JPH08205377A - き電設備の保護装置 - Google Patents
き電設備の保護装置Info
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- JPH08205377A JPH08205377A JP7010093A JP1009395A JPH08205377A JP H08205377 A JPH08205377 A JP H08205377A JP 7010093 A JP7010093 A JP 7010093A JP 1009395 A JP1009395 A JP 1009395A JP H08205377 A JPH08205377 A JP H08205377A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 事故電流の発生を確実に検出でき、しかも保
全が容易で安定した動作が可能なき電設備の保護装置を
提供する。 【構成】 直流母線DBに直流電力を供給する供給回線
SC,および直流母線DBに供給された直流電力を更に
各き電線Lに供給する直流回線DCには、夫々、変流器
38と遮断器36とが接続され、更に各遮断器36毎に
遮断器36の開閉状態を検出する補助接点56が設けら
れている。制御装置18は、変流器38および補助接点
56による検出結果に基づき、直流母線DBの地絡検
出、供給回線SCの逆流検出、遮断機36の遮断不能検
出といった異常検出処理を行う。この結果、従来この種
の処理のために用いられ、経年変化が大きく保全に手間
のかったアーク検知器等が不要となるため、保全が容易
になり動作も安定する。
全が容易で安定した動作が可能なき電設備の保護装置を
提供する。 【構成】 直流母線DBに直流電力を供給する供給回線
SC,および直流母線DBに供給された直流電力を更に
各き電線Lに供給する直流回線DCには、夫々、変流器
38と遮断器36とが接続され、更に各遮断器36毎に
遮断器36の開閉状態を検出する補助接点56が設けら
れている。制御装置18は、変流器38および補助接点
56による検出結果に基づき、直流母線DBの地絡検
出、供給回線SCの逆流検出、遮断機36の遮断不能検
出といった異常検出処理を行う。この結果、従来この種
の処理のために用いられ、経年変化が大きく保全に手間
のかったアーク検知器等が不要となるため、保全が容易
になり動作も安定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気鉄道用直流変電所
等のき電設備において、き電線やその他設備の短絡事故
等により生じる過電流や逆電流等、事故電流の発生を検
出し、該事故電流を遮断してき電設備を保護するき電設
備の保護装置に関する。
等のき電設備において、き電線やその他設備の短絡事故
等により生じる過電流や逆電流等、事故電流の発生を検
出し、該事故電流を遮断してき電設備を保護するき電設
備の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道の直流電化区間に設けら
れ、き電線を介して電車に運転用の直流電力を供給する
直流変電所において、方面別,上下線別に夫々設けられ
たき電線に所定の直流電力を分配するき電回路は、例え
ば図11に示すように構成されていた。
れ、き電線を介して電車に運転用の直流電力を供給する
直流変電所において、方面別,上下線別に夫々設けられ
たき電線に所定の直流電力を分配するき電回路は、例え
ば図11に示すように構成されていた。
【0003】即ち、き電回路は、変成回路80から出力
される所定電圧の直流電力を直流母線DBに供給する複
数の供給回線SCと、一端が直流母線DBに接続され、
他端が断路器82を介して夫々き電線Lに接続された複
数の直流回線DCと、一端が直流母線DBに接続され、
他端が共通母線CBに接続された予備回線BCとから構
成される。そして、各回線SC,DC,BCは、直流母
線DBに、事故等により所定以上の大電流が流れた場
合,及び外部からの開放指令が入力された場合に接点を
開放して電流を遮断する遮断器84を介して接続され
る。また、供給回線SCには、電流の逆流を検知する逆
流継電器86が接続され、各直流回線DC及び予備回線
BCには、き電線Lの短絡を検出する故障選択装置88
と、各回線DC,BCに流れる電流値およびそのピーク
値を検出する残留指針付直流電流計90とが接続され、
更に、各遮断器84の近傍には、遮断器84の接点を開
放した際に生じるアークを検出することにより確実に電
流を遮断できたか否かを判定するアーク検知器92が設
けられていた。
される所定電圧の直流電力を直流母線DBに供給する複
数の供給回線SCと、一端が直流母線DBに接続され、
他端が断路器82を介して夫々き電線Lに接続された複
数の直流回線DCと、一端が直流母線DBに接続され、
他端が共通母線CBに接続された予備回線BCとから構
成される。そして、各回線SC,DC,BCは、直流母
線DBに、事故等により所定以上の大電流が流れた場
合,及び外部からの開放指令が入力された場合に接点を
開放して電流を遮断する遮断器84を介して接続され
る。また、供給回線SCには、電流の逆流を検知する逆
流継電器86が接続され、各直流回線DC及び予備回線
BCには、き電線Lの短絡を検出する故障選択装置88
と、各回線DC,BCに流れる電流値およびそのピーク
値を検出する残留指針付直流電流計90とが接続され、
更に、各遮断器84の近傍には、遮断器84の接点を開
放した際に生じるアークを検出することにより確実に電
流を遮断できたか否かを判定するアーク検知器92が設
けられていた。
【0004】なお、アーク検知器92は、アークの発生
時に放射される紫外線を検出し、その強度に応じて所定
の電圧を出力する光電池により構成されている。また、
逆流継電器86,故障選択装置88および残留指針付直
流電流計90は、夫々変流器を介して各回線SC,D
C,BCに接続されている。更に、共通母線BCは、断
路器94を介して各き電線Lに夫々接続され、各断路器
82,94のき電線L側には、避雷器96が設けられて
いる。
時に放射される紫外線を検出し、その強度に応じて所定
の電圧を出力する光電池により構成されている。また、
逆流継電器86,故障選択装置88および残留指針付直
流電流計90は、夫々変流器を介して各回線SC,D
C,BCに接続されている。更に、共通母線BCは、断
路器94を介して各き電線Lに夫々接続され、各断路器
82,94のき電線L側には、避雷器96が設けられて
いる。
【0005】そして、逆流継電器86,故障選択装置8
8,アーク検知器92が、異常を検出すると、夫々が個
別に所定の遮断器84に対し開放指令を出力して、遮断
器84を開放することにより、異常な電流が継続して流
れることを防止して設備の保護を図っていた。
8,アーク検知器92が、異常を検出すると、夫々が個
別に所定の遮断器84に対し開放指令を出力して、遮断
器84を開放することにより、異常な電流が継続して流
れることを防止して設備の保護を図っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遮断器84
は、その接点の開放時に発生するアークが他のものに接
触すると火災等を引き起こす虞があるため、通常、所定
の遮断器室内に納められており、また、アーク検知器9
2も、この遮断器室内に取り付けられていた。このた
め、アーク検知器92の点検の際には、遮断器室内に入
らなければならず、高圧が印加された運転状態で遮断器
室内に入るのは危険であるため、設備を停電させる必要
があり、非常に手間を要するという問題があった。
は、その接点の開放時に発生するアークが他のものに接
触すると火災等を引き起こす虞があるため、通常、所定
の遮断器室内に納められており、また、アーク検知器9
2も、この遮断器室内に取り付けられていた。このた
め、アーク検知器92の点検の際には、遮断器室内に入
らなければならず、高圧が印加された運転状態で遮断器
室内に入るのは危険であるため、設備を停電させる必要
があり、非常に手間を要するという問題があった。
【0007】また、アーク検知器92を構成する光電池
は、指向性を有するため、取付位置、取付角度の調整に
精度を要すると共に、経年変化により劣化して出力が低
下するため、常に、安定した検出能力を確保するには、
定期的に動作試験を行って調整する必要があり、取付や
保守に手間を要するという問題があった。
は、指向性を有するため、取付位置、取付角度の調整に
精度を要すると共に、経年変化により劣化して出力が低
下するため、常に、安定した検出能力を確保するには、
定期的に動作試験を行って調整する必要があり、取付や
保守に手間を要するという問題があった。
【0008】更に、逆流継電器86,故障選択装置8
8,アーク検知器92は、夫々個別に異常検出を行って
いるため、直流母線DBの地絡事故を検出できないとい
う問題があった。即ち、直流母線DBが何等かの原因で
ある程度の抵抗分を介して接地(所謂、地絡)し、直流
母線DBから負荷電流程度の事故電流が流出した場合、
直流母線DBに接続された各回線SC,DC,BCに
は、異常と判断されるような電流は流れないため、各回
線SC,DC,BC毎に、夫々が単独で異常の検出を行
っていたのでは、負荷電流であるか事故電流であるか区
別がつかず、直流母線DBの地絡を検出できないのであ
る。
8,アーク検知器92は、夫々個別に異常検出を行って
いるため、直流母線DBの地絡事故を検出できないとい
う問題があった。即ち、直流母線DBが何等かの原因で
ある程度の抵抗分を介して接地(所謂、地絡)し、直流
母線DBから負荷電流程度の事故電流が流出した場合、
直流母線DBに接続された各回線SC,DC,BCに
は、異常と判断されるような電流は流れないため、各回
線SC,DC,BC毎に、夫々が単独で異常の検出を行
っていたのでは、負荷電流であるか事故電流であるか区
別がつかず、直流母線DBの地絡を検出できないのであ
る。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するために、
事故電流の発生を確実に検出でき、しかも保全が容易で
安定した動作が可能なき電設備の保護装置を提供するこ
とを目的とする。
事故電流の発生を確実に検出でき、しかも保全が容易で
安定した動作が可能なき電設備の保護装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の発明は、電車の運転に使用
する直流電力を供給するために設けられた複数のき電線
に夫々接続された複数の直流回線と、該複数の直流回線
の一端を夫々接続する直流母線と、上記直流回線毎に設
けられ、該直流回線に流れる電流を遮断するための接点
を有し、当該直流回線に所定以上の電流が流れた場合、
或は外部からの開放指令が入力された場合に、上記接点
を開放する遮断手段と、を備えたき電設備の保護装置で
あって、上記直流回線毎に設けられ、該直流回線を流れ
る電流値及び電流方向を検出する電流検出手段と、該電
流検出手段が検出する電流値及び電流方向に基いて上記
直流母線に流入出する電流の異常を判定し、異常がある
