JPH08203218A - ディスク装置及び同装置におけるサーボデータのエラー検出・訂正方法 - Google Patents

ディスク装置及び同装置におけるサーボデータのエラー検出・訂正方法

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JPH08203218A
JPH08203218A JP7014384A JP1438495A JPH08203218A JP H08203218 A JPH08203218 A JP H08203218A JP 7014384 A JP7014384 A JP 7014384A JP 1438495 A JP1438495 A JP 1438495A JP H08203218 A JPH08203218 A JP H08203218A
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JP7014384A
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Masakatsu Hattori
正勝 服部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サーボデータのエラー検出・訂正が当該サーボ
データを読み取った際に時間遅れなく行えるようにす
る。 【構成】ディスクのサーボ領域に記録されたシリンダデ
ータCD、その垂直パリティデータCVP、シリンダデ
ータCD用の水平パリティCHP及び垂直パリティデー
タCVP用の水平パリティVHP等を抽出してレジスタ
192に保持した後、パリティ判定回路193にて、シ
リンダデータCD及び垂直パリティデータCVPに基づ
く垂直パリティチェックと、シリンダデータCD及び水
平パリティCHPに基づく水平パリティチェックと、垂
直パリティデータCVP及び水平パリティVHPに基づ
く水平パリティチェックを行い、CPU20では、これ
らのチェック結果に基づき、シリンダデータCDまたは
垂直パリティデータCVPの補数のいずれが真のシリン
ダデータとして使用可能かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に記録された
シリンダデータを含むサーボデータに基づいて、データ
の記録再生を行うヘッドを記録媒体の目標位置に位置決
め制御するディスク装置及び同装置におけるサーボデー
タのエラー検出・訂正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置(HDD)に代表さ
れるディスク装置(データ記録再生装置)では、ヘッド
が記録媒体であるディスク上のどの位置に存在するかを
知るために、当該ディスク上に書き込まれたサーボデー
タからその位置を計算するのが一般的である。このよう
なサーボデータを持つディスクのフォーマット例を図7
に示す。
【0003】ディスク装置において、データをリード/
ライト(記録再生)する際には、サーボデータから位置
を計算してディスク上の目標位置(目標シリンダ)にヘ
ッドを位置決めし、この位置決めが終了した後に、当該
ヘッドを通じでデータのリードまたはライトを行う。ま
た、このデータのリード/ライトに先立ち、ディスクコ
ントローラ(HDC)は、ディスク面上に書き込まれた
シリンダ番号、ヘッド番号からなるID部をリードし、
それが目的アドレス(リード/ライトアドレス)と一致
していることを確認する。この確認の後、リードまたは
ライト動作に入る。
【0004】このように従来のディスク装置では、たと
えサーボデータの読み取り誤りが発生しても、実際にリ
ード/ライト動作を行う前には、ID部を読んで、シリ
ンダ番号、ヘッド番号を確認し、この確認の後リード/
ライトを行うため、間違いが発生する可能性は少なかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のディスク装置では、サーボデータの読み間違いに起因
してシステムのリード/ライトに及ぼす影響が、ID部
という(サーボデータと)類似のデータ冗長性を持たせ
ることで、小さく抑えられていた。
【0006】これに対して、将来のディスク装置では、
トラック密度が上がるに従い、サーボデータの再生信号
出力が小さくなりエラーが発生する確率が高くなること
が予想される。
【0007】一方、最近になって、ディスク領域の効率
的利用(フォーマット効率の向上)のために、ID部を
持たないディスクフォーマットが提案されている。この
フォーマットでは、ID部がないために、サーボデータ
の信頼性の確保が非常に重要になる。
【0008】従来、サーボデータにはパリティが付され
ており、このパリティを利用することでサーボデータで
エラーが発生したことが検出できるようになっていた。
もし、サーボデータのエラーが検出された場合でも、従
来はID部を持つディスクフォーマットを適用している
ことから、ID部が正しいならば、そのリードまたはラ
イトを行うことも可能であった。
【0009】これに対し、ID部がない新規のディスク
フォーマットを適用した場合には、サーボデータでエラ
ーが発生すると、少なくとも1回転待ちが生じてスルー
プットが低下するという不具合が発生する。
【0010】この不具合を防止するためには、サーボデ
ータの読み取り時にエラー訂正を行う機能を設ける必要
がある。このエラー訂正は、サーボデータを読み取った
際に、時間遅れなく行う必要がある。もし、時間遅れが
あると、サーボデータの後にギャップを設ける必要が生
じて、フォーマット効率が低下する。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、サーボデータのエラー検出・訂正が当該
サーボデータを読み取った際に時間遅れなく行える磁気
ディスク装置及び同装置におけるサーボデータのエラー
検出・訂正方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク装置
は、記録媒体に記録されたシリンダデータを含むサーボ
データに基づいて、データの記録再生を行うヘッドを記
録媒体の目標位置に位置決め制御する位置決め制御手段
と、上記サーボデータを記録した記録媒体のサーボ領域
に記録されたシリンダデータ、当該シリンダデータの各
ビットの補数値を示す同数のビットからなる垂直パリテ
ィデータ、シリンダデータのパリティビットである第1
