JPH08210170A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射装置

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JPH08210170A
JPH08210170A JP7017869A JP1786995A JPH08210170A JP H08210170 A JPH08210170 A JP H08210170A JP 7017869 A JP7017869 A JP 7017869A JP 1786995 A JP1786995 A JP 1786995A JP H08210170 A JPH08210170 A JP H08210170A
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勝 田中
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧を越える高電圧により燃料噴射弁を
駆動する内燃機関の燃料噴射装置において、装置を小型
化でき、かつ安定した動作を実現可能にする。 【構成】 ディーゼルエンジンの各気筒に燃料を噴射供
給するインジェクタの電磁ソレノイドL1〜L6の通電
開始時にピーク電流を供給するために、コンデンサCに
高電圧を充電する昇圧回路74、ポンプコントロールバ
ルブを閉弁駆動する電磁ソレノイドLa,Lbの通電遮
断時に発生するフライバック電流をコンデンサCに供給
する電流経路P1とバッテリBTに還流する電流経路P
2とを切替制御する切替回路69を備えた装置におい
て、昇圧回路74によるコンデンサCの充電状態に基づ
き、フライバック電流にてコンデンサCを充電してもそ
の両端電圧が所定の充電電圧を越えないと判断された場
合にのみ電流経路P1を導通する。この結果、コンデン
サCが充電電圧を越えて充電されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源電圧を越える高電
圧により燃料噴射弁を駆動する内燃機関の燃料噴射装置
に関し、特に、燃料噴射弁を駆動する高電圧のエネルギ
ーを蓄積するために、燃料噴射弁とは別に設けられた電
磁アクチュエータの通電遮断時に生じるフライバック電
流を利用する内燃機関の燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の各気筒に夫々燃料
を噴射供給するインジェクタを高速に応答させるための
駆動回路として、インジェクタへの駆動電流供給経路に
並列に接続されたコンデンサと、インジェクタが駆動さ
れていない間にこのコンデンサをバッテリ電圧を越える
高電圧で充電する昇圧回路とを備え、昇圧回路によりコ
ンデンサに蓄積されたエネルギーをインジェクタ駆動時
に放電させ、インジェクタにピーク電流を流すことによ
って、インジェクタを高速に応答させるよう構成された
ものが知られている。
【0003】しかし、このような駆動回路においては、
コンデンサの充電を各インジェクタが駆動される間、即
ち燃料噴射と燃料噴射との間に完了させておく必要があ
るため、燃料噴射間隔の最も短くなる内燃機関の高速回
転高負荷時であっても、コンデンサの充電が可能となる
ように、昇圧回路を大容量のトランスやスイッチング素
子を用いて構成する必要があり、装置が大型化し、また
高価になってしまうという問題があった。
【0004】一方、特開平1−138327号公報に
は、電磁アクチュエータを通電遮断した時に生じるフラ
イバック電流を利用して、ピエゾアクチュエータを高電
圧に充電する装置が開示されており、このような技術を
採用して、インジェクタとは別に設けられた電磁アクチ
ュエータのフライバック電流によりコンデンサを充電す
る装置が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インジェクタ
が動作する毎に電磁アクチュエータが動作するとは限ら
ず、燃料噴射毎に、フライバック電流が発生したり発生
しなかったりでは、結局、フライバック電流を利用しな
い時と同様に、短期間でコンデンサを充電できるような
昇圧回路を使用しなければ、安定した動作を実現できな
いという問題があった。
【0006】また、フライバック電流を単にコンデンサ
に供給しているだけでは、燃料噴射の間に、所定以上に
フライバック電流が発生すると、コンデンサが過充電さ
れてコンデンサの両端電圧が高くなり過ぎてしまい、コ
ンデンサ等の回路素子が破壊されたり、インジェクタの
動作に影響を与え、延いては燃料の噴射量調量特性に悪
影響を与えてしまうという問題があった。
【0007】更に、インジェクタが駆動される毎に必ず
駆動される電磁アクチュエータを用いたとしても、イン
ジェクタが駆動されるタイミングと、電磁アクチュエー
タが駆動されフライバック電流を発生するタイミングと
が常に一定であるとは限らず、この場合、昇圧回路によ
りある程度充電が進んだ状態でフライバック電流が発生
すると、コンデンサの両端電圧が高くなり過ぎてしまう
ことがあり、上述したように、回路素子が破壊された
り、インジェクタの動作に影響を与えてしまうという問
題があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するために、
電源電圧を越える高電圧により燃料噴射弁を駆動する内
燃機関の燃料噴射装置において、装置を小型化でき、か
つ安定した動作を実現できるようにすることを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の発明は、内燃機関に燃料を
噴射供給するための燃料噴射弁と、上記燃料噴射弁への
駆動電流供給経路に並列に設けられたコンデンサと、上
記駆動電流供給経路に直列に設けられたスイッチング手
段と、上記コンデンサを電源電圧を越える高電圧に充電
する昇圧手段と、上記内燃機関の運転状態に応じて、上
記燃料噴射弁の通電時間及び通電開始時期を算出し、該
算出結果に応じて上記スイッチング手段を駆動制御し、
上記燃料噴射弁を開弁させて燃料を噴射させると共に、
当該燃料噴射弁が閉弁している時に、上記昇圧手段を駆
動して上記コンデンサを充電する制御手段と、を備えた
内燃機関の燃料噴射装置において、上記燃料噴射弁の開
閉に関連して通電制御され上記燃料噴射弁とは別に設け
られた電磁アクチュエータの通電遮断時に流れるフライ
バック電流を、上記コンデンサに導く充電電流供給経路
と、該充電電流供給経路に設けられ、該充電電流供給経
路を導通、開放する第2のスイッチング手段と、上記充
電電流供給経路を介して上記フライバック電流を上記コ
ンデンサに供給しても、当該コンデンサの両端電圧が所
定の充電電圧を越えることがない場合には、上記第2の
スイッチング手段をオンすることにより、上記フライバ
ック電流により上記コンデンサを充電させ、逆に、上記
フライバック電流を上記コンデンサに供給すると、当該
コンデンサの両端電圧が所定の充電電圧を越える場合に
は、上記第2のスイッチング手段をオフすることによ
