JPH08201761A - 液晶表示素子 - Google Patents
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- JPH08201761A JPH08201761A JP7010991A JP1099195A JPH08201761A JP H08201761 A JPH08201761 A JP H08201761A JP 7010991 A JP7010991 A JP 7010991A JP 1099195 A JP1099195 A JP 1099195A JP H08201761 A JPH08201761 A JP H08201761A
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- liquid crystal
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- crystal display
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- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/137—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering
- G02F1/139—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering based on orientation effects in which the liquid crystal remains transparent
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- G02F1/1397—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering based on orientation effects in which the liquid crystal remains transparent the liquid crystal being selectively controlled between a twisted state and a non-twisted state, e.g. TN-LC cell the twist being substantially higher than 90°, e.g. STN-, SBE-, OMI-LC cells
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
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- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1337—Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
- G02F1/133749—Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers for low pretilt angles, i.e. lower than 15 degrees
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 第1の基板1と第2の基板2との間に、ツイ
スト角が250°以上のスーパーツイスティッドネマテ
ィック液晶からなる液晶層3を挟持する。上記液晶層3
の液晶分子Aに対する第1の基板1側のプレチルト角を
θ=5.5°、第2の基板2側のプレチルト角をθ=
3.0°となるように設定されている。 【効果】 ツイスト角が250°以上の液晶表示素子の
利点である温度特性の良好性、温度に影響されるコント
ラスト変化の低減および表示品位の良好性を維持しつ
つ、簡便に液晶表示素子の表示不良の発生を抑制するこ
とができる。
スト角が250°以上のスーパーツイスティッドネマテ
ィック液晶からなる液晶層3を挟持する。上記液晶層3
の液晶分子Aに対する第1の基板1側のプレチルト角を
θ=5.5°、第2の基板2側のプレチルト角をθ=
3.0°となるように設定されている。 【効果】 ツイスト角が250°以上の液晶表示素子の
利点である温度特性の良好性、温度に影響されるコント
ラスト変化の低減および表示品位の良好性を維持しつ
つ、簡便に液晶表示素子の表示不良の発生を抑制するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、250°以上の液晶の
ツイスト角を有するスーパーツイスティッドネマチック
(Super Twisted Nematic:STN)型液晶表示素子に関
するものである。
ツイスト角を有するスーパーツイスティッドネマチック
(Super Twisted Nematic:STN)型液晶表示素子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶のツイスト角を180°
以上としたSTN型液晶表示素子において、ツイスト角
が240°のものと260°のものが製品化されてい
る。しかしながら、近年、液晶表示素子の温度特性(温
度変化によるコントラスト変化、LCD(Liquid Cryst
al Display)モジュルール状態でのバックライトの発熱
に起因する輝度むら)の改善が求められている。このた
め、上記の製品化されたツイスト角が240°のものと
260°のもののうち、ツイスト角が260°のSTN
型液晶表示素子が主流になりつつある。これは、液晶の
ツイスト角が大きいほどセル厚(d)と液晶の複屈折率
(Δn)の積d・Δnの温度変化に対する影響が少な
く、この結果、コントラスト変化が少なくなるためであ
る。つまり、液晶のツイスト角が大きいほど表示品位を
向上させることができる。
以上としたSTN型液晶表示素子において、ツイスト角
が240°のものと260°のものが製品化されてい
る。しかしながら、近年、液晶表示素子の温度特性(温
度変化によるコントラスト変化、LCD(Liquid Cryst
al Display)モジュルール状態でのバックライトの発熱