の水平パリティ、及び垂直パリティデータのパリティビ
ットである第2の水平パリティを抽出する抽出手段と、
この抽出手段により抽出されたシリンダデータ、垂直パ
リティデータ、第1の水平パリティ及び第2の水平パリ
ティを入力し、上記シリンダデータ及び垂直パリティデ
ータを比較することで、垂直パリティエラーの有無と、
エラー有りの場合に1ビットエラーであるか2ビット以
上のエラーであるかの検出を行うと共に、上記シリンダ
データ及び第1の水平パリティに基づく第1の水平パリ
ティエラーの検出及び上記垂直パリティデータ及び第2
の水平パリティに基づく第2の水平パリティエラーの検
出を行うパリティ判定手段とを備え、上記位置決め制御
手段は、上記パリティ判定手段によるパリティエラーの
検出結果をもとに、上記抽出されたシリンダデータまた
は垂直パリティデータのいずれが真のシリンダデータと
して使用可能かを判断して、使用可能と判断したデータ
を位置決め制御に使用することを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】上記の構成において、記録媒体(であるディス
ク)の各サーボ領域には、シリンダ番号(シリンダアド
レス)を示すシリンダデータの他に、当該シリンダデー
タの各ビットの補数値を示す同数のビットからなる垂直
パリティデータ、当該シリンダデータのパリティビット
である第1の水平パリティ、及び上記垂直パリティデー
タのパリティビットである第2の水平パリティがそれぞ
れ記録されている。
【0014】サーボ領域に記録されたサーボデータはヘ
ッドで読み取られて、ディジタル量(データパルス)に
変換される。抽出手段は、このデータパルスから、シリ
ンダデータ、垂直パリティデータ、第1の水平パリティ
及び第2の水平パリティを抽出する。
【0015】パリティ判定手段は、抽出手段により抽出
されたシリンダデータ、垂直パリティデータ、第1の水
平パリティ及び第2の水平パリティを受け、シリンダデ
ータ及び垂直パリティデータを比較することで垂直パリ
ティエラーの検出を行うと共に、シリンダデータ及び第
1の水平パリティに基づく第1の水平パリティエラーの
検出及び垂直パリティデータ及び第2の水平パリティに
基づく第2の水平パリティエラーの検出を行う。この
際、パリティ判定手段は、垂直パリティエラーが検出さ
れたならば、1ビットエラーであるか否か(2ビット以
上のエラーであるか)を判定する。この判定は、シリン
ダデータの各ビット毎に、そのビットの補数値を示す垂
直パリティが付されていることから、簡単に行える。
【0016】位置決め制御手段は、パリティ判定手段に
よるパリティエラーの検出結果を受けて、シリンダデー
タまたは垂直パリティデータのいずれが真のシリンダデ
ータとして使用可能かを判断する。
【0017】パリティ判定手段によりエラーが検出され
なかった場合と、1ビットエラー及び第2の水平パリテ
ィエラーは検出されたものの、第1の水平パリティエラ
ーは検出されなかった場合には、シリンダデータは正し
いことから、当該シリンダデータを真のシリンダデータ
として使用することが可能である。
【0018】また、1ビットエラー及び第1の水平パリ
ティエラーは検出されたものの、第2の水平パリティエ
ラーは検出されなかった場合には、(シリンダデータの
補数である)垂直パリティデータは正しいことから、当
該垂直パリティデータの補数を真のシリンダデータとし
て使用することが可能である。
【0019】これに対し、2ビット以上のエラーの場合
と、1ビットエラーの場合でも、第1及び第2の水平パ
リティエラーが共に検出された場合または共に検出され
なかった場合には、シリンダデータ及び垂直パリティデ
ータの両方にエラーが発生しているか、いずれか一方に
エラーが発生しているとしても、いずれにエラーが発生
しているか特定できないことから、エラー処理とする必
要がある。
【0020】そこで位置決め制御手段は、パリティ判定
手段によるパリティエラーの検出結果をもとに、シリン
ダデータが正しいと判断できた場合には、当該シリンダ
データを、垂直パリティデータが正しいと判断できた場
合には、当該垂直パリティデータの補数を、真のシリン
ダデータとして位置決め制御に用い、それ以外の場合に
は、エラー処理を行う。
【0021】このように上記の構成においては、シリン
ダデータに対するビット毎のパリティチェック(垂直パ
リティチェック)と、この垂直パリティチェックのため
の垂直パリティデータ及びシリンダデータのそれぞれに
付加した1ビットの水平パリティを用いた水平パリティ
チェックだけで、1ビットの垂直パリティエラーの場合
であれば、シリンダデータ及び垂直パリティデータのい
ずれが正しいかが簡単に判定可能となる。このため、シ
リンダデータが正しいと判定できた場合には、そのシリ
ンダデータをそのまま利用できる。また、垂直パリティ
データが正しいと判定できた場合には、その垂直パリテ
ィデータの補数をとるだけで真のシリンダデータとして
利用でき、シリンダデータのエラービット位置を検出し
て、正しいビットに訂正したのと等価となる。即ち、上
記の構成においては、エラービット位置を検出すること
なく、1ビットエラーの実質的な訂正が可能である。以
上のことから、サーボデータの読み取り時のエラー訂正
が時間遅れなく行うことが可能となり、サーボ制御の信
頼性を向上させることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を磁気ディスク装置(HDD)
に適用した場合の一実施例につき図面を参照して説明す
る。図1は同実施例に係る磁気ディスク装置の構成を示
すブロック図である。
【0023】図1に示す磁気ディスク装置は、データが
記録される媒体である例えば複数のディスク11と、こ
のディスク11へのデータ書き込み(データ記録)及び
ディスク11からのデータ読み出し(データ再生)に用
いられるヘッド12とを有している。ヘッド12は、デ
ィスク11の各データ面に対応してそれぞれ設けられ
る。
【0024】ディスク11はスピンドルモータ(SP
M)13により高速に回転する。ヘッド12はキャリッ
ジ14と称するヘッド移動機構に取り付けられて、この
キャリッジ14の移動によりディスク11の半径方向に
移動する。キャリッジ14は、ボイスコイルモータ(V
CM)15により駆動される。
【0025】スピンドルモータ13及びボイスコイルモ