り、上記フライバック電流による上記コンデンサの充電
を禁止する補助充電手段と、を設けたことを特徴とす
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の内燃機関の燃料噴射装置において、上記電磁ア
クチュエータは、燃料を圧送する高圧ポンプから、該高
圧ポンプにより圧送される高圧燃料を蓄圧して上記燃料
噴射弁に供給する燃料蓄圧手段への、燃料の圧送開始時
期を制御する電磁制御弁であることを特徴とする。
【0011】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射装置におい
て、上記昇圧手段による上記コンデンサの充電開始後、
上記フライバック電流を上記コンデンサに供給しても上
記コンデンサの両端電圧が所定の充電電圧を越えること
のない所定期間内に、上記フライバック電流が発生する
か否かを判断する判定手段を設け、上記補助充電手段
は、上記判定手段にて上記所定期間内に上記フライバッ
ク電流は発生しないと判断された場合に、上記第2のス
イッチング手段を開放して、上記フライバック電流によ
る上記コンデンサの充電を禁止することを特徴とする。
【0012】また次に、請求項4に記載の発明は、請求
項1または請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射装置に
おいて、上記コンデンサの両端電圧を検出する電圧検出
手段を設け、上記補助充電手段は、上記電圧検出手段に
て検出される上記コンデンサの両端電圧が所定の充電電
圧に達している場合に、上記第2のスイッチング手段を
開放して上記フライバック電流による上記コンデンサの
充電を禁止することを特徴とする。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし請求項4のいずれかに記載の内燃機関の燃料噴射
装置において、上記フライバック電流を電源に還流する
電流還流経路を設け、上記第2のスイッチング手段は、
上記充電電流供給経路が開放された場合に、上記電流還
流経路を介して上記フライバック電流を電源に還流する
ことを特徴とする。
【0014】
【作用および発明の効果】上記のように構成された請求
項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置においては、制御
手段が、内燃機関の運転状態に応じて、燃料噴射弁の通
電時間及び通電開始時期を算出し、その算出結果に応じ
てスイッチング手段を駆動制御する。そして、制御手段
によりスイッチング手段がオンすると、コンデンサの放
電により燃料噴射弁に駆動電流が供給され、燃料噴射弁
は速やかに開弁して応答性よく燃料を噴射する。
【0015】また、制御手段は、燃料噴射弁が閉弁して
いる時には、昇圧手段を駆動してコンデンサを電源電圧
を越える高電圧に充電させ、次の燃料噴射に備える。な
お、コンデンサの充電には、昇圧手段の他に、燃料噴射
弁とは別に設けられた電磁アクチュエータへの通電が遮
断された時に発生するフライバック電流が利用される。
即ち、補助充電手段が、フライバック電流をコンデンサ
に供給しても、コンデンサの両端電圧が所定の充電電圧
を越えることがない場合には、第2のスイッチング手段
をオンして充電電流供給経路を導通させることにより、
フライバック電流によりコンデンサを充電させ、逆に、
フライバック電流をコンデンサに供給すると、コンデン
サの両端電圧が所定の充電電圧を越える場合には、第2
のスイッチング手段をオフして充電電流供給経路を遮断
することにより、フライバック電流によるコンデンサの
充電を禁止する。
【0016】従って、本発明の内燃機関の燃料噴射装置
によれば、コンデンサに充電されるべきエネルギーの一
部がフライバック電流によって充電されるため、昇圧手
段で発生すべきエネルギーを小さくでき、トランス等か
らなる昇圧手段を小型、且つ安価に構成できる。
【0017】また、補助充電手段が、コンデンサの両端
電圧が所定の充電電圧を越えることのないように、第2
のスイッチング手段を駆動して、コンデンサへのフライ
バック電流の供給を制御しているので、コンデンサが過
充電されることがなく、コンデンサ等の素子が破壊され
てしまうことを防止できると共に、燃料噴射中にフライ
バック電流が供給される等して、燃料噴射弁の動作に影
響を与え、燃料噴射量を変化させてしまうこともなく、
安全で安定した制御を実現できる。
【0018】次に、請求項2に記載の内燃機関の燃料噴
射装置においては、フライバック電流を発生させるため
の電磁アクチュエータとして、燃料を圧送する高圧ポン
プから、この高圧ポンプにより圧送される高圧燃料を蓄
圧して燃料噴射弁に供給する燃料蓄圧手段への、燃料の
圧送開始時期を制御するために設けられた電磁制御弁が
使用されている。
【0019】この電磁制御弁は、通電により閉弁駆動さ
れ、その後通電を遮断しても閉弁状態が保持され、更
に、高圧ポンプの所定の動作タイミングで再度開弁する
よう構成された周知のものであり、電磁制御弁の閉弁に
応じて燃料の圧送が開始され、閉弁時期が早いほど燃料
蓄圧手段に供給される燃料が多くなり、燃料蓄圧手段の
圧力は大きくなる。なお、電磁制御弁への通電は、電磁
制御弁が閉弁されるのに十分な所定期間だけ行われる。
【0020】そして、電磁制御弁は、燃料噴射される毎
に駆動され、高速回転高負荷時には、電磁制御弁への通
電遮断時期が早くなり、逆に、低速回転低負荷時には、
通電遮断時期が遅くなるよう制御される。従って、本発
明によれば、常にコンデンサを所定の充電電圧まで充電
することができ、しかも、昇圧手段は比較的小容量に構
成できるため、装置を小型化できる。
【0021】即ち、高速回転高負荷時には、燃料噴射間
隔が短くなり、コンデンサを充電可能な期間が短くなる
のであるが、燃料噴射後、早いタイミングでフライバッ
ク電流が発生するため、昇圧回路によるコンデンサの充
電はあまり進んでおらず、フライバック電流によりコン
デンサを充電したとしてもその両端電圧が所定の充電電
圧を越えることがない。その結果、フライバック電流に
よる充電が行われるため、短期間でコンデンサを充電で
きる。
【0022】また、低速回転低負荷時には、燃料噴射間
隔が長くなり、コンデンサを充電可能な期間が長くなる
のであるが、燃料噴射後、比較的遅いタイミングでフラ
イバック電流が発生するため、昇圧回路によるコンデン
サの充電が進んでしまい、フライバック電流によりコン
デンサを充電するとその両端電圧が所定の充電電圧を越
えてしまう場合がある。この場合、フライバック電流に
よる充電が禁止されるのであるが、コンデンサを充電可
能な期間が長いため、昇圧手段だけによって所定の充電
電圧まで充電できる。
【0023】このように、高速回転高負荷時には、昇圧
手段が供給すべきエネルギーは小さく、また、低速回転
低負荷時には、昇圧手段は比較的長い時間をかけて充電
できるため、昇圧手段を比較的小容量のトランスやスイ
ッチング素子等を用いて構成でき、延いては燃料噴射装
置を小型化できるのである。
