JPH08201997A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH08201997A
JPH08201997A JP1077295A JP1077295A JPH08201997A JP H08201997 A JPH08201997 A JP H08201997A JP 1077295 A JP1077295 A JP 1077295A JP 1077295 A JP1077295 A JP 1077295A JP H08201997 A JPH08201997 A JP H08201997A
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processing
fixing
silver halide
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photographic light
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JP1077295A
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Manabu Nakahanada
学 中花田
Yutaka Ueda
豊 上田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 定着槽において、廃液が大幅に低減化できる
ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 【構成】 定着能を有する固体処理剤中に、一般式
〔I〕ないし〔V〕から選ばれる化合物を少なくとも1
種含有し、かつ該固体処理剤を定着能を有する処理液槽
に実質的に直接添加することを特徴とするハロゲン化銀
写真感光材料の処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料の処理方法に関し、更に詳しくは液保存性が良好で安
定な定着能を維持でき、更に定着又は漂白定着処理廃液
を大幅に低減できるハロゲン化銀写真感光材料の処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真業界においても、環境保護の
観点から、ポリビン等の廃材を大幅に低減できるハロゲ
ン化銀写真感光材料(以下、単に感光材料ともいう)用
固体処理剤の検討が多くされており、例えば、特開平5-
119454号、同5-165174号及び同5-232656号等に、定着用
及び漂白定着用固体処理剤及び補充水を直接に処理槽に
供給することにより処理剤成分を補充する処理方法が開
示されている。
【0003】また写真処理廃液の低減化のため水洗若し
くは安定液を前処理槽である定着能を有する処理槽に流
れ込む方法が特開昭58-14834号、同60-235133号、同63-
212935号等に開示されている。
【0004】また定着能を有する処理液の再生について
は、金属置換法、沈澱法、イオン交換法、電解法等があ
る。一つの例が特開平6-308682号公報等に開示されてい
る。
【0005】確かに、従来の補充液タイプの場合には、
補充液中においてチオ硫酸塩の保恒剤である亜硫酸塩の
空気酸化が起こるのに対して、特開平5-119454号記載の
方式ではこの問題は殆どなく、従来の補充液タイプより
安定した処理方法が提供することはできる。
【0006】しかしながら、1日当たりの処理する感光
材料量が少ない場合(カラーネガ24枚撮りで1日約10
本、カラーペーパーで1日約2m2処理する)には、上述
の方式を採用しても、定着及び漂白定着処理液中での亜
硫酸の空気酸化を防止することはできず、亜硫酸が減少
した定着処理液が次槽の安定槽1槽目に持ち込まれてし
まうため、安定槽1槽目の液保存性は低下し、チオ硫酸
塩の分解物からなる不溶物が発生したり、処理される感
光材料への不溶物付着が発生してしまう。
【0007】また、1日当たりの処理量が少ない場合に
は、処理液の蒸発による液処理中の処理剤成分濃度の変
動(濃縮)が大きくなり、濃縮により定着及び漂白定着
処理液中の溶存している銀イオン、ハロゲンイオン濃度
が増大して、定着性能を低下させてしまうという問題も
発生してしまうのである。
【0008】また、特開昭58-14834号等記載の水洗若し
くは安定液のオーバーフロー液を定着及び漂白定着槽へ
流し込む方法により低廃液化は実現可能になった。しか
し、この方法では補充水安定液にもともと銀イオンを含
有しているために、定着又は漂白定着槽に蓄積する銀イ
オン、ハロゲンイオン量が増大する傾向にある。
【0009】ところで定着能を有する写真処理廃液を再
生するため処理液中に蓄積した銀イオン及びハロゲンイ
オンの除去を行うことが前述の特開平6-308682号等に記
載されている。しかしながら定着能を有する工程におい
て、低補充し処理を行う場合には、定着能を有する処理
槽中の銀イオンやハロゲンイオンの蓄積量が多くなる。
この様な、銀イオン濃度が高く、多量のチオ硫酸塩が存
在している状況下では銀回収部において硫化銀の発生が
起こりやすく、効率的な銀回収ができなくなる。また本
来沈澱が生成しない除去方法の場合には、この不溶性の
硫化銀によりフィルターの目詰まり等の原因になる。
【0010】また近年、処理の迅速化の要望が高まって
おり、例えば定着能を有する処理工程においても、その
迅速化のためにチオ硫酸塩の高濃度化が行われている。
しかしながら上記の処理剤の固形化、処理液の再生、処
理液の流し込みの何れの方法においてもチオ硫酸塩を高
濃度化すると、特に定着1槽目から定着槽2槽目、或い
は定着槽から次槽(安定槽又は水洗槽)の渡りローラー
部を毎日洗浄することを怠った場合、処理される感光材
料によって渡りローラー部に付着した定着液が乾燥、空
気酸化されてチオ硫酸塩の分解疎水物質が生成され、ロ
ーラー表面と強い疎水結合を起こす(固着する)という
問題が発生しなすくなるのである。この固着現象が発生
すると、搬送処理される感光材料にスリキズを発生され
るなどの取り返しのつかない問題を引き起こしてしまう
ことがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1日
当たりの感光材料の処理量が少ない場合においても液の
保存性が良好で、渡りローラー部への析出部の付着を防
止できる安定した定着性能を維持できるハロゲン化銀写
真感光材料の処理方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を解決するために様々な検討を加え、以下構成により目
的が達成されることを見出した。
【0013】1.定着能を有する固体処理剤中に、下記
一般式〔I〕ないし〔V〕から選ばれる化合物を少なく
とも1種含有し、かつ該固体処理剤を定着能を有する処
理液槽に実質的に直接添加することを特徴とするハロゲ
ン化銀写真感光材料の処理方法。
【0014】
【化7】
【0015】式中、Qは含窒素ヘテロ環(5〜6員の不
飽和環が縮合しているものも含む)を形成するに必要な
原子群を表し、R1は水素原子、炭素原子数1〜6個の
アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環
基(5〜6員の不飽和環が縮合しているものも含む)、
またはアミノ基を表す。
【0016】
【化8】
【0017】式中、R2およびR3はそれぞれ水素原子、
炭素原子数1〜6のアルキル基、ヒドロキシ基、カルボ
キシ基、アミノ基、炭素原子数1〜3のアシル基、アリ
ール基、またはアルケニル基を表す。
【0018】Aは−(C=X′)−N(R)(R′),−(CH2)n2
(C=X′)−N(R)(R′),−(S)m1−(C=X′)−N(R)
(R′),−(S)m2−(CH2)n3−(C=X′)−N(R)(R′),−
(S)m3−(CH2)n4−N(R)(R′),−(S)m4−N(R)(R′),−
(NH)n5−(CH2)m5−(NH)n6−(C=X′)−N(R)(R′),−S
−M−S−(C=X′)−N(R)(R′),−SZ又はn1価のヘテロ
環残基(5〜6員の不飽和環が縮合しているものも含
む)を表し、Xは=S,=O又は=NR″を表す。ここ
で、RおよびR′はそれぞれR2およびR3と同義、X′
はXと同義、Zは水素原子、アルカリ金属原子、アンモ
ニウム基、アミノ基、含窒素ヘテロ環残基、アルキル
基、または−S−B−Y(R4)(R5)を表し、Mは2価の金属
原子を表し、R″は水素原子、炭素原子1〜6個のアル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環残基
(5〜6員の不飽和環が縮合しているものも含む)また
はアミノ基を表し、n1〜n6およびm1〜m5はそれぞれ
1〜6の整数を表す。Bは炭素数1〜6個のアルキレン
基を表し、Yは−N<、=C<または−CH<を表し、R4
及びR5はそれぞれR2およびR3と同義である。但しR4
およびR5はそれぞれ−B−SZを表してもよく、またR2
とR3、RとR′、R4とR5はそれぞれ結合して環を形
成してもよい。
【0019】なお、一般式〔II〕で表される化合物はエ
タノール化体およびその塩も含む。
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】又は水素原子を表し、m9及びn9はそれぞ
れ1〜10の整数を表す。R11,R12,R13,R14
15,R17及びR18はそれぞれ水素原子、低級アルキル
基、アシル基又は
【0023】
【化11】
【0024】を表し、R16は低級のアルキル基を表し、
19は−NR30R31、−OR32又は−SR32を表し、R30及び
31はそれぞれ水素原子又は低級アルキル基を表し、R
32はR18と結合して環を形成するのに必要な原子群を表
す。R30又はR31はR18と結合して環を形成してもよ
い。M′は水素原子又はカチオンを表す。R11、R12
水素原子、低級アルキル基、アシル基を表し、X2は一
般式〔IV〕のX2と同義である。〕
【0025】
【化12】
【0026】式中、Xは水素原子、アルカリ金属を表
し、Yは水素原子、置換、無置換のアルキル基を表し、
mは1〜6の整数を表す。R41,R42は水素原子、低級
アルキル基、アシル基を表す 2.前記定着能を有する固体処理剤が、定着剤であるこ
とを特徴とする前記1記載のハロゲン化銀写真感光材料
の処理方法。
【0027】3.ハロゲン化銀写真感光材料の処理量を
測定し、該測定結果に応じて補充水を前記定着能を有す
る処理液槽に補給することを特徴とする前記1または2
記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0028】4.前記補充水量がハロゲン化銀写真感光
材料1m2あたり800ml以下であることを特徴とする前記
1ないし3のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光
材料の処理方法。
【0029】5.前記定着能を有する固体処理剤がチオ
硫酸塩を含有し、該チオ硫酸塩に対する前記一般式
〔I〕ないし〔V〕から選ばれる化合物の少なくとも1
種の化合物の重量比率が0.05ないし5重量%であること
を特徴とする前記1ないし4のいずれか1項記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0030】6.前記補充水が定着能を有する処理液槽
に引き続く処理液槽の処理液であることを特徴とする前
記1ないし5のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感
光材料の処理方法。
【0031】7.前記定着能を有する固体処理剤が、顆
粒状、錠剤状または丸薬状であることを特徴とする前記
1ないし6のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光
材料の処理方法。
【0032】8.前記定着能を有する固体処理剤が、錠
剤状であることを特徴とする前記1ないし7のいずれか