ータ15は、モータドライバIC16に接続されてい
る。このモータドライバIC16は、スピンドルモータ
13に制御電流を流して当該モータ13を駆動するため
のスピンドルモータドライバ(以下、SPMドライバと
称する)161と、ボイスコイルモータ15に制御電流
を流して当該モータ15を駆動するためのボイスコイル
モータドライバ(以下、VCMドライバと称する)16
2とを有している。この制御電流の値(制御量)は、C
PU(マイクロプロセッサ)20の計算処理で決定さ
れ、アナログ値で与えられる。
【0026】ヘッド12は例えばフレキシブルプリント
配線板(FPC)に実装されたヘッドIC17と接続さ
れている。このヘッドIC17は、ヘッド12で読み取
られたアナログ出力を増幅するヘッドアンプ171を有
する。
【0027】ヘッドIC17はリード/ライトIC18
と接続されている。このリード/ライトIC18は、ヘ
ッドIC17内のヘッドアンプ171で増幅されたアナ
ログ出力(ヘッド12のリード信号)を入力し、データ
再生動作に必要な信号処理、例えばアナログ出力からN
RZのデータに変換するための信号処理を行う。リード
/ライトIC18はまた、データ記録動作に必要な信号
処理、例えばディスクコントローラ(HDC)21から
送られてきたNRZデータ(ライトデータ)を変調して
ディスク11に書き込むデータ(例えば2−7、1−7
変調データ)に変換するための信号処理も行う。
【0028】リード/ライトIC18は、通常のユーザ
データの記録再生処理と共に、ヘッド位置決め制御のサ
ーボ処理に必要なサーボデータの再生処理を実行する。
このサーボデータが記録されたディスク11のフォーマ
ットを図2に示す。
【0029】まずディスク11の各シリンダは複数のセ
クタに分割されている。各セクタは、図2(a)に示す
ように、大別してサーボデータを記録しているサーボ領
域111とユーザデータを記録するユーザ領域112か
らなる。サーボ領域111は、図2(b)に示すよう
に、信号の振幅が安定するために一定の周波数のデータ
が記録されたAGC安定化領域(振幅AGC領域)11
1a、イレーズとセクタ番号(サーボセクタ番号)を示
すセクタデータSDが記録されたセクタデータ領域11
1b、シリンダ番号(シリンダアドレス)を示すシリン
ダデータCDが記録されたシリンダデータ領域111c
及び位置情報(シリンダデータCDの示すシリンダ内の
位置誤差)を波形の振幅で示すためのデータであるバー
スト信号(バーストデータ)が記録されたバースト領域
(バースト位置情報領域)111dを有する。バースト
信号は、トラック中心TCを基準として半トラックずれ
た位置に記録された位相の異なる位置誤差信号A,Bを
有する。
【0030】セクタデータSDの先頭には、データの始
まりを示すパターンMKが付加されている。本実施例に
おいて、セクタデータSDはnビット、シリンダデータ
CDはmビットで構成される。
【0031】シリンダデータCDの各ビットをCm-1 ,
Cm-2 ,…,C0 (Cm-1 〜C0 は“1”または
“0”)とすると、当該ビットCm-1 ,Cm-2 ,…,C
0 には、その補数値(レベル反転値)Cm-1  ̄,Cm-2
 ̄,…,C0  ̄(Cm  ̄〜C0  ̄はCm 〜C0 の補数で
あることを示す)が垂直パリティとしてそれぞれ付され
ている。この垂直パリティCm  ̄〜C0  ̄の集合(mビ
ットの垂直パリティ)を垂直パリティデータCVPと呼
ぶ。以上は、nビットのセクタデータSDについても同
様であり、セクタデータSDには垂直パリティデータS
VPが付されている。
【0032】また、mビットのシリンダデータCDには
1ビットの水平パリティ(第1の水平パリティ)CHP
が付加され、当該データCDのmビット垂直パリティデ
ータCVPにも、1ビットの水平パリティ(第2の水平
パリティ)VHPが付加されている。ここで水平パリテ
ィCHP,VHPは、対応するデータCD,CVPの各
ビットの排他的論理和をとったものである。例えば水平
パリティCHPは、 CHP=ΣCi ……(1) で決定される値である。但しΣCi は、i=1からi=
m−1までの全てのCiについての排他的論理和をとる
ことを示す。即ちCHPは、“EXOR”を排他的論理和を
示す記号であるとすると、 CHP=C1 EXOR C2 EXOR……EXOR Cm-2 EXOR Cm-1 ……(2) により求められる値である。なお、シリンダデータCD
に付加される垂直パリティデータCVPの水平パリティ
VHPについては、上記Ci (i=1〜m−1)をCi
 ̄と置き換えれば良い。
【0033】リード/ライトIC18は、図3に示すよ
うに、AGC(Automatic Gain Control)機能を有する
AGCアンプ181、パルス生成回路182及びピーク
ホールド回路183を有する。パルス生成回路182
は、ヘッド12からのリード信号からリードデータや同
期パルスを弁別するためのパルスピークディテクタ(P
PD)を有し、シリンダデータCDを含むデータパルス
を出力する。ピークホールド回路183は、ヘッド12
からのリード信号のピークをサンプルホールドし、バー
スト信号を含むアナログ信号を出力する。
【0034】リード/ライトIC18はサーボ処理に必
要な信号処理を実行するサーボ制御回路19と接続され
ている。このサーボ制御回路19は、サーボデータをデ
コードしてシリンダデータCD等を抽出するデコード機
能と、本発明に直接関係するシリンダデータCDのエラ
ー検出機能とを持つ。
【0035】サーボ制御回路19は、図3に示すよう、
リード/ライトIC18から出力されたデータパルスか
ら(垂直パリティデータSVP付きの)セクタデータS
D、(垂直パリティデータCVP付きの)シリンダデー
タCD及び1ビットの水平パリティCHP,VHPを抽
出するためのデコーダ191と、抽出した(垂直パリテ
ィデータSVP付きの)セクタデータSD、(垂直パリ
ティデータCVP付きの)シリンダデータCD及び水平
パリティCHP,VHPを保持するためのレジスタ(シ
フトレジスタ)192と、レジスタ192中の(垂直パ
リティデータCVP付きの)シリンダデータCD及び水
平パリティCHP,VHPに基づくシリンダデータCD
の真偽の判定等を行うパリティ判定回路193と、グレ
イコード変換回路194とを有している。このグレイコ
ード変換回路194は、周知のグレイコードで表現され
