮機の保護装置を構成したことにある。
【発明の作用効果】
上記のように構成した請求項1に係る発明において
は、電動圧縮機の断続運転より庫内温度が冷却停止温度
と冷却開始温度との間に正常に保持されている状態で、
冷却回路に異常が発生すると、一時停止手段が冷却回路
の動作の異常を検出して電動圧縮機の運転を一時停止さ
せ、その後に冷却制御手段による電動圧縮機の断続運転
を再開させる。この場合、冷却回路の異常が一時的な理
由によるものであれば、カウンタ手段が前記電動圧縮機
の一時停止毎にカウント値を増加させるが、前記電動圧
縮機の断続運転の再開時に冷却回路が正常に作動し始
め、庫内温度は冷却停止温度まで下がるので、初期化手
段によって前記カウント値は初期値に戻される。したが
って、この場合には、カウント値は大きくなることはな
く、再開禁止手段が一時停止手段による電動圧縮機の運
転再開を禁止しないので、冷却装置は正常な冷却動作に
戻される。一方、冷却回路の異常が一時的な理由による
ものでなければ、前記電動圧縮機の断続運転が再開され
ても、冷却回路は正常に作動しないために庫内温度は冷
却停止温度まで下がらない。したがって、この場合に
は、前記カウント値は初期化手段により初期値に戻され
ることはなく、カウント値は前記一時停止毎に順次大き
くなる。そして、このカウント値が所定値より大きくな
ると、再開禁止手段が一時停止手段による電動圧縮機の
運転再開を禁止するので、電動圧縮機の運転・停止が長
時間に渡って繰り返されることがなくなる。 これにより、前記請求項1に係る発明によれば、庫内
を冷却中に発生した冷却回路の異常が一時的な理由によ
るものであれば、不必要に電動圧縮機の運転が制限され
ることはなく、かつ同異常が一時的な理由によるもので
なければ、電動圧縮機の運転・停止が長時間に渡って繰
り返されることがなくなり、電動圧縮機の耐久性を向上
させるとともに、無駄な電力消費を避けることもでき
る。 また、前記請求項2に係る発明においては、蒸発器に
付着した霜を除去するための除霜制御手段が冷却装置に
付加されている。この除霜制御手段は、除霜終了温度検
出手段によって蒸発器の除霜終了温度が検出されるま
で、電動圧縮機を運転して同電動圧縮機から圧送される
冷媒を蒸発器に直接導き、蒸発器を暖めて同蒸発器に付
着した霜を除去する。この除霜制御中に、冷却回路に異
常が発生すると、一時停止手段が冷却回路の動作の異常
を検出して電動圧縮機の運転を一時停止させ、その後に
除霜制御手段による電動圧縮機の運転を再開させる。こ
の場合も、冷却回路の異常が一時的な理由によるもので
あれば、カウンタ手段が前記電動圧縮機の一時停止毎に
カウント値を増加させるが、前記電動圧縮機の運転再開
時に冷却回路が正常に作動し始め、蒸発器の温度は除霜
終了温度まで上昇するので、初期化手段によって前記カ
ウント値は初期値に戻される。したがって、この場合に
は、カウント値は大きくなることはなく、再開禁止手段
が一時停止手段による電動圧縮機の運転再開を禁止しな
いので、冷却装置は正常な除霜動作に戻される。一方、
冷却回路の異常が一時的な理由によるものでなければ、
前記電動圧縮機の運転が再開されても、冷却回路は正常
に作動しないために蒸発器は除霜終了温度まで上昇しな
い。したがって、この場合には、前記カウント値は初期
化手段により初期値に戻されることはなく、カウント値
は前記一時停止毎に順次大きくなる。そして、このカウ
ント値が所定値より大きくなると、再開禁止手段が一時
停止手段による電動圧縮機の運転再開を禁止するので、
電動圧縮機の運転・停止が長時間に渡って繰り返される
ことがなくなる。 これにより、前記請求項2に係る発明によれば、蒸発
器の除霜中に発生した冷却回路の異常が一時的な理由に
よるものであれば、不必要に電動圧縮機の運転が制限さ
れることはなく、かつ同異常が一時的な理由によるもの
でなければ、電動圧縮機の運転・停止が長時間に渡って
繰り返されることがなくなり、電動圧縮機の耐久性を向
上させるとともに、無駄な電力消費を避けることもでき
る。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、
