JPH0820772B2 - 静電荷調整剤 - Google Patents

静電荷調整剤

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JPH0820772B2
JPH0820772B2 JP63227162A JP22716288A JPH0820772B2 JP H0820772 B2 JPH0820772 B2 JP H0820772B2 JP 63227162 A JP63227162 A JP 63227162A JP 22716288 A JP22716288 A JP 22716288A JP H0820772 B2 JPH0820772 B2 JP H0820772B2
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    • G03G9/00Developers
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    • G03G9/097Plasticisers; Charge controlling agents
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、静電荷調整剤に関する。
[従来の技術] 従来、電子写真、静電記録紙等において、静電荷像を
現像するために用いるトナーの帯電を付与する目的で、
負または正に帯電する静電荷調整剤が、トナーに内添ま
たは外添の手段により使用されることが知られている。
この正に帯電する静電荷調整剤としてはニグロシン等
のアジン系染料、デシルトリメチルアンモニウムブロマ
イド等の四級アンモニウム塩が用いられている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながらアジン系染料は着色しているためにカラ
ートナーに使用し難い、複雑な混合物であるため性質が
一定していない、第四級アンモニウム塩誘導体は湿度依
存性が大きく、また帯電の絶対量も小さいものが多く、
また耐熱性が低いため加工工程で分離し安定した品質が
得られにくいなどの問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、カラートナーにも使用でき帯電の安定
性がよく、耐熱性の高い静電荷調整剤を得ることを目的
に鋭意検討を行った結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、一般式 (式中、R1およびR3は各々独立に、場合により置換され
たC1〜C24の炭化水素基を、R2は水素または、場合によ
り置換されたC1〜C24の炭化水素基を、R4およびR5は各
々独立に、水素または場合により置換されたC1〜C8の炭
化水素基を表し、場合によりR4とR5は相互に連結されて
芳香環を形成していてもよい。A−はアニオンを表す)
で表されるイミダゾリウム塩類からなることを特徴とす
る静電荷調整剤である。
一般式(1)においてR1およびR3のC1〜C24の炭化水
素基としてはアルキル基(メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ペンチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、
ウンデシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘプタデ
シル基など)、アリール基(フェニル基など)、アラル
キル基(ベンジル基など)、シクロアルキル基(シクロ
ヘキシル基など)など;置換されたC1〜C24の炭素水素
基としては、4−ヒドロキシブチル基、ニトロベンジル
基などが挙げられる。
これらのうち好ましいものは、ベンジル基である。
R2のC1〜C24の場合により置換された炭素水素基とし
てはR1およびR3と同様の基が挙げられる。好ましくは、
水素である。
R4およびR5の炭化水素基としては、アルキル基(メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ペンチル基、オクチル基
など、アリール基(フェニル基など)、アラルキル基
(ベンジル基など)、シクロアルキル基(シクロヘキシ
ル基など)など;R4とR5が相互に連結されて形成された
芳香環としてはベンゼン環またはそのニトロ基付加物な
どが挙げられる。
これらのうち好ましいものはR4とR5が相互に連結され
て形成されたベンゼン環である。
アニオン性対イオンA-としてはハロゲンイオン(C
l-、Br-、I-など)、アルキルサルフェートイオン(CH3