ている(垂直パリティデータCVP付きの)シリンダデ
ータCDを通常の数値体系で表現されるデータに変換す
る。なおレジスタ192は、実際には、nビットセクタ
データSD、mビットシリンダデータCD及び1ビット
水平パリティCHPを保持する第1のシフトレジスタ
と、nビット垂直パリティデータSVP、mビット垂直
パリティデータCVP及び1ビット水平パリティVHP
を保持するための第2のシフトレジスタの2本で構成さ
れている。
【0036】CPU20は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU20は、サーボ制御回
路19と共にヘッド位置決め制御を実行するサーボ処理
システム(ヘッド位置決め制御機構)を構成しており、
サーボ制御回路19で抽出されたシリンダデータを当該
制御回路19から読み取り、リード/ライトIC18か
らバースト信号のピークホールド信号を読み、現在位置
を計算する。CPU12は、ヘッド位置決め制御以外
に、ディスクコントローラ22を制御することによるリ
ード/ライトデータの転送制御等も行う。
【0037】CPU20は、リード/ライトIC18か
ら読み込んだバースト信号のピークホールド信号をディ
ジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)20
1と、サーボ処理により得られる制御量(モータドライ
バIC16によりモータ13,15に流すべき電流の値
を表すデータ)をアナログデータに変換してモータドラ
イバIC16に出力するD/Aコンバータ(DAC)2
02とを有している。
【0038】CPU20には、不揮発性メモリ、例えば
ROM21が接続されている。このROM21には、C
PU20の制御プログラムが格納されている。ディスク
コントローラ(HDC)22はホスト装置(図示せず)
と磁気ディスク装置とのインタフェースをなし、主とし
てリード/ライトデータの転送を行う。このディスクコ
ントローラ22には、当該ディスクコントローラ22に
よりホスト装置と磁気ディスク装置との間で転送される
データ(ディスク11から読み出されたデータ及びディ
スク11に書き込むためのデータ)を一時的に格納する
ためのバッファRAM23が接続されている。
【0039】次に、同実施例の動作を説明する。 [基本動作]まず、図1の構成の磁気ディスク装置に電
源が投入されると、CPU20は各種の初期設定処理を
実行する。
【0040】次に、CPU20は、ドライバIC16の
SPMドライバ161を制御してスピンドルモータ3を
起動し、ディスク11の回転運動を開始させる。続いて
CPU20は、初期シーク動作を実行する。この初期シ
ーク動作では、CPU20はモータドライバIC16の
VCMドライバ162を制御して、ヘッド12をディス
ク11上の基準位置であるシリンダ0に位置決めするサ
ーボ処理を行う。
【0041】やがてホスト装置からのアクセス要求が発
生すると、CPU20はアクセス対象の論理アドレスに
対応する目標シリンダ上にヘッド12を移動させてリー
ド/ライト動作を実行させる。即ちCPU20は、速度
制御を実行してヘッド12を目標シリンダまで移動させ
る。CPU20は、連続して位置制御を実行して、ヘッ
ド12を目標シリンダのトラック中心に位置決めする。
【0042】ヘッド12の位置決め制御が終了すると、
リード/ライト動作が実行される。このリード/ライト
動作では、CPU12とHDC15は、リード/ライト
データの転送制御を実行する。
【0043】即ち、リード動作では、リード/ライトI
C18は、ヘッド12により目標シリンダの指定セクタ
から読み出されたリード信号からリードデータを再生
し、ディスクコントローラ22に転送(シリアル転送)
する。ディスクコントローラ22はセクタ単位のリード
データをバッファRAM23に一時格納し、アクセス対
象の論理アドレスに対応するセクタ分のリードデータを
ホスト装置に転送する。
【0044】一方、ライト動作では、ディスクコントロ
ーラ22はホスト装置から転送されたライトデータをバ
ッファRAM23に一時格納し、セクタ単位のライトデ
ータを順次リード/ライトIC18に転送する。リード
/ライトIC18はライトデータをライト電流に変換し
てヘッドIC17を介してヘッド12に供給する。ヘッ
ド12は、ライト電流を記録磁界に変換して、目標シリ
ンダの指定セクタのユーザ領域220(図2(a)参
照)に記録する。 [速度制御動作]次に、上記した基本動作におけるヘッ
ド位置決め制御の速度制御動作について説明する。
【0045】まず、ヘッド12でディスク11から読み
取られたアナログ出力はヘッドIC17で増幅されてリ
ード/ライトIC18に供給され、当該リード/ライト
IC18内で以下に述べるように2つの信号として分離
される。
【0046】即ちリード/ライトIC18内では、ヘッ
ドIC17で増幅されて、更にAGCアンプ181で増
幅されたアナログ出力(ヘッド12からのリード信号)
から、パルス生成回路182が持つパルスピークディテ
クタ(PPD)のパルスピーク検出により、シリンダデ
ータCDを含むデータパルスが抽出される。また、ピー
クホールド回路183により、上記アナログ出力に含ま
れている位置情報であるバースト信号(をなす位置誤差
信号A,B)の振幅がホールド(ピークホールド)さ
れ、当該アナログ出力から抽出される。
【0047】ここで、シリンダデータCDの1ビットの
構成を図4に示す。図に示すように、(ヘッド12によ
り読み取られる)サーボデータ中の垂直パリティデータ
CVP付きのシリンダデータCD部分のアナログ波形
(アナログ出力)は、データ1ビットについて、クロッ
クC用の波形部分と、正データPD用の波形部分と、負
データND用の波形部分とからなる。このシリンダデー
タCDの例では、正データPDは、当該シリンダデータ
CD内の1ビットCi (i=0〜m−1)をなし、負デ
ータNDはその正データPD(シリンダデータCD内ビ
ット)の垂直パリティ(補数Ci  ̄)をなす。これは、
サーボデータ中の垂直パリティデータSVP付きのセク
タデータSDについても同様であり、正データPDは、
当該セクタデータSD内の1ビットをなし、負データN
Dはその正データPD(セクタデータSD内ビット)の
垂直パリティ(補数)をなす。また、サーボデータ中の
水平パリティCHP,VHPについても同様であり、正