第1図は冷蔵庫又は冷凍庫の庫内を冷却する冷却装置を
ブロック図により示している。 この冷却装置は冷却回路を構成する電動圧縮機11、四
方弁12、凝縮器13、絞り14及び蒸発器15を備えている。
電動圧縮機11、四方弁12、凝縮器13及び絞り14は冷蔵庫
又は冷凍庫の庫外に設けられ、蒸発器15は冷蔵庫又は冷
凍庫の庫内に設けられている。四方弁12には電磁ソレノ
イド12aが組み込まれており、同ソレノイド12aが通電さ
れないとき、四方弁12は第1状態(図示状態)に設定さ
れ、電動圧縮機11から圧送された冷媒を実線矢印方向に
循環させて、蒸発器15により庫内を冷却させるようにな
っている。また、電磁ソレノイド12aが通電されたと
き、四方弁12は第2状態に切り換えられ、電動圧縮機11
から圧送された冷媒を破線矢印方向に循環させて、蒸発
器15の除霜がなされるようになっている。 電動圧縮機11には電力供給線L1〜L3を介して電力が供
給されるようになっており、これらの電力供給線L1〜L3
には、使用者の操作によりオンオフされるメインスイッ
チ21と、コイル22aへの通電によりオンしかつ前記通電
の解除によりオフする電磁接触器22が介装されている。 電磁接触器22のコイル22a及び四方弁12の電磁ソレノ
イド12aはリレー23,24の各常開接点x1,x2を介して電力
供給線L1,L3間に接続されており、同常開接点x1,x2はリ
レー23,24のコイルX1,X2への通電・非通電によりオンオ
フするようになっている。リレー23,24のコイルX1,X2
通電・非通電は電気制御回路25により制御されるように
なっており、同回路25には電源トランス26を介して電力
供給線L2,L3に接続された電源回路27から交直変換され
た直流電圧が供給されるようになっている。 電気制御回路25はタイマ25aを内蔵したマイクロコン
ピュータなどで構成されており、同回路25は通常第2図
のフローチャートに対応した「メインプログラム」を実
行し、タイマ25aによる割り込み信号の発生時に第3図
のフローチャートに対応した「除霜制御プログラム」を
実行するものである。なお、このタイマ25aはリセット
から数時間後に割り込み信号を発生するものである。 電気制御回路25には、庫内温度センサ31、蒸発器温度
スイッチ32、ケース温度スイッチ33、ブザー34及び表示
器35が接続されている。庫内温度センサ31は冷蔵庫又は
冷凍庫の庫内に設けられ、庫内温度T1を検出して同温度
T1を表す検出信号を出力するものである。蒸発器温度ス
イッチ32は蒸発器15に添着された温度感応スイッチで構
成され、蒸発器温度T2が除霜終了温度T2Hに達するとオ
ンし始めるものである。ケース温度スイッチ33は電動圧
縮機11のケースに添着された温度感応スイッチで構成さ
れ、ケース温度T3が運転停止温度T3Hに達したときオン
し始めるとともに、同オンした状態でケース温度T3が運
転再開温度T3L(T3H>T3L)に達した時点でオフするも
のである。ブザー34及び表示器35は冷却回路の異常を使
用者に知らせるものである。 次に、上記のように構成した実施例の動作をフローチ
ャートを参照しながら説明する。 使用者がメインスイッチ21をオンすると、電源回路27
から直流電圧が電気制御回路25に供給され始め、同回路
25は「メインプログラム」の実行をステップ40にて開始
し、ステップ41にて初期設定処理を実行する。この初期
設定処理においては、一時停止フラグSTPが“0"に、カ
ウント値Nが「0」に初期設定される。なお、一時停止
フラグSTPは冷却回路の異常検出の有無を表すもので、
異常が検出されたとき“1"に設定されるとともに、異常
が検出されなくなったとき“0"に設定されるものであ
る。カウント値Nは前記異常の検出回数を表すものであ
る。 また、この初期設定処理においては、リレー23,24の
コイルX1,X2が非通電制御され、ブザー34が非発音状態
に設定され、タイマ25aがリセットされる。これらのコ
イルX1,X2の非通電制御により、リレー23,24の常開接点
x1,x2はオフ状態に設定されるので、コイル22a及び電磁
ソレノイド12aも通電されない。これにより、電磁接触
