JPH082096A - インクジェット記録用紙 - Google Patents

インクジェット記録用紙

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JPH082096A
JPH082096A JP6141733A JP14173394A JPH082096A JP H082096 A JPH082096 A JP H082096A JP 6141733 A JP6141733 A JP 6141733A JP 14173394 A JP14173394 A JP 14173394A JP H082096 A JPH082096 A JP H082096A
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JP
Japan
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ink
base paper
coating layer
recording paper
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JP6141733A
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Yoshiharu Kawashima
義晴 川島
Hiromasa Kondo
博雅 近藤
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New Oji Paper Co Ltd
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New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発色、インク吸収性、難燃性、引張り強度に優
れ、凹凸状の模様を有する壁紙用インクジェット記録用
紙を提供する。 【構成】セルロースパルプと無機顔料を主成分とした基
紙と、この基紙の一面上に形成され、かつ白色顔料と樹
脂とを主成分として含むインク受容性被覆層とを有し、
前記基紙が無機顔料を基紙重量の30〜70重量%の割
合で含有し、かつ表面に凹凸状の模様を有することを特
徴とするインクジェット記録用紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被記録材に関し、水性
インクを用いたプリンター、プロッター等に用いられる
インクジェット記録用シートであって、優れた色彩の発
色、ドット形状等の特性を持った画像の記録ができ、か
つ印字されたときに記録紙に施された凹凸状の模様が浮
きだし、かつ難燃性であり、ポスターや壁紙等のインテ
リアにも使用可能な水性インクジェット記録用シートに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】水性インクを用いるインクジェット方式
のプリンターの性能とインクの改良によって、インクジ
ェット用紙として普通紙を使用して、鮮明な画像、印字
品位を得ることが可能となってきた。しかし、一方でプ
リントの品位、彩度、外観、画像を更に魅力あるものと
するために、より高度な特性を持つ記録材が要求される
ようになっている。特にプリント速度、解像度、彩度な
どの向上によって、被記録材に対しても高速吸収性、高
吸収容量、規則的なインクにじみ等、より高度な特性が
要求されるようになり、インク受容性被覆層を表面に設
けたいわゆる塗工紙が開発されている。例えば、特開昭
62−158084号公報には、微粒子合成シリカを用
い、高い水性インク吸収性、色再現性及び色濃度を持つ
インクジェット記録媒体の製造方法が開示されている。
即ち、前記した要求特性に応じるために、微粒子合成シ
リカのような吸液性の優れた白色顔料を主成分とする被
覆層をセルロースパルプを主成分とする基紙の表面に設
けることが通常実施されている。
【0003】一方、近年、インクジェットプリンターの
用途拡大、特にインクジェットプロッターの市場開拓等
から、ポスターや壁紙等のインテリア用にも用途が広ま
っている。インクジェット記録は通常の印刷と違い、製
版する必要がないため、少量でも印刷が可能であり、コ
ストも安くなるといったメリットがある。また、最近の
インクジェットプリンター、プロッターは精度も上昇
し、通常の印刷とほぼ同等の絵柄を印刷することが可能