OSO3-、C2H5OSO3-など)、BF4-、BPh4-、MoO42-、W
O42-、CH3C6H4SO3-、CH3SO3-、ヒドロキシナフトスルホ
ン酸イオンなどが挙げられる。これらのうち好ましいも
のとしては、BF4-、Cl-およびMoO42-が挙げられる。
一般式(1)の化合物としては、1,3−ジメチルイミ
ダゾリウムクロライド、1−メチル−3−ブチルイミダ
ゾリウムブロマイド、1,3−ジベンジル−2−メチルイ
ミダゾリウムテトラフルオロボレート、1,3−ジメチル
−4,5−ジフェニルイミダゾリウム−p−トルエンスル
フォネート、1,3−ジベンジルベンゾイミダゾリウムク
ロライド、1,3−ジベンジルベンゾイミダゾリウムテト
ラフルオロボレート、1−メチル2−ドデシル−3−ベ
ンジルベンゾイミダゾリウムエトサルフェート、1,3−
ジメチル−2−フェニルイミダゾリウム−p−トルエン
スルフォネート、1−ベンジル−2,3−ジメチルベンゾ
イミダゾリウムモリブレート、1,3−ジベンジルベンゾ
イミダゾリウムモリブレート、1,3−ジメチル−2−フ
ェニルベンゾイミダゾリウムイオダオト、1,3−ジブチ
ル−2−ラウリルベンゾイミダゾリウムテトラフルオロ
ボレート、1,2,3−トリメチル−5(6)ニトロベンゾ
イミダゾリウムネビルウィンテートなどが挙げられる。
好ましくは、1,3−ジベンジルベンゾイミダゾリウム
テトラフルオロボレート、1,3−ジベンジルベンゾイミ
ダゾリウムクロライドおよび1−ベンジル2,3−ジメチ
ルベンゾイミダゾリウムモリブレートである。
一般式(1)の化合物は、いくつかの方法で作ること
ができるが、例えば1,3−無置換の(ベンゾ)イミダゾ
ールを合成し次いで1,3−位をアルキル化剤によりアル
キル化し最後は対アニオンを交換することによって得る
ことができる。
1,3−無置換のイミダゾール類は多種類のものが市販
されているが、例えば1,2−ジカルボニル化合物にアル
デヒドおよびアンモニアを作用させることによっても得
ることができる。
1,2−ジカルボニル化合物としてはグリオキサール、
メチルグリオキサール、ジメチルグリオキサール、ベン
ジルなどが挙げられる。
アルデヒドとしてはホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド等が挙げられる。
アンモニア源としてはアルコール性アンモニア、氷酢
酸中にて酢酸アンモニウムを用いる方法が挙げられる。
1,3−無置換のベンゾイミダゾール類はo−フェニレ
ンジアミン類とカルボン酸を加熱することによって得ら
れる。
[Xはアルキル基、(メチル基、エチル基等)、ニトロ
基、アセトキシル基などを表す。] o−フェニレンジアミン類としてはo−フェニレンジ
アミン、3,4−ジアミノトルエン、3,4−ジアミノニトロ
ベンゼンなどが挙げられる。
カルボン酸としては、脂肪酸(ギ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、ステアリン酸等)および芳香族カルボン酸(安息
香酸、p−ヒドロキシ安息香酸等)が挙げられる。
反応は通常希塩酸中でおこなわれるが無溶剤および水
中でも充分な収率を与える場合もある。
反応温度は通常80〜100℃で行うが芳香族カルボン酸
の場合は、150〜200℃の高い温度が必要な場合が多い。
(ベンゾ)イミダゾリウム塩類は上記のようにして得
た1,3−無置換の(ベンゾ)イミダゾール類とアルキル
化剤との反応によって得ることができる。
アルキル化はイミダゾール類と等モルのアルキル化剤
との反応で1位のみをアルキル化することも2倍モルの
アルキル化剤との反応で1位と3位を同時にアルキル化
することもできる。
アルキル化剤としてはアルキルハライド(メチルクロ
ライド、ブチルブロマイド、ベンジルクロライド、キシ
リレンジクロライドなど)、ジアルキル硫酸(ジメチル
硫酸、ジエチル硫酸等)、トリアルキルフォスフェート
(トリメチルフォスフェートなど)などが挙げられる。
反応溶剤としてはメタノール、イソプロパノールなど
のアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド等の非プロトン性極性溶剤;トルエン、キシレ
ン等の炭化水素;クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素な
ど、およびそれらの混合溶剤が挙げられるが、原料、生
成物の溶解性、反応収率からアルコール類およびそれら
と他の混合溶剤が好ましい。
反応温度は通常0℃〜150℃である。1位のみがアル
キル化されたところで反応を停止するには50℃以下で反
応させ、3位もアルキル化するには50℃以上で反応させ
る。