器22はオフ状態に設定されて電動圧縮機11には電力が供
給されないので、同圧縮機11は停止状態に維持される。
また、四方弁12は第1状態(図示状態)に維持される。 この初期設定の処理後、プログラムはステップ42へ進
められ、以降、電気制御回路25はステップ42〜48からな
る循環処理を繰り返し実行する。 この循環処理においては、電気制御回路25はステップ
42にて庫内温度センサ31から検出信号を取り込み、ステ
ップ43にて同検出信号により表された庫内温度T1が冷却
開始温度T1H以上であるか否かを判定する。この場合、
庫内温度T1が冷却開始温度T1H以上であれば(第5A図の
時刻t0,t2,t4,t6)、ステップ43にて「YES」と判定し、
ステップ44にてリレー23のコイルコイルX1を通電し始め
るので、同リレー23の常開接点x1はオンし、コイル22a
が通電制御される。これにより、電磁接触器22はオン状
態に設定されるので、電動圧縮機11が運転を開始して冷
媒を四方弁12へ圧送し始める。今、四方弁12は第1状態
に設定されているので、前記電動圧縮機11から圧送され
た冷媒は実線矢印方向に循環し、蒸発器15が庫内を冷却
し始める。 前記ステップ44の処理後、後述するステップ45の「異
常チェックルーチン」の処理を経て、プログラムはステ
ップ42へ戻されて、ステップ42における庫内温度T1を表
す検出信号の取り込み後、ステップ43にてふたたび庫内
温度T1が冷却開始温度T1H以上であるか否かを判定す
る。今、前記冷却開始によって庫内温度T1は下がり始め
るので、前記ステップ43における「NO」すなわち庫内温
度T1は冷却開始温度T1H未満であるとの判定の基に、ス
テップ46にて庫内温度T1が冷却停止温度T1L以下である
か否かを判定する。この場合、庫内温度T1が充分に下が
っていなくて冷却停止温度T1Lより高ければ、ステップ4
6における「NO」との判定の基に、電気制御回路25はス
テップ42,43,46,45からなる循環処理を繰り返し実行し
続ける。このとき、前記冷却により、庫内温度T1は徐々
に低くなる(第5A図の時間t0〜t1,t2〜t3,t4〜t5,t6〜t
7)。 前記循環処理中、庫内温度T1が低くなって冷却停止温
度T1L以下になると(第5A図の時刻t1,t3,t5)、電気制
御回路25は前記ステップ46にて「YES」と判定し、ステ
ップ47にてリレー23のコイルX1に対する通電を解除する
ので、同リレー23の常開接点x1はオフし、コイル22aの
通電も解除される。これにより、電磁接触器22はオフ状
態に設定され、電動圧縮機11が運転を停止して冷媒の圧
送を停止するので、蒸発器15による庫内の冷却が停止す
る。 前記ステップ44の処理後、前記と同様、ステップ45の
「異常チェックルーチン」の処理を経て、プログラムは
ステップ42へ戻されて、電気制御回路25は、ステップ42
における庫内温度T1を表す検出信号の取り込み後、ステ
ップ43にてふたたび庫内温度T1が冷却開始温度T1H以上
であるか否かを判定するとともに、ステップ46にて庫内
温度T1が冷却停止温度T1L以下であるか否かを判定す
る。この場合、前記冷却停止により、庫内温度T1は冷却
停止温度T1Lから徐々に高くなるので、前記ステップ43,
46における「NO」、「NO」との判定の基に、電気制御回
路25はステップ42,43,46,45からなる前記循環処理をふ
たたび実行し続け始める(第5A図の時間t1〜t2,t3〜t4,
t5〜t6)。そして、庫内温度T1がふたたび冷却開始温度
T1H以上になると(第5A図の時刻t0,t2,t4,t6)、前述の
ように、電気制御回路25は電動圧縮機11の運転を開始
し、このような同圧縮機11の断続運転により、庫内温度
T1は冷却開始温度T1Hと冷却停止温度T1Lとの間に保持さ
れる。 このような電動圧縮機11の断続運転中、前述したステ
ップ45の「異常チェックルーチン」の処理により、電気
制御回路25は冷却回路の動作の異常をチェックする。 この「異常チェックルーチン」の詳細は第4図に示さ
れており、電気制御回路25はステップ60にて前記ルーチ
ンの実行を開始して、ステップ61にてケース温度スイッ