と判断した場合には、所定の遮断手段に開放指令を出力
する演算手段と、を設けたことを特徴とする。
になされた請求項1に記載の発明は、電車の運転に使用
する直流電力を供給するために設けられた複数のき電線
に夫々接続された複数の直流回線と、該複数の直流回線
の一端を夫々接続する直流母線と、上記直流回線毎に設
けられ、該直流回線に流れる電流を遮断するための接点
を有し、当該直流回線に所定以上の電流が流れた場合、
或は外部からの開放指令が入力された場合に、上記接点
を開放する遮断手段と、を備えたき電設備の保護装置で
あって、上記直流回線毎に設けられ、該直流回線を流れ
る電流値及び電流方向を検出する電流検出手段と、該電
流検出手段が検出する電流値及び電流方向に基いて上記
直流母線に流入出する電流の異常を判定し、異常がある
と判断した場合には、所定の遮断手段に開放指令を出力
する演算手段と、を設けたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のき電設備の保護装置において、上記演算手段
は、上記電流検出手段の検出結果に基づき、上記直流母
線に流入する全電流値と該直流母線から流出する全電流
値との差を算出する算出手段と、該算出手段にて算出さ
れた算出値の絶対値が所定値以上か否かを判定し、該算
出値が所定値以上である場合に、異常があると判断する
地絡判定手段と、を備えたことを特徴とする。
に記載のき電設備の保護装置において、上記演算手段
は、上記電流検出手段の検出結果に基づき、上記直流母
線に流入する全電流値と該直流母線から流出する全電流
値との差を算出する算出手段と、該算出手段にて算出さ
れた算出値の絶対値が所定値以上か否かを判定し、該算
出値が所定値以上である場合に、異常があると判断する
地絡判定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のき電設備の保護装置において、
上記遮断手段毎に、上記接点の動作状態を監視する接点
監視手段を設け、更に、上記演算手段は、上記接点監視
手段の検出結果に基づき、上記各遮断手段が開放状態に
あるか否かを判定する開放判定手段と、開放状態にある
と判断された遮断手段を有する上記直流回線の上記電流
検出手段により検出された電流値が所定値以上か否かを
判定し、該電流値が所定値以上である場合に、異常があ
ると判断する遮断不能判定手段と、を備えたことを特徴
とする。
または請求項2に記載のき電設備の保護装置において、
上記遮断手段毎に、上記接点の動作状態を監視する接点
監視手段を設け、更に、上記演算手段は、上記接点監視
手段の検出結果に基づき、上記各遮断手段が開放状態に
あるか否かを判定する開放判定手段と、開放状態にある
と判断された遮断手段を有する上記直流回線の上記電流
検出手段により検出された電流値が所定値以上か否かを
判定し、該電流値が所定値以上である場合に、異常があ
ると判断する遮断不能判定手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0013】また次に、請求項4に記載の発明は、請求
項1ないし請求項3のいずれかに記載のき電設備の保護
装置において、上記直流母線に直流電力を供給する少な
くとも1本の供給回線と、該供給回線に設けられ、該供
給回線に所定以上の電流が流れた場合、或は外部からの
開放指令が入力された場合に、上記直流母線との接続を
開放する遮断手段と、上記供給回線を流れる電流の電流
値及び流入出方向を検出する電流検出手段と、を備え、
更に、上記演算手段は、上記供給回線に接続された上記
電流検出手段により検出された電流が電力供給方向に流
れているか否かを判断し、電力供給方向とは逆方向に流
れている場合に、異常があると判断する逆流判定手段を
備えたことを特徴とする。
項1ないし請求項3のいずれかに記載のき電設備の保護
装置において、上記直流母線に直流電力を供給する少な
くとも1本の供給回線と、該供給回線に設けられ、該供
給回線に所定以上の電流が流れた場合、或は外部からの
開放指令が入力された場合に、上記直流母線との接続を
開放する遮断手段と、上記供給回線を流れる電流の電流
値及び流入出方向を検出する電流検出手段と、を備え、
更に、上記演算手段は、上記供給回線に接続された上記
電流検出手段により検出された電流が電力供給方向に流
れているか否かを判断し、電力供給方向とは逆方向に流
れている場合に、異常があると判断する逆流判定手段を
備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用および発明の効果】上記のように構成された請求
項1に記載のき電設備の保護装置においては、直流回線
毎に設けられた電流検出手段が、直流回線を流れる電流
値及び電流方向を検出し、演算手段が、該電流検出手段
が検出した電流値及び電流方向に基づいて直流母線に流
入出する電流の異常を判定し、異常があると判断した場
合には、所定の遮断手段に開放指令を出力し遮断手段に
接点を開放させて電流を遮断する。
項1に記載のき電設備の保護装置においては、直流回線
毎に設けられた電流検出手段が、直流回線を流れる電流
値及び電流方向を検出し、演算手段が、該電流検出手段
が検出した電流値及び電流方向に基づいて直流母線に流
入出する電流の異常を判定し、異常があると判断した場
合には、所定の遮断手段に開放指令を出力し遮断手段に
接点を開放させて電流を遮断する。
【0015】このように、異常を検出して遮断手段を開
放状態とすることにより、き電設備内に異常な電流が継
続して流れることを阻止することができ、き電設備を事
故電流などの異常電流から保護できる。また、異常の判
定を行うに際して、直流回線を流れる電流を検出できれ
ばよく、例えば変流器等により容易に検出が可能であ
る。しかも、変流器ならば経年変化も殆どないため、安
定した検出を行うことができ保全も容易である。
放状態とすることにより、き電設備内に異常な電流が継
続して流れることを阻止することができ、き電設備を事
故電流などの異常電流から保護できる。また、異常の判
定を行うに際して、直流回線を流れる電流を検出できれ
ばよく、例えば変流器等により容易に検出が可能であ
る。しかも、変流器ならば経年変化も殆どないため、安
定した検出を行うことができ保全も容易である。
【0016】次に、請求項2に記載のき電設備の保護装
置においては、演算手段が、算出手段と地絡判定手段と
を備えており、算出手段が、電流検出手段の検出結果に
基づいて、直流母線に流入する全電流値と該直流母線か
ら流出する全電流値との差を算出し、地絡判定手段が、
算出手段にて算出された算出値の絶対値が所定値以上か
否かを判定し、該算出値が所定値以上である場合に、直
流母線に流入出する電流に異常があると判断し、この場
合、直流母線は地絡していると判断する。
置においては、演算手段が、算出手段と地絡判定手段と
を備えており、算出手段が、電流検出手段の検出結果に
基づいて、直流母線に流入する全電流値と該直流母線か
ら流出する全電流値との差を算出し、地絡判定手段が、
算出手段にて算出された算出値の絶対値が所定値以上か
否かを判定し、該算出値が所定値以上である場合に、直
流母線に流入出する電流に異常があると判断し、この場
合、直流母線は地絡していると判断する。
【0017】従って、本発明によれば、従来装置では検
出不能であった直流母線の地絡を検出することができ
る。即ち、従来装置では、各回線毎に電流値を検出し、
個別に異常判定を行っていたのでは、各回線が接続され
た直流母線の状態を知ることができなかったのである
が、各回線の電流値を集めて演算処理することにより、
直流母線に流入出する電流値を算出することができ、直
流母線の異常判定が可能となったのである。
出不能であった直流母線の地絡を検出することができ
る。即ち、従来装置では、各回線毎に電流値を検出し、
個別に異常判定を行っていたのでは、各回線が接続され
た直流母線の状態を知ることができなかったのである
が、各回線の電流値を集めて演算処理することにより、
直流母線に流入出する電流値を算出することができ、直
流母線の異常判定が可能となったのである。
【0018】また次に、請求項3に記載のき電設備の保
護装置においては、各遮断手段毎に、接点監視手段を設
けると共に、演算手段が、開放判定手段と遮断不能判定
手段とを備えている。そして、接点監視手段が、遮断手
段毎に、該遮断手段の接点の動作状態を監視し、開放判
定手段が、接点監視手段の検出結果に基づき、遮断手段
が開放状態にあると判断すると、遮断不能判定手段が、
開放状態にあると判断された遮断手段を有する直流回線
の電流検出手段により検出された電流値が所定値以上か
否かを判定し、該電流値が所定値以上である場合に、直
流母線に流入出する電流に異常があると判断し、この場
合、遮断手段が遮断不能状態にあると判断する。
護装置においては、各遮断手段毎に、接点監視手段を設
けると共に、演算手段が、開放判定手段と遮断不能判定
手段とを備えている。そして、接点監視手段が、遮断手
段毎に、該遮断手段の接点の動作状態を監視し、開放判
定手段が、接点監視手段の検出結果に基づき、遮断手段
が開放状態にあると判断すると、遮断不能判定手段が、
開放状態にあると判断された遮断手段を有する直流回線
の電流検出手段により検出された電流値が所定値以上か
否かを判定し、該電流値が所定値以上である場合に、直
流母線に流入出する電流に異常があると判断し、この場
合、遮断手段が遮断不能状態にあると判断する。
【0019】つまり、従来装置のように遮断不能時に発
生するアークを直接検出して遮断不能状態を判断するの
ではなく、接点の動作状態と直流回線に流れる電流とに
基づいて遮断不能状態を判断している。従って、本発明
によれば、アーク検出器を用いることなく遮断手段の遮
断不能状態を検出できる。
生するアークを直接検出して遮断不能状態を判断するの
ではなく、接点の動作状態と直流回線に流れる電流とに
基づいて遮断不能状態を判断している。従って、本発明
によれば、アーク検出器を用いることなく遮断手段の遮
断不能状態を検出できる。
【0020】また、接点の動作状態を監視する接点監視
手段は、接点の動作位置に応じて開閉を表す2値を出力
するものであればよく、また電流検出手段も変流器等、
一般的な機器を用いることができる。このように、本発
明によれば、検出性能の経年変化が大きく保全に手間を
要するアーク検知器のような特別な装置を用いる必要が
ないため、保全が容易になると共に、経年変化の少ない
安定した異常判定が可能となる。
手段は、接点の動作位置に応じて開閉を表す2値を出力
するものであればよく、また電流検出手段も変流器等、
一般的な機器を用いることができる。このように、本発
明によれば、検出性能の経年変化が大きく保全に手間を
要するアーク検知器のような特別な装置を用いる必要が
ないため、保全が容易になると共に、経年変化の少ない
安定した異常判定が可能となる。
【0021】また、請求項4に記載のき電設備の保護装
置においては、遮断手段と電流検出手段とが設けられた
少なくとも一本の供給回線を有し、また、演算手段は、
逆流判定手段を備えている。そして、逆流判定手段が、