データPDは水平パリティCHP(シリンダデータCD
の水平パリティ)をなし、負データNDは水平パリティ
VHP(シリンダデータCDに付加されている垂直パリ
ティデータCVPの水平パリティ)をなす。
【0048】以上から、リード/ライトIC18内のパ
ルス生成回路182により抽出されるデータパルスは、
図4に示すようにクロックC、正データPD及び負デー
タNDを含む。
【0049】サーボ制御回路19内のデコーダ191
は、リード/ライトIC18内のパルス生成回路182
により抽出されたデータパルスを入力し、図4に示すよ
うに、正データPD抽出用のウインドウ(正データウイ
ンドウ)により、正データPDからなるセクタデータS
D、シリンダデータCD及び(シリンダデータCD用)
水平パリティCHPを抽出すると共に、負データND抽
出用のウインドウ(負データウインドウ)により、負デ
ータNDからなる(セクタデータSD用)垂直パリティ
データSVP、(シリンダデータCD用)垂直パリティ
データCVP及び(垂直パリティデータCVP用)水平
パリティVHPを抽出する。
【0050】ここで、クロックCは、上記正データウイ
ンドウ及び負データウインドウ(同期用ウインドウ)を
生成するための信号として用いられ、常に“1”であ
る。一方、正データPD及び負データNDは“1”また
は“0”である。特に垂直パリティデータCVP付きの
シリンダデータCD及び垂直パリティデータSVP付き
のセクタデータSDについては、正データPDと対をな
す負データNDは、(正常であれば)PDが“1”のと
きは“0”で、PDが“0”のときは“1”となる。
【0051】このようにしてデコーダ191により抽出
されたセクタデータSD、シリンダデータCD及び(シ
リンダデータCD用)水平パリティCHPと、(セクタ
データSD用)垂直パリティデータSVP、(シリンダ
データCD用)垂直パリティデータCVP及び(垂直パ
リティデータCVP用)水平パリティVHPとは、デコ
ーダ191により抽出されたクロックに同期をとってレ
ジスタ(シフトレジスタ)192にシリアル入力され、
同レジスタ192に保持される。
【0052】するとサーボ制御回路19内のパリティ判
定回路193は、レジスタ192中の垂直パリティデー
タSVP付きのセクタデータSDに基づく垂直パリティ
チェックにより当該データSDの真偽の判定を行う。こ
のセクタデータSDの真偽の判定は、本発明に直接関係
しないため説明を省略する。
【0053】同時にパリティ判定回路193は、垂直パ
リティデータCVP付きのシリンダデータCD及び水平
パリティCHP,VHPに基づき、シリンダデータCD
(更には垂直パリティデータCVP)の真偽の判定等を
行う。この真偽の判定は、垂直パリティデータCVPを
用いた垂直パリティチェックと、水平パリティCHP,
VHPを用いた水平パリティチェックとにより次のよう
に行われる。
【0054】まず垂直パリティチェックは、mビットの
シリンダデータCDの各ビット(正データPD)と(シ
リンダデータCD用の)mビットの垂直パリティデータ
CVPの各ビット(負データND)の補数(レベル反転
ビット)とを対応ビット毎に比較することにより行われ
る。この垂直パリティチェックでは、論理値が不一致の
ビットを検出することにより、垂直パリティエラー有り
が検出される。この垂直パリティチェックでは、シリン
ダデータCDまたは垂直パリティデータCVPがどのビ
ット位置でエラーとなっているかは検出できるものの、
シリンダデータCDと垂直パリティデータCVPのいず
れの側にエラーが発生しているかは検出できない。但
し、本実施例では、エラーとなっているビット位置(値
が不一致のビット位置)を検出する必要はなく、単に垂
直パリティエラーの有無(不一致のビットの有無)と、
エラー有りの場合に1ビットエラーであるか否か(2ビ
ット以上のエラーであるか)だけを検出するだけで良
い。
【0055】次に水平パリティチェックは、シリンダデ
ータCDと、垂直パリティデータCVPのそれぞれにつ
いて、そのデータCD,CVPに付されている水平パリ
ティCHP,VHPを用いて行われる。即ち、シリンダ
データCDの水平パリティチェックは、当該シリンダデ
ータCDの各ビットを用いて前記した(2)式の排他的
論理和演算を行うことで水平パリティを求め、これと当
該シリンダデータCDに付されている(シリンダデータ
CD用)水平パリティCHPとを比較することで行わ
れ、不一致を検出することで水平パリティエラー(水平
パリティNG、第1の水平パリティエラー)が検出され
る。同様に、(シリンダデータCD用)垂直パリティデ
ータCVPの水平パリティチェックは、当該垂直パリテ
ィデータCVPの各ビットを用いて前記した(2)式と
同様の排他的論理和演算を行うことで水平パリティを求
め、これと当該垂直パリティデータCVPに付されてい
る(垂直パリティデータCVP用)水平パリティVHP
とを比較することで行われ、不一致を検出することで、
水平パリティエラー(水平パリティNG、第2の水平パ
リティエラー)が検出される。
【0056】今、レジスタ192に保持された再生され
たシリンダデータCDとその垂直パリティデータCV
P、及び当該データCD,CVPそれぞれに付加されて
いる水平パリティCHP,VHPが、図5に示すように
なっているものとする(m=6の場合)。即ち、再生さ
れた6ビットのシリンダデータCD(C5 C4 C3 C2
C1 C0 )が“010001”で、そのシリンダデータ
CDに付加されている水平パリティCHPが“0”であ
り、再生された6ビットの垂直パリティデータCVP
(C5 C4 C3 C2 C1 C0 )が“101100”で、
その垂直パリティデータCVPに付加された水平パリテ
ィVHPが“0”であるものとする。
【0057】この場合、シリンダデータCDが“010
001”であるのに対して、垂直パリティデータCVP
の補数は“010011”であり、ビットC1 の値が一
致していないことから、ビットC1 にエラー(垂直パリ
ティエラー)が発生していることが分かる。但し、本実
施例では、前記したように1ビットエラーとしてのみ検
出される。
【0058】また、再生された6ビットのシリンダデー
タCD“010001”から水平パリティを計算すると
“0”が求められ、この値は水平パリティCHPに一致
することから、シリンダデータCDについての水平パリ
ティエラーは無いものと判定される。これに対し、再生