チがオンしているか否かを判定する。この場合、電動圧
縮機11、四方弁12、凝縮器13、絞り14及び蒸発器15から
なる冷却回路に異常がなければ、電動圧縮機11のケース
の温度はそれ程高くなることはなく、ケース温度スイッ
チ33がオフしているので、電気制御回路25は前記ステッ
プ61にて「NO」と判定するとともに、ステップ70にて前
記“0"に初期設定されている一時停止フラグSTPに基づ
き「NO」と判定して、ステップ75にて「異常チェックル
ーチン」の実行を終了して「メインプログラム」を実行
し始める。これにより、冷却回路に異常がなければ、
「異常チェックルーチン」においては、なんら実質的な
処理がなされない。 一方、電動圧縮機11における潤滑油の戻りが悪かった
り、凝縮器13内のフィルタが目詰まりしていると、電動
圧縮器11の負荷が大きくなり、同圧縮機11の発熱量が大
きくなって同圧縮機11のケース温度T3が高くなる。ま
た、冷却回路内の冷媒がいずれかの箇所より漏れている
と、冷媒の電動圧縮機11への戻り量が減少し、電動圧縮
機11の循環冷媒による冷却作用が絶たれ、電動圧縮機11
のケース温度T3が高くなる。 前述のような冷却回路の動作の異常により、電動圧縮
機11の運転中、ケース温度T3が高くなって運転停止温度
T3Hに達し、ケース温度スイッチ33がオンすると(第5A
図の時刻t7,t9,t11)、電気制御回路25はステップ61に
て「YES」と判定し、かつステップ62にて前述した“0"
に設定されている一時停止フラグSTPに基づき「YES」と
判定して、ステップ63にてリレー23のコイルX1の通電を
解除する。これにより、前述のようにして、電磁接触器
22がオフし、電動圧縮機11には電力が供給されなくなっ
て、同圧縮機11は一時停止する。 前記ステップ63の処理後、電気制御回路25はステップ
64にてブザー34に対する通電を開始し、ステップ65にて
表示器35に対してエラー表示制御信号を出力する。その
結果、ブザー34は発音を開始するとともに、表示器35は
冷却回路に異常が発生した旨のエラー表示をするので、
使用者は前記異常を認識することができる。次に、電気
制御回路25はステップ66にてカウント値Nに「1」を加
算し、ステップ67にて一時停止フラグSTPを“1"に設定
して、ステップ68にて前記カウント値Nが所定値N
MAX(例えば、「3」又は「4」程度に設定されてい
る)より大きいか否かを判定する。 今、このカウント値Nが所定値NMAX以下であれば、電
気制御回路25は前記ステップ68にて「NO」と判定して、
プログラムをステップ61へ戻す。この場合、前記電動圧
縮機11の停止から時間があまり経過していなくて、ケー
ス温度スイッチ33が未だオン状態にあれば、電気制御回
路25はステップ61にて前記と同様「YES」と判定する
が、一時停止フラグSTPは“1"に設定されているので、
ステップ62における「NO」との判定の基に、ステップ6
1,62からなる循環処理を繰り返し実行する。この間、電
動圧縮機11は停止しているので、外気により冷却されて
同圧縮機11のケース温度T3は徐々に低くなる(第5A図の
時間t7〜t8,t9〜t10,t11〜t12)。 このようにして、ケース温度T3が自然に低くなって運
転再開温度T3Lになると(第5A図の時刻t8,t10,t12)、
ケース温度スイッチ33はオフするので、前記循環処理を
実行中の電気制御回路25はステップ61にて「NO」と判定
するとともに、ステップ70にて前記“1"に設定されてい
る一時停止フラグSTPに基づき「YES」と判定し、ステッ
プ71〜74からなる処理を実行して、ステップ75にて「異
常チェックルーチン」の実行を終了する。ステップ71に
おいてはリレー23のコイルX1の通電が開始されて、電磁
接触器22がふたたびオンし、一時停止していた電動圧縮
機11は運転を再開する。ステップ72においてはブザー34
の発音が停止制御され、ステップ73においては表示器35
のエラー表示が停止制御される。また、ステップ74にお
いては一時停止フラグSTPが“0"に変更される。 このような「異常チェックルーチン」の実行後、電気
