JPH0820153A - インクリボン接合方法およびエンドレスインクリボン - Google Patents

インクリボン接合方法およびエンドレスインクリボン

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JPH0820153A
JPH0820153A JP15579594A JP15579594A JPH0820153A JP H0820153 A JPH0820153 A JP H0820153A JP 15579594 A JP15579594 A JP 15579594A JP 15579594 A JP15579594 A JP 15579594A JP H0820153 A JPH0820153 A JP H0820153A
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JP
Japan
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ink ribbon
ribbon
melted
contact surface
endless
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Application number
JP15579594A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ozaki
博史 小崎
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Fujicopian Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Fujicopian Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げや引っ張りなどに対抗しうる機械的な強
度があり、接合部において表面側の繊維の網目は崩壊し
ないのでインクを含浸させることができ、そのために印
字欠けが生じないで高印字品質が実現されるとともに、
接合部にめくれが生じず、幅方向の突起も除去され、リ
ボン走行不良を起こすことのないエンドレスインクリボ
ンを提供する。 【構成】 熱可塑性樹脂製の繊維からなる1本の帯体の
両端を重ね合わせ、その部分を溶融して連結してなるエ
ンドレスインクリボン。前記帯体の少なくとも一方の端
部の、他方の端部と接触する面の裏側の非接触面は溶融
せず、接触面のみが溶融して前記両端が接合されてなる
とともに、インクリボンの両端の縁部を溶融し、めくれ
ないように接着してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクリボン接合方法お
よびエンドレスインクリボンに関する。さらに詳しく
は、機械的強度およびインク含浸性が良好なエンドレス
インクリボンを製造するためのインクリボン接合方法お
よび該方法によって製造されるエンドレスインクリボン
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、印字装置などに用いられるインク
リボンカセットに収納されるインクリボンは、ナイロン
などの熱可塑性樹脂製の繊維を織ることによって製造し
ている。そして、長尺状のインクリボンをエンドレス状
にしてカセット内に収納したインクリボンカセットが使
用されている。
【0003】従来、エンドレスインクリボンは図3に示
されるように、一本の帯体11の両端を重ね合わせ、超
音波を利用して熱融着することによって連結し、エンド
レスにしている。
【0004】しかしながら、図3に示される従来の接合
方法では、溶融部12の繊維の素材である樹脂分が熱に
より溶融され繊維の網目が崩壊してフィルム状になって
しまうという問題がある。そうなると、機械的強度の点
から好ましくないうえに、崩壊した網目には毛細管現象
が生じず、インクが浸透、含浸されないのでこの部分で
印字欠けが生じてしまう。
【0005】そこで、図4に示されるように、繊維生地
の長尺状の1本の帯体21の両端部をともに上方に直角
状に折り曲げて、該部分23を抱き合わせた形とし、そ
の部分を左右方向から互いに融着し、その後矢印で示す
ようにその上方から発熱体を押下し、両接合部23、2
3を押圧溶延してあたかも金属溶接の肉盛りをするよう
に偏平状24とする方法が提示されている(特開昭51
−72520号参照)。この方法は、前記偏平部24が
帯体21の裏面にまで達することのないように行なうも
のであり、図4の(b)に示されるように、偏平部24
の下方である連結部裏面24aは素材である繊維状のま