なため、壁紙印刷への応用等様々な用途に対応すること
が出来るようになった。
【0004】また、壁紙印刷等の特殊用途が拡張するに
つれ、従来のオフィス文書で用いられてきた白物塗工紙
仕様の記録用シートから各種凹凸状の模様の入った、い
わゆるファンシーペーパー仕様のインクジェット記録用
シートが、用紙の高品位、差別化等のため、求められて
いる。
【0005】特公昭53−6243号公報には、基紙に
白色顔料等を含む塗料で塗工し、すかし模様を作製する
方法が開示されているが、インクジェットプリンターで
印字すると吸収性が悪く、印字部のにじみ等の問題が生
じ、インクジェット記録用紙としては使用できなかっ
た。また特公昭63−151476号公報には、支持体
表面に塗工層を設ける際に、半乾燥状態で所望の表面状
態を有する転写シートを重ね合わせてインクジェット記
録用紙の表面状態を変える方法が開示されているが、工
程が複雑でかつ、煩雑な表面状態(例えば複雑な凹凸模
様等)には対応できないという問題があった。
【0006】また、従来から使用されているインクジェ
ット記録用紙は、セルロースを主成分とした紙や合成フ
ィルムを基材として用いているため、壁紙等に使用する
際、難燃性が不十分といった問題があった。例えば、特
開平1−192900号公報、特公平6−394号公
報、特開平3−260196号公報には、無機顔料とセ
ルロース繊維を配合した基紙の片面もしくは両面に水酸
化アルミニウム、クレー、タルク、カオリン、炭酸カル
シウム、二酸化チタン等の無機顔料とバインダーを主成
分とした塗布層を設けたビニル壁紙裏打ち用難燃紙が開
示されている。しかしながらこれらの難燃紙は、印刷用
壁紙を目的としているため、インクジェットプリンター
で印字すると、発色性が悪く、また乾燥性、インク吸収
性などにも問題が生じる。そこでこのような問題を解決
し、インクジェット記録の可能な壁紙が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水性インク
によるインクジェット方式のプリンターおよびプロッタ
ーを用いて高品位の画像を高速でプリントすることがで
き、さらに印字されたときに記録紙に施された凹凸状の
模様が浮き出し、しかもそのまま壁紙やポスターとして
使用することのできるインクジェット記録用紙を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる現
状に鑑み基紙の難燃化とインクジェット記録適性および
表面に凹凸状の模様を併せ持つ記録紙について鋭意研究
した結果、あらかじめ網目状等の各種凹凸模様を施した
無機顔料とセルロースパルプを主成分とした基紙上に白
色顔料と樹脂を主成分としたインク受容性被覆層を設け
ることによって、インクジェットプリンター/プロッタ
ーで印字ができ、かつ記録紙に施された凹凸状の模様が
浮き出し、さらに壁紙としての難燃性も持つことを見出
だし、本発明を完成させるに至った。
【0009】即ち、本発明のインクジェット記録用紙
は、セルロースパルプと無機顔料を主成分とした基紙
と、この基紙の一面上に形成され、かつ白色顔料と樹脂
とを主成分として含むインク受容性被覆層とを有し、前
記基紙が無機顔料を基紙重量の30〜70重量%の割合
で含有し、かつ表面に凹凸状の模様を有することを特徴
とするものである。
【0010】本発明に用いられるシート支持体に含有さ
れるパルプ材は赤松、黒松、エゾマツ、トドマツ、杉等
の針葉樹、ブナ、カバ、シイノキ等の広葉樹等を主原料
とした砕木パルプ、亜硫酸パルプ、クラフトパルプ、セ
ミケミカルパルプ、ケミグランドパルプ、リファイナー
グランドパルプやまたは古紙パルプから適宜選択して用
いられる。また、これらのセルロース繊維の他に、ガラ
ス繊維、ポリエステル繊維、アラミド繊維等を必要に応
じて適宜使用することも可能である。
【0011】本発明で用いられるシート支持体としての
基紙は、上記の木材パルプの他に主原料として、クレ
ー、タルク、軽質炭酸カルシウム、焼成カオリン、酸化
アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン等の無
機顔料を含有し、さらに添加剤としてアルキルケテンダ
イマー、アルケニルコハク酸等の内添サイズ剤、硫酸バ
ンド、カチオン澱粉等の定着剤、ポリアクリルアミド系
ポリマー、澱粉等の紙力増強剤等を適宜選択して内添
