JPH08201654A - 光コネクタ用フェルール - Google Patents

光コネクタ用フェルール

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JPH08201654A
JPH08201654A JP7014817A JP1481795A JPH08201654A JP H08201654 A JPH08201654 A JP H08201654A JP 7014817 A JP7014817 A JP 7014817A JP 1481795 A JP1481795 A JP 1481795A JP H08201654 A JPH08201654 A JP H08201654A
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JP
Japan
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optical fiber
ferrule
insertion portion
angle
optical connector
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JP7014817A
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Yoshihiro Kobayashi
善宏 小林
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 φ2.6以下のフェルールであって、後端部
に形成した円錐形状の光ファイバ挿入部12の角度を1
00〜130°とした光コネクタ用フェルール1。 【効果】 バレル加工やブラシ加工により、角部のエッ
ジを取り除くことが容易にでき、光ファイバ挿入時に光
ファイバ外周に傷を付けることはなく、光コネクタを組
み上げた後の、熱衝撃試験や恒温恒湿試験等の信頼性試
験においても、光ファイバが断線するという問題がな
く、さらに大幅に加工原価を低減できる、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に用いられる光
ファイバを接続する光コネクタ用フェルールに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の、フェルールの後端部に形成され
た円錐形状の光ファイバ挿入部の角度は、図3に示すよ
うに90°の入口部と貫通孔とのつなぎ部に、更に60
°の角度をつけた形状であったり、あるいは、光ファイ
バの挿入性を更に良くするという名目で、図4に示すよ
うに最初から60°の角度をつけた形状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の光コネ
クタ用フェルールでは、フェルール貫通孔と光ファイバ
挿入部との角にエッジがあるために、光ファイバ挿入時
に光ファイバ外周に傷を付け、光コネクタを組み上げた
後の、熱衝撃試験等の信頼性試験において、光ファイバ
がマイクロクラックの為に断線するという問題があっ
た。
【0004】すなわち、通常の大きさ以下のフェルール
において、円錐径を1.1mmとした場合、従来形状の
図3のものでは後端部13から貫通孔11と光ファイバ
挿入部12との角部17までの距離は約0.7mm、図
4のフェルールでは後端部13から貫通孔11と光ファ
イバ挿入部12との角部17までの距離は約0.95m
mと深く、しかも角度がいずれも60°のためバレル加
工やブラシ加工では該角部17のエッジを十分に取り除
くことはできない。そのため、光ファイバ挿入時に光フ
ァイバ外周に傷を付け、光コネクタを組み上げた後の、
熱衝撃試験や恒温恒湿試験等の信頼性試験において、光
ファイバがマイクロクラックの為に断線するという問題
を生じた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記に鑑みて本発明は、
φ2.6以下のフェルールの後端部に形成した円錐形状
の光ファイバ挿入部の角度を100〜130°とした形
状とした。
【0006】
【実施例】以下、本発明実施例を図によって説明する。
図1は、本実施例の光コネクタ用フェルール1を示し、
このフェルールにはジルコニアからなるφ2.6以下の
円柱体の中央に光ファイバを収納する貫通した貫通孔1
1が形成されている。そして、先端部14は平面若しく
は曲面で形成され、外周部16のつなぎ部としてスリー
ブ挿入ガイド15を設けている。一方、後端部13には
円錐形状で角度が100〜130°である光ファイバ挿
入部12を設けた形状となっている。
【0007】この光ファイバ挿入部12の加工方法は、
磁器を押し出し成形で作製した後、四角錐形状のダイア
モンド単石もしくは円錐形状のダイヤモンド電着砥石も
しくはダイヤモンド砥石を使用した超音波加工で加工す
る。そして、その後の最終仕上げとして、バレル加工も
しくはブラシ加工で角部17のエッジを取り除く。
【0008】このとき、光ファイバ挿入部12の角度を
100〜130°にすることにより、例えば円錐径φ
1.1mmとした場合、後端部13から貫通孔11と光
ファイバ挿入部12との角部17までの距離が0.2〜
0.5mmと浅くなり、しかも角度が大きくなるため、
バレル加工やブラシ加工により上記角部17のエッジを
取り除くことが容易となり、曲率半径Rが0.02mm
以上の曲面も形成できるのである。
【0009】次に、光ファイバの挿入性については、光
ファイバ挿入部12はジルコニアで構成され、その表面
粗さがRa0.2以下の研磨面としたことにより、石英
ガラスで構成される光ファイバとの間での静摩擦係数は
μ=0.28となる。
【0010】このとき、摩擦角をθとすると、 μ=tanθ ・・・・式(1) より、θ=15.64°が求められ、すなわち光ファイ