供給回線の電流検出手段により検出された電流が電力供
給方向に流れているか否かを判断し、電力供給方向とは
逆方向に流れている場合に、異常があると判断し、この
場合、供給回線の電流が逆流していると判断する。
置においては、遮断手段と電流検出手段とが設けられた
少なくとも一本の供給回線を有し、また、演算手段は、
逆流判定手段を備えている。そして、逆流判定手段が、
供給回線の電流検出手段により検出された電流が電力供
給方向に流れているか否かを判断し、電力供給方向とは
逆方向に流れている場合に、異常があると判断し、この
場合、供給回線の電流が逆流していると判断する。
【0022】従って、本発明によれば、逆流継電器を設
けることなく供給回線における電流の逆流を検出でき
る。また、供給回線の電流を検出する電流検出手段は、
直流母線の地絡検出や遮断手段の遮断不能検出等にも使
用可能なため、既にこのような目的のために電流検出手
段が設けられていれば、単に、演算手段に、逆流判定手
段を設けるだけで容易に逆流継電器と同様の機能を実現
できる。
けることなく供給回線における電流の逆流を検出でき
る。また、供給回線の電流を検出する電流検出手段は、
直流母線の地絡検出や遮断手段の遮断不能検出等にも使
用可能なため、既にこのような目的のために電流検出手
段が設けられていれば、単に、演算手段に、逆流判定手
段を設けるだけで容易に逆流継電器と同様の機能を実現
できる。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図2は、鉄道の直流電化区間において、電車に運転
用の直流電力を供給するために設けられたき電系設備の
概略構成を表す説明図である。
る。図2は、鉄道の直流電化区間において、電車に運転
用の直流電力を供給するために設けられたき電系設備の
概略構成を表す説明図である。
【0024】図2に示すように、直流電化区間のき電系
設備は、外部より交流電力を受電し所定の直流電力に変
換してき電線Lに供給する直流変電所2、直流変電所2
の間隔が長くなり直流変電所2だけでは中間のき電線電
圧を所定値以上に確保できない場合や、き電線Lを区分
する場合に設けられるき電区分所4、き電区分所4と同
様にき電線Lの電圧降下を軽減するために設けられるき
電タイポスト6等を備えている。
設備は、外部より交流電力を受電し所定の直流電力に変
換してき電線Lに供給する直流変電所2、直流変電所2
の間隔が長くなり直流変電所2だけでは中間のき電線電
圧を所定値以上に確保できない場合や、き電線Lを区分
する場合に設けられるき電区分所4、き電区分所4と同
様にき電線Lの電圧降下を軽減するために設けられるき
電タイポスト6等を備えている。
【0025】なお、き電線Lは、上り線,下り線別に設
けられており、き電線Lが正極、レールRが負極となる
ように電圧が印加される。このうち、直流変電所2は、
図1に示すように、送電線(図示せず)から特別高圧
(例えば22KV,66KV,77KV等)の交流電力
を受電するための受電回路8と、受電回路8にて受電し
た交流電力を受電母線RBを介して取り込み、変圧,整
流して所定の直流電力(本実施例では1500V)に変
換する変成回路10と、受電母線RBを介して交流電力
を取り込み、信号器や各駅の電灯・動力用の電源として
の高圧電源(例えば6KV)を供給する高圧配電回路1
2と、変成回路10の出力として得られる直流電力を各
き電線Lに供給するき電回路14と、変成回路10から
き電回路14を介してき電線に供給される直流出力を平
滑化するための平滑回路16と、CPU,ROM,RA
Mを中心に構成された周知のマイクロコンピュータから
なり、き電回路14の各部に流れる電流、及びき電回路
14に設けられた後述する遮断器36の開閉状態に基づ
いて異常を判定し、異常がある場合に所定の遮断器36
を開放するための開放指令等を出力する等の各種処理を
実行する制御装置18とからなる。
けられており、き電線Lが正極、レールRが負極となる
ように電圧が印加される。このうち、直流変電所2は、
図1に示すように、送電線(図示せず)から特別高圧
(例えば22KV,66KV,77KV等)の交流電力
を受電するための受電回路8と、受電回路8にて受電し
た交流電力を受電母線RBを介して取り込み、変圧,整
流して所定の直流電力(本実施例では1500V)に変
換する変成回路10と、受電母線RBを介して交流電力
を取り込み、信号器や各駅の電灯・動力用の電源として
の高圧電源(例えば6KV)を供給する高圧配電回路1
2と、変成回路10の出力として得られる直流電力を各
き電線Lに供給するき電回路14と、変成回路10から
き電回路14を介してき電線に供給される直流出力を平
滑化するための平滑回路16と、CPU,ROM,RA
Mを中心に構成された周知のマイクロコンピュータから
なり、き電回路14の各部に流れる電流、及びき電回路
14に設けられた後述する遮断器36の開閉状態に基づ
いて異常を判定し、異常がある場合に所定の遮断器36
を開放するための開放指令等を出力する等の各種処理を
実行する制御装置18とからなる。
【0026】このうち、変成回路10は、き電回路14
に供給する電力量に応じて、或は事故時の予備のために
複数設けられており、各変成回路10は、事故電流の遮
断を行い変成回路10を保護する交流遮断器20,及び
断路器22、受電した特別高圧の交流電力を所定電圧
(本実施例では1200V)に変圧する変圧器24、変
圧器24の出力を整流して所定の直流(1500V)に
変換するシリコン整流器26、交流遮断器20と変圧器
24との間に変流器28を介して接続され、短絡や地絡
の事故を変成回路10に流れる電流の変化から検出する
短絡選択継電器30、過電流継電器32等により構成さ
れている。
に供給する電力量に応じて、或は事故時の予備のために
複数設けられており、各変成回路10は、事故電流の遮
断を行い変成回路10を保護する交流遮断器20,及び
断路器22、受電した特別高圧の交流電力を所定電圧
(本実施例では1200V)に変圧する変圧器24、変
圧器24の出力を整流して所定の直流(1500V)に
変換するシリコン整流器26、交流遮断器20と変圧器
24との間に変流器28を介して接続され、短絡や地絡
の事故を変成回路10に流れる電流の変化から検出する
短絡選択継電器30、過電流継電器32等により構成さ
れている。
【0027】また、き電回路14は、変成回路10の出
力である直流電力を直流母線DBに供給する供給回線S
Cと、一端が直流母線DBに接続され、他端が断路器3
4を介してき電線Lに接続され、方面別、上下線別に夫
々設けられた合計4本の直流回線DCと、一端が直流母
線DBに接続され他端が共用母線CBに接続された予備
回線BCとからなる。そして、供給回線SC,直流回線
DC,及び予備回線BCは、所定以上の電流が流れる
か、外部から開放指令が入力されると接点を開放して電
流を遮断する遮断器36を介して直流母線DBに接続さ
れると共に、各回線SC,DCに流れる電流を検出する
変流器38が夫々接続されている。なお、各変流器38
の出力は、信号線を介して制御装置18に入力されてい
る。また、各遮断器36と制御装置18との間には、遮
断器36の開閉状態を制御装置18に通知するための信
号線と、遮断器36の接点の開放を指令する開放指令を
制御装置18から遮断器36に通知するための信号線と
が設けられている。更に、直流回線DC及び予備回線B
Cには、き電線Lの短絡等を検出するための故障選択装
置40が変流器42を介して接続されている。また、共
用母線CBは、断路器44を介して各き電線Lに接続さ
れており、断路器34,44のき電線L側には、き電線
Lを介して雷等による異常電圧が直流変電所2内に侵入
することを防ぐための避雷器46が夫々接続されてい
る。
力である直流電力を直流母線DBに供給する供給回線S
Cと、一端が直流母線DBに接続され、他端が断路器3
4を介してき電線Lに接続され、方面別、上下線別に夫
々設けられた合計4本の直流回線DCと、一端が直流母
線DBに接続され他端が共用母線CBに接続された予備
回線BCとからなる。そして、供給回線SC,直流回線
DC,及び予備回線BCは、所定以上の電流が流れる
か、外部から開放指令が入力されると接点を開放して電
流を遮断する遮断器36を介して直流母線DBに接続さ
れると共に、各回線SC,DCに流れる電流を検出する
変流器38が夫々接続されている。なお、各変流器38
の出力は、信号線を介して制御装置18に入力されてい
る。また、各遮断器36と制御装置18との間には、遮
断器36の開閉状態を制御装置18に通知するための信
号線と、遮断器36の接点の開放を指令する開放指令を
制御装置18から遮断器36に通知するための信号線と
が設けられている。更に、直流回線DC及び予備回線B
Cには、き電線Lの短絡等を検出するための故障選択装
置40が変流器42を介して接続されている。また、共
用母線CBは、断路器44を介して各き電線Lに接続さ
れており、断路器34,44のき電線L側には、き電線
Lを介して雷等による異常電圧が直流変電所2内に侵入
することを防ぐための避雷器46が夫々接続されてい
る。
【0028】なお、共用母線CBは、各直流回線DCの
遮断器36等が故障した場合、また、直流回線DCの点
検のために送電を停止する場合に、予備回線BCを介し
てき電線Lへの電力の供給を継続できるようにするため
に設けられたものである。次に、図3は、遮断器36に
おいて、本発明に関係する接点の開閉に関係する部分の
みの概略構成を示す説明図である。
遮断器36等が故障した場合、また、直流回線DCの点
検のために送電を停止する場合に、予備回線BCを介し
てき電線Lへの電力の供給を継続できるようにするため
に設けられたものである。次に、図3は、遮断器36に
おいて、本発明に関係する接点の開閉に関係する部分の
みの概略構成を示す説明図である。
【0029】図3に示すように、遮断器36は、主電流
の出力側に接続された固定接点48と、主電流の入力側
に接続され、所定位置で固定接点48と接触するよう支
点Pを軸として回動可能に形成された可動接点50と、
可動接点50を固定接点48から引き離す方向に付勢す
る開放バネ52と、可動接点50に操作杵54を介して
接続され、固定接点48と可動接点50とによる接点の
開閉に応じて動作し、制御装置18に対して接点の開閉
状態を通知するための信号を出力する補助接点56と、
可動接点50に取り付けられた接極子50aを吸引する
ことにより可動接点50を回動させ、固定接点48に接
触させる電磁石58と、電磁石58に接極子50aを吸
引させる磁束を生じさせる保持コイル60と、保持コイ
ル60に所定の保持電流を流すと共に、制御装置18よ
り開放指令が入力されると保持電流の出力を停止する保
持電流制御回路62と、主電流の入力側に直列に接続さ
れ、主電流に応じて保持コイル60が生成する磁束とは
逆方向の磁束を電磁石58に発生させる引き外しコイル
64と、引き外しコイル64と並列に接続され、所定の
インダクタンス分を有し、主電流が急激に変化した場合
に、引き外しコイル64に電流が分流する比率を大きく