し、公知の抄紙機で抄造された基紙が好適に用いられ
る。また、必要に応じてロジン系、石油樹脂系、酸化澱
粉、アセチル化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉等の澱粉
およびその誘導体、ポリビニルアルコールおよびその誘
導体、スチレン、アルキド、ポリアミド、アクリル、オ
レフィン、マレイン酸、酢酸ビニル等の重合体または2
つ以上の共重合体からなる合成樹脂系およびこれらの合
成樹脂エマルジョン系、ワックス系等の表面サイズ剤で
サイズ処理を施しても良い。また、厚さを調整するた
め、必要に応じてマシンカレンダー、スーパーカレンダ
ー等の公知の設備を用いることも可能である。
【0012】本発明の基紙に含まれる無機顔料の含有率
は、基紙の固形分に対して30〜70重量%である。3
0重量%未満では、シート中の有機成分が増すので難燃
性に問題があり、70重量%を越えると引張り強度や破
裂強度等のシート強度が低下し、また紙としての風合、
柔軟性にかけるので望ましくない。
【0013】本発明に用いられる基紙は難燃化すること
が望ましく、リン酸メラミン、リン酸チオ尿素、リン酸
グアニジン、リン酸モノグアニジン、リングアニル尿素
等のアミノ系リン酸塩、トリエチルフォスフェート、ト
リクレジルフォスフェート、酸性リン酸エステル等の含
燐有機化合物、塩化パラフィン、四塩化炭素等のハロゲ
ン含有有機化合物、塩酸グアニジン、臭化水素酸グアニ
ジン等のハロゲン含有アミノ系酸塩、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、ブロム化トリアリルフォスフェート等のハ
ロゲン含有高分子化合物、スルファミン酸グアニジン、
硫酸グアニジン、スルファミン酸等の硫黄含有アミノ系
酸塩、リン酸アンモン、硫酸アンモン、ホウ酸アンモ
ン、スルファミン酸アンモン、塩化アンモン、ポリリン
酸アンモン等のアンモニウム塩、ホウ酸、燐酸等の無機
酸、ホウ砂、珪酸ソーダ、テトラホウ酸グアニジン、珪
酸グアニジン等のアルカリ金属塩、三酸化アンチモン、
酸化チタン等の金属化合物などの難燃剤を適宜使用する
ことができる。これら難燃剤の使用比率は基紙に対して
10〜50重量%が望ましい。10重量%未満では、壁
紙として使用する際に充分な難燃性を得ることが難し
く、50重量%を越えると使用する難燃剤によってはコ
スト高等の問題が生じる。
【0014】本発明の基紙は、あらかじめ凹凸模様、例
えば、波目、格子、市松、唐草、網代、江戸小紋、柳
縞、七宝等、一般に知られた模様を付ける必要がある。
これらの模様を印刷することも可能であるが、本発明の
インクジェット用紙は、壁紙等のインテリアに用いるこ
とが可能であるため、立体感の模様があらかじめあるほ
うが、デザイン的に優れている。また、インクジェット
プリンターで通常のべた印字を行なっても、あらかじめ
基紙に施された凹凸模様が浮き出るといった効果も得ら
れる。
【0015】本発明で用いられる基紙に施される凹凸模
様は、抄紙機のダンディロール、ワイヤー等にあらかじ
め施す模様を加工して、抄造時に模様を付けるほか、湿
紙状態でプレスパートで模様を付ける方法、オフマシン
でカレンダー等によりエンボスマークを付ける方法等が
ある。
【0016】本発明のインク受容性被覆層に用いられる
白色顔料は多孔性でインクの吸収性が高く、且つ鮮明な
発色を可能とするものを主成分とすることが好ましい。
このような顔料として、特に微粉合成シリカが好まし
い。微粉合成シリカは、その製造法により湿式法による
ものと乾式法によるものとに大別される。湿式法は珪酸
ソーダを原料として、酸で中和してシリカを析出させる
ことにより得られるが、更に沈降法とゲル化法に分けら
れる。また、乾式法は四塩化珪素を原料として、水素、
酸素と共に燃焼し、シリカを析出することで得られる。
通常、ホワイトカーボンと呼称され、無水珪酸、含水珪
酸等として知られている。また、これらの珪酸は場合に
より、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウムとしても利
用される。
【0017】本発明に使用される、前記微粉合成シリカ
は平均粒径として0.5〜15μmが好ましい。また、
インクを吸収する目的のためには、合成シリカの吸油量
は高いことが望ましく100〜400ml/100gが
好ましい。 また、シートの使用目的、プリンターの要