に起因する輝度むら)の改善が求められている。このた
め、上記の製品化されたツイスト角が240°のものと
260°のもののうち、ツイスト角が260°のSTN
型液晶表示素子が主流になりつつある。これは、液晶の
ツイスト角が大きいほどセル厚(d)と液晶の複屈折率
(Δn)の積d・Δnの温度変化に対する影響が少な
く、この結果、コントラスト変化が少なくなるためであ
る。つまり、液晶のツイスト角が大きいほど表示品位を
向上させることができる。
【0003】また、ツイスト角が大きくなれば、配向膜
表面での液晶分子の配向を規制する必要が生じ、このた
めには、プレチルト角を大きくしなければならない。つ
まり、液晶のツイスト角が260°のSTN型液晶表示
素子(以下、260°ツイストシステムと称する)のよ
うにツイスト角が大きくなれば、240°のツイスト角
を有するSTN型液晶表示素子(以下、240°ツイス
トシステムと称する)での2〜4°のプレチルト角のよ
うに小さいプレチルト角では、配向膜表面の液晶分子規
制力が弱くなり、電圧印加による電界に液晶分子が応答
できない虞がある。このように、電圧印加による電界に
液晶分子が応答できない場合、表示不良(アンダーツイ
ストドメイン)の原因となるため、液晶の規制力を高く
しd/pマージンを広くする必要がある。ここで、dは
セル厚、pは液晶の自発的なねじれのピッチを示す。
表面での液晶分子の配向を規制する必要が生じ、このた
めには、プレチルト角を大きくしなければならない。つ
まり、液晶のツイスト角が260°のSTN型液晶表示
素子(以下、260°ツイストシステムと称する)のよ
うにツイスト角が大きくなれば、240°のツイスト角
を有するSTN型液晶表示素子(以下、240°ツイス
トシステムと称する)での2〜4°のプレチルト角のよ
うに小さいプレチルト角では、配向膜表面の液晶分子規
制力が弱くなり、電圧印加による電界に液晶分子が応答
できない虞がある。このように、電圧印加による電界に
液晶分子が応答できない場合、表示不良(アンダーツイ
ストドメイン)の原因となるため、液晶の規制力を高く
しd/pマージンを広くする必要がある。ここで、dは
セル厚、pは液晶の自発的なねじれのピッチを示す。
【0004】したがって、従来の260°ツイストシス
テムでは、液晶分子の配向を規制するために、配向膜表
面の液晶分子規制力・液晶双安定性・フォーカルコニッ
クの発生率・アンダーツイストドメインの発生率の4つ
のパラメータを考慮して、両基板のプレチルト角を共に
4°〜7°に設定していた。
テムでは、液晶分子の配向を規制するために、配向膜表
面の液晶分子規制力・液晶双安定性・フォーカルコニッ
クの発生率・アンダーツイストドメインの発生率の4つ
のパラメータを考慮して、両基板のプレチルト角を共に
4°〜7°に設定していた。
【0005】また、プレチルト角を大きくする方法とし
ては、液晶の組成成分変更または配向膜の材料(表面極
性、成分)、配向膜の処理条件(焼成条件、後処理条
件)変更が考えられるが、液晶はその基本特性であるT
ni(転移点)、Δn(複屈折率)、V(駆動電圧)、
α(急峻性)それぞれの特性を満足しつつ高いプレチル
ト角を得る材料がないので、上記した配向膜の材料、配
向膜の処理条件にて高いプレチルト角を得ることが一般
的である。
ては、液晶の組成成分変更または配向膜の材料(表面極
性、成分)、配向膜の処理条件(焼成条件、後処理条
件)変更が考えられるが、液晶はその基本特性であるT
ni(転移点)、Δn(複屈折率)、V(駆動電圧)、
α(急峻性)それぞれの特性を満足しつつ高いプレチル
ト角を得る材料がないので、上記した配向膜の材料、配
向膜の処理条件にて高いプレチルト角を得ることが一般
的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ツイスト角
が大きい液晶表示素子では、プレチルト角を4〜7°と
高くすることで、配向膜表面の液晶分子への配向規制力
を高めているが、特にカラーフィルター等が形成された
下地の凹凸により配向膜表面の平滑性が維持できなくな
った場合、基板に対するプレチルト角の面内均一性が損
なわれ、それが電圧印加時の電界と配向膜表面の液晶規
制力の関係で、配向不良、配向膜等の印刷むら、ラビン
グすじ等の表示不良となり、表示品位を低下させるとい
う問題が生じている。
が大きい液晶表示素子では、プレチルト角を4〜7°と
高くすることで、配向膜表面の液晶分子への配向規制力
を高めているが、特にカラーフィルター等が形成された
下地の凹凸により配向膜表面の平滑性が維持できなくな
った場合、基板に対するプレチルト角の面内均一性が損
なわれ、それが電圧印加時の電界と配向膜表面の液晶規
制力の関係で、配向不良、配向膜等の印刷むら、ラビン
グすじ等の表示不良となり、表示品位を低下させるとい
う問題が生じている。
【0007】また、上記の問題を解決するために、液晶
分子の粘性を上げて、急峻性(以下、α値と称する)を
低下させて下地の表面状態への依存性より電圧印加時の
電界依存性を高めることで改善することも可能である
が、その場合は、液晶分子の立ち上がり特性が悪くなる
ため、コントラストの低下を招き、光学特性と表示品位
の両方を良好なものとすることが困難であるという問題
が生じている。
分子の粘性を上げて、急峻性(以下、α値と称する)を
低下させて下地の表面状態への依存性より電圧印加時の
電界依存性を高めることで改善することも可能である
が、その場合は、液晶分子の立ち上がり特性が悪くなる
ため、コントラストの低下を招き、光学特性と表示品位
の両方を良好なものとすることが困難であるという問題
が生じている。
【0008】尚、上記の各問題点は、ツイスト角が25
0°以上のSTN型液晶表示素子についてのものであ
り、ツイスト角が250°よりも小さいSTN型液晶表
示素子では、配向膜表面の液晶分子の配向規制力をそれ
ほど必要とせず、上記した配向膜表面の液晶分子規制力
・液晶双安定性・フォーカルコニックの発生率・アンダ
ーツイストドメインの発生率の4つのパラメータを考慮
して、プレチルト角を2°〜4°に設定するため、上記
のような問題は生じない。しかしながら、ツイスト角が
250°よりも小さいSTN型液晶表示素子は、温度変
化によりコントラスト変化が著しく表示品位が、ツイス
