JPH08201740A - 半導体量子井戸光変調器ならびにこれを用いた光変調方法および装置 - Google Patents

半導体量子井戸光変調器ならびにこれを用いた光変調方法および装置

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JPH08201740A
JPH08201740A JP1403295A JP1403295A JPH08201740A JP H08201740 A JPH08201740 A JP H08201740A JP 1403295 A JP1403295 A JP 1403295A JP 1403295 A JP1403295 A JP 1403295A JP H08201740 A JPH08201740 A JP H08201740A
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JP
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quantum well
optical modulator
absorption
polarized light
light
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JP1403295A
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Takayuki Yamanaka
孝之 山中
Koichi Wakita
紘一 脇田
Kiyoyuki Yokoyama
清行 横山
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NTT Inc
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな吸収変化および屈折率変化が、小さい
電圧で得られる高性能な半導体量子井戸光変調器ならび
にこれを用いた光変調方法および装置を提供すること。 【構成】 n−InP基板1上にn−InPクラッド層
2、ノンドープInGaAsP/InGaAsP(応力
を補償)からなる多重量子井戸層3、p−InPクラッ
ド層4、n−InPおよびp−InGaAs層5を順次
積層し、n−InP基板1の裏面にN側電極6、p−I
nGaAs層5上にP側電極7を設ける。P側電極7上
に電界印加のためのリード線8を接続する。入射光9は
変調光10として出射される。TM偏光の吸収ピークが
TE偏光に対する吸収ピークよりも高く設定したためT
M偏光により変調動作を行うと高性能な光変調器として
動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光導波路型変調器に関
し、特に光導波路を構成する多重量子井戸層の吸収係数
または屈折率を外部印加電界で制御して光導波路を通過
する光の強度あるいは位相を制御する半導体量子井戸光
変調器に関する。本発明は、また、そのような光変調器
を用いて光変調を行う光変調方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、分子線エピタキシー(MBE)や
有機金属化学気相成長法(MOVPE)など化合物半導
体極薄膜作製技術の進展によって半導体多重量子井戸
(MQW)や超格子構造が登場し、従来のバルク半導体
に比べて著しいオプトエレクトロニクス素子の特性改良
が可能となっている。このうち、MQW構造に電界を印
加してその吸収係数あるいは屈折率を変化させる電界吸
収効果は、バルク半導体に比べ非常に顕著であり、これ
を用いて高速・低電圧駆動可能な光変調器が実現されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術での
半導体多重量子井戸構造によれば、入射光の偏光方向に
より電界効果は大きく異なる。図7には、矩形ポテンシ
ャル形状を持つ多重量子井戸構造のTE偏光(図7
(a))およびTM偏光(図7(b))の場合の吸収係
数の変化を示す。これらの図によれば、入射光の偏光方
向が量子井戸面に平行(TE偏光と呼ばれる)、あるい
は垂直(TM偏光と呼ばれる)により、半導体多重量子
井戸構造の吸収スペクトル変化は非常に異なり、TE偏
光では軽い正孔および電子からなる励起子(LH励起
子)の吸収と重い正孔および電子からなる励起子(HH
励起子)の吸収とが両方観測されるのに対し、入射光の
偏光方向がTM偏光の場合には、LH励起子吸収のみが
観測される。通常の量子井戸構造を構成する半導体で
