JPH08209538A - セルロース繊維布帛の防皺処理法 - Google Patents

セルロース繊維布帛の防皺処理法

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JPH08209538A
JPH08209538A JP7031691A JP3169195A JPH08209538A JP H08209538 A JPH08209538 A JP H08209538A JP 7031691 A JP7031691 A JP 7031691A JP 3169195 A JP3169195 A JP 3169195A JP H08209538 A JPH08209538 A JP H08209538A
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JP
Japan
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cellulose fiber
treatment
wrinkle
cloth
dyeing
Prior art date
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JP7031691A
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English (en)
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Nobutaka Ono
信孝 小野
Kenkichi Awano
健吉 粟野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特にセルロース繊維糸により編織した布帛を
対象とし、その防皺性の改善をはかる。 【構成】 セルロース繊維糸により編織してなる布帛を
精練後、少なくとも20%濃度のカチオン化剤を含む処
理浴中に浸漬し、カチオン化処理を行なうことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセルロース繊維糸を用い
編織した布帛、好適には精製セルロース繊維糸よりなる
編織布帛の防皺性を向上する防皺処理法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近時、テンセルと呼ばれる精製セルロー
ス繊維が注目され、各分野への利用開発がさかんに行な
われている。
【0003】この精製セルロース繊維は、木質パルプを
原料とするところは従来のレーヨンと同様であるが、紡
糸方法が相異し、木質パルプをアミンオキサイド溶媒に
溶解して紡糸形成されており、従来のセルロース繊維や
合成繊維とは異なる物性を有している。
【0004】ところが、この精製セルロース繊維は、特
に湿潤下において、フィブリル化(分繊化)を起こして
風合が硬化し、色相も大巾に白っぽく白化現象を起こ
し、また繊維どうしを摩擦することによりピリングを発
生することがあるという欠点がみられる。そしてこの欠
点を放置すると製品の価値を減ずるのみならず、用途、
使用範囲が限定されて了うこととなる。
【0005】そこで、このフィブリル化を防止する試み
が種々されており、例えばセルロース繊維やその構成物
の処理として、セルラーゼ処理によりフィブリル化した
繊維をカットするが如きいわゆる酵素処理(バイオ加
工)を行なうことが知られいてる。(特公昭49−38
946号)
【0006】また、本発明者らも上記精製セルロース繊
維からなる糸状、織物、編物あるいはそれらを用いた製
品に対し湿潤状態で毛出し工程と称する揉み工程を入れ
て繊維をフィブリル化させた後、セルラーゼ酵素による
処理を行なって前記フィブリル化された繊維を除去する
ことによってピリング発生を抑制する方法ならびに精製
セルロース繊維表面をカチオン化処理することによりフ
ィブリル化を防止する方法をさきに提案した。(特願平
5−133833号),(特願平6−169977
号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記方法は
何れもフィブリル化を防止する方法であり、同処理に関
して或程度の効果を有しているが、同カチオン化処理を
上記セルロース繊維を単に糸状でなく、これを一旦、編
成又は織成して布帛の状態にして施したところ驚くべき
ことに著しい防皺性の向上が認められた。
【0008】勿論、布帛の防皺性向上については既に多
くの発明が存在しており、樹脂による加工が一般に知ら
れているが、セルロース繊維による布帛のカチオン化処
理を用いた防皺性は全く報告されておらず、知られてい
ない。
【0009】本発明は上述の如き実状に鑑み、特にセル
ロース繊維を糸にして編織した布帛を対象とし、その防
皺性の改善をはかることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るための本発明の特徴は、セルロース繊維糸により編織
してなる布帛を精練し、次いで少なくとも20%濃度の
カチオン化剤を含むカチオン化処理浴中に該布帛を浸漬
してカチオン化処理を行うことにある。
【0011】ここで、上記本発明方法により処理される
被処理物は特にセルロース繊維糸により編織された布帛
である。糸形態で処理を行ない、その後、編織した場合
には効果は余り期待できない。セルロース繊維は綿、ス
フ等、従来一般にセルロース繊維として知られるものが
使用されるが、なかでも特にテンセルと呼ばれる精製セ
ルロース繊維に対しては顕著である。セルロース繊維は
布帛を構成する糸の必ずしも100%でなくてもよく、
少量ならば一部に他繊維を混合してもよい。
【0012】また、本発明において用いる上記カチオン
化剤は、セルロース繊維に対する反応基を有するカチオ
ン化合物であり、公知のカチオン化剤を用いることがで
き、第4級アンモニウム塩を含むカチオン化合物、ピリ
ジウム化合物およびキノリウム化合物などが含まれ、な