求性能に応じて他の白色顔料も併用することが可能であ
る。これらの白色顔料としては、沈降性炭酸カルシウ
ム、重質炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、水酸化アル
ミニウム、ゼオライト、焼成クレー、カオリンクレー、
タルク、ホワイトカーボン、有機顔料(プラスチックピ
グメント)等、一般に紙塗工に用いられている顔料が挙
げられる。このような白色顔料の使用比率は、全被覆層
固形分の50〜90重量%である。50%未満ではイン
ク吸収性が不十分となったり、インク受容性被覆層の難
燃性が低下し、90%を越えるとインク受容性被覆層の
強度の低下が懸念されるので不適である。
【0018】本発明の樹脂接着剤としては、ポリビニル
アルコールおよびシラノール基等で変性されたポリビニ
ルアルコール誘導体、カゼイン等の蛋白質、澱粉、およ
び酸化澱粉等の誘導体、スチレン−ブタジエン共重合
体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共
役ジエン系重合体ラテックス、アクリル酸エステルおよ
びメタクリル酸エステルの重合体または共重合体等のア
クリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等のビニル系重合体ラテックス、あるいはこれらの
各種重合体のカルボキシル基、カチオン性基等の官能基
含有変性重合体ラテックス、メラミン樹脂、尿素樹脂等
の熱硬化樹脂等の合成樹脂系の水性接着剤、無水マレイ
ン酸共重合樹脂系、ポリアクリルアミド系 、ポリメチ
ルメタクリレート系、ポリウレタン樹脂系、不飽和ポリ
エステル樹脂系、ポリビニルブチラール系、アルキッド
樹脂系等の合成樹脂系接着剤などの高分子が、顔料との
接着性が良く、かつ水性インクとの親和性が良いため、
吸液性を向上させるので、好ましく用いられる。
【0019】特に、本発明のインク受容性被覆層に好ま
しく用いられる樹脂は、シラノール基で変性されたポリ
ビニルアルコール誘導体である。シラノール化ポリビニ
ルアルコールは、珪素を含むビニル化合物を酢酸ビニル
と共重合させた後、ケン化することにより、酢酸ビニル
単位はビニルアルコールに、珪素含有単量体単位が、シ
ラノール基それぞれ転換させて得られるものである(特
開昭58−59203号公報)。シラノール化ポリビニ
ルアルコールは、微粉合成シリカ等の無機顔料と特異的
に強固に結合するので、発色や解像度を妨げない程の少
量で十分な塗膜強度を実現することが出来る。
【0020】インク受容性被覆層における樹脂の配合比
率は、全被覆層固形分の10〜50重量%、好ましくは
10〜40重量%である。10%未満では接着力が不十
分となり、被覆層の強度の低下が懸念される。一方、5
0%を越えると接着性は大きくなるものの、顔料の使用
比率が低下し、前記したようにインクの吸収性に問題が
生じたり、有機成分が多くなるのでインク受容性被覆層
の難燃性が低下するため不適である。
【0021】この他、添加剤として、顔料分散剤、消泡
剤、着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、粘度調整剤、
架橋剤、インクジェット記録後の印字物の耐水性を向上
させるためのカチオン性樹脂等が製造条件、印字品質、
要求性能に応じて適宜使用される。
【0022】本発明の塗料の塗工はバーコーター、エア
ナイフコーター、ブレードコーター、グラビアコーター
等の公知の塗工設備が応用される。基紙上にインク受容
性被覆層を設けたシートは、そのまま本発明の記録用紙
として使用することが可能であるが、例えばスーパーカ
レンダー、グロスカレンダー等で処理し、表面の平滑性
を与えることも可能である。
【0023】本発明で得られるインク受容性被覆層の塗
工量は、最終用途によって決定され、インク吸収性、記
録特性、保存性等を満足させるかぎり不必要に多くする
必要はなく、1〜20g/m2の範囲から適宜選択して
用いられる。インク受容性被覆層が1g/m2未満では
多くの場合インク吸収容量が不足し、画像が流れ出した
り、色にじみ込みが生じ、画像がぼけてしまったり、乾
燥が遅くロールにインクが付着し、汚れてしまう。ま
た、基紙が吸収するインクの量が多くなるため、カー
ル、ぼこつきが発生しやすくなるという問題がある。し
かしながら、20g/m2を越えるインク受容性被覆層
を設けると、塗工層が厚いため紙との接着性が弱くな