【0024】次に、請求項3に記載の内燃機関の燃料噴
射装置においては、判定手段が、昇圧手段によるコンデ
ンサの充電開始後、フライバック電流をコンデンサに供
給してもコンデンサの両端電圧が所定の充電電圧を越え
ることのない所定期間内に、上記フライバック電流が発
生するが否かを判断し、補助充電手段は、判定手段にて
所定期間内にフライバック電流が発生しないと判断され
た場合に、第2のスイッチング手段を開放して、フライ
バック電流による上記コンデンサの充電を禁止する。
【0025】つまり、昇圧手段によるコンデンサの充電
速度は略一定であるため、充電開始からフライバック電
流が発生するまでの期間に基づき、フライバック電流発
生時におけるコンデンサの両端電圧を予測することがで
き、延いては、フライバック電流によりコンデンサを充
電した場合にコンデンサの両端電圧が所定の充電電圧を
越えるか否かを判断することができるのである。
【0026】従って、本発明によれば、コンデンサの両
端電圧が所定の充電電圧を越えることのないように確実
に制御でき、コンデンサが過充電されることによる回路
素子の破壊を防止できる。特に、制御手段が算出する燃
料噴射弁及び電磁アクチュエータの駆動開始時間や駆動
期間を用いれば、コンデンサの充電を開始してからフラ
イバック電流が発生するまでの期間を算出するのは容易
であり、しかも、制御手段がマイクロコンピュータによ
り実現されていれば、本発明の判定手段のために特別な
ハードウェアの追加を必要としないため、装置を簡単に
構成できる。
【0027】次に、請求項4に記載の内燃機関の燃料噴
射装置においては、電圧検出手段がコンデンサの両端電
圧を検出し、補助充電手段は、電圧検出手段にて検出さ
れるコンデンサの両端電圧が所定の充電電圧に達してい
る場合に、第2のスイッチング手段を開放してフライバ
ック電流によるコンデンサの充電を禁止する。
【0028】従って、本発明によれば、実際に検出され
たコンデンサの両端電圧に基づき、第2のスイッチング
手段を動作させるため、コンデンサの充電を精度よく制
御できる。また、本発明によれば、フライバック電流に
よるコンデンサの充電中であっても、コンデンサの両端
電圧が所定の充電電圧に達すると、第2のスイッチング
手段が開放されるため、フライバック電流の一部のみが
コンデンサの充電に使用される場合があり、例えば請求
項3に記載の発明のようにフライバック電流を供給する
とコンデンサの両端電圧が充電電圧を越える場合にはコ
ンデンサにフライバック電流を全く供給しない場合に比
べて、よりエネルギー効率の良い装置を構成できる。
【0029】次に、請求項5に記載の内燃機関の燃料噴
射装置においては、第2のスイッチング手段が、充電電
流供給経路が開放された場合に、電流還流経路を介して
フライバック電流を電源に還流する。従って、本発明に
よれば、コンデンサの充電に使用されないフライバック
電流を無理なく処理でき、信頼性の高い装置を構成でき
る。
【0030】即ち、フライバック電流をコンデンサに供
給しない場合には、フライバック電流を遮断する第2の
スイッチング手段に大きな負荷がかかり、スイッチング
手段が破壊されてしまう場合があるが、フライバック電
流を電源に還流させれば、第2のスイッチング手段の負
荷が低減されるため、これを防止することができ、信頼
性の高い装置を構成できるのである。
【0031】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図2は、6気筒の車両用ディーゼルエンジンに使用
されるコモンレール式燃料噴射装置の全体構成図であ
る。
【0032】図2に示すように、コモンレール式燃料噴
射装置1は、各気筒に夫々配設され各気筒に燃料を噴射
供給する6個のインジェクタ3と、高圧燃料を蓄圧しフ
ローリミッタ31を介して各インジェクタ3に燃料を供
給するコモンレール5と、コモンレール5に燃料を圧送
する高圧ポンプ9と、燃料タンク7に蓄えられた燃料を
吸い上げ、高圧ポンプ9に供給するフィードポンプ13
と、コモンレール5の内圧を検出するコモンレール圧セ
ンサ27と、コモンレール5の内圧が所定以上になると
開弁して内圧が高くなり過ぎることを防止するプレッシ
ャリミッタ29と、これらを制御する電子制御装置(E
CU)11とを備えている。
【0033】なお、ECU11にはコモンレール圧セン
サ27の他、クランク軸に120°CAずつずらして取
り付けられた各クランクの上死点(TDC)より75°
CA前に所定のパルスを発生する気筒判別センサ51
(図5参照),クランク軸が15°CA回転する毎に所
定のパルスを発生するクランク角センサ53(図5参
照),アクセルの開度を検出するアクセル開度センサ5
5,スロットルバルブがアイドル位置にあることを検出
するアイドルスイッチ57,内燃機関を始動するスター
タの動作状態を検出するスタータスイッチ59,冷却水
の温度を検出する冷却水温センサ61などの各種運転状
態検出手段からの信号も入力されている。
【0034】ここで、高圧ポンプ9は2気筒で構成さ
れ、各気筒#a,#bが、コモンレール5に対して交互
に高圧燃料を圧送するようにされている。なお、各気筒
#a,#bは全く同じ構成をしているので、以下では、
気筒#aについてのみ説明する。
【0035】即ち、高圧ポンプ9の気筒#aは、図3に
示すように、フィードポンプ13により燃料タンク7か
ら吸い上げられた低圧状態の燃料を蓄える燃料ギャラリ
ー15と、燃料ギャラリー15より供給される燃料を加
圧してコモンレール5に供給するためのチャンバー21
と、燃料ギャラリー15とチャンバー21とを連通・遮
断する電磁制御弁であるポンプコントロールバルブ(P
CV)19とを備えている。
【0036】そして、燃料ギャラリー15には、所定の
設定開弁圧に達すると開弁して燃料ギャラリー15に蓄
えられた燃料を燃料タンク7に戻すチェック弁17が設
けられており、燃料ギャラリー15の内圧が常に一定と
なるようされている。一方、シリンダ状に形成されたチ
ャンバー21には、クランク軸に同期して上下動するプ
ランジャー23が嵌合されると共に、チャンバー21の
内圧が所定の設定開弁圧以上になると開弁して、チャン
バー21内の燃料をコモンレール5に供給するチェック
弁25が設けられている。
【0037】このように構成された高圧ポンプ9の気筒
#aにおいては、PCV19が開弁されている時に、燃
料ギャラリー15と連通されたチャンバー21内は低圧
状態の燃料で充満され、プランジャー23が上昇する際
にPCV19が閉弁されると、チャンバー21内に充満
された燃料が加圧される。そして、この圧力がチェック
弁25の設定開弁圧以上になると、チェック弁25が開
弁してチャンバー21内の燃料がコモンレール5に圧送
される。
【0038】つまり、PCV19の閉弁時期を制御する
ことにより、高圧ポンプ9によるコモンレール5への燃
料の加圧圧送の開始時期が制御され、しかも、PCV1
9は、一旦閉弁すると、プランジャー23が上死点(上
昇から下降に移る時点)に達するまでの間、閉弁状態が
