JPH08204487A - 有極形フィルタ - Google Patents

有極形フィルタ

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JPH08204487A
JPH08204487A JP7012960A JP1296095A JPH08204487A JP H08204487 A JPH08204487 A JP H08204487A JP 7012960 A JP7012960 A JP 7012960A JP 1296095 A JP1296095 A JP 1296095A JP H08204487 A JPH08204487 A JP H08204487A
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JP
Japan
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circuit
mhz
section
frequency
polarized
Prior art date
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Withdrawn
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JP7012960A
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English (en)
Inventor
Yoshio Okada
好生 岡田
Tomokazu Komazaki
友和 駒崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共振器の個数を低減して、しかも損失歪みを
抑制し、急峻な減衰特性を有する携帯電話の小形化、高
性能化及び高信頼度化を図り得る有極形フィルタを提供
する。 【構成】 複数の共振器により構成される有極形フィル
タにおいて、減衰極周波数の配置において、遮断周波数
に近い極周波数(fp1,fp2,fp3)を、f p1は89
4.0MHz,fp2は869.0MHz,fp3は88
3.0MHzとし回路の内部に挿入し、通過帯域の損失
特性を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話用フィルタ
(有極形フィルタ)の回路構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
「マイクロ波回路の基礎とその応用」小西 良弘著、総
合電子出版社、1990年8月発行に開示されるものが
あった。携帯電話の小形化、高性能化に伴い、携帯電話
用フィルタとして、減衰特性における有限周波数の減衰
量が無限大周波数点を持つ有極形特性が要求される場合
が増加している。
【0003】この要求に対して、従来は設計及び試作の
容易さから、図5に示すように、極を持つ回路、つまり
有極回路1及び有極回路2を(λg /4)線路3で結合
する回路が基本回路として主に用いられている。すなわ
ち、携帯電話用フィルタにおいて、多くの無限大周波数
点を必要とする減衰規格の場合、図5の基本回路の縦続
接続により実現されている。
【0004】図5において、有極回路1(D1 )と有極
回路2(D2 )を(λg /4)線路3で結合する回路は
通過帯域が近似的に狭い場合、キャパシタとインダクタ
に置換した回路が用いられる。なお、図5において、有
極回路1は、キャパシタCS1と、キャパシタC2 とイン
ダクタンスL2 の並列回路が直列に接続された回路構成
であり、有極回路2は、キャパシタCS2と、キャパシタ
3 とインダクタンスL3 の並列回路が直列に接続され
た回路構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の有極形フィルタの回路構成では、急峻な減衰特
性が要求される場合は、多くの共振器が必要となり、特
に、損失歪みが増加し、携帯電話の小形化、高性能化及
び高信頼度化の大きな障害となっている。本発明は、上
記問題点を除去し、共振器の個数を低減して、しかも損
失歪みを抑制し、急峻な減衰特性を有する携帯電話の小
形化、高性能化及び高信頼度化を図り得る有極形フィル
タを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)複数の共振器により構成される有極形フィルタに
おいて、減衰極周波数の配置において、遮断周波数に近
い極周波数を回路の内部に挿入し、通過帯域の損失特性
を低減するようにしたものである。
【0007】(2)上記(1)記載の有極形フィルタに
おいて、極周波数(fp1,fp2,f p3)を、fp1は89
4.0MHz,fp2は869.0MHz,fp3は88
3.0MHzとするようにしたものである。
【0008】
【作用】携帯電話の小形化、高性能化及び高信頼度化に
伴い、携帯電話用フィルタにおいて急峻な減衰特性を必
要とする有極形フィルタが要求される場合が増加してい
る。この有極形フィルタにおいて、極周波数の配置順序
により特性、特に、通過帯域の損失特性が変化すること
が知られている。
【0009】本発明によれば、この極周波数の配置を通
過帯域の損失特性がより小さくなるように構成すること
である。すなわち、遮断周波数に近い極周波数を回路の
内部に挿入し、極周波数(fp1,fp2,fp3)を(fp1
=894.0MHz,fp2=869.0MHz,fp3
883.0MHz)にすることにより、共振器の個数を
低減して、しかも通過帯域の損失歪みを抑制し、急峻な
減衰特性を有する携帯電話の小形化、高性能化及び高信
頼度化を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施例を示す有極形フィル
タの回路図である。本実施例は通過帯域が824.0〜
849.0MHz、減衰帯域が869.0〜894.0
MHzのAMPS方式用携帯電話の送信用フィルタの例
である。
【0011】図1において、L1 は10nH、C21
0.98pF、L2 は71.9nH、C22は0.35p
F、L3 は15nH、C41は0.46pF、L4 は7
9.1nH、C42は無し、L5 は15nH、C61は0.