1項記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0033】9.ハロゲン化銀写真感光材料に用いられ
るハロゲン化銀がヨウ臭化銀であって、ヨウ化銀含有率
が5モル%以上であることを特徴とする前記1ないし8
のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理
方法。
【0034】10.定着能を有する処理液中に、前記一般
式〔I〕ないし〔V〕から選ばれる化合物を少なくとも
1種含有し、かつ該定着能を有する処理液の実質的な補
充量がハロゲン化銀写真感光材料1m2あたり800ml以下
であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処
理方法。
【0035】11.前記定着能を有する処理液が定着剤で
あることを特徴とする前記10記載のハロゲン化銀写真感
光材料の処理方法。
【0036】12.前記定着能を有する処理液がチオ硫酸
塩を含有し、該チオ硫酸塩に対する前記一般式〔I〕な
いし〔V〕から選ばれる化合物の少なくとも1種の化合
物の重量比率が0.05ないし5重量%であることを特徴と
する前記10又は11記載のハロゲン化銀写真感光材料の処
理方法。
【0037】13.前記実質的な補充量が定着能を有する
処理液を再生する場合の補充量であることを特徴とする
前記10〜12のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光
材料の処理方法。
【0038】14.前記定着能を有する処理液の補充用処
理剤が顆粒状、錠剤状又は丸薬状であることを特徴とす
る前記10〜13記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方
法。
【0039】15.前記定着能を有する処理液の補充用処
理剤が錠剤状であることを特徴とする前記10〜14のいず
れか1項記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0040】16.ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処
理工程において、水洗又は安定の処理槽から直接汲出し
た処理液を定着能を有する処理槽に導入し、かつ定着能
を有する補充用処理剤に前記一般式〔I〕〜〔V〕から
選ばれる化合物を少なくとも1種含有することを特徴と
するハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0041】17.前記定着能を有する補充用処理剤が定
着用であることを特徴とする前記16記載のハロゲン化銀
写真感光材料の処理方法。
【0042】18.前記定着能を有する処理槽への補充量
がハロゲン化銀カラー感光材料の処理量1m2当たり800m
l以下であることを特徴とする前記16又は17記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0043】19.前記定着能を有する補充用処理剤にお
いて、チオ硫酸塩の重量に対する前記一般式〔I〕〜
〔V〕から選ばれる化合物のいずれか1種の化合物の重
量比率が0.05〜5重量%であることを特徴とする前記16
〜18のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光材料の
処理方法。
【0044】以下本発明について詳細に説明する。
【0045】先ず本発明における一般式〔I〕〜〔V〕
について説明する。
【0046】前記一般式〔I〕において、Qは含窒素ヘ
テロ環(5〜6員の不飽和環が縮合しているものも含
む)(例えばイミダソリン環、チアゾリン環、トリアゾ
リン環等)を形成するに必要な原子群を表し、R1は水
素原子、炭素原子数1〜6個のアルキル基、シクロアル
キル基、アリール基、ヘテロ環基(5〜6員の不飽和環
が縮合しているものも含む)(例えば、ピリジン環基、
イミダゾール環基、チアゾール環基等)またはアミノ基
を表す。〕 前記一般式〔II〕において、R2およびR3はそれぞれ水
素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、ヒドロキシ
基、カルボキシ基、アミノ基、炭素原子数1〜3のアル
キル基(例えばメチル基、エチル基等)、アシル基、ア
リール基、またはアルケニル基(例えば、アリル基、ブ
テニル基等が挙げられる)を表す。
【0047】Aは−(C=X′)−N(R)(R′),−(CH2)n2
(C=X′)−N(R)(R′),−(S)m1−(C=X′)−N(R)
(R′),−(S)m2−(CH2)n3−(C=X′)−N(R)(R′),−
(S)m3−(CH2)n4−N(R)(R′),−(S)m4−N(R)(R′),−
(NH)n5−(CH2)m5−(NH)n6−(C=X′)−N(R)(R′),−S
−M−S−(C=X′)−N(R)(R′),−SZ又はn1価のヘテロ
環残基(5〜6員の不飽和環が縮合しているものも含
む)(例えば、ピリジン環残基、イミダゾール環残基、
チアゾール環残基等)、Xは=S,=O又は=NR″を表
す。ここで、RおよびR′はそれぞれR2およびR3と同
義、X′はXと同義、Zは水素原子、アルカリ金属原
子、アンモニウム基、アミノ基、含窒素ヘテロ環残基
(例えば、ピリジン環残基、イミダゾール環残基等)、
アルキル基(例えば、メチル基、エチル基等)、または
−S−B−Y(R4)(R5)を表し、Mは2価の金属原子を表
し、R″は水素原子、炭素原子1〜6個のアルキル基、
シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環残基(5〜6
員の不飽和環が縮合しているものも含む)(例えば、ピ
リジン環残基、イミダゾール環残基等)、またはアミノ
基を表し、n1〜n6およびm1〜m5はそれぞれ1〜6の
整数を表す。Bは炭素数1〜6個のアルキレン基を表
し、Yは−N<、=C<または−CH<を表し、R4及びR5
はそれぞれR2およびR3と同義である。但しR4および
5はそれぞれ−B−SZを表してもよく、またR2とR3
RとR′、R4とR5はそれぞれ結合して環を形成しても
よい。
【0048】なお、一般式〔II〕で表される化合物はエ
タノール化体およびその塩も含む。
【0049】一般式〔III〕において、Q1は含窒素ヘテ
ロ環(5〜6員の不飽和環が縮合しているものも含む)
(例えば、チアゾール環、チアジアゾール環、イミダゾ
ール環、ピリミジン環、トリアゾール環、ピラジン環、
トリアジン環、オキソジアゾール環等)を形成するに必
要な原子群を表し、R11は水素原子、アルカリ金属原
子、一般式〔III〕からR11を離脱させた基又はアルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基等)を表す。
【0050】一般式〔IV〕において、X2は−COOM1,−
H,−OH,−SO3M1,−CONH2,−SO2NH2,−NH2,−SH,
−CN,−CO2R16,−SO2R16,−OR16,−NR16R17,−SR
16,−SO3R16,−NHCOR16,−NHSO2R16,−OCOR16又は
−SO2R16を表し、Y2は−S−〔C(R14)(R15)−〕n9−N(R
13)−〔−C(R11)(R12)−〕m9−,−C(=NR18)(R19)又
は水素原子を表し、m9及びn9はそれぞれ1〜10の整数
を表す。R11,R12,R13,R14,R15,R17及びR18
はそれぞれ水素原子、低級アルキル基、アシル基又は−
〔−C(R11)(R12)−〕m−X2を表し、R16は低級のアルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基等)を表し、R19
−NR30R31、−OR32又は−SR32を表し、R30及びR31
それぞれ水素原子又は低級アルキル基(例えば、メチル
基、エチル基等)を表し、R32はR18と結合して環を形
成するのに必要な原子群を表す。R30又はR31はR18
結合して環を形成してもよい。M′は水素原子又はカチ
オンを表す。R11、R12は水素原子、アルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基等)を表し、X2は一般式〔I
V〕のX2と同義である。
【0051】一般式〔V〕において、Xは水素原子、ア
ルカリ金属を表し、Yは水素原子、置換、無置換のアル
キル基を表し、mは1〜6の整数を表す。R41,R42
水素原子、低級アルキル基(例えば、メチル基、エチル
基又は窒素原子、イオウ原子で置換されたアルキル基
等)を表す。
【0052】本発明の一般式〔I〕〜一般式〔V〕で表
される具体的化合物を以下に挙げるが本発明の化合物は
これらに限定されるものではない。
【0053】
【化13】
【0054】
【化14】
【0055】
【化15】
【0056】
【化16】
【0057】
【化17】
【0058】
【化18】
【0059】
【化19】
【0060】
【化20】
【0061】
【化21】
【0062】
【化22】
【0063】
【化23】
【0064】上記化合物の中で本発明の目的の効果から
特に好ましく用いられる化合物としてはI−2,II−
6,III−9,III−10,III−13,III−31,IV−7,V
−1,V−3,V−5が挙げられ、特に好ましいものと
して一般式〔III〕又は〔V〕が挙げられ、化合物とし
てIII−10,III−13,V−3が挙げられる。
【0065】本発明の一般式〔I〕〜〔V〕で示される
化合物は銀イオンとの相互作用が非常に高いため、通
常、銀イオンとチオ硫酸塩の分解物からなる不溶物の生
成に対して本発明の化合物が関与しているためか、本発
明の化合物を定着及び漂白定着用処理液に含有させるこ
とにより、1日当たりの感光材料の処理量が少ない場合
においても、定着及び漂白定着処理液、安定槽1槽目で
の不溶物の発生、渡りローラー部への析出部の付着を防
止することが可能となるのである。また同様な理由によ
り銀回収部における硫化銀の発生を防止できる。
【0066】また、本発明の化合物を定着及び漂白定着
処理液に含有させることにより、処理液の濃縮により処
理液中の溶存している銀イオン、ハロゲンイオン濃度が
増大しても、定着性能低下を防止することが可能である
ことを見出した。本発明の前記化合物は、通常漂白促進
剤として処理液に適用することは知られていたが(特開
平1-261640号)本発明のように、定着工程にこの化合物
を適用することにより定着性能を向上させることが可能
であるということは、本発明者らが見出した新しい事実
である。
【0067】また前記化合物を少なくとも1種含有させ
ることにより定着反応を完了させるために必要なチオ硫
酸塩濃度を低減することが可能になる。このチオ硫酸塩
の低濃度化により前述の渡りローラー部におけるチオ硫
酸塩の分解物の析出、固着発生を防止でき、なおかつ安
定した定着性能を維持できることが可能になる。
【0068】上述の本発明の効果をより一層発揮できる
のは、本発明の化合物の安定性の観点から、本発明の化
合物を定着処理液に適用することが好ましい。
【0069】本発明においては、前記処理方法における
定着処理液に直接供給する補充水量を800ml/m2以下に
することにより、本発明の効果をより大きく発揮するこ
とができる。
【0070】というのは、800ml/m2以下の補充水量に
なると、定着処理液中に蓄積する銀イオン及びハロゲン
イオン濃度が一層増加し、さらなる定着性能の劣化を引
き起こしやすくなるためである。本発明の化合物を定着
処理液に含有させることによって、補充水量が800ml/m
2以下の場合においても、定着不良を起こすことなく安
定した処理性能を発揮できるのである。
【0071】更に、本発明では補充水量が30〜700ml/m
2であることが好ましく、50〜500ml/m2であることがよ
り好ましい。
【0072】ここでの補充水量とは総補充量から固体処
理剤の体積を差し引いた水の体積である。
【0073】本発明における定着能を有する処理液の実
