JPH08201965A - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

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JPH08201965A
JPH08201965A JP1425895A JP1425895A JPH08201965A JP H08201965 A JPH08201965 A JP H08201965A JP 1425895 A JP1425895 A JP 1425895A JP 1425895 A JP1425895 A JP 1425895A JP H08201965 A JPH08201965 A JP H08201965A
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JP
Japan
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ink
printing
photographic
solvent
support
Prior art date
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Application number
JP1425895A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Koyatsu
仁 小谷津
Hiroshi Uehara
廣 上原
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08201965A publication Critical patent/JPH08201965A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、印刷画像の高速印刷適性および長期
保存でも写真特性に影響を与えない写真印画紙用支持体
を提供する。 【構成】インク溶剤が少なくともアルコール、酢酸エス
テル、グリコールエーテルの3成分混合有機溶剤であ
り、かつグリコールエーテルが全有機溶剤量の5重量%
以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、写真印画紙用支持体
に関し、詳しくは基体の少なくとも片面に印刷画像の形
成された後、その両面をポリオレフィン樹脂を主成分と
する樹脂層にて被覆した写真印画紙用支持体に関し、特
に高速印刷適性、並びに写真適性に優れている写真印画
紙用支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】写真用印画紙は、基本的に支持体、ハロ
ゲン化銀乳剤層(写真乳剤層)、および保護ゼラチン層
から構成されるが、そのシート状基体として、紙を使用
する場合、紙基体に耐水性を付与するために、一般に紙
基体の両面にポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂で
被覆することが行われている。この様なポリオレフィン
樹脂被覆紙を支持体として用いた写真用印画紙におい
て、その写真乳剤層が設けられている面は通常「表面」
と呼ばれ、この反対側を「裏面」と呼んでいる。写真用
印画紙の「表面」には、その写真乳剤層に写真画像が形
成される。また裏面にはその紙基体上に、必要に応じて
製造会社名、商品名などの画像が印刷される。この印刷
画像は、グラビア印刷、あるいはフレキソ印刷により形
成されるのが一般的である。
【0003】この印刷画像は、写真印画紙の品質上の位
置づけから、目視による識別が裏面からのみ可能であ
り、かつ写真印画紙の他の品質に影響を与えないこと
が、必要とされる。また、現像液などの処理液中に、エ
ッジの印刷部位から処理液がしみこまないこと、および
現像などの処理後の裁断時に、機械のマーク検出装置に
検出されない濃度であることが要求される。
【0004】上記のような印刷画像を、通常の有機溶剤
を含む印刷インクを使用して、シート状基体に施す場
合、この有機溶剤に起因する安全上、および衛生上の問
題があり、また溶剤の沸点が高い場合には、印刷後の乾
燥不良を生じ、その後の搬送ロールを汚すことなどがあ
り、溶剤の沸点が低い場合には、印刷を施す前に印刷イ
ンクが乾燥し、印刷画像が不鮮明になること、あるいは
固化したインクがシート状基体表面に凹凸を生じさせ、
写真用支持体としての平面性を低下させること、インク
中に添加される増粘剤が溶媒に十分溶解されなくなるこ
と、インクの粘度上昇により版胴ロール上でインクの糸
引き現象が生じることなど、種々の問題が生じることが
知られていた。このため、乾燥速度が適当になるよう
に、有機溶剤の成分を調整する必要がある。
【0005】インクに使用される有機溶剤は、バインダ
ーを溶解させる成分と、乾燥速度を制御させる成分に大
別される。 特開昭57-130031号公報等に記載される様
に、従来、バインダーを溶解させる成分としては、酢酸
メチル、酢酸エチルなどの酢酸エステルや、エタノール
を主に使用することが開示されている。しかし、これら
の成分のみでは乾燥速度が速すぎるため、前述のような
問題が生じる。