は、HH励起子吸収ピークが最も長波長側に現れ、電界
印加時のこのピークのシフトに伴う吸収係数の変化がデ
バイス動作に利用される。一方、TM偏光を利用した光
デバイスの高性能化が最近提案された(特願平2−10
4581号)。しかしながら、現在広く使用されている
半導体レーザからの光は、TE偏光であって、レーザと
変調器の集積化デバイスの開発においてもTE偏光によ
る制御がほとんどであり、これまでのところ、TM偏光
を利用した制御の優位性は認められてこなかった。上述
した特願平2−104581号は、吸収係数の変化をT
M偏光の入射光によって取り出すことを提案している。
吸収係数そのものは、量子井戸構造で決まる価電子帯
(波数空間において重い正孔と軽い正孔の存在するエネ
ルギー領域)のバンド構造に密接に依存する。しかしな
がら、上述した特願平2−104581号においては、
量子井戸構造を構成する各材料の格子定数が整合のとれ
ている場合について、理想化された放物線的なバンド構
造を仮定しているために定量性に乏しく、TM偏光を利
用した吸収係数制御の優位性を示唆する根拠にはなって
いない。
【0004】その後、量子井戸あるいは障壁層の格子定
数が、これらの層をその上に成長させている基板結晶の
格子定数と不整合になるような成長をさせて量子井戸層
内に格子歪みによる応力を生じさせることによって、励
起子吸収の強度およびピーク位置を制御する実験的試み
が始まった(InGaAsP/InP系多重量子井戸構
造に関しては、M.Okamoto他:米国電気電子学
会量子エレクトロニクス誌「IEEE Journal
of Quantum Electronics」第
27巻、1463−1469頁(1991年)、InG
aAs/InAlAs系多重量子井戸構造に関しては、
井戸他:「電子情報通信学会研究報告」、信学技報ED
93−61、OQE93−44(1993−07)、3
3−38頁)。格子歪みを導入することで、吸収係数の
変化を積極的に制御できる可能性が出てきた一方で、わ
ずかな格子歪みによって、量子井戸構造のバンド構造は
大きく変化するため、実験的にTM偏光によって歪み導
入による吸収係数変化量の増大がどこまで可能かを判断
することは難しく、TM偏光に対する量子井戸構造の最
適化に向けた設計指針が求められていた。
【0005】本発明の目的は、このような事情に鑑み、
従来にない大きな吸収変化および屈折率変化が、小さい
電圧で得られる高性能な光導波路型変調器である半導体
量子井戸光変調器ならびにこれを用いた光変調方法およ
び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1の解決手段に従う量子井戸光変調器
は、基板と、該基板上に形成した異なる2種類の半導体
からなる量子井戸層および障壁層を交互に積み重ねた多
重量子井戸構造のコアとを有する光変調器において、前
記コアは、前記量子井戸構造を形成している量子井戸層
の格子定数とこの層をその上に成長させている基板結晶
の格子定数との不整合により生じる格子歪みを有し、こ
の格子歪みは、価電子帯のバンド構造を変化させて前記
量子井戸構造の励起子による光吸収の吸収量および吸収
ピークの位置を変化させ、前記光変調器への電圧印加に
伴う量子井戸層の吸収係数変化による光の制御を行うこ
とを可能にする大きさに設定されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明の第2の解決手段に従う半導体量子
井戸光変調器は、上述の第1の解決手段に従う半導体量
子井戸光変調器において、前記格子歪みは、引張歪みで
あることを特徴とする。
【0008】本発明の第3の解決手段に従う半導体量子
井戸光変調器は、上述の第1の解決手段に従う半導体量
子井戸光変調器において、前記格子歪みは、吸収端での
励起子吸収のTM偏光に対する吸収ピークが、TE偏光
に対する吸収ピークよりも高くなるようにその大きさを
設定されていることを特徴とする。
【0009】本発明の第4の解決手段に従う光変調方法
は、上述の第1,2または3の解決手段に従う半導体量
子井戸光変調器を用いて、量子井戸層に垂直な電界成分
を持つTM偏光により光変調を行うことを特徴とする。
【0010】本発明の第5の解決手段に従う半導体量子
井戸光変調装置は、上述の第1,2または3の解決手段
に従う半導体量子井戸光変調器と、前記光変調器にTM
偏光を含む光を供給する光源と、前記光変調器へ信号に
対応する電圧を印加する電圧印加手段とを備え、それに
より前記量子井戸構造の励起子による光吸収の吸収量お