保持されるため、圧送開始時期を早くする程、燃料の圧
送量が増加する。
【0039】なお、このような高圧ポンプ9系のより詳
細な説明については、例えば、特開平2−146256
号公報等に記載されているのでそちらを参照されたい。
このようにして高圧ポンプ9によりコモンレール5に蓄
えられた高圧の燃料は、フローリミッタ31を介してエ
ンジン33の各気筒毎に設置されたインジェクタ3に送
られる。
【0040】次に、インジェクタ3は、図4に示すよう
に、ニードル39を上下動させて燃料噴射口を開閉する
コマンドピストン37と、燃料経路をコマンドピストン
37の背面、或は燃料タンク7に連通する三方弁35
と、後述するECUのインジェクタ駆動回路65によっ
て導通・遮断され、三方弁35の連通状態を制御する電
磁ソレノイドLnとを備え、ニードル39の下端部、即
ち燃料噴射口の近傍には油溜り41が形成されている。
そして、インジェクタ3内において燃料経路は二方向に
分岐されており、一方は、燃料噴射口の近傍に設けられ
た油溜り41に、他方は三方弁35に高圧燃料を供給す
るようされている。また、三方弁35は、電磁ソレノイ
ド47の非通電時にポートαとポートβとが連通し、通
電時にポートβとポートγとが連通するようされてい
る。
【0041】このように構成されたインジェクタ3にお
いて、三方弁35のポートαとポートβとが連通状態と
なる電磁ソレノイド47の非導通時には、コモンレール
5から供給されインジェクタ3内で分岐した燃料は、一
方は、コマンドピストン37の背面に供給されることに
よりニードル39を押し下げようとし、他方は、油溜り
41に供給されることによりニードル39を押し上げよ
うとする。このとき、コマンドピストン37の背面の面
積の方が大きいため、全体としてはニードル39を押し
下げる向きの力が勝り、燃料噴射口は閉じた状態に維持
される。
【0042】一方、電磁ソレノイド47が導通される
と、三方弁35はポートβとポートγとが連通し、コマ
ンドピストン37の背面にはコモンレール5からの燃料
圧が加わらなくなるため、ニードル39を押し上げる向
きの力が勝り、燃料噴射口が開口して燃料噴射が開始さ
れる。
【0043】その後、電磁ソレノイド47への通電が停
止されると、再びポートαとポートβとが連通した状態
に復帰し、コマンドピストン37の背面にコモンレール
5からの燃料圧が加えられるため、ニードル39は閉弁
方向へ移動し、燃料噴射が停止される。従って、インジ
ェクタ3では、電磁ソレノイド47への通電期間を制御
することにより、燃料噴射量を任意に制御できる。
【0044】次に、ECU11は、図1に示すように、
予め設定された制御プログラムに従って燃料噴射制御の
ための各種制御処理を実行するCPU,ROM,RAM
等からなる周知のマイクロコンピュータ63を中心に構
成されており、電磁ソレノイドL1〜L6を夫々通電し
て各気筒#1〜#6のインジェクタ3を駆動するインジ
ェクタ駆動回路65と、コモンレール5内の燃料圧力を
制御する一対のPCV19を夫々駆動するPCV駆動回
路67,67と、PCV19のフライバック電流(後述
する)をインジェクタ駆動回路65に供給するか、或は
バッテリーBTに還流させるかを択一的に切り替える切
替回路69とを備えている。
【0045】インジェクタ駆動回路65は、各気筒の電
磁ソレノイドL1〜L6の電流経路を夫々導通・遮断す
るトランジスタTR11〜TR16と、トランジスタT
R11〜TR16に夫々並列に接続され、トランジスタ
TR11〜TR16に所定以上の電圧が印加されること
を防止するツェナーダイオードDZ11〜DZ16と、
マイクロコンピュータ63から入力される選択信号Ss
にて指定されたトランジスタTR1n(n=1〜6)
を、同じくマイクロコンピュータ63から入力される噴
射指令信号Sdに基づきオンするインジェクタ選択回路
71と、トランジスタTR1nにより電流経路が導通さ
れた電磁ソレノイドLnに、ダイオードD11を介して
所定の定電流を供給する定電流源73と、各気筒の電磁
ソレノイドL1〜L6にダイオードD12を介して並列
に設けられたコンデンサCと、コンデンサCの両端電圧
Vcを検出するための分圧抵抗R1,R2と、電磁ソレ
ノイドL1〜L6の非導通時にコンデンサCに高電圧を
充電しておき、いずれかの電磁ソレノイドLnの電流経
路が導通された時に、コンデンサCに充電した高電圧に
より対応する電磁ソレノイドLnに定電流源73が供給
する電流より大きいピーク電流を供給させる昇圧回路7
4とが備えられている。
【0046】ここで、昇圧回路74は、一次巻線の一端
にバッテリ電圧が印加された昇圧用の変圧器Loと、外
部から入力される高周波(本実施例では数十kHz程
度)の駆動パルスによって高速スイッチングすることに
より、変圧器Loの一次巻線の他端を高周波で接地し、
変圧器Loの二次巻線に高電圧を発生させる昇圧用のト
ランジスタTRsと、変圧器Loの一次巻線に流れる電
流を検出する電流検出抵抗R3と、変圧器Loの二次巻
線に発生した高電圧をコンデンサCに出力することによ
り、コンデンサCを充電するダイオードD13と、マイ
クロコンピュータ63より充電指令信号Scが入力され
ると、昇圧用のトランジスタTRsを駆動する駆動パル
スを発生し、分圧抵抗R1,R2により検出されるコン
デンサCの両端電圧Vcが所定の充電電圧(本実施例で
は110V)に達すると駆動パルスの発生を停止すると
共に、電流検出抵抗R3により検出される電流値に基づ
き、トランスLoが所定の割合で二次側に電力を供給
し、一定の割合でコンデンサCが充電されるよう駆動パ
ルスの周波数を制御する電圧制御回路75とにより構成
されている。
【0047】このように構成されたインジェクタ駆動回
路65においては、噴射指令信号Sdがオフ状態にあ
り、トランジスタTR11〜TR16がいずれもオフ状
態にある時に、マイクロコンピュータ63から入力され
る充電指令信号Scによって昇圧回路74が駆動され、
コンデンサCの充電を開始する。そして、分圧抵抗R
1,R2によりコンデンサCの両端電圧Vcが所定の充
電電圧Voに達したことが検出されると、電圧制御回路
75がトランジスタTRsへの駆動パルスの出力を停止
することにより、コンデンサCの充電を停止する。そし
て、マイクロコンピュータ63から入力される選択信号
Ss及び噴射指令信号Sdに応じて、インジェクタ選択
回路71がいずれかのトランジスタTR1nをオンし
て、対応する気筒の電磁ソレノイドLnの電流経路を導
通すると、コンデンサCに充電されたエネルギーが電磁
ソレノイドLnを介して放電され、電磁ソレノイドLn
にピーク電流が流れる。その後、定電流源73の動作に
よって、電磁ソレノイドLnに所定のホールド電流が流
れ、マイクロコンピュータ63からの噴射指令信号Sd
の入力が停止された時点で、電磁ソレノイドLnの通電
が遮断される。こうして電磁ソレノイドLnの通電が遮
断されると、マイクロコンピュータ63から入力される
充電指令信号Scに従い、昇圧回路74がコンデンサC
の充電を開始する。
【0048】次に、切替回路69は、PCV駆動回路6