り、ヘッドノズルの目づまりのような問題を生じること
が多く、さらにコスト的にも高価なものとなる。
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明はこれによって限定されるもの
ではない。尚、以下において部および%とあるのは、す
べて重量部および重量%を示す。
【0024】実施例1 水酸化アルミニウム180部を広葉樹晒クラフトパルプ
100部のスラリー中に添加し(水酸化アルミニウムの
固形分濃度:64重量%)、カオチン澱粉0.8部、無
水アルケニルコハク酸系中性サイズ剤0.13部を添加
し、十分に混合して抄紙原料とし、長網多筒式抄紙機を
用いて水分を10%まで乾燥させ、サイズプレスで塗料
−1を両面で5g/m2塗布、乾燥し、水分7%まで乾
燥させて米坪120g/m2の上質紙を製造した。得ら
れた上質紙を網目模様を有したエンボスロールでカレン
ダー処理を行い、網目模様を持つ上質紙を作製した。得
られた上質紙の片面に実験室においてテストバーコータ
ーを用いて塗料−2を11g/m2の割合で塗工、乾燥
してインク受容性被覆層(以下、被覆層と略す)を形成
し、インクジェット記録用紙を作製した。
【0025】 塗料−1 リン酸アンモニウム 30部 酸化澱粉 70部 塗料−2 微粒子珪酸 100部 (商標:ミズカシル、水澤化学製) シラノール化ポリビニルアルコール 40部 (商標:R−1130、クラレ製)
【0026】実施例2 上質紙中の水酸化アルミニウムの固形分濃度を35重量
%となるようにした以外は、実施例1と同様にしてイン
クジェット記録用紙を作製した。
【0027】実施例3 水酸化アルミニウム180部を広葉樹晒クラフトパルプ
80部、針葉樹晒クラフトパルプ20部のスラリー中に
添加し(水酸化アルミニウムの固形分濃度:64重量
%)、カオチン澱粉1.0部、アルキルケテンダイマー
系中性サイズ剤0.2部を添加し、十分に混合して抄紙
原料とし、市松模様を有するダンディロールをワイヤー
上に持つ長網多筒式抄紙機を用いて水分を10%まで乾
燥させ、サイズプレスで酸化澱粉の7%溶液を両面で4
g/m2塗布、乾燥し、水分7%まで乾燥させて米坪1
05g/m2の上質紙を製造した。得られた上質紙の片
面に実験室においてテストバーコーターを用いて塗料−
2を8g/m2の割合で塗工、乾燥して被覆層を形成
し、インクジェット記録用紙を作製した。
【0028】実施例4 焼成カオリン100部を広葉樹晒クラフトパルプ100
部のスラリー中に添加し(焼成カオリンの固形分濃度:
50重量%)、カオチン澱粉0.9部、無水アルケニル
コハク酸系中性サイズ剤0.1部を添加し、十分に混合
して抄紙原料とし、長網多筒式抄紙機を用いて水分を1
0%まで乾燥させ、サイズプレスで塗料−3を両面で4
g/m2塗布、乾燥し、水分7%まで乾燥させて米坪1
00g/m2の上質紙を製造した。得られた上質紙を波
目模様を有したエンボスロールでカレンダー処理を行
い、波目模様を持つ上質紙を作製した。得られた上質紙
の片面に実験室においてテストバーコーターを用いて塗
料−4を9g/m2の割合で塗工、乾燥して被覆層を形
成し、インクジェット記録用紙を作製した。 塗料−3 スルファミン酸グアニジン 30部 酸化澱粉 70部 塗料−4 微粒子珪酸 60部 (商標:サイロイド、富士デヴィソン製) 炭酸カルシウム 40部 (商標:ブリリアント15、白石化学工業製) ポリビニルアルコール 40部 (商標:PVA117、クラレ製)
【0029】比較例1 軽質炭酸カルシウム25部を、広葉樹晒クラフトパルプ
100部のスラリー中に添加し(軽質炭酸カルシウムの
固形分濃度:20重量%)、カオチン澱粉0.7部、ア
ルキルケテンダイマー系中性サイズ剤0.1部を添加
し、十分に混合して抄紙原料とし、長網多筒式抄紙機を
用いて水分を10%まで乾燥させ、サイズプレスで酸化
澱粉の7%溶液を両面で3g/m2塗布、乾燥し、水分
7%まで乾燥させて米坪100g/m2の上質紙を作製
した。得られた上質紙の片面に実験室においてテストバ
ーコーターを用いて塗料−2を9g/m2の割合で塗
工、乾燥して被覆層を形成し、インクジェット記録用紙
を製造した。
【0030】比較例2 焼成カオリン900部を広葉樹晒クラフトパルプ100
部のスラリー中に添加し(焼成カオリンの固形分濃度:
90重量%)、カオチン澱粉0.9部、無水アルケニル
コハク酸系中性サイズ剤0.2部を添加し、十分に混合