する誘導分路66とを備えている。
の出力側に接続された固定接点48と、主電流の入力側
に接続され、所定位置で固定接点48と接触するよう支
点Pを軸として回動可能に形成された可動接点50と、
可動接点50を固定接点48から引き離す方向に付勢す
る開放バネ52と、可動接点50に操作杵54を介して
接続され、固定接点48と可動接点50とによる接点の
開閉に応じて動作し、制御装置18に対して接点の開閉
状態を通知するための信号を出力する補助接点56と、
可動接点50に取り付けられた接極子50aを吸引する
ことにより可動接点50を回動させ、固定接点48に接
触させる電磁石58と、電磁石58に接極子50aを吸
引させる磁束を生じさせる保持コイル60と、保持コイ
ル60に所定の保持電流を流すと共に、制御装置18よ
り開放指令が入力されると保持電流の出力を停止する保
持電流制御回路62と、主電流の入力側に直列に接続さ
れ、主電流に応じて保持コイル60が生成する磁束とは
逆方向の磁束を電磁石58に発生させる引き外しコイル
64と、引き外しコイル64と並列に接続され、所定の
インダクタンス分を有し、主電流が急激に変化した場合
に、引き外しコイル64に電流が分流する比率を大きく
する誘導分路66とを備えている。
【0030】このように構成された遮断器36では、保
持コイル60に所定電流を流して電磁石58に接極子5
0aを吸引させることにより、固定接点48と可動接点
50とによる接点が閉じ、主電流が所定以上に大きくな
り、引き外しコイル64に所定以上の電流が流れると、
保持コイル60による磁束が打ち消されることにより、
電磁石58の吸引力が打ち消され、接極子50aは開放
バネ52に引っ張られて接点が開放する。なお、主電流
の変動が比較的緩やかな場合は、引き外しコイル64と
誘導分路66とには、夫々の抵抗分に反比例した電流が
流れるため、主電流に応じて上述の接点を開放する動作
が行われるが、主電流が急激に変化した場合は、誘導分
路66のインダクタンス分の影響により、引き外しコイ
ル64に分流する主電流の比率が大きくなるため、主電
流が所定値以下であっても上述の接点を開放する動作が
起動される。
持コイル60に所定電流を流して電磁石58に接極子5
0aを吸引させることにより、固定接点48と可動接点
50とによる接点が閉じ、主電流が所定以上に大きくな
り、引き外しコイル64に所定以上の電流が流れると、
保持コイル60による磁束が打ち消されることにより、
電磁石58の吸引力が打ち消され、接極子50aは開放
バネ52に引っ張られて接点が開放する。なお、主電流
の変動が比較的緩やかな場合は、引き外しコイル64と
誘導分路66とには、夫々の抵抗分に反比例した電流が
流れるため、主電流に応じて上述の接点を開放する動作
が行われるが、主電流が急激に変化した場合は、誘導分
路66のインダクタンス分の影響により、引き外しコイ
ル64に分流する主電流の比率が大きくなるため、主電
流が所定値以下であっても上述の接点を開放する動作が
起動される。
【0031】そして、接点が開放すると、可動接点50
が操作杵54を押して補助接点56を動作させることに
より、開放状態を通知する開放通知信号が出力される。
また、制御装置18より保持電流制御回路62に開放指
令が入力され、保持電流制御回路62が保持コイル60
への電流の供給を停止すると、引き外しコイル64の状
態に関わらず電磁石58の保持力が消えるため接点は開
放される。
が操作杵54を押して補助接点56を動作させることに
より、開放状態を通知する開放通知信号が出力される。
また、制御装置18より保持電流制御回路62に開放指
令が入力され、保持電流制御回路62が保持コイル60
への電流の供給を停止すると、引き外しコイル64の状
態に関わらず電磁石58の保持力が消えるため接点は開
放される。
【0032】以上のように構成された、直流変電所2に
おいて、受電回路8にて受電した特別高圧の交流電力
は、変成回路10にて所定の直流電力に変換された後、
き電回路14の供給回線SCを介して直流母線DBに供
給され、更に、直流母線DBから直流回線DCを介して
各き電線Lに供給される。
おいて、受電回路8にて受電した特別高圧の交流電力
は、変成回路10にて所定の直流電力に変換された後、
き電回路14の供給回線SCを介して直流母線DBに供
給され、更に、直流母線DBから直流回線DCを介して
各き電線Lに供給される。
【0033】このとき、制御装置18は、各供給回線S
C,及び直流回線DCに接続された各変流器38を介し
て電流の方向とその電流値を検出すると共に、遮断器3
6の補助接点56を介して遮断器36の開閉状態を検出
しており、その検出結果に基づいて異常判定を行い、異
常があると判断すると、所定の遮断器36に開放指令を
出力し事故電流を遮断する等して、直流変電所2内の各
設備を保護する。
C,及び直流回線DCに接続された各変流器38を介し
て電流の方向とその電流値を検出すると共に、遮断器3
6の補助接点56を介して遮断器36の開閉状態を検出
しており、その検出結果に基づいて異常判定を行い、異
常があると判断すると、所定の遮断器36に開放指令を
出力し事故電流を遮断する等して、直流変電所2内の各
設備を保護する。
【0034】ここで、制御装置18において実行される
異常検出処理、即ち地絡検出処理、逆流検出処理、遮断
不能検出処理について詳しく説明する。なお、制御装置
18では、電源が投入されると初期化処理を実行し、後
述するフラグFb,Fj,Fgの値を0に初期化する等
した後、周期的(本実施例では1msec周期毎)に各
異常検出処理を実行する。
異常検出処理、即ち地絡検出処理、逆流検出処理、遮断
不能検出処理について詳しく説明する。なお、制御装置
18では、電源が投入されると初期化処理を実行し、後
述するフラグFb,Fj,Fgの値を0に初期化する等
した後、周期的(本実施例では1msec周期毎)に各
異常検出処理を実行する。
【0035】また、各供給回線SCおよび直流回線DC
に設けられた変流器38は、直流母線DBに流入する電
流を+(プラス)とし、直流母線DBから流出する電流
を−(マイナス)として電流値を読み込むようにされて
いる。まず、直流母線DBが所定の抵抗値を持った状態
で接地された場合(所謂、地絡)を検出する地絡検出処
理を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
に設けられた変流器38は、直流母線DBに流入する電
流を+(プラス)とし、直流母線DBから流出する電流
を−(マイナス)として電流値を読み込むようにされて
いる。まず、直流母線DBが所定の抵抗値を持った状態
で接地された場合(所謂、地絡)を検出する地絡検出処
理を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
【0036】図4に示すように、本処理が実行される
と、まず、S110にて、各供給回線SCおよび直流回
線DCに設けられた全ての変流器38より電流値Iを読
み込み、続くS120にて、読み込んだ電流値を総て加
算して総和電流値Ibを算出してS130に進む。
と、まず、S110にて、各供給回線SCおよび直流回
線DCに設けられた全ての変流器38より電流値Iを読
み込み、続くS120にて、読み込んだ電流値を総て加
算して総和電流値Ibを算出してS130に進む。
【0037】S130では、総和電流値Ibが所定電流
値(本実施例では1000A)以上であるか否かを判断
し、総和電流値Ibが1000Aより小さければ、S1
40に移行してフラグFbを0にセットして本処理を終
了し、総和電流値Ibが1000A以上であれば、S1
50に移行する。
値(本実施例では1000A)以上であるか否かを判断
し、総和電流値Ibが1000Aより小さければ、S1
40に移行してフラグFbを0にセットして本処理を終
了し、総和電流値Ibが1000A以上であれば、S1
50に移行する。
【0038】S150では、総和電流値Ibが所定電流
値(本実施例では5000A)以上であるか否かを判断
し、総和電流値Ibが5000A以上であれば、S16
0に移行して設定時間Tbを所定時間(本実施例では1
0msec)に設定後、S180に進み、総和電流値I
bが5000Aより小さければ、S170に移行して所
定電流5000Aと総和電流値Ibの比に所定時間10
msecを剰じた値を設定時間Tbとして設定後、S1
80に進む。
値(本実施例では5000A)以上であるか否かを判断
し、総和電流値Ibが5000A以上であれば、S16
0に移行して設定時間Tbを所定時間(本実施例では1
0msec)に設定後、S180に進み、総和電流値I
bが5000Aより小さければ、S170に移行して所
定電流5000Aと総和電流値Ibの比に所定時間10
msecを剰じた値を設定時間Tbとして設定後、S1
80に進む。
【0039】S180では、フラグFbが1にセットさ
れているか否かを判断し、フラグFbが1にセットされ
ていれば、そのままS200に移行し、フラグFbが1
にセットされていなければ、S190に移行し、フラグ
Fbを1にセットすると共に、タイマtbをスタートさ
せた後、S200に進む。
れているか否かを判断し、フラグFbが1にセットされ
ていれば、そのままS200に移行し、フラグFbが1
にセットされていなければ、S190に移行し、フラグ
Fbを1にセットすると共に、タイマtbをスタートさ
せた後、S200に進む。
【0040】S200では、タイマtbの値が設定時間
Tb以上であるか否かを判断し、タイマtbの値が設定
時間Tbより小さければ、そのまま本処理を終了し、タ
イマtbの値が設定時間Tb以上であれば、S210に
進む。S210では、全遮断器36に対して開放指令を
出力した後、フラグFbを0にセットし、タイマTbを
停止させて本処理を終了する。
Tb以上であるか否かを判断し、タイマtbの値が設定
時間Tbより小さければ、そのまま本処理を終了し、タ
イマtbの値が設定時間Tb以上であれば、S210に
進む。S210では、全遮断器36に対して開放指令を
出力した後、フラグFbを0にセットし、タイマTbを
停止させて本処理を終了する。
【0041】このように、地絡検出処理においては、直
流母線DBに流入出する電流の総和電流値Ibが、所定
電流(1000A)以上の電流が所定時間以上継続して
流れた場合に異常であると判定しており、しかも、電流
が大きいほど短時間で異常と判定するようにされてい
る。即ち、図5において斜線で示す領域に該当するよう
な電流が流れた場合に、異常と判断されるのであり、総
和電流値Ibが1000Aより小さいか、その継続時間
が10msecに達しない時には、異常と判定されるこ
とはなく、総和電流値Ibが1000Aの時には、50
msec以上継続して電流が流れると異常であると判定
され、総和電流値Ibの増加に反比例して異常と判定さ
れるまでに要する継続時間が短くなり、5000A以上
では、10msec以上継続して電流が流れると異常で
あると判定される。
流母線DBに流入出する電流の総和電流値Ibが、所定
電流(1000A)以上の電流が所定時間以上継続して
流れた場合に異常であると判定しており、しかも、電流