7から供給されるフライバック電流(後述する)をイン
ジェクタ駆動回路65に設けられたコンデンサCに供給
する電流経路P1を導通・遮断するトランジスタTR2
1と、フライバック電流をバッテリBTに還流する電流
経路P2を導通・遮断するトランジスタTR22と、マ
イクロコンピュータ63が出力する経路切替信号Spを
そのままのレベルでトランジスタTR31に供給するバ
ッファBF21と、経路切替信号Spを反転させてトラ
ンジスタTR32に供給するバッファBF22とにより
構成され、経路切替信号SpがLow レベルの時は電流経
路P1を,Highレベルの時は電流経路P2を択一的に導
通させる。
【0049】また次に、PCV駆動回路67は、高圧ポ
ンプ9の各気筒#a,#b毎に設けられたPCV19に
対応して、2つ設けられているが、全く同じ構成である
ため、以下では、気筒#aのPCV駆動回路67につい
てのみ説明する。PCV駆動回路67は、PCV19の
電流経路を導通・遮断するトランジスタTR31と、ト
ランジスタTR31をオフした時に流れるフライバック
電流を切替回路69に供給するトランジスタTR32
と、電流経路P1からのトランジスタTR32への逆流
電流防止用のダイオードD31と、電流経路P2からの
トランジスタTR32への逆流電流防止用のダイオード
D32と、マイクロコンピュータ63からのポンプコン
トロール信号Sv1をトランジスタTR31に供給する
バッファBF31と、マイクロコンピュータ63からの
フライバック制御信号Sb1を反転させてトランジスタ
TR32に供給するBF32と、トランジスタTR31
のドレイン・ゲート間に直列に接続されたツェナーダイ
オードDZ31,ダイオードD33からなる周知の保護
回路とにより構成される。
【0050】このように構成されたPCV駆動回路67
においては、マイクロコンピュータ63からバッファB
F31を介してトランジスタTR31に供給されるポン
プコントロール信号Sv1がオン状態である時に、PC
V19を閉弁駆動する電磁ソレノイドLaに電流が流
れ、ポンプコントロール信号Sv1の入力が停止された
時点で、電磁ソレノイドLaの通電が遮断される。そし
て、この電磁ソレノイドLaの通電遮断時に、電磁ソレ
ノイドLaのインダクタンスによってフライバック電流
が流れる。
【0051】この時、トランジスタTR32がオンされ
ていると、フライバック電流は切替回路69に供給さ
れ、更に、切替回路69において、トランジスタTR2
1がオンされていればインジェクタ駆動回路65に供給
されてコンデンサCを充電し、トランジスタTR22が
オンされていればバッテリーBTに還流される。
【0052】以上のように構成された燃料噴射装置1を
駆動するために、マイクロコンピュータ63から出力さ
れる各種信号の概要を第5図のタイミングチャートによ
り説明する。図5に示すように、インジェクタ3を駆動
する燃料噴射信号Sd、及びPCV19を駆動するポン
プコントロール信号Svは、各気筒#1〜#6毎に設け
られたクランク上死点(TDC)の前60°CAにて出
力されるパルス0を基準パルスとして制御される。
【0053】そして、燃料噴射信号Sdは、基準パルス
発生時点から駆動タイミングTT後に、駆動パルス幅T
Qの間だけHighレベルとなるよう出力され、駆動タイミ
ングTTが大きいほど燃料噴射時期が遅角し、また、駆
動パルス幅TQが大きいほど燃料噴射量が多くなる。
【0054】なお、図示しないが、燃料噴射信号Sdが
出力された直後、即ち、基準パルス発生時点から(TT
+TQ)が経過した時に、充電指令信号Scが出力さ
れ、この時点からコンデンサCの充電が開始される。ま
た、ポンプコントロール信号Sv1,Sv2は、基準パ
ルス発生時点から駆動タイミングTP後に、駆動パルス
幅TWの間だけHighレベルとなるよう出力され、駆動タ
イミングTPが小さいほど高圧ポンプ9による燃料圧送
量が多くなり、コモンレール圧力は上昇する。また、ポ
ンプコントロール信号Sv1,Sv2がHighレベルから
Low レベルに変化する時点、即ち、基準パルス発生時点
から(TW+TP)が経過した時に、電磁ソレノイドL
a,Lbのフライバック電流が発生する。
【0055】更に、高圧ポンプ9の各気筒#a,#bに
おいて、プランジャー23は、夫々、クランク軸が24
0°CA回転(即ち2回の燃料噴射)する毎に1回上下
動して、チャンバー21の圧縮工程を一度ずつ行い、し
かも、その位相は、各気筒#a,#b間で120°ずれ
たものとなっている。そして、ポンプコントロール信号
Sv1,Sv2により各気筒#a,#bのPCV19が
交互に駆動されることにより、高圧ポンプ9は、噴射制
御信号Scによってインジェクタ3が燃料噴射する毎
に、コモンレール5への高圧燃料の圧送を行うようにさ
れている。
【0056】次にマイクロコンピュータ63において実
行される燃料噴射制御処理について図6及び図7に示す
フローチャートに沿って説明する。まず、電源投入後、
或はCPUリセット後に実行されるメイン処理について
説明する。
【0057】図6に示すように、まずステップ110に
て、ハードウェアや各種データの初期化が行われ、その
後、ステップ120〜ステップ200にて、燃料噴射制
御に使用される燃料噴射信号Sd及びポンプコントロー
ル信号Svの駆動パルス幅TQ,TW、及び駆動タイミ
ングTT,TPを算出する処理が繰り返し実行される。
【0058】即ち、ステップ120にて、内燃機関の運
転状態をアクセル開度センサ55や冷却水温センサ61
等から取り込み、これらの運転状態情報から、ステップ
130にて、インジェクタ3から噴射されるべき燃料の
目標噴射量Qfin(mm3/st)、ステップ140
にて燃料噴射を開始すべき目標噴射タイミングTfin
(℃A)、ステップ150にて目標コモンレール圧力P
fin(MPa)を夫々算出してステップ160に進
む。なお、ここでは、各目標値Qfin,Tfin,P
finの具体的な算出方法に関する説明は省略するが、
例えば、目標噴射量Qfinについては、公知のガバナ
パターンによる演算を使用することができる。
【0059】ステップ160では、コモンレール圧セン
サ27より、コモンレール5内の燃料圧力を読み込み、
この燃料圧力を考慮して、続くステップ170では、先
のステップ130にて求めた目標噴射量Qfin(mm
3 /st)を実現する燃料噴射信号Sdの駆動パルス幅
TQ(μSEC )を算出し、続くステップ180では、後
述するクランク信号割込処理にて算出される内燃機関の
機関回転数を考慮して、目標噴射タイミングTfin
(°CA)に燃料噴射を実現する燃料噴射信号Sdの駆
動タイミングTT(μSEC )を算出する。
【0060】更に、ステップ190では、PCV19を
確実に閉弁させるポンプコントロール信号Svの駆動パ
ルス幅TWを算出する。なお、駆動パルス幅TWは、P
CV19が駆動されてから完全に閉弁するまでの応答時
間である閉弁応答時間Tdelay より若干大きい値に設定
され、バッテリBTの電圧に応じて若干の補正がされる
