JPH08204451A - 発振器及びフィルタ - Google Patents
発振器及びフィルタInfo
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- JPH08204451A JPH08204451A JP2629495A JP2629495A JPH08204451A JP H08204451 A JPH08204451 A JP H08204451A JP 2629495 A JP2629495 A JP 2629495A JP 2629495 A JP2629495 A JP 2629495A JP H08204451 A JPH08204451 A JP H08204451A
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Abstract
るコンデンサの容量値を減少する方向に調整可能とし
た、発振器及びフィルタを提供する。 【構成】共振回路(水晶等の圧電結晶或いは圧電セラミ
ック等を材料とする圧電振動子を含む)を用いた発振器
及びフィルタにおいて、共振回路とアースとの間にシャ
ントに接続されたコンデンサCsに対して並列に、負の
容量値を与える負値コンデンサ手段を接続する。
Description
及びフィルタに関するもので、特に圧電振動子とアース
との間にシャントに接続される容量を減少する方向に調
整し得る発振器、フィルタ及び電圧制御型発振器に関す
る。
は、それまでのLC共振子等に比べてQが高く、温度特
性に優れ、しかも形状が小型であるため、電子機器の携
帯化・小型化に伴って幅広く用いられている。
用いて構成したコルピッツ型の発振器の一例であり、水
晶振動子の両端にはアースとの間にシャントにコンデン
サC1、C2が接続されている。このコンデンサC1、C2
は発振器の負抵抗を決定するためのものであり、夫々の
容量値を最適な値に設定する必要がある。
この発振器を実際にプリント基板上に構成した場合、周
知の通り必然的にプリント基板表面の配線パターンや各
部品のリード線間に浮遊容量が発現する。勿論、この浮
遊容量は水晶振動子とアースとの間にも発現し、本来必
要とされるコンデンサC1、C2の容量値よりも大きな値
となることもあり、このとき発振器の実効抵抗が増大す
るため、発振が不安定となり、最悪の場合には発振が停
止するといった不具合を生ずる場合がある。これを解決
するためには各部品の配置や配線パターンの位置を変更
する、或いは浮遊容量を減少させるためにキャパシタン
スとは逆の振る舞いをするインダクタンス、即ちコイル
を浮遊容量と並列に接続するという手法がとられてい
た。
小さい値になるまで試行錯誤を重ねて配置の変更を行う
必要があるためコストアップにつながる、また必ずしも
浮遊容量を所望の容量値がまで小さくできるとは限らな
いという欠点があった。一方、後者に於いても挿入した
コイルが浮遊容量とLC並列共振回路を構成することに
なり、所望の発振周波数即ち水晶振動子の共振に基づい
て定まる周波数のみならず、前記LC並列共振回路によ
りスプリアスが発生するため、抵抗を必要個所に挿入し
てこれを抑圧するなど極めて複雑な構成を採らなければ
ならないという欠陥があった。
間にシャントに接続されるコンデンサの容量値を減少す
る方向に調整可能とした、発振器及びフィルタを提供す
ることを目的とする。
振回路(水晶等の圧電結晶或いは圧電セラミック等を材
料とする圧電振動子を含む)を用いた発振器及びフィル
タにおいて、前記共振回路とアースとの間にシャントに
接続されたコンデンサCsに対して並列に、負の容量値
を与える負値コンデンサ手段を接続したものであり、特
に、前記負値コンデンサ手段が、オペアンプと、該オペ
アンプの負入力端子とアース間に接続したコンデンサC
fと、前記オペアンプの負入力端子と出力端子間に接続
した抵抗Rfと、前記オペアンプの正入力端子と出力端
子間に接続した抵抗Rsとから構成されるものであっ
て、前記オペアンプの正入力端子を前記コンデンサCs
の共振回路側の端子に接続するよう構成したものであ
る。
る。圧電振動子とアースとの間にシャントに接続される
或いは発現するコンデンサの容量値を減少させるため
に、コンデンサと並列にコイルを挿入すると、スプリア
スが発生するという欠陥があることは前述した通りであ
るが、例えば、図1に示すようにコイルに代えて負の容