78pF、L6 は104.6nH、C62は0.35p
F、L7 は10nHである。この図において、極周波数
(fp1,fp2,fp3)を(fp1=894.0MHz,f
p2=869.0MHz,fp3=883.0MHz)にす
ることにより、従来のような極周波数、(fp1=86
9.0MHz,fp2=894.0MHz,fp3=88
3.0MHz)よりも、通過帯域の損失特性がより小さ
くなるように構成する。すなわち、本発明の特徴は通過
帯域に最も近い極周波数回路を回路の内部に入れること
である。
【0012】ここで、fp1=〔L2 2122/(C21
22)〕-0.5p2=〔L4 4142/(C41+C42)〕-0.5p3=〔L6 6162/(C61+C62)〕-0.5 図1の回路構成及び素子値での減衰特性を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】表1に示すように、824MHzにおいて
0.52dB、849MHzにおいて1.72dB、8
69〜894MHzにおいて33.2dBである。図2
は本発明のLC有極形フィルタの回路構成図、図3は図
2のLC有極形フィルタの基本回路分解図である。図3
における各基本区間の特性を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】表2に示すように、減衰特性は、824M
Hzにおいて、NO.1区間では、0.76dB、N
O.2区間では、0.61dB、NO.3区間では、
0.9dBであり、849MHzにおいて、NO.1区
間では、0.99dB、NO.2区間では、5.18d
B、NO.3区間では、1.05dBであり、極周波数
はNO.1区間では、849MHz、NO.2区間で
は、869MHz、NO.3区間では、883MHzで
あり、極減衰量はNO.1区間では、22.4dB、N
O.2区間では、27.2dB、NO.3区間では、1
8.9dBである。
【0017】また、素子値としては、等価LはNO.1
区間では、71.9nH、NO.2区間では、79.1
nH、NO.3区間では、104.6nHであり、Qは
NO.1区間では、399、NO.2区間では、77
8、NO.3区間では、331である。ここで、f=8
49.0MHzに着目する。各基本区間の損失量に比べ
て全体の回路での損失量が少ないことが表1から分か
る。
【0018】この動作原理を説明する。図1の回路を図
2に示すように基本回路に分解して本発明の原理を示
す。まず、基本回路をn個縦続接続した場合を考える。
図4において、基本回路と全体回路の間には、式(1)
の関係が存在する。ここで、Θは動作伝搬定数であり、
Θの実数部が振幅特性、Θの虚数部が位相特性を示す。
【0019】
【数1】
【0020】
【数2】
【0021】r0 =(Z11−ZS )/(Z11+ZS )=
始端の反射係数、 rn =(Zr −Zn2)/(Zr +Zn2)=終端の反射係
数 上記式(2)をn=1,2,3の場合について求める
と、式(3),式(4),式(5)になる。
【0022】
【数3】
【0023】
【数4】
【0024】ここで、各基本区間の反射による項
(π1 ,π2 ,π3 )について注目する。
【0025】
【数5】
【0026】ここで、説明を簡単にするため複合線路の
場合を考える。電源と整合している線路NO.1と、整
合した負荷を持つ線路NO.3との間に、これらと特性
インピーダンスの異なる線路NO.2が挿入されている
と考える。これは、n=3の場合で、r0 =0,r3
0であって、
【0027】
【数6】
【0028】r1 ,r2 は1より小さいから、式(6)
は式(7)となる。
【0029】
【数7】
【0030】ここで、図2の有極形フィルタの回路構成
について考察する。すなわち、図3(2)の基本回路に
ついて検討する。この回路の映像伝搬定数Θ、開放イン
ピーダンスZ1f、及び短絡インピーダンスZ1Sはそれぞ
れ式(8)、式(9)、式(10)で与えられる。 tanh(Θ)=K2 …(8) K2 =Z1S/Z1f …(9) Z1S=SL32(ここでL32=L51) …(10) Z1f=2〔1+S2 4 (L32+2L4 )/2〕/SC4 …(11) Θ=α+jβ ここで式(7)の最後項に注目する。
【0031】
【数8】
【0032】すなわち、式(12)の第1項K7 (r)
が振幅歪み、第2項K7 (I)が位相歪みになるので、
ここでは第1項のみに注目する。式(12)の第1項K
7 (r)に着目し、K7 (r)(すなわち振幅歪み)が
負になるβの範囲に注目する。したがって、βが45°
<β<90°のβの範囲で負の振幅歪みとなり、有極形
フィルタの振幅歪みは軽減される。
【0033】式(12)の位相特性β(ω)は式(1
3)で与えられる。 β(ω)=2tan-111 2 …(13) K11 2 =ω2 〔(L324 /2)/(1−ω2
ω1 2)〕, ω1 2=2/〔C4 (L32+2L4 )〕 式(13)において、β(ω)が45°になるK11は、 K11=1.0 である。この場合の角周波数をω2 とすると、このω2
は式(14)で与えられる。
【0034】 ω2 2=2/〔C4 (2L32+2L4 )〕 …(14) ここで、L32=10.0nH,2L4 =143.8n
H,C4 /2=0.2274pFとすると、ω2 は、 ω2 =0.518141×1010,f2 =824.64
6MHz となる。また、ω1 は、 ω1 =0.534696×1010,f1 =850.97
4MHz となる。振幅歪みk7 (r)〔式(17)のk
7 (r)〕は式(15)で与えられる。
【0035】 k7 (r)=r1 2 COS(2β) …(15) このk7 (r)はf2 =824.646〜f1 =85
0.974MHzの周波数範囲において負になる。すな
わち、利得となり損失特性は小さくなる。図4の実施例
のr1 ,r2 を評価の基となる各基本区間の影像インピ
ーダンスを表3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】表3において、極周波数は、NO.1区間
では、894MHz、NO.2区間では、869MH
z、NO.3区間では、883MHzであり、影像イン
ピーダンスは、NO.1区間では、Z11=213.02
(1−1.3382f2 0.5、NO.2区間では、Z
22=153.56(1−1.3661f2 0.5 、N
O.3区間では、Z33=252.72(1−1.343
9f2 0.5 である。
【0038】また、f1 は、NO.1区間では、86
4.44、NO.2区間では、830.52、NO.3
区間では、862.61、f2 は、NO.1区間では、
837.64、NO.2区間では、796.74、N
O.3区間では、858.46、f=849MHz影像
Inは、NO.1区間では、40.0931、NO.2
区間では、19.0157、NO.3区間では、44.