【0006】また、近年、生産性向上並びに品質向上を
計るため、マシンの増速、または、ポリオレフィン樹脂
の両面被覆に加えて、表面ポリオレフィン被覆層上に
は、乳剤層との接着性を良化させるため下引層を設け、
また、裏面ポリオレフィン被覆層上には、帯電防止性、
加筆性を付与するため、バックコート層が設けられ、オ
ンラインで塗工される様になってきた。
【0007】前記の動向に伴い、シート状基体に印刷画
像を形成する際に、乾燥速度が適当であっても、シート
状基体中に有機溶剤が残存している場合、その後に塗布
される写真乳剤層の塗布後の経時により、シート状基体
中から写真乳剤層へ有機溶剤が拡散し、写真乳剤層の特
性を変化させる問題が生じた。特に、カラー印画紙にお
いては、写真印画紙用支持体上に最も近い位置に塗布さ
れる、イエロー発色層の特性変化が著しく、長期経時に
おいて全面がイエローに発色する、いわゆるYカブリが
発生する問題点が生じていた。
【0008】乾燥速度を制御するために、高沸点の酢酸
エステル、アルコール類を使用することが考えられる
が、分子量が大きくなるにつれ、乾燥速度が遅く成りす
ぎるため、添加量の調整が難しく、実用的でなかった。
シート状基体中の残存有機溶剤を減少させるために、印
刷後の乾燥温度を高くすることが考えられる。これによ
り残存有機溶剤量は減少し、写真特性への影響は小さく
なるが、同時にシート状基体中の水分も蒸発し、含水率
が低下することになる。シート状基体中の含水率は、そ
の後に塗布される写真乳剤層のゼラチン膜強度(硬膜)
と関係があり、含水率の低下はゼラチン膜強度低下につ
ながるため、好ましくない。
【0009】これらの問題を発生させないインクとし
て、特開平2-154252号公報、あるいは特開平2-176647号
公報等に記載の水性インクを使用することは可能であ
る。しかしながら、シート状基体は、写真用印画紙とな
った後の現像などの処理工程において、その切り口から
の現像液などの処理液のしみ込みを防止するために、高
サイズ性を有する傾向にある。高サイズ性のシート状基
体は、その特性上、水分を吸収しないため、オンライン
での製造適性としては、水性インクを使用して印刷した
場合、100m/分未満の低速印刷時においては、特に
問題はないが、高速印刷時においては、印刷後の画像が
シート状基体上で均一にならず、印刷インクのハジキが
生じたり、印刷インクのムラが生じるなどの問題があ
り、実用に耐えない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善することを目的とし、高速印刷時の印刷画像の印
刷インクのハジキやムラが発生しなく、また、経時によ
り写真乳剤層の特性に変化を与えない写真適性に優れた
写真印画紙用支持体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも片
方の面に、印刷画像が形成された基体の両面に、ポリオ
レフィン樹脂を主成分とする樹脂層を積層してなる支持
体において、前記印刷画像を形成するために用いるイン
クに含有される有機溶剤が、少なくとも、一般式[I]
で示されるアルコール、一般式[II]で示される酢酸エ
ステルと、一般式[III]で示されるグリコールエーテ
ルの3成分混合物であり、かつ、 該グリコールエーテ
ルの占める割合が、 全有機溶剤の5.0重量%以下であ
ることを特徴とする写真印画紙用支持体により達成され
る。
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】本発明に用いられる印刷インクの溶剤とし
ては、乾燥速度を制御するため、比較的高沸点のエトキ
シエタノール(セロソルブ)、メトキシプロパノールな
どのグリコールエーテル類が用いられる。
【0016】本発明のエトキシエタノール、メトキシプ
ロパノールなどのグリコールエーテル類の添加量は、
経時による写真特性の影響を考慮し、全溶剤添加量の
5.0重量%以下が好ましい。 グリコールエーテル類の
添加量が最大5.0重量%までの範囲であれば、印刷イ
ンクのハジキ、ムラなく印刷画像を形成することが可能
であり、乾燥速度を調整することが可能である。また、
アルコール、酢酸エステルに関しては、乾燥条件に応じ
て適宜混合比率を変えることが可能である。グリコール
エーテル類を5.0重量%を超えて添加すると、 写真乳
剤層の特性に影響を及ぼし、写真印画紙として実用性を
失うばかりか、乾燥速度をオンラインで制御するのが非
常に難しくなり、製造適性が著しく低下する。
【0017】本願発明における印刷用のインクとして
は、着色成分として、カーボンブラックなどの黒色顔
料、酸化チタンなどの白色顔料、銅フタロシアニンなど
の青色顔料などを、ユーザーの要求に応じた色相の得ら
れる顔料、及び/または染料を使用することができる。
写真印画紙用支持体の印刷画像濃度としては、前述のよ
うに、印刷画像が判別できる濃度があれば良いため、イ
ンク中の顔料濃度は少量で良いことになる。また、イン
ク中に含有させる樹脂としては、一般的にはセルロース
誘導体、シェラック樹脂などが用いられるが、この樹脂
も、印刷濃度が低いため、顔料同様少量の添加でよい。
【0018】本願発明における写真印画紙用支持体の基
体は、特に限定されないが、一般的には天然パルプ、合