ト角が250°以上のSTN型液晶表示素子に比べて良
好でないので、本願では敢えて考慮しない。
0°以上のSTN型液晶表示素子についてのものであ
り、ツイスト角が250°よりも小さいSTN型液晶表
示素子では、配向膜表面の液晶分子の配向規制力をそれ
ほど必要とせず、上記した配向膜表面の液晶分子規制力
・液晶双安定性・フォーカルコニックの発生率・アンダ
ーツイストドメインの発生率の4つのパラメータを考慮
して、プレチルト角を2°〜4°に設定するため、上記
のような問題は生じない。しかしながら、ツイスト角が
250°よりも小さいSTN型液晶表示素子は、温度変
化によりコントラスト変化が著しく表示品位が、ツイス
ト角が250°以上のSTN型液晶表示素子に比べて良
好でないので、本願では敢えて考慮しない。
【0009】本発明は、上記の各問題点に鑑みなされた
ものであって、その目的は、表示不良の発生し易いST
N型液晶表示素子、特にツイスト角が250°以上のS
TN型液晶表示素子において、その配向下地膜の平滑性
に起因するプレチルト角のバラツキによる表示品位の低
下を防止すると共に、表示不良発生率を低減することで
ある。
ものであって、その目的は、表示不良の発生し易いST
N型液晶表示素子、特にツイスト角が250°以上のS
TN型液晶表示素子において、その配向下地膜の平滑性
に起因するプレチルト角のバラツキによる表示品位の低
下を防止すると共に、表示不良発生率を低減することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の液晶表示素子
は、配向処理面が平滑な第1の基板と配向処理面の平滑
性が第1の基板よりも低い第2の基板との間に、ツイス
ト角が250°以上のスーパーツイスティッドネマティ
ック液晶からなる液晶層が挟持された液晶表示素子にお
いて、上記第1の基板は、上記液晶の配向規制力に必要
なプレチルト角となるように配向処理されると共に、上
記第2の基板は、上記第1の基板のプレチルト角よりも
小さいプレチルト角となるように配向処理されているこ
とを特徴としている。
は、配向処理面が平滑な第1の基板と配向処理面の平滑
性が第1の基板よりも低い第2の基板との間に、ツイス
ト角が250°以上のスーパーツイスティッドネマティ
ック液晶からなる液晶層が挟持された液晶表示素子にお
いて、上記第1の基板は、上記液晶の配向規制力に必要
なプレチルト角となるように配向処理されると共に、上
記第2の基板は、上記第1の基板のプレチルト角よりも
小さいプレチルト角となるように配向処理されているこ
とを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の構成によれば、配向処理面が平滑な
第1基板側により、ツイスト角が250°以上のスーパ
ーツイスティッドネマティック液晶の配向規制力を得る
ことができる。
第1基板側により、ツイスト角が250°以上のスーパ
ーツイスティッドネマティック液晶の配向規制力を得る
ことができる。
【0012】また、第2の基板のプレチルト角が、第1
の基板のプレチルト角よりも小さいプレチルト角となる
ように配向処理されていることで、第2の基板側の液晶
の配向規制力を第1の基板側よりも小さくすることがで
きる。これにより、第2の基板側の配向規制力が第1の
基板側の配向規制力よりも弱くなるので、第2の基板の
配向処理面側の平滑性が損なわれてプレチルト角が面内
で不均一な状態となっても、液晶分子の配向に影響を及
ぼさなくなる。したがって、第2の基板にカラーフィル
ター等が形成され、その配向処理面に凹凸が生じた場
合、また、ラビング処理の不均一に伴うプレチルト角の
面内不均一性による配向不良、配向膜等の印刷むらが生
じた場合でも、液晶分子の配向に影響力が小さいので、
配向不良による表示品位の低下および液晶表示素子の表
示不良の発生を低減することができる。
の基板のプレチルト角よりも小さいプレチルト角となる
ように配向処理されていることで、第2の基板側の液晶
の配向規制力を第1の基板側よりも小さくすることがで
きる。これにより、第2の基板側の配向規制力が第1の
基板側の配向規制力よりも弱くなるので、第2の基板の
配向処理面側の平滑性が損なわれてプレチルト角が面内
で不均一な状態となっても、液晶分子の配向に影響を及
ぼさなくなる。したがって、第2の基板にカラーフィル
ター等が形成され、その配向処理面に凹凸が生じた場
合、また、ラビング処理の不均一に伴うプレチルト角の
面内不均一性による配向不良、配向膜等の印刷むらが生
じた場合でも、液晶分子の配向に影響力が小さいので、
配向不良による表示品位の低下および液晶表示素子の表
示不良の発生を低減することができる。
【0013】以上のように、本液晶表示素子では、ツイ
スト角が250°以上の液晶表示素子の利点である温度
特性の良好性、温度に影響されるコントラスト変化の低
減および表示品位を良好に維持しつつ、簡便に液晶表示
素子の表示不良の発生を抑制することができる。
スト角が250°以上の液晶表示素子の利点である温度
特性の良好性、温度に影響されるコントラスト変化の低
減および表示品位を良好に維持しつつ、簡便に液晶表示
素子の表示不良の発生を抑制することができる。
【0014】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図5
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0015】本実施例に係る液晶表示素子は、図1に示
すように、それぞれの対向面側に透明電極4・透明電極
8が形成された、一対のガラス等からなる透明性の第1
の基板1・第2の基板2間に、液晶層3を挟持した構成
となっている。上記の液晶層3には、液晶の急峻性を示
すα値が1.035、且つツイスト角が260°のスー
パーツイステッドネマティック(Super Twisted Nemati
c :STN)型液晶を使用する。
すように、それぞれの対向面側に透明電極4・透明電極
8が形成された、一対のガラス等からなる透明性の第1
の基板1・第2の基板2間に、液晶層3を挟持した構成
となっている。上記の液晶層3には、液晶の急峻性を示
すα値が1.035、且つツイスト角が260°のスー
パーツイステッドネマティック(Super Twisted Nemati
c :STN)型液晶を使用する。
