JPH08206986A - 吸着装置 - Google Patents

吸着装置

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JPH08206986A
JPH08206986A JP7015379A JP1537995A JPH08206986A JP H08206986 A JPH08206986 A JP H08206986A JP 7015379 A JP7015379 A JP 7015379A JP 1537995 A JP1537995 A JP 1537995A JP H08206986 A JPH08206986 A JP H08206986A
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Shigekazu Nagai
茂和 永井
Masayoshi Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】細菌等の繁殖を抑え、耐用期間が長く、また、
短時間で容易に、しかも確実に洗浄ができる吸着装置を
提供することを目的とする。 【構成】吸着用パッド12とアダプタ14とからなる吸
着装置10において、前記吸着用パッド12は抗菌性の
ある物質をシリコーンゴムの如き耐熱性のある可撓性材
料に混入して形成され、前記アダプタ14は、アダプタ
14と吸着用パッド12との連結部に洗浄用媒体を供給
するための通路30および導出孔32a、32b、32
cを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークを吸着し、ある
いは、吸着後、このワークを保持して搬送するための吸
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、ワークを搬送するため
に、真空吸引源に連結される吸着装置が用いられてい
る。
【0003】この種の従来技術に係る吸着装置に使用さ
れる吸着用パッドは可撓性材料で成形され、スカート部
と、該スカート部に一体的に連接される円筒状の根本部
とからなる。前記根本部は負圧生成用の孔部を有し、該
孔部には当該吸着用パッドを保持するためのアダプタの
一端部が係合する。該アダプタには貫通孔が画成され、
前記孔部と前記貫通孔とは同軸的に連通する。貫通孔の
他端部はチューブを介して真空吸引源に連通される。
【0004】吸着装置を用いてワークを搬送する場合、
前記吸着用パッドのスカート部の端部をワークに接触さ
せ、真空吸引源を付勢してスカート部の内部の空気を根
本部、アダプタ、チューブを介して吸引する。すなわ
ち、スカート部の内部の減圧作用下にワークを吸着す
る。ワークの搬送は、アダプタに装着された取付部材を
ロボットのアームの変位動作により変位させて行う。そ
の後、スカート部の内部に圧縮空気を導入し、負圧状態
を解除して吸着用パッドからワークを離脱させる。
【0005】たとえば、このような吸着装置が食品製造
ラインに使用される場合、厳重な衛生管理が要求され
る。従って、吸着装置は常に清潔に保たれなければなら
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の吸着装置
を用いて包装された食品を搬送する際、包装の破損等に
より食品が直接吸着用パッドに触れると、吸着用パッド
に細菌等が繁殖する懸念がある。さらにその吸着用パッ
ドが他の搬送物に触れ、食品の品質を低下させるおそれ
がある。特に、吸着用パッドに凹凸がある場合、その凹
凸の洗浄が困難で細菌等が繁殖しやすい。
【0007】そこで、この不都合を克服するために、搬
送工程の合間に吸着用パッドを加熱洗浄する工程を設
け、細菌等の繁殖を抑えるようにしている。しかし、こ
の加熱洗浄の方法では時間がかかり、また、吸着用パッ
ドが変形する懸念があり、そのため、該吸着用パッドの
耐用期間が短くなるという不都合があった。
【0008】本発明は前記の不都合を克服するためにな
されたものであり、細菌等の繁殖を抑え、耐用期間が長
く、また、短時間で容易に、しかも確実に洗浄ができる
吸着装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、吸着用パッドおよびそれを保持するア
ダプタからなる吸着装置において、前記吸着用パッドは
抗菌性のある物質を含む材料で成形されることを特徴と
する。
【0010】この場合、前記吸着用パッドは耐熱性のあ
る可撓性材料で成形されると好適である。湯または蒸気
のような、高温の物質が洗浄用媒体として用いられるか
らである。
【0011】さらに、本発明は、前記アダプタが前記吸
着用パッドと前記アダプタとの連結部に連通する通路を
有し、前記通路を介して洗浄用媒体を供給することを特
徴とする。
【0012】この場合、洗浄用媒体は前記のように湯ま
たは蒸気として前記連結部に供給される。
【0013】
【作用】本発明によれば、吸着用パッドが食品に触れて
も抗菌性のある物質により細菌等の繁殖を抑え、さら
に、吸着用パッドを長時間加熱し、または高温加熱殺菌
をしても、前記吸着用パッドが熱で変形しない。
【0014】また、アダプタに画成された通路から、前