成パルプ、などを使用した紙が使用される。また、本願
発明における写真用支持体の基体に積層される樹脂につ
いても、特に限定されないが、一般的には、低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリペンテンなど
のオレフィンのホモポリマー、またはエチレン−プロピ
レン共重合体などの2種類以上のオレフィンからなる共
重合体、およびその混合物が使用される。樹脂層には、
必要に応じて酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウムな
どの白色顔料、群青などの着色顔料のほか、蛍光増白
剤、酸化防止剤、滑剤などの添加剤を含有させることが
できる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例について、詳細に説明
するが、本願発明はこれに限定されない。 実施例1〜5および比較例1〜5 天然パルプとして広葉樹クラフトパルプを使用し、カナ
ディアンスタンダード法フリーネス(JIS P−81
21)にて310ミリリットルまで叩解して、パルプス
ラリーを作成した。これに紙力強度剤として、分子量3
30万の両性ポリアクリルアミドを対パルプ1.0重量
%、アルキルケテンダイマーを同0.5重量%、エポキ
シ化高級脂肪酸アミドを同0.3%、 ポリアミド・ポリ
アミン・エピクロルヒドリン樹脂を同0.5%添加し、
水で1%スラリーとなるように希釈した。このスラリー
を長網抄紙機にて、坪量170g/m2、乾水分8.0%
となるように抄造し、ポリビニルアルコールを3.0重
量%、塩化ナトリウムを3.0重量%とした水溶液をサ
イズプレス法にて塗布し、写真印画紙用支持体の紙基体
とした。
【0020】この紙基体に、顔料としてカーボンブラッ
クを1.0重量%、 樹脂としてニトロセルロースを5.
0重量%、樹脂の溶剤としてエタノールを50.0重量
%、イソプロパノールを27.0重量%、酢酸エチルを
17.0重量%含有するインクと、インク希釈剤とし
て、表1に示す混合有機溶剤を使用して、インクと希釈
剤の重量比を1:4として印刷を行った。印刷は、セル
深さ20μmのグラビア印刷機を用いて実施した。
【0021】印刷、乾燥工程後、印刷面にコロナ放電処
理を行い、高密度ポリエチレン50重量%と低密度ポリ
エチレン50重量%の混合物を塗布量30g/m2 とな
るように溶融押出コーティングした。反対面にも同様に
コロナ放電処理を行い、低密度ポリエチレン90.0重
量%、酸化チタン10.0重量%の混合物を、塗布量3
0g/m2となるように溶融押出コーティングして、 写
真印画紙用支持体とした。以上の工程をオンラインによ
る連続操業により写真印画紙用支持体を製造した。
【0022】得られた写真印画紙用支持体に、塩化銀を
主体とするハロゲン化銀カラー乳剤を塗布し、写真印画
紙とした。評価方法は次の通りである。 印刷適性 乾燥性の指標として、印刷工程にある搬送ロール、及び
印刷乾燥後の搬送ロール表面の汚れを目視観察すること
により以下のグレードで判定した。 ○:全く問題のないレベル ×:乾燥が不十分で、搬送ロールが汚れる。 写真特性 得られた印画紙を、50℃相対湿度80%の条件で48
時間強制経持させ、イエローの反射濃度の変化が0.0
3以下を実用範囲として判定した。これらの評価結果を
表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】実施例1〜20においては、乾燥性も充分
で問題なく、写真特性も良好で全く問題のない優れた写
真印画紙ができる。しかし、比較例1〜5の様に、nが
大きい特定分子骨格以上の有機溶剤を使用すると、乾燥
バランスが崩れ、印刷画像に問題が発生する。また、比
較例7、8では、グリコールエーテルを一定量以上添加
すると、写真特性が低下し、印画紙としての実用性が失
われる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、有機溶剤を含有したイ
ンクにて印刷画像が形成した場合においても、長期保存
にて写真特性に影響を与えない写真印画紙用支持体を提
供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片方の面に、印刷画像が形成
    されたシート状基体の両面に、ポリオレフィン樹脂を主
    成分とする樹脂層を積層してなる支持体において、前記
    印刷画像を形成するために用いるインクに含有される有
    機溶剤が、少なくとも、下記一般式[I]で示されるア
    ルコール、下記一般式[II]で示される酢酸エステル、
    および下記一般式[III]で示されるグリコールエーテ
    ルの3成分混合物であり、かつ、該グリコールエーテル
    の占める割合が、全有機溶剤量の5.0重量%以下であ
    ることを特徴とする写真印画紙用支持体。 【化1】 【化2】 【化3】
JP1425895A 1995-01-31 1995-01-31 写真印画紙用支持体 Pending JPH08201965A (ja)

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