質的な補充量は800ml/m2以下であり、好ましくは400ml
/m2以下が好ましく、更に、100ml/m2以下の時に本発
明の効果を発揮できる。ここで言う実質的な補充量と
は、補充剤量と再性剤量をいい、又補充剤、再生剤が固
体の場合には補充水量の全てを含む補充量のことであ
る。
【0074】再生剤とは処理液の再生を行った場合に分
解される亜硫酸塩、鉄塩等が含有されている。
【0075】本発明において上述の効果をより発揮させ
るためにはチオ硫酸塩に対する前記一般式〔I〕〜
〔V〕から選ばれる少なくとも1種の化合物の重量比率
が0.05〜5重量%であることが好ましく、0.2〜2重量
%であることがより好ましい。
【0076】処理される感光材料のハロゲン化銀は塩化
銀、塩臭化銀、臭化銀、沃臭化銀、沃化銀等が挙げられ
るが、本発明の効果を発揮させるためには撮影用感光材
料などの沃化銀含有率がハロゲン化銀の5モル%以上の
沃化銀含有率が比較的高い沃化銀写真感光材料であるこ
とが好ましい。
【0077】本発明に係る定着液及び漂白定着液には所
謂定着剤が必須である。
【0078】定着剤としては、ハロゲン化銀と反応して
水溶性の錯塩を形成する化合物例えばチオ硫酸カリウ
ム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムの如き
チオ硫酸塩、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸ナト
リウム、チオシアン酸アンモニウムの如きチオシアン酸
塩、或いはチオ尿素チオエーテル等が挙げられる。
【0079】これらの定着剤の他には更に定着液及び漂
白定着液には、硼酸、硼砂、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナト
リウム、重炭酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、水酸
化アンモニウム等の各種の塩から成るpH緩衝剤を単独
或いは2種以上含むことができる。また硼酸塩、蓚酸
塩、酢酸塩、炭酸塩 燐酸塩等のpH緩衝剤、アルキル
アミン類、ポリエチレンエキサイド類等の通常定着液及
び漂白定着液に添加することが知られているものを適宜
添加することができる。
【0080】前記定着剤は処理液1l当たる0.1モル以
上で用いられ、本発明の目的の効果の点から好ましくは
0.6〜4モルの範囲、特に好ましくは0.9〜3.0モルの範
囲、とりわけ特に好ましくは1.1〜2.0モルの範囲で用い
られる。
【0081】本発明においては漂白液又は漂白定着液の
活性度を高める為に処理浴中及び処理補充液貯蔵タンク
内で所望により空気の吹き込み又は酸素の吹き込みを行
ってよく、或いは適当な酸化剤、例えば過酸化水素、臭
素酸塩、過硫酸塩等を適宜添加してもよい。
【0082】本発明の定着液及び漂白定着液のpHは好
ましくは4〜8の範囲で用いられる。
【0083】本発明の定着液及び漂白定着液は亜硫酸塩
及び亜硫酸放出化合物を含むことが好ましく、該化合物
としては、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸
アンモニウム、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸水素カ
リウム、亜硫酸水素ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウ
ム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸アンモニウ
ム等が挙げられる。更に下記一般式〔B−1〕又は〔B
−2〕で示される化合物も包含される。
【0084】
【化24】
【0085】式中R17は水素原子又は炭素数1〜5のア
ルキル基、R18は置換されてもよい炭素数1〜5のアル
キル基、M′はアルカリ金属原子、R19,R20は水素原
子又は置換されてもよい炭素数1〜5のアルキル基、n
10は0〜4の整数を表す。
【0086】以下に上記一般式で示される化合物の具体
的な例を記載するが、本発明はこれによって限定される
わけではない。
【0087】以下、一般式〔B−1〕又は〔B−2〕で
示される化合物の好ましい具体例を示す。
【0088】 B−1 ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム B−2 アセトアルデヒド重亜硫酸ナトリウム B−3 プロピオンアルデヒド重亜硫酸ナトリウム B−4 ブチルアルデヒド重亜硫酸ナトリウム B−5 コハク酸アルデヒド重亜硫酸ナトリウム B−6 グルタルアルデヒドビス重亜硫酸ナトリウム B−7 β-メチルグルタルアルデヒドビス重亜硫酸ナ
トリウム B−8 マレイン酸ジアルデヒドビス重亜硫酸ナトリウ
ム これらの亜硫酸塩及び亜硫酸放出化合物は、定着液又は
漂白定着液1l当たり亜硫酸として少なくとも0.1モル
であることが好ましいが、0.12〜0.55モル/lの範囲が
好ましく、0.15〜0.50モル/lの範囲が特に好ましい。
とりわけ特に0.20〜0.40モル/lの範囲が好ましい。但
し、これらの亜硫酸塩及び亜硫酸放出化合物のモル数は
亜硫酸に換算した値で示してある。
【0089】本発明の方法を実施する際には、定着能を
有する処理液から各種の方法で銀回収する銀回収方法は
定着能を有する処理液から銀回収できる方法であれば何
れのものであってもよく、例えば電気分解法(仏国特許
2,299,667号明細書記載)、沈澱法(特開昭52-73037号
公報記載、独国特許2,331,220号明細書記載)、イオン
交換法(特開昭51-17114号公報記載、独国特許2,548,23
7号明細書記載)及び金属置換法(英国特許1,353,805号
明細書記載)等が有効に利用できる。
【0090】これらの銀回収は定着能を有する処理液か
らインラインで銀回収することである。
【0091】本発明の銀回収の1つであるイオン交換法
で好ましく使用できるイオン交換樹脂は、三次元に重縮
合した高分子基体に官能基を結合したもので、陰イオン
交換樹脂である。高分子基体には、例えばスチレンとジ
ビニルベンゼン、メタクリレート又はアクリレートとジ
ビニルベンゼンとの共重合体、フェノール-ホルマリン
樹脂等がある。官能基には、4級アンモニウム基、第1
〜第3級アミン塩構造であり、キレート樹脂ではイミノ
ジ酢酸型、ポリアミン型、アミドオキシム型、アミノリ
ン酸型、ビリジン型、ジチオカルバミン酸型がある。
【0092】上記イオン交換樹脂は、三菱化成工業社製
ダイヤイオン、オルガノ社製アンバーライト、住友化学
工業社製デュオライト、スミカイオン等の名称で各種一
般に市販されており入手することができる。
【0093】上記陰イオン交換樹脂について、具体的に
化学構造を例示すると次の通りである。
【0094】
【化25】
【0095】(例えば、三菱ダイヤイオンSA-20A、SA-2
1A、A-408) 弱塩基性イオン交換樹脂
【0096】
【化26】
【0097】(例えば、三菱ダイヤイオンWA-10、WA-1
1)〔式中、R;水素原子、N(R′)2又は低級アルキル基
(ここでR′は水素原子又は低級アルキル基であるが共
に水素原子である場合を除く)、n;0〜3の整数〕
【0098】
【化27】
【0099】(例えば、三菱ダイヤイオンWA-20、WA-2
1)
【0100】
【化28】
【0101】(例えば、三菱ダイヤイオンWA-30) これら塩基性イオン交換樹脂のアニオン置換体としては
別に限定されないが、OH-、Cl-、SO4 2-、Br-、COOH-、C
O3 2-、SO3 2-が好ましい。
【0102】銀回収が終了した定着能を有する処理液
は、元の定着能を有する処理槽に戻されるが、戻される
前に亜硫酸塩などの酸化防止剤が添加されることが出来
る。
【0103】本発明における処理液とは、感光材料の処
理時に感光材料が接触する液を表し、具体的には発色現
像液、白黒現像液、漂白液、漂白定着液、定着液、安定
化液、反転液、硬膜液、コンディショナー、その他感光
材料の洗浄に用いられる水(水道水、イオン交換水、防
黴剤を添加した液)等が挙げられる。
【0104】本発明に用いられる水洗槽と安定槽につい
て説明する。本発明の安定化液は安定補充液を使用して
もよいが、固体の安定補充用処理剤を直接、処理槽に補
充し、補充水を添加する方法でもよい。
【0105】水洗槽又は安定槽は、1槽でもよいが、2
〜10槽程度までは槽の数を増やすことができ、槽の数の
増加により水洗水、安定化液の補充量を減少させること
ができるが、自動現像機のコンパクト化を考えると2〜
6槽程度が好ましい。
【0106】また水洗水又は安定化液、固体の安定化補
充剤を使用する場合は、補充用錠剤と補充水は何カ所か
に分けて補充してもよいが、好ましくはなるべく感光材
料の処理の流れからみて後の槽へ補充し、そのオーバー
フロー(槽間を液面下に位置する管で連通させた場合、
該管を溶液が通る場合も含む)を該槽の前槽に流入する
形式即ちカウンターカレント方式(多段向流方式)にす
るのが好ましくカスケード方式もその1つに含まれる。
さらに好ましくは2槽以上の安定化槽で最後の該安定化
槽へ安定化補充剤、より好ましくは固体の安定化補充剤
及び補充水を補充して、オーバーフロー液を順次、前の
槽へ移入し流し込む際に本発明の効果が良好になる。
【0107】本発明における定着槽、もしくは漂白定着
槽は1槽であっても、また複数の処理槽であってもよ
い。定着槽又は漂白定着槽が複数の場合は、そのうち最
も後ろの槽に補充用処理剤が補充され、該槽の前槽にオ
ーバーフロー液が流入するような形式が好ましい。ま
た、漂白定着槽は漂白槽のオーバーフロー液と定着槽の
オーバーフロー液と混合した液から構成されるようにな
っていてもよく、その場合は漂白槽−漂白定着槽−定着
槽の順に配列されていることが好ましい。
【0108】本発明において、水洗槽又は安定化槽から
処理液をポンプ等の手段により、直接これらの液を汲み
出し定着槽又は漂白定着槽に導入する必要があるが、好
ましくは定着槽又は漂白定着槽に引き続いて水洗槽又は
安定化槽が配置され、該水洗槽又は安定化槽の最前の槽
から処理液を汲み出し、定着槽又は漂白定着槽に該汲み
出した処理液を導入する形態である。又、場合によって
は2槽以上の水洗槽又は安定化槽で該最前の槽と最後尾
の槽の中間の槽から汲み出した処理液を定着能を有する
処理液に導入してもよい。
【0109】特に好ましい形態としては前記の水洗槽も
しくは安定化槽から汲み出した処理液を定着槽もしくは
漂白定着槽のうちで最も後ろの槽に導入する場合で、よ
り好ましくは該処理液が導入される槽に補充用の液体又
は固体の定着又は漂白定着剤が補充されるようになって
いる場合である。
【0110】液体の補充剤の場合で多くの水洗水もしく
は安定液の導入を行おうとすると補充液の濃度を非常に
濃くしなければならず、処理液の安定性の低下や補充ポ
ンプの吐出口への処理剤成分の析出などの問題から水洗
水又は安定液の導入量には限界があるが、特に定着剤も
しくは漂白定着剤が固体の場合、液体の補充液を使用す
る場合と比較してより多くの水洗水もしくは安定液を導
入することができ、廃液量の低減に効果が著しい。
【0111】又、本発明に於けるポンプとは、いわゆる
送液ポンプを意味しより具体的には、ダイヤフラム式定
量ポンプ,ペリスタポンプ,電磁定量ポンプ,エアー駆
動式ベローズポンプ,ベローズポンプ,定量ポンプ,チ
ューブポンプ,シリンジポンプ,ロータリーポンプ,ギ
アポンプ,ベーンポンプ,ホースポンプ,プランジャー
ポンプ,マグネットポンプ,渦流式モートルポンプ,送
液ポンプ,ロータリー液体ポンプ,ペリスタルティック
ポンプ,ローラーポンプ,ケミカルハンディポンプ,チ
ュービングポンプ,マグネットギヤーポンプ,ケミカル
ポンプ等が挙げられる。これらの中でも、定量的に送液
できかつ小型である点から、ベローズポンプ(例えば
(株)イワキ製ベローズポンプ,KB,KBMシリー
ズ)、ペリスタポンプ(例えばアトー(株)製,SJシリ
ーズ)、電磁定量ポンプ(例えば小林理化器械(株)製又