記アダプタと前記吸着用パッドの連結部に前記通路を介
して洗浄用媒体を供給することで、当該吸着装置を分解
することなく短時間で容易に、しかも確実に連結部の洗
浄を行うことができる。
【0015】
【実施例】本発明に係る吸着装置について、好適な実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【0016】図1において、参照符号10は、本実施例
に係る吸着装置を示す。この吸着装置10は、基本的に
は、吸着用パッド12およびそれを保持するアダプタ1
4からなり、吸着用パッド12は、例えば、金、銀、
銅、亜鉛またはこれらの化合物の如き抗菌性を有し、且
つ、耐熱性のある物質をシリコーンゴム等の耐熱性のあ
る可撓性材料に混入して形成される。この一例として、
特公平6−55892号公報に開示された抗菌性シリコ
ーン組成物がある。吸着用パッド12はスカート部16
と、該スカート部16に一体的に連接される円筒状の根
本部18とからなる。前記根本部18には該根本部18
の上面19からスカート部16の内側まで貫通して孔部
20が画成され、該孔部20の周方向に溝部21が画成
される。
【0017】アダプタ14には六角柱状の本体部22の
一端側に段部24を介して円筒状の先端部26が設けら
れる。該先端部26は前記吸着用パッド12の孔部20
に嵌合させるためのものであり、前記本体部22から前
記先端部26にかけて一部に雌螺子のある貫通孔28が
画成され、前記先端部26と前記吸着用パッド12とを
嵌合させたときに該貫通孔28はスカート部16の内部
と連通する。本体部22の周囲にはその軸線方向に平行
に洗浄用媒体が導入される通路30が画成され、図2、
図3に示すように、該通路30は先端部26および段部
24に同心的に夫々画成された複数の導出孔32a、3
2b、32cに連通する。
【0018】図4は、前記のように構成される吸着装置
10を、シリンダ34に装着した状態を示す。すなわ
ち、シリンダ34のロッド35には摺動体36が装着さ
れており、該摺動体36には保持体37が固着される。
前記保持体37にはL字型のガイド部材38が上下動自
在に取り付けられる。前記ガイド部材38の下端部に孔
部39が画成され、該孔部39から下方に向かって中空
状の第1の管体40の一端部が固着される。前記保持体
37には第2の管体41が固着され、該第2の管体41
の下端部は前記孔部39を通して前記第1の管体40の
内部を上下に摺動し、前記第2の管体41の上端部はチ
ューブ42を介して図示しない真空吸引源に連通され
る。前記孔部39と第2の管体41との隙間には図示し
ないシール部材が嵌合し、空気が漏れることを防ぐ。前
記第2の管体41の外周にはスプリング43が配置さ
れ、前記ガイド部材38を下方に押圧する。前記第1の
管体40の先端部に螺刻された雄螺子はアダプタ14の
貫通孔28の雌螺子部分に螺合し、前記アダプタ14の
先端部26には吸着用パッド12が嵌合する。また、通
路30にはチューブ44を介して図示しない洗浄用媒体
供給源が連通される。
【0019】本実施例に係る吸着装置10は基本的に以
上のように構成されるものであり、次にその動作並びに
作用、効果について説明する。
【0020】包装された食品の如きワーク45を吸引搬
送するには、シリンダ34の変位動作下に吸着用パッド
12のスカート部16をワーク45に接触させる。さら
に摺動体36が下降すると、スプリング43が保持体3
7によって縮められ、ガイド部材38、第1の管体40
を介して吸着用パッド12がワーク45に押圧される。
図示しない真空吸引源が付勢され、前記スカート部16
の内部の減圧作用下にワーク45は吸着用パッド12に
より吸着される。その後、シリンダ34の変位動作下に
吸着装置10はワーク45を搬送し、位置決めをしてワ
ーク45を所定の位置に載置した後、スカート部16の
内部に貫通孔28を通して空気を導入し、ワーク45を
離脱する。
【0021】その際、ワーク45の包装が破損している
場合、吸着用パッド12が食品に直接触れる懸念があ
る。しかし、この吸着用パッド12には抗菌性材料が含
まれているので、細菌等が繁殖することを防ぐことがで
きる。また、殺菌のために加熱洗浄の工程を入れても、
吸着用パッド12が耐熱性のある材料で形成されている
ので、該吸着用パッド12が変形する懸念がない。ま
た、搬送の工程の合間に図示しない洗浄用媒体供給源か
らチューブ44を通して湯または蒸気の如き洗浄用媒体
を供給し、吸着用パッド12の洗浄を行うことができ
る。このときの湯は、イオン交換樹脂等を含むフィルタ
を通して、ごみ等はもちろん、カルシウム等の金属イオ
ンも除去してあることが望ましい。この場合、洗浄用媒
体は通路30から各導出孔32a、32b、32cに供
給され、吸着用パッド12の前記導出孔32a、32
b、32cに対向する箇所が前記洗浄用媒体の圧力によ
って撓み、これによって生じた隙間から前記洗浄用媒体
が噴出される。導出孔32aから噴出した洗浄用媒体は
先端部26と孔部20を洗浄した後、スカート部16の
内側を洗浄し、導出孔32cから噴出した洗浄液は段部
24と上面19を洗浄した後、スカート部16の外側を