まであり、毛細管現象により該繊維にインクが浸透する
ので印字欠けが生じない。
【0006】また、図5に示されるように、リボン基材
31の両方の端部を、該リボン基材31より融点の高い
繊維状の布32を介して重ね合わせ、該重ね合わせ部の
リボン基材31を溶融して前記布32を介して前記リボ
ン基材31の端部同士をつなぎ合わせてなるエンドレス
インクリボンも提案されている(特開昭55−5358
6号参照)。融点の高い繊維状の布32としてはインク
含浸性の良好な木綿、絹、麻などが提示されており、そ
れら繊維状の布32は溶融せず、リボン基材31のみが
溶融して前記布32の網目内に入り込み、布32を挟み
込んだ状態でリボン基材31の端部同士をつなぎ合わせ
ることができ、しかもリボン基材31が溶融して介在す
る布32が繊維状態を維持することによりつなぎ目の機
械的強度を低下させず、かつ高印字品質を実現させるこ
とができるというものである。
【0007】さらに、図6に示されるように、インクリ
ボンの基材41の両方の端部を、前記基材41より融点
の低い熱可塑性合成樹脂42を介して重ね合わせ、前記
熱可塑性合成樹脂42のみを溶融して前記両方の端部に
溶着させ前記基材41の両方の端部どうしをつなぎ合わ
せたエンドレスインクリボンもある(特開昭57−13
431号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示される、折り曲げた端部を融着する方法では、融着部
分24が小さく曲げや引っ張りに対する強度が低いとい
う問題がある。
【0009】また、図5に示される、融点の高い繊維状
の別布を介在させて接合する方法では、リボン31の接
合部に別布32によって段差ができ、その高さがリボン
同士の重ね合せよりも高くなるため、リボン走行時にプ
ラテンとリボンマスクとの隙間など、とくに狭くなって
いる部分に詰まってしまうという問題がある。
【0010】さらに、図6に示される、リボンより融点
の低い熱可塑性合成樹脂を溶融して溶着する方法も、図
5に示される方法と同様に、インクリボンの基材41と
異なる他の物質(リボンより融点の低い熱可塑性合成樹
脂42)が介在するため、接合部に段差ができリボン走
行不良が発生するという問題がある。
【0011】ところで通常、図7に示されるように、イ
ンクリボン51の接合部Sはバイヤス方向に溶着されて
おり、接合部Sの溶着幅Mは0.4mm程度である(図
7参照)。しかし、現実の溶着操作に際しては、前述し
た溶着幅の2倍程度の重ね幅を設定する必要がある。
【0012】そのため、端部を重ね合わせて溶着を行な
う従来の方法では、図8に示されるように、インクリボ
ンの先端Uがめくれ上がりやすくなり、そのリボンの最
大の厚さtで0.25mmにもなるため、インクリボン
が走行するときに、プリンターヘッドと用紙との隙間な
ど狭い部分に引っ掛かってしまうという問題も発生す
る。
【0013】さらに、これまで述べてきたような、繊維
を溶融することによってインクリボンを接合する方法で
は、通常、図9の(a)に示されるように、接合部Sは
溶融した樹脂がインクリボンの幅方向に流れ出して固ま
り突出部Tが形成される傾向にある。そのばあい、その
突出部Tがリボン走行時に、カセット内にリボン幅方向
に設けられたリボン位置決め突起に引っ掛かり、リボン
の走行不良が起こるという問題があった。
【0014】本発明は、叙上の事情に鑑み、曲げや引っ
張りなどに対抗しうる機械的な強度があり、接合部にお
いて表面側の繊維の網目は崩壊しないのでインクを含浸
させることができ、そのために印字欠けが生じないで高
印字品質が実現されるとともに、接合部にめくれが生じ
ず、幅方向の突起も除去され、リボン走行不良を起こす
ことのないエンドレスインクリボンを提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のインクリボン接
合方法は、熱可塑性樹脂製の繊維からなる帯体の両端を
重ね合わせ、該重ね合わせた接合部の接触面を溶融して
前記帯体を接合するインクリボン接合方法であって、
(a)少なくとも一方の帯体の、前記接触面の裏側の非
接触面まで溶融しないよう溶融の程度を調整する工程、
(b)帯体の縁部を再溶着する工程からなることを特徴
としている。
【0016】そして、前記(b)工程において、その表
面が網目状であるか、またはその表面に多数の突起を有
するアンビルを用いて溶着することが好ましい。
【0017】また本発明のエンドレスインクリボンは、
熱可塑性樹脂製の繊維からなる1本の帯体の両端を重ね
合わせ、その部分を溶融して連結してなるものであっ
て、前記帯体の少なくとも一方の端部の、他方の端部と
接触する面の裏側の非接触面は溶融せず、接触面のみが