は(株)第一科学製,EX及びEX−Eシリーズ)等が、
本発明で好ましく用いられる。
【0112】本発明において写真処理液蒸留装置を併用
すると廃液量が著しく低減されるため、併用することが
より好ましい。特にその蒸留液を補充水として利用する
ことにより補充タンクへの補給量も減少することができ
るため作業者の作業量低減の面からも併用が好ましい。
【0113】本発明に好ましく用いられる写真処理液処
理装置について以下に説明すると、写真処理液処理装置
は、廃液濃縮処理過程で発生する蒸留液を再利用でき、
蒸発濃縮装置としては減圧蒸留方式の蒸発濃縮装置が好
ましい。また、加熱手段は、熱効率がよいヒートポンプ
及びペルチェ素子が適している。蒸発濃縮処理の好まし
い処理条件は、処理温度が60℃以下である。処理圧力は
200mmHg以下が好ましく、より好ましくは100mmHg以下で
ある。このような装置および条件で廃液処理を行うこと
で、廃液中に含まれている物質の分解や揮発がなく、写
真処理に再利用できる蒸留液が得られるとともに有害ガ
スや悪臭の発生を防止できる。
【0114】本発明において、減圧手段には、真空ポン
プあるいはエジェクターを用いることが好ましく、エジ
ェクターが騒音、コンパクト化及び本発明の効果の上で
より好ましい。
【0115】本発明の固体処理剤を投入する場所は処理
槽中であればよいが、好ましいのは、感光材料を処理す
る処理部と連通し、該処理部との間を処理液が流通して
いる場所であり、更に処理部との間に一定の処理液循環
量があり溶解した成分が処理部に移動する構造が好まし
い。固体処理剤は温調されている処理液中に投入される
ことが好ましい。本発明でいう固体処理剤を処理槽中に
実質的に直接添加するとは上述のことをいう。
【0116】一般に自動現像機は温調のため、電気ヒー
ターにより処理液を温調しており、処理部としての処理
タンクと連結した補助タンクに熱交換部を設け、ヒータ
ーを設置しこの補充タンクには処理タンクから液を一定
循環量で送り込み、温度を一定にするようポンプが配置
されている。
【0117】そして通常は処理液中に混入したり、結晶
化で生じる結晶異物を取り除く目的でフィルターが配置
され、異物を除去する役割を担っている。
【0118】この補助タンクの如き、処理部と連通した
場所であって、温調が施された場所に固体処理剤が投入
されるのが最も好ましい方法である。何故なら投入され
た処理剤のうちの不溶成分はフィルター部によって処理
部とは遮断され、固形分が処理部に流れ込み感光材料な
どに付着することを防止できるからである。
【0119】又、処理タンク内に処理部と共に処理剤投
入部を設ける場合には、不溶成部分がフィルムなどに直
接接触しないよう遮蔽物等の工夫をすることが好まし
い。
【0120】フィルターや濾過装置などの材質は一般的
な自動現像機に使用されるものは全て本発明では使用で
き、特殊な構造や材料が本発明の効果を左右するもでは
ない。
【0121】本発明は固体処理剤を処理槽に投入するこ
とで補充液をたくわえる為のタンク等が不要になり自現
機がコンパクトになる又循環手段を有する場合には、固
体処理剤の溶解性も非常に良好となる。
【0122】本発明に係わる処理方法の好ましい具体的
処理工程を以下に示す。
【0123】(1)発色現像→漂白→定着→水洗 (2)発色現像→漂白→定着→水洗→安定 (3)発色現像→漂白→定着→安定 (4)発色現像→漂白→定着→第1安定→第2安定 (5)発色現像→漂白→漂白定着→水洗 (6)発色現像→漂白→漂白定着→水洗→安定 (7)発色現像→漂白→漂白定着→安定 (8)発色現像→漂白→漂白定着→第1安定→第2安定 (9)発色現像→漂白→漂白定着→定着→水洗→安定 (10)発色現像→漂白→漂白定着→定着→第1安定→第
2安定 (11)発色現像→漂白→漂白定着→水洗 (12)発色現像→漂白→漂白定着→安定 これらの工程の中で(3),(4),(7),(10),
(12)が好ましく、特に(3),(4),(12)が好ま
しい。
【0124】本発明に用いられる漂白及び漂白定着液に
は、下記一般式〔K〕で示される化合物の第2鉄塩を含
有することができる。
【0125】アミノポリカルボン酸第2鉄錯体として
は、以下に示すアミノポリカルボン酸の遊離酸(下記一
般式〔A〕で示される化合物)の鉄錯体の形として用い
られることが好ましく、前記第2鉄錯体とアミノポリカ
ルボン酸の遊離酸とを併用することがさらに好ましい。
特に好ましいのは、前記第2鉄錯体と、それを構成して
いるのと同種のアミノポリカルボン酸の遊離酸とを併用
することである。また、アミノポリカルボン酸第2鉄錯
体含水塩はカリウム塩、ナトリウム塩、アンモニウム塩
等として用いることができ、アミノポリカルボン酸の遊
離酸は、遊離の酸、カリウム塩、ナトリウム塩等として
用いることができる。
【0126】
【化29】
【0127】R51〜R55は、水素原子、ヒドロキシ基、
カルボキシ基、スルホ基、カルバモイル基、ホスホノ
基、ホスホン基、スルファモイル基、スルホンアシド
基、アシルアミノ基、ヒドロキサム基を表し、R1〜R5
のうち少なくとも1つはカルボキシ基である。
【0128】L1〜L7は置換されていても無置換であっ
てもよいアルキレン基、アリーレン基、アルケニレン
基、シクロアルキレン基又はアラルキレン基を表す。l
1〜l7は、0〜6の整数を表す。ただし、l5〜l6が同
時に0になることはない。
【0129】本発明に係わるアミノポリカルボン酸第2
鉄錯体・含水塩を構成する一般式〔K〕で示されるアミ
ノポリカルボン酸(例示化合物K類)の具体的例示化合
物を下記に示す。
【0130】
【化30】
【0131】
【化31】
【0132】
【化32】
【0133】
【化33】
【0134】これらの化合物の中には分子中に不斉炭素
を有するために数種の立体異性体が存在するものがある
が〔K−5〕、〔K−6〕、〔K−7〕、〔K−17〕〜
〔K−19〕の何れの立体異性体も包含され、どの様な比
率で構成されてもかまわない。アミノポリカルボン酸が
3座配位子の場合にはFe3+イオンと1:2錯体を形成し
た鉄〔III〕錯体がより好ましい。本発明に用いられる
漂白液に用いる好ましい化合物としては、〔K−1〕〜
〔K−9〕、〔K−12〕、〔K−14〕〜〔K−20〕、
〔K−22〕、〔K−23〕、〔K−27〕が挙げられ、特に
好ましい化合物としては、〔K−1〕〜〔K−6〕、
〔K−9〕、〔K−14〕〜〔K−17〕が挙げられ、最も
好ましくは〔K−1〕、〔K−3〕、〔K−5〕、〔K
−17〕が挙げられる。
【0135】本発明に用いられる漂白又は漂白定着液に
用いる好ましい化合物としては、〔K−1〕〜〔K−
8〕、〔K−12〕、〔K−14〕〜〔K−20〕、〔K−2
2〕、〔K−23〕、〔K−27〕が挙げられ、特に好まし
い化合物としては、〔K−1〕、〔K−2〕、〔K−
3〕、〔K−6〕、〔K−12〕、〔K−14〕、〔K−1
5〕、〔K−17〕が挙げられる。
【0136】本発明の固体処理剤は粉末,顆粒状処理剤
及び錠剤であり、好ましくは顆粒状処理剤及び錠剤であ
り、本発明の効果を最も顕著に示すのは錠剤である。
【0137】本発明でいう粉末とは微粒結晶の集合体で
ある。顆粒とは粒径50〜5000μmの粒状物の事をいい、
好ましくは粉末を造粒したものである。錠剤は粉末又は
顆粒を一定の形状に圧縮成型したものをいい、錠剤の成
型法としては粉末または顆粒を造粒後打錠して形成する
方法が本発明のより安定した写真性能も維持できるとい
う効果の上から好ましい。
【0138】錠剤形成のための造粒方法は転動造粒、押
し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、攪拌造粒、流動層造
粒、噴霧乾燥造粒等公知の方法を用いることが出来る。
錠剤形成のためには、得られた造粒物の平均粒径は造粒
物を混合し、加圧圧縮する際、成分の不均一化、いわゆ
る偏析が起こりにくいという点で、100〜2000μmのもの
を用いることが好ましく、より好ましくは200〜1500μm
である。さらに粒度分布は造粒物粒子の50%以上が±20
0〜250μmの偏差内にあるものが好ましい。得られた造
粒物はそのまま顆粒として用いられる。次に得られた造
粒物を加圧圧縮する際には公知の圧縮機、例えば油圧プ
レス機、単発式打錠機、ロータリー式打錠機、プリケッ
テングマシンを用いることが出来る。また上述の造粒方
法で作成して造粒物と市販の素材結晶そのままを混合し
て打錠を行ってもよい。
【0139】加圧圧縮されて得られる固体処理剤は任意
の形状を取ることが可能であるが、生産性、取扱い性の
観点から又はユーザーサイドで使用する場合の粉塵の問
題からは円筒型、いわゆる錠剤が好ましい。
【0140】本発明の固体処理剤はチオ硫酸塩を含有す
るが、チオ硫酸塩としてはチオ硫酸アンモニウム,チオ
硫酸カリウム,チオ硫酸ナトリウム等が挙げられるが、
本発明においてはチオ硫酸ナトリウムがチオ硫酸塩の総
量に対し2〜70重量%含有することが好ましく、より好
ましくは5〜20重量%含有することである。
【0141】本発明のチオ硫酸塩を含有する固体処理剤
としては定着用固体処理剤,漂白定着用固体処理剤等が
挙げられるが本発明においてはチオ硫酸塩を含有する固
体処理剤全てに適用される。
【0142】定着用固体処理剤ではチオ硫酸塩以外に亜
硫酸塩、重亜硫酸塩、亜硫酸付加物、メソイオン化合
物、チオエーテル系化合物、キレート剤、ノニオン又は
アニオン系界面活性剤、バッファー剤等公知の定着剤を
構成する成分を含むことができ、漂白定着剤用固体処理
剤では前記定着剤構成成分以外にハロゲン化物、アミノ
ポリカルボン酸第2鉄塩を含む公知の有機酸第2鉄塩、
固形の有機酸、防バイ剤、防錆剤等公知の漂白成分、定
着成分を含むことができる。
【0143】又、本発明の固体処理剤においては、ポリ
エチレングリコール類、ポリビニルピロリドン類、ポリ
ビニルアルコール類及び糖類から選ばれる化合物の少な
くとも1種を含有することにより、経時保存によるチオ
硫酸の分解抑制及び経時保存後の摩擦等による固体処理
剤の粉発生を防止する効果がより一層高められる。
【0144】本発明においては、前記ポリエチレングリ
コール類が下記一般式〔VI〕で表される化合物であるこ
とが好ましい。
【0145】一般式〔VI〕 HO−(A)n1−(B)n2−(D)n3−H 式中、A,B,Dはそれぞれ−CH2CH2O−,−CH2CH(R)O
−,−CH2CH2CH2O−又は−CH2CH(R)CH2O−を表す。Rは
置換または無置換の低級アルキル基(メチル基、エチル
基、プロピル基等)又は水酸基を表す。n1、n2及びn
3はそれぞれ0又は1〜500の整数を表す。ただし、この
化合物の平均分子量は2000〜20000の範囲のものが好ま
しい。
【0146】上記一般式〔VI〕の中で特に好ましい例示
化合物を以下に示す。
【0147】
【化34】
【0148】本発明でいう糖類とは、単糖類とこれが複
数個互いにグリコシド結合した多糖類とをいう。
【0149】単糖類とは、単一のポリヒドロキシアルデ
ヒド、ポリヒドロキシケトン及びこれらの還元誘導体、
酸化誘導体、デオキシ誘導体、アミノ誘導体、チオ誘導
体など広い範囲の誘導体の総称である。多くの糖は、一
般式CnH2nOnで表されるが、この一般式で表される糖骨
格から誘導される化合物も含めて、本発明では単糖類と
定義する。これらの単糖類のうちで好ましいものは、糖
のアルデヒド基及びケトン基を還元して各々第一、第二
アルコール基とした糖アルコールであり、特に好ましく
は、炭素数が6のヘキシットである。
【0150】多糖類には、セルロース類、デンプン類、
グリコーゲン類などが含まれ、セルロース類には、水酸
基の一部又は全部がエーテル化されたセルロースエーテ
ル等の誘導体を含み、デンプン類には加水分解して麦芽
糖に至るまでの種々の分解生成物であるデキストリン類
等を含む。セルロース類は溶解性の観点からアルカリ金
属塩の形でもかまわない。これら多糖類で好ましく用い
られるものは、セルロース類とデキストリン類であり、
より好ましくはデキストリン類である。
【0151】本発明の単糖類の具体的例示化合物を次に
示す。