が大きいほど短時間で異常と判定するようにされてい
る。即ち、図5において斜線で示す領域に該当するよう
な電流が流れた場合に、異常と判断されるのであり、総
和電流値Ibが1000Aより小さいか、その継続時間
が10msecに達しない時には、異常と判定されるこ
とはなく、総和電流値Ibが1000Aの時には、50
msec以上継続して電流が流れると異常であると判定
され、総和電流値Ibの増加に反比例して異常と判定さ
れるまでに要する継続時間が短くなり、5000A以上
では、10msec以上継続して電流が流れると異常で
あると判定される。
【0042】通常、供給回線SCから直流母線DBに流
入する電流値の合計と、直流母線DBから直流回線DC
を介して流出する電流値の合計とは、略同じ値になり、
本処理にて算出される総和電流値Ibは、略0Aになら
なければならないのであるが、地絡した場合には、流入
出する電流値が同じにならないため、総和電流値Ibは
0Aにはならないため、この方法により地絡を検出でき
るのである。
入する電流値の合計と、直流母線DBから直流回線DC
を介して流出する電流値の合計とは、略同じ値になり、
本処理にて算出される総和電流値Ibは、略0Aになら
なければならないのであるが、地絡した場合には、流入
出する電流値が同じにならないため、総和電流値Ibは
0Aにはならないため、この方法により地絡を検出でき
るのである。
【0043】次に、電流が一方向に流れるべき回線(本
実施例では供給回線SC)において、所定以上の電流が
逆方向に流れている場合を検出する逆流検出処理を図6
に示すフローチャートに沿って説明する。なお、本処理
は、各供給回線SC毎に実行される。
実施例では供給回線SC)において、所定以上の電流が
逆方向に流れている場合を検出する逆流検出処理を図6
に示すフローチャートに沿って説明する。なお、本処理
は、各供給回線SC毎に実行される。
【0044】図6に示すように、本処理が実行される
と、まず、ステップ310にて、処理の対象となってい
る供給回線SCに設けられた変流器38より電流値Ig
を読み込み、S320に進む。S320では、読み込ん
だ電流値Igが所定電流値(本実施例では−1000
A)以下であるか否か、即ち直流母線DBから流出する
方向(供給回線SCの逆流方向)にその絶対値が100
0A以上の電流が流れたか否かを判断し、電流値Igが
−1000Aより大きければ、即ち直流母線DBに流入
する方向(順方向)に電流が流れたか、逆流方向に流れ
ても1000Aより小さければ、S330に移行してフ
ラグFgを0にセットして本処理を終了し、電流値Ig
が−1000A以下であれば、即ち、逆流方向に100
0A以上の電流が流れたのであれば、S340に移行す
る。
と、まず、ステップ310にて、処理の対象となってい
る供給回線SCに設けられた変流器38より電流値Ig
を読み込み、S320に進む。S320では、読み込ん
だ電流値Igが所定電流値(本実施例では−1000
A)以下であるか否か、即ち直流母線DBから流出する
方向(供給回線SCの逆流方向)にその絶対値が100
0A以上の電流が流れたか否かを判断し、電流値Igが
−1000Aより大きければ、即ち直流母線DBに流入
する方向(順方向)に電流が流れたか、逆流方向に流れ
ても1000Aより小さければ、S330に移行してフ
ラグFgを0にセットして本処理を終了し、電流値Ig
が−1000A以下であれば、即ち、逆流方向に100
0A以上の電流が流れたのであれば、S340に移行す
る。
【0045】S340では、電流値Igが所定電流値
(本実施例では−5000A)以下であるか否か、即
ち、供給回線SCの逆流方向にその絶対値が5000A
以上の電流が流れたか否かを判断し、電流値Igが−5
000A以下であれば、即ち逆流方向に5000A以上
の電流が流れたのであれば、S350に移行して設定時
間Tgを所定時間(本実施例では10msec)に設定
後、S370に進み、電流値Igが−5000Aより大
きければ、即ち、逆流方向にその絶対値が1000A以
上で5000Aより小さい電流が流れたのであれば、S
360に移行して所定電流の絶対値5000Aと読込電
流値の絶対値|Ig|との比に所定時間10msecを
剰じた値を設定時間Tgとして設定後、S370に進
む。
(本実施例では−5000A)以下であるか否か、即
ち、供給回線SCの逆流方向にその絶対値が5000A
以上の電流が流れたか否かを判断し、電流値Igが−5
000A以下であれば、即ち逆流方向に5000A以上
の電流が流れたのであれば、S350に移行して設定時
間Tgを所定時間(本実施例では10msec)に設定
後、S370に進み、電流値Igが−5000Aより大
きければ、即ち、逆流方向にその絶対値が1000A以
上で5000Aより小さい電流が流れたのであれば、S
360に移行して所定電流の絶対値5000Aと読込電
流値の絶対値|Ig|との比に所定時間10msecを
剰じた値を設定時間Tgとして設定後、S370に進
む。
【0046】S370では、フラグFgが1にセットさ
れているか否かを判断し、フラグFgが1にセットされ
ていれば、そのままS390に移行し、フラグFgが1
にセットされていなければ、S380に移行してフラグ
Fgを1にセットすると共に、タイマtgをスタートさ
せた後、S390に進む。
れているか否かを判断し、フラグFgが1にセットされ
ていれば、そのままS390に移行し、フラグFgが1
にセットされていなければ、S380に移行してフラグ
Fgを1にセットすると共に、タイマtgをスタートさ
せた後、S390に進む。
【0047】S390では、タイマtgの値が設定時間
Tg以上であるか否かを判断し、タイマtgの値が設定
時間Tgより小さければ、そのまま本処理を終了し、タ
イマtgの値が設定時間Tg以上であれば、S400に
進む。S400では、全遮断器36に対して開放指令を
出力した後、フラグFgを0にセットし、タイマTgを
停止させて本処理を終了する。
Tg以上であるか否かを判断し、タイマtgの値が設定
時間Tgより小さければ、そのまま本処理を終了し、タ
イマtgの値が設定時間Tg以上であれば、S400に
進む。S400では、全遮断器36に対して開放指令を
出力した後、フラグFgを0にセットし、タイマTgを
停止させて本処理を終了する。
【0048】つまり、逆流検出処理においては、供給回
線SCに、所定電流(逆流方向に1000A)以上の電
流が所定時間以上流れた場合に異常であると判断してお
り、しかも、電流の大きさに応じて、電流が大きいほど
短時間で異常と判断するようにされている。なお、異常
であると判断される領域は、図5において、総和電流値
Ibを電流値Igに置き換えて、その値をマイナスにし
た場合と同じになる。
線SCに、所定電流(逆流方向に1000A)以上の電
流が所定時間以上流れた場合に異常であると判断してお
り、しかも、電流の大きさに応じて、電流が大きいほど
短時間で異常と判断するようにされている。なお、異常
であると判断される領域は、図5において、総和電流値
Ibを電流値Igに置き換えて、その値をマイナスにし
た場合と同じになる。
【0049】次に、遮断器36が開放されているにも関
わらず、電流が流れ続けている場合を検出する遮断不能
検出処理を図7に示すフローチャートに沿って説明す
る。なお、本処理は、各回線SC,DC,BC毎に実行
される。図7に示すように、本処理が実行されると、ま
ず、S410にて、処理の対象となっている回線SCま
たはDC,BCに設けられた遮断器36の補助接点56
の出力である遮断器36の開閉状態Pjを読み込み、S
420にて、遮断器36は開放状態にあるか否かを判断
し、開放状態であれば、S430に移行して変流器38
を介して電流値Ijを読み込む。
わらず、電流が流れ続けている場合を検出する遮断不能
検出処理を図7に示すフローチャートに沿って説明す
る。なお、本処理は、各回線SC,DC,BC毎に実行
される。図7に示すように、本処理が実行されると、ま
ず、S410にて、処理の対象となっている回線SCま
たはDC,BCに設けられた遮断器36の補助接点56
の出力である遮断器36の開閉状態Pjを読み込み、S
420にて、遮断器36は開放状態にあるか否かを判断
し、開放状態であれば、S430に移行して変流器38
を介して電流値Ijを読み込む。
【0050】続くS440では、読み込んだ電流値の絶
対値|Ij|が、所定電流(本実施例では1000A)
以上か否かを判断し、所定電流以上であれば、S450
に移行する。なお、S440にて、読み込んだ電流値の
絶対値|Ij|が1000Aより小さい場合、また、先
のS420にて遮断器36は開放状態でないと判断され
た場合には、S490に移行し、フラグFjを0にセッ
トした後、本処理を終了する。
対値|Ij|が、所定電流(本実施例では1000A)
以上か否かを判断し、所定電流以上であれば、S450
に移行する。なお、S440にて、読み込んだ電流値の
絶対値|Ij|が1000Aより小さい場合、また、先
のS420にて遮断器36は開放状態でないと判断され
た場合には、S490に移行し、フラグFjを0にセッ
トした後、本処理を終了する。
【0051】S450では、フラグFjが1にセットさ
れているか否かを判断し、1にセットされていればその
ままS470に移行し、1にセットされていなければS
460に移行して、フラグFjを1にセットしタイマt
jをスタートさせた後、S470に移行する。
れているか否かを判断し、1にセットされていればその
ままS470に移行し、1にセットされていなければS
460に移行して、フラグFjを1にセットしタイマt
jをスタートさせた後、S470に移行する。
【0052】S470では、タイマtjがスタートして
から所定時間(本実施例では、100msec)が経過
したか否かを判断し、所定時間が経過していなければ、
そのまま本処理を終了し、所定時間が経過していれば、
S480に移行する。S480では、本処理の対象とな
った回線SCまたはDC,BCに接続された遮断器36
以外の全遮断器36に対して開放指令を出力した後、フ
ラグFjを0にセットし、タイマTjを停止後、本処理
を終了する。
から所定時間(本実施例では、100msec)が経過
したか否かを判断し、所定時間が経過していなければ、
そのまま本処理を終了し、所定時間が経過していれば、
S480に移行する。S480では、本処理の対象とな
った回線SCまたはDC,BCに接続された遮断器36
以外の全遮断器36に対して開放指令を出力した後、フ
ラグFjを0にセットし、タイマTjを停止後、本処理
を終了する。
【0053】つまり、何等かの原因で遮断器36が作動
し、補助接点56により遮断器36の開放が検出された
にも関わらず、所定値(1000A)以上の電流が所定
時間(100msec)以上流れ続けた場合、遮断器3
6は、遮断不能に陥っているものと判断している。
し、補助接点56により遮断器36の開放が検出された
にも関わらず、所定値(1000A)以上の電流が所定
時間(100msec)以上流れ続けた場合、遮断器3
6は、遮断不能に陥っているものと判断している。