溶融して前記両端が接合されてなるとともに、インクリ
ボンの両端の縁部を溶融し、めくれないように接着して
なることを特徴としている。
【0018】また、前記接合部のリボン幅方向に溶融し
て突出した部分を切断してなることが好ましい。
【0019】
【作用】本発明のインクリボン接合方法では、熱可塑性
樹脂の繊維からなる帯体の両端を重ね合わせ、重ね合わ
せによって接触している面のみが溶融して接着し、その
上面あるいは裏面の非接触面まで溶融しないように調整
する(工程(a))。
【0020】調整法としては、重ね合わせた接合部の上
に緩衝材を敷き、その上から超音波溶着ホーンを当てる
方法を用いる。
【0021】そののち、緩衝材を取り去り、帯体の縁部
を軽く溶着してめくれないようにする(工程(b))。
そのばあい、その表面が網目状であるか、またはその表
面に多数の突起を有するアンビルを用いて網目状、また
は水玉模様状に軽く溶着する。
【0022】この方法によって製造されたエンドレスイ
ンクリボンは、溶融される接触面が大きく機械的強度が
良好で、溶融されていない非接触面が繊維構造を維持
し、インクを含浸させることができる。また、縁部を溶
着することによってめくれを生じない。さらに、滑らか
なリボン走行の障害となる突出部が切断によって取り除
かれる。
【0023】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明のインク
リボン接合方法およびエンドレスインクリボンを説明す
る。本発明のインクリボン接合方法は、(a)少なくと
も一方の帯体の、前記接触面の裏側の非接触面まで溶融
しないよう溶融の程度を調整する工程、(b)帯体の縁
部を再溶着する工程からなる。そして、(c)前記接合
部においてリボン幅方向に溶融して突出した部分を切断
する工程を有することが好ましい。
【0024】本発明において図1は工程(a)の一実施
例を示す説明図、図2は工程(b)の一実施例を示す説
明図である。
【0025】まず、図1に基づいて工程(a)を説明す
る。図1において、1はリボン、2は緩衝材、3は超音
波溶着用ホーン、8はアンビルである。
【0026】リボン1は、ナイロン、ポリエステル、レ
ーヨンなどの熱可塑性樹脂の繊維を縦糸および横糸とし
て、細長い帯状に織ってなるものである。エンドレスイ
ンクリボンは、通常、インクが含浸されている1本の細
長い帯状のインクリボンの両端を重ね合わせて加熱し融
着する。加熱する方法としては、超音波法、高周波法な
どがあるが、インクリボンの溶融に適したエネルギーを
与えやすいという点で超音波法が最も一般的である。
【0027】そこで、本発明ではとくに緩衝材2を用い
て超音波のエネルギーを減少させ、接触面4のみが溶融
し、少なくとも印字する用紙に押圧される表面側5のリ
ボンが溶融しないように調整した。このように調整する
ことで、表面側5が繊維質を維持できインクを保持する
ことができる。しかも、接合部に他の布や接着用の樹脂
などを介在させる必要がないため、接合部が厚くならず
段差を生じさせないで機械的強度を高めることができ
る。なお、請求項において非接触面とは、表面側5およ
び裏面側6を意味しており、少なくとも表面側5のみ溶
融しなければ前述の効果を奏しうるが、表面側5および
裏面側6の両方が溶融しないようにしても同様の効果を
奏しうる。なお、図1中、アンビル8は溶着部の幅寸法
を決定するために用いるものである。
【0028】緩衝材2としては、綿、絹、麻などの天然
繊維からなる織物や、ナイロン、ポリエステルなどの熱
可塑性樹脂繊維からなる織物または前記のごとき熱可塑
性樹脂製のフィルムなどを用いて作製することができ
る。
【0029】図1において、緩衝材2はリボン1の接合
部を上側と下側の両側より挟むように配設されている。
このばあい、接合部の表面側5と裏面側6の両方の溶融
が妨げられ、接触面の中央部7のみが溶融して接着す
る。表面側5と裏面側6の繊維の網目はそのまま残るの
で毛細管現象でインクが浸透、含浸する。
【0030】次に図2に基づいて工程(b)を説明す
る。
【0031】工程(a)で緩衝材2を用いて調整しつつ
インクリボンを溶着したあとは、緩衝材2を取り除い
て、再び超音波を当て軽く溶着する。そのばあい、図2
に示されるような網目状または多点突起状のアンビル9
を用いると、インクリボン表面に適度に繊維質を保持し
た状態で、しかも確実に縁部1aを溶着できる。したが
ってリボン走行時に縁部1aでめくれを生じず、滑らか
に走行する。
【0032】さらに、図9に示されるように、必要に応
じて溶融によってリボン幅方向に突出した突出部Tを切
断する(図9の(b)参照)。このような工程(c)