【0152】〔例示化合物〕 B−(1) グリセルアルデヒド B−(2) ジヒドロキシアセトン(二量体を含む) B−(3) D-エリトロース B−(4) L-エリトロース B−(5) D-トレオース B−(6) L-トレオース B−(7) D-リボース B−(8) L-リボース B−(9) D-アラビノース B−(10) L-アラビノース B−(11) D-キシロース B−(12) L-キシロース B−(13) D-リキソース B−(14) L-リキソース B−(15) D-キシルロース B−(16) L-キシルロース B−(17) D-リブロース B−(18) L-リブロース B−(19) 2-デオキシ-D-リボース B−(20) D-アロース B−(21) L-アロース B−(22) D-アルトロース B−(23) L-アルトロース B−(24) D-グルコース B−(25) L-グルコース B−(26) D-マンノース B−(27) L-マンノース B−(28) D-グロース B−(29) L-グロース B−(30) D-イドース B−(31) L-イドース B−(32) D-ガラクトース B−(33) L-ガラクトース B−(34) D-タロース B−(35) L-タロース B−(36) D-キノボース B−(37) ジギタロース B−(38) ジギトキソース B−(39) シマロース B−(40) D-ソルボース B−(41) L-ソルボース B−(42) D-タガトース B−(43) D-フコース B−(44) L-フコース B−(45) 2-デオキシ-D-グルコース B−(46) D-プシコース B−(47) D-フルクトース B−(48) L-フルクトース B−(49) L-ラムノース B−(50) D-グルコサミン B−(51) D-ガラクトサミン B−(52) D-マンノサミン B−(53) D-グリセロ-D-ガラクトヘプトース B−(54) D-グリセロ-D-マンノヘプトース B−(55) D-グリセロ-L-マンノヘプトース B−(56) D-グリセロ-D-グロヘプトース B−(57) D-グリセロ-D-イドヘプトース B−(58) D-グリセロ-L-グルコヘプトース B−(59) D-グリセロ-L-タロヘプトース B−(60) D-アルトロヘプツロース B−(61) D-マンノヘプツロース B−(62) D-アルトロ-3-ヘプツロース B−(63) D-グルクロン酸 B−(64) L-グルクロン酸 B−(65) N-アセチル-D-グルコサミン B−(66) グリセリン B−(67) D-トレイット B−(68) L-トレイット B−(69) エリトレット B−(70) D-アラビット B−(71) L-アラビット B−(72) アドニット B−(73) キシリット B−(74) D-ソルビット B−(75) L-ソルビット B−(76) D-マンニット B−(77) L-マンニット B−(78) D-イジット B−(79) L-イジット B−(80) D-タリット B−(81) L-タリット B−(82) ズルシット B−(83) アロズルシット これら例示化合物のうち好ましく用いられるのはB−
(66)〜(83)であり、より好ましくは、B−(74)〜
(83)である。
【0153】本発明の多糖類の具体的例示化合物を次に
示す。
【0154】C−(1) 麦芽糖 C−(2) セルビオース C−(3) トレハロース C−(4) ゲンチオビオース C−(5) イソマルトース C−(6) 乳糖 C−(7) ラフィノース C−(8) ゲンチアノース C−(9) スタキオース C−(10) キシラン C−(11) アラバン C−(12) グリコーゲン C−(13) デキストラン C−(14) イヌリン C−(15) レバン C−(16) ガラクタン C−(17) アガロース C−(18) アミロース C−(19) スクロース C−(20) アガロビオース C−(21) α-デキストリン C−(22) β-デキストリン C−(23) γ-デキストリン C−(24) δ-デキストリン C−(25) ε-デキストリン C−(26) α-限界デキストリン C−(27) β-限界デキストリン C−(28) ホスホリラーゼ限界デキストリン C−(29) 可溶性デンプン C−(30) 薄手ノリデンプン C−(31) 白色デキストリン C−(32) 黄色デキストリン C−(33) ブリテッシュガム C−(34) パインフロー (商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(35) パインデックス100(商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(36) パインデックス 1(商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(37) パインデックス 2(商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(38) パインデックス 3(商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(39) パインデックス 4(商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(40) パインデックス 6(商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(41) フードテックス (商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(42) マックス 1000(商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(43) グリスターP (商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(44) TK−16 (商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(45) MPD (商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(46) H−PDX (商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(47) スタコデックス (商品名、松谷化学工
業株式会社社製) C−(48) マビット (商品名、林原商事株
式会社製) C−(49) プルラン (商品名、林原商事株
式会社製) C−(50) メチルセルロース C−(51) ジメチルセルロース C−(52) トリメチルセルロース C−(53) エチルセルロース C−(54) ジエチルセルロース C−(55) トリエチルセルロース C−(56) カルボキシメチルセルロース C−(57) カルボキシエチルセルロース C−(58) アミノエチルセルロース C−(59) ヒドロキシメチルセルロース C−(60) ヒドロキシエチルメチルセルロース C−(61) ヒドロキシプロピルセルロース C−(62) ヒドロキシプロピルメチルセルロース C−(63) ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセ
テートサクシネート C−(64) カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロ
ース これら例示化合物の中で好ましく用いられるものはC−
(21)〜(64)であり、より好ましくはC−(21)〜
(48)である。
【0155】本発明において、これら糖類の添加量は発
色現像用固体処理剤の単位重量あたり0.5%(W/W)
〜30%(W/W)であり、より好ましくは1.0%(W/
W)〜20%(W/W)である。
【0156】糖類は、広く天然に存在しており、市販品
を簡単に入手できる。又、種々の誘導体についても還
元、酸化あるいは脱水反応などを行うことによって容易
に合成できる。
【0157】前述の一般式〔VI〕で表される化合物、ポ
リビニルピロリドン類、ポリビニルアルコール類及び糖
類は粉末状の原材料のままであっても造粒された状態で
混合してあっても、或いは本発明のチオ硫酸塩と造粒さ
れた状態で使用しても本発明の効果を発揮することが可
能となる。
【0158】本発明において、亜硫酸塩、ピロ亜流酸塩
を含有させることにより、前述の硫化物発生のさらなる
防止、および該固体処理剤の高温保存後の粉発生の防止
が可能となる。亜硫酸塩、ピロ亜硫酸塩としては、それ
ぞれアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩が挙げ
られ、本発明の効果の点からナトリウム塩、カリウム塩
を用いることが好ましい。
【0159】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示すが、本発明の
実施例はこれらに限定されるものではない。
【0160】実施例1 定着能を有する処理槽が定着槽である場合について説明
する。
【0161】カラーネガフィルムプロセッサーCL-KP-50
QAの補充装置部を図1のように改造し、固体処理剤供給
(投入)装置は図2のものを用いた。コニカカラースーパ
ーDD100フィルムを像様露光した後、錠剤投入部に錠剤
が収納された柱状容器をセットして、1日15本の割合で
処理を行なった。
【0162】図1は本発明の固体処理剤補充装置2A,
2B,2C,2DをKP-50QA(自動現像機(以下、単に
自現機ともいう))に取り付けた取り付け位置を示す図
で、前記固体処理剤補充装置2A,2B,2C,2Dは
各々発色現像槽1Aと漂白槽1B,定着槽1C,安定槽
1Dの上部に斜線で示された位置に取り付けられてい
る。図2は前記固体処理剤補充(投入)装置2A、2
B、2C、2Dの一実施例を示す構成図で、各槽の側方
には固体処理剤111を投入する溶解室106を設けている。
【0163】図2では、固体処理剤(以後錠剤又は錠剤
ケミカルともいう)111は、複数の部屋に分割された容
器(カートリッジ)101に収納され、スライド式のキャ
ップ102によって密封されている。このカートリッジを
自動現像機の処理槽上部に設置された固体処理剤自動供
給装置のカートリッジ支持台103上にセットすると、キ
ャップ102が開き、斜めに固定されたカートリッジから
錠剤が、回転円筒104の切れ込み口105に転がり落ちる。
この回転円筒104の切れ込み口105は、カートリッジ内の
別の部屋に収納された錠剤が同時に複数転がり落ちない
ように互いに違いに切り込まれている。
【0164】以下に処理工程を示す。
【0165】 処理工程 処理時間 処理温度 補充水量 発色現像 3分15秒 38.0℃ 520ml/m2 漂 白 45秒 38.0℃ 100ml/m2 定着−1 45秒 38.0℃ 定着−2 45秒 38.0℃ 730ml/m2 安定−1 20秒 38.0℃ 安定−2 20秒 38.0℃ 安定−3 20秒 38.0℃ 860ml/m2 乾 燥 80秒 55℃ 定着は2から1への、安定は3から2,2から1への向
流方式であり、漂白槽はエアーポンプでエアレーション
を行った。
【0166】また、蒸発補正は温調時は発色現像,漂
白,定着-1,定着-2,安定-1,安定-2,安定-3槽に各々
1時間に10ml,6.5ml,7ml,7ml,8.6ml,8.6ml,9.3
mlの蒸発補水を行うプログラムにて蒸発補正を行った。
また非稼働時は非稼働時間を積算し、発色現像,漂白,
定着-1,定着-2,安定-1,安定-2,安定-3に蒸発補正水
を各々1時間当たり7.5ml,5ml,6ml,6ml,5ml,
5ml,5mlの量をまとめて稼働開始時に補水した。スタ
ート時のタンク液はコニカカラーネガティブフィルム用
処理剤CNK-4-52の補充液及びスターターを用いて作成し
た。
【0167】次に以下に示すカラーネガ用処理剤を作成
した。
【0168】1)カラーネガフィルム用発色現像補充用
錠剤 操作(1) 現像主薬のCD-4〔4-アミノ3-メチル-N-エチル-N-〔β-