ものの、略一定値となる。
【0061】続くステップ200では、燃料圧力を直接
制御する重要な制御値であるポンプコントロール信号S
vの駆動タイミングTPを算出する。即ち、目標コモン
レール圧Pfin(MPa)と先のステップ160にて
読み込んだ実コモンレール圧との偏差に基づき、実コモ
ンレール圧を目標コモンレール圧Pfinに一致させる
のに要する圧力を補充できる駆動タイミングTPを算出
する。また、このようにして、コモンレール圧はフィー
ドバック制御される。
【0062】その後、ステップ120に戻り、以後、ス
テップ120〜ステップ200の処理が繰り返し実行さ
れる。次に、燃料噴射信号Sd及びポンプコントロール
信号Svを、メイン処理にて算出された駆動パルス幅と
駆動タイミングに基づいて実際に出力すると共に、フラ
イバック電流の電流経路を選択するクランク各信号割込
処理について説明する。なお、本処理は、クランク角セ
ンサ53がクランク角パルスを出力する毎に起動され
る。
【0063】本処理が起動されると、図7に示すよう
に、まずステップ210にて、本処理が起動される要因
となったクランク角パルスが、インジェクタ3及びPC
V19の制御の基準となる基準パルスであるか否かを判
定する。なお、基準パルスであるか否かの判定は、例え
ば本処理が、気筒判別パルスが検出された後に最初に起
動されたものであれば、本処理を起動したクランク角パ
ルスを基準パルスであると判断する。
【0064】そして、クランク角パルスが、基準パルス
でなければステップ280に移行し、逆に、基準パルス
であればステップ220に移行して、メイン処理にて算
出された最新の駆動パルス幅TQ,TP、駆動タイミン
グTT,TWを用いて下記の(1)式に基づき初期充電
期間T1(図5参照)を算出する。
【0065】 T1=(TP+TW)−(TT+TQ) ・・・(1) 続くステップ230では、初期充電期間T1が、所定期
間Bより大きいか否かを判定し、所定期間Bより大きけ
れば、ステップ240に移行して、経路切替信号Spを
Low レベルに設定し、ステップ260に進む。これによ
り電流経路P2が導通し、PCV19にて発生するフラ
イバック電流はバッテリBTに還流されることになる。
【0066】一方、ステップ230にて、初期充電期間
T1が所定期間B以下であると判断された場合には、ス
テップ250に移行して、経路切替信号SpをHighレベ
ルに設定した後、ステップ260に進む。これにより電
流経路P1が導通し、PCV19のフライバック電流は
コンデンサCに充電され、インジェクタ3を駆動するた
めに再利用されることになる。ステップ260では、駆
動パルス幅TQ,駆動タイミングTTとなる燃料噴射信
号Sdの出力処理をアウトプットコンベア機能を用いて
行う。この時、どの気筒のインジェクタ3を駆動する
か、即ち、どのトランジスタTR11〜TR16を駆動
するかを指定する選択信号Ssも同時に出力される。ま
た、これと共に、燃料噴射信号Sdの出力が終了した直
後(TT+TQ)から、電圧制御回路75にコンデンサ
Cの充電を開始させるための充電指令信号Scの出力処
理も同様に行われる。
【0067】なお、アウトプットコンベア機能とは、出
力開始タイミング,出力終了タイミング,及び出力レベ
ルを設定することにより、設定されたパルス信号をマイ
クロコンピュータ63に内蔵されたハードウェアにて自
動的に出力する周知の機能である。
【0068】続く、ステップ270では、駆動パルス幅
TW,駆動タイミングTPとなるポンプコントロール信
号Svの出力処理と、ポンプコントロール信号Svの駆
動パルス幅TWより所定期間T2だけ長い駆動パルス幅
(TW+T2),駆動タイミングTPとなるフライバッ
ク制御信号Sbの出力処理をアウトプットコンベア機能
を用いて行った後、ステップ280に進む。
【0069】なお、ポンプコントロール信号Sv及びフ
ライバック制御信号Sbは、高圧ポンプ9の各気筒#
a,#bに夫々対応するPCV駆動回路67,67を、
交互に駆動するよう出力される。また、フライバック制
御信号Sbの駆動パルス幅が、ポンプコントロール信号
の駆動パルス幅より期間T2だけ長く設定されているこ
とにより、この期間T2だけフライバック電流が流れ
る。これは、フライバック電流が流れ続けると、PCV
19の開弁動作や次回の閉弁駆動時の動作に影響を与え
てしまう虞があるため、必要以上にフライバック電流が
流れることを防止しているのである。
【0070】ステップ280では、前回処理が起動され
てから、今回処理が起動されるまでの時間に基づき、機
関回転数を算出して本処理を終了する。ここで、本処理
のステップ230にて初期充電期間T1と比較される所
定期間Bは、以下のように設定される。
【0071】即ち、ステップ220にて算出される初期
充電期間T1は、インジェクタ3の駆動終了後に、昇圧
回路74によるコンデンサCの充電が開始されてから、
フライバック電流が発生するまでの所要期間を表してお
り、延いてはこの期間に蓄積されるコンデンサCのエネ
ルギー量(コンデンサCの両端電圧Vc)に対応する。
また、ポンプコントロール信号Svの駆動パルス幅TP
は常に略一定であり、PCV19を閉弁させる電磁ソレ
ノイドLa,Lbは略一定の状態で駆動されるため、ポ
ンプコントロール信号Svがオフした時に流れるフライ
バック電流も、常に略一定のエネルギーを有する。
【0072】従って、昇圧回路74がコンデンサCを充
電する速度と、フライバック電流の大きさとがわかれ
ば、フライバック電流によってコンデンサCを充電して
も、コ」ンデンサCの両端電圧Vcが所定の充電電圧V
oを越えないような期間を求めることができ、これを所
定期間Bとして設定しているのである。
【0073】次に、図8に示すタイミング図に沿って、
初期充電期間T1が所定期間Bより短く、フライバック
電流によってコンデンサCが充電される場合の動作を説
明する。なお、図8においては、動作を明確にするた
め、内燃機関の各気筒#1〜#6、及び高圧ポンプの各
気筒#a,#bを区別することなく各信号を示してい
る。これは図9も同様である。
【0074】まず、基準パルスの発生時(クランク各パ
ルス0)に実行されるクランク角信号割込処理により、
経路切替信号Spが設定される。なお、ここでは、フラ
イバック電流をコンデンサCに供給する電流経路P1が
導通するようLow レベルに設定される。
【0075】そして、駆動タイミングTT経過後に、マ
イクロコンピュータ63より燃料噴射信号Sdが出力さ
れると、駆動パルス幅TQの間だけ、インジェクタ3の
電磁ソレノイドLnにソレノイド電流Idが流れる。こ
こで、燃料噴射信号Sdがオンした直後に流れるピーク
電流は、所定の高電圧Voに充電されたコンデンサCが
放電されることにより発生するものであり、この放電に
より、コンデンサCの両端電圧Vcは、略0Vまで低下
する。また、コンデンサCは、燃料噴射信号Sdがオフ
した直後より、昇圧回路74によって充電が開始され
る。
【0076】また、基準パルス発生から駆動タイミング