洗浄する。導出孔32bから噴出した洗浄用媒体は先端
部26と孔部20を洗浄すると共に孔部20に画成され
た溝部21から上下に分かれて流出し、夫々前記の導出
孔32a、32cから噴出した洗浄用媒体と合流して、
スカート部16の内側と外側を洗浄する。このため、ア
ダプタ14と吸着用パッド12との連結部における洗浄
を吸着用パッド12を取り外すことなく確実に行うこと
ができる。なお、吸着用パッド12を凹凸の少ない形状
にすると、ごみ等が付着しても前記の洗浄により簡単に
洗い流すことができ、該吸着用パッド12を清潔に保つ
ことができる。
【0022】図5は、吸着装置10が取り付けられた製
造ライン46を示す。製造ライン46は、フレームを構
成する複数の柱状部材48a、48b、48cに作業テ
ーブル50を支持させたものである。前記柱状部材48
b、48cには第1のアクチュエータ52が固着され、
該第1のアクチュエータ52の第1の移動体53には第
2のアクチュエータ54が取り付けられ、該第2のアク
チュエータ54の第2の移動体55には吸着装置10が
装着されたシリンダ34が取り付けられる。前記第1、
第2のアクチュエータ52、54およびシリンダ34が
夫々矢印方向に所定の動作をすることにより、吸着装置
10は作業テーブル50上を自在に移動することができ
る。前記作業テーブル50には洗浄槽56が設けられ、
該洗浄槽56内には複数の排出口58が設けられる。ま
た、作業テーブル50にはワーク45が配設された第1
のワーク保持プレート60と第2のワーク保持プレート
62が載置される。
【0023】以上のように構成された製造ライン46に
おいて、第1のワーク保持プレート60から第2のワー
ク保持プレート62にワーク45を搬送する場合、第1
と第2のアクチュエータ52、54およびシリンダ34
が所定の動作を行うことで吸着装置10が第1のワーク
保持プレート60まで移動し、図示しない真空吸引源が
付勢されてワーク45を吸着する。そして、ワーク45
を第2のワーク保持プレート62上に搬送し、スカート
部16の内部に空気を導入してワーク45を離脱させる
ことにより、当該ワーク45は第2のワーク保持プレー
ト62上に載置される。その後、所定の作業間隔毎に前
記吸着用パッド12を洗浄槽56に移動させる。吸着用
パッド12が洗浄槽56内に導入されると、洗浄用媒
体、例えば、蒸気またはイオン交換樹脂等を含むフィル
タを通した湯がチューブ44を介して導出口32a、3
2b、32cから噴出され、吸着用パッド12が洗浄さ
れる。噴出した洗浄用媒体は前記洗浄槽56の中の排出
口58から排出される。そして、再びワーク45の搬送
作業を継続する。以上のように、搬送工程間の所定時期
に洗浄を行うことにより、吸着装置10は常に清潔に保
たれる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る吸着装置によれば、以下の
ような効果ならびに利点が得られる。
【0025】本発明によれば、吸着用パッドは抗菌性の
ある物質からなるため、細菌等の繁殖を抑えることがで
き、さらに、耐熱性を有するため、加熱洗浄の熱でパッ
ドが変形することを防ぐことができる。
【0026】また、アダプタと吸着用パッドの連結部に
直接洗浄用媒体を供給することができるため、短時間で
容易に、しかも確実に洗浄作業が遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る吸着装置の部分縦断面図
である。
【図2】図1のアダプタの上面図である。
【図3】図1のアダプタのIII−III断面図であ
る。
【図4】図1の使用方法を表す斜視図である。
【図5】本発明に係る吸着装置を使用した製造ラインを
表す斜視図である。
【符号の説明】
10…吸着装置 12…吸着用パッド 14…アダプタ 16…スカート部 18…根本部 26…先端部 28…貫通孔 30…通路 32a〜32c…導出孔 44…チューブ 45…ワーク 46…製造ライン 52、54…アクチュエータ 56…洗浄槽

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸着用パッドおよびそれを保持するアダプ
    タからなる吸着装置において、 前記吸着用パッドは抗菌性のある物質を含む材料で成形
    されることを特徴とする吸着装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の吸着装置において、 前記吸着用パッドは耐熱性のある可撓性材料で成形され
    ることを特徴とする吸着装置。
  3. 【請求項3】吸着用パッドおよびそれを保持するアダプ
    タからなる吸着装置において、 前記アダプタは前記吸着用パッドと前記アダプタとの連
    結部に連通する通路を有し、前記通路を介して洗浄用媒
    体を供給することを特徴とする吸着装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の吸着装置において、 前記洗浄用媒体は湯または蒸気であることを特徴とする
    吸着装置。
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