JPH082093A - 記録シートおよびその製造方法 - Google Patents
記録シートおよびその製造方法Info
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Abstract
を容易にする。 【構成】基材1上に厚さ1〜100μmの擬ベーマイト
多孔質層2を有し、その上面に、平均粒径0.1〜30
μmのシリカ粒子3をシリカゾルおよびバインダーとと
もに分散付着させて形成したシリカゲル層4を有するイ
ンクジェットプリンター用記録シート。
Description
製造方法に関するものである。
ュータの普及とともに、それらの画像を紙面等に記録す
るためのハードコピー技術が急速に発達した。これらハ
ードコピーの究極の目標は銀塩写真であり、特に、色再
現性、画像密度、光沢、耐候性などをいかに銀塩写真に
近づけるかが、開発の課題となっている。ハードコピー
の記録方式には、銀塩写真によって画像を表示したディ
スプレーを直接撮影するもののほか、昇華型熱転写方
式、インクジェット方式、静電転写型方式など多種多様
の方式が知られている。
フルカラー化が容易なことや印字騒音が低いことなどか
ら、近年急速に普及しつつある。インクジェット方式
は、ノズルから被記録材に向けてインク液滴を高速で射
出するものであり、インク中に多量の溶媒を含む。この
ため、インクジェットプリンター用の記録シートは、速
やかにインクを吸収し、しかも優れた発色性を有するこ
とが要求される。例えば、基材上にアルミナ水和物の多
孔質層を設けた記録用シートが知られている(特開平2
−276670号公報、特開平2−276671号公報
等参照)。
層を基材上に設けた記録シートは、シート同士の吸着性
が強く、滑り性が悪いために、1枚ずつはがすのが困難
であったり、特にプリンターやコピー機での連続自動給
紙が困難であった。本発明は、印字品質を損なうことな
く、表面易滑性に優れた記録シートを提供することを目
的とする。
さ1〜100μmの擬ベーマイト多孔質層を有し、その
上または基材のアルミナ水和物層を形成していない面
に、平均粒径0.1〜30μmのシリカ粒子を分散付着
させた記録シートを提供するものである。
インク吸収性、色素定着などの優れる点で擬ベーマイト
が好ましい。ここで擬ベーマイトは、ベーマイト結晶
(組成式Al2 O3 ・nH2 O、n=1〜1.5)のコ
ロイド状凝集体である。アルミナ水和物多孔質層は、好
ましくは有機バインダー成分を含む。
が実質的に半径が10〜100Åの細孔からなり、細孔
容積が0.3〜1.0cc/gである場合は、十分な吸
収性を有しかつ透明性も高いので好ましい。このとき、
基材が透明であれば、OHP(オーバーヘッドプロジェ
クター)などの用途にも使用可能な透明な記録シートが
得られる。本発明における細孔半径分布の測定は窒素吸
着法による。
〜100μmの範囲にあることが必要である。アルミナ
水和物多孔質層の厚さが0.1μmに満たない場合は、
色素の定着性、吸収性が不十分になり鮮明で色濃度の高
い記録ができないので不適当である。アルミナ水和物多
孔質層の厚さが100μmを超える場合は、多孔質層の
機械的強度が低下したり、あるいは透明性が減少して記
録物の透明性あるいは質感が低下するので不適当であ
る。アルミナ水和物多孔質層のより好ましい厚さは、5
〜50μmである。
手段は、例えば、アルミナゾルにバインダーを加えてス
ラリー状とし、ロールコーター、エアナイフコーター、
ブレードコーター、ロッドコーター、バーコーター、コ
ンマコーター、ダイコーター、グラビアコーターなどを
用いて塗布し、乾燥する方法を採用することができる。
物、ポリビニルアルコールおよびその変性物、SBRラ
テックス、NBRラテックス、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリ
ドンなどの有機物を用いることができる。バインダーの
使用量は、アルミナ水和物の5〜50重量%程度を採用
するのが好ましい。バインダーの使用量が、5重量%未
満の場合は、アルミナ水和物多孔質層の強度が不十分に
なるおそれがあり、逆に50重量%超の場合は、色素の
吸着性が不十分になるおそれがあるのでそれぞれ好まし
くない。
れず、種々のものを使用することができる。具体的に
は、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系
樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ETFEなどのフッ素
系樹脂など種々のプラスチックシート類を好ましく使用
することができる。OHP用記録シートの場合には、基
材は透明なものであることが必要であるが、本発明の記
録シートには不透明なものでも使用できる。また、アル
ミナ水和物層の接着強度を向上させる目的で、コロナ放