【0016】上記第1の基板1の透明電極4上には、配
向膜5が積層される一方、上記第2の基板2と透明電極
8との間には、第2の基板2側からカラーフィルター
6、保護膜7が積層されると共に、透明電極8の液晶層
3側に配向膜9が積層されている。
向膜5が積層される一方、上記第2の基板2と透明電極
8との間には、第2の基板2側からカラーフィルター
6、保護膜7が積層されると共に、透明電極8の液晶層
3側に配向膜9が積層されている。
【0017】上記配向膜5および配向膜9は、液晶層3
の配向方向を決定すると共に、液晶層3の液晶分子のプ
レチルト角θが、第1の基板1側よりも第2の基板2側
のほうが小さくなるように配向処理されている。このと
きの第1の基板1の配向膜5側のプレチルト角はθ=
5.5°、第2の基板2の配向膜9側のプレチルト角は
θ=3.0°となっている。
の配向方向を決定すると共に、液晶層3の液晶分子のプ
レチルト角θが、第1の基板1側よりも第2の基板2側
のほうが小さくなるように配向処理されている。このと
きの第1の基板1の配向膜5側のプレチルト角はθ=
5.5°、第2の基板2の配向膜9側のプレチルト角は
θ=3.0°となっている。
【0018】また、上記第1の基板1と第2の基板2と
は、液晶層3の基板間隔(以下、セルギャップと称す
る)を一定に保つためのスペーサ10…を介して、基板
接着用のシール材11・11によって接合されている。
は、液晶層3の基板間隔(以下、セルギャップと称す
る)を一定に保つためのスペーサ10…を介して、基板
接着用のシール材11・11によって接合されている。
【0019】尚、上記構成の液晶表示素子には、図示し
ないが第1の基板1および第2の基板2のそれぞれ外側
に、偏光板が設けられると共に、第1の基板1とこの偏
光板との間に、位相差板等の光学補償部材が設けられて
いる。
ないが第1の基板1および第2の基板2のそれぞれ外側
に、偏光板が設けられると共に、第1の基板1とこの偏
光板との間に、位相差板等の光学補償部材が設けられて
いる。
【0020】上記構成の液晶表示素子の製造方法につい
て図2を参照しながら、以下に説明する。
て図2を参照しながら、以下に説明する。
【0021】先ず、ガラスからなる透明性の第1の基板
1上に、シリカ(SiO2 )をアンダーコーティングし
た後、図2(a)に示すように、ITO(Indium Tin O
xide)膜をスパッリングにより成膜し、所定のパターン
にエッチング加工して透明電極4を形成する。
1上に、シリカ(SiO2 )をアンダーコーティングし
た後、図2(a)に示すように、ITO(Indium Tin O
xide)膜をスパッリングにより成膜し、所定のパターン
にエッチング加工して透明電極4を形成する。
【0022】次に、透明電極4上に、液晶層3の液晶分
子Aを高プレチルト角にするためのポリイミド配向膜
(例えば、チッソ株式会社製のPSiA−4104)を
オフセット印刷して、250℃で焼成した後、図2
(b)に示すように、表面に綿布を巻き付けた綿ロール
12にて260°ツイスト設定でラビング処理を施し
て、配向膜5を形成する。
子Aを高プレチルト角にするためのポリイミド配向膜
(例えば、チッソ株式会社製のPSiA−4104)を
オフセット印刷して、250℃で焼成した後、図2
(b)に示すように、表面に綿布を巻き付けた綿ロール
12にて260°ツイスト設定でラビング処理を施し
て、配向膜5を形成する。
【0023】一方、ガラスからなる透明性の第2の基板
2上にも、シリカ(SiO2 )をアンダーコーティング
した後、図2(c)に示すように、フォトリソグラフィ
技術に基づく顔料分散法および染色法等によりカラーフ
ィルター6を形成し、カラーフィルター6表面に、カラ
ーフィルター6表面の保護および平坦化のための、エポ
キシ樹脂等の耐熱性の熱効果樹脂により保護膜7を成膜
する。
2上にも、シリカ(SiO2 )をアンダーコーティング
した後、図2(c)に示すように、フォトリソグラフィ
技術に基づく顔料分散法および染色法等によりカラーフ
ィルター6を形成し、カラーフィルター6表面に、カラ
ーフィルター6表面の保護および平坦化のための、エポ
キシ樹脂等の耐熱性の熱効果樹脂により保護膜7を成膜
する。
【0024】次に、カラーフィルター6および保護膜7
が形成された第2の基板2上に、上記第1の基板1と同
様にして透明電極8を形成する。その後、液晶層3の液
晶分子Aを低プレチルト角にするためのポリイミド配向
膜(例えば、日産化学工業株式会社製のSE150)を
オフセット印刷して、250℃で焼成した後、図2
(d)に示すように、表面に綿布を巻き付けた綿ロール
12にて260°ツイスト設定でラビング処理を施し
て、配向膜9を形成する。
が形成された第2の基板2上に、上記第1の基板1と同
様にして透明電極8を形成する。その後、液晶層3の液
晶分子Aを低プレチルト角にするためのポリイミド配向
膜(例えば、日産化学工業株式会社製のSE150)を
オフセット印刷して、250℃で焼成した後、図2
(d)に示すように、表面に綿布を巻き付けた綿ロール
12にて260°ツイスト設定でラビング処理を施し
て、配向膜9を形成する。
【0025】次いで、第2の基板2の周縁にエポキシ樹
脂からなるシール材11をスクリーン印刷すると共に、
所定のセルギャップを得るために、第2の基板2上に粒
径が6μmのスペーサ10…を散布した後、図2(e)
に示すように、第1の基板1を貼り合わせ、ツイスト角
が260°のSTN型液晶を注入して液晶表示素子とし
た。
脂からなるシール材11をスクリーン印刷すると共に、
所定のセルギャップを得るために、第2の基板2上に粒
径が6μmのスペーサ10…を散布した後、図2(e)
に示すように、第1の基板1を貼り合わせ、ツイスト角
が260°のSTN型液晶を注入して液晶表示素子とし
た。
【0026】上記のようにして製造された液晶表示素子
のプレチルト角を測定したところ、図1に示すように、
第1の基板1側のプレチルト角θ=5.5°、第2の基
板2側でプレチルト角θ=3.0°であった。
のプレチルト角を測定したところ、図1に示すように、
第1の基板1側のプレチルト角θ=5.5°、第2の基
板2側でプレチルト角θ=3.0°であった。
【0027】一般に、ツイスト角が250°以上のST
N型液晶では、液晶の配向規制力を大きくする必要があ