は、ハンダごて、カートリッジヒーターを用いて熱で溶
融カットすることが、作業精度および繊維のほつれ防止
の点から好ましい。この工程(c)によってリボン走行
の障害となる突出部が取り除かれ、滑らかなリボン走行
を実現するインクリボンを提供することができる。
【0033】次に、具体例に基づいて本発明のインクリ
ボン接合方法を説明する。厚さ0.12mm、幅13m
mのナイロン製のインクリボンについて以下の条件で接
合を行なった。
【0034】 工程(a)の溶着条件 工程(b)の溶着条件 重ね合わせの長さ: 0.8mm 超音波の振動数 : 20kHz 20kHz ホーン端面振幅 : 30μ 30μ 加工時間 : 1秒 1秒 加工荷重 : 10kgf 4kgf 工程(b)を行なうことでインクリボンの接合部の厚さ
を0.23mmから0.12mmに薄くすることができ
る。したがって、間隙が0.3mmであるプラテンとヘ
ッドのあいだを厚さ0.12mmのインクリボンと厚さ
0.09mmの紙が通過できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のインクリ
ボン接合方法は、重ね合わせたリボンの接合部に緩衝材
を敷き、超音波のエネルギーを減少させ、少なくとも一
方の非接触面(表面側)のリボンが溶融しないように調
整するものであり、重ね合わせた接触面を溶融して接着
する。したがって、この製法によるエンドレスインクリ
ボンは、融着する面を大きくすることができ、曲げや引
っ張りなどの機械的強度を上げることができる。しかも
表面側の繊維の網目が崩壊しないのでインクを含浸させ
ることができ、印字欠けの生じない高品質の印字を実現
することができる。さらに、接合部に他の布や接着用の
樹脂などを介在させていないため接合部に段差が生じ
ず、良好なリボン走行状態を保つことができる。
【0036】つぎに、帯体の縁部を軽く溶着してめくれ
ないようにすることによって縁部がめくれずにすむ。し
たがって、カセット内およびプリンターヘッドと用紙と
の隙間にリボンが引っ掛かるおそれがなく、良好なリボ
ン走行状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクリボン接合方法の工程(a)の
一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明のインクリボン接合方法の工程(b)の
一実施例を示す説明図である。
【図3】従来のインクリボン接合方法の一例を示す説明
図である。
【図4】従来のインクリボン接合方法の他の例を示す説
明図である。
【図5】従来の従来のインクリボン接合方法のさらに他
の例を示す説明図である。
【図6】従来のインクリボン接合方法のさらにまた他の
例を示す説明図である。
【図7】従来のインクリボン接合方法の他の例を示す説
明図である。
【図8】従来のインクリボン接合方法のさらに他の例を
示す説明図である。
【図9】従来のインクリボン接合方法の他の実施例を説
明図である。
【符号の説明】 1 リボン 2 緩衝材 4 接触面 8、9 アンビル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製の繊維からなる帯体の両
    端を重ね合わせ、該重ね合わせた接合部の接触面を溶融
    して前記帯体を接合するインクリボン接合方法であっ
    て、(a)少なくとも一方の帯体の、前記接触面の裏側
    の非接触面まで溶融しないよう溶融の程度を調整する工
    程、(b)帯体の縁部を再溶着する工程からなることを
    特徴とするインクリボン接合方法。
  2. 【請求項2】 前記(b)工程において、その表面が網
    目状であるか、またはその表面に多数の突起を有するア
    ンビルを用いて溶着する請求項1記載のインクリボン接
    合方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂製の繊維からなる1本の帯
    体の両端を重ね合わせ、その部分を溶融して連結してな
    るエンドレスインクリボンであって、前記帯体の少なく
    とも一方の端部の、他方の端部と接触する面の裏側の非
    接触面は溶融せず、接触面のみが溶融して前記両端が接
    合されてなるとともに、インクリボンの両端の縁部を溶
    融し、めくれないように接着してなることを特徴とする
    エンドレスインクリボン。
  4. 【請求項4】 前記接合部のリボン幅方向に溶融して突
    出した部分を切断してなる請求項3記載のエンドレスイ
    ンクリボン。
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