制御回路25はふたたび「メインプログラム」(第2図)
を実行して、電動圧縮機11の前述した断続運転を開始す
る。 この場合、前記冷却回路の異常が一時的なものであっ
て同異常がなくなれば、電動圧縮機11の正常な断続運転
が再開される。この正常な断続運転の再開は、電動圧縮
機11の運転により庫内温度T1が冷却停止温度T1Lに達す
るようになることを意味し(第5A図の時刻t13)、この
場合には、「メインプログラム」(第2図)のステップ
46における「YES」との判定の基に、ステップ48の処理
により、カウント値Nは「0」に初期設定されるので、
「異常チェックルーチン」における冷却回路の異常との
判定毎に前記ステップ66(第4図)の処理によりカウン
ト値Nが「1」ずつ大きくなっても、同値Nはそれ程大
きくなることはなく、ステップ68にて「YES」と判定さ
れることはない。その結果、この場合には、冷却回路の
異常が除去されたものとして、当該冷却装置は正常運転
動作に自動的に復帰する。 一方、前記冷却回路の異常が一時的でない場合には、
電動圧縮機11の正常な断続運転が再開されず、庫内温度
T1が冷却停止温度T1Lに達しない。そのため、「メイン
プログラム」(第2図)のステップ48の処理により、カ
ウント値Nが「0」に初期設定されることはなく、「異
常チェックルーチン」における冷却回路の異常との判定
毎に前記ステップ66(第4図)の処理によりカウント値
Nが「1」ずつ大きくなり、同値Nは所定値NMAXを越え
てしまう。その結果、ステップ68にて「YES」と判定さ
れて、ステップ69にて全てのプログラムの実行が停止さ
れるので、電動圧縮機11は停止状態に維持され、ブザー
34は発音し続けるとともに、表示器35はエラー表示を維
持する。なお、この状態では、使用者がメインスイッチ
21を一旦オフした後にオンしない限り、「メインプログ
ラム」の実行が開始されず、電動圧縮機11の運転は再開
されない。 これにより、電動圧縮機11の運転・停止が長時間繰り
返されることがなくなり、同圧縮機11の耐久性を向上さ
せるとともに、無駄な電力消費を避けることもできる。
また、使用者はブザー34及び表示器35により冷却回路の
異常を常に認識できる。 当該冷却装置の運転開始後から数時間が経過すると、
タイマ25aが割り込み信号を発生し、上記「メインプロ
グラム」を実行中の電気制御回路25は第3図の「除霜制
御プログラム」の実行をステップ50にて開始して、ステ
ップ51にてリレー23,24の各コイルX1,X2の通電を開始す
る。これにより、同リレー23,24の常開接点x1,x2がオン
してコイル22a及び電磁ソレノイド12aが通電制御される
ので、電磁接触器22がオンして電動圧縮機11に電力が供
給されるとともに、四方弁12は第2状態に切り換えられ
る(第5B図の時刻t0,t2)。この状態では、電動圧縮機1
1から圧送された冷媒は破線矢印方向に循環し、蒸発器1
5は発熱するので、同蒸発器15に付着した霜が除去され
始める。 前記ステップ51の処理後、電気制御回路25はステップ
52にて蒸発器温度スイッチ32がオン状態にあるか否かを
判定する。今、前記除霜開始後、時間があまり経過して
いなければ、電気制御回路25は、ステップ52における
「NO」との判定の基に、ステップ52,53の循環処理を繰
り返し実行し続ける。このステップ53の処理は上述した
「異常チェックルーチン」であり、上述のように、冷却
回路に異常がなければ、同ルーチンにおいては実質的な
処理がなされない。このような循環処理中、蒸発器15は
発熱し続けるので、蒸発器温度T2は徐々に高くなり、同
蒸発器15に付着した霜が除去される。 一方、前記循環処理中、蒸発器温度T2が除霜の完了す
る除霜終了温度T2Hになると(第5B図の時刻t1,t9)、蒸
発器温度スイッチ32はオンするので、電気制御回路25は
前記ステップ52にて「YES」と判定して、ステップ54〜5
6の処理後、ステップ57にて「除霜制御プログラム」の
実行を終了して、前記中断した「メインプログラム」
(第2図)をふたたび実行し始める。ステップ54におい
ては、リレー24のコイルX2の通電が解除されるので、リ