された6ビットの垂直パリティデータCVP“1011
00””から水平パリティを計算すると“1”が求めら
れ、この値は水平パリティVHPに一致しないことか
ら、垂直パリティデータCVPについて水平パリティエ
ラーが有るものと判定される。
【0059】パリティ判定回路193は、以上のパリテ
ィチェックの結果、垂直パリティエラーの有無と、垂直
パリティエラー有りの場合に、1ビットエラーであるか
否か(2ビット以上のエラーであるか)と、シリンダデ
ータCDについての水平パリティエラー(第1の水平パ
リティエラー)の有無と、垂直パリティデータCVPに
ついての水平パリティエラー(第2の水平パリティエラ
ー)の有無を示す情報を図示せぬパリティ判定結果レジ
スタに設定する。
【0060】CPU20は、パリティ判定回路193の
判定結果を上記パリティ判定結果レジスタから読み込
む。そしてCPU20は、読み込んだパリティ判定回路
193の判定結果をもとに、(1)エラーが無い場合、
即ち垂直パリティエラー、第1の水平パリティエラー及
び第2の水平パリティエラーのいずれも無い場合、
(2)1ビットの垂直パリティエラー(1ビットエラ
ー)と第2の水平パリティエラーとが有り、第1の水平
パリティエラーが無い場合、(3)1ビットの垂直パリ
ティエラー(1ビットエラー)と第1の水平パリティエ
ラーとが有り、第2の水平パリティエラーが無い場合、
(4)上記(1)〜(3)以外の場合のいずれに該当す
るかを判断する。ここで、上記(4)の場合の具体的な
内容は、垂直パリティエラーは無いものの、第1の水平
パリティエラー及び第2の水平パリティエラーの少なく
とも一方が有る場合、1ビットの垂直パリティエラー
(1ビットエラー)と第1及び第2の水平パリティエラ
ーとが有る場合、1ビットの垂直パリティエラー(1ビ
ットエラー)が有って、第1及び第2の水平パリティエ
ラーが無い場合、または2ビット以上の垂直パリティエ
ラー(2ビット以上のエラー)が有る場合である。
【0061】CPU20は、パリティ判定回路193の
判定結果をもとに上記(1)〜(4)のいずれの条件に
該当するかを判断すると、その判断結果をもとに、以下
に述べるようにシリンダデータCD及び垂直パリティデ
ータCVPのいずれが正しいか、或いはそのいずれも正
しくないかを判断する。
【0062】まずCPU20は、上記(1)の条件に該
当する場合には、シリンダデータCDが正しいものと判
断し、当該データCDを真のシリンダデータとして使用
することを決定する。
【0063】またCPU20は、上記(2)の条件に該
当する場合にも、シリンダデータCDが正しいものと判
断し、当該データCDを真のシリンダデータとして使用
することを決定する。上記した図5の例の場合には、
(2)の条件に該当することから、シリンダデータCD
を真のシリンダデータとすることが決定される。
【0064】またCPU20は、上記(3)の条件に該
当する場合には、垂直パリティデータが正しいものと判
断し、当該データの補数(各ビットのレベル反転デー
タ)を真のシリンダデータとして使用することを決定す
る。
【0065】またCPU20は、上記(4)の条件に該
当する場合には、シリンダデータCD及び垂直パリティ
データのいずれも正しくないか、或いはいずれが正しい
かが判別できないものとして、シリンダデータを使用し
ないで制御する等のエラー処理を行うことを決定する。
このエラー処理では、ライト中であれば、ライト動作が
止められる。
【0066】以上のCPU20における判断の論理を図
6に示す。CPU20は、サーボ制御回路19から(グ
レイコード変換回路194により通常の数値体系のデー
タに変換された)垂直パリティデータCVP付きのシリ
ンダCDと、レジスタ192に保持されているセクタデ
ータSDとを読み込む。そしてCPU20は、パリティ
判定回路193の判定結果をもとに上記(1)または
(2)の条件に該当すると判断した場合であれば、サー
ボ制御回路19から読み込んだシリンダデータCDをそ
のまま真のシリンダデータとして選択して、現在ヘッド
12が正しいシリンダ上にあるか否かを判定する。同様
にCPU20は、パリティ判定回路193の判定結果を
もとに上記(3)の条件に該当すると判断した場合であ
れば、サーボ制御回路19から読み込んだ垂直パリティ
データCVPの補数(各ビットのレベル反転データ)を
真のシリンダデータとして選択して、即ち垂直パリティ
データCVPの補数をエラーが発生したシリンダデータ
CDの訂正された正しいデータとして用いて、現在ヘッ
ド12が正しいシリンダ上にあるか否かを判定する。
【0067】またCPU20は、速度制御中には、1つ
前のセクタ(サーボセクタ)位置で読み取ったシリンダ
データCD(以下、CDx と表現する)と、現在のセク
タから読み取ったシリンダデータCD(以下、CDy と
表現する)の値から、ヘッド12の移動速度Vを次式 V=(CDx −CDy )/セクタ時間 により算出する。ここでセクタ時間は、1セクタ分のデ
ィスク11の回転(回動)に要する時間である。また、
CDx ,CDy は必ずしも、サーボデータ中のシリンダ
データCDとは限らず、上記したように(3)の条件に
該当する場合には、そのシリンダデータCDに付されて
いる垂直パリティデータCVPの補数である。
【0068】またCPU20は、サーボ制御回路19か
ら得たシリンダデータCDまたは垂直パリティデータC
VPの補数(選択したシリンダデータ)から求められる
現在位置から目標シリンダまでの移動距離を算出し、そ
の移動距離からヘッド12の目標速度を決定する。この
目標速度は、例えばROM21に予め用意されている目
標速度テーブルを参照することで決定される。
【0069】CPU20は、移動速度Vと目標速度との
差をとり、ボイスコイルモータ15に流す電流量を決定
する。そしてCPU20は、決定した電流量(ディジタ
ル制御量)をD/Aコンバータ202によりアナログ制
御量(アナログ電圧)に変換してモータドライバIC1
6に与える。モータドライバIC16内のVCMドライ
バ162は、CPU20から(D/Aコンバータ202
を通して)与えられたアナログ電圧を対応する電流(制
御電流)に変換してボイスコイルモータ15に流す。ボ
イスコイルモータ15には、電流が流れるとその電流量
に比例した力が発生し、キャリッジ14が移動する。
【0070】このようにしてCPU20は、目標速度と