電処理やアンダーコートなどを行うこともできる。
層の上あるいは基材のアルミナ水和物多孔質層を形成し
ていない面に、シリカ粒子を分散付着させ、表面凹凸を
形成する。基材の片面にアルミナ水和物層が設けられて
いる場合にあっては、アルミナ水和物多孔質層の上また
はその裏面あるいは両方にシリカゲル層を設けることが
できる。基材の両面にアルミナ水和物多孔質層が設けら
れている場合にあっては、そのいずれか一方または両方
の面にシリカゲル層を設けることができる。
でシート表面に付着させてもよいが、好ましくはバイン
ダー溶液中に分散させてから塗布、乾燥することにより
シート表面に強固に付着させることができる。バインダ
ーとしては、擬ベーマイトの多孔質層の形成に使用する
のと同様のバインダーが使用できるが、特にケイ素含有
ポリビニルアルコールなどのケイ素含有ポリマーを使用
するのが好ましい。
0.1〜30μmのものが好ましい。0.1μm未満の
場合は表面凹凸の高低差が不十分で易滑性が発揮できな
いので好ましくない。30μm超の場合は、印字品質に
悪影響を及ぼすおそれがあるのでので好ましくない。シ
リカ粒子の形状はどのようなものでも使用できるが、球
状であれば易滑性が向上するので特に好ましい。シリカ
粒子は、球状シリカゲルのようにそれ自身が多孔質なも
のが好ましく使用できるが、粒子自体が緻密なものも使
用できる。
り1〜10mgが好ましい。シリカ粒子の使用量が1m
g/m2 未満の場合は、十分な滑り性が発揮できなくな
るので好ましくない。シリカ粒子の使用量が10mg/
m2 超の場合は、印字品質に悪影響を及ぼすおそれがあ
るので好ましくない。
に、シリカゲル層はシリカゾルにバインダーを加えて塗
布することにより、シリカゲル層を形成すると同時にシ
リカ粒子を付着させると、易滑性および耐擦傷性が向上
するのでさらに好ましい。シリカゾルとしては、平均粒
子直径が、10〜90nm、固形分濃度が1〜20重量
%のものを使用するのが好ましい。
子直径より小さくすることによりシリカ粒子の一部が、
シリカゲル塗工層から突出し凹凸を形成することができ
る。このときの記録シートの断面形状は図1に示すよう
なものになる。
質層の形成に使用するものと同様のバインダーが使用で
きるが、特にケイ素含有ポリビニルアルコールなどのケ
イ素含有ポリマーを使用するのが好ましい。バインダー
の使用量は、シリカゾルの固形分(SiO2 換算)に対
して、1〜30重量%が好ましい。バインダーの使用量
が1重量%未満の場合は、シリカゲル層の機械的強度が
不足し、シリカゲル層が剥離するおそれがあるので好ま
しくない。バインダーの使用量が30重量%超の場合
は、十分な滑り性が発揮できなくなるので好ましくな
い。
ベーマイト質の多孔質層の上あるいは基材の裏面に塗布
し、乾燥することにより、シリカ粒子が分散したシリカ
ゲル層を形成することができる。このシリカゲル層の厚
さは、0.1〜30μm程度が好ましい。シリカゲル層
の厚さが0.1μm未満の場合は、擬ベーマイト層の滑
り性改善の効果が不十分であるので好ましくない。シリ
カゲル層の厚さが30μm超の場合は、塗工層の透明性
が損なわれるので好ましくない。
させることにより易滑性が向上する機構は明かではない
が、記録シートの表面に凹凸があることにより記録シー
ト間に空気層が形成されるためシート間の吸着が抑制さ
れ、記録シート同士の接触面積も小さくなるためである
と考えられる。
上に形成されている場合にも、例えばインクジェットプ
リンターで印字した際に、インクはシリカゲル層を浸透
してアルミナ水和物層に定着される。
成したアルミナゾルとポリビニルアルコール(ケン化度
98.5%、重合度2400)を用いて、固形分15重
量%(PVA/アルミナゾル=0.11)の塗工液を調
整した。この塗工液を乾燥後の塗工厚さが30μmにな
るようにダイコーターを用いて、厚さ100μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルム上に塗工し、乾燥して
擬ベーマイト層を形成した。さらに平均粒子径12μm
の球状シリカ(旭硝子株式会社製、商品名シルデック
ス)とポリビニルアルコール(ケン化度98.5%、重
合度500)からなる固形分3重量%(シリカ粒子/P
VA=0.01)のシリカ粒子分散液を擬ベーマイト層
の上に乾燥後の平均塗工厚さが0.5μmになるように
バーコーターで塗工乾燥後、140℃で熱処理して記録
シートを得た。
散付着させた以外は同じ記録シートを製造した。
ルム上に厚さ30μmの擬ベーマイト層を形成した後、
一次粒子径35〜55nmのシリカゾルと、ケイ素含有
ポリビニルアルコール(株式会社クラレ製、商品名R−
ポリマーR−1130)とからなる固形分5重量%(R
−1130/SiO2 =0.1)のシリカゾル塗工液中
に、平均粒子径5μmの球状シリカを分散させた(球状