(ヒドロキシ)エチル〕アニリン硫酸塩〕60gを市販ハン
マーミル中で平均粒径10μmになるまで粉砕する。この
微粉末を市販の撹拌造粒機中で室温にて約7分間、10ml
の水を添加することにより造粒した後、造粒物を流動層
乾燥機で40℃にて2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完
全に除去し、カラーネガ用発色現像補充用顆粒(1)を
作成した。
【0169】操作(2) 硫酸ヒドロキシルアミン69.4gとパインフロー(松谷化
学製)4gを操作(1)と同様に粉砕した後、混合、造
粒する。水の添加量は3.5mlとし、造粒後、60℃で30分
間乾燥し、造粒物の水分をほぼ完全に除去し、カラーネ
ガ用発色現像補充用顆粒(2)を作成した。
【0170】操作(3) 1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸ジナトリウム15
g、亜硫酸カリウム72.8g、炭酸カリウム350g、炭酸
水素ナトリウム3g、臭化ナトリウム3.7gとマンニッ
ト22gポリエチレングリコール6000 5.0gを操作(1)
と同様に粉砕、混合し、水の添加量を40mlにして造粒を
行う。造粒後、造粒物を70℃で60分間乾燥して造粒物の
水分をほぼ完全に除去し、カラーネガ用発色現像補充用
顆粒(3)を作成した。
【0171】上記カラーネガ用発色現像補充用顆粒
(1)〜(3)を混合し、このようにして、調製した造
粒物にN-ミリストイルアラニンナトリウム2gを添加
し、25℃、40%RH以下に調湿された部屋で混合機を用い
て10分間均一に混合する。次に混合物を菊水製作所(株)
製タフプレストコレクト1527HUを改造した打錠機により
1錠当たりの充填量10gを圧縮打錠を行い、直径30mmの
カラーネガ用発色現像補充用錠剤を作成した。
【0172】2)カラーネガ用漂白補充用錠剤 操作(4) 1,3-プロパンジアミン4酢酸第2鉄アンモニウム1水塩
175g、1,3-プロパンジアミン4酢酸2g、パインフロ
ー(松谷化学製)17gを操作(1)と同様に粉砕、混合
し、水の添加量を8mlにして造粒を行う。造粒後、造粒
物を60℃で30分間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に除
去する。
【0173】操作(5) コハク酸133g、臭化アンモニウム200gとパインフロー
10.2gを操作(H)と同様、粉砕、混合、造粒する。水
の添加量は17mlとし、造粒後、70℃で60分間乾燥して造
粒物の水分をほぼ完全に除去する。
【0174】操作(6) 硫酸カリウム66.7g、炭酸水素カリウム60gとマンニッ
ト8gを操作(H)と同様、粉砕、混合、造粒する。水
の添加量は13mlとし、造粒後、60℃で60分間乾燥して造
粒物の水分をほぼ完全に除去する。
【0175】上記操作(4)〜(6)で調製した造粒物
を25℃,40%RH以下に調湿された部屋で混合機を用い
て10分間均一に混合する。次にこの混合造粒物にN-ラウ
ロイルサルコシンナトリウム6gを添加し、3分間混合
する。次に混合物を菊水製作所(株)製タフプレストコレ
クト1527HUを改造した打錠機により1錠当たりの充填
量を10gにして圧縮打錠を行い、径30mm,厚さ10mmのカ
ラーネガ用漂白補充用錠剤とした。
【0176】3)カラーネガ用定着補充用錠剤 操作(7) チオ硫酸ナトリウム/チオ硫酸アンモニウム=250g/2
250g、亜硫酸ナトリウム180g,炭酸カリウム20g、エ
チレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩20g及びパインフ
ロー(松谷化学)70g、表2記載の化合物25gを市販の
バンダムミル中で平均粒径30μmになるまで粉砕し、こ
の粉末を撹拌造粒機中で室温にて約10分間水50ml添加し
造粒する。造粒後、造粒物を流動層乾燥機で60℃120分
間乾燥して造粒物の水をほぼ完全に除去する。次に乾燥
された造粒物を平均粒径800μmにし、粒子の50%以上が
±200〜±250μmの偏差内に入る様にした。
【0177】操作(8) 上記定着補充用顆粒にN-ラウロイルサルコシンナトリウ
ム30gを25℃,45%RH以下に調湿された部屋で混合機
を用いて5分間混合する。次に混合物を菊水製作所(株)
製タフプレストコレクト1527HUを改造した打錠機によ
り充填量10gにし、直径30mm,厚み10mmのカラーネガ用
定着補充用錠剤を作成した。
【0178】4)カラーネガ用安定補充用錠剤 操作(9) m-ヒドロキシベンズアルデヒド150g、ラウリル硫酸ナ
トリウム20g、エチレンジアミン4酢酸ジナトリウム60
g、水酸化リチウム1水塩65gとパインフロー10gを操
作(1)と同様、粉砕、混合、造粒する。水の添加量は
10mlとし、造粒後、造粒物を50℃にて2時間乾燥して造
粒物の水分をほぼ完全に除去する。
【0179】上記操作で調製した造粒物を25℃,40%R
H以下に調湿された部屋で菊水製作所(株)製タフプレス
トコレクト1527HUを改造した打錠機により1錠当たり
の充填量を10gにして圧縮打錠を行い、径30mm,厚み10
mmのカラーネガ用安定補充用錠剤を作成した。
【0180】前記カラーネガ用補充用錠剤は以下の表1
に示す間隔で処理槽に投入した。
【0181】
【表1】
【0182】これらの錠剤を用いた補充形態を形態2と
する。
【0183】前記の改造及び未改造の自動現像機と固体
処理剤補充装置を用いて1日当たり15本の割合で3週間
の連続処理を行った。
【0184】この連続処理の後、未露光の感光材料を処
理し、残留銀量を蛍光X線法にて測定し、また透過ブル
ー濃度(DB)を測定した。また安定の1槽の処理槽の
様子を観察し、その結果を表2に示す。
【0185】なお、評価基準は以下の様に設定した。
【0186】安定1槽の処理槽の様子 ◎ 沈澱は全く見られない ○ 液表面に沈澱はないが、浮遊物として確認できる △ 浮遊物、沈澱あり × 浮遊物、沈澱ありラックの液界面に固着している また補充形態が液剤の場合には(補充形態1)カラーネ
ガプロセッサーCL-KP-50QAをそのまま用いた。
【0187】なお補充液は次の様なものを用いた。
【0188】 (カラーネガフィルム用発色現像補充液) CD−4 6g 硝酸ヒドロキシルアミン 6.9g パインフロー 0.4g 1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸ジナトリウム 1.5g 亜硫酸カリウム 7.3g 炭酸カリウム 3.5g 炭酸水素ナトリウム 0.3g 臭化ナトリウム 0.4g マンニット 2.2g ポリエチレングリコール6000 0.5g N-ミリストイルアラニンナトリウム 0.2g 水を加えて1lに仕上げる。
【0189】 (カラーネガ用漂白補充液) 1,3-プロパンジアミン4酢酸第2鉄アンモニウム1水塩 175g 1,3-プロパンジアミン4酢酸 2g パインフロー(松谷化学製) 27.2g コハク酸 133g 臭化アンモニウム 200g 硫酸カリウム 66.7g 炭酸水素カリウム 60g マンニット 8g N-ラウロイルサルコンナトリウム 6g 水を加えて1lに仕上げる。
【0190】 (カラーネガ用定着補充液) チオ硫酸ナトリウム 25g チオ硫酸アンモニウム 225g 亜硫酸ナトリウム 18g 炭酸カリウム 2g エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム塩 2g パインフロー 7g 添加剤(表2記載) 2.5g 水を加えて1lに仕上げる。
【0191】 (カラーネガ用安定補充液) m-ヒドロキシベンズアルデヒド 1.5g ラウリル硫酸ナトリウム 0.2g エチレンジアミン4酢酸ジナトリウム 0.6g 水酸化リチウム1水塩 0.7g パインフロー 0.1g 水を加えて1lに仕上げる。
【0192】補充量は以下に示す間隔で行った。
【0193】 発色現像補充液 カラーネガ(24EX)1本につき19ml 漂白補充液 4ml 定着補充液 30ml 安定補充液 33ml 各補充タンクには温調をかけながら補充を行った。
【0194】
【表2】
【0195】上記表2より明らかな様に補充形態を液剤
から錠剤に換えたところで性能の向上が見られるが、本
発明の化合物の適用により定着反応が完了しチオ硫酸塩
の分解物の発生が押さえられ、感光材料への付着も防止
できることが分かる。
【0196】実施例2 次に、定着能を有する処理槽が漂白定着槽である場合に
本発明を適用できる自動現像機(以下、単に自現機とい
う)の一例を図面に基づいて説明する。図3は、自現機
Aと写真焼付機Bとを一体的に構成したプリンタープロ
セッサの概略図である。
【0197】図3において写真焼付装置Bの左下部に
は、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙M
1をロール状に収納したマガジンMがセットされる。マ
ガジンから引き出された印画紙M1は、送りローラR及
びカッター部Cを介して所定のサイズに切断され、シー
ト状印画紙M1となる。このシート状印画紙M1は、ベ
ルト搬送手段B1によって搬送され、露光部Eにおいて
原画Oの画像を露光される。露光されたシート状印画紙
M1はさらに複数対の送りローラRにより搬送され、自
現機A内に導入される。自現機Aでは、シート状印画紙
M1は、処理槽である夫々発色現像槽1A、漂白定着槽
1B、安定槽1C,1D,1E内(実質的に3槽構成
の)をローラ搬送手段(特に図示せず)により順次搬送
され、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、安定化
処理がなされる。前記各処理がなされたシート状印画紙
は、乾燥部35において乾燥されて機外に排出される。
【0198】なお、図中の一点鎖線は、ハロゲン化銀写
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自現機A内に導かれ
るものであるが、帯状で自現機内に導かれるものであっ
てもよい。その場合、自現機Aと写真焼付機Bとの間
に、感光材料を一時的に滞留させるアキュムレータを設
けると処理効率が上がる。また、本願発明に使用できる
自現機は、写真焼付機Bと一体的に構成しても、自現機
単体だけでもよいことは言うまでもない。また、本発明
に使用できる自現機によって処理されるハロゲン化銀写
真感光材料は、露光済の印画紙に限られるものではな
く、露光済のネガフィルム等でもよいことは言うまでも
ない。また、本発明の説明として、発色現像槽、漂白定
着槽、安定槽を有する実質的に3槽構成の自現機につい
て行うが、これに限られるものではなく、発色現像槽、
漂白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4槽構成の自
現機であっても本発明は適用できるものである。
【0199】図4は、本発明の固体処理剤補充装置2
A,2B,2Cを図3に示す自現機Aに取付けた位置を
示す図で、前記固体処理剤補充装置2A,2B,2Cは
各々図1に示す発色現像槽1Aと漂白定着槽1Bと安定
槽1Eの上部に斜線で示された位置に取付けられてい
る。固体処理剤供給(投入)装置には図2で示したもの
を用いた。
【0200】前記自動現像機及び固体処理剤補充装置を
用いてコニカカラーQAペーパータイプA6(コニカ
(株))を処理した。該現像機の処理仕様は次のようにな
る。
【0201】 処理工程 処理時間 処理温度 補充水量 発色現像 22秒 38.5℃ 70ml/m2 漂白定着 22秒 38.0℃ 90ml/m2 安定−1 22秒 35〜38℃ 安定−2 22秒 35〜38℃ 安定−3 22秒 35〜38℃ 180ml/m2 乾 燥 50秒 安定は3から1への向流方式である。また、感光材料1
m2当りのキャリーオーバーは、全ての槽で50ml/m2であ
った。
【0202】また、蒸発補正は温調時は発色現像,漂白
定着,安定に各々9.0ml/時,7.2ml/時,14.1ml/時ず
つ1時間毎に行ない、温調をしていない時には、各々3.