TW経過後に、マイクロコンピュータ63よりポンプコ
ントロール信号Sv及びフライバック制御信号Sbが出
力されると、PCV19を閉弁する電磁ソレノイドLa
(或はLb)に駆動パルス幅TPの間だけソレノイド電
流Ivが流れる。
【0077】そして、ポンプコントロール信号Svがオ
フされると、フライバック制御信号Sbがオフされるま
での間(期間T2)、電流経路P1を導通するように設
定された切替回路69を介してコンデンサCにフライバ
ック電流Ifが供給される。コンデンサCは、昇圧回路
74により初期充電期間T1だけ充電された時点で、フ
ライバック電流による充電(期間T2)が行われ、その
後、所定の充電電圧Voとなるまで、昇圧回路74によ
る充電が継続(期間T3)される。
【0078】次に、図9に示すタイミング図に沿って、
初期充電期間T1が所定期間Bより長く、フライバック
電流をバッテリに還流する場合の動作を説明する。ま
ず、基準パルスが発生時(クランク各パルス0)に実行
されるクランク角信号割込処理により、経路切替信号S
pが、電流経路P2を導通してフライバック電流をバッ
テリに還流するようHighレベルに設定される。
【0079】以後、マイクロコンピュータ63より、燃
料噴射信号Sdが出力され、更に、ポンプコントロール
信号Sv及びフライバック制御信号Sbが出力されて、
フライバック電流が発生する時点までの説明は、図8の
場合と全く同様である。そして、フライバック電流If
は、電流経路P2を導通させるように設定された切替回
路69を介してバッテリBTに還流される。このため、
コンデンサCは、フライバック電流Ifにより充電され
ることなく、昇圧回路74のみにより、所定の充電電圧
Voまで充電される。
【0080】なお、この場合、フライバック電流Ifに
よりコンデンサCを充電したとすると、図中破線で示す
ように、所定の充電電圧Voを越えてしまうのである。
以上詳述したように、本実施例の燃料噴射装置1におい
ては、インジェクタ3を高速に応答させ、応答性のよい
燃料噴射を実現するために、バッテリ電圧Vbを越える
電圧VoにてコンデンサCを充電し、インジェクタ3の
開弁時に放電して、ピーク電流を供給する回路が設けら
れており、このコンデンサCを、PCV19を閉弁駆動
する電磁ソレノイドLa,Lbの通電を遮断した際に発
生するフライバック電流Ifにて充電するようにされて
いる。
【0081】従って、本実施例によれば、昇圧回路74
は、コンデンサCに蓄積すべき全エネルギーから、フラ
イバック電流Ifによって蓄積されるエネルギーを除い
た分だけ供給すればよく、消費電力を低減できる。特
に、PCV19を閉弁駆動する電磁ソレノイドLa,L
bは、比較的大きなフライバックエネルギーが発生する
ため、場合によってはコンデンサCに蓄積すべき全エネ
ルギーの約7割を供給でき、極めて効率よくエネルギー
を利用できる。
【0082】また、本実施例においては、昇圧回路74
によるコンデンサCの充電が開始されてから、フライバ
ック電流Ifが発生するまでの初期充電期間T1を算出
し、初期充電期間T1が所定期間Bより短い場合のみ、
フライバック電流IfによりコンデンサCを充電するよ
うにされている。なお、所定期間Bは、昇圧回路74に
よりコンデンサCに蓄積されたエネルギーとフライバッ
ク電流Ifのエネルギーとを加えても、充電電圧Voま
でに充電されたときにコンデンサCに蓄積されるエネル
ギーを越えないように予め設定されたものである。
【0083】従って、本実施例によれば、フライバック
電流IfによりコンデンサCが充電された時に、コンデ
ンサCの両端電圧Vcが所定の充電電圧Voを越えてし
まうようなことがなく、コンデンサC等の回路素子が破
壊されたり、燃料噴射時に、必要以上に充電されたコン
デンサCから過剰な電流が供給されて燃料噴射に影響を
与えてしまうことを防止できる。
【0084】また、本実施例によれば、インジェクタ3
及びPCV19を駆動制御するための燃料噴射信号Sd
及びポンプコントロール信号Svの駆動タイミングT
T,TW,駆動パルス幅TQ,TP等は、全て同じマイ
クロコンピュータ63内で算出されるため、初期充電期
間T1も容易に算出することができ、従って、フライバ
ック電流IfをコンデンサCに供給するか否かの判断を
容易に、しかも精密に行うことができる。
【0085】更に、本実施例によれば、燃料噴射間隔の
短い高回転,高負荷時には、フライバック電流Ifによ
りコンデンサCの充電は短時間で済み、昇圧回路74の
みによりコンデンサCを充電する必要がある時には、充
電期間を十分に確保できるので、昇圧回路74は、比較
的小容量のトランス,スイッチング素子を用いて構成す
ることができ、昇圧回路74、延いては燃料噴射装置1
を小型に安価に構成できる。
【0086】即ち、内燃機関が高速回転,高負荷で運転
されている場合には、燃料噴射間隔(インジェクタ3が
駆動される間隔)が短くなるため、当然、昇圧回路74
がコンデンサCの充電に利用できる期間も短くなるので
あるが、このような場合には、通常、コモンレール圧力
が高く設定されるため、PCV19の駆動タイミングT
Pも短くなり、初期充電期間T1も短くなる。その結
果、コンデンサCは、フライバック電流Ifにより充電
されることになり、短時間で充電が終了するのである。
【0087】また逆に、初期充電期間T1が長く、フラ
イバック電流IfがコンデンサCに供給されないのは、
一般に、コモンレール圧力を低く設定する低速回転,低
負荷の場合であり、この場合は、燃料噴射間隔も長くな
るため、コンデンサCの充電期間も十分に確保すること
ができ、昇圧回路74だけで、コンデンサCを所定の充
電電圧Voまで充電できるのである。
【0088】また更に、本実施例によれば、フライバッ
ク電流Ifは、コンデンサCに供給されない時には、バ
ッテリBTに還流されるよう構成されているので、コン
デンサCの充電に使用されないフライバック電流Ifを
無理なく処理でき、信頼性の高い装置を構成できる。
【0089】即ち、フライバック電流Ifをコンデンサ
Cに供給しない場合に、バッテリに還流することなくト
ランジスタ等により単にフライバック電流Ifを遮断し
ただけでは、フライバック電流を遮断したトランジスタ
に大きな負荷がかかるため、大容量,高耐圧の素子を使
用しなければ破壊されてしまうのであるが、バッテリB
Tに還流することにより、素子の負荷を低減することが
でき、信頼性の高い装置を構成できるのである。
【0090】また、上述のような正常運転時だけでな
く、内燃機関の始動時等、燃料噴射が行われないにも関
わらず、PCV19のみが繰り返し制御される場合に
も、フライバック電流IfをバッテリBTに還流させる
ようにしておけば、コンデンサCが異常充電されること
なく、コンデンサC等の素子の破壊を防止できる。
【0091】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様で実
施することができる。例えば、上記実施例ではマイクロ
コンピュータ63により、予め初期充電期間T1を算出
し、この初期充電期間T1により、フライバック電流I