るので、プレチルト角が4〜7°の範囲で設定されてお
り、また、ツイスト角が250°よりも小さいSTN型
液晶では、液晶の配向規制力を大きくする必要がないの
で、プレチルト角を2〜4°に設定されている。
N型液晶では、液晶の配向規制力を大きくする必要があ
るので、プレチルト角が4〜7°の範囲で設定されてお
り、また、ツイスト角が250°よりも小さいSTN型
液晶では、液晶の配向規制力を大きくする必要がないの
で、プレチルト角を2〜4°に設定されている。
【0028】また、少なくとも一方の基板側のプレチル
ト角がツイスト角に対応して設定されていれば、液晶の
配向を規制するには十分である。このことから、本願の
上記構成の液晶表示素子のように第1の基板1側のプレ
チルト角がθ=5.5°であるので、液晶層3の液晶の
配向を規制するには十分となっている。
ト角がツイスト角に対応して設定されていれば、液晶の
配向を規制するには十分である。このことから、本願の
上記構成の液晶表示素子のように第1の基板1側のプレ
チルト角がθ=5.5°であるので、液晶層3の液晶の
配向を規制するには十分となっている。
【0029】また、STN型液晶では、電圧対透過率特
性の急峻さを利用して表示を行なっているので、プレチ
ルト角のバラツキによってしきい電圧にバラツキが生
じ、表示むらが生じ易くなる。このプレチルト角のバラ
ツキを無くすためには、配向膜の表面の平滑性を維持す
る必要がある。ところが、配向膜の下地にカラーフィル
ター等を形成した場合、その上に形成される保護および
平坦化のための保護膜によっても平滑性を維持するには
不十分であり、このため、プレチルト角が高くなればな
るほどバラツキの度合いが増し、液晶分子はその影響を
受けやすくなるという問題が生じている。
性の急峻さを利用して表示を行なっているので、プレチ
ルト角のバラツキによってしきい電圧にバラツキが生
じ、表示むらが生じ易くなる。このプレチルト角のバラ
ツキを無くすためには、配向膜の表面の平滑性を維持す
る必要がある。ところが、配向膜の下地にカラーフィル
ター等を形成した場合、その上に形成される保護および
平坦化のための保護膜によっても平滑性を維持するには
不十分であり、このため、プレチルト角が高くなればな
るほどバラツキの度合いが増し、液晶分子はその影響を
受けやすくなるという問題が生じている。
【0030】しかしながら、本願では、カラーフィルタ
ー6が形成される側の第2の基板2の配向膜9のプレチ
ルト角が3.0°に設定されているので、配向膜9によ
る液晶分子の規制力を弱めることができる。これによ
り、第2の基板2側の配向規制力が第1の基板1側の配
向規制力よりも弱くなるので、第2の基板2の配向処理
面側、即ち配向膜9表面の平滑性が損なわれてプレチル
ト角が面内で不均一な状態となっても、液晶分子の配向
に影響を及ぼさなくなる。したがって、第2の基板2上
にカラーフィルター6等が形成され、配向膜9表面の凹
凸が、このカラーフィルター6等の影響により0.1μ
m〜0.5μmの範囲で変動して、平坦性が悪くなって
いる場合、配向膜9のラビング処理の不均一に伴うプレ
チルト角の面内不均一性による配向不良、あるいは配向
膜9の印刷むらがある場合でも、配向不良を低減すると
共に、液晶表示素子の表示不良の発生を抑えることがで
きる。
ー6が形成される側の第2の基板2の配向膜9のプレチ
ルト角が3.0°に設定されているので、配向膜9によ
る液晶分子の規制力を弱めることができる。これによ
り、第2の基板2側の配向規制力が第1の基板1側の配
向規制力よりも弱くなるので、第2の基板2の配向処理
面側、即ち配向膜9表面の平滑性が損なわれてプレチル
ト角が面内で不均一な状態となっても、液晶分子の配向
に影響を及ぼさなくなる。したがって、第2の基板2上
にカラーフィルター6等が形成され、配向膜9表面の凹
凸が、このカラーフィルター6等の影響により0.1μ
m〜0.5μmの範囲で変動して、平坦性が悪くなって
いる場合、配向膜9のラビング処理の不均一に伴うプレ
チルト角の面内不均一性による配向不良、あるいは配向
膜9の印刷むらがある場合でも、配向不良を低減すると
共に、液晶表示素子の表示不良の発生を抑えることがで
きる。
【0031】ここで、上記構成の液晶表示素子(実施例
1)と、従来のツイスト角240°のSTN型液晶から
なる液晶層を備えた液晶表示素子(比較例1)および従
来のツイスト角260°のSTN型液晶からなる液晶層
を備えた液晶表示素子(比較例2)との温度特性および
表示不良発生率とプレチルト角との関係を比較すると、
以下のようになる。尚、比較例1の液晶表示素子のプレ
チルト角は、2°〜4°の範囲に設定され、両基板とも
同じ値とする。また、比較例2の液晶表示素子のプレチ
ルト角は、4°〜7°の範囲に設定され、両基板とも同
じ値とする。
1)と、従来のツイスト角240°のSTN型液晶から
なる液晶層を備えた液晶表示素子(比較例1)および従
来のツイスト角260°のSTN型液晶からなる液晶層
を備えた液晶表示素子(比較例2)との温度特性および
表示不良発生率とプレチルト角との関係を比較すると、
以下のようになる。尚、比較例1の液晶表示素子のプレ
チルト角は、2°〜4°の範囲に設定され、両基板とも
同じ値とする。また、比較例2の液晶表示素子のプレチ
ルト角は、4°〜7°の範囲に設定され、両基板とも同
じ値とする。
【0032】先ず、実施例1の液晶表示素子と比較例1
の液晶表示素子との温度特性を比較すると、図3に示す
ように、実施例1の液晶表示素子はコントラストを維持
する温度範囲が比較例1の液晶表示素子の場合よりも広
くなっていることが分かる。即ち、実施例1の液晶表示
素子は、比較例1の液晶表示素子に比べて温度特性が優
れていることが分かる。このとき、実施例1のコントラ
ストは、1:35となった。
の液晶表示素子との温度特性を比較すると、図3に示す
ように、実施例1の液晶表示素子はコントラストを維持
する温度範囲が比較例1の液晶表示素子の場合よりも広
くなっていることが分かる。即ち、実施例1の液晶表示
素子は、比較例1の液晶表示素子に比べて温度特性が優
れていることが分かる。このとき、実施例1のコントラ
ストは、1:35となった。
【0033】このことから、バックライトによる液晶表
示素子への熱に対する影響が小さくなるので、図4に示
すように、バックライトを備えたLCDモジュールでの