して抄紙原料とし、長網多筒式抄紙機を用いて水分を1
0%まで乾燥させ、サイズプレスで酸化澱粉の6%溶液
を両面で4g/m2塗布、乾燥し、水分7%まで乾燥さ
せて米坪100g/m2の上質紙を作製した。得られた
上質紙の片面に実験室においてテストバーコーターを用
いて塗料−2を11g/m2の割合で塗工、乾燥して被
覆層を形成し、インクジェット記録用紙を作製した。
【0031】比較例3 実施例1で得られた上質紙をそのままインクジェット用
紙とした。
【0032】比較例4 実施例1で得られた上質紙をエンボスロールでカレンダ
ー処理せず、片面に実験室においてテストバーコーター
を用いて塗料−2を11g/m2の割合で塗工、乾燥し
て被覆層を形成し、波目模様を有したエンボスロールで
カレンダー処理を行い、波目模様を持つインクジェット
記録用紙を作製した。
【0033】これらの各塗工紙の評価結果を表1に示
す。インクジェット記録特性の評価は次の方法によっ
た。インクジェットプリンター(商標:BJC−820
J、Canon製)を用い、インク吸収性、発色の鮮や
かさについて評価を行なった。インク吸収性の評価は、
プリントしたインクが乾燥するまでの秒数を測定した。
5秒以下を○、6〜10秒を△、11秒以上を×で示し
た。発色の鮮やかさは、イエロー、マゼンタ、シアンの
カラーインクの発色を目視で評価した。発色の良いもの
を○、不十分なものを△、更に不良なものを×で示し
た。凹凸状の模様の有無は、印字後目視で模様が浮き出
ているかを評価した。また、用紙の高級感、壁紙として
の品位を目視で評価し、良いものから○、△、×で示し
た。引張り強度はJIS−P−8113に記載されてい
る方法によった。難燃性はJIS−A−1322に記載
されている方法により、炭化長を測定した。
【0034】
【表1】
【0035】表1からわかるように、実施例により得ら
れたインクジェット用記録シートは、インク吸収性、発
色の鮮やかさ、用紙品位、引張り強度、難燃性いずれに
関しても非常に優れている。しかし、比較例よりわかる
ように、基紙の無機質分少ないものは難燃性が劣り(比
較例1)、無機質分の多いものは強度が低下し(比較例
2)、インク受容性被覆層の無いものは画質が劣り(比
較例3)、インク受容性被覆層を設けた後、模様を付け
たものはインクの吸収性が悪くなった(比較例4)。ま
た、凹凸状の模様がないため、用紙の品位にかける(比
較例1、2)。
【0036】
【発明の効果】本発明のインクジェットプリンター記録
用紙は、インクの吸収性、発色性に優れているだけでな
く、強度、難燃性に優れており、印字後凹凸状の模様が
生じるため、壁紙等のインテリア等の特殊用途として用
いることを可能とするという効果を奏する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロースパルプと無機顔料を主成分と
    した基紙と、この基紙の一面上に形成され、かつ白色顔
    料と樹脂とを主成分として含むインク受容性被覆層とを
    有し、前記基紙が無機顔料を基紙重量の30〜70重量
    %の割合で含有し、かつ表面に凹凸状の模様を有するこ
    とを特徴とするインクジェット記録用紙。
  2. 【請求項2】 前記基紙が難燃剤を含有することを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録用紙。
  3. 【請求項3】 前記インク受容性被覆層中の白色顔料と
    して、微粉合成シリカを含有することを特徴とする請求
    項1記載のインクジェット記録用紙。
  4. 【請求項4】 前記インク受容性被覆層中の樹脂とし
    て、シラノール化ポリビニルアルコールを含有すること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用紙。
JP6141733A 1994-06-23 1994-06-23 インクジェット記録用紙 Pending JPH082096A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6141733A JPH082096A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 インクジェット記録用紙

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