【0054】このような遮断不能の原因としては、例え
ば、遮断器36の開放時に接点間に生じるアークが消滅
しない場合があり、これを検出するために従来装置で
は、アーク検知器92を備えていたが、本処理によりこ
れと同等の機能を実現できるのである。
ば、遮断器36の開放時に接点間に生じるアークが消滅
しない場合があり、これを検出するために従来装置で
は、アーク検知器92を備えていたが、本処理によりこ
れと同等の機能を実現できるのである。
【0055】以上説明したように、直流直流変電所2に
おいては、各供給回線SCおよび直流回線DCには、変
流器38と遮断器36とが接続され、更に、遮断器36
には補助接点56が設けられており、制御装置18は、
変流器38および補助接点56により検出される電流値
とその流入出方向、及び、遮断器36の開閉状態に基づ
き、地絡検出処理、逆流検出処理、遮断不能検出処理と
いった各種異常検出処理を行っている。
おいては、各供給回線SCおよび直流回線DCには、変
流器38と遮断器36とが接続され、更に、遮断器36
には補助接点56が設けられており、制御装置18は、
変流器38および補助接点56により検出される電流値
とその流入出方向、及び、遮断器36の開閉状態に基づ
き、地絡検出処理、逆流検出処理、遮断不能検出処理と
いった各種異常検出処理を行っている。
【0056】つまり、従来装置に設けられていた逆流継
電器86やアーク検知器92を用いることなく、逆流検
出処理や遮断不能検出処理により、供給回線SCにおけ
る電流の逆流、や、各回線SC,DC,BCに設けられ
た遮断器36の遮断不能といった異常を検出できる。
電器86やアーク検知器92を用いることなく、逆流検
出処理や遮断不能検出処理により、供給回線SCにおけ
る電流の逆流、や、各回線SC,DC,BCに設けられ
た遮断器36の遮断不能といった異常を検出できる。
【0057】また、各回線SC,DC,BCにおける電
流値は、制御装置18に集められて制御されるため、各
回線SC,DC,BC毎に電流の最大値を検出する処理
プログラムと、該処理プログラムにて検出された最大値
を格納するメモリと、必要に応じてメモリに格納された
最大値を表示可能な表示装置とを用意すれば、従来装置
に設けられていた残留指針付直流電流計90を必要とす
ることなく、電流の最大値を記録することができる。し
かも、従来装置のように残留指針付直流電流計90が取
り付けられている現場へ行かなくても、データを読み取
ったり、値の初期化ができるので点検も容易にできる。
流値は、制御装置18に集められて制御されるため、各
回線SC,DC,BC毎に電流の最大値を検出する処理
プログラムと、該処理プログラムにて検出された最大値
を格納するメモリと、必要に応じてメモリに格納された
最大値を表示可能な表示装置とを用意すれば、従来装置
に設けられていた残留指針付直流電流計90を必要とす
ることなく、電流の最大値を記録することができる。し
かも、従来装置のように残留指針付直流電流計90が取
り付けられている現場へ行かなくても、データを読み取
ったり、値の初期化ができるので点検も容易にできる。
【0058】このように、本実施例によれば、従来装置
に比べて、逆流継電器86、アーク検知器92、残留指
針付直流電流計90等を省略することができるため、設
備全体を小型化できると共に、これらの装置で消費され
ていた電力が削減されるので、設備全体の消費電力を低
減できる。
に比べて、逆流継電器86、アーク検知器92、残留指
針付直流電流計90等を省略することができるため、設
備全体を小型化できると共に、これらの装置で消費され
ていた電力が削減されるので、設備全体の消費電力を低
減できる。
【0059】更に、各回線SC,DC,BCの電流値及
び電流の方向を検出する変流器38は、従来装置のアー
ク検知器92等とは異なり、任意な位置に取り付けるこ
とができるため、比較的安全な位置に配設することがで
き、しかも、アーク検知器92に比べて、取付や調整に
精度を要することがなく、また、経年変化も殆どないの
で、取付や保全が容易になると共に、安定した機能を実
現できる。
び電流の方向を検出する変流器38は、従来装置のアー
ク検知器92等とは異なり、任意な位置に取り付けるこ
とができるため、比較的安全な位置に配設することがで
き、しかも、アーク検知器92に比べて、取付や調整に
精度を要することがなく、また、経年変化も殆どないの
で、取付や保全が容易になると共に、安定した機能を実
現できる。
【0060】また、本実施例によれば、各回線SC,D
C,BCにおける電流値は、制御装置18に集められて
一括して制御されるため、制御装置18において、これ
ら電流値の演算や判定を容易に行うことができ、その結
果、本実施例によれば、従来装置では検出できなかった
直流母線DBの地絡事故を検出できる。
C,BCにおける電流値は、制御装置18に集められて
一括して制御されるため、制御装置18において、これ
ら電流値の演算や判定を容易に行うことができ、その結
果、本実施例によれば、従来装置では検出できなかった
直流母線DBの地絡事故を検出できる。
【0061】即ち、直流母線DBが地絡することによ
り、負荷電流と同程度の事故電流が流れた場合、従来装
置では、各回線毎に電流の大きさを検出しているので、
事故電流か負荷電流かを区別できないのであるが、本実
施例によれば、地絡検出処理において各回線SC,DC
を介して正常に直流母線DBに流入出する電流値の総和
を求めることにより、正常な経路以外での電流の流入出
があれば、総和電流値Ibが0Aから大きく外れるた
め、これに基づき地絡事故を検出できるのである。
り、負荷電流と同程度の事故電流が流れた場合、従来装
置では、各回線毎に電流の大きさを検出しているので、
事故電流か負荷電流かを区別できないのであるが、本実
施例によれば、地絡検出処理において各回線SC,DC
を介して正常に直流母線DBに流入出する電流値の総和
を求めることにより、正常な経路以外での電流の流入出
があれば、総和電流値Ibが0Aから大きく外れるた
め、これに基づき地絡事故を検出できるのである。
【0062】また更に、制御装置18により各回線に流
れる電流の監視、遮断器36の接点の監視、および遮断
器36の開閉制御を行っているので、これらに基づき設
備各部の動作確認を行うプログラムを用意すれば、自動
的に設備の点検等を行わせることができ、保全の省力化
を図ることができる。
れる電流の監視、遮断器36の接点の監視、および遮断
器36の開閉制御を行っているので、これらに基づき設
備各部の動作確認を行うプログラムを用意すれば、自動
的に設備の点検等を行わせることができ、保全の省力化
を図ることができる。
【0063】次に、き電区分所4およびき電タイポスト
6について説明する。き電区分所4は、図8に示すよう
に、き電回路68と制御装置70とからなり、き電回路
68は、直流変電所2のき電回路14において供給回線
SCを省略したものと全く同じ構成であり、また、制御
装置70は、変流器38を介して各直流回路DCおよび
予備回路BCの電流値および電流の方向と、遮断器36
の補助接点56を介して遮断器36の開閉状態とを検出
し、これらの検出値に基づき異常判定および遮断器36
に対する開放指令の出力等を行う。なお、制御装置70
においては、直流回線DCおよび予備回線BCを対象と
した地絡検出処理,遮断不能検出処理が実行される。
6について説明する。き電区分所4は、図8に示すよう
に、き電回路68と制御装置70とからなり、き電回路
68は、直流変電所2のき電回路14において供給回線
SCを省略したものと全く同じ構成であり、また、制御
装置70は、変流器38を介して各直流回路DCおよび
予備回路BCの電流値および電流の方向と、遮断器36
の補助接点56を介して遮断器36の開閉状態とを検出
し、これらの検出値に基づき異常判定および遮断器36
に対する開放指令の出力等を行う。なお、制御装置70
においては、直流回線DCおよび予備回線BCを対象と
した地絡検出処理,遮断不能検出処理が実行される。
【0064】また次に、き電タイポスト6は、図9に示
すように、き電回路72と制御装置74とからなり、き
電回路72は、き電回路72を各き電線Lから夫々切り
離す2つの断路器34と、該2つの断路器34の間に設
けられた遮断器36aとを有し、更に、遮断器36aと
各断路器34との間には、直流変電所2およびき電区分
所4の直流回線SCと同様に、電流値および電流の方向
を検出する変流器38と、変流器42を介して接続され
た故障選択装置40aと、き電線Lを介して異常電圧が
き電タイポスト6内に侵入することを防ぐための避雷器
46とが夫々接続されている。
すように、き電回路72と制御装置74とからなり、き
電回路72は、き電回路72を各き電線Lから夫々切り
離す2つの断路器34と、該2つの断路器34の間に設
けられた遮断器36aとを有し、更に、遮断器36aと
各断路器34との間には、直流変電所2およびき電区分
所4の直流回線SCと同様に、電流値および電流の方向
を検出する変流器38と、変流器42を介して接続され
た故障選択装置40aと、き電線Lを介して異常電圧が
き電タイポスト6内に侵入することを防ぐための避雷器
46とが夫々接続されている。
【0065】なお、故障選択装置40aは、△I−△E
形と呼ばれるものが使用され、電流の変化だけでなく、
電圧の変化も検出して短絡、地絡等の事故を検出してい
る。このため、遮断器36aを挟んで一方の側には、直
流変圧器76が接続されており、その出力は、各故障選
択装置40aに入力されている。また、き電タイポスト
6では、き電線Lが短絡等した場合、短絡場所に応じて
どちらの方向にも事故電流が流れ、しかも、遮断器36
aは一つしか設けられていないため、遮断器36aは、
直流変電所2およびき電区分所4にて使用される単方向
性のものではなく、いずれの方向の事故電流も遮断でき
る両方向性のものが使用される。
形と呼ばれるものが使用され、電流の変化だけでなく、
電圧の変化も検出して短絡、地絡等の事故を検出してい
る。このため、遮断器36aを挟んで一方の側には、直
流変圧器76が接続されており、その出力は、各故障選
択装置40aに入力されている。また、き電タイポスト
6では、き電線Lが短絡等した場合、短絡場所に応じて
どちらの方向にも事故電流が流れ、しかも、遮断器36
aは一つしか設けられていないため、遮断器36aは、
直流変電所2およびき電区分所4にて使用される単方向
性のものではなく、いずれの方向の事故電流も遮断でき
る両方向性のものが使用される。
【0066】そして、制御装置74では、き電区分所4
と同様に、地絡検出処理、遮断不能検出処理が実行され
る。なお、き電タイポスト6は、遮断器36aと一方の
回線の変流器42との間が直流母線CBに相当し、この
直流母線CBに2本の直流回線DCが接続され、一方の
直流回線DCにおいて遮断器36aが省略されたものと
みなすことができる。また、両方向性の遮断器36aの
代わりに単方向性の遮断器36を夫々逆方向の電流を遮
断するように配置して、き電タイポスト6を構成しても
よく、この場合、2つの遮断器36の間が直流母線CB