レー24の常開接点x2がオフして電磁ソレノイド12aの通
電が解除され、四方弁12は第1状態に戻される。これに
より、以降、電動圧縮機11から圧送された冷媒は実線矢
印方向に循環するようになり、蒸発器15は上記のように
庫内を冷却し始める。 ステップ55においては、タイマ25aがリセットされ、
同タイマ25aは時間の計測をふたたび最初から開始し始
める。そして、同計測開始から数時間経過後に、タイマ
25aは割り込み信号をふたたび発生して、電気制御回路2
5は前記「除霜制御プログラム」をふたたび実行する。
また、ステップ56においては、カウント値Nが「0」に
初期設定される。 一方、この除霜制御中に、冷却回路に異常が発生した
場合には、上述した冷却制御中の場合と同様、電気制御
回路25は上記と同様の「異常チェックルーチン」の処理
を実行して電動圧縮機11の運転を一時停止するととも
に、その後、ケース温度スイッチ33との協働により同圧
縮機11の運転を自動的に再開する(第5B図の時間t2
t8)。この場合も、前記異常が一時的なものであって、
冷却回路が正常に戻れば、蒸発器温度T2が除霜終了温度
T2Hに達して蒸発器温度スイッチ33がオンし(第5B図の
時刻t9参照)、前記ステップ56の処理によりカウント値
Nが「0」に初期設定されるので、同値Nはあまり大き
くなることはなく、当該冷却装置は正常運転動作に自動
的に復帰する。 また、冷却回路の異常が一時的なものでない場合、前
記のようにカウント値Nが「0」に初期設定されること
はなく、同値Nは大きくなり、上記ステップ68(第4
図)における「YES」すなわちカウント値Nが所定値N
MAXより大きいと判定されて、ステップ69にて全てのプ
ログラムの実行が停止される。これにより、上述したよ
うに、電動圧縮機11は停止状態に維持され、同圧縮機11
の耐久性を向上するとともに、無駄な電力消費を避ける
こともできる。 なお、上記実施例においては、電動圧縮機11のケース
の温度により冷却回路の異常を検出するようにしたが、
第1図破線で示すように、上記従来技術の項で引用した
実開昭59−7376号公報に示されるようなバイメタルで構
成した過負荷リレー37を電動圧縮機11の電力供給線L1〜
L3に介装させて、同圧縮機11の過負荷を直接的に検出す
るようにしてもよい。この場合も、凝縮器13内のフィル
タの目詰まり、電動圧縮機11の潤滑不良などにより電動
圧縮機11の負荷が大きくなって同圧縮機11に過電流が流
れると、バイメタルの温度上昇により過負荷リレー37が
オフし、電動圧縮機11への電力供給が遮断されて同圧縮
機11の運転が一時的に停止される。また、その後、前記
電力供給の遮断によりバイメタルの温度が低下すると、
過負荷リレー37がオンし、電力供給が再開されて電動圧
縮機11は運転を再開する。なお、この場合も、前記過負
荷リレー37の作動回数を上記実施例のステップ66(第4
図)のようにカウントするようにする。 また、第1図の破線で示すように、電動圧縮機11から
圧送される冷媒の通路に圧力センサ38を設けて、同通路
内の圧力を検出することにより冷媒漏れ、凝縮器13内の
フィルタの目詰まりなどにによる冷却回路の異常を検出
するようにしてもよい。この場合、上記実施例のステッ
プ61(第4図)にて、圧力センサ38により検出された圧
力が異常に低かったり、異常に高かったりしたとき、前
記冷却回路の異常と判定してステップ62〜68の処理を実
行し、一旦前記異常を検出した後には、所定時間後にス
テップ70〜74の処理を実行するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る冷却装置のブロック
図、第2図〜第4図は第1図の電気制御回路により実行
されるプログラムのフローチャート、第5A図及び第5B図
は前記冷却装置の作動を表すタイムチャートである。 符号の説明 11……電動圧縮機、12……四方弁、13……凝縮器、14…
…絞り、15……蒸発器、22……電磁接触器、23,24……
リレー、25……電気制御回路、31……庫内温度センサ、
32……蒸発器温度スイッチ、33……ケース温度スイッ