バックライトの発熱による輝度むらを大幅に低減してい
ることが分かる。つまり、LCDモジュールでの有効表
示エリアがバックライトから遠ざかる位置(図中右側方
向)では、バックライトの発熱の影響が少ないので、実
施例1および比較例1ともにほぼ同じ輝度を示し、バッ
クライトに近接した領域では、バックライトの発熱の影
響を受けやすくなるので、比較例1の液晶表示素子で
は、輝度が高くなり、有効表示エリア内での輝度むらが
発生しやすく、実施例1の液晶表示素子では、輝度が比
較例1ほど高くならず、有効表示エリア内での輝度むら
の発生を抑制していることが分かる。
示素子への熱に対する影響が小さくなるので、図4に示
すように、バックライトを備えたLCDモジュールでの
バックライトの発熱による輝度むらを大幅に低減してい
ることが分かる。つまり、LCDモジュールでの有効表
示エリアがバックライトから遠ざかる位置(図中右側方
向)では、バックライトの発熱の影響が少ないので、実
施例1および比較例1ともにほぼ同じ輝度を示し、バッ
クライトに近接した領域では、バックライトの発熱の影
響を受けやすくなるので、比較例1の液晶表示素子で
は、輝度が高くなり、有効表示エリア内での輝度むらが
発生しやすく、実施例1の液晶表示素子では、輝度が比
較例1ほど高くならず、有効表示エリア内での輝度むら
の発生を抑制していることが分かる。
【0034】次に、ツイスト角が同じSTN型液晶を使
用した液晶表示素子同士(実施例1と比較例2)では、
液晶表示素子の欠陥が最も見えやすくなる最適電圧70
%電圧下において、図5に示すように、比較例2では、
プレチルト角の増大に伴って著しく表示不良発生率が増
加しているが、実施例1では、プレチルト角が増大して
も表示不良発生率がそれ程増加していないことが分か
る。
用した液晶表示素子同士(実施例1と比較例2)では、
液晶表示素子の欠陥が最も見えやすくなる最適電圧70
%電圧下において、図5に示すように、比較例2では、
プレチルト角の増大に伴って著しく表示不良発生率が増
加しているが、実施例1では、プレチルト角が増大して
も表示不良発生率がそれ程増加していないことが分か
る。
【0035】以上のことから、本願の液晶表示素子で
は、ツイスト角が260°のSTN型液晶を使用し、プ
レチルト角を互いの基板で異なるように設定、即ち、透
明電極4および配向膜5のみ形成された第1の基板1側
のプレチルト角を5.5°に設定し、カラーフィルター
6、保護膜7、透明電極8および配向膜9が形成され、
表面平滑性が第1の基板1よりも低い第2の基板2側の
プレチルト角を3.0°に設定することで、第1の基板
1側の配向膜5により液晶の配向規制力を維持すると共
に、液晶の配向状態が第2の基板2側の配向膜9の表面
平滑性の影響を受けないようになっている。
は、ツイスト角が260°のSTN型液晶を使用し、プ
レチルト角を互いの基板で異なるように設定、即ち、透
明電極4および配向膜5のみ形成された第1の基板1側
のプレチルト角を5.5°に設定し、カラーフィルター
6、保護膜7、透明電極8および配向膜9が形成され、
表面平滑性が第1の基板1よりも低い第2の基板2側の
プレチルト角を3.0°に設定することで、第1の基板
1側の配向膜5により液晶の配向規制力を維持すると共
に、液晶の配向状態が第2の基板2側の配向膜9の表面
平滑性の影響を受けないようになっている。
【0036】これにより、ツイスト角が260°のST
N型液晶を使用し、プレチルト角を互いの基板で異なる
ように設定するたけで、ツイスト角が250°以上の液
晶表示素子の利点である温度特性の良好性、温度に影響
されるコントラスト変化の低減および表示品位の良好性
を維持しつつ、簡便に液晶表示素子の表示不良の発生を
抑制することができるという効果を奏する。
N型液晶を使用し、プレチルト角を互いの基板で異なる
ように設定するたけで、ツイスト角が250°以上の液
晶表示素子の利点である温度特性の良好性、温度に影響
されるコントラスト変化の低減および表示品位の良好性
を維持しつつ、簡便に液晶表示素子の表示不良の発生を
抑制することができるという効果を奏する。
【0037】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図6および図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、上記実施例1と同一の機能を有
する部材には、同一の番号を付記し、その説明は省略す
る。
図6および図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、上記実施例1と同一の機能を有
する部材には、同一の番号を付記し、その説明は省略す
る。
【0038】本実施例に係る液晶表示素子は、図6に示
すように、実施例1の図1に示す液晶表示素子の代わり
に、第2の基板2上に形成された配向膜9の焼成温度を
250℃から220℃に変えたものとなっている。尚、
本実施例の液晶表示素子では、配向膜9の焼成温度以外
は、図1に示す液晶表示素子と同じ製造条件にて製造す
るものとする。
すように、実施例1の図1に示す液晶表示素子の代わり
に、第2の基板2上に形成された配向膜9の焼成温度を
250℃から220℃に変えたものとなっている。尚、
本実施例の液晶表示素子では、配向膜9の焼成温度以外
は、図1に示す液晶表示素子と同じ製造条件にて製造す
るものとする。
【0039】上記のように配向膜9の焼成温度を250
℃から220℃に変えて製造した液晶表示素子のプレチ
ルト角を測定したところ、第1の基板1側では、θ=
5.5°と図1に示す液晶表示素子と同じ値となり、第
2の基板2側では、配向膜9の焼成温度が低下したため
θ=3.5°と図1に示す液晶表示素子よりも大きな値
となった。
℃から220℃に変えて製造した液晶表示素子のプレチ
ルト角を測定したところ、第1の基板1側では、θ=
5.5°と図1に示す液晶表示素子と同じ値となり、第
2の基板2側では、配向膜9の焼成温度が低下したため
θ=3.5°と図1に示す液晶表示素子よりも大きな値
となった。
【0040】上記のように構成された液晶表示素子で
は、図7に示すように、プレチルト角が2°〜4°の範
囲に設定され、両基板とも同じ値とした比較例1の液晶
表示素子と比較すると、実施例2の液晶表示素子はコン