バとジルコニア研磨面は15.64°の傾きがあれば滑
り出すこととなる。
【0011】図5に示すように、フェルール1にフェル
ール金具3が取りついており、そのフェルール金具の内
径に光ファイバを挿入する時の最大角度をβとし、光フ
ァイバ挿入部12の角度を2γとしたとき、 θ=90°−(β+γ) の式がなりたつ。そしてフェルール金具長さ6.0m
m、光ファイバ直径0.125mmのとき、 β=tan-1(0.97/6.0)=9.35° となり、このβの値を前記式(1)に代入すると、γ=
65.18となり光ファイバ挿入部最大深さ角度2γは
130.36となる。
【0012】次に、円錐部の径をφ1.1として光ファ
イバ挿入部の角度を60°、90°、110°、130
°のサンプルをつくり、ブラシ加工を行った後、光ファ
イバ挿入部12と貫通孔11との境界部の曲率半径を測
定した。
【0013】なお、ブラシ加工とは、ワークを治具にた
て、ブラシにダイヤモンド等からなる砥石を塗布し、両
者を回転、公転させながら研磨する方法である。
【0014】この結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】表1に示すように、光ファイバ挿入部の角
度が100°以上であれば曲率半径をR0.02以上と
することができる。
【0017】なお、バレル加工においても同様の結果が
得られた。
【0018】以上の理由により、光ファイバ挿入部角度
を100〜130°と設定した。
【0019】加工方法は、旋盤にフェルールをチャッキ
ングし、フェルール、加工工具のいずれか、あるいは双
方を回転させて削り出す方法が一般的である。また、加
工工具としては、ダイヤモンド単石を四角錐に加工した
もの、あるいはダイヤモンドの電着砥石が用いられる。
光ファイバ挿入角度を100°〜130°と従来よりも
大きくすることで、削り出し体積が少なくなり、これに
よる加工時間の短縮、さらには加工工具の接触面積が増
大することで加工工具の摩耗、カケの減少が実現する。
すなわち、加工原価を大幅に低減するという効果があ
る。
【0020】また、図2は本発明の他実施例によるフェ
ルール1を示し、このフェルール1は光ファイバ挿入部
12の円錐稜線が曲線状で構成され、且つその接線角度
を100°〜130°としたものである。
【0021】実験例 後端部13の光ファイバ挿入部12の角度を100〜1
30°とし、該挿入部12と貫通孔11の境界部に曲率
半径R0.02mmを形成した図1に示す本実施例のフ
ェルール1と、比較例として図3に示すように90°の
光ファイバ挿入部12と貫通孔11とのつなぎ部に、更
に60°の角度をつけた形状のフェルール1を用意し
た。
【0022】両フェルール1に光ファイバを装着し、そ
の端面を研磨した後、光コネクタに組み上げ、熱衝撃試
験を行った。なお、試験条件は、−40℃〜+85℃で
1サイクル1時間の熱衝撃試験器に500サイクル投入
した。この結果を表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】表2から明らかなように、比較例のフェル
ールでは熱衝撃試験終了後、50本中4本につき接続損
失が0.5dB以上悪化し、光ファイバの破断を生じ
た。しかし本実施例のフェルールでは50本中一本も接
続損失の悪化が見られなかった。
【0025】
【発明の効果】叙上のように、本発明によれば、φ2.
6以下のフェルールの後端部に形成した円錐形状の光フ
ァイバ挿入部の角度を100〜130°とした形状とし
たことにより、(1)後端部から貫通孔と光ファイバ挿
入部との角部までの距離が0.2〜0.5mmと浅くな
り、しかも角度が大きくなるため、バレル加工やブラシ
加工により、角部のエッジを取り除くことが容易にでき
る、(2)光ファイバ挿入時に光ファイバ外周に傷を付
けることはなく、光コネクタを組み上げた後の、熱衝撃
試験や恒温恒湿試験等の信頼性試験においても、光ファ
イバが断線するという問題はなくなった、(3)光ファ
イバ挿入部の加工時間の短縮および加工工具の摩耗、カ
ケの減少により、大幅に加工原価を低減できる、という
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の光コネクタ用フェルールの断面
図である。
【図2】本発明他実施例の光コネクタ用フェルールの断
面図である。
【図3】光ファイバ挿入部の角度を90°とし、入口部
と貫通孔とのつなぎ部に更に60°の角度をつけた従来
の光コネクタ用フェルールの断面図である。
【図4】光ファイバ挿入部の角度を最初から60°とし
た従来の光コネクタ用フェルールの断面図である。
【図5】(a)はフェルールに光ファイバが挿入される
ときの状態を示す図であり、(b)はフェルールに光フ
ァイバが挿入されるときの各角度の相関図である。
【符号の説明】
1 フェルール 2 光ファイバ 11 貫通孔 12 光ファイバ挿入部 13 後端部 14 先端部 15 スリーブ挿入ガイド 16 外周部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを収納する軸方向の貫通孔を
    有し、φ2.6mm以下の略円柱状の光コネクタ用フェ
    ルールであって、該フェルールの後端部に形成した円錐
    形状の光ファイバ挿入部の角度を100〜130°と
    し、かつ光ファイバ挿入部と貫通孔との境界部に、曲率
    半径R0.02mm以上の曲面を備えてなる光コネクタ
    用フェルール。
  2. 【請求項2】 前記光コネクタ用フェルールがジルコニ
    アセラミックスで形成されており、光ファイバ挿入部の
    表面粗さがRa0.2以下であることを特徴とする請求
    項1に記載の光コネクタ用フェルール。
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