量値を呈する負値コンデンサ[−Cv]を並列に接続す
ることでこの欠点は解消し得ることを見出したのであ
る。
値コンデンサ手段の原理を説明するための回路図であ
る。まず同図(a)の回路はオペアンプAと、該オペア
ンプAの負入力端子とアース間に接続した抵抗Rsと、
前記オペアンプAの負入力端子と出力端子間に接続した
抵抗Rfと、前記オペアンプAの正入力端子と出力端子
間に接続したコンデンサCfと、前記オペアンプAの正
入力端子とアース間に接続したコンデンサCsから構成
され、前記オペアンプAの正入力端子を入力、出力端子
を出力とするものである。
プであると仮定すると、入力電圧をe1、出力電圧をe0
としたとき、
と、
与える。この式は、純容量を表すものと考えることがで
きるから、この回路の入力から観た容量値Cは、
との間にシャントに接続されるコンデンサとして考える
と、(8)式の右辺最終項[−Cf・Rf/Rs]はコ
ンデンサCsに対して等価的に負の容量として作用し、
コンデンサCsの容量値を減少させることができること
が理解できよう。
本発明にかかる発振器の実施例であって、図3(a)に
おいてA1は水晶振動子を駆動するためのオペアンプで
あり、オペアンプA2を含む同図中点線内の回路が、水
晶振動子とアースとの間にシャントに接続されるコンデ
ンサCs(C1)の容量値を減少させための負の容量値
を与える負値コンデンサ手段として機能する。また、図
3(b)は、コンデンサCs(C2)の容量値を減少さ
せるために、負値コンデンサ手段を構成しているオペア
ンプAを発振器の駆動用アンプとして利用することによ
り構成素子数を減らしたものである。ところがこの回路
に於いては、オペアンプAを発振器の駆動用アンプとし
て利用すべくP点とQ点を接続したため、コンデンサC
fが水晶振動子と並列に接続されることとなり、水晶振
動子の並列容量(電極間容量)を実質的に増大させると
いう結果をもたらす。周知の通り、発振を安定化させる
ためには水晶振動子の並列容量を極力小さい値とするこ
とが望ましい。(水晶振動子の等価直列容量と電極間容
量との比、所謂容量比を小さくすることが、良い振動子
の一つの条件になっている。)そこで本回路に於いては
安定した発振が得るべく、コンデンサCfが実質的に水
晶振動子と並列接続しないようP点とQ点の間にバッフ
ア回路を挿入することが望ましい。
ンデンサCfがオペアンプAの正入力端子と出力端子間
に接続したことによる上述した如き不都合を解消すべく
コンデンサCfと抵抗Rsとの位置を入れ替えたもので
あり、この構成によっても上述の場合と同等の作用が得
られることを見出した。即ち、同図に於いて入力電圧を
e1、出力電圧をe0としたとき、
を与える。この式は、(7)式と全く同じ式であり、同
様に(8)式を満足するから図2(a)と全く同じ作用
を呈することとなる。
本発明にかかる発振器の変形実施例であって、図4
(a)においてA1は水晶振動子を駆動するためのオペ
アンプであり、オペアンプA2を含む点線内の回路が、
水晶振動子とアースとの間にシャントに接続されるコン
デンサCs(C1)の容量値を減少させ、負の容量値を
与えるための負値コンデンサ手段として機能する。ま
た、図4(b)は、負値コンデンサ手段を構成している
オペアンプAを発振器の駆動用アンプとして利用するこ
とにより構成素子数を減らしたものである。図3(b)
の回路とは異なり、この回路に於いては、オペアンプA
を発振器の駆動用アンプとして利用すべくP点とQ点を
接続しても、抵抗Rsが水晶振動子と並列に接続される
だけであってコンデンサCfが水晶振動子と並列に接続
されることはないから、バッファ回路を挿入する必要が
なくなるという特徴を有する。
2(a)、(b)の回路を用いて、水晶振動子とアース
との間にシャントに接続されるコンデンサCs1(C
1)、Cs2(C2)の双方の容量値を減少させるよう構
成することも可能である。
ことによって、トリマーコンデンサを用いることなく水
晶発振器の発振周波数の微調整手段を構成できること、
及び可変容量ダイオード(バリキャップ)を用いること
なしに電圧制御水晶発振器(VCXO)が構成できるこ
とを説明する。
をするためには、水晶振動子とアースとの間にシャント
にトリマーコンデンサ、例えば半固定コンデンサを接続
して、その容量値を変化させることによって行うのが一