よび吸収ピーク位置を変化させ、前記光変調器への電圧
印加に伴う量子井戸層の吸収係数変化による光の制御を
行うことを可能にしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の半導体光変調器の構造においては、量
子井戸層内に引張歪みを導入することにより、無歪み量
子井戸、すなわち量子井戸層材料の格子定数が基板材料
のそれに等しく作製された量子井戸に比較して、励起子
吸収の起きる波長とその吸収量を変えることを実現でき
る。理論的には、励起子吸収の吸収量は励起子の振動子
強度によって表される。図1に量子井戸構造の振動子強
度の歪み量依存性の計算結果を示す。図2は計算に用い
た単一量子井戸構造を示すバンドギャップエネルギー図
である。井戸層、障壁層ともに材料としてInGaAs
Pを仮定している。井戸幅は6,10,12,14nm
と変化させ、井戸層の組成を変化させて1.2%の圧縮
歪みから0.6%の引張歪みまでを井戸層にかけた場合
を想定している。ここで、引張歪みとは、量子井戸層材
料の格子定数が基板の格子定数よりも小さい場合を指
す。電界無印加時の量子井戸のバンドギャップ波長は井
戸幅および歪み量によらず一定の値(1.49μm)に
固定してある。このように、四元組成の材料InGaA
sPを用いることで、バンドギャップ波長、井戸幅およ
び歪み量を独立に設定することが可能である。一方、障
壁層はバンドギャップ波長1.1μmの組成を仮定し
た。図1は電界無印加でのTE偏光およびTM偏光に対
する振動子強度の歪みの結果を示している。図の横軸
で、正の歪みは圧縮歪みに、負の歪みは引張歪みに対応
する。引張歪み量については、井戸幅に応じて実現可能
な最大の歪み量まで計算を行った(最大の歪み量は井戸
層のバンドギャップ波長から決まる可能な組成の組合せ
により制限されてくる)。井戸幅が6nmを超える量子
井戸では、引張歪み量子井戸構造が可能であり、引張歪
み量とともにTM偏光に対する振動子強度が急速に増大
し、TE偏光のそれを上回る。井戸幅が12nmで0.
4%の引張歪みのとき、振動子強度は最大値をとる。一
方、TE偏光に対する振動子強度は、歪み量に対する変
化が小さく、引張歪みに対してはむしろ減少傾向にあ
る。励起子吸収の吸収量は励起子の振動子強度に比例す
ると考えてよいから、このことは引張歪みを量子井戸層
に加えた場合、TM偏光に対する吸収特性が従来のTE
偏光に対する特性に大きく勝ることを示している。この
TM偏光に対する振動子強度の増大は、引張歪みを量子
井戸層に加えた場合に起きる価電子帯バンド構造の特徴
的な変化に起因する。
【0012】図3に0.4%の引張歪み量子井戸の伝導
帯および価電子帯のバンド構造を電界無印加の場合につ
いて示した。光変調器の動作として重要なのは、伝導帯
と価電子帯の第一準位間の遷移である。引張歪みを加え
たことにより、価電子帯の第一準位(軽い正孔の準位)
と第二準位(重い正孔の準位)の波数ゼロでのエネルギ
ーが近接する。これら二つの性格の異なる準位の相互作
用の結果、価電子帯の第一準位の波数−エネルギー曲線
は上に弧を描くようにして第二準位の波数エネルギー曲
線と反発し合い、波数ゼロ以外の波数で極値をとる
(「間接型のバンド構造をとる」と表現される)。この
形のバンド構造は、伝導帯の第一準位に存在する電子と
価電子帯の第一準位(軽い正孔の準位)に存在する軽い
正孔の間の光学的結合を強くする。
【0013】TM偏光は軽い正孔と電子による吸収(L
H励起子による吸収)を引き起こすため、引張歪みの導
入によりTM偏光による吸収量が増大されることにな
る。後に説明する実施例でも述べるように、電界印加時
においても、電界0kV/cmの場合と同様、大きな吸
収変化が得られる。以上の知見は、対象とする量子井戸
構造に対する引張歪み導入の効果を、独自の解析手法を
駆使した結果得られる他ものであり、定量的な理論に裏
打ちされたものである。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは
勿論である。
【0015】(実施例)図4は、上述したようなTM偏
光に対する吸収量増大の実施例に係る光変調器を示す模
式的斜視図である。n−InP基板1上には、n−In
Pクラッド層2、ノンドープInGaAsP/InGa
AsPからなる多重量子井戸層3、p−InPクラッド
層4、n−InPおよびp−InGaAs層5が順次積
層されており、n−InP基板1の裏面にはN側電極6
が、p−InGaAs層5上にはP側電極7が設けられ
ている。P側電極7上には変調信号に対応する電圧を印