トラストを維持する温度範囲が比較例1の液晶表示素子
の場合よりも広くなっていることが分かる。即ち、実施
例2の液晶表示素子は、比較例1の液晶表示素子に比べ
て温度特性が優れていることが分かる。このとき、実施
例2の液晶表示素子のコントラストは、1:30となっ
た。
は、図7に示すように、プレチルト角が2°〜4°の範
囲に設定され、両基板とも同じ値とした比較例1の液晶
表示素子と比較すると、実施例2の液晶表示素子はコン
トラストを維持する温度範囲が比較例1の液晶表示素子
の場合よりも広くなっていることが分かる。即ち、実施
例2の液晶表示素子は、比較例1の液晶表示素子に比べ
て温度特性が優れていることが分かる。このとき、実施
例2の液晶表示素子のコントラストは、1:30となっ
た。
【0041】また、液晶表示素子の表示不良発生率にお
いても、実施例1と同様に、従来のツイスト角が260
°のSTN型液晶表示素子よりも本実施例2のほうが少
なくなった。
いても、実施例1と同様に、従来のツイスト角が260
°のSTN型液晶表示素子よりも本実施例2のほうが少
なくなった。
【0042】したがたって、本実施例の液晶表示素子に
おいても、ツイスト角が250°以上の液晶表示素子の
利点である温度特性の良好性、温度に影響されるコント
ラスト変化を低減し、表示品位を良好に維持しつつ、簡
便に液晶表示素子の表示不良の発生を抑制することがで
きる。
おいても、ツイスト角が250°以上の液晶表示素子の
利点である温度特性の良好性、温度に影響されるコント
ラスト変化を低減し、表示品位を良好に維持しつつ、簡
便に液晶表示素子の表示不良の発生を抑制することがで
きる。
【0043】尚、本実施例では、第2の基板2の配向膜
9を実施例1と同一の配向膜材料を使用して焼成温度を
変えてプレチルト角を変えているが、これに限定するも
のではなく、例えば、配向膜の表面極性の異なる配向膜
材料を使用しても良い。
9を実施例1と同一の配向膜材料を使用して焼成温度を
変えてプレチルト角を変えているが、これに限定するも
のではなく、例えば、配向膜の表面極性の異なる配向膜
材料を使用しても良い。
【0044】また、上記の各実施例では、第1の基板1
側のプレチルト角と第2の基板2側のプレチルト角とを
異ならせるために、配向膜材料を変えているが、同一配
向膜材料を使用して焼成温度を変えて、プレチルト角を
変えても良い。
側のプレチルト角と第2の基板2側のプレチルト角とを
異ならせるために、配向膜材料を変えているが、同一配
向膜材料を使用して焼成温度を変えて、プレチルト角を
変えても良い。
【0045】以上のように、本願では、互いにプレチル
ト角が異なる一対の基板を使用した液晶表示素子として
いるが、このように、相対向した一対の基板のプレチル
ト角を異ならしめた液晶表示素子は、例えば特開昭60
−263921号公報、特開平5−303099号公
報、特開平2−190823号公報に開示されている。
ト角が異なる一対の基板を使用した液晶表示素子として
いるが、このように、相対向した一対の基板のプレチル
ト角を異ならしめた液晶表示素子は、例えば特開昭60
−263921号公報、特開平5−303099号公
報、特開平2−190823号公報に開示されている。
【0046】特開昭60−263924号公報には、T
N型液晶表示素子において高デューティ化と表示むら
(ドメイン)の抑制を両立することを目的として、一方
の基板には極性の弱い配向膜(プレチルト角→小)を、
他方の基板には極性の強い配向膜(プレチルト角→大)
をそれぞれ形成することが開示されている。上記の構成
によれば、極性の弱い配向膜側で高デューティ化を、極
性の強い配向膜側で表示むら(ドメイン)の抑制がそれ
ぞれ実現される。
N型液晶表示素子において高デューティ化と表示むら
(ドメイン)の抑制を両立することを目的として、一方
の基板には極性の弱い配向膜(プレチルト角→小)を、
他方の基板には極性の強い配向膜(プレチルト角→大)
をそれぞれ形成することが開示されている。上記の構成
によれば、極性の弱い配向膜側で高デューティ化を、極
性の強い配向膜側で表示むら(ドメイン)の抑制がそれ
ぞれ実現される。
【0047】ところが、この特開昭60−263924
号公報は、TN型液晶表示素子に関するものであり、表
示不良の発生し易いSTN型液晶表示素子において、本
願のようにSTN型液晶表示素子の配向膜下地膜の平滑
性に起因するプレチルト角のバラツキによる表示品位の
低下を、プレチルト角を下げることによって防ぐものと
は相違している。
号公報は、TN型液晶表示素子に関するものであり、表
示不良の発生し易いSTN型液晶表示素子において、本
願のようにSTN型液晶表示素子の配向膜下地膜の平滑
性に起因するプレチルト角のバラツキによる表示品位の
低下を、プレチルト角を下げることによって防ぐものと
は相違している。
【0048】また、特開平5−303099号公報に
は、TN型液晶表示素子において上下方向に対する視角
特性を対称にし輝度むらを無くすことを目的として、異
なるプレチルト角の配向処理が施された2枚の基板を配
向処理の方向が同一方向になるように形成することが開
示されている。上記の構成によれば、液晶層中心部の液
晶の傾きが一定の方向に変形するようになり上記目的が
達成される。
は、TN型液晶表示素子において上下方向に対する視角
特性を対称にし輝度むらを無くすことを目的として、異
なるプレチルト角の配向処理が施された2枚の基板を配
向処理の方向が同一方向になるように形成することが開
示されている。上記の構成によれば、液晶層中心部の液
晶の傾きが一定の方向に変形するようになり上記目的が
達成される。
【0049】ところが、この特開平5−303099号
公報は、TN型液晶表示素子において上下方向に対する
視角特性を改善するものであり、本願のように、STN
型液晶表示素子の配向下地膜の平滑性に起因するプレチ
ル角のバラツキによる表示品位の低下について考慮され
ていない。
公報は、TN型液晶表示素子において上下方向に対する
視角特性を改善するものであり、本願のように、STN
型液晶表示素子の配向下地膜の平滑性に起因するプレチ
ル角のバラツキによる表示品位の低下について考慮され
ていない。
【0050】さらに、特開平2−190823号公報に
は、カラーフィルター側基板の配向を略ホモジニアス配
向させ、もう一方の基板をチルト配向させることが開示