移動速度Vとの誤差がゼロになるように、ボイスコイル
モータ15を駆動制御するフィードバック制御を実行す
る。 [位置制御動作]次に、上記した基本動作におけるヘッ
ド位置決め制御の位置制御動作について説明する。
【0071】まずCPU20は、前記したようにサーボ
制御回路19からシリンダデータCD(または真のシリ
ンダデータとして用いる垂直パリティデータCVPの補
数)を得ると共に、リード/ライトIC18内のピーク
ホールド回路183により抽出されたバースト信号(を
なす位置誤差信号A,B)の振幅のピークホールド信号
をA/Dコンバータ201を通して得る。即ちCPU2
0は、シリンダデータCD(または垂直パリティデータ
CVPの補数)の他に、リード/ライトIC18内のピ
ークホールド回路183によりピークホールドされたバ
ースト信号(をなす位置誤差信号A,B)の振幅をA/
D(アナログ/ディジタル)変換したデータ(ディジタ
ルのバーストデータBSTA,BSTB)を得る。
【0072】CPU20は、得られたバーストデータ
(BSTA,BSTB)に基づいて、ヘッド12の目標
シリンダの位置誤差BSTREFを、次式 BSTREF=(BSTA−BSTB)/(BSTA+
BSTB) により計算する。
【0073】そしてCPU20は、算出した位置誤差B
STREFに対する位相補償を行うためのディジタルフ
ィルタ演算処理を実行する。具体的には、CPU20
は、算出した位置誤差BSTREFと、1乃至Nサンプ
ル前、例えば1乃至3サンプル前のBSTREF及び1
乃至3サンプル前までの出力値(制御量)を用いて、B
STREFに対する位相補償を行うためのディジタルフ
ィルタ演算処理を、次式 y(i)=[b(i)x(i)+b(i+1)x(i+
1)+b(i+2)x(i+2)+b(i+3)x(i
+3)]−[a(i+1)y(i+1)+a(i+2)
y(i+2)+a(i+3)y(i+3)] により実行する。但し、y(i)はiサンプル前の出力
値、x(i)はiサンプル前の位置誤差BSTREF、
a(i),b(i)はディジタルフィルタのパラメータ
値である。
【0074】次にCPU20は、算出した位置誤差BS
TREFとフィルタ演算処理により得られる制御量(デ
ィジタル制御量)を決定し、D/Aコンバータ202に
よりアナログ制御量(アナログ電圧)に変換してモータ
ドライバIC16に与えることで、VCMドライバ16
2を制御する。VCMドライバ162は、CPU20か
ら与えられたアナログ電圧を対応する電流(制御電流)
に変換してボイスコイルモータ15に流す。
【0075】このようにしてCPU20は、ヘッド12
のトラック中心に対する位置誤差がゼロになるように、
ボイスコイルモータ15を駆動制御するフィードバック
制御を実行する。
【0076】なお、前記実施例では、エラー訂正に相当
する処理がCPU20にて行われるものとして説明した
が、サーボ制御回路19内のパリティ判定回路193に
て行われる構成とし、真のシリアルデータとして用いら
れるデータ(シリンダデータCDまたは垂直パリティデ
ータCVPの補数)を例えばレジスタを介してCPU2
0に渡すようにしても構わない。
【0077】また、前記実施例では、セクタデータSD
については、水平パリティを付加していなかったが、セ
クタデータSD及びその垂直パリティデータSVPのそ
れぞれに水平パリティを付加することで、シリンダデー
タCDと同様のエラー訂正が可能な構成としても良い。
また、セクタデータSDとシリンダデータCD、及び垂
直パリティデータSVPと垂直パリティデータCVPを
それぞれ1つの単位としてまとめ、両単位について、そ
れぞれ水平パリティを付加し、その単位でエラー検出・
訂正を行うことも可能である。また、前記実施例では、
水平パリティとして偶数パリティを用いた場合について
説明したが、奇数パリティを用いるようにしても構わな
い。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、信
号レベルが低下したサーボデータでシリンダデータの読
み取りエラーが発生した場合におけるエラー訂正及びエ
ラー検出能力の向上が図れ、しかもエラー検出処理だけ
でなくエラー訂正に相当する処理も当該データを読み取
った際に時間遅れなく行える。このため、サーボ制御の
信頼性を向上できる他、ID部を持たない新規のディス
クフォーマットを適用してもスループットの低下を招か
ずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の構
成を示すブロック図。
【図2】同実施例で適用されるディスクフォーマットを
示す図。
【図3】図1中のリード/ライトIC18及びサーボ制
御回路19の要部構成を示すブロック図。
【図4】サーボデータに含まれるシリンダデータCDの
1ビットの構成をアナログ波形と対応付けて示す図。
【図5】抽出されたシリンダデータCDとその垂直パリ
ティデータCVP及び当該両データそれぞれに付加され
ている水平パリティCHP,VHPの一例を示す図。
【図6】パリティ判定回路193の判定結果に従うエラ
ー訂正論理を示す図。
【図7】従来のディスクフォーマットを示す図。
【符号の説明】
11…ディスク(記録媒体)、12…ヘッド、13…ス
ピンドルモータ(SPM)、14…キャリッジ、15…
ボイスコイルモータ(VCM)、16…モータドライバ
IC、17…ヘッドIC、18…リード/ライトIC、
19…サーボ制御回路(抽出手段、位置決め制御手
段)、20…CPU(位置決め制御手段)、21…RO
M、22…ディスクコントローラ(HDC)、23…バ
ッファRAM、182…パルス生成回路、183…ピー
クホールド回路、191…デコーダ(抽出手段)、19
2…レジスタ、193…パリティ判定回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されたシリンダデータを
    含むサーボデータに基づいて、データの記録再生を行う
    ヘッドを前記記録媒体の目標位置に位置決め制御する位
    置決め制御手段と、 前記サーボデータを記録した前記記録媒体のサーボ領域
    に記録された前記シリンダデータ、当該シリンダデータ
    の各ビットの補数値を示す同数のビットからなる垂直パ
    リティデータ、前記シリンダデータのパリティビットで
    ある第1の水平パリティ、及び前記垂直パリティデータ