シリカ/SiO2 =0.003)塗工液を、擬ベーマイ
ト層の上にバーコーターで塗工乾燥後、140℃で熱処
理して記録シートを得た。記録シートに表面には、平均
塗工厚さが1.1μmのシリカゲル層が形成され、その
表面からはシリカ粒子の一部が突出していた。
シリカ粒子を添加せずにシリカゾル層を形成した以外は
同じ記録シートを製造した。
と、比較例のA4サイズのシート100枚を、カラーイ
ンクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社
製、商品名DeskJet505J)を用いて連続給紙
しながら印字した。実施例のシートはいずれも1枚ずつ
確実に全シート自動連続給紙できたが、比較例のシート
は2枚あるいはそれ以上一度にプリンター内に給紙さ
れ、シート詰まりを起こした。印字品質は実施例、比較
例とも良好で特に差はなかった。
性と高い色素吸着性を有し、かつ、易滑性が良好である
ため、ハンドリング性が良好である。特にプリンターや
コピー機での自動給紙に適する。また、指紋などが付き
にくいという効果を有する。
Claims (4)
- 【請求項1】基材上に、厚さ1〜100μmの擬ベーマ
イト多孔質層を有し、その上または基材のアルミナ水和
物層を形成していない面に、平均粒径0.1〜30μm
のシリカ粒子を分散付着させた記録シート。 - 【請求項2】基材上に厚さ1〜100μmの擬ベーマイ
ト多孔質層を有し、その上あるいは裏面に、厚さ0.1
〜30μmのシリカゲル層を有し、そのシリカゲル層表
面から平均粒径0.1〜30μmのシリカ粒子の一部が
突出している記録シート。 - 【請求項3】基材上に、擬ベーマイト多孔質層を形成
し、その上あるいは裏面に、シリカ粒子をバインダーと
ともに塗布した後乾燥することにより、表面凹凸を形成
する記録シートの製造方法。 - 【請求項4】基材上に、擬ベーマイト多孔質層を形成
し、その上あるいは裏面に、シリカゾルおよびシリカ粒
子をバインダーとともに塗布した後乾燥することによ
り、表面凹凸を形成する記録シートの製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP13735494A JP3398475B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | インクジェット記録シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13735494A JP3398475B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | インクジェット記録シートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082093A true JPH082093A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3398475B2 JP3398475B2 (ja) | 2003-04-21 |
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ID=15196703
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13735494A Expired - Fee Related JP3398475B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | インクジェット記録シートの製造方法 |
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| JP (1) | JP3398475B2 (ja) |
Cited By (13)
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| US6457799B1 (en) | 1996-12-02 | 2002-10-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet printing method and apparatus printing reference images for determining change in image quality over time |
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-
1994
- 1994-06-20 JP JP13735494A patent/JP3398475B2/ja not_active Expired - Fee Related
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