また反応系に生成するハロゲン化水素を中和する目的
で強アルカリ(NaOH、KOH等)を共存させることもでき
る。収率の面から強アルカリを共存させることが好まし
い。
また上記の方法で得られたイミダゾリウム塩類の負の
対イオンを強アルカリ塩(p−トルエンスルホン酸ナト
リウム、ヒドロキシナフトスルホン酸ナトリウム、テト
ラフルオロホウ酸カリウム、テトラフェニルホウ酸ナト
リウム、モリブデン酸ナトリウム、タングステン酸ナト
リウム等)と反応させることによりアルキル化剤との反
応によって得られる対イオン以外の構造に変えることも
できる。
本発明の静電荷調整剤は通常微黄色ないし無色の固状
で融点は100℃から200℃以上である。使用法は公知の方
法に従って通常トナーの製造工程で微粉化された状態で
トナー樹脂に着色剤・流動化剤等と共に混合溶融して使
用される。使用に当たっては本発明の調製剤が適度に均
一にトナー中に分散されていることがその効果を表すの
に主要である。
またマスターバッチ方式で予め静電荷調製剤が高濃度
に含有される樹脂を作成し、ついで所定濃度に希釈する
ことにより均一に分散された状態で使用することもでき
る。
本発明の静電荷調整剤はあらかじめトナー樹脂の製造
工程たとえば重合工程で添加し、トナー樹脂中に混合し
より均一に分散された型で使用することもできる。
本発明の調製剤はまたトナーに粉砕された後、流動化
剤と共に後添加して用いることもできる。
トナー樹脂としては、一般にスチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合系、ポリエステル系、エポキシ系
等の樹脂が挙げられる。
使用量は重量単位でトナー樹脂100部に対して通常0.1
部から10部である。好ましくは0.5部から5部である。
着色剤としては、静電荷調整剤としての効果を兼ね備
えているものもあるが、たとえばカーボンブラック、ア
ニリンブルー、クロムイエロー、デュポンオイルレッ
ド、キノリンイエロー、マラカイトグリーンオキザレー
トその他金属染料が挙げられる。
流動化剤としてはシリカ誘導体、脂肪酸金属塩、金属
アルミニウム等が挙げられる。
[実施例] 以下実施例により本発明をさらに説明するが本発明は
これに限定されるものではない。
実施例1および比較例1 実施例1 (静電荷調整剤の合成) o−フェニレンジアミン108部およびギ酸77部を撹拌
器および冷却管を付した3つ口フラスコに入れ100℃に
て2時間加熱攪拌し反応した。室温まで冷却した後、10
%水酸化ナトリウム水溶液にてpH〜7となるまで中和し
た。析出した結晶をろ別し水より再結晶しベンゾイミダ
ゾールを得た。
得られたベンゾイミダゾール35.3部、ベンジルクロラ
イド75.6部、水酸化カリウム19.7部およびイソプロパノ
ール300部をオートクレーブ中に入れ50℃で3時間次い
で120℃で6時間加熱反応した。冷却後、析出した結晶
をろ別しイソプロパノールで洗浄し次いで水洗いして1,
3−ジベンジルベンゾイミダゾリウムクロライドを得
た。外観は無色の結晶であった。これを調整剤Iとす
る。
(評価トナーの作成) スチレン・アクリル酸ブチルエステル共重合物樹脂
(スチレン80部、アクリル酸ブチルエステル20部、重量
平均分子量11万)、カーボンブラック#40(三菱化成
製)、ビスコール660P(三洋化成製)と上記の調整剤I
とを表1の配合比でそれぞれサンプルミルにて予備混合
した。
予備混合された試料をラボプラストミル(東洋精機
製)を用いて140℃×30rpmで10分間混練し、得られた混
練物をジェットミルPJM100(二本ニューマチック社製)
を用い微粉砕した。気流分級機MDS(日本ニューマチッ
ク社製)を用い微粉砕物から5〜20μの粒径の粉体を
得、それぞれトナーI−1、I−2、I−3とした。
比較例1 実施例1において静電荷調整剤を加えないほかは同様
にトナーを作成し、比較トナー1とした。
試験例1 (帯電量の測定) 上記作成したトナー0.5部と日本鉄粉製のキャリア25
部とを栓付きの広口ビンに採取し25℃、65%RHに調温湿
した。ターブラシェーカーミキサーで30秒、1分、5分
および15分同一条件で混合しついでブローオフ帯電量測
定装置(東芝ケミカル製)を用いて同温湿度で帯電量を
測定した。その結果を表2に示す。
実施例2および比較例2 (静電荷調整剤の合成) 実施例1で得られた1,3−ジベンジルベンゾイミダゾ
リウムクロライド50部を200部のメタノールに溶解し
た。この溶液を1%テトラフルオロホウ酸ナトリウム水
溶液2000部に滴下し析出した結晶をろ別し1,3−ジベン
ジルベンゾイミダゾリウムフルオロボレートを得た。
これを調整剤IIとする。