に相当し、この直流母線CBに、直流変電所2およびき
電区分所4と略同様の直流回線DCが接続された構成と
なる。
と同様に、地絡検出処理、遮断不能検出処理が実行され
る。なお、き電タイポスト6は、遮断器36aと一方の
回線の変流器42との間が直流母線CBに相当し、この
直流母線CBに2本の直流回線DCが接続され、一方の
直流回線DCにおいて遮断器36aが省略されたものと
みなすことができる。また、両方向性の遮断器36aの
代わりに単方向性の遮断器36を夫々逆方向の電流を遮
断するように配置して、き電タイポスト6を構成しても
よく、この場合、2つの遮断器36の間が直流母線CB
に相当し、この直流母線CBに、直流変電所2およびき
電区分所4と略同様の直流回線DCが接続された構成と
なる。
【0067】このように、き電区分所4およびき電タイ
ポスト6のき電回路68,72に電流を検出する変流器
38を設けると共に、遮断器36,36aに補助接点を
設け、制御装置70,74にて変流器38および補助接
点の検出値に基づき異常検出処理を行うように構成する
ことにより、き電区分所4およびき電タイポスト6にお
いても、直流変電所2の場合と略同様の効果を得ること
ができる。
ポスト6のき電回路68,72に電流を検出する変流器
38を設けると共に、遮断器36,36aに補助接点を
設け、制御装置70,74にて変流器38および補助接
点の検出値に基づき異常検出処理を行うように構成する
ことにより、き電区分所4およびき電タイポスト6にお
いても、直流変電所2の場合と略同様の効果を得ること
ができる。
【0068】次に、上記実施例では、一対の上り線/下
り線に対して直流電力を供給するき電設備について説明
したが、複数対の上り線/下り線に対して電流を供給す
るき電設備について説明する。図10は、この場合の直
流変電所2aの構成を示す概略構成図である。
り線に対して直流電力を供給するき電設備について説明
したが、複数対の上り線/下り線に対して電流を供給す
るき電設備について説明する。図10は、この場合の直
流変電所2aの構成を示す概略構成図である。
【0069】図10に示すように、直流変電所2aは、
各一対のき電線L1,L2に夫々電力を供給するき電回
路14a,14bと、き電回路14a,14b毎に設け
られた制御装置18a、18bとを有しており、しか
も、各き電回路14a,14bを構成する直流母線D
B,DBが断路器78を介して互いに接続されている。
各一対のき電線L1,L2に夫々電力を供給するき電回
路14a,14bと、き電回路14a,14b毎に設け
られた制御装置18a、18bとを有しており、しか
も、各き電回路14a,14bを構成する直流母線D
B,DBが断路器78を介して互いに接続されている。
【0070】なお、き電回路14a,14bは、断路器
78を介して直流母線DB,DBが互いに接続されてい
る点以外は、上述の直流変電所2のき電回路14と全く
同様の構成をしているので、ここでは説明を省略する。
また、各き電回路14a,14bには、変成回路10,
平滑回路(図示せず)等も接続されているが、これらに
ついても同様に説明を省略する。
78を介して直流母線DB,DBが互いに接続されてい
る点以外は、上述の直流変電所2のき電回路14と全く
同様の構成をしているので、ここでは説明を省略する。
また、各き電回路14a,14bには、変成回路10,
平滑回路(図示せず)等も接続されているが、これらに
ついても同様に説明を省略する。
【0071】また、断路器78には、上述の遮断器36
と同様に接点の開閉状態を検出する補助接点(図示せ
ず)が取り付けられており、その出力は各制御装置18
a,18bに入力されている。更に、各制御装置18
a,18bは、互いに通信線SLで接続されており、こ
の通信線SLを介して、各き電回路14a,14bにお
ける各回線SC,DC,BCの電流値や遮断器36の開
閉状態、および異常検出処理の結果等が互いに入出力さ
れる。そして、断路器78が開放されている場合には、
各制御装置18a,18bは、夫々のき電回路14a,
14bの内部だけで、上述の各種異常検出処理を行う。
一方、断路器78が閉じている場合、地絡検出処理の際
には、主となる制御装置18aは、他方の制御装置18
bから、き電回路14bに関する電流値,遮断器の開閉
状態といった検出値を通信線SLを介して入力し、自ら
検出したき電回路14aに関する検出値と共に処理を実
行する。そして、異常判定の結果、異常がある場合、き
電回路14aの遮断器36に対して開放指令を出力する
と共に、制御装置18bに、通信線SLを介して判定結
果を通知し、き電回路14bの遮断器36に対して開放
指令を出力させ、各遮断器36を動作させる。
と同様に接点の開閉状態を検出する補助接点(図示せ
ず)が取り付けられており、その出力は各制御装置18
a,18bに入力されている。更に、各制御装置18
a,18bは、互いに通信線SLで接続されており、こ
の通信線SLを介して、各き電回路14a,14bにお
ける各回線SC,DC,BCの電流値や遮断器36の開
閉状態、および異常検出処理の結果等が互いに入出力さ
れる。そして、断路器78が開放されている場合には、
各制御装置18a,18bは、夫々のき電回路14a,
14bの内部だけで、上述の各種異常検出処理を行う。
一方、断路器78が閉じている場合、地絡検出処理の際
には、主となる制御装置18aは、他方の制御装置18
bから、き電回路14bに関する電流値,遮断器の開閉
状態といった検出値を通信線SLを介して入力し、自ら
検出したき電回路14aに関する検出値と共に処理を実
行する。そして、異常判定の結果、異常がある場合、き
電回路14aの遮断器36に対して開放指令を出力する
と共に、制御装置18bに、通信線SLを介して判定結
果を通知し、き電回路14bの遮断器36に対して開放
指令を出力させ、各遮断器36を動作させる。
【0072】なお、逆流検出処理や遮断不能検出処理
は、断路器78が閉じていても各制御装置18a,18
b毎に実行されるが、その判定結果は、通信線SLを介
して互いに他の制御装置18a,18bに通知され、各
き電回路14a,14bの遮断器36は、互いに他のき
電回路14a,14bの状態に連動して制御される。
は、断路器78が閉じていても各制御装置18a,18
b毎に実行されるが、その判定結果は、通信線SLを介
して互いに他の制御装置18a,18bに通知され、各
き電回路14a,14bの遮断器36は、互いに他のき
電回路14a,14bの状態に連動して制御される。
【0073】従って、複数対のき電線L1,L2に電力
を供給する直流変電所2aのような構成においても、上
述の直流変電所2の場合と同様の効果を得ることができ
る。以上、実施例について詳述したが、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において、様々な態様で実施することができ
る。
を供給する直流変電所2aのような構成においても、上
述の直流変電所2の場合と同様の効果を得ることができ
る。以上、実施例について詳述したが、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において、様々な態様で実施することができ
る。
【0074】例えば、上記実施例では、異常検出処理に
て異常と判断した場合に、全ての遮断器36を開放する
ように制御しているが、異常と判断された内容に応じて
その異常に関連の深い遮断器36のみを開放するように
してもよい。また、直流変電所2の供給回線SCにおい
て、遮断器36の代わりに断路器を使用してもよく、こ
の場合、制御装置18が、異常検出処理にて異常を検出
した際に、変成回路10の交流遮断器20を開放するよ
うに構成してもよい。
て異常と判断した場合に、全ての遮断器36を開放する
ように制御しているが、異常と判断された内容に応じて
その異常に関連の深い遮断器36のみを開放するように
してもよい。また、直流変電所2の供給回線SCにおい
て、遮断器36の代わりに断路器を使用してもよく、こ
の場合、制御装置18が、異常検出処理にて異常を検出
した際に、変成回路10の交流遮断器20を開放するよ
うに構成してもよい。
【0075】次に、上記実施例では、直流変電所2,き
電区分所4,き電タイポスト6の各制御装置18,7
0,74は、夫々設備内のみで異常検出処理を行い、遮
断器36の開閉制御を行っているが、互いに隣接する設
備2,4,6の各制御装置18,70,74を信号線で
接続し、夫々の制御装置18,70,74にて実行され
る異常検出処理の結果、異常があった場合に、信号線を
介して隣接する設備の制御装置18,70,74に異常
を通知し、連動して遮断器36を動作させるようにして
もよい。
電区分所4,き電タイポスト6の各制御装置18,7
0,74は、夫々設備内のみで異常検出処理を行い、遮
断器36の開閉制御を行っているが、互いに隣接する設
備2,4,6の各制御装置18,70,74を信号線で
接続し、夫々の制御装置18,70,74にて実行され
る異常検出処理の結果、異常があった場合に、信号線を
介して隣接する設備の制御装置18,70,74に異常
を通知し、連動して遮断器36を動作させるようにして
もよい。
【0076】また、上記実施例では、直流回線DCに、
遮断器36と断路器34とが別々に接続されているが、
断路器を内蔵した遮断器を遮断器36が接続されている
位置に接続してもよい。また更に、上記実施例の遮断器
36では、開放指令に応じて、保持コイル60に流れる
電流を切ることにより、接点を開放するようにしている
が、引き外しコイル64に流れる電流を制御して接点を
開放するようにしてもよい。また、遮断器36として、
電気的に接点の開閉動作が制御されるものを用いている
が、機械的に接点の開閉動作が制御されるものを用いて
もよい。
遮断器36と断路器34とが別々に接続されているが、
断路器を内蔵した遮断器を遮断器36が接続されている
位置に接続してもよい。また更に、上記実施例の遮断器
36では、開放指令に応じて、保持コイル60に流れる
電流を切ることにより、接点を開放するようにしている
が、引き外しコイル64に流れる電流を制御して接点を
開放するようにしてもよい。また、遮断器36として、
電気的に接点の開閉動作が制御されるものを用いている
が、機械的に接点の開閉動作が制御されるものを用いて
もよい。
【図1】 本実施例の直流変電所2の概略構成図であ
る。
る。
【図2】 本実施例の鉄道の直流電化区間におけるき電
設備の概要を示す説明図である。
設備の概要を示す説明図である。
【図3】 遮断器36の接点の開閉動作に関する部分の
みの構成を示す説明図である。
みの構成を示す説明図である。
【図4】 制御装置18にて実行される地絡検出処理の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】 地絡検出処理により異常であると判断される
領域を示す説明図である。
領域を示す説明図である。
【図6】 制御装置18にて実行される逆流検出処理の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】 制御装置18にて実行される遮断不能検出処