8ml/時,3.1ml/時,6.1ml/時ずつを積算し、温調開
始時にまとめて行った。
【0203】スタート時のタンク液はコニカカラーQA
ペーパー発色現像スタート剤28P-1B(コニカ(株)社
製)、コニカカラーQAペーパー漂白定着スタート剤28
P-2B(同上)、コニカカラーQAペーパー安定スタ
ート剤28P-3B(同上)を用いて作成した。
【0204】次に以下に示すカラーペーパー用処理剤を
作成した。
【0205】〈カラーペーパー用発色現像補充用錠剤〉 操作(10) ジスルホエチルヒドロキシルアミン2ナトリウム塩40
g,パラトルエンスルホン酸ナトリウム170g,チノパ
ールSFP(チバガイギー社製)30g,ジエチレントリ
アミン5酢酸23g,パインフロー(松谷化学)28gを市
販のバンダムミル中で平均粒径10μmになるまで粉砕す
る。この微粉末を市販の撹拌造粒機中で室温にて約7分
間,約30mlの水を添加することにより造粒した後、造粒
物を流動層乾燥機で60℃,30分間乾燥して造粒物の水分
をほぼ完全に除去する。この様にして調整した造粒物に
N-ミリストイル-N-メチル-β-アラニンナトリウム3g
を添加し、25℃,40%RH以下に調湿された部屋で混合
機を用いて3分間混合する。
【0206】操作(11) 現像主薬のCD-3{〔4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-
〔β-(メタンスルホンアミド)エチル〕アニリン硫酸
塩}145gを市販のバンダムミル中で平均粒径10μmにな
るまで粉砕する。この微粉末を市販の撹拌造粒機中で室
温にて約7分間,20mlの水を添加することにより造粒し
た後、造粒物を流動層乾燥機で40℃にて2時間乾燥して
造粒物の水分をほぼ完全に除去する。このようにして調
製した造粒物にポリエチレングリコール6000を100g,2
5℃,40%RH以下に調湿された部屋で混合機を用いて1
0分間均一に混合する。次にN-ミリストイル-N-メチル-
β-アラニンナトリウム1gを添加し、3分間混合す
る。
【0207】操作(12) パラトルエンスルホン酸ナトリウム130g,亜硫酸ナト
リウム3.5g,水酸化カリウム65g,ポリエチレングリ
コール6000:100g,炭酸カリウム330g,マンニトール
60gを(10)と同様粉砕した後、市販の混合機で均一に
混合する。次に(E)と同様にして水の添加量を20mlに
して造粒を行う。造粒後、造粒物を60℃で30分間乾燥し
て造粒物の水分をほぼ完全に除去する。このようにし
て、調整した造粒物にN-ミリストイル-N-メチル-β-ア
ラニンナトリウム7gを添加し、25℃,40%RH以下に
調湿された部屋で混合機を用いて3分間混合する。
【0208】次に操作(10),(11)及び(12)を30分
間混合した後、菊水製作所(株)製タフプレストコレクト
1527HUを改造した打錠機により充填量10gにて圧縮打
錠を行ない、粒径30mm,厚さ10mmのカラーペーパー用発
色現像補充用錠剤を作成した。
【0209】〈カラーペーパー用漂白定着補充用錠剤〉 操作(13) ジエチレントリアミン5酢酸第2鉄アンモニウム塩720
g,ジエチレントリアミン5酢酸70g,パインフロー
(松谷化学)80gを市販のバンダムミル中で粉砕し、こ
の粉末を撹拌造粒機中で室温にて約10分間,30ml添加し
造粒した。造粒後60℃で2時間乾燥して造粒物の水分を
ほぼ完全に除去し、この造粒物を平均粒径800μmにし、
粒子の50%以上が±200〜±250μmの偏差内に入るよう
にした。
【0210】操作(14) チオ硫酸ナトリウム/チオ硫酸アンモニウム=80g/72
0g,表2記載の化合物8g、亜硫酸ナトリウム160g,
重亜硫酸ナトリウム60g,パインフロー(松谷化学)60
gを添加し、操作(10)と同様の方法で粉砕,混合し造
粒した。水の添加量は40mlとし、造粒後60℃で120分間
乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に除去し、この造粒物
を平均粒径800μmとし、粒子の50%以上が±200〜±250
μmの偏差内に入るようにした。
【0211】上記の操作(13),(14)で得られた造粒
物を合わせ、これにN-ラウロイルサルコシンナトリウム
10gを添加し、25℃,40%RH以下に調湿された部屋で
混合機を用いて5分間混合する。次に得られた混合物を
菊水製作所(株)製タフプレストコレクト1527HUを改造
した打錠機により充填量10gにし粒径30mm,厚さ10mmの
カラーペーパー用漂白定着補充用錠剤を作成した。
【0212】〈カラーペーパー用安定補充用錠剤〉炭酸
ナトリウム・1水塩10g,1-ヒドロキシエタン-1,1-ジ
ホスホン酸ジナトリウム200g,チノパールSFP150
g,亜硫酸ナトリウム300g,硫酸亜鉛7水塩20g,エ
チレンジアミン4酢酸2ナトリウム150g,硫酸アンモ
ニウム200g,o-フェニルフェノール10g,パインフロ
ー25gを操作(10)と同様、粉砕,混合し造粒する。
【0213】水の添加量は60mlとし、造粒後、70℃で60
分間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に除去する。この
ようにして、調整した造粒物にN-ラウロイルサルコシン
ナトリウム10gを添加し、25℃,40%RH以下に調湿さ
れた部屋で混合機を用いて3分間混合する。次に得られ
た混合物を菊水製作所(株)製タフプレストコレクト1527
HUを改造した打錠機により1錠当りの充填量を10gに
し、粒径30mm,厚さ10mmのカラーペーパー用安定補充用
錠剤を作成した。
【0214】前記カラーペーパー用補充錠剤は以下の表
3に示す間隔で処理槽に投入した。
【0215】
【表3】
【0216】前記錠剤自動現像機を用いて、1日当り10
m2のカラーペーパーを処理し、1ヶ月間の連続処理を行
った。連続処理後の安定槽1槽目の液の様子と1槽から
2槽へのわたりローラーの様子を観察した後、未露光の
ペーパー試料を連続処理後の自動現像機に通し、処理さ
れた試料中の残存銀量をケイ光X線法により測定した。
結果を表4に示す。安定1槽の処理液の様子の評価基準
は実施例1と同じ。
【0217】補充剤の補充形態が液剤の場合には以下の
ようなものを用いた。
【0218】 (カラーペーパー用発色現像補充液) ジスルホエチルヒドロキシルアミン2ナトリウム塩 4g パラトルエンスルホン酸ナトリウム 30g チノパールSFP(チバガイギー社製) 3g ジエチレントリアミン5酢酸 2.3g パインフロー(松谷化学) 2.8g N-ミリストイル-N-メチル-β-アラニンナトリウム 3.8g CD−3 14.5g ポリエチレングリコール6000 20g 亜硫酸ナトリウム 0.35g 水酸化カリウム 6.5g 炭酸カリウム 33g マンニトール 6g 水を加えて1lに仕上げる。
【0219】 (カラーペーパー用漂白定着補充液) ジエチレントリアミン5酢酸第2鉄アンモニウム塩 72g ジエチレントリアミン5酢酸 7g パインフロー 14g チオ硫酸ナトリウム 8g チオ硫酸アンモニウム 72g 亜硫酸ナトリウム 16g 重亜硫酸ナトリウム 6g N-ラウロイルサルコシナトリウム 1g 添加剤(表4に記載) 0.8g 水を加えて1lに仕上げる。
【0220】 (カラーペーパー用安定補充剤) 炭酸ナトリウム1水塩 0.1g 1ヒドロキシエタン1,1-ジスルホン酸ジナトリウム 2g チノパールSFP 1.5g 亜硫酸ナトリウム 3g 硫酸亜鉛7水塩 0.2g エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム 1.5g 硫酸アンモニウム 2g o-フェニルフェノール 0.1g パインフロー 0.25g N-ラウロイルサルコシンナトリウム 0.1g 水を加えて1lに仕上げる。
【0221】各補充量は以下の通り 発色現像補充液 カラーペーパー1m2につき 65ml 漂白定着補充液 カラーペーパー1m2につき 91.5ml 安定補充液 カラーペーパー1m2につき 180ml 各補充液用のタンクに温調をかけながら補充を行った。
【0222】
【表4】
【0223】上記表4から明らかなように補充形態を錠
剤に変えただけではまだ不十分で本発明の化合物を用い
ることにより漂白定着が完了し、チオ硫酸塩の分解物の
発生が押さえられることが分かる。
【0224】実施例3 使用する化合物をIII-10に固定し、定着工程の処理剤の
補充形態を表5に示すように変化させる以外は実施例1
と同様な実験を行った。用いた定着補充用の顆粒は前記
操作(7)で得られたものを用いた。
【0225】また粉末は以下のようにして作成した。
【0226】チオ硫酸ナトリウム/チオ硫酸アンモニウ
ム=250g/2250g,亜硫酸ナトリウム180g,炭酸カリ
ウム20g,エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム塩20
g,パインフロー70g及び表5記載の本発明の化合物2.
5gを市販のバンダムミル中で平均粒径30μmになるまで
粉砕し混合する。補充用の顆粒、粉末は共にカラーネガ
(24EX)2.4本につき10gずつ供給して実験を行っ
た。補充に顆粒、粉末を用いたものを補充形態3・4と
した。
【0227】顆粒状固体処理剤は次に説明する装置を用
いて補充を行った。
【0228】図5は固体処理剤の更に他の供給装置を示
す断面図であり、顆粒状固体処理剤に用いることができ
る。供給装置70は顆粒状処理剤をホッパー71に入れ感光
材料の処理量に応じピストン75が水平方向(右へ)に移
動し計量孔72に定量の顆粒剤が入りピストン75が水平反
対方向(左へ)に移動し排出部74により定量顆粒剤をフ
ィルタ槽へ供給する。粉末状固体処理剤についても同じ
装置を用いた。
【0229】結果は表5に示す。
【0230】
【表5】
【0231】表5から明らかなように補充形態は錠剤を
用いる場合が最もよいことが分かる。
【0232】実施例4 使用する化合物をIII-10に固定し補充形態は2に固定し
(前記操作(7)において)III-10の添加量を変化させ
てチオ硫酸塩の重量に対する重量比率を表6に示すよう
に変化させる以外は実施例1と同じ実験を行った。
【0233】結果を表6に示す。
【0234】
【表6】
【0235】表6から明らかなように本発明の化合物
(III-10)をチオ硫酸塩の重量に対する重量比率を0.05
〜5重量%に調整することで定着処理性能が向上し、チ
オ硫酸塩の分解物の析出、感光材料への付着が防止でき
ることが分かる。
【0236】実施例5 使用する化合物をIII-10に固定し、補充量と定着補充用
錠剤の投入間隔を表7に示すように変化させる以外は実
施例1と同様な実験を行った。
【0237】補充形態が1の場合727ml/m2の補充量で
補充を行った。
【0238】定着1槽から定着2槽へのわたりローラー
部の様子を観察を行い、以下の基準で評価を行った。結
果を以下に示す。
【0239】◎ 固着物は全くない ○ 液表面に沈殿はないが、浮遊物として確認できる △ 浮遊物、沈澱あり × 浮遊物、沈澱があり、ラックの液界面に固着してい
る。
【0240】
【表7】
【0241】表7から明らかなように本発明の添加剤を
用いることで定着反応が完了し、チオ硫酸の分解が防止
でき、チオ硫酸塩濃度175g/lという70%の低濃度化
が実現できると同時に、300ml/m2という補充量の半減
も実現可能になることが分かる。
【0242】本発明の添加剤を用いない場合には多補充
を行っても定着不良が起きることが分かる。
【0243】実施例6 次に銀回収が行えるように図6のように電気分解銀回収
を行えるように定着処理槽を改造した。陽極36を備えた
電解タンク37の中にスクレーパー38を備えた回転ドラム
式陰極39がポンプ(マグネットポンプが好ましい。)34
で吸い上げられた定着液35に浸漬するように回転自在に
設けられていて、該陰極39上に回収され積層された金属
銀40をスクレーパー38によって銀回収された定着液は定
着処理槽31に戻される。
【0244】回転ドラム式陰極の面積は4.0dm2で3.5A
の電流を流した。
【0245】スタートの液は前述の定着用補充液を用い
た。
【0246】用いた補充用処理剤は以下のものを用い
た。
【0247】 液体処理剤 800ml/m2 400ml/m2 100ml/m2 チオ硫酸ナトリウム 29 41 110 チオ硫酸アンモニウム 261 369 990 亜 硫 酸 16 30 110 固体処理剤 チオ硫酸ナトリウム110g,チオ硫酸アンモニウム990
g,亜硫酸ナトリウム110gを実施例1及び3と同様の
方法で、錠剤、顆粒、粉末状の各補充用処理剤を作成し
た。錠剤は充填量10g、直径30mm、厚み10mmのものを作
成した。
【0248】補充を行う際にカラーネガ(24EX)0.42
本ごとに顆粒、粉末は10g、錠剤1錠を補充した。
【0249】上記の定着槽を改造したCL−bp−50QA
を用いて1日当たりカラーネガフィルム(24EX)20本
の割合で3週間の連続処理を行った。
【0250】各補充形態についてはそれぞれの補充装置
を用いた。
【0251】また通電せず銀回収を行わない場合を処理
方法1通電し銀回収を行った場合には処理方法2とす
る。その他は実施例5と同じ条件で行った。
【0252】結果を表8に示す。
【0253】
【表8】
【0254】表8から明らかなように電気分解銀回収を
行うことで定着液が再生され定着性能が向上し、低補充
ができるが、さらに本発明の化合物の適用により100ml
/m2という飛躍的な低補充化が達成できることが分か
る。
【0255】また補充剤には液剤でもよいが固体処理剤
の方がより定着能力が向上し、特に錠剤を用いた場合が
最もよいことも分かる。
【0256】実施例7 前記の電気分解銀回収で行えるようにカラーペーパー用
自動現像機の漂白定着槽を改造した。
【0257】この自動現像機を用いて実施例2と同様に
実験を行ったところ銀回収を行い同時に本発明の化合物
を適用すれば5ml/m2という驚くべき低補充が達成でき
ることが分かった。
【0258】実施例8 前記電気分解銀回収が可能な様に改造したCL-kp-50QAを
用いて、補充量を100ml/m2で実施例4と同様な実験を
行った。
【0259】結果を表9に示す。
【0260】
【表9】
【0261】表9から明らかな様に本発明の化合物をチ
オ硫酸塩の重量に対する重量比率を0.05〜5重量%に調
整することで定着処理性能が向上することが分かる。
【0262】実施例9 次にカラーネガフィルムプロセッサーCL-kp-50QAにおい