されている。上記の構成によれば、カラーフィルター側
基板の配向を楽ホモジニアス配向にしたため、高温度
(200℃以上)の焼成工程が不要になり、カラーフィ
ルターの形成された基板の配向処理を容易にすることが
できる。
は、カラーフィルター側基板の配向を略ホモジニアス配
向させ、もう一方の基板をチルト配向させることが開示
されている。上記の構成によれば、カラーフィルター側
基板の配向を楽ホモジニアス配向にしたため、高温度
(200℃以上)の焼成工程が不要になり、カラーフィ
ルターの形成された基板の配向処理を容易にすることが
できる。
【0051】ところが、この特開平2−190823号
公報は、STN型液晶表示素子に関するものであるが、
カラーフィルター側基板を略ホモジニアス配向させてい
るため、本願のように、液晶配向規制力を高く取ること
が必要な250°以上のツイスト角を有するシステムに
おいては液晶の配向が不安定となり、表示むらが発生す
るという問題が生じる。
公報は、STN型液晶表示素子に関するものであるが、
カラーフィルター側基板を略ホモジニアス配向させてい
るため、本願のように、液晶配向規制力を高く取ること
が必要な250°以上のツイスト角を有するシステムに
おいては液晶の配向が不安定となり、表示むらが発生す
るという問題が生じる。
【0052】以上のように、各公報に開示されている技
術では、相対向した一対の基板のプレチルト角を異なる
ように配向処理されているものの、本願のように、ツイ
スト角が250°以上のSTN型液晶を使用することを
前提とし、この高ツイスト角の液晶表示素子における温
度特性を維持しつつ、液晶表示素子の表示不良の発生率
を低減することができるという効果を奏することができ
ない。
術では、相対向した一対の基板のプレチルト角を異なる
ように配向処理されているものの、本願のように、ツイ
スト角が250°以上のSTN型液晶を使用することを
前提とし、この高ツイスト角の液晶表示素子における温
度特性を維持しつつ、液晶表示素子の表示不良の発生率
を低減することができるという効果を奏することができ
ない。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明の液晶表示素子は、以上
のように、配向処理面が平滑な第1の基板と配向処理面
の平滑性が第1の基板よりも低い第2の基板との間に、
ツイスト角が250°以上のスーパーツイスティッドネ
マティック液晶からなる液晶層が挟持された液晶表示素
子において、上記第1の基板は、上記液晶の配向規制力
に必要なプレチルト角となるように配向処理されると共
に、上記第2の基板は、上記第1の基板のプレチルト角
よりも小さいプレチルト角となるように配向処理されて
いる構成である。
のように、配向処理面が平滑な第1の基板と配向処理面
の平滑性が第1の基板よりも低い第2の基板との間に、
ツイスト角が250°以上のスーパーツイスティッドネ
マティック液晶からなる液晶層が挟持された液晶表示素
子において、上記第1の基板は、上記液晶の配向規制力
に必要なプレチルト角となるように配向処理されると共
に、上記第2の基板は、上記第1の基板のプレチルト角
よりも小さいプレチルト角となるように配向処理されて
いる構成である。
【0054】これにより、ツイスト角が250°以上の
液晶表示素子の利点である温度特性の良好性、温度に影
響されるコントラスト変化の低減および表示品位の良好
性を維持しつつ、簡便に液晶表示素子の表示不良の発生
を抑制することができるという効果を奏する。
液晶表示素子の利点である温度特性の良好性、温度に影
響されるコントラスト変化の低減および表示品位の良好
性を維持しつつ、簡便に液晶表示素子の表示不良の発生
を抑制することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の液晶表示素子の概略構成図である。
【図2】図1に示す液晶表示素子の製造工程を示す説明
図である。
図である。
【図3】図1に示す液晶表示素子と従来の液晶表示素子
との温度とコントラストとの関係を示すグラフである。
との温度とコントラストとの関係を示すグラフである。
【図4】図1に示す液晶表示素子と従来の液晶表示素子
とのバックライト近傍の輝度むらを示すグラフである。
とのバックライト近傍の輝度むらを示すグラフである。
【図5】図1に示す液晶表示素子と従来の液晶表示素子
とプレチルト角と表示不良発生率との関係を示すグラフ
である。
とプレチルト角と表示不良発生率との関係を示すグラフ
である。
【図6】本発明の他の実施例の液晶表示素子の概略構成
図である。
図である。
【図7】図6に示す液晶表示素子と従来の液晶表示素子
との温度とコントラストとの関係を示すグラフである。
との温度とコントラストとの関係を示すグラフである。
1 第1の基板 2 第2の基板 3 液晶層 A 液晶分子
Claims (1)
- 【請求項1】配向処理面が平滑な第1の基板と配向処理
面の平滑性が第1の基板よりも低い第2の基板との間
に、ツイスト角が250°以上のスーパーツイスティッ
ドネマティック液晶からなる液晶層が挟持された液晶表
示素子において、 上記第1の基板は、上記液晶の配向規制力に必要なプレ
チルト角となるように配向処理されると共に、上記第2
の基板は、上記第1の基板のプレチルト角よりも小さい
プレチルト角となるように配向処理されていることを特
徴とする液晶表示素子。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7010991A JPH08201761A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 液晶表示素子 |
| US08/589,545 US5629786A (en) | 1995-01-26 | 1996-01-22 | Liquid crystal display device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7010991A JPH08201761A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 液晶表示素子 |
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