理のフローチャートである。
理のフローチャートである。
【図8】 き電区分所4の概略構成図である。
【図9】 き電タイポスト6の概略構成図である。
【図10】 複数のき電回路14a,14bを有する直
流変電所2の概略構成図である。
流変電所2の概略構成図である。
【図11】 従来の直流変電所におけるき電回路の概略
構成図である。
構成図である。
2,2a…直流変電所 4…き電区分所 6…
き電タイポスト 8…受電回路 10…変成回路 12…高圧配電回
路 14,14a,14b,68,72…き電回路 16
…平滑回路 18,18a,18b,70,74…制御装置 20
…交流遮断器 22,34,44,78…断路器 24…変圧器
26…シリコン整流器 28,38,42…変流器 36,36a…遮断器 40,40a…故障選択装置 48…固定接点 5
0…可動接点 52…開放バネ 54…操作杵 56…補助接点
58…電磁石 60…保持コイル 62…保持電流制御回路 64
…引き外しコイル 66…誘導分路 76…直流変圧器 DB…直流母
線 CB…共通母線 SC…供給回路 DC…直流回路 BC…予備回路
き電タイポスト 8…受電回路 10…変成回路 12…高圧配電回
路 14,14a,14b,68,72…き電回路 16
…平滑回路 18,18a,18b,70,74…制御装置 20
…交流遮断器 22,34,44,78…断路器 24…変圧器
26…シリコン整流器 28,38,42…変流器 36,36a…遮断器 40,40a…故障選択装置 48…固定接点 5
0…可動接点 52…開放バネ 54…操作杵 56…補助接点
58…電磁石 60…保持コイル 62…保持電流制御回路 64
…引き外しコイル 66…誘導分路 76…直流変圧器 DB…直流母
線 CB…共通母線 SC…供給回路 DC…直流回路 BC…予備回路
Claims (4)
- 【請求項1】 電車の運転に使用する直流電力を供給す
るために設けられた複数のき電線に夫々接続された複数
の直流回線と、 該複数の直流回線の一端を夫々接続する直流母線と、 上記直流回線毎に設けられ、該直流回線に流れる電流を
遮断するための接点を有し、当該直流回線に所定以上の
電流が流れた場合、或は外部からの開放指令が入力され
た場合に上記接点を開放する遮断手段と、 を備えたき電設備の保護装置であって、 上記直流回線毎に設けられ、該直流回線を流れる電流値
及び電流方向を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段が検出する電流値及び電流方向に基づい
て上記直流母線に流入出する電流の異常を判定し、異常
があると判断した場合には、所定の遮断手段に開放指令
を出力する演算手段と、 を設けたことを特徴とするき電設備の保護装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のき電設備の保護装置に
おいて、 上記演算手段は、 上記電流検出手段の検出結果に基づき、上記直流母線に
流入する全電流値と該直流母線から流出する全電流値と
の差を算出する算出手段と、 該算出手段にて算出された算出値の絶対値が所定値以上
か否かを判定し、該算出値が所定値以上である場合に、
異常があると判断する地絡判定手段と、 を備えたことを特徴とするき電設備の保護装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のき電設
備の保護装置において、 上記遮断手段毎に、上記接点の動作状態を監視する接点
監視手段を設け、 更に、上記演算手段は、 上記接点監視手段の検出結果に基づき、上記各遮断手段
が開放状態にあるか否かを判定する開放判定手段と、 開放状態にあると判断された遮断手段を有する上記直流
回線の上記電流検出手段により検出された電流値が所定
値以上か否かを判定し、該電流値が所定値以上である場
合に、異常があると判断する遮断不能判定手段と、 を備えたことを特徴とするき電設備の保護装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載のき電設備の保護装置において、 上記直流母線に直流電力を供給する少なくとも1本の供
給回線と、 該供給回線に設けられ、該供給回線に所定以上の電流が
流れた場合、或は外部からの開放指令が入力された場合
に、上記直流母線との接続を開放する遮断手段と、 上記供給回線を流れる電流の電流値及び流入出方向を検
出する電流検出手段と、 を備え、 更に、上記演算手段は、 上記供給回線に接続された上記電流検出手段により検出
された電流が電力供給方向に流れているか否かを判断
し、電力供給方向とは逆方向に流れている場合に、異常
があると判断する逆流判定手段を備えたことを特徴とす
るき電設備の保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01009395A JP3157691B2 (ja) | 1994-11-25 | 1995-01-25 | き電設備の保護装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29138394 | 1994-11-25 | ||
| JP6-291383 | 1994-11-25 | ||
| JP01009395A JP3157691B2 (ja) | 1994-11-25 | 1995-01-25 | き電設備の保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08205377A true JPH08205377A (ja) | 1996-08-09 |
| JP3157691B2 JP3157691B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=26345287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01009395A Expired - Fee Related JP3157691B2 (ja) | 1994-11-25 | 1995-01-25 | き電設備の保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3157691B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008504795A (ja) * | 2004-06-26 | 2008-02-14 | コリア レイルロード リサーチ インスティテュート | 非接地の直流電力供給システムのための地絡保護リレーシステムおよびその制御方法 |
| JP2008055918A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Meidensha Corp | 直流き電系統の制御方式 |
| JP2011053189A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Toshiba Corp | 直流電気鉄道の地絡検出装置 |
| JP2012122998A (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-28 | General Electric Co <Ge> | 遮断器状態を使用してアーク事象を検出するための方法、システム、および装置 |
| JP2015067241A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社東芝 | 直流き電保護制御システム |
| JP2016067073A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-28 | 株式会社前川製作所 | 機械式限流器 |
| JP2017215293A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 西日本旅客鉄道株式会社 | 電鉄用き電回路故障点標定システムおよび電鉄用き電回路故障点標定方法 |
| JP2018503237A (ja) * | 2014-11-04 | 2018-02-01 | ホーカー・シドレー・スイッチギア・リミテッド | Dc回路遮断器及び断路器 |
| JP2019527017A (ja) * | 2016-09-02 | 2019-09-19 | スーパーグリッド インスティテュート | 短絡回路故障からネットワークを保護しながら、当該ネットワーク内でdc電流を送信することができる装置を制御する方法 |
| JP2021069155A (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-30 | 株式会社日立製作所 | 直流送電システムの保護制御装置及び方法 |
| JP2022101868A (ja) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社日立製作所 | 変電システムおよび変電システムの制御方法 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP01009395A patent/JP3157691B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2016067073A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-28 | 株式会社前川製作所 | 機械式限流器 |
| JP2018503237A (ja) * | 2014-11-04 | 2018-02-01 | ホーカー・シドレー・スイッチギア・リミテッド | Dc回路遮断器及び断路器 |
| JP2017215293A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 西日本旅客鉄道株式会社 | 電鉄用き電回路故障点標定システムおよび電鉄用き電回路故障点標定方法 |
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| JP2021069155A (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-30 | 株式会社日立製作所 | 直流送電システムの保護制御装置及び方法 |
| JP2022101868A (ja) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社日立製作所 | 変電システムおよび変電システムの制御方法 |
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|---|---|
| JP3157691B2 (ja) | 2001-04-16 |
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