加するための電圧印加手段(図示しない)に接続するた
めのリード線8が接続されている。図示しない光源(レ
ーザ)からの入射光9は変調光10として出射される。
量子井戸層3は、InGaAsP層と応力の補償された
InGaAsP層とからなる多重量子井戸構造になって
いる。InP基板上に格子整合するIn1-xGax As
1-yy の組成条件またはx、yを変えることで格子不
整合(歪み)を生じさせて格子歪みによる応力を発生さ
せることができる。応力の大きさ、向きもクラックの発
生しない範囲で自由に変えられる。井戸層には、引張歪
みが0.4%加えられている。
【0016】図5は、本発明に関わる量子井戸構造の量
子井戸に引張歪み0.4%を付加したときの吸収スペク
トルを示した線図であり、図5(a)はTM偏光で、図
5(b)はTE偏光の場合である。実線Aは電界無印加
時、破線Bは電界印加時を表す。図中の矢印は、それぞ
れ吸収ピークの波長および変調器の動作波長1.55μ
mを示している。これらの図から、電界ゼロのみならず
電界印加時(印加電界の強さは125kV/cm)にお
いても、引張歪みを導入した量子井戸において、高い吸
収係数の値が得られているのがわかる。動作は長1.5
5μmでの吸収係数の変化ΔαについてもΔαTMがはる
かにΔαTEを上回っており、TM偏光による変調器動作
の優位性が見て取れる。ここで、より具体的に性能の向
上を見積もるために性能指数(figure of m
erit)の値を見積もってみる。現在のデバイス理論
では、変調器の性能指数として、
【0017】
【数1】
【0018】と
【0019】
【数2】
【0020】が最も適当な量として用いられる。ここ
で、TE(TM)はTEまたはTMを表し、ΓTE(TM)
各偏光に対する光閉じこめ係数(ΓTEまたはΓTM)、Δ
Fは電界の変化量、ΔαTE(TM)は電界の変化量に対する
吸収係数の変化量、αTE(TM)(0)は波長1.55μm
での電界ゼロの場合の吸収係数(「吸収損失」と呼ばれ
る)である。前者は主に変調特性に、後者は消光比に対
応するものと考えてよい。図5の場合、ΔF=125k
V/cm、ΔαTM=3546(cm-1)、ΔαTE=14
56(cm-1)である。障壁層幅を5nmとして量子井
戸数10の量子井戸構造について、光閉じこめ係数を求
めると、それぞれΓTM=0.2494、ΓTE=0.29
93となる。従って、最終的な性能指数は、
【0021】
【数3】
【0022】と見積もられる。また、この量子井戸構造
での電界強度125kV/cmは、電圧に換算して約
1.6Vであり、2V以下の低電圧が実現されている。
いずれの性能指数においても、低電圧を実現しつつ、T
E偏光による動作に比べてTM偏光動作は約2倍の性能
向上が期待できることになる。このように、低電圧での
Δαの増大はデバイスの高性能化に寄与する。
【0023】図6は、10nm、0.3%引張歪み−、
12nm、0.4%引張歪み−、14nm、0.4%引
張歪み−量子井戸構造のそれぞれについて、ΔαTMとΔ
αTEの差を印加電界の関数としてプロットしたものであ
る。いずれの量子井戸構造においてもΔαTM≫ΔαTE
なっており、引張歪みをかけた量子井戸がTM偏光に対
して優れた電界吸収効果を発揮することがわかる。Δα
TMとΔαTEの差は井戸幅を狭くするにつれて増大する
が、そのピークは高電界側にシフトする。ΔαTMとΔα
TEの差だけを見る限り、10nm、0.3%引張歪み量
子井戸を含むより狭い量子井戸構造が高い性能を有する
ことになるが、デバイス動作上低電圧駆動は必須条件で
あり、2V以下での動作を考えると150kV/cm以
上の高電界印加では、その実現は難しい。従って、Δα
TMとΔαTEの差と電圧の両方を考慮すると、TM偏光で
の最適構造は、12nm、0.4%引張歪みといえる。
【0024】なお、上述の実施例では、InP基板を用
いたInGaAsまたはInGaAsP混晶系について
述べたが、InP基板を用いたInGaAlAs混晶
系、GaAs基板を用いたInGaAs、InGaAs
P、InGaAlAsまたはAlGaAs混晶系につい
ても同様な効果があることは明らかである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多重量子井戸構造での量子井戸層内に引張歪みが加わる
ようにして、TM偏光に対する吸収ピークが、TE偏光
に対する吸収ピークよりも高くなるようにした上で、T
M偏光により変調動作を行うことにより、従来のTE偏
光による動作をしのぐ高性能な光変調器を提供すること
ができる。