9218である。
【0039】式(15)のr1 ,r2 は、r1 =(Z22
−Z11)/(Z22+Z11),r2 =(Z33−Z22)/
(Z33+Z22)で与えられるので、f=0においては、
1 =0.110564,r2 =−0.025564と
なる。第2実施例において、極周波数の配置順序による
f=849MHzのK7 (r)の違いを表4に示す。
【0040】
【表4】
【0041】すなわち、表4の組み合わせ(1),
(2),(3)の損失特性を、それぞれαr1r2(1),
αr1r2(2)及びαr1r2(3)とすれば、下記の値にな
る。f=849MHzにおいて、 αr1r2(1)=−8.686×0.143232=−1.244(dB) αr1r2(2)=−8.686×0.015938=−0.138(dB) αr1r2(3)=−8.686×0.022010=−0.191(dB) の利得になることが分かる。
【0042】また、この実施例の各基本区間のf=84
9MHzにおける影像位相量(β)を表5に示す。
【0043】
【表5】
【0044】表5において、極周波数は、NO.1区間
では、894MHz、NO.2区間では、869MH
z、NO.3区間では、883MHzであり、L0 はN
O.1区間では、10nH、NO.2区間では、10n
H、NO.3区間では、10nHであり、L1 はNO.
1区間では、143.8nH、NO.2区間では、15
8.2nH、NO.3区間では、209.2nHであ
り、C1 はNO.1区間では、0.220397pF、
NO.2区間では、0.212028pF、NO.3区
間では、0.1553pFである。
【0045】また、影像位相量はNO.1区間では、1
06.147、NO.2区間では、177.417、N
O.3区間では、99.8319であり、COS(2
β)はNO.1区間では、−0.845318、NO.
2区間では、0.995946、NO.3区間では、−
0.941683である。このように、本発明による極
周波数の配置にすれば、通過帯域の損失特性が大幅に小
さくなることが表4の組み合わせ(1)から分かる。
【0046】上記したように、本発明は、極周波数の配
置を通過帯域の損失特性がより小さくなるように構成す
ることにより、共振器の個数を低減して、しかも損失歪
みを抑制し、急峻な減衰特性を有する携帯電話の小形
化、高性能化及び高信頼度化を図ることができる。な
お、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを
本発明の範囲から排除するものではない。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、共振器の個数を低減して、しかも通過帯域の損
失歪みを抑制し、急峻な減衰特性を有する携帯電話の小
形化、高性能化及び高信頼度化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す有極形フィルタの回路図
である。
【図2】本発明の実施例を示すLC有極形フィルタの回
路構成図である。
【図3】図2のLC有極形フィルタの基本回路分解図で
ある。
【図4】本発明の動作を説明するための回路の縦続接続
図である。
【図5】従来の有極形フィルタの回路図である。
【符号の説明】
p1,fp2,fp3 極周波数

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の共振器により構成される有極形フ
    ィルタにおいて、減衰極周波数の配置において、遮断周
    波数に近い極周波数を回路の内部に挿入し、通過帯域の
    損失特性を低減することを特徴とする有極形フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の有極形フィルタにおい
    て、極周波数(fp1,fp2,fp3)をfp1は894.0
    MHz,fp2は869.0MHz,fp3は883.0M
    Hzとしてなる有極形フィルタ。
JP7012960A 1995-01-30 1995-01-30 有極形フィルタ Withdrawn JPH08204487A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011082809A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Ntt Docomo Inc バイアス回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011082809A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Ntt Docomo Inc バイアス回路

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