fをコンデンサCに供給するか否か判定して、経路切替
信号Spを設定するようにされているが、コンデンサC
の両端電圧Vcを検出し、これを所定の設定電圧と比較
する比較回路を設け、検出電圧Vcが設定電圧を越える
と、ハードウェアにて直ちに経路切替信号Spを切り替
えて、バッテリBTへの還流通路を選択するように構成
してもよい。
【0092】また、上記実施例では、初期充電期間T1
と所定期間Bとを比較した結果に基づき、切替回路69
を制御して電流経路P1,P2を随時切り替えている
が、単に、燃料噴射信号Sdがオフ(TT+TQ)して
から所定期間Bが経過した時点(TT+TQ+B)まで
の間のみ、コンデンサCにフライバック電流Ifが供給
される電流経路P1を導通するように切替回路69を制
御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ECU11の構成を表す電気回路図である。
【図2】 コモンレール式燃料噴射装置の全体構成図で
ある。
【図3】 高圧ポンプの構成を表す説明図である。
【図4】 インジェクタの構成を表す説明図である。
【図5】 マイクロコンピュータが出力する各種タイミ
ング信号の概要を説明するタイミング図である。
【図6】 マイクロコンピュータにて実行されるメイン
処理を表すフローチャートである。
【図7】 マイクロコンピュータにて実行されるクラン
ク角信号割込処理を表すフローチャートである。
【図8】 フライバック電流がコンデンサに供給された
場合の各部の動作を表すタイミング図である。
【図9】 フライバック電流がバッテリに還流された場
合の各部の動作を表すタイミング図である。
【符号の説明】
1…コモンレール式燃料噴射装置 3…インジェク
タ 5…コモンレール 7…燃料タンク 9…高圧
ポンプ 11…ECU 13…フィードポンプ 15…燃料
ギャラリー 17,25…チェック弁 19…ポンプコントロール
バルブ(PCV) 21…チャンバー 23…プランジャー 27…コ
モンレール圧センサ 29…プレッシャリミッタ 31…フローリミッタ
33…エンジン 35…三方弁 37…コマンドピストン 39…ニ
ードル 51…気筒判別センサ 53…クランク角センサ 55
…アクセル開度センサ 57…アイドルスイッチ 59…スタータスイッチ 6
1…冷却水温センサ 63…マイクロコンピュータ 65…インジェクタ駆
動回路 67…PCV駆動回路 69…切替回路 71…イ
ンジェクタ選択回路 73…定電流源 74…昇圧回路 75…電圧制御
回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に燃料を噴射供給するための燃
    料噴射弁と、 上記燃料噴射弁への駆動電流供給経路に並列に設けられ
    たコンデンサと、 上記駆動電流供給経路に直列に設けられたスイッチング
    手段と、 上記コンデンサを電源電圧を越える高電圧に充電する昇
    圧手段と、 上記内燃機関の運転状態に応じて、上記燃料噴射弁の通
    電時間及び通電開始時期を算出し、該算出結果に応じて
    上記スイッチング手段を駆動制御し、上記燃料噴射弁を
    開弁させて燃料を噴射させると共に、当該燃料噴射弁が
    閉弁している時に、上記昇圧手段を駆動して上記コンデ
    ンサを充電する制御手段と、 を備えた内燃機関の燃料噴射装置において、 上記燃料噴射弁の開閉に関連して通電制御され上記燃料
    噴射弁とは別に設けられた電磁アクチュエータの通電遮
    断時に流れるフライバック電流を、上記コンデンサに導
    く充電電流供給経路と、 該充電電流供給経路に設けられ、該充電電流供給経路を
    導通、開放する第2のスイッチング手段と、 上記充電電流供給経路を介して上記フライバック電流を
    上記コンデンサに供給しても、当該コンデンサの両端電
    圧が所定の充電電圧を越えることがない場合には、上記
    第2のスイッチング手段をオンすることにより、上記フ
    ライバック電流により上記コンデンサを充電させ、逆
    に、上記フライバック電流を上記コンデンサに供給する
    と、当該コンデンサの両端電圧が所定の充電電圧を越え
    る場合には、上記第2のスイッチング手段をオフするこ
    とにより、上記フライバック電流による上記コンデンサ
    の充電を禁止する補助充電手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 上記電磁アクチュエータは、燃料を圧送
    する高圧ポンプから、該高圧ポンプにより圧送される高
    圧燃料を蓄圧して上記燃料噴射弁に供給する燃料蓄圧手
    段への、燃料の圧送開始時期を制御する電磁制御弁であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴
    射装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の内燃機
    関の燃料噴射装置において、 上記昇圧手段による上記コンデンサの充電開始後、上記
    フライバック電流を上記コンデンサに供給しても上記コ
    ンデンサの両端電圧が所定の充電電圧を越えることのな
    い所定期間内に、上記フライバック電流が発生するか否
    かを判断する判定手段を設け、 上記補助充電手段は、上記判定手段にて上記所定期間内
    に上記フライバック電流は発生しないと判断された場合
    に、上記第2のスイッチング手段を開放して、上記フラ
    イバック電流による上記コンデンサの充電を禁止するこ
    とを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の内燃機
    関の燃料噴射装置において、 上記コンデンサの両端電圧を検出する電圧検出手段を設
    け、 上記補助充電手段は、上記電圧検出手段にて検出される
    上記コンデンサの両端電圧が所定の充電電圧に達してい
    る場合に、上記第2のスイッチング手段を開放して上記
    フライバック電流による上記コンデンサの充電を禁止す
    ることを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の内燃機関の燃料噴射装置において、 上記フライバック電流を電源に還流する電流還流経路を
    設け、 上記第2のスイッチング手段は、上記充電電流供給経路
    が開放された場合に、上記電流還流経路を介して上記フ
    ライバック電流を電源に還流することを特徴とする内燃
    機関の燃料噴射装置。
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JP2015175325A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置

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