【0026】さらに、本発明によれば、このような光変
調器を用いたことにより従来にない大きな吸収変化およ
び屈折率変化が小さい電圧で得られる光変調方法および
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】量子井戸構造の振動子強度の歪み量依存性(計
算値)を示す線図である。
【図2】図1の量子井戸構造の励起子強度の歪み依存性
の計算に用いた量子井戸構造を示すバンドギャップエネ
ルギー図である。
【図3】本発明に係る量子井戸構造のバンド構造を示す
線図である。
【図4】本発明の実施例に係る光変調器を示す模式的斜
視図である。
【図5】本発明に基づく量子井戸構造の吸収スペクトル
を示す線図であり、(a)はTM偏光の場合、(b)は
TE偏光の場合を示す。
【図6】本発明に基づく量子井戸構造におけるTM偏光
による吸収係数の変化量とTE偏光による吸収係数の変
化量との差を印加電界の関数として表した線図である。
【図7】矩形ポテンシャル形状を持つ多重量子井戸構造
の電界印加による吸収係数変化を示す線図であり、
(a)はTE偏光の場合、(b)TM偏光の場合を示
す。
【符号の説明】
1 n−InP基板 2 n−InPクラッド層 3 ノンドープInGaAsP/InGaAsPからな
る多重量子井戸層 4 p−InPクラッド層 5 p−InGaAs層 6 N側電極 7 P側電極 8 リード線 9 入射光 10 変調光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に形成した異なる2種
    類の半導体からなる量子井戸層および障壁層を交互に積
    み重ねた多重量子井戸構造のコアとを有する光変調器に
    おいて、前記コアは、前記量子井戸構造を形成している
    量子井戸層の格子定数とこの層をその上に成長させてい
    る基板結晶の格子定数との不整合により生じる格子歪み
    を有し、この格子歪みは、価電子帯のバンド構造を変化
    させて前記量子井戸構造の励起子による光吸収の吸収量
    および吸収ピークの位置を変化させ、前記光変調器への
    電圧印加に伴う量子井戸層の吸収係数変化による光の制
    御を行うことを可能にする大きさに設定されていること
    を特徴とする半導体量子井戸光変調器。
  2. 【請求項2】 前記格子歪みは、引張歪みであることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体量子井戸光変調器。
  3. 【請求項3】 前記格子歪みは、吸収端での励起子吸収
    のTM偏光に対する吸収ピークが、TE偏光に対する吸
    収ピークよりも高くなるようにその大きさを設定されて
    いることを特徴とする請求項1記載の半導体量子井戸光
    変調器。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載の半導体量
    子井戸光変調器を用いて、量子井戸層に垂直な電界成分
    を持つTM偏光により光変調を行うことを特徴とする光
    変調方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3に記載の光変調器
    と、 前記光変調器にTM偏光を含む光を供給する光源と、 前記光変調器へ信号に対応する電圧を印加する電圧印加
    手段とを備え、それにより前記量子井戸構造の励起子に
    よる光吸収の吸収量および吸収ピーク位置を変化させ、
    前記光変調器への電圧印加に伴う量子井戸層の吸収係数
    変化による光の制御を行うことを可能にしたことを特徴
    とする半導体量子井戸光変調装置。
JP1403295A 1995-01-31 1995-01-31 半導体量子井戸光変調器ならびにこれを用いた光変調方法および装置 Pending JPH08201740A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114545701A (zh) * 2020-11-24 2022-05-27 华星光通科技股份有限公司 具有横向电场与横向磁场偏振光的光通讯元件

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114545701A (zh) * 2020-11-24 2022-05-27 华星光通科技股份有限公司 具有横向电场与横向磁场偏振光的光通讯元件

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