て、安定1槽から定着2槽への処理液の流込みを行える
様にポンプを取り付けた改造型の自現機を用いて、1日
当りカラーネガフィルム(24EX)20本の割合で3週間の
連続処理を行った。
【0263】補充形態が2、3、4(錠剤,顆粒,粉
末)の場合には、実施例3で用いた固体処理剤補充装置
を用いた改造型のCL-kp-50QAを用い、補充形態が1(液
剤)の添加剤をIII−10に固定した以外は実施例1と同
じ条件で実験を行った。
【0264】補水の際、水を用いる場合を補水形態1、
安定1槽の処理液を用いる場合を補水形態2とする。
【0265】結果を表10に示す。
【0266】
【表10】
【0267】表10より明らかなように、流込みを行い同
時に本発明の化合物を適用することにより定着性能の向
上とチオ硫酸塩の分解物の析出、固着が防止とが達成で
きることが分かる。また補充剤として液剤でも十分な効
果を発揮するが、よりよい性能のためには固体処理剤、
特に錠剤による補充が最もよいことが分かる。
【0268】実施例10 実施例2で用いたペーパー用自動現像機において、図6
での安定槽1Cから漂白定着槽1Bへ処理液の流込みが
行えるように送液用のポンプを取り付けるように改造し
た。
【0269】この流込み改造型の自現機を用いて、1日
当りカラーペーパー15m2の割合で1ケ月の連続処理を行
った。
【0270】補充形態が錠剤の場合には錠剤投入装置を
用いる改造型の自動現像機を用いた。
【0271】添加剤をIII−10に固定した以外は実施例
2と同じ条件で実験を行った。結果を表11に示す。
【0272】
【表11】
【0273】この表より明らかなように流込みを行い、
本発明の化合物を用いることにより、漂白定着性能の向
上とチオ硫酸塩の分解物の析出、固着の防止が実現可能
になる。また補充には液剤より錠剤の方が適しているこ
とも明らかである。
【0274】実施例11 流れ込みが行えるように改造したCL-kp-50QAを用いて補
充形式は1で実施例4と同様の実験を行った。ここでの
重量比率とは定着液中への添加量の比率のことを指す。
ただし処理量は1日当りカラーネガフィルム(24EX)20
本の割合で3週間の連続処理を行った。結果を表12に示
す。
【0275】
【表12】
【0276】表12から明らかなように、本発明の化合物
(III−10)をチオ硫酸塩の重量に対する重量比率を0.0
5〜5重量%に調整することで定着処理性能が向上し、
チオ硫酸塩の分解物の析出、感材への付着が防止できる
ことが分かる。
【0277】実施例12 流込みが行えるように送液ポンプをとりつけた改造型の
CL-kp-50QAを用いて、実施例5と同様の実験を行った。
処理量は1日当りカラーネガフィルム(24EX)20本以上
の割合で3週間の連続処理を行った。
【0278】結果を表13に示す。
【0279】
【表13】
【0280】表13から明らかな様に、本発明の添加剤を
用いることで、流込みを行った場合においても定着反応
が終了し、チオ硫酸の分解も防止できることが分かる。
これによって大幅な低補充とチオ硫酸塩の低濃度化が実
現できる。
【0281】
【発明の効果】本発明により、定着槽において、廃液が
大幅に低減化できるハロゲン化銀写真感光材料用固体処
理剤を用いた処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自現機への固体処理剤補充装置の取付位置を示
す構成図である。
【図2】固体処理剤供給(投入)装置の構成図である。
【図3】自現機と写真焼付機で一体的に構成したプリン
タープロセッサの概略図である。
【図4】自現機に各固体処理剤補充装置に取付けた位置
を示す構成図である。
【図5】他の固体処理剤供給装置の断面図である。
【図6】銀回収装置の概略図である。
【符号の説明】
1A〜1E 処理槽 2A〜2D 固体処理剤補充装置 101 カートリッジ 102 スライド式のキャップ 103 カートリッジ支持台 104 回転円筒 105 切れ込み口 106 フィルター槽 107 フィルター 108 シャッター 109 処理槽 110 天蓋 111 固体処理剤(錠剤) M マガジン M1 印画紙 B1 ベルト搬送手段 E 露光部 O 原画 31 定着槽 34 ポンプ 35 定着液 36 陽極 37 電解タンク 38 スクレーパー 39 陰極 40 金属銀 41 受け皿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 7/00 510 520

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着能を有する固体処理剤中に、下記一
    般式〔I〕ないし〔V〕から選ばれる化合物を少なくと
    も1種含有し、かつ該固体処理剤を定着能を有する処理
    液槽に実質的に直接添加することを特徴とするハロゲン
    化銀写真感光材料の処理方法。 【化1】 〔式中、Qは含窒素ヘテロ環(5〜6員の不飽和環が縮
    合しているものも含む)を形成するに必要な原子群を表
    し、R1は水素原子、炭素原子数1〜6個のアルキル
    基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基(5〜
    6員の不飽和環が縮合しているものも含む)、またはア
    ミノ基を表す。〕 【化2】 〔式中、R2およびR3はそれぞれ水素原子、炭素原子数
    1〜6のアルキル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ア
    ミノ基、炭素原子数1〜3のアシル基、アリール基、ま
    たはアルケニル基を表す。Aは−(C=X′)−N(R)
    (R′),−(CH2)n2−(C=X′)−N(R)(R′),−(S)m1−(C
    =X′)−N(R)(R′),−(S)m2−(CH2)n3−(C=X′)−N
    (R)(R′),−(S)m3−(CH2)n4−N(R)(R′),−(S)m4−N
    (R)(R′),−(NH)n5−(CH2)m5−(NH)n6−(C=X′)−N
    (R)(R′),−S−M−S−(C=X′)−N(R)(R′),−SZ又は
    1価のヘテロ環残基(5〜6員の不飽和環が縮合して
    いるものも含む)を表し、Xは=S,=O又は=NR″を
    表す。ここで、RおよびR′はそれぞれR2およびR3
    同義、X′はXと同義、Zは水素原子、アルカリ金属原
    子、アンモニウム基、アミノ基、含窒素ヘテロ環残基、
    アルキル基、または−S−B−Y(R4)(R5)を表し、Mは2
    価の金属原子を表し、R″は水素原子、炭素原子1〜6
    個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテ
    ロ環残基(5〜6員の不飽和環が縮合しているものも含
    む)またはアミノ基を表し、n1〜n6およびm1〜m5
    それぞれ1〜6の整数を表す。Bは炭素数1〜6個のア
    ルキレン基を表し、Yは−N<、=C<または−CH<を表
    し、R4及びR5はそれぞれR2およびR3と同義である。
    但しR4およびR5はそれぞれ−B−SZを表してもよく、
    またR2とR3、RとR′、R4とR5はそれぞれ結合して
    環を形成してもよい。なお、一般式〔II〕で表される化
    合物はエタノール化体およびその塩も含む。〕 【化3】 【化4】 又は水素原子を表し、m9及びn9はそれぞれ1〜10の整
    数を表す。R11,R12,R13,R14,R15,R17及びR
    18はそれぞれ水素原子、低級アルキル基、アシル基又は 【化5】 を表し、R16は低級のアルキル基を表し、R19は−NR30
    R31、−OR32又は−SR32を表し、R30及びR31はそれぞ
    れ水素原子又は低級アルキル基を表し、R32はR18と結
    合して環を形成するのに必要な原子群を表す。R30又は
    31はR18と結合して環を形成してもよい。M′は水素
    原子又はカチオンを表す。R11、R12は水素原子、低級
    アルキル基、アシル基を表し、X2は一般式〔IV〕のX2
    と同義である。〕 【化6】 〔式中、Xは水素原子、アルカリ金属を表し、Yは水素
    原子、置換、無置換のアルキル基を表し、mは1〜6の
    整数を表す。R41,R42は水素原子、低級アルキル基、
    アシル基を表す〕
  2. 【請求項2】 前記定着能を有する固体処理剤が、定着
    剤であることを特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀
    写真感光材料の処理方法。
  3. 【請求項3】 ハロゲン化銀写真感光材料の処理量を測
    定し、該測定結果に応じて補充水を前記定着能を有する
    処理液槽に補給することを特徴とする請求項1または2
    記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記補充水量がハロゲン化銀写真感光材
    料1m2あたり800ml以下であることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光
    材料の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記定着能を有する固体処理剤がチオ硫
    酸塩を含有し、該チオ硫酸塩に対する前記一般式〔I〕
    ないし〔V〕から選ばれる化合物の少なくとも1種の化
    合物の重量比率が0.05ないし5重量%であることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のハロゲン
    化銀写真感光材料の処理方法。
  6. 【請求項6】 前記補充水が定着能を有する処理液槽に
    引き続く処理液槽の処理液であることを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感
    光材料の処理方法。
  7. 【請求項7】 前記定着能を有する固体処理剤が、顆粒
    状、錠剤状または丸薬状であることを特徴とする請求項
    1ないし6のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光
    材料の処理方法。
  8. 【請求項8】 前記定着能を有する固体処理剤が、錠剤
    状であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    1項記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  9. 【請求項9】 ハロゲン化銀写真感光材料に用いられる
    ハロゲン化銀がヨウ臭化銀であって、ヨウ化銀含有率が
    5モル%以上であることを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理
    方法。
  10. 【請求項10】 定着能を有する処理液中に、前記一般
    式〔I〕ないし〔V〕から選ばれる化合物を少なくとも
    1種含有し、かつ該定着能を有する処理液の実質的な補
    充量がハロゲン化銀写真感光材料1m2あたり800ml以下
    であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処
    理方法。
  11. 【請求項11】 前記定着能を有する処理液が定着剤で
    あることを特徴とする請求項10記載のハロゲン化銀写真
    感光材料の処理方法。
  12. 【請求項12】 前記定着能を有する処理液がチオ硫酸
    塩を含有し、該チオ硫酸塩に対する前記一般式〔I〕な
    いし〔V〕から選ばれる化合物の少なくとも1種の化合
    物の重量比率が0.05ないし5重量%であることを特徴と
    する請求項10又は11記載のハロゲン化銀写真感光材料の
    処理方法。
  13. 【請求項13】 前記実質的な補充量が定着能を有する
    処理液を再生する場合の補充量であることを特徴とする
    請求項10〜12のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感
    光材料の処理方法。
  14. 【請求項14】 前記定着能を有する処理液の補充用処
    理剤が顆粒状、錠剤状又は丸薬状であることを特徴とす
    る請求項10〜13記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理
    方法。
  15. 【請求項15】 前記定着能を有する処理液の補充用処
    理剤が錠剤状であることを特徴とする請求項10〜14のい
    ずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方
    法。
  16. 【請求項16】 ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処
    理工程において、水洗又は安定の処理槽から直接汲出し
    た処理液を定着能を有する処理槽に導入し、かつ定着能
    を有する補充用処理剤に前記一般式〔I〕〜〔V〕から
    選ばれる化合物を少なくとも1種含有することを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  17. 【請求項17】 前記定着能を有する補充用処理剤が定
    着用であることを特徴とする請求項16記載のハロゲン化
    銀写真感光材料の処理方法。
  18. 【請求項18】 前記定着能を有する処理槽への補充量
    がハロゲン化銀カラー感光材料の処理量1m2当たり800m
    l以下であることを特徴とする請求項16又は17記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  19. 【請求項19】 前記定着能を有する補充用処理剤にお
    いて、チオ硫酸塩の重量に対する前記一般式〔I〕〜
    〔V〕から選ばれる化合物のいずれか1種の化合物の重
    量比率が0.05〜5重量%であることを特徴とする請求項
    16〜18のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感光材料
    の処理方法。
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