(評価トナーの作成) 実施例1のトナーI−2において調整剤Iの代わりに調
整剤IIを用いる以外は同様にしてトナーIIを得た。
同様に調整剤Iの代わりにセチルトリメチルアンモニ
ウムブロマイド(無色の正帯電性静電荷調整剤)を用い
比較トナー2を得た。
試験例2 (熱分解温度) 熱重量測定方法に従い熱天秤(理学電機(株)製TG-D
TA装置)を用いて開始温度を測定した。
本発明の調整剤IIの熱分解温度は335℃であったがセ
チルトリメチルアンモニウムブロマイドは200℃であっ
た。
(帯電量の測定) トナーIIおよび比較トナー2を試験例1と同様にして
25℃において40%RH、65%RHおよび90%RHに調湿し10分
間キャリアと混合攪拌し帯電量を測定した。その結果を
表3に示す。トナーIIの帯電量の湿度依存性は比較トナ
ーに比べて小さかった。
(帯電量のランニング変化) トナーIIおよび比較トナー2を25℃、65%RHの環境下
においてターブラーシェーカーミキサーにて10分間およ
び180分間攪拌した。その時の帯電量の変化を表4に示
す。
実施例3および比較例3 (静電荷調整剤の合成) o−フェニレンジアミン108部、酢酸90部および4N塩
酸200部を実施例1と同様に反応し2−メチルベンゾイ
ミダゾールを得た。
得られた2−メチルベンゾイミダゾール66部、ベンジ
ルクロリド63部、水酸化カリウム62部およびメタノール
300部を攪拌機および冷却管を付した3つ口フラスコに
入れ30℃で4時間次いで50℃で2時間反応した。
反応混合物をオートクレーブにうつし、ヨウ化メチル
85部およびメタノール200部を加え、150℃で4時間反応
した。次いで未反応のヨウ化メチルを留去した。このメ
タノール溶液をモリブデン酸ナトリウムの5%水溶液11
00部に滴下し析出した結晶をろ別し1−ベンジル−2,3
−ジメチルベンゾイミダゾリウムモリブデートを得た。
これを調整剤IIIとする。
(評価トナーの作成) スチレン・アクリル酸−2−エチルヘキシルエステル
共重合物樹脂(スチレン81部、アクリル酸−2−エチル
ヘキシルエステル19部、重量平均分子量20万)100部と
上記の調整剤III1部とを実施例1と同様にトナー化しト
ナーIIIを得た。
調整剤IIIの代わりにニグロシン1部を用いる以外は
同様にし比較トナー3を得た。
トナーIIIは無色であったが比較トナー3は黒紫色で
あった。
試験例3 (帯電量の測定) トナーIIIおよび比較トナー3を試験例1と同様にし
て帯電量を測定した結果を表5に示す。
実施例4および比較例4 (静電荷調整剤の合成) 市販品の2−フェニルイミダゾール144部、ヨウ化メチ
ル355部、水酸化カリウム62部およびメタノール500部を
オートクレーブ中に入れ、150℃で4時間反応した。次
いで未反応のヨウ化メチルを留去した。このメタノール
溶液をp−トルエンスルホン酸ナトリウムの10%水溶液
2000部中に滴下し析出した結晶をろ別し1,3−ジメチル
−2−フェニルイミダゾリウム−p−トルエンスルホネ
ートを得た。
これを調整剤IVとする。
(評価トナーの作成) 調整剤Iの代わりに調整剤IVを1部用いる以外は実施
例1と同様にトナー化しトナーIVを得た。
調整剤IVの代わりにニグロシン3部を用いる以外は上
記と同様にトナー化し比較トナー4を得た。
試験例4 トナーIVおよび比較トナー4を用いてOPC感光体を用
いた正帯電性トナー用電子写真複写機にて複写したとこ
ろトナーIVは極めてカブリの少ない画像を与えたが比較
トナー4ではカブリが発生した。
[発明の効果] 本発明の静電荷調整剤は 1.無色であるためカラートナーにも使用できる。
2.構造が均一であるから性質が一定し帯電の安定性があ
る。
3.第四級アンモニウム塩の構造を有するにもかかわらず
帯電の立ち上がりが早くかつ高い帯電を維持し且つ湿度
依存性が低い。
4.耐熱性が高いので樹脂の混練工程で熱分解をおこさず
安定した品質を維持する。
などの効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、R1およびR3は各々独立に、場合により置換され
    たC1〜C24の炭化水素基を、R2は水素または、場合によ
    り置換されたC1〜C24の炭化水素基を、R4およびR5は各
    々独立に、水素または場合により置換されたC1〜C8の炭
    化水素基を表し、場合によりR4とR5は相互に連結されて
    芳香環を形成していてもよい。A−はアニオンを表す)
    で表されるイミダゾリウム塩類からなることを特徴とす
    る静電荷調整剤。
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