般的であった。上述したように(8)式より[−Cf・
Rf/Rs]がコンデンサCsに対して等価的に負の容
量として作用し、コンデンサCsの容量値を減少させる
ことができるから、例えば図4(b)において、予めコ
ンデンサC2の容量値を少し高めに設定しておき、Rf
又はRsを可変抵抗器とし、該可変抵抗器を水晶振動子
とアースとの間のシャント容量を減少する方向に調整す
れば周波数を変化させることが可能となる。ここで、R
f及びRsとして発振器の部品を搭載するプリント基板
表面に導電性ペーストを印刷して構成したパターン抵抗
を採用し、これをレーザーでトリミングしてその抵抗値
を変化させるよう構成することにより小型化を図ること
も可能となる。通常このようなトリミング抵抗はレーザ
ーでトリミングするほどに抵抗値が高くなり、一旦過剰
にトリミングしてしまうと抵抗値を低くすることができ
ないが、(8)式から明らかなようにこの負の容量値は
[−Cf・Rf/Rs]で表されるから、分子のRfを
大きくすると負の容量値の絶対値が大きくなり、分母の
Rsを大きくすると負の容量値の絶対値は小さくなるの
で、水晶振動子とアース間の容量値を自在に増減できる
のである。
水晶振動子とアースとの間にシャントに接続したコンデ
ンサと並列に可変容量ダイオードを接続して構成してい
た。可変容量ダイオードは両端に印加される電圧に対応
して、その両端から観た容量値を変化させるという素子
であり、前述の電圧制御水晶発振器においても可変容量
ダイオードの両端に外部より電圧を供給し、その電圧を
変化させることによって発振周波数を制御するものであ
った。ところが、この可変容量ダイオードはCMOSの
製造プロセスで製造することが不可能であるため、増幅
器等の他の素子と共に同一チップ内に構成することがで
きなかった。これに対し、例えば、図4(b)において
Rf、Rsの少なくとも一方に、CMOSの製造プロセ
スでも容易に製造が可能な電圧制御型の半導体抵抗可変
素子を採用することにより、水晶振動子以外の回路を1
チップ化した電圧制御水晶発振器用ICを構成すること
ができるのである。このICを用いればより小型化した
電圧制御水晶発振器を構成することも可能となる。更
に、水晶振動子とアースとの間にシャントに接続される
コンデンサの総容量値を小さくすることが可能であるか
ら、周波数可変幅を大きくとることができるという特徴
もある。
を例として説明してきたが、発振器のみならず圧電振動
子を用いたフィルタにも適用可能である。図6(a)、
(b)は水晶基板の一方の表面に所定の間隙を隔して2
つの電極を配置し、他方の表面に前記2つの電極と対向
するように大きめの電極を配置して、該電極近傍に発生
する複数の振動モードの音響結合を利用した多重モード
フィルタ(モノリシック・クリスタルフィルタ:MC
F)の断面図とその等価回路を示す図面である。同図
(b)の等価回路から明らかなように、直列共振回路と
して機能する図中点線内とアースとの間にシャントに電
極間容量Cs1、Cs2が必然的に接続されることとな
る。
2、4を出力端子対とすると、入力した信号は入力端子
対側の電極間容量Cs1を介してその一部がアース側に
漏洩してしまい、直列共振回路部分を通過した信号も出
力端子対側の電極間容量Cs2によって更にその一部が
アースに漏洩してしまうため、フィルタの通過周波数帯
域幅減少の一因となっていた。そこで、このフィルタの
直列共振回路部分とアースとの間にシャントに接続され
た電極間容量Cs1、Cs2を減少せしめ、その容量をほ
ぼゼロとすべく、フィルタに本発明を適用した一実施例
が図7である。同図に於いては、電極間容量Cs1、C
s2夫々に図2(b)の回路に基づく負値コンデンサ手
段を付加し、電極間容量Cs1、Cs2がほぼゼロとなる
ように各素子値を設定している。このように、共振回路
とアースとの間にシャントに接続されたコンデンサを、
減少する方向に調整するための負値コンデンサ手段をフ
ィルタに適用することにより、通過周波数帯域幅減少の
改善を図ることも可能となる。
プを想定した場合について解析を試みたが、実際のオペ
アンプに於いても実質的には(8)式及び(14)式で
示した効果が期待し得ることは言うまでもない。更に、
本発明はトランジスタ、抵抗、コンデンサを組み合わせ
て公知の差動動作する増幅回路を構成し、理想オペアン
プの代わりに使用しても同様の効果が得られることは自