チ、37……過負荷リレー、38……圧力センサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動圧縮機、凝縮器、絞り及び蒸発器から
    なり電動圧縮機から圧送される冷媒を凝縮器、絞り及び
    蒸発器をこの順に介して循環させ蒸発器により庫内を冷
    却する冷却回路と、 庫内温度を検出する温度センサと、 前記温度センサにより検出された庫内温度が冷却開始温
    度以上になったとき前記電動圧縮機の運転を開始させ、
    かつ前記温度センサにより検出された庫内温度が冷却停
    止温度以下になったとき前記電動圧縮機の運転を停止さ
    せて、前記電動圧縮機の断続運転により庫内温度を冷却
    停止温度と冷却開始温度との間に保持する冷却制御手段
    とを備えた冷却装置において、 前記冷却制御手段による電動圧縮機の断続運転制御中に
    前記冷却回路の動作の異常を検出して電動圧縮機の運転
    を一時停止させ、その後に同冷却制御手段による電動圧
    縮機の断続運転を再開させる一時停止手段と、 前記冷却制御手段による電動圧縮機の断続運転制御中、
    前記一時停止手段による電動圧縮機の運転停止毎にカウ
    ント値を増加させて同停止回数を積算するカウンタ手段
    と、 前記冷却制御手段による電動圧縮機の断続運転制御中、
    前記温度センサにより検出された庫内温度が冷却停止温
    度以下になったとき前記カウンタ手段のカウント値を初
    期値に戻す初期化手段と、 前記冷却制御手段による電動圧縮機の断続運転制御中、
    前記カウンタ手段によるカウント値が所定値より大きく
    なったとき前記一時停止手段による電動圧縮機の断続運
    転の再開を禁止する再開禁止手段と を設けたことを特徴とする冷却装置における電動圧縮機
    の保護装置。
  2. 【請求項2】電動圧縮機、凝縮器、絞り及び蒸発器から
    なり電動圧縮機から圧送される冷媒を凝縮器、絞り及び
    蒸発器をこの順に介して循環させ蒸発器により庫内を冷
    却する冷却回路と、 庫内温度を検出する温度センサと、 前記温度センサにより検出された庫内温度が冷却開始温
    度以上になったとき前記電動圧縮機の運転を開始させ、
    かつ前記温度センサにより検出された庫内温度が冷却停
    止温度以下になったとき前記電動圧縮機の運転を停止さ
    せて、前記電動圧縮機の断続運転により庫内温度を冷却
    停止温度と冷却開始温度との間に保持する冷却制御手段
    と、 前記蒸発器の除霜終了温度を検出する除霜終了温度検出
    手段と、 前記電動圧縮機の運転を開始させるとともに同電動圧縮
    機から圧送される冷媒を前記蒸発器に直接導くように冷
    却回路を制御して同蒸発器の除霜を開始させ、かつ前記
    除霜終了温度検出手段による除霜終了温度の検出に応答
    して前記電動圧縮機の除霜のための運転を停止させる除
    霜制御手段とを備えた冷却装置において、 前記除霜制御手段による電動圧縮機の運転制御中に前記
    冷却回路の動作の異常を検出して電動圧縮機の運転を一
    時停止させ、その後に同除霜制御手段による電動圧縮機
    の断続運転を再開させる一時停止手段と、 前記除霜制御手段による電動圧縮機の運転制御中、前記
    一時停止手段による電動圧縮機の運転停止毎にカウント
    値を増加させて同停止回数を積算するカウンタ手段と、 前記除霜制御手段による電動圧縮機の運転制御中、前記
    除霜終了温度検出手段による除霜終了温度の検出に応答
    して前記カウンタ手段によるカウント値を初期値に戻す
    初期化手段と、 前記除霜制御手段による電動圧縮機の運転制御中、前記
    カウンタ手段によるカウント値が所定値より大きくなっ
    たとき前記一時停止手段による電動圧縮機の運転再開を
    禁止する再開禁止手段と を設けたことを特徴とする冷却装置における電動圧縮機
    の保護装置。
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