    のパリティビットである第2の水平パリティを抽出する
    抽出手段と、 この抽出手段により抽出された前記シリンダデータ、前
    記垂直パリティデータ、前記第1の水平パリティ及び前
    記第2の水平パリティを入力し、前記シリンダデータ及
    び前記垂直パリティデータを比較することで、垂直パリ
    ティエラーの有無と、エラー有りの場合に1ビットエラ
    ーであるか2ビット以上のエラーであるかの検出を行う
    と共に、前記シリンダデータ及び前記第1の水平パリテ
    ィに基づく第1の水平パリティエラーの検出及び前記垂
    直パリティデータ及び前記第2の水平パリティに基づく
    第2の水平パリティエラーの検出を行うパリティ判定手
    段とを具備し、 前記位置決め制御手段は、前記パリティ判定手段による
    前記パリティエラーの検出結果をもとに、前記シリンダ
    データまたは前記垂直パリティデータの補数のいずれが
    真のシリンダデータとして使用可能かを判断して、使用
    可能と判断したデータを前記位置決め制御に使用するこ
    とを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め制御手段は、前記パリティ
    判定手段によりエラーが検出されなかった場合と、前記
    1ビットエラー及び前記第2の水平パリティエラーだけ
    が検出された場合には、前記シリンダデータを、前記1
    ビットエラー及び前記第1の水平パリティエラーだけが
    検出された場合には、前記垂直パリティデータの補数
    を、前記真のシリンダデータとして使用可能であると判
    断し、それ以外の場合には所定のエラー処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に記録されたシリンダデータを
    含むサーボデータに基づいて、データの記録再生を行う
    ヘッドを前記記録媒体の目標位置に位置決め制御するデ
    ィスク装置におけるサーボデータのエラー検出・訂正方
    法であって、 前記シリンダデータを含むサーボデータを記録した前記
    記録媒体の各サーボ領域に、当該シリンダデータの各ビ
    ットの補数値を示す同数のビットからなる垂直パリティ
    データ、前記シリンダデータのパリティビットである第
    1の水平パリティ、及び前記垂直パリティデータのパリ
    ティビットである第2の水平パリティをそれぞれ記録し
    ておき、 前記位置決め制御に際して、前記記録媒体のサーボ領域
    に記録された前記シリンダデータ、前記垂直パリティデ
    ータ、前記第1の水平パリティ及び前記第2の水平パリ
    ティを抽出し、 この抽出した前記シリンダデータ、前記垂直パリティデ
    ータ、前記第1の水平パリティ及び前記第2の水平パリ
    ティを入力し、前記シリンダデータ及び前記垂直パリテ
    ィデータを比較することで、垂直パリティエラーの有無
    と、エラー有りの場合に1ビットエラーであるか2ビッ
    ト以上のエラーであるかの検出を行うと共に、前記シリ
    ンダデータ及び前記第1の水平パリティに基づく第1の
    水平パリティエラーの検出及び前記垂直パリティデータ
    及び前記第2の水平パリティに基づく第2の水平パリテ
    ィエラーの検出を行い、 このエラー検出結果をもとに、前記シリンダデータまた
    は前記垂直パリティデータの補数のいずれが真のシリン
    ダデータとして使用可能かを判断して、使用可能と判断
    したデータを前記位置決め制御に使用することを特徴と
    するディスク装置におけるサーボデータのエラー検出・
    訂正方法。
  4. 【請求項4】 前記垂直パリティエラー、前記第1の水
    平パリティエラー及び前記第2の水平パリティエラーの
    いずれも検出されなかった場合と、前記1ビットエラー
    及び前記第2の水平パリティエラーだけが検出された場
    合には、前記シリンダデータを、前記1ビットエラー及
    び前記第1の水平パリティエラーだけが検出された場合
    には、前記垂直パリティデータの補数を、前記真のシリ
    ンダデータとして使用可能であると判断し、それ以外の
    場合には所定のエラー処理を行うことを特徴とする請求
    項3記載のディスク装置におけるサーボデータのエラー
    検出・訂正方法。
  5. 【請求項5】 ヘッドの位置決め制御に使用されるシリ
    ンダデータを含むサーボデータが記録されたサーボ領域
    が放射状に配置されたディスク装置用記録媒体におい
    て、 前記記録媒体の各サーボ領域に、前記シリンダデータの
    他に、当該シリンダデータの各ビットの補数値を示す同
    数のビットからなる垂直パリティデータ、前記シリンダ
    データのパリティビットである第1の水平パリティ、及
    び前記垂直パリティデータのパリティビットである第2
    の水平パリティがそれぞれ記録され、 前記位置決め制御に際して、前記サーボ領域に記録され
    た前記シリンダデータ、前記垂直パリティデータ、前記
    第1の水平パリティ及び前記第2の水平パリティが抽出
    されることにより、前記シリンダデータ及び前記垂直パ
    リティデータに基づく垂直パリティエラーの検出と、前
    記シリンダデータ及び前記第1の水平パリティに基づく
    第1の水平パリティエラーの検出及び前記垂直パリティ
    データ及び前記第2の水平パリティに基づく第2の水平
    パリティエラーの検出とを可能したことを特徴とするデ
    ィスク装置用記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990057756A (ko) * 1997-12-30 1999-07-15 윤종용 서보 정보 에러 검출 코드를 갖는 디스크 및 서보 에러 검출방법
KR100564534B1 (ko) * 1998-01-15 2006-05-29 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브에서의 서보 디펙트 처리방법

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