明であり、実際のオペアンプの場合と同様に、インピー
ダンス、アンプゲイン及び出力インピーダンスとして有
限の値を持ち、入出力位相回転が生ずるといった点で理
想オペアンプとは若干の差異はあるものの、実質的には
(8)式及び(14)式で示した効果が期待し得るので
ある。よって、この場合解析を行う際には若干の補正係
数を加味すべきことは周知の通りである。
いはフィルタを例として説明してきたが、本発明はこれ
ら実施例のみに限定されるものではなく、水晶以外の圧
電材料、例えば、LiTaO3、LiNbO3、Li2
B4O7 等の圧電単結晶、又は圧電セラミック等からな
る圧電振動子或いは圧電共振子を用いたものであっても
適用可能である。またモノリシック・クリスタルフィル
タのように音響結合を利用した多重モードフィルタのみ
ならず、一般の共振器型フィルタであってもよく、弾性
表面波デバイスを利用したものであってもよいことは自
明である。また、圧電振動子を用いた発振器或いはフィ
ルタに限らず、LC共振回路等のコイルやコンデンサを
組み合わせた共振回路を用いた発振器及びフィルタにも
適用可能であることは説明するまでもなく明らかであ
り、他の応用圧電デバイス、例えば圧電トランスジュー
サ、超音波ディレイライン或いは振動ジャイロ等のエレ
クトロメカニカル機能デバイスに適用しても良い。
用いた発振器及びフィルタにおいて、共振回路とアース
との間にシャントに接続される容量値を減少する方向に
調整可能としたこと、可変コンデンサ素子なしに周波数
微調整を可能としたこと、可変容量ダイオードなしに電
圧制御圧電発振器を構成可能としたこと及びフィルタの
通過周波数帯域減少を改善する上で極めて著しい効果を
奏する。
を説明する図。
実施例の構成を示す図。
他の実施例の構成を示す図。
構成を示す図。
構成図と等価回路を示す図。
例を示す図。
・・コンデンサ Rf、Rs、Rf1、Rs1、Rf2、Rs2・・・抵抗 −Cv・・・負の容量値
Claims (3)
- 【請求項1】共振回路を用いた発振器及びフィルタにお
いて、前記共振回路とアースとの間にシャントに接続さ
れた、又は発現するコンデンサCsと、該コンデンサC
sと並列に接続された負の容量値を与える負値コンデン
サ手段とを具備したことを特徴とする発振器及びフィル
タ。 - 【請求項2】前記負値コンデンサ手段は、オペアンプ
と、該オペアンプの負入力端子とアース間に接続したコ
ンデンサCfと、前記オペアンプの負入力端子と出力端
子間に接続した抵抗Rfと、前記オペアンプの正入力端
子と出力端子間に接続した抵抗Rsとから構成されるも
のであり、前記オペアンプの正入力端子を前記コンデン
サCsの共振回路側の端子に接続するよう構成したこと
を特徴とする請求項1記載の発振器及びフィルタ。 - 【請求項3】前記共振回路として圧電振動子を用いたこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の発振器及び
フィルタ。 【0001】
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| JP02629495A JP3400165B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 発振器及びフィルタ |
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Cited By (4)
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|---|---|---|---|---|
| JP2006324953A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Renesas Technology Corp | 電圧制御発振器及びそれを用いた無線通信機 |
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1995
- 1995-01-20 JP JP02629495A patent/JP3400165B2/ja not_active Expired - Lifetime
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