かでも第4級アンモニウム塩を含むカチオン化合物は最
も好適である。具体的にはジメチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド等があり、カチオン性ポリマーを結合さ
せることもできる。
【0013】なお、加工法は特に制限はないが、常温に
て長時間(約12〜16時間)浸漬処理する低温法、常
温下で浸漬後50°〜70℃まで順次昇温して約1時間
処理する昇温法、更に常温下で約1時間処理し、次いで
約50°〜70°に昇温して約30〜50分間処理する
ステップ法があるが、被処理繊維の形態等により適宜選
択される。この場合、処理浴の濃度としては、少なくと
も20%、好ましくは30%以上であり、余り濃度が低
すぎては充分な効果を得ることはできない。また、カチ
オン化剤含有処理浴に所定時間浸漬後、取出した後は、
水洗後のソーピング工程により非イオン活性剤にて洗滌
することが好ましい。
【0014】上記カチオン化処理は通常、染色工程に先
立って適用される。染色工程後に本加工を行なう場合に
は染料の種類によって色調に変化を来す場合がある。未
染色で使用する場合にはこのままの状態で次工程に移行
し、染色する場合には染色工程における低温時の急激な
染着現象による染色斑の発生を防止するために、低濃度
のアニオン活性剤浴処理、即ち、マスキング工程を経
て、通常のセルロール繊維の場合と同様に直接染料また
は反応性染料等による染色工程へと移行することとな
る。染色法としては織・編物反染色等通常の手染め、機
械染め法、更に、染浴への浸漬法、パッド→ドライ連続
法等が適用される。
【0015】
【作用】上記本発明方法によると、カチオン化処理した
セルロース布帛は、防皺性が向上し、皺の発生が抑えら
れる。この理由についてはセルロース繊維とカチオン化
剤中に含まれるセルロース繊維に対する反応基とが相互
に反応することによって、繊維布帛表面を化学的に保護
して精製セルロース繊維の活性基がマスクされるためと
考えられる。
【0016】
【実施例】以下、更に本発明の具体的な実施例を説明す
る。
【0017】(実施例1〜3、比較例1)先ず、47番
双糸の精製セルロース繊維(商品名テンセル)糸を2本
引揃え12ゲージの横編地を編成し、表1に示した試験
片となる4種の試料を各3個づつ作成した。そしてこれ
を下記工程により、精練、カチオン化処理、水
洗,ソープング、マスキングおよび染色の順序の工
程で加工してその防皺性を親認により確認した。なお、
上記カチオン化処理のみ行わなかった比較例1のもの
を作成し、比較のため、同様に防皺性を確認した。
【0018】A.処理加工 精練工程 非イオン活性剤の処理浴中に浸漬して繊維布帛中の油
分、汚れ分、爽雑物等を除去した。
【0019】 カチオン化工程 ○カチオン化剤 カチオン化剤(商品名;カチオノンUK、一方社油脂社
製)の400g/l濃度に対してフレーク状苛性ソーダ
を50g/l添加して処理浴とした。 ○低温法 常温にて上記処理浴に上記試験片を1時間浸漬した。 ○昇温法 常温の処理浴に同様に浸漬し、これを60℃まで昇温し
て1時間浸漬した。 ○ステップ法 常温下で1時間浸漬し、次いで60℃まで昇温して45
分間浸漬した。
【0020】 水洗,ソーピング工程 上記工程により処理した試料を水洗後、上記工程に
おいて用いたと同種の非イオン活性剤の同濃度の処理浴
で洗浄した。
【0021】 マスキング工程 アニオン活性剤(商品名;5MA51、一方社油脂社
製)の40g/lの処理浴中に80℃で20分間浸漬し
た。
【0022】 染色法 通常の直接染料を用いて同一染浴中で同一条件下で染色
後、水洗,ソーピングを行った。
【0023】B.防皺性確認 上記により得られた各試験片各々1m平方の生地に切り
取り、水に浸漬した後、絞り機を用いて絞り、その後の
皺の状態を視認により確認した。その結果を表1に併記
して示す。
【0024】
【表1】
【0025】上記表から、本発明方法により処理を施し
た各布帛はカチオン化処理を行なわなかった比較例に対
し、防皺効果が良好であることが分かる。したがって、
精製セルロース繊維布帛をカチオン化剤で処理すること
により該布帛の防皺性が向上することが分かる。
【0026】(実施例4)綿番手30番単糸の精製セル
ロース糸で平織の生地を織成し、1m平方の大きさに切
り取り、40%カチオン化処理浴に浸漬した。一方、同
様の生地を作成し、両者を並べて水浴に浸漬して絞り機
で絞り、皺の状態を調べた。その結果、処理した生地に
は皺は殆ど認められなかったが、未処理のものは皺にな
り、この皺は仲々解消されなかった。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように、セルロース繊維
布帛に対し精練した後、少なくとも20%濃度のカチオ
ン化剤を含む処理浴中に該布帛を浸漬してカチオン化処
理を行なう方法であり、本方法をセルロース繊維布帛に
施すことにより布帛の防皺性に対し従来、全く予期しな
かった顕著な向上がみられ、しかもこの処理は樹脂加工
等と異なり、布帛の繊維自体に基因する性能改善である
ことから防皺性を長期にわたり持続せしめることがで
き、処理の簡単さ、ならびに設備増強の必要のないこと
と相俟って極めて有用性に富む防皺加工法である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース繊維糸により編織してなる布
    帛を精練後、少なくとも20%濃度のカチオン化剤を含
    む処理浴中に浸漬し、カチオン化処理を行なうことを特
    徴とするセルロース繊維布帛の防皺処理法。
  2. 【請求項2】 カチオン化剤が第4級アンモニウム塩を
    含むカチオン化合物である請求項1記載のセルロース繊
    維布帛の防皺処理法。
JP7031691A 1995-01-27 1995-01-27 セルロース繊維布帛の防皺処理法 Pending JPH08209538A (ja)

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